JP7205510B2 - 燃料ホースの配索構造 - Google Patents

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Description

本開示は燃料ホースの配索構造に関する。
トラック等の車両のラダーフレームは、前後方向に延びる左右一対のサイドメンバと、これらサイドメンバ間に掛け渡される複数のクロスメンバとを備える。内燃機関たるエンジンは、左右のサイドメンバ間に配置される。また、燃料タンクは、一方のサイドメンバの車幅方向外方に配置される。燃料タンクとエンジンをつなぐ燃料ホースは、一方のサイドメンバに車幅方向に貫通して設けられた挿通孔に挿通される。
特開2007-187099号公報 特開2012-111281号公報 特開2012-184705号公報
ところで、設計の制約上、燃料ホースを挿通させるための挿通孔をサイドメンバに設けられない場合がある。一方、燃料ホースを配索可能なスペースが、サイドメンバの下方又は上方に存在する場合もある。しかし、燃料ホースが周辺部品等に干渉するおそれがある。
そこで本開示は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、周辺部品等への干渉を防ぎつつ、燃料ホースをサイドメンバ下方又は上方のスペースに配索できる燃料ホースの配索構造を提供することにある。
本開示の一の態様によれば、ラダーフレームと、
前記ラダーフレームの左右一対のサイドメンバ間に配設される内燃機関と、
前記左右一対のサイドメンバのうちいずれか一方のサイドメンバの車幅方向外方に配設される燃料タンクと、
前記内燃機関に一端を接続され、前記燃料タンクに他端を接続される燃料ホースと、
前記一方のサイドメンバに設けられ前記燃料ホースを支持するための支持ブラケットとを備え、
前記燃料ホースは、前記一方のサイドメンバの車幅方向外方及び車幅方向内方間に跨がって配索されると共に、前記一方のサイドメンバの下方又は上方を通るように配索され、
前記支持ブラケットは、前記一方のサイドメンバの車幅方向外方の位置にて前記燃料ホースを固定する外側固定部と、前記一方のサイドメンバの車幅方向内方の位置にて前記燃料ホースを固定する内側固定部とを備えたことを特徴とする燃料ホースの配索構造が提供される。
好ましくは、前記燃料ホースは、前記一方のサイドメンバの下方を通るように配索され、前記支持ブラケットは、前記一方のサイドメンバのウェブに、前記一方のサイドメンバの車幅方向外方に位置して締結される締結部と、前記締結部から車幅方向外方に延びる外延部と、前記外延部に接続され前記ウェブから離間して配置される前記外側固定部と、前記外側固定部に接続され、前記一方のサイドメンバの下方を横断する横断部と、前記横断部に接続される前記内側固定部とを備える。
好ましくは、前記横断部は、前記一方のサイドメンバの下フランジに当接される。
好ましくは、前記横断部の車幅方向両側の端には、上方に屈曲されると共に断面円弧状に形成される屈曲部が形成され、前記屈曲部の外周面には、前記燃料ホースが当接されて保持される。
好ましくは、前記外側固定部及び前記内側固定部には、留め孔が貫通して設けられ、前記燃料ホースには、前記外側固定部に固定される外側固定具が設けられると共に、前記内側固定部に固定される内側固定具が設けられ、前記外側固定具及び前記内側固定具は、前記留め孔に挿通される挿通ロッド部と、前記挿通ロッド部に設けられ前記留め孔に挿通された挿通ロッド部の抜き方向の移動を止める爪部とを備える。
上記の態様によれば、周辺部品等への干渉を防ぎつつ、燃料ホースをサイドメンバ下方又は上方のスペースに配索できる。
本開示の一実施の形態に係る燃料ホースの配索構造の概略上面図である。 図1の要部斜視図である。 支持ブラケットの斜視図である。 図2のA-A線矢視図である。 図4の上面図である。 支持ブラケットの変形例を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して本開示の実施形態を説明する。なお、後述する実施の形態における前後左右上下の各方向は、車両の各方向をいうものとする。ただし、本実施の形態における各方向は、説明の便宜のために用いるものであり、後述する部材間の相対的な位置関係を表す。
図1は本実施の形態に係る燃料ホース1s、1rの配索構造を上方から視た図である。図2は図1の要部を斜め右方かつ後方から視た斜視図である。
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る燃料ホース1s、1rの配索構造は、ラダーフレーム3、内燃機関4及び燃料タンク5を備える車両2に適用される。
燃料ホース1s、1rの配索構造は、ラダーフレーム3と、ラダーフレーム3のサイドメンバ6、7間に配設される内燃機関4と、左側のサイドメンバ6(以下、左サイドメンバ6という)の車幅方向外方(左方)に配設される燃料タンク5と、内燃機関4に一端を接続され、他端を燃料タンク5に接続される燃料ホース1s、1rと、左サイドメンバ6に設けられ燃料ホース1s、1rを支持するための支持ブラケット8とを備える。
ラダーフレーム3は、前後方向に延びる左右一対のサイドメンバ6、7と、サイドメンバ6、7間に掛け渡して設けられる複数のクロスメンバ9とを備える。
図2及び図4に示すように、左右のサイドメンバ6、7は、断面C字状に形成され、C字の開口を互いに対向させるように配置される。具体的には、左右のサイドメンバ6、7は、前後方向に延びると共に上下方向に延びるウェブ10と、ウェブ10の上端から車幅方向内方(右方)に延びると共に前後方向に延びる上フランジ11と、ウェブ10の下端から車幅方向内方に延びると共に前後方向に伸びる下フランジ12とを備える。
クロスメンバ9は、断面C字状に形成され左右方向に延びるクロスメンバ本体9aと、クロスメンバ本体9aの上面に設けられサイドメンバ6、7の上フランジ11に接合される上ガセットプレート9bと、クロスメンバ本体9aの下面に設けられサイドメンバ6、7の下フランジ12に接合される下ガセットプレート9cとを備える。クロスメンバ本体9aは、C字の開口を前方又は後方に向けて配置される。上ガセットプレート9b及び下ガセットプレート9cは、クロスメンバ本体9aから車幅方向外方に延出される。これにより、クロスメンバ本体9aとサイドメンバ6、7のウェブ10との間には、燃料ホース1s、1r等を通すための間隙13が形成される。
内燃機関4は、車両に搭載された多気筒の圧縮着火式内燃機関、すなわちディーゼルエンジンである。図示例は直列4気筒エンジンを示すが、エンジンのシリンダ配置形式、気筒数等は任意である。また、内燃機関4は軽油以外の燃料で作動する他のエンジン、例えば、ガソリンエンジン、CNGエンジン等であってもよい。
燃料タンク5は、内燃機関4に供給するための燃料を収容する。また、燃料タンク5には、後述する供給用燃料ホース1sを接続するための燃料供給管14が一体に設けられると共に、後述する戻し用燃料ホース1rを接続するための燃料戻し管15が一体に設けられる。燃料供給管14及び燃料戻し管15は、金属にて形成され、燃料タンク5内に上方から下方に挿入して設けられる。すなわち、燃料供給管14及び燃料戻し管15は、燃料タンクの上面から上方に延びる。また、燃料タンク5は、取付ブラケット16(図1参照)を介して左サイドメンバ6に取り付けられる。取付ブラケット16は、上下方向に延び左サイドメンバ6のウェブ10に取り付けられる基部16aと、基部16aの下端から車幅方向外方に延びて形成され燃料タンク5を載置する腕部(図示せず)とを備える。取付ブラケット16は、ウェブ10に前後方向に間隔を隔てて複数取り付けられる。これにより、取付ブラケット16の基部16a間には、燃料ホース1s、1rを上下方向に通すための空隙17が形成される。空隙17の右端は左サイドメンバ6で区画され、空隙17の左端は燃料タンク5で区画される。
本実施の形態において、燃料ホース1s、1rの用途は二つある。一つ目の用途は、燃料タンク5から内燃機関4に燃料を供給する用途である。かかる用途に用いる燃料ホースを供給用燃料ホース1sと称する。二つ目の用途は、内燃機関4の燃料噴射装置(図示せず)で余った燃料を燃料タンク5に戻す用途である。かかる用途に用いる燃料ホースを戻し用燃料ホース1rと称する。供給用燃料ホース1s及び戻し用燃料ホース1rは、同様の構造であり、両端部を除いて概ね共通の経路に同様に配索される。このため、以下の説明においては、特に必要がない限り、供給用燃料ホース1sを「燃料ホース1s」と称して説明し、戻し用燃料ホース1rについては説明を省略する。なお、以下の説明及び図面における供給用燃料ホース1sの各部を表す符号には、添え字「s」を付し、戻し用燃料ホース1rの各部を表す符号には、添え字「r」を付して区別する。すなわち、添え字「s」、「r」のみが異なる「18s」、「18r」等の符号は、用途が異なる同様の部材であることを表す。また、供給用燃料ホース1sの各部を表現する場合、上述の符号ルールに従って表現する。よって、「戻し用燃料ホース1rの」のような表現は省略する。
燃料ホース1sは、燃料タンク5に接続されると共に、左サイドメンバ6の車幅方向外方及び車幅方向内方間に跨がって配索される第1配索部18sと、第1配索部18sから左サイドメンバ6のウェブ10に沿って前方に延びる第2配索部19sと、第2配索部19sから車幅方向内方に延び内燃機関4に接続される第3配索部20sとを備える。
ところで、設計の制約上、第1配索部18s、18rを挿通させるための挿通孔(図示せず)を左サイドメンバ6に設けられない場合がある。このような場合、第1配索部18s、18rを左サイドメンバ6の車幅方向外方及び車幅方向内方間に跨がって配索する適当な手段が存在しなかった。
そこで、本実施の形態では、第1配索部18s、18rは、後述する支持ブラケット8に支持されつつ左サイドメンバ6の下方を横断するように配索される。また、支持ブラケット8は、左サイドメンバ6の車幅方向外方の位置にて第1配索部18s、18rを固定する外側固定部30と、左サイドメンバ6の車幅方向内方の位置にて第1配索部18s、18rを固定する内側固定部32とを備える。これにより、第1配索部18s、18rを、その形状を一定に保ちつつ左サイドメンバ6の下方に通すことができ、第1配索部18s、18rが周辺部品に干渉することを防止又は抑制しつつ燃料ホース1s、1rの配索を成立させることができる。
第1配索部18s、第2配索部19s及び第3配索部20sは、予め別体に形成されており、配索時に一本に連結される。第3配索部20sは屈曲自在に形成される。第3配索部20sは、一端を内燃機関4に接続され、他端を第2配索部19sに接続される。第2配索部19sは、予め形状が決められた成形ホースで構成され、左サイドメンバ6の車幅方向内方のウェブ10に沿って設けられる。なお、第2配索部19sは、屈曲自在なホースで構成されてもよい。また、第2配索部19sと第3配索部20sは一体に形成されてもよい。
第1配索部18sの一端は、燃料タンク5の燃料供給管14に接続される。また、第1配索部18sの他端は、第2配索部19sに接続される。
また、第1配索部18sは、ゴム等の軟質の樹脂にて屈曲自在に形成される。第1配索部18sは、断面円形に形成され、第1配索部18sの外周には、プロテクタ40sが設けられる。プロテクタ40sは、第1配索部18sの外周を覆う管状に形成される。また、プロテクタ40sは、軟質な樹脂で屈曲自在に形成されると共に、径方向内方に弾性的に変形可能に形成される。これにより、配索作業中に第1配索部18sが周辺部品等に当たった場合でも第1配索部18sの損傷を抑制でき、第1配索部18sを容易に配索できる。
図4及び図5に示すように、第1配索部18s、18rには、後述する支持ブラケット8に留められる外側固定具21及び内側固定具22が設けられる。外側固定具21は、左サイドメンバ6より車幅方向外方に位置される第1配索部18s、18rの束23の外周に巻回して設けられるバンド部24と、バンド部24から車幅方向内方に延びて形成される挿通ロッド部25と、挿通ロッド部25に設けられる爪部26とを備える。第1配索部18s、18rは、バンド部24に束ねられることによって互いに干渉し合い、第1配索部18s、18rの形状が一定に保たれやすくなる。挿通ロッド部25は、後述する外側固定部30の第1留め孔36に挿通される。爪部26は、第1留め孔36に挿通された挿通ロッド部25の抜き方向の移動を止める。爪部26は、挿通ロッド部25の先端から径方向外方に延びつつ基端方向に傾斜して形成される。また、爪部26は、第1留め孔36に挿入されたとき、径方向内方に折り畳まれるように変形し、第1留め孔36を通過したとき、変形を復帰させるように弾性的に変形可能に形成される。なお、爪部26の形状はこれに限られない。爪部26は、挿通ロッド部25の抜け止めとして機能するものであれば他の形状のものであってもよい。
内側固定具22は、外側固定具21と同一種類の部品で構成される。すなわち、内側固定具22のバンド部24は、左サイドメンバ6より車幅方向内方に位置される第1配索部18s、18rの束27の外周に巻回して設けられる。内側固定具22の挿通ロッド部25は、後述する内側固定部32の第2留め孔39に挿通される。内側固定具22の爪部26は、内側固定部32の第2留め孔39に対して抜け止めとして機能する。
図2、図3、図4及び図5に示すように、支持ブラケット8は、金属板をプレス加工等により屈曲させて形成される。支持ブラケット8は、左サイドメンバ6に締結される締結部28と、締結部28から車幅方向外方に延びる外延部29と、外延部29に接続される外側固定部30と、外側固定部30に接続され左サイドメンバ6の下方を横断する横断部31と、横断部31に接続される内側固定部32とを備える。
締結部28は、ウェブ10に沿う板状に形成される。締結部28には、ボルトを挿通させるボルト孔33が形成される。締結部28は、左サイドメンバ6のウェブ10に、その車幅方向外方に位置してボルト34及びナット35にて締結される。外延部29は、締結部28に対して略直角に屈曲される。
外側固定部30は、左サイドメンバ6の車幅方向外方の位置にて燃料ホース1s、1rを固定する機能を備える。外側固定部30は、外延部29に対して略直角に屈曲されると共に外延部29を境として締結部28とは反対方向に延びるように形成される。これにより、外側固定部30は、ボルト34及びナット35の締結作業を邪魔しない。外側固定部30は、ウェブ10に対して平行に、かつ、ウェブ10から離間して配置される。また、外側固定部30には、外側固定具21を留めるための第1留め孔36が車幅方向(左右方向)に貫通して設けられる。
横断部31は、左右方向に延びて形成される。また、横断部31の上下方向の位置は、締結部28が左サイドメンバ6のウェブ10に締結されたとき、横断部31が下フランジ12の下面に当接するように設定されている。横断部31の両端には、上方に屈曲されると共に断面円弧状に形成される屈曲部37、38が形成される。燃料ホース1s、1rは、屈曲部37、38には当接しないように配索される。なお、屈曲部37、38の外周面37a、38bには、燃料ホース1s、1rのプロテクタ40s、40rが当接されて保持されてもよい。この場合、第1配索部18s、18rの姿勢をより安定させることができる。そしてこれにより、第1配索部18s、18rが周辺部品等に干渉することをさらに効果的に抑制できる。屈曲部37、38は、左サイドメンバ6から車幅方向に離間される。左右の屈曲部37、38間の横断部31は、左サイドメンバ6の下フランジ12に当接される。これにより、ボルト34を中心とする支持ブラケット8の回動が規制され、支持ブラケット8が一定の姿勢に固定される。
内側固定部32は、左サイドメンバ6の車幅方向内方の位置にて燃料ホース1s、1rを固定する機能を備える。内側固定部32は、横断部31から上方に延び、左サイドメンバ6から車幅方向内方に離間される。内側固定部32には、内側固定具22を留めるための第2留め孔39が車幅方向に貫通して設けられる。
次に本実施の形態の作用について述べる。
ラダーフレーム3に予め取り付けられた状態の内燃機関4及び燃料タンク5に燃料ホース1s、1rを配索する場合、第1配索部18s、18rの配索作業と、第2配索部19s、19r及び第3配索部20s、20rの配索作業とを別々に行う。
第3配索部20s、20rの配索作業は、第3配索部20s、20rの一端を内燃機関4に接続すると共に、第3配索部20sの他端を第2配索部19sに接続し、第3配索部20rの他端を第2配索部19rに接続する。
第2配索部19s、19rの配索作業は、第2配索部19s、19rを左サイドメンバ6の車幅方向内方のウェブ10に沿う位置に配置して取り付ける。このとき、内燃機関4の前後方向の位置と燃料タンク5の前後方向の位置との間にクロスメンバ9が存在する場合、クロスメンバ本体9aとウェブ10との間の間隙13に第2配索部19s、19rを通す。このとき、仮に第1配索部18sが第2配索部19sと一体に形成されていた場合、第1配索部18sも間隙13に通さなければならず、配索作業が繁雑となる。しかし、第1配索部18sは第2配索部19sとは別体に形成されるため、第2配索部19sの配索作業を容易に行うことができる。
第1配索部18sの配索作業を行う場合、まず、第1配索部18sの一端を燃料タンク5の燃料供給管14に接続すると共に、第1配索部18rの一端を燃料タンク5の燃料戻し管15に接続し、左サイドメンバ6に支持ブラケット8を取り付ける。このとき、支持ブラケット8の締結部28を左サイドメンバ6のウェブ10にボルト34及びナット35で締結する。これにより、横断部31が左サイドメンバ6の下フランジ12の下面に当接され、ボルト34を中心とする支持ブラケット8の回動が規制される。そしてこれにより、支持ブラケット8が一定の姿勢に固定される。
この後、第1配索部18s、18rの他端を取付ブラケット16間の空隙17に通して第1配索部18s、18rを下方に延ばし、空隙17より他端側の第1配索部18s、18rを車幅方向内方に屈曲させる。これにより、第1配索部18s、18rは、左サイドメンバ6の下方を通って左サイドメンバ6を横断することとなる。
この後、第1配索部18s、18rを支持ブラケット8に取り付ける。具体的には、外側固定具21の挿通ロッド部25を外側固定部30の第1留め孔36に挿通させると共に、内側固定具22の挿通ロッド部25を内側固定部32の第2留め孔39に挿通させる。このとき、外側固定部30及び内側固定部32は左サイドメンバ6から車幅方向に離間されているため、挿通ロッド部25が左サイドメンバ6に干渉することはない。
第1留め孔36に挿入された爪部26は、径方向内方に折り畳まれる。また、第1留め孔36を通過した爪部26の形状は復帰される。これにより、爪部26は、径方向外方に展開され、挿通ロッド部25の抜き方向の移動は規制され、外側固定具21が外側固定部30に固定される。そして、第2留め孔39に挿通された爪部26も同様の作用により挿通ロッド部25の抜き方向の移動を規制し、内側固定具22が内側固定部32に固定される。
この後、第1配索部18sの他端を第2配索部19sに接続し、第1配索部18rの他端を第2配索部19rに接続する。
このように、本実施の形態によれば、周辺部品等への干渉を防ぎつつ、燃料ホース1s、1rを左サイドメンバ6下方のスペースに配索できる。
以上、本開示の実施形態を詳細に述べたが、本開示は以下のような他の実施形態も可能である。
(1)燃料タンク5は左サイドメンバ6の車幅方向外方(左方)に配置されるものとしたが、右側のサイドメンバ7の車幅方向外方(右方)に配置されてもよい。
(2)左サイドメンバ6の上方に十分な空間がある場合、第1配索部18s、18rは、その上方の空間に配索されてもよい。ただし、車両2がトラック等の商用車である場合、サイドメンバ6、7上には、荷台等の架装が一般的に設けられる。このため、前記十分な空間とは、燃料ホース1s、1rが架装等に干渉する可能性がない程度に大きな空間であることを意味する。前記空間に第1配索部18s、18rを配索する場合、支持ブラケット8は上下逆に左サイドメンバ6に取り付けられるとよい。またこのとき、支持ブラケット8の横断部31は、左サイドメンバ6の上フランジ11の上面に当接しつつ左サイドメンバ6の上方を横断するとよい。
(3)支持ブラケット8の形状は、図3で図示したものに限られない。例えば、図6に示すように、支持ブラケット8の締結部28は、外側固定部30の上方に位置されるものであってもよい。また、支持ブラケット8の締結部28は、外側固定部30の前方に位置されるもの(図示せず)であってもよい。
1s 供給用燃料ホース(燃料ホース)
1r 戻し用燃料ホース(燃料ホース)
3 ラダーフレーム
4 内燃機関
5 燃料タンク
6 サイドメンバ
8 支持ブラケット
30 外側固定部
32 内側固定部

Claims (5)

  1. ラダーフレームと、
    前記ラダーフレームの左右一対のサイドメンバ間に配設される内燃機関と、
    前記左右一対のサイドメンバのうちいずれか一方のサイドメンバの車幅方向外方に配設される燃料タンクと、
    前記内燃機関に一端を接続され、前記燃料タンクに他端を接続される燃料ホースと、
    前記一方のサイドメンバに設けられ前記燃料ホースを支持するための支持ブラケットとを備え、
    前記燃料ホースは、前記一方のサイドメンバの車幅方向外方及び車幅方向内方間に跨がって配索されると共に、前記一方のサイドメンバの下方又は上方を通るように配索され、
    前記支持ブラケットは、前記一方のサイドメンバの車幅方向外方の位置にて前記燃料ホースを固定する外側固定部と、前記一方のサイドメンバの車幅方向内方の位置にて前記燃料ホースを固定する内側固定部とを備えた
    ことを特徴とする燃料ホースの配索構造。
  2. 前記燃料ホースは、前記一方のサイドメンバの下方を通るように配索され、
    前記支持ブラケットは、
    前記一方のサイドメンバのウェブに、前記一方のサイドメンバの車幅方向外方に位置して締結される締結部と、
    前記締結部から車幅方向外方に延びる外延部と、
    前記外延部に接続され前記ウェブから離間して配置される前記外側固定部と、
    前記外側固定部に接続され、前記一方のサイドメンバの下方を横断する横断部と、
    前記横断部に接続される前記内側固定部とを備えた
    請求項1に記載の燃料ホースの配索構造。
  3. 前記横断部は、前記一方のサイドメンバの下フランジに当接される
    請求項2に記載の燃料ホースの配索構造。
  4. 前記横断部の車幅方向両側の端には、上方に屈曲されると共に断面円弧状に形成される屈曲部が形成され、
    前記屈曲部の外周面には、前記燃料ホースが当接されて保持される
    請求項2又は3に記載の燃料ホースの配索構造。
  5. 前記外側固定部及び前記内側固定部には、留め孔が貫通して設けられ、
    前記燃料ホースには、前記外側固定部に固定される外側固定具が設けられると共に、前記内側固定部に固定される内側固定具が設けられ、
    前記外側固定具及び前記内側固定具は、前記留め孔に挿通される挿通ロッド部と、前記挿通ロッド部に設けられ前記留め孔に挿通された挿通ロッド部の抜き方向の移動を止める爪部とを備えた
    請求項1から4のいずれか一項に記載の燃料ホースの配索構造。
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