JP4983647B2 - カメラ、プロジェクタ、および照度制限方法 - Google Patents
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請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、前記撮像手段による被写体像の撮像時に、前記光源から照明光が発せられている場合には、前記照度制御手段は、前記光源の照度の制限を禁止することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のカメラにおいて、前記温度情報取得手段は、ボディの温度を検出する温度検出手段を含み、前記駆動手段は、前記検出された温度が所定値以上の場合に前記ブレ検出手段を駆動させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、前記温度情報取得手段は、ボディの温度を検出する温度検出手段を含み、前記照度制御手段は、前記検出された温度が所定値以上の場合に前記光源の照度を制限することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のカメラにおいて、前記温度検出手段は、ボディのグリップ近傍の温度を検出することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のカメラにおいて、前記温度情報取得手段は、グリップ以外のボディの温度を検出する温度検出手段と、前記検出された温度に基づいてグリップ近傍の温度を推定する温度推定手段とを含み、前記照度制御手段は、前記推定された温度が所定値以上の場合に前記光源の照度を制限することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のカメラにおいて、前記温度検出手段は、前記光源近傍の温度を検出することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載のカメラにおいて、前記光源は、LEDにより構成され、前記照度制御手段は、前記LEDへの電流値を下げることにより前記光源の照度を制限することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、光源からの照明光を用いて、画像を投影する投影手段と、ブレを検出するブレ検出手段と、温度情報を取得する温度取得情報取得手段と、所定時間ごとに前記ブレ検出手段を駆動させる駆動手段と、前記投影手段による画像の投影時に、前記検出されたブレが所定値以上の場合には、前記光源の照度を制限する照度制御手段と、を備え、前記駆動手段は、前記温度情報に基づいて前記ブレ検出手段の駆動を制限することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、被写体像を撮像する撮像手段と、光源からの照明光を用いて、画像を投影する投影手段と、カメラのブレを検出するブレ検出手段とを備えるカメラの前記光源に対する照度制限方法において、前記投影手段による画像の投影時にカメラのボディの温度を検出し、前記検出した温度が第1の所定値以上の場合に、前記ブレ検出手段を駆動してカメラのブレを検出し、前記検出したブレが所定値以上の場合に、前記光源の照度を制限することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の照度制限方法において、前記検出した温度が前記第1の所定値よりも大きい第2の所定値以上の場合に、前記光源の駆動を停止することを特徴とする。
図面を参照しながら、本発明の第1の実施の形態によるプロジェクタ付き電子カメラを説明する。図1(a)に示す電子カメラ1のボディ10には、撮影レンズ101、閃光窓102、プロジェクタ投影窓103、レリーズボタン104、プロジェクタボタン71、およびメインスイッチ105が設けられている。プロジェクタボタン71は、後述するカメラモードと投影モードとの間で電子カメラ1の動作モードを切替えるための操作部材である。なお、図の破線で囲った領域は、ユーザが電子カメラ1の使用時に保持するグリップGを示す。図1(b)に示すボディ10の背面には、操作部材106および液晶表示器107が設けられている。また、電子カメラ1のボディ10内部には、図1(c)に示すように、温度センサ90およびブレ検出センサ80X、80Yが設けられている。
撮像部40は、撮影レンズ401(図1において101)、撮像素子(イメージセンサ)402、レンズ駆動回路403、および撮影制御回路404を含む。イメージセンサ402としては、CCDやCMOS撮像素子などが用いられる。撮影制御回路404は、制御回路50からの指令によりイメージセンサ402およびレンズ駆動回路403を駆動制御するとともに、イメージセンサ402から出力される撮像信号(蓄積電荷信号)に対して所定の画像処理を行なう。画像処理は、ホワイトバランス処理やガンマ処理などである。
図2、図3を参照して、プロジェクタ部30について説明する。図3(a)は電子カメラ1を正面から見た断面図であり、図3(b)は電子カメラ1を左側面から見た断面図である。図2のブロック図、および図3のプロジェクタ部30の構成図に示すように、プロジェクタ部30は、レンズ駆動回路300、投影光学系301、液晶パネル302、LED光源303、集光光学系304、PBS(偏光ビームスプリッタ)ブロック305、投影制御回路306、および屈曲プリズム307を備える。液晶パネル302は、投影制御回路306からの駆動信号に応じて光像を生成する。なお、本実施の形態では、液晶パネル302として図3に示すように反射型の液晶パネルを使用する。投影制御回路306は、制御回路50から出力される投影指令に応じてLED光源303および液晶パネル302へ制御信号を送出する。
(1)制御回路50は、5秒おきに数十マイクロ秒(たとえば50マイクロ秒)間ブレ検出センサ80X、80Yを駆動させてボディ10のブレ量を検出し、ブレ量が所定値以上の場合に、LED光源303に対して照度制限を加えるようにした。したがって、LED光源303の発光に伴い発生する熱量は、熱伝導部材を介してボディ10に伝わるので、LED光源303の照度を制限することにより、図5に示すようにボディ10のグリップG近傍の温度上昇が抑制できる。
(1)制御回路50は、ブレ検出センサ80X、80Yが検出したブレに基づいて、プロジェクタ部30による投影画像に対して、像ブレを抑制する処理(防振処理)を施してもよい。この場合、制御回路50は、ブレ検出センサ80X、80Yが検出したブレをキャンセルするように、投影制御回路306により液晶パネル302上に生成される像の位置をずらすことにより、見かけ上の投影像のブレを抑える。
本発明の第2の実施の形態による電子カメラについて説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、ブレ検出センサで検出したブレ量信号に基づいて、プロジェクタ部からの投影画像に対して像ブレ補正処理(防振処理)を施す点で第1の実施の形態と異なる。
制御回路50は、5秒おきに数十マイクロ秒の間ブレ検出センサ80X、80Yを駆動させて検出した電子カメラ1のブレに基づいて、プロジェクタ部30が投影する画像の像ブレを補正するようにした。したがって、常時ブレ検出センサ80X、80Yを駆動させる場合に比べて、消費電力を抑制できる。
(1)温度センサ90をグリップG近傍に配置するものに代えて、LED光源303の近傍に配置してもよい。この場合、制御回路50は、温度センサ90から入力した温度信号に基づいて、LED光源303近傍の温度とグリップG近傍の温度とを対応付けたテーブルを参照して、グリップG近傍の温度を推定すればよい。なお、上記のテーブルは予め制御回路50内の所定の記録領域に記録されているものとする。
本発明の第3の実施の形態による電子カメラについて説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、温度センサを備えない点が第1の実施の形態と異なる。
制御回路50は、実験等により求めたLED光源303の駆動電流、駆動時間などのデータに基づいて、グリップG近傍の温度を推定することにより温度情報を取得するようにした。したがって、温度センサ90を備えていない場合であっても、温度情報を取得して第1の実施の形態と同様にLED光源303の照度を制限できるので、温度センサ90の設置に要するコストを低減できる。
本発明の第4の実施の形態による電子カメラについて説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、投影モードにおいて、画像の投影に関する各種モードをユーザが設定できる点で、第1の実施の形態と異なる。
1.手持ちモード
手持ちモードは、ユーザが電子カメラ1を持ったままで電子カメラ1に画像を投影させることを想定したモードである。手持ちモードに設定されると、制御回路50は、防振処理をオン設定する。
防振処理は、電子カメラ1のブレに起因するプロジェクタ部30による投影画像の像ブレを抑制する処理である。具体的には、制御回路50は、ブレ検出センサ80X、80Yが検出したブレをキャンセルするように、投影制御回路306により液晶パネル302上に生成される像の位置をずらすことにより、見かけ上の投影像のブレを抑える。制御回路50は、手持ちモードにおいて防振処理を自動的にオンする。
載置モードは、電子カメラ1を、たとえば机上等に載置した状態で電子カメラ1に画像を投影させることを想定したモードである。載置モードに設定されると、制御回路50は、防振処理をオフ設定する。
制御回路50は、載置モードにおいては、手持ちモードにおいて説明した防振処理を自動的にオフする。
制御回路50は、温度センサ90で検出されたグリップG近傍の温度が40℃以上の場合に、ブレ検出センサ80X、80Yから入力したブレ量信号が所定値以上か否かを判定する。ブレ量信号が所定値以上の場合、制御回路50は、電子カメラ1が手持ちされた状態で画像が投影されていると判定し、制御回路50は第1の実施の形態と同様にしてLED光源303の照度に制限を加えて、発熱を抑制する。温度センサ90で検出した温度が、たとえば50℃以上の場合には、制御回路50は、LED光源303の駆動を停止させる。
制御回路50は、温度センサ90で検出した温度が、40℃以上の場合では、手持ちモードの時に行ったLED光源303の照度制限を行わない。そして、制御回路50は、温度センサ90で検出した温度が、たとえば50℃以上の場合に、LED光源303の駆動を停止させる。
制御回路50は、手持ちモードの場合、LED光源303に照度制限を加え、載置モードの場合には、LED光源303に照度制限を加えないようにした。すなわち、ユーザは、手持ちモードと載置モードとの間で設定を切り替えることによりLED光源303の照度制限のオンオフを切り替えることができる。その結果、ユーザが電子カメラ1を手持ちした状態で画像を投影中に、投影画像の照度を下げたくないという場合に対応することができる。
(1)プロジェクタ部30のLED光源303からの照明光を撮影モードにおいても使用可能としてもよい。この場合、制御回路50は、たとえば、半押しスイッチ104aからオン信号を入力して焦点調節を行う際に、投影制御回路306を介してLED光源303に対して発光を指示する。その結果、LED光源303の照明光をAF補助光として使用することができる。なお、この場合、ブレ検出センサ80X、80Yから入力したブレ量信号が所定値を超える場合であっても、制御回路50は、LED光源303に対する照度制限を禁止する。
80X、80Y・・・ブレ検出センサ 90・・・温度センサ
303・・・LED光源
Claims (11)
- 被写体像を撮像する撮像手段と、
光源からの照明光を用いて、画像を投影する投影手段と、
カメラのブレを検出するブレ検出手段と、
カメラのボディの温度情報を取得する温度取得情報取得手段と、
所定時間ごとに前記ブレ検出手段を駆動させる駆動手段と、
前記投影手段による画像の投影時に、前記検出されたブレが所定値以上の場合には、前記光源の照度を制限する照度制御手段と、を備え、
前記駆動手段は、前記温度情報に基づいて前記ブレ検出手段の駆動を制限することを特徴とするカメラ。 - 請求項1に記載のカメラにおいて、
前記撮像手段による被写体像の撮像時に、前記光源から照明光が発せられている場合には、前記照度制御手段は、前記光源の照度の制限を禁止することを特徴とするカメラ。 - 請求項2に記載のカメラにおいて、
前記温度情報取得手段は、ボディの温度を検出する温度検出手段を含み、
前記駆動手段は、前記検出された温度が所定値以上の場合に前記ブレ検出手段を駆動させることを特徴とするカメラ。 - 請求項1に記載のカメラにおいて、
前記温度情報取得手段は、ボディの温度を検出する温度検出手段を含み、
前記照度制御手段は、前記検出された温度が所定値以上の場合に前記光源の照度を制限することを特徴とするカメラ。 - 請求項4に記載のカメラにおいて、
前記温度検出手段は、ボディのグリップ近傍の温度を検出することを特徴とするカメラ。 - 請求項5に記載のカメラにおいて、
前記温度情報取得手段は、グリップ以外のボディの温度を検出する温度検出手段と、前記検出された温度に基づいてグリップ近傍の温度を推定する温度推定手段とを含み、
前記照度制御手段は、前記推定された温度が所定値以上の場合に前記光源の照度を制限することを特徴とするカメラ。 - 請求項6に記載のカメラにおいて、
前記温度検出手段は、前記光源近傍の温度を検出することを特徴とするカメラ。 - 請求項1〜7のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
前記光源は、LEDにより構成され、
前記照度制御手段は、前記LEDへの電流値を下げることにより前記光源の照度を制限することを特徴とするカメラ。 - 光源からの照明光を用いて、画像を投影する投影手段と、
ブレを検出するブレ検出手段と、
温度情報を取得する温度取得情報取得手段と、
所定時間ごとに前記ブレ検出手段を駆動させる駆動手段と、
前記投影手段による画像の投影時に、前記検出されたブレが所定値以上の場合には、前記光源の照度を制限する照度制御手段と、を備え、
前記駆動手段は、前記温度情報に基づいて前記ブレ検出手段の駆動を制限することを特徴とするプロジェクタ。 - 被写体像を撮像する撮像手段と、光源からの照明光を用いて、画像を投影する投影手段と、カメラのブレを検出するブレ検出手段とを備えるカメラの前記光源に対する照度制限方法において、
前記投影手段による画像の投影時にカメラのボディの温度を検出し、
前記検出した温度が第1の所定値以上の場合に、前記ブレ検出手段を駆動してカメラのブレを検出し、
前記検出したブレが所定値以上の場合に、前記光源の照度を制限することを特徴とする照度制限方法。 - 請求項10に記載の照度制限方法において、
前記検出した温度が前記第1の所定値よりも大きい第2の所定値以上の場合に、前記光源の駆動を停止することを特徴とする照度制限方法。
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