JP7192562B2 - プリンタ、及び、プリンタのためのコンピュータプログラム - Google Patents

プリンタ、及び、プリンタのためのコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本明細書では、IPP(Internet Printing Protocolの略)に従った印刷を実行可能なプリンタに関する技術を開示する。
特許文献1には、印刷装置が、IPPに従って、携帯端末から印刷ジョブを受信して、印刷を実行することが開示されている。印刷装置は、携帯端末から印刷ジョブを受信する前に、いわゆるIPP認証を実行し、IPP認証が成功する場合に、携帯端末から印刷ジョブを受信する。
また、印刷装置は、通常、印刷を実行することに応じて、当該印刷に関係する印刷履歴情報(例えば、ジョブ名、印刷設定等)を記憶する。非特許文献1には、記憶済みの印刷履歴情報の公開対象外のユーザに対する公開を制限するための技術が記述されている。これにより、例えば、印刷を実行させたユーザ(以下では「印刷実行ユーザ」と記載する)のみに印刷履歴情報を公開することができる。ここで、印刷実行ユーザのみに印刷履歴情報を公開することを実現するために以下の構成が想定される。即ち、印刷装置は、印刷実行ユーザを識別するユーザ識別情報(例えば、ユーザ名)を印刷履歴情報に対応付けて記憶しておく。印刷装置は、外部装置から印刷履歴情報の送信が要求される際に、当該要求に含まれるユーザ識別情報と、記憶済みの印刷履歴情報に対応付けられているユーザ識別情報と、が一致するのか否かを判断する。印刷装置は、2つのユーザ識別情報が一致すると判断する場合には、印刷履歴情報を外部装置に送信し、2つのユーザ識別情報が一致しないと判断する場合には、印刷履歴情報を外部装置に送信しない。これにより、印刷実行ユーザのみに印刷履歴情報を公開することができ、印刷実行ユーザとは異なる第三者に印刷履歴情報が知られてしまうことを抑制することができる。
特開2016-72785号公報
「IPP Privacy Attributes v.1.0」、The Printer Working Group、2018
しかしながら、上記の構成では、例えば、ユーザ識別情報が第三者に知られてしまうと、第三者が当該ユーザ識別情報を利用して印刷履歴情報を取得できてしまう。
本明細書では、公開対象外のユーザに対する公開が制限される制限履歴情報が、公開対象外のユーザに知られることを抑制するための技術を開示する。
本明細書によって開示されるプリンタは、印刷履歴情報と、第1の認証情報と、公開制限情報と、公開ユーザ情報と、を記憶するためのメモリであって、前記印刷履歴情報は、前記プリンタにおいてIPP(Internet Printing Protocolの略)に従った印刷が実行されることによって前記メモリに記憶され、公開対象外のユーザに対する公開が制限される制限履歴情報と、公開対象外のユーザに対する公開が制限されない非制限履歴情報と、を含み、前記公開制限情報は、前記プリンタが、前記印刷履歴情報において、前記制限履歴情報と前記非制限履歴情報とを識別するための情報であり、前記公開ユーザ情報は、前記制限履歴情報の公開対象のユーザを示す情報である、前記メモリと、第1の外部装置から、IPPに従った履歴要求であって、前記印刷履歴情報の送信を要求する前記履歴要求を受信する第1の履歴要求受信部と、認証処理を実行する認証処理実行部であって、前記認証処理は、前記第1の外部装置から前記履歴要求が受信される場合に、入力情報の送信を要求する入力情報要求を前記第1の外部装置に送信する第1の入力情報要求送信処理と、前記入力情報要求が前記第1の外部装置に送信される場合に、前記第1の外部装置から、前記第1の外部装置に入力される第1のユーザ識別情報と、前記第1の外部装置に入力される第2の認証情報と、を含む第1の入力情報を受信する第1の入力情報受信処理と、前記第1の外部装置から前記第1の入力情報が受信される場合に、前記メモリ内の前記第1の認証情報と、前記第1の入力情報に含まれる前記第2の認証情報と、が一致するのか否かを判断する第1の判断処理と、を含む、前記認証処理実行部と、前記第1の外部装置から前記第1の入力情報が受信される場合に、前記第1の入力情報に含まれる前記第1のユーザ識別情報によって識別される特定のユーザが、前記公開ユーザ情報によって示される前記公開対象のユーザであるのか否かを判断する判断部と、前記第1の認証情報と前記第2の認証情報とが一致すると判断され、かつ、前記特定のユーザが前記公開対象のユーザであると判断される第1の場合に、前記IPPに従って、前記履歴要求に対する応答として、前記制限履歴情報と前記非制限履歴情報とを含む前記印刷履歴情報を前記第1の外部装置に送信する第1の履歴情報送信部であって、前記第1の認証情報と前記第2の認証情報とが一致しないと判断される第2の場合に、前記印刷履歴情報は送信されない、前記第1の履歴情報送信部と、前記第1の認証情報と前記第2の認証情報とが一致すると判断され、かつ、前記特定のユーザが前記公開対象のユーザでないと判断される第3の場合に、前記IPPに従って、前記履歴要求に対する応答として、前記非制限履歴情報を前記第1の外部装置に送信する第2の履歴情報送信部と、を備えてもよい。
上記の構成によると、プリンタは、第1の認証情報と第2の認証情報とが一致すると判断し、かつ、特定のユーザが公開対象のユーザであると判断する第1の場合に、制限履歴情報と非制限履歴情報とを含む印刷履歴情報を第1の外部装置に送信する。一方、プリンタは、第1の認証情報と第2の認証情報とが一致しないと判断する第2の場合に、印刷履歴情報を送信しない。これにより、例えば、第1のユーザ識別情報が第三者に知られてしまっても、第三者が第1の認証情報に一致する第2の認証情報を知らなければ、プリンタは、認証処理の第1の判断処理において第1の認証情報と第2の認証情報とが一致しないと判断することができる。この結果、制限履歴情報が公開対象外のユーザに送信されることを抑制することができる。
上記のプリンタを実現するためのコンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記録媒体も新規で有用である。また、上記のプリンタによって実行される方法も新規で有用である。また、上記のプリンタと他の装置(例えば第1の外部装置)とを備える通信システムも、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 プリンタの各テーブルの一例を示す。 ケースAの印刷処理のシーケンス図を示す。 ケースAの履歴情報送信処理のシーケンス図を示す。 プリンタによって実行される処理のフローチャートを示す。 受付処理のフローチャートを示す。 印刷処理のフローチャートを示す。 IPP認証処理のフローチャートを示す。 履歴情報送信処理のフローチャートを示す。 公開判断処理のフローチャートを示す。 受付処理のシーケンス図を示す。 ケースBの印刷処理のシーケンス図を示す。 ケースBの履歴情報送信処理のシーケンス図を示す。 ケースCの履歴情報送信処理のシーケンス図を示す。 比較例の処理のシーケンス図を示す。
(通信システム2の構成;図1)
図1に示されるように、通信システム2は、プリンタ10と、複数個のPC(Personal Computerの略)100,200と、を備える。各デバイス10,100,200は、LAN(LocalArea Networkの略)6を介して相互に通信可能である。LAN6は、有線LAN及び無線LANのどちらでもよい。
(プリンタ10の構成)
プリンタ10は、印刷機能を実行可能な周辺機器(即ち各PC100,200の周辺機器)である。なお、プリンタ10は、印刷機能に加えて、スキャン機能、FAX機能等を実行可能な多機能機であってもよい。プリンタ10は、IPPに従った手順で印刷を実行することができる。IPPは、インターネットに代表されるTCP/IPネットワークを経由してプリンタに印刷を実行させることを実現する標準技術であり、プリンタに印刷を実行させるための通信手順(即ち、プロトコル)を規定している。IETF(Internet Engineering Task Forceの略)のプリンティング関連専門ワーキンググループであるPWG(Printer Working Groupの略)によってIPPの標準化仕様が取りまとめられている。
プリンタ10は、操作部12と、表示部14と、通信インターフェース16と、印刷実行部18と、制御部30と、を備える。各部12~30は、バス線(符号省略)に接続されている。なお、以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。
操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をプリンタ10に与えることができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。なお、表示部14は、いわゆるタッチパネル(即ち操作部)として機能してもよい。通信I/F16は、LAN6に接続されている。印刷実行部18は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構を備える。
制御部30は、CPU32と、メモリ34と、を備える。CPU32は、メモリ34に格納されているプログラム36に従って、様々な処理を実行するプロセッサである。メモリ34は、ROM、RAM等によって構成される。メモリ34は、さらに、上記のプログラム36の他に、印刷情報テーブル38と、ユーザテーブル40と、公開制限テーブル42と、管理者情報44と、IPP認証フラグ46と、を格納する。
管理者情報44は、プリンタ10の管理者(以下では、単に「管理者」と記載する)に関する情報である。管理者情報44は、管理者を識別するためのユーザ名UN0と、IPPに従った通信において認証のために利用されるパスワードP0と、を含む。IPP認証フラグ(以下では、単に「フラグ」と記載する)46は、プリンタ10が、IPPに従った通信において、ユーザ名及びパスワードを利用したIPP認証を実行することを示す「ON」と、プリンタ10がIPP認証を実行しないことを示す「OFF」と、のいずれか一方を示す。プリンタ10の出荷時には、フラグ46は「OFF」を示す。
(各PC100,200の構成)
各PC100,200は、据置型のPCであるが、変形例では、例えばノートPC等の可搬型のデバイスであってもよい。本実施例では、各PC100,200が異なるユーザによって利用される状況を想定している。PC100は、PC100のユーザを識別するためのユーザ名UN1と、パスワードP1と、を記憶している。PC200は、PC200のユーザを識別するためのユーザ名UN2と、パスワードP2と、を記憶している。以下では、PC100のユーザ、PC200のユーザを、それぞれ、「第1のユーザ」、「第2のユーザ」と記載する。
(各テーブル38,40,42;図2)
続いて、図2を参照して、各テーブル38,40,42を説明する。印刷情報テーブル38は、PC(例えば100)からの指示に応じてプリンタ10においてIPPに従った印刷が実行されることによって記憶される印刷情報を記憶している。印刷情報は、印刷履歴を示す情報であり、具体的には、ジョブ情報と、ドキュメント情報と、印刷時フラグと、を含む。ジョブ情報は、ジョブIDと、ジョブ名と、印刷設定と、ジョブ状態と、ユーザ名と、を含む。ジョブIDは、ジョブ情報を識別するための情報である。ジョブ名は、ジョブ情報の名称であり、本実施例では、印刷を指示したPC(例えば100)のプログラムであって、印刷対象の画像を表わすドキュメント(即ち画像データ)を生成したプログラムの名称である。印刷設定は、印刷に利用される設定であり、例えば、印刷色数(例えば、モノクロ印刷、カラー印刷)、用紙サイズ、印刷解像度等を含む。ジョブ状態は、印刷ジョブの実行状態を示す情報である。ユーザ名は、プリンタ10に印刷を実行させたユーザの名称である。ドキュメント情報は、ドキュメントIDと、ドキュメント名と、ドキュメント状態と、ユーザ名と、を含む。ドキュメントIDは、ドキュメント情報を識別するための情報である。ドキュメント名は、印刷対象の画像を表わすドキュメントのファイル名である。ドキュメント状態は、ドキュメントによって表わされる画像の印刷の実行状態を示す情報である。ユーザ名は、プリンタ10に印刷を実行させたユーザの名称であり、ジョブ情報に含まれるユーザ名に一致する。印刷時フラグは、プリンタ10において印刷が実行された際のフラグ46の値を示す情報である。
IPPでは、情報をオブジェクトとみなし、オブジェクトの種類を属性によって規定する。例えば、ジョブ情報に対応するオブジェクトの種類は、job-object-attributeという属性によって規定され、ドキュメント情報に対応するオブジェクトの種類は、document-object-attributeという属性によって規定される。即ち、ジョブ情報内の各情報(即ち、ジョブID、ジョブ名、印刷設定、ジョブ状態、ユーザ名)は、job-object-attributeという属性を有する情報であり、ドキュメント情報内の各情報(即ち、ドキュメントID、ドキュメント名、ドキュメント状態、ユーザ名)は、document-object-attributeという属性を有する情報である。なお、変形例では、ジョブ情報は、上記の各情報に限らず、上記の各情報のうちの一部の情報のみを含んでいてもよいし、job-object-attributeを有する他の情報を含んでいてもよい。また、ドキュメント情報は、上記の各情報に限らず、上記の各情報のうちの一部の情報のみを含んでいてもよいし、document-object-attributeを有する他の情報を含んでいてもよい。
ユーザテーブル40は、プリンタ10の各ユーザのユーザ名及びパスワードを記憶している。ユーザ名及びパスワードは、例えば、管理者によってユーザテーブル40に登録される。
公開制限テーブル42は、公開制限情報と公開ユーザ情報とを関連付けて記憶している。公開制限情報は、ジョブ情報に含まれる情報とドキュメント情報に含まれる情報とのうち、公開対象外のユーザに対する公開が制限される情報に対応する項目を示す情報である。具体的には、公開制限情報は、job-privacy-attributeという属性、又は、document-privacy-attributeという属性を有する情報である。job-privacy-attributeという属性を有する公開制限情報は、job-object-attributeという属性を有する情報(即ち、ジョブ情報)のうち、公開対象外のユーザに対する公開が制限される情報に対応する項目を示す情報である。document-privacy-attributeという属性を有する公開制限情報は、document-object-attributeという属性を有する情報(即ち、ドキュメント情報)のうち、公開対象外のユーザに対する公開が制限される情報に対応する項目を示す情報である。換言すれば、公開制限情報は、プリンタ10が、ジョブ情報に含まれる情報とドキュメント情報に含まれる情報とのうち、公開対象外のユーザに対する公開が制限される情報である制限履歴情報と、公開対象外のユーザに対する公開が制限されない情報である非制限履歴情報と、を識別するための情報である。制限履歴情報は、いわゆるプライベートな情報であり、非制限履歴情報は、いわゆるパブリックな情報である。ここで、公開対象のユーザとは、後述の受付画面(図6参照)において入力される情報によって示されるユーザであり、かつ、プリンタ10に記憶される制限履歴情報をプリンタ10から取得することができるユーザである。また、公開対象外のユーザとは、後述の受付画面(図6参照)において入力される情報によって示されるユーザとは異なるユーザであり、かつ、プリンタ10に記憶される制限履歴情報をプリンタ10から取得することができないユーザである。
公開ユーザ情報は、制限履歴情報の公開対象のユーザを示す情報であり、job-privacy-scopeという属性、又は、document-privacy-scopeという属性を有する情報である。job-privacy-scopeという属性を有する公開ユーザ情報は、job-privacy-attributeという属性を有する公開制限情報によって示される項目に対応する情報の公開対象のユーザを示す情報である。document-privacy-scopeという属性を有する公開ユーザ情報は、document-privacy-attributeという属性を有する公開制限情報によって示される項目に対応する情報の公開対象のユーザを示す情報である。プリンタ10の初期状態では、公開制限テーブル42は、空の状態であり、後述の受付処理が実行されることに応じて、公開制限情報と公開ユーザ情報とが記憶される。
(印刷処理(ケースA);図3)
続いて、図3を参照して、プリンタ10のフラグ46が「OFF」を示すケースAの印刷処理を説明する。印刷処理は、IPPに従った印刷をプリンタ10に実行させるための処理である。図3の初期状態では、プリンタ10のフラグ46は、「OFF」を示す。また、プリンタ10の公開制限テーブル42は、空の状態である。なお、以下では、理解の容易化のために、各デバイスのCPU(例えばプリンタ10のCPU32)が実行する動作を、CPUを主体として記載せずに、各デバイス(例えばプリンタ10)を主体として記載する。また、プリンタ10は、以下の各通信を通信I/F16を介して実行する。従って、以下では、「通信I/F16を介して」という記載を省略する。
T5では、PC100は、第1のユーザから、PC100にログインするためのログイン操作を受け付ける。当該ログイン操作は、第1のユーザのユーザ名UN1及びパスワードP1を入力する操作を含む。
T10では、PC100は、第1のユーザから、IPPに従った印刷をプリンタ10に実行させるための印刷指示を受け付ける。印刷指示は、印刷対象のドキュメント(即ち画像データ)のファイル名「bbb」を選択する操作を含む。この場合、PC100は、T12において、IPPに従ったGet-Printer-Attributesコマンド(以下では、単に「GPAコマンド」と記載する)をプリンタ10に送信する。
プリンタ10は、T12において、PC100からGPAコマンドを受信する場合に、T14において、プリンタ10が利用可能な印刷設定を示すCapability情報をPC100に送信する。本実施例では、Capability情報は、プリンタ10がカラー印刷及びモノクロ印刷を実行可能であることを示す。変形例では、Capability情報は、さらに、プリンタ10が利用可能な用紙サイズを示す情報、プリンタ10が利用可能な印刷解像度を示す情報、プリンタ10が解釈可能なファイルフォーマットを示す情報等を含んでいてもよい。
PC100は、T14において、プリンタ10からCapability情報を受信する場合に、T16において、Capability情報を利用して、印刷設定を選択するための設定画面を表示する。設定画面は、カラー印刷ボタンとモノクロ印刷ボタンとを含む。
PC100は、T20において、設定画面内のカラー印刷ボタンが第1のユーザによって選択される場合に、T30において、IPPに従ったCreate-Jobコマンド(以下では、単に「CJコマンド」と記載する)をプリンタ10に送信する。ここで、IPPは、HTTP(Hypertext Transfer Protocolの略)を利用するプロトコルであり、IPPに従ったコマンドは、HTTPに従ったリクエスト信号として送信され、HTTPのヘッダ部とボディ部とを含む。CJコマンドのボディ部は、T10で選択されたドキュメントを生成したプログラムの名称であるジョブ名JN1と、T5でログインされたユーザ名UN1と、T20で選択された印刷設定(即ち、カラー印刷)と、を含む。
プリンタ10は、T30において、PC100からCJコマンドを受信する場合に、T32において、CJコマンドに含まれる印刷設定(即ち、カラー印刷)を利用可能であると判断し、ユニークなジョブID「J1」を生成し、T34において、印刷情報を印刷情報テーブル38に記憶する。具体的には、プリンタ10は、まず、ジョブ情報JI1を生成する。ジョブ情報JI1は、生成済みのジョブID「J1」と、CJコマンドのボディ部に含まれるジョブ名JN1と、CJコマンドのボディ部に含まれる印刷設定と、印刷が実行されていないことを示すジョブ状態「準備中」と、CJコマンドのボディ部に含まれるユーザ名UN1と、を含む。次いで、プリンタ10は、メモリ34に記憶されているフラグ46が「OFF」を示すと判断し、「OFF」を示す印刷時フラグを生成する。そして、プリンタ10は、生成済みのジョブ情報JI1と、生成済みの印刷時フラグと、を含む印刷情報を印刷情報テーブル38に記憶する。なお、T34の時点では、印刷情報は、ドキュメント情報を含まない。
T36では、プリンタ10は、ジョブID「J1」をPC100に送信する。
PC100は、T36において、プリンタ10からジョブID「J1」を受信する場合に、T40において、IPPに従ったSend-Documentコマンド(以下では、単に「SDコマンド」と記載する)をプリンタ10に送信する。SDコマンドのボディ部は、T10で選択されたファイル名「bbb」であるドキュメント名と、T10で選択された画像データと、受信済みのジョブID「J1」と、T5でログインされたユーザ名UN1と、を含む。
プリンタ10は、T40において、PC100からSDコマンドを受信する場合に、T42において、ユニークなドキュメントID「D1」を生成し、T44において、ドキュメント情報DI1を印刷情報テーブル38に記憶する。具体的には、プリンタ10は、まず、ドキュメント情報DI1を生成する。ドキュメント情報DI1は、生成済みのドキュメントID「D1」と、SDコマンドに含まれるドキュメント名「bbb」と、印刷が実行されていないことを示すドキュメント状態「準備中」と、SDコマンドに含まれるユーザ名UN1と、を含む。そして、プリンタ10は、SDコマンドに含まれるジョブID「J1」と同じジョブID「J1」を含むジョブ情報JI1に関連付けて、生成済みのドキュメント情報DI1を印刷情報テーブル38に記憶する。
T50では、プリンタ10は、SDコマンドに含まれる画像データとジョブ情報JI1に含まれる印刷設定(即ち、カラー印刷)とに従ったカラー印刷を印刷実行部18に実行させる。プリンタ10は、当該印刷が完了する場合に、T44で記憶されたドキュメント情報DI1内のドキュメント状態を印刷が完了したことを示す「済」に変更し、T34で記憶されたジョブ情報JI1内のジョブ状態を印刷が完了したことを示す「済」に変更する。この場合、プリンタ10は、T52において、印刷が完了したことを示す完了通知をPC100に送信する。T52の処理が終了すると、図3の処理が終了する。
(履歴情報送信処理(ケースA);図4)
続いて、図4を参照して、プリンタ10のフラグ46が「OFF」を示すケースAの履歴情報送信処理を説明する。履歴情報送信処理は、印刷情報内のジョブ情報又はドキュメント情報をプリンタ10からPC100(又は200)に送信するための処理である。図4の処理は、図3の処理が実行された後に実行される。即ち、図4の初期状態では、プリンタ10は、ジョブ情報JI1とドキュメント情報DI1と印刷時フラグ「OFF」とを含む印刷情報を記憶している。また、プリンタ10のフラグ46は、「OFF」を示す。
PC100は、T101において、第1のユーザから、ジョブ情報の取得を指示するジョブ情報取得操作を受け付ける場合に、T102において、IPPに従ったGet-Jobsコマンド(以下では、単に「GJコマンド」と記載する)をプリンタ10に送信する。GJコマンドは、ジョブ情報の送信を要求するコマンドであり、具体的には、属性としてjob-object-attributeを有する情報の送信を要求するコマンドである。GJコマンドは、図3のT5でログインされたユーザ名UN1を含む。
プリンタ10は、T102において、PC100からGJコマンドを受信する場合に、T104において、ジョブ情報JI1をPC100に送信する。ジョブ情報JI1は、ジョブID「J1」と、ジョブ名JN1と、印刷設定(即ち、カラー印刷)と、ジョブ状態「済」と、ユーザ名UN1と、を含む。
PC100は、T104において、プリンタ10からジョブ情報JI1を受信する場合に、T106において、ジョブ情報JI1を表示する。これにより、プリンタ10にジョブ情報JI1に対応する印刷を実行させたユーザ(以下では、「印刷実行ユーザ」と記載する)である第1のユーザは、ジョブ情報JI1内の各情報を知ることができる。
また、PC200は、T110において、第2のユーザから、第2のユーザのユーザ名UN2及びパスワードP2の入力を含むログイン操作を受け付け、T111において、第2のユーザから、ジョブ情報取得操作を受け付ける。この場合、PC200は、T112において、T110でログインされたユーザ名UN2を含むGJコマンドをプリンタ10に送信する。
プリンタ10は、T112において、PC200からGJコマンドを受信する場合に、T114において、ジョブ情報JI1をPC200に送信する。この結果、PC200では、T116において、ジョブ情報JI1が表示される。これにより、印刷実行ユーザ(即ち第1のユーザ)とは異なる第2のユーザは、ジョブ情報JI1内の各情報を知ることができる。T116の処理が終了すると、図4の処理が終了する。
上記のように、プリンタ10のフラグ46が「OFF」を示す状況では、第2のユーザは、第1のユーザからの指示に応じて実行された印刷の履歴であるジョブ情報JI1内の全ての情報を知ることができる。また、具体的なケースとしては示していないが、図4と同様の処理によって、ドキュメント情報DI1がPC200に送信され得る。この場合、第2のユーザは、第1のユーザからの指示に応じて実行された印刷の履歴であるドキュメント情報DI1内の全ての情報を知ることができる。即ち、第2のユーザは、ジョブ情報JI1及びドキュメント情報DI1を含む印刷情報内の全ての情報を知ることができる。しかしながら、第1のユーザが、当該印刷情報内の一部の情報が第2のユーザに知られないことを望む状況があり得る。このような要望を実現するために、本実施例では、印刷情報の中において、公開対象外のユーザに対する公開が制限される制限履歴情報を設定し、制限履歴情報が公開対象外のユーザに知られてしまうことを抑制する。
(プリンタの処理;図5)
続いて、図5を参照して、プリンタ10のCPU32によって実行される処理を説明する。プリンタ10の電源がONされる場合に、図5の処理が実行される。
S5では、プリンタ10は、PCから、IPPコマンドを受信したのか否かを判断する。IPPコマンドは、IPPに従ったコマンドであり、GPAコマンド、CJコマンド、SDコマンド、GJコマンド、Get-Document-Attributesコマンド(以下では、単に「GDAコマンド」と記載する)、及び、Get-Job-Attributesコマンド(以下では、単に「GJAコマンド」と記載する)のうちのいずれかである。上記のように、GJコマンドは、属性としてjob-object-attributeを有する情報(即ち、ジョブ情報)の送信を要求するコマンドである。GDAコマンドは、ドキュメント情報の送信を要求するコマンドであり、具体的には、属性としてdocument-object-attributeを有する情報の送信を要求するコマンドである。GJAコマンドは、ジョブ情報内の各情報のうちのいずれかの情報を要求するコマンドであり、具体的には、属性としてjob-object-attributeを有する情報のうち、ユーザによって指定された情報の送信を要求するコマンドである。なお、変形例では、IPPコマンドは、さらに、Validate-Jobコマンド、Get-Subscription-Attributesコマンド等を含んでいてもよい。プリンタ10は、IPPコマンドを受信する場合に、S5でYESと判断して、S35に進む。一方、プリンタ10は、IPPコマンドとは異なるコマンド(即ち、HTTPに従ったリクエスト信号であって、IPPコマンドとは異なるリクエスト信号)を受信する場合に、S5でNOと判断して、S10に進む。以下では、S5でプリンタ10が受信したコマンドの送信元のPCを「対象PC」と記載する。
S10では、プリンタ10は、S5で受信されたコマンドがフラグ変更画面要求であるのか否かを判断する。フラグ変更画面要求は、フラグ変更画面を表示するためのフラグ変更画面データの送信を要求するコマンドである。プリンタ10は、S5で受信されたコマンドがフラグ変更画面要求であると判断する場合(S10でYES)に、S15に進む。一方、プリンタ10は、S5で受信されたコマンドが受付画面要求であると判断する場合(S10でNO)に、S30において、受付処理(図6参照)を実行する。受付画面要求は、受付画面を表示するための受付画面データの送信を要求するコマンドである。受付処理は、ユーザから公開制限情報と公開ユーザ情報との入力を受け付けるための処理である。S30の処理が終了すると、S5に戻る。
S15では、プリンタ10は、フラグ変更画面データを対象PCに送信する。この結果、対象PCのWebブラウザによってフラグ変更画面データが解釈され、対象PCにおいてフラグ変更画面が表示される。フラグ変更画面は、プリンタ10のフラグ46を変更するための画面であり、フラグ46を変更することを示すOKボタンと、フラグ46を変更しないことを示すCancelボタンと、を含む。
S20では、プリンタ10は、対象PCからフラグ変更要求を受信する。フラグ変更要求は、フラグ変更画面においてOKボタンが選択される場合に、対象PCからプリンタ10に送信される。
S25では、プリンタ10は、メモリ34に記憶されているフラグ46を変更する。具体的には、プリンタ10は、フラグ46が「OFF」を示す場合に、フラグ46を「OFF」から「ON」に変更し、フラグ46が「ON」を示す場合に、フラグ46を「ON」から「OFF」に変更する。S25の処理が終了すると、S5に戻る。
S35では、プリンタ10は、S5で受信されたIPPコマンドが印刷履歴情報要求コマンドであるのか否かを判断する。印刷履歴情報要求コマンドは、印刷情報に含まれるジョブ情報又はドキュメント情報を要求するコマンドであり、GJコマンド、GDAコマンド、及び、GJAコマンドのうちのいずれかである。プリンタ10は、S5で受信されたIPPコマンドが印刷履歴情報要求コマンドであると判断する場合(S35でYES)に、S45において、履歴情報送信処理(図9参照)を実行する。一方、プリンタ10は、S5で受信されたIPPコマンドが印刷要求コマンドであると判断する場合(S35でNO)に、S40において、印刷処理(図7参照)を実行する。S40又はS45の処理が終了すると、S5に戻る。
(受付処理;図6)
続いて、図6を参照して、図5のS30で実行される受付処理の詳細を説明する。S100では、プリンタ10は、受付画面データを対象PCに送信する。この結果、対象PCのWebブラウザによって受付画面データが解釈されて、対象PCにおいて受付画面が表示される。受付画面の一例を図6に示す。受付画面は、公開制限情報と公開ユーザ情報との入力を受け付けるための画面であり、ジョブ情報に含まれる情報とドキュメント情報に含まれる情報とのうちのいずれかの情報に対応する項目の名称の入力を受け付けるための第1の入力欄と、公開対象のユーザの名称の入力を受け付けるための第2の入力欄と、OKボタンと、Cancelボタンと、を含む。
S105では、プリンタ10は、対象PCから、公開制限情報と公開ユーザ情報とを受信する。具体的には、受付画面において、第1の入力欄内にジョブ情報に含まれる情報とドキュメント情報に含まれる情報とのうちのいずれかの情報に対応する項目の名称が入力され、第2の入力欄内に公開対象のユーザの名称が入力され、かつ、OKボタンが選択される場合に、第1の入力欄に入力された名称に対応する項目を示す情報と第2の入力欄に入力された名称に対応する公開対象のユーザを示す情報とが、対象PCからプリンタ10に送信される。これにより、プリンタ10は、第1の入力欄に入力された名称に対応する項目を示す情報を公開制限情報として受信し、第2の入力欄に入力された名称に対応する公開対象のユーザを示す情報を公開ユーザ情報として受信する。
S110では、プリンタ10は、メモリ34に記憶されているフラグ46が「ON」を示すのか否かを判断する。プリンタ10は、フラグ46が「ON」を示すと判断する場合(S110でYES)に、S115に進む。一方、プリンタ10は、フラグ46が「OFF」を示すと判断する場合(S110でNO)に、S120に進む。
S115では、プリンタ10は、公開制限情報と対象ユーザ情報とを関連付けて公開制限テーブル42に記憶する。S115の処理が終了すると、図6の処理が終了する。
S120では、プリンタ10は、通知画面を表示するための通知画面データを対象PCに送信する。この結果、対象PCのWebブラウザによって通知画面データが解釈され、対象PCにおいて通知画面が表示される。通知画面は、プリンタ10のフラグ46が「OFF」であることをユーザに通知するための画面である。これにより、対象PCのユーザは、プリンタ10のフラグ46が「OFF」であることを知ることができる。通知画面の一例を図6に示す。通知画面は、フラグ変更画面データの位置(即ち、プリンタ10の内部サーバ内のフラグ変更画面データのディレクトリ)を示すURI(Uniform Resource Identifierの略)「U」を含む。これにより、対象PCのユーザは、通知画面内のURI「U」を選択することによって、フラグ変更画面を対象PCに表示させて、プリンタ10のフラグ46を「OFF」から「ON」に変更することができる。従って、ユーザの利便性が向上する。なお、URI「U」は、S120が実行される際にプリンタ10によって生成されてもよいし、プリンタ10のメモリ34に予め記憶されていてもよい。S120の処理が終了すると、図6の処理が終了する。
(印刷処理;図7)
続いて、図7を参照して、図5のS40で実行される印刷処理の詳細を説明する。S200では、プリンタ10は、図5のS5で受信されたIPPコマンドがGPAコマンドであるのか否かを判断する。プリンタ10は、S5においてGPAコマンドを受信している場合(例えば図3のT12)に、S200でYESと判断して、S205に進む。一方、プリンタ10は、S5においてGPAコマンドとは異なるIPPコマンドを受信している場合に、S200でNOと判断して、S210に進む。
S205では、プリンタ10は、Capability情報を対象PCに送信する(例えば図3のT14)。
S210では、プリンタ10は、図5のS5で受信されたIPPコマンドがCJコマンドであるのか否かを判断する。プリンタ10は、S5においてCJコマンドを受信している場合(例えば図3のT30)に、S210でYESと判断して、S215に進む。一方、プリンタ10は、S5においてSDコマンドを受信している場合(例えばT40)に、S210でNOと判断して、S250に進む。
S215は、図6のS110と同様である。プリンタ10は、フラグ46が「ON」を示すと判断する場合(S215でYES)に、S220に進み、フラグ46が「OFF」を示すと判断する場合(S215でNO)に、S230に進む。
S220では、プリンタ10は、IPP認証処理を実行する。IPP認証処理は、ユーザ名及びパスワードを利用して、IPPコマンドの送信元のデバイスを認証するための処理である。
S225では、プリンタ10は、S220の処理をIPP認証処理が成功したことを示す認証成功として終了したのか否かを判断する。プリンタ10は、S220の処理を認証成功として終了している場合に、S225でYESと判断して、S230に進む。一方、プリンタ10は、S220の処理をIPP認証処理が失敗したことを示す認証失敗として終了している場合に、S225でNOと判断して、図7の処理を終了する。
S230では、プリンタ10は、受信済みのCJコマンドに含まれる印刷設定が利用可能であるのか否かを判断する。プリンタ10は、印刷設定が利用可能であると判断する場合(S230でYES)に、S235に進む。一方、プリンタ10は、印刷設定が利用可能でないと判断する場合(S230でNO)に、印刷設定が利用不可能であることを示すエラー通知を対象PCに送信して、図7の処理を終了する。なお、変形例では、プリンタ10は、CJコマンドに含まれる印刷設定が利用可能でないと判断する場合(S230でNO)に、CJコマンドに含まれる印刷設定に代えて、プリンタ10が利用可能な印刷設定を利用して、後述のS235~S275の処理を実行してもよい。
S235では、プリンタ10は、ユニークなジョブIDを生成する(例えば図3のT32)。
S240では、プリンタ10は、ジョブ情報と印刷時フラグとを含む印刷情報を印刷情報テーブル38に記憶する(例えば図3のT34)。ジョブ情報は、S235で生成されたジョブIDと、CJコマンドのボディ部に含まれるジョブ名JN1と、CJコマンドのボディ部に含まれる印刷設定と、ジョブ状態と、CJコマンドに含まれるユーザ名と、を含む。なお、プリンタ10は、CJコマンドのヘッダ部にユーザ名が含まれる場合に、当該ユーザ名をジョブ情報内に記憶し、CJコマンドのヘッダ部にユーザ名が含まれない場合に、CJコマンドのボディ部に含まれるユーザ名をジョブ情報内に記憶する。より具体的には、プリンタ10は、S215でYESと判断された後に実行されるS240では、CJコマンドのヘッダ部に含まれるユーザ名をジョブ情報内に記憶し、S215でNOと判断された後に実行されるS240では、CJコマンドのボディ部に含まれるユーザ名をジョブ情報内に記憶する。
S245では、プリンタ10は、S235で生成されたジョブIDを対象PCに送信する。S245の処理が終了すると、図7の処理が終了する。
S250~S260は、S215~S225と同様である。S265では、プリンタ10は、ユニークなドキュメントIDを生成する(例えば図3のT42)。
S270では、プリンタ10は、ドキュメント情報を印刷情報テーブル38に記憶する(例えば図3のT44)。なお、プリンタ10は、SDコマンドのヘッダ部にユーザ名が含まれる場合に、当該ユーザ名をジョブ情報内に記憶し、SDコマンドのヘッダ部にユーザ名が含まれない場合に、SDコマンドのボディ部に含まれるユーザ名をジョブ情報内に記憶する。より具体的には、プリンタ10は、S250でYESと判断された後に実行されるS270では、SDコマンドのヘッダ部に含まれるユーザ名をドキュメント情報内に記憶し、S250でNOと判断された後に実行されるS270では、SDコマンドのボディ部に含まれるユーザ名をドキュメント情報内に記憶する。
S275では、プリンタ10は、SDコマンドに含まれる画像データとS240で記憶されたジョブ情報に含まれる印刷設定とに従った印刷を印刷実行部18に実行させる。プリンタ10は、当該印刷が完了する場合に、S270で記憶されたドキュメント情報内のドキュメント状態を「済」に変更し、S240で記憶されたジョブ情報内のジョブ状態を「済」に変更し、完了通知を対象PCに送信する(例えば図3のT52)。S275の処理が終了すると、図7の処理が終了する。
(IPP認証処理;図8)
続いて、図8を参照して、図7のS220、S260、及び、後述の図9のS410で実行されるIPP認証処理の詳細を説明する。
S300では、プリンタ10は、S5で受信されたIPPコマンドのヘッダ部に入力情報が含まれているのか否かを判断する。入力情報は、対象PCにおいてユーザによって入力されるユーザ名及びパスワードを含む。プリンタ10は、IPPコマンドのヘッダ部に入力情報が含まれている場合に、S300でYESと判断して、S305に進む。一方、プリンタ10は、IPPコマンドのヘッダ部に入力情報が含まれていない場合に、S300でNOと判断して、S310に進む。
S305では、プリンタ10は、入力情報に含まれるユーザ名及びパスワードの組み合わせがユーザテーブル40に登録済みであるのか否かを判断する。プリンタ10は、ユーザ名及びパスワードの組み合わせがユーザテーブル40に登録済みであると判断する場合(S305でYES)に、認証成功として図8の処理を終了する。一方、プリンタ10は、ユーザ名及びパスワードの組み合わせがユーザテーブル40に登録済みでないと判断する場合(S305でNO)に、S310に進む。
S310では、プリンタ10は、401 Authorization Requiredを対象PCに送信する。この結果、対象PCでは、入力情報を入力するための入力画面が表示される。401 Authorization Requiredは、IPPで定義されているコマンドではなく、HTTPで定義されているコマンドである。以下では、当該コマンドのことを単に「401コマンド」と呼ぶ。プリンタ10は、S310の処理が終了すると、認証失敗として図8の処理を終了する。
(履歴情報送信処理;図9)
続いて、図9を参照して、図5のS45で実行される履歴情報送信処理の詳細を説明する。S400では、プリンタ10は、公開制限情報と公開ユーザ情報とが公開制限テーブル42に記憶されているのか否かを判断する。プリンタ10は、公開制限情報と公開ユーザ情報とが公開制限テーブル42に記憶されていると判断する場合(S400でYES)、即ち、制限履歴情報が存在する場合に、S405に進む。一方、プリンタ10は、公開制限情報と公開ユーザ情報とが公開制限テーブル42に記憶されていないと判断する場合(S400でNO)、即ち、制限履歴情報が存在しない場合に、S430に進む。これにより、制限履歴情報が存在しないにも関わらず、S405~S425の処理が実行されることを抑制できる。従って、プリンタ10の処理負荷を軽減することができる。
S405では、プリンタ10は、S5で受信された印刷履歴情報要求コマンド(即ち、GJコマンド、GDAコマンド、GJAコマンド)が、制限履歴情報を要求しているのか否かを判断する。具体的には、プリンタ10は、印刷履歴要求コマンドがGJコマンドである場合には、公開制限情報が、ジョブ情報に含まれる情報(即ち、ジョブID、ジョブ名、印刷設定、ジョブ状態、ユーザ名)のうちのいずれかの情報に対応する項目を示すのか否かを判断する。プリンタ10は、印刷履歴要求コマンドがGJコマンドであり、かつ、公開制限情報がジョブ情報に含まれる情報のうちのいずれかの情報に対応する項目を示す場合に、S405でYESと判断して、S410に進む。一方、プリンタ10は、印刷履歴要求コマンドがGJコマンドであり、かつ、公開制限情報がジョブ情報に含まれる情報に対応する項目を示さない場合に、S405でNOと判断して、S430に進む。
また、プリンタ10は、印刷履歴要求コマンドがGDAコマンドである場合には、公開制限情報が、ドキュメント情報に含まれる情報(即ち、ドキュメントID、ドキュメント名、ドキュメント状態、ユーザ名)のうちのいずれかの情報に対応する項目を示すのか否かを判断する。プリンタ10は、印刷履歴要求コマンドがGDAコマンドであり、かつ、公開制限情報がドキュメント情報に含まれる情報のうちのいずれかの情報に対応する項目を示す場合に、S405でYESと判断して、S410に進む。一方、プリンタ10は、印刷履歴要求コマンドがGDAコマンドであり、かつ、公開制限情報がドキュメント情報に含まれる情報に対応する項目を示さない場合に、S405でNOと判断して、S430に進む。
また、プリンタ10は、印刷履歴要求コマンドがGJAコマンドである場合には、公開制限情報が、GJAコマンドによって要求される情報に対応する項目と同じ項目を示すのか否かを判断する。プリンタ10は、印刷履歴要求コマンドがGJAコマンドであり、かつ、公開制限情報がGJAコマンドによって要求される情報に対応する項目と同じ項目を示す場合に、S405でYESと判断して、S410に進む。一方、プリンタ10は、印刷履歴要求コマンドがGJAコマンドであり、かつ、公開制限情報がGJAコマンドによって要求される情報に対応する項目と同じ項目を示さない場合に、S405でNOと判断して、S430に進む。これにより、印刷履歴要求コマンドが、公開対象外のユーザに対する公開が制限されない情報である非制限履歴情報の送信を要求しているにも関わらず、S410~S425の処理が実行されることを抑制できる。従って、プリンタ10の処理負荷を軽減できる。
S410及びS415は、図7のS220及びS225と同様である。プリンタ10は、S410の処理が認証成功として終了している場合に、S415でYESと判断して、S420に進む。一方、プリンタ10は、S410の処理が認証失敗として終了している場合に、S415でNOと判断して、図9の処理を終了する。
S420では、プリンタ10は、対象PCのユーザが公開対象のユーザであるのか否かを判断するための公開判断処理(図10)を実行する。
S425では、プリンタ10は、S420の公開判断処理を対象PCのユーザが公開対象のユーザであることを示す公開ENDとして終了したのか否かを判断する。プリンタ10は、S420の公開判断処理を公開ENDとして終了している場合に、S425でYESと判断して、S430に進む。一方、プリンタ10は、S420の公開判断処理を対象PCのユーザが公開対象のユーザでないことを示す制限ENDとして終了している場合に、S425でNOと判断して、S435に進む。
S430では、プリンタ10は、印刷履歴情報要求コマンドによって要求された情報を対象PCに送信する(例えば図4のT104、T114)。S430の処理が終了すると、図9の処理が終了する。
S435では、プリンタ10は、印刷履歴情報要求コマンドによって要求された情報のうちの非制限履歴情報のみを対象PCに送信する。S435の処理が終了すると、図9の処理が終了する。
(公開判断処理;図10)
続いて、図10を参照して、図9のS420で実行される公開判断処理の詳細を説明する。S500では、プリンタ10は、印刷情報テーブル38内の印刷情報に含まれる印刷時フラグが「ON」を示すのか否かを判断する。プリンタ10は、印刷時フラグが「ON」を示すと判断する場合(S500でYES)に、S505に進む。一方、プリンタ10は、印刷時フラグが「OFF」を示すと判断する場合に、S500でNOと判断して、S520に進む。
S505では、プリンタ10は、印刷情報に含まれるユーザ名と、受信済みの印刷履歴情報要求コマンドのヘッダ部に含まれる入力情報内のユーザ名と、が一致するのか否かを判断する。プリンタ10は、2つのユーザ名が一致すると判断する場合(S505でYES)に、対象PCのユーザが公開対象のユーザであると判断して、公開ENDとして図10の処理を終了する。一方、プリンタ10は、2つのユーザ名が一致しないと判断する場合(S505でNO)に、S510に進む。
S510では、プリンタ10は、公開対象のユーザに管理者が含まれるのか否かを判断する。具体的には、プリンタ10は、公開制限テーブル42に記憶されている公開ユーザ情報が公開対象のユーザとして管理者を示すのか否かを判断する。プリンタ10は、公開ユーザ情報が管理者を示す場合に、公開対象のユーザに管理者が含まれると判断して(S510でYES)、S515に進む。一方、プリンタ10は、公開ユーザ情報が管理者を示さない場合に、公開対象のユーザに管理者が含まれないと判断する(S510でNO)。この場合、プリンタ10は、対象PCのユーザが公開対象のユーザでないと判断して、制限ENDとして図10の処理を終了する。
S515では、プリンタ10は、メモリ34に記憶されている管理者情報44に含まれるユーザ名UN0と、受信済みの印刷履歴情報要求コマンドのヘッダ部に含まれる入力情報内のユーザ名と、が一致するのか否かを判断する。プリンタ10は、2つのユーザ名が一致すると判断する場合(S515でYES)に、対象PCのユーザが公開対象のユーザであると判断して、公開ENDとして図10の処理を終了する。一方、プリンタ10は、2つのユーザ名が一致しないと判断する場合(S515でNO)に、対象PCのユーザが公開対象のユーザでないと判断して、制限ENDとして図10の処理を終了する。
S520では、プリンタ10は、印刷情報に含まれるユーザ名と、受信済みの印刷履歴情報要求コマンドのボディ部に含まれるユーザ名と、が一致するのか否かを判断する。プリンタ10は、2つのユーザ名が一致すると判断する場合(S520でYES)に、対象PCのユーザが公開対象のユーザであると判断して、公開ENDとして図10の処理を終了する。一方、プリンタ10は、2つのユーザ名が一致しないと判断する場合(S520でNO)に、S525に進む。
S525は、S510と同様である。プリンタ10は、公開ユーザ情報が管理者を示す場合に、公開対象のユーザに管理者が含まれると判断して(S525でYES)、S530に進む。一方、プリンタ10は、公開ユーザ情報が管理者を示さない場合に、公開対象のユーザに管理者が含まれないと判断する(S525でNO)。この場合、プリンタ10は、対象PCのユーザが公開対象のユーザでないと判断して、制限ENDとして図10の処理を終了する。
S530では、プリンタ10は、メモリ34に記憶されている管理者情報44に含まれるユーザ名UN0と、受信済みの印刷履歴情報要求コマンドのボディ部に含まれるユーザ名と、が一致するのか否かを判断する。プリンタ10は、2つのユーザ名が一致すると判断する場合(S530でYES)に、対象PCのユーザが公開対象のユーザであると判断して、公開ENDとして図10の処理を終了する。一方、プリンタ10は、2つのユーザ名が一致しないと判断する場合(S530でNO)に、対象PCのユーザが公開対象のユーザでないと判断して、制限ENDとして図10の処理を終了する。
(具体例;図11~図14)
続いて、図11~図14を参照して、図5~図10の処理が実行されることによって実現される具体例を説明する。まず、図11を参照して、受付処理の具体例を説明する。図11の初期状態では、プリンタ10のフラグ46は「OFF」を示す。
PC100は、T310において、第1のユーザから、受付画面の表示を指示する受付画面表示操作を受け付ける場合に、T312において、受付画面要求をプリンタ10に送信する。
プリンタ10は、T312において、PC100から受付画面要求を受信する場合(図5のS5でNOかつS10でNO)に、T314において、受付画面データをPC100に送信する(図6のS100)。
PC100は、T314において、プリンタ10から受付画面データを受信する場合に、T316において、受付画面を表示する。次いで、PC100は、T320において、第1のユーザから、第1の入力欄におけるジョブ名及び印刷設定の入力と、第2の入力欄における印刷ユーザの入力と、受付画面内のOKボタンの選択と、を受け付ける場合に、T322において、公開制限情報と公開ユーザ情報とをプリンタ10に送信する。公開制限情報は、ジョブ名と印刷設定とを示す。公開ユーザ情報は、公開対象のユーザとして印刷ユーザを示す。
プリンタ10は、T322において、PC100から公開制限情報と公開ユーザ情報とを受信する場合(図6のS105)に、メモリ34に記憶されているフラグ46が「OFF」を示すと判断し(S110でNO)、T324において、通知画面データをPC100に送信する(S120)。
PC100は、T324において、プリンタ10から通知画面データを受信する場合に、T326において、通知画面を表示する。次いで、PC100は、T330において、第1のユーザによって、通知画面内のURI「U」が選択される場合に、T332において、URI「U」を含むフラグ変更画面要求をプリンタ10に送信する。
プリンタ10は、T332において、PC100からフラグ変更画面要求を受信する場合(図5のS5でNOかつS10でYES)に、T334において、フラグ変更画面要求に含まれるURI「U」に対応するフラグ変更画面データをPC100に送信する(S15)。
PC100は、T334において、プリンタ10からフラグ変更画面データを受信する場合に、T336において、フラグ変更画面を表示する。次いで、PC100は、T340において、第1のユーザによってフラグ変更画面内のOKボタンが選択される場合に、T342において、フラグ変更要求をプリンタ10に送信する。
プリンタ10は、T342において、PC100からフラグ変更要求を受信する場合(図5のS20)に、T344において、メモリ34に記憶されているフラグ46を「OFF」から「ON」に変更する(S25)。
その後、T310~T322と同様の処理が実行され、プリンタ10は、PC100から公開制限情報と公開ユーザ情報とを受信する(図6のS105)。この場合、プリンタ10は、メモリ34に記憶されているフラグ46が「ON」を示すと判断し(S110でYES)、T350において、受信済みの公開制限情報と公開ユーザ情報とを関連付けて公開制限テーブル42に記憶する(S115)。T350の処理が終了すると、図11の処理が終了する。
(印刷処理(ケースB);図12)
続いて、図12を参照して、プリンタ10のフラグ46が「ON」を示すケースBの印刷処理を説明する。図12は、図11の処理が実行された後の状況を想定している。従って、図12の初期状態では、プリンタ10のフラグ46は「ON」を示す。
T405~T422は、図3のT5~T30と同様である。プリンタ10は、T422において、PC100からCJコマンドを受信する場合(図5のS5でYES、S35でNO、図7のS200でNO、S210でYES)に、メモリ34に記憶されているフラグ46が「ON」を示すと判断する(S215でYES)。次いで、プリンタ10は、CJコマンドのヘッダ部に入力情報が含まれていないと判断して(図8のS300でNO)、T424において、401コマンドをPC100に送信する(S310)。
PC100は、T424において、プリンタ10から401コマンドを受信する場合に、T426において、入力画面を表示する。次いで、PC100は、T428において、第1のユーザによって入力画面内にユーザ名UN1及びパスワードP1が入力される場合に、T430において、CJコマンドをプリンタ10に送信する。当該CJコマンドのヘッダ部は、ユーザ名UN1及びパスワードP1を含む入力情報を含む。また、当該CJコマンドのボディ部は、T410で選択されたドキュメントを生成したプログラムの名称であるジョブ名JN1と、T405でログインされたユーザ名UN1と、T420で選択された印刷設定(即ち、カラー印刷)と、を含む。
プリンタ10は、T430において、PC100からCJコマンドを受信する場合(図5のS5でYES、S35でNO、図7のS200でNO、S210でYES)に、メモリ34に記憶されているフラグ46が「ON」を示すと判断する(S215でYES)。また、プリンタ10は、CJコマンドのヘッダ部に入力情報が含まれていると判断し(図8のS300でYES)、かつ、入力情報内のユーザ名UN1及びパスワードP1の組み合わせがユーザテーブル40に登録されていると判断して(S305でYES)、T432以降の処理を実行する。
T432~T436は、「ON」を示す印刷時フラグが利用される点を除いて、図3のT32~T36と同様である。T440では、PC100は、SDコマンドをプリンタ10に送信する。当該SDコマンドのヘッダ部は、T428で入力されたユーザ名UN1及びパスワードP1を含む入力情報を含む。当該SDコマンドのボディ部は、T410で選択されたファイル名「bbb」であるドキュメント名と、T410で選択された画像データと、T436で受信されたジョブID「J1」と、T405でログインされたユーザ名UN1と、を含む。
プリンタ10は、T440において、PC100からSDコマンドを受信する場合(図5のS5でYES、S35でNO、図7のS200でNO、S210でNO)に、メモリ34に記憶されているフラグ46が「ON」を示すと判断する(S215でYES)。また、プリンタ10は、SDコマンドのヘッダ部に入力情報が含まれていると判断し(図8のS300でYES)、かつ、入力情報内のユーザ名UN1及びパスワードP1の組み合わせがユーザテーブル40に登録されていると判断して(S305でYES)、T442以降の処理を実行する。
T442~T452は、「ON」を示す印刷時フラグが利用される点を除いて、図3のT42~T52と同様である。T452の処理が終了すると、図12の処理が終了する。
(履歴情報送信処理(ケースB);図13)
続いて、図13を参照して、プリンタ10のフラグ46が「ON」を示し、かつ、IPP認証が成功するケースBの履歴情報送信処理を説明する。図13は、図12の処理が実行された後の状況を想定している。従って、図13の初期状態では、プリンタ10のフラグ46は「ON」を示す。また、プリンタ10は、ジョブ情報と印刷設定とを示す公開制限情報と、印刷ユーザを示す公開ユーザ情報と、を関連付けて記憶している。また、プリンタ10は、ジョブ情報JI1とドキュメント情報DI1と「ON」を示す印刷時フラグとを含む印刷情報を記憶している。上記のように、ジョブ情報JI1及びドキュメント情報DI1は、ユーザ名UN1を含む。従って、第1のユーザが公開対象のユーザであり、第2のユーザが公開対象外のユーザである。
T501及びT502は、図4のT101及びT102と同様である。プリンタ10は、T502において、PC100からGJコマンドを受信する場合(図5のS5でYESかつS35でYES)に、公開制限情報と公開ユーザ情報とが公開制限テーブル42に記憶されていると判断し(図9のS400)、公開制限情報がジョブ情報に含まれる情報に対応する項目(即ち、ジョブ名、印刷設定)を示すと判断する(S405でYES)。また、プリンタ10は、GJコマンドのヘッダ部が入力情報を含まないと判断する(図8のS300でNO)。この場合、プリンタ10は、T504において、401コマンドをPC100に送信する(S310)。
PC100は、T504において、プリンタ10から401コマンドを受信する場合に、T506において、入力画面を表示する。次いで、PC100は、T510において、第1のユーザから入力画面内にユーザ名UN1及びパスワードP1が入力される場合に、T512において、GJコマンドをプリンタ10に送信する。当該GJコマンドのヘッダ部は、T510で入力されたユーザ名UN1及びパスワードP1を含む入力情報を含む。当該GJコマンドのボディ部は、図12のT405でログインされたユーザ名UN1を含む。
プリンタ10は、T512において、PC100からGJコマンドを受信する場合(図5のS5でYESかつS35でYES)に、公開制限情報と公開ユーザ情報とが公開制限テーブル42に記憶されていると判断し(図9のS400)、公開制限情報がジョブ情報に含まれる情報に対応する項目(即ち、ジョブ名、印刷設定)を示すと判断する(S405でYES)。また、プリンタ10は、GJコマンドのヘッダ部が入力情報を含むと判断し(図8のS300でNO)、かつ、入力情報内のユーザ名UN1及びパスワードP1の組み合わせがユーザテーブル40に登録されていると判断する(S305でYES)。
次いで、プリンタ10は、PC100のユーザ(即ち、第1のユーザ)が公開対象のユーザであるのか否かを判断する。具体的には、プリンタ10は、印刷情報に含まれる印刷時フラグが「ON」を示すと判断し(図10のS500でYES)、印刷情報内のジョブ情報JI1に含まれるユーザ名UN1とGJコマンドのヘッダ部に含まれる入力情報内のユーザ名UN1とが一致すると判断する(S505でYES)。即ち、プリンタ10は、第1のユーザが公開対象のユーザであると判断する。この場合、プリンタ10は、T514において、ジョブ情報JI1をPC100に送信する。
PC100は、T514において、プリンタ10からジョブ情報JI1を受信する場合に、T516において、ジョブ情報JI1を表示する。これにより、プリンタ10のフラグ46が「ON」を示す状況においても、印刷実行ユーザである第1のユーザは、ジョブ情報JI1内の各情報を知ることができる。T516の処理が終了すると、図13の処理が終了する。
(履歴情報送信処理(ケースC);図14)
続いて、図14を参照して、プリンタ10のフラグ46が「ON」を示し、かつ、IPP認証が失敗するケースCの履歴情報送信処理を説明する。図14は、図12の処理が実行された後の状況を想定している。従って、図14の初期状態では、プリンタ10のフラグ46は「ON」を示す。また、プリンタ10は、ジョブ情報と印刷設定とを示す公開制限情報と、印刷ユーザを示す公開ユーザ情報と、を関連付けて記憶している。また、プリンタ10は、ジョブ情報JI1とドキュメント情報DI1と「ON」を示す印刷時フラグとを含む印刷情報を記憶している。
T600~T602は、図4のT110~T112と同様である。プリンタ10は、T602において、PC200からGJコマンドを受信する場合(図5のS5でYESかつS35でYES)に、公開制限情報と公開ユーザ情報とが公開制限テーブル42に記憶されていると判断し(図9のS400)、公開制限情報がジョブ情報に含まれる情報に対応する項目(即ち、ジョブ名、印刷設定)を示すと判断する(S405でYES)。また、プリンタ10は、GJコマンドのヘッダ部が入力情報を含まないと判断する(図8のS300でNO)。この場合、プリンタ10は、T604において、401コマンドをPC200に送信する(S310)。
PC200は、T604において、プリンタ10から401コマンドを受信する場合に、T606において、入力画面を表示する。次いで、PC200は、T610において、第2のユーザから入力画面にユーザ名UN2及びパスワードP2が入力される場合に、T612において、GJコマンドをプリンタ10に送信する。当該GJコマンドのヘッダ部は、T610で入力されたユーザ名UN2及びパスワードP2を含む入力情報を含む。当該GJコマンドのボディ部は、T600でログインされたユーザ名UN2を含む。
プリンタ10は、T612において、PC200からGJコマンドを受信する場合(図5のS5でYESかつS35でYES)に、公開制限情報と公開ユーザ情報とが公開制限テーブル42に記憶されていると判断し(図9のS400)、公開制限情報がジョブ情報に含まれる情報に対応する項目(即ち、ジョブ名、印刷設定)を示すと判断する(S405でYES)。また、プリンタ10は、GJコマンドのヘッダ部が入力情報を含むと判断し(図8のS300でNO)、入力情報内のユーザ名UN2及びパスワードP2の組み合わせがユーザテーブル40に登録されていないと判断する(S305でNO)。この場合、プリンタ10は、T614において、401コマンドをPC200に再び送信する。この結果、PC200では、T616において、入力画面が表示されるが、第2のユーザは、正しいユーザ名及びパスワードを知らないので、入力画面において新たにユーザ名及びパスワードを入力することができない。従って、プリンタ10のフラグ46が「ON」を示す状況において、印刷実行ユーザ(即ち、第1のユーザ)とは異なる第2のユーザは、ジョブ情報JI1内の各情報を知ることができない。T616の処理が終了すると、図14の処理が終了する。
(比較例;図15)
ここで、図15を参照して、履歴情報送信処理においてIPP認証処理が実行されない比較例を説明する。比較例のプリンタ11は、ジョブ名と印刷設定とを示す公開制限情報と、印刷ユーザを示す公開ユーザ情報と、を関連付けて記憶している。また、プリンタ11は、第1のユーザからの指示に応じて実行された印刷の履歴であるジョブ情報JI2とドキュメント情報DI2とを含む印刷情報を記憶している。ジョブ情報JI2は、ジョブID「J2」と、ジョブ名JN2と、印刷設定と、ジョブ状態「済」と、ユーザ名UN1と、を含む。ドキュメント情報DI2は、ドキュメントID「D2」と、ドキュメント名「ccc」と、ドキュメント状態「済」と、ユーザ名UN1と、を含む。
T700~T702は、プリンタ11が利用される点を除いて、図4のT110~T112と同様である。プリンタ11は、T702において、PC200からGJコマンドを受信する場合に、ジョブ情報JI2に含まれるユーザ名UN1とGJコマンドに含まれるユーザ名UN2とが一致しないと判断する。この場合、プリンタ11は、第2のユーザが公開対象のユーザではないと判断して、T704において、ジョブ情報JI2に含まれるジョブID「J2」とジョブ状態「済」とユーザ名UN1とをPC200に送信する。この結果、PC200では、T706において、ジョブID「J2」と、ジョブ名として文字列「unknown」と、印刷設定として文字列「unknown」と、ジョブ状態「済」と、ユーザ名UN1と、含むジョブ情報が表示される。これにより、第2のユーザは、印刷実行ユーザである第1のユーザのユーザ名UN1を知ることができる。
その後、T710において、第2のユーザが、ユーザ名UN1を含むGJコマンドを送信するようにジョブ情報取得操作をPC200に実行すると、T712において、ユーザ名UN1を含むGJコマンドがPC200からプリンタ11に送信される。この場合、プリンタ11は、ジョブ情報JI2に含まれるユーザ名UN1とGJコマンドに含まれるユーザ名UN1とが一致すると判断して、ジョブ情報JI2をPC200に送信する。この結果、PC200では、T616において、ジョブ情報JI2が表示される。これにより、印刷実行ユーザ(即ち第1のユーザ)とは異なる第2のユーザは、ジョブ情報JI2内の各情報を知ることができる。T616の処理が終了すると、図15の処理が終了する。
(本実施例の効果)
上記のように、比較例では、ユーザ名UN1が第2のユーザに知られてしまうと、第2のユーザがユーザ名UN1を利用してジョブ情報JI1を取得できてしまう。これに対し、本実施例では、プリンタ10は、メモリ34に記憶されているパスワードP1と入力情報に含まれるパスワードP1とが一致すると判断し、かつ、第1のユーザが公開対象のユーザであると判断する場合(例えば図13のケースB)に、制限履歴情報(即ち、ジョブ名JN1、印刷設定(即ち、カラー印刷))と非制限履歴情報(即ち、ジョブID「J1」、ジョブ状態「済」、ユーザ名UN1)とを含むジョブ情報JI1をPC100に送信する。一方、プリンタ10は、メモリ34に記憶されているパスワードP1と入力情報に含まれるパスワードP2とが一致しないと判断する場合(例えば図14のケースC)に、ジョブ情報JI1をPC200に送信しない。これにより、例えば、ユーザ名UN1が第2のユーザに知られてしまっても、第2のユーザがパスワードP1を知らなければ、プリンタ10は、IPP認証処理においてメモリ34に記憶されているパスワードP1と入力情報に含まれるパスワードとが一致しないと判断することができる。この結果、制限履歴情報が公開対象外のユーザに送信されることを抑制することができる。
また、上記の実施例では、プリンタ10は、履歴情報送信処理において、従来から知られているIPP認証処理と同様のIPP認証処理を実行する。これにより、印刷履歴情報要求コマンドに対する新たな認証手法を開発する必要がないため、プリンタ10の開発コストが削減できる。また、プリンタ10は、ユーザテーブル40に記憶されているユーザ名及びパスワードを利用して、印刷処理における認証処理と履歴情報送信処理における認証処理とを実行する。例えば、印刷処理における認証処理において利用されるユーザ名及びパスワードとは異なる認証情報を利用して、履歴情報送信処理における認証処理を実行する構成を想定すると、プリンタ10は、印刷処理における認証処理において利用されるユーザ名及びパスワードと、履歴情報送信処理における認証処理において利用される認証情報と、を記憶しておかなければならない。これに対し、本実施例では、プリンタ10は、ユーザテーブル40に記憶されているユーザ名及びパスワードだけを記憶しておけばよいので、プリンタ10のメモリ34の容量を削減できる。
また、本実施例では、プリンタ10は、プリンタ10のフラグ46が「ON」を示す状況では、CJコマンドのヘッダ部に含まれる入力情報内のユーザ名をジョブ情報内に記憶し(図7のS240)、SDコマンドのヘッダ部に含まれる入力情報内のユーザ名をドキュメント情報内に記憶する(S270)。ここで、例えば、プリンタ10が、プリンタ10のフラグ46が「ON」を示す状況において、CJコマンドのボディ部に含まれるユーザ名をジョブ情報内に記憶し、SDコマンドのボディ部に含まれるユーザ名をドキュメント情報内に記憶する比較例の構成を想定する。この場合、プリンタ10は、図10のS500~S515の処理を実行することなく、S520~S530の処理を実行する。即ち、プリンタ10は、入力情報内のユーザ名を利用することなく、印刷履歴情報要求コマンドのボディ部に含まれるユーザ名を利用して、対象PCのユーザが公開対象のユーザであるのか否かを判断する。
しかしながら、当該比較例の構成では、以下のような方法によって、公開対象外のユーザによってジョブ情報及びドキュメント情報が取得され得る。即ち、例えば、図14のT610において、第2のユーザが、入力画面において、プリンタ10のユーザテーブル40に登録済みのユーザ名及びパスワード(例えば、ユーザ名UN3及びパスワードP3)を入力し、かつ、ユーザ名UN1をボディ部に含むGJコマンドを送信するように操作を実行すると、ユーザ名UN3及びパスワードP3を含む入力情報をヘッダ部に含むと共に、ユーザ名UN1をボディ部に含むGJコマンドがPC200からプリンタ10に送信される。この場合、プリンタ10は、ジョブ情報JI1に含まれるユーザ名UN1と、受信済みのGJコマンドのボディ部に含まれる入力情報内のユーザ名UN1と、が一致すると判断して、ジョブ情報JI1をPC200に送信する。この結果、PC200において、ジョブ情報JI1が表示されるので、印刷実行ユーザ(即ち第1のユーザ)とは異なる第2のユーザは、ジョブ情報JI1内の各情報を知ることができてしまう。これに対し、本実施例では、プリンタ10は、プリンタ10のフラグ46が「ON」を示す状況では、CJコマンドのヘッダ部に含まれる入力情報内のユーザ名をジョブ情報内に記憶し、SDコマンドのヘッダ部に含まれる入力情報内のユーザ名をドキュメント情報内に記憶する。これにより、プリンタ10は、例えば、上記の状況においても、公開判断処理において、ジョブ情報JI1に含まれるユーザ名UN1と、受信済みのGJコマンドのボディ部内の入力情報に含まれるユーザ名UN3と、が一致しないと判断して、第2のユーザが公開対象のユーザでないと判断することができる。これにより、例えば、ユーザ名UN1が第三者に知られてしまっても、制限履歴情報が公開対象外のユーザに送信されることを抑制することができる。なお、変形例では、当該比較例の構成が採用されてもよい。
なお、本実施例において、「公開」とは、プリンタ10が、外部装置(例えばPC100等)から、印刷履歴情報要求コマンドを受信することに応じて、当該印刷履歴情報要求コマンドによって要求された情報を当該外部装置に送信することを意味する。
(対応関係)
PC100,200が、「第1の外部装置」の一例であり、PC100が、「第2の外部装置」及び「第3の外部装置」の一例である。GJコマンドが、「履歴要求」の一例である場合には、ジョブ情報が、「印刷履歴情報」の一例である。GDAコマンドが「履歴要求」の一例である場合には、ドキュメント情報が、「印刷履歴情報」の一例である。パスワードP1が、「第1の認証情報」及び「第3の認証情報」の一例であり、パスワードP1,P2が、「第2の認証情報」の一例である。401コマンド、SDコマンドが、それぞれ、「入力情報要求」、「印刷要求」の一例である。ユーザ名UN1が、「第1のユーザ識別情報」、「第2のユーザ識別情報」、「第3のユーザ識別情報」の一例である。「ON」を示すフラグ46が、「認証実行情報」の一例である。「ON」を示す印刷時フラグ、「OFF」を示す印刷時フラグが、それぞれ、「記憶情報」、「非記憶情報」の一例である。GJAコマンドが、「非制限履歴要求」の一例である。管理者情報44に含まれるユーザ名UN0が、「管理者識別情報」の一例である。
図5のS5の処理、図7のS220(又は、S260、S410)、図9のS420の処理、S430の処理、S435の処理が、それぞれ、「第1の履歴要求受信部」、「認証処理実行部」、「判断部」、「第1の履歴情報送信部」、「第2の履歴情報送信部」によって実行される処理の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)プリンタ10は、ユーザ名及びパスワードに代えて、ハッシュ値を利用してIPP認証処理を実行してもよい。即ち、プリンタ10は、いわゆるDigest認証を利用して、IPP認証処理を実行してもよい。この場合、プリンタ10は、例えば、図13のT502において、PC100からGJコマンドを受信する場合に、GJコマンドのヘッダ部にハッシュ値が含まれていないと判断し、ランダム値RV1を生成して、ランダム値RV1を含む401コマンドをPC100に送信する。この場合、PC100は、入力画面を表示し、第1のユーザによって入力画面内にユーザ名UN1及びパスワードP1が入力される場合に、受信済みのランダム値RV1とは異なるランダム値RV2を生成し、入力済みのユーザ名UN1と、入力済みのパスワードP1と、受信済みのランダム値RV1と、生成済みのランダム値RV2と、をハッシュ化することによってハッシュ値HVを生成する。次いで、PC100は、生成済みのハッシュ値HVと生成済みのランダム値RV2とをプリンタ10に送信する。プリンタ10は、PC100からハッシュ値HVとランダム値RV2とを受信する場合に、ユーザテーブル40に記憶されているユーザ名及びパスワードを順次利用して、当該ユーザ名及びパスワードと、生成済みのランダム値RV1と、受信済みのランダム値RV2と、をハッシュ化することによって、複数個のハッシュ値を生成して、一時的にメモリ34に記憶する。そして、プリンタ10は、記憶済みの複数個のハッシュ値の中に受信済みのハッシュ値HVと同じハッシュ値が存在する場合に、ジョブ情報JI1をPC100に送信する。なお、プリンタ10は、記憶済みの複数個のハッシュ値の中に受信済みのハッシュ値HVと同じハッシュ値が存在しない場合に、ジョブ情報JI1をPC100に送信しない。本変形例では、メモリ34に一時的に記憶されるハッシュ値が「第1の認証情報」の一例である。また、PC100に入力されるパスワードP1を用いて得られるハッシュ値HVが、「第1の外部装置に入力される第2の認証情報」の一例である。
(変形例2)図7のS215~S225の処理、及び、S250~S260の処理が省略されてもよい。即ち、「認証処理」は、「第2の入力情報要求送信処理」と「第2の入力情報受信処理」と「第2の判断処理」とを含まなくてもよい。
(変形例3)図6のS110及びS120の処理が省略されてもよい。本変形例では、「第2の画面データ送信部」が省略可能である。
(変形例4)図9のS400の処理が省略されてもよい。即ち、「第1の入力情報要求送信処理」は、公開制限情報と公開ユーザ情報とがメモリに記憶される前に、第1の外部装置から履歴要求が受信される場合に、入力情報要求を第1の外部装置に送信する処理であってもよい。
(変形例5)上記の実施例では、プリンタ10のCPU32がメモリ34内のプログラム36を実行することによって、図2~図14の各処理が実現される。これに代えて、これらの各処理のうちの少なくとも1つの処理は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、6:LAN、10:プリンタ、12:操作部、14:表示部、16:通信インターフェース、18:印刷実行部、30:制御部、32:CPU、34:メモリ、36:プログラム、38:印刷情報テーブル、40:ユーザテーブル、42:公開制限テーブル、44:管理者情報、46:IPP認証フラグ、100,200:プリンタ

Claims (13)

  1. プリンタであって、
    印刷履歴情報と、第1の認証情報と、公開制限情報と、公開ユーザ情報と、を記憶するためのメモリであって、
    前記印刷履歴情報は、前記プリンタにおいてIPP(Internet Printing Protocolの略)に従った印刷が実行されることによって前記メモリに記憶され、公開対象外のユーザに対する公開が制限される制限履歴情報と、公開対象外のユーザに対する公開が制限されない非制限履歴情報と、を含み、
    前記公開制限情報は、前記プリンタが、前記印刷履歴情報において、前記制限履歴情報と前記非制限履歴情報とを識別するための情報であり、
    前記公開ユーザ情報は、前記制限履歴情報の公開対象のユーザを示す情報である、前記メモリと、
    第1の外部装置から、IPPに従った履歴要求であって、前記印刷履歴情報の送信を要求する前記履歴要求を受信する第1の履歴要求受信部と、
    認証処理を実行する認証処理実行部であって、
    前記認証処理は、
    前記第1の外部装置から前記履歴要求が受信される場合に、入力情報の送信を要求する入力情報要求を前記第1の外部装置に送信する第1の入力情報要求送信処理と、
    前記入力情報要求が前記第1の外部装置に送信される場合に、前記第1の外部装置から、前記第1の外部装置に入力される第1のユーザ識別情報と、前記第1の外部装置に入力される第2の認証情報と、を含む第1の入力情報を受信する第1の入力情報受信処理と、
    前記第1の外部装置から前記第1の入力情報が受信される場合に、前記メモリ内の前記第1の認証情報と、前記第1の入力情報に含まれる前記第2の認証情報と、が一致するのか否かを判断する第1の判断処理と、
    を含む、前記認証処理実行部と、
    前記第1の外部装置から前記第1の入力情報が受信される場合に、前記第1の入力情報に含まれる前記第1のユーザ識別情報によって識別される特定のユーザが、前記公開ユーザ情報によって示される前記公開対象のユーザであるのか否かを判断する判断部と、
    前記第1の認証情報と前記第2の認証情報とが一致すると判断され、かつ、前記特定のユーザが前記公開対象のユーザであると判断される第1の場合に、前記IPPに従って、前記履歴要求に対する応答として、前記制限履歴情報と前記非制限履歴情報とを含む前記印刷履歴情報を前記第1の外部装置に送信する第1の履歴情報送信部であって、前記第1の認証情報と前記第2の認証情報とが一致しないと判断される第2の場合に、前記印刷履歴情報は送信されない、前記第1の履歴情報送信部と、
    前記第1の認証情報と前記第2の認証情報とが一致すると判断され、かつ、前記特定のユーザが前記公開対象のユーザでないと判断される第3の場合に、前記IPPに従って、前記履歴要求に対する応答として、前記非制限履歴情報を前記第1の外部装置に送信する第2の履歴情報送信部と、
    を備える、プリンタ。
  2. 前記プリンタは、さらに、
    印刷実行部と、
    前記プリンタに印刷を実行させるための印刷指示が第2の外部装置に与えられる場合に、前記第2の外部装置から、IPPに従った印刷要求を受信する印刷要求受信部と、を備え、
    前記認証処理は、さらに、
    前記第2の外部装置から前記印刷要求が受信される場合に、前記入力情報要求を前記第2の外部装置に送信する第2の入力情報要求送信処理と、
    前記入力情報要求が前記第2の外部装置に送信される場合に、前記第2の外部装置から、前記第2の外部装置に入力される第2のユーザ識別情報と、前記第2の外部装置に入力される第3の認証情報と、を含む第2の入力情報を受信する第2の入力情報受信処理と、
    前記第2の外部装置から前記第2の入力情報が受信される場合に、前記メモリ内の前記第1の認証情報と、前記第2の入力情報に含まれる前記第3の認証情報と、が一致するのか否かを判断する第2の判断処理と、を含み、
    前記プリンタは、さらに、
    前記第1の認証情報と前記第3の認証情報とが一致すると判断される場合に、前記印刷実行部に前記IPPに従った印刷を実行させる印刷制御部であって、前記第1の認証情報と前記第3の認証情報とが一致しないと判断される場合に、前記印刷は実行されない、前記印刷制御部と、
    前記印刷が実行される場合に、前記印刷履歴情報を前記メモリに記憶する第1の記憶制御部と、
    を備える、請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記印刷要求は、前記第2の外部装置に入力される第3のユーザ識別情報を含み、
    前記第1の記憶制御部は、前記印刷が実行される場合に、前記第3のユーザ識別情報を含む前記印刷履歴情報を前記メモリに記憶し、
    前記判断部は、
    前記公開ユーザ情報が前記公開対象のユーザとして前記プリンタに印刷を実行させたユーザを示し、かつ、前記第1の入力情報に含まれる前記第1のユーザ識別情報と、前記印刷履歴情報に含まれる前記第3のユーザ識別情報と、が一致する場合に、前記特定のユーザが前記公開対象のユーザであると判断し、
    前記公開ユーザ情報が前記公開対象のユーザとして前記プリンタに印刷を実行させたユーザを示し、かつ、前記第1の入力情報に含まれる前記第1のユーザ識別情報と、前記印刷履歴情報に含まれる前記第3のユーザ識別情報と、が一致しない場合に、前記特定のユーザが前記公開対象のユーザでないと判断する、請求項2に記載のプリンタ。
  4. 前記メモリは、前記プリンタが前記認証処理を実行することを示す認証実行情報を記憶可能であり、
    前記認証処理実行部は、前記認証実行情報が前記メモリに記憶されている場合に、前記認証処理を実行し、
    前記認証実行情報が前記メモリに記憶されていない場合に、前記認証処理は実行されず、
    前記第1の記憶制御部は、
    前記認証実行情報が前記メモリに記憶されている状況において、前記印刷が実行される場合に、前記印刷要求のHTTP(Hypertext Transfer Protocolの略)ヘッダ部に含まれる前記第3のユーザ識別情報を含む前記印刷履歴情報と、前記認証実行情報が前記メモリに記憶されていたことを示す記憶情報と、を関連付けて前記メモリに記憶し、
    前記認証実行情報が前記メモリに記憶されていない状況において、前記印刷が実行される場合に、前記印刷要求のHTTPボディ部に含まれる前記第3のユーザ識別情報を含む印刷履歴情報と、前記認証実行情報が前記メモリに記憶されていなかったことを示す非記憶情報と、を関連付けて前記メモリに記憶し、
    前記第1の入力情報は、前記HTTPに従った応答であり、
    前記判断部は、
    前記印刷履歴情報と前記記憶情報とが関連付けられて前記メモリに記憶されている状況において、前記第1の入力情報のヘッダ部に含まれる前記第1のユーザ識別情報と、前記印刷履歴情報に含まれる前記第3のユーザ識別情報と、が一致する場合に、前記特定のユーザが前記公開対象のユーザであると判断し、
    前記印刷履歴情報と前記非記憶情報とが関連付けられて前記メモリに記憶されている状況において、前記第1の入力情報のボディ部に含まれる前記第1のユーザ識別情報と、前記印刷履歴情報に含まれる前記第3のユーザ識別情報と、が一致する場合に、前記特定のユーザが前記公開対象のユーザであると判断する、請求項3に記載のプリンタ。
  5. 前記プリンタは、さらに、
    第3の外部装置から受付画面の送信を要求する画面要求を受信する画面要求受信部であって、前記受付画面は、前記公開制限情報と前記公開ユーザ情報との入力を受け付けるための画面である、前記画面要求受信部と、
    前記第3の外部装置から前記画面要求が受信される場合に、前記受付画面を表示するための受付画面データを前記第3の外部装置に送信する第1の画面データ送信部と、
    前記受付画面データが前記第3の外部装置に送信された後に、前記第3の外部装置において表示される前記受付画面において、前記公開制限情報と前記公開ユーザ情報との入力が受け付けられる場合に、前記第3の外部装置から、前記公開制限情報と前記公開ユーザ情報とを受信する情報受信部と、
    前記第3の外部装置から前記公開制限情報と前記公開ユーザ情報とが受信される場合に、前記公開制限情報と前記公開ユーザ情報とを前記メモリに記憶する第2の記憶制御部と、
    を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載のプリンタ。
  6. 前記第1の入力情報要求送信処理は、前記公開制限情報と前記公開ユーザ情報とが前記メモリに記憶された後に、前記第1の外部装置から前記履歴要求が受信される場合に、前記入力情報要求を前記第1の外部装置に送信する処理であり、
    前記公開制限情報と前記公開ユーザ情報とが前記メモリに記憶される前に、前記第1の外部装置から前記履歴要求が受信される場合に、前記入力情報要求は送信されない、請求項5に記載のプリンタ。
  7. 前記メモリは、前記プリンタが前記認証処理を実行することを示す認証実行情報を記憶可能であり、
    前記認証処理実行部は、前記認証実行情報が前記メモリに記憶されている場合に、前記認証処理を実行し、
    前記認証実行情報が前記メモリに記憶されていない場合に、前記認証処理は実行されず、
    前記プリンタは、さらに、
    前記認証実行情報が前記メモリに記憶されていない状況において、前記第3の外部装置から前記公開制限情報と前記公開ユーザ情報とが受信される場合に、通知画面を表示するための通知画面データを前記第3の外部装置に送信する第2の画面データ送信部であって、前記通知画面は、前記プリンタが前記認証処理を実行しないことを通知するための画面であり、前記認証実行情報が前記メモリに記憶されていない状況において、前記第3の外部装置から前記公開制限情報と前記公開ユーザ情報とが受信される場合に、前記通知画面データは送信されない、前記第2の画面データ送信部と、
    を備える、請求項5又は6に記載のプリンタ。
  8. 前記プリンタは、さらに、
    第4の外部装置から前記IPPに従った非制限履歴要求であって、前記印刷履歴情報に含まれる前記非制限履歴情報の送信を要求する前記非制限履歴要求を受信する第2の履歴要求受信部と、
    前記第4の外部装置から前記非制限履歴要求が受信される場合に、前記認証処理が実行されることなく、前記IPPに従って、前記非制限履歴要求に対する応答として、前記非制限履歴情報を前記第4の外部装置に送信する第3の履歴情報送信部と、
    を備える、請求項1から7のいずれか一項に記載のプリンタ。
  9. 前記メモリは、前記プリンタの管理者を識別する管理者識別情報を記憶し、
    前記判断部は、
    前記公開ユーザ情報が前記公開対象のユーザとして前記管理者を示し、かつ、前記第1のユーザ識別情報と前記管理者識別情報とが一致する場合に、前記特定のユーザが前記公開対象のユーザであると判断し、
    前記公開ユーザ情報が前記公開対象のユーザとして前記管理者を示し、かつ、前記第1のユーザ識別情報と前記管理者識別情報とが一致しないと判断する場合に、前記特定のユーザが前記公開対象のユーザでないと判断する、請求項1から8のいずれか一項に記載のプリンタ。
  10. 前記履歴要求は、Get-Jobsコマンドと、Get-Document-Attributesコマンドと、Get-Job-Attributesコマンドと、のうちのいずれか1つである、請求項1から9のいずれか一項に記載のプリンタ。
  11. 前記印刷履歴情報は、前記IPPで定められている属性であるjob-object-attributeを有する情報であり、
    前記公開制限情報は、前記IPPで定められている属性であるjob-privacy-attributeを有する情報である、請求項1から10のいずれか一項に記載のプリンタ。
  12. 前記公開ユーザ情報は、前記IPPで定められている属性であるjob-privacy-scopeを有する情報である、請求項1から11のいずれか一項に記載のプリンタ。
  13. プリンタのためのコンピュータプログラムであって、
    前記プリンタは、
    印刷履歴情報と、第1の認証情報と、公開制限情報と、公開ユーザ情報と、を記憶するためのメモリであって、
    前記印刷履歴情報は、前記プリンタにおいてIPP(Internet Printing Protocolの略)に従った印刷が実行されることによって前記メモリに記憶され、公開対象外のユーザに対する公開が制限される制限履歴情報と、公開対象外のユーザに対する公開が制限されない非制限履歴情報と、を含み、
    前記公開制限情報は、前記プリンタが、前記印刷履歴情報において、前記制限履歴情報と前記非制限履歴情報とを識別するための情報であり、
    前記公開ユーザ情報は、前記制限履歴情報の公開対象のユーザを示す情報である、前記メモリを備え、
    前記コンピュータプログラムは、前記プリンタのコンピュータを、以下の各部、即ち、
    第1の外部装置から、IPPに従った履歴要求であって、前記印刷履歴情報の送信を要求する前記履歴要求を受信する第1の履歴要求受信部と、
    認証処理を実行する認証処理実行部であって、
    前記認証処理は、
    前記第1の外部装置から前記履歴要求が受信される場合に、入力情報の送信を要求する入力情報要求を前記第1の外部装置に送信する第1の入力情報要求送信処理と、
    前記入力情報要求が前記第1の外部装置に送信される場合に、前記第1の外部装置から、前記第1の外部装置に入力される第1のユーザ識別情報と、前記第1の外部装置に入力される第2の認証情報と、を含む第1の入力情報を受信する第1の入力情報受信処理と、
    前記第1の外部装置から前記第1の入力情報が受信される場合に、前記メモリ内の前記第1の認証情報と、前記第1の入力情報に含まれる前記第2の認証情報と、が一致するのか否かを判断する第1の判断処理と、
    を含む、前記認証処理実行部と、
    前記第1の外部装置から前記第1の入力情報が受信される場合に、前記第1の入力情報に含まれる前記第1のユーザ識別情報によって識別される特定のユーザが、前記公開ユーザ情報によって示される前記公開対象のユーザであるのか否かを判断する判断部と、
    前記第1の認証情報と前記第2の認証情報とが一致すると判断され、かつ、前記特定のユーザが前記公開対象のユーザであると判断される第1の場合に、前記IPPに従って、前記履歴要求に対する応答として、前記制限履歴情報と前記非制限履歴情報とを含む前記印刷履歴情報を前記第1の外部装置に送信する第1の履歴情報送信部であって、前記第1の認証情報と前記第2の認証情報とが一致しないと判断される第2の場合に、前記印刷履歴情報は送信されない、前記第1の履歴情報送信部と、
    前記第1の認証情報と前記第2の認証情報とが一致すると判断され、かつ、前記特定のユーザが前記公開対象のユーザでないと判断される第3の場合に、前記IPPに従って、前記履歴要求に対する応答として、前記非制限履歴情報を前記第1の外部装置に送信する第2の履歴情報送信部と、
    として機能させる、コンピュータプログラム。
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