JP2010154957A - 内視鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】内視鏡の先端を大きくすることなく、通常画像と拡大画像とを同時に撮像できる内視鏡の先端に撮像素子が設けられた内視鏡を提供する。
【解決手段】内視鏡の挿入部の先端に、被写体からの光を内視鏡内に導入する導入部と、導入された光を、内視鏡の長手方向と略直角する方向に反射するとともに、反射する光量より多い光量を該内視鏡の長手方向に透過する光分割部と、光分割部が反射した光を受光する第1撮像素子と、光分割部が透過した光を受光する第2撮像素子と、光分割部と第2撮像素子との間に設けられたズームレンズ系とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、体内の観察に使用される内視鏡に関する。
特許文献1には、シュミット=ペシャンプリズムにより光軸を所定距離平行移動させることにより、像の中心から離れた場所を拡大させることが記載されている。
特開2007−20866号公報
上記特許文献1によれば、広角画像と拡大画像を得ることができるが、光学系が大きいので、内視鏡の先端に撮像素子を備えることができない。また、内視鏡の先端の径が大きくなってしまう。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、内視鏡であって、内視鏡の挿入部の先端に、被写体からの光を内視鏡内に導入する導入部と、導入された光を、内視鏡の長手方向と略直角する方向に反射するとともに、反射する光量より多い光量を該内視鏡の長手方向に透過する光分割部と、光分割部が反射した光を受光する第1撮像素子と、光分割部が透過した光を受光する第2撮像素子と、光分割部と第2撮像素子との間に設けられたズームレンズ系とを備える。
上記課題を解決するために、本発明の第2の態様においては、内視鏡であって、内視鏡の挿入部の先端に、被写体からの光を内視鏡に導入する導入部と、導入された光を2つの光に分割する光分割部と、光分割部が分割した光の一方を受光する第1撮像素子と、有効画素面積が第1撮像素子より狭く、且つ、単位面積当たりの解像度が第1撮像素子より大きい、光分割部が分割した光の他方を受光する第2撮像素子とを備える。
光分割部は、導入された光を光量が異なる2つの光に分割してよく、第1撮像素子が、光分割部が分割した光量が少ない方の光を受光してよく、第2撮像素子が、光分割部が分割した光量が多い方の光を受光してよい。
第2撮像素子は、第1撮像素子が受光している光の像の一部分の光の像を受光してよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、実施の形態の内視鏡システム100を示す。内視鏡システム100は、内視鏡101、第1画像生成部102、第2画像生成部103、表示制御部104、表示部105、照射部106、及び鉗子107を備える。なお、図1のA部は、内視鏡101の挿入部の先端部121を拡大して示す。
内視鏡101は、鉗子口111、撮像部112、及びライトガイド113を有する。内視鏡101の挿入部の先端部121は、その先端面130に撮像部112の一部としての導入部131を有する。導入部131は、被写体からの光を内視鏡101内に導入する。導入部131は、レンズであってもよく、また、開口であってもよい。また、先端部121は、その先端面130にライトガイド113の一部としての出射口132を有する。鉗子口111には、鉗子107が挿入される。鉗子口111は、鉗子107を先端部121にガイドする。なお、鉗子107は、各種の先端形状を有してもよい。また、鉗子口111は、鉗子107の他に、生体を処置する種々の処理具が挿入されてもよい。ノズル133は、水あるいは空気を送出する。
照射部106は、光を被写体に照射する。照射部106は、白色光を被写体に照射してもよい。また、照射部106は、励起光を照射してもよい。また、照射部106は、白色光と励起光とを切り替えて照射してもよい。また、照射部106は、特定の波長帯域の光を照射してもよい。また、照射部106は特定の偏光状態の光を照射してもよい。ライトガイド113は、例えば、光ファイバで構成されている。ライトガイド113は、照射部106が照射した光を内視鏡101の先端部121にガイドする。照射部106が照射した光は、ライトガイド113を介して先端面130の出射口132から出射されて、被写体に照射される。照射部106が特定の偏光状態の光を照射する場合は、ライトガイド113は、光の偏光状態を保存して、照射部106が照射した特定の偏光状態の光を先端部121にガイドする。
撮像部112は、内視鏡101の挿入部の先端部121の内部に設けられてもよい。撮像部112は、導入部131、光分割部141、第1撮像素子、及び第2撮像素子を少なくとも有する。光分割部141は、導入部131は導入した光を2つの光に分割する。光分割部141は、導入部131が導入した光を光量が異なる2つの光に分割してもよい。第1撮像素子142は、光分割部141が分割した一方の光を受光する。第2撮像素子143は、光分割部141が分割した他方の光を受光する。なお、撮像部112は、第1撮像素子142及び第2撮像素子143を駆動させる撮像素子駆動ドライバ、及びAD変換器等を含んでもよい。撮像素子駆動ドライバは、第1撮像素子142が受光した画像及び第2撮像素子143が受光した画像を読み出す。AD変換器は、読み出された第1撮像素子142が受光した画像及び第2撮像素子143が受光した画像をデジタル信号に変換する。この撮像素子駆動ドライバ及びAD変換器等は、CPU等の情報処理装置によって制御される。また、情報処理装置を撮像部112の中に設けてもよく、内視鏡システム100の中に設けても良い。
第1画像生成部102は、第1撮像素子142が撮像した画像に対して画像処理を施して第1画像を生成する。また、第1画像生成部102は、第2撮像素子143にRGB等のカラーフィルタが設けられている場合は、輝度色差信号の画像を生成してもよい。第1画像生成部102が生成した第1画像は表示制御部104に送られる。第2画像生成部103は、第2撮像素子143が撮像した画像に対して画像処理を施して第2画像を生成する。また、第2画像生成部103は、第1撮像素子142にRGB等のカラーフィルタが設けられている場合は、輝度色差信号の画像を生成してもよい。第2画像生成部103が生成した第2画像は表示制御部104に送られる。
表示制御部104は、第1画像を表示部105に表示させる。また、表示制御部104は、第1画像上に第2画像領域を示す枠を表示してもよい。つまり、表示制御部104は、第1画像上に、第2撮像素子143の撮像領域を示す枠を表示してもよい。また、表示制御部104は、第2画像を表示部105に表示させる。また、表示制御部104は、第1画像と第2画像とを組み合わせた画像を表示させてもよい。また、内視鏡システム100は、通常観察モード及び拡大観察モードを有してよい。表示制御部104は、通常観察モードの場合は、第1画像を表示してもよい。また、拡大観察モードの場合は、表示制御部104は、第2画像を表示させてもよい。表示制御部104は、CPU等の情報処理装置によって実現してもよい。表示部105は、画像を表示する。表示部105は、液晶、有機EL、プラズマなどのディスプレイであってもよい。
なお、内視鏡システムは、画像を記録する記録部を備えてもよい。記録部は、第1画像を記録してもよい。また、記録部は、第2画像を記録してもよい。また、記録部は、同時に撮像された第1画像と第2画像とを組み合わせた画像を記録してもよい。記録部は、フラッシュメモリ等の記録媒体と、該記録媒体に画像を記録する記録制御部を備えてもよい。記録制御部は、CPU等の情報処理装置によって実現してもよい。
図2は、内視鏡101の先端部121の内部に設けられている撮像部112の一例を示す。撮像部112は、導入部131、光分割部141、第1撮像素子142、及び第2撮像素子143の他に、結像レンズ151、結像レンズ152、及びズームレンズ系153を有する。先端部121の先端面130に、導入部131と出射口132とが設けられている。導入部131は、被写体からの光を、内視鏡101の略長手方向に沿って導入する。導入部131がレンズの場合は、レンズの光軸が内視鏡101の長手方向と略平行している。光分割部141は、導入部131が導入した光の一部を透過して残りを反射することにより2つの光に分割する。光分割部141は、反射する光の光量より多い光量を透過する。例えば、光分割部141は、入射した光の70%の光を透過して、残り30%の光を反射してもよい。光分割部141は、ビームスプリッタであってもよい。光分割部141は、内視鏡101の長手方向に光を透過する。また、光分割部141は、内視鏡101の長手方向と略直角する方向に反射する。
結像レンズ151は、光分割部141が反射した光の被写体像を第1撮像素子142上に結像させる。第1撮像素子142は、光分割部141が反射した光を受光する。結像レンズ152は、光分割部141が透過した光の被写体像を第2撮像素子143上に結像させる。ズームレンズ系153は、結像レンズ152を透過した光の被写体像を拡大させて、第2撮像素子143に入射させる。また、第2撮像素子143は、ズームレンズ系153を通過した光を受光する。また、ズームレンズ系153は、初期値として、光分割部141を通過した光の被写体像を拡大させるレンズ位置に設けられてもよい。つまり、ズームレンズ系153は、初期値として、第1撮像素子142が撮像する被写体像より拡大された被写体像を、第2撮像素子143に撮像させるレンズ位置に設けられてよい。この場合は、第2撮像素子143は、光分割部141が分割した光の一部を受光する。また、第2撮像素子143は、第1撮像素子142が受光する光の像の一部の光の像を受光する。
このように、内視鏡101の挿入部の長手方向に沿って光分割部141及びズームレンズ系153を設けたので、内視鏡101の先端部121の系を大きくせずに、通常画像と拡大画像を撮像することができる。ここで、通常画像とは、ズームがされていない画像のことをいい、詳しくは、第1撮像素子142が撮像した画像のことをいう。また、拡大画像とは、ズームされた画像のことをいい、詳しくは、ズームレンズ系153によりズームされて第2撮像素子143が撮像した画像のことをいう。したがって、ズームレンズ系153によりズームされていない場合に第2撮像素子143が撮像した画像は拡大画像とは言わず、通常画像という。また、ズームレンズ系153によりズームされていない場合に、第2撮像素子143が撮像する画像の画角は、第1撮像素子142が撮像する画像の画角と略同一となる。つまり、第1撮像素子142が撮像する画像を通常画像という。また、該通常画像が拡大された画像を拡大画像という。
また、光分割部141は、透過する光の光量が、反射する光の光量より多くなるように光を分割するので、第2撮像素子143が撮像する拡大画像を明るくすることができる。一般的に、病変であると思われる部位を詳細に観察したいときに、拡大された観察部位を撮像して観察するので、明るい拡大画像を表示させることができる。また、病変部位があるかないか、及び病変部位がどこにあるのかを知りたいときに通常画像を表示させるので、画像が暗くなっても然程問題は生じない。なお、光分割部141は、反射する光量と同じ光量を透過するようにしてもよい。例えば、光分割部141は、ハーフミラーであってもよい。
図3は、内視鏡101の先端部121の内部に設けられている撮像部112の他の例を示す。撮像部112は、導入部131、光分割部141、第2撮像素子143、及び第1撮像素子142の他に、結像レンズ152及び結像レンズ151を有する。導入部131は、被写体からの光を、内視鏡101の略長手方向に沿って導入する。導入部131がレンズの場合は、レンズの光軸が内視鏡101の長手方向と略平行している。光分割部141は、導入部131が導入した光の一部を透過して残りを反射することにより2つの光に分割する。光分割部141は、反射する光量より多い光量を透過する。光分割部141は、ビームスプリッタであってもよい。光分割部141は、内視鏡101の長手方向に光を透過してもよい。また、光分割部141は、内視鏡101の長手方向と略直角する方向に反射してもよい。
結像レンズ151は、光分割部141が反射した光の被写体像を第1撮像素子142上に結像させる。第1撮像素子142は、光分割部141が反射した光を受光する。第1撮像素子142は、光分割部141が分割した光量の少ない方の光を受光する。結像レンズ152は、光分割部141が透過した光の被写体像を第2撮像素子143上に結像させる。第2撮像素子143は、光分割部141が透過した光を受光する。第2撮像素子143は、光分割部141が分割した光量の多い方の光を受光する。また、第2撮像素子143は、第1撮像素子142より撮像素子のサイズが小さい。また、第2撮像素子143は、有効画素面積が第1撮像素子142より狭く、且つ、単位面積当たりの解像度が第1撮像素子142より大きい。また、第2撮像素子143は、第1撮像素子142が受光している光の像の一部分の光の像を受光する。つまり、第2撮像素子143は、第1撮像素子142が受光している光の被写体の一部の被写体の光を受光してもよい。第2撮像素子143は、第1撮像素子142が受光している光の像の中央部分の光の像を受光してもよい。なお、有効画素面積は、実際に被写体からの光を受光する画素が設けられている領域の面積のことをいう。
これにより、第2撮像素子143は、第1撮像素子142が撮像する画像の一部を拡大した拡大画像を撮像することができる。また、第2撮像素子143をシフトさせてもよい。これにより、第1撮像素子142が撮像する領域を変更させることできる。この第2撮像素子143は、第2撮像素子143が撮像する光の光軸と垂直する方向にシフトする。撮像部112は、第2撮像素子143をシフトさせるシフト駆動部を備えてもよい。このように、第1撮像素子142と、第1撮像素子142の有効画素面積より狭く、単位面積当たりの解像度が高い第2撮像素子143を内視鏡の先端に設けたので、内視鏡101の先端部121の系を大きくせずに、通常画像と拡大画像を撮像することができる。また、光分割部141は、透過する光の光量が、反射する光の光量より多くなるように光を分割するので、第2撮像素子143が撮像する拡大画像を明るくすることができる。なお、光分割部141は、反射する光量と同じ光量を透過するようにしてもよい。
次に、内視鏡システム100の動作について説明する。照射部106が光を照射すると、導入部131は、観察部位である被写体からの戻り光を、内視鏡101内に導入する。光分割部141は、導入された光を2つの光に分割する。詳しくは、光分割部141は、導入された光の一部を内視鏡101の長手方向と略直角する方向に反射するとともに、反射する光量より多い光量を内視鏡101の長手方向に透過する。結像レンズ151は、光分割部141が反射した光を第1撮像素子142上で結像させる。第1撮像素子142は、結像レンズ151を通過した光を受光する。結像レンズ152は、光分割部141が透過した光を第2撮像素子143上で結像させる。撮像部112が、図2に示す場合であって、ズームレンズ系153が、被写体の光を拡大するレンズ位置に設けられている場合は、第2撮像素子143は、結像レンズ152を通過した光の一部を受光する。また、撮像部112が、図3に示す場合は、第2撮像素子143は、結像レンズ152を通過した光の一部を受光する。
第1画像生成部102は、第1撮像素子142が撮像した画像から第1画像を生成して、表示制御部104に出力する。第2画像生成部103は、第2撮像素子143が撮像した画像から第2画像を生成して、表示制御部104に出力する。表示制御部104は、第1画像を表示部105に表示させる。また、表示制御部104は、第2画像を表示部105に表示させる。また、表示制御部104は、第1画像と第2画像とを組み合わせて画像を表示部105に表示させる。
図4は、表示された第1画像の一例を示す。表示制御部104は、通常観察モードに設定されている場合に、第1画像を表示させてもよい。また、表示制御部104は、第1画像上に、第2画像の領域を示す枠201を表示してもよい。つまり、この枠201は、第2撮像素子143が撮像している領域を示す。これにより、どこが拡大される領域であるかを簡単に知ることができる。また、表示部105に表示された第1画像を見ることにより、ユーザは、病気の症状が出ている部分を探すことができる。また、ユーザは病気の症状と思われる部分を枠201の中に入るように、内視鏡101の先端を動かす。
また、図2に示すような撮像部112の場合に、通常観察モードにおいて、ユーザのズーム操作によりズームレンズ系153が駆動されると、該ズームレンズ系153の駆動に伴って、枠201の大きさを変えて表示させてもよい。つまり、ズームレンズ系153の移動により、現在第2撮像素子143で受光されている領域を枠201で示してもよい。また、図2に示すような撮像部112の場合に、通常観察モードにおいて、ズームレンズ系153が被写体を拡大しないレンズ位置にある場合は、第1画像と第2画像とを組み合わせた画像を表示させてもよい。詳しくは、第1画像と第2画像とを合算した画像を表示させてもよい。つまり、第1撮像素子142が撮像する画像の画角と第2撮像素子143が撮像する画像の画角とが同じとなるようなレン位置にズームレンズ系153がある場合は、第1画像と第2画像とを組み合わせて表示させてもよい。これにより、明るい通常画像を表示させることができる。この場合は、第2撮像素子143の撮像領域は、第1撮像素子142の撮像領域と同じ領域なので、通常画像に枠201を表示させなくてもよい。
図5は、表示された第2画像の一例を示す。表示制御部104は、拡大観察モードに設定されている場合に、第2画像を表示させてもよい。この第2画像を表示させることにより、図4に示した枠201内の画像を拡大して表示することができる。したがって、第1画像を表示させているときに、枠201の中に病気の症状と思われる部位を入れて、ユーザが、拡大観察モードに設定すると、枠201の画像が拡大して表示される。また、撮像部112が図2に示すような構造の場合は、第2画像を表示しているときに、更にズームレンズ系153を、ズーム方向に移動させてもよい。これにより、更に拡大された画像を表示することができる。
図6は、第1画像と第2画像とが組み合わされて表示された画像の一例を示す。表示制御部104は、拡大観察モードに設定されている場合に、第1画像と第2画像とを組み合わせた画像を表示してもよい。表示制御部104は、第2画像を表示させるとともに、第2画像上に、第1画像を縮小して表示させる。このとき、第1画像上には、第2画像の領域を示す枠201を表示させてもよい。これにより、ユーザは、現在どの部分が拡大表示されているのかを直感的に知ることができる。
また、図2に示すような撮像部112の場合であって、通常観察モードが設定されている場合は、ズームレンズ系153を、被写体を拡大しないズームレンズ位置に設けて、第1画像と第2画像とを合算した画像を表示させる。そして、ユーザによりズーム操作が行われると、拡大観察モードに切り替えて、第2画像を表示させてもよい。このとき、図6に示すように、第2画像上に第1画像を縮小させて表示させるようにしてもよい。この場合も、第2撮像素子143が撮像している領域を示す枠201を表示させてもよい。
上記実施の形態は、以下のように変形してもよい。
(1)図3に示すような撮像部112の場合は、第1撮像素子142が光分割部141を透過した光を受光して、第2撮像素子143が光分割部141を反射した光を受光してもよい。この場合は、光分割部141は、透過する光量より多い光量を反射する。つまり、第1撮像素子142が受光する光の光量より多い光量を第2撮像素子143が受光するように光分割部141は光を分割する。
(2)また、図3に示すような撮像部112の場合に、第2撮像素子143は、第1撮像素子142の有効画素面積より狭くなくてもよい。例えば、第1撮像素子142と第2撮像素子143との有効画素面積は同じであってもよい。この場合であっても、第2撮像素子143は、第1撮像素子142の単位面積当たりの解像度より高い。これによっても、第2撮像素子143で、拡大画像を得ることができる。
(3)また、表示制御部104は、第1画像と第2画像とを同時に表示させてもよい。例えば、第1画像を第1の表示領域に、第2画像を第2の表示領域にそれぞれ同時に表示させてもよい。このとき、第1画像上に枠201を表示させてもよい。
(4)また、図3に示すような撮像部112の場合に、第1撮像素子142の感度を、第2撮像素子143の感度より高くしてもよい。第1撮像素子142自体の感度を、第2撮像素子143より高くしてもよい。また、第1撮像素子142の画素の蓄積電荷を加算して読み出すことにより、感度を第1撮像素子142の感度を上げてもよい。これにより、明るい通常画像を得ることができる。
(5)また、表示制御部104は、通常画像を表示させる場合は、第2撮像素子143が撮像した領域以外の第1画像を表示させ、第2撮像素子143が撮像した領域には、第2画像を表示させてもよい。つまり、図4に示すように、枠201の領域以外の第1画像を表示させ、枠201の領域には、第2画像を表示させてもよい。また、第2撮像素子143が撮像した領域以外の第1画像を表示させ、第1画像のうち第2撮像素子143が撮像した領域の画像と、第2画像とを合算させた画像を第2撮像素子143が撮像した領域に表示させてもよい。つまり、図4に示すように、枠201の領域以外の第1画像を表示させ、枠201の領域には、第1画像の枠201の領域の画像と、第2画像とを合算した画像を表示させてもよい。この場合も、枠201を表示させてもよい。また、第2画像の解像度を小さくして表示させてもいく、解像度を小さくしないで表示させてもよい。これにより、枠201内の画像が、枠201の領域以外の画像より明るく表示させることができ、通常画像を表示しているときにおいても、ユーザは、枠201内にある被写体の状態を詳しく観察することができる。
(6)また、照射部106は、第2撮像素子143で撮像される画像が明るくなるように、第2撮像素子143に入射する光が、第2撮像素子143に入射しない光より強く照射してもよい。これにより、第2撮像素子143は、明るい画像を撮像することができる。この場合は、光分割部141は、ハーフミラーであってもよい。なお、第2撮像素子143は、第1撮像素子142が受光する光の一部を受光するので、第1撮像素子142が撮像する画像は、第2撮像素子143が受光する領域の被写体が、他の領域の被写体より明るくなった画像となる。例えば、図4を用いて説明すると、第1画像は、枠201内の被写体が、枠201以外の領域の被写体より明るくなった画像となる。これにより、第1画像を表示させている場合においても、枠201内にある被写体の状態を詳しく観察することができる。
(7)また、上記変形例(1)〜(6)を矛盾しない範囲で、任意に組み合わせた態様であってもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
実施の形態の内視鏡システム100を示す。 内視鏡101の先端部121の内部に設けられている撮像部112の一例を示す。 内視鏡101の先端部121の内部に設けられている撮像部112の他の例を示す。 表示された第1画像の一例を示す。 表示された第2画像の一例を示す。 第1画像と第2画像とが組み合わされて表示された画像の一例を示す。
符号の説明
100 内視鏡システム
101 内視鏡
102 第1画像生成部
103 第2画像生成部
104 表示制御部
105 表示部
106 照射部
107 鉗子
111 鉗子口
112 撮像部
113 ライトガイド
121 先端部
130 先端面
131 導入部
132 出射口
133 ノズル
141 光分割部
142 第1撮像素子
143 第2撮像素子
151 結像レンズ
152 結像レンズ
153 ズームレンズ系
201 枠

Claims (4)

  1. 内視鏡の挿入部の先端に、
    被写体からの光を前記内視鏡内に導入する導入部と、
    導入された光を、前記内視鏡の長手方向と略直角する方向に反射するとともに、反射する光量より多い光量を該内視鏡の長手方向に透過する光分割部と、
    前記光分割部が反射した光を受光する第1撮像素子と、
    前記光分割部が透過した光を受光する第2撮像素子と、
    前記光分割部と前記第2撮像素子との間に設けられたズームレンズ系と
    を備える内視鏡。
  2. 内視鏡の挿入部の先端に、
    被写体からの光を前記内視鏡に導入する導入部と、
    導入された光を2つの光に分割する光分割部と、
    前記光分割部が分割した光の一方を受光する第1撮像素子と、
    有効画素面積が前記第1撮像素子より狭く、且つ、単位面積当たりの解像度が前記第1撮像素子より大きい、前記光分割部が分割した光の他方を受光する第2撮像素子と
    を備える内視鏡。
  3. 前記光分割部は、導入された光を光量が異なる2つの光に分割し、
    前記第1撮像素子が、前記光分割部が分割した光量が少ない方の光を受光し、
    前記第2撮像素子が、前記光分割部が分割した光量が多い方の光を受光する
    請求項2に記載の内視鏡。
  4. 前記第2撮像素子は、
    前記第1撮像素子が受光している光の像の一部分の光の像を受光する
    請求項1乃至3のいずれかに記載の内視鏡。
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