JP2000108884A - 車両用ブレーキホース支持ブラケット構造 - Google Patents

車両用ブレーキホース支持ブラケット構造

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JP2000108884A
JP2000108884A JP10282235A JP28223598A JP2000108884A JP 2000108884 A JP2000108884 A JP 2000108884A JP 10282235 A JP10282235 A JP 10282235A JP 28223598 A JP28223598 A JP 28223598A JP 2000108884 A JP2000108884 A JP 2000108884A
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brake hose
strut
bracket
hose
vehicle
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Hideaki Hatanaka
秀明 畠中
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ブレーキホースの連結を解除することなく容易
にストラットから取り外すことができる車両用ブレーキ
ホース支持ブラケット構造を得ること。 【解決手段】車体側ブレーキホース10と金属パイプ1
2及び金属パイプ12と車輪側ブレーキホース11とを
一体的に連結し保持すると共に、保持した状態でサスペ
ンションのストラット2に対して着脱自在に取付けるブ
ラケット3を備える。これにより、車輪側ブレーキホー
ス10と金属パイプ12及び金属パイプ12と車体側ブ
レーキホース11との連結を解除することなく、ストラ
ット2から取り外すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ブレーキホ
ース支持ブラケット構造に関し、特に車体側ブレーキホ
ースと金属パイプ及び金属パイプと車輪側ブレーキホー
スを一体的に連結して保持すると共に、保持した状態で
サスペンションのストラットに取り付ける車両用ブレー
キホース支持ブラケット構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のブレーキ用マスタシリンダから
車輪側ブレーキ装置、例えばブレーキキャリパに油圧を
供給するブレーキ管路は、タイヤハウス内にて可撓性を
有するブレーキホースによりマスタシリンダ側とブレー
キキャリパとの間が連結されている。そして、ブレーキ
ホースは、サスペンションの動きや車輪の操舵による動
きを考慮して若干の撓みを持たせ、かつその途中部分が
車体や車輪等と接触しないようにサスペンションのスト
ラットに固定されている。
【0003】しかし、タイヤハウス内の空間が狭い軽自
動車等の車両では、上述した固定方法ではブレーキホー
スとタイヤハウス等の部材等とが接触するおそれがあ
る。
【0004】そこで、ブレーキホースの途中部分に金属
パイプを介在させ、この金属パイプがストラットに一体
に固定されるようにブレーキホースをストラットに保持
させることでブレーキホースの動きを抑制しタイヤハウ
ス等の部材等との干渉を防止する方法が従来より採用さ
れている。
【0005】図4は、従来の車両用ブレーキホース支持
ブラケット構造を示す分解説明図である。ブレーキホー
ス100は、図示したように、可撓性を有する可撓性チ
ューブ110と剛性を有する金属パイプ120を備えて
いる。
【0006】可撓性チューブ110は、ブレーキマスタ
シリンダ側に接続されて車体に固定される車体側チュー
ブ111と、ブレーキキャリパ(図示せず)に固定され
る車輪側チューブ112とにより構成され、車体側チュ
ーブ111はフレア・ユニオン20を両端部に備えてい
る。また、車輪側チューブ112は、金属パイプ120
と固定される端部にフレア・ユニオン20を備え、ブレ
ーキキャリパと固定される車輪側端部にねじ込み式金具
113を備えている。
【0007】車体側チューブ111及び車輪側チューブ
112の各フレア・ユニオン20は、後述するストラッ
ト2のブラケット130に車体側チューブ111及び車
輪側チューブ112を保持固定する際に用いられる周溝
部22と鍔部23を備えている。
【0008】周溝部22は、チューブ先端側位置にて外
周面から所定深さ及び所定幅で周方向に連続した溝によ
り形成されている。鍔部23は、周溝部22のチューブ
中央側位置にて径方向に所定高さ突出し周方向に連続す
ることにより形成されており、その周面には対向する位
置にて互いに平行な2面を形成する面取部24が設けら
れている。
【0009】金属パイプ120は、互いに略平行に所定
距離伸長する直線部分と、一方の直線部分の端部と他方
の直線部分の端部とを接続しストラットの外周に沿って
湾曲する湾曲部分とを備えており、両端部はフレア・ナ
ット13、13の軸中心を貫通した後、略ロート状に広
げられている。フレア・ナット13、13は、車体側チ
ューブ111及び車輪側チューブ112のフレア・ユニ
オン20、20にそれぞれ螺入結合される。
【0010】ストラット2は、車体取り付け状態にて上
下方向に所定長さで伸長する略筒形状を有しており、そ
の下端より所定高さ上方位置には車体側チューブ111
と車輪側チューブ112を固定するブラケット130、
130が設けられている。
【0011】ブラケット130は、ストラット2の外周
面に所定距離離間して周方向に隣り合うように固定さ
れ、径方向外方に所定長さ突出しストラット2の伸長方
向と対向するフランジ面131を有している。フランジ
面131のほぼ中央位置には車体側チューブ111若し
くは車輪側チューブ112のフレア・ユニオン20を挿
通可能でかつフレア・ユニオン20の鍔部23よりも小
さい径を有する貫通孔132が設けられている。
【0012】クリップ40は、フレア・ユニオン20を
ブラケット130に固定するために用いられ、平板部材
により形成され、一辺から対向する辺に向かって周溝部
22の直径とほぼ同一幅で所定長さ切り欠かれた切欠部
41を有している。
【0013】そして、上記構成部材を有するブレーキホ
ース100は、車体側チューブ111と車輪側チューブ
112のフレア・ユニオン20をそれぞれのブラケット
130の貫通孔132に下側から挿通し、ブラケット1
30の貫通孔132から上側に突出したフレア・ユニオ
ン20に上方から金属パイプ120のフレア・ナット1
3をねじ込み、所定のトルクで締め込むことにより連結
される。
【0014】そして、ブラケット130の貫通孔132
から上方に突出させたフレア・ユニオン20の周溝部2
2にクリップ40を係合させ、フレア・ユニオン20の
鍔部23とクリップ40との共働によりブラケット13
0を挟持し、フレア・ユニオン20をブラケット130
に保持固定する。これにより、ブラケット130は、車
体側チューブ111と車輪側チューブ112と金属パイ
プ120を一体的に連結してストラット2に固定され
る。
【0015】これより、振動やストラットの揺動、ブレ
ーキホースの経時変化等に起因したブレーキホースの動
きを抑制し、軽自動車等の狭いタイヤハウス内にてブレ
ーキホースが車輪等と接触することを防止している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ブレー
キホース100は、ブラケット130の貫通孔132を
通して連結されているため、ストラット2を車体(図示
せず)から取り外してストラット2の交換や調整等の作
業を行う場合には、ブレーキホース100の連結を解除
して、ブレーキホース100を車体側チューブ111と
車輪側チューブ112と金属パイプ120の単体にそれ
ぞれ分離する必要がある。
【0017】また、ブレーキホース100の連結を解除
した後、これを再度連結する場合には、ブレーキ系路の
エア抜き作業が必要となる。また、ブレーキホース10
0を連結するネジ部分は規定の締め付けトルクによる締
め付けを必要とするため、トルクレンチによるトルク管
理が必要となる。更に、ブレーキ系路は車両の重要保安
部品であるため所定の資格を有する者が作業する必要が
ある。
【0018】したがって、ストラット2を交換・調整す
るためにストラット2からブレーキホース100を取り
外す場合には、多くの作業工程と長大な作業時間を必要
とし、コスト高を招来することとなる。
【0019】本発明は、上述した不具合を解決すべくな
されたものであり、その目的は、金属パイプがストラッ
トと一体に固定されるブレーキホースの連結を維持した
状態でブレーキホースをストラットから容易に取り外す
ことができる車両用ブレーキホース支持ブラケット構造
を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記不具合を解決するた
めに、本発明の請求項1に記載の車両用ブレーキホース
支持ブラケット構造は、一端が車体に固定される車体側
ブレーキホースと、一端が車輪側ブレーキ装置に固定さ
れる車輪側ブレーキホースと、車体側ブレーキホースの
他端と車輪側ブレーキホースの他端とを連結する金属パ
イプと、車体側ブレーキホースと金属パイプ及び金属パ
イプと車輪側ブレーキホースとを各々一体的に連結して
保持すると共に、保持した状態でサスペンションのスト
ラットに対して着脱自在に取付けるブラケットと、を備
えていることを特徴する。
【0021】これによれば、ブラケットは、車体側ブレ
ーキホースと金属パイプ及び金属パイプと車輪側ブレー
キホースとを各々一体的に連結して保持すると共に、保
持した状態でサスペンションのストラットに対して着脱
自在に取付けられる。したがって、車輪側ブレーキホー
スと金属パイプ及び金属パイプと車体側ブレーキホース
の連結を維持した状態でこれらをストラットから取り外
すことができる。
【0022】これにより、サスペンションのストラット
の交換や調整等の際にブレーキ系路のエア抜きや連結部
分のトルク管理等の作業を要することなく、ストラット
の取り外し作業を容易に行うことができる。
【0023】請求項2に記載の車両用ブレーキホース支
持ブラケット構造は、ブラケットが車体側ブレーキホー
スと車輪側ブレーキホースと金属パイプを保持するホー
ス側ブラケットと、ストラットに設けられホース側ブラ
ケットを着脱自在に取り付けるストラット側ブラケット
と、により構成されることを特徴とする。
【0024】これによれば、ブラケットは、ホース側ブ
ラケットとストラット側ブラケットにより構成され、ホ
ース側ブラケットはストラットブラケットに着脱自在に
取り付けられる。したがって、車体側ブレーキホースと
車輪側ブレーキホースと金属パイプの連結を解除するこ
となく、これらをストラットから取り外すことができ
る。
【0025】請求項3に記載の車両用ブレーキホース支
持ブラケット構造は、ホース側ブラケットのストラット
側ブラケットへの取り付けが、固定ボルトとナットの結
合により行われることを特徴とする。したがって、固定
ボルトとナットとの結合を解除することにより、ホース
側ブラケットのストラット側ブラケットへの取り付けを
容易に解除することができる。
【0026】請求項4に記載の車両用ブレーキホース支
持ブラケット構造は、車体側ブレーキホースと車輪側ブ
レーキホースが金属パイプと接続される端部に雌ねじ部
を有するフレア・ユニオンを備え、金属パイプがフレア
・ユニオンに螺入結合可能な雄ねじ部を有するフレア・
ナットを備えており、フレア・ナットとフレア・ユニオ
ンとの螺合により車体側ブレーキホースと金属パイプ及
び金属パイプと車輪側ブレーキホースは一体的に連結さ
れることを特徴とする。
【0027】これによれば、車体側ブレーキホースと金
属パイプ及び金属パイプと車輪側ブレーキホースは、フ
レア・ナットとフレア・ユニオンとを螺合することによ
り一体的に連結される。したがって、連結の際にフレア
・ナットとフレア・ユニオンとの螺合を規定のトルク値
により締め付けることにより、トルク管理することがで
きる。
【0028】そして、車体側ブレーキホースと金属パイ
プ及び金属パイプと車輪側ブレーキホースはその連結を
解除されることなく、ストラットから取り外すことがで
きるため、ストラットの交換や調整の際に再度のトルク
管理を行う必要がなく、作業の容易化を図ることができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図面に基づいて説明する。
【0030】図1は、ブレーキホースのブラケットへの
固定方法を説明するための斜視説明図、図2は、ブラケ
ットの結合方法を説明するための斜視説明図である。
尚、従来と同様の構成要素には同一の符号を付すること
でその詳細な説明を省略する。
【0031】車体とブレーキキャリパ(共に図示せず)
との間を連結するブレーキホース1は、図1に示したよ
うに、一端が車体に固定される車体側ブレーキホースと
しての車体側可撓性チューブ10と、一端がブレーキキ
ャリパに固定される車輪側ブレーキホースとしての車輪
側可撓性チューブ11と、車体側可撓性チューブ10と
車輪側可撓性チューブ11との間を連結する金属パイプ
12とを備えている。
【0032】車体側可撓性チューブ10は、両端にフレ
ア・ユニオン20を備え、車輪側可撓性チューブ11
は、金属パイプ12と固定される端部にフレア・ユニオ
ン20を、ブレーキキャリパと固定される車輪側の端部
にいわゆる「めがね金具」といわれているユニオン継手
21を備えている。
【0033】フレア・ユニオン20は、従来と同様に周
溝部22と鍔部23を備えている(図4参照)。周溝部
22は、チューブ先端側位置にてフレア・ユニオン20
の外周面から所定深さ及び所定幅で形成され、鍔部23
は、周溝部22のチューブ中央側位置にて径方向に所定
高さ突出し周方向に連続することにより形成されてい
る。
【0034】金属パイプ12は、互いに対向して略平行
にストラット2の伸長方向と同方向に所定距離伸長する
直線部分と、一方の直線部分の端部と対向する他方の直
線部分の端部をストラットの外周径と同等若しくは若干
大きい弧を有して接続する湾曲部分とを備えている。
【0035】そして、その両端にはフレア・ナット13
が設けられており、車体側可撓性チューブ10及び車輪
側可撓性チューブ11のフレア・ユニオン20に螺入結
合される。
【0036】ブラケット3は、図2に示したように、ス
トラット側ブラケット31とホース側ブラケット36と
により構成されている。ストラット側ブラケット31
は、縦断面が略L字型を有し、その一片がストラットの
外周面から径方向に所定長さ突出してストラット2の伸
長方向と直交する上面33を形成し、他片がストラット
2に溶接等によって固定されている。そして、上面33
のほぼ中央位置には貫通孔34が穿設されており、貫通
孔34はホース側ブラケット36を固定するための固定
ボルト35を挿通可能な内径を有している。
【0037】ホース側ブラケット36は、左右方向に所
定長さ伸長する略平板形状をなし、ホース側ブラケット
36のストラット側縁端部36aは、ストラット側ブラ
ケット31への固定時にストラット2の一部が入り込む
ように凹状に形成されている。
【0038】そして、ホース側ブラケット36の略中央
位置には、固定ボルト35を螺入可能なナット部37が
設けられており、ホース側ブラケット36の左右端部3
6b、36c側近傍位置には車体側可撓性チューブ10
と車輪側可撓性チューブ11がそれぞれ固定される固定
孔38、39が穿設されている。
【0039】固定孔38、39は、ホース側ブラケット
36の左右端部36b、36cから所定距離だけ中央側
に移行した位置に穿設されており、フレア・ユニオン2
0を挿通可能でかつ鍔部23よりも小さい径を有してい
る。
【0040】そして、ホース側ブラケット36の左端部
36bから固定孔38までの間、及び右端部36cから
固定孔39までの間には、ホース側ブラケット36の下
面36dから下方に向かって所定高さ突出する突起部3
6eが折り曲げ形成されている。
【0041】フレア・ユニオン20のホース側ブラケッ
ト36への固定は、金属パイプ12と接続する前段階に
て、フレア・ユニオン20を固定孔38、39の下側か
ら挿入し、ホース側ブラケット36から上方に突き出た
周溝部22に側方からクリップ40を挿入し、ホース側
ブラケット36の上面36f上のクリップ40と下面3
6d下の鍔部23とによりホース側ブラケット36を挟
持することにより行われる。
【0042】ホース側ブラケット36とストラット側ブ
ラケット31との結合は、ストラット側ブラケット31
の上面33にホース側ブラケット36を重ね、固定ボル
ト35を貫通孔34を挿通させてホース側ブラケット3
6のナット部37と螺合させることにより行われる。
【0043】そして、ストラット2を車体から取り外す
場合は、ホース側ブラケット36とストラット側ブラケ
ット31とを固定している固定ボルト35を取り外す。
これにより、ホース側ブラケット36とストラット側ブ
ラケット31は分離され、車体側可撓性チューブ10と
金属パイプ12及び金属パイプ12と車輪側可撓性チュ
ーブ11の連結を解除することなくこれらをストラット
2から取り外すことができる。したがって、ストラット
2の交換や調整等の際の厄介なブレーキ系路のエア抜き
作業や連結部分のトルク管理等を要することなく、スト
ラット2の取り外し作業を容易に行うことができる。
【0044】尚、車体側可撓性チューブ10の車体側の
フレア・ユニオン20は、車体に設けられたブラケット
5に穿設された固定孔6に挿通され、クリップ40によ
り固定される。
【0045】次に、本発明の第2の実施の形態について
以下に説明する。図3は、本発明の第2の実施の形態を
説明するための概略説明図である。尚、上述の実施の形
態と同様の構成要素には同一の符号を付することでその
詳細な説明を省略する。
【0046】本実施の形態によれば、車体側可撓性チュ
ーブ50と車輪側可撓性チューブ51のストラット2側
の端部には、略円柱形状をなす金属接続管60、60が
設けられており、その軸芯方向が互いに略平行となるよ
うに金属プレート(ホース側ブラケット)61により互
いに接続固定されている。金属プレート61の略中央位
置には固定ボルト62を貫通可能な径を有する貫通孔6
3が設けられている。
【0047】そして、これら金属接続管60、60は、
間に金属パイプ52を介して互いに連結される。金属パ
イプ52は、金属接続管60、60から略平行に所定長
さ同方向に伸長する直線部分と、直線部分の上端部間を
連結するストラットの外周径に沿う形状を有する曲線部
分とにより形成されている。金属パイプ52と金属接続
管60、60は、ろう付けにより連結され、金属接続管
60、60と金属プレート61は溶接により接続されて
いる。
【0048】ストラット2は、金属プレート61を固定
するストラット側ブラケット66を有している。ストラ
ット側ブラケット66は、ストラット2の外周面から所
定距離離間した位置にてその径方向と対向する平面部6
7を有し、その平面部67の略中央位置には固定ボルト
62を螺入可能なボルト穴68が設けられている。
【0049】したがって、固定ボルト62を金属プレー
ト61の貫通孔63を介してストラット側ブラケット6
6のボルト穴68に螺入することにより、金属プレート
61はストラット2に固定され、結果として、車体側可
撓性チューブ50と車輪側可撓性チューブ51と金属パ
イプ52は一体的にストラット2に固定される。
【0050】そして、金属プレート61とストラット側
ブラケット66とを固定している固定ボルト62を取り
外すことにより、金属プレート61をストラット側ブラ
ケット66から取り外すことができる。
【0051】これにより、ストラット2と一体的に固定
されている車体側可撓性チューブ50と車輪側可撓性チ
ューブ51と金属パイプ52をその連結を解除すること
なくストラット2から切り離すことができる。したがっ
て、第1の実施の形態と同様に、ストラット2の交換や
調整等の際の厄介な作業を排除でき、取り外し作業を容
易に行うことができる。また、これら車体側可撓性チュ
ーブ50、車輪側可撓性チューブ51、金属パイプ5
2、金属プレート61は、ストラット2とは別に一体に
ユニット化できるために、ブレーキホース自体の組み付
け、交換作業自体をも容易なものとすることができる。
【0052】尚、本発明は上述の各実施の形態に限定さ
れるものではなく、その要旨内にて種々の変更が可能で
ある。例えば、第1の実施の形態ではフレア・ユニオン
はホース側ブラケット36に対してクリップ40により
固定されるが、このクリップ40の代わりにネジ機構を
用いても良く、フレア・ユニオン20とホース側ブラケ
ット36との固定をより確実に行うことができる。
【0053】また、第2の実施の形態では、金属パイプ
52と金属接続管60とをろう付けにより連結接合して
いるが、これに限定されるものではなく、第1の実施の
形態のようにフレア・ユニオンとフレア・ナットとを用
いた連結方法でも良い。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るブラ
ケット構造によれば、金属パイプがストラットと一体に
固定されるブレーキホースの連結を解除することなく、
ブレーキホースをストラットから取り外すことができ
る。
【0055】したがって、ストラットの交換や調整等の
際に、ブレーキ系路のエア抜き作業や連結部のトルク管
理といった厄介な作業を行う必要がなく、取り外し作業
を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブレーキホースのブラケットへの固定方法を示
す斜視説明図である。
【図2】ブラケットの結合方法を示す斜視説明図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す概略説明図で
ある。
【図4】従来のブレーキホース固定構造を示す分解説明
図である。
【符号の説明】
1 ブレーキホース 2 ストラット 3 ブラケット 10 車輪側可撓性チューブ 11 車体側可撓性チューブ 12 金属パイプ 31 ストラット側ブラケット 36 ホース側ブラケット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が車体に固定される車体側ブレーキ
    ホースと、 一端が車輪側ブレーキ装置に固定される車輪側ブレーキ
    ホースと、 前記車体側ブレーキホースの他端と車輪側ブレーキホー
    スの他端とを連結する金属パイプと、 前記車体側ブレーキホースと前記金属パイプ及び該金属
    パイプと前記車輪側ブレーキホースとを各々一体的に連
    結して保持すると共に、該保持した状態でサスペンショ
    ンのストラットに対して着脱自在に取付けるブラケット
    と、を備えていることを特徴とする車両用ブレーキホー
    ス支持ブラケット構造。
  2. 【請求項2】 前記ブラケットは、 前記車体側ブレーキホースと前記車輪側ブレーキホース
    と前記金属パイプを保持するホース側ブラケットと、 前記ストラットに設けられ前記ホース側ブラケットを着
    脱自在に取り付けるストラット側ブラケットと、により
    構成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用ブ
    レーキホース支持ブラケット構造。
  3. 【請求項3】 前記ホース側ブラケットの前記ストラッ
    ト側ブラケットへの取り付けは、固定ボルトとナットの
    結合により行われることを特徴とする請求項2に記載の
    車両用ブレーキホース支持ブラケット構造。
  4. 【請求項4】 前記車体側ブレーキホースと前記車輪側
    ブレーキホースは、前記金属パイプと接続される端部に
    雌ねじ部を有するフレア・ユニオンを備え、 前記金属パイプは、前記フレア・ユニオンに螺入結合可
    能な雄ねじ部を有するフレア・ナットを備えており、 前記フレア・ナットと前記フレア・ユニオンとの螺合に
    より前記車体側ブレーキホースと前記金属パイプ及び該
    金属パイプと前記車輪側ブレーキホースは一体的に連結
    されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の車両用ブレーキホース支持ブラケット構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011225054A (ja) * 2010-04-16 2011-11-10 Fuji Heavy Ind Ltd ブレーキ配管構造
JP2014034339A (ja) * 2012-08-10 2014-02-24 Kawasaki Heavy Ind Ltd 二輪車用索体のクランプ構造
JP2021142792A (ja) * 2020-03-10 2021-09-24 いすゞ自動車株式会社 燃料ホースの配索構造

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