JP7226115B2 - 画像読取装置および画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置、画像形成システムに関する。
従来、複写機やファクシミリ、コンピュータ入力用のスキャナ等として、画像が形成された原稿の画像情報を読み取る画像読取装置が知られている。この種の画像読取装置では、原稿の搬送路に配される光源から光を照射し、原稿から反射した反射光をイメージセンサ等にて受光することで、原稿上の画像を読み取っている。
特許文献1には、原稿の搬送を停止するときに、前の原稿の後端が裏面読取位置を通過していなければ、前の原稿を読み取った画像を無効にし、前の原稿の後端が裏面読取位置を通過していれば、前の原稿を読み取った画像を有効にする画像読取装置が開示されている。
特開2018-133697号公報
画像読取装置として、原稿束を1枚ずつ分離した原稿を搬送し、読取手段により読み取る機能を有する原稿送り装置を有するものがある。この原稿送り装置では、原稿を搬送する搬送手段として、駆動ローラや駆動モータ等を使用する。そしてこのとき、クラッチを使用せず駆動ローラや駆動モータが同期して動作するクラッチレスの搬送手段を用いる場合がある。ところが、クラッチレスの搬送手段では、先行する原稿束と後続する原稿束とを分けて搬送することができず、先行する原稿束の読取りが終了しないうちに後続する原稿束が置かれた場合、後続する原稿束の原稿が装置内に引き込まれることがある。その結果、後続する原稿束の原稿について読取りが正常に行われない場合が生ずる。
本発明は、後続する原稿束の原稿が装置内に引き込まれても、引き込まれた原稿を正常に読み取ることができる画像読取装置等を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、原稿を搬送する搬送手段と、搬送された原稿を読み取る読取手段と、搬送前の原稿束の存在の有無を検出する検出手段と、前記検出手段により、第1のジョブについての第1の原稿束の原稿の搬送中に、次のジョブである第2のジョブについての第2の原稿束が投入されたことが検出された場合に、当該第2の原稿束の原稿の装置内に引き込まれた位置により原稿を予め装置内に引き込むプレフィードの動作を変更する制御手段と、を備える画像読取装置である。
請求項2に記載の発明は、前記制御手段は、前記第2のジョブについての前記第2の原稿束が投入されたことが検出された場合に、前記第1の原稿束の原稿を全て排出するまで前記搬送手段を動作させることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置である。
請求項3に記載の発明は、前記制御手段は、前記第1の原稿束の原稿を全て排出したときに、前記装置内に引き込まれた前記第2の原稿束の原稿が予め定められた速度に達することができる箇所に位置するときは、前記プレフィードを行い、前記第2のジョブを継続することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置である。
請求項4に記載の発明は、前記制御手段は、通常の動作より短い距離で前記プレフィードを行うことを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置である。
請求項5に記載の発明は、前記制御手段は、前記第1の原稿束の原稿を全て排出したときに、前記装置内に引き込まれた前記第2の原稿束の原稿が予め定められた速度に達することができない箇所に位置するときは、前記プレフィードを行わず、前記第2のジョブを中断することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置である。
請求項6に記載の発明は、前記読取手段の位置に搬送された原稿を検知する検知手段をさらに備え、前記制御手段は、前記第1の原稿束の原稿を全て排出したときに、前記検知手段により検知される位置まで前記第2の原稿束の原稿が引き込まれたときは、前記プレフィードを行わず、前記第2のジョブを中断することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置である。
請求項7に記載の発明は、前記制御手段は、前記第1のジョブが終了するときに原稿詰まりの警告を発することを特徴とする請求項5または6に記載の画像読取装置である。
請求項8に記載の発明は、前記制御手段は、前記プレフィードを行う距離を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置である。
請求項9に記載の発明は、前記制御手段は、前記第2の原稿束の原稿が装置内に引き込まれていないときは、通常の距離で前記プレフィードを行い、当該第2の原稿束の原稿が装置内に引き込まれているときは、引き込まれた距離に応じて当該プレフィードを行う距離を短くすることを特徴とする請求項8に記載の画像読取装置である。
請求項10に記載の発明は、前記制御手段は、引き込まれた距離が予め定められた距離以上である場合は、前記プレフィードを行う距離を0にすることを特徴とする請求項9に記載の画像読取装置である。
請求項11に記載の発明は、原稿の画像を読み取る画像読取装置と、前記画像読取装置により読み取られた画像を記録材に形成する画像形成手段と、を備え、前記画像読取装置は、原稿を搬送する搬送手段と、搬送された原稿を読み取る読取手段と、搬送前の原稿束の存在の有無を検出する検出手段と、前記検出手段により、第1のジョブについての第1の原稿束の原稿の搬送中に、次のジョブである第2のジョブについての第2の原稿束が投入されたことが検出された場合に、当該第2の原稿束の原稿の装置内に引き込まれた位置により原稿を予め装置内に引き込むプレフィードの動作を変更する制御手段と、を備える画像形成システムである。
請求項1の発明によれば、後続する原稿束の原稿が装置内に引き込まれても、引き込まれた原稿を正常に読み取ることができる画像読取装置を提供することができる。
請求項2の発明によれば、後続する原稿束の原稿が装置内に引き込まれても、少なくとも先行する原稿束の原稿を正常に読み取ることができる。
請求項3の発明によれば、先行する原稿束の原稿のみならず、後続する原稿束の原稿を正常に読み取ることができる。
請求項4の発明によれば、原稿の読み取り位置がずれにくくなる。
請求項5、6の発明によれば、後続する原稿束の原稿について、原稿の読み取り位置がずれることを抑制できる。
請求項7の発明によれば、後続する原稿束を再度セットすることをユーザに促すことができる。
請求項8の発明によれば、先行する原稿束の原稿のみならず、後続する原稿束の原稿を正常に読み取ることができる。
請求項9の発明によれば、後続する原稿束の原稿の引き込み量に応じてプレフィードを行う距離を調整することができる。
請求項10の発明によれば、後続する原稿束の原稿を正常に読み取れない場合は、プレフィードを行わないようにすることができる。
請求項11の発明によれば、原稿のコピー等を行う際に、後続する原稿束の原稿が装置内に引き込まれても、引き込まれた原稿を正常に読み取ることができる画像形成システムを提供することができる。
画像形成装置のハードウェア構成例を示した図である。 本実施の形態における原稿の画像を読み取る画像読み取り部の構成例を示す図である。 第2の原稿束の原稿が原稿送り装置内に引き込まれた状態を示した図である。 制御部が、原稿送り装置に対して行う第1の制御について示した図である。 原稿が排紙積載部に排出されたときの原稿の位置について示した図である。 (a)~(b)は、制御部が、原稿送り装置に対して行う第2の制御について示した図である。 (a)~(b)は、図6(b)とともに、本実施の形態で行う第2の制御について示した図である。 (a)~(b)は、図6(b)とともに、本実施の形態で行う第2の制御について示した図である。 本実施の形態の制御部の機能構成例について説明したブロック図である。 原稿送り装置の動作について説明したフローチャートである。
<画像形成装置10の全体構成の説明>
図1は、画像形成装置10のハードウェア構成例を示した図である。
画像形成装置10は、画像形成システムの一例であり、用紙等の記録材に画像を形成し、印刷媒体として出力する装置である。画像形成装置10は、プリンタ機能を備えるが、これに加えて例えば、スキャナ機能、ファクシミリ機能等の他の画像処理機能を備えている。
図示するように、画像形成装置10は、CPU(Central Processing Unit)11と、RAM(Random Access Memory)12と、ROM(Read Only Memory)13と、ストレージ14と、操作パネル15と、画像読み取り部16と、画像形成部17と、通信I/F18とを備える。そして、これらがバスBを介して必要なデータのやりとりを行う。
CPU11は、ROM13等に記憶された各種プログラムをRAM12にロードして実行することにより、後述する各機能を実現する。
RAM12は、CPU11の作業用メモリ等として用いられるメモリである。
ROM13は、CPU11が実行する各種プログラム等を記憶するメモリである。
ストレージ14は、画像読み取り部16が読み取った画像データ(画像情報)や画像形成部17における画像形成にて用いる画像データ等を記憶する。ストレージ14は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などの磁気ディスク装置、SSD(Solid State Drive)である。
操作パネル15は、各種情報の表示やユーザからの操作入力の受付を行う。操作パネル15は、例えばタッチパネルである。
画像読み取り部16は、原稿の画像を読み取る画像読取装置の一例であり、原稿に記録された画像を読み取る。ここで、画像読み取り部16は、例えばスキャナであり、光源から原稿に照射した光に対する反射光をレンズで縮小してCCD(Charge Coupled Devices)で受光するCCD方式や、LED光源から原稿に順に照射した光に対する反射光をCIS(Contact Image Sensor)で受光するCIS方式のものを用いるとよい。画像読み取り部16について、詳しくは後述する。
画像形成部17は、画像読み取り部16により読み取られた画像を記録材に形成する画像形成手段の一例である。ここで、画像形成部17は、例えばプリンタであり、感光体に付着させたトナーを用紙等の記録材に転写して像を形成する電子写真方式や、インクを記録材上に吐出して像を形成するインクジェット方式のものを用いるとよい。
通信I/F18は、ネットワークを介して他の装置との間で各種情報の送受信を行う。
また、本実施の形態では、CPU11、RAM12、ROM13、およびストレージ14で、画像形成装置10全体の制御を行うシステム制御部400を構成する。
<画像形成装置10の動作の説明>
このような画像形成装置10を使用して、ユーザは、例えば、原稿のコピーを行うことができる。即ち、画像読み取り部16によって読み取られた原稿の画像データを基に、画像形成部17により画像を記録材上に形成することで原稿をコピーすることができる。また、ユーザは、画像形成装置10に接続されたLAN(Local Area Network)等のネットワーク(図示せず)および通信I/F18を介してPC(Personal Computer)等の外部装置(図示せず)から、印刷のジョブを画像形成装置10に送信することでプリントを行うことができる。即ち、印刷のジョブに含まれる画像データを基に、画像形成部17により画像を記録材上に形成することでプリントすることができる。さらに、ユーザは、ファクシミリの送受信を行うことができる。即ち、画像読み取り部16によって読み取られた原稿の画像データをネットワークおよび通信I/F18を介して送信できる。あるいは、ユーザは、原稿のスキャンを行うことができる。即ち、画像読み取り部16によって読み取られた原稿の画像データを、ストレージ14に保存したり、ネットワークおよび通信I/F18を介して外部装置に保存できる。
<画像読み取り部16の説明>
図2は、本実施の形態における原稿の画像を読み取る画像読み取り部16の構成例を示す図である。画像読み取り部16は、固定された原稿の画像を読み取ることが可能であるとともに、搬送された原稿の画像を読み取ることも可能となっている。この画像読み取り部16は、原稿の画像を読み取ることで画像データを生成する読取手段の一例である読み取り装置150と、積載された原稿束から原稿を1枚ずつ捌き、原稿を読み取り装置150に順次搬送する原稿送り装置110とを備えている。また、画像読み取り部16は、画像読み取り部16全体の制御等の処理を行う制御手段の一例としての制御部100と、読み込まれた画像データを処理する信号処理部200とを備える。また、図には、厳密には画像読み取り部16を構成するものではないが、信号処理部200からの出力に対して出力用の画像処理を施す画像処理部300と、画像読み取り部16を含むシステム全体を制御する前述のシステム制御部400と、用紙等の記録材に画像を形成する前述の画像形成部17も示している。
原稿送り装置110は、複数枚の原稿からなる原稿束を積載する原稿積載部111、この原稿積載部111の下方に設けられ、読み取りが終了した原稿を積載する排紙積載部112を備える。また、原稿送り装置110は、原稿積載部111の原稿を取り出して搬送する搬送ロール113を備える。さらに、搬送ロール113の原稿搬送方向下流側には、フィードロールおよびリタードロールによって原稿を一枚ずつに捌く捌き機構114が設けられる。原稿が搬送される第1搬送路131には、原稿搬送方向上流側から順に、レジロール116および排出ロール119が設けられる。また、原稿送り装置110は、原稿を検知する原稿センサ121およびスキャンセンサ122を備える。
レジロール116は、後述する読み取り装置150に対してレジストレーション(ずれ)調整を施しながら原稿を供給する。また、読み取り装置150よりも原稿搬送方向下流側には、原稿を排紙積載部112に導くための第2搬送路132が設けられる。この第2搬送路132には、排出ロール119が設けられる。搬送ロール113、捌き機構114、レジロール116および排出ロール119は、原稿を搬送する搬送手段として機能する。
そして、搬送ロール113、捌き機構114、レジロール116および排出ロール119は、図示しない駆動モータ等の動力源が作動することで、連動して駆動する。つまり、本実施の形態の原稿送り装置110は、いわゆるクラッチレスの装置となっており、動力源が作動した場合、搬送ロール113、捌き機構114、レジロール116および排出ロール119が全て回転し、動力源が停止すると、これら全てが停止する。即ち、動力源が作動した場合、これらの何れかを回転させ、何れかを停止させるというような動作はできない。
原稿センサ121は、原稿送り装置110において、搬送ロール113と捌き機構114との間に設けられる。つまり、原稿センサ121は、第1搬送路131の入口に配される。これにより、原稿センサ121は、搬送前の原稿束の存在の有無を検出する検出手段として機能する。
スキャンセンサ122は、原稿送り装置110において、読み取り装置150により原稿が読み取られる箇所の手前に設けられる。これにより、スキャンセンサ122は、搬送ロール113、捌き機構114、レジロール116により、原稿が第1搬送路131を搬送される際に、読み取り装置150まで原稿が到達したことを検知する。これにより、スキャンセンサ122は、読み取り装置150の位置に搬送された原稿を検知する検知手段として機能する。
一方、読み取り装置150は、上述した原稿送り装置110を開閉可能に支持すると共に、この原稿送り装置110を装置フレーム160によって支える。また、原稿送り装置110によって搬送される原稿の画像読み取りを行っている。この読み取り装置150は、筐体を形成する装置フレーム160、原稿を載せるとともに、図示しない発光部から原稿に照射される光および原稿から反射される光を透過する第1プラテンガラス152A、原稿送り装置110によって搬送される原稿を読み取るための光の開口部を有する第2プラテンガラス152Bを備えている。ここで、第2プラテンガラス152Bは、例えば長尺の板状構造をなす透明なガラスプレートで構成される。
発光部は、複数の発光素子(例えば、LED(Light Emitting Diode))を主走査方向FSに並べて配置した発光素子列を有し、原稿に対して光を照射する。また、発光部は、原稿から反射された光を受光する受光素子列(例えば、CCDイメージセンサ)を有する。
本実施の形態では受光素子列は、R(Red:赤色)、G(Green:緑色)、B(Blue:青色)の各色に対応するCCDが、3列に配列し、原稿に記録された画像をRGBの各色で測定することが可能となっている。つまり、3ラインカラーCCDとなっている。そして、受光素子列により受光した光は、光電変換されて電荷となり、この電荷が検出されて電気信号としての画像データとなる。なお受光素子列は、R(Red)、G(Green)、B(Blue)の3色のカラーCCDであるため、それぞれの色に対応した画像データであるR信号、G信号、B信号が生成される。
また、読み取り装置150には、装置フレーム160の内側に配置される読み取りユニット170と、装置フレーム160の内側において読み取りユニット170を副走査方向SSおよびその逆方向に案内するガイドシャフト181と、読み取りユニット170をガイドシャフト181に沿って移動させる駆動モータ182と、白色の色校正を行う白色基準板190を備えている。また、読み取り装置150は、一端側が装置フレーム160に取り付けられるとともに他端側が読み取りユニット170に取り付けられ、読み取りユニット170との間で電力や信号のやりとりを行うケーブルユニット183とを備えている。本実施の形態では、ガイドシャフト181と駆動モータ182を、図示しない発光部を副走査方向に移動させる移動手段として捉えることができる。またこのとき、この移動手段は、発光部を案内部材としてのガイドシャフト181により案内することで第1プラテンガラス152Aに沿って移動させる。
読み取りユニット170は、通常、第2プラテンガラス152Bの下部の基準位置P1に位置している。そして、画像を読み込む原稿を静止させた状態で第1プラテンガラス152A上に載せた場合は、読み取りユニット170は、原稿の読み取り動作に伴って副走査方向SSに向けて移動することで副走査方向SSの最下流側となる終了位置P2に到達し、その後基準位置P1まで戻る。一方、原稿送り装置110によって搬送される原稿を読み取るときは、読み取りユニット170は、基準位置P1に静止したまま原稿を読み取る。
なお、以下の説明においては、図中手前側から奥側に向かう方向を主走査方向FSと呼ぶ。
<原稿送り装置110の制御の説明>
ここで、ユーザが、原稿送り装置110を使用して、原稿を読みとらせようとするとき、原稿を読み取る第1のジョブについての第1の原稿束を、原稿積載部111に置く。そして、原稿送り装置110は、この第1の原稿束の原稿を順次装置内に引き込み、読み取りを行っていく。ところが、第1の原稿束の原稿が、排紙積載部112に全て排出される前に、ユーザが、後続する次のジョブである第2のジョブについての第2の原稿束を、原稿積載部111に置いてしまうことがある。この場合、クラッチ機構を有する原稿積載部111であれば、レジロール116および排出ロール119により原稿を搬送しつつ、搬送ロール113や捌き機構114を停止させることで、第2の原稿束の原稿が原稿送り装置110内に引き込まれることを防止できる。対して、上述したように、本実施の形態の原稿送り装置110は、クラッチレスの装置であるため、搬送ロール113や捌き機構114を停止させることはできず、第2の原稿束の原稿が原稿送り装置110内に引き込まれてしまう。
図3は、第2の原稿束の原稿が原稿送り装置110内に引き込まれた状態を示した図である。
図示する原稿G1は、第1のジョブの第1の原稿束のうち最後の原稿である。そして、図3では、原稿G1を読み取り装置150で読み取っている状態を示している。そして、第2のジョブの第2の原稿束のうち最初の原稿である原稿G2が、原稿送り装置110内引き込まれた状態を示している。この例では、原稿G2は、第1搬送路131において、スキャンセンサ122の位置まで引き込まれている。
そして、この状態で第2のジョブを開始すると、原稿G2は、読み取り位置がずれ読み取りが正常に行われなかったり、原稿詰まりが生じたりする。さらに、第1のジョブの原稿G1は、原稿送り装置110内に存在しており、原稿G1についても原稿詰まりとされることがある。この場合、ユーザは、第1のジョブの原稿束を再度原稿積載部111に置き、読み直しをしなければならない。即ち、第1のジョブの原稿束の原稿について、最後の原稿G1まで搬送されたにもかかわらず、最初から読み直しを行う必要が生じ、ユーザは、大きな負担を感じることになる。
そこで、本実施の形態では、制御部100は、原稿送り装置110について、以下の第1の制御および第2の制御を行うことで、この問題の抑制を図っている。
(第1の制御)
図4は、制御部100が、原稿送り装置110に対して行う第1の制御について示した図である。
本実施の形態では、制御部100は、原稿センサ121により、第1のジョブについての第1の原稿束の原稿G1の搬送中に、次のジョブである第2のジョブについての第2の原稿束の原稿G2が投入されたことが検出された場合に、第1の原稿束の原稿を全て排出するまで搬送手段を動作させる。
つまり、後続する第2のジョブについての原稿G2が引き込まれた場合でも、図4に示すように、先行する第1のジョブについての原稿G1を排紙積載部112に排出するまで、搬送手段である搬送ロール113、捌き機構114、レジロール116および排出ロール119を停止させず動作させる。
実際には、原稿G1は、第1の原稿束の最後の原稿であるので、原稿G1が、原稿センサ121を通過した後は、第1の原稿束を検出しなくなる。即ち、原稿センサ121は、原稿束がある状態から原稿束がない状態になったことを検出し、検出信号はONからOFFとなる。しかしながら、ユーザが第2の原稿束を原稿積載部111に置くと、原稿センサ121が第2の原稿束を検出する。即ち、原稿センサ121は、原稿束があることを再び検出し、検出信号はOFFからONとなる。つまり、検出信号がいったんONからOFFになり、さらにONになったときに、原稿G1の搬送中であったときは、原稿G2が原稿送り装置110内に引き込まれることになる。
なお、原稿G1が搬送中であるか否かは、スキャンセンサ122により、原稿G1の後端が検知されてからの時間で判断できる。つまり、原稿G1を読み取り装置150で読み取る際に、原稿G1の搬送速度は、定速である。また、スキャンセンサ122から排紙積載部112までの距離は、決まっている。よって、原稿G1の後端が検知されてからの時間T1により、判断できる。具体的には、原稿G1の後端が検知されてから、予め定められた時間T1が経過していなければ、原稿G1は、搬送中であると判断できる。一方、予め定められた時間T1が経過していれば、原稿G1は、排紙積載部112に排出されたと判断できる。なお、原稿G1の後端は、原稿G1の後端が通過するとき、スキャンセンサ122の検出信号が、ONからOFFになることより検出できる。
そして、制御部100は、第1の制御により、原稿G1が排紙積載部112に排出された状態で、いったん原稿の搬送を停止する。実際には、スキャンセンサ122により、原稿G1の後端が検知されてから、予め定められた時間T1が経過した時点で、原稿の搬送手段を停止する。そして、次に、第2のジョブが開始されるときの原稿G2の位置により、制御部100が、以下の第2の制御を行う。
(第2の制御)
本実施の形態では、制御部100は、第1の原稿束の原稿G1を全て排出したときに、第2の原稿束のうち原稿送り装置110内に引き込まれた原稿G2の位置により、第2のジョブについて行う搬送手段の動作を変更する。
以下、この事項について詳述する。
ここでは、原稿G1を全て排出したときの原稿G2の位置について、まず説明を行う。
図5は、原稿G1が排紙積載部112に排出されたときの原稿G2の位置について示した図である。
まず、原稿G1を全て排出したときに、図示する(I)の位置に原稿G2があることが考えられる。図示する(I)の位置は、第1搬送路131において、原稿積載部111から原稿センサ121に至る位置である。このとき、原稿G2は、原稿送り装置110内に引き込まれていない。これは、例えば、原稿G1を全て排出したときに、まだ第2のジョブについての原稿束が原稿積載部111に置かれておらず、原稿G1を全て排出した後に、この原稿束が原稿積載部111に置かれた場合である。このとき、原稿G2は、原稿送り装置110内に引き込まれず、図示する(I)の位置に原稿G2が存在する。
次に、原稿G1を全て排出したときに、図示する(II)の位置に原稿G2があることが考えられる。図示する(II)の位置は、第1搬送路131において、原稿センサ121から、原稿センサ121およびスキャンセンサ122の間に至る位置である。これは、例えば、原稿G1を全て排出する直前に、ユーザが第2の原稿束を原稿積載部111に置いたような場合に生ずる。このとき、原稿G2は、原稿送り装置110内に引き込まれているが、大きくは引き込まれていない状態である。
さらに、原稿G1を全て排出したときに、図示する(III)の位置に原稿G2があることが考えられる。図示する(III)の位置は、第1搬送路131において、上記(II)の終端から、スキャンセンサ122に至る位置である。これは、例えば、原稿G1が原稿送り装置110内に引き込まれた少し後に、ユーザが第2の原稿束を原稿積載部111に置いたような場合に生ずる。このとき、原稿G2は、原稿送り装置110内に、かなり大きく引き込まれている状態である。
そして、原稿G1を全て排出したときに、図示する(IV)の位置に原稿G2があることが考えられる。図示する(IV)の位置は、第1搬送路131において、スキャンセンサ122から、排紙積載部112に至る位置である。これは、例えば、原稿G1が原稿送り装置110内に引き込まれたすぐ後に、ユーザが第2の原稿束を原稿積載部111に置いたような場合に生ずる。このとき、原稿G2は、原稿送り装置110内にかなり大きく引き込まれ、スキャンセンサ122の位置を過ぎている。
図示する(II)の位置は、読み取り装置150に搬送されるまでに原稿送り装置110内に引き込まれた原稿G2が、読み取り装置150による読み取り位置に達するまでに、搬送手段により予め定められた速度に加速することができる位置である。そしてこの場合、読み取り装置150による読み取りが可能である。つまり、図示する(II)の位置は、第2のジョブが、実行可能な位置となる。対して、図示する(III)の位置は、読み取り装置150による読み取り位置に達するまでに、原稿送り装置110内に引き込まれた原稿G2が、搬送手段により予め定められた速度に達することができない位置である。即ち、図示する(III)の位置は、読み取りは正常にはできず、第2のジョブが、継続できない位置となる。同様に、図示する(IV)の位置も、読み取り装置150による読み取りは正常にはできず、第2のジョブが、継続できない位置となる。
なお、原稿G2が、(I)~(IV)の何れの位置にあるかは、原稿センサ121およびスキャンセンサ122を使用することで判断できる。
つまり、原稿G1が排出されたときに、原稿センサ121が原稿束を検出してなければ、原稿G2は、(I)の位置に存在すると判断できる。対して、検出していれば、原稿G2は、(II)~(IV)の位置に存在すると判断できる。
このとき、さらにスキャンセンサ122が、原稿G2を検出していれば、原稿G2は、(IV)の位置に存在すると判断できる。
また、スキャンセンサ122が、原稿G2を検出していなければ、原稿G2は、(II)の位置または(III)の位置の何れかに存在する。そして、第2のジョブの開始後、予め定められた時間T2内に、スキャンセンサ122が原稿G2を検知したときは、原稿G2は、(III)の位置に存在すると判断でき、予め定められた時間T2を超えて、スキャンセンサ122が原稿G2を検知したときは、原稿G2は、(II)の位置に存在すると判断できる。即ち、(III)の位置は、スキャンセンサ122により近く、(II)の位置は、スキャンセンサ122により遠いため、スキャンセンサ122に原稿G2が到達するまでの時間に差異が生じる。制御部100は、この時間の差異を利用して、原稿G2が、(II)の位置または(III)の位置の何れかに存在するかを判断する。
図6(a)~(b)は、制御部100が、原稿送り装置110に対して行う第2の制御について示した図である。
このうち、図6(a)は、原稿G2が、(I)~(IV)の位置にあるときに、従来行っていた制御の内容を示す。また、図6(b)は、本実施の形態において行う第2の制御の内容を示す。
図6(a)で示すように、従来は、(I)~(III)の位置において、プレフィードを実施していた。「プレフィード」とは、予め原稿を原稿送り装置110内に引き込む動作を行うことである。実際には、第1搬送路131において、(II)の位置と(III)の位置との境界の直前まで原稿の引き込みを行う。これにより、プレフィードを行わず、原稿積載部111から原稿を引き込む場合に比較して、原稿の搬送距離が小さくなり、読み取り速度が向上する。また、プレフィードに続き、読み取り装置150により原稿の読み取りを行い、その後、排紙積載部112に原稿を排出するために、搬送手段により原稿を搬送する必要があるが、これを以下、「本フィード」と言うことがある。
そして、図6(a)で示すように、原稿G2が(I)の位置に存在する場合は、プレフィードを行うため、プレフィード後の原稿G2の位置は、(II)の位置になる。この場合、原稿G1が排出されたときに、原稿G2は、原稿送り装置110内に引き込まれていない場合であるので、正常に読み取りが終了する。つまり、第2のジョブは、正常に行うことができる。
また、原稿G2が(II)の位置に存在する場合は、プレフィードを行うため、プレフィード後の原稿G2の位置は、(III)の位置または(IV)の位置になる。この場合、プレフィード後の原稿G2の位置が、(III)の位置だった場合、読み取り位置がずれ、読み取りが正常に行われない。また、プレフィード後の原稿G2の位置が、(IV)の位置だった場合、原稿G2は、スキャンセンサ122により検出され、第2のジョブの開始の際に、原稿詰まりの判定となる。
さらに、原稿G2が(III)の位置に存在する場合は、プレフィードを行うため、プレフィード後の原稿G2の位置は、(IV)の位置になる。この場合、原稿G2は、スキャンセンサ122により検出され、第2のジョブの開始の際に、原稿詰まりの判定となる。
そして、原稿G2が(IV)の位置に存在する場合は、スキャンセンサ122により検出され、第1のジョブの終了の際に、原稿詰まりの判定となる。なおこのとき、第1のジョブの終了の際に原稿詰まりがわかるため、第2のジョブについて行うプレフィードは、行われない。
対して、本実施の形態では、図6(b)に示すような制御を行う。本実施の形態では、原稿G2が、(I)~(IV)の位置の何れに位置するかにより、制御部100は、図4で説明した第1の制御に加え、以下に説明する第2の制御を行う。
図7(a)~(b)、および図8(a)~(b)は、図6(b)とともに、本実施の形態で行う第2の制御について示した図である。
原稿G2が(I)の位置に存在する場合(図7(a)の場合)は、プレフィードを実施する。そして、プレフィード後の原稿G2の位置は、(II)と(III)との境界の直前の位置になる。この場合、プレフィードを、固定長にて行う。つまり、プレフィードにより、原稿G2は、原稿G2が置かれた位置から、(II)と(III)との境界の直前の位置までの予め定められた距離を移動する。この場合、原稿G2は、原稿送り装置110内に引き込まれない場合であるので、正常に読み取りが終了する。
また、原稿G2が(II)の位置に存在する場合(図7(b)の場合)は、プレフィードを実施する。そして、プレフィード後の原稿G2の位置は、(II)と(III)との境界の直前の位置になる。このとき、プレフィードを、可変長にて行う。つまり、プレフィードにより、原稿G2は、引き込まれた位置から、(II)と(III)との境界の直前の位置までの距離を移動する。この場合、原稿G2の移動する距離は、原稿G2が引き込まれた位置により変化する。即ち、この点で、図6(a)の場合とは相違する。なお、プレフィードを行う距離は、上記固定長より短くなる。上述したように、(II)の位置では、原稿G2は、読み取り装置150による読み取り位置に達するまでに、搬送手段により予め定められた速度まで加速することができ、読み取り装置150による読み取りが可能である。つまり、制御部100は、読み取り装置150に搬送されるまでに原稿送り装置110内に引き込まれた原稿が予め定められた速度に達することができる箇所に原稿が位置するときは、第2のジョブを継続する。そして、原稿G2が(II)の位置に存在する場合は、制御部100は、プレフィードを可変長にて行い、原稿を搬送するように搬送手段を制御する。これにより、従来とは異なり、第2のジョブを正常に行うことができる。
さらに、原稿G2が(III)の位置に存在する場合(図8(a)の場合)は、プレフィードを行わない。即ち、この点で、図6(a)の場合とは相違する。なおこの場合、プレフィードを行わないため、原稿G2の位置は、(III)の位置で変わらない。この場合、原稿G2は、第1のジョブの終了の際に、原稿詰まりの判定となる。つまり、制御部100は、読み取り装置150に搬送されるまでに原稿が予め定められた速度に達することができない箇所に原稿が位置するときは、第2のジョブを中断する。そして、制御部100は、第1のジョブの終了するときに原稿詰まりの警告を発する。具体的には、操作パネル15に原稿詰まりが生じたことを表示し、ユーザに知らせる。また、警告音を出したり、音声で案内することで、原稿詰まりが生じたことをユーザに知らせるようにしてもよい。
そして、原稿G2が(IV)の位置に存在する場合(図8(b)の場合)は、スキャンセンサ122により検出され、第1のジョブの終了の際に、原稿詰まりの判定となる。つまり、スキャンセンサ122により検知される位置まで原稿が引き込まれたときは、制御部100は、第2のジョブを中断する。そして、制御部100は、第1のジョブが終了するときに原稿詰まりの警告を発する。この場合、第1のジョブが終了した時点で、スキャンセンサ122で原稿G2が検知されている。
このように第2の制御では、原稿センサ121により、第1のジョブについての第1の原稿束の原稿G1の搬送中に、次のジョブである第2のジョブについての第2の原稿束が投入されたことが検出された場合に、第2の原稿束の原稿G2の読み取り装置150内に引き込まれた位置により原稿G2を予め装置内に引き込むプレフィードの動作を変更する。
具体的には、制御部100は、上記第1の制御により、第1の原稿束の原稿G1を全て排出したときに、読み取り装置150内に引き込まれた原稿G2が予め定められた速度に達することができる箇所に位置するとき(原稿G2が(II)の位置に存在する場合)は、プレフィードを行い、第2のジョブを継続する。このとき、制御部100は、通常の動作(原稿G2が(I)の位置に存在する場合)より短い距離でプレフィードを行う。その結果、第2のジョブについても読み取りを正常に行うことができる。
また、制御部100は、第1の原稿束の原稿G1を全て排出したときに、原稿G2が予め定められた速度に達することができない位置に原稿G2が位置するとき(原稿G2が(III)の位置に存在する場合)は、プレフィードを行わず、第2のジョブを中断する。
さらに、制御部100は、第1の原稿束の原稿G1を全て排出したときに、スキャンセンサ122により検知される位置まで原稿G2が引き込まれたとき(原稿G2が(IV)の位置に存在する場合)は、プレフィードを行わず、第2のジョブを中断する。
なお、上記の事項は、制御部100は、上記第1の制御により、第1の原稿束の原稿G1を全て排出したときに、読み取り装置150内に引き込まれた原稿G2の位置により、プレフィードを行う距離を変更する、と言うこともできる。
具体的には、制御部100は、第2の原稿束の原稿G2が読み取り装置150内に引き込まれていないとき(原稿G2が(I)の位置に存在する場合)は、通常の距離でプレフィードを行い、第2の原稿束の原稿G2が読み取り装置150内に引き込まれているとき(原稿G2が(II)、(III)、(IV)の位置に存在する場合)は、引き込まれた距離に応じてプレフィードを行う距離を短くする。この場合、制御部100は、引き込まれた距離が予め定められた距離以上である場合(原稿G2が(III)、(IV)の位置に存在する場合)は、プレフィードを行う距離を0にする。即ち、プレフィードを行わない。
<制御部100の機能構成の説明>
次に、本実施の形態の制御部100の機能構成について説明を行う。
図9は、本実施の形態の制御部100の機能構成例について説明したブロック図である。
なお、図9では、制御部100が有する種々の機能のうち本実施の形態に関係するものを選択して図示している。
図示するように、制御部100は、検出信号を取得する検出信号取得部101と、時間の計測を行う時間計測部102と、搬送手段Hの制御を行う搬送制御部103と、予め定められた内容を記憶する記憶部104とを備える。
検出信号取得部101は、原稿センサ121およびスキャンセンサ122にて取得した検出信号を取得する。原稿センサ121による検出信号により、制御部100は、原稿積載部111における原稿の有無を知ることができる。また、スキャンセンサ122による検出信号により、制御部100は、スキャンセンサ122の箇所を通過する原稿の位置を知ることができる。
時間計測部102は、原稿センサ121およびスキャンセンサ122から取得された検出信号を基に時間の計測を行う。そして、時間計測部102が計測した時間により、上述したように、制御部100は、第1搬送路131において、原稿G2が、(I)~(IV)の何れの位置にあるかを知ることができる。
搬送制御部103は、搬送手段Hである搬送ロール113、捌き機構114、レジロール116および排出ロール119を動作させる駆動モータ等の動力源を制御する。そして、これにより、これらの動作を変更し、上述した第1の制御および第2の制御を行う。
記憶部104は、第1搬送路131において、原稿G1が排出されたかどうか、あるいは、原稿G2が、(I)~(IV)の位置の何れにあるかを判断するための時間などを記憶する。つまり、例えば、上述した時間T1、T2等を記憶する。
<原稿送り装置110の動作の説明>
次に、制御部100の動作を含む原稿送り装置110の動作の説明を行う。
図10は、原稿送り装置110の動作について説明したフローチャートである。
まず、搬送制御部103は、原稿のプレフィードを行う。このとき、搬送制御部103は、原稿の引き込み量に応じて、原稿G2のプレフィードを行う距離を変更する(ステップ101)。これは、上述した(I)、(II)の位置に原稿が存在する場合であり、プレフィードを行う場合である。
続いて、搬送制御部103は、原稿G2の本フィードを開始し(ステップ102)、読み取り装置150が、読み取り(スキャン)を行う(ステップ103)。
次に、検出信号取得部101は、原稿センサ121により原稿が検出されているか否かを判断する(ステップ104)。つまり、検出信号取得部101は、原稿積載部111に、まだ原稿が残っているか否かを判断する。
その結果、原稿が検出された場合(ステップ104でYes)、次の原稿を搬送するために、ステップ101に戻る。
対して、原稿が検出されない場合(ステップ104でNo)、このジョブに対する最後の原稿であることがわかるため、搬送制御部103は、このジョブの終了判定を行う(ステップ105)。
次に、搬送制御部103は、次原稿の引き込み量を0にリセットする(ステップ106)。
そして、搬送制御部103は、このジョブの最後の原稿が、排紙積載部112に排出されたか否かを判断する(ステップ107)。排紙積載部112に原稿が排出されたか否かは、上述したように、原稿の後端が検知されてからの時間で判断できる。即ち、原稿の後端が検知されてから、予め定められた時間T1が経過していなければ、原稿は、搬送中であると判断できる。一方、予め定められた時間T1が経過していれば、原稿は、排紙積載部112に排出されたと判断できる。この時間は、時間計測部102が計測を行い、搬送制御部103が取得する。
その結果、このジョブの最後の原稿が、排紙積載部112に排出されていない場合(ステップ107でNo)、検出信号取得部101は、原稿センサ121により原稿が検出されているか否かを判断する。つまり、検出信号取得部101は、原稿積載部111に、新たな原稿束が置かれたか否かを判断する(ステップ108)。
そして、原稿が検出されず、新たな原稿束が置かれていない場合(ステップ108でNo)、ステップ107に戻る。
対して、原稿が検出され、新たな原稿束が置かれた場合(ステップ108でYes)、時間計測部102が、次原稿の引き込み量の計測を開始する(ステップ109)。その後は、ステップ107に戻る。
一方、最後の原稿が、排紙積載部112に排出された場合(ステップ107でYes)、時間計測部102が、次原稿の引き込み量の計測を終了する(ステップ110)。
そして、搬送制御部103は、計測された引き込み量が予め定められた閾値以上であるか否かを判断する(ステップ111)。
その結果、予め定められた閾値以上であった場合(ステップ111でYes)、搬送制御部103は、原稿詰まりの判定をし、警告を発する(ステップ112)。これは、上述した(III)、(IV)の位置に原稿が存在する場合である。
対して、予め定められた閾値以上でなかった場合(ステップ111でNo)、搬送制御部103は、新たな原稿束に対し、上述したステップ101以降の制御を行う。これは、上述した(I)、(II)の位置に原稿が存在する場合である。
以上詳述したように、本実施の形態では、第1の制御として、原稿センサ121により、第1のジョブについての第1の原稿束の原稿G1の搬送中に、次のジョブである第2のジョブについての第2の原稿束の原稿G2が投入されたことが検出された場合に、第1の原稿束の原稿を全て排出するまで搬送手段を動作させる。これにより、後続する第2のジョブの原稿束の原稿G2が原稿送り装置110内に引き込まれても、少なくとも先行する第1のジョブの原稿束の原稿G1を正常に読み取ることができる。その結果、少なくとも第1のジョブの読み取りは正常に終了することができる。そのため、少なくとも先行する第1のジョブについての原稿の読み直しは生じず、ユーザの負担が軽減される。
また、実施の形態では、第2の制御として、制御部100は、第1の原稿束の原稿G1を全て排出したときに、第2の原稿束のうち原稿送り装置110内に引き込まれた原稿G2の位置により、第2のジョブについて行う搬送手段の動作を変更する。即ち、原稿G2が、(I)~(IV)の何れかの位置に存在するかにより、搬送手段の動作を変更する。この場合、原稿G2が、(III)および(IV)の位置に存在する場合は、原稿詰まりの判定となるが、(II)の位置に存在する場合は、プレフィードを行う距離を可変とすることで、原稿G2の読み取り位置がずれることを抑制できる。その結果、第1のジョブのみならず、第2のジョブについても、読み取りを正常に行うことができる。
10…画像形成装置、16…画像読み取り部、17…画像形成部、100…制御部、113…搬送ロール、114…捌き機構、116…レジロール、119…排出ロール、110…原稿送り装置、121…原稿センサ、122…スキャンセンサ、150…読み取り装置

Claims (11)

  1. 原稿を搬送する搬送手段と、
    搬送された原稿を読み取る読取手段と、
    搬送前の原稿束の存在の有無を検出する検出手段と、
    前記検出手段により、第1のジョブについての第1の原稿束の原稿の搬送中に、次のジョブである第2のジョブについての第2の原稿束が投入されたことが検出された場合に、当該第2の原稿束の原稿の装置内に引き込まれた位置により原稿を予め装置内に引き込むプレフィードの動作を変更する制御手段と、
    を備える画像読取装置。
  2. 前記制御手段は、前記第2のジョブについての前記第2の原稿束が投入されたことが検出された場合に、前記第1の原稿束の原稿を全て排出するまで前記搬送手段を動作させることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1の原稿束の原稿を全て排出したときに、前記装置内に引き込まれた前記第2の原稿束の原稿が予め定められた速度に達することができる箇所に位置するときは、前記プレフィードを行い、前記第2のジョブを継続することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記制御手段は、通常の動作より短い距離で前記プレフィードを行うことを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1の原稿束の原稿を全て排出したときに、前記装置内に引き込まれた前記第2の原稿束の原稿が予め定められた速度に達することができない箇所に位置するときは、前記プレフィードを行わず、前記第2のジョブを中断することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  6. 前記読取手段の位置に搬送された原稿を検知する検知手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記第1の原稿束の原稿を全て排出したときに、前記検知手段により検知される位置まで前記第2の原稿束の原稿が引き込まれたときは、前記プレフィードを行わず、前記第2のジョブを中断することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  7. 前記制御手段は、前記第1のジョブが終了するときに原稿詰まりの警告を発することを特徴とする請求項5または6に記載の画像読取装置。
  8. 前記制御手段は、前記プレフィードを行う距離を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  9. 前記制御手段は、前記第2の原稿束の原稿が装置内に引き込まれていないときは、通常の距離で前記プレフィードを行い、当該第2の原稿束の原稿が装置内に引き込まれているときは、引き込まれた距離に応じて当該プレフィードを行う距離を短くすることを特徴とする請求項8に記載の画像読取装置。
  10. 前記制御手段は、引き込まれた距離が予め定められた距離以上である場合は、前記プレフィードを行う距離を0にすることを特徴とする請求項9に記載の画像読取装置。
  11. 原稿の画像を読み取る画像読取装置と、
    前記画像読取装置により読み取られた画像を記録材に形成する画像形成手段と、
    を備え、
    前記画像読取装置は、
    原稿を搬送する搬送手段と、
    搬送された原稿を読み取る読取手段と、
    搬送前の原稿束の存在の有無を検出する検出手段と、
    前記検出手段により、第1のジョブについての第1の原稿束の原稿の搬送中に、次のジョブである第2のジョブについての第2の原稿束が投入されたことが検出された場合に、当該第2の原稿束の原稿の装置内に引き込まれた位置により原稿を予め装置内に引き込むプレフィードの動作を変更する制御手段と、
    を備える画像形成システム。
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