JP2008028769A - 撮影装置、及び撮影制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリを十分使い切ることが可能な撮影装置、及び撮影制御方法を提供する。
【解決手段】表示情報の表示輝度が可変とされた表示手段と、当該撮影装置の消費電力が所定の閾値を越える動作が実行される場合に、他の場合と比較して表示輝度を低下させるように前記表示手段を制御する制御手段と、を有するので、表示手段の輝度を低減して消費電力を一時的に低下させることにより、供給される電力の電圧値が動作継続不可能と判断される所定の閾値を下回ることを回避することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、バッテリから電源電力が供給される撮影装置、及び該撮影装置による撮影制御方法に関する。
近年、バッテリの小型化や大容量化が進み、バッテリを利用した電子機器が増えてきている。このような電子機器での電力制御に関する技術が特許文献1〜3に開示されている。
特許文献1には、バッテリによる駆動時の省電力化を目的に、電源供給元が外部電源か内部電源かを検知し、内部電源供給時に省電力モードで動作する電子カメラが開示されている。
特許文献2には、複数の省電力シーケンスのうちから、電源種別によって所定の省電力シーケンスを選択可能なデジタルカメラが開示されている。
特許文献3では、撮像装置に設けられたLCDバックライトを明るくする非省電力モードと、LCDバックライトが暗い省電力モードとを有し、省電力モードを設定することでLCDの輝度を低減する撮像装置が開示されている。
特開2001−275034号公報 特開2002−344794号公報 特開2005−130034号公報
一般に、デジタルカメラでは、例えば単にスルー画像を表示している定常時の消費電力が少なくても、アイリス駆動、フォーカス駆動、シャッタ駆動などのメカ系の駆動により、バッテリに対し急激な負荷が発生し、急峻なバッテリ電圧降下が生じる場合がある。この場合、デジタルカメラは、動作継続不可能と判断し、「充電してください」などとユーザに表示して、デジタルカメラを使用できなくする場合がある。
このことを具体的に図6を用いて説明する。同図に示されるグラフは、縦軸がデジタルカメラで用いられているバッテリの出力電圧を示し、横軸が当該バッテリの放電時間の一例を示している。上記メカ系の駆動が発生するたびに、同図に示されるように一時的にバッテリの出力電圧が大きく降下する。デジタルカメラは、所定の閾値を電圧が下回った場合、動作継続不可能と判断することが多いため、同図に示されるようにユーザが使用することができなくなることが多いが、この場合、実際の電圧が閾値を下回るまでは、使用することが可能なため、従来のデジタルカメラではバッテリの残容量を十分使い切ることができないという問題点があった。
なお、上記特許文献1〜3に開示されている技術では、上記のような出力電圧が一時的に降下する点については考慮されていないため、この問題点については無力である。
本発明は上記問題点に鑑み、バッテリを十分使い切ることが可能な撮影装置、及び撮影制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、表示情報の表示輝度が可変とされた表示手段と、当該撮影装置の消費電力が所定の閾値を越える動作が実行される場合に、他の場合と比較して表示輝度を低下させるように前記表示手段を制御する制御手段と、を有する。
ここで、請求項1の発明では、表示手段は表示情報の表示輝度が可変とされ、制御手段は、当該撮影装置の消費電力が所定の閾値を越える動作が実行される場合に、他の場合と比較して表示輝度を低下させるように前記表示手段を制御するので、表示手段の輝度を低減して消費電力を一時的に低下させることにより、供給される電力の電圧値が動作継続不可能と判断される所定の閾値を下回ることを回避することができるため、バッテリを十分使い切ることが可能な撮影装置を提供することができる。また、輝度の低減には消灯することも含まれる。
また、請求項2の発明は、前記所定の閾値を越える動作は、アイリス駆動、フォーカス駆動、ズーム駆動、及びシャッタ駆動の少なくとも1つである。
ここで、請求項2の発明では、前記所定の閾値を超える動作はアイリス駆動、フォーカス駆動、ズーム駆動、及びシャッタ駆動など、メカニカルな動作とすることができる。
また、請求項3の発明は、前記制御手段は、撮影準備を指示する指示情報が入力された場合に前記表示輝度を低下させ、前記撮影準備が終了した後に前記表示輝度を復帰するように前記表示手段を制御する。
ここで、請求項3の発明では、撮影準備が終了した後に前記表示輝度を復帰するので、ユーザは復帰した輝度で表示手段を見ることができる。
また、請求項4の発明は、前記表示手段は、バックライト付き液晶ディスプレイである。
ここで、請求項4の発明では、表示手段として、バックライト付き液晶ディスプレイを用いることができる。
また、請求項5の発明は、当該撮影装置の消費電力が所定の閾値を越える動作が実行される場合に、当該撮影装置に備わる表示手段が表示する表示情報の表示輝度を他の場合と比較して低下させるように制御する。
ここで、請求項5の発明も、請求項1に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
本発明によれば、バッテリを十分使い切ることが可能な撮影装置を提供することができるという効果が得られる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、ここでは、本発明をデジタルカメラ適用した場合について説明する。
まず、図1を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の外観上の構成を説明する。
デジタルカメラ10の正面には、被写体像を結像させるためのレンズ21と、撮影時に必要に応じて被写体を照射する光を発するストロボ44と、撮影する被写体の構図を決定するために用いられるファインダ20と、が備えられている。また、デジタルカメラ10の上面には、撮影を実行する際に押圧操作されるレリーズボタン(所謂シャッターボタン)56Aと、電源スイッチ56Bと、が備えられている。
なお、本実施の形態に係るデジタルカメラ10のレリーズボタン56Aは、中間位置まで押下される状態(以下、「半押し状態」という。)と、当該中間位置を超えた最終押下位置まで押下される状態(以下、「全押し状態」という。)と、の2段階の押圧操作が検出可能に構成されている。
そして、デジタルカメラ10では、レリーズボタン56Aを半押し状態にすることによりAE(Automatic Exposure、自動露出)機能が働いて露出状態(シャッタスピード、及び絞りの状態)が設定された後、AF(Auto Focus、自動合焦)機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態にするとシャッタが駆動して露光(撮影)が行われる。なお、本実施の形態におけるシャッタはメカニカルシャッタである。
一方、デジタルカメラ10の背面には、前述のファインダ20の接眼部と、撮影された被写体像やメニュー画面等を表示するための液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)38と、撮影を行うモードである撮影モード及び被写体像をLCD38に再生するモードである再生モードの何れかのモードに設定する際にスライド操作されるモード切替スイッチ56Cと、が備えられている。なお、本実施の形態に係るLCD38は、発光輝度が可変とされたバックライト38Aが設けられているものであり、該バックライト38Aの発光輝度を調整することにより、LCD38の表示輝度(以下、単に輝度と記す)を調整することができる。
また、デジタルカメラ10の背面には、十字カーソルボタン56Dと、撮影時にストロボ44を強制的に発光させるモードである強制発光モードを設定する際に押圧操作される強制発光スイッチ56Eと、が更に備えられている。
なお、十字カーソルボタン56Dは、LCD38の表示領域における上・下・左・右の4方向の移動方向を示す4つの矢印キー及び当該4つの矢印キーの中央部に位置された決定キーの合計5つのキーを含んで構成されている。
次に、図2を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の電気系の構成を説明する。
デジタルカメラ10は、前述のレンズ21を含んで構成された光学ユニット22と、レンズ21の光軸後方に配設された電荷結合素子(以下、「CCD」という。)24と、入力されたアナログ信号に対して各種のアナログ信号処理を行うアナログ信号処理部26と、を含んで構成されている。
また、デジタルカメラ10は、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という。)28と、入力されたデジタルデータに対して各種のデジタル信号処理を行うデジタル信号処理部30と、を含んで構成されている。
なお、デジタル信号処理部30は、所定容量のラインバッファを内蔵し、入力されたデジタルデータを後述するメモリ48の所定領域に直接記憶させる制御も行う。
CCD24の出力端はアナログ信号処理部26の入力端に、アナログ信号処理部26の出力端はADC28の入力端に、ADC28の出力端はデジタル信号処理部30の入力端に、各々接続されている。従って、CCD24から出力された被写体像を示すアナログ信号はアナログ信号処理部26によって所定のアナログ信号処理が施され、ADC28によってデジタル画像データに変換された後にデジタル信号処理部30に入力される。
一方、デジタルカメラ10は、被写体像やメニュー画面等をLCD38に表示させるための信号を生成してLCD38に供給するLCDインタフェース36と、デジタルカメラ10全体の動作を司るCPU(中央処理装置)40と、撮影により得られたデジタル画像データ等を記憶するメモリ48と、メモリ48に対するアクセスの制御を行うメモリインタフェース46と、を含んで構成されている。
更に、デジタルカメラ10は、可搬型のメモリカード52をデジタルカメラ10でアクセス可能とするための外部メモリインタフェース50と、デジタル画像データに対する圧縮処理及び伸張処理を行う圧縮・伸張処理回路54と、を含んで構成されている。
なお、本実施の形態のデジタルカメラ10では、メモリ48としてVRAM(Video RAM)が用いられ、メモリカード52としてスマートメディア(Smart Media(登録商標))が用いられている。
デジタル信号処理部30、LCDインタフェース36、CPU40、メモリインタフェース46、外部メモリインタフェース50、及び圧縮・伸張処理回路54はシステムバスBUSを介して相互に接続されている。従って、CPU40は、デジタル信号処理部30及び圧縮・伸張処理回路54の作動の制御、LCD38に対するLCDインタフェース36を介した各種情報の表示、メモリ48及びメモリカード52へのメモリインタフェース46及び外部メモリインタフェース50を介したアクセスを各々行うことができる。
一方、デジタルカメラ10には、主としてCCD24を駆動させるためのタイミング信号を生成してCCD24に供給するタイミングジェネレータ32が備えられており、CCD24の駆動はCPU40によりタイミングジェネレータ32を介して制御される。
更に、デジタルカメラ10にはモータ駆動部34が備えられており、光学ユニット22に備えられた図示しない焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータもCPU40によりモータ駆動部34を介して制御される。なお、本実施の形態では、上述した焦点調整モータの駆動を、「フォーカス駆動」といい、絞り調整モータの駆動を、「アイリス駆動」といい、ズームモータの駆動を、「ズーム駆動」という。
本実施の形態に係るレンズ21は複数枚のレンズを有し、焦点距離の変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されており、図示しないレンズ駆動機構を備えている。このレンズ駆動機構に上記焦点調整モータ、ズームモータ、及び絞り調整モータは含まれるものであり、これらのモータは各々CPU40の制御によりモータ駆動部34から供給された駆動信号によって駆動される。なお、これらのモータに代えて、アクチュエータを用いても良い。
また、本実施の形態に係るデジタルカメラ10には、図示しないシャッタの駆動を制御するシャッタ駆動機構35も備えられている。このシャッタの駆動は、CPU40の制御によりシャッタ駆動機構35から供給された駆動信号によって駆動される。なお、本実施の形態では、このシャッタ駆動機構35によりシャッタが駆動されることを「シャッタ駆動」という。
更に、前述のレリーズボタン56A、電源スイッチ56B、モード切替スイッチ56C、十字カーソルボタン56D、及び強制発光スイッチ56E(同図では、「操作部56」と総称。)はCPU40に接続されており、CPU40は、これらの操作部56に対する操作状態を常時把握できる。
また、デジタルカメラ10には、ストロボ44とCPU40との間に介在されると共に、CPU40の制御によりストロボ44を発光させるための電力を充電する充電部42が備えられている。更に、ストロボ44はCPU40にも接続されており、ストロボ44の発光はCPU40によって制御される。
更に、デジタルカメラ10には、当該デジタルカメラ10に電源を供給するバッテリ(本実施の形態では、ニッケル水素電池)53と、電源回路51とが備えられている。電源回路51は、CPU40に接続されており、CPU40の制御下でバッテリ53から供給される電力の電圧値を検出したり、バッテリ53に対する充電制御を行うなど、バッテリ53に関する制御を行う。
なお、デジタルカメラ10は、バッテリから供給される電力の電圧値が所定の閾値を下回った場合、動作継続不可能と判断し、「充電してください」などとユーザに所定時間表示した後に、デジタルカメラ10の電源を自ら断つ、自動停止機能が備えられている。
次に、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の撮影時における全体的な動作について簡単に説明する。
まず、CCD24は、光学ユニット22を介した撮像を行い、被写体像を示すR(赤)、G(緑)、B(青)毎のアナログ信号をアナログ信号処理部26に順次出力する。アナログ信号処理部26は、CCD24から入力されたアナログ信号に対して相関二重サンプリング処理等のアナログ信号処理を施した後にADC28に順次出力する。
ADC28は、アナログ信号処理部26から入力されたR、G、B毎のアナログ信号を各々12ビットのR、G、Bの信号(デジタル画像データ)に変換してデジタル信号処理部30に順次出力する。デジタル信号処理部30は、内蔵しているラインバッファにADC28から順次入力されるデジタル画像データを蓄積して一旦メモリ48の所定領域に直接格納する。
メモリ48の所定領域に格納されたデジタル画像データは、CPU40による制御に応じてデジタル信号処理部30により読み出され、所定の物理量に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行なうと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行なって所定ビット、例えば8ビットのデジタル画像データを生成する。
そして、デジタル信号処理部30は、生成した所定ビットのデジタル画像データに対しYC信号処理を施して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以下、「YC信号」という。)を生成し、YC信号をメモリ48の上記所定領域とは異なる領域に格納する。
なお、LCD38は、CCD24による連続的な撮像によって得られた動画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用することができるものとして構成されており、LCD38をファインダとして使用する場合には、生成したYC信号を、LCDインタフェース36を介して順次LCD38に出力する。これによってLCD38にスルー画像が表示されることになる。
ここで、レリーズボタン56Aがユーザによって半押し状態とされた場合、前述のようにAE機能が働いて露出状態が設定された後、AF機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態とされた場合、この時点でメモリ48に格納されているYC信号を、圧縮・伸張処理回路54によって所定の圧縮形式(本実施の形態では、JPEG形式)で圧縮した後に外部メモリインタフェース50を介してメモリカード52に記録する。
次に、デジタルカメラ10のCPU40により実行される電力制御プログラムにより実現される電力制御処理について説明する。
この電力制御処理は2種類あるので、それぞれフローチャートを用いて説明する。なお、いずれの処理においても、デジタルカメラ10の消費電力が所定の閾値を越える動作が実行される場合に、他の場合と比較して表示輝度を低下させるようにLCD38を制御するものである。なお、ここでいう「他の場合」とは、レリーズボタン56Aが半押し、及び全押しされていない場合を示す。
また、上記「所定の閾値を越える動作」として、以下のフローチャートでは、アイリス駆動、フォーカス駆動、及びシャッタ駆動を適用しているが、ズーム駆動など他のメカニカルな駆動や、メカ系の駆動に限らず、その動作によりバッテリ53の一時的な電圧降下が所定レベルより大きくなる動作としても良い。
さらに所定の閾値とは、デジタルカメラ10が動作継続不可能となる場合の閾値であり、この値は、従来から用いられている値をそのまま利用することができる。
まず、一つ目の処理について説明する。図3は、レリーズボタン56Aが操作されたことを検出すると、撮影動作が終わるまで、又はユーザがレリーズボタン56Aを離すまでLCD38の輝度を低減する処理を行う電力制御プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下ではLCD38のバックライトが予め設定された輝度で発光している場合について説明する。
まず、ステップ101ではレリーズボタン56Aに対する操作の有無を検出する。レリーズボタン56Aの操作をCPU40が検出すると、CPU40は、撮影準備を指示する指示情報が入力されたと判断し、ステップ102でLCD38の輝度をその時点の輝度より低減する。この輝度の低減は、CPU40がLCDインタフェース36を介して行われる。なお、ここでの低減後の輝度としては、その時点の輝度より低ければ効果が得られるが、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、LCD38の表示内容が判別可能な最低限の輝度として実験等により予め定められた輝度を適用している。
次のステップ103で、CPU40は、AE機能を働かせるべくモータ駆動部34を介して絞り調整モータを駆動する。同様に、ステップ104で、CPU40は、AF機能を働かせるべくモータ駆動部34を介して焦点調整モータを駆動する。
次のステップ105では、レリーズボタン56Aが全押しされたか、或いはユーザがレリーズボタン56Aから指を離したか否かで処理が分岐する。ユーザがレリーズボタン56Aから指を離した場合は、再びステップ101の処理へ戻る。一方、レリーズボタン56Aが全押しされた場合、CPU40は、ステップ106で撮影動作を行うべくシャッタ駆動機構35を介してシャッタを駆動する。シャッタ駆動により撮影が終了すると、CPU40は、ステップ107の処理で低減していたLCD38の輝度を低減する前の輝度に復帰させる。なお、輝度の復帰は、低減する前の輝度ではなく、予め定められた輝度や、バッテリ残量に応じた輝度に復帰させても良い。
このように、アイリス駆動、フォーカス駆動、及びシャッタ駆動が実行される場合であるレリーズボタン56A押下時に、常にLCD38の輝度を低減してバッテリ53に対する消費電力を一時的に低下させることにより、バッテリ53から供給される電力の電圧値が上記所定の閾値を下回ることを回避することができ、バッテリ53を十分使い切ることが可能となる。
次に二つ目の電力制御プログラムについて説明する。図4は、レリーズボタン56Aが操作されたことを検出すると、アイリス駆動、フォーカス駆動、及びシャッタ駆動毎に所定時間だけLCD38の輝度を低減又は全消灯する処理を示すフローチャートである。
このように各モータ及びシャッタ駆動毎に輝度を制御するのは、一般に電圧の降下は、各モータ及びシャッタ駆動時に一番大きくなるので、駆動時のみに輝度を低減又は全消灯させることで、上述した閾値を電圧が下回ることを回避することができるためである。また、所定時間は、各モータ及びシャッタ駆動時に電圧が降下する時間であり、これは実測することで予めデジタルカメラ10に設定しておくことができる。なお、この所定時間は短い時間であるため、全消灯してもユーザの操作にほとんど影響を与えない。
以下、フローチャートの説明をする。まず、ステップ201ではレリーズボタン56Aに対する操作の有無を検出する。レリーズボタン56Aの操作をCPU40が検出すると、CPU40は、撮影準備を指示する指示情報が入力されたと判断し、ステップ202で上述した所定時間だけLCD38の輝度を低減、又は全消灯する。この処理はLCDインタフェース36を介して行われるが、一つ目の処理と異なりCPU40が輝度の復帰を指示しなくても所定時間経過後に自動的に輝度が復帰するものである。
次のステップ203で、CPU40は、AE機能を働かせるべくモータ駆動部34を介して絞り調整モータを駆動する。このアイリス駆動が終了すると、この時点では既に所定時間経過しているので、LCD38の輝度は復帰している。
次に、CPU40は、焦点調整モータを駆動するために、ステップ204で上述した所定時間だけLCD38の輝度を低減、又は全消灯する。
次のステップ205で、CPU40は、AF機能を働かせるべくモータ駆動部34を介して焦点調整モータを駆動する。このフォーカス駆動が終了すると、この時点では既に所定時間経過しているので、LCD38の輝度は復帰している。
次のステップ206では、レリーズボタン56Aが全押しされたか、或いはユーザが指を離したか否かで処理が分岐する。ユーザがレリーズボタン56Aから指を離した場合は、再びステップ201の処理へ戻る。
一方、レリーズボタン56Aが全押しされた場合、CPU40は、ステップ207で上述した所定時間だけLCD38の輝度を低減、又は全消灯する。そして、CPU40は、ステップ208で撮影動作を行うべくシャッタ駆動機構35を介してシャッタを駆動する。シャッタ駆動により撮影動作が終了すると、この時点では既に所定時間経過しているので、LCD38の輝度は復帰している。
このように、アイリス駆動、フォーカス駆動、及びシャッタ駆動が実行される場合であるレリーズボタン56A押下時に、それぞれの動作毎に所定時間だけLCD38の輝度を低減(消灯)して消費電力を一時的に低下させることによりバッテリ53から供給される電圧値が上記所定の閾値を下回ることを回避することができ、バッテリ53を十分使い切ることが可能となる。
なお、上述した電力制御処理において、LCD38の輝度をどの位低減させるかは、実測値に基づいた消費電力を予め用意しておいても良いが、図5に示されるような消費電力データベース(以下、消費電力DB)をメモリ48に備えるようにしても良い。この消費電力DBは、各モータ及びシャッタ駆動時に輝度が低減された場合のLCD38の消費電力を設定しておくものである。
例えば、上記図4で説明したステップ202のようなアイリス駆動時における制御として、CPU40は、LCD38を100mAでの輝度にするように制御する。このように、各モータ又はシャッタを駆動する場合の輝度を予め消費電力DBに保持することで、より精度の高い電力制御を行うことができる。
さらに、上述した輝度信号Yを用いて外光の輝度を得ることで、外光が暗い場合には通常より輝度を下げたり、外光が明るい場合には電圧降下による影響がない範囲内で通常より輝度を上げるなど、外光の輝度に応じてLCD38の輝度を制御するようにしても良い。
また、本実施の形態では、表示手段としてバックライト付きLCDを適用した場合について説明したが、これに限らず、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ等の表示輝度を低減させることにより消費電力が低減できる他の表示手段を適用することもできる。
以上説明したように本実施の形態では、表示情報の表示輝度が可変とされた表示手段(LCD34)と、当該撮影装置(デジタルカメラ10)の消費電力が所定の閾値を越える動作が実行される場合に、他の場合と比較して表示輝度を低下させるように前記表示手段を制御する制御手段(CPU40)と、を有する。
また、本実施の形態では、前記所定の閾値を越える動作は、アイリス駆動(モータ駆動部34の絞り調整モータ)、フォーカス駆動(モータ駆動部34の焦点調整モータ)、ズーム駆動(モータ駆動部34のズームモータ)、及びシャッタ駆動(シャッタ駆動機構35)の少なくとも1つである。
また、本実施の形態では、前記制御手段(CPU40)は、撮影準備を指示する指示情報が入力された場合に前記表示輝度を低下させ、前記撮影準備が終了した後に前記表示輝度を復帰するように前記表示手段(LCD38)を制御する。
また、本実施の形態では、前記表示手段(LCD38)は、バックライト(バックライト38A)付き液晶ディスプレイである。
また、本実施の形態では、当該撮影装置(デジタルカメラ10)の消費電力が所定の閾値を越える動作が実行される場合(ステップ101)に、当該撮影装置に備わる表示手段(LCD38)が表示する表示情報の表示輝度を他の場合と比較して低下させるように制御する(ステップ102)。
実施の形態に係るデジタルカメラの外観上の構成を示す図である。 実施の形態に係るデジタルカメラの電気系の構成を示す図である。 電力制御プログラムの処理の流れを示すフローチャート(その1)である。 電力制御プログラムの処理の流れを示すフローチャート(その2)である。 消費電力データベースのデータ構造を示す図である。 バッテリの電圧降下の様子の一例を示すグラフである。
符号の説明
10 デジタルカメラ
22 光学ユニット
34 モータ駆動部
35 シャッタ駆動機構
38 LCD
38A バックライト
40 CPU
51 電源回路
53 バッテリ

Claims (5)

  1. 表示情報の表示輝度が可変とされた表示手段と、
    当該撮影装置の消費電力が所定の閾値を越える動作が実行される場合に、他の場合と比較して表示輝度を低下させるように前記表示手段を制御する制御手段と、
    を有する撮影装置。
  2. 前記所定の閾値を越える動作は、アイリス駆動、フォーカス駆動、ズーム駆動、及びシャッタ駆動の少なくとも1つである請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記制御手段は、
    撮影準備を指示する指示情報が入力された場合に前記表示輝度を低下させ、前記撮影準備が終了した後に前記表示輝度を復帰するように前記表示手段を制御する請求項1又は請求項2に記載の撮影装置。
  4. 前記表示手段は、バックライト付き液晶ディスプレイである請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の撮影装置。
  5. 当該撮影装置の消費電力が所定の閾値を越える動作が実行される場合に、当該撮影装置に備わる表示手段が表示する表示情報の表示輝度を他の場合と比較して低下させるように制御する撮影制御方法。
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