JP7221763B2 - 基材処理方法 - Google Patents

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本発明は、長尺帯状の基材を長手方向に搬送しつつ基材を処理する基材処理方法に関する。
従来、長尺帯状の基材を、複数のローラによって長手方向に搬送しながら、基材に対して種々の処理を行う基材処理装置が知られている。このような基材処理装置においては、基材の位置が本来の適切な位置から幅方向にずれることによって、処理品質の低下につながる虞がある。そこで、このような基材の幅方向のずれを検出し、基材への処理位置を幅方向に補正する技術が、例えば特許文献1に記載されている。
特開2016-132207号公報
特許文献1には、長尺状の印刷媒体を搬送し、かつ、印刷媒体の側端位置からの印刷位置を補正しつつ印刷を行う技術が開示されている。具体的には、印刷媒体の変位前の側端位置と変位後の側端位置との差分を検出した結果に基づいて、印刷位置の補正を行う。しかしながら、印刷媒体の側端位置を検出する検出部が本来配置されるべき場所からずれる等によって、検出部と印刷媒体との幅方向の位置関係が保証されない場合、検出部の検出結果に基づいて印刷位置の補正を行うと、補正後の印刷位置と適切な印刷位置との間に誤差が生じる虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、幅方向の位置関係を保証しつつ、長尺帯状の基材のエッジの幅方向位置を検出した結果に基づいて、基材への処理位置を幅方向に補正でき、または基材の位置を幅方向に補正できる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、長尺帯状の基材を、複数のローラにより構成される搬送経路に沿って長手方向に搬送しつつ、前記搬送経路上の処理位置において、基材を処理する基材処理方法であって、前記ローラを軸支する支持部材上の1箇所を基準箇所として、a)基材のうち前記基準箇所と搬送方向の位置が等しい箇所のエッジの、前記基準箇所に対する幅方向の相対位置を測定する工程と、b)前記工程a)による測定結果に基づいて、基材への処理位置を幅方向に補正し、または基材の位置を幅方向に補正する工程と、を含み、前記工程b)の前に、c)前記支持部材における前記基準箇所と前記搬送方向に離間した検出位置を、前記工程a)による測定結果に基づいて、幅方向に調整する工程と、d)前記処理を行いつつ、前記工程c)にて調整済みの前記検出位置において、基材のエッジの幅方向の位置を連続的または断続的に検出することにより、経時データを取得する工程と、をさらに有し、前記工程b)では、前記工程a)による測定結果と前記工程d)において取得した前記経時データと、に基づいて、基材への処理位置を幅方向に補正し、または基材の位置を幅方向に補正する
本願の第2発明は、第1発明の基材処理方法であって、前記工程a)では、センサが幅方向に移動しつつ、前記エッジの幅方向の位置と、前記基準箇所の幅方向の位置とを測定することにより、前記相対位置を測定する。
本願の第3発明は、第1発明または第2発明の基材処理方法であって、前記支持部材は、前記搬送方向に延び、前記複数のローラのそれぞれを幅方向に延びる回転軸を中心として回転可能に軸支する側板である。
本願の第発明は、第発明の基材処理方法であって、前記工程b)では、前記工程a)による測定結果と前記工程d)において取得した前記経時データとに基づいて、基材の幅方向の変位を予測することによって、基材への処理位置を幅方向に補正し、または基材の位置を幅方向に補正する。
本願の第発明は、第発明または第発明の基材処理方法であって、前記工程b)では、前記検出位置よりも前記搬送方向の下流側において、基材への処理位置を幅方向に補正し、または基材の位置を幅方向に補正する。
本願の第発明は、第発明、または第4発明から第発明までのいずれか1発明の基材処理方法であって、前記工程b)では、前記処理位置よりも前記搬送方向の上流側において、基材の位置を幅方向に補正する。
本願の第発明は、第発明、または第4発明から第発明までのいずれか1発明の基材処理方法であって、前記基準箇所は、前記検出位置よりも前記搬送方向の下流側に位置する。
本願の第発明は、第1発明から第発明までのいずれか1発明の基材処理方法であって、前記工程b)では、前記複数のローラの少なくとも1つの位置または向きを動かし、または前記搬送方向に対して揺動させることにより、基材の位置を幅方向に補正する。
本願の第発明は、第1発明から第発明までのいずれか1発明の基材処理方法であって、前記処理位置において、前記処理として、基材の表面にインクを吐出して画像を記録する。
本願の第10発明は、第発明の基材処理方法であって、前記工程b)では、前記処理位置の補正として、基材の表面へのインクの吐出位置を幅方向に補正する。
本願の第11発明は、第1発明から第発明までのいずれか1発明の基材処理方法であって、前記処理位置において、前記処理として、基材の表面に処理物質を供給する。
本願の第1発明~第11発明によれば、基材を搬送するローラを軸支する支持部材上の基準箇所に対する、基材のエッジの幅方向の相対位置を測定した結果に基づいて、基材への処理位置を幅方向に補正し、または基材の位置を幅方向に補正する。これにより、幅方向の位置関係を保証しつつ、基材への処理位置を幅方向に補正でき、または基材の位置を幅方向に補正できる。この結果、基材の表面上の本来の適切な位置に処理を行うことができるため、処理品質が向上する。また、処理を行いつつ、基材のエッジの幅方向の位置の経時変化に対応して、基材への処理位置を幅方向に補正し、または基材の位置を幅方向に補正できる。これにより、さらに適切な位置に処理を行うことができるため、処理品質がさらに向上する。
特に、本願の第発明および第10発明によれば、インクの吐出により基材の幅方向の長さが伸びた場合でも、基材の表面上の本来の適切な位置に画像を記録できる。
第1実施形態に係る画像記録装置の構成を示した図である。 第1実施形態に係る画像記録部付近における画像記録装置の上面図である。 第1実施形態に係る固定式センサの構造を模式的に示した図である。 第1実施形態に係る固定式センサおよび移動式センサの動作手順を概念的に示したフローチャートである。 第1実施形態に係る印刷用紙のエッジの幅方向の位置の経時変化を示す経時データの例を示したグラフである。 第1実施形態に係る制御部内の機能を、概念的に示したブロック図である。 変形例に係る制御部内の機能を、概念的に示したブロック図である。 変形例に係る画像記録部付近における画像記録装置の上面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.第1実施形態>
<1-1.画像記録装置の構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る基材処理装置の一例となる画像記録装置1の構成を示した図である。この画像記録装置1は、長尺帯状の基材である印刷用紙9を搬送しつつ、複数の記録ヘッド21~24から印刷用紙9へ向けてインクを吐出することにより、印刷用紙9に画像を記録するインクジェット方式の印刷装置である。図1に示すように、画像記録装置1は、搬送機構10、画像記録部20、固定式センサ30、キャップユニット40、移動式センサ430、制御部50、および表示部60を有する。
搬送機構10は、印刷用紙9をその長手方向に沿う搬送方向に搬送する機構である。本実施形態の搬送機構10は、巻き出しローラ11、複数の搬送ローラ12、および巻き取りローラ13を含む複数のローラと、支持部材14(後述する図2参照)とを有する。印刷用紙9は、巻き出しローラ11から繰り出され、複数の搬送ローラ12により構成される搬送経路に沿って搬送される。複数の搬送ローラ12はそれぞれ、幅方向(搬送方向に対して直交し、かつ水平な方向。以下同じ)に延びる回転軸を中心として回転することによって、印刷用紙9を搬送経路の下流側へ案内する。また、搬送後の印刷用紙9は、巻き取りローラ13へ回収される。
図2は、画像記録部20付近における画像記録装置1の上面図である。図1および図2に示すように、支持部材14は、複数のローラのそれぞれを上述の回転軸を中心として回転可能に軸支する。以下では、支持部材14のうち、複数の搬送ローラ12の幅方向の両側において一対となって搬送方向に延びる部位を「側板141」と称する。側板141は、複数の搬送ローラ12を、回転軸を中心として回転可能に軸支する。
印刷用紙9は、複数の記録ヘッド21~24の下方において、複数の記録ヘッド21~24の配列方向と略平行に移動する。このとき、印刷用紙9の記録面は、上方(記録ヘッド21~24側)に向けられている。また、印刷用紙9は、張力が掛かった状態で、複数の搬送ローラ12に掛け渡される。これにより、搬送中における印刷用紙9の弛みや皺が抑制される。
画像記録部20は、搬送機構10により搬送される印刷用紙9に対して、インクの液滴(以下「インク滴」と称する)を吐出する処理部である。本実施形態の画像記録部20は、第1記録ヘッド21、第2記録ヘッド22、第3記録ヘッド23、および第4記録ヘッド24を有する。第1記録ヘッド21、第2記録ヘッド22、第3記録ヘッド23、および第4記録ヘッド24は、印刷用紙9の搬送経路に沿って配置されている。
4つの記録ヘッド21~24は、それぞれ、印刷用紙9の幅方向の全体を覆っている。また、図2中に破線で示したように、各記録ヘッド21~24の下面には、印刷用紙9の幅方向と平行に配列された複数のノズル201が設けられている。各記録ヘッド21~24は、複数のノズル201から印刷用紙9の上面へ向けて、多色画像の色成分となるK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の各色のインク滴を、それぞれ吐出する。
すなわち、第1記録ヘッド21は、搬送経路上の第1位置P1において、印刷用紙9の上面に、K色のインク滴を吐出する。第2記録ヘッド22は、第1位置P1よりも下流側の第2位置P2において、印刷用紙9の上面に、C色のインク滴を吐出する。第3記録ヘッド23は、第2位置P2よりも下流側の第3位置P3において、印刷用紙9の上面に、M色のインク滴を吐出する。第4記録ヘッド24は、第3位置P3よりも下流側の第4位置P4において、印刷用紙9の上面に、Y色のインク滴を吐出する。本実施形態では、第1位置P1、第2位置P2、第3位置P3、および第4位置P4は、印刷用紙9の搬送方向に沿って、等間隔に配列されている。
4つの記録ヘッド21~24は、インク滴を吐出することによって、印刷用紙9の上面に、それぞれ単色画像を記録する。そして、4つの単色画像の重ね合わせにより、印刷用紙9の上面に、多色画像が形成される。したがって、仮に、4つの記録ヘッド21~24からのインク滴の吐出位置が、印刷用紙9上における本来の適切な位置からそれぞれ幅方向にずれていると、印刷物の画像品質が低下する。このような、印刷用紙9上におけるインク滴の吐出位置の誤差を許容範囲内に抑えることが、画像記録装置1の印刷品質を向上させるための重要な要素となる。
本実施形態の画像記録部20は、いわゆるワンパス方式の記録部である。すなわち、4つの記録ヘッド21~24は、幅方向に往復移動しない。画像記録部20は、印刷用紙9が4つの記録ヘッド21~24の下方を1回だけ通過する間に、各記録ヘッド21~24からインク滴を吐出することにより、印刷用紙9の上面に画像を記録する。ただし、画像記録部20は、図示を省略した昇降機構を有する。昇降機構を動作させると、4つの記録ヘッド21~24は、印刷用紙9の上面に近接する下降位置と、下降位置よりも上方へ退避した上昇位置との間で、鉛直方向に移動する。
なお、記録ヘッド21~24の搬送方向下流側に、印刷用紙9の記録面に吐出されたインクを乾燥させる乾燥処理部が、さらに設けられていてもよい。乾燥処理部は、例えば、印刷用紙9へ向けて加熱された気体を吹き付けて、印刷用紙9に付着したインク中の溶媒を気化させることにより、インクを乾燥させる。ただし、乾燥処理部は、ヒートローラによる加熱や、光照射等の他の方法で、インクを乾燥させるものであってもよい。
固定式センサ30は、搬送経路上の検出位置Paにおいて、印刷用紙9のエッジ(幅方向の端部)91の幅方向の位置を検出する検出部である。具体的には、固定式センサ30は、側板141の一部分である第1基準箇所Pc(図2参照)に対する印刷用紙9のエッジ91の相対的な位置を検出するためのセンサである。固定式センサ30は、上述の側板141に、ボルト止め等によって固定される。詳細を後述するように、固定式センサ30の幅方向の位置は、作業員等によって、搬送経路上にセットされる印刷用紙9の幅に応じて調整される。また、作業員等は、新たにセットする印刷用紙9の幅に関する情報を、タッチパネル等のインターフェースを介して制御部50へ入力する。
図3は、固定式センサ30の構造を模式的に示した図である。図3に示すように、固定式センサ30は、印刷用紙9の片方のエッジ91の上方に位置する投光器301と、当該片方のエッジ91の下方に位置するラインセンサ302とを有する。投光器301は、下方へ向けて平行光を照射する。ラインセンサ302は、幅方向に配列された複数の受光素子321を有する。図3のように、印刷用紙9のエッジ91よりも外側においては、投光器301から照射された光が受光素子321に入射し、受光素子321が光を検出する。一方、印刷用紙9のエッジ91よりも内側においては、投光器301から照射された光が印刷用紙9に遮られるため、受光素子321は光を検出しない。固定式センサ30は、このような複数の受光素子321における光検出の有無に基づいて、印刷用紙9のエッジ91の幅方向の位置を検出する。なお、固定式センサ30として、このような透過式のエッジセンサを用いる代わりに、例えば、反射式の光学センサや、CCDカメラ等を用いてもよい。また、固定式センサ30は、印刷用紙9のエッジ91の位置を、搬送方向および幅方向の二次元において検出するものであってもよい。
制御部50は、受光素子321から出力される信号を、調整後の固定式センサ30の位置に応じて幅方向に補正することで、第1基準箇所Pcを基準とした印刷用紙9のエッジ91の相対的な位置(以下、「第1相対位置Dw1」と称する)を把握する。仮に固定式センサ30の位置が正しく調節されていない場合、制御部50が把握する第1相対位置Dw1が不正確になるおそれがある。
画像記録装置1は、画像記録部20によって印刷処理を行いつつ、固定式センサ30によって印刷用紙9のエッジ91の幅方向の位置を断続的に検出する。これにより、固定式センサ30は、検出位置Paにおけるエッジ91の幅方向の位置(より具体的には、上述の第1相対位置Dw1)の経時変化を示す経時データEdを取得する。そして、固定式センサ30は、得られた経時データEdを示す検出信号を、制御部50へ出力する。ただし、固定式センサ30は、印刷用紙9のエッジ91の幅方向の位置を連続的に検出するように構成されていてもよい。
なお、本実施形態の検出位置Paは、後述する第2基準箇所Pbから搬送方向の上流側に離間した1箇所のみ設定されている。すなわち、本実施形態では、1箇所の検出位置Paに配置された1つの固定式センサ30によって、印刷用紙9のエッジ91の幅方向の位置の経時変化を示す経時データEdを取得する。ただし、画像記録装置1が有する固定式センサ30の数は、2つ以上であってもよい。例えば、上述の検出位置Paと、第4位置P4および第2基準箇所Pbよりも下流側の第2検出位置とに固定式センサ30を配置して、それぞれ印刷用紙9のエッジ91の幅方向の位置の経時変化を示す経時データEdを取得してもよい。
キャップユニット40は、記録ヘッド21~24の下面を保護するためのユニットである。キャップユニット40は、記録ヘッド21~24毎に設けられている。キャップユニット40は、各記録ヘッド21~24が上述した上昇位置に配置されているときに、各記録ヘッド21~24の下面を覆うことにより、ノズル201の乾燥や、ノズル201への異物の付着を防止する。なお、キャップユニット40は、ノズル201の下面を洗浄する洗浄機能を有していてもよい。
図2に示すように、画像記録装置1は、キャップユニット40を幅方向に移動させる移動機構41を備えている。移動機構41を動作させると、キャップユニット40は、各記録ヘッド21~24と印刷用紙9との軸方向の間の第1幅方向位置(図2中の実線の位置)と、印刷用紙9の搬送経路の側方へ退避した第2幅方向位置(図2中の二点鎖線の位置)との間で、幅方向に移動する。移動機構41には、例えば、モータの回転運動を、ボールネジによって幅方向の直進運動に変換する機構が用いられる。
移動式センサ430は、側板141の一部分である第2基準箇所Pbに対する、印刷用紙9のエッジ91の相対的な位置を検出するためのセンサである。第2基準箇所Pbは、本発明における「基準箇所」の一例である。移動式センサ430は、4つのキャップユニット40のうちの1つに固定されている。具体的には、当該キャップユニット40の、第2幅方向位置とは反対側の幅方向の端部付近に、移動式センサ430が固定されている。上述した移動機構41を動作させると、キャップユニット40とともに、移動式センサ430も幅方向に移動する。移動式センサ430は、この移動中に、印刷用紙9の一対のエッジ91と、側板141の第2基準箇所Pbとの幅方向の位置を検出する。移動式センサ430には、例えば、鉛直方向下方へ向けて光を照射して、対象物から反射された反射光の受光の有無から、対象物の位置を検知するフォトセンサが用いられる。ただし、移動式センサ430には、透過式のエッジセンサまたはCCDカメラ等が用いられてもよい。
本実施形態では、側板141の搬送方向における1箇所が、第2基準箇所Pbとして設定されている。そして、第2基準箇所Pbと同じ搬送方向の位置に、移動式センサ430が配置されている。印刷処理を開始するときには、キャップユニット40を駆動させることによって、移動式センサ430を、上述した第1幅方向位置から第2幅方向位置へ、幅方向に移動させる。この移動中に、移動式センサ430は、印刷用紙9のうち第2基準箇所Pbと搬送方向の位置が等しい箇所の一対のエッジ91の幅方向の位置W1,W2と、側板141の第2基準箇所Pbの幅方向の位置W3とを検知する。これにより、位置W3に対する位置W1,W2の幅方向の相対位置(以下、「第2相対位置Dw2」と称する)を測定する。また、移動式センサ430は、第2相対位置Dw2の測定結果を、制御部50へ出力する。また、移動式センサ430は、一対のエッジ91の幅方向の位置W1,W2の検知結果に基づいて、印刷用紙9の幅方向の寸法を測定する。さらに、移動式センサ430は、位置W2と位置W3との間の離隔距離を測定することも可能である。キャップユニット40が第2幅方向位置に移動した後、4つの記録ヘッド21~24は、上昇位置から下降位置へ移動する。
制御部50は、画像記録装置1内の各部を動作制御するための手段である。図1中に概念的に示したように、制御部50は、CPU等のプロセッサ501、RAM等のメモリ502、およびハードディスクドライブ等の記憶部503を有するコンピュータにより構成されている。記憶部503内には、コンピュータプログラムCPが、記憶されている。また、図1中に破線で示したように、制御部50は、上述した搬送機構10、4つの記録ヘッド21~24、固定式センサ30、移動機構41、移動式センサ430、および後述する表示部60と、それぞれ電気的に接続されている。制御部50は、コンピュータプログラムCPに従って、これらの各部を動作制御する。より具体的には、制御部50は、記憶部503に記憶されたコンピュータプログラムCPを、メモリ502に一時的に読み出し、コンピュータプログラムCPに基づいてプロセッサ501が演算処理を行うことにより、各部を動作制御する。
表示部60は、固定式センサ30による検出結果および移動式センサ430による測定結果等を表示するディスプレイを有する。
<1-2.センサの動作手順および印刷用紙の幅方向の補正方法>
続いて、固定式センサ30および移動式センサ430の動作手順および印刷用紙9の幅方向の補正方法について、より詳細に説明する。
図4は、主に印刷処理を行う前段階における固定式センサ30および移動式センサ430の動作手順を概念的に図示したフローチャートである。本実施形態では、印刷処理を行う前段階として、まず、作業員等が、新たに画像記録装置1にセットする印刷用紙9に関する情報を、タッチパネル等のインターフェースを介して制御部50へ入力する(ステップS1)。ここで入力される情報には、印刷用紙9の幅方向のサイズが含まれる。次に、搬送機構10の複数の搬送ローラ12に印刷用紙9を掛け渡す(ステップS2)。このとき、4つの記録ヘッド21~24の下方において、印刷用紙9が一対の側板141の間の幅方向の中央付近に、搬送方向に真っ直ぐになるように配置する。次に、作業員等が、印刷用紙9の幅に合わせて、固定式センサ30の幅方向の位置を調整する(ステップS3)。具体的には、幅が広い印刷用紙9に印刷処理を行う場合には、固定式センサ30を幅方向外側へ移動させる。また、幅が狭い印刷用紙9に印刷処理を行う場合には、固定式センサ30を幅方向内側へ移動させる。これにより、印刷用紙9の片側のエッジ91が、固定式センサ30の投光器301とラインセンサ302との間に位置する状態となる。
次に、ステップS3において幅方向の位置を調整した固定式センサ30を用いて、印刷用紙9のエッジ91を検出する。制御部50の記憶部503には、上述したステップS1にて入力された印刷用紙の幅方向のサイズに対応する固定センサ30の位置を示す情報が、記憶されている。制御部50は、この情報に基づいて、固定式センサ30の検出値を幅方向に補正する。これにより、固定式センサ30が検出した印刷用紙0のエッジ91(以下、「検出エッジ91a」と称する)の第1基準箇所Pcに対する相対位置(第1相対位置Dw1)を検出する(ステップS4)。
続いて、制御部50は、検出エッジ91aが移動式センサ430の下方に位置するまで、印刷用紙9を搬送方向に搬送する(ステップS5)。
次に、制御部50は、移動機構41を駆動させることによって、キャップユニット40を、第1幅方向位置から第2幅方向位置へ移動させる。これにより、移動式センサ430も幅方向に移動させつつ、印刷用紙9の一方のエッジ91の幅方向の位置W1と、印刷用紙9の他方のエッジ91(上述の検出エッジ91a)の幅方向の位置W2と、側板141の第2基準箇所Pbの幅方向の位置W3と、を検知する。そして、制御部50は、位置W3に対する位置W2の幅方向の相対位置(第2相対位置Dw2)を測定する(ステップS6)。第2相対位置Dw2の測定結果は、例えば、表示部60のディスプレイに表示される。これにより、位置ずれが生じにくい側板141を基準とする印刷用紙9の幅方向の位置を把握することができる。
また、制御部50は、移動式センサ430の測定結果に基づいて、印刷用紙9の実際の幅方向のサイズを算出する(ステップS7)。より具体的には、位置W1と位置W2との離隔距離を算出する。印刷用紙9の実際の幅方向のサイズの算出値も、表示部60のディスプレイに表示される。
続いて、制御部50または作業員等は、算出された印刷用紙9の実際の幅方向のサイズが、画像記録装置1において取り扱うことが可能な(印刷可能な)最大幅(例えば、300mm)以下か否かを判定する(ステップS8)。そして、印刷用紙9の幅方向のサイズが、最大幅を超えていると判定された場合(ステップS8:NO)、制御部50は、印刷処理を中止する(ステップS9)とともに、表示部60に、サイズ違いのメッセージを表示する。これにより、作業者等に、印刷用紙9のサイズを確認するように促す。
一方、印刷用紙9の実際の幅方向のサイズが、最大幅以下と判定された場合(ステップS8:Yes)、制御部50は、上述のステップS3で調整された固定式センサ30の幅方向の位置が、上述のステップS6で測定された第2相対位置Dw2に対応しているかどうかを判定する(ステップS10)。より具体的には、上記の第1相対位置Dw1と第2相対位置Dw2との差分を算出する。この差分は、固定式センサ30の調整位置誤差に相当する。そして、制御部50は、算出された差分が許容範囲内か否かを判断する。差分が許容範囲内である場合(ステップS10:Yes)、制御部50は、印刷処理を開始する(ステップS11)。
第1相対位置Dw1および第2相対位置Dw2は、印刷用紙9の同一の検出エッジ91aの、側板141に対する幅方向の相対位置である。したがって、第1相対位置Dw1と第2相対位置Dw2とに許容範囲を超える差があるということは、ステップS3で調整された固定式センサ30の位置の誤差が大きいことを示す。したがって、第1相対位置Dw1と第2相対位置Dw2の差分が許容範囲を超えている場合(ステップS10:NO)、制御部50は、印刷処理を中止するとともに、表示部60に、固定式センサ30の再調整を促すメッセージを表示する(ステップS12)。
ステップS11の印刷処理では、画像記録部20によって印刷処理を行いつつ、固定式センサ30が、検出位置Paにおいて、印刷用紙9のエッジ91の幅方向の位置を連続的または断続的に検出する。これにより、固定式センサ30は、検出位置Paにおけるエッジ91の幅方向の位置の経時変化を示す経時データEdを取得する。そして、固定式センサ30は、得られた経時データEdを示す検出信号を、制御部50へ出力する。図5は、経時データEdの例を示したグラフである。図5のグラフにおいて、横軸は時刻を示し、縦軸はエッジ91の幅方向の位置を示す。
図6は、制御部50内の印刷処理に用いられる機能を、概念的に示したブロック図である。図6に示すように、制御部50は、変位予測部51、変位制御部52、駆動部53、および印刷指示部54を有する。変位予測部51、変位制御部52、駆動部53、および印刷指示部54の各機能は、コンピュータプログラムCPに基づいて、プロセッサ501が動作することにより実現される。
変位予測部51は、印刷処理時において、固定式センサ30から入力された検出信号に係る経時データEdと、移動式センサ430から入力された第2相対位置Dw2の測定結果とに基づいて、印刷用紙9のうち4つの記録ヘッド21~24の鉛直方向下方に位置する部位の幅方向の変位量を予測する。変位予測部51は、ステップS10で算出した固定式センサ30の調整位置誤差を補償しつつ、上記幅方向の変位量を予測する。これにより、固定式センサ30が本来配置されるべき場所から微小量ずれていても、固定式センサ30からの経時データEdに基づいて記録ヘッド21~24による印刷位置を正しく幅方向に補正することができる。同様に、印刷用紙9の位置を幅方向に調整することもできる。
ただし、変位予測部51は、印刷処理時において、上述の経時データEdのみに基づいて、印刷用紙9のうち4つの記録ヘッド21~24の鉛直方向下方に位置する部位の幅方向の変位量を予測してもよい。例えば、変位予測部51は、経時データEdから、印刷用紙9が幅方向に周期的に蛇行していると判断した場合に、経時データEdに含まれる蛇行の周波数を特定する。そして、変位予測部51は、特定した蛇行の周波数と、経時データEdとに基づいて、印刷用紙9のうち4つの記録ヘッド21~24の鉛直方向下方に位置する部位の幅方向の変位量を予測する。そして、変位予測部51は、予測した結果を示す変位予測情報Seを、変位制御部52へ出力する。
変位制御部52は、変位予測部51から入力された変位予測情報Seにおいて予測される変位量を打ち消すように、印刷用紙9の幅方向の位置の補正量を算出する。そして、変位制御部52は、算出された補正量を示す補正指令信号Sfを、駆動部53へ出力する。
駆動部53は、印刷処理時において、巻き出しローラ11、複数の搬送ローラ12、および巻き取りローラ13を含む複数のローラの少なくとも1つを一定の回転速度で回転駆動することによって、印刷用紙9を搬送経路に沿って搬送する。さらに、駆動部53は、変位制御部52から補正指令信号Sfが入力されると、補正指令信号Sfに基づいて、複数の搬送ローラ12の少なくとも1つ(本実施形態では、搬送ローラ121(図2参照))の位置または向きを動かし、または搬送方向に対して揺動させる。これにより、画像記録部20に対する印刷用紙9の位置が幅方向に補正される。この結果、印刷品質が向上する。
なお、本実施形態では、検出位置Paよりも搬送方向の下流側、かつ、インク滴が吐出される第1位置P1~第4位置P4よりも搬送方向の上流側において、搬送ローラ121の位置または向きを動かし、または搬送方向に対して揺動させることによって、印刷用紙9の位置が幅方向に補正される(ステップS13)。これにより、印刷処理を行う前に印刷用紙9の位置が幅方向に補正されるため、印刷品質が向上する。ただし、印刷用紙9の位置を幅方向に補正する箇所は、これに限定されない。
印刷指示部54は、4つの記録ヘッド21~24の各々におけるインク滴の吐出動作を制御する。印刷指示部54は、入稿された画像データIに基づいて、4つの記録ヘッド21~24に吐出指令信号Sbを出力する。吐出指令信号Sbには、インク滴を吐出すべきノズル201、インク滴のサイズ、およびインク滴の吐出タイミングを示す情報が含まれる。4つの記録ヘッド21~24はそれぞれ、吐出指令信号Sbにより指定されたノズル201から、指定されたタイミングで、指定されたサイズのインク滴を吐出する。これにより、印刷用紙9の上面に、画像データIに対応する画像が形成される。
以上のように、この画像記録装置1では、まず、移動式センサ430を幅方向に移動させつつ、印刷用紙9の一対のエッジ91の幅方向の位置W1,W2と、第2基準箇所Pbの幅方向の位置w3と、を検知することにより、位置W3に対する位置W2の幅方向の第2相対位置Dw2を測定する。そして、第2相対位置Dw2の測定結果と、固定式センサ30により検出された経時データEdとに基づいて、4つの記録ヘッド21~24の下方において印刷用紙9の位置を幅方向に補正する。これにより、印刷用紙9、支持部材14、固定式センサ30、および移動式センサ430の互いの幅方向の位置関係を保証しつつ、印刷用紙9の位置を幅方向に補正できる。この結果、印刷用紙9の表面上の本来の適切な位置に印刷処理を行うことができるため、印刷品質が確実に向上する。なお、第2相対位置Dw2の測定結果のみに基づいて、印刷用紙9の位置を幅方向に補正してもよい。また、第2相対位置Dw2の測定結果のみに基づいて4つの記録ヘッド21~24の記録位置を、位置W3を基準に補正してもよい。
<2.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
図7は、一変形例に係る制御部50内の機能を、概念的に示したブロック図である。図7に示すとおり、画像記録装置1は、印刷用紙9の位置を幅方向に補正する代わりに、印刷用紙9へのインクの吐出位置を幅方向に補正してもよい。この場合、変位制御部52は、変位予測部51から入力された変位予測情報Seに基づいて、インクの吐出位置の幅方向の補正量を算出する。そして、変位制御部52は、算出された補正量を示す補正指令信号Spを、印刷指示部54へ出力する。
印刷指示部54は、変位制御部52から補正指令信号Spが入力されると、上述の4つの記録ヘッド21~24に出力する吐出指令信号Sbに、さらにインクの吐出位置の幅方向の補正量を示す情報を含める。4つの記録ヘッド21~24はそれぞれ、吐出指令信号Sbにより指定されるノズル201の位置を補正指令信号Sbにより指定された補正量分だけ幅方向に補正する。これにより、印刷用紙9へのインクの吐出位置が幅方向に補正される。この結果、同様に、印刷品質が向上する。
また、上述の実施形態では、固定式センサ30は、印刷用紙9の幅方向の一端側のみのエッジ91の位置を検出するものであった。しかしながら、図8の変形例に示すとおり、固定式センサ30は、印刷用紙9の幅方向の両端のエッジ91の位置をそれぞれ検出するものであってもよい。そうすれば、インクの吐出により印刷用紙9の幅方向の一端側のみが伸びている場合または印刷用紙9全体が蛇行して幅方向の一端側に偏って搬送されている場合でも、その詳細を把握した結果に基づいて、印刷用紙9へのインクの吐出位置または印刷用紙9の位置を幅方向に補正できる。
また、上記の実施形態では、移動式センサ430がキャップユニット40に固定されていた。しかしながら、移動式センサ430は、キャップユニット40とは別に設けられていてもよい。その場合、キャップユニット40を幅方向に移動させる移動機構41とは別に、移動式センサ430を幅方向に移動させる移動機構を設ければよい。
また、上述の図2では、各記録ヘッド21~24において、ノズル201が幅方向に一列に配置されていた。しかしながら、各記録ヘッド21~24において、ノズル201が2列以上に配置されていてもよい。
また、上述の実施形態では、画像記録装置内に4つの記録ヘッド21~24が設けられていた。しかしながら、画像記録装置内の記録ヘッドの数は、1~3つであってもよく、5つ以上であってもよい。例えば、K,C,M,Yの各色に加えて、特色のインクを吐出する記録ヘッドが設けられていてもよい。
また、上述の画像記録装置1は、インクジェット方式で印刷用紙9に画像を記録するものであった。しかしながら、本発明の基材処理装置は、インクジェット以外の方法(例えば、電子写真方式や露光など)で、印刷用紙に画像を記録する装置であってもよい。
また、上述の画像記録装置1は、画像記録部20が、基材としての印刷用紙9の処理位置において、画像を記録する処理を行うものであった。しかしながら、基材処理装置は、搬送経路上の処理位置において、処理として、基材の表面に、インク以外の処理物質(例えば、レジスト液や各種のコーティング材など)を供給するものであってもよい。また、本発明の基材処理装置は、一般的な紙以外の長尺帯状の基材(例えば、樹脂製のフィルム,金属箔など)の搬送経路上において、処理物質の供給以外の加工処理(例えば、パターンの露光やレーザによる描画など)を行うものであってもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 画像記録装置
9 印刷用紙
10 搬送機構
11 巻き出しローラ
12 搬送ローラ
13 巻き取りローラ
14 支持部材
20 画像記録部
21 第1記録ヘッド
22 第2記録ヘッド
23 第3記録ヘッド
24 第4記録ヘッド
30 固定式センサ
40 キャップユニット
41 移動機構
50 制御部
51 変位予測部
52 変位制御部
53 駆動部
54 印刷指示部
60 表示部
91 エッジ
121 搬送ローラ
141 側板
430 移動式センサ
Dw1 第1相対位置
Dw2 第2相対位置
Ed 経時データ
Pa 検出位置
Pb 第2基準箇所
Pc 第1基準箇所

Claims (11)

  1. 長尺帯状の基材を、複数のローラにより構成される搬送経路に沿って長手方向に搬送しつつ、前記搬送経路上の処理位置において、基材を処理する基材処理方法であって、
    前記ローラを軸支する支持部材上の1箇所を基準箇所として、
    a)基材のうち前記基準箇所と搬送方向の位置が等しい箇所のエッジの、前記基準箇所に対する幅方向の相対位置を測定する工程と、
    b)前記工程a)による測定結果に基づいて、基材への処理位置を幅方向に補正し、または基材の位置を幅方向に補正する工程と、
    を含み、
    前記工程b)の前に、
    c)前記支持部材における前記基準箇所と前記搬送方向に離間した検出位置を、前記工程a)による測定結果に基づいて、幅方向に調整する工程と、
    d)前記処理を行いつつ、前記工程c)にて調整済みの前記検出位置において、基材のエッジの幅方向の位置を連続的または断続的に検出することにより、経時データを取得する工程と、
    をさらに有し、
    前記工程b)では、前記工程a)による測定結果と前記工程d)において取得した前記経時データとに基づいて、基材への処理位置を幅方向に補正し、または基材の位置を幅方向に補正する、基材処理方法。
  2. 請求項1に記載の基材処理方法であって、
    前記工程a)では、センサが幅方向に移動しつつ、前記エッジの幅方向の位置と、前記基準箇所の幅方向の位置とを測定することにより、前記相対位置を測定する、基材処理方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の基材処理方法であって、
    前記支持部材は、前記搬送方向に延び、前記複数のローラのそれぞれを幅方向に延びる回転軸を中心として回転可能に軸支する側板である、基材処理方法。
  4. 請求項1に記載の基材処理方法であって、
    前記工程b)では、前記工程a)による測定結果と前記工程d)において取得した前記経時データとに基づいて、基材の幅方向の変位を予測することによって、基材への処理位置を幅方向に補正し、または基材の位置を幅方向に補正する、基材処理方法。
  5. 請求項1または請求項4に記載の基材処理方法であって、
    前記工程b)では、前記検出位置よりも前記搬送方向の下流側において、基材への処理位置を幅方向に補正し、または基材の位置を幅方向に補正する、基材処理方法。
  6. 請求項1、または請求項4から請求項5までのいずれか1項に記載の基材処理方法であって、
    前記工程b)では、前記処理位置よりも前記搬送方向の上流側において、基材の位置を幅方向に補正する、基材処理方法。
  7. 請求項1、または請求項4から請求項6までのいずれか1項に記載の基材処理方法であって、
    前記基準箇所は、前記検出位置よりも前記搬送方向の下流側に位置する、基材処理方法。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の基材処理方法であって、
    前記工程b)では、前記複数のローラの少なくとも1つの位置または向きを動かし、または前記搬送方向に対して揺動させることにより、基材の位置を幅方向に補正する、基材処理方法。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の基材処理方法であって、
    前記処理位置において、前記処理として、基材の表面にインクを吐出して画像を記録する、基材処理方法。
  10. 請求項9に記載の基材処理方法であって、
    前記工程b)では、前記処理位置の補正として、基材の表面へのインクの吐出位置を幅方向に補正する、基材処理方法。
  11. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の基材処理方法であって、
    前記処理位置において、前記処理として、基材の表面に処理物質を供給する、基材処理方法。
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