JP7217839B2 - エレベータ制御装置、エレベータ制御方法、及び、エレベータ制御プログラム - Google Patents
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Description
ドアが開いた状態で停車しているエレベータのかごに積載されている物体の重量の総計であるかご重量と、前記かごが停車しているエレベータホール及び前記かごの内部に存在する物体を検知するセンサが物体を検知した物体検知結果とを記憶している記憶部と、
前記かごに乗ろうとしている乗車意思保有者が前記エレベータホールに存在するか否かを、前記物体検知結果を用いて判定する乗車意思判定部と、
前記かごの内部における余地であって、乗車意思保有者が乗ることができる余地である積載余地の状況を示す積載余地状況を、前記物体検知結果を用いて判定する積載余地判定部と、
前記乗車意思保有者が存在し、前記かご重量が、前記かごに設定されたかご重量から定まるかご重量閾値未満であり、かつ、前記積載余地状況が、前記積載余地が存在しないものの前記エレベータに乗っている乗車者の少なくとも一部が前記かごの内部において隙間を詰めることにより前記積載余地を生成することができることを示す場合に、前記乗車者に対して、前記かごの内部において隙間を詰めることを促す詰込み通知を行うエレベータ制御部と
を備える。
以下、本実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るエレベータ制御装置100の構成例を示している。エレベータ制御装置100は、本図に示すように、センサ信号取得部110と、かご重量取得部120と、乗車意思判定部130と、積載余地判定部140と、エレベータ制御部150と、記憶部190とを備える。センサ信号取得部110は、物体検知センサ信号取得部とも呼ばれる。
物体にはユーザが含まれることもある。ユーザは、エレベータを利用している者又はエレベータを利用することを予定している者である。ユーザは、人に限られず、ロボット等であってもよい。ユーザは、利用者とも呼ばれる。
物体検知センサと、物体検知センサ信号との組み合わせとしては、具体例として下記が挙げられる。物体検知センサは、典型的には画像センサである。
・物体検知センサ:カメラ、物体検知センサ信号:カメラ映像
・物体検知センサ:距離(デプス)センサ、物体検知センサ信号:距離データ
・物体検知センサ:熱(温度)画像センサ、物体検知センサ信号:熱(温度)画像
距離センサは、画像処理により距離を判断するセンサである。以下、物体検知センサ信号を単にセンサ信号とも表記する。
図2は、「積載余地生成不可」の具体例を示している。本図は、エレベータホールと、かごとを示している。本図を用いて「積載余地生成不可」を具体的に説明する。エレベータはエレベータホールに接して停車しており、エレベータのドアは開いており、エレベータの定員は6人である。ドアには、かごに設置されているドアと、エレベータホールに設置されているドアとがある。かご内には乗車者が既に6人乗っており、全ての乗車者がかごの内部において隙間を詰めたとしても乗車意思保有者がかごに乗る隙間を生成することができない。なお、エレベータホールには乗車意思保有者が存在しており、乗車意思保有者はかごに向かって進んでいる。また、図3及び図4の見方は、本図の見方と同様である。
図3は、「積載余地生成可」の具体例を示している。本図を用いて「積載余地生成可」を具体的に説明する。かご内には乗車者が4人しか乗っていないものの、乗車者は互いに隙間を適宜空けて乗っているために、現状において、乗車意思保有者がかごに乗ることができない。しかしながら、乗車者がかごの内部において適宜移動して隙間を詰めることにより、乗車意思保有者が乗る余地を生成することができる。
図4は、「積載余地既存」の具体例を示している。本図を用いて「積載余地既存」を具体的に説明する。かご内には乗車者が3人しか乗っておらず、乗車意思保有者が乗る余地がかご内に既に存在するため、乗車者がかごの内部において隙間を詰めなくても乗車意思保有者はかごに乗ることができる。
積載余地判定部140は、シミュレーションによって、少なくとも一部の乗車者が少しずつ適宜動くことによって、少なくとも1人のユーザが新たに乗ることができる隙間が生じるか否かを判定してもよい。
エレベータ制御部150は、「詰込み待機状態」と判定しなくてもよい。
エレベータ制御部150は、詰込み通知の手段として、音声アナウンスを用いてもよく、液晶ディスプレイ又は電光掲示板による文字表示を用いてもよく、また、投光装置等を用いて壁等に投影表示することによって乗車者を誘導してもよい。
エレベータ制御装置100は、プロセッサ11を代替する複数のプロセッサを備えてもよい。複数のプロセッサは、プロセッサ11の役割を分担する。
メモリ12と、補助記憶装置13とは、一体的に構成されていてもよい。
エレベータ制御装置100の各部がデータを受け付ける場合、エレベータ制御装置100の各部は、入出力IF14を介してデータを受け付けても良く、また、通信装置15を介してデータを受け付けてもよい。
メモリ12の機能と、補助記憶装置13の機能とのそれぞれは、他の記憶装置によって実現されてもよい。
エレベータ制御装置100の動作手順は、エレベータ制御方法に相当する。また、エレベータ制御装置100の動作を実現するプログラムは、エレベータ制御プログラムに相当する。
乗車意思判定部130は、乗車意思保有者がエレベータホールに存在するか否かを、物体検知結果を用いて判定する。
乗車意思保有者がエレベータホールに存在すると乗車意思判定部130が判定した場合、エレベータ制御装置100は、ステップS102に進む。それ以外の場合、エレベータ制御装置100は、本フローチャートの処理を終了する。
かご重量取得部120は、かご重量を取得する。かご重量がかご重量閾値未満である場合、エレベータ制御装置100は、ステップS103に進む。それ以外の場合、エレベータ制御装置100は、本フローチャートの処理を終了する。
積載余地判定部140は、センサ信号を取得し、取得したセンサ信号を用いて積載余地状況を判定する。積載余地が「積載余地生成可」である場合、ステップS104に進む。それ以外の場合、エレベータ制御装置100は、本フローチャートの処理を終了する。
エレベータ制御部150は、詰込み通知を実行する。
以上のように、本実施の形態によれば、乗車者がかごの内部において隙間を詰めれば乗車意思保有者がかごに乗ることができるときに、乗車意思保有者かごに乗ることを諦めることによる不快感を軽減することができる。
また、本実施の形態によれば、エレベータの乗車者が隙間を詰めることによって少なくとも1人のユーザが乗る余地が生じるときにのみ、エレベータの乗車者に対して隙間を詰めるよう通知することにより、エレベータの運行効率を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、乗車者が詰め、乗車意思保有者がエレベータに乗ることにより、乗車意思保有者がエレベータを待つ時間の総計を短縮することができる。従って、本実施の形態によれば、エレベータの運行効率の低下を軽減することができる。
<変形例1>
積載余地判定部140は、乗車意思保有者がエレベータ内において占有することになる空間に応じて積載余地の有無を判定してもよい。
具体例として、積載余地判定部140は、乗車意思保有者がキャリーバッグを所持している場合において、乗車意思保有者とキャリーバッグとの双方をまとめて積載する隙間が生じることが見込まれない場合に、積載余地状況を「積載余地生成不可」と判定する。即ち、積載余地判定部140は、乗車意思保有者のみ又は大型のキャリーバッグのみであればエレベータに乗れる場合であっても、積載余地状況を「積載余地生成不可」と判定する。
図8は、本変形例に係るエレベータ制御装置100のハードウェア構成例を示している。
エレベータ制御装置100は、本図に示すように、プロセッサ11とメモリ12と補助記憶装置13との少なくとも1つに代えて、処理回路18を備える。
処理回路18は、エレベータ制御装置100が備える各部の少なくとも一部を実現するハードウェアである。
処理回路18は、専用のハードウェアであっても良く、また、メモリ12に格納されるプログラムを実行するプロセッサであってもよい。
エレベータ制御装置100は、処理回路18を代替する複数の処理回路を備えてもよい。複数の処理回路は、処理回路18の役割を分担する。
プロセッサ11とメモリ12と補助記憶装置13と処理回路18とを、総称して「プロセッシングサーキットリー」という。つまり、エレベータ制御装置100の各機能構成要素の機能は、プロセッシングサーキットリーにより実現される。
他の実施の形態に係るエレベータ制御装置100についても、本変形例と同様の構成であってもよい。
以下、主に前述した実施の形態と異なる点について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態に係るエレベータ制御装置100の構成は、実施の形態1に係るエレベータ制御装置100の構成と同じであるため省略する。
具体的には、エレベータ制御部150は、乗車意思判定部130が乗車意思保有者がエレベータホールに存在しないと判定した場合と、積載余地判定部140が積載余地状況を「積載余地生成不可」と判定した場合と、かご重量がかご重量閾値以上である場合との少なくともいずれか1つが満たされるときに、通常の手順に従いエレベータのドアを閉じる。
図9は、エレベータ制御装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
エレベータ制御部150は、エレベータのドアを閉める。
本実施の形態によれば、乗車意思保有者がエレベータに乗ることを諦めることによって乗車意思保有者がいなくなった場合と、ユーザがかごに乗ったことにより積載余地がなくなった場合と、かご重量がかご重量閾値以上となった場合との少なくともいずれかにおいて、エレベータ制御部150がエレベータのドアを閉める。従って、本実施の形態によれば、エレベータの待機時間を減らすことができるため、エレベータの運行効率を向上させることができる。
以下、主に前述した実施の形態と異なる点について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態に係るエレベータ制御装置100の構成は、実施の形態1に係るエレベータ制御装置100の構成と同じであるため省略する。
図10は、エレベータ制御装置100の動作の一例を示すフローチャートである。本図を用いて、エレベータ制御装置100の動作を説明する。
エレベータ制御部150は、乗車意思保有者に対して、追加積載不可である旨を通知する。
以上のように、本実施の形態によれば、エレベータ制御部150は、エレベータに乗ることができなかった乗車意思保有者に追加積載不可である旨を知らせる。そのため、本実施の形態によれば、エレベータに乗ることができなかった乗車意思保有者の、隙間を詰めなかった乗車者のせいでエレベータに乗れなかったのではないかという思いから生じる不快感を軽減することができる。
以下、主に前述した実施の形態と異なる点について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態に係るエレベータ制御装置100の構成は、実施の形態1に係るエレベータ制御装置100の構成と同じであるため省略する。
積載余地判定部140は、かごの内部の空間をかご内区画として複数の区画に分割して管理しており、かご内区画の区画ごとに占有度合を算出する。占有度合は、物体が1つの区画内を占有している度合を示し、占有密度とも呼ばれる。占有度合は、具体例として、ある区画を上から見た場合において、当該区画の面積に対する、物体が当該区画の内部を占有する面積の割合である。以下、かご内区画の各区画を単に区画とも表記する。
積載余地判定部140は、かご内区画の区画ごとの占有度合に応じて積載余地状況を判定する。具体例として、積載余地判定部140は、ドア隣接区画ごとに、占有度合を算出し、ドア隣接区画に対応する占有度合の少なくとも1つが第一の閾値未満である場合に、積載余地状況を「積載余地既存」と判定する。ドア隣接区画は、かご内区画に含まれている少なくとも1つの区画であって、開いているドアに接している少なくとも1つの区画である。第一の閾値は、ある区画において、乗車者が隙間を詰めなくても少なくとも1人のユーザが当該区画内に新たに乗ることができることに対応する。
積載余地判定部140は、かご内区画ごとに占有度合を算出し、かご内区画に含まれている全ての区画それぞれに対応する占有度合がいずれも第二の閾値以上である場合に、積載余地状況を「積載余地生成不可」と判定する。第二の閾値は、ある区画内において、乗車者が隙間を詰めたとしても1人のユーザも当該区画内に新たに乗ることができないことに対応する。第一の閾値は、第二の閾値よりも小さい。
積載余地判定部140は、かご内区画の区画ごとの占有度合に応じて積載余地状況を判定することができなかった場合、前述の実施の形態に係る積載余地判定部140と同様に積載余地状況を判定する。
本図の(a)において、ドア隣接区画の占有度合は、いずれも第一の閾値未満である。そのため、積載余地判定部140は、本図の(a)を「積載余地既存」と判定する。
本図の(b)において、ドア隣接区画の占有度合はいずれも第一の閾値よりも高く、かつ、全ての区画の占有度合が第二の閾値以上ではない。そのため、積載余地判定部140は、前述の実施の形態に係る積載余地判定部140と同様に積載余地状況を判定する。本例において、積載余地判定部140は、本図の(b)を「積載余地生成可」と判定している。
本図の(c)において、全ての区画の占有度合は、第二の閾値以上である。そのため、積載余地判定部140は、本図の(c)を「積載余地生成不可」と判定する。
本実施の形態に係るエレベータ制御装置100の動作は、前述の実施の形態に係るエレベータ制御装置100の動作と同じであるため省略する。
以上のように、本実施の形態によれば、積載余地判定部140は、区画ごとに占有度合に基づいて積載余地を生成することができるか否かを判定する。また、積載余地判定部140は、開いているドア付近の占有度合に基づいて、隙間を詰める必要があるか否かを判定する。
従って、本実施の形態によれば、積載余地状況を判定する精度を高めることができる。
以下、主に前述した実施の形態と異なる点について、図面を参照しながら説明する。本実施の形態は、実施の形態4を拡張した例に相当する。
図12は、本実施の形態に係るエレベータ制御装置100の構成例を示している。エレベータ制御装置100は、実施の形態4に係るエレベータ制御装置100が備える構成要素に加え、体感情報収集部160と、判定調整部170とを備える。体感情報収集部160は、ユーザ体感情報収集部とも呼ばれる。判定調整部170は、積載余地判定調整部とも呼ばれる。
ユーザは、新たに少なくとも1人のユーザがかごに乗ることができるよう、乗車者が隙間を詰めることができると感じている場合に「積載余地生成可」を示す情報をエレベータ制御装置100に送信する。ユーザは、新たにユーザ1人がかごに乗ることができるよう、乗車者が隙間を詰めることができないと感じている場合に「積載余地生成不可」を示す情報をエレベータ制御装置100に送信する。ユーザは、乗車者が隙間を詰めなくても新たに少なくとも1人のユーザかごに乗ることができると感じている場合に「積載余地既存」を示す情報をエレベータ制御装置100に送信してもよい。ユーザは、エレベータ制御装置100にユーザ体感情報を送信する。ユーザ体感情報は、体感積載余地を含む情報である。
判定調整部170は、「積載余地生成可」である余地判定結果に対応する全てのユーザ体感情報のうち、「積載余地生成不可」であるユーザ体感情報の比率が一定以上である場合に、第二の閾値を減少させる。余地判定結果に対応するユーザ体感情報は、余地判定結果と対のユーザ体感情報である。また、判定調整部170は、「積載余地生成不可」である余地判定結果に対応する全てのユーザ体感情報のうち「積載余地生成可」であるユーザ体感情報の比率が一定以上である場合に、第二の閾値を増加させる。
図13は、エレベータ制御装置100の動作の一例を示すフローチャートである。本図を用いて、エレベータ制御装置100の動作を説明する。
体感情報収集部160と、判定調整部170とは、前述のフローチャートに示される動作と並行して、本フローチャートに示される処理を適宜実行する。
体感情報収集部160は、ユーザ体感情報を収集する。
判定調整部170は、積載余地判定部140の手法を調整する必要があるか否かを判定する。
判定調整部170が積載余地判定部140の手法を調整する必要があると判定した場合、エレベータ制御装置100は、ステップS503に進む。それ以外の場合、エレベータ制御装置100は、本フローチャートの処理を終了する。
判定調整部170は、積載余地判定部140の手法を調整する。
以上のように、本実施の形態によれば、エレベータ制御装置100の処理に体感積載余地を反映することができる。そのため、本実施の形態によれば、体感積載余地が地域又は時世等によって異なる場合において、エレベータ制御装置100が地域又は時世等に応じた制御をすることにより、エレベータ利用者の不快感を軽減することができる。
前述した各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
Claims (9)
- ドアが開いた状態で停車しているエレベータのかごに積載されている物体の重量の総計であるかご重量と、前記かごが停車しているエレベータホール及び前記かごの内部に存在する物体を検知するセンサが物体を検知した物体検知結果とを記憶している記憶部と、
前記かごに乗ろうとしている乗車意思保有者が前記エレベータホールに存在するか否かを、前記物体検知結果を用いて判定する乗車意思判定部と、
前記かごの内部における余地であって、前記乗車意思保有者が乗ることができる余地である積載余地の状況を示す積載余地状況を、前記物体検知結果を用いて判定する積載余地判定部と、
前記乗車意思保有者が存在し、前記かご重量が、前記かごに設定されたかご重量から定まるかご重量閾値未満であり、かつ、前記積載余地状況が、前記積載余地が存在しないものの前記エレベータに乗っている乗車者の少なくとも一部が前記かごの内部において隙間を詰めることにより前記積載余地を生成することができることを示す場合に、前記乗車者に対して、前記かごの内部において隙間を詰めることを促す詰込み通知を行うエレベータ制御部と
を備えるエレベータ制御装置であって、
前記積載余地状況は、前記積載余地が既に存在することを示す積載余地既存と、前記積載余地が存在しないものの少なくとも一部の前記乗車者が前記かごの内部において隙間を詰めることにより前記積載余地を生成することができることを示す積載余地生成可と、全ての前記乗車者が前記かごの内部において隙間を詰めたとしても前記積載余地を生成することができないことを示す積載余地生成不可とを含み、
前記積載余地判定部は、前記かごの内部の空間をかご内区画として複数の区画に分割して管理しており、前記かご内区画に含まれている少なくとも1つの区画であって、前記ドアに接している少なくとも1つの区画であるドア隣接区画ごとに、物体が1つの区画内を占有している度合を示す占有度合を算出し、前記ドア隣接区画に対応する占有度合の少なくとも1つが第一の閾値未満である場合に、前記積載余地状況を積載余地既存と判定するエレベータ制御装置。 - ドアが開いた状態で停車しているエレベータのかごに積載されている物体の重量の総計であるかご重量と、前記かごが停車しているエレベータホール及び前記かごの内部に存在する物体を検知するセンサが物体を検知した物体検知結果とを記憶している記憶部と、
前記かごに乗ろうとしている乗車意思保有者が前記エレベータホールに存在するか否かを、前記物体検知結果を用いて判定する乗車意思判定部と、
前記かごの内部における余地であって、前記乗車意思保有者が乗ることができる余地である積載余地の状況を示す積載余地状況を、前記物体検知結果を用いて判定する積載余地判定部と、
前記乗車意思保有者が存在し、前記かご重量が、前記かごに設定されたかご重量から定まるかご重量閾値未満であり、かつ、前記積載余地状況が、前記積載余地が存在しないものの前記エレベータに乗っている乗車者の少なくとも一部が前記かごの内部において隙間を詰めることにより前記積載余地を生成することができることを示す場合に、前記乗車者に対して、前記かごの内部において隙間を詰めることを促す詰込み通知を行うエレベータ制御部と
を備えるエレベータ制御装置であって、
前記積載余地状況は、前記積載余地が既に存在することを示す積載余地既存と、前記積載余地が存在しないものの少なくとも一部の前記乗車者が前記かごの内部において隙間を詰めることにより前記積載余地を生成することができることを示す積載余地生成可と、全ての前記乗車者が前記かごの内部において隙間を詰めたとしても前記積載余地を生成することができないことを示す積載余地生成不可とを含み、
前記積載余地判定部は、前記かごの内部の空間をかご内区画として複数の区画に分割して管理しており、前記かご内区画ごとに、物体が1つの区画内を占有している度合を示す占有度合を算出し、前記かご内区画に含まれている全ての区画それぞれに対応する占有度合がいずれも第二の閾値以上である場合に、前記積載余地状況を積載余地生成不可と判定するエレベータ制御装置。 - 前記記憶部は、前記エレベータと、前記エレベータと共通点がある少なくとも1つのエレベータとの少なくともいずれかを利用したことがある少なくとも一部の利用者それぞれが設定した積載余地を示す体感積載余地を含むユーザ体感情報を記憶しており、
前記エレベータ制御装置は、前記ユーザ体感情報に基づいて、前記積載余地判定部が前記積載余地状況を判定する手法を調整する判定調整部を備える請求項1又は2に記載のエレベータ制御装置。 - 前記エレベータ制御部は、前記乗車意思保有者が前記エレベータホールに存在しない場合と、前記積載余地判定部が前記積載余地状況を積載余地生成不可と判定した場合と、前記かご重量が前記かご重量閾値以上である場合との少なくともいずれか1つが満たされるときに、前記ドアを閉じる請求項1から3のいずれか1項に記載のエレベータ制御装置。
- 前記エレベータ制御部は、前記乗車意思保有者が前記エレベータホールに存在する場合と、前記積載余地判定部が積載余地生成不可と判定した場合又は前記かご重量が前記かご重量閾値以上である場合とが満たされるときに、前記乗車意思保有者に対して前記エレベータに乗ることができない旨を通知する請求項1から4のいずれか1項に記載のエレベータ制御装置。
- 記憶部が、ドアが開いた状態で停車しているエレベータのかごに積載されている物体の重量の総計であるかご重量と、前記かごが停車しているエレベータホール及び前記かごの内部に存在する物体を検知するセンサが物体を検知した物体検知結果とを記憶しており、
乗車意思判定部が、前記かごに乗ろうとしている乗車意思保有者が前記エレベータホールに存在するか否かを、前記物体検知結果を用いて判定し、
積載余地判定部が、前記かごの内部における余地であって、前記乗車意思保有者が乗ることができる余地である積載余地の状況を示す積載余地状況を、前記物体検知結果を用いて判定し、
エレベータ制御部が、前記乗車意思保有者が存在し、前記かご重量が、前記かごに設定されたかご重量から定まるかご重量閾値未満であり、かつ、前記積載余地状況が、前記積載余地が存在しないものの前記エレベータに乗っている乗車者の少なくとも一部が前記かごの内部において隙間を詰めることにより前記積載余地を生成することができることを示す場合に、前記乗車者に対して、前記かごの内部において隙間を詰めることを促す詰込み通知を行うエレベータ制御方法であって、
前記積載余地状況は、前記積載余地が既に存在することを示す積載余地既存と、前記積載余地が存在しないものの少なくとも一部の前記乗車者が前記かごの内部において隙間を詰めることにより前記積載余地を生成することができることを示す積載余地生成可と、全ての前記乗車者が前記かごの内部において隙間を詰めたとしても前記積載余地を生成することができないことを示す積載余地生成不可とを含み、
前記積載余地判定部は、前記かごの内部の空間をかご内区画として複数の区画に分割して管理しており、前記かご内区画に含まれている少なくとも1つの区画であって、前記ドアに接している少なくとも1つの区画であるドア隣接区画ごとに、物体が1つの区画内を占有している度合を示す占有度合を算出し、前記ドア隣接区画に対応する占有度合の少なくとも1つが第一の閾値未満である場合に、前記積載余地状況を積載余地既存と判定するエレベータ制御方法。 - 記憶部が、ドアが開いた状態で停車しているエレベータのかごに積載されている物体の重量の総計であるかご重量と、前記かごが停車しているエレベータホール及び前記かごの内部に存在する物体を検知するセンサが物体を検知した物体検知結果とを記憶しており、
乗車意思判定部が、前記かごに乗ろうとしている乗車意思保有者が前記エレベータホールに存在するか否かを、前記物体検知結果を用いて判定し、
積載余地判定部が、前記かごの内部における余地であって、前記乗車意思保有者が乗ることができる余地である積載余地の状況を示す積載余地状況を、前記物体検知結果を用いて判定し、
エレベータ制御部が、前記乗車意思保有者が存在し、前記かご重量が、前記かごに設定されたかご重量から定まるかご重量閾値未満であり、かつ、前記積載余地状況が、前記積載余地が存在しないものの前記エレベータに乗っている乗車者の少なくとも一部が前記かごの内部において隙間を詰めることにより前記積載余地を生成することができることを示す場合に、前記乗車者に対して、前記かごの内部において隙間を詰めることを促す詰込み通知を行うエレベータ制御方法であって、
前記積載余地状況は、前記積載余地が既に存在することを示す積載余地既存と、前記積載余地が存在しないものの少なくとも一部の前記乗車者が前記かごの内部において隙間を詰めることにより前記積載余地を生成することができることを示す積載余地生成可と、全ての前記乗車者が前記かごの内部において隙間を詰めたとしても前記積載余地を生成することができないことを示す積載余地生成不可とを含み、
前記積載余地判定部は、前記かごの内部の空間をかご内区画として複数の区画に分割して管理しており、前記かご内区画ごとに、物体が1つの区画内を占有している度合を示す占有度合を算出し、前記かご内区画に含まれている全ての区画それぞれに対応する占有度合がいずれも第二の閾値以上である場合に、前記積載余地状況を積載余地生成不可と判定するエレベータ制御方法。 - ドアが開いた状態で停車しているエレベータのかごに積載されている物体の重量の総計であるかご重量と、前記かごが停車しているエレベータホール及び前記かごの内部に存在する物体を検知するセンサが物体を検知した物体検知結果とを記憶しているコンピュータに、
前記かごに乗ろうとしている乗車意思保有者が前記エレベータホールに存在するか否かを、前記物体検知結果を用いて判定させ、
前記かごの内部における余地であって、前記乗車意思保有者が乗ることができる余地である積載余地の状況を示す積載余地状況を、前記物体検知結果を用いて判定させ、
前記乗車意思保有者が存在し、前記かご重量が、前記かごに設定されたかご重量から定まるかご重量閾値未満であり、かつ、前記積載余地状況が、前記積載余地が存在しないものの前記エレベータに乗っている乗車者の少なくとも一部が前記かごの内部において隙間を詰めることにより前記積載余地を生成することができることを示す場合に、前記乗車者に対して、前記かごの内部において隙間を詰めることを促す詰込み通知を行わせるエレベータ制御プログラムであって、
前記積載余地状況は、前記積載余地が既に存在することを示す積載余地既存と、前記積載余地が存在しないものの少なくとも一部の前記乗車者が前記かごの内部において隙間を詰めることにより前記積載余地を生成することができることを示す積載余地生成可と、全ての前記乗車者が前記かごの内部において隙間を詰めたとしても前記積載余地を生成することができないことを示す積載余地生成不可とを含み、
前記コンピュータに、前記かごの内部の空間をかご内区画として複数の区画に分割して管理させ、前記かご内区画に含まれている少なくとも1つの区画であって、前記ドアに接している少なくとも1つの区画であるドア隣接区画ごとに、物体が1つの区画内を占有している度合を示す占有度合を算出させ、前記ドア隣接区画に対応する占有度合の少なくとも1つが第一の閾値未満である場合に、前記積載余地状況を積載余地既存と判定させるエレベータ制御プログラム。 - ドアが開いた状態で停車しているエレベータのかごに積載されている物体の重量の総計であるかご重量と、前記かごが停車しているエレベータホール及び前記かごの内部に存在する物体を検知するセンサが物体を検知した物体検知結果とを記憶しているコンピュータに、
前記かごに乗ろうとしている乗車意思保有者が前記エレベータホールに存在するか否かを、前記物体検知結果を用いて判定させ、
前記かごの内部における余地であって、前記乗車意思保有者が乗ることができる余地である積載余地の状況を示す積載余地状況を、前記物体検知結果を用いて判定させ、
前記乗車意思保有者が存在し、前記かご重量が、前記かごに設定されたかご重量から定まるかご重量閾値未満であり、かつ、前記積載余地状況が、前記積載余地が存在しないものの前記エレベータに乗っている乗車者の少なくとも一部が前記かごの内部において隙間を詰めることにより前記積載余地を生成することができることを示す場合に、前記乗車者に対して、前記かごの内部において隙間を詰めることを促す詰込み通知を行わせるエレベータ制御プログラムであって、
前記積載余地状況は、前記積載余地が既に存在することを示す積載余地既存と、前記積載余地が存在しないものの少なくとも一部の前記乗車者が前記かごの内部において隙間を詰めることにより前記積載余地を生成することができることを示す積載余地生成可と、全ての前記乗車者が前記かごの内部において隙間を詰めたとしても前記積載余地を生成することができないことを示す積載余地生成不可とを含み、
前記コンピュータに、前記かごの内部の空間をかご内区画として複数の区画に分割して管理させ、前記かご内区画ごとに、物体が1つの区画内を占有している度合を示す占有度合を算出させ、前記かご内区画に含まれている全ての区画それぞれに対応する占有度合がいずれも第二の閾値以上である場合に、前記積載余地状況を積載余地生成不可と判定させるエレベータ制御プログラム。
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