JP2009111681A - 温度検出制御装置及びそれを備えた撮像装置 - Google Patents

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    • G01K7/00Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements
    • G01K7/42Circuits effecting compensation of thermal inertia; Circuits for predicting the stationary value of a temperature

Abstract

【課題】 温度検出手段の危険温度の検出精度及び予測手段の危険温度到達予測時間の予測精度の確保を満たすことの可能な温度検出制御装置を提供する。
【解決手段】 固体撮像素子3などの発熱部の温度を検出する温度検出部6と、該温度検出部の検出温度と検出時刻を記録する温度記録部16と、該温度記録部に記録した検出温度と検出時刻に基づき所定温度に達するまでの到達予測時間を予測する予測部17と、複数の所定温度範囲に応じて前記温度検出部の温度検出の時間間隔を切替え制御するにあたり、前記温度検出部の温度検出の時間間隔を、前記複数の所定温度範囲のうち最も高温の所定温度範囲において他の所定温度範囲に比べ短時間に設定する制御部7とを備えて温度検出制御装置を構成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、温度検出制御装置及びそれを備えた撮像装置に関するもので、特に温度検出の時間間隔の切替え制御を行えるようにした温度検出制御装置及びそれを備えた撮像装置に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置においては、内蔵する電気部品が動作することで発熱して撮像装置の温度が上昇し、そして、電気部品の消費電力が高い動作になるほど発熱による温度上昇が急激になることが知られている。撮像装置における電気部品のひとつである固体撮像素子の発熱は、ノイズの増加を招き、それにより撮像信号を劣化させ撮影画像に大きく影響を与える。また、デジタルカメラの表面温度の上昇は、使用者が火傷を起こす危険性もある。
デジタルカメラの表面温度を検出して、使用者に温度上昇の注意を促す手法が各種提案されている。一例として、特開2007−74095号公報(特許文献1)には、温度センサによってカメラボディの表面温度を所定間隔で検出し、検出温度が人体に有害な危険温度に達していることを検出した場合には、LCDに表面温度、危険温度、温度グラフ、警告情報を表示し、また、危険温度以下の場合には危険温度へ達する到達時間を予測し、LCDに表面温度、危険温度、温度グラフ、予測情報を表示するようにしたデジタルカメラが開示されている。
特開2007−74095号公報
ところで、上記特許文献1に開示されているデジタルカメラにおいては、デジタルカメラの表面温度に無関係に温度センサによる温度検出の時間間隔を所定の間隔で行っている。このため、温度センサの温度検出の時間間隔が長時間の場合には、温度検出の時間的な密度が粗いために、危険温度を超えた後の時刻に危険温度以上の温度を検出して、警告情報を表示するということが生じ得る。
上述のことは、特に温度上昇が急激な場合に顕著となり、危険温度を大きく超えても温度検出の時刻がくるまで警告情報を表示しないため、危険温度の検出精度が著しく低下することがある。また、デジタルカメラの動作モード(動画撮影、連写撮影、静止画撮影、再生、電子ライブビュー、スタンバイ等)の変更等により温度特性が変化した場合において、危険温度に到達するまでの到達予測時間(以下、危険温度到達予測時間という)を予測するために必要なEEPROMに記憶する温度センサ検出温度も、時間的密度が粗いため予測精度を悪くしていることになる。
本発明は、従来の撮像装置における以上のような課題を解決するためになされたもので、より適切な温度検出及び予測を可能とする温度検出制御装置及びそれを備えた撮像装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、発熱部の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段の検出温度と検出時刻とを記録する記録手段と、前記記録手段に記録した検出温度と検出時刻とに基づき所定温度に達するまでの到達予測時間を予測する予測手段と、複数の所定温度範囲に応じて前記温度検出手段の温度検出の時間間隔を切替え制御するにあたり、前記温度検出手段の温度検出の時間間隔を、前記複数の所定温度範囲のうち最も高温の所定温度範囲において他の所定温度範囲に比べ短時間に設定する制御手段とを備えて温度検出制御装置を構成するものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る温度検出制御装置において、前記記録手段は第1の所定温度以上の場合に検出温度と検出時刻とを記録することを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る温度検出制御装置において、前記予測手段は第2の所定温度以上の場合に前記到達予測時間を予測することを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1項に係る温度検出制御装置において、前記制御手段は、前記温度検出手段の温度検出の時間間隔を切替え制御するにあたり、前記予測手段で前記所定温度範囲間の高温側の境界温度に達するまでの到達予測時間を予測し、該到達予測時間が当該所定温度範囲の温度検出時間間隔と比べ短時間の場合に、前記温度検出手段の温度検出時間間隔を、隣接する高温側の所定温度範囲に応じた時間間隔に設定することを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか1項に係る温度検出制御装置おいて、前記温度検出手段の検出温度が第3の所定温度以上の場合に前記予測手段の到達予測時間を表示し、第4の所定温度に達した場合に警告を表示する表示手段を更に備えたことを特徴とするものである。
請求項6に係る発明は、被写体像を画像信号に変換する固体撮像素子と、前記固体撮像素子の温度変動を検出する請求項1〜5のいずれか1項に記載の温度検出制御装置とを有し、ここで、前記温度検出手段、前記記録手段、前記予測手段及び前記制御手段のうち少なくともいずれか1つ以上の手段は前記固体撮像素子と同一チップ内に形成して撮像装置を構成するものである。
請求項1に係る発明によれば、温度検出手段の温度検出の時間間隔を危険温度付近の高温の所定温度範囲において短時間に設定することで、温度検出手段の危険温度の検出精度を確保することができると共に、予測手段の危険温度到達予測時間の予測精度を確保することができる。また請求項2に係る発明によれば、記録手段に記録する検出温度と検出時刻(以下、温度データという)とを削減することが可能となる。また請求項3に係る発明によれば、予測手段において危険温度付近でのみ危険温度到達予測時間を予測することが可能となる。また請求項4に係る発明によれば、予測手段において危険温度到達予測時間を予測するために必要とする時間を短時間にすることが可能となる。また請求項5に係る発明によれば、表示手段に危険温度付近のみ危険温度到達予測時間を表示することが可能となると共に、危険温度に達したことを使用者に警告表示することが可能となる。また請求項6に係る発明によれば、撮像装置を構成する部品点数を削減できコスト削減すると共に、撮像装置を小型軽量化することが可能となり、更に温度誤差の低減化を向上させることが可能となる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
(実施例1)
まず、本発明に係る実施例1について説明する。本実施例は、請求項1,2,3及び5に係る発明に対応するもので、本発明の一例としてデジタルカメラに適応したものについて説明する。図1は、本実施例1に係るデジタルカメラの主要部の概略構成例を示すブロック図である。実施例1に係るデジタルカメラは、撮像レンズ1と、撮像レンズ駆動回路2と、固体撮像素子3と、固体撮像素子駆動回路4と、画像処理回路5と、請求項の温度検出手段に対応する温度検出部6と、同じく請求項の制御手段に対応する制御部7と、AE回路8と、AF回路9と、操作部10と、メモリ11と、フレームメモリ12と、記録メディア13と、表示部駆動回路14と、請求項の表示手段に対応する表示部15と、同じく請求項の記録手段に対応する温度記録部16と、同じく請求項のの予測手段に対応する予測部17と、CPU18と、図示しない電源とを備え、図示しない筐体内に適宜配置されて構成されている。
そして、撮像レンズ1は、ズームレンズ系とその駆動モータと、フォーカスレンズ系とその駆動モータと、光学絞りとその駆動用モータと、メカシャッタとその駆動用モータ等から成り、被写体像を固体撮像素子3に結像する。撮像レンズ駆動回路2は、撮像レンズ1の各駆動モータを駆動するためのドライバ回路等から成り、撮像レンズ1をタイミング制御する。固体撮像素子3は、数百万個の画素を2次元に配列した受光部を有し、撮像レンズ1を介して結像した被写体像の光信号を電気信号に変換する。また、固体撮像素子3としては、CCD又はCMOSイメージセンサ等の光信号を電気信号に変換する機能を有するものであればよい。
固体撮像素子駆動回路4は、固体撮像素子3を駆動するためのクロックパルスを生成するTG(タイミング生成)回路と電源回路等から成り、固体撮像素子3をタイミング制御する。画像処理回路5は、固体撮像素子3の出力信号に混入しているノイズ成分を除去するためのCDS(相関2重サンプリング)処理回路と、出力信号を増幅するためのAGC(自動利得制御)処理回路と、出力信号をADC(アナログ−デジタル信号変換)処理して画像データを生成する処理回路と、画像データに対して、γ補正と、ホワイトバランス調整と、色変換と、画像圧縮とを行う処理回路等から成り、各種信号処理を行う。また、画像データをフレームメモリ12に記憶する機能と、圧縮画像データを記録メディア13に記録する機能とを有する。
温度検出部6は、温度センサから成り、該温度センサを固体撮像素子3の近傍に配置し、固体撮像素子3の温度を検出する。温度センサには抵抗、サーミスタ、熱電対、半導体等を用いればよい。また、温度検出部6を固体撮像素子3と同一チップ上に形成することで、温度誤差の低減化を向上させる効果がある。更に、温度検出部6を固体撮像素子3以外の画像処理回路5やCPU18等の高消費電力の電気部品の近傍に配置し、又はそれらと同一チップ上に形成してもよい。
制御部7は、TG(タイミング生成)回路等から成り、温度検出部6の温度検出の時間間隔をタイミング制御するもので、固体撮像素子3の複数の所定温度範囲に応じて温度検出時間間隔を切替え制御する。また、温度検出部6と同様に、固体撮像素子3,画像処理回路5,CPU18等の電気部品の近傍に配置し、又はそれらと同一チップ上に形成してもよい。AE回路8は、画像処理回路5の画像データに基づいて自動露出演算処理を行う。AF回路9は、画像処理回路5の画像データに基づいて自動焦点演算処理を行う。操作部10は、デジタルカメラの電源をオン/オフするためのスイッチと、デジタルカメラの複数の動作モードを切替えるためのスイッチと、レリーズボタン等から成り、使用者がデジタルカメラを操作することを可能にする。
ここで、デジタルカメラの動作モードとしては、動画撮影モードと、連写撮影モードと、静止画撮影モードと、固体撮像素子3からの画像データを連続して表示部15に表示する電子ライブビューモードと、記録メディア13に記録した画像を表示部15に再生表示する再生モード、スタンバイモード等がある。メモリ11は、デジタルカメラの各種動作プログラムと調整データ等を保存している。また、メモリ11には、本実施例に係るデジタルカメラにおける温度検出時間間隔と複数の所定温度範囲と複数の所定温度等が保存されている。
フレームメモリ12は、画像処理回路5の画像データ等を一時的に格納しておくためのメモリである。記録メディア13は、圧縮画像データを記録するための記録媒体であり、メモリカード等で構成され、デジタルカメラから着脱可能である。表示部駆動回路14は、表示部15を駆動するためのドライバ回路等から成り、表示部15の表示を制御する。表示部15は、LCDで構成され、画像処理回路5の画像データと記録メディア13に記録した圧縮画像データ等を再生表示する。また、表示部15は、温度記録部16に記録した温度データと、予測部17で予測した危険温度到達予測時間と、危険温度に達したことを知らせる警告情報等を表示する。
温度記録部16は、温度検出部6の検出温度が所定温度以上の場合に温度データを記録するメモリから成る。予測部17は、温度記録部16の温度データに基づき所定温度に到達するまでの時間を予測するための演算回路から成る。CPU18は、メモリ11に保存されているデジタルカメラの各種動作プログラムと各種データ等を読み込むと共に、デジタルカメラ全体の動作を統括して制御する。また、温度検出部6の検出温度を所定温度と比較判定して、制御部7と、温度記録部16と、予測部17と、表示部駆動回路14とを制御する。固体撮像素子駆動回路4と、画像処理回路5の構成回路のうちのCDSとAGCとADCと、温度記録部16と、予測部17は、固体撮像素子3と同一チップ上に形成してもよく、特にCMOSイメージセンサの場合には、製造上これらを同一チップ上に形成し易い。
次に、図2に示すフローチャートを用いて本実施例の動作について説明する。図2は、本発明における複数の所定温度範囲として、固体撮像素子3に3つの温度範囲を設けた場合を示している。すなわち温度範囲LとしてTeM1(℃)未満、温度範囲MとしてTeM1(℃)以上TeM2(℃)未満、温度範囲HとしてTeM2(℃)以上TeH(℃)未満の3つである。TeM1(℃) ,TeM2(℃),TeH(℃) の温度の高低は、TeM1(℃) <TeM2(℃)<TeH(℃) の関係にあり、3つの温度範囲は、温度範囲L<温度範囲M<温度範囲Hとなる。なお、TeH(℃) は本発明における第4の所定温度の危険温度に対応する温度である。
また、本実施例の各温度範囲における温度検出部6の温度検出時間間隔を、温度範囲LではTL(s)=4×TH(s),温度範囲MではTM(s)=2×TH(s),温度範囲HではTH(s)とし、3つの温度検出時間間隔の時間の長短は、TL(s)>TM(s)>TH(s)の関係にある。図2中のTeS(℃) は、本発明における第1の所定温度に対応する温度であり、温度検出部6の検出温度がTeS(℃) 以上の場合には、温度記録部16に温度データを記録する。また、TeL(℃) は、本発明の第2,第3 の所定温度に対応する温度であり、温度検出部6の検出温度がTeL(℃) 以上の場合には、予測部17で危険温度到達予測時間を予測すると共に、危険温度到達予測時間を表示部15に表示する。TeS(℃) とTeL(℃) の温度の高低は、TeS(℃) <TeL(℃) の関係にある。
本実施例では、TL(s)=4×TH(s),TM(s)=2×TH(s)としているが、TL(s)>TH(s)且つTM(s)>TH(s)の関係が成り立てば、これに限定されない。また、TeS(℃) とTeL(℃)を別々に設定しているが、共通に設定できることは勿論である。また、TeL(℃) を第2,第3の所定温度として共通にしているが、別々の温度に設定できることは勿論である。すなわち、第1の所定温度≦第2の所定温度≦第3の所定温度<第4の所定温度の関係が成り立てばよい。
以下、図2に示す動作態様について詳細に説明する。操作部10にてデジタルカメラの電源をオンした直後に、温度検出部6にて固体撮像素子3の初期温度を検出する(ステップS1)。次いで、検出温度が危険温度TeH(℃) 以上か否かを比較判定する(ステップS2)。そして、検出温度がTeH(℃) 以上の場合には、表示部15に警告表示する(ステップS14)。検出温度がTeH(℃) 未満の場合には、更に検出温度がTeM1(℃) 未満か否かを比較判定する(ステップS3)。そして、検出温度がTeM1(℃) 未満の場合には、温度検出部6の温度検出時間間隔をTL(s)に設定する(ステップS5)。一方、検出温度がTeM1(℃)以上の場合には、更に検出温度がTeM2(℃) 未満か否かを比較判定する(ステップS4)。そして、検出温度がTeM2(℃) 未満の場合には、温度検出部6の温度検出時間間隔をTM(s)に設定する(ステップS6)。一方、検出温度がTeM2(℃)以上の場合には、温度検出部6の温度検出時間間隔をTH(s)に設定する(ステップS7)。そして、TL(s)又はTM(s)又はTH(s)に設定された温度検出部6の温度検出時間間隔で固体撮像素子3の温度検出を行う(ステップS8)。次いで検出温度がTeS(℃)以上か否かを判定する(ステップS9)。そして、検出温度がTeS(℃)以上の場合には、温度データを温度記録部16に記録する(ステップS10)。一方、検出温度がTeS(℃)未満の場合にはステップS2に戻る。次いで、検出温度がTeL(℃)以上か否かを比較判定する(ステップS11)。そして、検出温度がTeL(℃)未満の場合には、ステップS2に戻る。一方、検出温度がTeL(℃)以上の場合には、温度記録部16の温度データに基づき危険温度TeH(℃)到達予測時間を予測して(ステップS12)、表示部15に危険温度TeH(℃)到達予想時間を表示し(ステップS13)、ステップS2に戻る。以上説明した動作フローは、ステップS1を除きデジタルカメラの電源をオフするまで繰り返される。
次に、図3に示す温度グラフを用いて本実施例の動作について説明する。図3は、図2に示したフローチャートに従って温度検出部6の温度検出を、各温度範囲に対して3回ずつ行う場合の動作を示すものである。図3において、X軸はデジタルカメラの電源をオンしてからの経過時間(s),Y軸は温度(℃)を示している。また、太線は固体撮像素子3の温度特性の一例を示し、太破線は危険温度TeH(℃)到達までの予測特性を示している。また、第1の所定温度TeS(℃)と第2,第3の所定温度TeL(℃)とを、温度範囲Mの下限温度TeM1(℃)と温度範囲Hの下限温度TeM2(℃)との中間に設定している場合を示しているが、TeS(℃)≦TeL(℃)の関係の関係が成り立てば、この設定に限定されない。
温度検出部6による検出温度は、温度範囲LにおけるTe0(℃),Te1(℃),Te2(℃)と、温度範囲MにおけるTeD1(℃),Te3(℃),Te4(℃)と、温度範囲HにおけるTeD2(℃),Te5(℃),Te6(℃)である。このうち黒丸(●)と白丸(○)とで示したTe3(℃),Te4(℃),TeD2(℃),Te5(℃),Te6(℃)の5つが温度記録部16に記録される。白丸(○)は後述する温度TeD2(℃)を示している。破線部19は表示部15に表示するグラフ範囲を示している。
以下、図3の温度グラフについて詳細に説明する。操作部10にてデジタルカメラの電源をオンした直後の時刻Ti0(s)において、固体撮像素子3の初期温度Te0(℃)を検出する。つづいてTL(s)間隔で時刻Ti1(s)においてTe1(℃)を、時刻Ti2(s)においてTe2(℃)を、時刻TiD1(s)においてTeD1(℃)を検出する。ここで、TeD1(℃)は温度範囲Mの下限温度TeM1(℃)を超え温度範囲Mの温度となるが、温度検出時間間隔TL(s)が温度範囲Mの温度検出時間間隔TM(s)へ切替えられていないため、TL(s)間隔で検出することになる。続いて温度範囲Mの温度検出時間間隔TM(s)で時刻Ti3(s)においてTe3(℃)を、時刻Ti4(s)においてTe4(℃)を、時刻TiD2(s)においてTeD2(℃)を検出し、Te3(℃)とTe4(℃)とTeD2(℃)が、第1の所定温度TeS(℃)以上であるので温度記録部16に温度データが記録される。
ここで、TeD2(℃)は温度範囲Hの下限温度TeM2(℃)を超え温度範囲Hの温度となるが、温度検出時間間隔TM(s)が温度範囲Hの温度検出時間間隔TH(s)へ切替えられていないため、TM(s)間隔で検出することになる。続いて温度範囲Hの温度検出時間間隔TH(s)で時刻Ti5(s)においてTe5(℃)を、時刻Ti6(s)においてTe6(℃)を検出し、Te5(℃)とTe6(℃) とが、第1の所定温度TeS(℃)以上であるので温度記録部16に温度データが記録される。予測部17で危険温度TeH(℃)到達予測時間の(TiH −Ti6)(s)を予測する。ここで、(TiH −Ti6)(s)の予測には、Ti4(s)とTe4(℃) と、TiD2(s)とTeD2(℃)と、Ti5(s)とTe5(℃) と、Ti6(s)とTe6(℃)との4つの経過時間に対する温度データを必要とし、これらに基づいて得られたこととするが、この限りではない。(TiH −Ti6)(s)を予想するために必要な時間は、TH×4(s)(=Ti6 −Ti4(s)=TM+TH+TH(s))となる。
本実施例では、所定温度範囲毎に設定した温度検出時間間隔は、温度範囲の境界温度を超えて隣接する高温側の温度範囲においても最初の1回だけ有効となる。すなわち、温度範囲Lの温度検出時間間隔TL(s)で温度範囲MのTeD1(℃)を1回検出し、温度範囲Mの温度検出時間間隔TM(s)で温度範囲HのTeD2(℃) を1回検出することになる。
次に、図4 ,図5 に示す表示部15の表示内容について説明する。図4は、図3の破線部19で示したグラフ20と使用者への注意情報21を表示している。図5は、図3の破線部19において危険温度TeH(℃)に達した場合のグラフ22と使用者への警告情報23を表示している。ここで、図4は、温度検出の度に表示部15に表示してもよいし、またグラフ20と注意情報21のどちらか一方のみ表示してもよいし、更には表示部15に撮影画像、再生画像が表示されている場合には、同時に縮小表示してもよい。
図5は、グラフ22と注意情報23のどちらか一方のみ表示してもし、また表示部15に撮影画像、再生画像が表示されている場合には同時に縮小表示してもよい。ここで示した表示部15の表示内容は一例であり、これに限定されない。図4,図5は操作部10により表示のオンオフを制御するようにしてもよい。また、他の異なる方法、例えばLED発光、発生音等を表示部15の代わりに使用してもよいし、併用してもよい。要は、デジタルカメラ使用者への注意、警告を知らせることができれば何でもよい。
以上説明したように、本実施例によれば、固体撮像素子3の3つの所定温度範囲(温度範囲L,温度範囲M,温度範囲H)に応じて、温度検出部3の温度検出時間間間隔(TL,TM,TH)を温度範囲が高温になるほど短時間(TL>TM>TH)になるように、制御部7で切替え制御する。これにより、危険温度(TeH)の検出精度と予測部17の危険温度到達予測時間(TiH −Ti6)の予測精度とを確保することができると共に、温度記録部16の温度データの記録容量を小型化することができる。よって、危険温度の検出精度確保と危険温度到達予測時間の予測精度確保と記録容量の小型化とを全て同時に満足することが可能となる。
また、検出温度が所定温度(TeS) 以上の場合のみ温度記録部16に温度データを記録するため、記録部の容量の小型化の効果を向上させている。ここでは、複数の所定温度範囲が3つの場合を示したが、この限りではない。また、所定温度(TeS) 以上の場合に温度記録部16に温度データの記録を行ったが、デジタルカメラの電源をオンした直後から記録を行っても、デジタルカメラが低温時には温度検出時間間隔が長時間のため記録データ数を少なくできるので、危険温度検出と危険温度到達予測時間の精度確保と記録容量の小型化とを全て同時に満足することができることは勿論である。
またデジタルカメラ使用者にとって、検出温度が低温の時には危険温度到達予測時間の注意情報は必要なく、かえって煩わしい。そこで、検出温度が危険温度に近づいた所定温度(TeL)以上の場合のみ、予測部17にて危険温度到達予測時間を予測すると共に、危険温度到達予測時間を表示部15に表示することで、使い勝手がよくなる。更に、所定温度以上の場合のみ温度記録部16と予測部17と表示部15とを動作させるので、消費電力の削減効果も有る。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2を、図6〜8に基づいて説明する。本実施例は、請求項1,2,3,4,5及び6に係る発明に対応するもので、実施例1とは、デジタルカメラの主要な概略構成と、所定温度範囲間の境界温度おける温度検出部6の温度検出時間間隔の切替え制御方法との2 点が異なる。図6は、図1で示した実施例1とは異なるデジタルカメラの主要部の概略構成例を示すブロック図であり、図1に示した実施例1と同一の構成部分には同一符号を付して示している。図1に示した実施例1と異なる部分は固体撮像素子30のみであり、本実施例では固体撮像素子30と同一チップ上に、固体撮像素子駆動回路4,温度検出部6,制御部7,温度記録部16,予測部17を形成している。他の構成は図1に示した実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
次に、図7に示すフローチャートを用いて本実施例の動作について説明する。図7は、本発明における複数の所定温度範囲として、図1と同様に固体撮像素子3に3つの温度範囲を設けた場合を示している。すなわち、温度範囲LとしてTeM1(℃)未満、温度範囲MとしてTeM1(℃)以上TeM2(℃)未満、温度範囲HとしてTeM2(℃) 以上TeH(℃) 未満の3つである。温度の高低の関係は、TeM1(℃)<TeM2(℃)<TeH(℃) ,温度範囲L<温度範囲M<温度範囲Hとなる。ここで、温度範囲Mの下限温度TeM1(℃)を温度範囲Lと温度範囲Mの境界温度とすると共に、温度範囲Hの下限温度TeM2(℃) を温度範囲Mと温度範囲Hの境界温度として以下で説明するが、各温度範囲の上限値を境界温度としてもよい。なお、TeH(℃) は本発明における第4の所定温度の危険温度に対応する温度である。また、本発明の各温度範囲における温度検出部6の温度検出時間間隔は、実施例1と同様に温度範囲LではTL(s)=4×TH(s),温度範囲MではTM(s)=2×TH(s),温度範囲HではTH(s)とし、TL(s)>TM(s)>TH(s)の関係にある。
図7におけるTeS(℃)は、本発明における第1の所定温度に対応する温度であり、温度検出部6の検出温度がTeS(℃)以上の場合に温度記録部16に温度データを記録する。また、TeL(℃)は本発明における第2,第3の所定温度に対応する温度であり、温度検出部6の検出温度がTeL(℃)以上の場合には、予測部17で危険温度到達予測時間を予測すると共に、危険温度到達予測時間を表示部15に表示する。TeS(℃)とTeL(℃) の温度の高低は、TeS(℃)<TeL(℃)の関係にある。本実施例では、TL(s)=4×TH(s),TM(s)=2×TH(s)としているが、TL(s)>TH(s)且つTM(s)>TH(s)の関係が成り立てば、これに限定されない。また、TeS(℃)とTeL(℃)を別々に設定しているが、共通にできることは勿論である。また、TeL(℃) を第2,第3の所定温度として共通にしているが、別々の温度に設定できることは勿論である。すなわち、第1の所定温度≦第2の所定温度≦第3の所定温度<第4の所定温度の関係が成り立てばよい。
以下、図7に示す動作態様について詳細に説明する。図7は、実施例1について示した図2のフローチャートとは所定温度範囲間の境界温度おける温度検出部6の温度検出時間間隔の切替え制御方法が異なり、図2と同一のステップ部分には同じ符号を付して示している。まず、操作部10にてデジタルカメラの電源をオンした直後に、温度検出部6にて固体撮像素子30の初期温度を検出する(ステップS1)。次いで、検出温度が危険温度TeH(℃)以上か否かを比較判定する(ステップS2)。そして、検出温度がTeH(℃)以上の場合には、表示部15に警告表示する(ステップS14)。一方、検出温度がTeH(℃)未満の場合には、更に検出温度が境界温度TeM1(℃)未満か否かを比較判定する(ステップS3)。そして、検出温度がTeM1(℃)未満の場合には、温度検出部6の温度検出時間間隔をTL(s)に設定する(ステップS5)。一方、検出温度がTeM1(℃)以上の場合には、ステップS4に進む。
次いで、温度検出部6にてTL(s)に設定された温度検出時間間隔で固体撮像素子30の温度検出を行う(ステップS30)。続いて、検出温度がTeS(℃)以上か否かを比較判定する(ステップS31)。そして、検出温度がTeS(℃)未満の場合にはステップS2に戻る。一方、検出温度がTeS(℃)以上の場合には、温度データを温度記録部16に記録する(ステップS32)。次いで、温度記録部16の温度データに基づき温度範囲Lと温度範囲Mの境界温度TeM1(℃)に到達するまでの時間を予測する(ステップS33)。そして、境界温度TeM1(℃)までの到達予想時間がTL(s)未満か否かを比較判定する(ステップS34)。到達予測時間がTL(s)未満の場合にはステップS6に進む。一方、到達予測時間がTL(s)以上の場合には、検出温度がTeL(℃)以上か否かを比較判定する(ステップS11)。そして、検出温度がTeL(℃)未満の場合にはステップS2に戻る。一方、検出温度がTeL(℃)以上の場合には、温度記録部16の温度データに基づき危険温度TeH(℃)到達予測時間を予測して(ステップS12)、表示部15に危険温度TeH(℃)到達予測時間を表示し(ステップS13)、ステップS2に戻る。
先のステップS3にて検出温度がTeM1(℃)以上の場合には、続いて検出温度がTeM2(℃)未満か否かを比較判定する(ステップS4)。そして、検出温度がTeM2(℃)以上の場合にはステップS7に進む。一方、検出温度がTeM2(℃) 未満の場合には、温度検出部6の温度検出時間間隔をTM(s)に設定する(ステップS6)。そして、TM(s)に設定された温度検出部6の温度検出時間間隔で固体撮像素子30の温度検出を行う(ステップS35)。次いで、検出温度がTeS(℃)以上か否かを比較判定する(ステップS36)。そして、検出温度がTeS(℃)未満の場合にはステップS2に戻る。一方、検出温度がTeS(℃)以上の場合には、温度データを温度記録部16に記録する(ステップS37)。
次いで、温度記録部16の温度データに基づき温度範囲Mと温度範囲Lとの境界温度TeM2(℃) に到達するまでの時間を予測する(ステップS38)。続いて、境界温度TeM2(℃) までの到達予想時間が、TM(s)未満か否かを比較判定する(ステップS39)。そして、到達予測時間がTM(s)未満の場合にはステップS7に進む。一方、到達予測時間がTM(s)以上の場合には、ステップS11に進む。前記ステップS4にて検出温度がTeM2(℃) 以上の場合には、温度検出部6の温度検出時間間隔をTH(s)に設定する(ステップS7)。そして、TH(s)に設定された温度検出部6の温度検出時間間隔で固体撮像素子30の温度検出を行う(ステップS40)。次いで、検出温度がTeS(℃)以上か否かを比較判定する(ステップS41)。そして、検出温度がTeS(℃)未満の場合にはステップS2に戻る。一方検出温度がTeS(℃)以上の場合には、温度データを温度記録部16に記録し(ステップS42)、ステップS11に進む。以上説明したフローは、ステップS1を除きデジタルカメラの電源をオフするまで繰り返される。
次に、図8に示す温度グラフを用いて本実施例の動作について説明する。図8は、図7に示したフローチャートに従って温度検出部6の温度検出を、各温度範囲に対して3回ずつ行う場合の動作を示すものである。図8は、図3で示した実施例1の温度グラフとは、温度範囲Mと温度範囲Hの境界温度であるTeM2(℃)おける温度検出時間間隔の切替え制御方法と温度範囲Hの温度検出する温度データが異なっているが、図3の温度グラフと同一の部分には同一符号を付して示している。図8において、太線は固体撮像素子30の温度特性の一例を示し、太破線は危険温度TeH(℃)到達までの予測特性を示している。温度検出部6による検出温度は、温度範囲LにおけるTe0(℃),Te1(℃),Te2(℃)と、温度範囲MにおけるTeD1(℃),Te3(℃),Te4(℃)と、温度範囲HにおけるTe30(℃) ,Te31(℃),Te32(℃)である。このうち黒丸(●)で示したTe3(℃),Te4(℃),Te30(℃),Te31(℃),Te32(℃) の5つが温度記録部16に記録される。したがって、図3の温度グラフと比べて、温度範囲Mの温度検出時間間隔TM(s)で隣接する高温側の温度範囲Hにおいて1回だけ温度検出していたTeD2(℃)=白丸(○)の温度検出をしていない。図8に示す破線部31は、表示部15に表示するグラフ範囲を示している。
以下、図8の温度グラフついて詳細に説明する。まず操作部10にてデジタルカメラの電源をオンした直後の時刻Ti0(s)において、固体撮像素子30の初期温度Te0(℃)を検出する。続いてTL(s)間隔で時刻Ti1(s)においてTe1(℃)を、時刻Ti2(s)においてTe2(℃) を、時刻TiD1(s)においてTeD1(℃)を検出する。ここで、TeD1(℃) は境界温度TeM1(℃) を超え温度範囲Mの温度となっているが、温度検出時間間隔TL(s)で温度検出を行っている。これは、検出温度Te2(℃)が第1の所定温度TeS(℃) 未満のために境界温度TeM1(℃)に到達するまでの時間を予測しておらず、温度検出時間間隔TL(s)がTM(s)へ切替えられていないことによる。続いてTM(s)の時間間隔で時刻Ti3(s)においてTe3(℃)を、時刻Ti4(s)においてTe4(℃) を検出し、検出温度Te3(℃) とTe4(℃) とが第1の所定温度TeS(℃) 以上であるので、温度記録部16に温度データが記録される。
また、検出温度Te4(℃) から温度範囲Mと温度範囲Hの境界温度TeM2(℃) に到達するまでの時間(TiD30 −Ti4)(s)は、温度範囲Mの温度検出時間間隔TM(s)に比べ短時間であるので、温度検出時間間隔は、TM(s)から温度範囲Hの温度検出時間間隔TH(s)に切替え制御される。ここで、(TiD30−Ti4)(s)の予測は、Ti3(s) における検出温度Te3(℃) と、Ti4(s)における検出温度Te4(℃) との2つの温度データに基づいて得られたこととするが、この限りではない。
続いて、TH(s)間隔で時刻Ti30(s)においてTe30(℃) を、時刻Ti31(s)においてTe31(℃) を、時刻Ti32(s)においてTe32(℃) をそれぞれ検出し、検出温度Te30(℃) とTe31(℃) とTe32(℃) とが、第1の所定温度TeS(℃) 以上であるので温度記録部16に温度データが記録される。次いで、予測部17で危険温度TeH(℃) 到達予測時間の(TiH −Ti32)(s) を予測する。ここで、危険温度到達予測時間(TiH −Ti32)(s) の予測には、図3に示した温度グラフとの比較のため4つの温度データを必要とし、これらに基づいて得られたこととする。すなわち、Ti4(s)とTe4(℃) と、Ti30(s)とTe30(℃) と、Ti31(s)とTe31(℃) と、Ti32(s)とTe32(℃) との4つの経過時間に対する温度データである。上記危険温度到達予測時間(TiH −Ti32)(s)を予測するために必要な時間は、TH×3(s) (=Ti32−Ti4(s)=TH+TH+TH(s))となる。よって、図3に示した実施例1に比べ、TH(s)短い時間で、危険温度到達予測時間を予測することができる。このTH(s) の差は、実施例1の温度範囲Mと温度範囲Hの境界温度であるTeM2(℃)おける温度検出時間間隔の切替え制御方法の差に起因していることによる。
ここでは、表示部15の表示内容、デジタルカメラ使用者への注意、警告については詳細な説明を省略するが、実施例1で説明したように、その目的を逸脱しない範囲で各種変形、変更が可能である。
以上説明したように、本実施例によれば実施例1で説明したような効果を得られることは勿論である。また、実施例1で示したような所定温度範囲毎に設定した温度検出時間間隔が、温度範囲の境界温度を超えて隣接する高温側の温度範囲においても最初の1回だけ有効となり温度検出をしてしまうことがないため、予測手段において危険温度到達予測時間を予測するために必要とする時間を実施例1に比べ短時間にすることができる。また、固体撮像素子と同一チップ内に温度検出手段と、記録手段と、予測手段と、制御手段とを形成することで、温度検出の温度誤差の低減化を向上させることができ、撮像装置を構成する部品点数を削減できコスト削減すると共に、撮像装置を小型軽量化することができる。なお、本発明に係る実施例は、デジタルカメラだけに限定されるものでなく、撮像機能付きの装置・機器は勿論、撮像機能を備えない装置・機器に適応できることはいうまでもない。
本発明の実施例1に係るデジタルカメラの主要部の概略構成を示すブロック図である。 図1に示した実施例1の動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示した実施例1の動作を説明するための温度グラフ図である。 図1に示した実施例1の表示部の表示内容の一例を示す図である。 図1に示した実施例1の表示部の表示内容の他の例を示す図である。 実施例2の主要部の概略構成を示すブロック図である。 図6に示した実施例2の動作を説明するためのフローチャートである。 図6に示した実施例2の動作を説明するための温度グラフ図である。
符号の説明
1 撮像レンズ
2 撮像レンズ駆動回路
3,30 固体撮像素子
4 固体撮像素子駆動回路
5 画像処理回路
6 温度検出部
7 制御部
8 AE回路
9 AF回路
10 操作部
11 メモリ
12 フレームメモリ
13 記録メディア
14 表示部駆動回路
15 表示部
16 温度記録部
17 予測部
18 CPU
19,31 表示部に表示するグラフ範囲
20,22 グラフ
21 注意情報
23 警告情報

Claims (6)

  1. 発熱部の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段の検出温度と検出時刻とを記録する記録手段と、前記記録手段に記録した検出温度と検出時刻とに基づき所定温度に達するまでの到達予測時間を予測する予測手段と、複数の所定温度範囲に応じて前記温度検出手段の温度検出の時間間隔を切替え制御するにあたり、前記温度検出手段の温度検出の時間間隔を、前記複数の所定温度範囲のうち最も高温の所定温度範囲において他の所定温度範囲に比べ短時間に設定する制御手段とを備えたことを特徴とする温度検出制御装置。
  2. 前記記録手段は、第1の所定温度以上の場合に検出温度と検出時刻とを記録することを特徴とする請求項1に係る温度検出制御装置。
  3. 前記予測手段は、第2の所定温度以上の場合に前記到達予測時間を予測することを特徴とする請求項1又は2に係る温度検出制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記温度検出手段の温度検出の時間間隔を切替え制御するにあたり、前記予測手段で前記所定温度範囲間の高温側の境界温度に達するまでの到達予測時間を予測し、該到達予測時間が当該所定温度範囲の温度検出時間間隔と比べ短時間の場合に、前記温度検出手段の温度検出時間間隔を、隣接する高温側の所定温度範囲に応じた時間間隔に設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に係る温度検出制御装置。
  5. 前記温度検出手段の検出温度が第3の所定温度以上の場合に前記予測手段の到達予測時間を表示し、第4の所定温度に達した場合に警告を表示する表示手段を更に備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に係る温度検出制御装置。
  6. 被写体像を画像信号に変換する固体撮像素子と、
    前記固体撮像素子の温度変動を検出する請求項1〜5のいずれか1項に記載の温度検出制御装置とを有し、
    ここで、前記温度検出手段、前記記録手段、前記予測手段及び前記制御手段のうち少なくともいずれか1つ以上の手段は前記固体撮像素子と同一チップ内に形成されていることを特徴とする撮像装置。
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