JP7204530B2 - 照明装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、発光部を冷却する機能を有する照明装置およびその制御方法に関する。
従来、照明装置には、製品を保護する目的で、連続発光によって上昇する発光部の温度を安全に使用できる範囲に制限する機能が設けられている。しかし、温度計によって測定した発光部の温度に応じて発光を制限する照明装置では、発光部の温度が、発光による熱で上昇しているのか、環境温度の上昇により上昇しているのかを区別できない。特に、ファンのような冷却機構を有する照明装置では、発光部の温度上昇の原因に即した冷却機構の適切な制御を行うことができない。
このような課題を解決するために、特許文献1は、機器の内部温度と環境温度との差が所定以上となると警告、動作禁止、電源遮断等を行う。また、特許文献2は、筐体がハウジングに収納されている場合に、発熱部に近い位置と遠い位置の2箇所の検出温度差に応じて冷却ファンの回転速度を切り替える。
特開2002-291148号公報 特開2015-079883号公報
しかしながら、発熱部の温度や、発熱部からの距離が異なる2箇所の検出温度差からだけでは、直近の発光の熱による影響や環境温度の影響を正確に特定できない。そのため、温度に基づき冷却機構を制御することで発光部の昇温を適切に抑制する上で、改善の余地があった。
本発明は、発光部の昇温を適切に抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、照明用の光を発する発光部と、前記発光部を冷却する冷却手段と、第1の位置の温度を取得する第1の温度取得手段と、前記第1の位置よりも、前記発光部の温度変化の影響を受けにくい第2の位置の温度を取得する第2の温度取得手段と、前記発光部の発光の有無を判定する判定手段と、前記第1の温度取得手段の取得結果と前記第2の温度取得手段の取得結果と前記判定手段の判定結果とに基づいて、前記冷却手段の駆動を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、発光部の昇温を適切に抑制することができる。
照明装置の概略構成を示すブロック図である。 ストロボ装置の概略構成を示す図である。 ストロボ側処理のフローチャートである。 温度差判定処理のフローチャートである。 冷却部の駆動出力の設定例を示す図である。 発光部温度と温度差と発光判定結果とに応じたDuty設定の具体例を示す図である。 連続発光制御処理のフローチャートである。 ストロボ装置を含むカメラシステムの概略構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置の概略構成を示すブロック図である。この照明装置は、ストロボ装置100として構成される。図2は、ストロボ装置100の概略構成を示す図である。なお、図1と図2において、同一の要素については同じ符号を付している。
ストロボ装置100は、不図示のカメラ本体に着脱可能に装着される本体部100aと、本体部100aに対して上下方向及び左右方向に回動可能に保持される発光部100bとを有している。なお、本実施の形態では、本体部100aにおける発光部100bと連結される側を上側として発光部100bの回動方向を定義する。ストロボ装置100は、マイクロコンピュータFPU(以下、ストロボマイコン)101を備えている。
ストロボマイコン101は、ストロボ装置100全体の制御を司る。ストロボマイコン101は、例えば、CPU、ROM、RAM、入出力制御回路(I/Oコントロール回路)、マルチプレクサ、タイマ回路、EEPROM、A/D、およびD/Aコンバータを有するマイコン内蔵ワンチップIC回路である。
電池200は、ストロボ装置100の電源(VBAT)として機能する。昇圧回路102は、昇圧部102a、電圧検出に用いる抵抗102bおよび102c、並びにメインコンデンサ102dを有している。昇圧回路102は、昇圧部102aによって電池200の電圧を数百Vに昇圧し、メインコンデンサ102dに発光のための電気エネルギを蓄積させる。メインコンデンサ102dの充電電圧は抵抗102b、102cにより分圧され、分圧された電圧はストロボマイコン101のA/D変換端子に入力される。トリガー回路103は、放電管104を励起するためのパルス電圧を放電管104に印加する。発光制御回路105は、放電管104の発光の開始及び停止を制御する。放電管104は、トリガー回路103から印加される数KVのパルス電圧を受けて励起され、メインコンデンサ102dに充電された電気エネルギを用いて発光する。
フォトダイオード107は、放電管104から発せられる光を受光するセンサであり、直接またはグラスファイバー等を介して放電管104から発せられる光を受光して、その発光量に応じた検知出力(電流)を出力する。積分回路106は、フォトダイオード107の出力である電流を積分する。積分回路106の出力は、コンパレータ108の反転入力端子およびストロボマイコン101のA/Dコンバータ端子に入力される。コンパレータ108の非反転入力端子は、ストロボマイコン101内のD/Aコンバータ端子に接続され、コンパレータ108の出力端子はANDゲート109の入力端子の一方に接続される。ANDゲート109の入力端子の他方は、ストロボマイコン101の発光制御端子と接続され、ANDゲート109の出力端子は発光制御回路105に接続される。
入力部113は、電源スイッチ、ストロボ装置100の動作モードを設定するモード設定スイッチ、および各種パラメータを設定する設定ボタン等の操作部を有している。そして、ストロボマイコン101は、入力部113への入力に応じて各種処理を実行する。表示部114は、液晶装置や発光素子を有する。表示部114には、ストロボ装置100の各状態を示す情報が表示される。
ストロボ装置100の発光部100bは、主に、放電管104、反射傘110、光学パネル111を有し、照明用の光を発する。反射傘ユニット112は反射傘110を含む。発光部100bの配光角は、反射傘ユニット112の移動により変化し、発光部100bの照射方向は本体部100aからの回動により変化する。
ズーム駆動回路115は、ズーム検出部115aおよびズーム駆動部115bを備える。ズーム検出部115aは、エンコーダ等により、反射傘ユニット112と光学パネル111との相対位置に関する情報を検出する。ズーム駆動部115bは、モータによって反射傘ユニット112を移動させる。ストロボマイコン101は、カメラ本体を介して得た撮影レンズの焦点距離情報に応じて、反射傘ユニット112の駆動量を求める。
反射傘110は、放電管104から発せられた光を反射させて所定の方向へ導く。光学パネル111等を含むズーム光学系は、放電管104と反射傘ユニット112との相対位置を変更可能に保持されている。反射傘ユニット112と光学パネル111との相対位置を変更することにより、ストロボ装置100のガイドナンバ及び配光角を変化させることができる。
端子116は、SCLK_S端子、MOSI_S端子、MISO_S端子、およびGND端子を備えている。SCLK_S端子は、カメラ本体とストロボ装置100の通信の同期をとるための端子である。MOSI_S端子は、カメラ本体からストロボ装置100にデータを送信するための端子である。MISO_S端子は、ストロボ装置100から送信されたデータを受信するための端子である。GND端子は、カメラ本体とストロボ装置100との両方をつなぐ。
冷却手段としての冷却部117は、光学パネル111を冷却するためのファンモジュールであり、ストロボマイコン101のFAN_PWM端子およびFAN_FG端子に接続されている。ストロボマイコン101は、PWM制御により冷却部117のファンの回転数を変化させ、出力する風量を変化させることができる。また、ストロボマイコン101へ回転数情報がフィードバックされることで、回転指示通りの回転数を維持することができる。
発光部温度検出部118(第1の温度取得手段)は、ストロボマイコン101と接続され、発光部100b内の放電管104からの光路を遮らない位置に配置される。発光部温度検出部118は、放電管104の発光で温度上昇する発光部100bの温度を検出(取得)する。すなわち、発光部温度検出部118は、発光部100bの近傍の第1の位置の温度を取得する。発光部温度検出部118で検出された温度情報はストロボマイコン101へ伝えられ、ストロボマイコン101の内蔵メモリに格納される。
環境温度検出部119(第2の温度取得手段)は、ストロボ装置100の周囲の環境温度を検出する。環境温度検出部119は、ストロボマイコン101と接続され、本体部100a内の放電管104からの熱の影響が小さい位置に配置される。すなわち、環境温度検出部119は、発光部温度検出部118の配置位置よりも、発光部100bの温度変化の影響を受けにくい第2の位置の温度を取得する。発光部100bと第1の位置との空間距離よりも、発光部100bと第2の位置との空間距離の方が長い。なお、発光部100b以外にも発熱源がある場合、環境温度検出部119は発光部100b以外の発熱源からの熱の影響が小さい位置に配置されることが好ましい。環境温度検出部119で検出された温度情報はストロボマイコン101へ伝えられ、ストロボマイコン101の内蔵メモリに格納される。環境温度検出部119は、外装カバー(エンクロージャ)の持ち手とならない箇所に熱的に接続されていることが望ましい。なお、省スペース化のために本体部100a内の他の温度検出部により検出した温度を環境温度として扱ってもよい。
図3は、ストロボ側処理のフローチャートである。図3で、ストロボ装置100の発光に伴う動作を説明する。このストロボ側処理は、ストロボマイコン101において、ROMに格納されたプログラムをCPUがRAMに展開して実行することにより実現される。この処理は、入力部113に含まれる電源スイッチがONされてストロボマイコン101が動作可能となると開始される。
まず、ステップS301で、ストロボマイコン101は、自身のメモリやポートの初期化を行う。ストロボマイコン101はまた、入力部113に含まれるスイッチの状態や予め設定された入力情報を読み込み、発光量の決め方や、発光タイミング等、様々な発光モードの設定を行う。ステップS302では、ストロボマイコン101は、温度差判定処理(図4で後述)を実行する。詳細は後述するが、この温度差判定処理では、発光部温度検出部118および環境温度検出部119によりそれぞれ検出された温度情報と、発光判定の結果とに基づいて、冷却部117の駆動が制御される。この温度差判定処理では、ストロボマイコン101は、取得した各温度情報と、温度差判定処理による判定結果と、発光判定の結果とを、自身に内蔵されるメモリに格納する。発光判定については図7で後述する。
次に、ステップS303では、ストロボマイコン101は、昇圧回路102の動作を開始させてメインコンデンサ102dの充電を開始する。次に、ステップS304では、ストロボマイコン101は、不図示のカメラマイコンから端子116を介して取得した不図示の撮影レンズの焦点距離情報を、ストロボマイコン101の内蔵メモリに格納する。なお、以前に焦点距離情報を格納していた場合には、新たな焦点距離情報に更新される。ステップS305では、ストロボマイコン101は、ストロボ光の配光角が、上記取得した焦点距離情報に応じた範囲となるように、ズーム駆動回路115を制御して反射傘ユニット112を移動させる。なお、反射傘ユニット112を移動させる必要がない場合は、このステップを省略できる。
ステップS306では、ストロボマイコン101は、入力部113にて設定された発光モードに関する画像や取得した焦点距離情報に関する画像等を表示部114に表示する。この他、後述の温度差判定処理で冷却部117の駆動を開始したにも拘わらず、故障によって冷却部117の駆動を実行できない等のエラーが発生した場合には、ストロボマイコン101は、各種警告表示行う。ステップS307では、ストロボマイコン101は、メインコンデンサ102dの充電が完了しているか否かを判別する。メインコンデンサ102dの充電が完了していれば、ストロボマイコン101は、充電完了信号を不図示のカメラマイコンへ送信して処理をステップS308へ移行する。一方、メインコンデンサ102dの充電が完了していなければ、ストロボマイコン101は処理をステップS302へ戻す。
ステップS308では、ストロボマイコン101は、不図示のカメラマイコンから本発光指示としての発光開始信号を受信したか否かを判別する。そしてストロボマイコン101は、発光開始信号を受信している場合は、処理をステップS309に進め、発光開始信号を受信していない場合は、処理をステップS302へ戻す。ステップS309では、ストロボマイコン101は、受信した発光開始信号に応じて発光制御回路105に発光指示を行う。これにより発光制御回路105は、発光指示に従って放電管104を発光させる。発光指示の終了後、ストロボマイコン101は、メインコンデンサ102dの電圧情報等、発光に関する情報をストロボマイコン101の内蔵メモリに格納し、ステップS310へ移行する。なお、ステップS309では、調光用のプリ発光と本発光のように一連する発光については、各発光が終了するごとにステップS302へ戻るのではなく、一連する発光の終了後にステップS302へ戻る。
ステップS310では、ストロボマイコン101は、連続発光等で発光による熱が加えられ続けても異常に発熱し過ぎることが無いよう発光や充電を制御する連続発光制御を開始する。連続発光制御の詳細については図7で後述する。この連続発光制御では、ストロボマイコン101は、後述する発光カウンタの値が初期状態から変化した時に演算を開始し、演算結果が初期状態に戻った時に終了する。つまり、ストロボマイコン101は、発光によって発生する熱の影響から保護する部位の温度を想定して、1回目の発光から対象部位の想定温度あるいはその代替となる発光カウンタの演算を開始する。そして、演算結果が初期状態と同じになるまで放熱する時間が経過するか、リセットがかかるまで、図3のストロボ側処理と並行して演算が続けられる。従って、連続発光制御と呼称しているものの、単発の発光に対しても連続発光制御(図7)と同様の処理が行われる。ストロボマイコン101は、連続発光制御を開始させた後、処理をステップS302へ戻す。
図4は、図3のステップS302で実行される温度差判定処理のフローチャートである。この温度差判定処理において、ストロボマイコン101は、本発明における制御手段に該当する。この温度差判定処理を概説すると、まず、ストロボマイコン101は、発光部温度検出部118と環境温度検出部119からの各温度情報の出力値の差である温度差Dを求める。そしてストロボマイコン101は、温度差Dと各閾値との比較により、冷却部117をどの程度の出力で駆動するか、あるいは駆動しないかを判定する。環境温度が上昇し過ぎると、冷却部117を駆動しても大きな冷却効果が見込めないことから、ストロボマイコン101は、冷却部117の非効率な動作を回避する。一方、ストロボマイコン101は、主に発光熱で発光部100bが温度上昇したと判断される場合には冷却部117の駆動によって発光部100bを効率よく冷却する。
ステップS401では、ストロボマイコン101は、発光部温度検出部118により検出された発光部100bの温度情報(以下、発光部温度Tfと称する)を取得し、取得した発光部温度Tfをストロボマイコン101の内蔵メモリに格納する。ステップS402では、ストロボマイコン101は、環境温度検出部119により検出された温度情報(以下、環境温度Tcと称する)を、本体部100aを介して取得し、取得した環境温度Tcをストロボマイコン101の内蔵メモリに格納する。
ステップS403では、ストロボマイコン101は、ステップS401で格納した取得結果である発光部温度Tfが閾値α以下であるか(Tf≦α)否かを判別する。ここで、閾値αは発光部100bを保護するために必要な上限温度と発光部温度検出部118の出力との相関関係から設定される。なお、閾値αは固定値であってもよい。ストロボマイコン101は、その判別の結果、Tf≦αであれば処理をステップS404へ進め、α<Tfであれば処理をステップS409へ進める。
なお、起動初期状態における発光部温度検出部118の出力と環境温度検出部119の出力とに基づいて発光部温度検出部118の出力をオフセットしてもよい。そして、このようにオフセットした値を、温度差判定処理(図4)で冷却部117の駆動を制御する際に発光部温度検出部118の出力として用いてもよい(つまり発光部温度Tfとして扱ってもよい)。これにより、起動初期状態における温度検出部118、119間の出力差をキャンセルすることができる。
ステップS404では、ストロボマイコン101は、ステップS401で取得した発光部温度TfとステップS402で取得した取得結果である環境温度Tcとの差である温度差Dを演算する(D=Tf-Tc)。そしてストロボマイコン101は、演算した温度差Dをストロボマイコン101の内蔵メモリに格納する。ステップS405では、ストロボマイコン101は、ステップS404で格納した温度差Dと、ストロボマイコン101の内蔵メモリに格納されている閾値(閾値β、γ、δ)とを比較し、比較結果によって処理を分岐させる。閾値β、γ、δの大小関係は、β<γ<δである。
その比較の結果、ストロボマイコン101は、D<βである場合は、処理をステップS408に進め、β≦D<γである場合は、処理をステップS406に進め、γ≦Dである場合は、処理をステップS409に進める。なお、比較結果は内蔵メモリに格納される。ステップS406では、ストロボマイコン101は、発光判定結果を取得する。発光判定結果は、発光部100bの発光の有無(発光有り、発光無し)を示す情報であり、後述する図7のステップS704の発光判定処理により生成される。発光判定結果は、発光部温度Tfないし温度差Dが、放電管104の発光に起因して生じたものかどうかを判断する尺度となる。発光判定結果を参照することで、温度差Dに基づく冷却部117の駆動制御の信頼性が高まる。
ステップS407では、ストロボマイコン101は、ステップS406で取得した発光判定結果が、発光有りを示すか否かを判別する。そしてストロボマイコン101は、発光判定結果が、発光有りを示す場合は、処理をステップS409に進め、発光判定結果が、発光無しを示す場合は、処理をステップS408に進める。
図5は、温度差Dと発光判定結果とに基づく冷却部117の駆動出力の設定例を示す図である。まず、温度差領域を次のように分ける。温度差DがD<βに属する温度差領域を第1の領域とする。温度差Dがβ≦D<γに属する温度差領域を第2の領域とする。温度差Dがγ≦Dに属する温度差領域を第3の領域とする。温度差領域の大小関係は、第1の領域<第2の領域<第3の領域である。ストロボマイコン101は、基本的には、温度差Dがどの領域に属するかによって、PWM信号によって冷却部117を駆動する際のDutyを異ならせると共に、発光判定結果に応じてさらに細かくDutyを設定する。
図5に例示されるように、温度差Dが閾値β未満で第1の領域に属する場合は、Dutyは0%に設定される(つまり駆動停止)。温度差Dが閾値β以上γ未満で第2の領域に属する場合、発光判定結果が発光無しを示せばDutyは0%に設定され、発光判定結果が発光有りを示せばDutyは40%に設定される。温度差Dが、第3の領域のうち閾値δ未満の領域に属する場合、Dutyは60%に設定される。温度差Dが、第3の領域のうち閾値δ以上の領域に属する場合、Dutyは80%に設定される。
図6は、発光部温度Tfと温度差Dと発光判定結果とに応じたDuty設定の具体例を示す図である。図6の例では、発光部温度Tfが閾値αを超えない時点t1から発光部温度Tfが閾値αを超える時点t2へ遷移した場合の、冷却部117の出力変化を示している。
時点t1では、発光部温度Tfが閾値αを超えていないので、処理はステップS403からステップS404に移行する。そのため、冷却部117を駆動するDutyは温度差Dに基づき制御される。しかし、時点t2では、発光部温度Tfが閾値αを超えるので、処理はステップS403からステップS409に移行する。この場合、発光部100bを保護することを優先し、ストロボマイコン101は、冷却部117の駆動出力を上限まで引き上げる。つまり、ステップS403からステップS409に移行した場合のステップS409では、ストロボマイコン101は、冷却部117を最大出力であるDuty100%で駆動する。
なお、S403→S409に移行した場合のDutyは、100%に限らない。例えば、温度差Dと発光判定結果とに応じて冷却部117を駆動する際の最も高い出力と同等以上の出力で、冷却部117を駆動してもよい。図5の例によれば、Tf≦αの場合に温度差Dと発光判定結果とに応じて設定され得るDutyの最高値はDuty80%であるので、S403→S409に移行した場合、Duty80%と同等以上の出力で、冷却部117を駆動してもよい。更に発光制限を併用することで、発光部100bの温度上昇を抑制してもよい。発光制限は、発光を禁止させる間隔(以下、最短発光間隔)を長くする制御である。ストロボマイコン101は、α<Tfの場合には、Tf≦αの場合よりも、発光部100bの発光間隔を長くする。図6の例では、発光制限の併用は、α<Tfとなる時点t2に実施されるが、閾値αを超えない時点t1においても発光制限を併用してもよい。発光制限は、放電管104の発光によって発生する熱の影響から発光部100bや光学パネル111を保護するのに有効である。
図5、図6の例を踏まえて、図4の流れを改めてまとめると次のようになる。ステップS403でα<Tfの場合には、上述したように、ステップS409で、ストロボマイコン101は、温度差Dの大きさに拘わらず、冷却部117をDuty100%で駆動する。Tf≦αであり且つ、ステップS405でD<βである場合は、ステップS408で、ストロボマイコン101は、冷却部117の駆動を停止する。Tf≦αであり、ステップS405でβ≦D<γであり且つ、ステップS407で発光判定結果=発光無しの場合は、ステップS408で、ストロボマイコン101は、冷却部117の駆動を停止する。Tf≦αであり、ステップS405でβ≦D<γであり且つ、ステップS407で発光判定結果=発光有りの場合は、ストロボマイコン101は、ステップS409で、Duty40%で冷却部117を駆動する。Tf≦αであり且つ、ステップS405でγ≦Dである場合、ステップS409では、ストロボマイコン101は、γ≦D<δであればDuty60%で、δ≦DであればDuty80%で、冷却部117を駆動する。
図5からわかるように、γ≦Dの場合、発光無しであってもDutyは0%にならず、すなわち冷却部117の駆動は停止されない。これは、連続発光後に発光カウンタ(図7で後述)がリセットされた場合を考慮したためである。例えば、電池を外した等によって発光カウンタがリセットされた場合、本来であれば発光判定が有りとなるべきであっても、発光無しと判定される場合があることから、冷却部117の駆動を確保するためである。
ステップS408またはステップS409の後、ストロボマイコン101は、ステップS410で、ステップS403、S405、S407での判別結果をストロボマイコン101の内蔵メモリに格納し、図4の温度差判定処理を終了する。
図7は、連続発光制御処理のフローチャートである。この処理は、ストロボマイコン101において、ROMに格納されたプログラムをCPUがRAMに展開して実行することにより実現される。図3のステップS310で放電管104が発光すると、ストロボマイコン101は、図7に示す連続発光制御処理を開始し、図3のストロボ側処理と並行して実行する。
まず、ステップS701では、ストロボマイコン101は、連続発光制御に関する設定の初期化を行う。ストロボマイコン101は、予め設定された入力情報及びパラメータの読み込みを行う。なお、図3のステップS301で既に読み込みを行っている場合は、このステップを省略できる。
ステップS702では、ストロボマイコン101は、発光の際の放電管104の発光量情報を取得し、取得した発光量情報をストロボマイコン101の内蔵メモリに格納する。ステップS703にてストロボマイコン101は、連続発光処理用の演算として、ステップS404にて格納した温度差Dに基づいてカウンタ積算量Cの演算を行う。カウンタ積算量Cは、式1によって算出される。
C=(FL×ε×n-T×M)×(ζ×D+1)・・・(1)
ここで、FLは発光量情報、ε及びζは調整用係数、nは発光回数、Tは減算を行う時間間隔、Mは減算量、Dは温度差である。式1によれば、ストロボマイコン101は、例えば、ステップS702で取得した発光量情報に対して、演算レンジ調整用の係数を設定し、それらを発光毎に積算していく。減算については所定の時間毎に所定量の減算を行う。このように積算した発光カウンタに対して、温度差Dに応じた値を積算することで、温度差が大きい場合に発光カウンタの積算量が増加し、発光カウンタに実温度による状態の変化を加味することが出来る。発光部100bの発光によって、式1の発光量情報FLおよび発光回数nが0(ゼロ)からプラス値に変わり、カウンタ積算量Cの積算が開始される。従って、発光カウンタは、発光に起因してカウントされる。
具体的には、カウンタ積算量Cは、発光部100bの「発光量×発光回数」に応じて大きくなる。カウンタ積算量Cは、発光部100bの発光後の時間経過が長いと小さくなる。カウンタ積算量Cは、温度差Dが大きいと大きくなる。カウンタ積算量Cの演算結果は、ストロボマイコン101の内蔵メモリに格納される。
次に、ステップS704では、判定手段としてのストロボマイコン101は、発光判定処理を実行する。すなわち、ストロボマイコン101は、カウンタ積算量Cが所定値Ttを超えている(Tt<C)か否かを判別し、その判別の結果を、発光判定結果として生成する。Tt<Cの場合に発光有り、Tt≧Cの場合に発光無し、という判定結果が生成される。生成された発光判定結果(発光有り/発光無し)は、ストロボマイコン101の内蔵メモリに格納される。
なお、発光の有無の判定処理は、この例に限定されない。例えば、単位時間内の発光に伴って立てたビットによって発光の有無を判定してもよい。このビットは、発光後、所定時間が経過するまで立ち続ける。従って、ストロボマイコン101は、直近の所定時間内で発光部100bの発光が1回でもあれば「発光有り」、発光が1回もなければ「発光無し」と判定してもよい。
なお、所定値Ttは固定値でもよい。しかし、所定値Ttは、閾値α(S403)と連動して設定されてもよい。この場合、発光制限を実施する際の最短発光間隔を段階的に延長させて、冷却制御と発光制限制御とにより発熱抑制効果を高めることができる。例えば、ストロボマイコン101は、発光判定結果が発光有りを示す場合は、発光判定結果が発光無しを示す場合よりも、最短発光間隔を延長させる。
ステップS705では、ストロボマイコン101は、ステップS309における本発光時からズーム位置の変化がないか否かを判別する。そして、ズーム位置の変化がない場合は、ストロボマイコン101は、処理をステップS707に進める。しかし、ズーム位置の変化がある場合は、ストロボマイコン101は、ステップS706で、ズーム位置変更処理を行う。ストロボマイコン101は対応するズーム位置ごとに閾値を記憶部に格納している。このズーム位置変更処理は、ズーム位置が変更されたことに応じて、カウンタ積算量Cを調整するための処理である。これにより、大きな閾値を設定されたズーム位置と小さな閾値を設定されたズーム位置間との間でズーム移動させた場合に、各閾値に対するカウンタ積算量Cの積算比率を均一化できる。ズーム位置変更前の閾値をSP、変更後の閾値をSAとすると、カウンタ積算量Cは、式2で変換される。
C=C×SA/SP・・・(式2)
ズーム位置変更処理後、ストロボマイコン101は、ストロボマイコン101の内蔵メモリに処理結果を格納する。ステップS706の後、ストロボマイコン101は、処理をステップS707に進める。ステップS707では、ストロボマイコン101は、各種演算結果及びパラメータをストロボマイコン101の内蔵メモリに格納する。なお、既に格納が済んでいる場合はこのステップを省略してもよい。次に、ステップS708では、ストロボマイコン101は、カウンタ積算量Cが初期状態に戻っているか否かを判別する。上記式1で算出されるC値が0(ゼロ)になると、カウンタ積算量Cが初期状態に戻ったと判別される。例えば、最後の発光後、時間が経過して「-T×M」の減算項の効果によりC値が0になる。あるいは、電源投入時等には、C値は0になる。このような場合、カウンタ積算量Cが初期状態に戻ったと判別される。
カウンタ積算量Cが初期状態に戻っていない場合は、ストロボマイコン101は、処理をステップS702に戻す。カウンタ積算量Cが初期状態に戻っている場合は、ストロボマイコン101は、図7に示す連続発光制御処理を終了する。
本実施の形態によれば、ストロボマイコン101は、発光部温度Tfと環境温度Tcと発光判定の結果とに基づいて、冷却部117の駆動を制御し、具体的には、温度差Dと発光有無とに基づいて、冷却部117の駆動を制御する。基本的には、ストロボマイコン101は、温度差Dが属する領域に応じて、冷却部117を駆動する際の出力の大きさ(Duty)を異ならせるので(図5)、温度差Dに応じた適切な冷却を実現できる。また、ストロボマイコン101は、温度差Dが属する領域によっては、発光判定の結果が発光有りを示すか発光無しを示すかによって、Dutyを異ならせる。例えば、β≦D<γの場合は、発光判定結果が発光無しを示せばDutyは0%(停止)に設定され、発光判定結果が発光有りを示せばDutyは40%に設定される。これにより、直近の発光部100bの発光による昇温への影響を考慮した冷却制御が可能となるので、非効率な駆動を回避すると共に効率的な冷却を実現できる。よって、発光部の昇温を適切に抑制することができる。
また、α<Tfの場合には、温度差Dの大きさに拘わらず冷却部117の駆動出力がDuty100%に設定されるので(S403→S409)、発光部100bの保護が優先される。また、γ≦Dの場合、発光無しであっても冷却部117の駆動は停止されないので(S405→S409)、発光部100bの冷却が確保される。
なお、ストロボマイコン101は、マイコン内蔵ワンチップIC回路構成であるが、各機能に応じて専用のマイコン・メモリ等を設けてもよい。また、冷却部117は、ファンモジュールとして説明したが、ポンプ等の同等の機能を持つ冷却モジュールであっても構わない。なお、説明した各フローチャートはあくまで一例であって、不都合がなければ各フローチャートと異なる順序で各ステップを実行してもよい。
なお、β≦D<γであり且つ、発光判定結果=発光無しの場合、冷却部117の駆動は停止されるとしたが(S407→S408)、β≦D<γであり且つ、発光判定結果=発光有りの場合のDuty(40%)より低いDutyで冷却部117を駆動してもよい。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、第2の位置は、第1の位置よりも、発光部100bの温度変化の影響を受けにくい位置であった。しかし、第2の位置は、ストロボ装置100内の位置でなくてもよく、ストロボ装置100に接続されたカメラ本体内または外部電源装置内にあってもよい。本発明の第2の実施の形態では、ストロボ装置100に接続されている機器から環境温度を取得する点が第1の実施形態と異なる。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。図1に代えて図8を用いて本実施の形態を説明する。
図8は、ストロボ装置100を含むカメラシステムの概略構成を示すブロック図である。このカメラシステムにおいて、図1と同じ構成要素には同じ符号が付してある。ストロボ装置100には、カメラ本体300、外部電源装置500が接続されている。ストロボマイコン101は、カメラ本体300または外部電源装置500から環境温度を取得する。ストロボ装置100の端子120に外部電源装置500が電気的に接続される。ストロボ装置100の端子116にカメラ本体300が電気的に接続される。カメラ本体300の端子304にレンズユニット400が電気的に接続される。
端子120は、ストロボ装置100と外部電源装置500の制御を行うための信号の入出力を行う信号端子(SEH)と、メインコンデンサ102dに給電を行うための高圧電力入力端子(HV)とを含む。また、端子120は、ストロボ装置100と外部電源装置500の双方をつなぐGND端子も含む。
次に、カメラ本体300の構成について説明する。マイクロコンピュータCCPU(以下、カメラマイコン)301は、カメラ本体300の各部を制御する。カメラマイコン301は、例えばCPU、ROM、RAM、入出力制御回路(I/Oコントロール回路)、マルチプレクサ、タイマ回路、EEPROM、A/D、D/Aコンバータ等を含むマイコン内蔵ワンチップIC回路である。カメラマイコン301は、カメラシステムの制御をソフトウェアで行い、各種の条件判定を行う。
撮像素子302は、赤外カットフィルタやローパスフィルタ等を含むCCD、CMOS等の撮像素子であり、後述のレンズ群402によって撮影時に被写体像が結像される。撮像回路303は、例えばゲイン切り換え回路、A/D変換器、タイミングジェネレータ、信号処理回路等を含み、各種撮像処理を行う。
端子304は、カメラ本体300とレンズユニット400の通信の同期をとるためのSCLK_L端子、レンズユニット400にデータを送信するMOSI_L端子、レンズユニット400から送信されたデータを受信するMISO_L端子を含む。また、端子304は、カメラ本体300とレンズユニット400との両方をつなぐGND端子も含む。
温度検出部305は、カメラ本体300内の温度を検出する。撮像系の温度の影響を受けにくいように、温度検出部305は、撮像素子302や撮像回路303から離れた箇所(トップカバー等)に配置することが望ましい。温度検出部305で検出された温度情報はカメラマイコン301へ伝えられ、カメラマイコン301の内蔵メモリに格納される。
次に、レンズユニット400の構成と動作について説明する。マイクロコンピュータLPU(以下、レンズマイコン)401は、レンズユニット400の各部を制御する。レンズマイコン401は、例えばCPU、ROM、RAM、入出力制御回路(I/Oコントロール回路)、マルチプレクサ、タイマ回路、EEPROM、A/D、D/Aコンバータ等を含むマイコン内蔵ワンチップIC回路である。レンズ群402は、フォーカスレンズやズームレンズ等を含む複数枚のレンズで構成されている。なお、レンズ群402にはズームレンズは含まれなくてもよい。
レンズ駆動部403は、レンズ群402に含まれるレンズを移動させる駆動系である。レンズ群402の駆動量は、カメラ本体300内にある撮像素子302あるいは不図示の焦点検出回路の出力に基づいてカメラマイコン301にて演算される。演算された駆動量は、カメラマイコン301からレンズマイコン401に送信される。エンコーダ404はレンズ群402の位置を検出して駆動情報を出力する。エンコーダ404からの駆動情報に基づき駆動量分だけレンズ駆動部403がレンズ群402を移動させて焦点調節を行う。
次に、外部電源装置500の構成について説明する。マイクロコンピュータFPU(以下、外部電源マイコン)501は、外部電源装置500の各部を制御する。外部電源マイコン501は、例えばCPU、ROM、RAM、入出力制御回路(I/Oコントロール回路)、マルチプレクサ、タイマ回路、EEPROM、A/D、D/Aコンバータ等を含むマイコン内蔵ワンチップIC回路である。電池600は、外部電源装置500の電源(VBAT)として機能する。電池600の電圧は昇圧部502により数百Vに昇圧後、端子120を介してストロボ装置100へ送られ、電気エネルギを充電させる。温度検出部503は、外部電源装置500内の温度を検出する。温度検出部503は、昇圧部502及び電池600の温度の影響を受けにくい位置に配置することが望ましい。温度検出部503で検出した温度情報は、外部電源マイコン501へ伝えられ、外部電源マイコン501の内蔵メモリに格納される。
本実施の形態における温度差判定処理(図4)では、第1の実施の形態に対し、ステップS402の処理が異なる。図4のステップS402で、ストロボマイコン101は、カメラ本体300の温度検出部305により検出された温度情報を、端子116を介して取得し、取得した温度情報を、環境温度Tcとしてストロボマイコン101の内蔵メモリに格納する。ステップS403以降においては、ストロボマイコン101は、第1の実施の形態において環境温度検出部119により検出された温度情報に代えて、温度検出部305により検出された温度情報を、環境温度Tcとして扱う。
なお、ステップS402で、ストロボマイコン101は、外部電源マイコン501の温度検出部503により検出された温度情報を、端子120を介して取得し、取得した温度情報を、環境温度Tcとしてストロボマイコン101の内蔵メモリに格納してもよい。あるいは、ストロボマイコン101は、環境温度検出部119、温度検出部305または温度検出部503により検出された温度情報のうち少なくとも2つを取得し、取得した温度情報の1つを環境温度Tcとして扱うようにしてもよい。その場合、例えば、取得した温度情報の中で最も低い値を環境温度Tcとして扱うようにしてもよい。最も低い値を環境温度Tcとして扱うことで、各温度検出部が各機器から受ける熱の影響が最も小さい値を環境温度として使用することができる。
本実施の形態によれば、発光部の昇温を適切に抑制することに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
100b 発光部
101 ストロボマイコン
117 冷却部
118 発光部温度検出部
119 環境温度検出部

Claims (16)

  1. 照明用の光を発する発光部と、
    前記発光部を冷却する冷却手段と、
    第1の位置の温度を取得する第1の温度取得手段と、
    前記第1の位置よりも、前記発光部の温度変化の影響を受けにくい第2の位置の温度を取得する第2の温度取得手段と、
    前記発光部の発光の有無を判定する判定手段と、
    前記第1の温度取得手段の取得結果と前記第2の温度取得手段の取得結果と前記判定手段の判定結果とに基づいて、前記冷却手段の駆動を制御する制御手段と、を有することを特徴とする照明装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の温度取得手段の取得結果と前記第2の温度取得手段の取得結果との差と、前記判定手段の判定結果とに基づいて、前記冷却手段の駆動を制御することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記制御手段は、前記差が属する領域に応じて、前記冷却手段を駆動する際の出力の大きさを異ならせることを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記制御手段は、前記差が第1の領域に属する場合は前記冷却手段の駆動を停止し、前記差が前記第1の領域より高い第2の領域に属する場合において、前記判定手段の判定結果が発光有りを示すときは前記冷却手段を駆動し、前記判定手段の判定結果が発光無しを示す場合は前記冷却手段の駆動を停止することを特徴とする請求項2または3に記載の照明装置。
  5. 前記制御手段は、前記差が前記第2の領域より高い第3の領域に属する場合は、前記判定手段の判定結果に拘わらず前記冷却手段を駆動することを特徴とする請求項4に記載の照明装置。
  6. 前記制御手段は、前記第1の温度取得手段の取得結果が閾値を超えた場合は、前記第2の温度取得手段の取得結果および前記判定手段の判定結果にかかわらず、前記差と前記判定手段の判定結果とに基づいて前記冷却手段を駆動する際の最も高い出力と同等以上の出力で、前記冷却手段を駆動することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の照明装置。
  7. 前記第1の位置は、前記発光部からの光路を遮らない位置であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の照明装置。
  8. 前記発光部と前記第1の位置との空間距離よりも、前記発光部と前記第2の位置との空間距離の方が長いことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の照明装置。
  9. 前記第2の位置は、当該照明装置に接続されたカメラ本体内または外部電源装置内にあることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の照明装置。
  10. 前記制御手段は、初期状態における前記第1の温度取得手段の取得結果と前記第2の温度取得手段の取得結果とに基づいて前記第1の温度取得手段の取得結果をオフセットした値を、前記冷却手段の駆動を制御する際に前記第1の温度取得手段の取得結果として用いることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の照明装置。
  11. 前記制御手段は、前記第1の温度取得手段の取得結果が前記閾値を超えた場合は、前記第1の温度取得手段の取得結果が前記閾値を超えない場合よりも、前記発光部の発光間隔を長くすることを特徴とする請求項6に記載の照明装置。
  12. 前記判定手段は、発光に起因してカウントされる発光カウンタの値が所定値を超えた場合に、発光有りと判定し、前記発光カウンタの値が前記所定値を超えない場合に、発光無しと判定することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の照明装置。
  13. 前記制御手段は、前記発光部の発光量および発光回数を加味して前記発光カウンタをカウントすることを特徴とする請求項12に記載の照明装置。
  14. 前記制御手段は、前記発光部の発光後の時間経過を加味して前記発光カウンタをカウントすることを特徴とする請求項12に記載の照明装置。
  15. 前記制御手段は、前記第1の温度取得手段の取得結果と前記第2の温度取得手段の取得結果との差を加味して前記発光カウンタをカウントすることを特徴とする請求項12に記載の照明装置。
  16. 照明用の光を発する発光部と、前記発光部を冷却する冷却手段と、を有する照明装置の制御方法であって、
    第1の位置の温度を取得し、
    前記第1の位置よりも、前記発光部の温度変化の影響を受けにくい第2の位置の温度を取得し、
    前記発光部の発光の有無を判定し、
    前記発光部の前記第1の位置の温度の取得結果と、前記第2の位置の温度の取得結果と、前記発光の有無の判定結果とに基づいて、前記冷却手段の駆動を制御する、ことを特徴とする照明装置の制御方法。

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