JP3792131B2 - 情報表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、透明スピーカあるいは透明マイクを表示面に取り付けた情報表示装置に関するものであり、特にモニタ付カメラ一体型記録装置、携帯情報端末あるいはカーナビゲーションの表示部に有用である。
【0002】
【従来の技術】
近年、モニタ付カメラ一体型記録装置、携帯情報端末あるいはカーナビゲーション等において、液晶等の平面表示装置とスピーカやマイクとを組み合わせた小型機器が登場している。このような機器においては、小型化すると共に、部品配置の自由度とデザイン上の自由度を確保することが求められている。
【0003】
図9に従来技術のモニタ付カメラ一体型記録装置を示す。モニタ付カメラ一体型記録装置51は、被写体を撮像するカメラ部52と、モニタ付記録再生部53とを備える。
カメラ部52は、被写体の音声を記録するためのマイクMIC56と、カメラ部52を操作するための操作キーK1を備える。
また、モニタ付記録再生部53は、キャビネット54、カメラ部52で撮像された画像信号やマイクからの音声信号を記録する記録部(図示せず)、記録された信号を再生する再生部を備える記録再生部(図示せず)、撮像された画像信号や前記再生部で再生された画像信号を表示するモニタ部55、モニタ付記録再生部53を操作するための操作キーK2、前記再生部で再生された音声を出力するスピーカーSP57、を備える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成のモニタ付カメラ一体型記録装置にあっては、マイクMIC56やスピーカSP57を設けるスペースが必要であり、設計の自由度やデザイン性及び装置の小型化を阻害する要因となっている。
【0005】
特開平10−191496号公報には、側面に空気穴を設けたスペーサ枠を介してディスプレイ前面に透明スピーカを装着した構造が示されている。こうして、設計の自由度を向上させ、小型化を図ることができる。しかしながら、透明スピーカの振動による空気流は、表示面に平行な方向に流れ、表示面を見ている使用者にとっては、側面に抜ける音は自分の方向に向けて出力されていないので、音を大きくしなければ聞き取り難くなるおそれがある。
【0006】
また、特開平7−162982には、カメラ一体型VTRのカメラ部のレンズの前面に透明マイクを取り付けた構成が記載されている。確かに、透明マイクを用いてレンズの前面に配置すれば、設計の自由度は増し、小型化も図れる。しかし、マイクのサイズに制限を受け、十分な音質を確保できないおそれがあり、また前面からの音を録音するにはいいが、例えば撮影者の声を録音するには不適である。
【0007】
本発明は、透明マイクや透明スピーカを用いて、録音や音の出力を効率的に行い、装置の設計自由度、デザイン性を向上させて小型化を図ることができる情報表示装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報表示装置は、情報を表示する情報表示部と、音を出力する透明スピーカと、前記透明スピーカを取り付ける溝を有し、該溝に前記透明スピーカを取り付けて前記情報表示部の表示面側に装着する透明支持部材とを備え、情報表示部の表示面側とは反対側の前記透明支持部材の端面に、前記情報表示部、透明スピーカ及び透明支持部材で囲まれる空間に通じる空気孔を設け、前記透明スピーカの振動によって生じる空気流を、前記情報表示部の表示面前方に流出させることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の情報表示装置は、前記透明スピーカが複数ある場合、前記透明支持部材は透明スピーカを同一平面内に配置することを特徴とする。
【0011】
また、本発明の情報表示装置は、情報を表示する情報表示部と、音を入力する透明マイクと、前記透明マイクを取り付ける溝を有し、該溝に前記透明マイクを取り付けて前記情報表示部の表示面側に装着する透明支持部材とを備え、情報表示部の表示面側とは反対側の前記透明支持部材の端面に、前記情報表示部、透明マイク及び透明支持部材で囲まれる空間に通じる空気孔を設け、前記情報表示部の表示面前方からの音波による空気流を前記空間に流入させることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の情報表示装置は、情報を表示する情報表示部と、音を入力する透明マイクと、前記透明マイクを取り付ける溝を有し、該溝に前記透明マイクを取り付けて前記情報表示部の表示面側に装着する透明支持部材と、前記情報表示部を収容するキャビネットとを備え、前記キャビネットに、前記情報表示部、透明マイク及び透明支持部材で囲まれる空間に通じる空気孔を設け、音波による空気流を前記空気孔から前記空間に流入させることを特徴とする。
【0013】
また、本発明の情報表示装置は、前記透明マイクが複数ある場合、前記透明支持部材は透明マイクを同一平面内に配置することを特徴とする。
【0014】
また、本発明の情報表示装置は、情報を表示する情報表示部と、音を入力する透明マイクと、前記透明マイクを取り付ける溝を有し、該溝に前記透明マイクを取り付けて前記情報表示部の表示面側に装着する透明支持部材と、前記情報表示部を収容するキャビネットとを備え、前記キャビネットに、情報表示部、透明マイク及び透明支持部材で固まれる空間に通じる空気孔を設けるとともに、情報表示部の表示面側とは反対側の前記透明支持部材の端面と、前記透明支持部材の前記キャビネットに設けられた孔に連通する面とに、前記情報表示部、透明マイク及び透明支持部材で囲まれる空間に通じる空気孔を設けたことを特徴とする。
【0015】
本発明においては、透明支持部材を介して透明スピーカや透明マイクを情報表示部上に配置するので、設置場所を取らず、設計自由度が高い。また、透明スピーカや透明マイクの外側の露出面だけでなく、空気孔によって情報表示部に面する内側にも音波による空気流を生じさせることにより、より効率的な録音や音の出力ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る情報表示装置を備えたモニタ付カメラ一体型記録装置の一実施形態を示す外観図である。このモニタ付カメラ一体型記録装置1は、被写体を撮像するカメラ部2と、モニタ付記録再生部3とを備える。
【0017】
カメラ部2はカメラ部2を操作するための操作キーK1を備える。
モニタ付記録再生部3は、キャビネット4、カメラ部2で撮像された画像信号やマイクからの音声信号を記録する記録部(図示せず)、記録された信号を再生する再生部を備える記録再生部(図示せず)、撮像される信号や前記再生部で再生された画像信号を表示するモニタ部(情報表示部)5、キャビネット4に設けられ後述する透明スピーカや透明マイクを取り付けるための透明枠(透明支持部材)6、前記再生部で再生された音声を出力する透明スピーカ(L)7、透明マイク8、前記再生部で再生された音声を出力する透明スピーカ(R)9、キャビネット4の装置上部の一部には空気孔10を備える。
【0018】
次に、透明スピーカ7,9、透明マイク8の基本構成について説明する。
図2は、モニタ付記録再生部3のモニタ部側の正面図である。図2に示すように、モニタ部5の表示面上に、透明スピーカ7,9が左右に配置され、その間に透明マイク8が配置されている。
【0019】
まず、透明スピーカ7,9について説明する。なお、透明スピーカは基本的には静電型スピーカである。静電型スピーカには、プッシュプルタイプとシングルタイプがあるが、両タイプとも本発明を実現することができる。以下、シングルタイプにて説明する。
【0020】
図3は、図2の左側からみたモニタ部5と透明スピーカ7部分の側面図である。ここで、透明スピーカ(R)9は透明スピーカ(L)7と同じであるので、透明スピーカ(L)7について説明し、透明スピーカ(R)9の説明は省略する。図3に示すように、透明スピーカ(L)7は、音波を発生する透明振動板7a、透明スピーカ(L)7の固定電極となる透明固定電極板7b、透明振動板7a及び固定電極板7bを保持する透明枠6、透明枠6に形成される空気孔6b、透明振動板7aの前後面に透明振動板7aの振動スペースと空気用スペースとして設けた空間11を備える。
【0021】
まず、例えば透明枠6の側面の一方より、透明枠6の溝6a溝に沿って透明スピーカ(L)7を挿入する等して、透明枠6に透明スピーカ(L)7が取り付けられる。次に、透明枠6をキャビネット4に取り付けることで、透明スピーカ(L)7は、モニタ付記録再生部3に設けられるモニタ部5の前面部に図示のように配置され取り付けられる。なお、透明枠6をキャビネット4に取り付けず、モニタ部5に直接取り付けてもよい。また、図示はしていないが、透明スピーカ(L)7の接続リード線には透明電極材を配設し、電気的接続は全て透明化している。
【0022】
上述したように、透明スピーカ(L)7は、モニタ部5側に音波を発生する透明振動板7a、外部側(視聴者側)に透明固定電極板7bが配置され、透明枠6にて保持されている。透明振動板7aと透明固定電極板7bとの配置が逆であっても、音を出す機能には支障がないが、透明固定電極板7を外部側(視聴者側)に配置することで、透明振動板7aを保護することができるというメリットがある。
【0023】
透明振動板7aは、ベース材となる透明フィルム7a1と、透明スピーカ7の一方の電極となる透明電極7a2とにより構成されている。ここで、形成される透明電極7a2としては、例えば、酸化インジウム(In23)と酸化スズ(SnO2)からなるITO(Indium Tin Oxide)膜や酸化インジウム(In23)膜を導電性フィルム7a1上に、蒸着法やスパッタリング法にて成膜することで形成できる。なお、低抵抗,高透明度(高透過率),電極の微細加工が行い易いという点から、本発明においてはITO膜が望ましい。
【0024】
透明固定電極板7bは、ベース材となるガラス基板7b1、ガラス基板7b1に形成され透明スピーカ7の他方の電極となる透明電極7b2とにより構成さる。また、透明固定電極板7bに形成される透明電極7b2としては、例えば、前述したITO膜をガラス基板7b1上に成膜することで実現できる。
【0025】
透明枠6の外周部には空気孔6が多数設けられている。空気孔6方向は空間11よりモニタ部5の表面に対して垂直な方向、すなわち視聴者側方向に向かって設けられている。図3の矢印及び空気流で示すように、透明振動板7aにて発生された音波は、この空気孔6を通って、モニタ部5の前面にいる視聴者に伝わる。従って、空気孔6b方向を空間11より視聴者側方向に向かって設けることで、音波が直接視聴者に伝わる。
【0026】
図4は、図3の透明枠6の空気孔6bの方向とは異なるものを示している。
透明枠6の外周部には空気孔6bが多数設けられている。空気孔6b方向は空間11より透明枠6の外周部横方向に向かって設けられ、図4の矢印及び空気流で示すように、透明振動板7aにて発生された音波は、この空気孔6bを通ってモニタ部5の表示面に平行に流れ出し、視聴者に伝わる。
【0027】
図5は本発明の透明スピーカを動作させる回路図である。
まず、マッチングトランスMTの入力端子T1,T2に入力される音声信号までの信号処理は、通常のスピーカを動作させる処理と同じであり、説明は省略する。
音声処理回路(図示せず)にて所定の処理がなされた音声信号は、マッチングトランスMTの入力端子T1,T2に入力される。マッチングトランスMTは、音声処理回路(図示せず)と透明スピーカ(L)7(透明振動板7aの透明電極7a2,透明固定電極板7bの透明電極7b2)とのインピーダンスを整合する。
また、マッチングトランスMTの出力端子T3には、直流分カットコンデンサCが接続され、他方の出力端子T4には、所定の直流電圧を発生し、バイアス電圧発生源となるバイアス電源Eの負側及び透明固定電極板7bの透明電極7b2が接続されている。
【0028】
直流分カットコンデンサCの出力は、透明振動板7aの透明電極7a2に接続されるとともに、前述したバイアス電源Eの正側に接続されたバイアス抵抗Rに接続されている。以上の構成により透明電極7a2には、バイアス抵抗Rを介しバイアス電源Eからの直流バイアス電圧が加えられている。
前述した入力端子T1に入力された音声信号は、出力端子T3より出力され、出力端子T3より出力された音声信号は、直流分カットコンデンサCにて直流分がカットされる。
【0029】
直流分がカットされた音声信号は、バイアス電源Eからの直流バイアス電圧に重畳され、透明振動板7aの透明電極7a2に出力される。従って、透明電極7a2及び透明電極7b2間に所定の電圧がかかることで、透明振動板7aと透明固定電極板7b間に静電力が働き、この静電力で透明振動板7aが振動して音波を発生する。以上の動作にて、音声信号は音波へと変換される。
なお、マッチングトランスMT、直流分カットコンデンサC、バイアス抵抗R、バイアス電源Eはモニタ付記録再生部3に備えられ、透明電極材にて、透明スピーカ(L)7に接続されている。
【0030】
また、本発明構成の透明振動板7aの透明電極7a2あるいは透明固定電極板7bの透明電極7b2に、公知の予め帯電され電荷を保持したエレクトレットフィルムを貼付することで、バイアス電源Eを省略することもできる。これは、透明電極7a2あるいは透明電極7b2に正又は負の電荷を半永久的に固定してしまうことで実現されるものである。
【0031】
透明マイクの基本構成の一実施形態について、図6及び図7に基づき以下説明する。図6は図2の左側からみたモニタ部5と透明マイク8部分の側面図であり、図7は透明マイク8を動作させる回路図である。
なお、透明マイクは基本的には静電型マイクである。静電型マイクには、コンデンサ型とバイモルフ型があるが、両型とも本発明を実現することができる。また、以下の説明は、コンデンサ型にて説明する。
【0032】
最初に、図6において、透明枠6の説明は前述した透明スピーカの説明と同じになるので省略し、ここでは、透明マイク8のみについて説明する。
キャビネット4の上面には、図示するように空洞4aが設けられており、空気孔10と空洞4aとが連通しており、空気流を形成するように構成されている。被写体の音を形成する空気流を空気孔10から空洞4aを通じて空間11に導き透明マイク8を振動させる構造であり、音を拾い易くしたものである。なお、キャビネット4に設ける空気孔10は、キャビネット4の上面に限らず、音を拾える位置であればどこでもよい。
【0033】
また、空気孔10と空洞4aとの形成のみでも、本発明の透明マイクは動作可能であるが、図6の下部に示すように、透明枠6に透明スピーカに述べたのと同様な空気孔6bを設け、空気流を空間11に導き透明マイク8を振動させる。このように空気孔10を設けて下部側の空気流を操作者方向から来るものとすることで、被写体の音声は装置上部より、操作者の音声は操作者方向より取り込むことができ、それぞれに適した方向より取り込むことができる。
なお、空気孔10及び空洞4aを透明スピーカの空気流と利用できるのは勿論のことである。
【0034】
図6に示すように、透明マイク8は、音波にて振動する透明振動板8a、透明マイク8の固定電極となる透明固定電極板8b、透明振動板8a及び固定電極板8bを保持する透明枠6、固定電極板8bに形成される空気孔6b、透明振動板8aの前後面に透明振動板8aの振動スペースと空気用のスペースとして設けられた空間11を備える。
【0035】
透明マイク8は、モニタ付記録再生部3に設けられたモニタ部5の前面部に図示のように配置され、透明枠6をキャビネット4に取り付けることで、モニタ付記録再生部3に取り付けられる。
なお、透明スピーカと同様に、透明枠6をキャビネット4に取り付けず、ディスプレイ部5に直接取り付けることも可能である。また、図示はしていないが、透明マイク8とモニタ付記録再生部3との接続リード線に透明電極材を配設し、電気的接続は全て透明化している。
【0036】
上述したように、透明マイク8は、モニタ部5側に音波にて振動する透明振動板8a、外部側(視聴者側)に透明固定電極板8bが配置され、透明枠6にて保持されている。透明振動板8aと透明固定電極板8bとの配置が逆であっても、音を拾う機能に支障はないが、透明固定電極板8bを外部側(視聴者側)に配置することで、透明振動板8aを保護することができるというメリットがある。
【0037】
透明振動板8aは、ベース材となる透明フィルム8a1と、透明マイク8の一方の電極となる透明電極8a2とにより構成されている。ここで、透明電極8a2形成される透明電極8a2としては、例えば、酸化インジウム(In23)と酸化スズ(SnO2)からなるITO(Indium Tin Oxide)膜や酸化インジウム(In23)膜を導電性フィルム8a1上に、蒸着法やスパッタリング法で成膜することで形成できる。なお、低抵抗,高透明度(高透過率),電極の微細加工が行い易いという点から、本発明においてはITO膜が望ましい。
【0038】
透明固定電極板8bは、ベース材となるガラス基板8b1、ガラス基板8b1に形成され、透明マイク8の他方の電極となる透明電極8b2とにより構成される。また、透明固定電極板8bに形成される透明電極8b2としては、例えば、前述したITO膜をガラス基板8b1上に成膜することで実現できる。
【0039】
次に、図8を参照して回路動作説明をする。
まず、透明振動板8aの透明電極8a2と透明固定電極板8bの透明電極8b2とでコンデンサが形成されている。透明振動板8aの透明電極8a2にはバイアス抵抗Rが接続され、バイアス抵抗Rの他方には、所定の直流電圧を発生し、バイアス電圧発生源となるバイアス電源Eの正側が接続されている。また、バイアス電源Eの負側は透明固定電極板8bの透明電極8b2が接続されている。以上の構成により、透明電極8b2には、バイアス抵抗Rを介しバイアス電源Eからの直流バイアス電圧が加えられている。
【0040】
上述の装置にユーザ(図示せず)から発生された音波が到達すると、透明振動板8aは振動し、透明振動板8aの変位に伴う静電容量変化に比例した電圧が、バイアス抵抗Rの両端に出力される。両端に出力された出力電圧は、次段の音声処理回路(図示せず)へと出力される。以上の動作にて、ユーザ(図示せず)から発生された音波は音声信号へと変換される。次段の音声処理回路以後については、通常マイクの処理と同じであり、説明は省略する。
なお、バイアス抵抗R、バイアス電源Eはモニタ付記録再生部3に備えられ、透明電極材にて、透明マイク8に接続されている。
【0041】
以上のように、本発明のモニタ付カメラ一体型記録装置は、モニタ部5前面の左右に透明スピーカを配置し、ステレオスピーカとし、更に透明マイクを配置するものである。従って、透明スピーカは左右方向の同一面上に配置される。
また、透明枠は左右方向の同一面上に配置された透明スピーカと、透明マイクを一つの部品で取付け可能となっている。
【0042】
以上の説明においては、図4の透明スピーカ(L)7、透明マイク8、透明スピーカ(R)8の配置構成を説明したが、例えば、図8の配置のように、透明マイク(L)12、透明マイク(R)13を設け、透明マイクをステレオマイクとしてもよい。その他、透明スピーカと透明マイクの配置構成は、様々な配置構成できる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、情報表示部上に透明マイクや透明スピーカを配置することで、従来カメラ部に設けていたマイクやモニタ付記録再生部に設けていたスピーカを設けるスペースが不要となり、設計自由度が向上すると共に、小型化を図ることができる。
また、透明スピーカや透明マイクの外側の露出面だけでなく、空気孔によって情報表示部に面する内側にも音波による空気流を生じさせることにより、より効率的な録音や音の出力ができる。
また、複数の透明スピーカや透明マイクを透明支持部材により同一平面上に簡単に情報表示面に装着が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報表示装置を備えたモニタ付カメラ一体型記録装置の一実施形態を示す外観図である。
【図2】モニタ部側の透明スピーカ及び透明マイクの配置を示す正面図である。
【図3】図2の左側からみたモニタ部と透明スピーカ部分の側面図である。
【図4】図2の左側からみたモニタ部と透明スピーカ部分の他の例を示す側面図である。
【図5】透明スピーカを動作させる回路図である。
【図6】図2の左側からみたモニタ部と透明マイク部分の側面図である。
【図7】透明マイクを動作させる回路図である。
【図8】モニタ部側の透明スピーカ及び透明マイクの他の配置を示す正面図である。
【図9】従来技術のモニタ付カメラ一体型記録装置を示す外観図である。
【符号の説明】
4 キャビネット
5 モニタ部
6 透明枠
6b 空気孔
7,9 透明スピーカ
8 透明マイク
10 空気孔

Claims (6)

  1. 情報を表示する情報表示部と、
    音を出力する透明スピーカと、
    前記透明スピーカを取り付ける溝を有し、該溝に前記透明スピーカを取り付けて前記情報表示部の表示面側に装着する透明支持部材とを備え、
    情報表示部の表示面側とは反対側の前記透明支持部材の端面に、前記情報表示部、透明スピーカ及び透明支持部材で囲まれる空間に通じる空気孔を設け、前記透明スピーカの振動によって生じる空気流を、前記情報表示部の表示面前方に流出させることを特徴とする情報表示装置。
  2. 前記透明スピーカが複数ある場合、前記透明支持部材は透明スピーカを同一平面内に配置することを特徴とする請求項1記載の情報表示装置。
  3. 情報を表示する情報表示部と、
    音を入力する透明マイクと、
    前記透明マイクを取り付ける溝を有し、該溝に前記透明マイクを取り付けて前記情報表示部の表示面側に装着する透明支持部材とを備え、
    情報表示部の表示面側とは反対側の前記透明支持部材の端面に、前記情報表示部、透明マイク及び透明支持部材で囲まれる空間に通じる空気孔を設け、前記情報表示部の表示面前方からの音波による空気流を前記空間に流入させることを特徴とする情報表示装置。
  4. 情報を表示する情報表示部と、
    音を入力する透明マイクと、
    前記透明マイクを取り付ける溝を有し、該溝に前記透明マイクを取り付けて前記情報表示部の表示面側に装着する透明支持部材と、
    前記情報表示部を収容するキャビネットとを備え、
    前記キャビネットに、前記情報表示部、透明マイク及び透明支持部材で囲まれる空間に通じる空気孔を設け、音波による空気流を前記空気孔から前記空間に流入させることを特徴とする情報表示装置。
  5. 前記透明マイクが複数ある場合、前記透明支持部材は透明マイクを同一平面内に配置することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の情報表示装置。
  6. 情報を表示する情報表示部と、
    音を入力する透明マイクと、
    前記透明マイクを取り付ける溝を有し、該溝に前記透明マイクを取り付けて前記情報表示部の表示面側に装着する透明支持部材と、前記情報表示部を収容するキャビネットとを備え、
    前記キャビネットに、情報表示部、透明マイク及び透明支持部材で固まれる空間に通じる空気孔を設けるとともに、情報表示部の表示面側とは反対側の前記透明支持部材の端面と、前記透明支持部材の前記キャビネットに設けられた孔に連通する面とに、前記情報表示部、透明マイク及び透明支持部材で囲まれる空間に通じる空気孔を設けたことを特徴とする情報表示装置。
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