JP7126976B2 - 基材処理装置および検出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、長尺帯状の基材を搬送しつつ処理する基材処理装置において、基材の搬送方向の搬送誤差を検出する技術に関する。
従来、長尺帯状の印刷用紙を長手方向に搬送しつつ、複数の記録ヘッドからインクを吐出することにより、印刷用紙に画像を記録するインクジェット方式の画像記録装置が知られている。画像記録装置は、複数のヘッドから、それぞれ異なる色のインクを吐出する。そして、各色のインクにより形成される単色画像の重ね合わせによって、印刷用紙の表面に多色画像を記録する。従来の画像記録装置については、例えば特許文献1に記載されている。
特開2016-55570号公報
この種の画像記録装置は、複数のローラにより、印刷用紙を一定の速度で搬送するように設計される。しかしながら、ローラの表面と印刷用紙との間のスリップや、インクによる印刷用紙の伸びによって、記録ヘッドの下方における印刷用紙の搬送速度が、理想的な搬送速度からずれる場合がある。そうすると、印刷用紙の表面における各色のインクの吐出位置が搬送方向にずれる、いわゆる見当ずれが生じる。
このような見当ずれを抑制するために、従来、印刷用紙の表面には、レジスターマーク等の基準画像が形成される。画像記録装置は、基準画像の位置を検出し、その検出結果に基づいて、各記録ヘッドからのインクの吐出位置を補正する。しかしながら、基準画像は、印刷用紙の搬送方向に、印刷画像と同じ周期で形成される。このため、基準画像に基づいて、印刷用紙の搬送誤差を細かく検知することは困難であった。また、印刷用紙の表面に基準画像を形成すると、目的とする印刷画像を記録するためのスペースが狭くなるという問題もある。
レジスターマークに依存することなく、印刷用紙の搬送誤差を知るためには、例えば、印刷用紙自体のエッジの微細な形状を光学式のセンサで検出し、その検出結果を利用して、印刷用紙の搬送誤差を算出することが考えられる。しかしながら、その場合であっても、光学式のセンサは、予め設定された一定の時間間隔で検出動作を行う。このため、センサの検出動作の間隔よりも細かい精度で、基材の搬送誤差を検出することは難しい、という問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、長尺帯状の基材を長手方向に搬送しつつ処理する基材処理装置において、基材の表面に形成されたレジスターマーク等の画像に依存することなく、かつ、センサの検出動作の時間間隔よりも細かい精度で、基材の搬送方向の搬送誤差を検出できる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、長尺帯状の基材を所定の搬送経路に沿って長手方向に搬送する搬送機構と、前記搬送経路上の第1検出位置において、基材のエッジの幅方向の位置を断続的に検出することにより、時系列データである第1検出結果を取得する第1検出部と、前記搬送経路上の前記第1検出位置よりも下流側の第2検出位置において、基材のエッジの幅方向の位置を断続的に検出することにより、時系列データである第2検出結果を取得する第2検出部と、前記第1検出部および前記第2検出部の動作を制御する制御部と、前記第1検出結果と前記第2検出結果とを比較することにより、基材の搬送方向の搬送誤差を算出する演算部と、を備え、前記制御部は、前記第1検出部および前記第2検出部の少なくともいずれか一方の検出タイミングを変更するタイミング調整部を有する。
本願の第2発明は、第1発明の基材処理装置であって、前記演算部は、前記第1検出結果に含まれる区間データと、前記第2検出結果に含まれる区間データとを比較して、前記区間データ同士の一致度を算出する処理を、前記区間データの時間を変更しつつ実行することにより、前記一致度の統計値を算出し、前記統計値に基づいて、基材の前記搬送誤差を算出する。
本願の第3発明は、第1発明または第2発明の基材処理装置であって、前記タイミング調整部は、前記第1検出部および前記第2検出部の少なくともいずれか一方の検出タイミングの時間間隔を、ランダムに変更する。
本願の第4発明は、第1発明または第2発明の基材処理装置であって、前記タイミング調整部は、前記第1検出部および前記第2検出部の少なくともいずれか一方の検出タイミングを、その時間間隔を保ちつつシフトさせる。
本願の第5発明は、第1発明から第4発明までのいずれか1発明の基材処理装置であって、前記タイミング調整部は、前記第1検出部および前記第2検出部のいずれか一方のみの検出タイミングを変更する。
本願の第6発明は、第1発明から第4発明までのいずれか1発明の基材処理装置であって、前記タイミング調整部は、前記第1検出部および前記第2検出部の双方の検出タイミングを変更する。
本願の第7発明は、第1発明から第6発明までのいずれか1発明の基材処理装置であって、前記搬送経路上の処理位置において、基材を処理する処理部をさらに備え、前記演算部は、前記処理位置における基材の前記搬送誤差を算出する。
本願の第8発明は、第7発明の基材処理装置であって、前記処理位置は、前記第1検出位置と前記第2検出位置との間に位置する。
本願の第9発明は、第7発明または第8発明の基材処理装置であって、前記処理部は、基材の表面にインクを吐出して画像を記録する画像記録部である。
本願の第10発明は、第9発明の基材処理装置であって、前記演算部は、算出された前記搬送誤差に基づいて補正値を算出し、前記制御部は、前記補正値に基づいて、前記画像記録部の動作を補正する動作指示部をさらに有する。
本願の第11発明は、長尺帯状の基材を所定の搬送経路に沿って長手方向に搬送しつつ、基材の搬送方向の搬送誤差を検出する検出方法であって、a)前記搬送経路上の第1検出位置において、基材のエッジの幅方向の位置を断続的に検出することにより、時系列データである第1検出結果を取得する工程と、b)前記搬送経路上の前記第1検出位置よりも下流側の第2検出位置において、基材のエッジの幅方向の位置を断続的に検出することにより、時系列データである第2検出結果を取得する工程と、c)前記工程a)および前記工程b)の少なくともいずれか一方の検出タイミングを変更する工程と、d)前記第1検出結果と前記第2検出結果とを比較することにより、基材の前記搬送誤差を算出する工程と、を有する。
本願の第12発明は、長尺帯状の基材を所定の搬送経路に沿って長手方向に搬送する搬送機構と、前記搬送経路上の第1検出位置において、基材のエッジの幅方向の位置を断続的に検出することにより、前記第1検出位置における基材のエッジの幅方向の位置の経時変化を示す第1検出結果を取得する第1検出部と、前記搬送経路上の前記第1検出位置よりも下流側の第2検出位置において、基材のエッジの幅方向の位置を断続的に検出することにより、前記第2検出位置における基材のエッジの幅方向の位置の経時変化を示す第2検出結果を取得する第2検出部と、前記第1検出部および前記第2検出部の動作を制御する制御部と、前記第1検出結果と前記第2検出結果とを比較することにより、基材のエッジのある箇所を前記第1検出部が検出した時刻と、基材のエッジの前記箇所を前記第2検出部が検出した時刻との時間差を算出し、前記時間差に基づいて、前記第1検出位置から前記第2検出位置までの基材の実際の搬送時間を算出する演算部と、を備え、前記制御部は、前記第1検出部および前記第2検出部の少なくともいずれか一方の検出タイミングを変更するタイミング調整部を有する。
本願の第13発明は、第12発明の基材処理装置であって、前記搬送経路上の処理位置において、基材を処理する処理部をさらに備え、前記演算部は、算出された前記搬送時間に基づいて、前記処理部における基材の実際の搬送速度を算出する。
本願の第14発明は、第13発明の基材処理装置であって、前記演算部は、算出された前記搬送速度に基づいて、基材の各部が前記処理部に到達する到達時刻を算出し、前記到達時刻に基づいて、理想的な搬送速度で搬送される場合に対する、基材の各部の前記搬送方向の位置ずれ量を算出する。
本願の第1発明~第10発明によれば、第1検出部および第2検出部の少なくともいずれか一方の検出タイミングを変更することで、第1検出結果の一部と第2検出結果の一部とを、所定のタイミングとは異なるタイミングで比較できる。これにより、基材の搬送誤差を、精度よく算出できる。
本願の第11発明によれば、工程a)および工程b)の少なくともいずれか一方の検出タイミングを変更することで、第1検出結果の一部と第2検出結果の一部とを、所定のタイミングとは異なるタイミングで比較できる。これにより、基材の搬送誤差を、精度よく算出できる。
本願の第12発明~第14発明によれば、第1検出部および第2検出部の少なくともいずれか一方の検出タイミングを変更することで、第1検出結果の一部と第2検出結果の一部とを、所定のタイミングとは異なるタイミングで比較できる。これにより、演算部は、第1検出位置から第2検出位置までの基材の実際の搬送時間を、精度よく算出できる。
画像記録装置の構成を示した図である。 画像記録部付近における画像記録装置の部分上面図である。 エッジセンサの構造を模式的に示した図である。 制御部の機能を概念的に示したブロック図である。 タイミング調整部の構成を示すブロック図である。 第1検出結果の例を示した図である。 第2検出結果の例を示した図である。 搬送誤差算出部による比較処理の様子を、概念的に示した図である。 第2エッジセンサの検出タイミングが一定時間ごとである場合の、一致度の統計値の例(比較例)を示したグラフである。 第2エッジセンサの検出タイミングをランダムに変更した場合の、一致度の統計値の例を示したグラフである。 第1変形例に係る制御部のブロック図である。 第2変形例に係る制御部のブロック図である。 第4変形例に係る制御部のブロック図である。 第6変形例に係る画像記録装置の部分上面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.画像記録装置の構成>
図1は、本発明に係る基材処理装置の一例となる画像記録装置1の構成を示した図である。この画像記録装置1は、長尺帯状の基材である印刷用紙9を搬送しつつ、複数の記録ヘッド21~24から印刷用紙9へ向けてインクを吐出することにより、印刷用紙9に画像を記録するインクジェット方式の印刷装置である。図1に示すように、画像記録装置1は、搬送機構10、画像記録部20、2つのエッジセンサ30、および制御部40を備えている。
搬送機構10は、印刷用紙9をその長手方向に沿う搬送方向に搬送する機構である。本実施形態の搬送機構10は、巻き出しローラ11、複数の搬送ローラ12、および巻き取りローラ13を含む複数のローラを有する。印刷用紙9は、巻き出しローラ11から繰り出され、複数の搬送ローラ12により構成される搬送経路に沿って搬送される。各搬送ローラ12は、水平軸を中心として回転することによって、印刷用紙9を搬送経路の下流側へ案内する。また、搬送後の印刷用紙9は、巻き取りローラ13へ回収される。これらの複数のローラは、後述する制御部40の駆動部45によって回転駆動される。
図1に示すように、印刷用紙9は、複数の記録ヘッド21~24の下方において、複数の記録ヘッド21~24の配列方向と略平行に移動する。このとき、印刷用紙9の記録面は、上方(記録ヘッド21~24側)に向けられている。また、印刷用紙9は、張力が掛かった状態で、複数の搬送ローラ12に掛け渡される。これにより、搬送中における印刷用紙9の弛みや皺が抑制される。
画像記録部20は、搬送機構10により搬送される印刷用紙9に対して、インクの液滴(以下「インク滴」と称する)を吐出する処理部である。本実施形態の画像記録部20は、第1記録ヘッド21、第2記録ヘッド22、第3記録ヘッド23、および第4記録ヘッド24を有する。第1記録ヘッド21、第2記録ヘッド22、第3記録ヘッド23、および第4記録ヘッド24は、印刷用紙9の搬送経路に沿って配置されている。
図2は、画像記録部20付近における画像記録装置1の部分上面図である。4つの記録ヘッド21~24は、それぞれ、印刷用紙9の幅方向の全体を覆っている。また、図2中に破線で示したように、各記録ヘッド21~24の下面には、印刷用紙9の幅方向と平行に配列された複数のノズル201が設けられている。各記録ヘッド21~24は、複数のノズル201から印刷用紙9の上面へ向けて、多色画像の色成分となるK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の各色のインク滴を、それぞれ吐出する。
すなわち、第1記録ヘッド21は、搬送経路上の第1処理位置P1において、印刷用紙9の上面に、K色のインク滴を吐出する。第2記録ヘッド22は、第1処理位置P1よりも下流側の第2処理位置P2において、印刷用紙9の上面に、C色のインク滴を吐出する。第3記録ヘッド23は、第2処理位置P2よりも下流側の第3処理位置P3において、印刷用紙9の上面に、M色のインク滴を吐出する。第4記録ヘッド24は、第3処理位置P3よりも下流側の第4処理位置P4において、印刷用紙9の上面に、Y色のインク滴を吐出する。本実施形態では、第1処理位置P1、第2処理位置P2、第3処理位置P3、および第4処理位置P4は、印刷用紙9の搬送方向に沿って、等間隔に配列されている。
4つの記録ヘッド21~24は、インク滴を吐出することによって、印刷用紙9の上面に、それぞれ単色画像を記録する。そして、4つの単色画像の重ね合わせにより、印刷用紙9の上面に、多色画像が形成される。したがって、仮に、4つの記録ヘッド21~24から吐出されるインク滴の印刷用紙9上における搬送方向の位置が相互にずれていると、印刷物の画像品質が低下する。このような、印刷用紙9上における単色画像の相互の位置ずれ(いわゆる「見当ずれ」)を許容範囲内に抑えることが、画像記録装置1の印刷品質を向上させるための重要な要素となる。
なお、記録ヘッド21~24の搬送方向下流側に、印刷用紙9の記録面に吐出されたインクを乾燥させる乾燥処理部が、さらに設けられていてもよい。乾燥処理部は、例えば、印刷用紙9へ向けて加熱された気体を吹き付けて、印刷用紙9に付着したインク中の溶媒を気化させることにより、インクを乾燥させる。ただし、乾燥処理部は、ヒートローラに印刷用紙9を巻き付けて、印刷用紙9に付着したインクを加熱・乾燥させるものであってもよい。また、乾燥処理部は、光照射等の他の方法で、インクを乾燥させるものであってもよい。
2つのエッジセンサ30は、印刷用紙9のエッジ(幅方向の端部)91の幅方向の位置を検出する検出部である。本実施形態では、搬送経路上の第1処理位置P1よりも上流側の第1検出位置Paと、第4処理位置P4よりも下流側の第2検出位置Pbとに、エッジセンサ30が配置されている。
図3は、エッジセンサ30の構造を模式的に示した図である。図3に示すように、エッジセンサ30は、印刷用紙9のエッジ91の上方に位置する投光器301と、エッジ91の下方に位置するラインセンサ302とを有する。投光器301は、下方へ向けて平行光を照射する。ラインセンサ302は、幅方向に配列された複数の受光素子321を有する。図3のように、印刷用紙9のエッジ91よりも外側においては、投光器301から照射された光が受光素子321に入射し、受光素子321が光を検出する。一方、印刷用紙9のエッジ91よりも内側においては、投光器301から照射された光が印刷用紙9に遮られるため、受光素子321は光を検出しない。エッジセンサ30は、このような複数の受光素子321における光検出の有無に基づいて、印刷用紙9のエッジ91の幅方向の位置を検出する。
図1および図2に示すように、以下では、第1検出位置Paに配置されたエッジセンサ30を、第1エッジセンサ31と称する。また、第2検出位置Pbに配置されたエッジセンサ30を、第2エッジセンサ32と称する。
第1エッジセンサ31は、本発明における「第1検出部」の一例である。第1エッジセンサ31は、第1検出位置Paにおいて、印刷用紙9のエッジ91の幅方向の位置を、断続的に検出する。これにより、第1検出位置Paにおけるエッジ91の幅方向の位置の経時変化を示す検出結果(以下、「第1検出結果Ra」と称する)を取得する。そして、第1エッジセンサ31は、この第1検出結果Raを含む検出信号を、制御部40へ出力する。
第2エッジセンサ32は、本発明における「第2検出部」の一例である。第2エッジセンサ32は、第2検出位置Pbにおいて、印刷用紙9のエッジ91の幅方向の位置を、断続的に検出する。これにより、第2検出位置Pbにおけるエッジ91の幅方向の位置の経時変化を示す検出結果(以下、「第2検出結果Rb」と称する)を取得する。そして、第2エッジセンサ32は、この第2検出結果Rbを含む検出信号を、制御部40へ出力する。
制御部40は、画像記録装置1内の各部を動作制御するための手段である。図1中に概念的に示したように、制御部40は、CPU等のプロセッサ401、RAM等のメモリ402、およびハードディスクドライブ等の記憶部403を有するコンピュータ400と、電気回路404とで、構成されている。記憶部403内には、印刷処理を実行するためのコンピュータプログラムCPが、記憶されている。また、図1中に破線で示したように、制御部40は、上述した搬送機構10、4つの記録ヘッド21~24、および2つのエッジセンサ30と、それぞれ電気的に接続されている。制御部40は、コンピュータプログラムCPに従って、これらの各部を動作制御する。これにより、画像記録装置1における印刷処理が進行する。
<2.検出・補正処理について>
制御部40は、印刷処理の実行時に、第1エッジセンサ31および第2エッジセンサ32から検出信号を取得する。そして、得られた検出信号に基づいて、印刷用紙9の搬送方向の搬送誤差を検出する。また、制御部40は、検出された搬送誤差に基づいて、4つの記録ヘッド21~24からのインク滴の吐出タイミングを補正する。これにより、上述した見当ずれを抑制する。
図4は、このような検出・補正処理を実現するための制御部40内の機能を、概念的に示したブロック図である。図4に示すように、制御部40は、タイミング調整部41、データ格納部42、演算部43、および動作指示部44を有する。演算部43は、搬送誤差算出部431および補正値算出部432を含む。データ格納部42、演算部43、および動作指示部44の機能は、コンピュータプログラムCPに従って、コンピュータ400が動作することにより実現される。タイミング調整部41の機能は、例えば、電気回路404により実現される。ただし、タイミング調整部41の機能は、コンピュータ400により実現されていてもよい。
タイミング調整部41は、第2エッジセンサ32の検出タイミングを、ランダムに変更する。図5は、タイミング調整部41のより詳細な構成を示すブロック図である。図5に示すように、タイミング調整部41は、クロック発生部411、カウンタ412、ゆらぎ発生部413、閾値設定部414、および比較器415を有する。
クロック発生部411は、一定の微小周期の矩形波電圧であるクロック信号を発生させる。クロック信号の矩形波の周期は、第1エッジセンサ31および第2エッジセンサ32の標準的な検出の周期(後述する時間間隔Δt)よりも、十分に短い。カウンタ412は、クロック発生部411から入力されるクロック信号の矩形波の数(クロック数)をカウントする。ゆらぎ発生部413は、規則的または不規則に変化する電圧信号を発生させる。閾値設定部414は、比較器415で使用される閾値を設定する。閾値設定部414では、ゆらぎ発生部413から入力される電圧信号を利用して、設定する閾値を変動させる。
比較器415は、カウンタ412のカウント値と、閾値設定部414により設定された閾値とを、比較する。そして、カウンタ412のカウント値が、閾値に到達すると、比較器415は、第2エッジセンサ32へ、検出の実行を指示する制御信号を出力するとともに、カウンタ412のカウント値をリセットする。これにより、第2エッジセンサ32の検出タイミングが、一定の時間間隔Δtではなく、規則的または不規則に変化する閾値に応じた時間間隔に変更される。したがって、第2エッジセンサ32は、不均一な時間間隔で、印刷用紙9のエッジ91の幅方向の位置を検出できる。
データ格納部42は、第1エッジセンサ31から順次に出力される第1検出結果Raと、第2エッジセンサ32から順次に出力される第2検出結果Rbとを、受信する。そして、データ格納部42は、受信した第1検出結果Raおよび第2検出結果Rbを、時系列データとして格納する。具体的には、制御部40を構成するコンピュータ内のメモリ402に、第1検出結果Raおよび第2検出結果Rbが記憶される。
図6は、第1検出結果Raの例を示した図である。図6の横軸は、第1エッジセンサ31の動作時間tを示している。図6の縦軸は、第1エッジセンサ31の検出値(印刷用紙9のエッジ91の幅方向の位置)を示している。印刷用紙9のエッジ91には、微細な凹凸が存在する。第1エッジセンサ31は、予め設定された一定時間Δtごとに(例えば50マイクロ秒ごとに)、第1検出位置Paにおける印刷用紙9のエッジ91の幅方向の位置を検出する。これにより、図6のように、印刷用紙9のエッジ91の幅方向の位置の経時変化を示すデータが得られる。
第1検出結果Raは、第1検出位置Paを通過する印刷用紙9のエッジ91の形状を反映したデータとなる。ただし、第1エッジセンサ31は、予め決められた一定時間Δtごとに、印刷用紙9のエッジ91の幅方向の位置を検出する。このため、図6のように、第1検出結果Raは、印刷用紙9のエッジ91の実際の形状(図6中の破線)のうち、検出時刻に対応する部分(図6中の黒点部分)の検出値のみの、不連続なデータ列となる。
図7は、第2検出結果Rbの例を示した図である。図7の横軸は、第2エッジセンサ32の動作時間tを示している。図7の縦軸は、第2エッジセンサ32の検出値(印刷用紙9のエッジ91の幅方向の位置)を示している。第2エッジセンサ32も、第2検出位置Pbにおける印刷用紙9のエッジ91の幅方向の位置を、断続的に検出する。したがって、第2検出結果Rbも不連続なデータ列となる。ただし、第2エッジセンサ32の検出タイミングは、上述したタイミング調整部41により、ランダムな時間間隔となっている。したがって、第2検出結果Rbに含まれる複数のデータの時間間隔は、一定時間Δtではない。
図7の例では、Δt×p1,Δt×p2,Δt×p3の3種類の時間間隔からランダムに選択された時間間隔で、第2エッジセンサ32の検出動作が行われている。p1,p2,p3の値は、例えば、0.5,1.0,1.5とすればよい。ただし、第2エッジセンサ32の検出タイミングの変化の態様は、図7の例には限られない。タイミング調整部41は、第2エッジセンサ32の検出タイミングを、より細かく変化させてもよい。
搬送誤差算出部431は、データ格納部42から第1検出結果Raおよび第2検出結果Rbを読み出す。そして、搬送誤差算出部431は、第1検出結果Raと第2検出結果Rbとを比較して、第1検出結果Raと第2検出結果Rbとで、印刷用紙9の同一のエッジ91を検出した箇所を特定する。これにより、搬送誤差算出部431は、印刷用紙9の搬送方向の搬送誤差を算出する。
図8は、搬送誤差算出部431による比較処理の様子を、概念的に示した図である。図8に示すように、搬送誤差算出部431は、第1検出結果Raに含まれる区間データと、第2検出結果Rbに含まれる区間データとを、比較する。ここでは、第1検出結果Raのうち、ある時刻tから所定時間の範囲に含まれるデータ列を、第1区間データRa(t)と呼ぶことにする。また、第2検出結果Rbのうち、ある時刻tから所定時間の範囲に含まれるデータ列を、第2区間データRb(t)と呼ぶことにする。また、第1検出位置Paから第2検出位置Pbまでの印刷用紙9の搬送にかかる理想的な時間を、理想搬送時間Tとする。
搬送誤差算出部431は、まず、ある時刻t1の第1区間データRa(t1)と、時刻t1から理想搬送時間T経過後の第2区間データRb(t1+T)とを、比較する。そして、搬送誤差算出部431は、第1区間データRa(t1)と第2区間データRb(t1+T)の一致度M(0)を算出する。一致度Mの算出には、例えば、相互相関や残差平方和などのマッチング手法が用いられる。
続いて、搬送誤差算出部431は、時刻t1の第1区間データRa(t1)と、時刻t1+Tから微小時間δtだけずらした時刻の第2区間データRb(t1+T+δt)とを、比較する。そして、搬送誤差算出部431は、第1区間データRa(t1)と第2区間データRb(t1+T+δt)の一致度M(δt)を算出する。
搬送誤差算出部431は、この第2区間データRb(t1+T+δt)のずらす時間(以下「ずらし時間」と称する)δtを、+側と-側との両方で、
…,-δtb,-δta,0,+δt1,+δt2,…
のように変更する。そして、搬送誤差算出部431は、これらのずらし時間δtのそれぞれについて、第2区間データRb(t1+T+δt)と、第1区間データRa(t1)とを、比較する。その結果、図8のように、各ずらし時間δtに対応する複数の一致度
…,M(-δtb),M(-δta),0,M(+δt1),M(+δt2),…
が算出される。
搬送誤差算出部431は、さらに、上述した時刻t1を変更して、図8の比較処理を繰り返し実行する。すなわち、搬送誤差算出部431は、複数の第1区間データRa(t1)に対して、それぞれ、複数の第2区間データRb(t1+T+δt)との一致度M(δt)を算出する。これにより、搬送誤差算出部431は、上述した一致度M(δt)の統計値を取得する。統計値は、例えば、ずらし時間δtごとに、算出された一致度M(δt)を合計したものとすればよい。
ここで、従来のように、第2エッジセンサ32の検出タイミングが、一定時間Δtごとである場合、図8の比較処理における第2区間データRb(t1+T+δt)のずらし時間δtも、Δtごとにせざるを得ない。すなわち、第2区間データRb(t1+T+δt)のずらし時間δtは、例えば、
…,-2Δt,-Δt,0,+Δt,+2Δt,…
とせざるを得ない。この場合、算出される一致度M(δt)は、時刻t1に関わらず、
…,M(-2Δt),M(-Δt),0,M(+Δt),M(+2Δt),…
となる。
図9は、このように、第2エッジセンサ32の検出タイミングが一定時間Δtごとである場合の、一致度M(δt)の統計値の例(比較例)を示したグラフである。図9の横軸は、図8の比較処理における、第2区間データRb(t1+T+δt)のずらし時間δtを示す。図9の縦軸は、一致度M(δt)の統計値を示す。この比較例では、一致度M(δt)の統計値が、一定時間Δt毎に離散的に分布している。このため、一致度M(δt)が最大となるずらし時間δtを、Δtよりも細かい精度で特定することが難しい。
これに対し、本実施形態の画像記録装置1では、第2エッジセンサ32の検出タイミングが、ランダムに変更される。このため、上述した図8の比較処理における第2区間データRb(t1+T+δt)のずらし時間δtも、ランダムに変化した値とすることができる。すなわち、第2区間データRb(t1+T+δt)のずらし時間δtを、例えば
…,-(p1+p2)Δt,-p2Δt,0,+p3Δt,+(p3+p1)Δt,…
のように、不均一な間隔で設定することができる。また、第1区間データRaごとに、比較される第2区間データRb(t1+T+δt)のずらし時間δtを、異なる値とすることができる。
図10は、このように、第2エッジセンサ32の検出タイミングをランダムに変更した場合の、一致度M(δt)の統計値の例を示したグラフである。図10の横軸は、図8の比較処理における、第2区間データRb(t1+T+δt)のずらし時間δtを示す。図10の縦軸は、一致度M(δt)の統計値を示す。図10の例では、各ずらし時間δtにおける個々の統計値は小さくなるが、図9の例よりも細かい時間間隔で、一致度M(δt)の統計値を得ることができる。したがって、一致度M(δt)が最大となるずらし時間δtを、図9の例よりも正確に特定できる。
図10のような一致度M(δt)の統計値が得られると、搬送誤差算出部431は、一致度M(δt)が最大となるずらし時間δtを、搬送誤差時間teとして決定する。その後、搬送誤差算出部431は、第1検出位置Paから第2検出位置Pbまでの印刷用紙9の理想搬送時間Tに、搬送誤差時間teを加算する。これにより、搬送誤差算出部431は、印刷用紙9のエッジ91のある箇所を第1エッジセンサ31が検出した時刻と、印刷用紙9のエッジ91の同一箇所を第2エッジセンサ32が検出した時刻との、時間差T+teを算出する。これにより、第1検出位置Paから第2検出位置Pbまでの印刷用紙9の実際の搬送時間Tc=T+teが算出される。
また、搬送誤差算出部431は、算出された印刷用紙9の実際の搬送時間Tcに基づいて、画像記録部20の下方における印刷用紙9の実際の搬送速度を算出する。そして、搬送誤差算出部431は、算出された搬送速度に基づいて、印刷用紙9の各部が、第1処理位置P1、第2処理位置P2、第3処理位置P3、および第4処理位置P4に到達する時刻を算出する。さらに、搬送誤差算出部431は、各処理位置P1,P2,P3,P4への印刷用紙9の到達時刻に基づいて、理想的な搬送速度で搬送される場合に対する、各処理位置P1,P2,P3,P4における印刷用紙9の搬送方向の位置ずれ量を算出する。
図4に戻る。補正値算出部432は、搬送誤差算出部431により算出された搬送誤差に基づいて、各記録ヘッド21~24からのインク滴の吐出タイミングを補正するための補正値を算出する。例えば、印刷用紙9の画像を記録すべき部分が各処理位置P1~P4に到達する時刻が、理想的な時刻よりも遅れる場合には、補正値算出部432は、各記録ヘッド21~24からのインク滴の吐出タイミングを遅らせるように、補正値を算出する。また、印刷用紙9の画像を記録すべき部分が各処理位置P1~P4に到達する時刻が、理想的な時刻よりも早くなる場合には、補正値算出部432は、各記録ヘッド21~24からのインク滴の吐出タイミングを早めるように、補正値を算出する。算出された補正値は、補正値算出部432から動作指示部44へ出力される。
動作指示部44は、入稿された画像データIに基づいて、各記録ヘッド21~24からのインク滴の吐出動作を制御する。このとき、動作指示部44は、補正値算出部432から出力される吐出タイミングの補正値を参照する。そして、動作指示部44は、当該補正値に従って、画像データIに基づく本来の吐出タイミングを補正する。これにより、各処理位置P1~P4において、印刷用紙9上の搬送方向の適切な箇所に、各色のインク滴が吐出される。したがって、各色のインクにより形成される単色画像の相互の位置ずれが抑制される。その結果、見当ずれの少ない高品質な印刷画像を得ることができる。
以上のように、本実施形態の画像記録装置1は、印刷用紙9のエッジ91の形状を、第1検出位置Paと第2検出位置Pbの2箇所で検出し、それらの検出結果に基づいて、印刷用紙9の搬送方向の搬送誤差を算出する。このため、印刷用紙9の表面に形成されるレジスターマーク等の画像に依存することなく、印刷用紙9の搬送方向の搬送誤差を検出できる。
「搬送誤差」には、印刷用紙9の搬送速度の理想値からの誤差、搬送経路上の各部への印刷用紙9の到達時刻の理想値からの誤差、および、搬送経路上の各部における印刷用紙9の搬送方向の位置の理想値からの誤差、が含まれる。演算部43は、これらの誤差の少なくとも1つを算出すればよい。
また、この画像記録装置1では、タイミング調整部41により、第2エッジセンサ32の検出タイミングが、ランダムに変更される。このため、第1検出結果Raに含まれる第1区間データRa(t1)と、第2検出結果Rbに含まれる第2区間データRb(t1+T+δt)とを、所定の時間間隔Δtとは異なる時間間隔δtで比較できる。その結果、第1区間データRa(t1)と第2区間データRb(t1+T+δt)との一致度M(δt)の統計値を、所定の時間間隔Δtよりも細かい時間間隔で算出できる。したがって、一致度M(δt)の統計値に基づいて、印刷用紙9の搬送誤差を、より精度よく算出できる。
また、本実施形態では、第1検出位置Paと第2検出位置Pbとの間において、印刷用紙9の記録面にインク滴が吐出される。このため、インクの付着によって印刷用紙9の搬送方向の長さが局所的に伸びた場合でも、その伸びに起因する搬送方向の搬送誤差を、第1検出位置Paおよび第2検出位置Pbの検出結果から求めることができる。
<3.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
<3-1.第1変形例>
図11は、第1変形例に係る制御部40のブロック図である。図11の例では、タイミング調整部41は、第2エッジセンサ32ではなく、第1エッジセンサ31の検出タイミングを変更する。図11の例では、第2エッジセンサ32は、予め設定された一定時間Δtごとに(例えば50マイクロ秒ごとに)、第2検出位置Pbにおける印刷用紙9のエッジ91の幅方向の位置を検出する。一方、第1エッジセンサ31は、ランダムに変化する時間間隔で、第1検出位置Paにおける印刷用紙9のエッジ91の位置を検出する。
この場合でも、図8の比較処理において、第1区間データと第2区間データの立場を逆にして、第2区間データRb(t1)に対して、複数の第1区間データRa(t1-T+δt)を比較すれば、所定の時間間隔Δtよりも細かい時間間隔で、一致度M(δt)の統計値を算出できる。したがって、一致度M(δt)の統計値に基づいて、印刷用紙9の搬送誤差を、精度よく算出できる。
<3-2.第2変形例>
図12は、第2変形例に係る制御部40のブロック図である。図12の例では、タイミング調整部41は、第1エッジセンサ31および第2エッジセンサ32の双方の検出タイミングを変更する。したがって、図12の例では、第1エッジセンサ31および第2エッジセンサ32の双方が、ランダムに変化する時間間隔で、印刷用紙9のエッジ91の位置を検出する。
この場合、上記実施形態の図8と同様に、第1区間データRa(t1)に対して、複数の第2区間データRb(t1+T+δt)を比較してもよい。また、第1区間データと第2区間データの立場を逆にして、第2区間データRb(t1)に対して、複数の第1区間データRa(t1-T+δt)を比較してもよい。いずれにしても、所定の時間間隔Δtよりも細かい時間間隔で、一致度M(δt)の統計値を算出できる。したがって、一致度M(δt)の統計値に基づいて、印刷用紙9の搬送誤差を、精度よく算出できる。
すなわち、タイミング調整部41は、第1エッジセンサ31および第2エッジセンサ32の、少なくともいずれか一方の検出タイミングを変更すればよい。
<3-3.第3変形例>
上記の実施形態では、タイミング調整部41は、第2エッジセンサ32の検出タイミングの時間間隔を、ランダムに変化させていた。しかしながら、タイミング調整部41は、第2エッジセンサ32の検出タイミングを、その時間間隔を保ちつつ、シフトさせてもよい。その場合、検出タイミングのシフト前とシフト後で、図8の比較処理における第2区間データRb(t1+T+δt)のずらし時間δtを変化させることができる。その結果、所定の時間間隔Δtよりも細かい時間間隔で、一致度M(δt)を算出できる。したがって、一致度M(δt)の統計値に基づいて、印刷用紙9の搬送誤差を、精度よく算出できる。
このように、タイミング調整部41は、第1エッジセンサ31および第2エッジセンサ32の、少なくともいずれか一方の検出タイミングを、その時間間隔を保ちつつシフトさせてもよい。
<3-4.第4変形例>
上記の実施形態では、動作指示部44は、入稿された画像データI自体を補正することなく、記録ヘッド21~24からのインク滴の吐出タイミングを補正していた。しかしながら、動作指示部44は、補正値算出部432により算出された補正値に基づいて、画像データIを補正してもよい。その場合、各記録ヘッド21~24は、補正後の画像データIに従って、インク滴の吐出を行えばよい。また、各記録ヘッド21~24において、搬送方向に複数のノズル201が配列されている場合には、動作指示部44は、補正値算出部432により算出された補正値に基づいて、各記録ヘッド21~24のインクを吐出するノズル201を変更してもよい。
<3-5.第5変形例>
図13は、第4変形例に係る制御部40のブロック図である。図13の例では、動作指示部44は、記録ヘッド21~24ではなく、搬送機構10の動作を制御する。この場合、補正値算出部432は、搬送誤差算出部431により算出された搬送誤差に基づいて、搬送機構10による印刷用紙9の搬送速度を補正するための補正値を算出する。例えば、印刷用紙9の画像を記録すべき部分が各処理位置P1~P4に到達する時刻が、理想的な時刻よりも遅れる場合には、補正値算出部432は、印刷用紙9の搬送速度が速くなるように、補正値を算出する。また、印刷用紙9の画像を記録すべき部分が各処理位置P1~P4に到達する時刻が、理想的な時刻よりも早くなる場合には、補正値算出部432は、印刷用紙9の搬送速度が遅くなるように、補正値を算出する。算出された補正値は、補正値算出部432から動作指示部44へ出力される。
動作指示部44は、補正値算出部432から出力される搬送速度の補正値を参照する。そして、動作指示部44は、当該補正値に従って、搬送機構10を構成する各ローラの回転速度を補正する。これにより、各処理位置P1~P4において、印刷用紙9上の搬送方向の適切な箇所に、各色のインク滴が吐出される。したがって、各色のインクにより形成される単色画像の相互の位置ずれが抑制される。その結果、見当ずれの少ない高品質な印刷画像を得ることができる。
搬送機構10は、印刷用紙9の搬送方向の張力を調整する張力調整部を有していてもよい。張力調整部は、例えば、搬送経路上の一部分に配置された一対のニップローラにより実現される。その場合、動作指示部44は、これらのニップローラの回転速度を、補正値に基づいて補正しつつ、制御してもよい。
<3-6.第6変形例>
上記の第1実施形態では、第1検出位置Paと第2検出位置Pbの2箇所のみに、エッジセンサ30を配置していた。しかしながら、印刷用紙9の搬送経路上に配置されるエッジセンサ30の数は、3つ以上であってもよい。例えば、図14のように、搬送経路上の第1処理位置P1よりも上流側の第1検出位置Paと、第2処理位置P2と第3処理位置P3との間の中間検出位置Pcと、第4処理位置P4よりも下流側の第2検出位置Pbとの3箇所に、エッジセンサ30を配置してもよい。
この場合、3つのエッジセンサ30の検出結果に基づいて、印刷用紙9の搬送方向の位置ずれ量を、より精度よく算出できる。例えば、第1処理位置P1および第2処理位置P2と、第3処理位置P3および第4処理位置P4とで、インクの付着量の差によって、印刷用紙9の搬送方向の位置ずれ量が異なる場合であっても、各処理位置における位置ずれ量を適切に検出できる。
<3-7.他の変形例>
上記の実施形態では、印刷用紙の幅方向の一端側のみに、エッジセンサが設けられていた。しかしながら、印刷用紙の幅方向の両側に、エッジセンサが設けられていてもよい。そうすれば、印刷用紙の幅方向の両側のエッジの検出結果に基づいて、印刷用紙の搬送方向の搬送誤差を検出できる。したがって、搬送誤差の検出精度を、より向上させることができる。
また、画像記録装置は、エッジセンサから得られる信号に基づいて、印刷用紙の幅方向の位置ずれ量(蛇行)を検出する機能を有していてもよい。このようにすれば、印刷用紙の搬送方向の搬送誤差を検出するためのエッジセンサと、印刷用紙の幅方向の位置ずれ量を検出するためのエッジセンサとを、別々に設ける必要がない。したがって、画像記録装置の部品点数を抑制できる。
また、上記の実施形態、第1変形例、および第2変形例では、タイミング調整部41が、第1エッジセンサ31および第2エッジセンサ32の少なくともいずれか一方の検出タイミングの時間間隔を、ランダムに変化させていた。また、上記の第3変形例では、タイミング調整部41が、第1エッジセンサ31および第2エッジセンサ32の少なくともいずれか一方の検出タイミングを、その時間間隔を一定に保ったままで、時間軸に沿ってシフトさせていた。しかしながら、タイミング調整部41は、第1エッジセンサ31および第2エッジセンサ32の少なくともいずれか一方の検出タイミングの時間間隔の大きさを、規則的に伸縮するように制御してもよい。
また、上記の図2では、各記録ヘッド21~24において、ノズル201が幅方向に一列に配置されていた。しかしながら、各記録ヘッド21~24において、ノズル201が2列以上に配置されていてもよい。
また、上記の実施形態では、第1検出部および第2検出部に、透過式のエッジセンサを用いていた。しかしながら、第1検出部および第2検出部の検出方式は、他の方式であってもよい。例えば、反射式の光学センサや、CCDカメラなどを用いてもよい。第1検出部および第2検出部は、印刷用紙のエッジの位置を、搬送方向および幅方向の二次元において検出するものであってもよい。
また、印刷用紙の搬送時間や各地点への到達時刻は、例えば、クロック信号やカウンタを用いて計測することができる。ただし、搬送機構のローラに設けられたロータリーエンコーダから出力されるパルス信号を基準として、上記の搬送時間や到達時刻を計測してもよい。
また、上記の実施形態では、画像記録装置内に4つの記録ヘッドが設けられていた。しかしながら、画像記録装置内の記録ヘッドの数は、1~3つであってもよく、5つ以上であってもよい。例えば、K,C,M,Yの各色に加えて、特色のインクを吐出する記録ヘッドが設けられていてもよい。
また、本発明は、印刷用紙の表面に形成されるレジスターマーク等の基準画像に基づいて、印刷用紙の位置ずれ量を検出することを、排除するものではない。例えば、レジスターマーク等の基準画像の検出結果と、上記のようなエッジセンサによるエッジの検出結果とを併用して、印刷用紙の搬送方向の搬送誤差を検出してもよい。
また、上記実施形態の画像記録装置は、インクジェット方式で印刷用紙に画像を記録するものであった。しかしながら、本発明の基材処理装置は、インクジェット以外の方法(例えば、電子写真方式や露光など)で、印刷用紙に画像を記録する装置であってもよい。また、上記実施形態の画像記録装置は、基材としての印刷用紙に印刷処理を行うものであった。しかしながら、本発明の基材処理装置は、一般的な紙以外の長尺帯状の基材(例えば、樹脂製のフィルム,金属箔など)に、所定の処理を行うものであってもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 画像記録装置
9 印刷用紙
10 搬送機構
11 巻き出しローラ
12 搬送ローラ
13 巻き取りローラ
20 画像記録部
21 第1記録ヘッド
22 第2記録ヘッド
23 第3記録ヘッド
24 第4記録ヘッド
30 エッジセンサ
31 第1エッジセンサ
32 第2エッジセンサ
40 制御部
41 タイミング調整部
42 データ格納部
43 演算部
44 動作指示部
45 駆動部
91 エッジ
201 ノズル
301 投光器
302 ラインセンサ
321 受光素子
400 コンピュータ
401 プロセッサ
402 メモリ
403 記憶部
404 電気回路
411 クロック発生部
412 カウンタ
413 ゆらぎ発生部
414 閾値設定部
415 比較器
431 搬送誤差算出部
432 補正値算出部
M 一致度
P1 第1処理位置
P2 第2処理位置
P3 第3処理位置
P4 第4処理位置
Pa 第1検出位置
Pb 第2検出位置
Pc 中間検出位置
Ra 第1検出結果
Rb 第2検出結果

Claims (14)

  1. 長尺帯状の基材を所定の搬送経路に沿って長手方向に搬送する搬送機構と、
    前記搬送経路上の第1検出位置において、基材のエッジの幅方向の位置を断続的に検出することにより、時系列データである第1検出結果を取得する第1検出部と、
    前記搬送経路上の前記第1検出位置よりも下流側の第2検出位置において、基材のエッジの幅方向の位置を断続的に検出することにより、時系列データである第2検出結果を取得する第2検出部と、
    前記第1検出部および前記第2検出部の動作を制御する制御部と、
    前記第1検出結果と前記第2検出結果とを比較することにより、基材の搬送方向の搬送誤差を算出する演算部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記第1検出部および前記第2検出部の少なくともいずれか一方の検出タイミングを変更するタイミング調整部
    を有する、基材処理装置。
  2. 請求項1に記載の基材処理装置であって、
    前記演算部は、前記第1検出結果に含まれる区間データと、前記第2検出結果に含まれる区間データとを比較して、前記区間データ同士の一致度を算出する処理を、前記区間データの時間を変更しつつ実行することにより、前記一致度の統計値を算出し、前記統計値に基づいて、基材の前記搬送誤差を算出する、基材処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の基材処理装置であって、
    前記タイミング調整部は、前記第1検出部および前記第2検出部の少なくともいずれか一方の検出タイミングの時間間隔を、ランダムに変更する、基材処理装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の基材処理装置であって、
    前記タイミング調整部は、前記第1検出部および前記第2検出部の少なくともいずれか一方の検出タイミングを、その時間間隔を保ちつつシフトさせる、基材処理装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の基材処理装置であって、
    前記タイミング調整部は、前記第1検出部および前記第2検出部のいずれか一方のみの検出タイミングを変更する、基材処理装置。
  6. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の基材処理装置であって、
    前記タイミング調整部は、前記第1検出部および前記第2検出部の双方の検出タイミングを変更する、基材処理装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の基材処理装置であって、
    前記搬送経路上の処理位置において、基材を処理する処理部
    をさらに備え、
    前記演算部は、前記処理位置における基材の前記搬送誤差を算出する、基材処理装置。
  8. 請求項7に記載の基材処理装置であって、
    前記処理位置は、前記第1検出位置と前記第2検出位置との間に位置する、基材処理装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載の基材処理装置であって、
    前記処理部は、基材の表面にインクを吐出して画像を記録する画像記録部である、基材処理装置。
  10. 請求項9に記載の基材処理装置であって、
    前記演算部は、
    算出された前記搬送誤差に基づいて補正値を算出し、
    前記制御部は、
    前記補正値に基づいて、前記画像記録部の動作を補正する動作指示部
    をさらに有する、基材処理装置。
  11. 長尺帯状の基材を所定の搬送経路に沿って長手方向に搬送しつつ、基材の搬送方向の搬送誤差を検出する検出方法であって、
    a)前記搬送経路上の第1検出位置において、基材のエッジの幅方向の位置を断続的に検出することにより、時系列データである第1検出結果を取得する工程と、
    b)前記搬送経路上の前記第1検出位置よりも下流側の第2検出位置において、基材のエッジの幅方向の位置を断続的に検出することにより、時系列データである第2検出結果を取得する工程と、
    c)前記工程a)および前記工程b)の少なくともいずれか一方の検出タイミングを変更する工程と、
    d)前記第1検出結果と前記第2検出結果とを比較することにより、基材の前記搬送誤差を算出する工程と、
    を有する、検出方法。
  12. 長尺帯状の基材を所定の搬送経路に沿って長手方向に搬送する搬送機構と、
    前記搬送経路上の第1検出位置において、基材のエッジの幅方向の位置を断続的に検出することにより、前記第1検出位置における基材のエッジの幅方向の位置の経時変化を示す第1検出結果を取得する第1検出部と、
    前記搬送経路上の前記第1検出位置よりも下流側の第2検出位置において、基材のエッジの幅方向の位置を断続的に検出することにより、前記第2検出位置における基材のエッジの幅方向の位置の経時変化を示す第2検出結果を取得する第2検出部と、
    前記第1検出部および前記第2検出部の動作を制御する制御部と、
    前記第1検出結果と前記第2検出結果とを比較することにより、基材のエッジのある箇所を前記第1検出部が検出した時刻と、基材のエッジの前記箇所を前記第2検出部が検出した時刻との時間差を算出し、前記時間差に基づいて、前記第1検出位置から前記第2検出位置までの基材の実際の搬送時間を算出する演算部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記第1検出部および前記第2検出部の少なくともいずれか一方の検出タイミングを変更するタイミング調整部
    を有する、基材処理装置。
  13. 請求項12に記載の基材処理装置であって、
    前記搬送経路上の処理位置において、基材を処理する処理部
    をさらに備え、
    前記演算部は、算出された前記搬送時間に基づいて、前記処理部における基材の実際の搬送速度を算出する、基材処理装置。
  14. 請求項13記載の基材処理装置であって、
    前記演算部は、算出された前記搬送速度に基づいて、基材の各部が前記処理部に到達する到達時刻を算出し、前記到達時刻に基づいて、理想的な搬送速度で搬送される場合に対する、基材の各部の前記搬送方向の位置ずれ量を算出する、基材処理装置。
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