JP2012105016A - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の照明手段を不要にするとともに処理負荷を抑えて、望ましい陰影を持つ被写体写真を得ることができるようにする。
【解決手段】被写体を撮像して画像信号を生成し、前記撮像された被写体の主要要素を検知する。そして、予め記憶されている互いに異なる方向からの光線に対する複数の陰影パターンのうち、ユーザーにより指定された陰影パターンの位置及び形状を、前記検知された被写体の主要要素の位置に基づいて変更し、前記変更された陰影パターンが前記被写体と重なるように前記画像信号に係る画像を合成し、前記合成した画像を表示するようにして、望ましい陰影を持つ写真が得られるようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は陰影を含む被写体の画像を生成するために用いて好適な撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム及び記憶媒体に関する。
一般に写真撮影では、被写体への光のあて方(以下、「ライティング」という)によって、撮影される写真の印象が変化することが広く知られている。そこで、被写体へ光が当たる場合における様々な技術が開発されている。特許文献1には、発光素子を並べた発光面を複数有する照明手段と、発光素子の光量、発光面の方向を個別に制御する制御手段とを有し、被写体である人物に照射される照明光の光量と配光とをより細かく変更する人物撮影装置が開示されている。これにより、望ましい陰影を持つ顔写真を得ることができるようにしている。
また、特許文献2に記載の顔画像処理装置は、入力された2次元顔画像に合わせて予め複数記憶された顔の3次元形状モデルの顔向きを調整し、調整された3次元形状モデルのそれぞれに2次元顔画像から推定される光源方向を適用して2次元陰影画像を作成する。そして、2次元顔画像に最も類似する陰影画像に対応する3次元形状モデルと2次元顔画像とを合成することにより、その人物の顔に対応した3次元顔画像を作成している。
また、特許文献3に記載の顔画像照合装置は、入力された本人登録に用いられる2次元顔画像と、記憶されている標準的な顔の3次元形状を表わす標準フレームモデルとを合成して本人の顔に対応した3次元顔モデルを生成している。そして、生成した3次元顔モデルから複数のレンダリング条件に従って複数の参照顔画像を生成している。これにより、本人登録を容易に行い、かつ、誤り率の低い顔画像照合をすることができるようにしている。
国際公開第2007/108321号 特開2009−211151号公報 特開2003−6645号公報
しかし、特許文献1に開示されている方法では、少なくとも複数の発光面を有する照明手段が必要となるため、多くのコストがかかってしまう。また、特許文献2及び特許文献3に開示される方法では、複数の照明手段は不要であるが、3次元形状をデータ処理することが必要であり、演算量が膨大となる。すなわち、処理負荷が高く、演算能力が高い高価なプロセッサや、容量の大きいワームメモリが必要となり、消費電力も増大する。このように従来技術では、コスト削減や消費電力の節約が求められるディジタルカメラに備えられるハードウェア資源によって望ましい陰影を持つ顔写真を得ることが困難であるという課題があった。
本発明は前述の問題点に鑑み、複数の照明手段を不要にするとともに処理負荷を抑えて、望ましい陰影を持つ被写体写真を得ることができるようにすることを目的としている。
本発明の撮像装置は、被写体を撮像して画像信号を生成する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された被写体の主要要素を検知する検知手段と、互いに異なる方向からの光線に対する複数の陰影パターンを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された複数の陰影パターンのうち、ユーザーにより指定された陰影パターンの位置及び形状を、前記検知手段によって検知された被写体の主要要素の位置に基づいて変更する変更手段と、前記変更手段によって変更された陰影パターンが前記被写体と重なるように前記画像信号に係る画像を合成し、前記合成した画像を表示手段に表示する表示制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、複数の照明手段を不要にするとともにより少ない処理負荷により望ましい陰影を持つ被写体写真を得ることができる。
実施形態に係るディジタルカメラの外観構成例を示す図である。 実施形態に係るディジタルカメラの内部構成例を示すブロック図である。 ライティング効果を施す処理手順の一例を示すフローチャートである。 不揮発性メモリに記憶されている陰影パターンの一例を示す図である。 主要要素の位置を特定している様子の一例を示す図である。 主要要素の位置に合わせて変更された陰影パターンの一例を示す図である。 陰影パターンを合成した画像の一例を示す図である。 所望の光線方向を指示・選択させる画面の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態において、撮像装置の一例としてディジタルカメラ100の外観構成例を示す図である。
図1において、表示部101は画像や各種情報を表示する表示部である。シャッターボタン102は撮影指示を行うためのボタンである。モードダイアル103は動作モードを静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モード等のいずれかに切り替えるための操作部材である。コネクタ104は接続ケーブル111とディジタルカメラ100とを接続するためのものである。
操作部105はユーザーからの各種操作を受け付ける各種スイッチ、ボタン、タッチパネル等の操作部材からなる操作部である。コントローラーホイール106は操作部105に含まれる回転操作可能な操作部材であり、方向ボタンと共に選択項目を指示する際などに使用される。電源スイッチ107は、電源オン、電源オフを切り替えるためのスイッチである。
記録媒体108は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成されている。記録媒体スロット109は記録媒体108を格納するためのスロットである。記録媒体スロット109に記録媒体108が格納されると、記録媒体108とディジタルカメラ100との通信が可能となる。蓋110は記録媒体スロット109の蓋である。
図2は、本実施形態によるディジタルカメラ100の内部構成例を示すブロック図である。
図2において、撮影レンズ201はフォーカスレンズを含むレンズであり、シャッター202は絞り機能を備えるシャッターである。撮像部203は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS等で構成されている。A/D変換器204は、撮像部203から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。バリア205は、ディジタルカメラ100の撮影レンズ201などを覆うことにより、撮影レンズ201、シャッター202、及び撮像部203を含む撮像系の汚れや破損を防止する。
画像処理部206は、A/D変換器204又はメモリ制御部207から入力されたデータに対し、所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部206は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御部212が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。さらに、画像処理部206は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行う。
A/D変換器204から出力されたデータは、画像処理部206及びメモリ制御部207を介して、或いは、メモリ制御部207を介してメモリ208に直接書き込まれる。メモリ208は、A/D変換器204によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部210に表示するための画像データを格納する。なお、メモリ208は、所定枚数の静止画像データや所定時間の動画像データ及び音声データを格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ208は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。
D/A変換器209は、メモリ208に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部210に供給する。このように、メモリ208に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器209を介して表示部210により表示される。表示部210は、LCD等の表示器上に、D/A変換器209から出力されたアナログ信号に応じた表示を行う。
不揮発性メモリ211は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられている。また、不揮発性メモリ211には、システム制御部212の動作用の定数、プログラム等が記憶されている。ここで、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムである。
システム制御部212は、ディジタルカメラ100全体を制御する。前述した不揮発性メモリ211に記憶されたプログラムを実行することにより、後述する本実施形態の各処理を実現する。また、システム制御部212はメモリ208、D/A変換器209、表示部210等を制御することにより表示制御も行う。システムメモリ213は、例えばRAMが用いられ、システムメモリ213には、システム制御部212の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ211から読み出したプログラム等が展開される。
モード切替スイッチ(モードダイアル)103、第1シャッタースイッチ214、第2シャッタースイッチ215、及び操作部105はシステム制御部212に各種の動作指示を入力するための操作手段である。
第1シャッタースイッチ214は、ディジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン102の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。そして、第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ215は、シャッターボタン102の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部212は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部203から画像信号を読み出して記録媒体108に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
図1に示した操作部105の各操作部材は、表示部210に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部210に表示される。利用者は、表示部210に表示されたメニュー画面と、4方向ボタンやSETボタンとを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
また、操作部105に含まれる図1に示したコントローラーホイール106が回転操作されると、操作量に応じて電気的なパルス信号が発生し、このパルス信号に基づいてシステム制御部212はディジタルカメラ100の各部を制御する。このパルス信号によって、コントローラーホイール106が回転操作された角度や、何回転したかなどを判定することができる。なお、コントローラーホイール106は図1に示した例以外に回転操作が検出できる操作部材であればどのようなものでもよい。例えば、ユーザーの回転操作に応じてコントローラーホイール106自体が回転してパルス信号を発生するダイアル操作部材であってもよい。また、タッチセンサよりなる操作部材で、コントローラーホイール106自体は回転せず、タッチホイールなどコントローラーホイール106上でのユーザーの指の回転動作などを検出するものであってもよい。
電源制御部216は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部216は、その検出結果及びシステム制御部212の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体108を含む各部へ供給する。
電源部217は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。インターフェース218は、メモリカード等の記録媒体108とのインターフェースである。
本実施形態に係るディジタルカメラ100は画像中の人物を検知する人物検知機能を備えている。以下、この人物検知機能について説明する。システム制御部212は、人物を検知する対象となる画像データを画像処理部206に送る。そして、システム制御部212の制御により画像処理部206は、当該画像データに水平方向バンドパスフィルタを作用させ、さらに、処理された画像データに垂直方向バンドパスフィルタを作用させる。この水平方向及び垂直方向のバンドパスフィルタにより、画像データからエッジ成分が検出される。
その後、システム制御部212は、検出したエッジ成分に関してパターンマッチングを行い、目、鼻、口、耳等、人物の主要要素の候補群を抽出する。次に、例えば目については、抽出された候補群の中から、予め設定された条件(例えば2つの目の距離、傾き等)を満たすものを目の対と判断し、目の対があるもののみ目の候補群として絞り込む。そして、絞り込まれた目の候補群と、それに対応する、人物を形成する他のパーツ(鼻、口、耳)とを対応付け、予め設定した非人物条件フィルタを通すことにより人物を検知して顔情報を生成する。
システム制御部212は、人物検知結果に応じて上記顔情報を出力し、処理を終了する。このとき、検知した人物の輪郭と、目、鼻、口、耳等、人物の主要要素の位置との情報をメモリ208に記憶する。
図3は、本実施形態に係るディジタルカメラ100において、ユーザーの選択に応じたライティング効果を撮像画像に施す撮影モード(以下、ライティングコントロールモードと称する)における処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図3に示す処理は、不揮発性メモリ211に記録されたプログラムをシステムメモリ213に展開してシステム制御部212が実行することにより実現する。
まず、モードダイアル103の操作や、操作部105の操作によりメニュー画面で操作され、静止画撮影モードの1つであるライティングコントロールモードに切り替えられると、図3の処理を開始する。
まず、S301において、前述した全押しによる撮影指示が行われ、第2シャッタースイッチ信号SW2がシステム制御部212に入力されるまで待機する。そして、撮影指示が行われると、次のS302に進む。
次に、S302においては、撮影処理を行う。この撮影処理は撮像部203で撮影した画像信号を静止画像ファイルとして記録媒体108に記録するまでの一般的な本撮影の処理であり、その詳細な手順は図2を用いて前述したとおりである。
次に、S303においては、システム制御部212は、S302で撮影された画像から人物検知処理を行う。この処理の詳細は前述したとおりである。
次に、S304においては、システム制御部212は、S303の人物検知処理により検知された人物の主要要素の位置に基づき、不揮発性メモリ211に記憶された複数の陰影パターンからユーザーによって選択された陰影パターンの位置、形状を変更する。なお、ユーザーから陰影パターンの選択操作を受け付ける前である場合は、デフォルトの陰影パターンの位置、形状を変更する。
図4は、不揮発性メモリ211に記憶されている陰影パターンの一例を示す図である。図4には、上、右上、右、右下、下、左下、左、左上の8方向からの光線に対する陰影パターンが表わされている。また、図5は、画像中の人物を検知し、その主要要素の位置を特定している様子の一例を示す図である。図5において、検知した人物の輪郭、目、鼻、口、耳の位置が太線により表示されている。
例えば、S303の人物検知処理により検知された人物の主要要素(目、鼻、口、耳、輪郭)が図5に示したような位置であるものとする。そして、ユーザーにより選択された陰影パターンが図4に示した右上方向からの光線に対する陰影パターンであったものとする。この場合、S304では、右上方向からの光線に対する陰影パターンを、図5に示す人物の主要要素の位置に基づいて、図6に示すような陰影パターンに変更する。
次に、S305においては、システム制御部212は、S304で変更した陰影パターンを、S302で撮影された画像中の人物にオーバーレイ効果をかけて合成する。そして、合成した画像を表示部210に表示する。これは、撮影直後に撮影された画像を撮影モードのままレビュー表示するいわゆるレックレビュー表示として行われる。図7に、陰影パターンを合成した画像の一例を示す。
次に、S306においては、指定している陰影パターンを他の陰影パターンに切り替える操作(陰影パターンの選択操作)をユーザーから受け付けたか否かを判定する。この判定の結果、陰影パターンの変更操作を受け付けたと判定するとS304に進み、陰影パターンを変更して処理を繰り返す。一方、陰影パターンの変更操作を受け付けていない場合はS307に進む。
選択操作の方法の例について説明する。不揮発性メモリ211に記憶された複数の陰影パターンは所定の順序が予め定められているものとする。S306で操作部105に含まれる4方向ボタンの右ボタンが押下されたと判定すると、現在選択している陰影パターンより順序がひとつ次の陰影パターンに選択を切り替え、左ボタンが押下されたと判定するとひとつ前の陰影パターンに選択を切り替える。
次に、S307においては、システム制御部212は、レックレビュー表示を終了するか否かを判定する。レックレビュー表示は、ユーザーから表示終了の指示操作や次の撮影準備指示を受け付けるか、あるいは予め定められた所定時間を経過すると、終了するものと判定される。この判定の結果、終了しない場合はS306に戻って処理を繰り返し、終了する場合はS308へ進む。
次に、S308においては、S304で変更した陰影パターンを、S302で撮影された画像中の人物にオーバーレイ効果をかけて合成した画像(直前に表示部210に表示されていた画像)を、画像ファイルとして記録媒体108に記録する。
次に、S309においては、システム制御部212は、ライティングコントロールモードを終了するか否かを判定する。この判定の結果、ライティングコントロールモードを終了しない場合はS301に戻り、処理を繰り返す。一方、ライティングコントロールモードを終了する場合は、そのまま図3の処理を終了する。ライティングコントロールモードを終了する場合とは、他の撮影モードや再生モードに切り替える指示や、電源をOFFとする操作、しばらくの間何の操作もされなかった場合に消費電力節約のために自動的に電源がオフとなるオートパワーオフの発動などがある。
以上説明した処理によれば、複数の陰影パターンから選択し、画像から検知された人物に合わせて選択した陰影パターンを変更して合成することにより、ユーザーが所望する陰影をもつ顔写真を得ることができる。従って他に照明手段を設ける必要なく、また、3次元形状をデータ処理する方法に比べて少ない処理負荷で済む。すなわち、従来に比べて演算能力の低く安価なプロセッサや、より容量の小さい安価なワークメモリであっても、ユーザーが所望する陰影を持つ顔写真を得ることができる。また、演算量の抑制に伴って消費電力も節約することができる。さらに、従来と同じハードウェア資源であれば、演算量の抑制に伴ってより高速に処理を行うことができ、レスポンスの向上につながる。
なお、上述した図3のS304では、ユーザーによって選択された陰影パターンの位置、形状を変更する例を説明した。一方、さらに、ユーザーによって選択された陰影パターン以外の、その前後の陰影パターンの位置、形状も変更してシステムメモリ213に保持してもよい。このようにすることにより、ユーザーの陰影パターンの変更操作に対するレスポンスを向上させることができる。
また、本実施形態においてはレックレビュー表示について説明したが、図3のS303〜S306の処理は、再生モードにおいて記録媒体108から読み出した再生対象の画像に対して行ってもよい。この場合、再生対象の画像を切り替える操作(画像送り操作)や、再生モードを終了する操作があった場合は、S308と同様に、直前に表示部210に表示されていた画像を、画像ファイルとして記録媒体108に記録する。
さらに、図3のS303〜S306の処理は、撮影モードにおいて撮像部203において撮影されている画像をリアルタイムに表示するいわゆるスルー表示で表示されるスルー画像に対して行っても良い。
また、S303で人物の顔の主要要素を検出する例を説明したが、人物の顔以外の主要要素(頭、首、肩、腕、手、胴、足など)を検知して、陰影パターンを変更するものとしてもよい。なお、この場合、不揮発性メモリ211に記憶している変更前の陰影パターンは図4に示すような顔部分に対するものではなく、人体全体に対する陰影パターンとなる。さらに、検知可能な被写体であれば人物に限らずともどのような被写体でもよく、例えば犬や猫といった動物を検知し、これらの動物に合わせた陰影パターンを記憶しておくものとしてもよい。
(第2の実施形態)
本実施形態では、タッチパネルを備えたディジタルカメラにおいて、前述の図3のS306で受け付け可能な陰影パターンの選択操作が、タッチパネルに対する操作である例について説明する。なお、それ以外のディジタルカメラの外観、内部構成、及びライティング効果を施す手順については、第1の実施形態と同様であるため、説明は省略する。
タッチパネルは、例えば平面的に構成された入力部に対して接触された位置に応じた座標情報が出力されるようにした入力デバイスである。本実施形態に係るディジタルカメラ100ではディスプレイと一体的に構成して、タッチパネルにおける入力座標と、ディスプレイ(表示部101)の表示座標とを対応付けている。これにより、あたかもユーザーがディスプレイ上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUIを構成することができる。
図8は、本実施形態に係るディジタルカメラ100において、ユーザーに所望の光線方向を指示・選択させるために表示部101上に表示される画面の一例を示す図である。
図8において、画像中の人物の上、右上、右、右下、下、左下、左、左上の8方向の目安として小円を表示しており、ユーザーによりその1点がタッチされると、そのタッチされた点に対応する方向からの光線に対する陰影パターンを読み出す。これにより、ユーザーはタッチによりディスプレイの表示座標と対応付けて所望の光線方向を指示・選択できる。したがって、ユーザーが表示された画像に対して直接的に光線方向が変更可能であるかのような格別の操作を実現できる。
(その他の実施形態)
なお、システム制御部212の制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明をディジタルカメラに適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されない。すなわち、本発明はパーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、プリンタ装置に設けられた印刷画像選択および確認のためのディスプレイ、デジタルフォトフレームなどにも適用できる。このように、記憶した陰影パターンのうち選択されたものを画像に合成して表示できる画像処理装置であれば適用可能である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明を構成することになる。
203 撮像部
208 メモリ
210 表示部
212 システム制御部

Claims (8)

  1. 被写体を撮像して画像信号を生成する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された被写体の主要要素を検知する検知手段と、
    互いに異なる方向からの光線に対する複数の陰影パターンを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された複数の陰影パターンのうち、ユーザーにより指定された陰影パターンの位置及び形状を、前記検知手段によって検知された被写体の主要要素の位置に基づいて変更する変更手段と、
    前記変更手段によって変更された陰影パターンが前記被写体と重なるように前記画像信号に係る画像を合成し、前記合成した画像を表示手段に表示する表示制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記表示手段はタッチパネルであり、
    前記変更手段は、前記タッチパネルへの接触に応じて、前記接触された位置に対応する陰影パターンの位置及び形状を変更することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記変更手段は、前記検知手段によって検知された被写体の主要要素の位置に基づいて、前記記憶手段に記憶されている陰影パターンのうち、ユーザーにより指定された陰影パターン以外の陰影パターンの位置及び形状を少なくとも1つ変更し、
    前記記憶手段は、前記変更手段により位置及び形状が変更されたユーザーにより指定された陰影パターン以外の陰影パターンを記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記複数の陰影パターンは、上、下、右、左、右上、右下、左上、及び左下の方向からの光線に対するパターンであることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記表示手段に表示された画像を画像ファイルとして記録媒体に記録する記録手段をさらに有することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の撮像装置。
  6. 被写体を撮像して画像信号を生成する撮像工程と、
    前記撮像工程において撮像された被写体の主要要素を検知する検知工程と、
    互いに異なる方向からの光線に対する複数の陰影パターンのうち、ユーザーにより指定された陰影パターンの位置及び形状を、前記検知工程において検知された被写体の主要要素の位置に基づいて変更する変更工程と、
    前記変更工程において変更された陰影パターンが前記被写体と重なるように前記画像信号に係る画像を合成し、前記合成した画像を表示手段に表示する表示制御工程とを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  7. 被写体を撮像して画像信号を生成する撮像工程と、
    前記撮像工程において撮像された被写体の主要要素を検知する検知工程と、
    互いに異なる方向からの光線に対する複数の陰影パターンのうち、ユーザーにより指定された陰影パターンの位置及び形状を、前記検知工程において検知された被写体の主要要素の位置に基づいて変更する変更工程と、
    前記変更工程において変更された陰影パターンが前記被写体と重なるように前記画像信号に係る画像を合成し、前記合成した画像を表示手段に表示する表示制御工程とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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