JP7207002B2 - 端末装置、及び、端末装置のためのコンピュータプログラム - Google Patents

端末装置、及び、端末装置のためのコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本明細書では、プリンタにIPP(Internet Printing Protocolの略)に従った印刷を実行させることが可能な端末装置に関する技術を開示する。
特許文献1には、プリンタが、IPPに従って、端末装置から印刷データを受信して、印刷を実行することが開示されている。
プリンタは、通常、印刷を実行することに応じて、当該印刷に関係する情報(例えば、ジョブ名、印刷設定等)を含む印刷履歴情報を記憶する。非特許文献1には、プリンタにおいて、印刷履歴情報に対応する複数個の項目のうちの、公開対象のユーザ以外のユーザに対する公開が制限される項目(以下では「制限項目」と記載する)を設定することによって、制限項目に対応する情報を公開対象のユーザのみに公開するための技術が記述されている。これにより、例えば、公開対象のユーザとして印刷を実行させたユーザ(以下では「印刷実行ユーザ」と記載する)が設定されている場合には、制限項目に対応する情報が印刷実行ユーザ以外のユーザによって取得されることを抑制できる。
特開2016-72785号公報
「IPP Privacy Attributes v.1.0」、The Printer Working Group、2018
しかしながら、非特許文献1の技術では、印刷実行ユーザが、プリンタに設定されている制限項目を知らずに、当該プリンタに印刷を実行させてしまう状況が起こり得る。従って、印刷実行ユーザが公開の制限を望む項目がプリンタに制限項目として記憶されていない場合には、当該項目に対応する情報が公開対象のユーザ以外のユーザによって取得され得る。
本明細書では、端末装置のユーザが公開の制限を望む項目に対応する情報が公開対象のユーザ以外のユーザによって取得されることを抑制できる技術を開示する。
本明細書は、端末装置のためのコンピュータプログラムを開示する。コンピュータプログラムは、前記端末装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、指定画面を前記端末装置の表示部に表示させる第1の表示制御部と、指定項目を示す指定項目情報を前記端末装置のメモリに記憶させる記憶制御部であって、前記指定項目は、表示済みの前記指定画面において、前記端末装置のユーザによって、印刷履歴情報に対応する複数個の項目の中から指定される項目であり、前記印刷履歴情報は、対象プリンタにおいてIPP(Internet Printing Protocolの略)に従った印刷が実行されることに応じて前記対象プリンタに記憶される情報である、前記記憶制御部と、前記IPPに従った制限項目要求であって、制限項目を示す制限項目情報の送信を要求する前記制限項目要求を前記対象プリンタに送信する第1の要求送信部であって、前記制限項目は、前記印刷履歴情報に対応する複数個の項目のうちの、公開対象のユーザ以外のユーザに対する公開が制限される項目として前記対象プリンタに記憶されている項目である、前記第1の要求送信部と、前記制限項目要求が前記対象プリンタに送信される場合に、前記対象プリンタから前記制限項目情報を受信する第1の情報受信部と、受信済みの前記制限項目情報によって示される前記制限項目が、前記メモリに記憶されている前記指定項目情報によって示される前記指定項目を含むのか否かを判断する第1の判断部と、前記制限項目が前記指定項目を含むと判断される場合に、前記IPPに従った印刷の実行を要求する印刷要求を前記対象プリンタに送信する第2の要求送信部であって、前記対象プリンタでは、前記端末装置から前記印刷要求が受信される場合に、前記IPPに従った印刷が実行されて、印刷履歴情報が記憶され、前記制限項目が前記指定項目を含まないと判断される場合に、前記印刷要求は送信されず、前記対象プリンタでは、前記端末装置から前記印刷要求が送信されないことに起因して、前記IPPに従った印刷が実行されず、印刷履歴情報が記憶されない、前記第2の要求送信部と、として機能させてもよい。
指定項目は、指定画面において端末装置のユーザによって指定される項目であり、換言すれば、端末装置のユーザが公開の制限を望む項目である。上記の構成によると、端末装置は、制限項目が指定項目を含むと判断する場合、即ち、端末装置のユーザが公開の制限を望む項目が制限項目として対象プリンタに記憶されている場合に、印刷要求を対象プリンタに送信する。この結果、対象プリンタでは、IPPに従った印刷が実行されて、印刷履歴情報が記憶される。一方、端末装置は、制限項目が指定項目を含まないと判断する場合、即ち、端末装置のユーザが公開の制限を望む項目が制限項目として対象プリンタに記憶されていない場合に、印刷要求を送信しない。この結果、対象プリンタでは、端末装置から印刷要求が送信されないことに起因して、IPPに従った印刷が実行されず、印刷履歴情報が記憶されない。従って、端末装置のユーザが公開の制限を望む項目に対応する情報が公開対象のユーザ以外のユーザによって取得されることを抑制できる。
上記のコンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記憶媒体も新規で有用である。上記の端末装置そのもの、及び、端末装置を実現するための制御方法も、新規で有用である。また、上記の端末装置とプリンタとを備える通信システムも、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 PCによって実行される処理のフローチャートを示す。 適合プリンタ決定処理のフローチャートを示す。 ケースAの項目指定プロセスのシーケンス図を示す。 ケースAの印刷プロセスのシーケンス図を示す。 図6の続きのシーケンス図を示す。 図7の続きのシーケンス図を示す。 取得プロセスのシーケンス図を示す。 ケースBの項目指定プロセス、及び、印刷プロセスのシーケンス図を示す。 第2実施例の項目指定プロセスのシーケンス図を示す。 第2実施例の適合プリンタ決定処理のフローチャートを示す。
(第1実施例;図1~図9)
(通信システム2の構成;図1)
図1に示されるように、通信システム2は、複数個のPC(Personal Computerの略)10,50と、複数個のプリンタ100,200と、を備える。各デバイス10,50,100,200は、LAN(LocalArea Networkの略)6を介して相互に通信可能である。LAN6は、有線LAN及び無線LANのどちらでもよい。
(各PC10,50の構成)
各PC10,50は、据置型のPCであるが、変形例では、例えばノートPC等の可搬型のデバイスであってもよい。本実施例では、各PC10,50が異なるユーザによって利用される状況を想定している。各PC10,50は、同様の構成を備える。従って、以下では、PC50の構成の説明を省略し、PC10の構成のみを説明する。PC10は、操作部12と、表示部14と、通信インターフェース16と、制御部30と、を備える。各部12~30は、バス線(符号省略)に接続されている。なお、以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。
操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をPC10に与えることができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。なお、表示部14は、いわゆるタッチパネル(即ち操作部)として機能してもよい。通信I/F16は、LAN6に接続されている。
制御部30は、CPU32と、メモリ34と、を備える。CPU32は、メモリ34に格納されているOS(Operating Systemの略)プログラム36に従って、様々な処理を実行するプロセッサである。メモリ34は、ROM、RAM等によって構成される。メモリ34は、さらに、上記のOSプログラム36の他に、印刷アプリケーション(以下では、単に「アプリ」と記載する)38と、サポート情報40と、ユーザ情報42と、を格納する。
アプリ38は、IPPに従った手順でプリンタ100,200に印刷を指示するためのアプリケーションである。アプリ38は、例えば、プリンタ100,200のベンダによって提供されるインターネット上のサーバからPC10にインストールされてもよいし、プリンタ100,200と共に出荷されるメディアからPC10にインストールされてもよい。
IPPは、インターネットに代表されるTCP/IPネットワークを経由してプリンタに印刷を実行させることを実現する標準技術であり、リモートでプリンタに印刷を実行させるための通信手順(即ち、プロトコル)を規定している。IETF(Internet Engineering Task Forceの略)のプリンティング関連専門ワーキンググループであるPWG(Printer Working Groupの略)によってIPPの標準化仕様が取りまとめられている。IPPでは、情報をオブジェクトとみなし、オブジェクトの種類を属性によって規定する。例えば、プリンタにおいてIPPに従った印刷ジョブが実行される場合に当該プリンタに記憶される印刷履歴情報に対応するオブジェクトの種類は、job-objectという属性によって規定される。
サポート情報40は、印刷履歴情報に対応する複数個の項目であって、PC10がサポートしている(即ち、解釈可能な)複数個の項目を示す。本実施例では、当該複数個の項目は、印刷ジョブの名称であるジョブ名に対応する項目「ジョブ名」と、印刷の実行を指示したユーザ(以下では、単に「印刷実行ユーザ」と記載する)の名称であるユーザ名に対応する項目「ユーザ名」と、印刷ジョブの実行状態を示すジョブ状態に対応する項目「ジョブ状態」と、印刷に利用される印刷部数に対応する項目「印刷部数」と、印刷に利用される色設定に対応する項目「色設定」と、を含む。変形例では、サポート情報40によって示される複数個の項目は、上記の各項目に限らず、上記の各項目のうちの一部の項目のみを含んでいてもよいし、job-object属性を有する情報に対応する他の項目(例えば画像データの格納場所を示すURI(Uniform Resource Identifierの略)等)を含んでいてもよい。項目「ジョブ名」、「ユーザ名」、及び、「ジョブ状態」は、RFC(Request For Commentsの略)8011において、Requiredとして定義される項目であり、IPPに従った手順で印刷を実行可能なプリンタがサポートしている項目である。一方、項目「印刷部数」及び「色設定」は、RFC8011において、Requiredとして定義されていない項目であり、IPPに従った手順で印刷を実行可能なプリンタがサポートしていない可能性がある項目である。
ユーザ情報42は、PC10のユーザ(以下では、単に「第1のユーザ」と記載する)がPC10にログインするためのユーザ名UN1及びパスワードP1を含む。なお、PC50は、ユーザ情報42に代えて、ユーザ情報52を記憶している。ユーザ情報52は、PC50のユーザ(以下では、単に「第2のユーザ」と記載する)がPC50にログインするためのユーザ名UN2及びパスワードP2を含む。
(各プリンタ100,200の構成)
各プリンタ100,200は、印刷機能を実行可能な周辺機器(即ち各PC10,50の周辺機器)である。なお、各プリンタ100,200は、印刷機能に加えて、スキャン機能、FAX機能等を実行可能な多機能機であってもよい。プリンタ100は、デバイス名DN1を有する。プリンタ200は、プリンタ100のデバイス名DN1とは異なるデバイス名DN2を有する。
プリンタ100は、能力情報110と設定情報120とを記憶している。能力情報110は、プリンタ100がサポートしている印刷設定に対応する項目、即ち、プリンタ100が利用可能な項目(以下では、単に「可能項目」と記載する)を示す。本実施例では、能力情報110は、可能項目「印刷部数」と可能項目「色設定」とを示す。即ち、プリンタ100は、1以上の部数の印刷を実行することができ、かつ、カラー印刷及びモノクロ印刷を実行することができる。なお、変形例では、能力情報110は、他の印刷設定(例えば、両面印刷等)に対応する項目を含んでいてもよい。
設定情報120は、例えば、プリンタ100の管理者によってプリンタ100のメモリ(図示省略)に格納される情報であり、制限項目情報と公開ユーザ情報とを含む。制限項目情報は、印刷履歴情報のうちの、公開対象のユーザ以外に対する公開が制限される項目(以下では、単に「制限項目」と記載する)、即ち、プライベートな項目を示す。制限項目は、属性としてjob-privacy属性を有する。図1の例では、プリンタ100の制限項目情報は、制限項目「ジョブ名」と制限項目「ユーザ名」と制限項目「ジョブ情報」と制限項目「印刷部数」とを示す。公開ユーザ情報は、制限項目の公開対象のユーザを示し、属性としてjob-privacy-scope属性を有する。公開ユーザ情報は、「all」と「default」と「owner」と「none」とのうちのいずれか1つを示す。「all」を示す公開ユーザ情報は、公開対象のユーザがプリンタ100を利用可能な全てのユーザであることを示す。「default」を示す公開ユーザ情報は、プリンタ100のベンダによって予め決められている公開対象のユーザを示し、本実施例では、公開対象のユーザが、印刷実行ユーザ、及び、プリンタ100の管理者であることを示す。「owner」を示す公開ユーザ情報は、公開対象のユーザが印刷実行ユーザのみであることを示す。「none」を示す公開ユーザ情報は、公開対象のユーザが存在しないことを示す。図1の例では、プリンタ100の公開ユーザ情報は「owner」を示す。
プリンタ200は、能力情報210と設定情報220とを記憶している。能力情報210は、可能項目「印刷部数」と可能項目「色設定」とを示す。また、設定情報220に含まれる制限項目情報は、制限項目「ジョブ名」と制限項目「ユーザ名」と制限項目「ジョブ状態」とを示す。設定情報220に含まれる公開ユーザ情報は「owner」を示す。
ここで、例えば、第1のユーザが公開の制限を望む項目が項目「印刷部数」であり、かつ、第1のユーザが、各プリンタ100,200に記憶されている制限項目を知らない状況を想定する。この場合、第1のユーザが、プリンタ200に印刷を実行させてしまうと、第1のユーザが公開の制限を望む項目「印刷部数」が制限項目としてプリンタ200に記憶されていないので、当該項目「印刷部数」に対応する印刷履歴情報が第1のユーザ以外のユーザによって取得され得る。本実施例では、第1のユーザが公開の制限を望む項目を制限項目として記憶しているプリンタ(例えば100)に印刷を実行させることによって、第1のユーザが公開の制限を望む項目に対応する印刷履歴情報が第1のユーザ以外のユーザによって取得されることを抑制することを実現する。
(PC10の処理;図2)
続いて、図2を参照して、PC10のCPU32がアプリ38に従って実行する処理を説明する。第1のユーザがPC10にログインして、アプリ38を起動する場合に、図2の処理が実行される。PC10は、図2の各処理をアプリ38に従って実行する。従って、以下では、「アプリ38に従って」という記載を省略する。また、PC10は、以下の各通信を通信I/F16を介して実行する。従って、以下では、「通信I/F16を介して」という記載を省略する。
S10では、CPU32は、ホーム画面を表示部14に表示させる。ホーム画面は、CPU32がアプリ38に従って後述のS20~S70の処理を実行していない場合に表示される画面であり、換言すれば、デフォルトの画面である。ホーム画面は、第1のユーザが公開の制限を望む項目を指定するための項目指定ボタンと、プリンタに印刷を実行させるための印刷ボタンと、を含む。
S15では、CPU32は、ホーム画面において項目指定ボタンが選択されたのか否かを判断する。CPU32は、第1のユーザによってホーム画面内の項目指定ボタンが選択される場合に、S15でYESと判断して、S20に進む。一方、CPU32は、第1のユーザによってホーム画面内の印刷ボタンが選択される場合に、S15でNOと判断して、S35に進む。
S20では、CPU32は、指定画面を表示部14に表示させる。具体的には、CPU32は、まず、メモリ34に記憶されているサポート情報40によって示される5個の項目(即ち、ジョブ名、ユーザ名、ジョブ状態、印刷部数、色設定)を特定する。次いで、CPU32は、特定済みの5個の項目の名称と、5個の項目を指定するための5個のチェックボックスと、OKボタンと、Cancelボタンと、を含む指定画面を表示部14に表示させる。ここで、例えば、第1のユーザが公開の制限を望む項目を入力するための入力欄を含む入力画面が表示される比較例を想定する。この場合、例えば、IPPの知識に乏しいユーザは、当該入力欄にIPPで定められている項目の名称(例えば、ジョブ名)を入力することが困難である可能性がある。本実施例では、5個の項目の名称と5個のチェックボックスとを含む指定画面がPC10に表示されるので、第1のユーザは、指定画面内のチェックボックスを選択することによって、IPPで定められている項目であって、PC10がサポートしている項目を容易に指定することができる。従って、ユーザの利便性が向上する。なお、変形例では、当該比較例の構成が採用されてもよい。
S25では、CPU32は、第1のユーザによって、指定画面内の5個のチェックボックスの中から1個以上のチェックボックスが選択され、かつ、指定画面内のOKボタンが選択されたのか否かを判断する。CPU32は、第1のユーザによって、指定画面内の1個以上のチェックボックスが選択され、かつ、指定画面内のOKボタンが選択される場合に、S25でYESと判断して、S30に進む。一方、CPU32は、第1のユーザによって指定画面内のCancelボタンが選択される場合に、S25でNOと判断して、S10に戻る。
S30では、CPU32は、S25で選択された1個以上のチェックボックスに対応する1個以上の項目(以下では、単に「指定項目」と記載する)を示す指定項目情報をメモリ34に記憶する。S30の処理が終了すると、S10に戻る。
S35では、CPU32は、mDNS(multicast Domain Name Systemの略)に従って、PC10の周囲に存在するプリンタを検索するための検索信号をブロードキャストによって送信する。
S40では、CPU32は、PC10の周囲に存在する1個以上のプリンタから、検索信号に対する応答である応答信号を受信する。応答信号は、当該応答信号の送信元のプリンタのデバイス名を含む。
S45では、CPU32は、指定項目情報がメモリ34に記憶されているのか否かを判断する。CPU32は、指定項目情報がメモリ34に記憶されている場合、即ち、S30の処理が実行済みである場合に、S45でYESと判断して、S50に進む。一方、CPU32は、指定項目情報がメモリ34に記憶されていない場合、即ち、S30の処理を実行済みでない場合に、S45でNOと判断して、S60に進む。
S50では、CPU32は、適合プリンタ決定処理を実行する。CPU32は、適合プリンタ決定処理において、検索信号の送信元の1個以上のプリンタのそれぞれを「適合プリンタ」又は「非適合プリンタ」として決定する。適合プリンタは、メモリ34に記憶されている指定項目情報によって示される指定項目を制限項目として記憶しているプリンタを示す。非適合プリンタは、メモリ34に記憶されている指定項目情報によって示される指定項目を制限項目として記憶していないプリンタを示す。
S55では、CPU32は、S50の適合プリンタ決定処理において適合プリンタとして決定されたプリンタが存在するのか否かを判断する。CPU32は、S50で適合プリンタとして決定されたプリンタが存在する場合に、S55でYESと判断して、S60に進む。一方、CPU32は、S50で適合プリンタとして決定されたプリンタが存在しない場合に、S55でNOと判断して、S75に進む。
S75では、CPU32は、適合プリンタが存在しないことを通知するための通知画面を表示部14に表示させる。これにより、第1のユーザは、適合プリンタが存在しないことを知ることができる。通知画面は、指定画面を再表示するための再指定ボタンと、Cancelボタンと、を含む。
S80では、CPU32は、通知画面において再指定ボタンが選択されたのか否かを判断する。CPU32は、第1のユーザによって通知画面内の再指定ボタンが選択される場合に、S80でYESと判断して、S20において、指定画面を表示部14に再表示させる。一方、CPU32は、第1のユーザによって通知画面内のCancelボタンが選択される場合に、S80でNOと判断して、S10に戻る。
S60では、CPU32は、印刷を実行させるプリンタを選択するためのプリンタ選択画面を表示部14に表示させる。CPU32は、S45でNOと判断された後に実行されるS60では、応答信号の送信元の1個以上のプリンタのデバイス名の全てを選択可能なプリンタ選択画面を表示部14に表示する。一方、CPU32は、S45でYESと判断された後に実行されるS60では、S50において適合プリンタとして決定されたプリンタのデバイス名を選択可能であると共に、S50において非適合プリンタとして決定されたプリンタのデバイス名を選択不可能なプリンタ選択画面を表示部14に表示する。具体的には、CPU32は、S50において非適合プリンタとして決定されたプリンタのデバイス名をグレーアウトで表示する。なお、変形例では、CPU32は、S50において非適合プリンタとして決定されたプリンタのデバイス名を含まないプリンタ選択画面を表示部14に表示させてもよい。
S65では、CPU32は、プリンタ選択画面においてデバイス名が選択されたのか否かを判断する。CPU32は、第1のユーザによってプリンタ選択画面内の1個のデバイス名が選択される場合に、S65でYESと判断して、S70に進む。
S70では、CPU32は、IPPに従った印刷をS65で選択されたデバイス名を有するプリンタに実行させるための通信を当該プリンタと実行して、当該プリンタにIPPに従った印刷を実行させる。S70の処理が終了すると、S10に戻る。
(適合プリンタ決定処理;図3)
続いて、図3を参照して、図2のS50で実行される適合プリンタ決定処理の詳細を説明する。S100では、CPU32は、S40で受信された応答信号の送信元である1個以上のプリンタの中から1個の対象プリンタを選択する。
S105では、CPU32は、IPPに従ったGet-Printer-Attributesコマンド(以下では、単に「GPAコマンド」と記載する)を対象プリンタに送信する。GPAコマンドは、文字列「job-privacy-attributes」と、文字列「job-privacy-scope」と、文字列「job-creation-attributes-supported」と、を含む。文字列「job-privacy-attributes」は、属性としてjob-privacy属性を有する情報の送信を要求することを示す。即ち、文字列「job-privacy-attributes」を含むGPAコマンドは、制限項目情報の送信を要求するコマンドである。文字列「job-privacy-scope」は、属性としてjob-privacy-scope属性を有する情報の送信を要求することを示す。即ち、文字列「job-privacy-scope」を含むGPAコマンドは、公開ユーザ情報の送信を要求するコマンドである。文字列「job-creation-attributes-supported」は、能力情報の送信を要求することを示す。即ち、文字列「job-creation-attributes-supported」を含むGPAコマンドは、能力情報の送信を要求するコマンドである。
S110では、CPU32は、対象プリンタから、対象プリンタの能力情報、及び、設定情報を受信する。設定情報は、制限項目情報と公開ユーザ情報とを含む。
S115では、CPU32は、S110で受信された設定情報に含まれる制限項目情報によって示される制限項目が、メモリ34に記憶されている指定項目情報によって示される指定項目を含むのか否かを判断する。CPU32は、制限項目が指定項目を含むと判断する場合(S115でYES)に、対象プリンタが指定項目を制限項目として記憶していると判断して、S120に進む。一方、CPU32は、制限項目が指定項目を含まないと判断する場合(S115でNO)に、対象プリンタが指定項目を制限項目として記憶していないと判断して、S140に進む。
S140では、CPU32は、S110で受信された能力情報によって示される可能項目が、メモリ34に記憶されている指定項目情報によって示される指定項目のうちの印刷設定に対応する指定項目(例えば、印刷部数)を含むのか否かを判断する。CPU32は、可能項目が印刷設定に対応する指定項目を含むと判断する場合(S140でNO)に、対象プリンタが指定項目に対応する印刷設定をサポートしていると判断して、S145において、対象プリンタを非適合プリンタとして決定して、S135に進む。一方、CPU32は、可能項目が印刷設定に対応する指定項目を含まないと判断する場合(S140でYES)に、対象プリンタが指定項目に対応する印刷設定をサポートしていないと判断して、S120に進む。対象プリンタが指定項目に対応する印刷設定をサポートしていない状況では、当該指定項目に対応する印刷設定が対象プリンタに記憶されることがない。従って、当該印刷設定が公開対象のユーザ以外のユーザによって取得されることがない。このような状況において、CPU32は、対象プリンタを非適合プリンタとして決定しないので、適合プリンタを適切に選択することができる。
S120では、CPU32は、S110で受信された設定情報に含まれる公開ユーザ情報が「none」又は「owner」を示すのか否かを判断する。CPU32は、公開ユーザ情報が「none」又は「owner」を示す場合に、S120でYESと判断して、S125において、対象プリンタを適合プリンタとして決定する。一方、CPU32は、公開ユーザ情報が「all」又は「default」を示す場合に、S120でNOと判断して、S130において、対象プリンタを非適合プリンタとして決定する。これにより、図2のS60で表示されるプリンタ選択画面では、当該対象プリンタが選択不可能となる。従って、対象プリンタの公開ユーザ情報が「all」又は「default」を示す状況、即ち、制限項目に対応する印刷履歴情報が印刷実行ユーザとは異なるユーザによって取得され得る状況において、対象プリンタによって印刷が実行されないので、制限項目に対応する印刷履歴情報が印刷実行ユーザとは異なるユーザによって取得されることを抑制できる。
S135では、CPU32は、図2のS40で受信された応答信号の送信元である1個以上のプリンタの全てを対象プリンタとして選択したのか否かを判断する。CPU32は、1個以上のプリンタの全てを選択していないと判断する場合(S135でYES)に、S100において、未選択のプリンタを対象プリンタとして選択する。一方、CPU32は、1個以上のプリンタの全てを選択したと判断する場合(S135でYES)に、図3の処理を終了する。
(具体例;図4~図9)
続いて、図4~図9を参照して、PC10のCPU32が図2及び図3の処理を実行することによって実現される具体例を説明する。なお、以下では、理解の容易化のために、各デバイスのCPU(例えばPC10のCPU32)が実行する動作を、CPUを主体として記載せずに、各デバイス(例えばPC10)を主体として記載する。
(ケースA;図4~図8)
まず、図4~図8を参照して、適合プリンタ決定処理(図3参照)において適合プリンタとして決定されるプリンタが存在するケースAを説明する。図4は、PC10が指定項目情報を記憶するための項目指定プロセスを示す。
PC10は、第1のユーザから、T5において、ユーザ名UN1及びパスワードP1の入力を含むログイン操作を受け付け、T10において、アプリ38を起動するためのアプリ起動操作を受け付け、アプリ38を起動する。この場合、T12では、PC10は、ホーム画面を表示部14に表示させる(図2のS10)。
PC10は、T20において、第1のユーザによって指定画面内の項目指定ボタンが選択される場合(図2のS15でYES)に、T22において、指定画面を表示部14に表示させる(S20)。
T30では、第1のユーザは、指定画面内の5個の項目(即ち、ジョブ名、ユーザ名、ジョブ状態、印刷部数、色設定)の名称のうちの4個の項目の名称(即ち、ジョブ名、ユーザ名、ジョブ状態、印刷部数)に対応する4個のチェックボックスを選択し、OKボタンを選択する(図2のS25でYES)。この場合、T32では、PC10は、選択済みの4個のチェックボックスに対応する4個の指定項目(即ち、ジョブ名、ユーザ名、ジョブ状態、印刷部数)を示す指定項目情報をメモリ34に記憶する(S30)。T32の処理が終了すると、図4の処理が終了する。
(印刷プロセス;図5)
続いて、図5を参照して、ケースAの印刷プロセスを説明する。図5は、図4の処理が実行された後の状況を想定している。従って、図5の初期状態では、PC10は、4個の指定項目(即ち、ジョブ名、ユーザ名、ジョブ状態、印刷部数)を示す指定項目情報を記憶している。
T100及びT102は、図4のT10及びT12と同様である。PC10は、T110において、第1のユーザによって、ホーム画面内の印刷ボタンが選択され、かつ、印刷対象の画像データが選択される場合(図2のS15でNO)に、mDNSに従って、検索信号をブロードキャストによって送信する(S35)。この場合、PC10は、T112において、検索信号がプリンタ100によって受信されることに応じて、T114において、プリンタ100から、プリンタ100のデバイス名DN1を含む応答信号を受信する(S40)。また、PC10は、T116において、検索信号がプリンタ200によって受信されることに応じて、T118において、プリンタ200から、プリンタ200のデバイス名DN2を含む応答信号を受信する(S40)。この場合、PC10は、指定項目情報がメモリ34に記憶されていると判断し(S45でYES)、適合プリンタ決定処理を実行する(S50)。
まず、PC10は、応答信号の送信元である2個のプリンタ100,200の中からプリンタ100を対象プリンタとして選択する(図3のS100)。次いで、PC10は、T120において、文字列「job-privacy-attributes」と、文字列「job-privacy-scope」と、文字列「job-creation-attributes-supported」と、を含むGPAコマンドをプリンタ100に送信し(S105)、T122において、プリンタ100の能力情報、及び、設定情報を受信する(S110)。プリンタ100の能力情報は、2個の可能項目(即ち、印刷部数、色設定)を示す。また、プリンタ100の設定情報は、4個の制限項目(即ち、ジョブ名、ユーザ名、ジョブ状態、印刷部数)を示す制限項目情報と、「owner」を示す公開ユーザ情報と、を含む。
T124では、PC10は、受信済みの設定情報に含まれる制限項目情報によって示される4個の制限項目(即ち、ジョブ名、ユーザ名、ジョブ状態、印刷部数)が、メモリ34に記憶されている指定項目情報によって示される4個の指定項目(即ち、ジョブ名、ユーザ名、ジョブ状態、印刷部数)を含むと判断する(図3のS115でYES)。また、PC10は、受信済みの設定情報に含まれる公開ユーザ情報が「owner」を示すと判断する(S120でYES)。この場合、PC10は、T126において、プリンタ100を適合プリンタとして決定する(S125)。T126の処理が終了すると、図5の処理が終了する。
(図5の続き;図6)
続いて、図6を参照して、図5の続きの処理を説明する。PC10は、図5のT126でプリンタ100を適合プリンタとして決定した後に、応答信号の送信元であるプリンタ200を対象プリンタとして選択済みでないと判断して(図3のS135でNO)、プリンタ200を対象プリンタとして選択する(S100)。
T200及びT202は、通信対象がプリンタ200である点と、プリンタ200の能力情報、及び、設定情報が利用される点を除いて、図5のT120及びT122と同様である。プリンタ200の能力情報は、2個の可能項目(即ち、印刷部数、色設定)を示す。また、プリンタ200の設定情報は、3個の制限項目(即ち、ジョブ名、ユーザ名、ジョブ状態)を示す制限項目情報と、「owner」を示す公開ユーザ情報と、を含む。
T204では、PC10は、受信済みの設定情報に含まれる制限項目情報によって示される3個の制限項目(即ち、ジョブ名、ユーザ名、ジョブ状態)が、メモリ34に記憶されている指定項目情報によって示される4個の指定項目(即ち、ジョブ名、ユーザ名、ジョブ状態、印刷部数)を含まないと判断する(図3のS115でNO)。また、PC10は、受信済みの能力情報によって示される2個の可能項目(即ち、印刷部数、色設定)が、印刷設定に対応する指定項目「印刷部数」を含むと判断する(S140でNO)。この場合、PC10は、T206において、プリンタ200を非適合プリンタとして決定する(S145)。また、PC10は、応答信号の送信元である2個のプリンタ100,200を対象プリンタとして選択済みであると判断する(S135でYES)。
T210では、PC10は、適合プリンタとして決定されたプリンタ100のデバイス名DN1を選択可能であると共に、非適合プリンタとして決定されたプリンタ200のデバイス名DN2を選択不可能なプリンタ選択画面を表示部14に表示させる(図2のS60)。T210の処理が終了すると、図6の処理が終了する。
(図6の続き;図7)
続いて、図7を参照して、図6の続きの処理を説明する。PC10は、図6のT210において、プリンタ選択画面を表示部14に表示させた後に、T300において、第1のユーザによってプリンタ選択画面内のデバイス名DN1が選択されることに応じて、T302において、図5のT122で受信されたプリンタ100の能力情報を利用して、印刷設定画面を表示部14に表示させる。具体的には、PC10は、プリンタ100の能力情報によって示される2個の可能項目(即ち、印刷部数、色設定)を特定し、可能項目「印刷部数」に対応する印刷設定である印刷部数を設定するための領域と、可能項目「色設定」に対応する印刷設定である色設定を設定するための領域と、OKボタンと、Cancelボタンと、を含む印刷設定画面を表示部14に表示させる。
T310では、第1のユーザは、印刷設定画面において、印刷部数として「1」を設定し、色設定として「カラー」を設定した後に、OKボタンを選択する。この場合、T312では、PC10は、IPPに従ったCreate-Jobコマンド(以下では、単に「CJコマンド」と記載する)をプリンタ100に送信する。CJコマンドは、図5のT110で選択された画像データの名称であるジョブ名JNと、図4のT5でログインされたユーザ名UN1と、T310で設定された印刷設定(即ち、印刷部数「1」、色設定「カラー」)と、を含む。
プリンタ100は、T312において、PC10からCJコマンドを受信する場合に、T314において、ユニークなジョブID「J」を生成し、T316において、印刷履歴情報を記憶する。印刷履歴情報は、T314で生成されたジョブID「J」と、CJコマンドに含まれるジョブ名JNと、CJコマンドに含まれるユーザ名UN1と、CJコマンドに含まれる印刷設定(即ち、印刷部数「1」、色設定「カラー」)と、印刷ジョブが実行されていないことを示すジョブ状態「準備中」と、を含む。次いで、T318では、プリンタ100は、T314で生成されたジョブID「J」をPC10に送信する。
PC10は、T318において、プリンタ100からジョブID「J」を受信する場合に、T320において、IPPに従ったSend-Documentコマンド(以下では、単に「SDコマンド」と記載する)をプリンタ100に送信する。SDコマンドは、図5のT110で選択された画像データと、T318で受信されたジョブID「J」と、図4のT5でログインされたユーザ名UN1と、を含む。
プリンタ100は、T320において、PC10からSDコマンドを受信する場合に、T322において、SDコマンドに含まれるジョブID「J」と同じジョブID「J」を含む印刷履歴情報を特定し、SDコマンドに含まれる画像データと特定済みの印刷履歴情報に含まれる印刷設定(即ち、印刷部数「1」、色設定「カラー」)とに従った印刷を実行する。そして、プリンタ100は、当該印刷が完了する場合に、特定済みの印刷歴情報に含まれるジョブ状態を、印刷ジョブを実行していることを示す「実行中」から印刷ジョブが実行されたことを示す「済」に変更し、T330において、印刷が完了したことを示す印刷完了通知をPC10に送信する。T330の処理が終了すると、図7の処理が終了する。
(取得プロセス;図8)
続いて、図8を参照して、プリンタ100から印刷履歴情報を取得するための取得プロセスを説明する。図8では、第2のユーザが、PC50を利用して、プリンタ100から印刷履歴情報を取得する状況を想定している。また、図8は、図7の処理が実行された後の状況を想定している。従って、図8の初期状態では、プリンタ100は、印刷履歴情報を記憶している。
PC50は、第2のユーザから、T400において、ユーザ名UN2及びパスワードP2の入力を含むログイン操作を受け付け、T401において、印刷履歴情報の取得を指示する印刷履歴情報取得指示を受け付ける場合に、T402において、IPPに従ったGet-Jobsコマンド(以下では、単に「GJコマンド」と記載する)をプリンタ100に送信する。GJコマンドは、印刷履歴情報の送信を要求するコマンドであり、T400でログインされたユーザ名UN2を含む。
プリンタ100は、T402において、PC50からGJコマンドを受信する場合に、GJコマンドに含まれるユーザ名UN2によって識別されるユーザ(即ち、第2のユーザ)が公開対象のユーザであるのか否かを判断する。具体的には、プリンタ100は、まず、公開ユーザ情報が「owner」を示す、即ち、公開対象のユーザが印刷実行ユーザのみであると判断する。この場合、プリンタ100は、印刷履歴情報に含まれるユーザ名UN1と、GJコマンドに含まれるユーザ名UN2と、が一致するのか否かを判断する。図8の例では、プリンタ100は、2個のユーザ名が一致しないと判断して、第2のユーザが印刷実行ユーザではないと判断する。即ち、プリンタ100は、第2のユーザが公開対象のユーザではないと判断する。
T404では、プリンタ100は、制限項目情報によって示される4個の制限項目(即ち、ジョブ名、ユーザ名、ジョブ状態、印刷部数)に対応する印刷履歴情報(即ち、ジョブ名JN、ユーザ名UN1、ジョブ状態「済」、印刷部数「1」)を送信することなく、印刷履歴情報に含まれる他の印刷履歴情報(即ち、ジョブID「J」、色設定「カラー」)のみをPC50に送信する。
PC50は、T404において、プリンタ100からジョブID「J」と色設定「カラー」とを受信する場合に、ジョブ名とユーザ名とジョブ状態とを受信していないと判断し、T406において、受信済みのジョブID「J」と、ジョブ名として文字列「unknown」と、ユーザ名として文字列「unknown」と、受信済みの色設定「カラー」と、ジョブ状態として文字列「unknown」と、を表示する。この結果、第1のユーザが公開の制限を望む項目に対応する印刷履歴情報(即ち、ジョブ名JN、ユーザ名UN1、ジョブ状態「済」、印刷部数「1」)が第2のユーザによって取得されることを抑制できる。T406の処理が終了すると、図8の処理が終了する。
(ケースAの効果)
指定項目は、指定画面においてPC10のユーザ(即ち、第1のユーザ)によって指定される項目であり、換言すれば、第1のユーザが公開の制限を望む項目である。ケースAでは、PC10は、プリンタ100の制限項目情報によって示される制限項目が指定項目を含むと判断する場合(図5のT124)、即ち、第1のユーザが公開の制限を望む項目が制限項目としてプリンタ100に記憶されている場合に、プリンタ100のデバイス名DN1を選択可能なプリンタ選択画面を表示する(図6のT210)。そして、PC10は、第1のユーザによってプリンタ選択画面内のデバイス名DN1が選択されることに応じて(図7のT300)、CJコマンドをプリンタ100に送信し(T312)、プリンタ100からジョブID「J」を受信し(T318)、SDコマンドをプリンタ100に送信する(T320)。この結果、プリンタ100では印刷が実行され(T322)、印刷履歴情報が記憶される。一方、PC10は、プリンタ200の制限項目情報によって示される制限項目が指定項目を含まないと判断する場合(T204)、即ち、第1のユーザが公開の制限を望む項目が制限項目としてプリンタ200に記憶されていない場合に、プリンタ200のデバイス名DN2を選択不可能なプリンタ選択画面を表示する(T210)。この結果、プリンタ選択画面においてデバイス名DN2が選択されないので、PC10から各種コマンド(即ち、CJ及びSDコマンド)が送信されない。この結果、プリンタ200では、PC10から各種コマンドが送信されないことに起因して、印刷が実行されず、印刷履歴情報が記憶されない。従って、第1のユーザが公開の制限を望む項目に対応する印刷履歴情報が公開対象のユーザ以外のユーザによって取得されることを抑制できる。
なお、本実施例において、「公開」とは、プリンタ100が、外部装置(例えばPC10等)から、印刷履歴情報の送信を要求するコマンド(即ち、GJコマンド)を受信することに応じて、当該コマンドによって要求された印刷履歴情報を当該外部装置に送信することを意味する。
(ケースB;図9)
続いて、図9を参照して、適合プリンタ決定処理において適合プリンタとして決定されたプリンタが存在しないケースBの項目指定プロセス及び印刷プロセスを説明する。PC10は、まず、図4のT5~T20の処理と同様の処理実行し、T500において、指定画面を表示部14に表示させる(図2のS20)。
本ケースでは、第1のユーザは、T510において、指定画面内の5個の項目の名称(即ち、ジョブ名、ユーザ名、ジョブ状態、印刷部数、色設定)に対応する5個のチェックボックスを選択し、OKボタンを選択する(図2のS25でYES)。この場合、T512では、PC10は、選択済みの5個のチェックボックスに対応する5個の指定項目(即ち、ジョブ名、ユーザ名、ジョブ状態、印刷部数、色設定)を示す指定項目情報をメモリ34に記憶する(S30)。
次いで、図5のT102~T120と同様の処理が実行される。即ち、PC10は、プリンタ100を対象プリンタとして選択し、文字列「job-privacy-attributes」と、文字列「job-privacy-scope」と、文字列「job-creation-attributes-supported」と、を含むGPAコマンドをプリンタ100に送信する。そして、T520では、PC10は、プリンタ100から、プリンタ100の能力情報、及び、設定情報を受信する(図3のS110)。
T522では、PC10は、受信済みの設定情報に含まれる制限項目情報によって示される4個の制限項目(即ち、ジョブ名、ユーザ名、ジョブ状態、印刷部数)が、メモリ34に記憶されている指定項目情報によって示される5個の指定項目(即ち、ジョブ名、ユーザ名、ジョブ状態、印刷部数、色設定)を含まないと判断する(図3のS115でNO)。また、PC10は、受信済みの能力情報によって示される2個の可能項目(即ち、印刷部数、色設定)が、印刷設定に対応する指定項目「色設定」を含むと判断する(S140でNO)。この場合、PC10は、T524において、プリンタ100を非適合プリンタとして決定する(S125)。
T530及びT532は、図6のT200及びT202と同様である。T534では、PC10は、受信済みの設定情報に含まれる制限項目情報によって示される3個の制限項目(即ち、ジョブ名、ユーザ名、ジョブ状態)が、メモリ34に記憶されている指定項目情報によって示される5個の指定項目(即ち、ジョブ名、ユーザ名、ジョブ状態、印刷部数、色設定)を含まないと判断する(図3のS115でNO)。また、PC10は、受信済みの能力情報によって示される2個の可能項目(即ち、印刷部数、色設定)が、印刷設定に対応する2個の指定項目(即ち、印刷部数、色設定)を含むと判断する(S140でNO)。この場合、PC10は、T536において、プリンタ200を非適合プリンタとして決定し(S145)、応答信号の送信元である2個のプリンタ100,200を対象プリンタとして選択済みであると判断し(S135でYES)、応答信号の送信元の2個のプリンタ100,200の中に適合プリンタが存在しなかったと判断する(図2のS55でNO)。
T540では、PC10は、通知画面を表示部14に表示させる。T540の処理が終了すると、図9の処理が終了する。
(ケースBの効果)
ケースBでは、PC10は、応答信号の送信元の2個のプリンタ100,200の中に適合プリンタが存在しなかったと判断する場合に、通知画面を表示する(T540)。これにより、例えば、第1のユーザが通知画面内の再指定ボタンを選択することによって(図2のS80でYES)、指定画面が再表示されるので(S20)、第1のユーザは、新たな指定項目を容易に指定することができる。従って、ユーザの利便性が向上する。
(対応関係)
PC10、プリンタ100(又は200)が、それぞれ、「端末装置」、「対象プリンタ」の一例である。図3のS105のGPAコマンドが、「制限項目要求」、「可能項目要求」、「公開ユーザ情報要求」の一例である。SDコマンドが、「印刷要求」の一例である。指定画面内のチェックボックスが、「指定領域」の一例である。
図2のS20の処理、S30の処理、図6のS105の処理、S110の処理、S115の処理、S70の処理が、それぞれ、「第1の表示制御部」、「記憶制御部」、「第1の要求送信部」、「第1の情報受信部」、「第1の判断部」、「第2の要求送信部」によって実行される処理の一例である。
(第2実施例;図10及び図11)
続いて、図10及び図11を参照して、第2実施例を説明する。第2実施例は、PC10が、RFC8011においてRequiredとして定義されている3個の項目(即ち、ジョブ名、ユーザ名、ジョブ状態)の名称と、3個の項目を指定するための3個のチェックボックスと、を含むと共に、RFC8011においてRequiredとして定義されていない2個の項目(即ち、印刷部数、色設定)の名称と、2個の項目を指定するための2個のチェックボックスと、を含まない指定画面を表示する点が、第1実施例とは異なる。また、第2実施例は、図3の適合プリンタ決定処理に代えて、図11の適合プリンタ決定処理が実行される点が第1実施例とは異なる。まず、図10を参照して、第2実施例の指定項目プロセスを説明する。なお、以下では、RFC8011においてRequiredとして定義されている項目を「必須項目」と記載し、RFC8011においてRequiredとして定義されていない項目を「非必須項目」と記載する。
T605~T620は、図4のT5~T20と同様である。T622では、PC10は、メモリ34に記憶されているサポート情報40によって示される5個の項目(即ち、ジョブ名、ユーザ名、ジョブ状態、印刷部数、色設定)の中から3個の必須項目(即ち、ジョブ名、ユーザ名、ジョブ状態)を特定し、指定画面を表示部14に表示させる(図2のS20)。本実施例では、指定画面は、特定済みの3個の必須項目の名称と、3個の必須項目を指定するための3個のチェックボックスと、OKボタンと、Cancelボタンと、を含む。なお、指定画面は、サポート情報40によって示される5個の項目(即ち、ジョブ名、ユーザ名、ジョブ状態、印刷部数、色設定)のうちの2個の非必須項目(即ち、印刷部数、色設定)の名称と、2個の非必須項目を指定するための2個のチェックボックスと、を含まない。
T630では、第1のユーザは、指定画面内の3個の必須項目(即ち、ジョブ名、ユーザ名、ジョブ状態)の名称のうちの3個の必須項目の名称(即ち、ジョブ名、ユーザ名、ジョブ状態)に対応する3個のチェックボックスを選択し、OKボタンを選択する(図2のS25でYES)。この場合、T632では、PC10は、選択済みの3個のチェックボックスに対応する3個の指定項目(即ち、ジョブ名、ユーザ名、ジョブ状態)を示す指定項目情報をメモリ34に記憶する(S30)。T632の処理が終了すると、図10の処理が終了する。
(適合プリンタ決定処理;図11)
続いて、図11を参照して、第2実施例の適合プリンタ決定処理を説明する。S200は、図3のS100と同様である。
S205では、PC10のCPU32は、文字列「job-privacy-attributes」と、文字列「job-privacy-scope」と、を含むと共に、文字列「job-creation-attributes-supported」を含まないGPAコマンドを対象プリンタに送信する。
S210では、CPU32は、対象プリンタから、制限項目情報と公開ユーザ情報とを含む設定情報を受信する。
S215は、図3のS115と同様である。CPU32は、制限項目が指定項目を含むと判断する場合(S215でYES)に、対象プリンタが指定項目を制限項目として記憶していると判断して、S220に進む。ただし、CPU32は、制限項目が指定項目を含まないと判断する場合(S215でNO)に、対象プリンタが指定項目を制限項目として記憶していないと判断して、S230において、対象プリンタを非適合プリンタとして決定して、S235に進む。S220~S235は、S120~S235と同様である。S235の処理が終了すると、S200に戻る。
(第2実施例の効果)
第2実施例においても、第1実施例と同様に、第1のユーザが公開の制限を望む項目に対応する印刷履歴情報が公開対象のユーザ以外のユーザによって取得されることを抑制できる。また、第2実施例では、PC10は、3個の必須項目(即ち、ジョブ名、ユーザ名、ジョブ状態)の名称と、3個の必須項目を指定するための3個のチェックボックスと、を含むと共に、2個の非必須項目(即ち、印刷部数、色設定)の名称と、2個の非必須項目を指定するための2個のチェックボックスと、を含まない指定画面を表示部14に表示させる(図10のT622)。この結果、第1のユーザによって、指定画面内において非必須項目に対応するチェックボックスが選択されて、対象プリンタがサポートしていない可能性がある指定項目を示す指定項目情報がPC10に記憶されることがない。これにより、PC10が、適合プリンタ決定処理において、文字列「job-creation-attributes-supported」を含むGPAコマンドを対象プリンタに送信して、対象プリンタから能力情報を受信して、図3のS140と同様の処理を実行しなくても済む。従って、第1実施例の構成と比較して、PC10の処理負荷を軽減することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)上記の実施例では、印刷履歴情報は、属性としてjob-object属性を有する情報であったが、これに限らず、属性としてdocument-object属性を有する情報(例えば、ドキュメントID、ドキュメント名等)であってもよい。この場合、PC10のサポート情報40は、属性としてdocument-object属性を有する情報に対応する項目を示す。また、各プリンタ100,200の制限項目情報は、属性としてdocument-privacy属性を有し、公開ユーザ情報は、属性としてdocument-privacy-scope属性を有する。また、図3のS105では、PC10は、文字列「document-privacy-attributes」と、文字列「document-privacy-scope」と、文字列「job-creation-attributes-supported」と、を含むGPAコマンドを対象プリンタに送信する。本変形例では、文字列「document-privacy-attributes」を含むGPAコマンドが、「制限項目要求」の一例であり、文字列「document-privacy-scope」を含むGPAコマンドが、「公開ユーザ情報要求」の一例である。
(変形例2)図2のS60及びS65の処理が省略されてもよい。この場合、PC10は、適合プリンタの中から、例えば、PC10の最も近くに存在する1個のプリンタを第1のユーザからの操作を受け付けることなく選択し、IPPに従った印刷を実行するための通信を当該プリンタと実行して、当該プリンタに印刷を実行させてもよい。本変形例では、「第2の表示制御部」が省略可能である。
(変形例3)S75及びS80の処理が省略されてもよい。この場合、PC10は、S55でNOと判断する場合に、S10に戻る。本変形例では、「再表示制御部」が省略可能である。
(変形例4)図3のS105において、PC10は、文字列「job-privacy-attributes」と、文字列「job-creation-attributes-supported」と、を含むと共に、文字列「job-privacy-scope」を含まないGPAコマンドを対象プリンタに送信してもよい。この場合、S110では、PC10は、対象プリンタから、能力情報と制限項目情報とを受信する。また、PC10は、S115でYESと判断される場合に、S120の処理をスキップして、S125において、対象プリンタを適合プリンタとして決定する。本変形例では、「第5の要求送信部」、「第3の情報受信部」、及び、「第3の判断部」が、省略可能である。
(変形例5)S120において、PC10は、公開ユーザ情報が、例えば、「default」を示すのか否かを判断してもよい。即ち、「所定条件」は、任意に設定することが可能である。
(変形例6)上記の実施例では、PC10のCPU32がメモリ34内のOSプログラム36、アプリ38を実行することによって、図2~図11の各処理が実現される。これに代えて、これらの各処理のうちの少なくとも1つの処理は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、6:LAN、10,50:PC、12:操作部、14:表示部、16:通信インターフェース、30:制御部、32:CPU、34:メモリ、36:OSプログラム、38:印刷アプリケーション、40:サポート情報、43,52:ユーザ情報、100,200:プリンタ、110,210:能力情報、120,220:設定情報

Claims (10)

  1. 端末装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記端末装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
    指定画面を前記端末装置の表示部に表示させる第1の表示制御部と、
    指定項目を示す指定項目情報を前記端末装置のメモリに記憶させる記憶制御部であって、
    前記指定項目は、表示済みの前記指定画面において、前記端末装置のユーザによって、印刷履歴情報に対応する複数個の項目の中から指定される項目であり、
    前記印刷履歴情報は、対象プリンタにおいてIPP(Internet Printing Protocolの略)に従った印刷が実行されることに応じて前記対象プリンタに記憶される情報である、前記記憶制御部と、
    前記IPPに従った制限項目要求であって、制限項目を示す制限項目情報の送信を要求する前記制限項目要求を前記対象プリンタに送信する第1の要求送信部であって、前記制限項目は、前記印刷履歴情報に対応する複数個の項目のうちの、公開対象のユーザ以外のユーザに対する公開が制限される項目として前記対象プリンタに記憶されている項目である、前記第1の要求送信部と、
    前記制限項目要求が前記対象プリンタに送信される場合に、前記対象プリンタから前記制限項目情報を受信する第1の情報受信部と、
    受信済みの前記制限項目情報によって示される前記制限項目が、前記メモリに記憶されている前記指定項目情報によって示される前記指定項目を含むのか否かを判断する第1の判断部と、
    前記制限項目が前記指定項目を含むと判断される場合に、前記IPPに従った印刷の実行を要求する印刷要求を前記対象プリンタに送信する第2の要求送信部であって、
    前記対象プリンタでは、前記端末装置から前記印刷要求が受信される場合に、前記IPPに従った印刷が実行されて、印刷履歴情報が記憶され、
    前記制限項目が前記指定項目を含まないと判断される場合に、前記印刷要求は送信されず、
    前記対象プリンタでは、前記端末装置から前記印刷要求が送信されないことに起因して、前記IPPに従った印刷が実行されず、印刷履歴情報が記憶されない、前記第2の要求送信部と、
    として機能させる、コンピュータプログラム。
  2. 前記指定画面は、前記端末装置が解釈可能な特定の項目の名称を示す指定領域であって、前記特定の項目の中から前記指定項目を指定するための前記指定領域を含み、
    前記特定の項目は、前記IPPで定められている前記複数個の項目のうちの一部の項目である、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  3. 前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
    前記IPPに従った可能項目要求であって、前記対象プリンタが利用可能な項目である可能項目を示す可能項目情報の送信を要求する前記可能項目要求を前記対象プリンタに送信する第3の要求送信部と、
    前記可能項目要求が前記対象プリンタに送信される場合に、前記対象プリンタから、前記可能項目情報を受信する第2の情報受信部と、
    受信済みの前記可能項目情報によって示される前記可能項目が、前記メモリに記憶されている前記指定項目情報によって示される前記指定項目を含むのか否かを判断する第2の判断部と、
    前記制限項目が前記指定項目を含まないと判断され、かつ、前記可能項目が前記指定項目を含まないと判断される場合に、前記印刷要求を前記対象プリンタに送信する第4の要求送信部であって、前記可能項目が前記指定項目を含むと判断される場合に、前記印刷要求は送信されない、前記第4の要求送信部と、として機能させる、請求項1又は2に記載のコンピュータプログラム。
  4. 前記特定の項目は、RFC(Request For Commentsの略)8011において、Requiredとして定義される項目である、請求項2に記載のコンピュータプログラム。
  5. 前記印刷履歴情報は、前記対象プリンタにおいて、印刷要求に従った印刷ジョブが実行される場合に、前記対象プリンタに記憶され、
    前記一部の項目は、前記印刷ジョブの名称に対応する項目と、前記印刷ジョブの実行状態に対応する項目と、印刷の実行を指示したユーザの名称に対応する項目と、のうちの少なくとも1個の項目を含む、請求項4に記載のコンピュータプログラム。
  6. 前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
    前記制限項目が前記指定項目を含むと判断される場合に、印刷を実行するプリンタとして前記対象プリンタを選択可能なプリンタ選択画面を前記表示部に表示させる第2の表示制御部であって、前記プリンタ選択画面は、前記制限項目が前記指定項目を含まないと判断される場合に、印刷を実行するプリンタとして前記対象プリンタを選択不可能である、前記第2の表示制御部として機能させる、請求項1から5のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  7. 前記第1の要求送信部は、前記制限項目要求を、前記対象プリンタを含む1個以上のプリンタのそれぞれに送信し、
    前記第1の情報受信部は、前記1個以上のプリンタのそれぞれから前記制限項目情報を受信し、
    前記第1の判断部は、前記1個以上のプリンタのそれぞれについて、当該プリンタから受信済みの前記制限項目情報によって示される前記制限項目が、前記メモリに記憶されている前記指定項目情報によって示される前記指定項目を含むのか否かを判断し、
    前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
    前記1個以上のプリンタの全てについて、前記制限項目が前記指定項目を含まないと判断される場合に、前記指定画面を前記表示部に再表示させる再表示制御部として機能させる、請求項1から6のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  8. 前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
    前記IPPに従った公開ユーザ情報要求であって、公開ユーザ情報の送信を要求する前記公開ユーザ情報要求を前記対象プリンタに送信する第5の要求送信部であって、前記公開ユーザ情報は、前記制限項目の前記公開対象のユーザを示す、前記第5の要求送信部と、
    前記公開ユーザ情報要求が前記対象プリンタに送信される場合に、前記対象プリンタから、前記公開ユーザ情報を受信する第3の情報受信部と、
    受信済みの前記公開ユーザ情報が所定条件を満たすのか否かを判断する第3の判断部と、として機能させ、
    前記第2の要求送信部は、前記制限項目が前記指定項目を含むと判断され、かつ、前記公開ユーザ情報が前記所定条件を満たすと判断される場合に、前記印刷要求を前記対象プリンタに送信し、
    前記制限項目が前記指定項目を含むと判断され、かつ、前記公開ユーザ情報が前記所定条件を満たさないと判断される場合に、前記印刷要求は送信されない、請求項1から7のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  9. 前記公開ユーザ情報がownerを示す場合に、前記所定条件が満たされ、
    前記公開ユーザ情報がnoneを示す場合に、前記所定条件が満たされ、
    前記公開ユーザ情報が前記owner及び前記noneとは異なる情報を示す場合に、前記所定条件が満たされない、請求項8に記載のコンピュータプログラム。
  10. 端末装置であって、
    表示部と、
    メモリと、
    指定画面を前記表示部に表示させる第1の表示制御部と、
    指定項目を示す指定項目情報を前記メモリに記憶させる記憶制御部であって、
    前記指定項目は、表示済みの前記指定画面において、前記端末装置のユーザによって、印刷履歴情報に対応する複数個の項目の中から指定される項目であり、
    前記印刷履歴情報は、対象プリンタにおいてIPP(Internet Printing Protocolの略)に従った印刷が実行されることに応じて前記対象プリンタに記憶される情報である、前記記憶制御部と、
    前記IPPに従った制限項目要求であって、制限項目を示す制限項目情報の送信を要求する前記制限項目要求を前記対象プリンタに送信する第1の要求送信部であって、前記制限項目は、前記印刷履歴情報に対応する複数個の項目のうちの、公開対象のユーザ以外のユーザに対する公開が制限される項目として前記対象プリンタに記憶されている項目である、前記第1の要求送信部と、
    前記制限項目要求が前記対象プリンタに送信される場合に、前記対象プリンタから前記制限項目情報を受信する第1の情報受信部と、
    受信済みの前記制限項目情報によって示される前記制限項目が、前記メモリに記憶されている前記指定項目情報によって示される前記指定項目を含むのか否かを判断する第1の判断部と、
    前記制限項目が前記指定項目を含むと判断される場合に、前記IPPに従った印刷の実行を要求する印刷要求を前記対象プリンタに送信する第2の要求送信部であって、
    前記対象プリンタでは、前記端末装置から前記印刷要求が受信される場合に、前記IPPに従った印刷が実行されて、印刷履歴情報が記憶され、
    前記制限項目が前記指定項目を含まないと判断される場合に、前記印刷要求は送信されず、
    前記対象プリンタでは、前記端末装置から前記印刷要求が送信されないことに起因して、前記IPPに従った印刷が実行されず、印刷履歴情報が記憶されない、前記第2の要求送信部と、
    を備える、端末装置。
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