JP2009071762A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ Download PDF

Info

Publication number
JP2009071762A
JP2009071762A JP2007240737A JP2007240737A JP2009071762A JP 2009071762 A JP2009071762 A JP 2009071762A JP 2007240737 A JP2007240737 A JP 2007240737A JP 2007240737 A JP2007240737 A JP 2007240737A JP 2009071762 A JP2009071762 A JP 2009071762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
heat insulating
state
temperature
electronic camera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007240737A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Kobayashi
有二 小林
Takeshi Hokketsu
津建 法華
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Imaging Corp
Original Assignee
Olympus Imaging Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Imaging Corp filed Critical Olympus Imaging Corp
Priority to JP2007240737A priority Critical patent/JP2009071762A/ja
Publication of JP2009071762A publication Critical patent/JP2009071762A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】撮像素子を含む発熱部材の放熱を確実に行うことができ、温暖地や寒冷地等の環境を問わず使用可能な電子カメラを提供する。
【解決手段】撮像素子18や撮像制御用素子24から発生する熱は、基本的には、ヒートパイプ43を介して熱伝導性部材からなる電池収納室31に伝熱され、電池収納室31の一部をカメラ筐体10から外気に露出する放熱用の開口部50を介して電池収納室31外へ放熱させるが、断熱タイプのカバー部材51を開口部50に対して着脱自在に取付け可能とする取付部による機能変更部を利用して、開口部50の外気側を断熱部材による断熱部に変更することで、電池収納室31に伝熱された熱を電池収納室31内に向けて放熱させて内蔵の電池30を保温させることもできるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮影レンズによる被写体像を撮像素子に結像させて撮像するコンパクト型デジタルカメラ、レンズ交換可能な一眼レフレックス型デジタルカメラ等の電子カメラに関するものである。
CCD等の撮像素子を備える電子カメラは、撮影レンズの透過光束を撮像素子で受光し、その光電変換出力に基づいて画像データを得る。撮像素子は、高画素化、大型化に伴い発熱量が多くなる傾向にある。ここで、撮像素子は、熱によって暗電流が発生しノイズの原因なって画質が低下することから、放熱対策が必要とされている。
このような放熱対策の一例として、例えば、撮像素子から発生する熱をヒートパイプ等によって電池ケースに伝達し、電池ケースに固定された放熱部材に熱伝達させてカメラ筐体より外気に放熱させることで、電池ケースひいては撮像素子の冷却を行うようにした提案例がある(例えば、特許文献1参照)。
一方、電子カメラ内部で発生する熱が筐体内にこもるのを抑制するために、撮像素子から発生する熱を、ヒートパイプの放熱部を介して電池に伝熱させるようにした提案例がある(例えば、特許文献2参照)。一般的に、電池の性能は低温になるほど低下するが、特許文献2によれば、放出される熱により電池を暖めるので、電池の性能低下を抑制できる。
また、低温環境下での内蔵電池(電源)の性能を維持するために、電源近傍に温度センサとヒータとを配置し、検出される温度が設定温度以下のときにはヒータに通電することで電源を保温させるようにした提案例がある(例えば、特許文献3参照)。
特開2003−46828号公報 特開2000−32307号公報 特開平11−338025号公報
しかしながら、カメラを使用する環境条件は、温暖地に限らず、寒冷地等の場合もある。例えば特許文献1に示されるような放熱対策を講じたカメラを寒冷地で使用する場合、電池ケースからの放熱による冷却により内蔵電池の温度環境も低温環境となってしまい、内蔵電池としての性能を維持できないケースを生じてしまう。よって、温暖地専用のカメラとなってしまい、寒冷地等の低温環境での使用が制限され、ユーザの利便性が低下してしまう。
かといって、特許文献3に示されるようなヒータを用いた電源保温方式では、装置規模が大きくなり、消費電力も多く、コスト高となってしまい、実用的な対策でない。
一方、特許文献2に示されるような電子カメラを温暖地で使用すると、電池部分の温度が必要以上に高温になってしまう不具合がある。よって、寒冷地専用のカメラとなってしい、温暖地等での使用が制限され、ユーザの利便性が低下してしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、撮像素子を含む発熱部材の放熱を確実に行うことができるとともに、温暖地や寒冷地等の温度環境を問わず使用可能な電子カメラを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる電子カメラは、撮影レンズの光軸上に該光軸と直交するように配設されて前記撮影レンズによる被写体像が結像される撮像素子と、前記撮像素子に対する撮像制御用素子を搭載して前記撮像素子の背面側に近接配設された駆動回路基板と、熱伝導性部材により形成されて電池を収納する電池収納室と、前記撮像素子により撮像された画像や各種情報を表示する表示装置と、を備える電子カメラであって、前記撮像素子や前記撮像制御用素子から発生する熱を前記電池収納室に伝熱する熱伝達部材と、前記電池収納室の一部をカメラ筐体から外気に露出する放熱用の開口部と、該開口部の外気側を断熱部材による断熱部に変更可能な機能変更部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記機能変更部は、前記開口部を覆う断熱部材を着脱自在に取付ける取付部からなり、前記断熱部材が取付けられることにより前記開口部の外気側を前記断熱部に変更可能であることを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記取付部は、前記開口部を覆う放熱部材を着脱自在に取付ける取付部を兼用することを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記機能変更部は、前記開口部に設けられて該開口部が外気に露出する放熱状態と前記開口部を外気から遮断する断熱状態とに切り替え可能に前記開口部を覆うスライド二重構造の断熱部材からなり、前記放熱状態から前記断熱状態に切り替えることにより前記開口部の外気側を前記断熱部に変更可能であることを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記開口部内において、前記電池収納室と前記断熱部材との間に前記開口部を閉塞する放熱部材を備えることを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記カメラ筐体内に温度センサを備え、前記温度センサの検出温度が予め設定された所定の閾値温度より低い場合には前記断熱部材を取付けるべき旨を前記表示装置に表示させるようにしたことを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記カメラ筐体内に温度センサを備え、前記温度センサの検出温度が予め設定された所定の閾値温度より高い場合には前記断熱部材を取外すべき旨を前記表示装置に表示させるようにしたことを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記カメラ筐体内に温度センサを備え、前記温度センサの検出温度が予め設定された所定の閾値温度より高い場合には前記放熱部材を取付けるべき旨を前記表示装置に表示させるようにしたことを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記カメラ筐体内に温度センサを備え、前記温度センサの検出温度が予め設定された所定の閾値温度より低い場合には前記断熱部材を断熱状態に切り替えるべき旨を前記表示装置に表示させるようにしたことを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記カメラ筐体内に温度センサを備え、前記温度センサの検出温度が予め設定された所定の閾値温度より高い場合には前記断熱部材を放熱状態に切り替えるべき旨を前記表示装置に表示させるようにしたことを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記カメラ筐体内に設けられた温度センサと、前記断熱部材の着脱状態を検出する状態検出スイッチと、を備え、前記温度センサの検出温度が予め設定された所定の閾値温度より低く、前記状態検出スイッチが前記断熱部材の未装着状態を検出した場合には該断熱部材を取付けるべき旨を前記表示装置に表示させるようにしたことを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記カメラ筐体内に設けられた温度センサと、前記断熱部材の着脱状態を検出する状態検出スイッチと、を備え、前記温度センサの検出温度が予め設定された所定の閾値温度より高く、前記状態検出スイッチが前記断熱部材の装着状態を検出した場合には該断熱部材を取外すべき旨を前記表示装置に表示させるようにしたことを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記カメラ筐体内に設けられた温度センサと、前記断熱部材と前記放熱部材との装着状態を検出する状態検出スイッチと、を備え、前記温度センサの検出温度が予め設定された所定の閾値温度より低く、前記状態検出スイッチが前記放熱部材の装着状態を検出した場合には前記断熱部材に変更すべき旨を前記表示装置に表示させるようにしたことを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記カメラ筐体内に設けられた温度センサと、前記断熱部材と前記放熱部材との装着状態を検出する状態検出スイッチと、を備え、前記温度センサの検出温度が予め設定された所定の閾値温度より高く、前記状態検出スイッチが前記断熱部材の装着状態を検出した場合には前記放熱部材に変更すべき旨を前記表示装置に表示させるようにしたことを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記カメラ筐体内に設けられた温度センサと、前記断熱部材の状態を検出する状態検出スイッチと、を備え、前記温度センサの検出温度が予め設定された所定の閾値温度より低く、前記状態検出スイッチが前記断熱部材の状態として放熱状態を検出した場合には前記断熱部材を断熱状態に切り替えるべき旨を前記表示装置に表示させるようにしたことを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記カメラ筐体内に設けられた温度センサと、前記断熱カバー部材の状態を検出する状態検出スイッチと、を備え、前記温度センサの検出温度が予め設定された所定の閾値温度より高く、前記状態検出スイッチが前記断熱部材の状態として断熱状態を検出した場合には前記断熱部材を放熱状態に切り替えるべき旨を前記表示装置に表示させるようにしたことを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記熱伝達部材は、前記電池収納室に連結されたヒートパイプからなることを特徴とする。
本発明にかかる電子カメラは、撮像素子や撮像制御用素子から発生する熱は、基本的には、熱伝達部材を介して電池収納室に伝熱させ、電池収納室の一部をカメラ筐体から外気に露出する放熱用の開口部を介して電池収納室外へ放熱させるが、機能変更部を利用して開口部の外気側を断熱部材による断熱部に変更することで、電池収納室に伝熱された熱を電池収納室内に向けて放熱させて内蔵の電池を保温させることもでき、よって、撮像素子を含む発熱部材の放熱を確実に行うことができるとともに、温暖地や寒冷地等の温度環境を問わず使用可能な電子カメラを提供することができるという効果を奏する。
以下、本発明にかかる電子カメラを実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。本実施の形態の電子カメラは、一例としてレンズ交換可能な一眼レフレックス式デジタルカメラへの適用例として説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1の一眼レフレックス式デジタルカメラの内部構造の概略を示す中央水平断面図であり、図2は、カメラ本体を正面から見た外観図であり、図3は、カメラ本体の内部構造の概略を示す中央縦断正面図であり、図4−1は、放熱タイプのカバー部材装着時の図2中のA−A線断面図であり、図4−2は、断熱タイプのカバー部材装着時の図2中のA−A線断面図である。
本実施の形態1の一眼レフレックス式デジタルカメラは、カメラ筐体10と、このカメラ筐体10の前面側に交換可能に装填されることにより搭載される撮影レンズ11とにより構成される。カメラの外観形状を構成するカメラ筐体10は、撮影レンズ11の光軸上となる前面側位置に撮影レンズ11を含むレンズユニット12を交換自在に装填するためのリング状のマウント部13を備える。また、カメラ筐体10は、前面側から見て左側に撮影時等において操作者の右手により保持されるグリップ部14を有する。このグリップ部14の頂部には、レリーズボタン15等の各種スイッチ、ボタン類を備える。
カメラ筐体10は、図1に示すように、背面側において光軸上の位置にモニタ表示窓16を有する表示装置である液晶モニタ17を備える。この液晶モニタ17は、撮影された画像の他、各種設定・調整事項等の各種情報を表示するTFT(Thin Film Transistor)タイプの矩形状表示パネルである。
また、カメラ筐体10は、内部に、撮影レンズ11の光軸上に位置させて、撮像素子18や放熱板19や駆動回路基板20を含む撮像ユニット21を備える。撮像ユニット21は、前面側から順に配設された、光学ローパスフィルタ22、撮像素子18、放熱板19および駆動回路基板20をホルダ23でユニット化したものである。撮像素子18は、撮影レンズ11により撮像面に結像された被写体像を光電変換するもので、矩形形状をなし、本実施の形態1では、例えばCCDイメージセンサが用いられている。なお、撮像素子18としては、CCDイメージセンサに限らず、CMOSイメージセンサ等であってもよい。また、放熱板19は、放射性のよいアルミニウム等の金属で撮像素子18よりも大きめに形成されて撮像素子18の背面側に接触させてホルダ23に固定されることで、撮像素子固定板を兼用する。また、駆動回路基板20は、撮像素子1に対する撮像制御用素子24を搭載したもので、放熱板19との間に僅かな隙間を持たせて背面側に平行に近接配設され、ホルダ23に固定されている。
一方、カメラ筐体10において、グリップ部14の内部には、電池30を収納する電池収納室31が設けられている。電池収納室31は、樹脂製の仕切り壁32内に位置させて、熱伝導性の高い熱伝導性部材により電池30の外形形状にほぼ一致するように形成されている。電池30は、底面の開閉蓋33を開閉することにより電池収納室31内への挿脱が可能とされている。また、グリップ部14の内部において、背面側には、カメラ全体の制御や画像処理、圧縮処理、データ記憶処理等を行うための回路やSDRAM等のメモリ、電源回路等が搭載された回路基板34,35が配設されている。回路基板34,35間および駆動回路基板20との間は、フレキシブル基板36,37によって電気的に接続されている。また、グリップ部14において、電池収納室31と回路基板33との間には、メモリカードによる記録媒体38を装填するためのメモリスロット39が形成され、通常は、開閉自在なカバー40で閉塞されている。また、グリップ部14内において、電池収納室31より前面側にはストロボ用のアルミニウム電解コンデンサ41が内蔵されている。さらに、グリップ部14内において、電池収納室31の一部から電池収納室31内に臨ませて電池収納室31内の温度を検出する温度センサ42を備える。
また、カメラ筐体10は、内部において、放熱板19と電池収納室31とに連結された熱伝達部材としてのヒートパイプ43を備える。ヒートパイプ43は、カメラ筐体10内で主な発熱源となる撮像素子18や撮像制御用素子24を有する撮像ユニット21で発生した熱を電池収納室31に伝熱させるためのもので、略L字状に形成された両端が押え金具44,45およびビス46,47により放熱板19の一端や電池収納室31の側面で高さ方向中央部に密着するように固定されている。なお、熱伝達部材としては、ヒートパイプ43に限らず、熱伝導性のよい金属等を用いてもよい。
さらに、本実施の形態1のカメラ筐体10は、電池収納室31の一部をカメラ筐体10から外気に露出する放熱用の開口部50を備える。この開口部50は、マウント部13とグリップ部14との間の凹部に位置させてカメラ筐体10の前面側に開口形成されている。また、開口部50は、放熱効果を高めるために、電池収納室31の高さに相当する高さに形成されている。この開口部50周りには、開口部50を覆うカバー形状の断熱タイプのカバー部材(断熱部材)51を着脱自在に取付ける取付部52を有する。この取付部52は、カバー部材51の左側一辺の爪53を引っ掛け係止させる部分と右側一辺の上下2箇所をビス54で固定させるためのビス穴部分とにより構成されている。これにより、取付部52は、カバー部材51が取付けられることにより開口部50の外気側を放熱部から断熱部に変更可能であり、開口部50の外気側をカバー部材51よる断熱部に変更可能な機能変更部を構成している。断熱タイプのカバー部材51は、開口部50において電池収納室31と外気側とを熱的に遮断するためのもので、熱伝導の低いセラミック等の断熱材料によって、電池収納室31に密着するように開口部50の形状に合わせて形成されている。
ここで、本実施の形態1では、断熱タイプのカバー部材51の他に、このカバー部材51と同一形状に形成された放熱タイプのカバー部材(放熱部材)55を備える。このカバー部材55も、取付部52によって開口部50を覆う状態に着脱自在である。すなわち、カバー部材51,55は、互いに交換自在に設けられている。放熱タイプのカバー部材55は、開口部50において電池収納室31と外気側とを熱的に結合するためのものであり、熱伝導性のよい金属材料によって、電池収納室31に密着するように開口部50の形状に合わせて形成されている。
また、カメラ筐体10内には、カバー部材51,55の装着範囲内に位置させて状態検出スイッチとしてカバー判別スイッチ56およびカバー有無検出スイッチ57を備える。カバー判別スイッチ56は、カバー部材51,55が装着された状態でいずれのタイプのものが装着されているかを判別するためのスイッチである。ここで、本実施の形態1では、放熱タイプのカバー部材55側においてカバー判別スイッチ56対応部分は図4−1に示すように平坦とされ、断熱タイプのカバー部材51側においてカバー判別スイッチ56対応部分には図4−2に示すような凹部58が形成されている。これにより、放熱タイプのカバー部材55が装着された状態では図4−1に示すようにカバー判別スイッチ56がONし、断熱タイプのカバー部材51が装着された状態では図4−2に示すようにカバー判別スイッチ56がOFF状態のままであり、両者を判別し得るように構成されている。また、カバー有無検出スイッチ57は、カバー部材51,55が装着されているか未装着であるかを判別するためのスイッチであり、カバー部材51,55が装着されることによりONし、未装着の場合にはOFF状態のままとなることで判別可能とされている。
次に、本実施の形態1の電子カメラの電装系構成について説明する。図5は、カメラ筐体10内に組み込まれた電子カメラの主要部の電装系構成例を示す概略ブロック図である。本実施の形態1の電子カメラは、カメラ内の各部の動作やシーケンスを統括的に制御するCPU60を備える。このCPU60には、バス61を介して、駆動回路62、画像処理部63、JPEG処理部64、SDRAM65、メモリI/F66、LCDドライバ67等が接続されている。駆動回路62には、撮像素子18と、ノイズを低減させるCDS(Correlated Double Sampling)、信号レベルを安定させるAGC(Automatic Gain Control)からなるCDS/AGC回路68と、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部69とが接続されている。
ここで、撮像素子18を駆動するタイミングジェネレータ(図示せず)を含む駆動回路62とCDS/AGC回路68とA/D変換部69は、AFE(Analog Front End)IC素子で構成され、撮像制御用素子24として駆動回路基板20に搭載されている。CDS/AGC回路68は、撮像素子18から読み出されるアナログ画像信号に対して、リセットノイズ等を低減した上で波形整形を行い、さらに、画像の明るさが目的の明るさとなるようにゲインアップを行う。A/D変換部69は、CDS/AGC回路68で前処理されたアナログ画像信号をデジタル画像信号(画像データ)に変換する。A/D変換部69で変換された画像データは、バス61を介して一旦SDRAM65に格納される。画像処理部63は、SDRAM65に記憶された画像データを読み出して各種画像処理を施す。画像処理内容としては、ホワイトバランス補正、同時化処理、色変換/色再現処理、γ変換処理、エッジ抽出処理、ノイズ低減処理、補間リサイズ処理等の各種処理がある。画像処理部63で画像処理が施された画像データは、再度SDRAM65に格納される。
JPEG処理部64は、SDRAM65から画像処理済みの画像データを読み出して、JPEG方式に従い圧縮を行うためのものである。JPEG処理部64は、記録媒体38に記録されたJPEG圧縮画像を読み出して伸張処理を施す機能も有する。JPEG処理部64により圧縮された画像データはSDRAM65に格納された後、メモリI/F66を介して記録媒体38に記録される。
LCDドライバ67は、液晶モニタ(LCD)17へ画像、その他の表示を行うものである。LCDドライバ67は、画像表示の場合には、SDRAM65から画像データを読み出して映像信号に変換した後、液晶モニタ17に画像表示を行う。
また、CPU60には、操作部70、フラッシュメモリ71の他に、電池30近傍の温度センサ42や、カバー判別スイッチ56およびカバー有無検出スイッチ57が接続されている。操作部70は、電源ON/OFF用の電源ボタン、撮影開始を指示するレリーズボタン15、その他の各種入力スイッチ・ボタン類を備える。CPU60は、ユーザによって操作部70が操作されることにより、操作に応じた各種シーケンス制御を実行する。フラッシュメモリ71は、ホワイトバランスゲイン、カラーマトリクス、フィルタパラメータ等の各種パラメータ情報を記憶する記憶部である。温度センサ42は、電池収納室31内の温度を検出し、検出結果をCPU60に通知する。カバー判別スイッチ56は、カバー部材51,55のいずれが装着されているかを判別し、判別結果をCPU60に通知する。カバー有無検出スイッチ57は、カバー部材51または55が装着されているか未装着であるかを検出し、検出結果をCPU60に通知する。
このような構成において、撮像素子18や撮像制御用素子24は、電源投入後の連続的な動作に伴い発熱する発熱源となり、撮像素子18の性能を劣化させるので、撮像素子18に対して放熱対策が必要となる。本実施の形態1において、撮像素子18や撮像制御用素子24を発熱源として撮像ユニット21で発生した熱は、ヒートパイプ43によって電池収納室31に伝熱される。そして、電池収納室31も熱伝導性の良好なる熱伝導性部材により形成されており、ヒートパイプ43からの熱は電池収納室31全体に亘って伝熱される。
ここで、開口部50に放熱タイプのカバー部材55が装着されている場合には、開口部50の外気側はカバー部材55によって電池収納室31側と熱的に結合される状態となり、放熱部として機能するため、電池収納室31に伝達された熱は、開口部50からカバー部材55を介して効率よく外気側に放熱される。一方、放熱タイプのカバー部材55に代えて、開口部50に断熱タイプのカバー部材51が装着されている場合には、開口部50の外気側はカバー部材51によって電池収納室31側と熱的に遮断される状態となり、断熱部として機能するため、電池収納室31に伝達された熱は、電池収納室31の内部に向けて放熱される。これにより、電池収納室31内に収納された電池30が撮像ユニット21で発生した熱を利用して温められ保温される。
したがって、本実施の形態1によれば、開口部50に放熱タイプのカバー部材55を装着すれば開口部50の外気側を放熱部として機能させ効率よく外気へ放熱させることができ、開口部50に断熱タイプのカバー部材51を装着すれば開口部50の外気側を断熱部として機能させ電池収納室31内に放熱させて電池30を保温させることができる。よって、基本的に、温暖地等であれば、開口部50に放熱タイプのカバー部材55を装着して使用すればよく、例えば寒冷地等であれば、開口部50に断熱タイプのカバー部材51を装着して使用すればよく、環境温度を問わず使用可能となり、ユーザの利便性が向上する。
次に、断熱タイプのカバー部材51と放熱タイプのカバー部材55との使い分けを適正に行わせるための、温度センサ42による検出温度を用いたCPU60による制御例について図6に示す概略フローチャートを参照して説明する。なお、電池30としての性能を適正に発揮し得る温度に基づき電池収納室31内に必要な所定の閾値温度としてTthが設定されているものとする(図8参照)。また、僅かな温度変化による制御内容の頻繁な変動を防止するために、閾値温度Tthに対して所定のヒステリシス温度Δtが設定されているものとする。この温度(Tth+Δt)も、別の閾値温度として判断基準に用いられる。
まず、操作部70中の電源ボタンが投入されると、CPU60は、システム全体の初期化動作を実行する(ステップS100)。ついで、温度センサ42の検出結果を取り込むことで、電池収納室31内の温度Tを測定する(ステップS102)。そして、カバー有無検出スイッチ56の検出結果を取り込むことで、開口部50にカバー部材55または51が装着されているか否かを判断する(ステップS104)。カバー有無検出スイッチ56がOFFであれば、カバー部材55,51がいずれも装着されていないと判断し(ステップS104;No)、カバー部材55または51が無い旨を告知する警告を液晶モニタ17に表示させる(ステップS106)。これにより、ユーザにカバー部材55または51の装着を促す。そして、ステップS118へ移行するが、図6中に破線で示すように、カバー部材55または51が装着されるまで待機させてもよい。
一方、カバー有無検出スイッチ56がONで、開口部50にカバー部材55または51が装着されている場合には(ステップS104;Yes)、カバー判別スイッチ56の判別結果を取り込むことで、開口部50に装着されているカバー部材が放熱タイプであるか否かを判別する(ステップS108)。ここで、カバー判別スイッチ56がONであることにより、放熱タイプのカバー部材55が装着されていると判別された場合には(ステップS108;Yes)、測定された電池収納室31内の測定温度Tが、予め設定された閾値温度Tthよりも低いか否かを判断する(ステップS110)。測定温度Tが閾値温度Tthより低い場合には(ステップS110;Yes)、カバー部材として、放熱タイプのカバー部材55から断熱タイプのカバー部材51への変更を告知する表示を液晶モニタ17によって行わせる(ステップS112)。測定温度Tが閾値温度Tth以上の場合には(ステップS110;No)、ステップS118に移行する。
また、カバー判別スイッチ56がOFFであることにより、断熱タイプのカバー部材51が装着されていると判別された場合には(ステップS108;No)、測定された電池収納室31内の測定温度Tが、予め設定された閾値温度(Tth+Δt)よりも高いか否かを判断する(ステップS114)。測定温度Tが閾値温度(Tth+Δt)より高い場合には(ステップS114;Yes)、カバー部材として、断熱タイプのカバー部材51から放熱タイプのカバー部材55への変更を告知する表示を液晶モニタ17によって行わせる(ステップS116)。測定温度Tが閾値温度(Tth+Δt)以下の場合には(ステップS114;No)、ステップS118に移行する。
そして、ステップS118では、操作部70においてレリーズボタンが操作されたか否かを判断する。レリーズボタンが操作された場合には(ステップS118;Yes)、自動露出(AE)/自動焦点(AF)制御などの撮影準備動作を実行し(ステップS120)、引き続き、撮影動作を実行し(ステップS122)、ステップS102の温度測定に戻る。一方、レリーズボタンが操作されていない場合には(ステップS118;No)、電源ボタンがOFFされたか否かを判断する(ステップS124)。電源ボタンがOFFされていない場合も(ステップS124;No)、ステップS102の温度測定に戻る。そして、電源ボタンがOFFされた場合には(ステップS124;Yes)、システム全体の停止動作を実行し(ステップS126)、処理を終了する。
このようにして、電源投入後の使用開始時から使用終了までに亘って、温度センサ42による電池収納室31内の温度測定が随時繰り返し実行され、その測定温度と閾値温度との大小関係に応じた警告表示がユーザに対して行われることとなる。
したがって、例えば寒冷地等の低温環境下で電子カメラを使用しようとする場合には、電源投入後の使用開始時において、温度センサ42による測定温度Tが閾値温度Tthよりも低くて放熱タイプのカバー部材55が装着されている状態であれば、断熱タイプのカバー部材51への変更を告知する表示が液晶モニタ17になされるので、ユーザは、断熱タイプのカバー部材51に変更すべきことが判る。これにより、断熱タイプのカバー部材51を開口部50に対して装着することで、電池30の性能を発揮し得る保温状態で電子カメラを使用することが可能となる。これは、使用開始時に限らず、使用中であっても例えば放熱効果が高すぎて、図8中の左側に示すように、電池収納室31内の温度が閾値温度Tthよりも低下してしまうようなケースでも、同様に対処可能であり、電池収納室31内の温度が低下し過ぎるのを防止することができる。
一方、温暖地等の環境で電子カメラを使用しようとする場合には、電源投入後の使用開始時において、温度センサ42による測定温度Tが閾値温度(Tth+Δt)よりも高くて断熱タイプのカバー部材51が装着されている状態であれば、放熱タイプのカバー部材55への変更を告知する表示が液晶モニタ17になされるので、ユーザは、放熱タイプのカバー部材55に変更すべきことが判る。これにより、放熱タイプのカバー部材55を開口部50に対して装着することで、外気へ向けた放熱効果を向上させた状態で電子カメラを使用することが可能となる。これは、使用開始時に限らず、使用中であっても例えば断熱効果が高すぎて、図8中の右側に示すように、電池収納室31内の温度が閾値温度(Tth+Δt)よりも高くなってしまうようなケースでも、同様に対処可能であり、電池収納室31内の温度が上昇し過ぎるのを防止することができる。
(実施の形態2)
つづいて、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態2では、放熱タイプのカバー部材55を省略したものである。すなわち、開口部50にカバー部材51が装着されていない場合には、開口部50の外気側は直接電池収納室31側と熱的に結合される状態となり、放熱部として機能するため、電池収納室31に伝達された熱は、開口部50から外気側に放熱されるようにしたものである。また、放熱タイプのカバー部材55の省略に伴い、カバー判別スイッチ56も不要となる。
したがって、本実施の形態2によれば、開口部50に断熱タイプのカバー部材51を装着しなければ開口部50の外気側を放熱部として機能させ外気へ放熱させることができ、開口部50に断熱タイプのカバー部材51を装着すれば開口部50の外気側を断熱部として機能させ電池収納室31内に放熱させて電池30を保温させることができる。よって、基本的に、温暖地等であれば、開口部50をそのままの状態で使用すればよく、例えば寒冷地等であれば、開口部50に断熱タイプのカバー部材51を装着して使用すればよく、環境温度を問わず使用可能となり、ユーザの利便性が向上する。
次に、本実施の形態2の場合の断熱タイプのカバー部材51の着脱を適正に行わせるための、温度センサ42による検出温度を用いたCPU60による制御例について図8に示す概略フローチャートを参照して説明する。
まず、操作部70中の電源ボタンが投入されると、CPU60は、システム全体の初期化動作を実行する(ステップS200)。ついで、温度センサ42の検出結果を取り込むことで、電池収納室31内の温度Tを測定する(ステップS202)。そして、カバー有無検出スイッチ56の検出結果を取り込むことで、開口部50に断熱タイプのカバー部材51が装着されているか否かを判断する(ステップS204)。カバー有無検出スイッチ56がOFFであれば、カバー部材51が装着されていないと判断し(ステップS204;No)、測定された電池収納室31内の測定温度Tが、予め設定された閾値温度Tthよりも低いか否かを判断する(ステップS206)。測定温度Tが閾値温度Tthより低い場合には(ステップS206;Yes)、断熱タイプのカバー部材51の装着を告知する表示を液晶モニタ17によって行わせる(ステップS208)。測定温度Tが閾値温度Tth以上の場合には(ステップS206;No)、ステップS214に移行する。
一方、カバー有無検出スイッチ56がONで、開口部50に断熱タイプのカバー部材51が装着されている場合には(ステップS204;Yes)、測定された電池収納室31内の測定温度Tが、予め設定された閾値温度(Tth+Δt)よりも高いか否かを判断する(ステップS210)。測定温度Tが閾値温度(Tth+Δt)より高い場合には(ステップS210;Yes)、断熱タイプのカバー部材51の取り外しを告知する表示を液晶モニタ17によって行わせる(ステップS212)。測定温度Tが閾値温度(Tth+Δt)以下の場合には(ステップS210;No)、ステップS214に移行する。
そして、ステップS214では、操作部70においてレリーズボタンが操作されたか否かを判断する。レリーズボタンが操作された場合には(ステップS214;Yes)、自動露出(AE)/自動焦点(AF)制御などの撮影準備動作を実行し(ステップS216)、引き続き、撮影動作を実行し(ステップS218)、ステップS202の温度測定に戻る。一方、レリーズボタンが操作されていない場合には(ステップS214;No)、電源ボタンがOFFされたか否かを判断する(ステップS220)。電源ボタンがOFFされていない場合も(ステップS220;No)、ステップS202の温度測定に戻る。そして、電源ボタンがOFFされた場合には(ステップS220;Yes)、システム全体の停止動作を実行し(ステップS222)、処理を終了する。
このようにして、電源投入後の使用開始時から使用終了までに亘って、温度センサ42による電池収納室31内の温度測定が随時繰り返し実行され、その測定温度と閾値温度との大小関係に応じた警告表示がユーザに対して行われることとなる。
したがって、例えば寒冷地等の低温環境下で電子カメラを使用しようとする場合には、電源投入後の使用開始時において、温度センサ42による測定温度Tが閾値温度Tthよりも低い状態であれば、断熱タイプのカバー部材51の装着を告知する表示が液晶モニタ17になされるので、ユーザは、断熱タイプのカバー部材51を装着すべきことが判る。これにより、断熱タイプのカバー部材51を開口部50に対して装着することで、電池30の性能を発揮し得る保温状態で電子カメラを使用することが可能となる。これは、使用開始時に限らず、使用中であっても同様である。
一方、温暖地等の環境で電子カメラを使用しようとする場合には、電源投入後の使用開始時において、温度センサ42による測定温度Tが閾値温度(Tth+Δt)よりも高くて断熱タイプのカバー部材51が装着されている状態であれば、断熱タイプのカバー部材51の取り外しを告知する表示が液晶モニタ17になされるので、ユーザは、断熱タイプのカバー部材51を取り外すべきことが判る。これにより、開口部50を開口させたままの状態とすることで、外気へ向けた放熱効果を確保した状態で電子カメラを使用することが可能となる。これは、使用開始時に限らず、使用中であっても同様である。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3について、図9〜図12を参照して説明する。図9は、本実施の形態3のカメラ本体を正面から見た外観図であり、図10は、その内部構造の概略を示す中央水平断面図であり、図11は、カメラ筐体10内に組み込まれた電子カメラの主要部の電装系構成例を示す概略ブロック図である。
本実施の形態3は、まず、開口部50内の底面側には電池収納室31表面に密着させた放熱部材80が固定的に設けられている。また、開口部50に対してこの放熱部材80よりも外気側には、スライド二重構造の断熱部材81を備える。この断熱部材81は、放熱部材80に隙間を持たせて対向配置されてカメラ筐体10に固定された窓枠82と、放熱部材80と窓枠82との間に配設されて上下方向にスライド可能なスライドカバー83とからなる。窓枠82とスライドカバー83は、熱伝導の低いセラミック等の断熱材料によって形成されて、開口部50において電池収納室31と外気側とを熱的に遮断するためのものである。ここに、窓枠82とスライドカバー83には、それぞれ段違いの複数の開放窓82a,83aが形成され、スライドカバー83の上下位置によって、開放窓82a,83aの位置が一致して開口部50(放熱部材80)が外気に露出する放熱状態と、開放窓82a,83aの位置が不一致で開放窓82aがスライドカバー83により閉塞されて開口部50(放熱部材80)を外気から遮断する断熱状態とに切り替え可能とされている。
これにより、開口部50を覆うスライド二重構造の断熱部材81は、開口部50(放熱部材80)の外気側を断熱部に変更可能な機能変更部を構成し、スライドカバー83のスライド操作によって放熱状態から断熱状態に切り替えることにより開口部50(放熱部材80)の外気側を断熱部に変更可能としている。
また、スライドカバー83をスライド操作するスライドレバー84が、カメラ筐体10の前面側において、縦長孔85から突出させて設けられている。また、スライド二重構造の断熱部材81が放熱状態にあるか断熱状態にあるかを、スライドカバー83の状態により検出する状態検出スイッチとしてのカバー位置検出スイッチ86を備える。カバー位置検出スイッチ86は、スライドカバー83が上方位置にあり、断熱部材81が放熱状態にある場合には、スライドカバー83に押されてON状態となり、スライドカバー83が下方位置にあり、断熱部材81が断熱状態にある場合には、スライドカバー83に押されずOFF状態となるように設定されている。
このような構成において、開口部50に配設されたスライド二重構造の断熱部材81が放熱状態にある場合には、開口部50の外気側は放熱部材80、開放窓82a,83aによって電池収納室31側と熱的に結合される状態となり、放熱部として機能する。よって、電池収納室31に伝達された熱は、開口部50から放熱部材80、開放窓82a,83aを介して効率よく外気側に放熱される。一方、開口部50に配設されたスライド二重構造の断熱部材81が開放窓82aが閉じた断熱状態にある場合には、開口部50(放熱部材80)の外気側は断熱部材81を構成する窓枠82およびスライドカバー83によって電池収納室31側と熱的に遮断される状態となり、断熱部として機能する。よって、電池収納室31に伝達された熱は、電池収納室31の内部に向けて放熱される。これにより、電池収納室31内に収納された電池30が撮像ユニット21で発生した熱を利用して温められ保温される。
したがって、本実施の形態3によれば、開口部50に配設されたスライド二重構造の断熱部材81を放熱状態にすれば、開口部50の外気側を放熱部として機能させ効率よく外気へ放熱させることができ、スライド二重構造の断熱部材81を断熱状態に切り替えれば、開口部50の外気側を断熱部として機能させ電池収納室31内に放熱させて電池30を保温させることができる。よって、基本的に、温暖地等であれば、スライド二重構造の断熱部材81を放熱状態で使用すればよく、例えば寒冷地等であれば、スライド二重構造の断熱部材81を断熱状態に切り替えて使用すればよく、環境温度を問わず使用可能となり、ユーザの利便性が向上する。特に、スライド二重構造の断熱部材81の切り替え操作だけでよく、着脱方式に比べて簡単に対処することができる。
次に、スライド二重構造の断熱部材81の断熱状態と放熱状態との切り替えを適正に行わせるための、温度センサ42による検出温度を用いたCPU60による制御例について図12に示す概略フローチャートを参照して説明する。
まず、操作部70中の電源ボタンが投入されると、CPU60は、システム全体の初期化動作を実行する(ステップS300)。ついで、温度センサ42の検出結果を取り込むことで、電池収納室31内の温度Tを測定する(ステップS302)。そして、カバー位置検出スイッチ86の検出結果を取り込むことで、開放窓82aが開いた状態(断熱部材81の放熱状態)にあるか否かを判断する(ステップS304)。カバー位置検出スイッチ86がONであれば、開放窓82aが開いた状態にあると判断し(ステップS304;No)、測定された電池収納室31内の測定温度Tが、予め設定された閾値温度Tthよりも低いか否かを判断する(ステップS306)。測定温度Tが閾値温度Tthより低い場合には(ステップS306;Yes)、スライドカバー83を操作し開放窓82aを閉じることを告知する表示を液晶モニタ17によって行わせる(ステップS308)。測定温度Tが閾値温度Tth以上の場合には(ステップS306;No)、ステップS314に移行する。
一方、カバー位置検出スイッチ86がOFFであれば、開放窓82aが閉じた状態(断熱部材81の断熱状態)にあると判断し(ステップS304;No)、測定された電池収納室31内の測定温度Tが、予め設定された閾値温度(Tth+Δt)よりも高いか否かを判断する(ステップS310)。測定温度Tが閾値温度(Tth+Δt)より高い場合には(ステップS310;Yes)、スライドカバー83を操作し開放窓82aを開くことを告知する表示を液晶モニタ17によって行わせる(ステップS312)。測定温度Tが閾値温度(Tth+Δt)以下の場合には(ステップS310;No)、ステップS314に移行する。
そして、ステップS314では、操作部70においてレリーズボタンが操作されたか否かを判断する。レリーズボタンが操作された場合には(ステップS314;Yes)、自動露出(AE)/自動焦点(AF)制御などの撮影準備動作を実行し(ステップS316)、引き続き、撮影動作を実行し(ステップS318)、ステップS302の温度測定に戻る。一方、レリーズボタンが操作されていない場合には(ステップS314;No)、電源ボタンがOFFされたか否かを判断する(ステップS320)。電源ボタンがOFFされていない場合も(ステップS320;No)、ステップS302の温度測定に戻る。そして、電源ボタンがOFFされた場合には(ステップS320;Yes)、システム全体の停止動作を実行し(ステップS322)、処理を終了する。
このようにして、電源投入後の使用開始時から使用終了までに亘って、温度センサ42による電池収納室31内の温度測定が随時繰り返し実行され、その測定温度と閾値温度との大小関係に応じた警告表示がユーザに対して行われることとなる。
したがって、例えば寒冷地等の低温環境下で電子カメラを使用しようとする場合には、電源投入後の使用開始時において、温度センサ42による測定温度Tが閾値温度Tthよりも低い状態であれば、スライドカバー83を操作し開放窓82aを閉じることを告知する表示が液晶モニタ17になされるので、ユーザは、開放窓82aを閉じるべきことが判る。これにより、スライドカバー83を操作し開放窓82aを閉じることで、電池30の性能を発揮し得る保温状態で電子カメラを使用することが可能となる。これは、使用開始時に限らず、使用中であっても同様である。
一方、温暖地等の環境で電子カメラを使用しようとする場合には、電源投入後の使用開始時において、温度センサ42による測定温度Tが閾値温度(Tth+Δt)よりも高い状態であれば、スライドカバー83を操作し開放窓82aを開くことを告知する表示が液晶モニタ17になされるので、ユーザは、開放窓82aを開くべきことが判る。これにより、スライドカバー83を操作し開放窓82aを開くことで、外気へ向けた放熱効果を確保した状態で電子カメラを使用することが可能となる。これは、使用開始時に限らず、使用中であっても同様である。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変形が可能である。例えば、実施の形態3では、放熱効果を高めるために、開口部50において電池収納室31と断熱部材81との間に放熱部材80を介在させたが、この放熱部材80は省略してもよい。
また、前述の各実施の形態は、電子カメラとしてレンズ交換可能な一眼レフレックス式デジタルカメラへの適用例で説明したが、このようなカメラに限らず、例えばコンパクト型のデジタルカメラ等であっても、同様に適用することができる。
本発明の実施の形態1の一眼レフレックス式デジタルカメラの内部構造の概略を示す中央水平断面図である。 カメラ本体を正面から見た外観図である。 カメラ本体の内部構造の概略を示す中央縦断正面図である。 放熱タイプのカバー部材装着時の図2中のA−A線断面図である。 断熱タイプのカバー部材装着時の図2中のA−A線断面図である。 カメラ筐体内に組み込まれた電子カメラの主要部の電装系構成例を示す概略ブロック図である。 実施の形態1の温度センサによる検出温度を用いたCPUによる制御例を示す概略フローチャートである。 閾値温度の設定例についての説明図である。 本発明の実施の形態2の温度センサによる検出温度を用いたCPUによる制御例を示す概略フローチャートである。 本発明の実施の形態3のカメラ本体を正面から見た外観図である。 図9の内部構造の概略を示す中央水平断面図である。 カメラ筐体内に組み込まれた電子カメラの主要部の電装系構成例を示す概略ブロック図である。 実施の形態3の温度センサによる検出温度を用いたCPUによる制御例を示す概略フローチャートである。
符号の説明
10 カメラ筐体
11 撮影レンズ
17 液晶モニタ
18 撮像素子
20 駆動回路基板
24 撮像制御用素子
30 電池
31 電池収納室
42 温度センサ
43 ヒートパイプ
50 開口部
51 断熱タイプのカバー部材
52 取付部
55 放熱タイプのカバー部材
56 カバー判別スイッチ
57 カバー有無検出スイッチ
80 放熱部材
81 スライド二重構造の断熱部材
86 カバー位置検出スイッチ

Claims (17)

  1. 撮影レンズの光軸上に該光軸と直交するように配設されて前記撮影レンズによる被写体像が結像される撮像素子と、
    前記撮像素子に対する撮像制御用素子を搭載して前記撮像素子の背面側に近接配設された駆動回路基板と、
    熱伝導性部材により形成されて電池を収納する電池収納室と、
    前記撮像素子により撮像された画像や各種情報を表示する表示装置と、
    を備える電子カメラであって、
    前記撮像素子や前記撮像制御用素子から発生する熱を前記電池収納室に伝熱する熱伝達部材と、
    前記電池収納室の一部をカメラ筐体から外気に露出する放熱用の開口部と、
    該開口部の外気側を断熱部材による断熱部に変更可能な機能変更部と、
    を備えることを特徴とする電子カメラ。
  2. 前記機能変更部は、前記開口部を覆う断熱部材を着脱自在に取付ける取付部からなり、前記断熱部材が取付けられることにより前記開口部の外気側を前記断熱部に変更可能であることを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  3. 前記取付部は、前記開口部を覆う放熱部材を着脱自在に取付ける取付部を兼用することを特徴とする請求項2に記載の電子カメラ。
  4. 前記機能変更部は、前記開口部に設けられて該開口部が外気に露出する放熱状態と前記開口部を外気から遮断する断熱状態とに切り替え可能に前記開口部を覆うスライド二重構造の断熱部材からなり、前記放熱状態から前記断熱状態に切り替えることにより前記開口部の外気側を前記断熱部に変更可能であることを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  5. 前記開口部内において、前記電池収納室と前記断熱部材との間に前記開口部を閉塞する放熱部材を備えることを特徴とする請求項4に記載の電子カメラ。
  6. 前記カメラ筐体内に温度センサを備え、
    前記温度センサの検出温度が予め設定された所定の閾値温度より低い場合には前記断熱部材を取付けるべき旨を前記表示装置に表示させるようにしたことを特徴とする請求項2または3に記載の電子カメラ。
  7. 前記カメラ筐体内に温度センサを備え、
    前記温度センサの検出温度が予め設定された所定の閾値温度より高い場合には前記断熱部材を取外すべき旨を前記表示装置に表示させるようにしたことを特徴とする請求項2または3に記載の電子カメラ。
  8. 前記カメラ筐体内に温度センサを備え、
    前記温度センサの検出温度が予め設定された所定の閾値温度より高い場合には前記放熱部材を取付けるべき旨を前記表示装置に表示させるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の電子カメラ。
  9. 前記カメラ筐体内に温度センサを備え、
    前記温度センサの検出温度が予め設定された所定の閾値温度より低い場合には前記断熱部材を断熱状態に切り替えるべき旨を前記表示装置に表示させるようにしたことを特徴とする請求項4または5に記載の電子カメラ。
  10. 前記カメラ筐体内に温度センサを備え、
    前記温度センサの検出温度が予め設定された所定の閾値温度より高い場合には前記断熱部材を放熱状態に切り替えるべき旨を前記表示装置に表示させるようにしたことを特徴とする請求項4または5に記載の電子カメラ。
  11. 前記カメラ筐体内に設けられた温度センサと、
    前記断熱部材の着脱状態を検出する状態検出スイッチと、
    を備え、
    前記温度センサの検出温度が予め設定された所定の閾値温度より低く、前記状態検出スイッチが前記断熱部材の未装着状態を検出した場合には該断熱部材を取付けるべき旨を前記表示装置に表示させるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の電子カメラ。
  12. 前記カメラ筐体内に設けられた温度センサと、
    前記断熱部材の着脱状態を検出する状態検出スイッチと、
    を備え、
    前記温度センサの検出温度が予め設定された所定の閾値温度より高く、前記状態検出スイッチが前記断熱部材の装着状態を検出した場合には該断熱部材を取外すべき旨を前記表示装置に表示させるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の電子カメラ。
  13. 前記カメラ筐体内に設けられた温度センサと、
    前記断熱部材と前記放熱部材との装着状態を検出する状態検出スイッチと、
    を備え、
    前記温度センサの検出温度が予め設定された所定の閾値温度より低く、前記状態検出スイッチが前記放熱部材の装着状態を検出した場合には前記断熱部材に変更すべき旨を前記表示装置に表示させるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の電子カメラ。
  14. 前記カメラ筐体内に設けられた温度センサと、
    前記断熱部材と前記放熱部材との装着状態を検出する状態検出スイッチと、
    を備え、
    前記温度センサの検出温度が予め設定された所定の閾値温度より高く、前記状態検出スイッチが前記断熱部材の装着状態を検出した場合には前記放熱部材に変更すべき旨を前記表示装置に表示させるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の電子カメラ。
  15. 前記カメラ筐体内に設けられた温度センサと、
    前記断熱部材の状態を検出する状態検出スイッチと、
    を備え、
    前記温度センサの検出温度が予め設定された所定の閾値温度より低く、前記状態検出スイッチが前記断熱部材の状態として放熱状態を検出した場合には前記断熱部材を断熱状態に切り替えるべき旨を前記表示装置に表示させるようにしたことを特徴とする請求項4または5に記載の電子カメラ。
  16. 前記カメラ筐体内に設けられた温度センサと、
    前記断熱カバー部材の状態を検出する状態検出スイッチと、
    を備え、
    前記温度センサの検出温度が予め設定された所定の閾値温度より高く、前記状態検出スイッチが前記断熱部材の状態として断熱状態を検出した場合には前記断熱部材を放熱状態に切り替えるべき旨を前記表示装置に表示させるようにしたことを特徴とする請求項4または5に記載の電子カメラ。
  17. 前記熱伝達部材は、前記電池収納室に連結されたヒートパイプからなることを特徴とする請求項1〜16のいずれか一つに記載の電子カメラ。
JP2007240737A 2007-09-18 2007-09-18 電子カメラ Pending JP2009071762A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007240737A JP2009071762A (ja) 2007-09-18 2007-09-18 電子カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007240737A JP2009071762A (ja) 2007-09-18 2007-09-18 電子カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009071762A true JP2009071762A (ja) 2009-04-02

Family

ID=40607530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007240737A Pending JP2009071762A (ja) 2007-09-18 2007-09-18 電子カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009071762A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012204982A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Topcon Corp 全周カメラ
JP2013088519A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Nikon Corp 電子機器
JP2014110529A (ja) * 2012-12-03 2014-06-12 Casio Comput Co Ltd 電子機器
JP2016045399A (ja) * 2014-08-25 2016-04-04 カシオ計算機株式会社 放熱構造、及び電子機器
JP2016152536A (ja) * 2015-02-18 2016-08-22 キヤノン株式会社 電子機器
CN114650348A (zh) * 2020-12-21 2022-06-21 杭州海康威视数字技术股份有限公司 一种蓄热式散热摄像机
CN114651211A (zh) * 2020-08-28 2022-06-21 深圳市大疆创新科技有限公司 一种散热框、相机、摄像组件及云台结构
CN115955601A (zh) * 2023-03-13 2023-04-11 北京普达迪泰科技有限公司 车载照相及图像处理设备及其使用方法
CN116124314A (zh) * 2023-02-01 2023-05-16 石家庄菲斯特自控设备有限公司 一种高温稳定型一体化温度变送器

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012204982A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Topcon Corp 全周カメラ
JP2013088519A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Nikon Corp 電子機器
JP2014110529A (ja) * 2012-12-03 2014-06-12 Casio Comput Co Ltd 電子機器
JP2016045399A (ja) * 2014-08-25 2016-04-04 カシオ計算機株式会社 放熱構造、及び電子機器
US10250785B2 (en) 2015-02-18 2019-04-02 Canon Kabushiki Kaisha Electronic apparatus capable of efficient and uniform heat dissipation
US9819844B2 (en) 2015-02-18 2017-11-14 Canon Kabushiki Kaisha Electronic apparatus capable of efficient and uniform heat dissipation
JP2016152536A (ja) * 2015-02-18 2016-08-22 キヤノン株式会社 電子機器
CN114651211A (zh) * 2020-08-28 2022-06-21 深圳市大疆创新科技有限公司 一种散热框、相机、摄像组件及云台结构
CN114650348A (zh) * 2020-12-21 2022-06-21 杭州海康威视数字技术股份有限公司 一种蓄热式散热摄像机
CN114650348B (zh) * 2020-12-21 2024-03-01 杭州海康威视数字技术股份有限公司 一种蓄热式散热摄像机
CN116124314A (zh) * 2023-02-01 2023-05-16 石家庄菲斯特自控设备有限公司 一种高温稳定型一体化温度变送器
CN116124314B (zh) * 2023-02-01 2023-06-27 石家庄菲斯特自控设备有限公司 一种高温稳定型一体化温度变送器
CN115955601A (zh) * 2023-03-13 2023-04-11 北京普达迪泰科技有限公司 车载照相及图像处理设备及其使用方法
CN115955601B (zh) * 2023-03-13 2023-05-12 北京普达迪泰科技有限公司 车载照相及图像处理设备及其使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009071762A (ja) 電子カメラ
CN101685242B (zh) 照相机主体及具有照相机主体的摄像装置
CN101676790B (zh) 照相机主体及具有其的摄像装置
US20090002549A1 (en) Electronic camera
JP2009033718A (ja) 電子カメラ
JP5100582B2 (ja) 撮像装置
JP2006086752A (ja) 撮像素子一体型レンズ交換式カメラ及び撮像素子一体型交換レンズユニット
US20090112506A1 (en) Temperature detection control apparatus and imaging apparatus having the same
JP2007295166A (ja) デジタルカメラ
JP2010213000A (ja) 電子カメラ
JP2009260959A (ja) カメラシステム、およびそれを構成するカメラ本体
JP5147246B2 (ja) カメラ
JP2003304420A (ja) 撮像装置および撮像方法
US8754981B2 (en) Imaging apparatus with supporting device having improved heat dissipation
JP5247309B2 (ja) 撮像素子冷却装置
JP2015079883A (ja) 電子機器、制御方法及びそのプログラム
JP2012037791A (ja) 撮像装置
JP2021067800A (ja) 撮像装置およびその制御方法、マウントアダプタ、撮像システム
JP2017034314A (ja) カメラの冷却システム
JP3414664B2 (ja) 電子カメラ装置
JP2007215111A (ja) 電子カメラ
JP2021072477A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2024088394A (ja) 電子機器、制御方法およびプログラム
JP2024088393A (ja) 電子機器およびその制御方法
JP2024033611A (ja) 電子機器