JP2019040370A - 端末装置と端末装置のためのコンピュータプログラム - Google Patents

端末装置と端末装置のためのコンピュータプログラム Download PDF

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英明 上田
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Abstract

【課題】 ユーザに無駄な操作を実行させることを抑制するための技術を提供すること。【解決手段】 端末装置は、プリンタとの通信を実行可能であるのか否かを確認するための第1の確認信号をプリンタに送信する。また、端末装置は、印刷対象の画像を表わす印刷データをメモリに記憶し、プリンタから第1の確認信号に対する第1の応答信号が受信される場合に、印刷データを特定する特定情報を印刷仲介サーバに送信し、プリンタから第1の応答信号が受信されない場合に、特定信号を印刷仲介サーバに送信しない。その後、端末装置は、プリンタへの所定の操作がユーザによって実行されることに応じて、印刷仲介サーバから所定情報を受信する場合に、特定情報によって特定される印刷データをプリンタに送信する。【選択図】図5

Description

本明細書では、印刷仲介サーバを利用してプリンタに印刷を実行させる端末装置を開示する。
特許文献1には、PCと、複合機と、印刷管理サーバと、を備えるプリントシステムが開示されている。PCは、ユーザからの印刷指示に応じて印刷データを生成し、PC内の所定の格納場所に生成済みの印刷データを格納する。次いで、PCは、印刷データに対応する書誌情報データを印刷管理サーバに送信して記憶させる。また、ユーザが複合機を操作することに応じて複合機から印刷管理サーバに印刷要求が送信される場合に、PCは、印刷管理サーバから印刷指示を受信して、格納済みの印刷データを複合機に送信する。これにより、複合機では、当該印刷データに従った印刷が実行される。
特開2009−9600号公報 特開2005−242735号公報
上記のシステムでは、PCと複合機との間の通信を実行不可能な状態では、PCは、印刷管理サーバから印刷指示を受信しても、印刷データを複合機に送信することができない。従って、ユーザが複合機を操作しても印刷データに従った印刷が複合機によって実行されないので、複合機への操作が無駄になってしまう。
本明細書では、プリンタへの所定の操作がユーザによって実行されることに応じてサーバから端末装置に所定情報が送信される場合に、端末装置からプリンタに印刷データが送信されるシステムにおいて、ユーザに無駄な操作を実行させることを抑制する技術を開示する。
本明細書では、端末装置のためのコンピュータプログラムを開示する。前記コンピュータプログラムは、前記端末装置のコンピュータを、前記端末装置の通信インターフェースを用いて、プリンタとの通信を実行可能であるのか否かを確認するための第1の確認信号を前記プリンタに送信する第1の確認信号送信部と、印刷対象の画像を表わす印刷データを前記端末装置のメモリに記憶する記憶制御部と、前記プリンタから前記第1の確認信号に対する第1の応答信号が受信される場合に、前記通信インターフェースを用いて、インターネットを介して、前記印刷データを特定する特定情報を印刷仲介サーバに送信する特定情報送信部であって、前記特定情報が前記印刷仲介サーバに送信された後に、前記特定情報に関係する関係情報が、前記印刷仲介サーバから前記プリンタに送信されて前記プリンタで表示され、前記プリンタから前記第1の確認信号に対する前記第1の応答信号が受信されない場合に、前記特定情報は前記印刷仲介サーバに送信されない、前記特定情報送信部と、前記特定情報が前記印刷仲介サーバに送信された後に、前記プリンタに表示される前記関係情報の指定を含む所定の操作がユーザによって実行されることに応じて、前記通信インターフェースを用いて、前記インターネットを介して、前記印刷仲介サーバから、前記特定情報によって特定される前記メモリ内の前記印刷データを前記端末装置から前記プリンタに送信させるための所定情報を受信する所定情報受信部と、前記印刷仲介サーバから前記所定情報が受信される場合に、前記通信インターフェースを用いて、前記特定情報によって特定される前記メモリ内の前記印刷データを前記プリンタに送信する印刷データ送信部と、として機能させる。
上記の構成によると、端末装置は、プリンタから第1の確認信号に対する第1の応答信号を受信しない場合に、特定情報を印刷仲介サーバに送信しない。これにより、特定情報に関係する関係情報がプリンタで表示されないので、ユーザは、プリンタに表示される関係情報の指定を含む所定の操作を実行することができない。従って、ユーザがプリンタへの上記の所定の操作を実行するのを抑制することができ、この結果、ユーザに無駄な操作を実行させることを抑制することができる。
上記の端末装置そのものも新規で有用である。また、上記の端末装置と他のデバイス(例えばプリンタ及び印刷仲介サーバ)とを備える通信システムも新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 実施例の概略を説明するための説明図を示す。 PCの登録処理のフローチャートを示す。 PCの監視処理のフローチャートを示す。 登録処理のケースA及びケースBのシーケンス図を示す。 監視処理のケースAのシーケンス図を示す。 監視処理のケースBのシーケンス図を示す。
(通信システム2の構成)
図1に示されるように、通信システム2は、PC10と、印刷仲介サーバ50と、プリンタ90と、AP6と、を備える。以下では、印刷仲介サーバ50を単に「サーバ50」と記載することがある。各デバイス10,90は、AP6に接続されている(即ちLAN(Local Area Networkの略)に所属している)。AP6は、インターネット4に接続されている。サーバ50は、インターネット4に接続されている。従って、各デバイス10,90は、AP6及びインターネット4を介して、サーバ50と通信可能である。
(PC10の構成)
PC10は、本実施例では、据置型の端末装置(例えばデスクトップPC等)であるが、変形例では、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA、ノートPC、タブレットPC等の可搬型の端末装置であってもよい。PC10は、MACアドレス「A」を有する。PC10は、操作部12と、表示部14と、ネットワークインターフェース16と、制御部30と、を備える。各部12〜30は、バス線(符号省略)に接続されている。以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。
操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をPC10に与えることができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。ネットワークI/F16は、AP6に対し、LANケーブルを用いて有線接続するためのI/Fである。なお、変形例では、ネットワークI/F16は、AP6に対し、無線接続するためのI/Fであってもよい。
制御部30は、CPU32と、メモリ34と、を備える。CPU32は、メモリ34に記憶されているプログラム36,38に従って、様々な処理を実行する。メモリ34は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。メモリ34は、OSプログラム36と印刷アプリケーション38(以下では単に「アプリ38」と呼ぶ)とを記憶する。OSプログラム36は、PC10の基本的な動作を実現するためのプログラムである。アプリ38は、サーバ50を利用して、プリンタ90に印刷を実行させるためのアプリケーションである。アプリ38は、例えば、プリンタ90のベンダによって提供されるインターネット上のサーバ(図示省略)からPC10にインストールされてもよいし、プリンタ90と共に出荷されるメディアからPC10にインストールされてもよい。
メモリ34は、さらに、ホットフォルダ40を記憶する。ホットフォルダ40は、印刷データを記憶しておき、トリガが与えられることに応じて当該印刷データをプリンタ90に送信するための送信元フォルダである。変形例では、印刷データが記憶されるフォルダは、ホットフォルダでなくてもよい。
(印刷仲介サーバ50の構成)
サーバ50は、PC10とプリンタ90との間で印刷を仲介するためのサーバである。サーバ50は、本実施例では、プリンタ90のベンダによってインターネット上に設置されるが、変形例では、プリンタ90のベンダとは異なる事業者によって提供されてもよい。サーバ50は、ネットワークI/F56と、制御部60と、を備える。各部56,60は、バス線(符号省略)に接続されている。ネットワークI/F56は、インターネット4に接続されている。
制御部60は、CPU62とメモリ64とを備える。CPU62は、メモリ64に格納されているプログラム66に従って、様々な処理を実行する。メモリ64は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。
(実施例の概要;図2)
続いて、図2を参照して、本実施例の概要を説明する。(1)PC10は、ユーザからジョブ登録操作を受け付ける場合に、印刷データを含む印刷ジョブを生成して、印刷ジョブをホットフォルダ40に記憶し、さらに、ジョブ登録要求をサーバ50に送信する。ジョブ登録要求は、PC10のMACアドレスと、ジョブIDと、格納情報と、を含む。ジョブIDは、印刷ジョブ(即ち印刷データ)を識別する情報であり、格納情報は、ホットフォルダ40内の印刷ジョブの格納場所を示す情報(即ちパス)である。次いで、(2)PC10は、サーバ50から、ジョブ登録通知内の各情報がサーバ50に登録されたことを示す登録通知を受信する。登録通知は、PINコードを含む。
(3)サーバ50は、PINコードがユーザによってプリンタ90に入力されることに応じて、プリンタ90からPINコードを含むジョブリスト要求を受信する。この場合、(4)サーバ50は、登録済みのジョブIDを含むジョブリストをプリンタ90に送信する。(5)サーバ50は、ジョブリスト内のジョブIDがユーザによってプリンタ90において選択されることに応じて、プリンタ90から、選択済みのジョブIDを含む印刷データ要求を受信する。
(6)PC10は、上記の(2)でサーバ50から登録通知を受信した後に、所定の期間が経過する毎に、PC10のMACアドレスを含むステータス確認をサーバ50に送信する。そして、(7)PC10は、上記の(5)でプリンタ90からサーバ50に印刷データ要求が送信された後に、サーバ50から、ステータス確認に対する応答として、ジョブID及び格納情報を受信する。この場合、(8)PC10は、受信済みのジョブID及び格納情報によって特定される印刷データをプリンタ90に送信する。この結果、プリンタ90では、印刷データに従った印刷が実行される。
上記のシステムでは、PC10がサーバ50を介してプリンタ90に印刷を実行させるので、例えば、サーバ50は、印刷データの送信元のPC10と、印刷を実行したプリンタ90と、を知ることができる。これにより、サーバ50は、PC10からプリンタ90への印刷の実行履歴等を管理することができ、例えば、当該履歴に応じて、PC10のユーザへの課金処理を実行することができる。また、上記のシステムでは、印刷データは、不特定多数のユーザによって共有され得るサーバ50に保存されることなく、PC10から同じLAN内のプリンタ90に直接送信される。このために、印刷データが第三者によって取得される可能性を低くすることができ、高セキュリティの印刷を実現することができる。
ここで、上記のシステムにおいて、PC10とプリンタ90との間の通信が実行不可能な状態では、上記の(8)において、PC10は、印刷データをプリンタ90に送信することができない。従って、ユーザがPINコードの入力操作とジョブリストからのジョブIDの選択操作とをプリンタ90に実行しても、印刷データに従った印刷がプリンタ90によって実行されないので、プリンタ90への操作が無駄になってしまう。本実施例では、このような無駄な操作をユーザに実行させることを抑制するために、PC10によって下記の図3等の処理が実行される。
(PC10の登録処理;図3)
続いて、図3を参照して、PC10のCPU32によって実行される登録処理を説明する。登録処理は、図2の(1)のジョブ登録要求をサーバ50に送信するための処理である。登録処理が実行される前に、ユーザは、サーバ50に予め登録されているユーザID及びパスワードを用いて、PC90からサーバ50にログインしている。そして、ユーザは、PC90においてアプリ38を起動させ、その後、ジョブ登録操作をPC90に実行する。ジョブ登録操作は、印刷対象の画像を表わす画像ファイルを選択する操作を含む。CPU32は、ジョブ登録操作を受け付ける場合に、アプリ38に従って、登録処理を実行する。なお、CPU32によって実行される全ての通信は、ネットワークI/F16を用いて実行される。従って、以下では、「ネットワークI/F16を用いて」という記載を省略する。
S5では、CPU32は、アプリ38のインストール時に設定されているプリンタ90のIPアドレスを送信先として、プリンタ90との通信を実行可能であるのか否かを確認するための確認信号をプリンタ90に送信する。
S10では、CPU32は、プリンタ90から確認信号に対する応答信号を受信したのか否かを判断する。CPU32は、プリンタ90から応答信号が受信される場合(S10でYES)に、プリンタ90との通信を実行可能であると判断して、S15に進む。また、CPU32は、確認信号を送信してから所定時間が経過してもプリンタ90から応答信号が受信されない場合(S10でNO)に、プリンタ90との通信を実行不可能であると判断して、S33に進む。プリンタ90との通信を実行不可能である状況は、例えば、AP6とPC10との間の接続が切断されている状況(例えばAP6の電源OFF、AP6の不具合等)、AP6とプリンタ90との間の接続が切断されている状況(例えばAP6の電源OFF、プリンタ90の電源OFF等)、AP6のプライバシーセパレータ設定がONされている状況等を含む。プライバシーセパレータ設定は、LAN内の各デバイスのそれぞれがAP6を介したインターネット4へのアクセスすることを許容するが、LAN内のデバイス同士の間での通信(即ちLAN内でのAP6を介したデータ通信の中継)を禁止するための設定である。
S15では、CPU32は、印刷ジョブを生成する。具体的には、CPU32は、まず、ジョブ登録操作で選択された画像ファイルを変換して、プリンタ90が解釈可能なデータ形式を有する印刷データを生成する。また、CPU32は、予め決められているルールに従った文字列又はランダムな文字列を生成することによって、ユニークな当該文字列を含むジョブIDを生成する。この結果、ジョブIDと印刷データとを含む印刷ジョブが生成される。
S20では、CPU32は、S15で生成された印刷ジョブをホットフォルダ40に記憶する。
S25では、CPU32は、インターネット4を介して、ジョブ登録要求をサーバ50に送信する。ジョブ登録要求は、PC10のMACアドレス「A」と、S15で生成されたジョブIDと、サーバ50にログイン中のユーザIDと、S20でホットフォルダ内に記憶された印刷ジョブのパスを示す格納情報と、を含む。この結果、サーバ50では、ジョブ登録要求内の各情報(即ち、MACアドレス「A」、ジョブID、ユーザID、格納情報)と、ステータス「Enable」と、PINコード「0001」と、が関連付けられているジョブ情報が登録される。ステータスは、ジョブ情報の状態を示す情報であり、「Enable」、「Disable」、及び、「Release」のいずれかに設定される。ステータス「Enable」は、PC10がプリンタ90へ印刷データの送信を実行可能であることを示す情報である。図3のS10において、PC10とプリンタ90との間の通信を実行可能であることが確認されているため、ジョブ情報がサーバ50に登録される際には、まず、ステータス「Enable」が設定される。PINコードは、サーバ50によって決定される認証情報であり、後述の監視処理で利用される。
S30では、CPU32は、サーバ50から、サーバ50へのジョブ情報の登録が完了したことを示す登録通知を受信する。登録通知は、当該ジョブ情報内のPINコードを含む。
S35では、CPU32は、サーバ50へのジョブ情報の登録が完了したことを示す登録画面を表示部14に表示する。登録画面は、S30で受信されたPINコードを含む。これにより、ユーザは、PINコードを知ることができ、当該PINコードをプリンタ90に入力することができる。
S10において、プリンタ90から応答信号が受信されない場合(S10でNO)には、S33では、CPU32は、プリンタ90との通信を実行不可能であることを示すエラー画面を表示部14に表示する。この場合、CPU32は、S15〜S35の処理を実行しない。これにより、PC10の処理負荷を軽減できる。S33又はS35の処理が終了すると、図3の処理が終了する。
上記のように、CPU32は、プリンタ90から応答信号が受信されない場合に、エラー画面を表示部14に表示する。これにより、ユーザは、PC10とプリンタ90との間の印刷データの通信が実行不可能であることを知ることができる。従って、ユーザがプリンタ90にPINコードの入力等の操作を実行することを抑制できる。
なお、変形例では、CPU32は、S15及びS20を実行した後に、S5及びS10の処理を実行してもよい。即ち、CPU32は、印刷ジョブをホットフォルダ40に記憶した後に、確認信号をプリンタ90に送信してもよい。この場合、CPU32は、S10でYESの場合にS25〜S35を実行し、S10でNOの場合にS33を実行する。
(PCの監視処理;図4)
続いて、図4を参照して、CPU32によって実行される監視処理を説明する。監視処理は、図3の登録処理においてジョブ情報がサーバ50に登録されること(即ちS30で登録通知を受信すること)をトリガとして、アプリ38によって開始される。
S35では、CPU32は、インターネット4を介して、ジョブ情報に含まれるステータスを確認するためのステータス確認をサーバ50に送信する。ステータス確認は、PC10のMACアドレス「A」を含む。後で説明するが、CPU32は、印刷データをプリンタ90に送信し終えるまで、所定の期間毎に、ステータス確認をサーバ50に送信する。
S40では、CPU32は、インターネット4を介して、サーバ50から、ステータス確認に対する応答としてジョブID及び格納情報を受信したのか否かを判断する。CPU32は、ジョブ情報内のステータスが、プリンタ90においてユーザによって印刷操作が実行済みであることを示す「Release」である場合には、サーバ50から、MACアドレス「A」に関連付けられているジョブID及び格納情報を受信し、S40でYESと判断してS45に進む。一方、CPU32は、ジョブ情報内のステータスが「Release」以外である場合(即ち「Enable」又は「Disable」の場合)には、サーバ50から応答を受信しない。CPU32は、ステータス確認を送信してから所定時間が経過しても応答を受信しない場合に、S40でNOと判断してS55に進む。
S45では、CPU32は、印刷データをプリンタ90に送信する。具体的には、CPU32は、まず、受信済みの格納情報を利用して、ホットフォルダ40内の印刷ジョブを取得する。そして、CPU32は、取得済みの印刷ジョブ内のジョブIDと受信済みのジョブIDとが一致するのか否かを判断し、2個のジョブIDが一致することを条件として、取得済みの印刷ジョブ内の印刷データをプリンタ90に送信する。この結果、プリンタ90では、印刷データに従った印刷が実行される。
S50では、CPU32は、S45で取得された印刷ジョブをホットフォルダ40から削除する。S50の処理が終了すると、図4の処理が終了する。即ち、CPU32は、サーバ50への定期的なステータス確認の送信を停止する。
一方、CPU32は、S40でNOと判断する場合に、S55において、プリンタ90との通信を実行可能であるのか否かを確認するための確認信号をプリンタ90に送信する。CPU32は、S40でNOと判断される毎、即ち、所定の期間が経過する毎に、S55において、確認信号をプリンタ90に送信する。
S60では、CPU32は、プリンタ90から確認信号に対する応答信号を受信したのか否かを判断する。CPU32は、プリンタ90から応答信号を受信する場合(S60でYES)に、S75に進み、確認信号を送信してから所定時間が経過してもプリンタ90から応答信号を受信しない場合(S60でNO)に、S65に進む。
S65では、CPU32は、インターネット4を介して、PC10のMACアドレス「A」を含むDisable変更要求をサーバ50に送信する。Disable変更要求は、サーバ50に登録されているジョブ情報内のステータスを、「Enable」から、PC10からプリンタ90への印刷データの送信を実行不可能であることを示す「Disable」に変更するための要求である。この場合、サーバ50では、Disable変更要求に含まれるMACアドレス「A」に関連付けられている各ジョブ情報が特定され、特定済みの各ジョブ情報内のステータスが「Enable」である場合には、当該ステータスが「Enable」から「Disable」に変更される。CPU32は、S65の処理が終了すると、S35に戻り、前回のステータス確認をサーバ50に送信してから所定の期間(例えば1分)が経過すると、ステータス確認をサーバ50に再び送信する。
一方、S75では、CPU32は、インターネット4を介して、PC10のMACアドレス「A」を含むEnable変更要求をサーバ50に送信する。Enable変更要求は、サーバ50に登録されているジョブ情報内のステータスを「Disable」から「Enable」に変更するための要求である。この場合、サーバ50では、Enable変更要求に含まれるMACアドレス「A」に関連付けられている各ジョブ情報が特定され、特定済みの各ジョブ情報内のステータスが「Disable」である場合には、当該ステータスが「Disable」から「Enable」に変更される。CPU32は、S65の処理が終了すると、S35に戻り、前回のステータス確認をサーバ50に送信してから所定の期間が経過すると、ステータス確認をサーバ50に再び送信する。
(具体的なケース;図5)
続いて、図5を参照して、図3の登録処理によって実現される具体的なケースを説明する。サーバ50にログインするためのユーザ情報として、ユーザID「U」及びパスワード「P」がサーバ50に予め登録されている。以下では、理解の容易化のために、各デバイスのCPU(例えばPC10のCPU32、サーバ50のCPU62)が実行する動作を、CPUを主体として記載せずに、各デバイス(例えば、PC10、サーバ50)を主体として記載する。まず、PC10がプリンタ90から確認信号に対する応答信号を受信するケースAを説明する。
T10では、PC10は、ユーザによってアプリ38が起動され、ユーザからユーザID「U」及びパスワード「P」の入力を受け付けることに応じて、ユーザID「U」及びパスワード「P」を含むログイン要求をサーバ50に送信する。これにより、PC10からサーバ50へのログインが実行される。
PC10は、T20において、ユーザからジョブ登録操作を受け付けることに応じて、T22において、確認信号をプリンタ90に送信する(図3のS5)。ここで、アプリ38が起動される際に、ジョブ登録操作を受け付ける前に、確認信号が送信される比較例が想定される。ただし、比較例では、ユーザがジョブ登録操作を実行しない場合には、確認信号の送信が無駄になってしまう。これに対し、本実施例では、ジョブ登録操作を受け付けることに応じて、確認信号をプリンタ90に送信するので、確認信号の送信が無駄になることを抑制することができる。なお、本実施例に代えて、上記の比較例が採用されてもよい。
本ケースAでは、PC10は、プリンタ90との通信を実行可能である。このために、T30では、PC10は、プリンタ90から応答信号を受信し、プリンタ90との通信が実行可能であると判断する(S10でYES)。この場合、PC10は、T40において、印刷データPDとジョブID「J」とを含む印刷ジョブを生成し(S15)、T42において、生成済みの印刷ジョブをホットフォルダ40に格納する(S20)。そして、T50では、PC10は、ジョブ登録要求をサーバ50に送信する(S25)。ジョブ登録要求は、PC10のMACアドレス「A」と、ジョブID「J」と、サーバ50にログイン中のユーザID「U」(T10参照)と、ホットフォルダ40内の印刷ジョブのパスを示す格納情報「X」と、を含む。
サーバ50は、PC10からジョブ登録要求を受信する場合に、T60において、ジョブ登録要求内の各情報と、ステータス「Enable」と、PINコード「0001」と、が関連付けられたジョブ情報を登録する。そして、T70において、サーバ50は、PINコード「0001」を含む登録通知をPC10に送信する。
T70では、PC10は、サーバから、PINコード「0001」を含む登録通知を受信する(S30)。この場合、PC10は、PINコード「0001」を含む登録画面を表示する(S35)。
続いて、PC10がプリンタ90から確認信号に対する応答信号を受信しないケースBを説明する。本ケースBでは、例えば、プリンタ90の電源がOFFされている等の原因によって、PC10は、プリンタ90との通信を実行不可能である。このために、PC10は、T102において、確認信号をプリンタ90に送信しても、確認信号がプリンタ90によって受信されないので、プリンタ90から応答信号を受信しない(S10でNO)。この場合、T110では、PC10は、エラー画面を表示する(S33)。これにより、ユーザは、プリンタ90において印刷を実行不可能であることを知ることができる。T110が実行された後に、T40〜T70に相当する処理は実行されない。
(監視処理;図6及び図7)
続いて、図6及び図7を参照して、図4の監視処理によって実現される具体的なケースを説明する。図6及び図7の処理は、図5のケースAでジョブ情報がサーバ50に登録された後に実行される。
(ケースA;図6)
まず、図6を参照して、プリンタ90において印刷が実行される前に、PC10とプリンタ90との間の通信が実行不可能な状況にならないケースAを説明する。プリンタ90は、T200において、ユーザからPINコード「0001」の入力を含む印刷操作を受け付ける場合に、T202において、PINコード「0001」を含むジョブリスト要求をサーバ50に送信する。
サーバ50は、T202において、プリンタ90からジョブリスト要求を受信する場合に、T210において、ジョブリストをプリンタ90に送信する。具体的には、サーバ50は、まず、ジョブリスト要求に含まれるPINコード「0001」に関連付けられているジョブ情報をメモリ64から取得する。次いで、サーバ50は、取得済みのジョブ情報に含まれるジョブID「J」とステータス「Enable」とが関連付けられた関連情報を含むジョブリストをプリンタ90に送信する。なお、ユーザID「U」によって識別されるユーザが複数個のジョブ情報をサーバ50に登録済みである場合、即ち、PINコード「0001」に関連付けられている複数個のジョブ情報が存在する場合には、ジョブリストは、複数個のジョブ情報に対応する複数個の関連情報を含む。
プリンタ90は、T210において、サーバ50からジョブリストを受信する場合に、T220において、ジョブリストを表示する。ここで、プリンタ90は、ステータス「Enable」に関連付けられているジョブID「J」を選択可能な態様を有するジョブリストを表示する。仮に、ジョブリストがステータス「Disable」とジョブIDとが関連付けられている関連情報を含む場合は、プリンタ90は、当該ジョブIDを選択不可能な態様(例えばグレーアウト)を有するジョブリストを表示する。そして、プリンタ90は、T230において、ユーザによってジョブID「J」が選択される場合に、T232において、選択済みのジョブID「J」を含む印刷データ要求をサーバ50に送信する。
サーバ50は、T232において、プリンタ90から印刷データ要求を受信する場合に、T240において、印刷データ要求に含まれるジョブID「J」に関連付けられているステータスを「Enable」から「Release」に変更する。
T250では、PC10は、PC10のMACアドレス「A」を含むステータス確認をサーバ50に送信する(S35)。
サーバ50は、T250において、PC10からステータス確認を受信する場合に、ステータス確認内のMACアドレス「A」を含むジョブ情報を取得し、取得済みのジョブ情報内のステータスが「Release」であるのか否かを判断する。本ケースAでは、ステータスが「Release」であるので(T240参照)、T260において、サーバ50は、ステータス確認に対する応答として、取得済みのジョブ情報内のジョブID「J」及び格納情報「X」をPC10に送信する。ただし、ステータスが「Enable」又は「Disable」である場合には、サーバ50は、ステータス確認に対する応答をPC10に送信しない。
PC10は、T260において、サーバ50からジョブID「J」及び格納情報「X」を受信する場合(S40でYES)に、T270において、ジョブID「J」及び格納情報「X」によって特定される印刷データPDをプリンタ90に送信する(S45)。次いで、T272では、PC10は、印刷ジョブをメモリ34から削除する(S50)。
プリンタ90は、T270において、PC10から印刷データPDを受信する場合に、T280において、印刷データPDに従った印刷を実行する。ここで、ユーザは、T200及びT230の操作を実行する際に、プリンタ90の近傍に位置する。T230の操作が実行されてからT280の印刷が実行されるまでの時間はそれほど長くない。従って、ユーザがプリンタ90の近傍に位置する状態において、プリンタ90から印刷物が排出される可能性が高い。このために、第三者によって印刷物が持ち去られることを抑制することができる。次いで、T290では、プリンタ90は、ジョブID「J」を含む印刷完了通知をサーバ50に送信する。
サーバ50は、T290において、プリンタ90から印刷完了通知を受信する場合に、T292において、印刷完了通知内のジョブID「J」を含むジョブ情報をメモリ64から削除する。これにより、サーバ50を介した印刷が完了する。
(ケースB;図7)
続いて、図7を参照して、PC10とプリンタ90との間の通信が実行不可能な状況になるケースBを説明する。本ケースBでは、ジョブ情報がサーバ50に登録された後に、T300において、AP6のプライバシーセパレータ設定が「ON」に変更されることによって、PC10とプリンタ90との間の通信が実行不可能な状況になる。
T310では、PC10は、プリンタ90のIPアドレスを送信先として確認信号を送信するが(図4のS55)、AP6のプライバシーセパレータ設定が「ON」であるので、AP6からプリンタ90に確認信号が転送されない。この結果、PC10は、プリンタ90から応答信号を受信しない(S60でNO)。この場合、T330では、PC10は、PC10のMACアドレス「A」を含むDisable変更要求をサーバ50に送信する(S65)。この結果、T340では、サーバ50において、Disable変更要求に含まれるMACアドレス「A」に関連付けられているステータスが「Enable」から「Disable」に変更される。
T350〜T360は、ジョブリストに含まれるステータスが「Disable」である点を除いて、図6のT200〜T210と同様である。T370では、プリンタ90は、ジョブID「J」を選択不可能な態様を有するジョブリストを表示する。これにより、ユーザによってジョブID「J」が選択されないので、ジョブID「J」が選択されたにも関わらず、PC10からプリンタ90に印刷データPDが送信されないという事象の発生を抑制することができる。
その後、T380において、AP6のプライバシーセパレータ設定が「ON」から「OFF」に変更される。これにより、PC10は、プリンタ90との通信を実行不可能な状態から、プリンタ90との通信を実行可能な状態に変更される。T390では、PC10は、確認信号をプリンタ90に送信し(S55)、T400において、プリンタ90から応答信号を受信する(S60)。この場合、T410では、PC10は、PC10のMACアドレス「A」を含むEnable変更要求をサーバ50に送信する(S75)。この結果、T420では、サーバ50において、Enable変更要求に含まれるMACアドレス「A」に関連付けられているステータスが「Disable」から「Enable」に変更される。その後、図6のT200〜T292と同様の処理が実行され、プリンタ90において印刷データPDに従った印刷が実行される。
(本実施例の効果)
本実施例では、PC10は、プリンタ90から確認信号に対する応答信号を受信する場合(図5のT30)に、ジョブID「J」及び格納情報「X」をサーバ50に送信する(T50)。そして、PC10は、印刷操作及びジョブID「J」の選択操作(図6のT200、T230)がプリンタ90に実行される場合に、サーバ50からジョブID「J」及び格納情報「X」を受信し(T260)、印刷データPDをプリンタ90に送信する。これにより、サーバ50を利用した印刷をプリンタ90に実行させることができる。一方、PC10は、プリンタ90から確認信号に対する応答信号を受信しない場合(図5のT102)に、ジョブID「J」及び格納情報「X」をサーバ50に送信しない(図5のケースB)。これにより、ジョブID「J」がサーバ50からプリンタ90に送信されないので、ユーザは、プリンタ90においてジョブID「J」を選択することができない。従って、ユーザがプリンタ90へのジョブID「J」の選択操作を実行するのを抑制することができ、この結果、ユーザに無駄な操作を実行させることを抑制することができる。このように、本実施例によると、プリンタ90への所定の操作がユーザによって実行されることに応じてサーバ50からPC10にジョブID「J」及び格納情報「X」が送信される場合に、PC10からプリンタ90に印刷データPDが送信されるシステムにおいて、ユーザに無駄な操作を実行させることを抑制することができる。
(対応関係)
PC10、ネットワークI/F16が、それぞれ、「端末装置」、「通信インターフェース」の一例である。図5のT22の確認信号、T30の応答信号が、それぞれ、「第1の確認信号」、「第1の応答信号」の一例である。T50のジョブ登録要求内のジョブID「J」及び格納情報「X」が、「特定情報」の一例である。図6のT200及びT230の操作が、「所定の操作」の一例である。T260でサーバ50から受信されるジョブID「J」及び格納情報「X」が、「所定情報」の一例である。ジョブID「J」が、「データ識別情報」及び「関係情報」の一例である。図4のS55で送信される確認信号、S60で受信される応答信号が、それぞれ、「第2の確認信号」、「第2の応答信号」の一例である。ステータス「Enable」、ステータス「Disable」、ステータス「Release」が、それぞれ、「第1の状態情報」、「第2の状態情報」、「第3の状態情報」の一例である。Disable変更要求、Enable変更要求が、それぞれ、「第1の変更指示」、「第2の変更指示」の一例である。T20のジョブ登録操作が、「記憶指示」の一例である。S35のステータス確認が、「内容確認要求」の一例である。
図3のS5の処理、S20の処理、S25の処理が、それぞれ、「第1の確認信号送信部」、「記憶制御部」、「特定情報送信部」によって実行される処理の一例である。図4のS40の処理、S45の処理が、それぞれ、「所定情報受信部」、「印刷データ送信部」によって実行される処理の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)図5のT50において、PC10は、格納情報「X」を含むがジョブID「J」を含まないジョブ登録要求をサーバ50に送信してもよい。この場合、T60において、サーバ50では、格納情報「X」を含むがジョブID「J」を含まないジョブ情報が登録される。PC10は、図6のT260において、ステータス確認の応答としてジョブID「J」を受信せずに格納情報「X」を受信し、T270において、格納情報「X」によって特定される印刷データPDをプリンタ90に送信する。本変形例では、格納情報「X」が「特定情報」の一例であり、「生成部」を省略可能である。
(変形例2)図5のT50において、PC10は、ジョブID「J」を含むが格納情報「X」を含まないジョブ登録要求をサーバ50に送信してもよい。この場合、PC10は、T42において、印刷ジョブをホットフォルダ40に記憶する際に、さらに、ジョブID「J」と格納情報「X」とを関連付けてメモリ34に記憶する。また、T60において、サーバ50では、ジョブID「J」を含むが格納情報「X」を含まないジョブ情報が登録される。PC10は、図6のT260において、ステータス確認の応答として格納情報「X」を受信せずにジョブID「J」を受信し、T270において、メモリ34においてジョブID「J」に関連付けられている格納情報「X」によって特定される印刷データPDをプリンタ90に送信する。本変形例では、ジョブID「J」が「特定情報」の一例である。
(変形例3)図4のS40でNOの場合に、S55〜S75の処理が実行されることなく、S35に戻るように構成されてもよい。本変形例では、「第2の確認信号送信部」、「第1の変更指示送信部」、及び、「第2の変更指示送信部」を省略可能である。
(変形例4)図5のT60でジョブ情報がサーバ50に登録された後に、PC10とサーバ50との間に、いわゆる常時接続であるXMPP(eXtensible Messaging and Presence Protocolの略)接続が確立されてもよい。これにより、サーバ50は、PC10からステータス確認(図6のT250参照)を受信することに応じてジョブID「J」等を送信しなくても、XMPP接続を利用すれば、PC10が所属するLANのファイヤウォールを越えて、ジョブID「J」等をPC10に自発的に送信することができる。従って、本変形例では、サーバ50は、図6のT240でステータスを「Release」に変更することに応じて、XMPP接続を利用して、ジョブID「J」等をPC10に自発的に送信する。PC10がステータス確認をサーバ50に送信せずに済むので、図4のS35を省略可能である。即ち、本変形例では、「内容確認要求送信部」を省略可能である。
(変形例5)図6のT250において、PC10は、ジョブID「J」を含むステータス確認をサーバ50に送信してもよい。また、サーバ50は、当該ステータス要求に対する応答として、ジョブID「J」及び格納情報「X」をPC10に送信せずに、ジョブID「J」に関連付けられているステータス「Release」をPC10に送信してもよい。PC10は、ステータス確認に対する応答としてステータス「Release」を受信する場合に、印刷データPDをプリンタ90に送信し、ステータス確認に対する応答としてステータス「Release」以外のステータス「Enable」又は「Disable」を受信する場合に、印刷データPDをプリンタ90に送信しなくてもよい。本変形例では、ステータス「Release」が、「所定情報」の一例である。
(変形例6)サーバ50は、図6のT210において、ジョブID「J」に代えて格納情報「X」を含むジョブリストをプリンタ90に送信してもよい。この結果、プリンタ90では、格納情報「X」を選択可能な態様を有するジョブリストが表示され、T230で格納情報「X」が選択される場合に、T232において、格納情報「X」を含む印刷データ要求がプリンタ90からサーバ50に送信される。そして、サーバ50は、T240において、格納情報「X」に関連付けられているステータスを「Release」に変更する。本変形例では、格納情報「X」が、「関係情報」の一例である。また、別の変形例では、サーバ50は、図6のT210において、ジョブID「J」に代えてファイル名(即ち格納情報「X」のうちの最後のスラッシュの後ろの文字列)を含むジョブリストをプリンタ90に送信してもよい。この結果、プリンタ90では、当該ファイル名を選択可能な態様を有するジョブリストが表示され、T230で当該ファイル名が選択される場合に、T232において、選択済みのファイル名を含む印刷データ要求がプリンタ90からサーバ50に送信される。そして、サーバ50は、T240において、選択済みのファイル名を含む格納情報「X」に関連付けられているステータスを「Release」に変更する。本変形例では、ファイル名が、「関係情報」の一例である。
(変形例7)「プリンタ」は、プリンタ90に限られず、印刷機能と他の機能(例えば、スキャン機能、FAX機能等)とを実行可能な多機能機であってもよい。
(変形例8)各実施例では、CPU32がソフトウェア(即ちアプリ38)を実行することによって、図3〜図7の各処理が実現される。これに代えて、図3〜図7の各処理のうちの少なくとも1つの処理は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、4:インターネット、6:AP、10:PC、12、操作部、14:表示部、16,56:ネットワークインターフェース、30,60:制御部、32,62:CPU、34,64:メモリ、36:OSプログラム、38:印刷アプリケーション、40:ホットフォルダ、50:印刷仲介サーバ、66:プログラム、90:プリンタ

Claims (10)

  1. 端末装置のコンピュータを、
    前記端末装置の通信インターフェースを用いて、プリンタとの通信を実行可能であるのか否かを確認するための第1の確認信号を前記プリンタに送信する第1の確認信号送信部と、
    印刷対象の画像を表わす印刷データを前記端末装置のメモリに記憶する記憶制御部と、
    前記プリンタから前記第1の確認信号に対する第1の応答信号が受信される場合に、前記通信インターフェースを用いて、インターネットを介して、前記印刷データを特定する特定情報を印刷仲介サーバに送信する特定情報送信部であって、前記特定情報が前記印刷仲介サーバに送信された後に、前記特定情報に関係する関係情報が、前記印刷仲介サーバから前記プリンタに送信されて前記プリンタで表示され、前記プリンタから前記第1の確認信号に対する前記第1の応答信号が受信されない場合に、前記特定情報は前記印刷仲介サーバに送信されない、前記特定情報送信部と、
    前記特定情報が前記印刷仲介サーバに送信された後に、前記プリンタに表示される前記関係情報の指定を含む所定の操作がユーザによって実行されることに応じて、前記通信インターフェースを用いて、前記インターネットを介して、前記印刷仲介サーバから、前記特定情報によって特定される前記メモリ内の前記印刷データを前記端末装置から前記プリンタに送信させるための所定情報を受信する所定情報受信部と、
    前記印刷仲介サーバから前記所定情報が受信される場合に、前記通信インターフェースを用いて、前記特定情報によって特定される前記メモリ内の前記印刷データを前記プリンタに送信する印刷データ送信部と、
    として機能させる、コンピュータプログラム。
  2. 前記コンピュータプログラムは、前記端末装置のコンピュータを、さらに、
    前記プリンタから前記第1の確認信号に対する前記第1の応答信号が受信されない場合に、前記プリンタとの通信を実行不可能であることを示すエラー画面を前記端末装置の表示部に表示する表示制御部として機能させる、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  3. 前記コンピュータプログラムは、前記端末装置のコンピュータを、さらに、
    前記プリンタから前記第1の確認信号に対する前記第1の応答信号が受信される場合に、前記印刷データを識別するデータ識別情報を生成する生成部として機能させ、
    前記特定情報送信部は、前記データ識別情報を含む前記特定情報を前記印刷仲介サーバに送信し、
    前記関係情報は、前記データ識別情報である、請求項1又は2に記載のコンピュータプログラム。
  4. 前記コンピュータプログラムは、前記端末装置のコンピュータを、さらに、
    前記特定情報が前記印刷仲介サーバに送信された後に、前記通信インターフェースを用いて、前記プリンタとの通信を実行可能であるのか否かを確認するための第2の確認信号を前記プリンタに送信する第2の確認信号送信部と、
    前記プリンタから前記第2の確認信号に対する第2の応答信号が受信されない場合に、前記通信インターフェースを用いて、前記インターネットを介して、前記印刷仲介サーバにおいて前記特定情報に関連付けられている状態情報を変更するための第1の変更指示を前記印刷仲介サーバに送信する第1の変更指示送信部であって、前記印刷仲介サーバでは、前記端末装置から前記第1の変更指示が受信される場合に、前記特定情報に関連付けられている前記状態情報が、前記端末装置から前記プリンタへの前記印刷データの送信を実行可能であることを示す第1の状態情報から、前記端末装置から前記プリンタへの前記印刷データの送信を実行不可能であることを示す第2の状態情報に変更される、前記第1の変更指示送信部と、
    として機能させる、請求項1から3のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  5. 前記第2の確認信号送信部は、前記特定情報が前記印刷仲介サーバに送信された後に、所定の期間が経過する毎に、前記第2の確認信号を前記プリンタに送信する、請求項4に記載のコンピュータプログラム。
  6. 前記コンピュータプログラムは、前記端末装置のコンピュータを、さらに、
    前記第1の変更指示が前記印刷仲介サーバに送信された後に、前記プリンタから前記第2の確認信号に対する前記第2の応答信号が受信される場合に、前記通信インターフェースを用いて、前記インターネットを介して、前記印刷仲介サーバにおいて前記特定情報に関連付けられている前記状態情報を変更するための第2の変更指示を前記印刷仲介サーバに送信する第2の変更指示送信部であって、前記印刷仲介サーバでは、前記端末装置から前記第2の変更指示が受信される場合に、前記特定情報に関連付けられている前記状態情報が前記第2の状態情報から前記第1の状態情報に変更される、前記第2の変更指示送信部として機能させる、請求項4又は5に記載のコンピュータプログラム。
  7. 前記第1の確認信号送信部は、前記コンピュータプログラムが起動された後に、前記端末装置のユーザから、前記メモリへの前記印刷データの記憶を指示するための記憶指示が受け付けられる場合に、前記第1の確認信号を前記プリンタに送信する、請求項1から6のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  8. 前記プリンタから前記第1の確認信号に対する前記第1の応答信号が受信されない場合に、前記印刷データは前記メモリに記憶されない、請求項1から7のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  9. 前記コンピュータプログラムは、前記端末装置のコンピュータを、さらに、
    前記特定情報が前記印刷仲介サーバに送信された後に、前記通信インターフェースを用いて、前記インターネットを介して、前記印刷仲介サーバにおいて前記特定情報に関連付けられている状態情報の内容を確認するための内容確認要求を前記印刷仲介サーバに繰り返し送信する内容確認要求送信部として機能させ、
    前記所定情報受信部は、前記印刷仲介サーバが、前記端末装置から前記内容確認要求を受信する際に、前記特定情報に関連付けて、前記プリンタへの前記所定の操作が実行済みであることを示す第3の状態情報を記憶している場合に、前記印刷仲介サーバから前記所定情報を受信し、
    前記印刷仲介サーバが、前記端末装置から前記内容確認要求を受信する際に、前記特定情報に関連付けて前記第3の状態情報を記憶していない場合に、前記所定情報は受信されない、請求項1から8のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  10. 端末装置であって、
    通信インターフェースと、
    メモリと、
    前記通信インターフェースを用いて、プリンタとの通信を実行可能であるのか否かを確認するための第1の確認信号を前記プリンタに送信する第1の確認信号送信部と、
    印刷対象の画像を表わす印刷データを前記メモリに記憶する記憶制御部と、
    前記プリンタから前記第1の確認信号に対する第1の応答信号が受信される場合に、前記通信インターフェースを用いて、インターネットを介して、前記印刷データを特定する特定情報を印刷仲介サーバに送信する特定情報送信部であって、前記特定情報が前記印刷仲介サーバに送信された後に、前記特定情報に関係する関係情報が、前記印刷仲介サーバから前記プリンタに送信されて前記プリンタで表示され、前記プリンタから前記第1の確認信号に対する前記第1の応答信号が受信されない場合に、前記特定情報は前記印刷仲介サーバに送信されない、前記特定情報送信部と、
    前記特定情報が前記印刷仲介サーバに送信された後に、前記プリンタに表示される前記関係情報の指定を含む所定の操作がユーザによって実行されることに応じて、前記通信インターフェースを用いて、前記インターネットを介して、前記印刷仲介サーバから、前記特定情報によって特定される前記メモリ内の前記印刷データを前記端末装置から前記プリンタに送信させるための所定情報を受信する所定情報受信部と、
    前記印刷仲介サーバから前記所定情報が受信される場合に、前記通信インターフェースを用いて、前記特定情報によって特定される前記メモリ内の前記印刷データを前記プリンタに送信する印刷データ送信部と、
    を備える、端末装置。
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