JP4041717B2 - 撮影装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、本体内部の換気を行うためのファンを備えた撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、被写体を撮影する撮影装置としてのデジタルカメラで扱われる静止画像データ及び動画像データについては、高画像化及び高画質化が進んでおり、このため撮影画像データに対する画像処理の負荷も増大しているため、デジタルカメラが備えるCPUや画像処理チップは処理の高速化がなされている。このため、カメラ内の発熱量が増大することとなり、熱による内部回路の故障や誤動作を防止するために効果的に廃熱を行うことが重要である。
【0003】
このため、従来のデジタルカメラとしては、特許文献1に記載の技術のように、カメラ内部の換気をするためのファンを設け、カメラ内部の温度上昇を低減するものがよく知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−125894号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来のデジタルカメラに設けられるファンは、一般に、低周波ノイズを発生させやすく、そのノイズは、特に撮影画像の画像処理に影響しやすく撮影画像(静止画像及び動画像)の画質/音質が悪化することがある。また、ファン駆動のためにバッテリ電源の消費量が増大することがあり、撮影動作に用いる電力量を減少させてしまうことがある。
【0006】
本発明は上記事実に鑑み成されたものであり、撮影画像に悪影響を与えないようにファンを制御して効率的に装置内の温度を低減する撮影装置を提供することを第1の目的とし、ファン駆動を伴う撮影処理動作においてバッテリの蓄電力を効率よく消費することができる撮影装置を提供することを第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、被写体を静止画像又は動画像により撮影する撮影装置であって、本体内部の換気を行うためのファンと、本体の内部温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段による検出温度値が所定温度値以上で、かつ被写体の撮影によって得られた画像または音声データを処理する場合、又は前記被写体を撮影可能である場合及び撮影する際に、前記温度検出手段による検出温度値が前記所定温度値よりも高い他の所定温度値以上である場合に、前記ファンを駆動するように制御する制御手段と、を有している。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、ファンは本体内部の換気を行うためのものである。また、温度検出手段は、本体の内部温度を検出する。被写体を静止画像又は動画像により撮影する撮影装置では、通常、例えば、被写体を撮影し、当該撮影によって得られた画像または音声データを撮影データ再生手段で再生し、当該画像または音声データを撮影データ記録手段に記録する制御がなされる。このように、撮影によって得られた画像または音声データを処理することで、本体内の各処理回路は発熱し、本体内部の温度が上昇することになる。そこで、本体内部の温度が上昇することで、各処理回路の誤動作や故障が発生して画像または音声データの処理に悪影響を及ぼすことを防ぐため、制御手段は、温度検出手段による検出温度値が所定温度値以上で、かつ被写体の撮影によって得られた画像または音声データを処理する場合に、ファンを駆動するように制御する。ファンが駆動されることによって本体内部の廃熱がなされるので、撮影によって得られた画像及び音声データの処理に悪影響を与えないように効率的に本体内の温度を低減することができる。
【0010】
また、制御手段は、被写体を撮影可能である場合及び撮影する際に、すなわち、撮影によって得られた画像または音声データを処理する以前に、温度検出手段による検出温度値が前記所定温度値よりも高い他の所定温度値以上である場合には、ファンを駆動するように制御することで、本体内部の温度が前記所定温度値よりもさらに高く上昇することでより発生しやすくなる各処理回路の誤動作や故障等を、ファンを駆動して本体内部の廃熱することによって、効果的に防ぐことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0028】
図1(A)及び図1(B)に示すように、本実施の形態に係る撮影装置としてのデジタルカメラ10は、本体12が略箱型形状であり、正面から見て左側には、本体12の把持を容易とするための把持部が形成されている。
【0029】
本体12の正面側には、図1(A)に示すように、被写体像を結像させるためのレンズ14、撮影範囲等を目視で確認するためのファインダ16、低照度での撮影等の場合に補助光を発するためのフラッシュ18が取付けられている。
【0030】
本体12の上面には、正面から見て左側に、このデジタルカメラ10の動作モード(例えば、静止画像撮影モードや動画像撮影モード等の各種撮影モード、撮影画像再生モード、パソコン出力モード、及び各種セットアップ項目設定モード等)の1つを選択する際に用いるモードダイヤル20、及び電源スイッチ22が設けられ、モードダイヤル20の中央部がシャッタボタン24となっている。なお、シャッタボタン24は、半押しでAFロック、全押しで撮像処理が実行されるように構成されている。
【0031】
本体12の正面から見て右側の側面には、撮影画像データを記憶するためのメディアカード28(図2参照)を装填可能なスロット26が設けられており、このスロット26内部には、後述するメディア制御部68(図2参照)が備えるコネクタ部(図示せず)が配設されている。スロット26に装填されたメディアカード82は、このコネクタ部を介して上記メディア制御部68と物理的に接続されることで、上記メディア制御部68とメディアカード82との間で各種データの授受が可能とされている。
【0032】
本体12の前面に設けられた開口部には、デジタルカメラ10の本体12内部を冷却するためのファン36が設けられている。なお、このファン36に対する吸気穴(図示せず)は図示しない三脚用穴部に設けられている。
【0033】
また、図1(B)に示すように、本体12の背面の下方側には、反射型LCD又は透過型LCDから成るカラー表示可能なディスプレイ28が取付けられており、ディスプレイ28の上方側には、ストロボボタン30、十字ボタン32、及びメニュー実行ボタン34等の各種選択ボタンが設けられている。
【0034】
ディスプレイ28は、表示画面サイズが所定ピクセル数(例えば、640×480ピクセル)に設定された液晶表示パネルで構成されており、画像表示指示がある場合に、撮影時における撮影対象の画像や後述するSDRAM(Synchronous Dynamic RAM)86(図2参照)及びメディアカード82から読み込んだ画像ファイルに基づく画像を、画面全体に表示したり、複数の縮小画像を並べて表示したり、各種機能選択画面を表示する。
【0035】
十字ボタン32は、ディスプレイ28の表示内容が各種項目選択画面のときにディスプレイ28に表示されたボタンを選択したり、カーソルを動かすためのボタンである。また、ストロボボタン30はフラッシュ18を強制発光するときに強制発光指示を出したり、フラッシュ18を発光禁止するときに発光禁止指示を出すボタンであり、メニュー実行ボタン34は、ディスプレイ28に表示されて十字ボタン32で選択された項目の実行を決定するためのボタンである。
【0036】
図2には、上述したデジタルカメラ10の制御系の概略構成が示されている。このデジタルカメラ10は、上記レンズ14を含んで構成された光学ユニット40と、上記レンズ14の光軸後方に配設されたCCD42と、当該CCD42から出力される画像信号(CCD42の受光面上にマトリクス状に配列された複数個の光電変換セルの各々における受光量を表わす信号)に基づき被写体像を示す所定のデジタル画像データを生成する画像信号処理部44と、光学ユニット40の各部、CCD42、及び画像信号処理部44等を駆動するためのタイミング信号を生成するタイミングジェネレータ46と、CCD42を駆動する垂直・水平ドライバ48と、光学ユニット40に含まれる、シャッタ及び絞り機構を駆動するシャッタ・アイリスモータ、焦点調整(フォーカス)モータ及びズームモータ等を駆動するユニット各部駆動系ドライバ50と、フラッシュ18の発光を制御するストロボ制御部52と、バッテリ53からデジタルカメラ10の各部への電力供給を制御すると共に、バッテリ53の蓄電量を検出する電源制御部54と、デジタルカメラ10の全体的な動作制御を司る主制御部60と、を含んで構成されている。
【0037】
上記タイミングジェネレータ46には、垂直・水平ドライバ48、画像信号処理部44、及びユニット各部駆動系ドライバ50が接続されており、このタイミングジェネレータ46は、CCD42を駆動させるためのタイミング信号を垂直・水平ドライバ48に、光学ユニット40に備えられたメカシャッターや絞り機構を駆動させるためのタイミング信号をユニット各部駆動系ドライバ50に、各々出力する。
【0038】
また、光学ユニット40に含まれるレンズ14は複数枚のレンズを有し、焦点距離の変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されており、図示しないレンズ駆動機構を備えている。上記ズームモータ及び焦点調整モータは、このレンズ駆動機構に含まれるものであり、ズームモータ及び焦点調整モータは各々上記主制御部60の制御下でユニット各部駆動系ドライバ50から供給された駆動信号によって駆動される。また、主制御部60は、光学ズーム倍率を変更する際にはズームモータを駆動制御して光学ユニット40に含まれるレンズ14の焦点距離を変化させると共に、CCD42による撮像で得られた画像のコントラストが最大となるように上記焦点調整モータを駆動制御することによって合焦制御を行なうようになっている。
【0039】
画像信号処理部44は、図示しない相関2重サンプリング(Correlated Double Sampling)回路(CDS)、ゲインコントロールアンプ(GCA)、及びA/Dコンバータを含んで構成されており、CCD62から入力された上記画像信号は、上記CDSによって相関2重サンプリング処理が施され、GCAによってRGB各色毎の感度調整がなされた後、A/Dコンバータで上記デジタル画像データに変換されるようになっている。
【0040】
主制御部60は、主制御部60全体の動作制御を司るCPU(中央演算処理装置)62と、所定容量のラインバッファを内蔵すると共に、ホワイトバランスの変動を調整するホワイトバランス調整回路(WB)及びRGBデータをYC信号(輝度信号Y、クロマ信号Cr、Cb)に変換するY/C変換回路(Y/C)を含んで構成された撮像制御部64と、所定の圧縮形式(例えば、JPEG圧縮形式やMPEG圧縮形式等)でデジタル画像データに対して圧縮処理を施すと共に、圧縮処理されたデジタル画像データに対して伸張処理を施す圧縮/伸張部66と、上記メディアカード82に対する各種情報の書込みや当該メディアカード82に書込まれている各種情報の読出しを制御する上記メディア制御部68と、上記ディスプレイ28の表示駆動制御をするLCD制御部70と、主としてCCD42による撮像で得られたデジタル画像データを記憶する上記SDRAM86及び各種パラメータやプログラム等を記憶したフラッシュROM84の各メモリに対する各種データの読込/書込制御をするメモリ制御部72と、ファン36の駆動源であるファンモータ90の駆動制御をするモータドライバ74と、デジタルカメラ10の本体12内部に設けられ、本体12内部の温度を検出する温度センサ88とが、バス76を介して相互に接続されて構成されている。
【0041】
なお、上記モードダイヤル20、電源スイッチ22、シャッタボタン24、ストロボボタン30、十字ボタン32、及びメニュー実行ボタン34等を含む各種操作ボタン系80は、CPU62に接続されており、それぞれの制御信号をCPU62へ伝達可能に構成されている。また、上記ストロボ制御部52及び電源制御部54は、CPU62に接続されており、CPU62との間で各種制御信号を授受可能に構成されている。
【0042】
撮像制御部64では、上述の画像信号処理部44から順次入力されるデジタル画像データを、内蔵するラインバッファに蓄積して一旦SDRAM86に格納するようになっている。SDRAM86に格納されたデジタル画像データは、CPU62の制御下でWBに読み出されてホワイトバランス調整がなされると共に、ガンマ処理及びシャープネス処理等がなされ、更に、Y/CにてYC信号変換処理が施されてYC信号データに変換され、再びSDRAM86に格納される。
【0043】
また、上記シャッターボタン24が撮影者によって押圧操作された場合には、SDRAM86に格納された上記YC信号データを、圧縮/伸張部66によって所定の圧縮形式(例えば、静止画像の場合にはJPEG圧縮形式など、動画像の場合にはMPEG圧縮形式など)で圧縮した後にメディア制御部68を介してメディアカード82に記録する。
【0044】
また、モータドライバ74は、CPU62の制御により、ファンモータ90の駆動/停止に加え、回転数、回転方向を所望に設定可能とされている。
【0045】
なお、画像信号処理部44、タイミングジェネレータ46、及び主制御部60は1チップLSI(Large Scale Integrated circuit)として構成されており、これによってデジタルカメラ10の小型化、高信頼性化、及び低コスト化が図られている。
【0046】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
【0047】
本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、図3に示すように、まず、ユーザによって電源スイッチ22がオン操作され、電源制御部54からデジタルカメラ10の各部に電源供給がなされると、撮影動作可能なスタンバイ状態(図3のS1)となる。このスタンバイ状態において、ユーザによりシャッタボタン24が操作されて撮影動作がなされる(図3のS2)と、CPU62の制御下で、タイミングジェネレータ46に制御信号を出力して、タイミングジェネレータ46に接続されたユニット各部駆動系ドライバ50によってシャッタ及びアイリスを制御すると共に、ストロボ制御部52に制御信号を出力して、必要な場合にはフラッシュ18の発光動作を行い、画像信号処理部44によってCCD42から画像データが読込まれる。読み込まれた画像データは、画像信号処理部44にてデジタル画像データに変換され、撮像制御部64にてYC信号データに変換されてSDRAM86に一旦格納される。
【0048】
撮影画像の確認再生時(図3のS3)では、SDRAM86に格納されたYC信号データが読み出され、ディスプレイ28で表示される。
【0049】
さらに、撮影画像の確認再生の後、読み出されたYC信号データは、圧縮/伸張部66によって所定の圧縮形式でメディアカード82に記録される(図3のS4)。なお、記録後は再び上記スタンバイ状態(図3のS1)に戻る。
【0050】
上記スタンバイ時(図3のS1)においては、ファン36の駆動制御として、CPU62の制御下で、図4に示す処理ルーチンを所定の時間間隔で繰り返し実行される。
【0051】
まず、ステップ100では、デジタルカメラ10の本体12の内部温度を検出し、次のステップ102へ進み、検出温度値が100℃未満か否かを判断する。
【0052】
ステップ102で、検出温度値が100℃未満と肯定判断された場合には、ステップ104で、ファン36は、駆動している場合には停止され、一方、ステップ102で、検出温度値が100℃以上と判断された場合には、ステップ106で、ファン36は、停止している場合には、所定回転数で駆動される。
【0053】
以上では、検出温度が100℃以上又は未満の場合、ファン36を駆動又は停止しているが、本発明はこれに限定されず、バッテリ53の残量が予め定めた値以上又は未満の場合、ファン36を駆動又は停止するようにしてもよい。すなわち、バッテリ残量が少ない場合には、残りの電力を撮影動作に優先的に用いるために、ファン36を停止する。
【0054】
また、上記撮影時(図3のS2)、すなわち、シャッターボタン24が操作されると、ファン36の駆動制御として、CPU62の制御下で、図5に示す処理ルーチンが実行される。
【0055】
まず、ステップ200では、デジタルカメラ10の本体12の内部温度を検出し、次のステップ202へ進み、検出温度値が100℃以上か否かを判断する。
【0056】
検出温度値が100℃未満の場合には、ステップ202で否定判断され、後述するステップ208へ進む。
【0057】
一方、検出温度値が100℃以上の場合には、ステップ202で肯定判断され、ステップ204へ進み、デジタルカメラ10の現在の動作設定状態を検出する。ここでは、ファン36の駆動により発生するノイズ(電気信号)の影響を受けやすいと予め定められた動作設定状態、例えば、ISO400以上の高感度撮影モード、1/4秒より遅いシャッタースピードが1/4秒より遅い値に設定された状態等を検出する。
【0058】
ここで、デジタルカメラ10の撮影モードが高感度撮影モードに設定されている場合には、ステップ206で肯定判断され、ステップ208へ進み、ファン36に逆回転ブレーキをかけて緊急停止して、ファン36の駆動によるノイズの発生を防止する。なお、検出温度が100℃未満と判断された場合には、緊急停止ではなく、通常の停止処理を行うようにしてもよい。
【0059】
一方、デジタルカメラ10の現在の動作設定状態がファン36の駆動により発生するノイズの影響を受けやすい動作設定状態でない場合には、ステップ206で否定判断され、ステップ210へ進み、ファン36を、停止している場合には駆動する
【0060】
また、上記撮影画像の確認再生時(図3のS3)及び画像の記録時(図3のS4)におけては、ファン36の駆動制御として、CPU62の制御下で、図6に示す処理ルーチンが実行される。
【0061】
まず、ステップ300では、デジタルカメラ10の本体12の内部温度を検出し、次のステップ302へ進み、検出温度値が50℃未満か否かを判断する。
【0062】
検出温度値が50℃未満の場合には、ステップ302で肯定判断され、ステップ304へ進み、ファン36は停止され、一方、検出温度値が50℃以上の場合には、ステップ302で否定判断され、ステップ306へ進み、ファン36は所定回転数で駆動される。
【0063】
なお、デジタルカメラ10の本体12内部の検出温度値が100℃以上になった場合には、ハンチング動作を防止するために、内部温度が所定温度(例えば、80℃)以下に下がるまでファン36を駆動する。
【0064】
また、前述したように、電源制御部54により検出されるバッテリ残量が少ない場合には、残りの電力を撮影動作に優先的に用いるために、ファン36を停止するようにしているが、検出温度が100℃を越えた場合、上記処理(図4のステップ102〜106、図5のステップ202〜210等)を優先する。
【0065】
以上説明したように、本実施の形態に係るデジタルカメラによれば、内部温度及びデジタルカメラの動作設定状態に基づいて、撮影画像の画像処理に対するノイズを抑えるようにファンの駆動状態を制御することで、画像処理のノイズによる悪影響を防止しつつ内部の温度上昇を低減することができる。
【0066】
また、バッテリ残量が少ない場合には、ファンを停止して、残りの電力を撮影動作に優先的に用いるので、ファン駆動の電力消費による撮影動作への悪影響を最小限に抑制することができる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、本体内部の温度値が所定温度値以上で、かつ被写体の撮影によって得られた画像または音声データを処理する場合に、ファンを駆動するように制御するようにしたので、撮影画像に悪影響を与えないようにファンを制御して効率的に装置内の温度を低減する撮影装置を提供することができる、という優れた効果を有する。
【0068】
また、バッテリの蓄電量が所定蓄電量未満である場合に、前記ファンを、バッテリの蓄電量が所定蓄電量以上である場合の回転駆動時における回転速度未満で駆動するように制御するようにしたので、ファン駆動を伴う撮影処理動作においてバッテリの蓄電力を効率よく消費することができる撮影装置を提供することができる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの正面側の外観を示す斜視図であり、(B)は、デジタルカメラの裏面側の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの制御系の概略構成図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの撮影シーケンスに沿って、デジタルカメラの各動作状態におけるファンの駆動状態を説明するための図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るスタンバイ時ファン駆動制御処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態に係る撮影時ファン駆動制御処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態に係る再生時/記録時ファン駆動制御処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ
28 LCD
36 ファン
62 CPU
64 撮像制御部
68 メディア制御部
70 LCD制御部
72 メモリ制御部
74 モータドライバ
80 操作ボタン系
82 メディアカード
84 フラッシュROM
86 SDRAM
88 温度センサ
90 ファンモータ

Claims (1)

  1. 被写体を静止画像又は動画像により撮影する撮影装置であって、
    本体内部の換気を行うためのファンと、
    本体の内部温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段による検出温度値が所定温度値以上で、かつ被写体の撮影によって得られた画像または音声データを処理する場合、又は前記被写体を撮影可能である場合及び撮影する際に、前記温度検出手段による検出温度値が前記所定温度値よりも高い他の所定温度値以上である場合に、前記ファンを駆動するように制御する制御手段と、
    を有する撮影装置。
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