JP2009033718A - 電子カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】操作者の撮影操作性を損なうことなく、撮像素子やIC等の発熱部品が実装された放熱板や駆動回路基板の冷却を確実に行えるようにする。
【解決手段】カメラ本体10の外表面に吸気孔81と排気孔82とを設けるとともに空冷ファン84で駆動回路基板37を通る空気流を発生させて強制空冷する上で、カメラ本体10のグリップ部13から外れた外表面の駆動回路基板37を面方向に挟む位置に吸気孔81と排気孔82とを配置することで、操作者がグリップ部13を手で保持して撮影操作を行う際に吸気孔81や排気孔82を手で塞いでしまうことはなく、よって、操作者の撮影操作性を損なうことなく、撮像素子34に対して発熱源となる駆動回路基板37の冷却を確実に行えるようにした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、撮影レンズによる被写体像を撮像素子に結像させて撮像する電子カメラ、または、撮影機能を有する携帯電話、携帯情報端末などに関するものである。
CCD等の撮像素子を備えるデジタルカメラ等の電子カメラは、撮影レンズの透過光束を撮像素子で受光し、その光電変換出力に基づいて画像データを得る。撮像素子は、タイミングジェネレータ素子や、AFE(Analog Front End)素子などの撮像制御用ICを搭載した駆動回路基板によって撮像動作が制御される。タイミングジェネレータ素子は、撮像素子を駆動するためのものである。また、AFE素子は、撮像素子が取得した画像データについてサンプリング処理、A/D変換処理、AGC処理等を行うためのものである。ここで、駆動回路基板は、撮像素子に対して離れた位置に配置すると、電気的なノイズの影響を受けやすいため、撮像素子に対して近接させて配置することが望まれる。
一方、駆動回路基板に搭載されたタイミングジェネレータ素子やAFE素子などのICは、その連続的な動作に伴い発熱する発熱源となり、周囲温度を上昇させる。特に、近年では、撮像素子の画素数の増大に伴って動作クロックが上昇し、駆動回路基板における発熱量が増大する傾向にある。よって、撮像素子は、このような駆動回路基板が近接配置されていると、駆動回路基板を発熱源とする熱ノイズの影響を受けて画質の低下を生ずるため、駆動回路基板を冷却する対策が必要となる。
ここで、電子カメラのケース内に存在するCCD等の撮像素子やICなどの発熱部品およびそれら発熱部品が実装された基板を強制空冷する技術は周知である(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−285441号公報
しかしながら、空冷ファンによる強制空冷方式を用いて上述したような電子カメラの駆動回路基板を冷却しようとする場合、操作者が電子カメラの保持部を手で保持しながら撮影操作を行う上で、吸気孔あるいは排気孔を手で塞いでしまうことがある。これにより、確実な吸排気動作が確保できず、冷却効果が不十分となってしまうことがある。この場合、操作者が孔を塞がないように注意して電子カメラを保持すればよいが、保持しにくくなったり不安定な保持となり、操作性が損なわれてしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、操作者の撮影操作性を損なうことなく、撮像素子やIC等の発熱部品が実装された放熱板や駆動回路基板の冷却を確実に行うことができる電子カメラを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる電子カメラは、撮影レンズの光軸上に該光軸と直交するように配置されて前記撮影レンズによる被写体像が結像される撮像素子と、該撮像素子の背面側に接触させて配置させた放熱板と、前記撮像素子に対する撮像制御用素子を搭載して前記撮像素子の背面側に近接配置された駆動回路基板と、前記撮影レンズを搭載し前記撮像素子および前記駆動回路基板を内蔵するとともに、前記光軸から外れた位置に操作者により保持される保持領域を有し、前記撮像素子の背面位置にモニタを有するカメラ本体と、吸気した空気が前記駆動回路基板を通って排気されるように前記カメラ本体の前記保持領域から外れた外表面の前記駆動回路基板を面方向に挟む位置に配置された吸気孔と排気孔と、前記カメラ本体内の前記排気孔近傍に配置されて前記駆動回路基板を通る空気流を発生させる空冷ファンと、を備えることを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記排気孔は、前記カメラ本体の前記外表面において前記保持領域とは反対側の側面に配置されたことを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記吸気孔は、前記カメラ本体の前記外表面において前記モニタ周囲の複数個所に配置されたことを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記カメラ本体の前面側に配置されて前記撮影レンズを交換自在に装填するマウント部と、前記保持領域の内部に配置されて電池を収納する電池室と、前記電池に基づく電力を各部に供給する電源回路を搭載して前記カメラ本体内において前記電池室近傍の前記光軸側の位置に配置された電源回路基板と、吸気した空気流が前記電源回路基板および前記電源回路基板を通って前記排気孔から排気されるにように前記カメラ本体の前記外表面において前記マウント部周辺に配置された前面側吸気孔と、をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記放熱板は、蓄熱材を直接接合することを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記カメラ本体は、前記吸気孔および前記排気孔に対して通気性を有するフィルタ部材を備えることを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、当該電子カメラのブレを補償するように前記撮像素子を変位駆動させる撮像素子シフト機構をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、当該電子カメラ全体の動作を制御するマイクロコンピュータと、前記カメラ本体内における前記駆動回路基板周辺の温度を検出する温度センサと、をさらに備え、前記マイクロコンピュータは、前記温度センサにより検出される温度に応じて前記空冷ファンを選択的に駆動させることを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、当該電子カメラ全体の動作を制御するマイクロコンピュータをさらに備え、該マイクロコンピュータは、連写モードによる動作時間に応じて前記空冷ファンを選択的に駆動させることを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、当該電子カメラ全体の動作を制御するマイクロコンピュータをさらに備え、該マイクロコンピュータは、ライブビューモードによる動作時間に応じて前記空冷ファンを選択的に駆動させることを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記マウント部に交換自在に装填された撮影レンズをさらに備えることを特徴とする。
本発明にかかる電子カメラは、カメラ本体の外表面に吸気孔と排気孔とを設けるとともに空冷ファンで駆動回路基板を通る空気流を発生させて強制空冷する上で、カメラ本体の保持領域から外れた外表面の駆動回路基板を面方向に挟む位置に吸気孔と排気孔とを配置している。これにより、操作者が保持領域を手で保持して撮影操作を行う際に吸気孔や排気孔を手で塞いでしまうことはない。よって、操作者の撮影操作性を損なうことなく、撮像素子に対して発熱源となる駆動回路基板の冷却を確実に行うことができるという効果を奏する。
以下、本発明にかかる電子カメラを実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。本実施の形態の電子カメラは、一例としてレンズ交換可能な一眼レフレックス式デジタルカメラへの適用例として説明する。
図1は、本実施の形態の一眼レフレックス式デジタルカメラのカメラ本体を前面側から見た外観斜視図であり、図2は、カメラ本体を背面側から見た外観斜視図であり、図3は、カメラ本体を背面側から俯瞰して示す外観斜視図であり、図4は、カメラ本体を光軸を含む水平面で切断して示す水平断面図であり、図5は、カメラ本体を光軸を含む垂直面で切断して示す縦断側面図である。
まず、主に図1〜図3を参照して外観構成の概略について説明する。本実施の形態の一眼レフレックス式デジタルカメラは、カメラ本体10と、このカメラ本体10の前面側略中央に交換自在に装填されることにより搭載される撮影レンズ9を含む交換レンズユニット8(図5参照)とにより構成される。カメラの外観形状を構成するカメラ本体10は、全体的にはやや横長形状に形成されている。このカメラ本体10は、撮影レンズ9の光軸上となる前面側略中央位置に撮影レンズ9を含む交換レンズユニット8を交換自在に装填するためのリング状のマウント部11を備え、このマウント部11の脇にレンズ着脱ボタン12を備える。また、カメラ本体10は、前面側から見て光軸を含む垂直面から左側に外れた端部部分に、撮影時等において操作者の右手により保持されるよう適宜突出させたグリップ形状に形成されて保持領域となるグリップ部13を有する。このグリップ部13の頂部には、グリップ部13を保持したまま指先で操作されるレリーズボタン14や露出補正ボタン15を備える。また、カメラ本体10は、前面側から見て左側上部に電源スイッチ16を含むモードダイヤル17やコントロールダイヤル18を備え、各種モード等の設定切換えが可能とされている。
また、カメラ本体10は、グリップ部13の背面側において、AF(Auto focus)フレーム選択ボタン19、ワンタッチホワイトバランスボタン20、ホワイトバランス、AF等の調整ボタン21およびOKボタン22等を備える。また、カメラ本体10は、背面側においてグリップ部13に隣接する光軸上の位置に液晶モニタ23を備える。この液晶モニタ23は、撮影された画像の他、各種設定・調整事項等を表示するTFT(Thin Film Transistor)タイプのモニタであり、背面側面積の半分程度を占める大型の矩形状表示パネルである。カメラ本体10は、背面側から見て液晶モニタ23の左側に再生ボタン24、消去ボタン25、メニューボタン26、情報表示ボタン27等を備える。さらに、カメラ本体10は、背面側において液晶モニタ23の上部に、撮影時に操作者が覗くファインダ28や、外付けのフラッシュを取り付けるホットシュー29を備える。
次に、主に図4〜図5を参照してカメラ本体10の内部構成について説明する。まず、カメラ本体10は、前面側において光軸L上に位置させてクイックリターンミラー31等のミラー部材を内蔵し、前面にマウント部11が取り付けられたミラーボックス32を有する。そして、カメラ本体10内には、クイックリターンミラー31よりも奥側に向けて、順に、フォーカルプレーンシャッタ33、撮像素子34や放熱板35を含む撮像ユニット36、駆動回路基板37、回路基板38等が光軸L上で光軸Lに直交させて互いに平行に配置されている。フォーカルプレーンシャッタ33は、モータ39によって開閉される。このモータ39は、クイックリターンミラー31のアップ/ダウン切換え動作にも使用される。
また、撮像ユニット36は、前面側から順に配置された、防塵フィルタ40、光学ローパスフィルタ41、撮像素子34をホルダ42でユニット化したものである。防塵フィルタ40は、周縁部に取り付けられた圧電素子を所定の周波数で振動させることにより振動してフィルタ表面に付着した塵を除去するためのものである。撮像素子34は、撮影レンズ9により撮像面に結像された被写体像を光電変換するもので、矩形形状をなし、本実施の形態では、例えばCCDイメージセンサが用いられている。なお、撮像素子34としては、CCDイメージセンサに限らず、CMOSイメージセンサ等であってもよい。また、放熱板35は、放熱性のよい金属で撮像素子34よりも大きめに形成されて撮像素子34の背面側に接触させてホルダ42に固定されることで、撮像素子固定板を兼用する。ここで、放熱板35の表面(背面)側には、例えば48℃で相変化を生じて溶融するときに熱を吸収する板形状の蓄熱材43が直接貼付されている。蓄熱材43は、サーモメモリ材料の潜熱蓄熱材を用いる。例えば、無機系の蓄熱材と合成樹脂一体成形型や有機系の蓄熱材はマイクロカプセルが充填された合成樹脂を用いることも可能である。蓄熱材形状は、熱伝導性の高い接着剤が塗布された薄いシート材になっている。
また、カメラ本体10内には、デジタルカメラに手ブレが発生した場合に、撮像素子34を搭載したホルダ42を、そのブレを補償するように変位駆動させる撮像素子シフト機構50が設けられている。この撮像素子シフト機構50としては、各種構成を採り得るが、本実施の形態では、所定の周波電圧が印加されることにより駆動部に縦振動と屈曲振動とが合成された楕円振動を生ずる振動子をアクチュエータとして用いるものである。図6は、撮像素子シフト機構50の構成例を示す分解斜視図である。図6を参照して概略的に説明すると、撮像素子シフト機構50は、防塵フィルタ40、光学ローパスフィルタ41等とともに撮像素子34を搭載したホルダ42を光軸L(Z軸方向)に直交するX軸およびY軸方向に移動させる最終的な移動対象物とする。そして、撮像素子シフト機構50は、枠形状をなして光軸L上に配置されてホルダ42をY軸方向に移動可能に搭載するX枠51と、枠形状をなしてX枠51をX軸方向に移動可能に搭載するフレーム部材52とを備える。このフレーム部材52は、カメラ本体10内に位置固定されたものである。
また、撮像素子シフト機構50は、X枠51をフレーム部材52に対してX軸方向に変位移動させるアクチュエータ53を含むX軸駆動機構54と、ホルダ42をX枠51に対してY軸方向に変位移動させるアクチュエータ55を含むY軸駆動機構56とを備える。そして、撮像素子シフト機構50は、検出されたカメラの手ブレ量に応じて、ホルダ42をX枠51とともにフレーム部材52に対してX軸方向に変位移動させるとともにX枠51に対してY軸方向に変位移動させる。これにより、ホルダ42に搭載された撮像素子34は、XY平面内でX軸方向およびY軸方向に手ブレを補償するように変位移動される。位置検出装置は、撮像素子34が搭載されたホルダ42の一隅から延出するアーム部421が形成されている。このアーム部421には厚み方向に磁化された磁石422が接合されている。また、フレーム部材52上には磁石422端部の磁力の変化を検出するための複数個のホール素子521を備える。磁石422とホール素子521は向かい合って対で構成されており、複数個のホール素子521は、平面方向でX軸、Y軸の2次元方向の位置検出可能に配置されている。これにより、位置検出装置は、撮像素子34が搭載されたホルダ42が撮影レンズ9の光軸に対して垂直方向の2次元方向にX,Y軸駆動機構54,56で移動するときの位置検出を行うことができる。
また、駆動回路基板37は、撮像素子34に対する撮像制御用素子としてIC構成のTG素子(タイミングジェネレータ素子)45や、AFE(Analog Front End)素子46を搭載したものである。この駆動回路基板37は、撮像素子34や放熱板35との間に僅かな隙間をもたせて背面側に近接配置され、ホルダ42に固定されている。ここで、TG素子45は、撮像素子34を駆動するための動作クロックを供給するドライブICである。また、AFE素子46は、撮像素子34が光電変換により取得したアナログ信号に対してサンプリング処理を施した後、A/D変換処理やAGC処理を行い、撮影画像としてデジタルデータが得られるように動作制御する。このような駆動回路基板37を撮像素子34の直後の背面に近接配置させることにより、電気的ノイズの影響が軽減される。さらに、駆動回路基板37の裏面(撮像素子対向面)側中央には、周囲温度を検出する温度センサ47が搭載されている。また、回路基板38は、例えば撮像素子シフト機構50に対する制御回路等を搭載したものであり、駆動回路基板37との間に隙間をもたせて背面側に配置され、フレーム部材52に固定されている。
一方、カメラ本体10において、グリップ部13の内部には、電池61を収納する電池室62が設けられている。また、グリップ部13の内部において背面側には、カメラ全体の制御や画像処理、圧縮処理、データ記憶処理等を行うための主回路基板63が光軸Lに対して直交する向きに配置されている。この主回路基板63には、SDRAM等のメモリも搭載されている。主回路基板63と駆動回路基板37との間は、フレキシブル基板64によって電気的に接続されている。このフレキシブル基板64は、内部空間内を閉塞しない幅に形成されている。また、グリップ部13において、電池室62と主回路基板63との間には、メモリカード65を装填するためのメモリスロット66が形成され、通常は、開閉カバー67で閉塞されている。これにより、撮像素子34で撮像され、AFE素子46によりデジタル化された撮影画像データは、主回路基板63において必要な処理が施された後、一旦、SDRAMに記憶され、その後、メモリカード65に記憶される。また、グリップ部13内において、電池室62外の光軸L側の空間(中央寄りの空間)内には、基板面を前後方向とした電源回路基板68が主回路基板63に対して垂直に配置されている。この電源回路基板68は、電池61に基づく電力を、各基板37,38,63上の各部に供給するための電源回路69を搭載したものである。また、グリップ部13内において、電池室62より前面側にはストロボ用のアルミニウム電解コンデンサ70が設けられている。
また、カメラ本体10内において、クイックリターンミラー31の光軸L上の背後には、サブミラー31aが配置され、サブミラー31aからの反射光を受けてデフォーカス量を検出するためのAFセンサユニット71が設けられている。一方、クイックリターンミラー31の反射側光軸上には、ダハミラー(ペンタプリズム)72、接眼レンズ73等が配設されている。接眼レンズ73の上部には、ダハミラー72からの一部の反射光を利用して測光するためのレンズ74および測光センサ75が配置されている。
このような構成において、撮像素子34に対して駆動回路基板37が主な発熱源となるものであり、本実施の形態では、カメラ構造に大きな変更を加えることなく駆動回路基板37を強制的に冷却する冷却構造を備える。まず、カメラ本体10の背面側の外表面において、液晶モニタ23と調整ボタン21との間(液晶モニタ23の右側真横)に配置させて、数個のスリット状の吸気孔81が形成されている。また、カメラ本体10の外表面において、グリップ部13とは反対側の側面(前面側から見て右側面)に配置させて、数個のスリット状の排気孔82が形成されている。この排気孔82は、カメラ本体10の上下方向においては、吸気孔81と対応する中央位置に形成されている。すなわち、吸気孔81と排気孔82とは、カメラ本体10のグリップ部13から外れた外表面の駆動回路基板37(液晶モニタ23)の左右両端を面方向に挟む位置に配置されている。これにより、図4中に矢印で示すように、吸気孔81から吸気した空気が駆動回路基板37周りを通って排気孔82から排気される流路83が形成されるように設定されている。そして、カメラ本体10の外装(カバー)形状に合わせて配置された空冷ファン84と排気孔82がある。この空冷ファン84の排気面の大きさに比べて多数の排気孔82が設けられたシートの大きさが小さく、空冷ファン84と排気孔82との間の形成された空間は側壁により包囲されている。また、空冷ファン84のカバーは、排気面と排気孔82の対向面を近接接合してもよい。このとき、側面から空冷ファン84で吸引した高熱な空気が漏れないようにする。この空冷ファン84は、吸気孔81から空気を吸気して駆動回路基板37周りを通る空気流を強制的に発生させて排気孔82から排気させるためのものである。この空冷ファン84は、ファン固定ホルダ85によってカメラ本体10の内部に固定されている。
また、カメラ本体10の外表面において、液晶モニタ23の上側周辺となる背面に配置させて吸気孔86が形成され、液晶モニタ23の下側周辺となる底面に配置させて吸気孔87が形成されている。これら吸気孔86,87は、液晶モニタ23の上辺、底辺に沿わせた数個のスリット状の孔により形成されている。これら吸気孔86,87も、カメラ本体10のグリップ部13から外れた外表面の駆動回路基板37(液晶モニタ23)を面方向に挟む位置に配置されたものである。
さらに、カメラ本体10の前面側の外表面において、マウント部11周辺であって電源回路基板68の手前側一端付近に配置させて前面側吸気孔88が形成されている。この前面側吸気孔88は、この前面側吸気孔88から空冷ファン84によって吸気した空気流が電源回路基板68および駆動回路基板37周りを通って排気孔82から排気されるようにするためのものである。
さらに、カメラ本体10内において、それぞれの吸気孔81,86,87、排気孔82、前面側吸気孔88に対して通気性を有するスポンジ状のフィルタ部材89〜93が外装カバー内面に密着させて設けられている。これらフィルタ部材89〜93を備えることで、空冷ファン84の駆動により空気流が流れる場合や、空冷ファン84の停止時において、塵埃等が吸気孔81,86,87、排気孔82、前面側吸気孔88からカメラ本体10内に入り込むことが防止される。
つづいて、このような構成要素を含む本実施の形態の一眼レフレックス式デジタルカメラの電装制御系の構成について説明する。図7は、本実施の形態の一眼レフレックス式デジタルカメラの電装制御系の構成例を示すブロック図である。まず、カメラ全体の制御を司るシステムコントローラ(マイクロコンピュータ)100を備える。システムコントローラ100は、CPU99と複数の回路ブロックからなり、駆動回路基板37上に搭載されている。複数の回路ブロックは、例えば画像処理回路101、圧縮伸張回路102、画像認識回路103、外部メモリIF回路104、汎用I/O回路105、割り込み制御回路106、タイマカウンタ107、A/Dコンバータ108等である。CPU99と各回路ブロック101〜108とは制御ラインやバスラインで接続されている。
画像処理回路101は、撮像素子34で撮像されて撮像素子IF回路110から取り込んだ画像データに対してγ補正、色変換、画素変換、ホワイトバランス処理等の所定の画像処理を施す。圧縮伸張回路102は、画像処理回路101で画像処理された画像データの圧縮処理やメモリカード65から読み出された圧縮画像データの伸張処理を行う。画像認識回路103は、撮像素子34で撮像された画像データから所定の画像認識アルゴリズムを用いて被写体である人物の顔の特徴点を検出する際に必要な画像処理アルゴリズムを実行する。
また、外部メモリIF回路104は、メモリカード65、SDRAM112、FlashRom113とシステムコントローラ100内部のデータバスとのブリッジ機能を果す。FlashRom113には、全体の動作を制御するための制御プログラム、制御パラメータ等が記録されている。システムコントローラ100は、CPU99がFlashRom113に格納されている制御プログラムを読み出して実行することにより、カメラの動作を制御する。SDRAM112は、撮像素子IF回路110を介して得られた画像データの一時格納用や、システムコントローラ100のワークエリアとして用いられる。メモリカード65は、半導体の不揮発性メモリや小型HDD等の着脱可能な記録媒体である。
汎用I/O回路105は、システムコントローラ100に接続されたカメラ操作スイッチ114の読込み端子、周辺回路を制御する制御信号の出力端子として用いられる。割り込み制御回路106は、カメラ操作スイッチ114による割り込み信号、タイマカウンタ107による割り込み信号などを生成する。タイマカウンタ107は、クロックをカウントしてシステム制御に必要なタイミング信号を発生させる。A/Dコンバータ108は、カメラが備える温度センサ47等の各種センサの検出出力をA/D変換する。
ホルダ42でユニット化された撮像ユニット36中に設けられたCCD等からなる撮像素子34は、撮影レンズ9により結像された被写体像をアナログ電気信号に光電変換する。撮像素子IF回路110は、撮像素子34を駆動するタイミングパルスを生成し、撮像素子34が光電変換したアナログ電気信号を読み出し、A/D変換して画像データとしてシステムコントローラ100へ転送する。
温度センサ47は、温度検出回路118とともに温度検出手段を構成する。温度センサとしては、温度に応じて抵抗値が変化する素子や、半導体温度センサを用いればよい。温度センサ47は、前述したように、駆動回路基板37の裏面(撮像素子対向面)側中央に配置されて、駆動回路基板37周辺の温度を検出するためのものである。また、測光センサ75は、輝度測定回路111とともに輝度測定手段を構成し、ファインダから被写体の輝度を検出する。さらに、空冷ファン84は、空冷ファン駆動回路128を介してシステムコントローラ100に接続され、システムコントローラ100の制御の下に駆動が制御される。
また、防塵フィルタ駆動回路119は、撮像ユニット36中に含まれる防塵フィルタ40に付着した塵埃を振動によって除去するために圧電素子に対して駆動信号を出力する。撮像素子シフト機構50は、撮像ユニット36を保持したホルダ42を撮影レンズ9の光軸Oに垂直なXY平面内で2次元的に変位させるためのものであり、駆動源として電磁駆動モータなるアクチュエータを備えている。アクチュエータ駆動回路120は、このアクチュエータに対して駆動信号を出力する。システムコントローラ100は、カメラに生じたブレに応じて撮像ユニット36(ホルダ42)を変位させることで画像が劣化することを防止する、いわゆる手ブレ補正動作を実行できる。カメラに生じたブレは、ジャイロスコープを利用した角速度センサ121aと、この角速度センサ121aの出力を増幅する角速度検出回路121とによって検出される。システムコントローラ100は、角速度検出回路121の出力に基づきアクチュエータ駆動回路120に対してブレ補正動作のための制御信号を出力する。
撮像ユニット36の前面(被写体側)に設けられて撮像素子34の露光時間を制御するフォーカルプレーンシャッタ33は、シャッタ制御回路122から出力される制御信号に応じて開閉動作が制御される。システムコントローラ100は、露光時間に応じてシャッタ制御回路122を制御する。クイックリターンミラー31は、撮影レンズ9の光束を撮像素子34と観察光学系(ペンタプリズム72と接眼レンズ73)とへ導くためのビームスプリッタである。クイックリターンミラー6の中央部には、サブミラー6aが支持される。クイックリターンミラー6の中央部は半透明であり、この半透明部を通過した光はサブミラー6aで反射してAFセンサユニット71へ導かれる。クイックリターンミラー6は、ミラー変位機構123によって撮影レンズ9の光路中(ダウン位置)と光路外(アップ位置)との位置を選択的に取り得る。ミラー駆動回路124は、ミラー変位機構123中のアクチュエータに対して駆動信号を送る。クイックリターンミラー6がダウン位置にあり、サブミラー6aが光路中にあるときは、撮影レンズ9の光束は、AFセンサユニット71へ導かれる。したがって、システムコントローラ100は、AFセンサユニット71の出力からデフォーカス量(ピントのずれ量)を求める場合には、サブミラー6aを光路中に設定する。そして、撮影動作を行う場合は、サブミラー6aを光路外へ退避させる。このAFセンサユニット71中のAFセンサとしては、例えば周知の位相差方式のAFセンサが用いられる。
また、電源回路(DC/DCコンバータ)126は、電池61の電圧をシステムコントローラ100とその周辺回路に必要な駆動電圧に変換して供給する。電力分配は、システムコントローラ100の指令に基づき制御される。液晶モニタ駆動回路127は、液晶モニタ23を駆動する。液晶モニタ23は、液晶モニタ駆動回路127からの駆動信号に応じてライブビュー動作時の画像データを表示したり、各種メニュー等を表示する。カメラ操作スイッチ114は、カメラを操作するためのスイッチであり、レリーズボタン14や露出補正ボタン15や、モード設定スイッチ(例えば、撮影モードスイッチ)、ライブビュースイッチ、電源スイッチ16等を含む。
交換レンズユニット8は、レンズ制御コントローラ130によって制御される。レンズ制御コントローラ130は、システムコントローラ100に対して通信ラインによって接続され、システムコントローラ100からの指令に応じて所定の制御動作を実行する。変倍機構131は、撮影レンズ9中のズーム用レンズ9aの焦点距離を変化させるズーム動作を行わせるための機構である。焦点調整機構132は、撮影レンズ9中のフォーカス用レンズ9bの結像位置を変化させるための機構である。それぞれの機構131,132に設けられたモータに対する駆動信号は、レンズモータ駆動回路133から供給される。レンズ制御コントローラ130は、レンズモータ駆動回路133を制御することで撮影レンズ9のズーム動作と焦点調整動作とを行う。
次いで、空冷ファン84の駆動による強制空冷時の動作について説明する。空冷ファン84が駆動されると、排気孔82から排気される空気流を生じ、これに伴い、カメラ本体10の背面の吸気孔81から吸気された空気が駆動回路基板37周りの流路83を通って排気孔82からカメラ本体10の側方に排気される。すなわち、吸気孔81から吸気された空気が駆動回路基板37と回路基板38との隙間や、駆動回路基板37と撮像素子34(放熱板35)の背面との間の隙間を面方向に通る空気流となって流れる。これにより、発熱源となる駆動回路基板37を効率よく強制空冷し、撮像素子34に対する熱ノイズを低減させることができる。
この際、放熱板35部分に対しても面方向に空気流が流れるので、放熱板35も強制空冷によって冷却され、放熱板35が接触している撮像素子34自身も効率よく冷却することができる。ここで、撮像素子に当接させた放熱板を外装カバーに接触固定させることで、撮像素子が発する熱を放熱板、外装カバーへ熱伝導させて放熱する放熱対策もある(例えば、特開2005−252547号公報、特開2004−104632号公報参照)。しかしながら、本実施の形態の場合、撮像素子34は撮像素子シフト機構50によって可動的に設けられており、熱伝導方式の放熱対策を適用することはできないが、上記の強制空冷によって対処することができる。
また、空冷ファン84の駆動に伴い、液晶モニタ23の上下位置に配置させてカメラ本体10の外表面に形成された吸気孔86,87から吸気されて駆動回路基板37周りの流路83を通って排気孔82からカメラ本体10の側方に排気される空気流も生ずる。これにより、駆動回路基板37の強制冷却を全面的に効率よく行うことができる。
さらには、空冷ファン84の駆動に伴い、マウント部11周辺であって電源回路基板68の手前側一端付近に配置させて形成された前面側吸気孔88から吸気されて電源回路基板68周りおよび駆動回路基板37周りを通って排気孔82から排気される空気流も生ずる。これにより、駆動回路基板37の強制冷却を向上させることができるとともに、電源回路基板68で発生する熱に対しても効率よく冷却を行うことができる。
空冷ファン84の駆動によるこのような強制空冷動作は、例えば、カメラ本体10のグリップ部13を操作者の右手で保持し、レンズユニットを必要に応じて左手で保持し、ファインダ28を覗く状況で実行される。この際、いずれの吸気孔81,86,87、前面側吸気孔88、排気孔82もカメラ本体10のグリップ部13から外れた外表面に配置させて設けられているので、グリップ部13を保持する手で孔を塞いでしまうことはなく、確実に強制空冷を行わせることができる。ここで、グリップ部13の保持の仕方は、撮影状況により異なり、また、個人差も大きいが、その影響を受けない。よって、操作者は、吸気孔81,86,87、前面側吸気孔88、排気孔82を特に意識することなくグリップ部13を保持すればよく、操作性が損なわれることはない。また、駆動回路基板37等を強制空冷して排気孔82から排気される空気流は、カメラ本体10の側方に向けて流れるため、操作者の顔など操作者側に向けて排気されることはない。よって、操作者は、排気によって不快感を受けることがなく、快適に操作することができる。
次に、空冷ファン84の駆動タイミングについて説明する。空冷ファン84は常時駆動されるものではなく、駆動回路基板37が発熱して温度上昇が生じた必要時にのみ選択的に駆動される。撮像素子34に対して発熱源となる駆動回路基板37の周辺の温度は、温度センサ47により常時検出される。一方、駆動回路基板37に対向する放熱板35には蓄熱材43が貼付されており、駆動回路基板37の発熱により、例えば、流路83付近の温度が48℃程度まで上昇した場合、蓄熱材43が相変化を生じて溶融するときに熱を一時的に吸収する。これにより、それ以上の温度上昇の時間が引き延ばされる。そして、駆動回路基板37の発熱が続き、温度センサ47により検出される周囲温度が例えば50℃〜60℃に達すると、図示しない制御手段によって空冷ファン84の駆動が指示される。このように、この時点で空冷ファン84が駆動されることで駆動回路基板37周りの強制空冷が行われる。その後、温度センサ47により検出される周囲温度が所定温度以下に低下すると、空冷ファン84の駆動が停止される。
ここで、システムコントローラ100により実行される上記の温度データに応じた空冷ファン84の動作制御例について説明する。図8は、検出温度に応じた空冷ファン84の動作制御例を示す概略フローチャートである。なお、このフローチャートでは、上記制御の特徴点を説明するために必要な動作のみを示す。
まず、カメラ操作スイッチ114の一つである電源スイッチ16がONすると、システムに電源が供給され、システムコントローラ100は、動作を開始する。動作の開始時に、システム初期化動作を実行する(ステップS90)。次いで、温度センサ47により検知されて温度検出回路118から得られる出力をA/D変換することで、撮像素子34を含む駆動回路基板37周りの温度を測定する(ステップS100)。そして、測定された温度データが予め設定された所定の閾値温度Tfan−onより高いか否かを判定する(ステップS102)。所定の閾値温度Tfan−onは、FlashRom113に制御パラメータの一つとして予め記憶されている。
ここで、測定された温度データが閾値温度Tfan−onより高くなると(ステップS102;Yes)、空冷ファン84を駆動させて撮像素子34を含む駆動回路基板37周りを冷やす必要があり、ステップS108側に移行する。まず、既に空冷ファン84が駆動中であるか否かを判定する(ステップS108)。駆動中でなければ(ステップS108;No)、空冷ファン駆動回路128へ駆動開始信号を送出し、空冷ファン84の駆動を開始させる(ステップS110)。駆動中であれば(ステップS108:Yes)、ステップS112へ移行する。
一方、測定された温度データが閾値温度Tfan−on以下の場合には(ステップS102;No)、ステップS104側に移行する。まず、空冷ファン84が駆動中であるか否かを判定する(ステップS104)。駆動中であれば(ステップS104;Yes)、空冷ファン駆動回路128へ駆動停止信号を送出し、空冷ファン84の駆動を停止させる(ステップS106)。駆動中でなければ(ステップS104:No)、ステップS112へ移行する。
このようなステップS100〜S110の動作制御は、システムの起動中は周期的に実行される。したがって、撮像素子34を含む駆動回路基板37周りの温度変化(撮像素子34の動作に応じて変化)に応じて空冷ファン84の駆動は、ON・OFF制御される。
その後、カメラ操作スイッチ114の一つであるレリーズボタン14がONしているか否かを判定する(ステップS112)。レリーズボタン14がONしている場合には(ステップS112;Yes)、AFセンサユニット71の出力に基づきデフォーカス量(公知の位相差方式の焦点検出方法による)を検出し、検出したデフォーカス量をレンズ制御コントローラ130へ送信する。このデフォーカス量に基づきレンズ制御コントローラ130によって撮影レンズ9の焦点調整動作を実行させる(ステップS114)。また、測光動作を行い、輝度測定回路111の出力をA/D変換して被写体輝度を検出する(ステップS116)。このデータに基づき、露出条件(レンズの絞り値、シャッタ秒時)を決定する。
引き続き、ミラー駆動回路124を制御し、クイックリターンミラー31をアップ位置へ設定するミラーアップ動作を行う(ステップS118)。さらに、ステップS116で決定した絞り値をレンズ制御コントローラ130へ送信するとともに、ステップS116で決定したシャッタ秒時に基づきシャッタ33を制御して撮像素子34を露光する(ステップS122)。露光動作後、撮像素子34から画像データは読み出されて所定の画像ファイルに変換してメモリカード65へ格納される。次いで、ミラー駆動回路124を制御し、クイックリターンミラー31をダウン位置へ設定するミラーダウン動作を行い(ステップS124)、ステップS100へ移行する。
また、レリーズボタン14がOFFの場合には(ステップS112;No)、カメラ操作スイッチ114の一つである電源スイッチ16がON状態にあるか否かを判定する(ステップS126)。電源スイッチ16がON状態であれば(ステップS126;Yes)、ステップS100へ移行する。一方、電源スイッチ16がOFFであれば(ステップS126;No)、システム停止動作を実行し(ステップS130)、システムの動作を停止させる。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変形が可能である。例えば、本実施の形態では、放熱板35に対して設けた蓄熱材43を併用して温度上昇を抑制しつつ、温度センサ47による検出温度に応じて空冷ファン84を選択的に駆動させるようにした。しかし、蓄熱材43を用いない場合であっても、同様に、温度センサ47による検出温度に応じて空冷ファン84を選択的に駆動させることができる。
また、温度センサ47を用いずに、動作モードに応じて空冷ファン84を選択的に駆動させるようにしてもよい。駆動回路基板37は、撮像素子34を連続的に駆動させ、この撮像素子34が取得した画像データを連続的に処理するときに発熱量が大きくなり、温度上昇を生ずる。このような動作モードとして、例えば、被写体像を短時間で連続的に撮影する連続撮影モード(連写モード)や、撮像素子34が撮影している画像を液晶モニタ23に連続的に表示させてファインダ代わりに利用可能とするライブビューモードがある。これらの連写モードやライブビューモードは、スイッチ操作により選択的に設定される。そこで、連写モードまたはライブビューモードの動作モードが設定された場合、そのモード設定からの動作時間が所定時間経過した時点で自動的に空冷ファン84を駆動させるようにしてもよい。このように空冷動作を遅らせることで、電子カメラの電力消費を少なくすることができる。
ここで、システムコントローラ100により実行されるライブビューモード時の空冷ファン84の動作制御例について説明する。図9は、ライブビューモード時における空冷ファン84の動作制御例を示す概略フローチャートである。すなわち、ライブビュー動作を行うと、撮像素子34が連続的に駆動される。撮像素子34は、連続的な動作によって温度が上昇する。そこで、ライブビュー動作開始後、所定時間が経過したら空冷ファン84を駆動させることで、撮像素子34を含む駆動回路基板37周りの冷却を行う。なお、このフローチャートでは、上記制御の特徴点を説明するために必要な動作のみを示す。
まず、カメラ操作スイッチ114の一つである電源スイッチ16がONすると、システムに電源が供給され、システムコントローラ100は、動作を開始する。動作の開始時に、システム初期化動作を実行する(ステップS190)。次いで、カメラ操作スイッチ114の一つであるライブビュースイッチがONしているか否かを判定する(ステップS200)。ライブビュースイッチがOFFの場合には(ステップS200;No)、ステップS220へ移行する。一方、ライブビュースイッチがONの場合には(ステップS200;Yes)、ステップS202へ移行する。
ここで、ライブビュースイッチは、その操作に応じて、2つのファインダモードが切り替わる。すなわち、光学ファインダモードとライブビューモードとが交互に切り替わる。光学ファインダモードは、一眼レフレックスカメラの特徴である光学ファインダ28を用いて被写体像を観察可能なモードである。一方、ライブビューモードでは、撮像素子34から所定のフレームレートで被写体画像データを取得し、この画像データに基づき液晶モニタ23上に画像を表示させる。この液晶モニタ23の表示を用いて被写体像を観察するモードである。
そこで、ステップS202では、ファインダモードがライブビューモードに設定されているか否かを判定する。ライブビューモードが設定されている場合には(ステップS202;Yes)、ファインダモードを光学ファインダモードに設定する(ステップS204)。そして、クイックリターンミラー31をダウン位置へ設定するとともに、撮像素子IF回路110を制御してライブビュー動作を停止させる(ステップS206)。さらに、ライブビュー動作の設定に伴いカウント動作を開始していたタイマカウンタを停止させる(ステップS208)。さらに、空冷ファン84が駆動中であるか否かを判定し(ステップS210)、駆動中であれば(ステップS210;Yes)、空冷ファン駆動回路128へ駆動停止信号を送り、空冷ファン84の駆動を停止させる(ステップS212)。駆動中でなければ(ステップS210;No)、ステップS220へ移行する。
一方、ライブビューモードが設定されていない場合(光学ファインダモードが設定されている場合)には(ステップS202;No)、ファインダモードをライブビューモードに設定する(ステップS214)。そして、クイックリターンミラー31をアップ位置へ設定する。また、撮像素子34から所定のフレームレートで画像データを取得するため、撮像素子IF回路110の設定を行い、取得される画像データを液晶モニタ駆動回路127への転送動作を開始させる。これにより、ライブビュー動作を開始させる(ステップS216)。また、ライブビュー動作の開始時からの経過時間を測定するためにタイマカウンタのカウント動作を開始させる(ステップS218)。
その後、カメラ操作スイッチ114の一つであるレリーズボタン14がONしているか否かを判定する(ステップS220)。レリーズボタン14がONしている場合には(ステップS220;Yes)、AFセンサユニット71の出力に基づきデフォーカス量(公知の位相差方式の焦点検出方法による)を検出し、検出したデフォーカス量をレンズ制御コントローラ130へ送信する。このデフォーカス量に基づきレンズ制御コントローラ130によって撮影レンズ9の焦点調整動作を実行させる(ステップS222)。また、測光動作を行い、輝度測定回路111の出力をA/D変換して被写体輝度を検出する(ステップS224)。このデータに基づき、露出条件(レンズの絞り値、シャッタ秒時)を決定する。
そして、ファインダモードがライブビューモードに設定されているか否かを判定する(ステップS226)。ライブビューモードに設定されていない場合(光学ファインダモードに設定されている場合)には(ステップS226;No)、ミラー駆動回路124を制御し、クイックリターンミラー31をアップ位置へ設定するミラーアップ動作を行う(ステップS228)。ライブビューモードに設定されている場合には(ステップS226;Yes)、ステップS228の処理を行うことなく、ステップS230へ移行する。
ステップS230では、ステップS224で決定した絞り値をレンズ制御コントローラ130へ送信するとともに、ステップS224で決定したシャッタ秒時に基づきシャッタ33を制御して撮像素子34を露光する。露光動作後、撮像素子34から画像データは読み出されて所定の画像ファイルに変換してメモリカード65へ格納される。そして、ファインダモードがライブビューモードに設定されているか否かを判定する(ステップS232)。ライブビューモードに設定されていない場合(光学ファインダモードに設定されている場合)には(ステップS232;No)、ミラー駆動回路124を制御し、クイックリターンミラー31をダウン位置へ設定するミラーダウン動作を行う(ステップS234)。ライブビューモードに設定されている場合には(ステップS232;Yes)、ステップS34の処理を行うことなく、ステップS200へ移行する。
また、レリーズボタン14がOFFの場合には(ステップS220;No)、カメラ操作スイッチ114の一つである電源スイッチ16がON状態にあるか否かを判定する(ステップS236)。電源スイッチ16がON状態であれば(ステップS236;Yes)、ステップS238へ移行する。ステップS238では、タイマカウンタのカウント値が予め設定された所定の閾値時間TMfan−onより大きいか否かを判定する。所定の閾値時間TMfan−onは、FlashRom113に制御パラメータの一つとして予め記憶されている。
ここで、タイマカウンタのカウント値(ライブビューの経過時間)が閾値時間TMfan−onより大きくなると(ステップS238;Yes)、空冷ファン84を駆動させて撮像素子34を含む駆動回路基板37周りを冷やす必要があり、ステップS240側に移行する。まず、既に空冷ファン84が駆動中であるか否かを判定する(ステップS240)。駆動中でなければ(ステップS240;No)、空冷ファン駆動回路128へ駆動開始信号を送出し、空冷ファン84の駆動を開始させる(ステップS242)。駆動中であれば(ステップS240:Yes)、ステップS200へ移行する。
一方、タイマカウンタのカウント値が閾値時間TMfan−on以下の場合には(ステップS238;No)、ステップS200側に移行する。
また、電源スイッチ16がOFFであれば(ステップS236;No)、システム停止動作を実行し(ステップS250)、システムの動作を停止させる。
また、システムコントローラ100により実行される上記の連写モード時の空冷ファン84の動作制御例について説明する。図10は、連写モード時における空冷ファン84の動作制御例を示す概略フローチャートである。すなわち、連写撮影動作を行うと、撮像素子34が連続的に駆動される。撮像素子34は、連続的な動作によって温度が上昇する。そこで、連写撮影のコマ数が所定値に達したら空冷ファン84を駆動させることで、撮像素子34を含む駆動回路基板37周りの冷却を行う。なお、このフローチャートでは、上記制御の特徴点を説明するために必要な動作のみを示す。
まず、カメラ操作スイッチ114の一つである電源スイッチ16がONすると、システムに電源が供給され、システムコントローラ100は、動作を開始する。動作の開始時に、システム初期化動作を実行する(ステップS290)。次いで、カメラ操作スイッチ114の一つである撮影モードスイッチの状態がONであるか否かを判定する(ステップS300)。撮影モードスイッチがOFFの場合には(ステップS300;No)、ステップS307へ移行する。一方、撮影モードスイッチがONの場合には(ステップS300;Yes)、ステップS302へ移行する。
ここで、撮影モードスイッチは、その操作に応じて、2つの撮影モードが切り替わる。すなわち、連続撮影モード(連写モード)と一コマ撮影モードとが交互に切り替わる。連続撮影モードにおいてレリーズボタン14がON状態に設定されると、そのON状態が維持され、撮影動作が繰り返し実行される。そのため、撮像素子34も連続的に動作することになり、温度が上昇する。一方、一コマ撮影モードにおいてレリーズボタン14がON状態になると、一回だけ撮影動作が行われる。再度、撮影動作を行うためには、一旦、レリーズボタン14をOFF状態に設定し、レリーズボタン14を再度ON状態にする。一コマ撮影モード時にあっては、撮影動作が連続的に実行されないので、撮像素子34の温度は上がりにくい。
そこで、ステップS302では、設定されている撮影モードが一コマ撮影モードであるか否かを判定する。一コマ撮影モードが設定されている場合には(ステップS302;Yes)、撮影モードを連続撮影モードに設定する(ステップS304)。一方、一コマ撮影モードが設定されていない場合(連続撮影モードに設定されている場合)には(ステップS302;No)、撮影モードを一コマ撮影モードに設定する(ステップS306)。
そして、カメラ操作スイッチ114の一つであるレリーズボタン14がONしているか否かを判定する(ステップS307)。レリーズボタン14がONしている場合には(ステップS307;Yes)、撮影モードが連続撮影モードに設定されているか否かを判定する(ステップS308)。連続撮影モードに設定されていない場合には(ステップS308;No)、ステップS314へ移行する。連続撮影モードに設定されている場合には(ステップS308;Yes)、連続的な撮影動作を開始する。そして、この連続撮影動作における一コマ目の撮影動作であるか否かを判定する(ステップS310)。一コマ目であれば(ステップS310;Yes)、連続的な撮影動作中のコマ数をカウントする連写カウンタをクリア(0を設定)する(ステップS312)。この連写カウンタのカウント値に基づき、後述するように空冷ファン84の駆動が制御される。一コマ目でなければ(ステップS310;No)、ステップS314へ移行する。
そして、AFセンサユニット71の出力に基づきデフォーカス量(公知の位相差方式の焦点検出方法による)を検出し、検出したデフォーカス量をレンズ制御コントローラ130へ送信する。このデフォーカス量に基づきレンズ制御コントローラ130によって撮影レンズ9の焦点調整動作を実行させる(ステップS314)。また、測光動作を行い、輝度測定回路111の出力をA/D変換して被写体輝度を検出する(ステップS316)。このデータに基づき、露出条件(レンズの絞り値、シャッタ秒時)を決定する。
引き続き、ミラー駆動回路124を制御し、クイックリターンミラー31をアップ位置へ設定するミラーアップ動作を行う(ステップS318)。さらに、ステップS316で決定した絞り値をレンズ制御コントローラ130へ送信するとともに、ステップS316で決定したシャッタ秒時に基づきシャッタ33を制御して撮像素子34を露光する(ステップS320)。露光動作後、撮像素子34から画像データは読み出されて所定の画像ファイルに変換してメモリカード65へ格納される。次いで、ミラー駆動回路124を制御し、クイックリターンミラー31をダウン位置へ設定するミラーダウン動作を行う(ステップS322)。
この後、撮影モードが連続撮影モードに設定されているか否かを判定する(ステップS324)。連続撮影モードに設定されていない場合(一コマ撮影モードに設定されている場合)には(ステップS324;No)、レリーズボタン14がOFFとなるまで、ステップS300への移行を禁止する(ステップS336)。1回のレリーズボタン14のONに対して1回の撮影動作が実行されるようにするための制御である。
一方、連続撮影モードに設定されている場合には(ステップS324;Yes)、連写カウンタのカウント値をカウントアップする(ステップS326)。そして、連写カウンタのカウント値が予め設定された所定の閾値回数Nfan−onより大きいか否かを判定する(ステップS328)。所定の閾値回数Nfan−onは、FlashRom113に制御パラメータの一つとして予め記憶されている。ここで、連写カウンタのカウント値(連写回数)が閾値回数Nfan−onより大きくなると(ステップS328;Yes)、空冷ファン84を駆動させて撮像素子34を含む駆動回路基板37周りを冷やす必要があり、ステップS330側に移行する。
まず、既に空冷ファン84が駆動中であるか否かを判定する(ステップS330)。駆動中でなければ(ステップS330;No)、空冷ファン駆動回路128へ駆動開始信号を送出し、空冷ファン84の駆動を開始させる(ステップS332)。そして、空冷ファン84の駆動時間を計測するためのタイマカウンタのカウント動作を開始させる(ステップS334)。一旦、空冷ファン84の駆動を開始したら、所定時間は駆動を維持する必要がある。連続的な撮影動作の終了もしくは連写撮影モードの解除に応じて空冷ファン84を停止させると、十分な時間、空冷ファン84が駆動されることなく停止する可能性がある。そして、冷却効果を期待できない虞がある。そこで、一旦空冷ファン84の駆動を開始したら、一定時間は駆動状態を維持する必要がある。空冷ファン84が駆動中であれば(ステップS330:Yes)、ステップS300へ移行する。また、連写カウンタのカウント値が閾値回数Nfan−on以下の場合には(ステップS328;No)、ステップS300側に移行する。
一方、レリーズボタン14がOFFの場合には(ステップS307;No)、カメラ操作スイッチ114の一つである電源スイッチ16がON状態にあるか否かを判定する(ステップS338)。電源スイッチ16がON状態であれば(ステップS338;Yes)、ステップS340へ移行する。ステップS340では、タイマカウンタのカウント値が予め設定された所定の閾値時間TM2fan−onより大きいか否かを判定する。所定の閾値時間TM2fan−onは、FlashRom113に制御パラメータの一つとして予め記憶されている。ここで、タイマカウンタのカウント値が閾値時間TM2fan−onより大きくなると(ステップS340;Yes)、空冷ファン84は必要な所定時間駆動されたことを意味する。そこで、ステップS342へ移行する。すなわち、空冷ファン84が駆動中であるか否かを判定する(ステップS342)。駆動中であれば(ステップS342;Yes)、空冷ファン駆動回路128へ駆動停止信号を送出し、空冷ファン84の駆動を停止させる(ステップS344)。一方、駆動中でなければ(ステップS342;No)、ステップS300へ移行する。
一方、タイマカウンタのカウント値が閾値時間TM2fan−on以下の場合には(ステップS340;No)、ステップS300側に移行し、空冷ファン84の駆動を維持する。
また、電源スイッチ16がOFFであれば(ステップS338;No)、システム停止動作を実行し(ステップS350)、システムの動作を停止させる。
また、本実施の形態では、カメラ本体10の背面側に固定の液晶モニタ23を備えるカメラの例で説明したが、例えば、図11および図12に示すように可動式の液晶モニタ200を備える場合であっても同様に適用できる。図11は、変形例のカメラ本体を光軸を含む水平面で切断して示す水平断面図であり、図12は、変形例のカメラ本体を光軸を含む垂直面で切断して示す縦断側面図である。可動式の液晶モニタ200は、カメラ本体10の一端側に設けた回動軸201を中心に左右方向に開閉自在で、かつ、回動軸201に対して回転自在な図示しないユニバーサルジョイントによって反転自在に設けられたものである。可動式の液晶モニタ200の場合、カメラ本体10において液晶モニタ200の設置個所にはやや凹形状の背面壁202が設けられている。そして、液晶モニタ200が開放された状態の背面壁202において駆動回路基板37の端部周辺となる位置に配置させて吸気孔81,86,87が形成されている。特に、可動式の液晶モニタ200の場合、背面壁202において液晶モニタ200に隠れる位置に吸気孔81,86,87を配置させることができる。これにより、カメラ外観を極力損なわない上に、液晶モニタ200による制約を受けないため極力駆動回路基板37の端部に近い位置に吸気孔81,86,87を配置させることができる。よって、駆動回路基板37の冷却を効率よく行わせることができる。なお、液晶モニタ200の可動構造は、図示例のような左右開閉方式に限らず、例えば上下開閉方式であってもよい。
また、本実施の形態は、電子カメラとしてレンズ交換可能な一眼レフレックス式デジタルカメラへの適用例で説明したが、このような適用例に限らず、例えば顕微鏡の観察部に装着して顕微鏡撮影機材として使用する場合であっても同様に適用することができる。
本実施の形態の一眼レフレックス式デジタルカメラのカメラ本体を前面側から見た外観斜視図である。 カメラ本体を背面側から見た外観斜視図である。 カメラ本体を背面側から俯瞰して示す外観斜視図である。 カメラ本体を光軸を含む水平面で切断して示す水平断面図である。 カメラ本体を光軸を含む垂直面で切断して示す縦断側面図である。 撮像素子シフト機構の構成例を示す分解斜視図である。 本実施の形態の一眼レフレックス式デジタルカメラの電装制御系の構成例を示すブロック図である。 検出温度に応じた空冷ファンの動作制御例を示す概略フローチャートである。 ライブビューモード時における空冷ファンの動作制御例を示す概略フローチャートである。 連写モード時における空冷ファンの動作制御例を示す概略フローチャートである。 変形例のカメラ本体を光軸を含む水平面で切断して示す水平断面図である。 変形例のカメラ本体を光軸を含む垂直面で切断して示す縦断側面図である。
符号の説明
10 カメラ本体
11 マウント部
13 グリップ部
23 液晶モニタ
34 撮像素子
35 放熱板
37 駆動回路基板
43 蓄熱材
45 TG素子
46 AFE素子
47 温度センサ
50 撮像素子シフト機構
61 電池
62 電池室
68 電源回路基板
81 吸気孔
82 排気孔
84 空冷ファン
86,87 吸気孔
88 前面側吸気孔
89〜93 フィルタ部材
100 システムコントローラ
200 液晶モニタ
L 光軸

Claims (11)

  1. 撮影レンズの光軸上に該光軸と直交するように配置されて前記撮影レンズによる被写体像が結像される撮像素子と、
    該撮像素子の背面側に接触させて配置させた放熱板と、
    前記撮像素子に対する撮像制御用素子を搭載して前記撮像素子の背面側に近接配置された駆動回路基板と、
    前記撮影レンズを搭載し前記撮像素子および前記駆動回路基板を内蔵するとともに、前記光軸から外れた位置に操作者により保持される保持領域を有し、前記撮像素子の背面位置にモニタを有するカメラ本体と、
    吸気した空気が前記駆動回路基板を通って排気されるように前記カメラ本体の前記保持領域から外れた外表面の前記駆動回路基板を面方向に挟む位置に配置された吸気孔と排気孔と、
    前記カメラ本体内の前記排気孔近傍に配置されて前記駆動回路基板を通る空気流を発生させる空冷ファンと、
    を備えることを特徴とする電子カメラ。
  2. 前記排気孔は、前記カメラ本体の前記外表面において前記保持領域とは反対側の側面に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  3. 前記吸気孔は、前記カメラ本体の前記外表面において前記モニタ周囲の複数個所に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  4. 前記カメラ本体の前面側に配置されて前記撮影レンズを交換自在に装填するマウント部と、
    前記保持領域の内部に配置されて電池を収納する電池室と、
    前記電池に基づく電力を各部に供給する電源回路を搭載して前記カメラ本体内において前記電池室近傍の前記光軸側の位置に配置された電源回路基板と、
    吸気した空気流が前記電源回路基板および前記電源回路基板を通って前記排気孔から排気されるにように前記カメラ本体の前記外表面において前記マウント部周辺に配置された前面側吸気孔と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  5. 前記放熱板は、蓄熱材を直接接合することを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  6. 前記カメラ本体は、前記吸気孔および前記排気孔に対して通気性を有するフィルタ部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  7. 当該電子カメラのブレを補償するように前記撮像素子を変位駆動させる撮像素子シフト機構をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  8. 当該電子カメラ全体の動作を制御するマイクロコンピュータと、
    前記カメラ本体内における前記駆動回路基板周辺の温度を検出する温度センサと、
    をさらに備え、
    前記マイクロコンピュータは、前記温度センサにより検出される温度に応じて前記空冷ファンを選択的に駆動させることを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  9. 当該電子カメラ全体の動作を制御するマイクロコンピュータをさらに備え、
    該マイクロコンピュータは、連写モードによる動作時間に応じて前記空冷ファンを選択的に駆動させることを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  10. 当該電子カメラ全体の動作を制御するマイクロコンピュータをさらに備え、
    該マイクロコンピュータは、ライブビューモードによる動作時間に応じて前記空冷ファンを選択的に駆動させることを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  11. 前記マウント部に交換自在に装填された撮影レンズをさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の電子カメラ。
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