JP7217839B2 - エレベータ制御装置、エレベータ制御方法、及び、エレベータ制御プログラム - Google Patents

エレベータ制御装置、エレベータ制御方法、及び、エレベータ制御プログラム Download PDF

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Description

本開示は、エレベータ制御装置、エレベータ制御方法、及び、エレベータ制御プログラムに関する。
エレベータの乗車者に対して、エレベータのユーザが新たにエレベータに乗ることができるよう隙間を詰めるようアナウンスすることによりエレベータの運行効率を向上させる技術がある。
特開平10-206218号公報
特許文献1の技術によれば、ユーザが新たにエレベータに乗ることができるか否かを、エレベータのかご内にいるユーザ等の重量の総計によって判定する。しかしながら、かご内にいるユーザ等の重量の総計が閾値に達していないときであっても、乗車者の比重が小さい等の理由により、かご内の隙間を詰めたとしても1人も新たにエレベータに乗れない場合もある。特許文献1の技術ではこのような場合にも乗車者に隙間を詰めるようアナウンスするため、特許文献1の技術によればこのような場合においてエレベータの運行効率が悪化してしまう。
本開示は、エレベータにおいて、エレベータの乗車者が隙間を詰めることによって少なくとも1人のユーザが乗る余地が生じるときにのみ、エレベータの乗車者に対して隙間を詰めるよう通知することにより、エレベータの運行効率を向上させること目的とする。
本開示に係るエレベータ制御装置は、
ドアが開いた状態で停車しているエレベータのかごに積載されている物体の重量の総計であるかご重量と、前記かごが停車しているエレベータホール及び前記かごの内部に存在する物体を検知するセンサが物体を検知した物体検知結果とを記憶している記憶部と、
前記かごに乗ろうとしている乗車意思保有者が前記エレベータホールに存在するか否かを、前記物体検知結果を用いて判定する乗車意思判定部と、
前記かごの内部における余地であって、乗車意思保有者が乗ることができる余地である積載余地の状況を示す積載余地状況を、前記物体検知結果を用いて判定する積載余地判定部と、
前記乗車意思保有者が存在し、前記かご重量が、前記かごに設定されたかご重量から定まるかご重量閾値未満であり、かつ、前記積載余地状況が、前記積載余地が存在しないものの前記エレベータに乗っている乗車者の少なくとも一部が前記かごの内部において隙間を詰めることにより前記積載余地を生成することができることを示す場合に、前記乗車者に対して、前記かごの内部において隙間を詰めることを促す詰込み通知を行うエレベータ制御部と
を備える。
本開示によれば、エレベータにおいて、エレベータの乗車者が隙間を詰めることによって少なくとも1人のユーザが乗る余地が生じるときにのみ、エレベータの乗車者に対して隙間を詰めるよう通知することにより、エレベータの運行効率を向上させることができる。
実施の形態1に係るエレベータ制御装置100の構成例。 「積載余地生成不可」の具体例。 「積載余地生成可」の具体例。 「積載余地既存」の具体例。 実施の形態1に係るエレベータ制御部150の処理を説明する図。 実施の形態1に係るエレベータ制御装置100のハードウェア構成例。 実施の形態1に係るエレベータ制御装置100の動作を示すフローチャート。 実施の形態1の変形例に係るエレベータ制御装置100のハードウェア構成例。 実施の形態2に係るエレベータ制御装置100の動作を示すフローチャート。 実施の形態3に係るエレベータ制御装置100の動作を示すフローチャート。 実施の形態4に係るかご内隣接区画の具体例であり、(a)は「積載余地既存」に対応する具体例であり、(b)は「積載余地生成可」に対応する具体例であり、(c)は「積載余地生成不可」に対応する具体例である。 実施の形態5に係るエレベータ制御装置100の構成例。 実施の形態5に係るエレベータ制御装置100の動作を示すフローチャート。
実施の形態の説明及び図面において、同じ要素及び対応する要素には同じ符号を付している。同じ符号が付された要素の説明は、適宜に省略又は簡略化する。図中の矢印はデータの流れ又は処理の流れを主に示している。
実施の形態1.
以下、本実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係るエレベータ制御装置100の構成例を示している。エレベータ制御装置100は、本図に示すように、センサ信号取得部110と、かご重量取得部120と、乗車意思判定部130と、積載余地判定部140と、エレベータ制御部150と、記憶部190とを備える。センサ信号取得部110は、物体検知センサ信号取得部とも呼ばれる。
センサ信号取得部110は、物体検知センサから物体検知センサ信号を取得する。物体検知センサは、典型的には、エレベータホールとかごとの少なくとも一方に設置されており、エレベータホール及びかごの内部に存在する物体を検知する。物体検知センサがかご内にのみ設置されている場合、物体検知センサのスコープはエレベータホールを含む。物体検知センサを単にセンサとも呼ぶ。物体検知センサは、異なる場所に設置されている複数のセンサ全体を指すこともある。物体検知センサ信号は、物体検知センサが検知した物体の情報を示す。物体検知センサ信号は、物体検知結果でもある。以下、エレベータのかごを単にかごと表記することもある。エレベータホールは、エレベータの乗り場であり、特に断りがない限り、かごが停車している乗り場である。
物体にはユーザが含まれることもある。ユーザは、エレベータを利用している者又はエレベータを利用することを予定している者である。ユーザは、人に限られず、ロボット等であってもよい。ユーザは、利用者とも呼ばれる。
物体検知センサと、物体検知センサ信号との組み合わせとしては、具体例として下記が挙げられる。物体検知センサは、典型的には画像センサである。
・物体検知センサ:カメラ、物体検知センサ信号:カメラ映像
・物体検知センサ:距離(デプス)センサ、物体検知センサ信号:距離データ
・物体検知センサ:熱(温度)画像センサ、物体検知センサ信号:熱(温度)画像
距離センサは、画像処理により距離を判断するセンサである。以下、物体検知センサ信号を単にセンサ信号とも表記する。
かご重量取得部120は、かご重量を示すデータを取得する。かご重量は、かごに積載されている物体の重量の総計である。かご重量は、かごに設置されている重量センサが取得したデータである。
乗車意思判定部130は、乗車意思保有者がエレベータホールに存在するか否かを、物体検知結果を用いて判定する。この際、乗車意思判定部130は、センサ信号を処理する。乗車意思保有者は、エレベータホールにおいてかごに乗ろうとしているユーザである。乗車意思は、エレベータに乗ろうとする意思である。乗車意思の有無は、典型的には、ユーザがかごに向かって進んでいる等、ユーザの動作に基づいて判定される。
積載余地判定部140は、センサ信号を処理してかご内で物体が占有している空間の状況を測定することにより、かご内の積載余地状況が、「積載余地生成不可」と、「積載余地生成可」と、「積載余地既存」とのいずれであるかを判定する。即ち、積載余地判定部140は、物体検知結果を用いて積載余地状況を判定する。積載余地は、かごの内部における余地であって、少なくとも1人の乗車意思保有者が乗ることができる余地である。積載余地状況は、ある時点における積載余地の状況を示す。
「積載余地生成不可」は、全ての乗車者が隙間を詰めたとしても1人の乗車意思保有者も新たにかごに乗ることができないことを示す。即ち、「積載余地生成不可」は、全ての乗車者がかごの内部において隙間を詰めたとしても積載余地を生成することができないことを示す。乗車者は、かご内に乗っている少なくとも1人のユーザである。乗車者は、エレベータ乗車者とも呼ばれる。乗車者には、ユーザの所有物等、ユーザ以外の物体が含まれてもよい。隙間は、かご内において物体間又は物体と壁との間に生じている空間等を指し、かご内における物体が存在しない空間を指す。なお、乗車者が隙間を詰めるとき、少なくとも一部の乗車者がかご内において少し移動する。
図2は、「積載余地生成不可」の具体例を示している。本図は、エレベータホールと、かごとを示している。本図を用いて「積載余地生成不可」を具体的に説明する。エレベータはエレベータホールに接して停車しており、エレベータのドアは開いており、エレベータの定員は6人である。ドアには、かごに設置されているドアと、エレベータホールに設置されているドアとがある。かご内には乗車者が既に6人乗っており、全ての乗車者がかごの内部において隙間を詰めたとしても乗車意思保有者がかごに乗る隙間を生成することができない。なお、エレベータホールには乗車意思保有者が存在しており、乗車意思保有者はかごに向かって進んでいる。また、図3及び図4の見方は、本図の見方と同様である。
「積載余地生成可」は、いずれの乗車者も隙間を詰めないと乗車意思保有者が1人も新たにかごに乗ることができないものの、少なくとも一部の乗車者が隙間を詰めることにより、少なくとも1人の乗車意思保有者が新たにかごに乗る余地を生成することができることを示す。即ち、「積載余地生成可」は、積載余地が存在しないものの少なくとも一部の乗車者が前記かごの内部において隙間を詰めることにより積載余地を生成することができることを示す。
図3は、「積載余地生成可」の具体例を示している。本図を用いて「積載余地生成可」を具体的に説明する。かご内には乗車者が4人しか乗っていないものの、乗車者は互いに隙間を適宜空けて乗っているために、現状において、乗車意思保有者がかごに乗ることができない。しかしながら、乗車者がかごの内部において適宜移動して隙間を詰めることにより、乗車意思保有者が乗る余地を生成することができる。
「積載余地既存」は、いずれの乗車者も隙間を詰めなくても、少なくとも1人の乗車意思保有者がかごに乗ることができることを示す。即ち、「積載余地既存」は、積載余地が既に存在することを示す。
図4は、「積載余地既存」の具体例を示している。本図を用いて「積載余地既存」を具体的に説明する。かご内には乗車者が3人しか乗っておらず、乗車意思保有者が乗る余地がかご内に既に存在するため、乗車者がかごの内部において隙間を詰めなくても乗車意思保有者はかごに乗ることができる。
積載余地判定部140は、具体例として、かごを上から見た場合において、乗車意思保有者1人が新たにかごに乗ることができる隙間がない場合、かつ、隙間の面積の総計が所定の値を超えている場合に、「積載余地生成可」と判定する。積載余地判定部140は、隙間ごとに面積及び形状に基づいて乗車意思保有者1人が新たに乗ることができるか否かを判断してもよい。積載余地判定部140は、具体例として、標準的な体系の成人1人が乗ることができることができる隙間を、乗車意思保有者1人が新たに乗ることができる隙間とみなしてもよい。即ち、積載余地判定部140が乗車意思保有者1人が新たにかごに乗ることができると判定した場合であっても、乗車意思保有者の大きさが標準的成人の大きさを上回る場合、当該乗車意思保有者がかごに乗ることができないこともある。
積載余地判定部140は、シミュレーションによって、少なくとも一部の乗車者が少しずつ適宜動くことによって、少なくとも1人のユーザが新たに乗ることができる隙間が生じるか否かを判定してもよい。
エレベータ制御部150は、エレベータが乗降待機状態である場合と、乗車意思判定部130が乗車意思保有者が存在すると判定した場合と、かご重量がかご重量閾値未満である場合と、積載余地判定部140が「積載余地生成可」と判定した場合とを満たすときに、「詰込み待機状態」と判定し、詰込み通知を行う。即ち、エレベータ制御部150は、エレベータが乗降待機状態である場合において、乗車意思保有者が存在し、かご重量が、かごに設定されたかご重量から定まるかご重量閾値未満であり、かつ、積載余地状況が、積載余地が存在しないもののエレベータに乗っている乗車者の少なくとも一部がかごの内部において隙間を詰めることにより積載余地を生成することができることを示す場合に、乗車者に対して、詰込み通知を行う。乗降待機状態は、かごがユーザの乗降を待機している状態である。乗降待機状態において、エレベータは、ドアが開いた状態で停車している。即ち、乗降待機状態において、エレベータが備えているドアが開いており、かごがエレベータホールに接して停車しており、あるフロアにおいてユーザがエレベータに乗車すること又はエレベータから降車することができる。かご重量閾値は、かご重量最大値から求まる閾値である。かご重量最大値は、かごが許容するかご重量の最大値である。かご重量最大値は、かごに設定されたかご重量でもある。具体例として、かご重量閾値は、かご重量最大値である。かご重量閾値は、かご重量最大値から乗車意思保有者の体重相当の値を引いた値であってもよい。詰込み通知は、乗車者に対して、乗車意思保有者がかごに乗ることができるよう、かごの内部において隙間を詰めることを促す通知である。
エレベータ制御部150は、「詰込み待機状態」と判定しなくてもよい。
エレベータ制御部150は、詰込み通知の手段として、音声アナウンスを用いてもよく、液晶ディスプレイ又は電光掲示板による文字表示を用いてもよく、また、投光装置等を用いて壁等に投影表示することによって乗車者を誘導してもよい。
図5は、エレベータ制御部150の処理を説明する図である。本図に示すように、エレベータ制御部150は、積載余地状況が「積載余地生成可」である場合と、かつ、かご重量が所定の閾値未満である場合とを満たすときに、乗車意思保有者が存在する場合に詰込み通知を実行する。それ以外の場合に、エレベータ制御部150は、詰込み通知を実行しない。なお、追加積載不可は、全ての乗車者がかごの内部において隙間を適宜詰めたとしても、1人の乗車意思保有者も新たにエレベータに乗ることができないことである。
記憶部190は、エレベータ制御装置100の各部が用いるデータを適宜記憶する。記憶部190は、少なくとも、物体検知結果と、かご重量とを記憶する。
図6は、本実施の形態に係るエレベータ制御装置100のハードウェア構成例を示している。エレベータ制御装置100は、コンピュータ10から成る。エレベータ制御装置100は、複数のコンピュータ10から成ってもよい。
コンピュータ10は、本図に示すように、プロセッサ11と、メモリ12と、補助記憶装置13と、入出力IF(Interface)14と、通信装置15等のハードウェアを備えるコンピュータである。これらのハードウェアは、信号線19を介して互いに接続されている。
プロセッサ11は、演算処理を行うIC(Integrated Circuit)であり、かつ、コンピュータが備えるハードウェアを制御する。プロセッサ11は、具体例として、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、又はGPU(Graphics Processing Unit)である。
エレベータ制御装置100は、プロセッサ11を代替する複数のプロセッサを備えてもよい。複数のプロセッサは、プロセッサ11の役割を分担する。
メモリ12は、典型的には、揮発性の記憶装置である。メモリ12は、主記憶装置又はメインメモリとも呼ばれる。メモリ12は、具体例として、RAM(Random Access Memory)である。メモリ12に記憶されたデータは、必要に応じて補助記憶装置13に保存される。
補助記憶装置13は、典型的には、不揮発性の記憶装置である。補助記憶装置13は、具体例として、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、又はフラッシュメモリである。補助記憶装置13に記憶されたデータは、必要に応じてメモリ12にロードされる。
メモリ12と、補助記憶装置13とは、一体的に構成されていてもよい。
入出力IF14は、入力装置及び出力装置が接続されるポートである。入出力IF14は、具体例として、USB(Universal Serial Bus)端子である。入力装置は、具体例として、キーボード及びマウスである。出力装置は、具体例として、ディスプレイである。
通信装置15は、レシーバ及びトランスミッタである。通信装置15は、具体例として、通信チップ又はNIC(Network Interface Card)である。
エレベータ制御装置100の各部は、他の機器等と通信する際に、通信装置15を適宜用いてもよい。
エレベータ制御装置100の各部がデータを受け付ける場合、エレベータ制御装置100の各部は、入出力IF14を介してデータを受け付けても良く、また、通信装置15を介してデータを受け付けてもよい。
補助記憶装置13は、エレベータ制御プログラムを記憶している。エレベータ制御プログラムは、エレベータ制御装置100が備える各部の機能をコンピュータに実現させるプログラムである。エレベータ制御プログラムは、複数のファイルから成ってもよい。エレベータ制御プログラムは、メモリ12にロードされて、プロセッサ11によって実行される。エレベータ制御装置100が備える各部の機能は、ソフトウェアにより実現される。
エレベータ制御プログラムを実行する際に用いられるデータと、エレベータ制御プログラムを実行することによって得られるデータと等は、記憶装置に適宜記憶される。記憶部190は、記憶装置から成る。エレベータ制御装置100の各部は、適宜記憶装置を利用する。記憶装置は、具体例として、メモリ12と、補助記憶装置13と、プロセッサ11内のレジスタと、プロセッサ11内のキャッシュメモリとの少なくとも1つから成る。なお、データと、情報とは、同等の意味を有することもある。記憶装置は、コンピュータ10と独立したものであってもよい。
メモリ12の機能と、補助記憶装置13の機能とのそれぞれは、他の記憶装置によって実現されてもよい。
エレベータ制御プログラムは、コンピュータが読み取り可能な不揮発性の記録媒体に記録されていてもよい。不揮発性の記録媒体は、具体例として、光ディスク又はフラッシュメモリである。エレベータ制御プログラムは、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
***動作の説明***
エレベータ制御装置100の動作手順は、エレベータ制御方法に相当する。また、エレベータ制御装置100の動作を実現するプログラムは、エレベータ制御プログラムに相当する。
図7は、エレベータ制御装置100の動作の一例を示すフローチャートである。本フローチャートを用いてエレベータ制御装置100の処理を説明する。なお、本フローチャートは、エレベータが停止しており、エレベータのドアが開いている状態における処理を示している。
(ステップS101:乗車意思判定処理)
乗車意思判定部130は、乗車意思保有者がエレベータホールに存在するか否かを、物体検知結果を用いて判定する。
乗車意思保有者がエレベータホールに存在すると乗車意思判定部130が判定した場合、エレベータ制御装置100は、ステップS102に進む。それ以外の場合、エレベータ制御装置100は、本フローチャートの処理を終了する。
(ステップS102:かご重量判定処理)
かご重量取得部120は、かご重量を取得する。かご重量がかご重量閾値未満である場合、エレベータ制御装置100は、ステップS103に進む。それ以外の場合、エレベータ制御装置100は、本フローチャートの処理を終了する。
(ステップS103:積載余地判定処理)
積載余地判定部140は、センサ信号を取得し、取得したセンサ信号を用いて積載余地状況を判定する。積載余地が「積載余地生成可」である場合、ステップS104に進む。それ以外の場合、エレベータ制御装置100は、本フローチャートの処理を終了する。
(ステップS104:詰込み通知処理)
エレベータ制御部150は、詰込み通知を実行する。
***実施の形態1の効果の説明***
以上のように、本実施の形態によれば、乗車者がかごの内部において隙間を詰めれば乗車意思保有者がかごに乗ることができるときに、乗車意思保有者かごに乗ることを諦めることによる不快感を軽減することができる。
また、本実施の形態によれば、エレベータの乗車者が隙間を詰めることによって少なくとも1人のユーザが乗る余地が生じるときにのみ、エレベータの乗車者に対して隙間を詰めるよう通知することにより、エレベータの運行効率を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、乗車者が詰め、乗車意思保有者がエレベータに乗ることにより、乗車意思保有者がエレベータを待つ時間の総計を短縮することができる。従って、本実施の形態によれば、エレベータの運行効率の低下を軽減することができる。
***他の構成***
<変形例1>
積載余地判定部140は、乗車意思保有者がエレベータ内において占有することになる空間に応じて積載余地の有無を判定してもよい。
具体例として、積載余地判定部140は、乗車意思保有者がキャリーバッグを所持している場合において、乗車意思保有者とキャリーバッグとの双方をまとめて積載する隙間が生じることが見込まれない場合に、積載余地状況を「積載余地生成不可」と判定する。即ち、積載余地判定部140は、乗車意思保有者のみ又は大型のキャリーバッグのみであればエレベータに乗れる場合であっても、積載余地状況を「積載余地生成不可」と判定する。
<変形例2>
図8は、本変形例に係るエレベータ制御装置100のハードウェア構成例を示している。
エレベータ制御装置100は、本図に示すように、プロセッサ11とメモリ12と補助記憶装置13との少なくとも1つに代えて、処理回路18を備える。
処理回路18は、エレベータ制御装置100が備える各部の少なくとも一部を実現するハードウェアである。
処理回路18は、専用のハードウェアであっても良く、また、メモリ12に格納されるプログラムを実行するプロセッサであってもよい。
処理回路18が専用のハードウェアである場合、処理回路18は、具体例として、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(ASICはApplication Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)又はこれらの組み合わせである。
エレベータ制御装置100は、処理回路18を代替する複数の処理回路を備えてもよい。複数の処理回路は、処理回路18の役割を分担する。
エレベータ制御装置100において、一部の機能が専用のハードウェアによって実現されて、残りの機能がソフトウェア又はファームウェアによって実現されてもよい。
処理回路18は、具体例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせにより実現される。
プロセッサ11とメモリ12と補助記憶装置13と処理回路18とを、総称して「プロセッシングサーキットリー」という。つまり、エレベータ制御装置100の各機能構成要素の機能は、プロセッシングサーキットリーにより実現される。
他の実施の形態に係るエレベータ制御装置100についても、本変形例と同様の構成であってもよい。
実施の形態2.
以下、主に前述した実施の形態と異なる点について、図面を参照しながら説明する。
***構成の説明***
本実施の形態に係るエレベータ制御装置100の構成は、実施の形態1に係るエレベータ制御装置100の構成と同じであるため省略する。
エレベータ制御部150は、詰込み通知を実行しない場合に、通常の手順に従いエレベータのドアを閉じる。
具体的には、エレベータ制御部150は、乗車意思判定部130が乗車意思保有者がエレベータホールに存在しないと判定した場合と、積載余地判定部140が積載余地状況を「積載余地生成不可」と判定した場合と、かご重量がかご重量閾値以上である場合との少なくともいずれか1つが満たされるときに、通常の手順に従いエレベータのドアを閉じる。
***動作の説明***
図9は、エレベータ制御装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
(ステップS201:閉扉処理)
エレベータ制御部150は、エレベータのドアを閉める。
***実施の形態2の効果の説明***
本実施の形態によれば、乗車意思保有者がエレベータに乗ることを諦めることによって乗車意思保有者がいなくなった場合と、ユーザがかごに乗ったことにより積載余地がなくなった場合と、かご重量がかご重量閾値以上となった場合との少なくともいずれかにおいて、エレベータ制御部150がエレベータのドアを閉める。従って、本実施の形態によれば、エレベータの待機時間を減らすことができるため、エレベータの運行効率を向上させることができる。
実施の形態3.
以下、主に前述した実施の形態と異なる点について、図面を参照しながら説明する。
***構成の説明***
本実施の形態に係るエレベータ制御装置100の構成は、実施の形態1に係るエレベータ制御装置100の構成と同じであるため省略する。
エレベータ制御部150は、乗車意思判定部130が乗車意思保有者がエレベータホールに存在すると判定した場合と、積載余地判定部140が積載余地状況を「積載余地生成不可」と判定した場合又はかご重量がかご重量閾値以上である場合とが満たされているときに、乗車意思保有者に対して、追加積載不可である旨を通知する。追加積載不可である旨は、乗車意思保有者がエレベータに乗ることができない旨である。
***動作の説明***
図10は、エレベータ制御装置100の動作の一例を示すフローチャートである。本図を用いて、エレベータ制御装置100の動作を説明する。
(ステップS301:積載不可通知処理)
エレベータ制御部150は、乗車意思保有者に対して、追加積載不可である旨を通知する。
***実施の形態3の効果の説明***
以上のように、本実施の形態によれば、エレベータ制御部150は、エレベータに乗ることができなかった乗車意思保有者に追加積載不可である旨を知らせる。そのため、本実施の形態によれば、エレベータに乗ることができなかった乗車意思保有者の、隙間を詰めなかった乗車者のせいでエレベータに乗れなかったのではないかという思いから生じる不快感を軽減することができる。
実施の形態4.
以下、主に前述した実施の形態と異なる点について、図面を参照しながら説明する。
***構成の説明***
本実施の形態に係るエレベータ制御装置100の構成は、実施の形態1に係るエレベータ制御装置100の構成と同じであるため省略する。
本実施の形態に係る積載余地判定部140は、前述の実施の形態に係る積載余地判定部140とは異なる方法も用いて積載余地状況を判定する。
積載余地判定部140は、かごの内部の空間をかご内区画として複数の区画に分割して管理しており、かご内区画の区画ごとに占有度合を算出する。占有度合は、物体が1つの区画内を占有している度合を示し、占有密度とも呼ばれる。占有度合は、具体例として、ある区画を上から見た場合において、当該区画の面積に対する、物体が当該区画の内部を占有する面積の割合である。以下、かご内区画の各区画を単に区画とも表記する。
積載余地判定部140は、かご内区画の区画ごとの占有度合に応じて積載余地状況を判定する。具体例として、積載余地判定部140は、ドア隣接区画ごとに、占有度合を算出し、ドア隣接区画に対応する占有度合の少なくとも1つが第一の閾値未満である場合に、積載余地状況を「積載余地既存」と判定する。ドア隣接区画は、かご内区画に含まれている少なくとも1つの区画であって、開いているドアに接している少なくとも1つの区画である。第一の閾値は、ある区画において、乗車者が隙間を詰めなくても少なくとも1人のユーザが当該区画内に新たに乗ることができることに対応する。
積載余地判定部140は、かご内区画ごとに占有度合を算出し、かご内区画に含まれている全ての区画それぞれに対応する占有度合がいずれも第二の閾値以上である場合に、積載余地状況を「積載余地生成不可」と判定する。第二の閾値は、ある区画内において、乗車者が隙間を詰めたとしても1人のユーザも当該区画内に新たに乗ることができないことに対応する。第一の閾値は、第二の閾値よりも小さい。
積載余地判定部140は、かご内区画の区画ごとの占有度合に応じて積載余地状況を判定することができなかった場合、前述の実施の形態に係る積載余地判定部140と同様に積載余地状況を判定する。
図11は、かご内をかご内区画に分割した例を示している。本図は、かごの上からかごを見た図である。かご内区画の各区画の形状は、互いに異なってもよく、また、四角形でなくてもよい。ある区画の一部が他の区画の一部と重複していてもよい。本図は、かご内を16の区画に分割した場合における例であり、各区画内の数字又は区画内まで伸びている矢印に近接している数字は、各区画に対応する占有度合を示す。また、本図において、開いているドア隣接区画に点描を加えてある。ドア隣接区画以外の区画をその他の区画としている。本例において、第一の閾値を2とし、第二の閾値を7としている。
本図の(a)において、ドア隣接区画の占有度合は、いずれも第一の閾値未満である。そのため、積載余地判定部140は、本図の(a)を「積載余地既存」と判定する。
本図の(b)において、ドア隣接区画の占有度合はいずれも第一の閾値よりも高く、かつ、全ての区画の占有度合が第二の閾値以上ではない。そのため、積載余地判定部140は、前述の実施の形態に係る積載余地判定部140と同様に積載余地状況を判定する。本例において、積載余地判定部140は、本図の(b)を「積載余地生成可」と判定している。
本図の(c)において、全ての区画の占有度合は、第二の閾値以上である。そのため、積載余地判定部140は、本図の(c)を「積載余地生成不可」と判定する。
***動作の説明***
本実施の形態に係るエレベータ制御装置100の動作は、前述の実施の形態に係るエレベータ制御装置100の動作と同じであるため省略する。
***実施の形態4の効果の説明***
以上のように、本実施の形態によれば、積載余地判定部140は、区画ごとに占有度合に基づいて積載余地を生成することができるか否かを判定する。また、積載余地判定部140は、開いているドア付近の占有度合に基づいて、隙間を詰める必要があるか否かを判定する。
従って、本実施の形態によれば、積載余地状況を判定する精度を高めることができる。
実施の形態5.
以下、主に前述した実施の形態と異なる点について、図面を参照しながら説明する。本実施の形態は、実施の形態4を拡張した例に相当する。
***構成の説明***
図12は、本実施の形態に係るエレベータ制御装置100の構成例を示している。エレベータ制御装置100は、実施の形態4に係るエレベータ制御装置100が備える構成要素に加え、体感情報収集部160と、判定調整部170とを備える。体感情報収集部160は、ユーザ体感情報収集部とも呼ばれる。判定調整部170は、積載余地判定調整部とも呼ばれる。
本実施の形態において、少なくとも一部のユーザは、エレベータ制御装置100と通信することができる通信デバイスを有しているものとする。通信デバイスは、ユーザ操作可能デバイスとも呼ばれる。ユーザは、通信デバイスにインストールされているアプリケーションを用いて、体感積載余地を示す情報をエレベータ制御装置100に適宜送信する。アプリケーションは、アプリケーションプログラムのことである。体感積載余地は、ユーザそれぞれが設定した積載余地を示し、積載余地に関する各ユーザの体感であり、各ユーザの主観に基づく積載余地である。体感積載余地は、隙間の総面積等、物理的な積載余地とは関係なくてもよい。以下、本実施の形態の説明において、ユーザは通信デバイスを有しているユーザを指す。また、ユーザは、エレベータ制御装置100が制御するエレベータと、当該エレベータと共通点がある少なくとも1つのエレベータとの少なくともいずれか1つを利用したことがある少なくとも一部の利用者とする。共通点は、具体例として、かごのサイズが同程度であること、エレベータが設定されている地域が同じであること、又は、エレベータが運行されている時期が同じであることである。
ユーザは、新たに少なくとも1人のユーザがかごに乗ることができるよう、乗車者が隙間を詰めることができると感じている場合に「積載余地生成可」を示す情報をエレベータ制御装置100に送信する。ユーザは、新たにユーザ1人がかごに乗ることができるよう、乗車者が隙間を詰めることができないと感じている場合に「積載余地生成不可」を示す情報をエレベータ制御装置100に送信する。ユーザは、乗車者が隙間を詰めなくても新たに少なくとも1人のユーザかごに乗ることができると感じている場合に「積載余地既存」を示す情報をエレベータ制御装置100に送信してもよい。ユーザは、エレベータ制御装置100にユーザ体感情報を送信する。ユーザ体感情報は、体感積載余地を含む情報である。
体感情報収集部160は、ユーザ体感情報を通信装置15を介して収集する。
判定調整部170は、ユーザ体感情報に基づいて、積載余地判定部140が判定余地状況を判定する手法を調整する。手法の調整は、具体例として、パラメータの変更と、積載余地判定部140が用いるアルゴリズムの変更とを含む。
判定調整部170は、具体例として、ユーザ体感情報と、余地判定結果とを一定期間集計し、各ユーザ体感情報と、各ユーザ体感情報に対応する時期に取得された余地判定結果とを対応させることによって、ユーザ体感情報と余地判定結果との組み合わせを生成する。余地判定結果は、積載余地判定部140が積載余地状況を判定した結果である。ユーザ体感情報に対応する時期は、ユーザが通信デバイスを用いてユーザ体感情報を生成した時期、又は、体感情報収集部160がユーザ体感情報を取得した時期である。
判定調整部170は、「積載余地生成可」である余地判定結果に対応する全てのユーザ体感情報のうち、「積載余地生成不可」であるユーザ体感情報の比率が一定以上である場合に、第二の閾値を減少させる。余地判定結果に対応するユーザ体感情報は、余地判定結果と対のユーザ体感情報である。また、判定調整部170は、「積載余地生成不可」である余地判定結果に対応する全てのユーザ体感情報のうち「積載余地生成可」であるユーザ体感情報の比率が一定以上である場合に、第二の閾値を増加させる。
記憶部190は、ユーザ体感情報を記憶する。
***動作の説明***
図13は、エレベータ制御装置100の動作の一例を示すフローチャートである。本図を用いて、エレベータ制御装置100の動作を説明する。
体感情報収集部160と、判定調整部170とは、前述のフローチャートに示される動作と並行して、本フローチャートに示される処理を適宜実行する。
(ステップS501:ユーザ体感情報収集処理)
体感情報収集部160は、ユーザ体感情報を収集する。
(ステップS502:調整判定処理)
判定調整部170は、積載余地判定部140の手法を調整する必要があるか否かを判定する。
判定調整部170が積載余地判定部140の手法を調整する必要があると判定した場合、エレベータ制御装置100は、ステップS503に進む。それ以外の場合、エレベータ制御装置100は、本フローチャートの処理を終了する。
(ステップS503:調整処理)
判定調整部170は、積載余地判定部140の手法を調整する。
***実施の形態5の効果の説明***
以上のように、本実施の形態によれば、エレベータ制御装置100の処理に体感積載余地を反映することができる。そのため、本実施の形態によれば、体感積載余地が地域又は時世等によって異なる場合において、エレベータ制御装置100が地域又は時世等に応じた制御をすることにより、エレベータ利用者の不快感を軽減することができる。
***他の実施の形態***
前述した各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
また、実施の形態は、実施の形態1から5で示したものに限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。フローチャート等を用いて説明した手順は、適宜変更されてもよい。
10 コンピュータ、11 プロセッサ、12 メモリ、13 補助記憶装置、14 入出力IF、15 通信装置、18 処理回路、19 信号線、100 エレベータ制御装置、110 センサ信号取得部、120 かご重量取得部、130 乗車意思判定部、140 積載余地判定部、150 エレベータ制御部、160 体感情報収集部、170 判定調整部、190 記憶部。

Claims (9)

  1. ドアが開いた状態で停車しているエレベータのかごに積載されている物体の重量の総計であるかご重量と、前記かごが停車しているエレベータホール及び前記かごの内部に存在する物体を検知するセンサが物体を検知した物体検知結果とを記憶している記憶部と、
    前記かごに乗ろうとしている乗車意思保有者が前記エレベータホールに存在するか否かを、前記物体検知結果を用いて判定する乗車意思判定部と、
    前記かごの内部における余地であって、前記乗車意思保有者が乗ることができる余地である積載余地の状況を示す積載余地状況を、前記物体検知結果を用いて判定する積載余地判定部と、
    前記乗車意思保有者が存在し、前記かご重量が、前記かごに設定されたかご重量から定まるかご重量閾値未満であり、かつ、前記積載余地状況が、前記積載余地が存在しないものの前記エレベータに乗っている乗車者の少なくとも一部が前記かごの内部において隙間を詰めることにより前記積載余地を生成することができることを示す場合に、前記乗車者に対して、前記かごの内部において隙間を詰めることを促す詰込み通知を行うエレベータ制御部と
    を備えるエレベータ制御装置であって、
    前記積載余地状況は、前記積載余地が既に存在することを示す積載余地既存と、前記積載余地が存在しないものの少なくとも一部の前記乗車者が前記かごの内部において隙間を詰めることにより前記積載余地を生成することができることを示す積載余地生成可と、全ての前記乗車者が前記かごの内部において隙間を詰めたとしても前記積載余地を生成することができないことを示す積載余地生成不可とを含み、
    前記積載余地判定部は、前記かごの内部の空間をかご内区画として複数の区画に分割して管理しており、前記かご内区画に含まれている少なくとも1つの区画であって、前記ドアに接している少なくとも1つの区画であるドア隣接区画ごとに、物体が1つの区画内を占有している度合を示す占有度合を算出し、前記ドア隣接区画に対応する占有度合の少なくとも1つが第一の閾値未満である場合に、前記積載余地状況を積載余地既存と判定するエレベータ制御装置
  2. ドアが開いた状態で停車しているエレベータのかごに積載されている物体の重量の総計であるかご重量と、前記かごが停車しているエレベータホール及び前記かごの内部に存在する物体を検知するセンサが物体を検知した物体検知結果とを記憶している記憶部と、
    前記かごに乗ろうとしている乗車意思保有者が前記エレベータホールに存在するか否かを、前記物体検知結果を用いて判定する乗車意思判定部と、
    前記かごの内部における余地であって、前記乗車意思保有者が乗ることができる余地である積載余地の状況を示す積載余地状況を、前記物体検知結果を用いて判定する積載余地判定部と、
    前記乗車意思保有者が存在し、前記かご重量が、前記かごに設定されたかご重量から定まるかご重量閾値未満であり、かつ、前記積載余地状況が、前記積載余地が存在しないものの前記エレベータに乗っている乗車者の少なくとも一部が前記かごの内部において隙間を詰めることにより前記積載余地を生成することができることを示す場合に、前記乗車者に対して、前記かごの内部において隙間を詰めることを促す詰込み通知を行うエレベータ制御部と
    を備えるエレベータ制御装置であって、
    前記積載余地状況は、前記積載余地が既に存在することを示す積載余地既存と、前記積載余地が存在しないものの少なくとも一部の前記乗車者が前記かごの内部において隙間を詰めることにより前記積載余地を生成することができることを示す積載余地生成可と、全ての前記乗車者が前記かごの内部において隙間を詰めたとしても前記積載余地を生成することができないことを示す積載余地生成不可とを含み、
    前記積載余地判定部は、前記かごの内部の空間をかご内区画として複数の区画に分割して管理しており、前記かご内区画ごとに、物体が1つの区画内を占有している度合を示す占有度合を算出し、前記かご内区画に含まれている全ての区画それぞれに対応する占有度合がいずれも第二の閾値以上である場合に、前記積載余地状況を積載余地生成不可と判定するエレベータ制御装置
  3. 前記記憶部は、前記エレベータと、前記エレベータと共通点がある少なくとも1つのエレベータとの少なくともいずれかを利用したことがある少なくとも一部の利用者それぞれが設定した積載余地を示す体感積載余地を含むユーザ体感情報を記憶しており、
    前記エレベータ制御装置は、前記ユーザ体感情報に基づいて、前記積載余地判定部が前記積載余地状況を判定する手法を調整する判定調整部を備える請求項又はに記載のエレベータ制御装置。
  4. 前記エレベータ制御部は、前記乗車意思保有者が前記エレベータホールに存在しない場合と、前記積載余地判定部が前記積載余地状況を積載余地生成不可と判定した場合と、前記かご重量が前記かご重量閾値以上である場合との少なくともいずれか1つが満たされるときに、前記ドアを閉じる請求項からのいずれか1項に記載のエレベータ制御装置。
  5. 前記エレベータ制御部は、前記乗車意思保有者が前記エレベータホールに存在する場合と、前記積載余地判定部が積載余地生成不可と判定した場合又は前記かご重量が前記かご重量閾値以上である場合とが満たされるときに、前記乗車意思保有者に対して前記エレベータに乗ることができない旨を通知する請求項からのいずれか1項に記載のエレベータ制御装置。
  6. 記憶部が、ドアが開いた状態で停車しているエレベータのかごに積載されている物体の重量の総計であるかご重量と、前記かごが停車しているエレベータホール及び前記かごの内部に存在する物体を検知するセンサが物体を検知した物体検知結果とを記憶しており、
    乗車意思判定部が、前記かごに乗ろうとしている乗車意思保有者が前記エレベータホールに存在するか否かを、前記物体検知結果を用いて判定し、
    積載余地判定部が、前記かごの内部における余地であって、前記乗車意思保有者が乗ることができる余地である積載余地の状況を示す積載余地状況を、前記物体検知結果を用いて判定し、
    エレベータ制御部が、前記乗車意思保有者が存在し、前記かご重量が、前記かごに設定されたかご重量から定まるかご重量閾値未満であり、かつ、前記積載余地状況が、前記積載余地が存在しないものの前記エレベータに乗っている乗車者の少なくとも一部が前記かごの内部において隙間を詰めることにより前記積載余地を生成することができることを示す場合に、前記乗車者に対して、前記かごの内部において隙間を詰めることを促す詰込み通知を行うエレベータ制御方法であって、
    前記積載余地状況は、前記積載余地が既に存在することを示す積載余地既存と、前記積載余地が存在しないものの少なくとも一部の前記乗車者が前記かごの内部において隙間を詰めることにより前記積載余地を生成することができることを示す積載余地生成可と、全ての前記乗車者が前記かごの内部において隙間を詰めたとしても前記積載余地を生成することができないことを示す積載余地生成不可とを含み、
    前記積載余地判定部は、前記かごの内部の空間をかご内区画として複数の区画に分割して管理しており、前記かご内区画に含まれている少なくとも1つの区画であって、前記ドアに接している少なくとも1つの区画であるドア隣接区画ごとに、物体が1つの区画内を占有している度合を示す占有度合を算出し、前記ドア隣接区画に対応する占有度合の少なくとも1つが第一の閾値未満である場合に、前記積載余地状況を積載余地既存と判定するエレベータ制御方法
  7. 記憶部が、ドアが開いた状態で停車しているエレベータのかごに積載されている物体の重量の総計であるかご重量と、前記かごが停車しているエレベータホール及び前記かごの内部に存在する物体を検知するセンサが物体を検知した物体検知結果とを記憶しており、
    乗車意思判定部が、前記かごに乗ろうとしている乗車意思保有者が前記エレベータホールに存在するか否かを、前記物体検知結果を用いて判定し、
    積載余地判定部が、前記かごの内部における余地であって、前記乗車意思保有者が乗ることができる余地である積載余地の状況を示す積載余地状況を、前記物体検知結果を用いて判定し、
    エレベータ制御部が、前記乗車意思保有者が存在し、前記かご重量が、前記かごに設定されたかご重量から定まるかご重量閾値未満であり、かつ、前記積載余地状況が、前記積載余地が存在しないものの前記エレベータに乗っている乗車者の少なくとも一部が前記かごの内部において隙間を詰めることにより前記積載余地を生成することができることを示す場合に、前記乗車者に対して、前記かごの内部において隙間を詰めることを促す詰込み通知を行うエレベータ制御方法であって、
    前記積載余地状況は、前記積載余地が既に存在することを示す積載余地既存と、前記積載余地が存在しないものの少なくとも一部の前記乗車者が前記かごの内部において隙間を詰めることにより前記積載余地を生成することができることを示す積載余地生成可と、全ての前記乗車者が前記かごの内部において隙間を詰めたとしても前記積載余地を生成することができないことを示す積載余地生成不可とを含み、
    前記積載余地判定部は、前記かごの内部の空間をかご内区画として複数の区画に分割して管理しており、前記かご内区画ごとに、物体が1つの区画内を占有している度合を示す占有度合を算出し、前記かご内区画に含まれている全ての区画それぞれに対応する占有度合がいずれも第二の閾値以上である場合に、前記積載余地状況を積載余地生成不可と判定するエレベータ制御方法。
  8. ドアが開いた状態で停車しているエレベータのかごに積載されている物体の重量の総計であるかご重量と、前記かごが停車しているエレベータホール及び前記かごの内部に存在する物体を検知するセンサが物体を検知した物体検知結果とを記憶しているコンピュータに、
    前記かごに乗ろうとしている乗車意思保有者が前記エレベータホールに存在するか否かを、前記物体検知結果を用いて判定させ、
    前記かごの内部における余地であって、前記乗車意思保有者が乗ることができる余地である積載余地の状況を示す積載余地状況を、前記物体検知結果を用いて判定させ、
    前記乗車意思保有者が存在し、前記かご重量が、前記かごに設定されたかご重量から定まるかご重量閾値未満であり、かつ、前記積載余地状況が、前記積載余地が存在しないものの前記エレベータに乗っている乗車者の少なくとも一部が前記かごの内部において隙間を詰めることにより前記積載余地を生成することができることを示す場合に、前記乗車者に対して、前記かごの内部において隙間を詰めることを促す詰込み通知を行わせるエレベータ制御プログラムであって、
    前記積載余地状況は、前記積載余地が既に存在することを示す積載余地既存と、前記積載余地が存在しないものの少なくとも一部の前記乗車者が前記かごの内部において隙間を詰めることにより前記積載余地を生成することができることを示す積載余地生成可と、全ての前記乗車者が前記かごの内部において隙間を詰めたとしても前記積載余地を生成することができないことを示す積載余地生成不可とを含み、
    前記コンピュータに、前記かごの内部の空間をかご内区画として複数の区画に分割して管理させ、前記かご内区画に含まれている少なくとも1つの区画であって、前記ドアに接している少なくとも1つの区画であるドア隣接区画ごとに、物体が1つの区画内を占有している度合を示す占有度合を算出させ、前記ドア隣接区画に対応する占有度合の少なくとも1つが第一の閾値未満である場合に、前記積載余地状況を積載余地既存と判定させるエレベータ制御プログラム
  9. ドアが開いた状態で停車しているエレベータのかごに積載されている物体の重量の総計であるかご重量と、前記かごが停車しているエレベータホール及び前記かごの内部に存在する物体を検知するセンサが物体を検知した物体検知結果とを記憶しているコンピュータに、
    前記かごに乗ろうとしている乗車意思保有者が前記エレベータホールに存在するか否かを、前記物体検知結果を用いて判定させ、
    前記かごの内部における余地であって、前記乗車意思保有者が乗ることができる余地である積載余地の状況を示す積載余地状況を、前記物体検知結果を用いて判定させ、
    前記乗車意思保有者が存在し、前記かご重量が、前記かごに設定されたかご重量から定まるかご重量閾値未満であり、かつ、前記積載余地状況が、前記積載余地が存在しないものの前記エレベータに乗っている乗車者の少なくとも一部が前記かごの内部において隙間を詰めることにより前記積載余地を生成することができることを示す場合に、前記乗車者に対して、前記かごの内部において隙間を詰めることを促す詰込み通知を行わせるエレベータ制御プログラムであって、
    前記積載余地状況は、前記積載余地が既に存在することを示す積載余地既存と、前記積載余地が存在しないものの少なくとも一部の前記乗車者が前記かごの内部において隙間を詰めることにより前記積載余地を生成することができることを示す積載余地生成可と、全ての前記乗車者が前記かごの内部において隙間を詰めたとしても前記積載余地を生成することができないことを示す積載余地生成不可とを含み、
    前記コンピュータに、前記かごの内部の空間をかご内区画として複数の区画に分割して管理させ、前記かご内区画ごとに、物体が1つの区画内を占有している度合を示す占有度合を算出させ、前記かご内区画に含まれている全ての区画それぞれに対応する占有度合がいずれも第二の閾値以上である場合に、前記積載余地状況を積載余地生成不可と判定させるエレベータ制御プログラム
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