JP2019087924A - 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像装置、画像処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ピント位置を細かく移動させて撮像した複数の画像から検出した変換係数の精度が低い。【解決手段】 画像処理装置は、ピント位置の異なる複数の画像から特徴点を検出する検出手段と、特徴点を用いて位置合わせのための変換係数を算出し、変換係数に基づいて合成を行う合成手段と、を有する。合成手段は、第1の画像と第2の画像から検出された特徴点を用いて算出される第1の画像に対する第2の画像の変換係数が予め定められた条件を満たさないと判断され、かつ、第1の画像と第3の画像から検出された特徴点を用いて算出される第1の画像に対する第3の画像の変換係数が予め定められた条件を満たす場合、第3の画像の変換係数に基づいて第2の画像の変換係数を算出することを特徴とする。【選択図】 図6

Description

本発明は、複数の画像に対して位置合わせを行う撮像装置に関するものである。
デジタルカメラなどの撮像装置からの距離が互いに大きく異なる複数の被写体を撮像する場合や、奥行き方向に長い被写体を撮像する場合に、被写界深度が足りないために被写体の一部にしかピントを合わせられない場合がある。これを解決するため、特許文献1には、ピント位置の異なる複数の画像を撮像し、各画像から合焦領域のみを抽出して1枚の画像に合成し、撮像領域全体に合焦している合成画像を生成する、所謂、深度合成の技術が開示されている。こうした深度合成の技術を正しく行うために、画像間の正しい位置合わせが不可欠である。特許文献2には、複数の画像において特徴点を検出して追跡し、検出した特徴点を用いて変換係数を求め、この変換係数に基づく画像の位置合わせを行ってから画像合成を行う方法が開示されている。
特開平10―290389号公報 特開2008―271240号公報
特許文献1に記載の方法で深度合成の画像を作成する際に、品位の高い合成画像を得るためには、ピント位置を細かく変えながら、大量の画像を撮像することが望ましい。しかしながら、ピント位置の変化が少ないと、特許文献2に開示された方法で位置合わせための変換係数を求めようとしても、特徴点の移動量が演算精度より小さくなってしまい、正しい変換係数が求められない可能性がある。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、ピント位置を細かく移動させて撮像した複数の画像に対して精度の高い位置合わせを行う画像処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願発明は、ピント位置の異なる複数の画像から特徴点を検出する検出手段と、前記特徴点を用いて、前記複数の画像の少なくとも一部の位置合わせを行うための変換係数を算出し、前記変換係数に基づいて前記複数の画像の少なくとも一部に対して合成を行う合成手段と、を有し、前記合成手段は、前記複数の画像のうちの第1の画像と第2の画像から検出された前記特徴点を用いて算出される前記第1の画像に対する前記第2の画像の変換係数が、予め定められた条件を満たさないと判断され、かつ、前記複数の画像のうちの前記第1の画像と第3の画像から検出された前記特徴点を用いて算出される前記第1の画像に対する前記第3の画像の変換係数が、前記予め定められた条件を満たす場合に、前記第3の画像の変換係数に基づいて前記第2の画像の変換係数を算出することを特徴とする画像処理装置を提供する。
本発明の構成によれば、ピント位置を細かく移動させて撮像した複数の画像に対して精度の高い位置合わせを行う画像処理装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラの概略構成を示す背面斜視図である。 本発明の実施形態におけるデジタルカメラのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における複数の光電変換部を有する画素に光信号が入射する様子を説明するための図である。 本発明の実施形態における被写体像が結像面に結像する様子を示す図である。 本発明の実施形態における深度合成の撮像を説明するための図である。 本発明の実施形態における画像合成の処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態における変換係数の算出を説明するためのフローチャートである。
以下では、添付の図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る画像処理装置であるデジタルカメラの概略構成を示す背面斜視図である。
デジタルカメラ100の背面には、画像や各種の情報を表示する表示部101と、ユーザによる各種操作を受け付ける各種スイッチやボタン等の操作部材からなる操作部102が設けられている。また、デジタルカメラ100の背面には、撮像モード等を切り替えるモード切替スイッチ104と、回転操作可能なコントローラホイール103が設けられている。デジタルカメラ100の上面には、撮像指示を行うシャッタボタン121と、デジタルカメラ100の電源のオン/オフを切り替える電源スイッチ122と、被写体に対して閃光を照射するストロボ141が設けられている。
デジタルカメラ100は、有線あるいは無線通信を介して外部装置と接続可能であり、外部装置に画像データ(静止画データ、動画データ)等を出力することができる。デジタルカメラ100の下面には、蓋131により開閉可能な記録媒体スロット(不図示)が設けられており、記録媒体スロットに対してメモリカード等の記録媒体130を挿抜することができるようになっている。
記録媒体スロットに格納された記録媒体130は、デジタルカメラ100のシステム制御部210(図2参照)と通信可能である。なお、記録媒体130は、記録媒体スロットに対して挿抜可能なメモリカード等に限定されるものではなく、光学ディスクやハードディスク等の磁気ディスクであってもよく、更に、デジタルカメラ100の本体に内蔵されていてもよい。
図2は、デジタルカメラ100のハードウェア構成を示すブロック図である。デジタルカメラ100は、バリア201、撮像レンズ202、シャッタ203及び撮像部204を備える。バリア201は、撮像光学系を覆うことにより、撮像光学系の汚れや破損を防止する。撮像レンズ202は、ズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群により構成されており、撮像光学系を構成する。シャッタ203は、絞り機能を備え、撮像部204に対する露光量を調節する。撮像部204は、光学像を電気信号(アナログ信号)に変換する撮像素子であり、例えば、RGBの画素が規則的に配置されたベイヤー配列構造を有するCCDセンサやCMOSセンサ等のイメージセンサである。なお、シャッタ203は、機械式シャッタ(以下、メカシャッタという)であってもよいし、撮像素子のリセットタイミングの制御によって蓄積時間を制御する電子シャッタであってもよい。
または、撮像部204を、ステレオ画像が取得できる、1つ画素に複数の光電変換部に設けられる構造にすれば、自動焦点検出(AF)処理がより素早くできる。
図3は、本実施形態における複数の光電変換部を有する画素に光信号が入射する様子を説明するための図である。
図3では、画素アレイ301が、マイクロレンズ302と、カラーフィルタ303と、光電変換部304および305を備えている。光電変換部304と305とは、同じ画素に属し、共通する1つのマイクロレンズ302と1つのカラーフィルタ303に対応する。図3はデジタルカメラ100を上から見た図であって、1つの画素に対応する2つの光電変換部304と305が左右に並んで配置されていることを示している。射出瞳306から出る光束のうち、光軸309を境にして、上側の光束(領域307からの光束に相当)は光電変換部305に入射し、下側の光束(領域308からの光束に相当)は光電変換部304に入射する。つまり、光電変換部304と305とはそれぞれ撮像レンズの射出瞳の異なる領域の光を受光している。ここで光電変換部304が受光した信号をA像、光電変換部305で受光した信号をB像とすると、A像とB像のように、1対の瞳分割画像の位相差に基づいて焦点ズレ量を算出でき、距離情報を取得することができる。特に、撮像素子の全体に、2つの光電変換部を有する画素を全面的に配置すれば、撮像素子が、画面上の任意の位置における被写体の距離情報を得ることができる。
ただし、上述した距離情報は、2つの光電変換部を有する画素でなく、普通の画像を有する撮像素子を用いても得られる。たとえば、撮像部204が、複数のレンズの相対位置を変えながら、ピント位置の異なる複数の画像を生成する。後述する画像処理部206は、それぞれの画像に対して、ブロックに分割し、分割したブロックのコントラストを算出する。画像処理部206は、撮像した複数の画像の同じ位置にあるブロックのコントラストを比較し、コントラストの最も大きいブロックを合焦しているブロックと判断する。最後に、画像処理部206は、合焦しているブロックが撮影された画像のピント位置から、各々のブロックの距離情報を求めればよい。
デジタルカメラ100は、A/D変換器205、画像処理部206、メモリ制御部207、D/A変換器208、メモリ209及びシステム制御部210を備える。撮像部204からA/D変換器205へアナログ信号が出力され、A/D変換器205は、取得したアナログ信号をデジタル信号からなる画像データに変換して、画像処理部206またはメモリ制御部207へ出力する。
画像処理部206は、A/D変換器205から取得した画像データまたはメモリ制御部207から取得したデータに対して、画素補間やシェーディング補正等の補正処理、ホワイトバランス処理、γ補正処理、色変換処理等を行う。また、画像処理部206は、画像の切り出しや変倍処理を行うことで電子ズーム機能を実現する。更に、画像処理部206は撮像した画像の画像データを用いて所定の演算処理を行い、こうして得られた演算結果に基づいてシステム制御部210が露光制御や測距制御を行う。例えば、システム制御部210により、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(ストロボプリ発光)処理が行われる。画像処理部206は、撮像した画像の画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果を用いて、システム制御部210はTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
画像処理部206は、複数の画像からパノラマ画像を合成し、またその合成結果の判断を行う画像合成処理回路を有する。画像合成処理回路は、単純な加算平均合成だけでなく、合成対象の画像データの各領域において最も明るい値または暗い値を持つ画素を選択して1枚の画像データを生成する比較明合成や比較暗合成等の処理を行うことができる。また、合成結果を特定の基準に基づいて評価し、判定する。たとえば、合成された画像の数が所定数に満たさない場合や、合成後の画像の長さが基準値に満たさない場合に、合成に失敗したと判定する。なお、画像処理部206を備える構成の代わりに、システム制御部210によるソフトウェア処理によって画像合成処理の機能を実現する構成としてもよい。
A/D変換器205から出力される画像データは、画像処理部206及びメモリ制御部207を介して、或いは、メモリ制御部207を介して、メモリ209に書き込まれる。メモリ209は、表示部101に表示する画像データを格納する画像表示用メモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。メモリ209は、所定枚数の静止画像、パノラマ画像(広角画像)、パノラマ画像合成結果を格納することができる記憶容量を備えている。なお、メモリ209は、システム制御部210が不揮発性メモリ211から読み出したプログラム等を展開する作業領域として用いることもできる。
メモリ209に格納されている画像表示用データ(デジタルデータ)は、D/A変換器208に送信される。D/A変換器208は、受信したデジタルデータをアナログ信号に変換して表示部101に供給し、これにより、表示部101に画像が表示される。表示部101は、液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイ等の表示装置であり、D/A変換器208からのアナログ信号に基づいて画像を表示する。表示部101における画像表示のオン/オフは、システム制御部210によって切り替えられ、画像表示をオフにすることで電力消費を低減させることができる。なお、撮像部204からA/D変換器205を通じてメモリ209に蓄積されるデジタル信号をD/A変換器208によりアナログ信号に変換して表示部101に逐次表示することにより、スルー画像を表示する電子ビューファインダ機能を実現することができる。
デジタルカメラ100は、不揮発性メモリ211、システムタイマ212、システムメモリ213、検出部215及びストロボ制御部217を備える。不揮発性メモリ211は、電気的に消去や記憶が可能なメモリ(例えば、EEPROM等)であり、システム制御部210が実行するプログラムや動作用の定数等を格納する。また、不揮発性メモリ211は、システム情報を記憶する領域やユーザ設定情報を記憶する領域を有しており、システム制御部210は、デジタルカメラ100の起動時に不揮発性メモリ211に記憶された種々の情報や設定を読み出して復元する。
システム制御部210は、CPUを備え、不揮発性メモリ211に記憶されている各種のプログラムコードを実行することにより、デジタルカメラ100の全体的な動作を制御する。なお、システム制御部210が不揮発性メモリ211から読み出したプログラムや動作用の定数、変数等は、システムメモリ213上に展開される。システムメモリ213には、RAMが用いられる。更に、システム制御部210は、メモリ209やD/A変換器208、表示部101等を制御することにより、表示制御を行う。システムタイマ212は、各種の制御に用いる時間や内蔵された時計の時間を計測する。ストロボ制御部217は、被写体の明るさに応じて、ストロボ141の発光を制御する。検出部215は、ジャイロやセンサを含み、デジタルカメラ100の角速度情報、姿勢情報等を取得する。なお、角速度情報は、デジタルカメラ100によるパノラマ撮像時の角速度及び角加速度の情報を含む。また、姿勢情報は、水平方向に対するデジタルカメラ100の傾き等の情報を含む。
図2に示される表示部101、操作部102、コントローラホイール103、シャッタボタン121、モード切替スイッチ104、電源スイッチ122及びストロボ141は、図1を参照して説明したものと同じである。
操作部102を構成する各種の操作部材は、例えば、表示部101に表示される種々の機能アイコンの選択に用いられ、所定の機能アイコンが選択されることにより、場面毎に機能が割り当てられる。即ち、操作部102の各操作部材は、各種の機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば、終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン、DISPボタン等が挙げられる。例えば、メニューボタンが押下されると、各種の設定を行うためのメニュー画面が表示部101に表示される。ユーザは、表示部101に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向ボタンやSETボタンとを用いて、直感的に設定操作を行うことができる。
回転操作が可能な操作部材であるコントローラホイール103は、4方向ボタンと共に選択項目を指定するとき等に使用される。コントローラホイール103を回転操作すると、操作量(回転角度や回転回数等)に応じた電気的なパルス信号が発生する。システム制御部210は、このパルス信号を解析して、デジタルカメラ100の各部を制御する。
シャッタボタン121は、第1スイッチSW1と第2スイッチSW2を有する。第1スイッチSW1は、シャッタボタン121の操作途中の半押し状態でオンとなり、これにより、撮像準備を指示する信号がシステム制御部210に送信される。システム制御部210は、第1スイッチSW1がオンになった信号を受信すると、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の動作を開始する。第2スイッチSW2は、シャッタボタン121の操作が完了する全押し状態でオンとなり、これにより、撮像開始を指示する信号がシステム制御部210に送信される。システム制御部210は、第2スイッチSW2がオンになった信号を受信すると、撮像部204からの信号読み出しから記録媒体130への画像データの書き込みまでの一連の撮像動作を行う。
モード切替スイッチ104は、デジタルカメラ100の動作モードを、静止画撮像モード、動画撮像モード、再生モード等の各種モードの間で切り替えるためのスイッチである。静止画撮像モードは、オート撮像モード等の他に、パノラマ撮像によりパノラマ画像を合成するパノラマ画像撮像モードを含む。
デジタルカメラ100は、電源部214及び電源制御部218を備える。電源部214は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池、NiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、或いは、ACアダプタ等であり、電源制御部218へ電力を供給する。電源制御部218は、電源部214における電池の装着の有無、電池の種類、電池残量等を検出し、その検出結果及びシステム制御部210の指示に基づいて、必要な電圧を必要な期間、記録媒体130を含む各部へ供給する。
デジタルカメラ100は、記録媒体130が記録媒体スロット(不図示)に装着された際に、記録媒体130とシステム制御部210との間の通信を可能にするための記録媒体I/F216を備える。記録媒体130の詳細については、図1を参照して既に説明しているため、ここでの説明を省略する。
次に、深度合成(フォーカスブラケット)について簡単に説明する。
図4は、本実施形態における被写体像が結像面に結像する様子を示す図である。
図4(a)は、被写体401が光学レンズ402によって面403a上に像404として結像している様子を示している。すなわち、面403aと撮像素子の撮像センサ面とが互いに一致すれば、被写体401は面403aにて「点」として結像し、合焦画像として記録される。
図4(b)は、像の結像面と撮像センサ面とが一致しない場合を示している。撮像センサ面403bが図4(a)に示される面403aとは異なる位置にある場合、光学レンズ402により結像される被写体401は、錯乱円405として撮像センサ面403b上に写る。このとき、錯乱円405が撮像センサの許容錯乱円よりも小さい場合、錯乱円405は合焦した場合の「点」と同等とみなすことができ、合焦画像と同等の画像が得られる。一方、錯乱円405が許容錯乱円よりも大きい場合、撮像センサ面403bではぼけた画像が得られる。
図4(c)は、上記の様子を側面から示した図である。ここで、焦点410にて被写体が結像し、面411aの位置に撮像センサ面が存在する場合、錯乱円径412aが得られる。このときの錯乱円径412aは、撮像センサの許容錯乱円径413よりも小さい。このため、撮像センサにて記録される画像417は、ぼけの無い合焦画像となる。一方、撮像センサ面が面414aの位置に存在する場合、このときの錯乱円径415aは、許容錯乱円径413よりも大きい。このため、撮像センサ面414a上の画像418aは、ぼけた画像となる。錯乱円径412aが許容錯乱円径413よりも小さくなる斜線で示される領域は焦点深度416aであり、これを被写体側に換算して置き換えたものが被写界深度となる。
図4(d)は、図4(c)と比べて、絞りを絞った状態を示す図である。絞りを絞った状態では、図4(c)の錯乱円径412aと415aがそれぞれ、面411bに対しての錯乱円径412b、面414bに対しての錯乱円径415bとなるように変化する。このとき、図4(c)の錯乱円径415aと比較して、図4(d)の錯乱円径415bは小さい。このため、そのときに得られる画像418bは、画像418aよりもぼけ量の少ない画像となる。また、そのときの焦点深度416bは、焦点深度416aよりも深い。
図5は、本実施形態における深度合成の撮像を説明するための図である。ここでは、合焦させる被写体として、被写体51乃至53を想定している。それぞれの被写体51乃至53は、互いに異なる距離(被写体距離)に存在するものとし、デジタルカメラ100に近い側から(近距離側から遠距離側に向かう方向に)被写体51、52、53の順に位置している。デジタルカメラ100の構造上、1回の撮像で被写体51乃至53を全部被写界深度に入れることができない。また、より高い解像感を得るため、各々の画像の被写界深度を小さくすることもある。こうした場合では、複数の被写体51乃至53のすべてに対して合焦した深度合成画像を得るには、フォーカスブラケット撮像を行う焦点範囲500(ブラケット範囲)を、複数の焦点深度でカバーする必要がある。焦点深度511乃至516は、それぞれの撮像における焦点深度を示し、焦点範囲500をカバーするように並んでいる。すなわち、焦点深度511乃至516となるピント位置で撮像(6回の撮像)を行うことにより、焦点範囲500の範囲内の被写体51乃至53は、いずれかの画像において合焦した状態となる。また、このようにして撮像された複数の画像から、それぞれの撮像における焦点深度内の領域を画像合成することにより、焦点範囲500の全域(ブラケット全域)で合焦した画像を得ることができる。
しかしながら、上記のように、深度合成の画像の撮像において、画質のよい合成画像を得るために、枚数の多い画像を撮像する。そのため、画像間のピント位置の差が極端に小さくなると、画像間の変化が小さすぎるために、精度の高い変換係数を検出できないこともある。このような課題を解決するために、本実施形態においては、システム制御部210が所定の閾値よりも被写界深度が浅いと判断した場合、合成用画像のほかに撮像部204に特徴点検出用の画像を撮像させる。
図6は、本実施形態での画像合成の処理を説明するためのフローチャートである。
ステップS601で、システム制御部210は、ユーザの入力またはデフォルト設定に従って、撮像条件の設定を行う。ここでいう撮像条件には、合成画像の枚数やピント位置などが含まれる。たとえば、ユーザは表示部101が兼用するタッチパネルを通して合焦位置を指定し、その合焦位置に相当するピント位置の光軸方向の前後に等間隔に複数のピント位置を指定する。または、ユーザは表示部101が兼用するタッチパネルで2つの位置を指定し、この2つの位置の間に等間隔にピント位置を設定してもよい。なお、ピント位置の数(合成用の画像の数)については、システム制御部210は、処理負荷を考慮して増やしてもよい。一般的に、ピント位置が多いほど、深度合成画像の画質が良いが、処理負荷を考慮してピント位置の数を決める必要がある。同時に、システム制御部210は、設定したピント位置において、距離順に撮像順番を決める。
また、ステップS601では、システム制御部210は、ピント位置に合わせて、撮像するときの被写界深度を設定する。被写界深度の設定では、図5のように、ブラケット範囲を全部カバーできるように設定しなければならない。
また、ステップS601で、システム制御部210は、ピント位置や被写界深度以外には、ISO感度やシャッタースピードなどの設定も行う。
ステップS602で、撮像部204が、設定したピント位置で同じ画角に対して順次に合成用の画像の撮像を行う。
ステップS603で、システム制御部210は、位置合わせのための変換係数を算出する。詳細は後述する。
ステップS604で、システム制御部210は、画像の合成に用いられる画像に対して位置合わせを行う。たとえば、システム制御部210は、(式1)に示したアフィン係数の式を用いて位置合わせを行うことができる。
Figure 2019087924
(式1)では、(x´、y´)は位置合わせを行った後の座標を示し、(x、y)は位置合わせを行う前の座標を示す。行列Aは変換係数を示す。
ステップS605で、システム制御部210は、位置合わせを行った後の画像に対して合成を行う。合成処理では、システム制御部210は、各々の画像の合焦位置を抽出して合成し、画像全体に合焦しているような合成画像を生成する。図3に示したような複数の光電変換部を有する画素からなる撮像素子を用いる場合、デジタルカメラ100が瞳分割の光信号から、合焦位置を抽出することができる。一般的な撮像素子しかもたないデジタルカメラ100の場合では、コントラスト値の最も高い位置を合焦位置として抽出する。
まず、システム制御部210は、それぞれの画像のコントラスト値を算出する。コントラスト値の算出の方法の一例としては、たとえば、システム制御部210がそれぞれの画素の色信号Sr、Sg、Sbから、下記の(式2)を用いて輝度Yを算出する。
Y=0.299Sr+0.587Sg+0.114Sb・・・(式2)
次に、3×3の画素の輝度Yの行列Lに、下記の(式3)乃至(式5)に示したように、ソーベルフィルタを用いてコントラスト値Iを算出する。
Figure 2019087924
Figure 2019087924
Figure 2019087924
次に、システム制御部210は、同一座標を有する各々の画像の画素から、コントラスト値の最も高いものを選んで、合成画像の同一座標に置き換える。システム制御部210は、すべての画素に対して、こうした置き換えを行うと、撮像領域全体に合焦している合成画像を生成できる。
ただし、前述の合成処理は一例にすぎず、本実施形態は、撮像領域全体に合焦している合成画像以外の合成にも適用できる。たとえば、システム制御部210は、加算合成処理、加重加算合成処理、比較明合成処理、比較暗合成処理などを行ってもよい。
以下では、ステップS603での変換係数の算出について詳細に説明する。
図7は、本実施形態における変換係数の算出を説明するためのフローチャートである。
ステップS701で、システム制御部210は、ステップS602で撮像部204が撮像した画像から、基準画像を選択する。
ステップS702で、システム制御部210は、基準画像から特徴点を抽出する。特徴点の抽出の方法は種々のものがあるが、一例としては、ある点を中心とする所定の領域内の輝度の標準偏差が所定値以上の場合、システム制御部210は、その点を特徴点として抽出する。また、抽出する特徴点の数が多いほど処理の精度が上がるが、同時に処理負荷が増えてしまうため、システム制御部210などのハードウェアの性能によって特徴点の数を事前に決められるのが好ましい。
ステップS703で、システム制御部210は、基準画像以外の画像から、被検出画像を選択する。
ステップS704で、システム制御部210は、基準画像の特徴点から未追跡のものから1つを選択する。
ステップS705で、システム制御部210は、特徴点の追跡を行う。システム制御部210は、ステップS703で選択した被検出画像において、ステップS704で選択した特徴点に対応する点を探す。探し方の一例としては、システム制御部210は、被検出画像においてステップS704で選択した特徴点と同じ位置を中心とする所定の範囲を、探索範囲として設定する。システム制御部210は、探索範囲において、特徴点との輝度の差分絶対値和(Sum of Absolute Difference、以下、SADをいう)が最小となる対応点を算出する。この点を特徴点と対応する点として後述する画像の変形処理までに、メモリ209がその対応関係を記憶する。システム制御部210は、前述する対応点の算出において、SADのほかに、差分二乗和(Sum of Squared Difference、以下SSDをいう)や正規化相互相関(Normalized Cross Correlation、以下NCCをいう)などを用いてもよい。
例えば、追跡前後の対応する3つの点のそれぞれの座標が、(x1、y1)と(u1、v1)、(x2、y2)と(u2、v2)および(x3、y3)と(u3、v3)とする。下記の(式6)と(式7)とを連立して解くことでアフィン係数を算出することができる。
Figure 2019087924
Figure 2019087924
システム制御部210は、軌跡が一直線状に位置しない4点以上の特徴点があるとき、最小二乗法を用いて正規化する。システム制御部210は、軌跡が一直線状に位置しない3つの特徴点を検出できない場合、アフィン係数を算出できず、後述するステップS708で変換係数が使えないと判断する。
ステップS706では、システム制御部210は、ステップS703で選択した被検出画像において、基準画像のすべての特徴点に対して追跡を行ったかどうかについて判断する。まだ基準画像のすべての特徴点が処理されていない場合は、ステップS704に戻り、未処理の特徴点から改めて追跡対象の特徴点を選択する。基準画像のすべての特徴点が処理された場合は、ステップS707に進む。
ステップS707で、システム制御部210は、追跡した特徴点の位置に基づいて、変換係数を算出する。ここでいう変換は、公知の平行移動、回転移動、拡大・縮小のうちのいずれか1つまたは複数の変換方法を指す。一般的に、システム制御部210は、ステップS605で検出した対応点(特徴点とそれに対応する被検出画像の点)の位置が一致になるように、かつ最短な距離で変換処理を行うための係数を変換係数として計算する。
ステップS708で、システム制御部210は、ステップS707で算出した変換係数は位置合わせに使えるかどうかについて判断する。前述したように、撮像時のピント位置の差が少なく、画像間の変化が極めて少ない場合では、ステップS705で追跡した特徴点と基準画像の特徴点との位置が極めて近くなる。こうした特徴点から変換係数を検出すると、変換係数が極めて小さくなり、または、0になる可能性がある。システム制御部210は、こうした極めて小さい変換係数を位置合わせに使っても、精度の高い位置合わせが実現できないので、こうした変換係数を使えないと判断する。具体的に、たとえばアフィン係数を変換係数として用いる場合、変換前の座標を(x,y)と、変換後の座標を(x´,y´)と書くと、下記の(式8)が成り立つ。なお、(式8)と(式1)とが実質的に同一である。
Figure 2019087924
(式8)では、aとeが1に近いほど、また、b、d、c及びfが0に近いほど、変換前後の座標の変化が少ない。システム制御部210は、aおよびeと1との差を閾値と比較し、b、d、c及びfと0との差を別の閾値と比較すると、変換係数が使えるかどうかを判断できる。また、システム制御部210は、上記の要素に対してそれぞれの閾値を予め定めてもよい。
また、前述した通り、システム制御部210は、画像において抽出した一直線にない特徴点が3つ未満の場合、アフィン係数を算出できず、ステップS708で変換係数が使えないと判断する。より好ましいのは、システム制御部210は、画像において所定数以上、すなわち3つ以上の一直線にない特徴点が抽出できないと判断した途端、フローはステップS703に戻る。
または、システム制御部210は、特徴点の位置の変化について判断し、特徴点の変化の前後の位置の差が予め定められた閾値より小さければ、変換係数が使えないと判断する。この場合では、システム制御部210は、変換係数が使えるかどうかを判断する前に、必ずしも変換係数の算出を行う必要がない。
ステップS708で、システム制御部210が、ステップS707で算出した変換係数が使えないと判断した場合、ステップS703で選択した被検出画像の位置合わせのために、別の被検出画像の変換係数から算出する。システム制御部210は、ステップS707で算出した変換係数が使えない場合、まず、フローはステップS713に進み、被検出画像を再選択する。ピント位置が近い画像ほど変化が少ないので、ステップS713では、システム制御部210は、ステップS703で選択した画像よりも基準画像とのピント位置が遠い画像を被検出画像として再選択する。
ステップS714乃至ステップS717での処理はステップS703乃至ステップS707と同様である。ステップS718で、システム制御部210は、ステップS717で算出した変換係数が使えるかどうかについて判断する。判断の方法はステップS708と同様でよい。ステップS718で、システム制御部210は、変換係数が使えないと判断した場合では、ステップS713に戻り、ピント位置が基準画像とさらに遠い画像を被検出画像として再選択する。
一方、ステップS718で、システム制御部210は、変換係数が使えると判断した場合、ステップS717で算出した変換係数をステップS713で選択した被検出画像の変換係数として一時システムメモリ213に記憶する。次に、ステップS719に進み、ステップS703で選択した被検出画像の変換係数を、ステップS717で算出した変換系を用いて割り当てる。ここで、システム制御部210は、基準画像のピント位置と、ステップS703とステップS713とで選択した2つの被検出画像のピント位置とを、変換係数の割り当てに使う。
具体的な割り当て方法について、アフィン係数の算出できた2つの画像のピント位置p1、p2の間のピント位置p3で撮像した画像に対してアフィン係数を割り当てることを例として説明する。ピント位置p1で撮像した画像のアフィン係数はA1で、ピント位置p2で撮像した画像のアフィン係数はA2で、ピント位置p3で撮像した画像に割り当てるアフィン係数はA3とする。ピント位置p1で撮像した画像を基準にして、p2で撮像した画像のアフィン係数をA21と書くと、下記の(式9)が成り立つ。
=A21・A・・・(式9)
(式9)からA1の逆行列を計算することでA21を解くことができる。そして、ピント位置p1、p2、p3の位置関係で、ピント位置p1で撮像した画像を基準にするピント位置p3で撮像した画像のアフィン係数A31を算出することができる。例えばピント位置p3は、ピント位置p1とp2とのちょうど中央にあれば、A31のa乃至fの各要素は、A21の各要素の半分である。最後に、下記の(式10)を用いてピント位置p3で撮像した画像にアフィン係数A3を割り当てる。
=A31・A・・・(式10)
ステップS709では、システム制御部210は、基準画像以外のすべての画像に対して変換係数の算出の処理が完了したかどうかについて判断する。まだすべての画像が完了していない場合、ステップS703に戻る。
以上では、本実施形態についての説明であるが、本発明は以上の記述に限定されるものでなく、さまざまな変形で実施することが可能である。特に、以下のような実施方法が考えられる。ステップS602で撮像部204が撮像した画像のほかに、専ら変換係数の算出のための画像を改めて撮像する。こうした専ら変換係数の算出のための画像は、たとえば、デジタルカメラ100の焦点範囲の最至近側と無限側とのピント位置で撮像し、変換係数を算出する。システム制御部210は、専ら変換係数の算出のための画像の変換係数を、合成用の画像に変換係数を割り当てる。割り当ての方法は、ステップS719での説明と同様でよい。
本実施形態によれば、ピント位置を細かく移動させて撮像した複数の画像の合成において、隣り合う画像でなく、よりピント位置の離れる画像から変換係数を算出し、他の画像に変換係数を割り当てることによって、位置合わせの精度を高めることができる。
(その他の実施形態)
以上の実施形態は、デジタルカメラでの実施をもとに説明したが、デジタルカメラに限定するものではない。たとえば、撮像素子が内蔵した携帯機器などで実施してもよく、画像を撮像することができるネットワークカメラなどでもよい。
なお、本発明は、上述の実施形態の1つ以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークまたは記憶媒体を介してシステムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し作動させる処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 デジタルカメラ
102 操作部
104 モード切替スイッチ
130 記録媒体
204 撮像部
206 画像処理部
207 メモリ制御部
209 メモリ
210 システム制御部
215 検出部
216 I/F

Claims (13)

  1. ピント位置の異なる複数の画像から特徴点を検出する検出手段と、
    前記特徴点を用いて、前記複数の画像の少なくとも一部の位置合わせを行うための変換係数を算出し、前記変換係数に基づいて前記複数の画像の少なくとも一部に対して合成を行う合成手段と、を有し、
    前記合成手段は、前記複数の画像のうちの第1の画像と第2の画像から検出された前記特徴点を用いて算出される前記第1の画像に対する前記第2の画像の変換係数が、予め定められた条件を満たさないと判断され、かつ、前記複数の画像のうちの前記第1の画像と第3の画像から検出された前記特徴点を用いて算出される前記第1の画像に対する前記第3の画像の変換係数が、前記予め定められた条件を満たすと判断される場合に、前記第3の画像の変換係数に基づいて前記第2の画像の変換係数を算出することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記合成手段は、前記変換係数の大きさが予め定められた閾値より大きい場合に、前記予め定められた条件を満たすと判断することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記合成手段は、前記変換係数の要素が、予め定められた範囲にある場合に、前記予め定められた条件を満たすと判断することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記合成手段は、前記第2の画像の変換係数が予め定められた条件を満たさない場合に、前記第3の画像の変換係数を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記合成手段は、前記変換係数の算出に用いられる画像間で、対応する特徴点のそれぞれの画像における座標の差が予め定められた閾値よりも大きい場合に、前記予め定められた条件を満たすと判断することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記合成手段は、前記変換係数の算出に用いられる画像間で、対応するすべての特徴点のそれぞれの画像における座標の差が予め定められた閾値よりも大きい場合に、前記予め定められた条件を満たすと判断することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  7. 前記合成手段は、前記変換係数の算出に用いられる画像間で、対応する特徴点のうち、座標の差が予め定められた閾値より大きなものの数が所定数以上である場合に、前記予め定められた条件を満たすと判断することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  8. 前記変換係数はアフィン係数であり、前記所定数は3であることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記合成手段は、前記第3の画像を合成に用いないことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記第3の画像を撮像したときのピント位置は、前記第2の画像を撮像したときのピント位置よりも、前記第1の画像を撮像したときのピント位置から遠いことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. ピント位置の異なる複数の画像を撮像する撮像手段と、
    前記複数の画像から特徴点を検出する検出手段と、
    前記特徴点を用いて、前記複数の画像の少なくとも一部の位置合わせを行うための変換係数を算出し、前記変換係数に基づいて前記複数の画像の少なくとも一部に対して合成を行う合成手段と、を有し、
    前記合成手段は、前記複数の画像のうちの第1の画像と第2の画像から検出された前記特徴点を用いて算出される前記第1の画像に対する前記第2の画像の変換係数が、予め定められた条件を満たさないと判断され、かつ、前記複数の画像のうちの前記第1の画像と第3の画像から検出された前記特徴点を用いて算出される前記第1の画像に対する前記第3の画像の変換係数が、前記予め定められた条件を満たす場合に、前記第3の画像の変換係数に基づいて前記第2の画像の変換係数を算出することを特徴とする撮像装置。
  12. ピント位置の異なる複数の画像から特徴点を検出する検出ステップと、
    前記特徴点を用いて、前記複数の画像の少なくとも一部の位置合わせを行うための変換係数を算出し、前記変換係数に基づいて前記複数の画像の少なくとも一部に対して合成を行う合成ステップと、を有し、
    前記合成ステップにおいて、前記複数の画像のうちの第1の画像と第2の画像から検出された前記特徴点を用いて算出される前記第1の画像に対する前記第2の画像の変換係数が、予め定められた条件を満たさないと判断され、かつ、前記複数の画像のうちの前記第1の画像と第3の画像から検出された前記特徴点を用いて算出される前記第1の画像に対する前記第3の画像の変換係数が、前記予め定められた条件を満たすと判断される場合に、前記第3の画像の変換係数に基づいて前記第2の画像の変換係数を算出することを特徴とする画像処理装置。
  13. 撮像装置をコンピュータに動作させるコンピュータのプログラムであって、
    ピント位置の異なる複数の画像から特徴点を検出する検出ステップと、
    前記特徴点を用いて、前記複数の画像の少なくとも一部の位置合わせを行うための変換係数を算出し、前記変換係数に基づいて前記複数の画像の少なくとも一部に対して合成を行う合成ステップと、を行わせ、
    前記合成ステップにおいて、前記複数の画像のうちの第1の画像と第2の画像から検出された前記特徴点を用いて算出される前記第1の画像に対する前記第2の画像の変換係数が、予め定められた条件を満たさないと判断され、かつ、前記複数の画像のうちの前記第1の画像と第3の画像から検出された前記特徴点を用いて算出される前記第1の画像に対する前記第3の画像の変換係数が、前記予め定められた条件を満たすと判断される場合に、前記第3の画像の変換係数に基づいて前記第2の画像の変換係数を算出することを特徴とするプログラム。
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