JP2015079883A - 電子機器、制御方法及びそのプログラム - Google Patents

電子機器、制御方法及びそのプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2015079883A
JP2015079883A JP2013216666A JP2013216666A JP2015079883A JP 2015079883 A JP2015079883 A JP 2015079883A JP 2013216666 A JP2013216666 A JP 2013216666A JP 2013216666 A JP2013216666 A JP 2013216666A JP 2015079883 A JP2015079883 A JP 2015079883A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
cooling fan
electronic device
housing
temperature difference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013216666A
Other languages
English (en)
Inventor
石川 義和
Yoshikazu Ishikawa
義和 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2013216666A priority Critical patent/JP2015079883A/ja
Publication of JP2015079883A publication Critical patent/JP2015079883A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】 撮像装置などの電子機器がハウジングに収納された場合に、ハウジング内部の温度を考慮して電子機器筐体内の冷却を行う。
【解決手段】 筐体と、筐体内部の発熱部を冷却する冷却ファンと、冷却ファンを駆動する駆動手段と、筐体がハウジングに収納されているか否かを判定する第1の判定手段と、を備えた電子機器であって、電子機器の第1の位置の第1温度と、電子機器の第1の位置よりも相対的に発熱部に近い第2の位置の第2温度とを検出する温度検出手段と、第1の判定手段により筐体がハウジングに収納されていると判定された場合に第1温度と第2温度の温度差に応じて冷却ファンの回転速度を切り替える切替え手段と、を有し、切替え手段は、第1温度と第2温度の温度差が第1の温度差である場合よりも、第1温度と第2温度の温度差が第1の温度差よりも大きい第2の温度差である場合の方が冷却ファンの回転速度を速くすることを特徴とする構成とした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電子機器筐体内部の発熱部を冷却する冷却ファンを備えた電子機器とその制御方法及びプログラムに関する。
従来、冷却用のファンによって、発熱部位の冷却(放熱)を行う電子機器が一般的に知られている。
特許文献1には、温度センサによって検出される検出温度が、閾値を上回るか又は下回るかに応じて、冷却対象物を冷却するファンの回転速度を切換える冷却ファン制御装置について提案されている。
特開2009−14715号公報
ここで、電子機器を水中などで使用する場合、当該電子機器を防水ケースなどのハウジングに収納することが一般的に知られている。
しかしながら、特許文献1には、撮像装置がハウジングに収納された場合における冷却ファンの制御方法については何ら考慮されていない。冷却対象物がハウジングに収納された場合と該冷却対象物がハウジングに収納されていない場合とでは、ハウジング内部の温度の変化は異なるので、特許文献1に記載された制御方法では冷却対象物の冷却が適正に行われない可能があった。
本発明の目的は、撮像装置などの電子機器がハウジングに収納された場合に、ハウジング内部の温度を考慮して電子機器筐体内の冷却を行うことである。
上記目的を達成するための本発明としての撮像装置は、筐体と、前記筐体内部の発熱部を冷却する冷却ファンと、前記冷却ファンを駆動する駆動手段と、前記筐体がハウジングに収納されているか否かを判定する第1の判定手段と、を備えた電子機器であって、前記電子機器の第1の位置の第1温度と、前記電子機器の前記第1の位置よりも相対的に発熱部に近い第2の位置の第2温度とを検出する温度検出手段と、前記第1の判定手段により前記筐体がハウジングに収納されていると判定された場合に前記第1温度と前記第2温度の温度差に応じて前記冷却ファンの回転速度を切り替える切替え手段と、を有し、前記切替え手段は、前記第1温度と前記第2温度の温度差が第1の温度差である場合よりも、前記第1温度と前記第2温度の温度差が前記第1の温度差よりも大きい第2の温度差である場合の方が前記冷却ファンの回転速度を速くすることを特徴とする。
本発明によれば、撮像装置などの電子機器がハウジングに収納された場合に、ハウジング内部の温度を考慮して電子機器筐体内の冷却を行うことが出来る。
本発明の第1の実施形態に係る電子機器と防水ケースの構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る電子機器のCPU内部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る電子機器の冷却ファンの駆動制御に関する動作の処理を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る電子機器の温度上昇に関する警告表示例を例示的に示した図である。 本発明の第1実施形態に係る電子機器が防水ケースに収納されていない場合に関して、第2温度の時間的な変化を例示的に示した図である。 本発明の第1実施形態に係る電子機器の第1温度と第2温度の時間的な変化を例示的に示した図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について、図1を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る電子機器であるビデオカメラ10と水中での撮影を可能とする防水ケース100とを組み合わせた構成例を示したブロック図である。
撮影レンズ11は、フォーカスレンズやズームレンズ、絞りなどからなり、被写体の光学像をビデオカメラ10の内部へと導く。
撮像素子12は、撮影レンズ11によって導かれた被写体の光学像を電気信号に変換するCCDやCMOSなどの電荷蓄積型の固体撮像素子である。
カメラ信号処理部13は、撮像素子12から出力された電気信号に所定の信号処理を施し、後述の記録再生処理部14とCPU15に処理後の信号を出力する信号処理回路である。
記録再生処理部14は、カメラ信号処理部13から出力された信号に対して、不図示の記録媒体に記録可能とするための信号処理を施す処理回路である。また、記録再生処理部14は、静止画及び動画の再生をする場合に、不図示の記録媒体に記録された画像データを再生可能とするための処理をする。
CPU15は、ビデオカメラ10の各部と接続されており、ビデオカメラ10の各部を統括的に制御する制御部である。
メモリ16は、本実施形態において使用される種々のデータの記憶と、ビデオカメラ10で行う撮影処理に応じて出力されるデータの格納を行うための記憶部である。例えば、ビデオカメラ10の各部を駆動するタイミングや種々の露出条件、後述する撮影処理で使用する算出式、及び図3に示すフローと同様の動作を指示するためのプログラムなどがメモリ16に記憶されている。
表示部17は、撮影画像や再生画像の表示、及びユーザーインタフェースとなるアイコンや文字等を表示するための、液晶表示素子からなるTFTなどである。
本体操作部18は、ビデオカメラ10に対して、ユーザーが指示や入力を行うための複数のボタン、スイッチ、レバー等からなる操作入力部である。例えば、撮影の開始及び停止、各種のモードの切替え、被写体に対するズームやフォーカス、再生画像の再生など、ビデオカメラ10に対して、情報の入力や指示が可能である。
温度センサ20は、ビデオカメラ10において発熱部ではない撮影レンズ11の近傍の位置(第1の位置)の温度(第1温度)を検出する温度検出手段である。尚、温度センサ20は、周囲温度の上昇によるフォーカスのずれを補正するために撮影レンズ11の近傍に配置されている。この点については後述する。
また、温度センサ19は、前述の温度センサ20よりも相対的に発熱部である撮像素子12に近い位置(第2の位置)の温度(第2温度)を検出する温度検出手段である。
検出部21は、ビデオカメラ10が本実施形態のハウジングである防水ケース100に収納されているか否かを検出するための検出スイッチである。詳細としては、防水ケース100の突起部101が設けられた位置と対応するように検出部21が設けられており、ビデオカメラ10が防水ケース100を収納するときに、該検出部21が突起部101によって押し込まれる。
そして、検出部21が突起部101によって押し込まれているか否かを判定することで、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されているか否かを検出する。尚、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されているか否かの検出は、上述の構成に限定されるものではない。例えば、ビデオカメラ10と防水ケース100とが電気的が接続可能であって、電気的接続の有無に応じてビデオカメラ10が防水ケース100に収納されているか否かを検出するような構成であっても良い。
また、上述したようにビデオカメラ10が防水ケース100に収納されているか否かを自動的に検出するだけでなく、例えば、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されていることを、ユーザーが手動操作で設定するような構成であっても良い。
冷却ファン22は、ビデオカメラ10の筐体内部の発熱部を冷却するための冷却手段であって、冷却ファン22の駆動手段である駆動部23によって駆動される。尚、上述の発熱部とは、ビデオカメラ10の駆動(動作)に応じて発熱をする撮像素子12などである。以上が本実施形態に係る電子機器であるビデオカメラ10の構成例である。
以下、本実施形態のCPU15の構成において、特に冷却ファン22の駆動制御に関する処理ブロックについて図2を参照して説明する。尚、図2は本実施形態に係るビデオカメラ10の、CPU15内の構成を示すブロック図である。
図2において、A/D変換器201は、温度センサ19から出力されるアナログ信号の温度データをデジタル信号に変換するための第1のA/D変換器である。そして、A/D変換器202は、温度センサ20から出力されるアナログ信号の温度データをデジタル信号に変換するための第2のA/D変換器である。
判定部203は、検出部21から出力される信号に基づき、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されているか否かを判定する判定手段(第1の判定手段)である。また、判定部203は、本体操作部18から出力される信号に基づき、ビデオカメラ10の撮影モードを判定する判定手段(第2の判定手段)でもある。
この撮影モードとは、ビデオカメラ10を水中で使用する水中モードか、水上で使用する水上モードである。尚、本実施形態では、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されている状態で、水中モード、及び水上モードの設定が可能となる。
尚、撮影モードの選択は、ユーザーが外部操作部102を介して本体操作部18を操作することでおこなう構成であるが、これに限定されるものではない。例えば、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されている場合は、不図示の測光演算部によって被写体の輝度を算出し、測光演算の結果に応じて撮影モードが自動的に設定される構成であっても良い。また、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されていない状態であっても、撮影モードの設定が出来るような構成であってもよい。上述した判定部203での判定結果は速度制御部204へと出力される。
速度制御部204は、判定部203での判定結果(出力)と、A/D変換器201、202から出力される信号に基づき、冷却ファン22の駆動モードを切替える切替え手段である。ここで、本実施形態では冷却ファン22の駆動モードとして、当該冷却ファン22の回転速度を、高速とする高速モード、中速とする中速モード、低速とする低速モードの内から一つを設定することが出来る。
ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されていると判定(検出)された場合、速度制御部204は、温度センサ19で検出された第2温度と温度センサ20で検出された第1温度との温度差に応じて冷却ファン22の駆動モード(回転速度)を切替える。
また、判定部203が、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されていないと判定した場合は、第2温度に応じて冷却ファン22の駆動モード(回転速度)を切替える。以上、説明したように、本実施形態では、ビデオカメラ10の状態に応じて冷却ファン22の駆動モード(回転速度)を切替えることが出来る。この詳細については図3のフローを参照して後述する。
以下、防水ケース100の構成例について図1を参照して説明する。前述したように、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されている場合に、突起部101はビデオカメラ10の検出部21を押下げる。尚、検出部21は、ビデオカメラ10を単体で操作する場合には押圧することが出来ない構造となっており、防水ケース100にビデオカメラ10が収納されている場合のみ、該検出部21を突起部101によって押下げることが可能である。
外部操作部102は、防水ケース100を介して本体操作部18を操作可能な外部操作手段である。従って、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されている場合でも、ユーザーが外部操作部102を操作することで本体操作部18を操作することが可能である。例えば、外部操作部102の不図示のズームレバーを操作すると、本体操作部18の不図示のズームキーが連動して操作され撮影画角の変更が可能である。
以下、本実施形態に係る電子機器であるビデオカメラ10の基本動作について説明する。まず、本体操作部18(又は外部操作部102)の不図示のレリーズボタンが押されると撮影の開始が指示される。そして、撮影の開始に応じて、撮影レンズ11によって撮像素子12へと導かれた被写体の光学像は、アナログ信号の撮影画像データ(以下、アナログ画像と称す)に光電変換がされ、カメラ信号処理部13に出力される。尚、撮影開始時だけでなく、被写体のライブビュー表示を開始する場合も同様である。
撮像素子12からカメラ信号処理部13に出力されたアナログ画像は、不図示のA/D変換部によってデジタル信号の撮影画像データ(以下、デジタル画像と称す)に変換された後、ガンマ補正やホワイトバランス処理などの所定の信号処理が施される。そして、該信号処理後のデジタル画像は記録再生処理部14に出力される。この信号処理に用いるパラメータは、予めメモリ16に記憶されており、CPU15が当該パラメータを適宜読み出すことでデジタル画像に対する適正な信号処理が行われる。
次に、記録再生処理部14に出力されたデジタル画像は、記録サイズの設定などの信号処理が施され、不図示の記録媒体へと出力(記憶)される。同時に、不図示のD/A変換部によって、デジタル画像はアナログ画像に再変換され、CPU15に出力される。
記録再生処理部14から出力されたアナログ画像は表示部17へと出力され、表示画像として表示部17に表示される。従って、ビデオカメラ10は画像の記録と表示を同時に行うことが出来る。尚、表示画像以外に、ビデオカメラ10の動作モードや撮影時間などのユーザーインタフェースに係る表示も表示部17に同時に表示される。
次に、本実施形態に係る冷却ファン22の駆動制御の概要について説明する、前述したように、本実施形態では、ビデオカメラ10の筐体内部の撮像素子12を冷却(放熱)する為に、冷却ファン22が設けられている。前述したように、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されている場合は、温度センサ19で検出した第2温度に応じて、この冷却ファン22の回転速度を切替える。
ここで、温度センサ19を撮像素子12の近傍に設けるのは、ビデオカメラ10の駆動に応じた撮像装置12の温度上昇を検出するためである。
一般的に、撮像素子やCPUの温度が過度に上昇すると、撮像素子やCPUの動作に関わる制御が適正に出来ない可能がある。更に、撮像素子やCPUの寿命が短くなってしまう可能性もある。
そこで、本実施形態では、温度センサ19で検出された第2温度に応じて冷却ファン22を駆動する構成によって、撮像素子12の温度を考慮して撮像素子12を冷却することが出来る。従って、撮像素子12が過度に温度上昇することを抑制することが出来る。
しかしながら、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されている場合、密閉された状態の防水ケース100の内部空気の温度は、ビデオカメラ10の駆動に応じて上昇してしまう可能性がある。この場合、冷却ファン22を駆動させ、温度が上昇した防水ケース100の内部空気を対流させても、撮像素子12を冷却する効果は低い。
更に、この状態で上述した通常時(ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されていない状態)と同様の条件で冷却ファン22を駆動すると、冷却ファン22を駆動することによって防水ケース100の内部空気の温度は更に上昇してしまう可能性がある。
そこで、本実施形態では、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されている場合は、ビデオカメラ10の筐体内の2点の温度差に応じて冷却ファン22の回転速度を切替える(変更する)ことで上述の問題を解決する。詳細としては、撮像素子12の近傍の第2の位置での温度(第2温度)と、当該第2の位置よりも相対的に発熱量が低い位置(第1の位置)での温度(第1温度)との温度差に応じて冷却ファン22の回転速度を切替える。
以下、冷却ファン22の駆動制御に関する動作を図3のフローチャートを用いて説明する。図3はビデオカメラ10の冷却ファン22の駆動制御に関する動作の処理を示している。尚、以下のフローにおける各処理の結果はメモリ16に記憶され、必要な際にはメモリ16から適宜出力されるものとする。
ビデオカメラ10の撮影に関する処理(以下、撮影処理と称す)が開始されると、ステップS101で判定部203は、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されているか否かを判定する。尚、判定は前述したように、検出部21を突起部101が押下げたか否かを検出することで行う。
ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されていると判定した場合はステップS107に進み、防水ケース100に収納されていないと判定した場合はステップS102へ進む。
ここで、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されていない場合に、冷却ファン22の回転速度を切替える閾値となる閾値温度について説明する。本実施形態では、ビデオカメラ10を駆動することで第2温度が上昇した際に、撮像素子12の動作が保証される温度(以下、動作保証温度と称す)が予め設定されている。即ち、ビデオカメラ10を駆動するには、第2温度がこの動作保証温度を超えないことが必要となる。
そこで、本実施形態では、第2温度が動作保証温度に達しないように、当該動作保証温度に達する前に冷却ファン22の回転速度を切替えるための閾値となる閾値温度を設定する。なお、本実施形態において閾値温度はメモリ16内に予め記憶されており、動作保証温度に対して高い温度から順に、閾値温度3(以下thT3)、閾値温度2(以下、thT2),閾値温度1(以下、thT1)とする。
そして、第2温度がこのthT1〜3よりも大きいか否かに応じて冷却ファン22の回転速度を切替える(変更する)ことで、撮像素子12の温度を考慮して当該撮像素子12を適正に冷却することが出来る。
図3に戻り、ステップS102で判定部203は、温度センサ19で検出した第2温度がthT2より大きいか否かを判定する。上述したthT2は、冷却ファン22の回転速度を高速にするか否かを設定するための閾値温度である。
ステップS102で第2の温度がthT2よりも大きいと判定された場合はステップS103に進み、第2の温度がthT2よりも大きくないと判定された場合はステップS104へ進む。
次に、ステップS103で速度制御部204は、第2の温度が撮像素子12の動作保証温度に近づくことを抑制するために、冷却ファン22の駆動モードを高速駆動モード(第1のモード)に切り替える。そして、当該高速モードにおいて高速の回転速度で冷却ファン22を駆動する。
次に、ステップS114で判定部203は、第2の温度がthT3より大きいか否かを判定する。ここで、thT3は、動作保証温度よりやや低い温度を設定することが望ましい。例えば、動作保証温度をn℃とした場合、thT3は(n−5)℃に設定する。これは、撮像素子12の温度上昇によって第2温度が動作保証温度を超えることを抑制して、当該撮像素子12の誤動作や損傷を防止するためである。
従って、第2温度がthT3よりも大きいと判定部203が判定した場合は、ステップS115に進み、撮像素子12の誤動作や損傷を防止するためにビデオカメラ10の電源をオフにする。即ち、閾値温度thT3はビデオカメラ10の駆動を制限する温度であって、第2温度が当該thT3よりも大きい場合にビデオカメラ10の駆動を停止する。
この時、ビデオカメラ10の表示部17に、図4に示すような警告画像を表示させてから電源オフする。図4は、当該警告画像を例示的に示す図であって401は温度上昇を警告する指標であり、402は電源オフすることを通知する文章である。
尚、ステップS115の電源オフ処理によって電源がオフされた場合は、第2温度が所定の温度以下にならなければ、電源がオン(撮影処理がスタート)されない構成とすることで、ビデオカメラ10をより確実に保護することが出来る。
ステップS114で、第2温度がthT3よりも大きくないと判定された場合は、現在の撮影処理を終了し、続けて次の撮影処理を実行する。
ステップS102に戻り、判定部203が、第2温度がthT2よりも大きくないと判定した場合はステップS104へと進む。そして、ステップS104で判定部203は、第2温度がthT1よりも大きいか否かを判定する。尚、thT1は、冷却ファン22の駆動モードを、当該冷却ファン22を中速の回転速度で駆動する中速モード(第2のモード)か、低速の回転速度で駆動する低速モード(第3のモード)かに切替えるための閾値温度である。
ステップS104で第2の温度がthT1よりも大きいと判定された場合は、ステップS105へと進み、速度制御部204は冷却ファン22を中速の回転速度で駆動する。尚、冷却ファン22を中速で駆動するのは、thT3に到達するまでに余裕があるためである。
また、ステップS104で第2温度がthT1よりも大きいと判定された場合は、ステップS106へと進み、速度制御部204は冷却ファン22を低速で駆動する。尚、冷却ファン22を低速の回転速度で駆動するのは、thT3に到達するまでの余裕が、前述のステップS105の場合よりも更に大きいためである。
上述したステップS105、S106において、それぞれの回転速度で冷却ファン22の駆動を開始したら、ステップS114へと進む。以降の処理は前述のステップS103以降の処理と同様なので説明は省略する。
次に、上述したフローに沿って冷却ファン22を駆動した場合における、第2温度の時間的な変化について図5を参照して説明する。図5は、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されていない場合について、撮像素子12を駆動させているときの第2温度の時間的な変化を示したグラフであり、横軸は時間、縦軸は温度を表している。
図5において、501が冷却ファン22を駆動しなかった場合、そして、502〜504はそれぞれ冷却ファン22の回転速度を低速、中速、高速で約1時間程度駆動した場合の温度変化を示している。
また、505は前述した撮像素子12の動作保証温度を示しており、例えば+75℃などである。506は電源オフ処理へ移行する閾値温度thT3であり、例えば、撮像素子12の動作保証温度より5℃低い値を設定している。507は冷却ファン22の回転速度を高速に変更するか否かを判定するための閾値温度thT2を示している。508は冷却ファン22の回転速度を中速に変更するか否かを判定するための閾値温度thT1を示している。そして、図中の実線は、上述した条件に基づいて冷却ファン22を駆動した場合の、第2温度の温度変化を示している。尚、それぞれの閾値温度としは、電子機器ごとのデータに基づいて最適な値が設定する。
以上説明したように、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されていない場合は、冷却ファン22の回転速度(駆動モード)を、それぞれの閾値温度に基づいて制御することで、撮像素子12の温度を考慮して撮像装置12を適正に冷却することが出来る。従って、ビデオカメラ10が誤動作や損傷を防止することが可能である。
以下、ビデオカメラ10が防水ケースに収納されている場合の第2温度の時間的変化について説明する。前述したように、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されている場合は、防水ケース100の内部温度の変化は通常時とは異なる。
前述したように、第1温度は、ビデオカメラ10の非発熱部の近傍の位置である第1の位置に設けられた温度センサ20が出力する温度である。また、第2温度は、ビデオカメラ10の発熱部の近傍の位置である第2の位置に設けられた温度センサ19が出力する温度である。
尚、温度センサ20からの出力される第1温度は、前述した冷却ファン22の駆動制御だけでなく、周囲温度の変化に応じて適正なフォーカスが出来るように、当該第1温度に応じて撮影レンズ11のレンズ位置を調整する制御にも用いられる。
この様に、ビデオカメラ10の筐体内部の発熱部の近傍、及び、非発熱部の近傍の温度を検出するのは、防水ケース100の内部空気の温度を判定するためである。
例えば、第1温度と第2温度の温度差が十分に大きい温度差(第2の温度差)である場合は、防水ケース100の内部空気の温度は比較的低い状態であると判定できるため、冷却ファン22を駆動することによる撮像素子12の冷却効果は高い。
逆に、第1温度と第2温度の温度差が第2の温度差よりも小さい温度差(第1の温度差)の場合は、防水ケース100の内部空気の温度は比較的高い状態であると判定できるため、冷却ファン22を駆動しても冷却効果は低い。更に、この状態では、冷却ファン22を駆動することで冷却ファン22による発熱量は増加し、防水ケース100の内部空気の温度は更に上昇してしまう可能性がある。この詳細について図6を参照して説明する。尚、図6は、撮像素子12を駆動させているときの、第1温度と第2温度の時間的な変化を示したグラフである。
図6において、501は冷却ファン22を駆動していない場合の第2温度、601は冷却ファン22を駆動していない場合の第1温度を示している。また、温度差602と603は、それぞれ第1温度と第2温度の温度差を例示的に示している。
図6より、撮像素子12の駆動開始からの時間経過が30分以内の時点では、第1温度と第2温度の温度差(602)は、十分に大きい温度差を有していることがわかる。また、時間経過が30分を超えた時点では、第1温度と第2温度の温度差(603)は小さく、且つ、一定の差で安定していることがわかる。
以上説明したように、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されている場合、防水ケース100の内部空気の温度を考慮した撮像素子12の冷却ができるか否かが異なる。
そこで、本実施形態では、第1温度と第2温度との温度差に応じて、冷却ファン22の駆動モード(回転速度)を切替える。この構成によって、防水ケース100の内部空気の温度を考慮して撮像素子12を冷却することが出来る。
また、前述したように、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されている場合に、ユーザーは水中モードと水上モードの2つ撮影モードから任意の撮影モードを設定することができる。ここで、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納された状態であっても、当該防水ケース100に収納されたビデオカメラ10が水中にあるか否かに応じて、防水ケース100の内部空気の温度の変化は異なる。
例えば、ビデオカメラ10を水上で使用する場合は、太陽光によって防水ケース100の内部空気の温度が急激に上昇する可能性がある。逆に、ビデオカメラ10を水中で使用する場合は、太陽光による温度上昇は起こりにくい。そして、防水ケース100の周囲の水中へ放熱する効果も高い。
この様に、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されていたとしても、ビデオカメラ10を水中で使用する場合と水上で使用する場合とで、防水ケース100の内部空気の温度の変化は異なる。従って、冷却ファン22を駆動することによる撮像素子12の冷却効果も異なる。
そこで、本実施形態では、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納された状態において、撮影が水中で行われるか否かに応じて冷却ファン22の駆動を制御する。即ち、ユーザーにより選択された撮影モードが水中モードであるか水上モードであるかに応じて、冷却ファン22の駆動モード(回転速度)を切替える。以下、上述した冷却ファン22の駆動制御に関する動作を図3のフローチャートを用いて説明する。
図3に戻り、ステップS101で、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されていると判定された場合、ステップS107へと進み、判定部203は現在の撮影モードが水中モードであるか否かを判定する。
ステップS107において、設定された撮影モードが水中モードである場合はステップS108に進み、撮影モードが水中モードでない(水上モードである)場合はステップS111に進む。
以下、現在の撮影モードが水中モードであると判定された場合の冷却ファン22の駆動制御について説明する。ステップS108で判定部203は、第1温度と第2温度の温度差が所定の温度差以上であるか否かを判定する。尚、判定部203がメモリ16の内部に予め記憶されている当該所定の温度差を読み出すことで、上述の判定がされる。
ここで、所定の温度差とは、第1温度と第2温度との温度差が十分に大きく、防水ケース100の内部空気の温度が比較的低い状態であると判断できるものであれば、どの様なものでも良い。
ステップS108で第1温度と第2温度の温度差が所定の温度差以上でないと判定された場合はステップS109に進み、第1温度と第2温度の温度差が所定の温度差以上であると判定された場合はステップS110に進む。
次に、ステップS109で速度制御部204は、冷却ファン22の駆動モードを中速モードに切り替え、冷却ファン22を中速の回転速度で駆動する。これは、第1温度と第2温度の温度差が小さいため、冷却ファン22を高速で駆動しても撮像素子12を適正に冷却することが出来ないためである。
しかし、ステップS107において、現在の撮影モードが水中モードであると判定されている。従って、この場合は太陽光による防水ケース100の内部空気の温度上昇はし難い状態であって、且つ、水中へ放熱する効果も期待できるので、冷却ファン22を中速の回転速度で駆動する。
また、水中モードでは、被写体の照度も水上モードよりも低いので、撮影画像のノイズは、水上モードよりも目立ちやすい傾向にある。以上を鑑みて、温度上昇+低照度の被写体という撮影画像のノイズが増加する環境を改善するために、冷却ファン22を中速の回転速度で駆動させる。冷却ファン22の駆動モードを中速モードに切り替えた後の処理は前述の処理と同様であるので説明は省略する。
ステップS110で速度制御部204は、冷却ファン22の駆動モードを高速モードに切り替え、高速の回転速度で冷却ファン22を駆動する。これは、前述したように、第1温度と第2温度の温度差が十分に大きく、冷却ファン22を高速の回転速度とすることで、撮像素子12を適正に冷却することが出来るからである。冷却ファン22の駆動モードを高速モードに切り替えた後の処理は前述の処理と同様であるので説明は省略する。以上が、水中モードにおける冷却ファン22の駆動制御である。
次に、撮影モードが水上モードであると判定された場合の冷却ファン22の駆動制御について説明する。ステップS111で判定部203は、第1温度と第2温度の温度差が所定の温度差以上であるか否かを判定する。
ステップS111で第1温度と第2温度の温度差が所定の温度差以下であると判定された場合はステップS112に進み、第1温度と第2温度の温度差が所定の温度差以上であると判定された場合はステップS113に進む。
次に、ステップS112で速度制御部204は、冷却ファン22の駆動モードを低速モードに切り替える。
これは、前述のステップS109と同様に、第1温度と第2温度の温度差が小さいため、冷却ファン22を高速の回転速度としても撮像素子12を適正に冷却することが出来ないためである。
更に、この場合の撮影モードは水上モードであるので、太陽光によって防水ケース100の内部空気の温度は急激に上昇してしまう可能性がある。この場合は、冷却ファン22の駆動モードを低速モードに切り替え、ビデオカメラ10の筐体内の空気を対流させる。
この構成によって、ビデオカメラ10の筐体内で必要最低限の空気を対流させつつ、冷却ファン22を駆動することよって生じる発熱を抑制することが出来る。冷却ファン22の駆動モードを低速モードに切り替えた後の処理は前述の処理と同様であるので説明は省略する。
ステップS113で速度制御部204は、冷却ファン22を高速モードに切替え、高速の回転速度で冷却ファン22を駆動する。この構成については、前述したステップS110と同様である。冷却ファン22の駆動モードを高速モードに切替えた後の処理は前述の処理と同様であるので説明は省略する。以上が水上モードにおける冷却ファン22の駆動制御である。
以上、説明したように、本実施形態において、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されている場合に、防水ケース100の内部空気の温度を考慮して撮像素子12を冷却することが出来る。また、ビデオカメラ10を水中で使用する場合と水上で使用する場合とで、冷却ファン22の回転速度を切替えるので、より効率的に撮像素子12を冷却することが出来る。
更に、防水ケース100の内部空気の温度が高温の場合は、冷却ファン22の回転速度を下げ、不必要に冷却ファン22を駆動することはないので、消費電力を低減することもできる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、本実施形態において、温度センサ19は撮像素子12の近傍の位置に設けられるような構成であるがこれに限定されるものではない。
ビデオカメラ10の発熱部としては、前述の撮像素子12の他にCPU15なども当該ビデオカメラ10の駆動に応じて発熱する発熱部である。従って、温度センサ19をCPU15の近傍に設け、第2温度を検出するような構成であっても良い。即ち、温度センサ19は、撮像素子12やCPU15の近傍の位置など、ビデオカメラ10の筐体内部において、特に発熱が顕著な位置(第2の位置)に設けることが望ましい。
また、本実施形態では温度センサ20を撮影レンズ11の近傍に設けられるような構成であるがこれに限定されるものではない。例えば、ビデオカメラ10の筐体内部において、前述の温度センサ19が設けられた位置よりも相対的に発熱量が少ない(発熱があまり顕著でない)位置(第2の位置)であれば、当該温度センサ20はどこに設けても良い。
また、ビデオカメラ10の外装面に設けた温度センサ20から第1温度を検出するような構成であっても良い。この場合、ビデオカメラ10の下面(重力場の向う面)など日光の当たりにくい位置や、ユーザーによる接触がされにくい位置に温度センサ20を設けることが望ましい。
また、本実施形態では、水上モードが設定されている場合であって、第1温度と第2温度の温度差が所定の温度差よりも小さい場合は、冷却ファン22の回転速度を低速にするような構成であるがこれに限定されるものではない。例えば、水上モードが設定されている場合であって、第1温度と第2温度の温度差が所定の温度差よりも小さい状態が一定の時間以上継続する場合、冷却ファン22の駆動を停止するような構成であっても良い。
この構成によって、冷却ファン22を駆動していても冷却効果が低い場合には、冷却ファン22を駆動する際の消費電力を抑制するこが出来る。尚、第1温度と第2温度との温度差が一定の時間以上継続するか否かではなく、冷却ファン22の回転速度が一定の時間以上低速で駆動された場合に、当該冷却ファン22の駆動を停止するような構成であっても良い。また、一定の時間が経過したか否かに関わらず、冷却ファン22の駆動を停止するような構成であっても良い。
更に、本実施形態では、撮影モードが水中モードであるか水上モードであるかに応じて、冷却ファン22の駆動を制御するような構成であるがこれに限定されるものではない。少なくとも、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されているか否かの判定結果と、第1温度と第2温度の温度差に応じて、冷却ファン22の駆動を制御可能であればよい。この構成によって、ビデオカメラ10が防水ケース100に収納されている場合に、防水ケース100の内部空気の温度を考慮して該ビデオカメラ10の筐体内部を冷却することが出来る。
更に、本発明においてビデオカメラ10の各部の駆動は、カメラ信号処理部13、記録再生処理部14、駆動部23、速度制御部204などによって制御されるがこれに限定されるものではない。例えば、前述した図3のフローに従ったプログラムをメモリ16に記憶させておき、CPU15が該プログラムを実行することでビデオカメラ10の各部の駆動を制御するような構成であってもよい。
尚、本実施形態では、電子機器を収納するハウジングとして防水ケース100を採用するような構成であったが、これに限定されるものではない。例えば、ハウジングとして、防塵ケースや防雪ケース、耐衝撃用のケースを採用するような構成であっても良い。
また、本実施形態では、電子機器としてビデオカメラ10を採用した場合について説明したがこれに限定されるものではない。例えば、電子機器として、タブレット端末やノート型PCなどを採用するような構成であっても良い。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
10 ビデオカメラ(電子機器)
11 撮影レンズ
12 撮像素子
19 温度センサ(温度検出手段)
20 温度センサ(温度検出手段)
22 冷却ファン
23 駆動部(駆動手段)
100 防水ケース(ハウジング)
203 判定部(第1の判定手段)
204 速度制御部(切替え手段)

Claims (11)

  1. 筐体と、
    前記筐体内部の発熱部を冷却する冷却ファンと、
    前記冷却ファンを駆動する駆動手段と、
    前記筐体がハウジングに収納されているか否かを判定する第1の判定手段と、を備えた電子機器であって、
    前記電子機器の第1の位置の第1温度と、前記電子機器の前記第1の位置よりも相対的に発熱部に近い第2の位置の第2温度とを検出する温度検出手段と、
    前記第1の判定手段により前記筐体がハウジングに収納されていると判定された場合に前記第1温度と前記第2温度の温度差に応じて前記冷却ファンの回転速度を切り替える切替え手段と、
    を有し、
    前記切替え手段は、前記第1温度と前記第2温度の温度差が第1の温度差である場合よりも、前記第1温度と前記第2温度の温度差が前記第1の温度差よりも大きい第2の温度差である場合の方が前記冷却ファンの回転速度を速くすることを特徴とする電子機器。
  2. 前記筐体がハウジングに収納されていて、設定されている撮影モードが前記電子機器を水中で使用するための水中モードであるか否かを判定する第2の判定手段を有し、
    前記切替え手段は、前記第2の判定手段により前記水中モードが設定されていると判定された場合であって前記温度検出手段によって前記第1温度と前記第2温度の温度差が前記第1の温度差である場合は、前記第2の判定手段により前記水中モードが設定されていないと判定された場合であって前記温度検出手段によって前記第1温度と前記第2温度の温度差が前記第1の温度差である場合よりも、前記冷却ファンの回転速度を速くすることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記切替え手段は、前記第1温度と前記第2温度の温度差が前記第2の温度差である場合に前記冷却ファンの回転速度を高速で駆動させる第1のモードに切替え、前記第1温度と前記第2温度の温度差が前記第1の温度差であって前記第2の判定手段によって水中モードが設定されていると判定された場合は前記冷却ファンの回転速度を中速で駆動させる第2のモードに切替え、前記第1温度と前記第2温度の温度差が前記第1の温度差であって前記第2の判定手段によって水中モードが設定されていないと判定された場合は前記冷却ファンの回転速度を低速で駆動させる第3のモードに切替えることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記駆動手段は、前記第3のモードで前記冷却ファンが一定の時間以上低速で駆動された場合に、前記冷却ファンの駆動を停止することを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記電子機器は、被写体の光学像を前記筐体内部の撮像素子へと導く撮影レンズを有し、
    前記第1の位置は前記撮影レンズの近傍であって、前記撮影レンズは、前記温度検出手段によって検出した前記第1温度に応じて前記撮影レンズのレンズ位置を調整すること特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の電子機器。
  6. 前記第2の位置は前記撮像素子の近傍であることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記第2の位置は前記電子機器の制御を行う制御部の近傍であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の電子機器。
  8. 前記切替え手段は、前記第1の判定手段により前記筐体がハウジングに収納されていないと判定された場合に前記第2温度に応じて前記冷却ファンの回転速度を切替えることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の電子機器。
  9. 前記切替え手段は、前記温度検出手段によって検出した前記第2温度が予め決められた前記電子機器の駆動を制限する温度よりも大きい場合に前記冷却ファンの駆動を停止することを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の電子機器。
  10. 筐体と、前記筐体内部の発熱部を冷却する冷却ファンと、を備えた電子機器の制御方法であって、
    前記冷却ファンを駆動する駆動工程と、
    前記筐体がハウジングに収納されているか否かを判定する第1の判定工程と、
    前記電子機器の第1の位置の第1温度と、前記電子機器の前記第1の位置よりも相対的に発熱部に近い第2の位置の第2温度とを検出する温度検出工程と、
    前記第1の判定工程により前記筐体がハウジングに収納されていると判定された場合に前記第1温度と前記第2温度の温度差に応じて前記冷却ファンの回転速度を切り替える切替え工程と、
    を有し、
    前記切替え工程は、前記第1温度と前記第2温度の温度差が第1の温度差である場合よりも、前記第1温度と前記第2温度の温度差が前記第1の温度差よりも大きい第2の温度差である場合の方が前記冷却ファンの回転速度を速くすることを特徴とする電子機器の制御方法。
  11. 請求項10に記載の電子機器の制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータで読み取り可能なプログラム。
JP2013216666A 2013-10-17 2013-10-17 電子機器、制御方法及びそのプログラム Pending JP2015079883A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013216666A JP2015079883A (ja) 2013-10-17 2013-10-17 電子機器、制御方法及びそのプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013216666A JP2015079883A (ja) 2013-10-17 2013-10-17 電子機器、制御方法及びそのプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015079883A true JP2015079883A (ja) 2015-04-23

Family

ID=53011073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013216666A Pending JP2015079883A (ja) 2013-10-17 2013-10-17 電子機器、制御方法及びそのプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015079883A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018056788A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 キヤノン株式会社 制御装置、制御方法、及びプログラム
JP2020140875A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 キヤノン株式会社 照明装置およびその制御方法
CN115474031A (zh) * 2022-09-13 2022-12-13 峰米(重庆)创新科技有限公司 投影设备散热方法、装置、投影设备和存储介质

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018056788A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 キヤノン株式会社 制御装置、制御方法、及びプログラム
JP2020140875A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 キヤノン株式会社 照明装置およびその制御方法
CN111629493A (zh) * 2019-02-28 2020-09-04 佳能株式会社 具有冷却发光部的功能的照明装置及其控制方法
US11162673B2 (en) 2019-02-28 2021-11-02 Canon Kabushiki Kaisha Illumination device having function of cooling light emitting part and control method therefor
CN111629493B (zh) * 2019-02-28 2023-05-02 佳能株式会社 具有冷却发光部的功能的照明装置及其控制方法
CN115474031A (zh) * 2022-09-13 2022-12-13 峰米(重庆)创新科技有限公司 投影设备散热方法、装置、投影设备和存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8907800B2 (en) Electronic apparatus and method of controlling electronic apparatus
JP5119136B2 (ja) 電子装置及びその制御方法
JP4476907B2 (ja) 携帯機器
US20130037533A1 (en) Electronic device and electronic device control method
US9060130B2 (en) Display control apparatus and display control method, using a fan to cool an inside of the apparatus
US10359819B2 (en) Imaging device
US8922693B2 (en) Imaging apparatus capable of concurrently shooting image displayed by display and determined sub-area designated in the image
JP2013077915A (ja) 撮像モジュール
JP2010068328A (ja) 撮像装置
US20110221911A1 (en) Digital photographing device and method of controlling the same
JP2009071762A (ja) 電子カメラ
JP2015079883A (ja) 電子機器、制御方法及びそのプログラム
JP2022139639A (ja) 撮像装置
JP2005196173A (ja) レンズの温度を推定するシステムおよび方法
JP6016522B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体
JP2021150762A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2022139638A (ja) 撮像装置
JP2011142398A (ja) デジタルカメラおよびその制御方法並びにプログラム
JP2010154428A (ja) 撮像装置
US10284783B2 (en) Imaging apparatus and control method of imaging apparatus
US11314153B2 (en) Electronic apparatus and method of controlling electronic apparatus
JP2011087021A (ja) 撮像装置
JP4041717B2 (ja) 撮影装置
JP2024037398A (ja) 電子機器、制御方法およびプログラム
JP2006039203A (ja) 撮像装置、及び制御方法