JP2003179988A - スピーカシステム、携帯端末装置および電子機器 - Google Patents

スピーカシステム、携帯端末装置および電子機器

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JP2003179988A
JP2003179988A JP2002186939A JP2002186939A JP2003179988A JP 2003179988 A JP2003179988 A JP 2003179988A JP 2002186939 A JP2002186939 A JP 2002186939A JP 2002186939 A JP2002186939 A JP 2002186939A JP 2003179988 A JP2003179988 A JP 2003179988A
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周二 佐伯
Sawako Usuki
佐和子 薄木
Shuhei Konishi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者から見た画像が表示される位置と音が
放射される位置とが同じであるスピーカシステムを提供
する。 【解決手段】 本発明のスピーカシステムは、画像を表
示する表示パネルと、表示パネルに表示された画像が透
けて見えるように配置された透明パネルと、振動板を有
し、電気信号に応じて振動板を振動させることにより音
を放射する電気機械音響変換器と、表示パネルと透明パ
ネルとの間に形成された空間に電気機械音響変換器から
放射された音を伝達する音響伝達部材とを備え、透明パ
ネルは、音響伝達部材により電気機械音響変換器から空
間に伝達された音によって振動可能なように構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピーカシステム
およびスピーカシステムを備えた携帯端末装置および電
子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】図27を参照して、従来の携帯電話機1
5について説明する。携帯電話機の筐体に直接ドライバ
ーを取付けて、筐体を振動させて振動や音を発生させる
スピーカシステムが特開平8−275293号に開示さ
れる。
【0003】携帯電話機15は、筐体10と、アンテナ
11と、周辺部の背面が肉薄となるように形成されたサ
ウンドボード12と、サウンドボード12の背面に設け
られたドライバー13と、筐体10の前面でサウンドボ
ード12に隣接して設けられた文字表示パネル14とを
備える。
【0004】次に、携帯電話機15の動作を説明する。
ドライバー13に電気信号が印加されると、筐体10に
形成されたサウンドボード12にドライバー13の振動
が直接伝達されて、サウンドボード12が振動して、音
が発生する。サウンドボード12は、周辺部背面を薄肉
として、振動しやすいように形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような携帯電話機
15では、サウンドボード12が邪魔をして電話番号等
を表示する文字表示パネル14の大きさは限定され、文
字表示パネル14はサウンドボード12下部の狭い空ス
ペースに設けざるを得ない。従って、電子メール等の文
字情報やインターネットで受信できる画像情報を表示す
るための表示パネル14の大型化は困難であった。
【0006】また、従来の電子機器および携帯端末装置
では、表示パネルとスピーカとが別々の位置に配置され
ていた。このため、画像が表示される位置と音が放射さ
れる位置とが異なることによる違和感を使用者に与えて
いた。例えば、電子機器および携帯端末装置をテレビ電
話として使用する場合、使用者は話し相手を示す画像の
位置と異なる位置から話し相手の声が聞こえてくること
に違和感を感じる。使用者から見て、画像が表示される
位置と音が放射される位置とが同じであるほうが自然で
あり、また、望ましい。
【0007】従って、本発明は、使用者から見た画像が
表示される位置と音が放射される位置とが同じであるス
ピーカシステムを提供することを目的とする。
【0008】また、本発明はさらに、電子機器および携
帯端末装置内での配置の自由度が大きいスピーカシステ
ムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のスピーカシステ
ムは、画像を表示する表示パネルと、表示パネルに表示
された画像が透けて見えるように配置された透明パネル
と、振動板を有し、電気信号に応じて振動板を振動させ
ることにより音を放射する電気機械音響変換器と、表示
パネルと透明パネルとの間に形成された空間に電気機械
音響変換器から放射された音を伝達する音響伝達部材と
を備え、透明パネルは、音響伝達部材により電気機械音
響変換器から空間に伝達された音によって振動可能なよ
うに構成されており、そのことにより上記目的が達成さ
れる。
【0010】音響伝達部材は、透明パネルを支持する筐
体であり、筐体には音孔が形成され、音は音孔を介して
空間に伝えられてもよい。
【0011】透明パネルの周辺部を支持する弾性体をさ
らに備えてもよい。
【0012】音響伝達部材は音響管であってもよい。
【0013】透明パネルの周辺部の厚さは、透明パネル
の中央部の厚さより薄くてもよい。
【0014】透明パネルはフィルムであってもよい。
【0015】電気機械音響変換器は、機械振動を発生す
る機械振動部を備えてもよい。
【0016】複数の電気機械音響変換器と、複数の音響
伝達部材とを備え、複数の電気機械音響変換器のそれぞ
れは、振動板を有し、電気信号に応じて振動板を振動さ
せることにより音を放射し、複数の音響伝達部材のそれ
ぞれは、複数の電気機械音響変換器のそれぞれから放射
される音を空間に伝達し、複数の音響伝達部材は、それ
ぞれ空間の異なる位置に結合されていてもよい。
【0017】音響伝達部材には音を伝達する音孔が形成
されており、音孔の方向は、表示パネルと平行であって
もよい。
【0018】電気機械音響変換器は、振動板を囲む筐体
をさらに備え、筐体には、振動板の振動方向と垂直な方
向に開口部が形成されており、開口部は音響伝達部材と
接続されてもよい。
【0019】本発明の携帯端末装置は、スピーカシステ
ムと、スピーカシステムを支持する筐体と、を備える携
帯端末装置であって、スピーカシステムは、画像を表示
する表示パネルと、表示パネルに表示された画像が透け
て見えるように配置された透明パネルと、振動板を有し
電気信号に応じて振動板を振動させることにより音を放
射する電気機械音響変換器と、表示パネルと透明パネル
との間に形成された空間に電気機械音響変換器から放射
された音を伝達する音響伝達部材とを備え、透明パネル
は、音響伝達部材により電気機械音響変換器から空間に
伝達された音によって振動可能なように構成されてお
り、携帯端末装置は、無線信号を受信するアンテナと、
受信した無線信号に基づいて電気信号を電気機械音響変
換器へ出力する信号出力部とをさらに備え、電気信号
は、受話音、着信音、音楽および音声の内の少なくとも
1つを示し、そのことにより上記目的が達成される。
【0020】電気信号が受話音を示す場合は、透明パネ
ルはレシーバとして動作してもよい。
【0021】電気信号が着信音、音楽および音声の内の
少なくとも1つを示す場合は、透明パネルは拡声器とし
て動作してもよい。
【0022】電気機械音響変換器は振動板を2つ有し、
筐体には音孔が形成され、一方の振動板は、音響伝達部
材に対向するように設けられ、他方の振動板は、音孔に
対向するように設けられてもよい。
【0023】本発明の電子機器は、スピーカシステム
と、スピーカシステムを支持する筐体と、を備える電子
機器であって、スピーカシステムは、画像を表示する表
示パネルと、表示パネルに表示された画像が透けて見え
るように配置された透明パネルと、振動板を有し電気信
号に応じて振動板を振動させることにより音を放射する
電気機械音響変換器と、表示パネルと透明パネルとの間
に形成された空間に電気機械音響変換器から放射された
音を伝達する音響伝達部材とを備え、透明パネルは、音
響伝達部材により電気機械音響変換器から空間に伝達さ
れた音によって振動可能なように構成されており、その
ことにより上記目的が達成される。
【0024】電子機器の動作を制御する制御部をさらに
備え、透明パネルは、表示パネルに表示された操作メニ
ューアイコンに関連する透明パネルの位置への接触手段
の接触を検出するタッチパネルを兼用し、制御部は、接
触手段が接触した透明パネルの位置に関連する操作メニ
ューアイコンに応じて電子機器を動作させてもよい。
【0025】タッチパネルは、静電容量方式のタッチパ
ネル、光学方式のタッチパネル、電磁誘導方式のタッチ
パネルおよび超音波方式のタッチパネルの内の1つであ
ってもよい。
【0026】本発明のスピーカシステムは、画像を表示
する表示パネルと、表示パネルに表示された画像が透け
て見えるように配置された透明パネルと、表示パネルと
透明パネルとの間に画像が透けて見えるように配置され
た基板と、振動板を有し、電気信号に応じて振動板を振
動させることにより音を放射する電気機械音響変換器
と、透明パネルと基板との間に形成された空間に電気機
械音響変換器から放射された音を伝達する音響伝達部材
とを備え、透明パネルは、音響伝達部材により電気機械
音響変換器から空間に伝達された音によって振動可能な
ように構成されており、そのことにより上記目的が達成
される。
【0027】基板には音孔が形成され、基板は音響伝達
部材として機能してもよい。
【0028】空間は、透明パネルの周辺部と基板の周辺
部とを接続するスペーサと、透明パネルと、基板との間
に形成されてもよい。
【0029】透明パネルはフィルムであってもよい。
【0030】音響伝達部材は音響管であってもよい。
【0031】複数の電気機械音響変換器と、複数の音響
伝達部材とを備え、複数の電気機械音響変換器のそれぞ
れは、振動板を有し、電気信号に応じて振動板を振動さ
せることにより音を放射し、複数の音響伝達部材のそれ
ぞれは、複数の電気機械音響変換器のそれぞれから放射
される音を空間に伝達し、複数の音響伝達部材は、それ
ぞれ空間の異なる位置に結合されていてもよい。
【0032】本発明の携帯端末装置は、スピーカシステ
ムと、スピーカシステムを支持する筐体と、を備える携
帯端末装置であって、スピーカシステムは、画像を表示
する表示パネルと、表示パネルに表示された画像が透け
て見えるように配置された透明パネルと、表示パネルと
透明パネルとの間に画像が透けて見えるように配置され
た基板と、振動板を有し電気信号に応じて振動板を振動
させることにより音を放射する電気機械音響変換器と、
透明パネルと基板との間に形成された空間に電気機械音
響変換器から放射された音を伝達する音響伝達部材とを
備え、透明パネルは、音響伝達部材により電気機械音響
変換器から空間に伝達された音によって振動可能なよう
に構成されており、携帯端末装置は、無線信号を受信す
るアンテナと、受信した無線信号に基づいて電気信号を
電気機械音響変換器へ出力する信号出力部とをさらに備
え、電気信号は、受話音、着信音、音楽および音声の内
の少なくとも1つを示し、そのことにより上記目的が達
成される。
【0033】電気信号が受話音を示す場合は、透明パネ
ルはレシーバとして動作してもよい。
【0034】電気信号が着信音、音楽および音声の内の
少なくとも1つを示す場合は、透明パネルは拡声器とし
て動作してもよい。
【0035】電気機械音響変換器は振動板を2つ有し、
筐体には音孔が形成され、一方の振動板は、音響伝達部
材に対向するように設けられ、他方の振動板は、音孔に
対向するように設けられてもよい。
【0036】本発明の電子機器は、スピーカシステム
と、スピーカシステムを支持する筐体と、を備える電子
機器であって、スピーカシステムは、画像を表示する表
示パネルと、表示パネルに表示された画像が透けて見え
るように配置された透明パネルと、表示パネルと透明パ
ネルとの間に画像が透けて見えるように配置された基板
と、振動板を有し電気信号に応じて振動板を振動させる
ことにより音を放射する電気機械音響変換器と、透明パ
ネルと基板との間に形成された空間に電気機械音響変換
器から放射された音を伝達する音響伝達部材とを備え、
透明パネルは、音響伝達部材により電気機械音響変換器
から空間に伝達された音によって振動可能なように構成
されており、そのことにより上記目的が達成される。
【0037】電子機器の動作を制御する制御部をさらに
備え、透明パネルは、表示パネルに表示された操作メニ
ューアイコンに関連する透明パネルの位置への接触手段
の接触を検出するタッチパネルを兼用し、制御部は、接
触手段が接触した透明パネルの位置に関連する操作メニ
ューアイコンに応じて電子機器を動作させてもよい。
【0038】透明パネルの基板に対向する面に設けられ
た電気抵抗を有する第1透明電極と、基板の透明パネル
に対向する面に設けられた電気抵抗を有する第2透明電
極とをさらに備えてもよい。
【0039】本発明の電子機器は、スピーカシステム
と、スピーカシステムを支持する筐体と、を備える電子
機器であって、スピーカシステムは、パネルと、振動板
を有し電気信号に応じて振動板を振動させることにより
音を放射する電気機械音響変換器と、パネルと筐体との
間に形成された空間に電気機械音響変換器から放射され
た音を伝達する音響伝達部材とを備え、パネルは、音響
伝達部材により電気機械音響変換器から空間に伝達され
た音によって振動可能なように構成されており、電子機
器の動作を制御する制御部をさらに備え、パネルは、パ
ネルの操作メニューが示された位置への接触手段の接触
を検出するタッチパネルを兼用し、制御部は、接触手段
が接触した位置に示される操作メニューに応じて電子機
器を動作させてもよい。
【0040】本発明の電子機器は、スピーカシステム
と、スピーカシステムを支持する筐体と、を備える電子
機器であって、スピーカシステムは、パネルと、パネル
に対向して配置された基板と、振動板を有し電気信号に
応じて振動板を振動させることにより音を放射する電気
機械音響変換器と、パネルと基板との間に形成された空
間に電気機械音響変換器から放射された音を伝達する音
響伝達部材とを備え、パネルは、音響伝達部材により電
気機械音響変換器から空間に伝達された音によって振動
可能なように構成されており、電子機器の動作を制御す
る制御部をさらに備え、パネルは、パネルの操作メニュ
ーが示された位置への接触手段の接触を検出するタッチ
パネルを兼用し、制御部は、接触手段が接触した位置に
示される操作メニューに応じて電子機器を動作させても
よい。
【0041】本発明のスピーカシステムにおいて、電気
信号は、受話音、着信音、複数チャネルのオーディオ情
報の内の少なくとも1つを示し、電気信号が受話音およ
び着信音の内の少なくとも一方を示す場合は、複数の電
気機械音響変換器に電気信号が入力され、電気信号が複
数チャネルのオーディオ情報を示す場合は、複数の電気
機械音響変換器にはそれぞれ異なるチャネルのオーディ
オ情報を示す電気信号が入力されてもよい。
【0042】本発明の携帯端末装置において、スピーカ
システムは、複数の電気機械音響変換器と、複数の音響
伝達部材とを備え、複数の電気機械音響変換器のそれぞ
れは、振動板を有し、電気信号に応じて振動板を振動さ
せることにより音を放射し、複数の音響伝達部材のそれ
ぞれは、複数の電気機械音響変換器のそれぞれから放射
される音を空間に伝達し、複数の音響伝達部材は、それ
ぞれ空間の異なる位置に結合されており、電気信号が受
話音および着信音の内の少なくとも一方を示す場合は、
複数の電気機械音響変換器に電気信号が入力され、電気
信号が複数チャネルのオーディオ情報を示す場合は、複
数の電気機械音響変換器にはそれぞれ異なるチャネルの
オーディオ情報を示す電気信号が入力されてもよい。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0044】(実施の形態1)本発明の実施の形態1に
おけるスピーカシステム1000を、図1A、図1Bお
よび図2を参照して説明する。図1Aはスピーカシステ
ム1000の平面図であり、図1Bは図1Aに示す一点
鎖線A−Bに沿ったスピーカシステム1000の断面図
である。
【0045】スピーカシステム1000は、画像を表示
する表示パネル21と、表示パネル21に表示された画
像が透けて見えるように配置された透明パネル24と、
振動板45(図2)を有し電気信号に応じて振動板45
を振動させることにより音を放射する電気機械音響変換
器22と、透明パネル24の周辺部に接続された弾性体
25と、透明パネル24および表示パネル21を支持す
る筐体20とを備える。
【0046】スピーカシステム1000において、表示
パネル21と透明パネル24との間には空間26が形成
されている。空間26は閉空間であることが望ましい。
筐体20には音孔23が形成されている。筐体20は、
電気機械音響変換器22から放射された音を空間26に
伝達する音響伝達部材として機能する。透明パネル24
の周辺部は弾性体25で支持されており、透明パネル2
4は、音孔23を介して電気機械音響変換器22から空
間26に伝達された音によって振動することができる。
スピーカシステム1000では、筐体20は弾性体25
を介して透明パネル24を支持する。透明パネル24の
面積は、振動板45の面積より大きい。表示パネル21
は例えば液晶ディスプレイである。透明パネル24は、
可視光を透過する材料であるガラス、アクリル等から形
成される。
【0047】図2は、電気機械音響変換器22の断面図
である。本実施の形態の電気機械音響変換器22は動電
形スピーカである。
【0048】電気機械音響変換器22は、壺型のヨーク
40と、ヨーク40の中央部に設けられたマグネット4
1と、マグネット41の上面に設けられたプレート42
と、ヨーク40とプレート42との間の磁気空隙43に
挿入されたボイスコイル44と、ボイスコイル44に接
続された振動板45と、振動板45の周辺部を支持する
筐体46とを備える。ヨーク40は筐体46の中央部に
設けられている。筐体46は、振動板45と音孔23と
が対向するように、筐体20に接続される。
【0049】次に、スピーカシステム1000の動作に
ついて説明する。
【0050】磁気空隙43に挿入されたボイスコイル4
4に電気信号が印加されると、ボイスコイル44に駆動
力が発生し、ボイスコイル44に接続された振動板45
が振動して音が発生する。振動板45から発生した音は
音孔23を介して空間26に伝えられる。外周部を弾性
体25で支持された透明パネル24は、空間26に伝え
られた音の圧力により駆動されて振動し、音を発生す
る。
【0051】図3は、スピーカシステム1000の音圧
−周波数特性の測定結果を示す。測定においては、電気
機械音響変換器22として口径φ18mmの動電形スピ
ーカを、透明パネル24としてサイズが長さ60mm、
幅35mm、厚さ1.7mmの透明アクリル板を用い
た。スピーカシステム1000から0.1m離れた位置
にマイクを設置し、電気機械音響変換器22に0.1W
の電力を印加して測定した。
【0052】図3に示す特性Iは、透明パネル24がな
い状態で、電気機械音響変換器22単独から放射される
音の特性を示す。特性IIは、透明パネル24がある状
態で、透明パネル24から放射される音の特性を示す。
特性IIは、特性Iと比較して3kHz以上の高音域で
音圧レベルが低下している。
【0053】しかし、この音圧レベルの低下は、空間2
6の音響容積を調整することにより改善することができ
る。また、この音圧レベルの低下は、振動パネル24の
重量を調整することによっても改善することができる。
即ち、空間26の表示パネル21と透明パネル24との
間の幅を狭くすれば音響容積が小さくなって高音域の音
圧レベルを上昇させることが可能である。また、透明パ
ネル24の重量を軽くすることによっても高音域の音圧
レベルを上昇させることが可能である。透明パネル24
として比重の小さな材料を用いたり、透明パネル24の
材厚を調整することにより、高音域特性を制御すること
が可能である。必要とする再生帯域幅に応じて空間26
の幅および透明パネル24の重量は調整される。
【0054】また、電気機械音響変換器22として用い
た口径φ18mmの動電形スピーカの振動板45とし
て、厚さ20μm、重量約6mgのアクリル材料を用い
た。また、ボイスコイル44として線径φ0.055m
m、重量25mgの銅線を用い、ボイスコイル44は口
径φ8mmであった。
【0055】透明パネル24(長さ60mm、幅35m
m、厚さ1.7mmの透明アクリル材料)の重量は約4
200mgであった。透明パネル24の重量と振動板4
5およびボイスコイル44の合計重量との比は4200
mg/(6mg+25mg)=約135倍となる。透明
パネル24の重量は振動板45およびボイスコイル44
の合計重量の135倍であるので、ボイスコイルを透明
パネル24に接続して、ボイスコイルで透明パネル24
を直接振動させようとしても、透明パネル24をほとん
ど振動させることができない。その結果、ボイスコイル
で透明パネル24を直接振動させようとしても、透明パ
ネル24からはほとんど音が発生しない。
【0056】一方、本発明のスピーカシステム1000
では、重量の大きい透明パネル24を小さい力で十分に
振動させることができる。スピーカシステム1000に
おいて、ボイスコイル44が振動板45を駆動すること
により振動板45が空間26に圧力を加えると、空間2
6に加えられた圧力が透明パネル24に伝わることによ
り透明パネル24は駆動する。ここで、振動板45の有
効振動面積をS、透明パネル24の振動面積をS
透明パネル24の重量をMとしたとき、音響変成器の
効果により、ボイスコイル44からみた透明パネル24
の等価重量はM /(S/Sとなる。
【0057】上記の例では、振動板45の有効振動面積
=98.5mm、透明パネル24の振動面積S
2100mmとなる(振動板45のエッジ部のほぼ中
央までを振動の有効半径とすると、振動板45の外形は
φ18mmであるが有効半径は5.6mmとなる)。ボ
イスコイル44からみた透明パネル24の等価重量は、
4200mg/(2100mm/98.5mm
=9.2mgとなる。振動板45とボイスコイル44と
透明パネル24の等価重量との合計重量は、6mg+2
5mg+9.2mg=40.2mgとなる。従って、ボ
イスコイル44は、40.2mgの物体(すなわち、振
動板45、ボイスコイル44、透明パネル24)を振動
させる力を発生させれば、透明パネル24を振動させる
ことができる。合計重量40.2mgは、振動板45お
よびボイスコイル44の合計重量31mgの1.3倍程
度であるので、ボイスコイル44で発生する力で十分に
透明パネル24を振動させることができる。
【0058】このように、電気機械音響変換器22が空
間26を介して透明パネル24を振動させることによ
り、小さな力で、大きな面積且つ重い重量である透明パ
ネル24を音響再生の振動板として振動させるスピーカ
システム1000が実現できる。
【0059】また、透明パネル24は可視光を透過する
ため、透明パネル24は、表示パネル21に表示される
画像を遮ることなく音響再生を行うことができる。表示
パネル21に表示される画像が透けて見えるように透明
パネル24が配置されているので、使用者から見た画像
が表示される位置と音が放射される位置とを同じにする
ことができる。使用者から見た画像が表示される位置と
音が放射される位置とを同じにすることにより、画像が
表示される位置と音が放射される位置とが異なることに
よる違和感を使用者は感じることがない。このようなス
ピーカシステム1000は、画像や音の信号処理回路を
搭載した電子機器および携帯端末装置(パーソナルコン
ピュータ、テレビ、ゲーム機、携帯電話機等)に搭載さ
れる。
【0060】また、透明パネル24を弾性体で支持する
ことにより、透明パネル24の全面が電気機械音響変換
器22で発生した音の圧力で振動するため、再生音量お
よび再生周波数帯域等の音響特性を向上させることがで
きる。特に低音域の再生周波数帯域を広げることができ
る。
【0061】なお、実施の形態1では、透明パネル24
の周辺部を支持する弾性体25は透明パネル24の下面
に設けていたが、弾性体25は透明パネル24の周辺部
の側面を覆うように設けられても良い。また、透明パネ
ル24、表示パネル21、弾性体25、筐体20および
電気機械音響変換器22とに囲まれた空間26は、電気
機械音響変換器22の振動板45から放射された音が漏
れないように高い気密性を保つことが望ましい。
【0062】また、実施の形態1では、電気機械音響変
換器22として動電形スピーカを用いたが、電磁形スピ
ーカ、圧電形スピーカ、静電形スピーカ等、振動板から
音を放射するスピーカであればどのようなスピーカを用
いても、同様な効果が得られる。また、電気機械音響変
換器22の外形形状は丸型であってもよいが、楕円ある
いは長方形として表示パネル21の搭載スペースを広く
確保することで表示パネル21を大きくすることが出来
る。
【0063】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
おけるスピーカシステム1100を、図4および図5を
参照して説明する。図4はスピーカシステム1100の
平面図であり、図5は図4に示す一点鎖線C−Dに沿っ
たスピーカシステム1100の断面図である。
【0064】スピーカシステム1100は、画像を表示
する表示パネル21と、表示パネル21に表示された画
像が透けて見えるように配置された透明パネル224
と、表示パネル21と透明パネル224との間に画像が
透けて見えるように配置された基板227と、振動板4
5(図2)を有し電気信号に応じて振動板45を振動さ
せることにより音を放射する電気機械音響変換器22
と、透明パネル224の周辺部と基板227の周辺部と
を接続するスペーサ225と、基板227を支持する筐
体220とを備える。
【0065】スピーカシステム1100において、基板
227と透明パネル224との間には空間226が形成
されている。空間226は閉空間であることが望まし
い。基板227には音孔223が形成されている。基板
227は、電気機械音響変換器22から放射された音を
空間226に伝達する音響伝達部材として機能する。透
明パネル224は、音孔223を介して電気機械音響変
換器22から空間226に伝達された音によって振動す
ることができる。基板227はスペーサ225を介して
透明パネル224を支持する。透明パネル224の面積
は、振動板45の面積より大きい。本実施の形態では、
透明パネル224はフィルムであり、例えば可視光を透
過する樹脂材料であるPET(ポリエチレンテレフタレ
ート)、アクリル等から形成される。
【0066】電気機械音響変換器22の構成要素につい
ては実施の形態1で説明したとおりである。本実施の形
態において、筐体46は、振動板45と音孔223とが
対向するように、基板227に接続される。
【0067】次に、スピーカシステム1100の動作に
ついて説明する。
【0068】磁気空隙43に挿入されたボイスコイル4
4に電気信号が印加されると、ボイスコイル44に駆動
力が発生し、ボイスコイル44に接続された振動板45
が振動して音が発生する。振動板45から発生した音は
音孔223を介して空間226に伝えられる。周辺部を
スペーサ225で支持された透明パネル224は、空間
226に伝えられた音の圧力により駆動されて振動し、
音を発生する。
【0069】図6は、スピーカシステム1100の音圧
−周波数特性の測定結果を示す。測定においては、電気
機械音響変換器22として口径φ18mmの動電形スピ
ーカを、透明パネル224としてサイズが長さ90m
m、幅60mm、厚さ0.1mmの透明PET(ポリエ
チレンテレフタレート)樹脂板を用いた。スピーカシス
テム1100から0.1m離れた位置にマイクを設置
し、電気機械音響変換器22に0.1Wの電力を印加し
て測定した。
【0070】図6に示す特性IIIは、透明パネル22
4がない状態で、電気機械音響変換器22単独から放射
される音の特性を示す。特性IVは、透明パネル224
がある状態で、透明パネル224から放射される音の特
性を示す。
【0071】また、電気機械音響変換器22として用い
た口径φ18mmの動電形スピーカの振動板45とし
て、厚さ20μm、重量約6mgのアクリル材料を用い
た。また、ボイスコイル44として線径φ0.055m
m、重量25mgの銅線を用い、ボイスコイル44は口
径φ8mmであった。
【0072】透明パネル224(長さ90mm、幅60
mm、厚さ0.1mmの透明PET材料)の重量は約7
00mgであった。透明パネル224の重量と振動板4
5およびボイスコイル44の合計重量との比は700m
g/(6mg+25mg)=約22.6倍となる。透明
パネル224の重量は振動板45およびボイスコイル4
4の合計重量の22.6倍であるので、ボイスコイルを
透明パネル224に接続して、ボイスコイルで透明パネ
ル224を直接振動させようとしても、透明パネル22
4をほとんど振動させることができない。その結果、ボ
イスコイルで透明パネル224を直接振動させようとし
ても、透明パネル224からはほとんど音が発生しな
い。
【0073】一方、本発明のスピーカシステム1100
では、重量の大きい透明パネル224を小さい力で十分
に振動させることができる。スピーカシステム1100
において、ボイスコイル44が振動板45を駆動するこ
とにより振動板45が空間226に圧力を加えると、空
間226に加えられた圧力が透明パネル224に伝わる
ことにより透明パネル224は駆動する。実施の形態1
で説明したように、振動板45の有効振動面積をS
透明パネル224の振動面積をS、透明パネル224
の重量をMとしたとき、音響変成器の効果により、ボ
イスコイル44からみた透明パネル224の等価重量は
/(S/Sとなる。
【0074】上記の例では、振動板45の有効振動面積
=98.5mm、透明パネル224の振動面積S
=5400mmとなる(実施の形態1で説明したよう
に振動板45の振動有効半径は5.6mmとなる)。ボ
イスコイル44からみた透明パネル224の等価重量
は、700mg/(5400mm/98.5mm
=0.2mgとなる。振動板45およびボイスコイル
44の重量と透明パネル224の等価重量との合計重量
は、6mg+25mg+0.2mg=31.2mgとな
る。合計重量31.2mgは、振動板45およびボイス
コイル44の合計重量31mgとほぼ同じであるので、
ボイスコイル44で発生する力で十分に透明パネル22
4を振動させることができる。
【0075】このように、電気機械音響変換器22が空
間226を介して透明パネル224を振動させることに
より、小さな力で、大きな面積且つ重い重量である透明
パネル224を音響再生の振動板として振動させるスピ
ーカシステム1100が実現できる。
【0076】また、透明パネル224および透明な基板
227は可視光を透過するため、透明パネル224は、
表示パネル21に表示される画像を遮ることなく音響再
生を行うことができる。表示パネル21に表示される画
像が透けて見えるように透明パネル224が配置されて
いるので、使用者から見た画像が表示される位置と音が
放射される位置とを同じにすることができる。使用者か
ら見た画像が表示される位置と音が放射される位置とを
同じにすることにより、画像が表示される位置と音が放
射される位置とが異なることによる違和感を使用者は感
じることがない。このようなスピーカシステム1100
は、画像や音の信号処理回路を搭載した電子機器および
携帯端末装置(パーソナルコンピュータ、テレビ、ゲー
ム機、携帯電話機等)に搭載される。
【0077】また、スピーカシステム1100では、表
示パネル21と透明パネル224との間に基板227が
配置される。表示パネル21を外部衝撃から保護する機
能を基板227が果たすことで、透明パネル224を薄
くすることができ、透明パネル224の再生音量および
再生周波数帯域等の音響特性を向上させることができ
る。特に低音域の再生周波数帯域を広げることができ
る。
【0078】さらに、スピーカシステム1100の製造
工程において、透明パネル224と基板227とを用い
て空間226を予め形成しておくことにより、空間22
6を形成するための透明パネル224および基板227
と表示パネル21との間の精密な位置合わせが不要とな
る。このことは、スピーカシステム1100を電子機器
および携帯端末装置への搭載する際の製造工程の簡略化
につながる。
【0079】また、透明パネル224、基板227、ス
ペーサ225および電気機械音響変換器22とに囲まれ
た空間226は、電気機械音響変換器22の振動板45
から放射された音が漏れないように高い気密性を保つこ
とが望ましい。高い気密性を保つために、例えば透明パ
ネル224、基板227、スペーサ225および電気機
械音響変換器22は互いに接着される。
【0080】なお、実施の形態2では、電気機械音響変
換器22として動電形スピーカを用いたが、電磁形スピ
ーカ、圧電形スピーカ、静電形スピーカ等、振動板から
音を放射するスピーカであればどのようなスピーカを用
いても、同様な効果が得られる。また、電気機械音響変
換器22の外形形状は丸型であってもよいが、楕円ある
いは長方形として表示パネル21の搭載スペースを広く
確保することで表示パネル21を大きくすることが出来
る。
【0081】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
おけるスピーカシステム1200を、図7A、図7Bお
よび図8を参照して説明する。図7Aはスピーカシステ
ム1200の平面図であり、図7Bは図7Aに示す一点
鎖線E−Fに沿ったスピーカシステム1200の断面図
である。
【0082】スピーカシステム1200は、画像を表示
する表示パネル21と、表示パネル21に表示された画
像が透けて見えるように配置された透明パネル34と、
振動板52(図8)を有し電気信号に応じて振動板52
を振動させることにより音を放射する電気機械音響変換
器32と、電気機械音響変換器32に接続された音響管
33と、透明パネル34および表示パネル21を支持す
る筐体20とを備える。
【0083】スピーカシステム1200において、表示
パネル21と透明パネル34との間には空間37が形成
されている。空間37は閉空間であることが望ましい。
筐体20には音響管33の開口部36が接続される。音
響管33は、電気機械音響変換器32から放射された音
を空間37に伝達する音響伝達部材として機能する。透
明パネル34の周辺部35は、透明パネル34の中央部
よりも薄い。周辺部35は筐体20で支持されており、
透明パネル34は、音響管33を介して電気機械音響変
換器32から空間37に伝達された音によって振動する
ことができる。透明パネル34の面積は、振動板52の
面積より大きい。透明パネル34は、可視光を透過する
材料であるガラス、アクリル等から形成される。
【0084】図8は電気機械音響変換器32の断面図で
ある。本実施の形態の電気機械音響変換器32は圧電形
スピーカである。電気機械音響変換器32を圧電形スピ
ーカとすることで、電気機械音響変換器32を薄型にす
ることができる。
【0085】電気機械音響変換器32は、圧電素子5
0、51と、圧電素子50、51を両面に貼り付けた振
動板52と、入力端子57および振動板52に接続され
た電気入力のリード線53と、入力端子56および圧電
素子51に接続されたリード線54と、入力端子56お
よび圧電素子50に接続されたリード線55と、振動板
52の周辺部を支持する筐体58とを備える。振動板5
2は、リン青銅、ステンレス等の導電材料を含み、中間
電極として機能する。筐体58は音響管33に接続され
ている。
【0086】次に、スピーカシステム1200の動作に
ついて説明する。
【0087】入力端子56、57に電気信号が印加され
ると、振動板52の両面に接合された圧電素子50、5
1に屈曲振動が生じて、振動板52および圧電素子5
0、51から音が発生する。この音は音響管33を通過
してその開口部36から空間37に伝達される。周辺部
35を筐体20に支持された透明パネル34は、空間3
7に伝達された音の圧力により駆動されて振動し、音を
発生する。このような透明パネル34が音を発生する動
作は、実施の形態1の透明パネル24が音を発生する動
作とほぼ同様である。
【0088】実施の形態1のスピーカシステム1000
と異なる点として、本実施の形態のスピーカシステム1
200においては、電気機械音響変換器32から放射さ
れた音を空間37に伝達する音響伝達部材として音響管
33が用いられる。これにより、電気機械音響変換器3
2を表示パネル21の背面側に配置可能となる。電気機
械音響変換器32を表示パネル21の背面側に配置する
ことにより、表示パネル21の設置スペースを広くする
ことができ、表示パネル21の大きさを大きくすること
ができる。また、音響管33の開口部36を長方形形状
として、開口部36に隣接する表示パネル21の1辺と
開口部36の長手方向とを平行にすることにより、表示
パネル21のさらなる大型化が可能となる。
【0089】なお、透明パネル34の周辺部35は、透
明パネル34の中央部と同じ材料で一体形成されてもよ
いし、透明パネル34の中央部と異なる材料で形成され
て透明パネル34の中央部に固着されてもよい。
【0090】さらに、透明パネル34は周辺部35だけ
でなく全面をフィルムとしても良く、この場合、電気機
械音響変換器32から放射される音によりフィルムの透
明パネル34全体が駆動される。
【0091】なお、本実施の形態では、電気機械音響変
換器32として圧電形スピーカを用いたが、電磁形スピ
ーカ、動電形スピーカ、静電形スピーカ等、振動板から
音を放射するスピーカであればどのようなスピーカを用
いても、同様な効果が得られる。
【0092】次に、本発明の実施の形態2のスピーカシ
ステム1100の改変例であるスピーカシステム130
0を、図9A、図9Bを参照して説明する。図9Aはス
ピーカシステム1300の平面図であり、図9Bは図9
Aに示す一点鎖線G−Hに沿ったスピーカシステム13
00の断面図である。
【0093】スピーカシステム1300は、電気機械音
響変換器22の代わりに、上述した電気機械音響変換器
32と、電気機械音響変換器32に接続された音響管3
3とを備える。基板227の音孔223に音響管33の
開口部36が接続される。音響管33は、電気機械音響
変換器32から放射された音を空間37に伝達する音響
伝達部材として機能する。
【0094】次に、スピーカシステム1300の動作に
ついて説明する。
【0095】図8、図9Aおよび図9Bを参照して、入
力端子56、57に電気信号が印加されると、振動板5
2の両面に接合された圧電素子50、51に屈曲振動が
生じて、振動板52および圧電素子50、51から音が
発生する。この音は音響管33を通過してその開口部3
6から空間226に伝達される。透明パネル224は、
空間226に伝達された音の圧力により駆動されて振動
し、音を発生する。
【0096】スピーカシステム1300においては、電
気機械音響変換器32から放射された音を空間226に
伝達する音響伝達部材として音響管33が用いられる。
これにより、電気機械音響変換器32を表示パネル21
の背面側に配置可能となる。電気機械音響変換器32を
表示パネル21の平面方向以外の位置に配置することに
より、表示パネル21の設置スペースを広くすることが
でき、表示パネル21の大きさを大きくすることができ
る。また、音響管33の開口部36を長方形形状とし
て、開口部36に隣接する表示パネル21の1辺と開口
部36の長手方向とを平行にすることにより、表示パネ
ル21のさらなる大型化が可能となる。
【0097】なお、電気機械音響変換器32として圧電
形スピーカを用いたが、上述したように、電磁形スピー
カ、動電形スピーカ、静電形スピーカ等、振動板から音
を放射するスピーカであればどのようなスピーカを用い
ても、同様な効果が得られる。
【0098】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
おけるスピーカシステム1400を、図10A、図10
Bを参照して説明する。図10Aはスピーカシステム1
400の平面図であり、図10Bは図10Aに示す一点
鎖線I−Jに沿ったスピーカシステム1400の断面図
である。スピーカシステム1400は、基本的には実施
の形態3のスピーカシステム1200に複数の電気機械
音響変換器を設けた構成である。
【0099】スピーカシステム1400は、画像を表示
する表示パネル21と、表示パネル21に表示された画
像が透けて見えるように配置された透明パネル138
と、振動板52(図8)をそれぞれ有し電気信号に応じ
て振動板52を振動させることにより音を放射する電気
機械音響変換器32および132と、電気機械音響変換
器32にそれぞれ接続された音響管33および133
と、透明パネル138および表示パネル21を支持する
筐体130とを備える。
【0100】表示パネル21と透明パネル138との間
には空間139が形成されている。空間139は閉空間
であることが望ましい。筐体130には音響管33およ
び133それぞれの開口部36および136が接続され
る。音響管33および133はそれぞれ、電気機械音響
変換器32および132から放射された音を空間139
に伝達する音響伝達部材として機能する。透明パネル1
38の周辺部は筐体130で支持されており、透明パネ
ル138は、音響管33および133を介して電気機械
音響変換器32および132から空間139に伝達され
た音によって振動することができる。透明パネル138
の面積は、振動板52の面積より大きい。透明パネル1
38はフィルムであり、可視光を透過するPET(ポリ
エチレンテレフタレート)等から形成される。
【0101】次に、スピーカシステム1400の動作つ
いて説明する。
【0102】実施の形態3のスピーカシステム1200
と異なる点として、本実施の形態ではスピーカシステム
1400は、複数の電気機械音響変換器32および13
2と複数の音響管33および133を備える。また、透
明パネル138の全面がフィルムである。
【0103】電気機械音響変換器132の構成要素は電
気機械音響変換器32の構成要素と同じである。電気機
械音響変換器32の動作は実施の形態3で説明したとお
りであり、電気機械音響変換器132も同様に動作す
る。音響管33および133はそれぞれ電気機械音響変
換器32および132に接続される。音響管33および
133の開口部は、それぞれ空間139の異なる位置に
結合されている。電気機械音響変換器132から放射さ
れた音は音響管133を介して空間139に伝達され
る。透明パネル138は空間139に伝達された音の圧
力により振動して音を発生する。
【0104】例えば、電気機械音響変換器32に右チャ
ンネルのオーディオ情報を示す電気信号を入力し、電気
機械音響変換器132に左チャンネルのオーディオ情報
を示す電気信号を入力するならば、開口部36からは右
チャンネルの音が空間139に伝達され、開口部136
からは左チャンネルの音が空間139に伝達される。透
明パネル138を左右両チャンネルの合成音圧で振動さ
せることにより、ステレオ再生が実現できる。特に、透
明パネル138をフィルムとすることで、音の波長が短
く指向性の狭い高音域の音により透明パネル138の開
口部36および136の真上の部分が振動する。また、
波長が長く指向性の広い低音域の音により透明パネル1
38全体が振動する。このため、空間139内で左右両
チャンネルの音が合成されても、音像の広がりに寄与す
る高音域の音が放出される位置が透明パネル138上で
左右に分離されるので、1枚の透明パネル138であり
ながら、効果的なステレオ再生が可能となる。
【0105】スピーカシステム1400を、PDA(P
ersonal DigitalAssistant)
等の比較的大きな表示パネルを備える携帯端末装置に搭
載するならば、2つの音響管33および133の開口部
36および136が表示パネル21の両端の距離の離れ
た位置に配置されるため、表示パネル21から放射され
る音の音像が広くなり、より効果的なステレオ効果が得
られる。
【0106】本実施の形態のスピーカシステム1400
は、2つの電気機械音響変換器32および132と2つ
の音響管33および133とを備えたが、電気機械音響
変換器および音響管を3つ以上備えてもよい。複数の電
気機械音響変換器それぞれに複数の音響管が接続され
る。複数の音響管の開口部は、それぞれ空間139の異
なる位置に結合される。この場合、複数の電気機械音響
変換器からの音により透明パネル138が振動するた
め、より大きな音量の音が透明パネル138より放射さ
れる。
【0107】さらに、表示パネル21の上下左右方向に
それぞれ開口部を形成してもよい。この場合、例えばマ
ルチチャネルの内の1チャネルのオーディオ情報を示す
電気信号が入力された電気機械音響変換器から放射され
た音を伝達する開口部を上下方向に形成することによ
り、より臨場感のある再生音が得られる。
【0108】また、電気信号がモノラル信号である場合
は、複数の電気機械音響変換器に同じ電気信号が入力さ
れてもよいし、1つの電気機械音響変換器のみに電気信
号が入力されてもよい。
【0109】また、電気機械音響変換器32の代わりに
図11に示す電気機械音響変換器232が用いられても
よい。電気機械音響変換器232は、周辺部に錘部14
1を有する壺型のヨーク140と、ヨーク140の中央
部に設けられたマグネット41と、マグネット41の上
面に設けられたプレート42と、ヨーク140とプレー
ト42との間の磁気空隙144に挿入されたボイスコイ
ル44と、ボイスコイル44に接続された振動板45
と、振動板45の周辺部を支持する筐体147および2
47と、ヨーク140の周辺部と筐体147の下面とに
接続されたサスペンション148とを備える。筐体24
7には音響管33が接続される。ヨーク140とマグネ
ット41とプレート42とから磁気回路部142が形成
される。電気機械音響変換器232では、磁気回路部1
42がサスペンション148で支持されているので、音
響再生と同時にまたは独立して磁気回路部142を振動
させて機械振動を発生させることができる。
【0110】振動板45から音を放射する動作は、実施
の形態1において図2を参照して説明したとおりであ
る。
【0111】磁気回路部142が機械振動する動作につ
いて説明する。電気機械音響変換器の振動機能に関して
は特開平10−215499号等で開示されているた
め、ここでは詳細な説明を省略する。ボイスコイル44
に電気信号が印加されると、磁気回路部142にボイス
コイル44に発生する力と反対方向に力が発生する。磁
気回路部142はサスペンション148を介して筐体1
47に支持されており、磁気回路142の質量とサスペ
ンション148のスティフネスとから機械共振系を構成
する。ボイスコイル44に印加する電気信号の周波数が
機械共振系の共振周波数とほぼ一致すると磁気回路部1
42は大きく振動する。この振動はサスペンション14
8を介して筐体147に伝達される。筐体147は筐体
247および音響管33を介して筐体130と機械的に
結合されているため、磁気回路部142の振動は筐体1
30に伝達され、筐体130を振動させる。
【0112】このように、電気機械音響変換器232は
音響再生と機械振動発生の2機能を有する。例えば、本
発明のスピーカシステム1400を、受信機能を有する
携帯電話等の携帯端末装置に用いるならば、着信をメロ
ディー音等の音響信号で知らせるスピーカとしての機能
と、着信を振動の体感で知らせるバイブレータとしての
機能を1つのユニットで行うことのできる携帯端末装置
が実現できる。
【0113】また、電気機械音響変換器232を含むス
ピーカシステム1400が搭載された電子機器を用いて
ゲーム等を行う場合、臨場感のある効果音と共に振動機
能により体感上の効果がさらに加わり、迫力のあるゲー
ムが楽しめる。
【0114】また、上述したように電気信号がモノラル
信号の場合でも、透明パネル138からの音響再生のみ
でなく機械振動機能による体感作用が得られる。
【0115】また、電気機械音響変換器132の代わり
に電気機械音響変換器232が用いられてもよい。ま
た、実施の形態1〜3における電気機械音響変換器22
および32の代わりに電気機械音響変換器232が用い
られてもよい。
【0116】次に実施の形態1のスピーカシステム11
00の改変例であるスピーカシステム1500を図12
を参照して説明する。
【0117】スピーカシステム1500は、スピーカシ
ステム1100の構成要素に加えて、図9Bに示す電気
機械音響変換器32および音響管33をさらに備える。
基板227の代わりに設けられた基板127には音孔1
23および音孔323が形成されている。音孔123に
は電気機械音響変換器22が接続され、音孔323には
音響管33の開口部36が接続されている。音響管33
は電気機械音響変換器32に接続されている。本実施の
形態において、透明パネル224はフィルムである。基
板127と透明パネル224との間には空間126が形
成されている。空間126は閉空間であることが望まし
い。
【0118】次に、スピーカシステム1500の動作に
ついて説明する。
【0119】電気機械音響変換器22および32の動作
は実施の形態1および3で説明したとおりである。電気
機械音響変換器22から放射された音は音孔123を介
して空間126に伝達される。電気機械音響変換器32
から放射された音は音響管33を介して空間126に伝
達される。透明パネル224は空間126に伝達された
音の圧力により振動して音を発生する。
【0120】例えば、電気機械音響変換器22に右チャ
ンネルのオーディオ情報を示す電気信号を入力し、電気
機械音響変換器32に左チャンネルのオーディオ情報を
示す電気信号を入力するならば、電気機械音響変換器2
2からは右チャンネルの音が空間126に伝達され、電
気機械音響変換器32からは左チャンネルの音が空間1
26に伝達される。透明パネル224を左右両チャンネ
ルの合成音圧で振動させることにより、ステレオ再生が
実現できる。透明パネル224はフィルムであるので、
音の波長が短く指向性の狭い高音域の音により透明パネ
ル224の開口部123および323の真上の部分が振
動する。また、波長が長く指向性の広い低音域の音によ
り透明パネル224全体が振動する。このため、空間1
26内で左右両チャンネルの音が合成されても、音像の
広がりに寄与する高音域の音が放出される位置が透明パ
ネル224上で左右に分離されるので、1枚の透明パネ
ル224でありながら、効果的なステレオ再生が可能と
なる。
【0121】また、音響管33を電気機械音響変換器3
2の中心から外れた位置に接続することで、筐体220
内の空きスペースに電気機械音響変換器32を効率よく
設置することが可能となる。また、筐体220内の空き
スペースをより効率よく形成することが可能となり、こ
の空きスペースには受信回路等の電気回路を設けること
ができる。
【0122】なお、電気機械音響変換器22および32
は両方とも動電形スピーカであってもよいし、両方とも
圧電形スピーカであってもよい。
【0123】また、電気機械音響変換器22および32
の代わりにそれぞれ電気機械音響変換器232が用いら
れてもよい。
【0124】また、電気機械音響変換器22と音孔12
3との間に音響管が設けられてもよい。また、音響管3
3を省略し、電気機械音響変換器32が基板127に直
接接続されてもよい。
【0125】また、本実施の形態のスピーカシステム1
500は、2つの電気機械音響変換器22および32と
1つの音響管33とを備えたが、電気機械音響変換器お
よび音響管を3つ以上備えてもよい。
【0126】また、電気機械音響変換器22、32およ
び132として、動電形スピーカ、電磁形スピーカ、圧
電形スピーカ、静電形スピーカ等、振動板から音を放射
するスピーカであればどのようなスピーカが用いられて
もよい。
【0127】スピーカシステム1400および1500
において、電気信号は、受話音、着信音、複数チャネル
のオーディオ情報の内の少なくとも1つを示し、電気信
号が受話音および着信音の内の少なくとも一方を示す場
合は、複数の電気機械音響変換器22、32、132に
電気信号が入力され、電気信号が複数チャネルのオーデ
ィオ情報を示す場合は、複数の電気機械音響変換器2
2、32、132にはそれぞれ異なるチャネルのオーデ
ィオ情報を示す電気信号が入力される。
【0128】(実施の形態5)本発明の実施の形態5に
おける携帯端末装置2000を図13および図14を参
照して説明する。図13は、携帯端末装置2000の一
部切り欠き図である。図14は、携帯端末装置2000
の内部を示すブロック図である。
【0129】本実施の形態では、携帯端末装置2000
が携帯電話機であるとして説明するが、携帯端末装置2
000は携帯電話機に限定されない。携帯端末装置20
00は、例えばPDA(Personal Digit
al Assistant)、ポケットベル(登録商
標)および腕時計等であってもよい。
【0130】携帯端末装置2000は、第1の筐体10
0と、受信回路等を内蔵する第2の筐体101と、第2
の筐体101に取付けられた受信用アンテナ102と、
スピーカシステム1201とを備える。第1の筐体10
0は電気回路やコネクター等(図示せず)を内蔵する。
スピーカシステム1201は、実施の形態3で示したス
ピーカシステム1200の改変例である。スピーカシス
テム1201は、表示パネル21の代わりに表示パネル
221を備える。表示パネル221は例えば液晶ディス
プレイであり、表示パネル21と同様の機能を有する。
スピーカシステム1201では、表示パネル221およ
び透明パネル34の周辺部35は第2の筐体101に支
持される。表示パネル221と透明パネル34との間に
は空間237が形成されている。空間237は閉空間で
あることが望ましい。表示パネル221は、表示パネル
221に表示される画像を外部から見ることができるよ
うに第2の筐体101に支持される。
【0131】次に、携帯端末装置2000の動作につい
て説明する。
【0132】スピーカシステム1201の動作は、実施
の形態3で説明したスピーカシステム1200の動作と
同様である。
【0133】電気機械音響変換器32(図14)に受話
音を示す電気信号を印加すると透明パネル34から受話
音が再生される。この場合、スピーカシステム1201
は受話音再生用のスピーカであるレシーバとしての機能
を果たす。
【0134】また、電気機械音響変換器32に着信を知
らせる着信音、音楽、音声またはゲームの効果音等を示
す電気信号を印加するならば、透明パネル34から着信
音、音楽、音声または効果音等が再生される。この場
合、スピーカシステム1201は、拡声用のスピーカと
して機能する。
【0135】また、携帯端末装置2000が例えばテレ
ビ電話の機能を有する電話機であるならば、画像信号を
表示パネル221に印加することにより話し相手の顔が
表示パネル221に再生され、同時に、音声信号が示す
話し相手の声が透明パネル34から再生される。
【0136】実施の形態1での説明と同様に、本発明の
スピーカシステム1201は、小さな力で大きな面積且
つ重い重量である透明パネル34を十分に振動させるこ
とができる。このため、携帯端末装置2000が大型の
表示パネル221を搭載し、透明パネル34の面積が広
くなっても、透明パネル34を十分に振動させることが
できる。また、音の放射面が表示パネルと同じ面である
ため、使用者から見た画像が表示される位置と音が放射
される位置とを同じにすることができるので、よりリア
ルな音響再生が可能となる。このため、音と映像の同時
再生に最適な携帯端末装置が実現できる。
【0137】また、透明パネル34を受話音再生用レシ
ーバの振動板として動作させた場合、受話音は透明パネ
ル34全面から再生されているため、使用者の耳が面積
の広い透明パネル34のどの位置に接触しても受聴が可
能である。このため、使用者の耳の位置を一点に一致さ
せる必要がないので、使用者の耳が音の発生源からずれ
てしまうことはない。特に高齢者には受話音の聴き取り
が容易な携帯端末装置を実現できる。
【0138】次に、図14を参照して、携帯端末装置2
000の動作についてさらに説明する。
【0139】携帯端末装置2000は、アンテナ102
が受信した無線信号に基づいて電気信号を出力する信号
出力部120を備える。信号出力部120は、無線信号
処理部121と電気信号増幅部122とを備える。
【0140】アンテナ102は、外部(例えば携帯電話
の中継局)から送られてきた無線信号を受信する。この
無線信号は、着信、受話音、音楽および画像等を示す。
【0141】まず、アンテナ102が着信を示す無線信
号を受信すると、使用者に着信を知らせるために、無線
信号処理部121は着信を示す着信音信号を出力する。
着信音信号は電気信号増幅部122で増幅されて電気機
械音響変換器32に印加され、透明パネル34は着信音
を再生する。着信音信号は予め設定された呼び出し音を
示す信号やデータ配信等により得られたオーディオ信号
であり得る。受信者が着信を知り携帯端末装置2000
を受話可能状態にすると、無線信号処理部121は受話
音(送信者の話し声)を示す受話音信号を出力する。受
話音信号は電気信号増幅部122で増幅されて電気機械
音響変換器32に印加され、透明パネル34は受話音を
再生する。
【0142】この場合、使用者は、携帯端末装置200
0を通常の携帯電話機のように透明パネル34に耳を付
けて使用する方法と、電気信号増幅部122の増幅率を
上げて、再生音量を大きくして携帯端末装置2000か
ら離れた位置で会話を行うハンズフリー電話機として使
用する方法とが選択できる。後者のハンズフリー電話機
として使用する場合、双方の電話機がカメラを搭載し、
テレビ電話の機能を有するならば、画像信号が入力され
た表示パネル221に映し出される相手の顔を見ながら
会話をすることができる。画像信号は、動画、静止画、
文字情報等の画像を示す。アンテナ102が画像を示す
無線信号を受信し、信号出力部120が画像信号を表示
パネル221へ出力することにより、表示パネル221
に画像が映し出される。携帯端末装置2000をハンズ
フリー電話機として使用する場合、スピーカシステム1
201は拡声用のスピーカとして機能する。また、スピ
ーカシステム1201を拡声用のスピーカとして機能さ
せることで、例えばインターネットでダウンロードした
音楽信号の再生が可能となる。
【0143】また、画像と音の同時再生での応用として
は、楽曲のプロモーションビデオの再生やゲーム機とし
ての使用が挙げられる。
【0144】なお、携帯端末装置2000はスピーカシ
ステム1201の代わりに実施の形態1のスピーカシス
テム1000を備えてもよい。
【0145】(実施の形態6)本発明の実施の形態6に
おける携帯端末装置2100を図15および図16を参
照して説明する。図15は、携帯端末装置2100の一
部切り欠き図である。図16は、携帯端末装置2100
の内部を示すブロック図である。
【0146】本実施の形態では、携帯端末装置2100
が携帯電話機であるとして説明するが、携帯端末装置2
100は携帯電話機に限定されない。
【0147】携帯端末装置2100は、第1の筐体10
0と、受信回路等を内蔵する第2の筐体101と、第2
の筐体101に取付けられた受信用アンテナ102と、
スピーカシステム1301とを備える。第1の筐体10
0は電気回路やコネクター等(図示せず)を内蔵する。
スピーカシステム1301は、実施の形態3で示したス
ピーカシステム1300の改変例である。スピーカシス
テム1301は、表示パネル21の代わりに表示パネル
221を備える。スピーカシステム1301では、表示
パネル221および基板227は第2の筐体101に支
持される。表示パネル221は、表示パネル221に表
示される画像を外部から見ることができるように第2の
筐体101に支持される。
【0148】次に、携帯端末装置2100の動作につい
て説明する。本実施の形態の携帯端末装置2100と実
施の形態5に示す携帯端末装置2000との差異は、携
帯端末装置2100はスピーカシステム1201の代わ
りにスピーカシステム1301を備える点である。端末
装置2100と携帯端末装置2000とは、スピーカシ
ステムが異なる点以外は同様の構成であり、端末装置2
100の動作は上述した携帯端末装置2000の動作と
同様である。スピーカシステム1301は基板227を
備える。基板227から得られる効果は実施の形態2で
説明したとおりである。スピーカシステム1301の動
作は、実施の形態3で説明したスピーカシステム130
0の動作と同様である。
【0149】電気機械音響変換器32(図16)に受話
音を示す電気信号を印加すると透明パネル224から受
話音が再生される。この場合、スピーカシステム130
1は受話音再生用のスピーカであるレシーバとしての機
能を果たす。
【0150】また、電気機械音響変換器32に着信を知
らせる着信音、音楽、音声またはゲームの効果音等を示
す電気信号を印加するならば、透明パネル224から着
信音、音楽、音声または効果音等が再生される。この場
合、スピーカシステム1301は、拡声用のスピーカと
して機能する。
【0151】また、携帯端末装置2100が例えばテレ
ビ電話の機能を有する電話機であるならば、画像信号を
表示パネル221に印加することにより話し相手の顔が
表示パネル221に再生され、同時に、音声信号が示す
話し相手の声が透明パネル224から再生される。
【0152】図16に示すように携帯端末装置2100
は、アンテナ102が受信した無線信号に基づいて電気
信号を出力する信号出力部120を備える。信号出力部
120は、無線信号処理部121と電気信号増幅部12
2とを備える。携帯端末装置2100が無線信号を受信
してスピーカシステム1301を駆動する動作は、上述
した携帯端末装置2000の動作と同様である。
【0153】なお、携帯端末装置2100はスピーカシ
ステム1301の代わりに実施の形態1のスピーカシス
テム1000を備えてもよい。
【0154】なお、本実施の形態では発明のスピーカシ
ステムを搭載した携帯端末装置を開示したが、本発明の
スピーカシステムは表示パネルを有する電子機器である
テレビ、パソコン、ゲーム機、カーナビゲーションシス
テム等のスピーカシステムとして用いることができる。
【0155】(実施の形態7)本発明の実施の形態7に
おける携帯端末装置2200を図17および図18を参
照して説明する。図17は、携帯端末装置2200の一
部切り欠き図である。図18は、携帯端末装置2200
の内部を示すブロック図である。
【0156】本実施の形態では、携帯端末装置2200
が携帯電話機であるとして説明するが、携帯端末装置2
200は携帯電話機に限定されない。
【0157】携帯端末装置2200は、第1の筐体10
0と、受信回路等を内蔵する第2の筐体101と、第2
の筐体101に取付けられた受信用アンテナ102と、
スピーカシステム1501とを備える。第1の筐体10
0は電気回路やコネクター等(図示せず)を内蔵する。
スピーカシステム1501は、実施の形態4で示したス
ピーカシステム1500の改変例である。スピーカシス
テム1501は、表示パネル21の代わりに表示パネル
221を備える。スピーカシステム1501では、表示
パネル221および基板227は第2の筐体101に支
持される。表示パネル221は、表示パネル221に表
示される画像を外部から見ることができるように第2の
筐体101に支持される。
【0158】次に、携帯端末装置2200の動作につい
て説明する。
【0159】スピーカシステム1501の動作は、実施
の形態4で説明したスピーカシステム1500の動作と
同様である。
【0160】電気機械音響変換器22および32(図1
8)の内の少なくも一方に受話音を示す電気信号を印加
すると透明パネル224から受話音が再生される。この
場合、スピーカシステム1501は受話音再生用のスピ
ーカであるレシーバとしての機能を果たす。
【0161】また、電気機械音響変換器22および32
の内の少なくとも一方に着信を知らせる着信音、音楽、
音声またはゲームの効果音等を示す電気信号を印加する
ならば、透明パネル224から着信音、音楽、音声また
は効果音等が再生される。この場合、スピーカシステム
1501は、拡声用のスピーカとして機能する。
【0162】また、電気機械音響変換器22および32
に同じ電気信号を印加するならば、電気機械音響変換器
を1つのみ備えるスピーカシステムと比較して、消費電
力が同じであっても、音圧レベルを向上させることがで
きる。また、上述したように、スピーカシステム150
1は複数チャンネルのオーディオ信号を再生することが
できる。例えば、ステレオ音楽を示すオーディオ信号を
再生する場合、電気機械音響変換器22には右チャンネ
ル、電気機械音響変換器32には左チャンネルの音楽信
号を印加すると、透明パネル224からはステレオ音楽
が再生される。
【0163】また、携帯端末装置2200が例えばテレ
ビ電話の機能を有する電話機であるならば、画像信号を
表示パネル221に印加することにより話し相手の顔が
表示パネル221に再生され、同時に、音声信号が示す
話し相手の声が透明パネル224から再生される。
【0164】実施の形態1での説明と同様に、本発明の
スピーカシステム1501は、小さな力で大きな面積且
つ重い重量である透明パネル224を十分に振動させる
ことができる。このため、携帯端末装置2200が大型
の表示パネル221を搭載し、透明パネル224の面積
が広くなっても、透明パネル224を十分に振動させる
ことができる。また、音の放射面が表示パネルと同じ面
であるため、使用者から見た画像が表示される位置と音
が放射される位置とを同じにすることができるので、よ
りリアルな音響再生が可能となる。
【0165】次に、図18を参照して、携帯端末装置2
200の動作についてさらに説明する。
【0166】携帯端末装置2200は、アンテナ102
が受信した無線信号に基づいて電気信号を出力する信号
出力部320を備える。信号出力部320は、無線信号
処理部121と電気信号増幅部122および222とを
備える。
【0167】アンテナ102は、外部(例えば携帯電話
の中継局)から送られてきた無線信号を受信する。この
無線信号は、着信、受話音、音楽および画像等を示す。
【0168】まず、アンテナ102が着信を示す無線信
号を受信すると、使用者に着信を知らせるために、無線
信号処理部121は着信を示す着信音信号を出力する。
着信音信号は電気信号増幅部122および222の内の
少なくとも一方で増幅されて電気機械音響変換器22お
よび32の内の少なくとも一方に印加され、透明パネル
224は着信音を再生する。着信音信号は予め設定され
た呼び出し音を示す信号やデータ配信等により得られた
オーディオ信号であり得る。着信音信号がステレオオー
ディオ信号である場合は、右チャンネルのオーディオ信
号は電気信号増幅部122で増幅されて電気機械音響変
換器22に印加され、左チャンネルのオーディオ信号は
電気信号増幅部222で増幅されて電気機械音響変換器
32に印加され、透明パネル224からはステレオ音が
再生される。受信者が着信を知り携帯端末装置2200
を受話可能状態にすると、無線信号処理部121は受話
音(送信者の話し声)を示す受話音信号を出力する。受
話音信号は電気信号増幅部122および222の内の少
なくとも一方で増幅されて電気機械音響変換器22およ
び32の内の少なくとも一方に印加され、透明パネル2
24は受話音を再生する。
【0169】この場合、使用者は、携帯端末装置220
0を通常の携帯電話機のように透明パネル224に耳を
付けて使用する方法と、電気信号増幅部122および2
22の増幅率を上げて、再生音量を大きくして携帯端末
装置2200から離れた位置で会話を行うハンズフリー
電話機として使用する方法とが選択できる。後者のハン
ズフリー電話機として使用する場合、双方の電話機がカ
メラを搭載し、テレビ電話の機能を有するならば、画像
信号が入力された表示パネル221に映し出される相手
の顔を見ながら会話をすることができる。画像信号は、
動画、静止画、文字情報等の画像を示す。アンテナ10
2が画像を示す無線信号を受信し、信号出力部320が
画像信号を表示パネル221へ出力することにより、表
示パネル221に画像が映し出される。
【0170】携帯端末装置2200をハンズフリー電話
機として使用する場合、スピーカシステム1501は拡
声用のスピーカとして機能する。また、スピーカシステ
ム1501を拡声用のスピーカとして機能させること
で、例えばインターネットでダウンロードした音楽信号
の再生が可能となる。
【0171】また、画像と音の同時再生での応用として
は、楽曲のプロモーションビデオの再生やゲーム機とし
ての使用が挙げられる。
【0172】携帯端末装置2200において、電気信号
は、受話音、着信音、複数チャネルのオーディオ情報の
内の少なくとも1つを示し、電気信号が受話音および着
信音の内の少なくとも一方を示す場合は、複数の電気機
械音響変換器22、32に電気信号が入力され、電気信
号が複数チャネルのオーディオ情報を示す場合は、複数
の電気機械音響変換器22、32にはそれぞれ異なるチ
ャネルのオーディオ情報を示す電気信号が入力される。
【0173】なお、携帯端末装置2200はスピーカシ
ステム1501の代わりに実施の形態4のスピーカシス
テム1400を備えてもよく、この場合のスピーカシス
テム1400の動作はスピーカシステム1501の動作
と同様である。
【0174】なお、本実施の形態では発明のスピーカシ
ステムを搭載した携帯端末装置を開示したが、本発明の
スピーカシステムは表示パネルを有する電子機器である
テレビ、パソコン、ゲーム機、カーナビゲーションシス
テム等のスピーカシステムとして用いることができる。
【0175】(実施の形態8)本発明の実施の形態8に
おける携帯端末装置2300を図19A、図19B図1
9Cおよび図20を参照して説明する。図19Aは携帯
端末装置2300の上面図であり、図19Bは携帯端末
装置2300の部分断面図であり、図19Cは携帯端末
装置2300の下面図である。
【0176】本実施の形態では、携帯端末装置2300
が携帯電話機であるとして説明するが、携帯端末装置2
300は携帯電話機に限定されない。
【0177】携帯端末装置2300は、第1の筐体10
0と、第2の筐体201と、第2の筐体201に取り付
けられた受信用のアンテナ102と、スピーカシステム
1600とを備える。スピーカシステム1600は、実
施の形態3で示したスピーカシステム1300の改変例
である。スピーカシステム1600は、電気機械音響変
換器32の代わりに電気機械音響変換器322を備え
る。スピーカシステム1600では、基板227および
表示パネル221は、第2の筐体201に支持される。
第2の筐体201には音孔423が形成されている。第
2の筐体201は、受信回路等の電気回路やコネクタ等
(図示せず)を内蔵する。
【0178】電気機械音響変換器322を、図20を参
照して説明する。電気機械音響変換器322は、円柱状
の第1のマグネット520と、第1のマグネット520
を囲むように設けられた環状の第2のマグネット521
と、第1のマグネット520と第2のマグネット521
とを連結するヨーク522と、第1のマグネット520
とヨーク522との間の第1の磁気空隙525に設けら
れた第1のボイスコイル527と、第2のマグネット5
21とヨーク522との間の第2の磁気空隙526に設
けられた第2のボイスコイル528と、第1のボイスコ
イル527に接続された第1の振動板529と、第1の
マグネット520の第1の振動板529とは反対側に設
けられ、第2のボイスコイル528に接続された第2の
振動板530と、第1の振動板529と第1のマグネッ
ト520との間に設けられた円板状の第1の磁性板52
3と、第2の振動板530と第2のマグネット521と
の間に設けられた環状の第2の磁性板524と、第1の
振動板529、第2の振動板530および第2のマグネ
ット521を支持する第1の筐体531と、第1の振動
板529の第1のマグネット520とは反対側に設けら
れた第1の振動板529を覆う第2の筐体532とを備
える。第2の筐体532に音響管33が接続される。
【0179】次に、電気機械音響変換器322の動作に
ついて説明する。
【0180】第1の磁気空隙525に挿入された第1の
ボイスコイル527に電気信号が印加されると、第1の
ボイスコイル527に駆動力が発生し、第1のボイスコ
イル527に接続された第1の振動板529が振動して
音が発生する。同様に、第2の磁気空隙526に挿入さ
れた第2のボイスコイル528に電気信号が印加される
と、第2のボイスコイル528に駆動力が発生し、第2
のボイスコイル528に接続された第2の振動板530
が振動して音が発生する。
【0181】第1の振動板529から放射された音は音
響管33を介して空間226に伝達され、透明パネル2
24から音が放射される。第2の振動板530から放射
された音は音孔423(図19B)を介して外部に放射
される。
【0182】電気機械音響変換器322では、第1の磁
気空隙525に挿入された第1のボイスコイル527は
第1のマグネット520を用いて駆動され、第2の磁気
空隙526に挿入された第2のボイスコイル528は第
2のマグネット521を用いて駆動される。第1および
第2のボイスコイル527および28をそれぞれ別々の
マグネットを用いて駆動するため、第1および第2のボ
イスコイル527および28に発生する駆動力を大きく
することができる。このため、電気機械音響変換器32
2は、大きな音を発生させることができる。
【0183】第1のボイスコイル527および第2のボ
イスコイル528は互いに独立に駆動可能である。第1
の振動板529から放射された着信音および受話音は音
響管33を介して空間226に伝達され、透明パネル2
24から着信音および受話音が放射される。第1の筐体
100および第2の筐体101はそれらの接続部200
で折り曲げることができるようになっている。第1の筐
体100および第2の筐体101が互いに開いていると
きは、透明パネル224が放射する着信音を使用者は明
瞭に聞くことができる。しかし、第1の筐体100およ
び第2の筐体101が互いに閉じているとき(携帯端末
機2300を折りたたんだ状態)は、透明パネル224
が放射する着信音は第1の筐体100で遮られるので、
使用者は着信音を明瞭に聞くことが困難となる。そこ
で、第1の筐体100および第2の筐体101が互いに
閉じているときは、第2の振動板530から着信音を放
射することにより、使用者は着信音を明瞭に聞くことが
できる。折りたたみ式の携帯端末装置においては、折り
たたんだ状態での外部への音の放出用と開いた状態での
通話用との2つの電気機械音響変換器を備えることが望
ましく、電気機械音響変換器の設置スペースは大きかっ
た。本実施の形態の携帯端末機2300では、折りたた
んだ状態での外部への音の放出機能と開いた状態での通
話機能とを1つの電気機械音響変換器で果たすことがで
きるので、電気機械音響変換器の設置スペースを小さく
することができる。
【0184】なお、電気機械音響変換器32の代わりに
電気機械音響変換器322を備える実施の形態3のスピ
ーカシステム1200がスピーカシステム1600の代
わりに用いられてもよい。
【0185】(実施の形態9)本発明の実施の形態9に
おける電子機器2400を図21Aおよび図21Bを参
照して説明する。図21Aは、電子機器2400の平面
図であり、図21Bは図21Aに示す一点鎖線K−Lに
沿った電子機器2400の断面図である。
【0186】本実施の形態では、電子機器2400が携
帯端末装置であるPDAであるとして説明するが、電子
機器2400はPDA等の携帯端末装置に限定されず、
設置型の電子機器であってもよい。
【0187】電子機器2400は、筐体150と、スピ
ーカシステム1700とを備える。スピーカシステム1
700は、実施の形態3のスピーカシステム1200
(図7Aおよび図7B)の改変例である。スピーカシス
テム1700は、表示パネル21および透明パネル34
の代わりに表示パネル321および透明パネル234を
備える。表示パネル321は表示パネル21と同様の機
能を有する。透明パネル234はフィルムであり、透明
な樹脂材料であるPET(ポリエチレンテレフタレー
ト)、アクリル等から形成される。表示パネル321と
透明パネル234との間には空間337が形成される。
空間337は閉空間であることが望ましい。スピーカシ
ステム1700では、表示パネル321および透明パネ
ル234は筐体150に支持される。表示パネル321
は、表示パネル321に表示される画像を外部から見る
ことができるように筐体150に支持される。
【0188】透明パネル234の表面には導電膜160
がコーティングされている。導電膜160は、透明パネ
ル234の表面の抵抗率が均一となるように透明パネル
234の表面にコーティングされる。透明パネル234
は透明導電体として機能する。導電膜160がコーティ
ングされた透明パネル234の表面の4辺に沿って電極
156、157、158および159が設けられる。電
子機器2400は、画像信号、音響信号を処理する制御
部155をさらに備える。表示パネル321は制御部1
55により駆動され、操作メニューアイコン161等を
表示する。制御部155は、電極156、157、15
8および159に電圧を印加する。透明パネル234
は、タッチパネルとして機能する。
【0189】次に、電子機器2400の動作を説明す
る。スピーカシステム1700の動作は、実施の形態3
のスピーカシステム1200と同様である。
【0190】使用者は、表示パネル321に表示される
操作メニューアイコン161の1つの位置に対応する透
明パネル234の位置を、接触手段であるアイコンクリ
ック専用入力ペン162または使用者の指で接触して加
圧する。アイコンクリック専用入力ペン162または使
用者の指が透明パネル234に接触すると入力ペン16
2または使用者の指の静電容量により各電極156、1
57、158、159から入力ペン162に電流が流れ
込む。各電極156、157、158、159の電流の
流れによりアイコンクリック専用入力ペン162の透明
パネル234への接触が検出される。制御部155は、
入力ペン162または使用者の指が接触した透明パネル
234上の位置の座標値を、電極156、157、15
8、159を流れる電流の値から算出する。制御部15
5は、検出された座標値に対応するメニューアイコン1
61の内容にしたがって、電子機器2400を予め決め
られた機能(例えば電子メールの送受信)で動作させ
る。
【0191】一般的なタッチパネルの動作は例えば特開
平9−265341号に開示される。本発明では、透明
パネル234は静電容量方式のタッチパネルとして機能
する。即ち、透明パネル234はタッチパネルと音響再
生用の透明パネルとを兼用する。タッチパネルを有する
電子機器の表示パネルとタッチパネルとの間に空間を形
成し、形成した空間に電気機械音響変換器から放射され
た音を伝達することにより、タッチパネルから音を放射
することができる。
【0192】このように、タッチパネルと音響再生用の
透明パネルとを兼用することにより、タッチパネルより
音が再生される電子機器が実現され、音響再生のための
構成要素を簡略化することができるので、本発明のスピ
ーカシステムの実現が容易となる。タッチパネルは透明
で可視光線を透過するので、表示パネルに表示される画
像を遮ることはない。
【0193】なお、本実施の形態では、透明パネル23
4は静電容量方式のタッチパネルと兼用したが、複数の
発光素子と複数の受光素子を備え、発光素子から出射し
た光が対応する受光素子にまで達することなく遮断され
たことを感知して接触手段が接触した透明パネル234
の位置を検出する光学方式のタッチパネルと兼用されて
もよい。また、透明パネル234は、共振回路を備える
接触手段が接触した透明パネル234の位置をループア
ンテナを用いて検出する電磁誘導方式のタッチパネル、
超音波振動子を備えた接触手段が接触した透明パネル2
34の位置を振動センサを用いて検出する超音波方式の
タッチパネル等の他の方式のタッチパネルと兼用しても
同様の効果が得られる。いずれの方式の場合にもタッチ
パネルと振動パネルとを兼用したスピーカシステムを実
現することが可能であり、タッチパネルの検出方式はこ
れらに限定されない。
【0194】また、スピーカシステム1700の代わり
に実施の形態3のスピーカシステム1300が用いられ
てもよい。
【0195】(実施の形態10)本発明の実施の形態1
0における電子機器2500を図22Aおよび図22B
を参照して説明する。図22Aは、電子機器2500の
平面図であり、図22Bは図22Aに示す一点鎖線M−
Nに沿った電子機器2500の断面図である。
【0196】本実施の形態では、電子機器2500が携
帯端末装置であるPDAであるとして説明するが、電子
機器2500はPDA等の携帯端末装置に限定されず、
設置型の電子機器であってもよい。
【0197】電子機器2500は、筐体250と、スピ
ーカシステム1800とを備える。スピーカシステム1
800は、実施の形態3のスピーカシステム1300
(図9Aおよび図9B)の改変例である。スピーカシス
テム1800は、表示パネル21、透明パネル224お
よび基板227の代わりに表示パネル321、透明パネ
ル324および基板327を備える。透明パネル324
はフィルムであり、透明な樹脂材料であるPET(ポリ
エチレンテレフタレート)、アクリル等から形成され
る。基板327はポリカーボネイト等の透明な材料から
形成される。スピーカシステム1800では表示パネル
321は筐体250に支持される。表示パネル321
は、表示パネル321に表示される画像を外部から見る
ことができるように筐体250に支持される。基板32
7には音孔613が形成され、音孔613には音響管3
3の開口部36が接続される。
【0198】基板327の上面に電気抵抗値を有する透
明電極114が設けられる。透明パネル324の下面に
電気抵抗値を有する透明電極124が設けられる。スペ
ーサ625の短辺側の上面に電気抵抗値検出用の電極1
31および132が設けられる。電極131および13
2は透明電極124と接触している。スペーサ625の
長辺側の下面に電気抵抗値検出用の電極133および1
34が設けられる。電極133および134は透明電極
114と接触している。透明電極114が設けられた基
板327と透明電極124が設けられた透明パネル32
4との間に空間326が形成される。透明パネル324
と基板327とはスペーサ625を用いて接続される。
空間326は閉空間であることが望ましい。電子機器2
500は、画像信号、音響信号を処理する制御部255
をさらに備える。表示パネル321は制御部255によ
り駆動され、操作メニューアイコン161等を表示す
る。制御部255は、電極131、132、133およ
び134に電圧を印加する。透明パネル324および基
板327は、タッチパネルとして機能する。透明電極1
14には長方形の音孔623が形成されている。
【0199】次に、電子機器2500の動作を説明す
る。スピーカシステム1800の動作は、実施の形態3
のスピーカシステム1300と同様である。
【0200】制御部155は、電極156、157、1
58および159に電圧を印加する。使用者は、表示パ
ネル321に表示される操作メニューアイコン161の
1つの位置に対応する透明パネル324の位置を、接触
手段であるアイコンクリック専用入力ペン162(図2
1A)または使用者の指で接触して加圧する。この加圧
により透明電極114と透明電極124とが接触して電
極131、132、133および134それぞれに電流
が流れ、この電流の流れによりアイコンクリック専用入
力ペン162の透明パネル324への接触が検出され
る。制御部255は、電極131、132、133およ
び134それぞれに流れる電流値を検出し、電極13
1、132、133および134それぞれの間の電気抵
抗値を算出する。制御部255は、算出した電気抵抗値
から、透明電極114と透明電極124とが接触した位
置の座標値を算出する。制御部255は、検出された座
標値に対応するメニューアイコン161の内容にしたが
って、電子機器2500を予め決められ機能で動作させ
る。
【0201】本実施の形態では、透明パネル324は抵
抗膜方式のタッチパネルとして機能する。即ち、透明パ
ネル324はタッチパネルと音響再生用の透明パネルと
を兼用する。タッチパネルを有する電子機器の表示パネ
ルまたは基板とタッチパネルとの間に予め形成された空
間に音響管を接合し、電気機械音響変換器から放射され
た音を空間に伝達することにより、タッチパネルからの
音の放射を容易に実現することができる。抵抗膜方式で
は、タッチパネルと表示パネルまたは基板との間には必
ず隙間が形成されるので、空間の形成は容易である。
【0202】このように、タッチパネルと音響再生用の
透明パネルとを兼用することにより、タッチパネルより
音が再生される電子機器が実現され、音響再生のための
構成要素を簡略化することができ、スピーカシステムの
実現が容易となる。タッチパネルは透明で可視光線を透
過するので、表示パネルに表示される画像を遮ることは
ない。
【0203】なお、スペーサ625は基板327と透明
パネル324との間に音が伝わる空間326を形成する
ために設けられるが、スペーサ625は接着剤または接
着フィルムであってもよい。
【0204】また、基板327を省略して、表示パネル
321上に透明電極114が設けられてもよい。基板3
27を省略することにより、電子機器2500の構成が
さらに簡略化される。スピーカシステム1800の代わ
りに実施の形態3のスピーカシステム1200が用いら
れてもよい。
【0205】なお、本実施の形態では、透明パネル32
4は抵抗膜方式のタッチパネルと兼用したが、静電容量
方式、光学方式、電磁誘導方式、超音波方式等の他の方
式のタッチパネルと兼用しても同様の効果が得られる。
【0206】また、スピーカシステム1800の代わり
に実施の形態4のスピーカシステム1400または15
00が用いられてもよい。この場合、再生音の音圧レベ
ルは向上して、騒音下でも大きな音量で音声等を再生す
る電子機器が実現される。
【0207】(実施の形態11)実施の形態9および1
0で説明した電子機器2400および2500では表示
パネル321に表示された画像が透けて見えるように透
明パネル234および324が用いられたが、タッチパ
ネルを兼用する音響再生用のパネルは、透明でなくても
タッチパネルとして動作することができる。この場合、
パネルの背面部から表示パネルは省略されるが、パネル
の背面部に電気機械音響変換器からの音を伝達する空間
を形成することによりパネルから音を発生させることが
できる。このような不透明なパネルを用いる本発明の実
施の形態について説明する。
【0208】本実施の形態における電子機器2401を
図23Aおよび図23Bを参照して説明する。図23A
は、電子機器2401の平面図であり、図23Bは図2
3Aに示す一点鎖線K−Lに沿った電子機器240
1の断面図である。
【0209】電子機器2401は、スピーカシステム1
701と、スピーカシステム1701を支持する筐体6
50とを備える。スピーカシステム1701は、パネル
634と、電気機械音響変換器32と、パネル634と
筐体650との間に形成された空間637に電気機械音
響変換器32から放射された音を伝達する音響管33と
を備える。音響管33は、電気機械音響変換器32から
放射された音を空間637に伝達する音響伝達部材とし
て機能する。パネル634の周辺部は筐体650に支持
され、パネル634は音響管33により電気機械音響変
換器32から空間637に伝達された音によって振動す
る。空間637は閉空間であることが望ましい。
【0210】スピーカシステム1701は、スピーカシ
ステム1700(図21B)から表示パネル321を省
略した構成であり、パネル634は不透明である。電気
機械音響変換器32から発生した音によりパネル634
が振動してパネル634から音が発生する動作は、スピ
ーカシステム1700において電気機械音響変換器32
から発生した音によりパネル234が振動してパネル2
34から音が発生する動作と同様である。
【0211】パネル634表面には操作メニュー661
が示されている。操作メニュー661は例えばパネル6
34上面に印刷される。操作メニュー661が示された
パネル634の表面には導電膜660がコーティングさ
れている。導電膜660は、パネル634の表面の抵抗
率が均一となるようにパネル634の表面にコーティン
グされる。パネル634は導電体として機能する。導電
膜660がコーティングされたパネル634の表面の4
辺に電極656、657、658および659が設けら
れる。電子機器2401は、音響信号を処理する制御部
655をさらに備える。制御部655は、電極656、
657、658および659に電圧を印加する。パネル
634は実施の形態9に示す透明パネル234と同様に
タッチパネルとして機能する。
【0212】使用者は、操作メニュー661の内の1つ
が示されたパネル634の位置を、接触手段であるアイ
コンクリック専用入力ペン662または使用者の指で接
触して加圧する。アイコンクリック専用入力ペン662
または使用者の指が接触したパネル634の位置を検出
する動作は、実施の形態9で説明した動作と同様であ
る。制御部655は、検出された位置に示される操作メ
ニュー661の内容にしたがって、電子機器2401を
予め決められた機能で動作させる。
【0213】本実施の形態では、パネル634はタッチ
パネルと音響再生用のパネルとを兼用する。このよう
に、タッチパネルと音響再生用のパネルとを兼用するこ
とにより、タッチパネルより音が再生される電子機器が
実現される。
【0214】また、スピーカシステム1701が基板を
さらに有し、基板とパネル634との間に空間を形成し
てもよい。このような基板427を有するスピーカシス
テム1702を備える電子機器2402を図24Aおよ
び図24Bに示す。
【0215】図24Aは、電子機器2402の平面図で
あり、図24Bは図24Aに示す一点鎖線K−L
沿った電子機器2402の断面図である。基板427は
パネル634に対向して配置され、基板427とパネル
634との間に空間737が形成される。電子機器24
02は基板427を支持する筐体750を備える。パネ
ル634と基板427とはスペーサ725を用いて接続
される。空間737は閉空間であることが望ましい。電
子機器2402におけるパネル634から音が発生する
動作およびパネル634のタッチパネルとしての動作は
電子機器2401と同様である。
【0216】本実施の形態では、パネル634は静電容
量方式のタッチパネルと兼用したが、パネル634、筐
体650および基板427に実施の形態10において説
明したような電極を設け、パネル634を抵抗膜方式の
タッチパネルと兼用しても同様の効果が得られる。ま
た、パネル634を光学方式、電磁誘導方式、超音波方
式等の他の方式のタッチパネルと兼用しても同様の効果
が得られる。
【0217】(実施の形態12)本発明の実施の形態1
2における電子機器2600を図25および図26を参
照して説明する。図25は、電子機器2600の斜視図
であり、図26は図25に示す一点鎖線O−Pに沿った
電子機器2600の断面図である。
【0218】本実施の形態では、電子機器2600が携
帯端末装置であるノート型パーソナルコンピュータであ
るとして説明するが、電子機器2600はノート型パー
ソナルコンピュータ等の携帯端末装置に限定されず、設
置型の電子機器であってもよい。
【0219】電子機器2600は、CPUおよびメモリ
等(図示せず)を内蔵する筐体170と、スピーカシス
テム1900とを備える。
【0220】スピーカシステム1900は、画像を表示
する表示パネル421と、表示パネル421に表示され
た画像が透けて見えるように配置された透明パネル17
2と、振動板45(図26)を有し電気信号に応じて振
動板45を振動させることにより音を放射する電気機械
音響変換器422と、透明パネル172および表示パネ
ル421を支持する筐体173とを備える。
【0221】スピーカシステム1900において、表示
パネル421と透明パネル172との間には空間189
が形成されている。空間189は閉空間であることが望
ましい。筐体173には音孔288が形成されている。
筐体173は、電気機械音響変換器422から放射され
た音を空間189に伝達する音響伝達部材として機能す
る。透明パネル172は、音孔288を介して電気機械
音響変換器422から空間189に伝達された音によっ
て振動する。透明パネル172の面積は、振動板45の
面積より大きい。表示パネル421は液晶ディスプレイ
であり得る。透明パネル172は、可視光を透過する材
料であるPET、ガラス、アクリル等から形成される。
電気機械音響変換器422は矩形形状である。
【0222】電気機械音響変換器422は図2に示す電
気機械音響変換器22の改変例であり、電気機械音響変
換器422は筐体186を備える。本実施の形態におい
て、振動板45は矩形形状である。図26には振動板4
5の短辺側が示される。筐体186は振動板45の上面
および側面を覆って空室部187を形成する。筐体18
6にはスリット状の開口部188が形成されている。開
口部188に筐体173の音孔288が接続される。
【0223】スピーカシステム1900の動作は、電気
機械音響変換器22を備える実施の形態1のスピーカシ
ステム1000と同様である。電気機械音響変換器42
2の振動板45から放射された音は、空室部187、開
口部188および音孔288を介して空間189に伝達
される。透明パネル172は、空間189に伝達された
音の圧力により駆動されて振動し、音を発生する。な
お、スピーカシステム1900は電気機械音響変換器5
22をさらに備えてもよい。電気機械音響変換器522
の構成要素は電気機械音響変換器422と同様である。
この場合は、スピーカシステム1900の動作は、実施
の形態4のスピーカシステム1400と同様であり、ス
ピーカシステム1900はステレオ再生が可能となる。
【0224】筐体186の開口部188は振動板45の
振動方向と垂直な方向に形成されている。また、開口部
188に接続される筐体173の音孔288の方向は、
表示パネル421と平行である。これにより、電気機械
音響変換器422は表示パネル421に隣接して同一平
面上で配置することができ、薄型のスピーカシステム1
900が実現できる。電気機械音響変換器422の振動
板45から放射された音は、表示パネル421と平行に
伝達される。スピーカシステム1900が電気機械音響
変換器522を備える場合も同様に、電気機械音響変換
器522は表示パネル421に隣接して同一平面上で配
置することができるので、薄型のスピーカシステム19
00が実現できる。
【0225】また、表示パネル421に表示された画像
が透けて見えるように透明パネル172を配置している
ので、使用者から見た画像が表示される位置と音が放射
される位置とが同じであるパーソナルコンピュータが実
現できる。
【0226】なお、本発明のスピーカシステムは表示パ
ネルを有する電子機器であるテレビ、ゲーム機、カーナ
ビゲーション等にも容易に適用可能である。また、本発
明のスピーカシステムの電子機器への適用においては、
透明パネルは音のみを放射する振動板として動作しても
よいし、さらに透明パネルがタッチパネルを兼用しても
よい。
【0227】また、本発明の電気機械音響変換器が音響
再生機能だけでなく上述したような機械振動機能を有す
る場合は、音響再生と機械振動の2つの機能が目的に応
じて使い分けられる。
【0228】
【発明の効果】本発明によれば、表示パネルに表示され
た画像が透けて見えるように透明パネルを配置し、透明
パネルが振動可能なように構成されたスピーカシステム
が提供される。これにより、使用者から見た画像が表示
される位置と音が放射される位置とを同じにすることが
できる。
【0229】また、本発明によれば、面積が小さい振動
板から放射した音が空間に伝達され、空間に伝達された
音により面積が大きい透明パネルが振動する。これによ
り、透明パネルの重量が大きくても、振動板を振動させ
るための小さな力で透明パネルを振動させることがで
き、十分な大きさの音を発生させることができる。
【0230】また、本発明によれば、表示パネルと透明
パネルとの間に基板が配置される。表示パネルを外部衝
撃から保護する機能を基板が果たすことで、透明パネル
を薄くすることができ、透明パネルの音響特性を向上さ
せることができる。
【0231】また、本発明によれば、電気機械音響変換
器から放射された音を空間に伝達する音響伝達部材を音
響管とすることにより、スピーカシステムの電子機器お
よび携帯端末装置内での配置の自由度を大きくすること
ができる。また、電気機械音響変換器を表示パネルに隣
接して設置する必要がなくなるので、表示パネルの設置
スペースを拡大することができ、表示パネルを大型化す
ることができる。
【0232】また、本発明のスピーカシステムを携帯端
末装置(例えば携帯電話機)に搭載するならば、透明パ
ネルを受話音再生用レシーバの振動板として動作させる
ことが可能となる。この場合、受話音は透明パネル全面
から再生されているため、使用者の耳が面積の広い透明
パネルのどの位置に接触しても受聴が可能である。この
ため、使用者の耳の位置を一点に一致させる必要がない
ので、使用者の耳が音の発生源からずれてしまうことは
ない。特に高齢者には受話音の聴き取りが容易な携帯電
話機を実現できる。さらに、スピーカシステムに印加す
る電気入力を大きくすると、スピーカシステムは携帯端
末装置の本体から離れても大きな音の受聴が可能な拡声
スピーカとして動作する。この場合、テレビ電話のよう
に画像を見ながらの会話が可能で、使用者から見た画像
が表示される位置と音が放射される位置とが同じである
のでリアルな音響再生が可能となる。このため、音と映
像の同時再生に最適な携帯端末装置が実現できる。
【0233】さらに、本発明のスピーカシステムが複数
の電気音響変換器を備えることで、ステレオ再生等のマ
ルチチャネル再生が可能となる。
【0234】また、本発明の電気機械音響変換器が音響
再生機能に加えて機械振動機能を有する場合は、音響再
生と機械振動の2機能を同時に実施可能なスピーカシス
テムが実現できる。
【0235】また、タッチパネルを備える電子機器にお
いて、タッチパネルを本発明のスピーカシステムの透明
パネルと兼用することで、本発明のスピーカシステムを
簡単に構成できる電子機器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本発明の実施の形態1におけるスピーカシス
テムを示す図
【図1B】本発明の実施の形態1におけるスピーカシス
テムを示す図
【図2】本発明の実施の形態1における電気機械音響変
換器を示す図
【図3】本発明の実施の形態1におけるスピーカシステ
ムの音圧−周波数特性を示す図
【図4】本発明の実施の形態2におけるスピーカシステ
ムを示す図
【図5】本発明の実施の形態2におけるスピーカシステ
ムを示す図
【図6】本発明の実施の形態2におけるスピーカシステ
ムの音圧−周波数特性を示す図
【図7A】本発明の実施の形態3におけるスピーカシス
テムを示す図
【図7B】本発明の実施の形態3におけるスピーカシス
テムを示す図
【図8】本発明の実施の形態3における電気機械音響変
換器を示す図
【図9A】本発明の実施の形態3におけるスピーカシス
テムを示す図
【図9B】本発明の実施の形態3におけるスピーカシス
テムを示す図
【図10A】本発明の実施の形態4におけるスピーカシ
ステムを示す図
【図10B】本発明の実施の形態4におけるスピーカシ
ステムを示す図
【図11】本発明の実施の形態4における電気機械音響
変換器を示す図
【図12】本発明の実施の形態4におけるスピーカシス
テムを示す図
【図13】本発明の実施の形態5における携帯端末装置
を示す図
【図14】本発明の実施の形態5における携帯端末装置
を示す図
【図15】本発明の実施の形態6における携帯端末装置
を示す図
【図16】本発明の実施の形態6における携帯端末装置
を示す図
【図17】本発明の実施の形態7における携帯端末装置
を示す図
【図18】本発明の実施の形態7における携帯端末装置
を示す図
【図19A】本発明の実施の形態8における携帯端末装
置を示す図
【図19B】本発明の実施の形態8における携帯端末装
置を示す図
【図19C】本発明の実施の形態8における携帯端末装
置を示す図
【図20】本発明の実施の形態8における電気機械音響
変換器を示す図
【図21A】本発明の実施の形態9における電子機器を
示す図
【図21B】本発明の実施の形態9における電子機器を
示す図
【図22A】本発明の実施の形態10における電子機器
を示す図
【図22B】本発明の実施の形態10における電子機器
を示す図
【図23A】本発明の実施の形態11における電子機器
を示す図
【図23B】本発明の実施の形態11における電子機器
を示す図
【図24A】本発明の実施の形態11における電子機器
を示す図
【図24B】本発明の実施の形態11における電子機器
を示す図
【図25】本発明の実施の形態12における電子機器を
示す図
【図26】本発明の実施の形態12におけるスピーカシ
ステムを示す図
【図27】従来のスピーカシステムを示す図
【符号の説明】
20 筐体 21 表示パネル 22 電気機械音響変換器 23 音孔 24 透明パネル 25 弾性体 26 空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04R 7/04 H04R 7/04 7/20 7/20 17/00 17/00 (72)発明者 小西 周平 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D004 CD07 DD01 5D016 AA01 AA12 5D017 AE22 5K023 AA07 BB03 BB06 BB18 EE07 HH06 HH10 MM01 5K027 AA11 BB14 DD14 FF01 FF22 FF25 HH03

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を表示する表示パネルと、 前記表示パネルに表示された前記画像が透けて見えるよ
    うに配置された透明パネルと、 振動板を有し、電気信号に応じて前記振動板を振動させ
    ることにより音を放射する電気機械音響変換器と、 前記表示パネルと前記透明パネルとの間に形成された空
    間に前記電気機械音響変換器から放射された音を伝達す
    る音響伝達部材とを備え、 前記透明パネルは、前記音響伝達部材により前記電気機
    械音響変換器から前記空間に伝達された音によって振動
    可能なように構成されている、スピーカシステム。
  2. 【請求項2】 前記音響伝達部材は、前記透明パネルを
    支持する筐体であり、 前記筐体には音孔が形成され、 前記音は前記音孔を介して前記空間に伝えられる、請求
    項1に記載のスピーカシステム。
  3. 【請求項3】 前記透明パネルの周辺部を支持する弾性
    体をさらに備える、請求項1に記載のスピーカシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記音響伝達部材は音響管である、請求
    項1に記載のスピーカシステム。
  5. 【請求項5】 前記透明パネルの周辺部の厚さは、前記
    透明パネルの中央部の厚さより薄い、請求項1に記載の
    スピーカシステム。
  6. 【請求項6】 前記透明パネルはフィルムである、請求
    項1に記載のスピーカシステム。
  7. 【請求項7】 前記電気機械音響変換器は、機械振動を
    発生する機械振動部を備える、請求項1に記載のスピー
    カシステム。
  8. 【請求項8】 複数の電気機械音響変換器と、 複数の音響伝達部材とを備え、 前記複数の電気機械音響変換器のそれぞれは、振動板を
    有し、電気信号に応じて前記振動板を振動させることに
    より音を放射し、 前記複数の音響伝達部材のそれぞれは、前記複数の電気
    機械音響変換器のそれぞれから放射される音を前記空間
    に伝達し、 前記複数の音響伝達部材は、それぞれ前記空間の異なる
    位置に結合されている、請求項1に記載のスピーカシス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記音響伝達部材には前記音を伝達する
    音孔が形成されており、 前記音孔の方向は、前記表示パネルと平行である、請求
    項1に記載のスピーカシステム。
  10. 【請求項10】 前記電気機械音響変換器は、前記振動
    板を囲む筐体をさらに備え、 前記筐体には、前記振動板の振動方向と垂直な方向に開
    口部が形成されており、 前記開口部は前記音響伝達部材と接続される、請求項1
    に記載のスピーカシステム。
  11. 【請求項11】 スピーカシステムと、 前記スピーカシステムを支持する筐体と、 を備える携帯端末装置であって、 前記スピーカシステムは、画像を表示する表示パネル
    と、前記表示パネルに表示された前記画像が透けて見え
    るように配置された透明パネルと、振動板を有し電気信
    号に応じて前記振動板を振動させることにより音を放射
    する電気機械音響変換器と、前記表示パネルと前記透明
    パネルとの間に形成された空間に前記電気機械音響変換
    器から放射された音を伝達する音響伝達部材とを備え、
    前記透明パネルは、前記音響伝達部材により前記電気機
    械音響変換器から前記空間に伝達された音によって振動
    可能なように構成されており、 前記携帯端末装置は、 無線信号を受信するアンテナと、 前記受信した無線信号に基づいて電気信号を前記電気機
    械音響変換器へ出力する信号出力部とをさらに備え、 前記電気信号は、受話音、着信音、音楽および音声の内
    の少なくとも1つを示す携帯端末装置。
  12. 【請求項12】 前記電気信号が前記受話音を示す場合
    は、前記透明パネルはレシーバとして動作する、請求項
    11に記載の携帯端末装置。
  13. 【請求項13】 前記電気信号が前記着信音、前記音楽
    および前記音声の内の少なくとも1つを示す場合は、前
    記透明パネルは拡声器として動作する、請求項11に記
    載の携帯端末装置。
  14. 【請求項14】 前記電気機械音響変換器は前記振動板
    を2つ有し、 前記筐体には音孔が形成され、 一方の前記振動板は、前記音響伝達部材に対向するよう
    に設けられ、 他方の前記振動板は、前記音孔に対向するように設けら
    れる、請求項11に記載の携帯端末装置。
  15. 【請求項15】 スピーカシステムと、 前記スピーカシステムを支持する筐体と、 を備える電子機器であって、 前記スピーカシステムは、画像を表示する表示パネル
    と、前記表示パネルに表示された前記画像が透けて見え
    るように配置された透明パネルと、振動板を有し電気信
    号に応じて前記振動板を振動させることにより音を放射
    する電気機械音響変換器と、前記表示パネルと前記透明
    パネルとの間に形成された空間に前記電気機械音響変換
    器から放射された音を伝達する音響伝達部材とを備え、
    前記透明パネルは、前記音響伝達部材により前記電気機
    械音響変換器から前記空間に伝達された音によって振動
    可能なように構成されている、電子機器。
  16. 【請求項16】 前記電子機器の動作を制御する制御部
    をさらに備え、 前記透明パネルは、前記表示パネルに表示された操作メ
    ニューアイコンに関連する前記透明パネルの位置への接
    触手段の接触を検出するタッチパネルを兼用し、 前記制御部は、前記接触手段が接触した前記透明パネル
    の位置に関連する前記操作メニューアイコンに応じて前
    記電子機器を動作させる、請求項15に記載の電子機
    器。
  17. 【請求項17】 前記タッチパネルは、静電容量方式の
    タッチパネル、光学方式のタッチパネル、電磁誘導方式
    のタッチパネルおよび超音波方式のタッチパネルの内の
    1つである、請求項16に記載の電子機器。
  18. 【請求項18】 画像を表示する表示パネルと、 前記表示パネルに表示された前記画像が透けて見えるよ
    うに配置された透明パネルと、 前記表示パネルと前記透明パネルとの間に前記画像が透
    けて見えるように配置された基板と、 振動板を有し、電気信号に応じて前記振動板を振動させ
    ることにより音を放射する電気機械音響変換器と、 前記透明パネルと前記基板との間に形成された空間に前
    記電気機械音響変換器から放射された音を伝達する音響
    伝達部材とを備え、 前記透明パネルは、前記音響伝達部材により前記電気機
    械音響変換器から前記空間に伝達された音によって振動
    可能なように構成されている、スピーカシステム。
  19. 【請求項19】 前記基板には音孔が形成され、 前記基板は前記音響伝達部材として機能する、請求項1
    8に記載のスピーカシステム。
  20. 【請求項20】 前記空間は、前記透明パネルの周辺部
    と前記基板の周辺部とを接続するスペーサと、前記透明
    パネルと、前記基板との間に形成される、請求項18に
    記載のスピーカシステム。
  21. 【請求項21】 前記透明パネルはフィルムである、請
    求項18に記載のスピーカシステム。
  22. 【請求項22】 前記音響伝達部材は音響管である、請
    求項18に記載のスピーカシステム。
  23. 【請求項23】 複数の電気機械音響変換器と、 複数の音響伝達部材とを備え、 前記複数の電気機械音響変換器のそれぞれは、振動板を
    有し、電気信号に応じて前記振動板を振動させることに
    より音を放射し、 前記複数の音響伝達部材のそれぞれは、前記複数の電気
    機械音響変換器のそれぞれから放射される音を前記空間
    に伝達し、 前記複数の音響伝達部材は、それぞれ空間の異なる位置
    に結合されている、請求項18に記載のスピーカシステ
    ム。
  24. 【請求項24】 スピーカシステムと、 前記スピーカシステムを支持する筐体と、 を備える携帯端末装置であって、 前記スピーカシステムは、画像を表示する表示パネル
    と、前記表示パネルに表示された前記画像が透けて見え
    るように配置された透明パネルと、前記表示パネルと前
    記透明パネルとの間に前記画像が透けて見えるように配
    置された基板と、振動板を有し電気信号に応じて前記振
    動板を振動させることにより音を放射する電気機械音響
    変換器と、前記透明パネルと前記基板との間に形成され
    た空間に前記電気機械音響変換器から放射された音を伝
    達する音響伝達部材とを備え、前記透明パネルは、前記
    音響伝達部材により前記電気機械音響変換器から前記空
    間に伝達された音によって振動可能なように構成されて
    おり、 前記携帯端末装置は、 無線信号を受信するアンテナと、 前記受信した無線信号に基づいて電気信号を前記電気機
    械音響変換器へ出力する信号出力部とをさらに備え、 前記電気信号は、受話音、着信音、音楽および音声の内
    の少なくとも1つを示す携帯端末装置。
  25. 【請求項25】 前記電気信号が前記受話音を示す場合
    は、前記透明パネルはレシーバとして動作する、請求項
    24に記載の携帯端末装置。
  26. 【請求項26】 前記電気信号が前記着信音、前記音楽
    および前記音声の内の少なくとも1つを示す場合は、前
    記透明パネルは拡声器として動作する、請求項24に記
    載の携帯端末装置。
  27. 【請求項27】 前記電気機械音響変換器は前記振動板
    を2つ有し、 前記筐体には音孔が形成され、 一方の前記振動板は、前記音響伝達部材に対向するよう
    に設けられ、 他方の前記振動板は、前記音孔に対向するように設けら
    れる、請求項24に記載の携帯端末装置。
  28. 【請求項28】 スピーカシステムと、 前記スピーカシステムを支持する筐体と、 を備える電子機器であって、 前記スピーカシステムは、画像を表示する表示パネル
    と、前記表示パネルに表示された前記画像が透けて見え
    るように配置された透明パネルと、前記表示パネルと前
    記透明パネルとの間に前記画像が透けて見えるように配
    置された基板と、振動板を有し電気信号に応じて前記振
    動板を振動させることにより音を放射する電気機械音響
    変換器と、前記透明パネルと前記基板との間に形成され
    た空間に前記電気機械音響変換器から放射された音を伝
    達する音響伝達部材とを備え、前記透明パネルは、前記
    音響伝達部材により前記電気機械音響変換器から前記空
    間に伝達された音によって振動可能なように構成されて
    いる、電子機器。
  29. 【請求項29】 前記電子機器の動作を制御する制御部
    をさらに備え、 前記透明パネルは、前記表示パネルに表示された操作メ
    ニューアイコンに関連する前記透明パネルの位置への接
    触手段の接触を検出するタッチパネルを兼用し、 前記制御部は、前記接触手段が接触した前記透明パネル
    の位置に関連する前記操作メニューアイコンに応じて前
    記電子機器を動作させる、請求項28に記載の電子機
    器。
  30. 【請求項30】 前記透明パネルの前記基板に対向する
    面に設けられた電気抵抗を有する第1透明電極と、 前記基板の前記透明パネルに対向する面に設けられた電
    気抵抗を有する第2透明電極とをさらに備える、請求項
    29に記載の電子機器。
  31. 【請求項31】 スピーカシステムと、 前記スピーカシステムを支持する筐体と、 を備える電子機器であって、 前記スピーカシステムは、パネルと、振動板を有し電気
    信号に応じて前記振動板を振動させることにより音を放
    射する電気機械音響変換器と、前記パネルと前記筐体と
    の間に形成された空間に前記電気機械音響変換器から放
    射された音を伝達する音響伝達部材とを備え、 前記パネルは、前記音響伝達部材により前記電気機械音
    響変換器から前記空間に伝達された音によって振動可能
    なように構成されており、 前記電子機器の動作を制御する制御部をさらに備え、 前記パネルは、前記パネルの操作メニューが示された位
    置への接触手段の接触を検出するタッチパネルを兼用
    し、 前記制御部は、前記接触手段が接触した位置に示される
    前記操作メニューに応じて前記電子機器を動作させる、
    電子機器。
  32. 【請求項32】 スピーカシステムと、 前記スピーカシステムを支持する筐体と、 を備える電子機器であって、 前記スピーカシステムは、パネルと、前記パネルに対向
    して配置された基板と、振動板を有し電気信号に応じて
    前記振動板を振動させることにより音を放射する電気機
    械音響変換器と、前記パネルと前記基板との間に形成さ
    れた空間に前記電気機械音響変換器から放射された音を
    伝達する音響伝達部材とを備え、 前記パネルは、前記音響伝達部材により前記電気機械音
    響変換器から前記空間に伝達された音によって振動可能
    なように構成されており、 前記電子機器の動作を制御する制御部をさらに備え、 前記パネルは、前記パネルの操作メニューが示された位
    置への接触手段の接触を検出するタッチパネルを兼用
    し、 前記制御部は、前記接触手段が接触した位置に示される
    前記操作メニューに応じて前記電子機器を動作させる、
    電子機器。
  33. 【請求項33】 前記電気信号は、受話音、着信音、複
    数チャネルのオーディオ情報の内の少なくとも1つを示
    し、 前記電気信号が前記受話音および前記着信音の内の少な
    くとも一方を示す場合は、前記複数の電気機械音響変換
    器に前記電気信号が入力され、 前記電気信号が前記複数チャネルのオーディオ情報を示
    す場合は、前記複数の電気機械音響変換器にはそれぞれ
    異なるチャネルのオーディオ情報を示す電気信号が入力
    される、請求項8に記載のスピーカシステム。
  34. 【請求項34】 前記スピーカシステムは、 複数の電気機械音響変換器と、 複数の音響伝達部材とを備え、 前記複数の電気機械音響変換器のそれぞれは、振動板を
    有し、電気信号に応じて前記振動板を振動させることに
    より音を放射し、 前記複数の音響伝達部材のそれぞれは、前記複数の電気
    機械音響変換器のそれぞれから放射される音を前記空間
    に伝達し、 前記複数の音響伝達部材は、それぞれ前記空間の異なる
    位置に結合されており、 前記電気信号が前記受話音および前記着信音の内の少な
    くとも一方を示す場合は、前記複数の電気機械音響変換
    器に前記電気信号が入力され、 前記電気信号が複数チャネルのオーディオ情報を示す場
    合は、前記複数の電気機械音響変換器にはそれぞれ異な
    るチャネルのオーディオ情報を示す電気信号が入力され
    る、請求項11に記載の携帯端末装置。
  35. 【請求項35】 前記電気信号は、受話音、着信音、複
    数チャネルのオーディオ情報の内の少なくとも1つを示
    し、 前記電気信号が前記受話音および前記着信音の内の少な
    くとも一方を示す場合は、前記複数の電気機械音響変換
    器に前記電気信号が入力され、 前記電気信号が前記複数チャネルのオーディオ情報を示
    す場合は、前記複数の電気機械音響変換器にはそれぞれ
    異なるチャネルのオーディオ情報を示す電気信号が入力
    される、請求項23に記載のスピーカシステム。
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