JP7221726B2 - インバータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インバータ回路により交流電圧をモータに印加して駆動するインバータ装置に関するものである。
従来よりモータを駆動するためのインバータ装置は、複数のスイッチング素子により三相インバータ回路を構成すると共に、UVW各相のスイッチング素子をPWM(Pulse Width Modulation)制御し、正弦波に近い電圧波形をモータに印加して駆動するものであるが、モータの中性点電位の変動により発生するコモンモードノイズが問題となっていた。
このコモンモードノイズは、例えば電動コンプレッサを構成するモータの場合、コンプレッサの筐体と接地間の浮遊容量を通して漏洩するコモンモード電流によって発生するものであるが、従来ではノイズフィルタを設置して規制を満足させていた。
特許第4276097号公報 特許第5093452号公報
しかしながら、係るノイズフィルタの設置は装置の大型化を招き、コストも高騰する問題がある。一方、モータの中性点電位は各相電圧の平均から求められるので、スイッチング素子のスイッチングによる相電圧の変化を調整して、モータの中性点電位の変動を抑制する方式も提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
本発明は、係る従来の状況を考慮して成されたものであり、コモンモードノイズを効果的に解消、若しくは、抑制することができるインバータ装置を提供することを目的とする。
本発明のインバータ装置は、上アーム電源ライン及び下アーム電源ライン間に、各相毎に上アームスイッチング素子と下アームスイッチング素子を直列接続し、これら各相の上下アームスイッチング素子の接続点の電圧を三相交流出力としてモータに印加するインバータ回路と、このインバータ回路の各相の上下アームスイッチング素子のスイッチングを制御する制御装置を備えたものであって、制御装置は、各相の上下アームスイッチング素子のスイッチングタイミングが同期し、且つ、モータに印加される相電圧の変化が他の相電圧の変化で打ち消される各相の電圧指令値を生成してインバータ回路を制御すると共に、モータに流れる各相の電流が、モータに流入する向きであるか、流出する向きであるかに応じて、電圧指令値を変更することを特徴とする。
請求項2の発明のインバータ装置は、上記発明において制御装置は、何れか一相の下アームスイッチング素子がONし、他の二相の上アームスイッチング素子がONしている状態からスイッチングの規定区間を開始することを特徴とする。
請求項3の発明のインバータ装置は、請求項1の発明において制御装置は、何れか二相の下アームスイッチング素子がONし、他の一相の上アームスイッチング素子がONしている状態からスイッチングの規定区間を開始することを特徴とする。
本発明によれば、上アーム電源ライン及び下アーム電源ライン間に、各相毎に上アームスイッチング素子と下アームスイッチング素子を直列接続し、これら各相の上下アームスイッチング素子の接続点の電圧を三相交流出力としてモータに印加するインバータ回路と、このインバータ回路の各相の上下アームスイッチング素子のスイッチングを制御する制御装置を備えたインバータ装置において、制御装置が、各相の上下アームスイッチング素子のスイッチングタイミングが同期し、且つ、相電圧の変化が他の相電圧の変化で打ち消される各相の電圧指令値を生成してインバータ回路を制御するようにしたので、スイッチング素子のスイッチングタイミングによりモータの中性点電位の変動を解消、若しくは、著しく抑制することができるようになる。これにより、コモンモードノイズの発生を効果的に解消、若しくは、抑制することが可能となる。
ここで、スイッチング素子をスイッチングする際に考慮するデッドタイムでの相電圧はモータに流れる電流の向きに応じて変化する。そこで、本発明では制御装置が、モータに流れる各相の電流がモータに流入する向きであるか、流出する向きであるかに応じて電圧指令値を変更するようにしたので、モータに流れる電流の向きに関わらず、支障無く中性点電位の変動を解消、若しくは、抑制することができるようになる。
また、請求項2の発明の如く制御装置が、何れか一相の下アームスイッチング素子がONし、他の二相の上アームスイッチング素子がONしている状態からスイッチングの規定区間を開始し、或いは、請求項3の発明の如く制御装置が、何れか二相の下アームスイッチング素子がONし、他の一相の上アームスイッチング素子がONしている状態からスイッチングの規定区間を開始するようにすれば、相電圧の変化を他の相電圧の変化で円滑に打ち消すことができるようになる。
本発明の一実施例のインバータ装置の電気回路図である。 図1のモータを運転する電圧ベクトルV1~V6を纏めて示した図である。 図1のインバータ装置の制御装置による電圧ベクトルV0の生成を説明する図である。 図1のインバータ装置の制御装置による電圧ベクトルV1の生成を説明する図である。 図1のインバータ装置の制御装置によるもう一つの電圧ベクトルV1の生成を説明する図である。 図1のインバータ装置の制御装置による電圧ベクトルV2の生成を説明する図である。 図1のインバータ装置の制御装置による電圧ベクトルV3の生成を説明する図である。 図1のインバータ装置の制御装置による電圧ベクトルV4の生成を説明する図である。 図1のインバータ装置の制御装置による電圧ベクトルV5の生成を説明する図である。 図1のインバータ装置の制御装置による電圧ベクトルV6の生成を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。実施例のインバータ装置1は、モータ8により圧縮機構を駆動する所謂インバータ一体型の電動コンプレッサに搭載されるものであり、電動コンプレッサは例えば車両用空気調和装置の冷媒回路を構成するものである。
(1)インバータ装置1の構成
図1においてインバータ装置1は、三相のインバータ回路(三相インバータ回路)28と、制御装置21を備えている。インバータ回路28は、直流電源(車両のバッテリ:例えば、300V)29の直流電圧を三相交流電圧に変換してモータ8に印加する回路である。このインバータ回路28は、U相ハーフブリッジ回路19U、V相ハーフブリッジ回路19V、W相ハーフブリッジ回路19Wを有しており、各相ハーフブリッジ回路19U~19Wは、それぞれ上アームスイッチング素子18A~18Cと、下アームスイッチング素子18D~18Fを個別に有している。更に、各スイッチング素子18A~18Fには、それぞれフライホイールダイオード31が逆並列に接続されている。
尚、各スイッチング素子18A~18Fは、実施例ではMOS構造をゲート部に組み込んだ絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)等から構成されている。
そして、インバータ回路28の上アームスイッチング素子18A~18Cの上端側は、直流電源29及び平滑コンデンサ32の上アーム電源ライン(正極側母線)10に接続されている。一方、インバータ回路28の下アームスイッチング素子18D~18Fの下端側は、直流電源29及び平滑コンデンサ32の下アーム電源ライン(負極側母線)15に接続されている。
この場合、U相ハーフブリッジ回路19Uの上アームスイッチング素子18Aと下アームスイッチング素子18Dが直列に接続され、V相ハーフブリッジ回路19Vの上アームスイッチング素子18Bと下アームスイッチング素子18Eが直列に接続され、W相ハーフブリッジ回路19Wの上アームスイッチング素子18Cと下アームスイッチング素子18Fが直列に接続されている。
そして、U相ハーフブリッジ回路19Uの上アームスイッチング素子18Aと下アームスイッチング素子18Dの接続点は、モータ8のU相の電機子コイル2に接続され、V相ハーフブリッジ回路19Vの上アームスイッチング素子18Bと下アームスイッチング素子18Eの接続点は、モータ8のV相の電機子コイル3に接続され、W相ハーフブリッジ回路19Wの上アームスイッチング素子18Cと下アームスイッチング素子18Fの接続点は、モータ8のW相の電機子コイル4に接続されている。
(2)制御装置21の構成
制御装置21はプロセッサを有するマイクロコンピュータから構成されており、実施例では車両ECUから回転数指令値を入力し、モータ8から相電流を入力して、これらに基づき、インバータ回路28の各スイッチング素子18A~18FのON/OFF状態(スイッチング)を制御する。具体的には、各スイッチング素子18A~18Fのゲート端子に印加するゲート電圧を制御する。
実施例の制御装置21は、相電圧指令演算部33と、PWM信号生成部36と、ゲートドライバ37と、モータ8に流れる各相のモータ電流(相電流)であるU相電流iu、V相電流iv、W相電流iwを測定するためのカレントトランスから成る電流センサ26A、26Bを有しており、各電流センサ26A、26Bは相電圧指令演算部33に接続されている。尚、電流センサ26AはU相電流iuを測定し、電流センサ26BはV相電流ivを測定する。そして、W相電流iwはこれらから計算により求める。また、実施例のように各相のモータ電流を電流センサ26A、26Bで測定する以外に、下アーム電源ライン15の電流値を検出し、その電流値とモータ8の運転状態から相電圧指令演算部33が推定するなど、各相電流を検出・推定する方法に関しては、特に、限定しない。
この相電圧指令演算部33は、モータ8の電気角、電流指令値と相電流に基づいてモータ8の各相の電機子コイル2~4に印加するU相電圧Vu、V相電圧Vv、W相電圧Vwを生成するための三相変調電圧指令値Vu’(以下、U相電圧指令値Vu’)、Vv’(以下、V相電圧指令値Vv’)、Vw’(以下、W相電圧指令値Vw’)を演算し、生成する。
PWM信号生成部36は、相電圧指令演算部33により演算された三相変調電圧指令値Vu’、Vv’、Vw’と、三角キャリア(キャリア三角波)との大小を比較することにより、インバータ回路28のU相ハーフブリッジ回路19U、V相ハーフブリッジ回路19V、W相ハーフブリッジ回路19Wの駆動指令信号となるPWM信号を発生させる。
ゲートドライバ37は、PWM信号生成部36から出力されるPWM信号に基づき、U相ハーフブリッジ回路19Uの上アームスイッチング素子18A、下アームスイッチング素子18Dのゲート電圧と、V相ハーフブリッジ回路19Vの上アームスイッチング素子18B、下アームスイッチング素子18Eのゲート電圧と、W相ハーフブリッジ回路19Wの上アームスイッチング素子18C、下アームスイッチング素子18Fのゲート電圧を発生させる。
そして、インバータ回路28の各スイッチング素子18A~18Fは、ゲートドライバ37から出力されるゲート電圧に基づき、ON/OFF駆動される。即ち、ゲート電圧がON状態(所定の電圧値)となるとスイッチング素子がON動作し、ゲート電圧がOFF状態(零)となるとスイッチング素子がOFF動作する。このゲートドライバ37は、スイッチング素子18A~18Fが前述したIGBTである場合には、PWM信号に基づいてゲート電圧をIGBTに印加するための回路であり、フォトカプラやロジックIC、トランジスタ等から構成される。
そして、U相ハーフブリッジ回路19Uの上アームスイッチング素子18Aと下アームスイッチング素子18Dの接続点の電圧がU相電圧Vu(相電圧)としてモータ8のU相の電機子コイル2に印加(出力)され、V相ハーフブリッジ回路19Vの上アームスイッチング素子18Bと下アームスイッチング素子18Eの接続点の電圧がV相電圧Vv(相電圧)としてモータ8のV相の電機子コイル3に印加(出力)され、W相ハーフブリッジ回路19Wの上アームスイッチング素子18Cと下アームスイッチング素子18Fの接続点の電圧がW相電圧Vw(相電圧)としてモータ8のW相の電機子コイル4に印加(出力)される。
(3)制御装置21の動作
次に、図2~図10を参照しながら、制御装置21の実際の制御動作について説明する。本発明のインバータ装置1の制御装置21の相電圧指令演算部33は、モータ8の中性点電位Vcの変動が無くなるようなU相電圧指令値Vu’、V相電圧指令値Vv’、及び、W相電圧指令値Vw’(三相変調電圧指令値)を演算し、モータ8を運転する電圧ベクトルV0~V6を生成する(図2に纏めて示す)。そして、前述した回転数指令値に応じて何れかの電圧ベクトルV0~V6を選択し、モータ8を運転する。
(3-1)電圧ベクトルV0
先ず、図3を用いて図2の電圧ベクトルV0の生成について説明する。図3の最上段は制御装置21の相電圧指令演算部33が生成するU相電圧指令値Vu’、V相電圧指令値Vv’、及び、W相電圧指令値Vw’と三角キャリアX1~X4を示し、上から二段目は各スイッチング素子18A~18FのON/OFF状態、下から二段目はモータ8に印加されるU相電圧Vu、V相電圧Vv、W相電圧Vw、最下段はモータ8の中性点電位Vcをそれぞれ示している。
また、右側にモータ8に流れるU相電流iu、V相電流iv、及び、W相電流iwの向きを示している。各相電流の向きの組み合わせは6つあり、モータ8に流入する方向を+、モータ8から流出する方向を-で示している。図3の例は最上段の場合であり、U相電流iu、及び、V相電流ivがモータ8に流入する向き、W相電流iwはモータ8から流出する向きの場合を示している。
尚、実施例ではデッドタイムを作るために三角キャリアは二つの上りX1、X2と二つの下りX3、X4から成る。上りX2は上りX1より進み、下りX4は下りX3より進む位相である。そして、1キャリア周期の前半では、PWM信号生成部36が三角キャリアの上りX1と各電圧指令値Vu’、Vv’、Vw’を比較して、U相の下アームスイッチング素子18D、V相の上アームスイッチング素子18B、及び、W相の上アームスイッチング素子18CをON/OFFするPWM信号を生成し、三角キャリアの上りX2と各電圧指令値Vu’、Vv’、Vw’を比較して、U相の上アームスイッチング素子18A、V相の下アームスイッチング素子18E、及び、W相の下アームスイッチング素子18FをON/OFFするPWM信号を生成する。
1キャリア周期の後半では、PWM信号生成部36が三角キャリアの下りX3と各電圧指令値Vu’、Vv’、Vw’を比較して、U相の上アームスイッチング素子18A、V相の下アームスイッチング素子18E、及び、W相の下アームスイッチング素子18FをON/OFFするPWM信号を生成し、三角キャリアの下りX4と各電圧指令値Vu’、Vv’、Vw’を比較して、U相の下アームスイッチング素子18D、V相の上アームスイッチング素子18B、及び、W相の上アームスイッチング素子18CをON/OFFするPWM信号を生成する。
また、相電圧指令演算部33は、実施例ではU相の下アームスイッチング素子18DがONし、V相の上アームスイッチング素子18B、及び、W相の上アームスイッチング素子18CがONしている状態からスイッチングの規定区間を開始する。
実施例の如くU相電流iu、及び、V相電流ivがモータ8に流入する向き、W相電流iwはモータ8から流出する向きである場合、U相では上アームスイッチング素子18AがONしている期間にU相電圧Vuが「H」となり、V相でも上アームスイッチング素子18BがONしている期間にV相電圧Vvが「H」となり、W相では下アームスイッチング素子18FがOFFしている期間にW相電圧Vwが「H」となる。この「H」の期間の幅の総和が各相電圧の大きさとなり、電圧ベクトルV0では三相全て「中」の大きさとなる。
また、この図から明らかな如く、相電圧指令演算部33は各相電圧を「H」とするスイッチング素子のスイッチングタイミング(ON/OFFタイミング)を同期させ、且つ、U相電圧Vuの変化を、V相電圧VvとW相電圧Vwの変化で打ち消すような電圧指令値Vu’、Vv’、Vw’を生成する。これにより、各相電圧Vu、Vv、Vwの平均である中性点電位Vcは常に一定となり、変化しなくなるので、コモンモードノイズが解消されることになる。
(3-2)電圧ベクトルV1(その1)
次に、図4を用いて図2の電圧ベクトルV1の生成について説明する。図4でも最上段はU相電圧指令値Vu’、V相電圧指令値Vv’、及び、W相電圧指令値Vw’と三角キャリアX1~X4を示し、上から二段目は各スイッチング素子18A~18FのON/OFF状態、下から二段目はモータ8に印加されるU相電圧Vu、V相電圧Vv、W相電圧Vw、最下段はモータ8の中性点電位Vcをそれぞれ示している。
また、同様に右側にモータ8に流れるU相電流iu、V相電流iv、及び、W相電流iwの向きを示している。図4の例も最上段の場合であり、U相電流iu、及び、V相電流ivがモータ8に流入する向き、W相電流iwはモータ8から流出する向きの場合を示している。
尚、PWM信号生成部36の動作については前述と同様である。また、同様に相電圧指令演算部33は、実施例ではU相の下アームスイッチング素子18DがONし、V相の上アームスイッチング素子18B、及び、W相の上アームスイッチング素子18CがONしている状態からスイッチングの規定区間を開始する。
実施例の如くU相電流iu、及び、V相電流ivがモータ8に流入する向き、W相電流iwはモータ8から流出する向きである場合、U相では上アームスイッチング素子18AがONしている期間にU相電圧Vuが「H」となり、V相でも上アームスイッチング素子18BがONしている期間にV相電圧Vvが「H」となり、W相では下アームスイッチング素子18FがOFFしている期間にW相電圧Vwが「H」となる。この「H」の期間の幅の総和が各相電圧の大きさとなり、電圧ベクトルV1ではU相電圧Vuが「大」、V相電圧VvとW相電圧Vwが「中」の大きさとなる。
また、この図から明らかな如く、電圧ベクトルV1でも相電圧指令演算部33は各相電圧を「H」とするスイッチング素子のスイッチングタイミング(ON/OFFタイミング)を同期させ、且つ、U相電圧Vuの変化を、V相電圧VvとW相電圧Vwの変化で打ち消すような電圧指令値Vu’、Vv’、Vw’を生成する。これにより、電圧ベクトルV1でも、各相電圧Vu、Vv、Vwの平均である中性点電位Vcは常に一定となり、変化しなくなるので、コモンモードノイズが解消されることになる。
(3-3)電圧ベクトルV1(その2)
次に、図5を用いてもう一つの電圧ベクトルV1の生成について説明する。図5でも最上段はU相電圧指令値Vu’、V相電圧指令値Vv’、及び、W相電圧指令値Vw’と三角キャリアX1~X4を示し、上から二段目は各スイッチング素子18A~18FのON/OFF状態、下から二段目はモータ8に印加されるU相電圧Vu、V相電圧Vv、W相電圧Vw、最下段はモータ8の中性点電位Vcをそれぞれ示している。
また、同様に右側にモータ8に流れるU相電流iu、V相電流iv、及び、W相電流iwの向きを示しているが、図5の場合には、U相電流iuがモータ8に流入する向き、V相電流iv、及び、W相電流iwはモータ8から流出する向きの場合である。
尚、PWM信号生成部36の動作については前述と同様である。また、同様に相電圧指令演算部33は、実施例ではU相の下アームスイッチング素子18DがONし、V相の上アームスイッチング素子18B、及び、W相の上アームスイッチング素子18CがONしている状態からスイッチングの規定区間を開始する。
前述した如く相電流がモータ8に流入する向きでは上アームスイッチング素子がONしているときに相電圧は「H」となり、相電流がモータ8から流出する向きでは下アームスイッチング素子がOFFしているときに相電圧は「H」となる。そのため、U相電流iuがモータ8に流入する向き、V相電流iv、及び、W相電流iwがモータ8から流出する向きの場合、電圧ベクトルV1を生成するために図4と同じタイミングでスイッチングすると、V相電流ivはモータ8から流出する向きであるため、V相の下アームスイッチング素子18EがONする前のデッドタイムに、上アームスイッチング素子18Bに接続されているフライホイールダイオード31に電流が流れ、図4中に破線Z1で示すようにV相電圧Vvが「H」のままとなってしまい、図4中に破線Z2で示すように中性点電位Vcが変動してしまうことになる。
そこで、図5のような電流の向きの場合、相電圧指令演算部33は図5のようなタイミングで各スイッチング素子18A~18Fがスイッチングされるような電圧指令値Vu’、Vv’、Vw’を生成する。即ち、図5の場合はU相電流iuがモータ8に流入する向き、V相電流ivとW相電流iwがモータ8から流出する向きであるので、U相では上アームスイッチング素子18AがONしている期間にU相電圧Vuが「H」となり、V相では下アームスイッチング素子18EがOFFしている期間にV相電圧Vvが「H」となり、W相でも下アームスイッチング素子18FがOFFしている期間にW相電圧Vwが「H」となる。この「H」の期間の幅の総和が各相電圧の大きさとなり、この場合も電圧ベクトルV1はU相電圧Vuが「大」、V相電圧VvとW相電圧Vwが「中」の大きさとなる。
そして、この場合の電圧ベクトルV1では相電流の向きに応じて、相電圧指令演算部33が各相電圧を「H」とするスイッチング素子のスイッチングタイミング(ON/OFFタイミング)を同期させ、且つ、U相電圧Vuの変化を、V相電圧VvとW相電圧Vwの変化で打ち消すような電圧指令値Vu’、Vv’、Vw’に変更して出力する。これにより、この場合の電流の向きでも、電圧ベクトルV1で各相電圧Vu、Vv、Vwの平均である中性点電位Vcは常に一定となり、変化しなくなるので、コモンモードノイズが解消されることになる。
(3-4)電圧ベクトルV2
次に、図6を用いて図2の電圧ベクトルV2の生成について説明する。図6でも最上段はU相電圧指令値Vu’、V相電圧指令値Vv’、及び、W相電圧指令値Vw’と三角キャリアX1~X4を示し、上から二段目は各スイッチング素子18A~18FのON/OFF状態、下から二段目はモータ8に印加されるU相電圧Vu、V相電圧Vv、W相電圧Vw、最下段はモータ8の中性点電位Vcをそれぞれ示している。
また、同様に右側にモータ8に流れるU相電流iu、V相電流iv、及び、W相電流iwの向きを示している。図6の例は、U相電流iu、及び、V相電流ivがモータ8に流入する向き、W相電流iwはモータ8から流出する向き、或いは、U相電流iuがモータ8に流入する向き、V相電流iv、及び、W相電流iwはモータ8から流出する向きの場合を示している。
尚、PWM信号生成部36の動作については前述と同様である。また、同様に相電圧指令演算部33は、実施例ではU相の下アームスイッチング素子18DがONし、V相の上アームスイッチング素子18B、及び、W相の上アームスイッチング素子18CがONしている状態からスイッチングの規定区間を開始する。
この実施例でもU相電流iu、及び、V相電流ivがモータ8に流入する向き、W相電流iwはモータ8から流出する向きである場合、U相では上アームスイッチング素子18AがONしている期間にU相電圧Vuが「H」となり、V相でも上アームスイッチング素子18BがONしている期間にV相電圧Vvが「H」となり、W相では下アームスイッチング素子18FがOFFしている期間にW相電圧Vwが「H」となる。また、U相電流iuがモータ8に流入する向き、V相電流iv、及び、W相電流iwがモータ8から流出する向きである場合には、U相では上アームスイッチング素子18AがONしている期間にU相電圧Vuが「H」となり、V相では下アームスイッチング素子18EがOFFしている期間にV相電圧Vvが「H」となり、W相でも下アームスイッチング素子18FがOFFしている期間にW相電圧Vwが「H」となるが、V相電圧指令値Vv’は最高値で固定なので、電流の向きに関係なくV相電圧Vvには変化がなくなる。
一方、U相電圧指令値Vu’とW相電圧指令値Vw’は低い値で固定なので、U相電圧VuとW相電圧Vwは同期して、且つ、相互に打ち消す方向に変化することになる。尚、電圧ベクトルV2はU相電圧VuとV相電圧Vvが「大」、W相電圧Vwが「小」の大きさとなる。これにより、電圧ベクトルV2でも、各相電圧Vu、Vv、Vwの平均である中性点電位Vcは常に一定となり、変化しなくなるので、コモンモードノイズが解消されることになる。
(3-5)電圧ベクトルV3
次に、図7を用いて図2の電圧ベクトルV3の生成について説明する。図7でも最上段はU相電圧指令値Vu’、V相電圧指令値Vv’、及び、W相電圧指令値Vw’と三角キャリアX1~X4を示し、上から二段目は各スイッチング素子18A~18FのON/OFF状態、下から二段目はモータ8に印加されるU相電圧Vu、V相電圧Vv、W相電圧Vw、最下段はモータ8の中性点電位Vcをそれぞれ示している。
また、同様に右側にモータ8に流れるU相電流iu、V相電流iv、及び、W相電流iwの向きを示している。図7の例は、U相電流iu、及び、V相電流ivがモータ8に流入する向き、W相電流iwはモータ8から流出する向き、或いは、U相電流iuがモータ8に流入する向き、V相電流iv、及び、W相電流iwはモータ8から流出する向きの場合を示している。
尚、PWM信号生成部36の動作については前述と同様である。また、同様に相電圧指令演算部33は、実施例ではU相の下アームスイッチング素子18DがONし、V相の上アームスイッチング素子18B、及び、W相の上アームスイッチング素子18CがONしている状態からスイッチングの規定区間を開始する。
この実施例でもU相電流iu、及び、V相電流ivがモータ8に流入する向き、W相電流iwはモータ8から流出する向きである場合、U相では上アームスイッチング素子18AがONしている期間にU相電圧Vuが「H」となり、V相でも上アームスイッチング素子18BがONしている期間にV相電圧Vvが「H」となり、W相では下アームスイッチング素子18FがOFFしている期間にW相電圧Vwが「H」となる。また、U相電流iuがモータ8に流入する向き、V相電流iv、及び、W相電流iwがモータ8から流出する向きである場合には、U相では上アームスイッチング素子18AがONしている期間にU相電圧Vuが「H」となり、V相では下アームスイッチング素子18EがOFFしている期間にV相電圧Vvが「H」となり、W相でも下アームスイッチング素子18FがOFFしている期間にW相電圧Vwが「H」となるが、V相電圧指令値Vv’は最高値で固定なので、電流の向きに関係なくV相電圧Vvには変化がなくなる。
一方、U相電圧指令値Vu’とW相電圧指令値Vw’は中程度の値で固定なので、U相電圧VuとW相電圧Vwは同期して、且つ、相互に打ち消す方向に変化することになる。尚、電圧ベクトルV3はU相電圧Vuが「中」、V相電圧Vvが「大」、W相電圧Vwが「中」の大きさとなる。これにより、電圧ベクトルV3でも、各相電圧Vu、Vv、Vwの平均である中性点電位Vcは常に一定となり、変化しなくなるので、コモンモードノイズが解消されることになる。
(3-6)電圧ベクトルV4
次に、図8を用いて図2の電圧ベクトルV4の生成について説明する。図8でも最上段はU相電圧指令値Vu’、V相電圧指令値Vv’、及び、W相電圧指令値Vw’と三角キャリアX1~X4を示し、上から二段目は各スイッチング素子18A~18FのON/OFF状態、下から二段目はモータ8に印加されるU相電圧Vu、V相電圧Vv、W相電圧Vw、最下段はモータ8の中性点電位Vcをそれぞれ示している。
尚、PWM信号生成部36の動作については前述と同様である。また、同様に相電圧指令演算部33は、実施例ではU相の下アームスイッチング素子18DがONし、V相の上アームスイッチング素子18B、及び、W相の上アームスイッチング素子18CがONしている状態からスイッチングの規定区間を開始する。
この実施例ではU相電圧指令値Vu’、V相電圧指令値Vv’、W相電圧指令値Vw’が全て最高値で固定なので、電流の向きに関係なくU相電圧Vu、V相電圧Vv、W相電圧Vwには変化がなくなる。そして、電圧ベクトルV4はU相電圧Vuが「小」、V相電圧VvとW相電圧Vwが「大」の大きさとなる。この場合にも各相電圧Vu、Vv、Vwの平均である中性点電位Vcは常に一定となり、変化しなくなるので、コモンモードノイズが解消されることになる。
(3-7)電圧ベクトルV5
次に、図9を用いて図2の電圧ベクトルV5の生成について説明する。図9でも最上段はU相電圧指令値Vu’、V相電圧指令値Vv’、及び、W相電圧指令値Vw’と三角キャリアX1~X4を示し、上から二段目は各スイッチング素子18A~18FのON/OFF状態、下から二段目はモータ8に印加されるU相電圧Vu、V相電圧Vv、W相電圧Vw、最下段はモータ8の中性点電位Vcをそれぞれ示している。
また、同様に右側にモータ8に流れるU相電流iu、V相電流iv、及び、W相電流iwの向きを示している。図9の例は、U相電流iu、及び、V相電流ivがモータ8に流入する向き、W相電流iwはモータ8から流出する向きの場合を示している。
尚、PWM信号生成部36の動作については前述と同様である。また、同様に相電圧指令演算部33は、実施例ではU相の下アームスイッチング素子18DがONし、V相の上アームスイッチング素子18B、及び、W相の上アームスイッチング素子18CがONしている状態からスイッチングの規定区間を開始する。
この実施例でもU相電流iu、及び、V相電流ivがモータ8に流入する向き、W相電流iwはモータ8から流出する向きである場合、U相では上アームスイッチング素子18AがONしている期間にU相電圧Vuが「H」となり、V相でも上アームスイッチング素子18BがONしている期間にV相電圧Vvが「H」となり、W相では下アームスイッチング素子18FがOFFしている期間にW相電圧Vwが「H」となるが、W相電圧指令値Vw’は最高値で固定なので、電流の向きに関係なくW相電圧Vwには変化がなくなる。
一方、U相電圧指令値Vu’は中程度の値で固定、V相電圧指令値Vv’はU相よりも高い中程度の値で固定である。これらの値は、デッドタイムを考慮してU相電圧VuとV相電圧Vwが同期し、且つ、相互に打ち消す方向に変化する値とされる。尚、電圧ベクトルV5はU相電圧Vuが「中」、V相電圧Vvが「中」、W相電圧Vwが「大」の大きさとなる。これにより、電圧ベクトルV5でも、各相電圧Vu、Vv、Vwの平均である中性点電位Vcは常に一定となり、変化しなくなるので、コモンモードノイズが解消されることになる。
(3-8)電圧ベクトルV6
次に、図10を用いて図2の電圧ベクトルV6の生成について説明する。図10でも最上段はU相電圧指令値Vu’、V相電圧指令値Vv’、及び、W相電圧指令値Vw’と三角キャリアX1~X4を示し、上から二段目は各スイッチング素子18A~18FのON/OFF状態、下から二段目はモータ8に印加されるU相電圧Vu、V相電圧Vv、W相電圧Vw、最下段はモータ8の中性点電位Vcをそれぞれ示している。
また、同様に右側にモータ8に流れるU相電流iu、V相電流iv、及び、W相電流iwの向きを示している。図9の例は、U相電流iu、及び、V相電流ivがモータ8に流入する向き、W相電流iwはモータ8から流出する向きの場合を示している。
尚、PWM信号生成部36の動作については前述と同様である。また、同様に相電圧指令演算部33は、実施例ではU相の下アームスイッチング素子18DがONし、V相の上アームスイッチング素子18B、及び、W相の上アームスイッチング素子18CがONしている状態からスイッチングの規定区間を開始する。
この実施例でもU相電流iu、及び、V相電流ivがモータ8に流入する向き、W相電流iwはモータ8から流出する向きである場合、U相では上アームスイッチング素子18AがONしている期間にU相電圧Vuが「H」となり、V相でも上アームスイッチング素子18BがONしている期間にV相電圧Vvが「H」となり、W相では下アームスイッチング素子18FがOFFしている期間にW相電圧Vwが「H」となるが、W相電圧指令値Vw’は最高値で固定なので、電流の向きに関係なくW相電圧Vwには変化がなくなる。
一方、U相電圧指令値Vu’は小さい値で固定、V相電圧指令値Vv’は小さい値であるがU相よりも高い値で固定である。これらの値は、デッドタイムを考慮してU相電圧VuとV相電圧Vwが同期し、且つ、相互に打ち消す方向に変化する値とされる。尚、電圧ベクトルV6はU相電圧Vuが「大」、V相電圧Vvが「小」、W相電圧Vwが「大」の大きさとなる。これにより、電圧ベクトルV6でも、各相電圧Vu、Vv、Vwの平均である中性点電位Vcは常に一定となり、変化しなくなるので、コモンモードノイズが解消されることになる。
以上詳述した如く本発明では制御装置21が、各相の上下アームスイッチング素子18A~18Fのスイッチングタイミングを同期させ、且つ、モータ8に印加される相電圧Vu、Vv、Vwの変化を、他の相電圧の変化で打ち消すような電圧指令値Vu’、Vv’、Vw’を生成するようにしたので、スイッチング素子18A~18Fのスイッチングタイミングによりモータ8の中性点電位Vcの変動を解消、若しくは、著しく抑制することができるようになる。これにより、コモンモードノイズの発生を効果的に解消、若しくは、抑制することが可能となる。
また、実施例では制御装置21がモータ8に流れる電流iu、iv、iwの向きに応じて上下アームスイッチング素子18A~18Fのスイッチングタイミングが同期し、且つ、相電圧Vu、Vv、Vwの変化が、他の相電圧の変化で打ち消されるように電圧指令値Vu’、Vv’、Vw’を変更するので、モータ8に流れる電流の向きに関わらず、支障無く中性点電位Vcの変動を解消、若しくは、抑制することができるようになる。
また、実施例では制御装置21が、何れか一相の下アームスイッチング素子(実施例では18D)がONし、他の二相の上アームスイッチング素子(実施例では18B、18C)がONしている状態からスイッチングの規定区間を開始するので、各相電圧Vu、Vv、Vwの変化を他の相電圧の変化で円滑に打ち消すことができるようになる。
尚、実施例とは逆に、制御装置21が、何れか二相の下アームスイッチング素子がONし、他の一相の上アームスイッチング素子がONしている状態からスイッチングの規定区間を開始するようにしても、実施例と同様に各相電圧Vu、Vv、Vwの変化を他の相電圧の変化で円滑に打ち消すことができるようになる。
また、流れる電流の大きさとスイッチング素子の特性によって、ゲート信号からスイッチング動作までの遅延時間及びスイッチング速度が変化する。そのため、より正確に中性点電位Vcの変動を解消、若しくは、抑制するために、スイッチング素子に流れる電流の大きさと使用するスイッチング素子の特性により、PWM信号生成部36が各ハーフブリッジ回路19U~19W毎にゲート信号の出力タイミングを微調整してもよい。この微調整のための演算に使用するスイッチング素子に流れる電流の大きさは、検出及び推定したモータ8に流れる電流の値により求めることができる。
更に、実施例で示した電圧ベクトルV0~V6はそれに限られるものでは無く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。また、実施例では電動コンプレッサのモータを駆動制御するインバータ装置に本発明を適用したが、それに限らず、各種機器のモータの駆動制御に本発明は有効である。
1 インバータ装置
8 モータ
10 上アーム電源ライン
15 下アーム電源ライン
18A~18F 上下アームスイッチング素子
19U U相ハーフブリッジ回路
19V V相ハーフブリッジ回路
19W W相ハーフブリッジ回路
21 制御装置
26A、26B 電流センサ
28 三相インバータ回路
33 相電圧指令演算部
36 PWM信号生成部
37 ゲートドライバ

Claims (3)

  1. 上アーム電源ライン及び下アーム電源ライン間に、各相毎に上アームスイッチング素子と下アームスイッチング素子を直列接続し、これら各相の上下アームスイッチング素子の接続点の電圧を三相交流出力としてモータに印加するインバータ回路と、
    該インバータ回路の前記各相の上下アームスイッチング素子のスイッチングを制御する制御装置を備えたインバータ装置において、
    前記制御装置は、前記各相の上下アームスイッチング素子のスイッチングタイミングが同期し、且つ、前記モータに印加される相電圧の変化が他の相電圧の変化で打ち消される前記各相の電圧指令値を生成して前記インバータ回路を制御すると共に、
    前記モータに流れる前記各相の電流が、前記モータに流入する向きであるか、流出する向きであるかに応じて、前記電圧指令値を変更することを特徴とするインバータ装置。
  2. 前記制御装置は、何れか一相の前記下アームスイッチング素子がONし、他の二相の前記上アームスイッチング素子がONしている状態からスイッチングの規定区間を開始することを特徴とする請求項1に記載のインバータ装置。
  3. 前記制御装置は、何れか二相の前記下アームスイッチング素子がONし、他の一相の前記上アームスイッチング素子がONしている状態からスイッチングの規定区間を開始することを特徴とする請求項1に記載のインバータ装置。
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