JP2008085705A - 携帯電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の筐体1と第2の筐体2とからなり、前記第1の筐体1と前記第2の筐体2とは連結部を介して開閉自在に連接され、閉状態における前記第1の筐体の内面側に各種情報を表示する第1表示部11と、前記第2の筐体の内面側に第2表示部21とが設けられた携帯電子機器10において、前記第1表示部11と前記第2表示部21とが、前記連結部を介して縦方向および横方向のいずれにも連接可能に構成されている。
【選択図】図4
Description
このように構成することで、用途に応じて第1表示部と第2表示部とで形成される表示画面の構成を変えることができる。
このように構成することで、第1表示部と第2表示部との位置関係を認識して画像を表示することができる。
このように構成することで、ボタンからなる操作部を無くし、必要な場合のみ表示部にテンキーやキーボードを表示することができる。
このように構成することで、連結棒の内部に第1の筐体と第2の筐体との間で通信可能な通信線を配すことができる。
このように構成することで、第1の筐体と第2の筐体とを磁力により容易に縦方向および横方向に連接することができる。
このように構成することで、第1の筐体および第2の筐体のいずれも単独で電源を確保することができる。
このように構成することで、第1の筐体と第2の筐体との間をつなぐ通信線が必要なくなる。
このように構成することで、マイクロフォン部とスピーカ部とを各表示部内に収めることができる。
次に、本発明の第一実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。ここで説明する実施形態は、本発明を携帯電話機に適用した場合のものである。
図1、図2に示すように、携帯電話機(携帯電子機器)10は、第1の筐体1と、この第1の筐体1の厚さ方向に重ね合わせ可能な第2の筐体2と、これら二つの筐体1,2を相互に連結する連結部3とを備えている。連結部3は、二つの筐体1,2の各外面1a,2aに形成された略半球形状の凹部5,6に設けられた球面滑り軸受(ベアリング)7,8と、二つのベアリング7,8を連結する連結棒9とで構成されている。連結棒は伸縮可能でかつ折曲可能に構成されている。なお、連結部3は、二つの筐体1,2の各端部1b,2b(以下、基端部1b,2bと呼ぶ。)側同士を連結するように配されている。
第2表示部21は、LCD、有機ELディスプレイ、無機ELディスプレイなどにより構成されており、その表示面12aは、二つの筐体1,2を相互に重ね合わせた状態において第1の筐体1に対向する第2の筐体2の内面2cから外方に露出している。ここで、第2表示部21と第1表示部11とは同じ様式のディスプレイで構成されていることが好ましい。スピーカ部13は、基端部2bとは反対側に位置する第2の筐体2の先端部2d側に配されており、第2の筐体2の内面2cから第2の筐体2の内部空間に貫通する開口部2eを介して外方に露出している。
第3表示部23は、内面2cとは反対側に位置する第2の筐体2の外面2aから外方に向けて、例えば白色光を発光するバックライトを備えた白黒LCDにより構成されている。すなわち、第3表示部23の表示面23aは、二つの筐体1,2の開閉状態に関わらず、第2の筐体2の外面2aから外方に向けて配置されている。
部材9dの長辺は第2の筐体2の厚みより若干長く形成されており、部材9eの長辺は第1の筐体1の厚みより若干長く形成されている。
携帯電話機10は、未使用時には、第1の筐体1と第2の筐体2とを重ね合わせた状態(閉状態)にしておき、電話、メール、TV、インターネットなどを使用する際には、第1の筐体1と第2の筐体2とを連結部3を介して開状態にして使用する。
電話を使用する際には、第1の筐体1と第2の筐体2とが縦方向に連接するように開状態にする(図1参照)。このとき、連結部3は連結棒9の部材が隣接する部材に収容されることで長さが伸縮し、ヒンジ部が回動することで、各筐体1,2の動きに合わせて、各筐体1,2の外面1a,2aに沿うように動かすことができる(図2参照)。このとき、第1の筐体1と第2の筐体2とが縦方向に連接された状態を保持できるように各筐体1,2の接触面に磁石などを配置したほうが好ましい。
次に、第1表示面11aまたは操作キー15を押下することで、第1表示部11に電話を使用する際に必要なテンキーなどが表示される。第1表示部11はタッチパネル機能を有しているため、第1表示面11aを押下することで、従来からあるボタン式操作部と同様の機能を果たすことができる。
インターネットを使用する際には、電話を使用する場合と同様に第1の筐体1と第2の筐体2とを縦方向に連接させて使用することもできるが、二つの表示部11,12が縦長の形状に構成されるため、文字を小さく表示するなどしないとインターネット画面を見ることができず、視認性はあまりよくない。そこで、本実施形態では、二つの表示部11,12を横方向に連接させて使用する。
次に、本発明の第二実施形態を図6〜図11に基づいて説明する。ここで説明する実施形態は、第一実施形態と同様で本発明を携帯電話機に適用した場合のものである。また、第一実施形態と同じ構成のものは、同一部分に同一符号を付して詳細の説明を省略する。
図6に示すように、携帯電話機(携帯電子機器)20は、第1の筐体1と、この第1の筐体1の厚さ方向に重ね合わせ可能な第2の筐体2とを備えている。二つの筐体1,2は、閉状態および開状態において図示しない磁石により連接可能に構成されている。
また、携帯電話機20を横方向に連接して使用する際には、第1の筐体1の側面1fに設けられた第3近距離通信部51と、第2の筐体2の側面2fに設けられた第4近距離通信部52とが対向するように配置され、第1の筐体1と第2の筐体2との間を通信可能に構成されている。
図11に示すように、第1の筐体1は、テレビ受信部101と、第1表示部11と、無線通信部102と、第1画像メモリ103と、第1制御部104と、第1記憶部105と、第1音声出力部106と、音声入力部107と、第1端末状態検出部108と、第1近距離通信部53(第3近距離通信部51)と、操作部109と、バッテリ17と、を備えている。
第1表示部11と第2表示部21とで大画面表示する際には、各筐体1,2の各端末状態検出部108,208が連接方向を検出し、それに応じた画面表示がなされるように構成されるため、常に最適な大画面表示をすることができる。
また、本実施形態において、第1の筐体1と第2の筐体2とにそれぞれバッテリを設けた。このように構成することで、第1の筐体1と第2の筐体2との間に電源線を配する必要がなくなり、通信線は近距離通信にすることで各筐体1,2間の配線を全て無くすことができる。
次に、本発明の第三実施形態を図12〜図13に基づいて説明する。ここで説明する実施形態は、第一実施形態と同様で本発明を携帯電話機に適用した場合のものである。また、第一実施形態および第二実施形態と同じ構成のものは、同一部分に同一符号を付して詳細の説明を省略する。
図12に示すように、携帯電話機(携帯電子機器)30は、第1の筐体1と、この第1の筐体1の厚さ方向に重ね合わせ可能な第2の筐体2とを備えている。二つの筐体1,2は、閉状態において図示しない磁石により連接可能に構成されている。
第1の筐体1と第2の筐体2とを縦方向に連接して使用する際には、第1の筐体1側に収容されている連結金具61を第2の筐体2側に向かって溝63に沿ってスライドさせ、第1の筐体1と第2の筐体2とを係合する位置で固定する。連結金具61を固定するために、図示しない係止部を設けることが好ましい。
第1の筐体1と第2の筐体2とを縦方向に連接して使用する際には、第1の筐体1側に収容されている連結金具71を第2の筐体2側に向かって溝73に沿ってスライドさせ、第1の筐体1と第2の筐体2とを係合する位置で固定する。連結金具71を固定するために、図示しない係止部を設けることが好ましい。
また、本実施形態において、第1の筐体1と第2の筐体2とにそれぞれバッテリを設けた。このように構成することで、第1の筐体1と第2の筐体2との間に電源線を配する必要がなくなり、通信線は近距離通信にすることで各筐体間の配線を全て無くすことができる。
上記実施形態では携帯電話機の場合について説明したが、PDAなどの携帯電子機器に採用してもよい。
また、上記実施形態では閉状態において磁石などを利用して閉状態を保持できるように構成する説明をしたが、第1の筐体と第2の筐体との閉状態を保持可能な係止部を設けてもよい。
また、上記第一実施形態では連結棒が8つの部材で構成されている説明をしたが、必要な機能を満たせば部材の数は拘らない。
また、上記第一実施形態では、連結部の内部に通信線を配する説明をしたが、第二実施形態で説明した近距離通信部を設け、連結部の内部には配線を設けないようにしてもよい。
また、上記第一実施形態では、連結部を金属製で構成している場合の説明をしたが、機能を満たせば材質には拘らない。
また、上記第二、第三実施形態では、赤外線により各筐体間を通信可能に構成した場合の説明をしたが、赤外線以外の無線により通信できる方式(Bluetooth(登録商標)など)を用いてもよい。
Claims (8)
- 第1の筐体と第2の筐体とからなり、前記第1の筐体と前記第2の筐体とは連結部を介して開閉自在に連接され、閉状態における前記第1の筐体の内面側に各種情報を表示する第1表示部と、前記第2の筐体の内面側に第2表示部とが設けられた携帯電子機器において、
前記第1表示部と前記第2表示部とが、前記連結部を介して縦方向および横方向のいずれにも連接可能に構成されていることを特徴とする携帯電子機器。 - 前記第1表示部と前記第2表示部とが、互いの展開位置を検出して該二つの表示部で一つの画面を表示可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。
- 前記第1表示部および前記第2表示部のうち少なくとも一つにタッチパネル機能が備えられていることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯電子機器。
- 前記連結部は、前記第1の筐体および前記第2の筐体に設けられた回動可能な支持体と、該支持体に連結され、伸縮可能な連結棒とで構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の携帯電子機器。
- 第1の筐体と第2の筐体とからなり、閉状態における前記第1の筐体の内面側に各種情報を表示する第1表示部と、前記第2の筐体の内面側に第2表示部とが設けられた携帯電子機器において、
前記第1の筐体と前記第2の筐体とは磁力を利用して開閉自在に連接され、
前記第1表示部と前記第2表示部とが、縦方向および横方向のいずれにも連接可能に構成されていることを特徴とする携帯電子機器。 - 前記第1の筐体および前記第2の筐体のいずれにもバッテリが備えられていることを特徴とする請求項5に記載の携帯電子機器。
- 前記第1の筐体と前記第2の筐体とは、無線により通信可能に構成されていることを特徴とする請求項5または6に記載の携帯電子機器。
- 前記第1表示部に第1の透明スピーカの振動板が備えられ、
前記第2表示部に第2の透明スピーカの振動板が備えられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の携帯電子機器。
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