JP2002281578A - 情報表示装置 - Google Patents

情報表示装置

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JP2002281578A
JP2002281578A JP2001077092A JP2001077092A JP2002281578A JP 2002281578 A JP2002281578 A JP 2002281578A JP 2001077092 A JP2001077092 A JP 2001077092A JP 2001077092 A JP2001077092 A JP 2001077092A JP 2002281578 A JP2002281578 A JP 2002281578A
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雄一 田原
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正和 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスプレイ部と、音声の入力機器(マイ
ク)及び/又は出力機器(スピーカ)、及び操作用キー
を有する機器本体の小型化とディスプレイ部の大型化を
実現する情報表示装置を提供する。 【解決手段】 情報(文字、記号、画像等)を表示する
ディスプレイ部3と、音声を出力する透光性の透明スピ
ーカ8及び/又は音声を入力する透光性の透明マイク9
よりなる透明音響部材と、入力操作用の透光性のタッチ
パネル10とを有し、タッチパネルを操作側として、デ
ィスプレイ部とタッチパネル間に透明音響部材を配置
し、ディスプレイ部の表示情報が透明音響部材とタッチ
パネルを介して表示される情報表示装置にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示パネルと共
に、スピーカ及び/又はマイクと、操作入力部を有する
情報表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表示パネルと共に、スピーカ及び
/又はマイクと、操作入力部を有する情報表示装置、例
えば携帯型電話、オーディオ機器等においては、機器の
携帯性、取扱性等の観点より機器本体の小型化、軽量化
が進むのとは逆に、情報表示量増大の要望、視認性の良
さから表示画面については大型化が望まれている。
【0003】図18は、従来の携帯電話101の概略構
成を示しており、キャビネット102の正面には上方よ
り下方に従って受信された音声を出力するスピーカ10
6、文字、記号、及び画像情報を表示可能なディスプレ
イ部103、機器操作用のキーボタン104、及び通話
用のマイク107が配置されており、キャビネット10
2の上方には情報通信用のアンテナ105を設けてい
る。
【0004】図18の従来の携帯電話101の構成によ
れば、キャビネット102の正面に対するキーボタン1
04、スピーカ106及びマイク107の配置スペース
により、ディスプレイ部103を設けるスペースが限ら
れ、自ずとディスプレイ部103で表示できるデータ量
が少なく、文字数の多いメールを受信し、そのメールを
最後まで読むにはスクロールを何度も行わなければなら
ず、操作が面倒であった。
【0005】一方、特開平4-70100号公報では、ダイナ
ミックスピーカーに比べて軽量化、薄型化を実現するた
めに、振動板を透明とする圧電透明スピーカが記載さ
れ、更に電気音響変換効率を高めるために広い振動板面
積を確保する圧電スピーカを設けた携帯情報機器が特開
2000-152385号公報に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特開2000-152385号公報記載の発明では、スピーカの
実装面積の縮小により携帯型情報機器の小型軽量化を実
現するため、情報通信設備の進歩に伴う表示画面の大型
化の要望に対しては十分に応えることができないもので
ある。
【0007】本発明は、前記の問題点を解消するために
なされたものであって、更なる機器本体の小型化と表示
画面の大型化の要望に対しては十分に応えることができ
る情報表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、次の構成を有する。本発明の第1の要旨
は、情報(文字、記号、画像等)を表示する情報表示部
と、音声を出力する透光性の透明スピーカ及び/又は音
声を入力する透光性の透明マイクよりなる透明音響部材
と、入力操作用の透光性の透明操作パネルとを有し、透
明操作パネルを操作側として、情報表示部と透明操作パ
ネル間に透明スピーカ及び/又は透明マイクを配置し、
情報表示部の表示情報が透明音響部材と透明操作パネル
を介して表示される情報表示装置にある。
【0009】本発明の第1の要旨によれば、従来、別個
に同一平面状等に配置されていた情報表示部、音響部
材、及び操作パネルを情報表示部の領域内に集中的に配
置(情報表示部の表示面に対して垂直方向に情報表示部
と音響部材と操作パネルを積層状に配置)できるため、
従来、音響部材と操作パネルが占めていた装置表面領域
だけ装置の小型化ができ、及び/又は、情報表示部の表
示領域の拡大を図ることができる。よって、装置本体の
小型化と表示画面の大型化の要望に対しては十分に応え
ることができる。
【0010】本発明の第2の要旨は、透明音響部材から
透明操作パネルの操作側に連続する空気孔を有すること
を特徴とする要旨1に記載の情報表示装置にある。係る
構成により、操作側と透明音響部材との通路を短くで
き、透明音響部材の感度を高めることができる。
【0011】本発明の第3の要旨は、空気孔は、透明音
響部材と透明操作パネルを支持する支持部材に形成する
ことを特徴とする要旨2に記載の情報表示装置にある。
係る構成により、支持部材を有効に活用するとともに、
広い情報表示部を確保できる。
【0012】本発明の第4の要旨は、空気孔は、透明操
作パネルに設けることを特徴とする要旨2に記載の情報
表示装置にある。係る構成により、操作側と透明音響部
材との通路を極力短くでき、透明音響部材の感度を高め
ることができる。
【0013】本発明の第5の要旨は、透明操作パネル
は、情報表示部の表示情報に対応する位置を押圧するこ
とにより入力操作を行うタッチ式の操作パネルであるこ
とを特徴とする要旨1に記載の情報表示装置にある。係
る構成により、透明操作パネルを簡単な構成で実現でき
る。
【0014】本発明の第6の要旨は、情報を表示する情
報表示部と、音声を出力する透明スピーカ及びあるいは
音声を入力する透明マイクを備え、前記情報表示部に、
前記透明スピーカ、及び/又は、透明マイクの配置状態
を示すキャラクタ、及び/又は、テキストを表示するこ
とを特徴とする情報表示装置にある。
【0015】本発明の第6の要旨によれば、ユーザには
透明スピーカや透明マイクは見えないために、ユーザに
はその存在や配置位置が判らないことによる不安感や取
扱性の悪さを感じる場合があるかもしれないが、その配
置状態(配置領域を含む)をキャラクタあるいはテキス
トを用いてユーザに視覚的に知らせることで、ユーザに
安心感を提供でき、またマイクの位置がわかることで音
声入力を効果的に行うことができ、スピーカの位置を理
解することで望みの位置、方向に効率的に音声出力を可
能とできる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。図1は透明スピーカ8、透明
マイク9及びタッチパネル10を備えた本発明の実施の
形態に係る携帯電話の基本構成図、図2は本発明の実施
の形態に係る携帯電話の透明スピーカ8、透明マイク9
及びタッチパネル10の構成及び配置を示す側面図、図
3はタッチパネル10の動作説明図、図4は透明スピー
カ8を動作させるための回路図、図5は透明マイク9を
動作させるための回路図、図6は本発明の実施の形態に
よる携帯電話のディスプレイ部及びその表示を示す正面
図をそれぞれ示している。
【0017】図1に示すように本発明の実施形態に係る
携帯電話1は、装置のキャビネット2と、キャビネット
2に設けられるディスプレイ部3と、電波を送受信する
アンテナ5と、装置の電源をオンオフする電源スイッチ
7と、受信した信号を音声として出力する透光性の透明
スピーカ8と、音声を電気信号に変換する通話用の透光
性の透明マイク9と、装置を操作するための透光性のタ
ッチパネル10を備えている。尚、本実施形態のディス
プレイ部3は文字、記号、画像等の情報を表示できれば
よく、例えば液晶ディスプレイ、プラズマディスプレ
イ、CRT(cathode ray tube)等その種類を限定する
ものではない。
【0018】ディスプレイ部3、透明スピーカ8及び透
明マイク9、及びタッチパネル10は、図2に示すよう
に、タッチパネル10を操作面側として、キャビネット
2内に層状に配置されている。すなわち、タッチパネル
10は、ディスプレイ部3の表示領域を表示可能な大き
さ、且つ位置にキャビネット2によって支持されてお
り、タッチパネル10とディスプレイ部3の間隙に透明
スピーカ8及び透明マイク9が所定位置に位置決めされ
て設けられている。
【0019】図1中に示す符号Kは、電源スイッチ7を
オンすることでディスプレイ部3に表示される操作用キ
ーの表示であり、透光性部材である透明スピーカ8、透
明マイク9及びタッチパネル10を介して、或いはタッ
チパネル10のみを介してオペレータに表示される。オ
ペレータは、タッチパネル10に透過表示された操作キ
ー用K部分を押圧することで操作指示する構成としてい
る。尚、ディスプレイ部3に示す操作用キーKは、オペ
レータの操作内容に基づいて図示しない制御部により表
示/非表示が制御される構成としている。従って、携帯
電話1の操作面に設けられる操作ボタンは、電源スイッ
チ7のみの構成としている。
【0020】上記構成により、本発明の実施形態に係る
携帯電話1の操作面は、タッチパネル10と電源スイッ
チ7で概略構成されるので、携帯電話1の操作面に占め
る表示画面領域(タッチパネル10)を大きくでき、多
くの情報提供が可能となる。また、装置の小型化も実現
できる。以下、各構成を詳細に説明する。
【0021】透明スピーカ8、透明マイク9及びタッチ
パネル10の基本構成の一実施形態について、図2乃至
図5に基づき以下説明する。なお、実施の形態に係る透
明スピーカは、基本的には静電型スピーカである。静電
型スピーカには、プッシュプルタイプとシングルタイプ
があるが、両タイプとも本発明を実現することができ
る。以下の説明では、シングルタイプにて説明する。
【0022】また、本実施の形態の透明マイクは、基本
的には静電型マイクである。静電型マイクには、コンデ
ンサ型とバイモルフ型があるが、両型とも本発明を実現
することができる。また、以下の説明は、コンデンサ型
にて説明する。
【0023】図2に示すように透明スピーカ8は、音波
を発生する透明振動板8aと、透明振動板8aを構成し
透明振動板8aのベース材となる透明フィルム8a1
と、透明フィルム8a1に形成され、透明スピーカ8の
一方の電極となる透明電極8a2と、透明スピーカ8の
固定電極となる透明固定電極板8bと、透明固定電極板
8bを構成し透明固定電極板8bのベース材となるガラ
ス基板8b1と、ガラス基板8b1に形成され透明スピ
ーカ8の他方の電極となる透明電極8b2と、透明振動
板8a及び固定電極板8bを保持する透明枠2aと、透
明枠2aに形成される孔2a1と、及び振動スペースと
空気用スペースの空間2cと、を備えている。
【0024】また、透明マイク9は、音波にて振動する
透明振動板9aと、透明振動板9aを構成し透明振動板
9aのベース材となる透明フィルム9a1と、透明フィ
ルム9a1に形成され、透明マイク9の一方の電極とな
る透明電極9a2と、透明マイク9の固定電極となる透
明固定電極板9bと、透明固定電極板9bを構成し透明
固定電極板9bのベース材となるガラス基板9b1と、
ガラス基板9b1に形成され透明マイク9の他方の電極
となる透明電極9b2と、透明振動板9a及び固定電極
板9bを保持する透明枠2aと、透明枠2aに形成され
る孔2a1と、及び振動スペースと空気用スペースの空
間2cと、を備えている。
【0025】次に、タッチパネル10は、一方の電極板
10aと他方の電極板10bとを所定間隔をもって層状
に設けた構成としている。一方の電極板10aは、蒸着
により透明ガラス基板10a1上に均一な抵抗膜10a
2が設けられ、他方の電極板10bも蒸着により透明ガ
ラス基板10b1上に均一な抵抗膜10b2が設けられ
る。なお、均一な抵抗膜10a2及び10b2上には透
明電極が設けられるが、それについては後述する。ま
た、一方の電極板10aと他方の電極板10bとの間に
は、空間2cが設けられる。
【0026】まず、例えば透明枠2aの側面の一方よ
り、透明枠2aの溝2bに沿って透明スピーカ8、透明
マイク9及びタッチパネル10を挿入する等して透明枠
2aに透明スピーカ8、透明マイク9及びタッチパネル
10が取り付けられる。
【0027】次に、透明枠2aをキャビネット2に取り
付けることで、透明スピーカ8、透明マイク9及びタッ
チパネル10は、キャビネット2に設けられるディスプ
レイ部3の前面部に図示のように対向、配置され取り付
けられる。
【0028】従って、本実施の形態においては、透明ス
ピーカ8を装置の長手方向の上部に、透明マイク9を装
置の長手方向の下部に配置し、その上にタッチパネル1
0を配置する構成となっている。
【0029】また、透明枠2aは、前述した配置構成の
透明スピーカ8、透明マイク9、タッチパネル10を1
つの部品で取付け可能としている。
【0030】なお、透明枠2aをキャビネット2に取り
付けず、ディスプレイ部3に直接取り付けてもよい。ま
た、図示はしていないが、透明スピーカ8、透明マイク
9及びタッチパネル10の接続リード線には透明電極材
を配設し、電気的接続は全て透明化している。
【0031】次に、透明スピーカ8について説明する。
本実施の形態の透明スピーカ8は、ディスプレイ部3側
に音波を発生する透明振動板8a、外部側(視聴者側)
に透明固定電極板8bが配置され、透明枠2aにて保持
されている。なお、透明振動板8aと透明固定電極板7
bとの配置が逆であっても、本発明は実現できるが、透
明固定電極板7bを外部側(視聴者側)に配置すること
で、透明振動板8aを保護することができる。また、透
明振動板8aの前後面は、透明振動板8aの振動スペー
スと空気用スペースとして、空間2cが設けられてい
る。
【0032】透明振動板8aは、ベース材となる透明フ
ィルム8a1と、透明スピーカ8の一方の電極となる透
明電極8a2とにより構成されている。ここで、形成さ
れる透明電極8a2としては、例えば、酸化インジウム
(In23)と酸化スズ(SnO2)からなるITO(I
ndium Tin Oxide)膜や酸化インジウム(In23)膜
を導電性フィルム8a1上に、蒸着法やスパッタリング
法にて成膜することで形成できる。なお、低抵抗,高透
明度(高透過率),電極の微細加工が行い易いという点
から、本実施の形態においてはITO膜が望ましい。
【0033】透明固定電極板8bは、ベース材となるガ
ラス基板8b1、ガラス基板8b1に形成され透明スピ
ーカ8の他方の電極となる透明電極8b2とにより概略
構成される。また、透明固定電極板8bに形成される透
明電極8b2としては、例えば、前述したITO膜をガ
ラス基板8b1上に成膜することで実現できる。
【0034】透明枠2aの外部には孔2a1が多数設け
られている。孔2a1の方向は、空間2cより視聴者側
方向に向かって設けられ、図2の矢印DAで示す空気流
のように、透明振動板8aにて発生された音波は、この
孔2a1を通って、ディスプレイ部3の前面にいる視聴
者に伝わる。従って、孔2a1方向を空間2cより視聴
者側方向に向かって設けることで、音波が直接視聴者に
伝わる。
【0035】次に、透明透明マイク9について説明す
る。本実施の形態の透明マイク9は、ディスプレイ部3
側に音波にて振動する透明振動板9a、外部側(視聴者
側)に透明固定電極板9bが配置され、透明枠2aにて
保持されている。なお、透明振動板9aと透明固定電極
板9bとの配置が逆であっても、本発明を実現できる
が、透明固定電極板9bを外部側(視聴者側)に配置す
ることで、透明振動板9aを保護することができる。ま
た、透明振動板9aの前後面は、透明振動板9aの振動
スペースと空気用のスペースとして、空間2cが設けら
れている。
【0036】透明振動板9aは、ベース材となる透明フ
ィルム9a1と、透明マイク9の一方の電極となる透明
電極9a2とにより概略構成されている。ここで、透明
電極9a2に形成される透明電極9a2としては、例え
ば、酸化インジウム(In23)と酸化スズ(Sn
2)からなるITO(Indium Tin Oxide)膜や酸化イ
ンジウム(In23)膜を導電性フィルム9a1上に、
蒸着法やスパッタリング法で成膜することで形成でき
る。なお、低抵抗,高透明度(高透過率),電極の微細
加工が行い易いという点から、本発明においてはITO
膜が望ましい。
【0037】透明固定電極板9bは、ベース材となるガ
ラス基板9b1、ガラス基板9b1に形成され透明マイク
9の他方の電極となる透明電極9b2とにより概略構成
される。また、透明固定電極板8bに形成される透明電
極9b2としては、例えば、前述したITO膜をガラス
基板9b1上に成膜することで実現できる。
【0038】次に、タッチパネル10について説明す
る。タッチパネル10は、一方の電極板10aと他方の
電極板10bとから概略構成される。電極板10a,1
0bは、ベース材に例えばガラス基板10a1,10b
1が用いられ、ガラス基板10a1,10b1上に蒸着
法やスパッタリング法にて均一な抵抗膜10a2,10
b2が形成されている。なお、均一な抵抗膜10a2,
10b2上には、透明電極(図示せず)が形成される
が、それについては後述する。
【0039】図3は、タッチパネル10の詳細を説明す
る図である。タッチパネル10は、前述したように、一
方の電極板10aと他方の電極板10bから概略構成さ
れる。図3(a)は、一方の電極板10aと他方の電極
板10bを均一な抵抗膜10a2及び10b2面からみ
た図であり、均一な抵抗膜10a2及び10b2上には
透明電極10a3及び10b3が垂直方向及び水平方向
に対向して形成される。
【0040】ここで、形成される透明電極10a3及び
10b3としては、例えば、酸化インジウム(In
23)と酸化スズ(SnO2)からなるITO(Indium
Tin Oxide)膜や酸化インジウム(In23)膜を均一
な抵抗膜10a2及び10b2上に、蒸着法やスパッタ
リング法にて成膜することで形成できる。また、低抵
抗,高透明度(高透過率),電極の微細加工が行い易い
という点から、本実施の形態においてはITO膜が望ま
しい。なお、透明電極10a3及び10b3形成時は、
均一な抵抗膜10a2及び10b2にマスキング加工を
施す。
【0041】また、他の方法として、現在のタッチパネ
ルで用いられている銀ペーストでも実現できる。但し、
その場合に透明な枠では製品の見栄え上好ましくないの
で、枠を透明枠2aから透明でない枠に変更する等の変
更は必要となる。
【0042】次に、図3(a)のA点が押された時のタ
ッチパネル10の動作を説明する。図3(b)は、図3
(a)の一方の電極板10aの断面図である。垂直方向
に対向して形成された透明電極10a3の一方の電極
(例えば左側)には、電圧VCが加えられ、他方の電極
(例えば右側)はグランドに接続されているものとする
と、A点の水平方向の位置は、図3(b)に示す抵抗値
R1とR2との抵抗比により、図3(c)に示すVC1
の出力電圧が得られ、得られた出力電圧より、A点の水
平方向の位置が判別される。
【0043】A点の垂直方向の位置は、他方の電極板1
0bの透明電極10b3により、前述した水平方向の位
置判別と同様な動作で、A点の垂直方向の位置が判別さ
れるので説明は省略する。また、判別回路は現在一般に
用いられているものであり、説明は省略する。従って、
A点の水平方向及び垂直方向の位置が判別されて、A点
が押されたことが検出でき、ディスプレイ部3のA点に
対応する部分に表示した内容の指示入力のあったことを
図示しない制御部により判断させることとなる。
【0044】図4は、本実施の形態の透明スピーカを動
作させる回路図である。まず、マッチングトランスMT
の入力端子K1,K2に入力される音声信号までの信号
処理は、通常のスピーカを動作させる処理と同じであ
り、説明は省略する。
【0045】音声処理回路(図示せず)にて所定の処理
がなされた音声信号は、マッチングトランスMTの入力
端子K1,K2に入力される。マッチングトランスMT
は、音声処理回路(図示せず)と透明スピーカ8(透明
振動板8aの透明電極8a2,透明固定電極板8bの透
明電極8b2)とのインピーダンスを整合する。
【0046】また、マッチングトランスMTの出力端子
K3には、直流分カットコンデンサCが接続され、他方
の出力端子K4には、所定の直流電圧を発生し、バイア
ス電圧発生源となるバイアス電源Eの負側及び透明固定
電極板8bの透明電極8b2が接続されている。
【0047】直流分カットコンデンサCの出力は、透明
振動板8aの透明電極8a2に接続されるとともに、前
述したバイアス電源Eの正側に接続されたバイアス抵抗
Rに接続されている。以上の構成により透明電極8a2
には、バイアス抵抗Rを介しバイアス電源Eからの直流
バイアス電圧が加えられている。
【0048】前述した入力端子K1に入力された音声信
号は、出力端子K3より出力され、出力端子K3より出
力された音声信号は、直流分カットコンデンサCにて直
流分がカットされる。
【0049】直流分がカットされた音声信号は、バイア
ス電源Eからの直流バイアス電圧に重畳され、透明振動
板8aの透明電極7a1に出力される。従って、透明電
極8a1及び透明電極8b2間に所定の電圧がかかるこ
とで、透明振動板8aと透明固定電極板8b間に静電力
が働き、この静電力で透明振動板8aが振動して音波を
発生する。以上の動作にて、音声信号は音波へと変換さ
れる。
【0050】なお、マッチングトランスMT、直流分カ
ットコンデンサC、バイアス抵抗R、バイアス電源Eは
携帯電話1本体内部に備えられ、透明電極材にて、透明
スピーカ8に接続されている。
【0051】また、本発明構成の透明振動板8aの透明
電極8a2あるいは透明固定電極板8bの透明電極8b
2に、公知の予め帯電され電荷を保持したエレクトレッ
トフィルムを貼付することで、バイアス電源Eを省略す
ることもできる。これは、透明電極8a2あるいは透明
電極8b2に正又は負の電荷を半永久的に固定してしま
うことで実現されるものである。
【0052】図5は、本実施の形態の透明マイク9を動
作させる回路図である。次に、図5を参照して回路動作
説明をする。まず、透明振動板9aの透明電極9a2と
透明固定電極板9bの透明電極9b2とでコンデンサが
形成されている。透明振動板9aの透明電極9a2には
バイアス抵抗Rが接続され、バイアス抵抗Rの他方に
は、所定の直流電圧を発生し、バイアス電圧発生源とな
るバイアス電源Eの正側が接続されている。また、バイ
アス電源Eの負側は透明固定電極板9bの透明電極9b
2が接続されている。以上の構成により、透明電極9b
2には、バイアス抵抗Rを介しバイアス電源Eからの直
流バイアス電圧が加えられている。
【0053】上述の装置にユーザ(図示せず)から発生
された音波が到達すると、透明振動板9aは振動し、透
明振動板9aの変位に伴う静電容量変化に比例した電圧
が、バイアス抵抗Rの両端に出力される。両端に出力さ
れた出力電圧は、次段の音声処理回路(図示せず)へと
出力される。以上の動作にて、ユーザ(図示せず)から
発生された音波は音声信号へと変換される。次段の音声
処理回路以後については、通常マイクの処理と同じであ
り、説明は省略する。なお、バイアス抵抗R、バイアス
電源Eは携帯電話1本体内部に備えられ、透明電極材に
て、透明マイク8に接続されている。
【0054】図6は、本実施の形態による携帯電話のデ
ィスプレイ部及びその表示を示す図である。図に示すよ
うに、携帯電話1のディスプレイ3の領域に表示する情
報は透明マイク(透明スピーカ)や透明なタッチパネル
を介して操作側に提供できるため、ディスプレイ3の領
域を操作面に対して最大限にとることができ、表示でき
るデータ量は従来の約2.5倍のデータ量が表示可能で
あることを示している。
【0055】以上説明したように、本実施の形態に係る
携帯電話1によれば、透明マイク及び透明スピーカをデ
ィスプレイ3の領域に重ねて設けることで、従来の携帯
電話の操作面のようにディスプレイ3の領域以外に必要
としていたマイクやスピーカのスペースが不要となっ
た。また、ディスプレイ3、透明マイク及び透明スピー
カの上にタッチパネルを重ねて設けることで、携帯電話
1を操作するための操作キーもディスプレイ3の領域内
に設けることができ、従来ディスプレイ3の領域以外に
必要としていた操作キーのスペースが不要となった。従
って、携帯電話1の操作面に占める領域にディスプレイ
3を自由な大きさ、形状に設けることができるので、設
計の自由度が拡大するとともに、ディスプレイ3の領域
を最大限にとることができ、文字数の多いメールを受信
し、そのメールを最後まで読むためのスクロール操作が
極端に低減し、その効果は大きい。また、インターネッ
トでのWEBサーフィン時等でも同様である。
【0056】尚、上記実施形態では、ディスプレイ部3
への操作用キーKの表示領域は、透明スピーカ8や透明
マイク9の領域にも表示するものであったが、タッチパ
ネル10領域のみへの表示にする等の変更を加えてもよ
い。また、透明スピーカ8と透明マイク9とを備える構
成で示したが、その機器の特性に応じて透明スピーカ8
と透明マイク9の何れか一方のみを設ける構成となって
も、上記した作用効果を得ることができることはいうま
でもない。
【0057】また、上記実施の形態では、図2に示すよ
うに空気流の孔を透明枠2aに設けた場合を説明した
が、図7に示すように透明スピーカ8、透明マイク9の
透明固定電極板8b,9b、及びタッチパネル10の一
部に空気流用の孔C2を設けてもよい。
【0058】図7の構成の場合、タッチパネル10は孔
C2を設けるとともに、均一な抵抗膜10a2,10b
2の領域を一部狭めている。それは、孔C2を設けた領
域のみ、図3で説明した、押された点の水平位置及び垂
直位置検出が不正確となるためである。従って、タッチ
パネル10の一部に孔C2を設けることで、タッチパネ
ルの動作領域が若干狭められるが、透明枠2aを簡単に
作成できるという利点を有する。一方、図2の透明枠2
aに孔を設ける利点は、透明スピーカ8、透明マイク9
及びタッチパネルの一部に空気流用の孔C2を設ける必
要がなく、タッチパネル10の全領域をタッチパネル動
作使用できるという利点を備える。
【0059】上記実施の形態では、携帯電話にディスプ
レイ部3、透明スピーカ8及び透明マイク9、及びタッ
チパネル10を、タッチパネル10を操作面側としてキ
ャビネット2内に層状に配置する構成を説明したが、本
発明の適応対象はそれに限定されるものではない。次
に、本発明の第2の実施形態としてモニタ付カメラ一体
型記録装置について説明する。
【0060】図8は透明スピーカ8L,8R、透明マイ
ク9及びタッチパネル10を備えるモニタ付カメラ一体
型記録装置の基本構成図、図9は本発明による透明スピ
ーカ8,及びタッチパネル10の構成及び配置を示す側
面図、図10は図9の構成及び配置の他の実施例を示す
側面図、図11は透明スピーカ8L,8R、透明マイク
9の配置を示す表示部の正面図、図12,13は本発明
の第2の実施の形態に係るモニタ付カメラ一体型記録装
置を示している。尚、透明スピーカ8L,8R、透明マ
イク9、及びタッチパネル10の構成は、前記した各透
明スピーカ8、透明マイク9、及びタッチパネル10と
大きさ(形状)以外は同一構成であり、その構造は同一
であるので説明を省略する。
【0061】モニタ付カメラ一体型記録装置21は、被
写体を撮像するカメラ部22と、撮像された画像信号や
マイクからの音声信号を記録する記録部と記録された信
号や撮像される信号を表示するモニタ部とを備えるモニ
タ付記録再生部23とを備えている。なお、カメラ部2
2は、カメラ部22を操作するための操作キーK2を備
えている。
【0062】モニタ付記録再生部23は、モニタ付記録
再生部23のキャビネット24と、撮像される信号や前
記再生部で再生された画像信号を表示するディスプレイ
部3を備えたモニタ部25、キャビネット24に設けら
れる透明スピーカ8L,8R、透明マイク9,及びタッ
チパネル10を設けるための透明枠26、前記再生部2
3で再生された音声を出力する透明スピーカ8L,8
R、音声入力用の透明マイク9、及びモニタ付記録再生
部23を操作するためのタッチパネル10を備えてい
る。
【0063】図9は、図8におけるカメラ部22の反対
側、即ち図8の左側からみた側面図であり、前記実施の
形態の図2に示した透明スピーカと同様に、ディスプレ
イ部3、透明スピーカ8L、及びタッチパネル10を、
タッチパネル10を操作面側としてキャビネット24内
に層状に配置し、透明スピーカ8Lと操作側とを連通す
る空気流用の孔2a1が操作側に向かって設けられた構
成を示している。透明スピーカ8Rは透明スピーカ8L
と同一構成であり、図示、説明は省略する。
【0064】図10は、図9において透明枠26の空気
流用の孔2a1の方向が異なるものである。すなわち、
透明枠26の外部には孔2a1が多数設けられている。
孔2a1方向は空間2cより透明枠26の外部横方向に
向かって設けられ、図9の矢印DAで示す空気流で、透
明振動板8aにて発生された音波は、この孔2a1を通
って視聴者に伝わる。
【0065】以上の説明においては、図11(a)の透
明スピーカ8L、透明マイク9、透明スピーカ8Rの配
置構成を説明したが、例えば、図11(b)の配置のよ
うに透明マイクを透明スピーカ8L、8Rと同様に左右
に独立して設ける構成とすることで透明マイク9L、9
Rをもステレオマイクとしてもよい。その他、透明スピ
ーカと透明マイクの配置構成は、様々な配置構成にでき
る。
【0066】図12,13を参照しつつ、モニタ付カメ
ラ一体型記録装置21の操作について説明する。タッチ
パネル操作は、撮影モード及び再生モードともに使用さ
れるが、以下撮影モード時の操作を説明する。なお、再
生する時は再生モードにする。
【0067】撮影モードになると、図12に示すよう
に、モニタ部25には、ディスプレイ部3に表示された
撮像された被写体像が、透明スピーカ8L、8R又は透
明マイク9L、9R、及びタッチパネル10を介して操
作側に提供されている。この状態のまま撮影を続けても
よいが、明るさを補正したいとか、瞬間的にズームで撮
影したいとか、特殊効果を用いて撮影したいという場合
がある。その場合は、図12の状態で、モニタ部25上
のタッチパネル10の任意の部分をタッチする。その結
果、モニタ部25には図13に示すような撮影モードメ
ニューMが表示される。撮影モードメニューの1例とし
ては、本実施の形態では、「1/5」、「消」、「瞬間
ズーム」、「瞬間合成」、及び「明るさ補正」等が表示
される。
【0068】「1/5」の表示は、撮影モードメニュー
が5あり、この表示が5ある表示のうちの1番目のメニ
ュー表示であることを示し、1/5の部分をタッチする
ことで、2/5の別の撮影モードメニューが表示され
る。次、次とタッチを続ければ、5/5の撮影モードメ
ニューが表示される。また、撮影モードメニューの1部
は階層化され、各種の設定や調整が可能となっている。
【0069】「消」の表示は、撮影モードメニューの表
示を消すもので、各種の設定や調整等が終わってメニュ
ー表示が不要となった場合、「消」の部分をタッチする
ことで、撮影モードメニューを非表示とする。
【0070】「瞬間合成」は、装置内部のメモリに備え
た背景画像と被写体画像を合成するものである。
【0071】次に、「瞬間ズーム」と「明るさ補正」を
例にタッチパネルの操作を説明する。「瞬間ズーム」の
操作は、図13の状態において、ベンチの真中の部分を
拡大して撮影したいとする。その場合、まず、「瞬間ズ
ーム」の表示をタッチし、拡大したいベンチ真中部分を
タッチする。すると、ベンチ真中の部分が所定の倍率に
拡大され、ズーム撮影ができる。所定の倍率は、各種の
設定や調整時で倍率を選択しておく。
【0072】「明るさ補正」の操作は、図13の状態に
おいて、木の真中の部分が暗すぎ、明るくして撮影した
い場合、まず、「明るさ補正」の表示をタッチし、次
に、明るくしたい部分(木の真中部分)をタッチする。
すると、木の真中の部分が所定の明るさに補正され、明
るさ補正された撮影ができる。タッチパネルの繰作は、
撮影モードメニューに応じて各種あるが、その他の操作
説明については省略する。
【0073】以上説明したように、第2の実施の形態に
係るモニタ付カメラ一体型記録装置21によれば、ディ
スプレイ部3、透明スピーカ8L,8R及び透明マイク
9、及びタッチパネル10を、タッチパネル10を操作
面側としてキャビネット24内に層状に配置する構成と
することで、従来モニタ付カメラ一体型記録装置本体に
設けていた通常のマイクやスピーカを設けるスペースが
不要となるとともに、透明マイク及び透明スピーカの上
にタッチパネルを備えることで、表示機能を選択するた
めの操作キーを設けるスペースが不要となり、設計の自
由度を拡大するとともに、モニタ部23のディスプレイ
3の領域を最大限にとることができ、モニタ付カメラ一
体型記録装置の小型化を行っても、大きな、広い画像や
多くの文字、記号を表示でき、その効果は大きい。
【0074】図14から図17は、モニタ付カメラ一体
型記録装置の表示部(表示画面)の他の実施形態の説明
図であり、ユーザにはその存在が見えない透明スピーカ
8、透明マイク9の配置をキャラクタあるいはテキスト
にて表示し、ユーザに配置状態を知らせるものである。
【0075】図14(a)は、前記した透明スピーカ
8、透明マイク9の配置状態を示す図であり、図11
(a)と同じ構成内容である。本実施形態においては、
図11(b)に示すように表示画面内に透明スピーカ
8、透明マイク9のキャラクタ(図形、記号)あるいは
テキスト(文字)(図16)を表示することで、ユーザ
にスピーカ(透明スピーカ8)、マイク(透明マイク
9)の存在や配置位置を知らせるものである。
【0076】図14(b)は、透明スピーカ(L)8L
の配置を人の耳を示すキャラクタ31にて表示し、透明
マイク9の配置を人の口を示すキャラクタ32にて表示
し、透明スピーカ(R)8Rの配置を人の耳を示すキャ
ラクタ33にて表示するものである。
【0077】図15は、透明スピーカ(L)8Lの配置
をスピーカを示すキャラクタ34にて表示し、透明マイ
ク9の配置をマイクを示すキャラクタ35にて表示し、
透明スピーカ(R)8Rの配置をスピーカを示すキャラ
クタ36にて表示するものである。
【0078】図16は、透明スピーカ(L)8Lの配置
を「スピーカ 左」とのテキスト37にて表示し、透明
マイク9の配置を「マイク」とのテキスト38にて表示
し、透明スピーカ(R)8Rの配置を「スピーカ 右」
とのテキスト39にて表示するものである。
【0079】図17は、前記した図14(b)と同じ
く、透明スピーカ(L)8Lの配置をキャラクタ31に
て表示し、透明マイク9の配置をキャラクタ32にて表
示し、透明スピーカ(R)8Rの配置をキャラクタ33
にて表示するとともに、各スピーカ、マイクの配置領域
を領域線(キャラクタ)40にて表示するものである。
【0080】勿論、図示はしていないが、テキストの表
示37〜39と配置されている領域40の組み合わせ表
示も可能である。また、キャラクタやテキストの表示位
置や大きさは自由に表示可能であり、また、キャラクタ
やテキストをフラッシングさせたり、ズームアップダウ
ンの連続表示も可能である。
【0081】次に、以上説明したキャラクタやテキスト
を表示させるには、装置内部にキャラクタやテキストデ
ータを有するROMを備え、それを読み出し、ディスプ
レイ部3に表示することで実現できるが、この技術は公
知の技術であり説明は省略する。
【0082】次に、モニタ付カメラ一体型記録装置21
にて本実施形態のキャラクタあるいはテキストを表示す
る場合は、例えば、電源スイッチ(図示せず)をONす
ると自動的に表示するようにしたり、図13にて説明し
た撮影モードメニューMのメニューの中に本表示のO
N,OFFを切り換えるメニューをいれてもよく、ま
た、操作キーK2の中に設けてもよい。
【0083】また、本実施形態のキャラクタあるいはテ
キストの表示は、前記した携帯電話等の透明スピーカ、
透明マイクを用いる表示画面にも勿論適用でき、例え
ば、携帯電話1に設けられた電源スイッチ7をONする
と自動的に表示するようにしたり、ディスプレイ部3に
表示される操作用キーKの一部に設けてもよい。
【0084】以上のように、ユーザにはその存在が見え
ない透明スピーカ8や透明マイク9はその存在が見えな
いためにユーザにはその存在や配置位置が判らないこと
による不安感や取扱性の悪さを感じる場合があるかもし
れないが、その配置状態や領域をキャラクタあるいはテ
キスト情報を用いてユーザに視覚的に知らせることで安
心感を得られ(提供でき)、またマイクの位置がわかる
ことで音声入力を効果的に行うことができ、スピーカの
位置を理解することで望みの位置、方向に効率的に音声
出力を可能とできる。
【0085】前記の実施形態では本発明の好適例とし
て、携帯電話、モニタ付カメラ一体型記録装置を参照し
て説明したが、適用例はこれに限定されず、画像、文
字、記号等を表示するディスプレイ部と、音声の入力機
器(マイク)及び/又は出力機器(スピーカ)、及び操
作用キーを有する機器であれば、適用できる。例えば、
表示画面、音声入出力機能を有する情報端末、目的位
置、現在位置等を音声を交えながら地図画面等を表示す
る例えば乗り物(車等)用等に用いられるナビゲーショ
ンモニター、テレビ、オーディオ機器等があげられる。
【0086】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の第1の要旨
によれば、音響部材と操作パネルを透明な部材で形成す
るため、透明操作パネルを操作側として、情報表示部と
透明操作パネル間に透明音響部材を積層、配置しても、
係る音響部材と操作パネルを通して情報表示部の情報は
視認可能となる。すなわち、従来、別個に同一平面状等
に配置されていた情報表示部、音響部材、及び操作パネ
ルを情報表示部の領域内に集中的に配置できるため、従
来、音響部材と操作パネルが占めていた領域分だけ装置
の小型化や情報表示部の拡大を図ることができる。よっ
て、装置本体の小型化と表示画面の大型化の要望に対し
ては十分に応えることができる。
【0087】本発明の第2の要旨によれば、操作側と透
明音響部材との通路を短くでき、透明音響部材の感度を
高めることができる。
【0088】本発明の第3の要旨によれば、支持部材を
有効に活用するとともに、広い情報表示部を確保でき
る。
【0089】本発明の第4の要旨によれば、操作側と透
明音響部材との通路を極力短くでき、透明音響部材の感
度を高めることができる。
【0090】本発明の第5の要旨によれば、透明操作パ
ネルを簡単な構成で実現できる。
【0091】本発明の第6の要旨によれば、ユーザには
透明スピーカや透明マイクは見えないために、ユーザに
はその存在や配置位置が判らないことによる不安感や取
扱性の悪さを感じる場合があるかもしれないが、その配
置状態(配置領域を含む)をキャラクタあるいはテキス
トを用いてユーザに視覚的に知らせることで、ユーザに
安心感を提供でき、またマイクの位置がわかることで音
声入力を効果的に行うことができ、スピーカの位置を理
解することで望みの位置、方向に効率的に音声出力を可
能とできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る携帯電話の操
作面側の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る携帯電話1の
正面図(a)に対応して、矢視X1−X2断面図(b)
である。
【図3】タッチパネル10の動作説明図である。
【図4】透明スピーカ8を動作させるための回路図であ
る。
【図5】透明マイク9を動作させるための回路図であ
る。
【図6】本発明の第1の実施の形態による携帯電話の操
作面側のディスプレイ部及びその表示を示す正面図であ
る。
【図7】本発明の第1の実施の形態のその他の例に係る
携帯電話1の正面図(a)と、(a)の矢視Y1−Y2
断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るモニタ付カメ
ラ一体型記録装置の斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係るモニタ付カメ
ラ一体型記録装置の透明スピーカ8,及びタッチパネル
10の構成及び配置を示す側面図である。
【図10】図9の構成及び配置の他の例を示す側面図で
ある。
【図11】透明スピーカ8L,8R、透明マイク9の配
置を示す表示部の正面図(a)と透明マイク9L,9R
を設けた表示部の正面図(b)である。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係るモニタ付カ
メラ一体型記録装置の斜視図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係るモニタ付カ
メラ一体型記録装置の斜視図である。
【図14】本発明のその他の実施の形態に係るモニタ付
カメラ一体型記録装置の表示部の正面図である。
【図15】本発明のその他の実施の形態に係るモニタ付
カメラ一体型記録装置の表示部の正面図である。
【図16】本発明のその他の実施の形態に係るモニタ付
カメラ一体型記録装置の表示部の正面図である。
【図17】本発明のその他の実施の形態に係るモニタ付
カメラ一体型記録装置の表示部の正面図である。
【図18】従来の携帯電話101の操作面側の基本構成
の説明図である。
【符号の説明】
1 携帯電話 2a 透明枠 2a1、C2 孔 3 ディスプレイ部 8,8R,8L 透明スピーカ 9,9R,9L 透明マイク 10 タッチパネル K、K2 操作キー 31〜36 キャラクタ 37〜39 テキスト 40 領域線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/03 H04N 5/225 B // H04N 5/225 F H04B 7/26 V (72)発明者 山本 正和 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 田村 一郎 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5C022 AC03 AC18 AC41 AC71 AC72 AC78 5D017 AE22 5K023 AA07 BB11 EE05 EE07 HH07 5K067 BB04 FF23 KK17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を表示する情報表示部と、 音声を出力する透光性の透明スピーカと、 入力操作用の透光性の透明操作パネルと、を有し、 前記透明操作パネルを操作側として、情報表示部と透明
    操作パネル間に透明スピーカを配置し、情報表示部の表
    示情報が透明スピーカと透明操作パネルを介して表示さ
    れる情報表示装置。
  2. 【請求項2】 前記透明スピーカから透明操作パネルの
    操作側に連続する空気孔を有することを特徴とする請求
    項1に記載の情報表示装置。
  3. 【請求項3】 前記空気孔は、透明スピーカと透明操作
    パネルを支持する支持部材に形成することを特徴とする
    請求項2に記載の情報表示装置。
  4. 【請求項4】 情報を表示する情報表示部と、 音声を入力する透光性の透明マイクと、 入力操作用の透光性の透明操作パネルと、を有し、 前記透明操作パネルを操作側として、情報表示部と透明
    操作パネル間に透明マイクを配置し、情報表示部の表示
    情報が透明マイクと透明操作パネルを介して表示される
    情報表示装置。
  5. 【請求項5】 前記透明操作パネルの操作側から透明マ
    イクに連続する空気孔を有することを特徴とする請求項
    4に記載の情報表示装置。
  6. 【請求項6】 前記空気孔は、透明マイクと透明操作パ
    ネルを支持する支持部材に形成することを特徴とする請
    求項5に記載の情報表示装置。
  7. 【請求項7】 前記空気孔は、透明操作パネルに設ける
    ことを特徴とする請求項3又は6に記載の情報表示装
    置。
  8. 【請求項8】 前記透明操作パネルは、情報表示部の表
    示情報に対応する位置を押圧することにより入力操作を
    行うタッチ式の操作パネルであることを特徴とする請求
    項1又は4に記載の情報表示装置。
  9. 【請求項9】 情報を表示する情報表示部と、 音声を出力する透明スピーカ及びあるいは音声を入力す
    る透明マイクを備え、 前記情報表示部に、前記透明スピーカ、及び/又は、透
    明マイクの配置状態を示すキャラクタ、及び/又は、テ
    キストを表示することを特徴とする情報表示装置。
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