JP3792130B2 - 情報表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示パネルと共に、スピーカ及び/又はマイクと、操作入力部を有する情報表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、表示パネルと共に、スピーカ及び/又はマイクと、操作入力部を有する情報表示装置、例えば携帯型電話、オーディオ機器等においては、機器の携帯性、取扱性等の観点より機器本体の小型化、軽量化が進むのとは逆に、情報表示量増大の要望、視認性の良さから表示画面については大型化が望まれている。
【0003】
図18は、従来の携帯電話101の概略構成を示しており、キャビネット102の正面には上方より下方に従って受信された音声を出力するスピーカ106、文字、記号、及び画像情報を表示可能なディスプレイ部103、機器操作用のキーボタン104、及び通話用のマイク107が配置されており、キャビネット102の上方には情報通信用のアンテナ105を設けている。
【0004】
図18の従来の携帯電話101の構成によれば、キャビネット102の正面に対するキーボタン104、スピーカ106及びマイク107の配置スペースにより、ディスプレイ部103を設けるスペースが限られ、自ずとディスプレイ部103で表示できるデータ量が少なく、文字数の多いメールを受信し、そのメールを最後まで読むにはスクロールを何度も行わなければならず、操作が面倒であった。
【0005】
一方、特開平4-70100号公報では、ダイナミックスピーカーに比べて軽量化、薄型化を実現するために、振動板を透明とする圧電透明スピーカが記載され、更に電気音響変換効率を高めるために広い振動板面積を確保する圧電スピーカを設けた携帯情報機器が特開2000-152385号公報に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した特開2000-152385号公報記載の発明では、スピーカの実装面積の縮小により携帯型情報機器の小型軽量化を実現するため、情報通信設備の進歩に伴う表示画面の大型化の要望に対しては十分に応えることができないものである。
【0007】
本発明は、前記の問題点を解消するためになされたものであって、更なる機器本体の小型化と表示画面の大型化の要望に対しては十分に応えることができる情報表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するため、次の構成を有する。
本発明の第1の要旨は、情報(文字、記号、画像等)を表示する情報表示部と、音声を出力する透光性の透明スピーカ及び/又は音声を入力する透光性の透明マイクよりなる透明音響部材と、入力操作用の透光性の透明操作パネルとを有し、透明操作パネルを操作側として、情報表示部と透明操作パネル間に透明スピーカ及び/又は透明マイクを配置し、情報表示部の表示情報が透明音響部材と透明操作パネルを介して表示される情報表示装置にある。
【0009】
本発明の第1の要旨によれば、従来、別個に同一平面状等に配置されていた情報表示部、音響部材、及び操作パネルを情報表示部の領域内に集中的に配置(情報表示部の表示面に対して垂直方向に情報表示部と音響部材と操作パネルを積層状に配置)できるため、従来、音響部材と操作パネルが占めていた装置表面領域だけ装置の小型化ができ、及び/又は、情報表示部の表示領域の拡大を図ることができる。
よって、装置本体の小型化と表示画面の大型化の要望に対しては十分に応えることができる。
【0010】
本発明の第2の要旨は、透明音響部材から透明操作パネルの操作側に連続する空気孔を有することを特徴とする要旨1に記載の情報表示装置にある。係る構成により、操作側と透明音響部材との通路を短くでき、透明音響部材の感度を高めることができる。
【0011】
本発明の第3の要旨は、空気孔は、透明音響部材と透明操作パネルを支持する支持部材に形成することを特徴とする要旨2に記載の情報表示装置にある。係る構成により、支持部材を有効に活用するとともに、広い情報表示部を確保できる。
【0012】
本発明の第4の要旨は、空気孔は、透明操作パネルに設けることを特徴とする要旨2に記載の情報表示装置にある。係る構成により、操作側と透明音響部材との通路を極力短くでき、透明音響部材の感度を高めることができる。
【0013】
本発明の第5の要旨は、透明操作パネルは、情報表示部の表示情報に対応する位置を押圧することにより入力操作を行うタッチ式の操作パネルであることを特徴とする要旨1に記載の情報表示装置にある。係る構成により、透明操作パネルを簡単な構成で実現できる。
【0014】
本発明の第6の要旨は、情報を表示する情報表示部と、音声を出力する透明スピーカ及びあるいは音声を入力する透明マイクを備え、前記情報表示部に、前記透明スピーカ、及び/又は、透明マイクの配置状態を示すキャラクタ、及び/又は、テキストを表示することを特徴とする情報表示装置にある。
【0015】
本発明の第6の要旨によれば、ユーザには透明スピーカや透明マイクは見えないために、ユーザにはその存在や配置位置が判らないことによる不安感や取扱性の悪さを感じる場合があるかもしれないが、その配置状態(配置領域を含む)をキャラクタあるいはテキストを用いてユーザに視覚的に知らせることで、ユーザに安心感を提供でき、またマイクの位置がわかることで音声入力を効果的に行うことができ、スピーカの位置を理解することで望みの位置、方向に効率的に音声出力を可能とできる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は透明スピーカ8、透明マイク9及びタッチパネル10を備えた本発明の実施の形態に係る携帯電話の基本構成図、図2は本発明の実施の形態に係る携帯電話の透明スピーカ8、透明マイク9及びタッチパネル10の構成及び配置を示す側面図、図3はタッチパネル10の動作説明図、図4は透明スピーカ8を動作させるための回路図、図5は透明マイク9を動作させるための回路図、図6は本発明の実施の形態による携帯電話のディスプレイ部及びその表示を示す正面図をそれぞれ示している。
【0017】
図1に示すように本発明の実施形態に係る携帯電話1は、装置のキャビネット2と、キャビネット2に設けられるディスプレイ部3と、電波を送受信するアンテナ5と、装置の電源をオンオフする電源スイッチ7と、受信した信号を音声として出力する透光性の透明スピーカ8と、音声を電気信号に変換する通話用の透光性の透明マイク9と、装置を操作するための透光性のタッチパネル10を備えている。尚、本実施形態のディスプレイ部3は文字、記号、画像等の情報を表示できればよく、例えば液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、CRT(cathode ray tube)等その種類を限定するものではない。
【0018】
ディスプレイ部3、透明スピーカ8及び透明マイク9、及びタッチパネル10は、図2に示すように、タッチパネル10を操作面側として、キャビネット2内に層状に配置されている。すなわち、タッチパネル10は、ディスプレイ部3の表示領域を表示可能な大きさ、且つ位置にキャビネット2によって支持されており、タッチパネル10とディスプレイ部3の間隙に透明スピーカ8及び透明マイク9が所定位置に位置決めされて設けられている。
【0019】
図1中に示す符号Kは、電源スイッチ7をオンすることでディスプレイ部3に表示される操作用キーの表示であり、透光性部材である透明スピーカ8、透明マイク9及びタッチパネル10を介して、或いはタッチパネル10のみを介してオペレータに表示される。オペレータは、タッチパネル10に透過表示された操作キー用K部分を押圧することで操作指示する構成としている。尚、ディスプレイ部3に示す操作用キーKは、オペレータの操作内容に基づいて図示しない制御部により表示/非表示が制御される構成としている。
従って、携帯電話1の操作面に設けられる操作ボタンは、電源スイッチ7のみの構成としている。
【0020】
上記構成により、本発明の実施形態に係る携帯電話1の操作面は、タッチパネル10と電源スイッチ7で概略構成されるので、携帯電話1の操作面に占める表示画面領域(タッチパネル10)を大きくでき、多くの情報提供が可能となる。また、装置の小型化も実現できる。以下、各構成を詳細に説明する。
【0021】
透明スピーカ8、透明マイク9及びタッチパネル10の基本構成の一実施形態について、図2乃至図5に基づき以下説明する。なお、実施の形態に係る透明スピーカは、基本的には静電型スピーカである。静電型スピーカには、プッシュプルタイプとシングルタイプがあるが、両タイプとも本発明を実現することができる。以下の説明では、シングルタイプにて説明する。
【0022】
また、本実施の形態の透明マイクは、基本的には静電型マイクである。静電型マイクには、コンデンサ型とバイモルフ型があるが、両型とも本発明を実現することができる。また、以下の説明は、コンデンサ型にて説明する。
【0023】
図2に示すように透明スピーカ8は、音波を発生する透明振動板8aと、透明振動板8aを構成し透明振動板8aのベース材となる透明フィルム8a1と、透明フィルム8a1に形成され、透明スピーカ8の一方の電極となる透明電極8a2と、透明スピーカ8の固定電極となる透明固定電極板8bと、透明固定電極板8bを構成し透明固定電極板8bのベース材となるガラス基板8b1と、ガラス基板8b1に形成され透明スピーカ8の他方の電極となる透明電極8b2と、透明振動板8a及び固定電極板8bを保持する透明枠2aと、透明枠2aに形成される孔2a1と、及び振動スペースと空気用スペースの空間2cと、を備えている。
【0024】
また、透明マイク9は、音波にて振動する透明振動板9aと、透明振動板9aを構成し透明振動板9aのベース材となる透明フィルム9a1と、透明フィルム9a1に形成され、透明マイク9の一方の電極となる透明電極9a2と、透明マイク9の固定電極となる透明固定電極板9bと、透明固定電極板9bを構成し透明固定電極板9bのベース材となるガラス基板9b1と、ガラス基板9b1に形成され透明マイク9の他方の電極となる透明電極9b2と、透明振動板9a及び固定電極板9bを保持する透明枠2aと、透明枠2aに形成される孔2a1と、及び振動スペースと空気用スペースの空間2cと、を備えている。
【0025】
次に、タッチパネル10は、一方の電極板10aと他方の電極板10bとを所定間隔をもって層状に設けた構成としている。
一方の電極板10aは、蒸着により透明ガラス基板10a1上に均一な抵抗膜10a2が設けられ、他方の電極板10bも蒸着により透明ガラス基板10b1上に均一な抵抗膜10b2が設けられる。なお、均一な抵抗膜10a2及び10b2上には透明電極が設けられるが、それについては後述する。また、一方の電極板10aと他方の電極板10bとの間には、空間2cが設けられる。
【0026】
まず、例えば透明枠2aの側面の一方より、透明枠2aの溝2bに沿って透明スピーカ8、透明マイク9及びタッチパネル10を挿入する等して透明枠2aに透明スピーカ8、透明マイク9及びタッチパネル10が取り付けられる。
【0027】
次に、透明枠2aをキャビネット2に取り付けることで、透明スピーカ8、透明マイク9及びタッチパネル10は、キャビネット2に設けられるディスプレイ部3の前面部に図示のように対向、配置され取り付けられる。
【0028】
従って、本実施の形態においては、透明スピーカ8を装置の長手方向の上部に、透明マイク9を装置の長手方向の下部に配置し、その上にタッチパネル10を配置する構成となっている。
【0029】
また、透明枠2aは、前述した配置構成の透明スピーカ8、透明マイク9、タッチパネル10を1つの部品で取付け可能としている。
【0030】
なお、透明枠2aをキャビネット2に取り付けず、ディスプレイ部3に直接取り付けてもよい。また、図示はしていないが、透明スピーカ8、透明マイク9及びタッチパネル10の接続リード線には透明電極材を配設し、電気的接続は全て透明化している。
【0031】
次に、透明スピーカ8について説明する。
本実施の形態の透明スピーカ8は、ディスプレイ部3側に音波を発生する透明振動板8a、外部側(視聴者側)に透明固定電極板8bが配置され、透明枠2aにて保持されている。なお、透明振動板8aと透明固定電極板bとの配置が逆であっても、本発明は実現できるが、透明固定電極板bを外部側(視聴者側)に配置することで、透明振動板8aを保護することができる。また、透明振動板8aの前後面は、透明振動板8aの振動スペースと空気用スペースとして、空間2cが設けられている。
【0032】
透明振動板8aは、ベース材となる透明フィルム8a1と、透明スピーカ8の一方の電極となる透明電極8a2とにより構成されている。ここで、形成される透明電極8a2としては、例えば、酸化インジウム(In23)と酸化スズ(SnO2)からなるITO(Indium Tin Oxide)膜や酸化インジウム(In23)膜を導電性フィルム8a1上に、蒸着法やスパッタリング法にて成膜することで形成できる。なお、低抵抗,高透明度(高透過率),電極の微細加工が行い易いという点から、本実施の形態においてはITO膜が望ましい。
【0033】
透明固定電極板8bは、ベース材となるガラス基板8b1、ガラス基板8b1に形成され透明スピーカ8の他方の電極となる透明電極8b2とにより概略構成される。また、透明固定電極板8bに形成される透明電極8b2としては、例えば、前述したITO膜をガラス基板8b1上に成膜することで実現できる。
【0034】
透明枠2aの外部には孔2a1が多数設けられている。孔2a1の方向は、空間2cより視聴者側方向に向かって設けられ、図2の矢印DAで示す空気流のように、透明振動板8aにて発生された音波は、この孔2a1を通って、ディスプレイ部3の前面にいる視聴者に伝わる。従って、孔2a1方向を空間2cより視聴者側方向に向かって設けることで、音波が直接視聴者に伝わる。
【0035】
次に、透明マイク9について説明する。
本実施の形態の透明マイク9は、ディスプレイ部3側に音波にて振動する透明振動板9a、外部側(視聴者側)に透明固定電極板9bが配置され、透明枠2aにて保持されている。なお、透明振動板9aと透明固定電極板9bとの配置が逆であっても、本発明を実現できるが、透明固定電極板9bを外部側(視聴者側)に配置することで、透明振動板9aを保護することができる。また、透明振動板9aの前後面は、透明振動板9aの振動スペースと空気用のスペースとして、空間2cが設けられている。
【0036】
透明振動板9aは、ベース材となる透明フィルム9a1と、透明マイク9の一方の電極となる透明電極9a2とにより概略構成されている。ここで、透明電極9a2としては、例えば、酸化インジウム(In23)と酸化スズ(SnO2)からなるITO(Indium Tin Oxide)膜や酸化インジウム(In23)膜を導電性フィルム9a1上に、蒸着法やスパッタリング法で成膜することで形成できる。なお、低抵抗,高透明度(高透過率),電極の微細加工が行い易いという点から、本発明においてはITO膜が望ましい。
【0037】
透明固定電極板9bは、ベース材となるガラス基板9b1、ガラス基板9b1に形成され透明マイク9の他方の電極となる透明電極9b2とにより概略構成される。また、透明固定電極板8bに形成される透明電極9b2としては、例えば、前述したITO膜をガラス基板9b1上に成膜することで実現できる。
【0038】
次に、タッチパネル10について説明する。
タッチパネル10は、一方の電極板10aと他方の電極板10bとから概略構成される。電極板10a,10bは、ベース材に例えばガラス基板10a1,10b1が用いられ、ガラス基板10a1,10b1上に蒸着法やスパッタリング法にて均一な抵抗膜10a2,10b2が形成されている。なお、均一な抵抗膜10a2,10b2上には、透明電極(図示せず)が形成されるが、それについては後述する。
【0039】
図3は、タッチパネル10の詳細を説明する図である。
タッチパネル10は、前述したように、一方の電極板10aと他方の電極板10bから概略構成される。図3(a)は、一方の電極板10aと他方の電極板10bを均一な抵抗膜10a2及び10b2面からみた図であり、均一な抵抗膜10a2及び10b2上には透明電極10a3及び10b3が垂直方向及び水平方向に対向して形成される。
【0040】
ここで、形成される透明電極10a3及び10b3としては、例えば、酸化インジウム(In23)と酸化スズ(SnO2)からなるITO(Indium Tin Oxide)膜や酸化インジウム(In23)膜を均一な抵抗膜10a2及び10b2上に、蒸着法やスパッタリング法にて成膜することで形成できる。また、低抵抗,高透明度(高透過率),電極の微細加工が行い易いという点から、本実施の形態においてはITO膜が望ましい。
なお、透明電極10a3及び10b3形成時は、均一な抵抗膜10a2及び10b2にマスキング加工を施す。
【0041】
また、他の方法として、現在のタッチパネルで用いられている銀ペーストでも実現できる。但し、その場合に透明な枠では製品の見栄え上好ましくないので、枠を透明枠2aから透明でない枠に変更する等の変更は必要となる。
【0042】
次に、図3(a)のA点が押された時のタッチパネル10の動作を説明する。図3(b)は、図3(a)の一方の電極板10aの断面図である。垂直方向に対向して形成された透明電極10a3の一方の電極(例えば左側)には、電圧VCが加えられ、他方の電極(例えば右側)はグランドに接続されているものとすると、A点の水平方向の位置は、図3(b)に示す抵抗値R1とR2との抵抗比により、図3(c)に示すVC1の出力電圧が得られ、得られた出力電圧より、A点の水平方向の位置が判別される。
【0043】
A点の垂直方向の位置は、他方の電極板10bの透明電極10b3により、前述した水平方向の位置判別と同様な動作で、A点の垂直方向の位置が判別されるので説明は省略する。また、判別回路は現在一般に用いられているものであり、説明は省略する。従って、A点の水平方向及び垂直方向の位置が判別されて、A点が押されたことが検出でき、ディスプレイ部3のA点に対応する部分に表示した内容の指示入力のあったことを図示しない制御部により判断させることとなる。
【0044】
図4は、本実施の形態の透明スピーカを動作させる回路図である。
まず、マッチングトランスMTの入力端子K1,K2に入力される音声信号までの信号処理は、通常のスピーカを動作させる処理と同じであり、説明は省略する。
【0045】
音声処理回路(図示せず)にて所定の処理がなされた音声信号は、マッチングトランスMTの入力端子K1,K2に入力される。マッチングトランスMTは、音声処理回路(図示せず)と透明スピーカ8(透明振動板8aの透明電極8a2,透明固定電極板8bの透明電極8b2)とのインピーダンスを整合する。
【0046】
また、マッチングトランスMTの出力端子K3には、直流分カットコンデンサCが接続され、他方の出力端子K4には、所定の直流電圧を発生し、バイアス電圧発生源となるバイアス電源Eの負側及び透明固定電極板8bの透明電極8b2が接続されている。
【0047】
直流分カットコンデンサCの出力は、透明振動板8aの透明電極8a2に接続されるとともに、前述したバイアス電源Eの正側に接続されたバイアス抵抗Rに接続されている。以上の構成により透明電極8a2には、バイアス抵抗Rを介しバイアス電源Eからの直流バイアス電圧が加えられている。
【0048】
前述した入力端子K1に入力された音声信号は、出力端子K3より出力され、出力端子K3より出力された音声信号は、直流分カットコンデンサCにて直流分がカットされる。
【0049】
直流分がカットされた音声信号は、バイアス電源Eからの直流バイアス電圧に重畳され、透明振動板8aの透明電極7a1に出力される。従って、透明電極8a1及び透明電極8b2間に所定の電圧がかかることで、透明振動板8aと透明固定電極板8b間に静電力が働き、この静電力で透明振動板8aが振動して音波を発生する。以上の動作にて、音声信号は音波へと変換される。
【0050】
なお、マッチングトランスMT、直流分カットコンデンサC、バイアス抵抗R、バイアス電源Eは携帯電話1本体内部に備えられ、透明電極材にて、透明スピーカ8に接続されている。
【0051】
また、本発明構成の透明振動板8aの透明電極8a2あるいは透明固定電極板8bの透明電極8b2に、公知の予め帯電され電荷を保持したエレクトレットフィルムを貼付することで、バイアス電源Eを省略することもできる。これは、透明電極8a2あるいは透明電極8b2に正又は負の電荷を半永久的に固定してしまうことで実現されるものである。
【0052】
図5は、本実施の形態の透明マイク9を動作させる回路図である。
次に、図5を参照して回路動作説明をする。まず、透明振動板9aの透明電極9a2と透明固定電極板9bの透明電極9b2とでコンデンサが形成されている。透明振動板9aの透明電極9a2にはバイアス抵抗Rが接続され、バイアス抵抗Rの他方には、所定の直流電圧を発生し、バイアス電圧発生源となるバイアス電源Eの正側が接続されている。また、バイアス電源Eの負側は透明固定電極板9bの透明電極9b2が接続されている。以上の構成により、透明電極9b2には、バイアス抵抗Rを介しバイアス電源Eからの直流バイアス電圧が加えられている。
【0053】
上述の装置にユーザ(図示せず)から発生された音波が到達すると、透明振動板9aは振動し、透明振動板9aの変位に伴う静電容量変化に比例した電圧が、バイアス抵抗Rの両端に出力される。両端に出力された出力電圧は、次段の音声処理回路(図示せず)へと出力される。以上の動作にて、ユーザ(図示せず)から発生された音波は音声信号へと変換される。次段の音声処理回路以後については、通常マイクの処理と同じであり、説明は省略する。
なお、バイアス抵抗R、バイアス電源Eは携帯電話1本体内部に備えられ、透明電極材にて、透明マイク8に接続されている。
【0054】
図6は、本実施の形態による携帯電話のディスプレイ部及びその表示を示す図である。図に示すように、携帯電話1のディスプレイ3の領域に表示する情報は透明マイク(透明スピーカ)や透明なタッチパネルを介して操作側に提供できるため、ディスプレイ3の領域を操作面に対して最大限にとることができ、表示できるデータ量は従来の約2.5倍のデータ量が表示可能であることを示している。
【0055】
以上説明したように、本実施の形態に係る携帯電話1によれば、透明マイク及び透明スピーカをディスプレイ3の領域に重ねて設けることで、従来の携帯電話の操作面のようにディスプレイ3の領域以外に必要としていたマイクやスピーカのスペースが不要となった。
また、ディスプレイ3、透明マイク及び透明スピーカの上にタッチパネルを重ねて設けることで、携帯電話1を操作するための操作キーもディスプレイ3の領域内に設けることができ、従来ディスプレイ3の領域以外に必要としていた操作キーのスペースが不要となった。
従って、携帯電話1の操作面に占める領域にディスプレイ3を自由な大きさ、形状に設けることができるので、設計の自由度が拡大するとともに、ディスプレイ3の領域を最大限にとることができ、文字数の多いメールを受信し、そのメールを最後まで読むためのスクロール操作が極端に低減し、その効果は大きい。また、インターネットでのWEBサーフィン時等でも同様である。
【0056】
尚、上記実施形態では、ディスプレイ部3への操作用キーKの表示領域は、透明スピーカ8や透明マイク9の領域にも表示するものであったが、タッチパネル10領域のみへの表示にする等の変更を加えてもよい。
また、透明スピーカ8と透明マイク9とを備える構成で示したが、その機器の特性に応じて透明スピーカ8と透明マイク9の何れか一方のみを設ける構成となっても、上記した作用効果を得ることができることはいうまでもない。
【0057】
また、上記実施の形態では、図2に示すように空気流の孔を透明枠2aに設けた場合を説明したが、図7に示すように透明スピーカ8、透明マイク9の透明固定電極板8b,9b、及びタッチパネル10の一部に空気流用の孔C2を設けてもよい。
【0058】
図7の構成の場合、タッチパネル10は孔C2を設けるとともに、均一な抵抗膜10a2,10b2の領域を一部狭めている。それは、孔C2を設けた領域のみ、図3で説明した、押された点の水平位置及び垂直位置検出が不正確となるためである。従って、タッチパネル10の一部に孔C2を設けることで、タッチパネルの動作領域が若干狭められるが、透明枠2aを簡単に作成できるという利点を有する。一方、図2の透明枠2aに孔を設ける利点は、透明スピーカ8、透明マイク9及びタッチパネルの一部に空気流用の孔C2を設ける必要がなく、タッチパネル10の全領域をタッチパネル動作使用できるという利点を備える。
【0059】
上記実施の形態では、携帯電話にディスプレイ部3、透明スピーカ8及び透明マイク9、及びタッチパネル10を、タッチパネル10を操作面側としてキャビネット2内に層状に配置する構成を説明したが、本発明の適応対象はそれに限定されるものではない。次に、本発明の第2の実施形態としてモニタ付カメラ一体型記録装置について説明する。
【0060】
図8は透明スピーカ8L,8R、透明マイク9及びタッチパネル10を備えるモニタ付カメラ一体型記録装置の基本構成図、図9は本発明による透明スピーカ8,及びタッチパネル10の構成及び配置を示す側面図、図10は図9の構成及び配置の他の実施例を示す側面図、図11は透明スピーカ8L,8R、透明マイク9の配置を示す表示部の正面図、図12,13は本発明の第2の実施の形態に係るモニタ付カメラ一体型記録装置を示している。尚、透明スピーカ8L,8R、透明マイク9、及びタッチパネル10の構成は、前記した各透明スピーカ8、透明マイク9、及びタッチパネル10と大きさ(形状)以外は同一構成であり、その構造は同一であるので説明を省略する。
【0061】
モニタ付カメラ一体型記録装置21は、被写体を撮像するカメラ部22と、撮像された画像信号やマイクからの音声信号を記録する記録部と記録された信号や撮像される信号を表示するモニタ部とを備えるモニタ付記録再生部23とを備えている。なお、カメラ部22は、カメラ部22を操作するための操作キーK2を備えている。
【0062】
モニタ付記録再生部23は、モニタ付記録再生部23のキャビネット24と、撮像される信号や前記再生部で再生された画像信号を表示するディスプレイ部3を備えたモニタ部25、キャビネット24に設けられる透明スピーカ8L,8R、透明マイク9,及びタッチパネル10を設けるための透明枠26、前記再生部23で再生された音声を出力する透明スピーカ8L,8R、音声入力用の透明マイク9、及びモニタ付記録再生部23を操作するためのタッチパネル10を備えている。
【0063】
図9は、図8におけるカメラ部22の反対側、即ち図8の左側からみた側面図であり、前記実施の形態の図2に示した透明スピーカと同様に、ディスプレイ部3、透明スピーカ8L、及びタッチパネル10を、タッチパネル10を操作面側としてキャビネット24内に層状に配置し、透明スピーカ8Lと操作側とを連通する空気流用の孔2a1が操作側に向かって設けられた構成を示している。透明スピーカ8Rは透明スピーカ8Lと同一構成であり、図示、説明は省略する。
【0064】
図10は、図9において透明枠26の空気流用の孔2a1の方向が異なるものである。すなわち、透明枠26の外部には孔2a1が多数設けられている。孔2a1方向は空間2cより透明枠26の外部横方向に向かって設けられ、図9の矢印DAで示す空気流で、透明振動板8aにて発生された音波は、この孔2a1を通って視聴者に伝わる。
【0065】
以上の説明においては、図11(a)の透明スピーカ8L、透明マイク9、透明スピーカ8Rの配置構成を説明したが、例えば、図11(b)の配置のように透明マイクを透明スピーカ8L、8Rと同様に左右に独立して設ける構成とすることで透明マイク9L、9Rをもステレオマイクとしてもよい。その他、透明スピーカと透明マイクの配置構成は、様々な配置構成にできる。
【0066】
図12,13を参照しつつ、モニタ付カメラ一体型記録装置21の操作について説明する。タッチパネル操作は、撮影モード及び再生モードともに使用されるが、以下撮影モード時の操作を説明する。なお、再生する時は再生モードにする。
【0067】
撮影モードになると、図12に示すように、モニタ部25には、ディスプレイ部3に表示された撮像された被写体像が、透明スピーカ8L、8R又は透明マイク9L、9R、及びタッチパネル10を介して操作側に提供されている。この状態のまま撮影を続けてもよいが、明るさを補正したいとか、瞬間的にズームで撮影したいとか、特殊効果を用いて撮影したいという場合がある。その場合は、図12の状態で、モニタ部25上のタッチパネル10の任意の部分をタッチする。その結果、モニタ部25には図13に示すような撮影モードメニューMが表示される。撮影モードメニューの1例としては、本実施の形態では、「1/5」、「消」、「瞬間ズーム」、「瞬間合成」、及び「明るさ補正」等が表示される。
【0068】
「1/5」の表示は、撮影モードメニューが5あり、この表示が5ある表示のうちの1番目のメニュー表示であることを示し、1/5の部分をタッチすることで、2/5の別の撮影モードメニューが表示される。次、次とタッチを続ければ、5/5の撮影モードメニューが表示される。また、撮影モードメニューの1部は階層化され、各種の設定や調整が可能となっている。
【0069】
「消」の表示は、撮影モードメニューの表示を消すもので、各種の設定や調整等が終わってメニュー表示が不要となった場合、「消」の部分をタッチすることで、撮影モードメニューを非表示とする。
【0070】
「瞬間合成」は、装置内部のメモリに備えた背景画像と被写体画像を合成するものである。
【0071】
次に、「瞬間ズーム」と「明るさ補正」を例にタッチパネルの操作を説明する。
「瞬間ズーム」の操作は、図13の状態において、ベンチの真中の部分を拡大して撮影したいとする。その場合、まず、「瞬間ズーム」の表示をタッチし、拡大したいベンチ真中部分をタッチする。すると、ベンチ真中の部分が所定の倍率に拡大され、ズーム撮影ができる。所定の倍率は、各種の設定や調整時で倍率を選択しておく。
【0072】
「明るさ補正」の操作は、図13の状態において、木の真中の部分が暗すぎ、明るくして撮影したい場合、まず、「明るさ補正」の表示をタッチし、次に、明るくしたい部分(木の真中部分)をタッチする。すると、木の真中の部分が所定の明るさに補正され、明るさ補正された撮影ができる。タッチパネルの繰作は、撮影モードメニューに応じて各種あるが、その他の操作説明については省略する。
【0073】
以上説明したように、第2の実施の形態に係るモニタ付カメラ一体型記録装置21によれば、ディスプレイ部3、透明スピーカ8L,8R及び透明マイク9、及びタッチパネル10を、タッチパネル10を操作面側としてキャビネット24内に層状に配置する構成とすることで、従来モニタ付カメラ一体型記録装置本体に設けていた通常のマイクやスピーカを設けるスペースが不要となるとともに、透明マイク及び透明スピーカの上にタッチパネルを備えることで、表示機能を選択するための操作キーを設けるスペースが不要となり、設計の自由度を拡大するとともに、モニタ部23のディスプレイ3の領域を最大限にとることができ、モニタ付カメラ一体型記録装置の小型化を行っても、大きな、広い画像や多くの文字、記号を表示でき、その効果は大きい。
【0074】
図14から図17は、モニタ付カメラ一体型記録装置の表示部(表示画面)の他の実施形態の説明図であり、ユーザにはその存在が見えない透明スピーカ8、透明マイク9の配置をキャラクタあるいはテキストにて表示し、ユーザに配置状態を知らせるものである。
【0075】
図14(a)は、前記した透明スピーカ8、透明マイク9の配置状態を示す図であり、図11(a)と同じ構成内容である。本実施形態においては、図11(b)に示すように表示画面内に透明スピーカ8、透明マイク9のキャラクタ(図形、記号)あるいはテキスト(文字)(図16)を表示することで、ユーザにスピーカ(透明スピーカ8)、マイク(透明マイク9)の存在や配置位置を知らせるものである。
【0076】
図14(b)は、透明スピーカ(L)8Lの配置を人の耳を示すキャラクタ31にて表示し、透明マイク9の配置を人の口を示すキャラクタ32にて表示し、透明スピーカ(R)8Rの配置を人の耳を示すキャラクタ33にて表示するものである。
【0077】
図15は、透明スピーカ(L)8Lの配置をスピーカを示すキャラクタ34にて表示し、透明マイク9の配置をマイクを示すキャラクタ35にて表示し、透明スピーカ(R)8Rの配置をスピーカを示すキャラクタ36にて表示するものである。
【0078】
図16は、透明スピーカ(L)8Lの配置を「スピーカ 左」とのテキスト37にて表示し、透明マイク9の配置を「マイク」とのテキスト38にて表示し、透明スピーカ(R)8Rの配置を「スピーカ 右」とのテキスト39にて表示するものである。
【0079】
図17は、前記した図14(b)と同じく、透明スピーカ(L)8Lの配置をキャラクタ31にて表示し、透明マイク9の配置をキャラクタ32にて表示し、透明スピーカ(R)8Rの配置をキャラクタ33にて表示するとともに、各スピーカ、マイクの配置領域を領域線(キャラクタ)40にて表示するものである。
【0080】
勿論、図示はしていないが、テキストの表示37〜39と配置されている領域40の組み合わせ表示も可能である。また、キャラクタやテキストの表示位置や大きさは自由に表示可能であり、また、キャラクタやテキストをフラッシングさせたり、ズームアップダウンの連続表示も可能である。
【0081】
次に、以上説明したキャラクタやテキストを表示させるには、装置内部にキャラクタやテキストデータを有するROMを備え、それを読み出し、ディスプレイ部3に表示することで実現できるが、この技術は公知の技術であり説明は省略する。
【0082】
次に、モニタ付カメラ一体型記録装置21にて本実施形態のキャラクタあるいはテキストを表示する場合は、例えば、電源スイッチ(図示せず)をONすると自動的に表示するようにしたり、図13にて説明した撮影モードメニューMのメニューの中に本表示のON,OFFを切り換えるメニューをいれてもよく、また、操作キーK2の中に設けてもよい。
【0083】
また、本実施形態のキャラクタあるいはテキストの表示は、前記した携帯電話等の透明スピーカ、透明マイクを用いる表示画面にも勿論適用でき、例えば、携帯電話1に設けられた電源スイッチ7をONすると自動的に表示するようにしたり、ディスプレイ部3に表示される操作用キーKの一部に設けてもよい。
【0084】
以上のように、ユーザにはその存在が見えない透明スピーカ8や透明マイク9はその存在が見えないためにユーザにはその存在や配置位置が判らないことによる不安感や取扱性の悪さを感じる場合があるかもしれないが、その配置状態や領域をキャラクタあるいはテキスト情報を用いてユーザに視覚的に知らせることで安心感を得られ(提供でき)、またマイクの位置がわかることで音声入力を効果的に行うことができ、スピーカの位置を理解することで望みの位置、方向に効率的に音声出力を可能とできる。
【0085】
前記の実施形態では本発明の好適例として、携帯電話、モニタ付カメラ一体型記録装置を参照して説明したが、適用例はこれに限定されず、画像、文字、記号等を表示するディスプレイ部と、音声の入力機器(マイク)及び/又は出力機器(スピーカ)、及び操作用キーを有する機器であれば、適用できる。例えば、表示画面、音声入出力機能を有する情報端末、目的位置、現在位置等を音声を交えながら地図画面等を表示する例えば乗り物(車等)用等に用いられるナビゲーションモニター、テレビ、オーディオ機器等があげられる。
【0086】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明の第1の要旨によれば、音響部材と操作パネルを透明な部材で形成するため、透明操作パネルを操作側として、情報表示部と透明操作パネル間に透明音響部材を積層、配置しても、係る音響部材と操作パネルを通して情報表示部の情報は視認可能となる。すなわち、従来、別個に同一平面状等に配置されていた情報表示部、音響部材、及び操作パネルを情報表示部の領域内に集中的に配置できるため、従来、音響部材と操作パネルが占めていた領域分だけ装置の小型化や情報表示部の拡大を図ることができる。
よって、装置本体の小型化と表示画面の大型化の要望に対しては十分に応えることができる。
【0087】
本発明の第2の要旨によれば、操作側と透明音響部材との通路を短くでき、透明音響部材の感度を高めることができる。
【0088】
本発明の第3の要旨によれば、支持部材を有効に活用するとともに、広い情報表示部を確保できる。
【0089】
本発明の第4の要旨によれば、操作側と透明音響部材との通路を極力短くでき、透明音響部材の感度を高めることができる。
【0090】
本発明の第5の要旨によれば、透明操作パネルを簡単な構成で実現できる。
【0091】
本発明の第6の要旨によれば、ユーザには透明スピーカや透明マイクは見えないために、ユーザにはその存在や配置位置が判らないことによる不安感や取扱性の悪さを感じる場合があるかもしれないが、その配置状態(配置領域を含む)をキャラクタあるいはテキストを用いてユーザに視覚的に知らせることで、ユーザに安心感を提供でき、またマイクの位置がわかることで音声入力を効果的に行うことができ、スピーカの位置を理解することで望みの位置、方向に効率的に音声出力を可能とできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る携帯電話の操作面側の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る携帯電話1の正面図(a)に対応して、矢視X1−X2断面図(b)である。
【図3】タッチパネル10の動作説明図である。
【図4】透明スピーカ8を動作させるための回路図である。
【図5】透明マイク9を動作させるための回路図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態による携帯電話の操作面側のディスプレイ部及びその表示を示す正面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態のその他の例に係る携帯電話1の正面図(a)と、(a)の矢視Y1−Y2断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るモニタ付カメラ一体型記録装置の斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係るモニタ付カメラ一体型記録装置の透明スピーカ8,及びタッチパネル10の構成及び配置を示す側面図である。
【図10】図9の構成及び配置の他の例を示す側面図である。
【図11】透明スピーカ8L,8R、透明マイク9の配置を示す表示部の正面図(a)と透明マイク9L,9Rを設けた表示部の正面図(b)である。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係るモニタ付カメラ一体型記録装置の斜視図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係るモニタ付カメラ一体型記録装置の斜視図である。
【図14】本発明のその他の実施の形態に係るモニタ付カメラ一体型記録装置の表示部の正面図である。
【図15】本発明のその他の実施の形態に係るモニタ付カメラ一体型記録装置の表示部の正面図である。
【図16】本発明のその他の実施の形態に係るモニタ付カメラ一体型記録装置の表示部の正面図である。
【図17】本発明のその他の実施の形態に係るモニタ付カメラ一体型記録装置の表示部の正面図である。
【図18】従来の携帯電話101の操作面側の基本構成の説明図である。
【符号の説明】
1 携帯電話
2a 透明枠
2a1、C2 孔
3 ディスプレイ部
8,8R,8L 透明スピーカ
9,9R,9L 透明マイク
10 タッチパネル
K、K2 操作キー
31〜36 キャラクタ
37〜39 テキスト
40 領域線

Claims (7)

  1. 情報を表示する情報表示部と、
    音声を出力する透光性の透明スピーカと、
    入力操作用の透光性の透明操作パネルと、
    前記情報表示部の表示面側に装着する透明支持部材と、を有し、
    前記透明支持部材に前記透明スピーカと前記透明操作パネルとを空間を有して取り付け、
    前記透明操作パネルを操作側として、該透明操作パネル、前記透明スピーカ、前記情報表示部の順に配置し、情報表示部の表示情報が透明スピーカと透明操作パネルを介して表示される情報表示装置。
  2. 前記透明支持部材の前記情報表示部とは反対側の端面に、該情報表示部、前記透明スピーカ及び該透明支持部材で囲まれる空間に通じる複数の空気孔を有することを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  3. 情報を表示する情報表示部と、
    音声を入力する透光性の透明マイクと、
    入力操作用の透光性の透明操作パネルと、
    前記情報表示部の表示面側に装着する透明支持部材と、を有し、
    前記透明支持部材に前記透明マイクと前記透明操作パネルとを空間を有して取り付け、
    前記透明操作パネルを操作側として、該透明操作パネル、前記透明マイク、前記情報表示部の順に配置し、該情報表示部の表示情報が該透明マイクと該透明操作パネルを介して表示される情報表示装置。
  4. 前記透明支持部材の前記情報表示部とは反対側の端面に、該情報表示部、前記透明マイク及び該透明支持部材で囲まれる空間に通じる空気孔を有することを特徴とする請求項3に記載の情報表示装置。
  5. 前記空間に通じる前記空気孔を前記透明操作パネルに設けることを特徴とする請求項1又は3に記載の情報表示装置。
  6. 前記透明操作パネルは、前記情報表示部の前記表示情報に対応する位置を押圧することにより入力操作を行うタッチ式の操作パネルであることを特徴とする請求項1又は3に記載の情報表示装置。
  7. 情報を表示する情報表示部と、
    前記情報表示部の表示面側に配置される、音声を出力する透光性の透明スピーカ及び又は音声を入力する透光性の透明マイクを備え、
    前記情報表示部に、前記透明スピーカ、及び/又は、透明マイクの配置状態を示すキャラクタ、及び/又は、テキストを表示することを特徴とする情報表示装置。
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