JP4476907B2 - 携帯機器 - Google Patents

携帯機器 Download PDF

Info

Publication number
JP4476907B2
JP4476907B2 JP2005256283A JP2005256283A JP4476907B2 JP 4476907 B2 JP4476907 B2 JP 4476907B2 JP 2005256283 A JP2005256283 A JP 2005256283A JP 2005256283 A JP2005256283 A JP 2005256283A JP 4476907 B2 JP4476907 B2 JP 4476907B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
surface temperature
warning
dangerous
portable device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005256283A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007074095A (ja
Inventor
和也 真弓
健太郎 常盤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2005256283A priority Critical patent/JP4476907B2/ja
Publication of JP2007074095A publication Critical patent/JP2007074095A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4476907B2 publication Critical patent/JP4476907B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Accessories Of Cameras (AREA)

Description

本発明は、駆動状態で発熱する電子部品を筐体に内蔵した携帯機器に関するものである。
近年、デジタルカメラ、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistance)、電子手帳などの携帯機器が普及している。例えば、携帯機器であるデジタルカメラは、CCD等の撮像素子を用いて撮像した画像データをデジタルデータとしてメモリカード等の記憶媒体に記録する。デジタルカメラで画像を撮像すると、例えば、CCDで蓄電された電荷の転送などが原因となって、CCDやCCDの駆動回路などが発熱する。これにより、デジタルカメラ内部の温度が上昇し、この温度上昇に伴って各種電子部品の誤動作や、性能の劣化が起こる。さらに、デジタルカメラ内部が高温になることで、デジタルカメラを構成するカメラボディ(筐体)の温度が高くなり、カメラボディの表面温度が人体に有害な危険温度まで上昇すると、カメラボディを長時間把持するユーザーが低温火傷を起こす恐れがある。
そのため、カメラの温度や環境温度を検出し、検出温度に基づいて警報を発生することが各種提案されている。例えば、特許文献1では、環境温度を検出する温度検出手段を備え、この温度検出手段によって検出された環境温度の変化に応じてユーザーへの警告、またはカメラを動作できない状態にしている。特許文献2では、カメラの温度を検出する温度センサを備え、温度センサから得られる検知温度の最大値と最小値とを記憶し、検出温度が所定温度より高い場合には警告を発する。特許文献3では、機器温度に応じてアラーム信号、シャットダウン信号を出力し、これらの信号に基づいてアラーム制御、シャットダウン制御を行う電源装置が提案されている。
特開平5−34795号公報 特開平6−175185号公報 2000−184581号公報
しかしながら、特許文献1では、環境温度が許容使用温度領域外の場合、または急激な温度変化があった場合に警告を行っているが、カメラに設けられた電子部品からの発熱によるカメラ内部の温度変化に対してはなんら警告を行っていない。また、特許文献2では、温度検出センサによって検出された温度の最大値及び最小値を記録し、テストスイッチの操作によって温度の最高値及び最低値を確認できるが、最高値や最低値の温度の状態がどのくらい続いていたのかを知ることができない。特許文献3では、機器温度が正常な温度、アラーム段階の温度、またはシャットダウン段階の温度のいずれの段階に含まれているかを表示するが、検出された機器温度が具体的に表示されないので、ユーザーは機器温度を確認してアラーム段階またはシャットダウン段階となる前に機器温度の上昇を防ぐことができない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、電子部品の発熱によって変化する表面温度を表示するとともに、ユーザーに注意を促す携帯機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の携帯機器は、駆動状態で発熱する電子部品を筐体に内蔵した携帯機器において、前記筐体の表面温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段によって検出された表面温度、及び予め設定された人体に有害な危険温度を表示する表示手段と、前記表面温度が前記危険温度以上か否かを判定する温度判定手段と、前記温度判定手段によって前記表面温度が前記危険温度以上であると判定された際に、警告を発する警告手段とを備えたものである。なお、危険温度としては、人体に有害な温度であり、例えば、カメラボディを約3時間把持していることで低温火傷が発生する温度である。
また、前記温度検出手段によって検出された表面温度を時系列で記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された表面温度に基づいて、前記表面温度の時系列的な推移を示す温度グラフを生成するグラフ生成手段とを備え、前記表示手段に前記温度グラフを表示するようにしてもよい。また、前記記憶手段に記憶された前記表面温度に基づいて、前記表面温度が前記危険温度に達するまでの到達時間を予測する予測手段を備え、前記予測手段が予測した到達時間を前記表示手段に表示するようにしてもよい。また前記筐体が把持されたことを検出して把持信号を出力する把持検出手段と、前記温度判定手段によって前記表面温度が前記危険温度以上であると判定された際に、前記把持検出手段から前記把持信号が出力されていない場合に、前記警告手段による警告を禁止する禁止手段とを備えてもよい。
本発明の携帯機器によれば、筐体の表面温度を検出する温度検出手段と、温度検出手段によって検出された表面温度、及び予め設定された人体に有害な危険温度を表示する表示手段と、表面温度が危険温度以上か否かを判定する温度判定手段と、温度判定手段によって表面温度が危険温度以上であると判定された際に、警告を発する警告手段とを備えたので、ユーザーは筐体の表面温度を確認し、携帯機器の状態に応じた使い方ができる。従って、ユーザーは筐体の表面温度が高温になることを注意しながら使用することができるので、低温火傷が発生することを予防できる。さらに、筐体内が高温になることによって電子部品の誤動作や、性能劣化が発生することを防止できる。
また、温度検出手段によって検出された表面温度を時系列で記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された表面温度に基づいて、表面温度の時系列的な推移を示す温度グラフを生成するグラフ生成手段とを備え、表示手段に温度グラフを表示するようにしたので、表面温度の時系列的な推移を容易に確認でき、ユーザーは筐体の表面温度が高温にならないように注意しながら使用することができる。また、記憶手段に記憶された表面温度に基づいて、表面温度が危険温度に達するまでの到達時間を予測する予測手段を備え、予測手段が予測した到達時間を表示手段に表示するようにしたので、ユーザーは到達時間を目安にし、筐体の表面温度が危険温度にならないように携帯機器を使用することができる。従って、低温火傷が発生するとなることや、高温となった電子部品の誤動作や性能劣化が発生することを防止できる。
また、筐体が把持されたことを検出して把持信号を出力する把持検出手段を備え、判定手段によって表面温度が危険温度以上であると判定された際に、把持検出手段から把持信号が出力されていない時には、警告手段による警告を禁止したので、低温火傷が発生する危険性がない場合には不要な警告を行わない。
図1及び図2には、本発明を用いたデジタルカメラ2の構成を概略的に説明する外観図を示す。デジタルカメラ2の前面には、撮像レンズ10を保持するレンズ鏡胴11と、光学ファインダ12と、スライド式の電源スイッチ13とが設けられている。電源スイッチ13は、筐体であるカメラボディ16の一部とともにグリップ部17を構成しており、撮影を行う際にはユーザーに把持される。
電源スイッチ13は、左右にスライドさせることでデジタルカメラ2の電源のオン、オフを行う。電源スイッチ13の内側で、かつ電源スイッチ13の表面付近には、カメラボディ16の表面温度を検出する温度検出手段である温度センサ21が設けられている。温度センサ21は、デジタルカメラ2の電源がオンとなると、所定の間隔でカメラボディ16の表面温度を検出する。
また、デジタルカメラ2の上面には、レリーズボタン25と、ポップアップ式のストロボ装置26が設けられている。ストロボ装置26は、カメラボディ16内に収容される収納位置(図1参照)とカメラボディ16から突出する突出位置の間で移動する。また、背面には、表示手段である液晶パネル27(以下、LCDという)と操作部28とが設けられている。
LCD27には、撮影した画像や撮影時のいわゆるスルー画像、及び各種のメニュー画面が表示される。さらに、詳しくは後述するが、LCD27には温度センサ21によって検出されたカメラボディ16の表面温度と後述する危険温度や、デジタルカメラ2の電源がオンされてから電源がオフされるまでの間に、所定の間隔で検出した表面温度の時系列的な推移を示す温度グラフなどが表示される。
操作部28には、デジタルカメラ2の各種モードを切り替えるモードスイッチ29と、望遠/広角を調整するズームボタン30と、各種の選択に用いる十字ボタン31、及び、デジタルカメラ2の各種の設定をLCD27に表示させるメニューボタン32や、LCD27の表示を切り換える表示切替ボタン33が配されている。なお、操作部28に配されるボタンやスイッチは、上記に限るものではない。
デジタルカメラ2はモードスイッチ29の切り替えによって、静止画撮影を行う静止画撮影モード、動画撮影を行う動画撮影モード、撮影した画像をLCD27に表示する再生モード、及び各種設定を行う設定モードが選択される。なお、動画撮影モードでは、動画の撮影とともに、図示しないマイクロホンを介して周囲の音声が収録される。また、再生モードで動画を再生する際には、LCD27に動画が表示されるとともにスピーカー63(図3参照)からマイクロホンで収録された音声が発声される。
また、レリーズボタン25は2段階押しのスイッチとなっている。LCD27による被写体のフレーミングの後に、このレリーズボタン25を軽く押圧(半押し)すると、後述するAF検出回路61、およびAE検出回路62(図3参照)によって自動焦点調整(AF)、自動露光調整(AE)などの各種撮影準備処理が施される。この状態でレリーズボタン25をさらに強く押圧(全押し)すると、撮影準備処理が施された1画面分の撮像信号が画像データに変換された後、後述する画像処理および圧縮処理が施され、メモリカード57(図3参照)に記録される。
デジタルカメラ2の電気的構成を示す図3において、撮像レンズ10には、レンズモータ35が接続されている。また、絞り36には、アイリスモータ37が接続されている。これらのモータ35,37はステッピングモータからなり、CPU38に接続されたモータドライバ40、41から送信される駆動パルスにより動作制御され、レリーズボタン25の半押しに伴う撮影準備処理を行う。
レンズモータ35は、ズーム操作ボタン30の操作に連動して、撮像レンズ10のズームレンズをワイド側、あるいはテレ側に移動させる。また、被写体距離やズームレンズの変倍に応じて撮像レンズ10のフォーカスレンズを移動させ、撮影条件が最適となるように焦点調整を行う。アイリスモータ37は、絞り36を動作させ、露出調整を行う。
撮像レンズ10の背後には、撮像レンズ10を透過した被写体光が撮像されるCCD42が配置されている。CCD42には、CPU38によって制御されるタイミングジェネレータ(TG)43が接続され、このTG43から入力されるタイミング信号(クロックパルス)により、電子シャッタのシャッタ速度が決定される。
CCD42から出力された撮像信号は、相関二重サンプリング回路(CDS)45に入力され、CCD42の各セルの蓄積電荷量に正確に対応したR、G、Bの画像データとして出力される。CDS45から出力された画像データは、増幅器(AMP)46で増幅され、A/D変換器(A/D)47でデジタルの画像データに変換される。
画像入力コントローラ48は、バス50を介してCPU38に接続され、CPU38の制御命令に応じてCCD42、CDS45、AMP46、およびA/D47を制御する。A/D47から出力された画像データは、SDRAM51に一旦格納され、LCDドライバ52を介してLCD27に表示される。
画像信号処理回路53は、SDRAM51から画像データを読み出して、階調変換、ホワイトバランス補正、γ補正処理などの各種画像処理を施し、この画像データを再度SDRAM51に格納する。YC変換処理回路54は、画像信号処理回路53で各種処理を施された画像データをSDRAM51から読み出し、輝度信号Yと色差信号Cr、Cbとに変換する。圧縮伸長処理回路55は、この変換された画像データに対して、所定の圧縮形式(例えばJPEG形式)で画像圧縮を施す。圧縮された画像データは、メディアコントローラ56を経由してメモリカード57に記録される。
CPU38には、前述のレリーズボタン25、操作部28の他に、EEPROM60が接続されている。EEPROM60には、各種制御用のプログラムや設定情報、予め設定された危険温度のデータなどが記録されている。この危険温度とは、カメラボディ16に内蔵されたCCD42などが駆動状態で発熱することにより、カメラボディ16の表面温度が上昇した時に、ユーザーがカメラボディ16を長時間(約3時間以上)把持することで低温火傷が発生する可能性のある温度である。また、カメラボディ16の表面温度が危険温度に達すると、カメラボディ16内の温度もかなりの高温となるので、カメラボディ16に内蔵された各種電子部品の誤動作や、性能劣化が発生する可能性が高い。本実施形態では、危険温度を45℃に設定し、カメラボディ16の表面温度と比較しているが、危険温度としてはこれに限るものではない。CPU38は、上記の情報をEEPROM60から読み出して各種処理を実行する。また、EEPROM60には、後述する温度センサ21によって検出されたカメラボディ16の表面温度データを時系列で記憶する。
バス50には、露出量、すなわち電子シャッタのシャッタ速度、および絞り36の絞り値が撮影に適切か否かを検出するとともに、ホワイトバランスが撮影に適切か否かを検出するAE/AWB検出回路62と、撮像レンズ10の焦点調整が撮影に適切か否かを検出するAF検出回路61と、ストロボ装置26の動作を制御するストロボ制御回路64と、カメラボディ16の表面温度を検出する温度センサ21と、音声や警告音を発声するスピーカー63が接続されている。
AF検出回路61およびAE/AWB検出回路62は、レリーズボタン25の半押し時に、バス50を介してCPU38に検出結果を逐次送信する。CPU38は、これらの検出回路61、62から送信される検出結果に基づいて、撮像レンズ10、絞り36、およびCCD42の動作を制御する。
温度センサ21は、デジタルカメラ2の電源がオンとなるとカメラボディ16の表面温度を所定の間隔で検出する。温度センサ21で検出された表面温度データは、CPU38を介して、記憶手段であるEEPROM60に時系列で記憶される。この表面温度の検出は、電源がオフになるまで連続して行われる。
スピーカー63は、再生モードにおいて動画を撮影する際に、収録された音声を発声する。さらに、カメラボディ16の表面温度が危険温度以上となった場合には、CPU38からの指示により警告手段としてユーザーに対して警告音を発声する。
CPU38には、判定部71、グラフ生成部72、予測部73が設けられている。判定部71は、温度センサ21によって表面温度が検出される毎に、表面温度が危険温度以上であるか否かを判定する。この判定部71によって表面温度が危険温度以上であると判定された場合には、判定部71はCPU38に警告信号を出力する。これにより、CPU38は、判定部71からの警告信号に基づいてLCD27に、例えば「カメラの温度が上昇しています。操作を終了して下さい。」というデジタルカメラ2の使用の中止を促す警告表示を行う(図5参照)とともに、スピーカー63から警告音を発声させる。また、表面温度が危険温度以上ではないと判定された場合、つまり表面温度が危険温度より低いと判定された場合には、CPU38はLCD27に表面温度と危険温度を表示する。
グラフ生成部72は、デジタルカメラ2の電源がオンされてからEEPROM60に時系列で記憶された表面温度データに基づいて、表面温度の時系列的な推移を示す温度グラフを生成する。図4に示すように、LCD27に表示される温度グラフ74は、横軸には時間が、縦軸には温度が設けられている。なお、縦軸に記された45℃は、予め設定された危険温度である。
予測部73は、判定部71によって表面温度が危険温度以上でないと判定された際に、EEPROM60に記憶された表面温度データと電源がオンされてからの経過時間とに基づいて、表面温度が危険温度に達するまでの到達時間を予測する。この予測結果は、CPU43およびグラフ生成部72に入力される。グラフ生成部72は、図4に示すように、温度グラフ74に表面温度が危険温度まで上昇することを予測した予測線(図中二点鎖線)を表示する。さらに、CPU43は、例えば「危険温度への到達時間は、あと10分です。」というように予測した到達時間を知らせる予測表示を行う。
次に、上記実施形態の作用について図6に示すフローチャートを用いて説明する。デジタルカメラ2の電源スイッチ13がスライドされて電源がオンとなると、デジタルカメラ2が駆動状態となる。これにより、温度センサ21によるカメラボディ16の表面温度の検出が所定の間隔で行われる。検出された表面温度は、EEPROM60に時系列に記憶されるとともに、判定部71によって表面温度が危険温度以上であるか否かの判定が行われる。さらに、EEPROM60に時系列で記憶された表面温度データに基づいて、温度グラフ74が生成される。
判定部71によって表面温度が危険温度以上でないと判定された場合、つまり、表面温度が危険温度より低い場合には、検出された表面温度と電源オンからの経過時間に基づいて、表面温度が危険温度に達するまでの到達時間の予測が行われる。そして、LCD27には、図4に示すように、検出された表面温度と、危険温度と、温度グラフ74と、予測情報からなる第1報知画像75を一定時間表示する。この時、温度グラフ74には、表面温度が危険温度まで上昇することを予測した予測線(図中二点鎖線参照)が表示されている。
また、判定部71によって表面温度が危険温度以上であると判定された際には、LCD27には、図5に示すように、検出された表面温度、危険温度、温度グラフ74、警告情報からなる第2報知画像76を一定時間表示するとともに、スピーカー63から警告音を発声させる。これにより、ユーザーは現在のカメラボディ16の表面温度を確認して、デジタルカメラ2の状態確認することができるので、低温火傷になることを予防することができる。さらに、カメラボディ16に内蔵された電子部品の誤作動や、性能の劣化も防止することができる。また、表面温度が危険温度に達していなくても、表面温度の時系列的な推移を示す温度グラフ74で表面温度の状況を確認することができるので、デジタルカメラ2の電源のオン、オフを意識的に行うことで、表面温度が危険温度まで上昇することを防止することができる。
なお、温度センサ21によって所定の間隔で表面温度が検出される毎に、検出された表面温度に基づいて第1報知画像75または第2報知画像76をLCD27に表示したが、これに限らず、ユーザーが表示切替ボタン33を操作することで、LCD27にスルー画像または撮影画像に切り替えて第1または第2報知画像75、76を表示するようにしてもよい。また、第1または第2報知画像75、76が表示されている際に、レリーズボタン25やズームボタン30などの各種操作ボタンが操作された場合には、LCD27に表示されている報知画像75,76は強制的にスルー画像または撮影画像に切り替えるようにしてもよい。これにより、撮影時や再生時に報知画像75,76が表示されることで操作に支障をきたすことがなくなる。
また、上記実施形態のデジタルカメラ2にユーザーがグリップ部17を把持していることを検出するグリップセンサを設けてもよい。この場合は、グリップセンサによってグリップ部17が把持されていることが検出され、かつ表面温度が危険温度以上であると判定された場合にLCD27に警告情報を表示し、スピーカー63から警告音を発声させるようにしてもよい。なお、上記実施形態と同一の構成部材は同じ符号を付してその説明を省略する。
図7に示すように、デジタルカメラ2のグリップ部17には把持手段であるグリップセンサ78が設けられている。グリップセンサ78は、例えば、電源スイッチ13の表面に離隔して配置される二本の導電性を有する金属板80,81から構成されている。グリップセンサ78はユーザーがグリップ部17を把持することによって、指が金属板の双方に接触した場合に生じる指内の導通を利用して電圧などの変化を検知する。これにより、グリップセンサ78は、ユーザーの指と金属板80,81が接触した状態の時に、CPU38に検出信号を入力する。また、指が金属板80、81に接触していない状態では、検出信号の出力は行われない。
図7に示すように、デジタルカメラ2の電源がオンされると、温度センサ21によってカメラボディ16の表面温度の検出が行われる。検出された表面温度はEEPROM60に記憶され、判定部71によって表面温度が危険温度以上であるか否かの判定を行う。この時、表面温度が危険温度より低いと判定され、かつCPU38にグリップセンサ78から検出信号が入力されている場合には、予側部73で検出された表面温度に基づいて危険温度まで上昇する到達時間の予測が行われた後、CPU38はLCD27に第1報知画像75を表示させる(図4参照)。また、表面温度が危険温度以上であると判定され、CPU38にグリップセンサ78から検出信号が入力されている場合には、CPU38はLCD27に第2報知画像76を表示させ(図5参照)、スピーカー63からは警告音を発声させる。
また、例えば、セルフタイマー撮影などを行う場合に、グリップセンサ78から検出信号がCPU27に入力されない場合では、判定部71によって表面温度と危険温度との判定が行われても、禁止手段であるCPU38は第1または第2報知画像75,76の表示を中止させる。つまり、ユーザーがグリップ部17を把持していない場合では、低温火傷が発生する危険性がない場合には警告を行わずに撮影を行うことができる。なお、本発明を、有線や無線によるリモコン操作によって撮影を行う遠隔撮影機能を備えたデジタルカメラに適用してもよい。また、グリップ部17に設けたグリップセンサ78としては、これに限らず、ユーザーがグリップ部17を把持していることが検出できるセンサであればよい。
なお、上記実施形態では、表面温度が危険温度以上であると判定された場合に、LCD27に第2報知画像76を表示するとともに、スピーカー63から警告音を発声させたが、これに限らず、警告用のライトを設けて、このライトを点滅、点灯させることで警告を行っても良い。また、表面温度が危険温度以上と判定された場合に、第2報知画像76の表示、警告音の発声、ライトの点滅などを個別に設けたり、適宜に組み合わせたりして警告を行ってもよい。
また、充電電池をデジタルカメラ2に装填した状態で充電を行う際に、温度センサ21によって異常な温度上昇を検出した場合は、スピーカー63から警告音を発してもよい。また、デジタルカメラ2で動画撮影中に検出された表面温度が危険温度以上であると判定された際には、第2報知画像76を表示させずに、スピーカー63からの警告音によって警告を行ってもよい。
また、本発明のデジタルカメラ2には、グラフ生成部72及び予側部73を設け、LCD27に表示させる第1報知画像75、第2報知画像76には、表面温度、危険温度、温度グラフや、予測情報(到達時間)や警告情報を表示したが、これに限らず、グラフ生成部72や予側部73は適宜に設けて、LCD27に温度グラフや予測情報を表示するようにしてもよい。
また、本実施形態ではデジタルカメラを例に挙げて説明したが、これに限らず、携帯機器としては、携帯電話器や、携帯テレビ、PDA、電子手帳、ノートパソコン、腕時計などのユーザーが携帯して使用する電子機器に本発明を適用してもよい。
本発明を用いたデジタルカメラの構成を説明する外観斜視図である。 デジタルカメラの背面の構成を示す平面図である。 デジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 LCDに表示される第1温度確認画像を示す説明図である。 LCDに表示される第2温度確認画像を示す説明図である。 デジタルカメラで警告表示を行う流れを示すフローチャートである。 フリップセンサを備えたデジタルカメラを示す外観斜視図である。 グリップセンサを備えたデジタルカメラで警告表示を行う流れを示すフローチャートである。
符号の説明
2 デジタルカメラ
16 カメラボディ
17 グリップ部
21 温度センサ
27 液晶パネル(LCD)
38 CPU
60 EEPROM
63 スピーカー
71 判定部
72 グラフ生成部
73 予側部
74 温度グラフ
75 グリップセンサ

Claims (4)

  1. 駆動状態で発熱する電子部品を筐体に内蔵した携帯機器において、
    前記筐体の表面温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段によって検出された表面温度、及び予め設定された人体に有害な危険温度を表示する表示手段と、
    前記表面温度が前記危険温度以上か否かを判定する温度判定手段と、
    前記温度判定手段によって前記表面温度が前記危険温度以上であると判定された際に警告を行う警告手段とを備えたことを特徴とする携帯機器。
  2. 前記温度検出手段によって検出された表面温度を時系列で記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記表面温度に基づいて、前記表面温度の時系列的な推移を示す温度グラフを生成するグラフ生成手段とを備え、
    前記表示手段に前記温度グラフを表示することを特徴とする請求項1記載の携帯機器。
  3. 前記記憶手段に記憶された前記表面温度に基づいて、前記表面温度が前記危険温度に達するまでの到達時間を予測する予測手段を備え、
    前記予測手段が予測した到達時間を前記表示手段に表示することを特徴する請求項1または2記載の携帯機器。
  4. 前記筐体の把持を検出する把持検出手段と、
    前記警告手段によって行われる警告を禁止する警告禁止手段とを備え、
    前記温度判定手段によって前記表面温度が前記危険温度以上であると判定された際に、前記把持検出手段によって前記筐体の把持が検出されていない場合には、前記警告禁止手段は、前記警告手段による警告を禁止することを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の携帯機器。
JP2005256283A 2005-09-05 2005-09-05 携帯機器 Active JP4476907B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005256283A JP4476907B2 (ja) 2005-09-05 2005-09-05 携帯機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005256283A JP4476907B2 (ja) 2005-09-05 2005-09-05 携帯機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007074095A JP2007074095A (ja) 2007-03-22
JP4476907B2 true JP4476907B2 (ja) 2010-06-09

Family

ID=37935208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005256283A Active JP4476907B2 (ja) 2005-09-05 2005-09-05 携帯機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4476907B2 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004214927A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Casio Comput Co Ltd 携帯用電子機器
JP2009111681A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Olympus Corp 温度検出制御装置及びそれを備えた撮像装置
JP4983647B2 (ja) * 2008-02-27 2012-07-25 株式会社ニコン カメラ、プロジェクタ、および照度制限方法
JP2010091997A (ja) * 2008-09-10 2010-04-22 Nikon Corp 電子機器
JP5413291B2 (ja) * 2010-04-22 2014-02-12 富士通モバイルコミュニケーションズ株式会社 無線通信端末及び通信処理制御方法
JP5991741B2 (ja) * 2012-07-03 2016-09-14 キヤノン株式会社 撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP5952116B2 (ja) * 2012-07-18 2016-07-13 Necプラットフォームズ株式会社 温度制御装置及び温度制御方法
KR102253091B1 (ko) 2014-01-07 2021-05-17 삼성전자주식회사 기능 제어 방법 및 그 전자 장치
JP6443280B2 (ja) * 2015-09-16 2018-12-26 株式会社Soken 電子装置
JP6666008B2 (ja) * 2017-11-15 2020-03-13 Necプラットフォームズ株式会社 電子機器、温度設定方法、及び制御プログラム
WO2020189009A1 (ja) * 2019-03-18 2020-09-24 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理システム、および方法、並びにプログラム
JP2021150784A (ja) 2020-03-18 2021-09-27 キヤノン株式会社 電子機器およびその制御方法
CN116097640A (zh) 2020-09-18 2023-05-09 索尼集团公司 电子装置和模式控制程序
WO2023074196A1 (ja) * 2021-10-25 2023-05-04 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、遠隔操作装置、情報処理方法および遠隔操作方法
JP2023088590A (ja) * 2021-12-15 2023-06-27 キヤノン株式会社 表示制御装置、表示制御方法、プログラム、記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007074095A (ja) 2007-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4476907B2 (ja) 携帯機器
JP5119136B2 (ja) 電子装置及びその制御方法
JP5173453B2 (ja) 撮像装置及び該撮像装置の表示制御方法
JP5258531B2 (ja) 撮像装置、ズーム制御方法
JP4446787B2 (ja) 撮像装置、および表示制御方法
US20130107098A1 (en) Image capturing apparatus and image capturing apparatus control method
US20140055623A1 (en) Display control apparatus and display control method
JP2008054177A (ja) 撮像装置
JP2006174412A (ja) 撮像装置
JP3969694B2 (ja) デジタルカメラ
JP4732387B2 (ja) 表示装置及びその表示制御方法、並びに撮像装置
JP2014042168A (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体
JP6218539B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2015161893A (ja) 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP2008287175A (ja) 再生表示装置及び方法
JP4511417B2 (ja) デジタルカメラ
JP2006039203A (ja) 撮像装置、及び制御方法
JP2013157716A (ja) 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム
JP2008028769A (ja) 撮影装置、及び撮影制御方法
JP2007199259A (ja) 撮像装置
KR20090004190A (ko) 디지털 영상 처리 장치 및 그 제어 방법
JP4513452B2 (ja) カメラ装置、露出制御方法、露出制御プログラム
JP2004087171A (ja) 携帯機器
JP2004077949A (ja) カメラ
JP5670828B2 (ja) 3次元の画像を撮影可能な携帯端末、および携帯端末を制御するためのプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070117

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100224

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100310

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 3