JP7494661B2 - 印刷装置及びサーバ - Google Patents

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本明細書が開示する技術は、印刷装置及びサーバに関する。
従来、ユーザのコンピュータから送信されてきた印刷データを含む電子メールを受信し、受信した電子メールの印刷データを印刷可能な出力端末が知られている(特許文献1参照)。この技術では、出力端末において、ユーザがメールアドレスを入力すると、ユーザが過去に出力端末に送信した電子メールの印刷データが、出力端末で印刷される。
特開2001-306446号公報
本明細書では、電子メールに添付された添付データによって表わされる画像を印刷すべき状況において、セキュリティ性を高める技術を提供する。
本明細書によって開示される印刷装置は、画像を記録媒体に印刷する印刷部と、通信インターフェースと、ユーザID及びパスワードを含むユーザ情報が入力される入力部と、メモリと、制御部と、を備えてもよい。前記制御部は、印刷対象の対象画像を表わす添付データが添付された電子メールがサーバによって受信される場合に、前記サーバから、前記通信インターフェースを介して、印刷指示を受信する印刷指示受信処理であって、前記印刷指示は、前記電子メールの送信元メールアドレスと、前記添付データに関連する第1の関連情報と、を含む、前記印刷指示受信処理と、前記印刷指示を受信した際、前記印刷指示に含まれる前記送信元メールアドレスがテーブルに存在するか否かを判定する第1の判定処理であって、前記テーブルでは、ユーザ情報とメールアドレスとが紐づいて登録されている、前記第1の判定処理と、前記送信元メールアドレスが前記テーブルに存在すると判定し、かつ、前記入力部に入力された入力ユーザ情報が、前記送信元メールアドレスに紐づいて前記テーブルに登録されている登録ユーザ情報に一致する場合に、前記印刷指示に含まれる前記第1の関連情報に関連する前記添付データによって表わされる前記対象画像の印刷を前記印刷部に実行させる第1の印刷処理と、を実行してもよい。
上記の構成によると、印刷装置は、サーバから、添付データが添付された電子メールの送信元アドレスと第1の関連情報とを含む印刷指示を受信した際、当該送信元メールアドレスがテーブルに存在するか否かを判定する。そして、印刷装置は、送信元メールアドレスがテーブルに存在すると判定し、かつ、入力ユーザ情報の認証が成功する場合に、対象画像を印刷する。従って、電子メールに添付された添付データによって表わされる画像を印刷すべき状況において、セキュリティ性を高めることができる。
また、本明細書によって開示されるサーバは、通信インターフェースと、メモリと、制御部と、を備えてもよい。前記制御部は、前記通信インターフェースを介して、印刷対象の対象画像を表わす添付データが添付された電子メールを受信する電子メール受信処理と、前記電子メールを受信した際、前記電子メールの送信元メールアドレスがテーブルに存在するか否かを判定する第1の判定処理であって、前記テーブルでは、ユーザ情報とメールアドレスとが紐づいて登録されている、前記第1の判定処理と、前記送信元メールアドレスが前記テーブルに存在すると判定する場合に、前記通信インターフェースを介して、前記添付データに関連する第1の関連情報を含む第1の印刷指示を印刷装置に送信する第1の印刷指示送信処理であって、前記第1の印刷指示は、前記印刷装置に入力された入力ユーザ情報が、前記送信元メールアドレスに紐づいて前記テーブルに登録されている登録ユーザ情報に一致する場合に、前記第1の関連情報に関連する前記添付データによって表わされる前記対象画像の印刷を前記印刷装置に実行させるための指示である、前記第1の印刷指示送信処理と、を実行してもよい。
上記の構成によると、サーバは、添付データが添付された電子メールを受信した際、電子メールの送信元アドレスがテーブルに存在するか否かを判定する。そして、サーバは、送信元メールアドレスがテーブルに存在すると判定した場合に、第1の印刷指示を印刷装置に送信する。この結果、入力ユーザ情報が登録ユーザ情報に一致する場合に、印刷装置において、添付データによって表される対象画像が印刷される。従って、電子メールに添付された添付データによって表わされる画像を印刷すべき状況において、セキュリティ性を高めることができる。
また、本明細書によって開示される別のサーバは、通信インターフェースと、メモリと、制御部と、を備えてもよい。前記制御部は、前記通信インターフェースを介して、印刷対象の対象画像を表わす添付データが添付された電子メールを受信する電子メール受信処理と、前記電子メールを受信した際、前記電子メールの送信元メールアドレスがテーブルに存在するか否かを判定する第1の判定処理であって、前記テーブルでは、ユーザ情報とメールアドレスとが紐づいて登録されている、前記第1の判定処理と、前記送信元メールアドレスが前記テーブルに存在すると判定し、かつ、前記印刷装置に入力された入力ユーザ情報が、前記送信元メールアドレスに紐づいて前記テーブルに登録されている登録ユーザ情報に一致する場合に、前記通信インターフェースを介して、前記添付データに関連する第1の関連情報を含む第1の印刷指示を印刷装置に送信する第1の印刷指示送信処理であって、前記第1の印刷指示は、前記第1の関連情報に関連する前記添付データによって表わされる前記対象画像の印刷を前記印刷装置に実行させるための指示である、前記第1の印刷指示送信処理と、を実行してもよい。
上記の構成によると、サーバは、添付データが添付された電子メールを受信した際、電子メールの送信元アドレスがテーブルに存在するか否かを判定する。そして、サーバは、送信元メールアドレスがテーブルに存在すると判定し、かつ、入力ユーザ情報が登録ユーザ情報に一致する場合に、第1の印刷指示を印刷装置に送信する。この結果、印刷装置において、添付データによって表される対象画像が印刷される。従って、電子メールに添付された添付データによって表わされる画像を印刷すべき状況において、セキュリティ性を高めることができる。
上記の印刷装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記のサーバを実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 通信システム内の各装置の構成を示すブロック図を示す。 セットアップ処理のシーケンス図を示す。 第1及び第2実施例の印刷装置の処理のフローチャートを示す。 ログイン処理のフローチャートを示す。 第1実施例のケースAのシーケンス図を示す。 第1実施例のケースBのシーケンス図を示す。 図7の続きのシーケンス図を示す。 第2実施例のケースCのシーケンス図を示す。 第3及び第4実施例のAPPサーバの処理のフローチャートを示す。 ログイン処理のフローチャートを示す。 第3実施例のケースDのシーケンス図を示す。 第3実施例のケースEのシーケンス図を示す。 図13の続きのシーケンス図を示す。 第4実施例のケースFのシーケンス図を示す。
(第1実施例)
(通信システム102の構成;図1)
図1に示されるように、通信システム102は、印刷装置200、APP(Applicationの略)サーバ300、及び、端末装置500,600を備える。APPサーバ300及び端末装置500,600は、インターネット108に接続されており、インターネット108を介して相互に通信可能である。印刷装置200は、LAN(Local Area Networkの略)104に接続されている。LAN104は、インターネット108に接続されている。印刷装置200は、LAN104及びインターネット108を介して、各装置300,500,600と通信可能である。LAN104は、有線LANでもよいし、無線LANでもよい。
(APPサーバ300の構成;図2)
APPサーバ300は、メール印刷のための通信を印刷装置(例えば200)と実行するためのサーバである。メール印刷は、電子メールに添付された画像データによって表わされる画像の印刷を印刷装置に実行させる機能である。APPサーバ300は、印刷装置200等のベンダによってインターネット108上に設置される。
APPサーバ300は、印刷装置(例えば200)とのXMPP(eXtensible Messaging and Presence Protocolの略)セッションを確立する。変形例では、APPサーバ300とは異なるサーバが印刷装置とのXMPPセッションを確立してもよい。この場合、APPサーバ300及び当該異なるサーバは、互いに協働して、メール印刷のための通信を印刷装置と実行する。XMPPセッションは、いわゆる常時接続と呼ばれるセッションである。APPサーバ300は、XMPPセッションを利用すれば、印刷装置から要求を受信しなくても、当該印刷装置が所属するLANのファイヤウォール(例えばルータによって形成されるファイヤウォール)を越えて、当該印刷装置に要求を送信することができる。即ち、XMPPセッションは、サーバプッシュ型の通信を実行可能なセッションである。XMPPセッションは、印刷装置の電源がOFFされるまで確立され続ける。
APPサーバ300は、ネットワークインターフェース316と、制御部330と、を備える。各部316、330は、バス線(符号省略)に接続されている。なお、以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。ネットワークI/F316は、インターネット108(図1参照)に接続されている。制御部330は、CPU332と、メモリ334と、を備える。CPU332は、メモリ334に記憶されているプログラム340に従って、様々な処理を実行する。メモリ334は、上記のプログラム340の他に、デバイステーブル342を記憶する。
デバイステーブル342は、印刷装置に関する情報を登録するテーブルである。デバイステーブル342は、複数個の印刷装置のそれぞれについて、当該印刷装置から取得されたUIDと、当該印刷装置を管理するための管理IDと、当該印刷装置にメール印刷を実行させるためのメールアドレスと、当該印刷装置のアクセストークンと、を紐づけて記憶する。アクセストークンは、印刷装置とのXMPPセッションを確立するための認証情報である。
(印刷装置200の構成)
印刷装置200は、印刷機能を実行可能な周辺装置(即ちLAN104に接続されている端末装置の周辺装置)である。なお、印刷装置200は、印刷機能に加えて、スキャン機能、ファクシミリ機能等を実行可能な多機能機であってもよい。印刷装置200は、操作部212と、表示部214と、LANI/F216と、印刷部218と、制御部230と、を備える。各部212~230は、バス線(符号省略)に接続されている。
操作部212は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部212を操作することによって、様々な指示を印刷装置200に入力することができる。表示部214は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部214は、いわゆるタッチパネルであり、操作部としても機能する。LANI/F216は、LAN104(図1参照)に接続されている。印刷部218は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構を備える。
制御部230は、CPU232と、メモリ234と、を備える。CPU232は、メモリ234に記憶されているプログラム240に従って、様々な処理を実行する。メモリ234は、さらに、印刷装置200のUID「u01」と、ユーザテーブルTB11と、仮登録テーブルTB12と、を記憶する。UIDは、印刷装置200を利用するユーザを識別する情報(例えばアカウント名)である。変形例では、UIDは、印刷装置200を識別する情報(例えばシリアル番号)でもよい。
ユーザテーブルTB11は、ユーザ情報とメールアドレスとを紐づけて登録するためのテーブルである。ユーザ情報は、ユーザIDと、パスワードの一例としてのPIN(Personal Identification Number)コードと、を含む。例えば、図2の例では、ユーザID「user_a」と、PINコード「1111」と、メールアドレス「user1@xxx.co.jp」と、が紐づけて登録されている。また、ユーザID「user_c」とPINコード「3333」とに紐づけてメールアドレスが登録されていない。
仮登録テーブルTB12は、ユーザIDと、印刷URL(Uniform Resource locatorの略)と、印刷データと、候補フラグと、候補メールアドレスと、を紐づけて登録するためのテーブルである。印刷データは、電子メールに添付された画像データがAPPサーバ300によって変換されることによって生成されたデータである。印刷データは、印刷装置200が解釈可能なデータ形式を有する。印刷URLは、APPサーバ300内の印刷データの位置を示すURLである。候補メールアドレスは、ユーザテーブルTB11に登録されるべき候補のメールアドレスである。候補フラグは、候補メールアドレスをユーザテーブルTB11に登録すべきか否かを示すフラグである。候補フラグは、候補メールアドレスを登録すべきことを意味する「YES」と、候補メールアドレスを登録すべきでないことを意味する「NO」と、のいずれか一方の値を示す。候補フラグが「NO」を示す場合には、仮登録テーブルTB12において、候補メールアドレスは記憶されない。
例えば、図2の例では、仮登録テーブルTB2において、ユーザID「user_a」に紐づけて、候補フラグ「NO」が記憶されている。ユーザテーブルTB11において、ユーザID「user_a」に紐づけてメールアドレス「user1@xxx.co.jp」が既に登録されているからである。一方、仮登録テーブルTB12において、ユーザID「user_c」に紐づけて、候補フラグ「YES」及び候補メールアドレス「user3@xxx.co.jp」が記憶されている。ユーザテーブルTB11において、ユーザID「user_c」に紐づけてメールアドレスが登録されていないからである。
(セットアップ処理;図3)
図3を参照して、メール印刷の通信に利用される情報をAPPサーバ300に登録するためのセットアップ処理を説明する。なお、図3の説明では、各デバイスの各CPU(例えばAPPサーバ300のCPU332等)が実行する処理について、理解の容易さの観点から、各CPUを主体として記載せずに、各デバイス(例えばAPPサーバ300等)を主体として記載する。この点は、後述の図6~9及び図12~15でも同様である。また、以下では、印刷装置200とAPPサーバ300との間では、LAN104とインターネット108を介して、通信が実行される。以下では、特に言及しない限り、「LAN104を介して」及び「インターネット108を介して」という説明を省略する。
T5では、印刷装置200は、ユーザからメール印刷設定を「無効」から「有効」に変更するための操作を受け付ける。メール印刷設定は、メール印刷の実行を許容するのか否かの設定を示す。「無効」は、メール印刷の実行を禁止することを示し、「有効」は、メール印刷の実行を許容することを示す。メール印刷設定は、デフォルトでは「無効」を示す。
印刷装置200は、T5の操作を受け付けると、T10において、メール印刷の通信に利用される情報の登録を要求する登録要求をAPPサーバ300に送信する。登録要求は、UID「u01」を含む。
APPサーバ300は、T10において、印刷装置200から登録要求を受信すると、T12において、メールアドレスMAを生成し、T14において、管理ID「a01」を生成する。メールアドレスMAは、ローカル部「printer」とAPPサーバ300のドメイン名「app.co.jp」とを含む。そして、APPサーバ300は、T16において、T10の登録要求内のUID「u01」と、T12で生成されたメールアドレスMAと、T14で生成された管理ID「a01」と、を紐づけてデバイステーブル342に記憶する。なお、現時点では、アクセストークンは、UID「u01」と紐づけてデバイステーブル342に記憶されていない。
続けて、T20では、APPサーバ300は、PINコードCを生成する。APPサーバ300は、管理ID「a01」とPINコードCとを紐づけてメモリ334に記憶する。そして、APPサーバ300は、T22において、PINコードCを印刷装置200に送信する。
印刷装置200は、T22において、APPサーバ300からPINコードCを受信すると、T30において、XMPPセッションの確立を要求する確立要求をAPPサーバ300に送信する。確立要求は、UID「u01」とPINコードCとを含む。
APPサーバ300は、T30において、印刷装置200から確立要求を受信すると、T32において、確立要求内のPINコードCの認証を実行する。本ケースでは、確立要求内のPINコードCがAPPサーバ300のメモリ334内のPINコードCと一致するので、PINコードCの認証が成功する。そして、APPサーバ300は、T34以降の処理を実行する。仮に、確立要求内のPINコードの認証が失敗する場合、APPサーバ300は、T34以降の処理を実行しない。
T34では、APPサーバ300は、アクセストークンATを生成する。APPサーバ300は、メモリ334から、PINコードCに紐づいて記憶されている管理ID「a01」を特定する。そして、APPサーバ300は、特定済みの管理ID「a01」に紐づけて、生成済みのアクセストークンATをデバイステーブル342に記憶する。
T40では、APPサーバ300は、アクセストークンATを印刷装置200に送信する。
印刷装置200は、T40において、APPサーバ300からアクセストークンATを受信すると、T50において、アクセストークンATを利用して、APPサーバ300とのXMPPセッションを確立する。
印刷装置200は、XMPPセッションの確立が完了すると、T60において、メールアドレスを要求するメールアドレス要求をAPPサーバ300に送信する。メールアドレス要求は、UID「u01」を含む。
APPサーバ300は、T60において、印刷装置200からメールアドレス要求を受信すると、T62において、メールアドレス要求内のUID「u01」に紐づいて記憶されているメールアドレスMAを印刷装置200に送信する。
印刷装置200は、T62において、APPサーバ300からメールアドレスMAを受信すると、T34において、メールアドレスMAを表示部214に表示させる。これにより、ユーザは、メールアドレスMAを知ることができる。
(印刷装置200の処理;図4)
続いて、図4を参照して、印刷装置200のCPU232が実行する処理を説明する。印刷装置200は、電源がONされる場合に、図4の処理を開始する。
S100では、CPU232は、APPサーバ300から印刷指示を受信することを監視する。印刷指示は、送信先メールアドレスがMA(図3参照)である電子メールがAPPサーバ300によって受信される場合に、APPサーバ300から印刷装置200にXMPPセッション(図3のT50参照)を利用して送信される。当該印刷指示は、当該電子メールの送信元メールアドレスと、当該電子メールの題目と、APPサーバ300内の印刷データの位置を示すURLと、を含む。以下では、印刷指示に含まれる送信元メールアドレス、題目、URLのことを、それぞれ、「対象メールアドレス」、「対象題目」、「対象印刷URL」と記載する。また、対象印刷URLによって特定される印刷データのことを「対象印刷データ」と記載する。CPU232は、印刷指示を受信する場合に、S100でYESと判定し、S102に進み、印刷指示を受信しない場合に、S100でNOと判定し、S120に進む。
S102では、CPU232は、対象メールアドレスがユーザテーブルTB11に存在するのか否かを判定する第1の判定処理を実行する。CPU232は、対象メールアドレスがユーザテーブルTB11に存在すると判定する場合に、S102でYESと判定し、S104に進み、対象メールアドレスがユーザテーブルTB11に存在しないと判定する場合に、S102でNOと判定し、S120に進む。以下では、ユーザテーブルTB11において対象メールアドレスに紐づけられているユーザ情報に含まれるユーザIDのことを「登録ユーザID」と記載する。
S104では、CPU232は、対象印刷URLを記憶する。具体的には、CPU232は、登録ユーザIDと対象印刷URLと候補フラグ「NO」とを紐づけて仮登録テーブルTB12に記憶する。
S106では、CPU232は、APPサーバ300にデータ要求を送信する。データ要求は、S104で記憶済みの対象印刷URLを含む。データ要求は、対象印刷データの送信をAPPサーバ300に要求するコマンドである。
S108では、CPU232は、APPサーバ300から対象印刷データを受信する。そして、S110では、CPU232は、登録ユーザIDに紐づけて対象印刷データを仮登録テーブルTB12に記憶する。S110の処理が終了すると、図4の処理が終了する。
S120では、CPU232は、対象題目が、ユーザテーブルTB11に登録されているいずれかのユーザIDを含むのか否かを判定する第2の判定処理を実行する。CPU232は、対象題目がいずれかのユーザIDを含むと判定する場合に、S120でYESと判定し、S122に進み、対象題目がいずれのユーザIDも含まないと判定する場合に、S120でNOと判定し、図4の処理を終了する。以下では、対象題目に含まれると共にユーザテーブルTB11に登録されているユーザIDのことを「特定ユーザID」と記載する。
S122では、CPU232は、対象印刷URLを記憶する。具体的には、CPU232は、特定ユーザIDと、対象印刷URLと、候補フラグ「YES」と、対象メールアドレスと、を紐づけて仮登録テーブルTB12に記憶する。S122の処理が終了すると、図4の処理が終了する。
S130では、CPU232は、ユーザから操作部212を介してユーザ情報の入力を受け付けることを監視する。CPU232は、ユーザ情報の入力を受け付ける場合に、S130でYESと判定して、S140に進み、ユーザ情報の入力を受け付けてないと判定する場合に、S130でNOと判定し、S100、S130等の監視に戻る。以下では、ここで入力されたユーザ情報のことを「入力ユーザ情報」と記載する。
S140では、CPU232は、ログイン処理を実行する。ログイン処理は、入力ユーザ情報の認証を実行し、印刷データの印刷等を実行する処理である。
(ログイン処理;図5)
続いて、図5を参照して、図4のS140のログイン処理について説明する。S200では、CPU232は、入力ユーザ情報の認証を実行する。具体的には、CPU232は、入力ユーザ情報(即ちユーザID及びPINコードの組合せ)がユーザテーブルTB11に登録されているのか否かを判定する。CPU232は、入力ユーザ情報がユーザテーブルTB11に登録されていると判定する場合、即ち、入力ユーザ情報の認証が成功する場合に、S200でYESと判定し、S202に進む。一方、CPU232は、入力ユーザ情報がユーザテーブルTB11に登録されていないと判定する場合、即ち、ユーザ情報の認証が失敗する場合に、S200でNOと判定し、S202以降の処理を実行することなく、図5の処理を終了する。
S202では、CPU232は、認証が成功したユーザ情報(即ち入力ユーザ情報)に含まれるユーザID(以下では「認証ユーザID」と記載する)が仮登録テーブルTB12に存在するのか否かを判定する。CPU232は、認証ユーザIDが仮登録テーブルTB12に存在すると判定する場合に、S202でYESと判定し、S210に進み、認証ユーザIDが仮登録テーブルTB12に存在しないと判定する場合に、S202でNOと判定し、S210以降の処理を実行することなく、図5の処理を終了する。
S210では、CPU232は、仮登録テーブルTB12において、認証ユーザIDに紐づけられている候補フラグがYESを示すのかNOを示すのかを判定する。CPU232は、候補フラグがYESを示す場合に、S210でYESと判定し、S212に進み、候補フラグがNOを示す場合に、S210でNOと判定し、S230に進む。
S212では、CPU232は、第1の選択画面SC1を表示部214に表示させる。第1の選択画面SC1は、認証ユーザIDに紐づけられている候補メールアドレスをユーザテーブルTB11に登録するか否かをユーザに問い合わせるメッセージと、候補メールアドレスと、YESボタンと、NOボタンと、を含む(図8参照)。具体的には、CPU232は、まず、仮登録テーブルTB12において、認証ユーザIDに紐づけられている候補メールアドレスを特定する。そして、特定済みの候補メールアドレスを含む第1の選択画面SC1を生成し、当該画面を表示部214に表示させる。
S214では、CPU232は、第1の選択画面SC1内のYESボタンが選択されたのかNOボタンが選択されたのかを判定する。CPU232は、YESボタンが選択される場合に、S214でYESと判定し、S216に進み、NOボタンが選択される場合に、S214でNOと判定し、S216の処理をスキップしてS220に進む。
S216では、CPU232は、候補メールアドレスをユーザテーブルTB11に登録する。具体的には、CPU232は、認証ユーザIDをユーザテーブルTB11から特定する。そして、CPU232は、特定済みの認証ユーザIDに紐づけて、当該候補メールアドレスをユーザテーブルTB11に登録する。
S220では、CPU232は、第2の選択画面SC2を表示部214に表示させる。第2の選択画面SC2は、画像データによって表わされる画像の印刷を実行するのか否かをユーザに問い合わせるメッセージと、YESボタンと、NOボタンと、を含む。
S222では、CPU232は、第2の選択画面SC2内のYESボタンが選択されたのかNOボタンが選択されたのかを判定する。CPU232は、YESボタンが選択される場合に、S222でYESと判定し、S230に進み、NOボタンが選択される場合に、S222でNOと判定し、S230以降の処理を実行することなく、図5の処理を終了する。
S230では、CPU232は、対象印刷データを記憶済みであるのか否かを判定する。具体的には、CPU232は、仮登録テーブルTB12において、認証ユーザIDに紐づけて対象印刷データが記憶されているのか否かを判定する。CPU232は、対象印刷データが記憶されている場合に、S230でYESと判定し、S232及びS234の処理をスキップして、S236に進む。一方、CPU232は、対象印刷データが記憶されていない場合に、S230でNOと判定し、S232に進む。S232及びS234の処理は、図4のS106及びS108の処理と同様である。
S236では、CPU232は、対象印刷データによって表わされる画像(即ち電子メールに添付された画像データによって表わされる画像)の印刷を印刷部218に実行させる。CPU232は、S230でYESと判定した場合には、仮登録テーブルTB12から、認証ユーザIDに紐づいて記憶されている対象印刷データ(図4のS110参照)を特定する。そして、CPU232は、特定済みの対象印刷データを印刷部218に供給することによって、対象印刷データによって表わされる画像の印刷を印刷部218に実行させる。また、CPU232は、S230でNOと判定した場合には、S234で受信済みの対象印刷データを印刷部218に供給することによって、対象印刷データによって表わされる画像の印刷を印刷部218に実行させる。S236の処理が終了すると、図5の処理が終了する。
(ケースA;図6)
続いて、図4及び図5の処理によって実現される具体的なケースA及びBを説明する。まず、図6を参照して、送信元メールアドレスがユーザテーブルTB11に登録されているケースAについて説明する。
図6のT100では、端末装置500は、メールアドレスMAを送信先メールアドレスとして含む電子メールEM1をAPPサーバ300に送信する。電子メールEM1は、送信元メールアドレス「user1@xxx.co.jp」と題目「user_a」と画像データとを含む。
APPサーバ300は、T100において、端末装置500から電子メールEM1を受信すると、T102において、電子メールEM1に含まれる画像データを変換して印刷データPD1を生成する。印刷データは、APPサーバ300内の印刷URL「http://app.co.jp/pd1」によって示される位置に記憶される。
T110では、APPサーバ300は、デバイステーブル342において、電子メールEM1に含まれる送信先メールアドレスMAに紐づけられているUID「u01」を特定し、確立済みのMPPセッション(図3のT50参照)を利用して、特定済みのUIDに対応する印刷装置200に印刷指示を送信する。印刷指示は、電子メールEM1の送信元メールアドレス「user1@xxx.co.jp」と、題目「user_a」と、印刷URL「http://app.co.jp/pd1」と、を含む。
印刷装置200は、T110において、APPサーバ300から印刷指示を受信する(図4のS100でYES)と、メールアドレス「user1@xxx.co.jp」がユーザテーブルTB11に存在すると判定し(S102でYES)、T112において、印刷URL「http://app.co.jp/pd1」を仮登録テーブルTB12に記憶する(S104)。具体的には、印刷装置200は、まず、ユーザテーブルTB11からメールアドレス「user1@xxx.co.jp」に紐づけられているユーザID「user_a」を特定し、特定済みのユーザIDと印刷URL「http://app.co.jp/pd1」と候補フラグ「NO」とを紐づけて仮登録テーブルTB12記憶する。その後、印刷装置200は、T120において、印刷URL「http://app.co.jp/pd1」を含むデータ要求をAPPサーバ300に送信する(S106)。
APPサーバ300は、T120において、印刷装置200からデータ要求を受信すると、データ要求に含まれる印刷URL「http://app.co.jp/pd1」によって示される位置に記憶されている印刷データPD1を取得し、T122において、取得済みの印刷データPD1を印刷装置200に送信する。
印刷装置200は、T122において、APPサーバ300から印刷データPD1を受信すると(S108)、T124において、T112で特定済みのユーザID「user_a」に紐づけて、受信済みの印刷データPD1を仮登録テーブルTB12に記憶する(S110)。このように、印刷装置200は、ユーザ認証が実行される前に印刷データPD1を記憶しておく。このために、印刷装置200は、ユーザ認証が実行された後にAPPサーバ300から印刷データを受信する構成と比較すると、ユーザ認証が実行される際に、印刷データPD1によって表わされる画像の印刷を迅速に実行することができる。
その後、印刷装置200は、T130において、操作部212を介して、ユーザID「user_a」及びPINコード「1111」を含むユーザ情報の入力をユーザから受け付ける(S130でYES)。この場合、印刷装置200は、ユーザ情報の認証が成功したと判断し(図5のS200でYES)、印刷データPD1を記憶済みであると判断する(S202でYES、S210でNO、S230でYES)。従って、印刷装置200は、T132において、印刷データPD1によって表わされる画像の印刷を実行する。
(ケースB;図7及び図8)
続いて、図7及び図8を参照して、送信元メールアドレスがユーザテーブルTB11に登録されていないケースBについて説明する。
T200では、端末装置600は、メールアドレスMAを送信先メールアドレスとして含む電子メールEM2をAPPサーバ300に送信する。電子メールEM2は、送信元メールアドレス「user3@xxx.co.jp」と題目「user_c」と画像データとを含む。T202の処理は、印刷データ及び印刷URLが異なる点を除いて、図6のT102の処理と同様である。また、T210の処理は、印刷指示に含まれるメールアドレス、題目、及び、印刷URLが異なる点を除いて、T110の処理と同様である。
印刷装置200は、T210において、APPサーバ300から印刷指示を受信する(図4のS100でYES)と、メールアドレス「user3@xxx.co.jp」がユーザテーブルTB11に存在しない判定し(S102でNO)、題目「user_c」がユーザテーブルTB11内のユーザID「user_c」を含むと判定し(S120でYES)、T212において、ユーザID「user_c」と印刷URL「http://app.co.jp/pd2」と候補フラグ「YES」とを紐づけて仮登録テーブルTB12に記憶する(S122)。このように、印刷装置200は、対象メールアドレスがユーザテーブルTB11に存在しない場合でも、対象題目がユーザテーブルTB11内のユーザIDを含む場合には、対象印刷URLを仮登録テーブルTB12に記憶する。従って、印刷装置200は、画像の印刷を実行することができる。
(図7の続き;図8)
その後、印刷装置200は、図8のT230において、操作部212を介して、ユーザID「user_c」及びPINコード「333」を含むユーザ情報の入力をユーザから受け付ける(S130でYES)。本ケースでは、印刷装置200は、ユーザ情報の認証が成功したと判断し(図5のS200でYES)、ユーザID「user_c」が仮登録テーブルTB12に存在すると判断し(S202でYES)、かつ、当該ユーザIDに紐づけて候補フラグ「YES」が記憶されていると判断する(S210でYES)。この場合、印刷装置200は、T232において、第1の選択画面SC1を表示する(S212)。
印刷装置200は、T234において、ユーザからYESボタンの選択を受け付けると(S214でYES)、T236において、印刷装置200は、ユーザID「user_c」に紐づけて、候補メールアドレス「user3@xxx.co.jp」をユーザテーブルTB11に登録する(S216)。このように、印刷装置200は、第1の選択画面SC1を表示することによって、候補メールアドレスをユーザテーブルTB11に登録するか否かをユーザに選択させることができる。そして、印刷装置200は、YESボタンが選択される場合に、候補メールアドレスをユーザテーブルTB11に登録することができる。ユーザは、メールアドレスを操作部212に入力しなくても、メールアドレスをユーザテーブルTB11に容易に登録することができる。
その後、T240において、印刷装置200は、第2の選択画面SC2を表示し(S220)、T242において、ユーザからYESボタンの選択を受け付ける(S222でYES)。この場合、印刷装置200は、ユーザID「user_c」に紐づけて印刷データが仮登録テーブルTB12に記憶されていないと判定し(S230でNO)、T250において、データ要求をAPPサーバ300に送信する。T250及びT252の処理は、印刷URL及び印刷データが異なる点を除いて、図6のT120及びT122の処理と同様である。また、T254の処理は、T132の処理と同様である。このように、印刷装置200は、第2の選択画面SC2を表示することによって、対象印刷データによって表わされる画像の印刷を実行するか否かをユーザに選択させることができる。そして、印刷装置200は、YESボタンが選択される場合に、画像の印刷を実行することができる。
(本実施例の効果)
上記の構成によると、印刷装置200は、APPサーバ300から、画像データを含む電子メールEM1の送信元アドレス「user1@xxx.co.jp」と印刷URL「http://app.co.jp/pd1」とを含む印刷指示を受信した際(図4のS100、図6のT110)、当該送信元メールアドレスがユーザテーブルTB11に存在するか否かを判定する(S102)。そして、印刷装置200は、送信元メールアドレスがテーブルに存在すると判定し(S102でYES)、かつ、入力ユーザ情報の認証が成功する場合(図5のS200でYES)に、対象画像を印刷する(S236、T132)。従って、電子メールに含まれる画像データによって表わされる対象画像を印刷すべき状況において、セキュリティ性を高めることができる。
(対応関係)
印刷装置200、APPサーバ300が、それぞれ、「印刷装置」、「サーバ」の一例である。LANI/F216、操作部212が、それぞれ、「通信インターフェース」、「入力部」の一例である。印刷URL「http://app.co.jp/pd1」(及び「http://app.co.jp/pd2」)が、「第1(及び第2)の関連情報」及び「位置情報」の一例である。印刷データPD1(及びPD2)が、「画像データ」の一例である。ユーザテーブルTB11が、「テーブル」の一例である。ユーザID「user_a」とPINコード「1111」との組合せが、「登録ユーザ情報」の一例である。ユーザID「user_c」、ユーザID「user_c」とPINコード「3333」との組合せが、それぞれ、「特定ユーザID」、「特定ユーザ情報」の一例である。第1の選択画面SC1、第2の選択画面SC2が、それぞれ、「第1の選択画面」、「第2の選択画面」の一例である。
上記の実施例の各処理と、「印刷装置」の「制御部」によって実行される各処理と、の対応関係を記載しておく。図4のS100の処理、S102の処理が、それぞれ、「印刷指示受信処理」、「第1の判定処理」の一例である。S106の処理及びS232の処理が、「データ要求送信処理」の一例である。S108の処理及びS234の処理が、「画像データ受信処理」の一例である。S110の処理が、「第1の記憶処理」の一例である。S120の処理、S122の処理が、それぞれ、「第2の判定処理」、「第2(及び第3)の記憶処理」の一例である。図5のS200の処理、S212の処理、S220の処理、が、それぞれ、「認証処理」、「第1の表示処理」、「第2の表示処理」の一例である。S236の処理が、「第1(及び第2)の印刷処理」の一例である。
(第2実施例)
第2実施例は、図4のS106~S110の処理が実行されない点を除いて、第1実施例と同様である。即ち、印刷装置200は、S104で対象印刷URLを記憶すると、S106~S110の処理を実行することなく、図4の処理を終了する。
(ケースC;図9)
続いて、図9を参照して、本実施例によって実現されるケースCについて説明する。図9のT300~T312の処理は、図6のT100~T112の処理と同様である。また、T320の処理は、T130の処理と同様である。
本ケースでは、印刷装置200は、ユーザ情報の認証が成功したと判定し(図5のS200でYES)、ユーザID「user_a」に紐づけて印刷データは記憶されていないと判定する(S202でYES、S210でNO、S230でNO)。従って、印刷装置200は、T330において、データ要求をAPPサーバ300に送信し(S232)、T332において、APPサーバ300から印刷データPD1を受信する(S234)。T330及びT332の処理は、図6のT120及びT122の処理と同様である。そして、印刷装置200は、T334において、印刷データPD1によって表わされる画像の印刷を実行する(S236)。
(本実施例の効果)
このように、印刷装置200は、ユーザ情報の認証が成功する場合(図5のS200でYES)に、データ要求をAPPサーバ300に送信して(S232)、APPサーバ300から印刷データPD1を受信し(S234)、当該印刷データPD1によって表わされる画像の印刷を実行する(S236)。印刷装置200は、APPサーバ300から印刷データPD1を受信した直後に印刷を実行するので、印刷データPD1を長時間に亘って記憶しておかずに済む。このために、印刷データを記憶するためのメモリ容量が少なくて済む。また、ユーザ情報の認証が成功する前は、印刷装置200とAPPサーバ300との間で印刷データPD1の通信が実行されない。このために、印刷装置200が所属するネットワークの通信負荷が大きくなるのを抑制することができる。
(第3実施例)
本実施例では、印刷装置200が第1及び第2の判定処理を実行するのではなく、APPサーバ300が第1及び第2の判定処理を実行する。
(通信システム102の構成;図1)
図1に示されるように、通信システム102は、ユーザ管理サーバ400をさらに備える。ユーザ管理サーバ400は、インターネット108に接続されており、インターネット108を介して、各装置300,500,600と通信可能である。また、ユーザ管理サーバ400は、LAN104及びインターネット108を介して、印刷装置200と通信可能である。
(APPサーバ300の構成;図2)
APPサーバ300のメモリ334は、仮登録テーブルTB12をさらに記憶している。当該テーブルTB12は、第1及び第2実施例の印刷装置200が記憶していた仮登録テーブルTB12と同様である。本実施例の印刷装置200は、仮登録テーブルTB12を記憶していない。
(ユーザ管理サーバ400の構成)
ユーザ管理サーバ400は、ユーザ情報を管理するためのサーバである。ユーザ管理サーバ400は、ネットワークI/F416と、制御部430と、を備える。各部416、430は、バス線(符号省略)に接続されている。ネットワークI/F416は、インターネット108(図1参照)に接続されている。制御部430は、CPU432と、メモリ434と、を備える。CPU432は、メモリ434に記憶されているプログラム440に従って、様々な処理を実行する。メモリ334は、上記のプログラム340の他に、ユーザテーブルTB11を記憶する。当該テーブルTB11は、第1及び第2実施例の印刷装置200が記憶していたユーザテーブルTB11と同様である。本実施例の印刷装置200は、ユーザテーブルTB11を記憶していない。
(サーバの処理;図10)
続いて、図10を参照して、APPサーバ300のCPU332が実行する処理を説明する。APPサーバ300は、電源がONされる場合に、図10の処理を開始する。
S300では、CPU332は、端末装置(例えば500)から電子メールを受信することを監視する。電子メールは、送信先メールアドレスと、送信元メールアドレス(即ち対象メールアドレス)と、題目(即ち対象題目)と、画像データ(即ち対象画像データ)と、を含む。CPU332は、電子メールを受信する場合に、S300でYESと判定し、S302に進み、電子メールを受信しない場合に、S300でNOと判断し、S330に進む。
S302では、CPU332は、対象メールアドレスがユーザテーブルTB11に存在するのか否かを判定する第1の判定処理を実行する。具体的には、CPU332は、電子メールを受信すると、対象メールアドレスと対象題目とを含む問合せをユーザ管理サーバ400に送信する。この場合、ユーザ管理サーバ400は、まず、対象メールアドレスがユーザテーブルTB11に存在するのか否かを判定する。ユーザ管理サーバ400は、対象メールアドレスがユーザテーブルTB11に存在しないと判定する場合に、対象題目が、ユーザテーブルTB11に登録されているいずれかのユーザIDを含むのか否かを判定する。そして、ユーザ管理サーバ400は、上記の各判定の結果を示す問合せ結果をAPPサーバ300に送信する。CPU332は、対象メールアドレスがユーザテーブルTB11に存在することを示す問合せ結果を受信する場合に、S302でYESと判定し、S304に進む。この場合、問合せ結果は、ユーザテーブルTB11において対象メールアドレスに紐づけられているユーザID(以下では「登録ユーザID」と記載する)を含む。一方、CPU332は、対象メールアドレスがユーザテーブルTB11に存在しないことを示す問合せ結果を受信する場合に、S302でNOと判定し、S320に進む。
S304では、CPU332は、印刷データを記憶する。具体的には、CPU332は、対象画像データを変換して対象印刷データを生成し、上記の問合せ結果に含まれる登録ユーザIDと、APPサーバ300内の対象印刷データの位置を示す対象印刷URLと、対象印刷データと、候補フラグ「NO」と、を紐づけて仮登録テーブルTB12に記憶する。
S306では、CPU332は、印刷指示を印刷装置に送信する。具体的には、CPU332は、デバイステーブル342において、S300で受信済みの電子メールに含まれる送信先メールアドレスに紐づけられているUIDを特定し、特定済みのUIDに対応する印刷装置に印刷指示を送信する。以下では、印刷指示の送信先の印刷装置が印刷装置200である場合を例として説明を続ける。印刷指示は、登録ユーザIDと対象印刷URLとを含む。この結果、印刷装置200では、登録ユーザIDと、対象印刷URLと、が紐づけられてメモリ234に記憶される。
S308では、CPU332は、印刷装置200からデータ要求を受信したのか否かを判定する。データ要求は、S306で送信済みの印刷指示に含まれる対象印刷URLを含む。CPU332は、印刷装置200からデータ要求を受信する場合に、S308でYESと判定し、S310に進み、印刷装置200からデータ要求を受信しない場合に、S308でNOと判定し、図10の処理を終了する。
S310では、CPU332は、S308で受信済みのデータ要求に含まれる対象印刷URLによって示される位置に記憶されている対象印刷データを印刷装置200に送信する。この結果、印刷装置200では、登録ユーザIDに紐づけて、対象印刷データがメモリ234に記憶される。S310の処理が終了すると、図10の処理が終了する。
S320では、対象題目が、ユーザテーブルTB11に登録されているいずれかのユーザIDを含むのか否かを判定する第2の判定処理を実行する。CPU332は、上記の問合せ結果が、対象題目がいずれかのユーザIDを含むことを示す場合に、S320でYESと判定し、S322に進む。この場合、問合せ結果は、対象題目に含まれると共にユーザテーブルTB11に登録されているユーザID(以下では「特定ユーザID」と記載する)を含む。一方、CPU332は、上記の問合せ結果が、対象題目がいずれのユーザIDも含まないことを示す場合に、S320でNOと判定し、図10の処理を終了する。
S322では、CPU332は、上記の問合せ結果に含まれる特定ユーザIDと、対象印刷URLと、対象印刷データと、候補フラグ「YES」と、対象メールアドレスと、を紐づけて仮登録テーブルTB12に記憶する。そして、S324において、CPU332は、印刷指示を印刷装置200に送信する。印刷指示は、特定ユーザIDと対象印刷URLとを含む。この結果、印刷装置200では、特定ユーザIDと、対象印刷URLと、が紐づけられてメモリ234に記憶される。S324の処理が終了すると、図10の処理が終了する。
S330では、CPU332は、印刷装置(例えば200)から認証要求を受信することを監視する。APPサーバ300は、ユーザ情報が印刷装置に入力される場合に、当該印刷装置から当該ユーザ情報を含む認証要求を受信し(S330でYES)、S340に進み、認証要求を受信しない場合に、S330でNOと判定し、S300、S330等の監視に戻る。以下では、認証要求に含まれるユーザ情報のことを「入力ユーザ情報」と記載する。以下では、入力ユーザ情報が印刷装置200に入力された場合を例として説明を続ける。
S340では、CPU332は、ログイン処理を実行する。ログイン処理は、入力ユーザ情報の認証を実行し、印刷データの送信等を実行する処理である。
(ログイン処理;図11)
続いて、図11を参照して、図10のS340のログイン処理について説明する。S400では、CPU332は、入力ユーザ情報の認証を実行する。具体的には、CPU332は、印刷装置200から受信された認証要求をユーザ管理サーバ400に転送する。この場合、ユーザ管理サーバ400は、認証要求に含まれる入力ユーザ情報(即ちユーザIDとPINコードの組合せ)がユーザテーブルTB11に登録されているのか否かを判定する。ユーザ管理サーバ400は、入力ユーザ情報がユーザテーブルTB11に登録されていると判定する場合、即ち、入力ユーザ情報の認証が成功する場合に、認証が成功したことを示す応答をAPPサーバ300に送信する。当該応答は、認証が成功したユーザ情報(即ち入力ユーザ情報)に含まれるユーザID(以下では「認証ユーザID」と記載する)を含む。一方、ユーザ管理サーバ400は、入力ユーザ情報がユーザテーブルTB11に登録されていないと判定する場合、即ち、ユーザ情報の認証が失敗する場合に、認証が失敗したことを示す応答をAPPサーバ300に送信する。CPU332は、ユーザ管理サーバ400から、認証が成功したことを示す応答を受信する場合に、S400でYESと判定し、S402に進む。一方、CPU332は、ユーザ管理サーバ400から、認証が失敗したことを示す応答を受信する場合に、S400でNOと判定し、S401に進む。
S401では、CPU332は、認証が失敗したことを示す応答を、印刷装置200に送信する。この結果、印刷装置200では、印刷装置200に入力されたユーザ情報の認証が失敗したことに起因して、画像の印刷等の処理が実行されない。S401の処理が終了すると、図11の処理が終了する。
S402では、CPU332は、認証ユーザIDが仮登録テーブルTB12に存在するのか否かを判定する。CPU332は、認証ユーザIDが仮登録テーブルTB12に存在すると判定する場合に、S402でYESと判定し、S410に進み、認証ユーザIDが仮登録テーブルTB12に存在しないと判定する場合に、S402でNOと判定し、S411に進む。
S410では、CPU332は、仮登録テーブルTB12において、認証ユーザIDに紐づけられている候補フラグがYESを示すのかNOを示すのかを判定する。CPU332は、候補フラグがYESを示す場合に、S410でYESと判定し、S412に進み、候補フラグがNOを示す場合に、S410でNOと判定し、S411に進む。
S411では、CPU332は、認証が成功したことを示す応答を、印刷装置200に送信する。この結果、印刷装置200において、対象印刷データが記憶済みである場合(図10のS310参照)には、対象印刷データによって表わされる画像の印刷が実行される。なお、印刷装置200において、対象印刷データが記憶済みでない場合には、画像の印刷は実行されない。S411の処理が終了すると、図11の処理が終了する。
S412では、CPU332は、第1の選択画面SC1を表わす第1の選択画面データを印刷装置200に送信する。この結果、第1の選択画面SC1が、印刷装置200の表示部214に表示される。なお、CPU332は、S412において、第1の選択画面データと共に、認証が成功したことを示す応答を、印刷装置200に送信する。
S414では、CPU332は、印刷装置200から第1の登録要求を受信したのか否かを判定する。第1の登録要求は、候補メールアドレスをユーザテーブルTB11に登録することを要求するコマンドであり、認証ユーザIDを含む。第1の登録要求は、第1の選択画面SC1内のYESボタンがユーザによって選択される場合に、印刷装置200からAPPサーバ300に送信される。また、第1の選択画面SC1内のNOボタンがユーザによって選択される場合に、NOボタンが選択されたことを示す情報が、印刷装置200からAPPサーバ300に送信される。CPU332は、第1の登録要求を受信する場合に、S414でYESと判定し、S416に進む。一方、CPU332は、NOボタンが選択されたことを示す情報を受信する場合に、S414でNOと判定し、S416をスキップして、S420に進む。
S416では、CPU332は、第2の登録要求をユーザ管理サーバ400に送信する。第2の登録要求は、第1の登録要求に含まれる認証ユーザIDと、認証ユーザIDに紐づけて仮登録テーブルTB12に記憶されている候補メールアドレスと、を含む。この結果、ユーザ管理サーバ400では、認証ユーザIDに紐づけて、当該候補メールアドレスがユーザテーブルTB11に登録される。
S420では、CPU332は、第2の選択画面SC2を表わす第2の選択画面データを印刷装置200に送信する。この結果、第2の選択画面SC2が、印刷装置200の表示部214に表示される。
S422では、CPU332は、印刷装置200からデータ要求を受信したのか否かを判定する。データ要求は、第2の選択画面SC2内のYESボタンがユーザによって選択される場合に、印刷装置200からAPPサーバ300に送信される。また、第2の選択画面SC2内のNOボタンがユーザによって選択される場合に、NOボタンが選択されたことを示す情報が、印刷装置200からAPPサーバ300に送信される。CPU332は、データ要求を受信する場合に、S422でYESと判定し、S430に進む。一方、CPU332は、NOボタンが選択されたことを示す情報を受信する場合に、S422でNOと判定し、図11の処理を終了する。S430の処理は、図10のS310の処理と同様である。この結果、印刷装置200では、認証が成功したことを示す応答が受信され(S412参照)、かつ、対象印刷データが受信された(S430)ことに起因して、対象画像データによって表わされる画像の印刷が実行される。S430の処理が終了すると、図11の処理が終了する。
(ケースD;図12)
続いて、図10及び図11の処理によって実現される具体的なケースD及びEを説明する。まず、図12を参照して、送信元メールアドレスがユーザテーブルTB11に登録されているケースDについて説明する。
APPサーバ300は、T400において、端末装置500から電子メールEM1を受信すると、T402において、メールアドレス「user1@xxx.co.jp」と題目「user_a」とを含む問合せをユーザ管理サーバ400に送信する。
ユーザ管理サーバ400は、T402において、APPサーバ300から問合せを受信すると、対象メールアドレスがユーザテーブルTB11に存在すると判定し、T404において、ユーザテーブルTB11に対象メールアドレスが存在することを示す問合せ結果をAPPサーバ300に送信する。問合せ結果は、ユーザID「user_a」を含む。
APPサーバ300は、T404において、ユーザ管理サーバ400から問合せ結果を受信すると、対象メールアドレスがユーザテーブルTB11に存在すると判定する(S302でYES)。そして、T410において、APPサーバ300は、印刷データPD1を生成し、T404で受信済みの問合せ結果に含まれるユーザID「user_a」と、印刷URL「http://app.co.jp/pd1」と、印刷データPD1と、候補フラグ「NO」と、を紐づけて仮登録テーブルTB12に登録する(S304)。
T420では、APPサーバ300は、確立済みのXMPPセッション(図3のT50参照)を利用して、印刷指示を印刷装置200に送信する(S306)。印刷指示は、ユーザID「user_a」と、印刷URL「http://app.co.jp/pd1」と、を含む。このように、APPサーバ300は、印刷URLを含む印刷指示を印刷装置200に送信するので、後述の処理において、印刷装置200から印刷URLを含むデータ要求を適切に受信することができ、この結果、印刷データを印刷装置200に適切に送信することができる。
印刷装置200は、T420において、APPサーバ300から印刷指示を受信すると、T422において、印刷指示に含まれるユーザID「user_a」と、印刷指示に含まれる印刷URL「http://app.co.jp/pd1」と、を紐づけて、印刷装置200のメモリ234に記憶する。T430及びT432の処理は、図6のT120及びT122の処理と同様である。そして、T434において、印刷装置200は、ユーザID「user_a」に紐づけて印刷データPD1をメモリ234に記憶する。このように、印刷装置200は、ユーザ認証が実行される前に印刷データPD1を記憶しておく。このために、印刷装置200は、ユーザ認証が実行された後にAPPサーバ300から印刷データを受信する構成と比較すると、ユーザ認証が実行される際に、印刷データPD1によって表わされる画像の印刷を迅速に実行することができる。
印刷装置200は、T440において、ユーザ情報の入力を受け付けると、T442において、入力済みのユーザID「user_a」とPINコード「1111」とを含む認証要求をAPPサーバ300に送信する。
APPサーバ300は、T442において、印刷装置200から認証要求を受信すると(S330でYES)、当該認証要求をユーザ管理サーバ400に転送する。
ユーザ管理サーバ400は、T442において、APPサーバ300から認証要求を受信すると、T443において、ユーザ情報の認証が成功したと判定し、T444において、認証が成功したことを示す応答をAPPサーバ300に送信する。
APPサーバ300は、T444において、ユーザ管理サーバ400から応答を受信すると、ユーザ情報の認証が成功したと判定する(図11のS400でYES)。また、APPサーバ300は、応答に含まれるユーザID「user_a」が仮登録テーブルTB12に存在し(S402でYES)、かつ、当該ユーザIDに紐づけて候補フラグ「NO」が記憶されていると判定する(S410でNO)。従って、APPサーバ300は、第1及び第2の選択画面データを印刷装置200に送信せず、T445において、認証が成功したことを示す認証応答を印刷装置200に送信する(S411)。
印刷装置200は、T445において、APPサーバ300から認証が成功したことを示す応答を受信すると、T446において、印刷データPD1によって表わされる画像の印刷を実行する。
(ケースE;図13及び図14)
続いて、図13及び図14を参照して、送信元メールアドレスがユーザテーブルTB11に登録されていないケースEについて説明する。
APPサーバ300は、T500において、端末装置600から電子メールEM2を受信すると、T502において、メールアドレス「user3@xxx.co.jp」と題目「user_c」とを含む問合せをユーザ管理サーバ400に送信する。
ユーザ管理サーバ400は、T502において、APPサーバ300から問合せを受信すると、メールアドレス「user3@xxx.co.jp」がユーザテーブルTB11に存在しないと判定し、題目「user_c」がユーザテーブルTB11に登録されているユーザID「user_c」を含むと判定する。従って、ユーザ管理サーバ400は、T504において、メールアドレス「user3@xxx.co.jp」がユーザテーブルTB11に存在せず、かつ、題目「user_c」がユーザテーブルTB11に登録されているユーザID「user_c」を含むことを示す問合せ結果をAPPサーバ300に送信する。当該問合せ結果はユーザID「user_c」を含む。
T510の処理は、仮登録テーブルTB12に紐づけて記憶される各種情報が異なる点を除いて、図12のT410の処理と同様である。また、T520及びT522の処理は、ユーザID及び印刷URLが異なる点を除いて、T420及びT422の処理と同様である。このように、APPサーバ300は、対象メールアドレスがユーザテーブルTB11に存在しない場合でも、対象題目がユーザテーブルTB11内のユーザIDを含む場合には、対象印刷URLを含む印刷指示を印刷装置200に送信する。従って、印刷装置200は、画像の印刷を実行することができる。
(図13の続き;図14)
図14のT530の処理は、図8のT230の処理と同様である。また、T532及びT533の処理は、認証されるユーザ情報が異なる点を除いて、図12のT442及びT443の処理と同様である。
APPサーバ300は、T534において、認証が成功したことを示す応答を受信すると、ユーザ情報の認証が成功したと判定する(図11のS400でYES)。また、APPサーバ300は、受信済みの応答に含まれるユーザID「user_c」が仮登録テーブルTB12に存在し(S402でYES)、かつ、当該ユーザIDに紐づけて候補フラグ「YES」が記憶されている(S410でYES)と判定する。従って、APPサーバ300は、T535において、第1の選択画面SC1を表わす第1の選択画面データと、認証が成功したことを示す応答と、を印刷装置200に送信する(S412)。このように、APPサーバ300は、第1の選択画面データを印刷装置200に送信することによって、候補メールアドレスをユーザテーブルTB11に登録するか否かをユーザに選択させることができる。
印刷装置200は、T535において、第1の選択画面データを受信すると、T540において、第1の選択画面SC1を表示する。印刷装置200は、T542において、第1の選択画面SC1内のYESボタンの選択を受け付けると、T544において、ユーザID「user_c」を含む第1の登録要求をAPPサーバ300に送信する。
APPサーバ300は、T544において、第1の登録要求を受信すると(S414でYES)、T545において、第2の登録要求をユーザ管理サーバ400に送信する(S416)。第2の登録要求は、ユーザID「user_c」と、当該ユーザIDに紐づけられている候補メールアドレス「user3@xxx.co.jp」と、を含む。
ユーザ管理サーバ400は、T545において、第2の登録要求を受信すると、T546において、ユーザID「user_c」に紐づけて、候補メールアドレス「user3@xxx.co.jp」をユーザテーブルTB11に登録する。このように、ユーザは、メールアドレスを印刷装置200に入力しなくても、メールアドレスをユーザテーブルTB11に容易に登録することができる。そして、ユーザ管理サーバ400は、T548において、メールアドレスの登録が完了したことを示す情報をAPPサーバ300に送信する。
APPサーバ300は、T548において、メールアドレスの登録が完了したことを示す情報を受信すると、T550において、第2の選択画面SC2を表わす第2の選択画面データを印刷装置200に送信する(S420)。このように、APPサーバ300は、第2の選択画面データを印刷装置200に送信することによって、印刷データPD2によって表わされる画像の印刷を実行するか否かをユーザに選択させることができる。
印刷装置200は、T550において第2の選択画面データを受信すると、T552において、第2の選択画面SC2を表示する。T552~T560の処理は、図8のT240~T254の処理と同様である。
(本実施例の効果)
上記の構成によると、APPサーバ300は、画像データを含む電子メールを受信した際、電子メールの送信元アドレスがユーザテーブルTB11に存在するか否かを判定する。そして、APPサーバ300は、送信元メールアドレスがユーザテーブルTB11に存在すると判定した場合に、印刷指示を印刷装置200に送信する。この結果、入力ユーザ情報が登録ユーザIDを含む登録ユーザ情報に一致する場合に、印刷装置200において、画像データによって表される画像が印刷される。従って、電子メールに含まれる画像データによって表わされる画像を印刷すべき状況において、セキュリティ性を高めることができる。
(対応関係)
APPサーバ300とユーザ管理サーバ400の組合せが、「サーバ」の一例である。印刷データPD2が、「第2の関連情報」の一例である。図12のT420の印刷指示、図13のT520が、それぞれ、「第1の印刷指示」、「第2の印刷指示」の一例である。上記の実施例の各処理と、「サーバ」の「制御部」によって実行される各処理と、の対応関係を記載しておく。図10のS300の処理、S302の処理、S306の処理が、それぞれ、「電子メール受信処理」、「第1の判定処理」、「第1の印刷指示送信処理」の一例である。S308の処理及び図11のS422の処理が、「データ要求受信処理」の一例である。S310の処理及びS430の処理が、「画像データ送信処理」の一例である。S320の処理、S322の処理、S324の処理が、それぞれ、「第2の判定処理」、「第2(及び第3)の記憶処理」、「第2の印刷指示送信処理」の一例である。S330の処理が、「ユーザ情報受信処理」の一例である。S400の処理、S412の処理、S420の処理が、それぞれ、「認証処理」、「第1の画面データ送信処理」、「第2の画面データ送信処理」の一例である。
(第4実施例)
第4実施例は、図10のS306~S310の処理が実行されない点、及び、図11のS410でNOと判定される場合にS530に進む点を除いて、第3実施例と同様である。即ち、APPサーバ300は、S304で対象印刷データを記憶すると、S306~S310の処理を実行することなく、図10の処理を終了する。また、APPサーバ300は、S410でNOと判定すると、S411の処理に進まず、S530の処理に進む。
S530では、CPU332は、認証が成功したことを示す応答と、対象印刷データと、を含む印刷指示を、印刷装置200に送信する。この結果、印刷装置200では、認証が成功したことを示す応答が受信され、かつ、対象印刷データが受信されたことに起因して(S530)、対象画像データによって表わされる画像の印刷が実行される。S530の処理が終了すると、図11の処理が終了する。
(ケースF;図15)
続いて、図15を参照して、本実施例によって実現されるケースFについて説明する。図15のT600~T610の処理は、図12のT400~T410の処理と同様である。また、T620~T624の処理は、T440~T444の処理と同様である。
本ケースでは、APPサーバ300は、ユーザ情報の認証が成功したと判定し(図11のS400でYES)、応答に含まれるユーザID「user_a」が仮登録テーブルTB12に存在し(S402でYES)、かつ、当該ユーザIDに紐づけて候補フラグ「NO」が記憶されていると判定する(S410でNO)。従って、APPサーバ300は、第1及び第2の選択画面データを印刷装置200に送信せず、T625において、認証が成功したことを示す応答と、ユーザID「user_а」に紐づけて記憶されている印刷データPD1と、を含む印刷指示を印刷装置200に送信する(S530)。変形例では、APPサーバ300は、T625において、ユーザID「user_а」に紐づけて記憶されている印刷URL「http://app.co.jp/pd1」を含む印刷指示を印刷装置200に送信してもよい。この場合、印刷装置200は、受信済みの印刷URLを利用して、データ要求をAPPサーバ300に送信し、APPサーバ300から印刷データPD1を受信してもよい(図12のT430、T432参照)。T626の処理は、図12のT446の処理と同様である。
(本実施例の効果)
上記の構成によると、APPサーバ300は、画像データを含む電子メールを受信した際、電子メールの送信元アドレスがユーザテーブルTB11に存在するか否かを判定する。そして、APPサーバ300は、送信元メールアドレスがユーザテーブルTB11に存在すると判定し、かつ、入力ユーザ情報が登録ユーザIDを含む登録ユーザ情報に一致する場合に、印刷指示を印刷装置200に送信する。この結果、印刷装置200において、画像データによって表される画像が印刷される。従って、電子メールに含まれる画像データによって表わされる画像を印刷すべき状況において、セキュリティ性を高めることができる。
また、APPサーバ300は、ユーザ情報の認証が成功する場合(図11のS400でYES)に、印刷データPD1を含む印刷指示を印刷装置200に送信する(S530)。この結果、印刷装置200において、当該印刷データPD1によって表わされる画像の印刷が実行される。このように、APPサーバ300は、印刷装置200において印刷が実行される直前に印刷データPD1を印刷装置200に送信するので、印刷装置200は、印刷データPD1を長時間に亘って記憶しておかずに済む。このために、印刷装置200において、印刷データを記憶するためのメモリの容量が少なくて済む。また、ユーザ情報の認証が成功する前は、印刷装置200とAPPサーバ300との間で印刷データPD1の通信が実行されない。このために、印刷装置200が所属するネットワークの通信負荷が大きくなるのを抑制することができる。
(対応関係)
印刷データPD1が、「第1の関連情報」の一例である。図15のT625の印刷指示が、「第1の印刷指示」の一例である。図11のS530の処理が、「第1の印刷指示送信処理」の一例である。
以上、本明細書が開示する技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)この場合、印刷装置200は、図4のS102でYESと判定すると、S104において、登録ユーザIDと対象印刷データと候補フラグ「NO」とを紐づけて仮登録テーブルTB12に登録する。本変形例では、S106~S110の処理は実行されない。また、印刷装置200は、図4のS102でNOと判定し、かつ、S120でYESと判定すると、S122において、特定ユーザIDと対象印刷データと候補フラグ「YES」と対象メールアドレスとを紐づけて仮登録テーブルTB12に記憶する。本変形例では、対象印刷データが、「第1の関連情報」及び「第2の関連情報」の一例である。また、本変形例では、「印刷装置」の「データ要求送信処理」、「画像データ受信処理」、及び、「第1の記憶処理」を省略可能である。また、APPサーバ300は、図10のS306及びS324において、対象印刷URLを含む印刷指示に代えて、対象印刷データを含む印刷指示を印刷装置200に送信してもよい。本変形例では、S308~S310の処理は実行されない。本変形例では、対象印刷データが、「第1の関連情報」及び「第2の関連情報」の一例である。また、本変形例では、「サーバ」の「データ要求受信処理」及び「画像データ送信処理」を省略可能である。
(変形例2)印刷装置200は、図4のS100において、対象印刷URLを含む印刷指示に代えて、APPサーバ300が受信した電子メールに含まれる画像データそのものを含む印刷指示をAPPサーバ300から受信してもよい。この場合、印刷装置200は、図4のS102でYESと判定すると、当該画像データを印刷データに変換する。そして、S104において、登録ユーザIDと当該印刷データと候補フラグ「NO」とを紐づけて仮登録テーブルTB12に登録する。また、S106~S110の処理は実行されない。また、印刷装置200は、図4のS102でNOと判定し、かつ、S120でYESと判定すると、当該画像データを印刷データに変換する。そして、S122において、特定ユーザIDと当該印刷データと候補フラグ「YES」と対象メールアドレスとを紐づけて仮登録テーブルTB12に記憶する。本変形例では、画像データが、「第1の関連情報」及び「第2の関連情報」の一例である。また、本変形例では、「印刷装置」の「データ要求送信処理」及び「画像データ受信処理」を省略可能である。また、APPサーバ300は、図10のS306及びS324において、対象印刷URLを含む印刷指示に代えて、APPサーバ300が受信した電子メールに含まれる画像データそのものを含む印刷指示を印刷装置200に送信してもよい。本変形例では、S308~S310の処理は実行されない。本変形例では、対象印刷データが、「第1の関連情報」及び「第2の関連情報」の一例である。また、本変形例では「サーバ」の「データ要求受信処理」及び「画像データ送信処理」を省略可能である。
(変形例3)印刷装置200は、図4のS100において、対象印刷URLを含む印刷指示に代えて、APPサーバ300が受信した電子メールに含まれる画像データのAPPサーバ300内の位置を示すURLを含む印刷指示をAPPサーバ300から受信してもよい。本変形例では、上記の画像データに対応するURLが、「位置情報」の一例である。
(変形例4)印刷装置200は、図4のS100で印刷指示を受信したら、S102及びS104の処理をスキップして、S106において、S100で受信済みの印刷指示に含まれる印刷URLを利用して、データ要求をAPPサーバ300に送信してもよい。この場合、印刷装置200は、S108において印刷データを受信した後に、S102の処理を実行する。そして、印刷装置200は、S102でYESと判定する場合に、登録ユーザIDと受信済みの印刷データと候補フラグ「NO」とを紐づけて仮登録テーブルTB12に記憶し、S102でNOと判定する場合に、受信済みの印刷データを記憶しない。一般的に言うと、「印刷装置」の「データ要求送信処理」が実行されるタイミングは、上記の実施例のタイミングに限定されない。
(変形例5)印刷装置200は、図4のS102でNOと判定する場合に、S120及びS122の処理を実行することなく、図4の処理を終了してもよい。本変形例では、「印刷装置」の「第2の判定処理」、「第2の印刷処理」、「第2の記憶処理」、及び、「第3の記憶処理」を省略可能である。また、APPサーバ300は、図10のS302でNOと判定する場合に、S320及びS322の処理を実行することなく図10の処理を終了してもよい。本変形例では、「サーバ」の「第2の判定処理」、「第2の印刷指示送信処理」、「第2の記憶処理」、及び、「第3の記憶処理」を省略可能である。
(変形例6)印刷装置200は、図5のS202でYESと判定する場合に、S210~S222の処理を実行することなく、S230の処理に進んでもよい。本変形例では、「印刷装置」の「第1の表示処理」、「登録処理」、及び、「第2の表示処理」を省略可能である。また、別の変形例では、印刷装置200は、S210でYESと判定する場合に、S212~S216の処理を実行することなく、S220に進んでもよい。本変形例では、「印刷装置」の「第1の表示処理」及び「登録処理」を省略可能である。また、別の変形例では、印刷装置200は、S216の処理を実行した後に、S220及びS222の処理を省略して、S230に進んでもよい。本変形例では、「印刷装置」の「第2の表示処理」を省略可能である。また、APPサーバ300は、図11のS402でYESと判定する場合に、S410~S420の処理を実行することなく、S422の処理に進んでもよい。本変形例では、「サーバ」の「第1の画面データ送信処理」、「登録処理」、及び、「第2の画面データ送信処理」を省略可能である。また、別の変形例では、APPサーバ300は、S410でYESと判定する場合に、S412~S416の処理を実行することなく、S420に進んでもよい。本変形例では、「サーバ」の「第1の画面データ送信処理」及び「登録処理」を省略可能である。また、別の変形例では、APPサーバ300は、S416の処理を実行した後に、S420の処理を省略して、S422に進んでもよい。本変形例では、「サーバ」の「第2の画面データ送信処理」を省略可能である。
(変形例7)APPサーバ300は、図10のS306の処理が実行された後に、S308及びS310の処理を実行しなくてもよい。この場合、APPサーバ300は、図11のS410でNOと判定される場合に、S308及びS310の処理を実行してもよい。即ち、APPサーバ300は、ユーザ情報の認証が実行された後にデータ要求が受信されたか否かを判定してもよい。一般的に言うと、「サーバ」の「データ要求受信処理」が実行されるタイミングは、上記の実施例に限定されない。
(変形例8)APPサーバ300とユーザ管理サーバ400とが一体のサーバとして構成されていてもよい。本変形例では、当該一体のサーバが、「サーバ」の一例である。
(変形例9)上記の各実施例では、図3~図15の各処理がソフトウェア(例えばプログラム240,340,440)によって実現されるが、これらの各処理のうちの少なくとも1つが論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独で、あるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
102:通信システム、104:LAN、108:インターネット、200:印刷装置、212:操作部、214:表示部:216:LANI/F、218:印刷部、230,330,430:制御部、232,332,432:CPU、234,334,434:メモリ、240,340,440:プログラム、300:APPサーバ、316,416:ネットワークI/F、342:デバイステーブル、400:ユーザ管理サーバ、500,600:端末装置、TB11:ユーザテーブル、TB12:仮登録テーブル

Claims (16)

  1. 印刷装置であって、
    画像を記録媒体に印刷する印刷部と、
    通信インターフェースと、
    ユーザID及びパスワードを含むユーザ情報が入力される入力部と、
    メモリと、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    印刷対象の対象画像を表わす添付データが添付された電子メールがサーバによって受信される場合に、前記サーバから、前記通信インターフェースを介して、印刷指示を受信する印刷指示受信処理であって、前記印刷指示は、前記電子メールの送信元メールアドレスと、前記添付データに関連する第1の関連情報と、を含む、前記印刷指示受信処理と、
    前記印刷指示を受信した際、前記印刷指示に含まれる前記送信元メールアドレスがテーブルに存在するか否かを判定する第1の判定処理であって、前記テーブルでは、ユーザ情報とメールアドレスとが紐づいて登録されている、前記第1の判定処理と、
    前記送信元メールアドレスが前記テーブルに存在すると判定し、かつ、前記入力部に入力された入力ユーザ情報が、前記送信元メールアドレスに紐づいて前記テーブルに登録されている登録ユーザ情報に一致する場合に、前記印刷指示に含まれる前記第1の関連情報に関連する前記添付データによって表わされる前記対象画像の印刷を前記印刷部に実行させる第1の印刷処理と、
    を実行する、印刷装置。
  2. 前記メモリは、前記テーブルを記憶しており、
    前記制御部は、さらに、
    前記入力ユーザ情報が前記テーブル内の前記登録ユーザ情報に一致するか否かを判定する認証処理
    を実行する、請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記第1の関連情報は、前記サーバ内の位置を示す位置情報を含み、
    前記制御部は、さらに、
    前記送信元メールアドレスが前記テーブルに存在すると判定した場合に、前記位置情報である前記第1の関連情報を利用して、前記通信インターフェースを介して、前記添付データを用いて得られる画像データの送信を前記サーバに要求するデータ要求を前記サーバに送信するデータ要求送信処理と、
    前記データ要求を送信する場合に、前記通信インターフェースを介して、前記サーバから、前記画像データを受信する画像データ受信処理と、
    を実行する、請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記データ要求送信処理は、前記印刷指示を受信した後であり、かつ、前記入力ユーザ情報が前記入力部に入力される前に、前記データ要求を前記サーバに送信し、
    前記制御部は、さらに、
    前記送信元メールアドレスが前記テーブルに存在すると判定した場合に、前記登録ユーザ情報に紐づけて前記画像データを前記メモリに記憶する第1の記憶処理を実行し、
    前記第1の印刷処理は、前記登録ユーザ情報に紐づけて前記画像データが前記メモリに記憶された後に、前記入力ユーザ情報が前記入力部に入力され、かつ、前記入力ユーザ情報が前記登録ユーザ情報に一致する場合に、前記登録ユーザ情報に紐づけて前記メモリに記憶されている前記画像データを利用して、前記対象画像の印刷を前記印刷部に実行させる、請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記データ要求送信処理は、前記入力ユーザ情報が前記入力部に入力され、かつ、前記入力ユーザ情報が前記登録ユーザ情報に一致する場合に、前記データ要求を前記サーバに送信する、請求項3に記載の印刷装置。
  6. 前記印刷指示は、さらに、前記電子メールの題目を含み、
    前記制御部は、さらに、
    前記送信元メールアドレスが前記テーブルに存在しないと判定した場合に、前記題目が前記テーブルに登録されているいずれかのユーザIDを含むか否かを判定する第2の判定処理と、
    前記題目が前記テーブルに登録されている特定ユーザIDを含むと判定する場合に、前記印刷指示に含まれる前記第1の関連情報に関連する前記添付データによって表わされる前記対象画像の印刷を前記印刷部に実行させる第2の印刷処理と、
    を実行する、請求項1から5のいずれか一項に記載の印刷装置。
  7. 前記印刷装置は、さらに、表示部を備え、
    前記制御部は、さらに、
    前記題目が前記テーブルに登録されている前記特定ユーザIDを含むと判定した場合に、前記テーブルに登録されている特定ユーザ情報であって、前記特定ユーザIDを含む前記特定ユーザ情報に紐づけて前記送信元メールアドレスを前記メモリに記憶する第2の記憶処理と、
    前記入力ユーザ情報が前記特定ユーザ情報に一致する場合に、前記特定ユーザ情報に紐づいて前記メモリに記憶されている前記送信元メールアドレスを前記テーブルに登録するか否かを選択する第1の選択画面を前記表示部に表示する第1の表示処理と、
    前記第1の選択画面において、前記送信元メールアドレスを前記テーブルに登録することが選択された場合に、前記特定ユーザ情報に紐づけて前記送信元メールアドレスを前記テーブルに登録する登録処理と、
    を実行する、請求項6に記載の印刷装置。
  8. 前記印刷装置は、さらに、表示部を備え、
    前記制御部は、さらに、
    前記題目が前記テーブルに登録されている前記特定ユーザIDを含むと判定した場合に、前記テーブルに登録されている特定ユーザ情報であって、前記特定ユーザIDを含む前記特定ユーザ情報に紐づけて、前記第1の関連情報に関連する第2の関連情報を前記メモリに記憶する第3の記憶処理と、
    前記入力ユーザ情報が前記特定ユーザ情報に一致する場合に、前記特定ユーザ情報に紐づいて前記メモリに記憶されている前記第2の関連情報を利用した前記対象画像の印刷を前記印刷部に実行させるか否かを選択する第2の選択画面を前記表示部に表示する第2の表示処理と、を実行し、
    前記第2の印刷処理は、前記第2の選択画面において、前記対象画像の印刷を前記印刷部に実行させることが選択された場合に、前記対象画像の印刷を前記印刷部に実行させる、請求項6又は7に記載の印刷装置。
  9. サーバであって、
    通信インターフェースと、
    メモリと、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記通信インターフェースを介して、印刷対象の対象画像を表わす添付データが添付された電子メールを受信する電子メール受信処理と、
    前記電子メールを受信した際、前記電子メールの送信元メールアドレスがテーブルに存在するか否かを判定する第1の判定処理であって、前記テーブルでは、ユーザ情報とメールアドレスとが紐づいて登録されている、前記第1の判定処理と、
    前記送信元メールアドレスが前記テーブルに存在すると判定する場合に、前記通信インターフェースを介して、前記添付データに関連する第1の関連情報を含む第1の印刷指示を印刷装置に送信する第1の印刷指示送信処理であって、前記第1の印刷指示は、前記印刷装置に入力された入力ユーザ情報が、前記送信元メールアドレスに紐づいて前記テーブルに登録されている登録ユーザ情報に一致する場合に、前記第1の関連情報に関連する前記添付データによって表わされる前記対象画像の印刷を前記印刷装置に実行させるための指示である、前記第1の印刷指示送信処理と、
    を実行する、サーバ。
  10. サーバであって、
    通信インターフェースと、
    メモリと、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記通信インターフェースを介して、印刷対象の対象画像を表わす添付データが添付された電子メールを受信する電子メール受信処理と、
    前記電子メールを受信した際、前記電子メールの送信元メールアドレスがテーブルに存在するか否かを判定する第1の判定処理であって、前記テーブルでは、ユーザ情報とメールアドレスとが紐づいて登録されている、前記第1の判定処理と、
    前記送信元メールアドレスが前記テーブルに存在すると判定し、かつ、印刷装置に入力された入力ユーザ情報が、前記送信元メールアドレスに紐づいて前記テーブルに登録されている登録ユーザ情報に一致する場合に、前記通信インターフェースを介して、前記添付データに関連する第1の関連情報を含む第1の印刷指示を前記印刷装置に送信する第1の印刷指示送信処理であって、前記第1の印刷指示は、前記第1の関連情報に関連する前記添付データによって表わされる前記対象画像の印刷を前記印刷装置に実行させるための指示である、前記第1の印刷指示送信処理と、
    を実行する、サーバ。
  11. 前記メモリは、前記テーブルを記憶しており、
    前記制御部は、さらに、
    前記印刷装置に前記入力ユーザ情報が入力される場合に、前記印刷装置から、前記通信インターフェースを介して、前記入力ユーザ情報を受信するユーザ情報受信処理と、
    前記入力ユーザ情報を受信する場合に、前記入力ユーザ情報が前記テーブル内の前記登録ユーザ情報に一致するか否かを判定する認証処理と、
    を実行する、請求項9又は10に記載のサーバ。
  12. 前記第1の関連情報は、前記サーバ内の位置を示す位置情報を含み、
    前記制御部は、さらに、
    前記第1の印刷指示を前記印刷装置に送信した後に、前記印刷装置から、前記通信インターフェースを介して、前記添付データを用いて得られる画像データの送信を要求するデータ要求であって、前記位置情報である前記第1の関連情報が利用された前記データ要求を受信するデータ要求受信処理と、
    前記データ要求を受信する場合に、前記通信インターフェースを介して、前記画像データを前記印刷装置に送信する画像データ送信処理と、
    を実行する、請求項9から11のいずれか一項に記載のサーバ。
  13. 前記第1の関連情報は、前記添付データを用いて得られる画像データを含む、請求項9から11のいずれか一項に記載のサーバ。
  14. 前記制御部は、さらに、
    前記送信元メールアドレスが前記テーブルに存在しないと判定した場合に、前記電子メールの題目が前記テーブルに登録されているいずれかのユーザIDを含むか否かを判定する第2の判定処理と、
    前記題目が前記テーブルに登録されている特定ユーザIDを含むと判定する場合に、前記通信インターフェースを介して、前記第1の関連情報を含む第2の印刷指示を前記印刷装置に送信する第2の印刷指示送信処理であって、前記第2の印刷指示は、前記第1の関連情報に関連する前記添付データによって表わされる前記対象画像の印刷を前記印刷装置に実行させるための指示である、前記第2の印刷指示送信処理と、
    を実行する、請求項9から13のいずれか一項に記載のサーバ。
  15. 前記制御部は、さらに、
    前記題目が前記テーブルに登録されている前記特定ユーザIDを含むと判定した場合に、前記テーブルに登録されている特定ユーザ情報であって、前記特定ユーザIDを含む前記特定ユーザ情報に紐づけて前記送信元メールアドレスを前記メモリに記憶する第2の記憶処理と、
    前記入力ユーザ情報が前記特定ユーザ情報に一致する場合に、前記通信インターフェースを介して、第1の画面データを前記印刷装置に送信する第1の画面データ送信処理であって、前記第1の画面データは、前記特定ユーザ情報に紐づいて前記メモリに記憶されている前記送信元メールアドレスを前記テーブルに登録するか否かを選択する第1の選択画面を表わす、前記第1の画面データ送信処理と、
    前記印刷装置に表示される前記第1の選択画面において、前記送信元メールアドレスを前記テーブルに登録することが選択された場合に、前記特定ユーザ情報に紐づけて前記送信元メールアドレスを前記テーブルに登録する登録処理と、
    を実行する、請求項14に記載のサーバ。
  16. 前記制御部は、さらに、
    前記題目が前記テーブルに登録されている前記特定ユーザIDを含むと判定した場合に、前記テーブルに登録されている特定ユーザ情報であって、前記特定ユーザIDを含む前記特定ユーザ情報に紐づけて、前記第1の関連情報に関連する第2の関連情報を前記メモリに記憶する第3の記憶処理と、
    前記入力ユーザ情報が前記特定ユーザ情報に一致する場合に、前記通信インターフェースを介して、第2の画面データを前記印刷装置に送信する第2の画面データ送信処理であって、前記第2の画面データは、前記特定ユーザ情報に紐づいて前記メモリに記憶されている前記第2の関連情報に関連する前記添付データによって表わされる前記対象画像の印刷を前記印刷装置に実行させるか否かを選択する第2の選択画面を表わし、前記印刷装置に表示される前記第2の選択画面において、前記対象画像の印刷を前記印刷装置に実行させることが選択された場合に、前記印刷装置において前記対象画像の印刷が実行される、前記第2の画面データ送信処理と、
    実行する、請求項14又は15に記載のサーバ。
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