JP2009100295A - 電子カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリの消費電力を抑制しつつ、撮像素子の温度上昇時には冷却手段の駆動を熱電素子の起電力によって確実に行わせて十分な冷却効果が得られるようにする。
【解決手段】撮像素子近傍の温度がT3〜T4なる所定温度に上昇した場合には、ライブビュー動作を停止させて(ステップS138)、バッテリの消費電力を抑制しつつ、熱電素子の起電力によってファンを駆動させて放熱板を冷却し(ステップS132)、熱電素子の放熱部側を冷却することで受熱部側との間に大きな温度差を確保して十分な起電力を発生させ、よって、撮像素子の温度上昇時には冷却手段の駆動を熱電素子の起電力によって確実に行わせて十分な冷却効果を得ることができるようにした。
【選択図】 図6

Description

本発明は、撮影レンズによる被写体像を撮像素子に結像させて撮像するコンパクト型デジタルカメラ、レンズ交換可能な一眼レフレックス型デジタルカメラ等の電子カメラに関するものである。
従来、デジタルカメラにおいて、デジタルカメラを駆動すると発熱するCPUにより、ゼーベック効果素子(熱電素子)の高温側導体が加熱されることによって、高温側導体と低温側導体との間の温度差に比例した起電力が発生し、このゼーベック効果素子の起電力によってプロペラファンを駆動させ、CPUの発熱による筐体内部の温度上昇、ひいてはCPU自体の温度上昇を抑制するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−337531号公報
特許文献1に記載のものによれば、ゼーベック効果素子の起電力によってプロペラファンを駆動させているので、プロペラファンをバッテリで駆動させる必要がなく、バッテリの消費電力の抑制に役立つ。しかしながら、ゼーベック効果素子は、高温側導体と低温側導体との間の温度差に比例した起電力が発生するものであるが、特許文献1に記載のものは、相対的に温度が低い筐体近傍に低温側導体が配備されているだけであり、高温側導体と低温側導体との間の温度差が大きいとはいえない。この結果、発生する起電力がプロペラファンを駆動させるに十分とはいえず、プロペラファンによる冷却効果も不十分となってしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、バッテリの消費電力を抑制しつつ、撮像素子の温度上昇時には冷却手段の駆動を熱電素子の起電力によって確実に行わせて十分な冷却効果を得ることができる電子カメラを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる電子カメラは、撮影レンズの光軸上に該光軸と直交するように配設されて、前記撮影レンズによる被写体像が結像される撮像素子と、前記撮像素子により撮像された画像のライブビュー表示や各種情報の表示をする表示装置と、前記撮像素子、前記表示装置、その他の内蔵回路に駆動電力を供給するバッテリと、受熱部が絶縁シートを介して前記撮像素子と熱結合するよう該撮像素子の背面側に配設されて、前記受熱部と放熱部との間の温度差に応じた起電力を発生する熱電素子と、前記撮像素子の背面側に配設されて、前記熱電素子の前記放熱部側と熱結合する放熱板と、前記放熱板を冷却する冷却手段と、前記撮像素子の近傍の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段により検出された検出温度がT3〜T4(ただし、T3<T4)なる所定温度間の場合には、前記表示装置によるライブビュー動作を停止させるとともに、前記熱電素子の起電力によって前記冷却手段を駆動させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記制御手段は、前記温度検出手段により検出された検出温度がT2〜T3(ただし、T2<T3)なる所定温度間の場合には、前記表示装置によるライブビュー動作のフレームレートを下げることを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記冷却手段は、前記放熱板を通る冷却風を発生させる空冷ファンを含むことを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記冷却手段は、前記放熱板に対して、伝熱により蒸発した蒸気を冷却して作動液として循環させるポンプを含むことを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記制御手段は、前記温度検出手段により検出された検出温度がT4以上の場合には、電源をオフさせることを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記熱電素子は、両面に熱伝導シートを有することを特徴とする。
本発明にかかる電子カメラは、撮像素子近傍の温度がT3〜T4(ただし、T3<T4)なる所定温度に上昇した場合には、ライブビュー動作を停止させてバッテリの消費電力を抑制しつつ、熱電素子の起電力によって冷却手段を駆動させて放熱板を冷却し熱電素子の放熱部側を冷却することで受熱部側との間に大きな温度差を確保して十分な起電力を発生させることができ、よって、撮像素子の温度上昇時には冷却手段の駆動を熱電素子の起電力によって確実に行わせて十分な冷却効果を得ることができるという効果を奏する。
以下、本発明にかかる電子カメラを実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1の電子カメラの内部構成例を示す中央縦断側面図であり、図2は、撮像素子付近を拡大して示す中央縦断側面図である。本実施の形態1のカメラ本体1は、撮影レンズ14が着脱可能な一眼レフレックス式デジタルカメラであって、下記の各構成部材を収容するカメラ外装2と、カメラ外装2に固定支持され、光軸Oに沿った中央開口部4aを有するカメラ構造体4と、撮影レンズ14の鏡筒が着脱されるボディ側マウント部3を備える。また、カメラ構造体4の中央開口部4aの後方に光軸O上に沿って配置される構成部材として、クイックリターンミラー5と、フォーカルプレーン式シャッタ6と、冷却式撮像モジュール8とを備える。さらに、カメラ構造体4の上側に固定支持され、光学ファインダ装置を構成する部材としてフォーカスマット9と、ペンタプリズム10と、接眼レンズ11とを備える。さらに、カメラ外装2の背面側のモニタ表示窓13の内側に表示装置としての液晶モニタ12を備える。
カメラ構造体4は、冷却式撮像モジュール8を支持する枠体であって、軽量化・低コスト化が可能で熱伝導率の高い素材として炭素繊維などのフィラーが混入されたポリカーボネート樹脂やPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂により構成されている。また、カメラ構造体4は、後述の撮像素子支持板22と連結され、撮像素子21周辺で発生した熱の一部を後述する空冷ファン63により外気へ放出する機能を有する。この撮像素子基板22に熱伝導性の高い接着剤で接合された放熱フィン22aと潜熱蓄熱体4aがカメラ構造体4にインサート成形により熱的に結合されて配される。また、潜熱蓄熱体4aの壁面に紙面に対して垂直方向に凹凸形状をなす補強リブ4bが設けられている。この補強リブ4bにより潜熱蓄熱体4aが液化した状態における強度が確保されている。この潜熱蓄熱体4aを構成する有機系蓄熱材は、例えばパラフィンまたは熱伝導性の高い炭素繊維およびゲル材が充填されたパラフィンで形成される。そして、このパラフィンや無機水和塩などの芯材を容器で被覆した蓄熱マイクロカプセルで構成される。
これにより、発熱源である撮像素子21を3方向から放熱フィン22aおよび潜熱蓄熱体4aによって囲むことが可能となる。通常の撮影状態おいて撮像素子21から発生した熱は上方に上昇し、後述する排気孔から外部へ放出する。したがって、カメラ構造体4のペンタプリズム10の右側に位置する補強リブ4b付近が上昇するが、この潜熱蓄熱体4aによって蓄熱することができ、撮像素子21の周辺温度が著しく上昇し、カメラ内部の温度が異常になることを抑制することができる。
ボディ側マウント3は、カメラ構造体4の前面に当て付けた状態で固定される。クイックリターンミラー5は、被写体光束を上方のフォーカスマット9側に反射するアップ位置(斜設位置)と、光軸Oの被写体光路から退避したダウン位置(退避位置)とに回動駆動される。シャッタ6は、光軸O上であって、アップ位置にあるクイックリターンミラー5の後方位置に配される。
冷却式撮像モジュール8は、シャッタ6の後方位置に配設され、カメラ構造体4に密着して直接的に支持されたもので、撮像素子支持板22と、撮像素子21の前面側に配設される防塵機構部と、極めて薄い絶縁シート28および熱電素子30を介して撮像素子支持板22に非撮像面(背面)側が接着固定される撮像素子21と、撮像素子21の非撮像面側に取付け接続され、撮像駆動回路基板36にコネクタ39を介して接続される接続フレキシブルプリント基板(FPC基板)35と、撮像素子21の背面側である非撮像面に対向して撮像素子支持板22に支持された熱電素子30と、撮像素子支持板22の背面側に配設された撮像駆動回路基板36との積層構造からなる。
ここで、防塵機構部は、カメラ構造体4に固定される基台23と、基台23により弾性体からなる支持部材27を介して支持される保護ガラス24と、ゴム枠を介して保護ガラス24の先端部に装着される圧電素子26と、基台23の裏面側に押え板により押えつけられた状態で支持される光学フィルタ25からなる。
また、撮像素子21は、撮影レンズ14により撮像面に結像された被写体像を光電変換するもので、矩形形状をなし、本実施の形態では、例えばCCDイメージセンサが用いられている。なお、撮像素子21としては、CCDイメージセンサに限らず、CMOSイメージセンサ等であってもよい。絶縁シート28は、図2に示すように、FPC基板35に形成された開口35aを介して撮像素子21と熱電素子30との間に介在されている。
熱電素子30は、ゼーベック効果を利用して熱を電流に変換して起電力を発生させるものであり、図3に、その原理的な構成例を示す。熱電素子30は、受熱部30aと放熱部30bと熱電変換部30cとからなる。受熱部30aは、撮像素子21等の発熱源から伝導される熱を受ける、熱伝導性の高い絶縁体からなり高温側となるもので、本実施の形態1では、この受熱部30aが絶縁シート28を介して撮像素子21と熱結合するように撮像素子21の背面側に配設されている。放熱部30bは、受熱部30aから伝導された熱を放熱板としての撮像素子支持板22側に対して放熱する熱伝導性の高い絶縁体からなり低温側となるもので、本実施の形態1では、この放熱部30bが撮像素子支持板22に熱結合するように配設されている。
また、熱電変換部30cは、使用温度領域が低温のBiTeのn型半導体30d、p型半導体30eおよび電極30fからなる。n型半導体30dおよびp型半導体30eは、受熱部30aと放熱部30bとの間に交互に配設され、電極30fを介して電気的に直列に接続されてπ型結合を構成している。熱電変換部30cは、受熱部30aの熱を吸収可能に設けられ、受熱部30aから受ける熱をゼーベック効果に従い電流に変換して出力する発電機能を実現する。
すなわち、n型半導体30dにおいては、受熱部30a側の電極30fの電子が熱エネルギーを受けて運動エネルギーを高める結果、放熱部30b側の電極30fに移動する。同様に、p型半導体30eにおいては、受熱部30a側の電極30fの正孔が熱エネルギーを受けて運動エネルギーを高める結果、放熱部30b側の電極30fに移動する。そして、放熱部30b側の電極30fにおいては、電子および正孔の運動エネルギーは、熱エネルギーに変換され、放熱部30bを介して放出される。このようにして、電子および正孔が移動する結果、n型半導体30d、p型半導体30eおよび電極30fに電流が流れることにより、熱電素子30は発電を行うことができる。この際、発生する起電力は、受熱部30aと放熱部30bとの間の温度差に応じた値となる。
このような熱電素子30の両面には、図2に示すように、薄い熱伝導シート31,32が介在されている。熱伝導シート31,32は、例えばシリコン、グラファイト、カーボン含有ポリアミド樹脂シートからなり、高い熱伝導性を有し、振動に対する破壊から熱電素子30を保護するために設けられる。また、撮像素子支持板22の凹部側壁と熱電素子30の側面との空間部にシリコンゲル剤37を介在することで、カメラを誤って落下した際に、熱電素子30の破損を防止することができる。
また、撮像素子支持板22は、アルミニウム板あるいはステンレス鋼板等で形成され、撮像素子21、熱電素子30を保持するとともに撮像素子21の放熱機能を果す放熱板を兼用し、カメラ構造体4の背面部に固定して取付けられている。なお、撮像素子支持板22は、カメラ構造体4と同一材料である熱伝導率の高い素材であって、炭素繊維などのフィラーを混入させたポリカーボネートやPPS樹脂を用いてもよい。
さらに、撮像素子支持板22と撮像駆動回路基板36との間には、隙間33が形成され、この隙間33内において撮像素子21の背面側位置には温度センサ34が配設されている。この温度センサ34は、撮像素子21の近傍の温度を検出するためのものである。
ついで、本実施の形態1の電子カメラの外観構成の概略について図4を参照して説明する。図4は、電子カメラを示す外観斜視図である。本実施の形態1の電子カメラは、カメラ本体1と、このカメラ本体1の前面側略中央に交換自在に装填されることにより搭載される撮影レンズ14(図1参照)とにより構成される。カメラの外観形状を構成するカメラ本体1は、全体的にはやや横長形状に形成されたもので、撮影レンズ14の光軸O上となる前面側略中央位置に撮影レンズ14を含むレンズユニットを交換自在に装填するためのリング状のボディ側マウント3を備え、このボディ側マウント3の脇にレンズ着脱ボタン51を備える。また、カメラ本体1は、前面側から見て光軸を含む垂直面から左側に外れた端部部分に、撮影時等において操作者の右手により保持されるよう適宜突出させたグリップ形状に形成されたグリップ部52を有する。このグリップ部52の頂部には、グリップ部52を保持したまま指先で操作されるレリーズSW53や露出補正ボタン54を備える。また、カメラ本体1は、前面側から見て左側上部にパワースイッチを含むモードダイヤル55やコントロールダイヤル56を備え、各種モード等の設定切換えが可能とされている。
また、カメラ本体1は、グリップ部52の背面側において、AF(Auto focus)フレーム選択ボタン、ワンタッチホワイトバランスボタン、ホワイトバランス、AF等の調整ボタンおよびOKボタン等を備える。また、カメラ本体1は、背面側においてグリップ部52に隣接する光軸上の位置に液晶モニタ12を備える。この液晶モニタ12は、撮影された画像のライブビュー表示の他、各種設定・調整事項等を表示するTFT(Thin Film Transistor)タイプのモニタであり、背面側面積の半分程度を占める大型の矩形状表示パネルである。カメラ本体1は、背面側から見て液晶モニタ12の左側に再生ボタン、消去ボタン、メニューボタン、情報表示ボタン等を備える。さらに、カメラ本体1は、背面側において液晶モニタ12の上部に、撮影時に操作者が覗くファインダ57や、外付けのフラッシュを取り付けるホットシュー58を備える。
さらに、カメラ本体1の背面側の外表面において、液晶モニタ12と調整ボタンとの間(液晶モニタ12の右側真横)に配置させて、数個のスリット状の吸気孔61が形成されている。また、カメラ本体1の外表面において、グリップ部52とは反対側の側面(前面側から見て右側面)に配置させて、数個のスリット状の排気孔62が形成されている。この排気孔62は、カメラ本体1の上下方向においては、吸気孔61と対応する中央位置に形成されている。すなわち、吸気孔61と排気孔62とは、カメラ本体1の外表面の撮像駆動回路基板36(液晶モニタ12)の左右両端を面方向に挟む位置に配置されている。これにより、吸気孔61から吸気した空気が撮像駆動回路基板36周り(隙間33)を通って排気孔62から排気される流路が形成されるように設定されている。そして、カメラ本体1内の排気孔62の近傍には、隙間をあけて空冷ファン63が配置されている。この空冷ファン63は、後述のファンモータ163により駆動されて吸気孔61から空気を吸気して撮像駆動回路基板36周り(隙間33)を通る空気流を強制的に発生させて排気孔62から排気させるためのものである。この空冷ファン63は、ファン固定ホルダ(図示せず)によってカメラ本体1の内部に固定されている。
また、カメラ本体1の外表面において、液晶モニタ12の上側周辺となる背面に配置させて吸気孔64が形成され、液晶モニタ12の下側周辺となる底面に配置させて吸気孔65が形成されている。これら吸気孔64,65は、液晶モニタ12の上辺、底辺に沿わせた数個のスリット状の孔により形成されている。これら吸気孔64,65も、カメラ本体1の外表面の撮像駆動回路基板36(液晶モニタ12)を面方向に挟む位置に配置されたものである。
そして、カメラ本体1内において、それぞれの吸気孔61,64,65、排気孔62に対して通気性を有するスポンジ状のフィルタ部材がカメラ外装2内面に密着させて設けられている。これらフィルタ部材を備えることで、空冷ファン63の駆動により空気流が流れる場合や、空冷ファン63の停止時において、塵埃等が吸気孔61,64,65、排気孔62からカメラ本体1内に入り込むことが防止される。また、空冷ファン63の駆動に伴い、液晶モニタ12に隣接させて形成された吸気孔61,64,65から吸気されて撮像駆動回路基板36周りの流路を通って排気孔62からカメラ本体1の側方に排気される空気流も生ずるため、撮像駆動回路基板36の強制冷却を全面的に効率よく行うことができる。この際、隙間33を通して撮像素子支持板22の背面側部分も空気流が流れるので、空冷ファン63の駆動によって撮像素子支持板22の冷却もなされ、空冷ファン63が冷却手段として機能する。
ついで、本実施の形態1の電子カメラの電装制御系の概略構成例について図5を参照して説明する。図5は、本実施の形態1の電子カメラの電装制御系の概略構成例を示すブロック図である。本実施の形態1の電子カメラの電装制御系は、概略的には、ボディシステム100と、このボディシステム100に対して着脱交換自在な交換レンズシステム100aとからなる。
まず、ボディシステム100側の概略構成および作用について説明する。ボディシステム100は、一眼レフカメラ全体の制御を司るシステムコントローラ150を備える。このシステムコントローラ150は、CPU151と複数の回路ブロック、例えば画像処理回路152、圧縮伸張回路153、画像認識回路154、外部メモリIF回路155、汎用I/O回路156、割込み制御回路157、タイマカウンタ158、A/Dコンバータ159等により構成されている。CPU151と各回路ブロック152〜159とは制御ラインやバスラインで接続されている。
画像処理回路152は、CCD等の撮像素子21で撮像されて撮像素子インターフェイス回路172から取り込んだ画像データに対してγ補正、色変換、画素変換、ホワイトバランス処理等の所定の処理を施す。圧縮伸張回路153は、画像処理回路152で画像処理された画像データの圧縮処理やメモリカード170から読み出された圧縮画像データの伸張処理を行う。画像認識回路154は、撮像素子21で撮像された画像データから所定の画像認識アルゴリズムを用いて被写体である人物の顔の特徴点を検出する際に必要な画像処理を実行する。外部メモリIF回路155は、メモリカード170、SDRAM171、FlashRom168とシステムコントローラ150内部のデータバスとのブリッジ機能を果す。ここで、FlashRom168には、全体の動作を制御するための制御プログラム、温度ログデータ、制御パラメータ等が記録されている。システムコントローラ150は、CPU151がFlashRom168に格納されている制御プログラムを読み出して実行することにより、カメラの動作を制御する。SDRAM171は、撮像素子インターフェイス回路172を介して得られた画像データの一時格納用に用いられたり、システムコントローラ150のワークエリアとして用いられる。メモリカード170は、半導体の不揮発性メモリや小型HDD等の着脱可能な記録媒体である。
また、汎用I/O回路156は、システムコントローラ150に接続された操作SW(スイッチ)167の読込み端子、周辺回路を制御する制御信号の出力端子として使用される。割込み制御は、操作SW167による割込み信号、タイマカウンタ158による割込み信号などを生成する。タイマカウンタ158は、クロックをカウントしてシステム制御に必要なタイミング信号を発生させる。A/Dコンバータ159は、一眼レフカメラが備える測光センサ131、温度センサ34等の各種センサの検出出力をA/D変換する。
また、時計回路(リアルタイムクロック)169は、年月日時分秒の時間データを生成し、システムコントローラ150へ出力する。撮像素子インターフェイス回路172は、撮像素子21を駆動するタイミングパルスを生成し、撮像素子21が光電変換したアナログ電気信号を読み出し、A/D変換して画像データとしてシステムコントローラ150へ転送する。
温度センサ34は、温度測定回路182とともに温度検出手段を構成し、撮像素子21の近傍背面側に配設されて撮像素子21近傍の温度を検出するためのものである。温度センサ34としては、温度に応じて抵抗値が変化する素子や、半導体温度センサを用いればよい。より正確な温度を測定するために撮像素子21を構成する回路内部に半導体温度センサを形成するようにしてもよい。
シャッタ6は、シャッタ駆動機構121により開閉されることで撮像素子21を遮光・露光制御する。シャッタ駆動機構121中のアクチュエータに対する駆動電力も、アクチュエータ駆動回路123から供給される。また、クイックリターンミラー5は、ミラー駆動機構118によって変位駆動される。ミラー駆動機構118中のアクチュエータに対する駆動電力も、アクチュエータ駆動回路123から供給される。ここで、クイックリターンミラー5がDown位置にある場合に、フォーカスマット9上の被写体像は、ペンタプリズム10と接眼レンズ11とからなる光学ファインダにより観察可能である。
測光回路132は、光学ファインダ(ペンタプリズム10)を介して被写体像の明るさを測定する測光センサ131の出力を増幅し、輝度に応じた電気信号をシステムコントローラ150へ出力する。CPU151は、測光回路132の出力に応じて撮影条件中の露光条件を決定する。ここで、ライブビュー動作中は、クイックリターンミラー5がUp位置にあるため、測光回路132は利用できない。そこで、ライブビュー動作中は、CPU151は、撮像素子21から得られた画像データ出力に基づき被写体輝度を検出し、静止画像の撮影条件中の露光条件を決定する。
また、クイックリターンミラー5は、中央部に半透過な領域を有し、Down位置にある場合に、中央の半透過な領域を透過した撮影レンズ14の光束の一部はサブミラー5aで反射されてAF(Auto Focus)センサ116へ導かれる。このAFセンサ116としては、周知の位相差方式のAFセンサが用いられている。AFセンサ116は、焦点検出回路117によって制御される。CPU151は、撮影レンズ14が形成する被写体像の位置と撮像素子21の受光面とのずれ量であるデフォーカス量を焦点検出回路117の出力に基づき検出する。このデフォーカス量は、交換レンズシステム100a側に設けられたレンズ制御マイクロコンピュータ108へ送信される。撮像素子21から得られた画像データから画像データの鮮鋭度(コントラスト)を検出することで、撮影レンズ14の被写体像を撮像素子21の受光面へ合焦状態で結像させることもできる。鮮鋭度は、画像処理回路152によって検出され、この鮮鋭度に応じて撮影レンズ14を駆動し、鮮鋭度が最大となる位置に撮影レンズ14を位置付けることで合焦状態とする。ライブビュー動作中は、このようないわゆるコントラスト方式のAF動作で焦点調整が行われる。
電力回路161は、バッテリ162の電圧をシステムコントローラ150とその周辺回路に、必要な駆動電圧に変換して供給する。電力の分配は、CPU151の指令に基づき制御される。液晶モニタ駆動回路163は、液晶モニタ12を駆動する。液晶モニタ12は、液晶モニタ駆動回路163からの駆動信号に応じてライブビュー動作時の画像データを表示したり、各種メニュー等を表示する。バックライト駆動回路166は、液晶モニタ12の背面に設けられたLED等によるバックライト165を駆動点灯させる。
また、熱電素子30は、カメラ内で生じた熱による熱エネルギーを電気エネルギーに変換する素子であり、熱電素子30で発生した起電力はモータ駆動回路181へ供給される。熱電素子30から出力される電圧(発生する起電力)は変動する。そこで、熱電素子30の出力電圧の変動を抑制するためのモータ駆動回路(DC/DCコンバータ)181を有する。モータ駆動回路181の出力は、切換回路182を介して空冷ファン63用のファンモータ183へ供給される。切換回路182には、バッテリ162からの駆動電圧が電力回路161を介して供給されており、システムコントローラ150は、状況に応じて(例えば、ファンモータ183を駆動中に熱電素子30から供給されるモータ駆動回路181の出力が低下したとき)、バッテリ162からの電力供給を受けて、ファンモータ183の駆動が可能とされている。
また、操作SW167は、一眼レフカメラを操作するためのスイッチであり、レリーズSW53、モード設定SW、ファインダモード選択SW、電源SW等を含む。
つぎに、交換レンズシステム100a側の概略構成および作用について説明する。交換レンズシステム100aは、レンズ制御マイクロコンピュータ108によって制御される。交換レンズシステム100aがボディシステム100に装着されることにより、レンズ制御マイクロコンピュータ108とシステムコントローラ150は通信ラインによって接続される。そして、システムコントローラ150からの指令に応じてレンズ制御マイクロコンピュータ108は所定の動作を行う。変倍レンズ駆動機構106は、撮影レンズ14の焦点距離を変化させるための機構であり、変倍レンズ14aを可動変位させる。変倍レンズ駆動機構106中にはアクチュエータが配設され、アクチュエータ駆動回路107からの供給電力によって駆動される。レンズ制御マイクロコンピュータ108は、アクチュエータ駆動回路107を介して焦点距離を変更できる。また、撮影レンズ14の光束を制限する絞り104は、絞り駆動機構105によって駆動される。絞り駆動機構105中にはアクチュエータが配設され、アクチュエータ駆動回路107からの供給電力によって駆動される。レンズ制御マイクロコンピュータ108は、アクチュエータ駆動回路107を介して絞りを所定値に設定できる。フォーカスレンズ駆動機構103は、撮影レンズ14を変位させるための機構である。フォーカスレンズ駆動機構103にはアクチュエータが配設され、アクチュエータ駆動回路107からの供給電力によって駆動される。レンズ制御マイクロコンピュータ108は、アクチュエータ駆動回路107を介して撮影レンズ14を変位させることができる。システムコントローラ150から転送されるデフォーカス量に応じてレンズ制御マイクロコンピュータ108は撮影レンズ14の位置を制御する。
ついで、本実施の形態1におけるシステムコントローラ150のCPU151による動作制御例について、図6に示す概略フローチャートを参照して説明する。ここで、本実施の形態1においては、温度センサ34による検出温度に関して、図7に示すようにT1〜T4なる閾値温度が複数段階の所定温度として予め設定されている。一例として、T1=50℃、T2=55℃、T3=60℃、T4=70℃の如く設定されている。所定温度T4は、撮像素子21の使用環境としてカメラ使用を禁止させる温度を設定したものである。T2〜T3なる所定温度間は、撮像素子21の使用環境として支障はないが、温度上昇の抑制が望まれる段階を示し、T3〜T4なる所定温度間は、撮像素子21の使用環境として支障はないものの積極的な冷却対策が望まれる段階を示し、所定温度T2以下が撮像素子21の使用環境として推奨される段階を示す。また、所定温度T1は、検出温度の変動を考慮し、所定温度T2に対する不感域を持たせるために設定された温度である。
まず、電源SWがオンすると、システムコントローラ150によってシステム全体の初期化動作が実行される(ステップS100)。ついで、操作SW167の状態をチェックすることで、ライブビューSWが操作されたか否かを判定する(ステップS110)。操作されていなければ(ステップS110:No)、ステップS130へ移行する。ライブビューSWが操作された場合には(ステップS110:Yes)、現在設定されているファインダモードを判定する(ステップS112)。ここで、ファインダモードとして、ライブビューモードに設定されていた場合には、ファインダモードを光学ファインダモードに設定し(ステップS114)、クイックリターンミラー5をDown位置へ切換え設定し、ライブビュー動作を停止させる(ステップS116)。
一方、光学ファインダモードに設定されていた場合には、ファインダモードをライブビューモードに設定する(ステップS118)。そして、温度センサ34により検出された検出温度がフレームレート変更温度である所定温度T2よりも高いか否かを判定する(ステップS120)。検出温度が所定温度T2以下の場合には(ステップS120:No)、ライブビュー用のフレームレートを通常の30fpsに設定し(ステップS122)、クイックリターンミラー5をUp位置へ切換え設定し、液晶モニタ12によってライブビュー動作を開始させる(ステップS126)。
また、検出温度が所定温度T2より高い場合には(ステップS120:Yes)、ライブビュー用のフレームレートを通常の30fpsの1/2である15fpsに設定し(ステップS124)、クイックリターンミラー5をUp位置へ切換え設定し、液晶モニタ12によってライブビュー動作を開始させる(ステップS126)。
ステップS130では、温度センサ34により検出される撮像素子21近傍の検出温度を、それぞれ所定温度なる判定値T1,T2,T3との大小関係を比較し、判定結果に応じて所定の動作制御に分岐する。
まず、検出温度が所定温度T3よりも高くなった場合には、強制的な冷却動作を開始させる(ステップS132)。すなわち、切換回路182の切換えにより熱電素子30側を電源とし、熱電素子30に発生した起電力によってファンモータ183を駆動させることにより、空冷ファン63を動作させ、撮像素子支持板22等に冷却風を流すことにより冷却する。また、ライブビューモードが設定されているか否かを判定し(ステップS134)、設定されている場合には(ステップS134:Yes)、ライブビュー禁止動作としてファインダモードを光学ファインダモードに設定し(ステップS136)、クイックリターンミラー5をDown位置に切換え設定しライブビュー動作を停止させる(ステップS138)。併せて、ライブビュー動作を含む撮影動作を禁止して熱電素子30を駆動源として用いた冷却動作中である旨を液晶モニタ12に表示させる(ステップS140)。
その後、検出温度が所定温度T3以下に低下したか否かを判定し(ステップS142)、検出温度が低下した場合には(ステップS142:Yes)、ステップS170に移行する。一方、検出温度が低下しない場合には(ステップS142:No)、検出温度が所定温度T4を超えたか否かを判定する(ステップS144)。超えていない場合には(ステップS144:No)、ステップS142の判定処理に戻る。また、所定温度T4を超えた場合には(ステップS144:Yes)、システムダウンする。すなわち、電源をオフさせる等のシステムの停止動作を実行する(ステップS178)。この動作によってカメラ内部の熱発生源がなくなる。
また、検出温度が所定温度T2〜T3間の場合には、ライブビュー動作モードであって、フレームレートが通常の30fpsで動作中であるか否かを判定する(ステップS150)。肯定的であれば(ステップS150:Yes)、ライブビュー動作のフレームレートを通常の30fpsから1/2の15fpsに設定し直す(ステップS152)。さらに、熱電素子30の出力でファンモータ183を駆動中であるか否かを判定し(ステップS154)、駆動中であれば、切換回路182によってバッテリ162側を選択するよう切換えることで、ファンモータ183の電源をバッテリ162側に切換えてファンモータ183の駆動による冷却動作を続行させる(ステップS156)。そして、ステップS170に移行させる。
さらに、検出温度が所定温度T1以下である場合には、ライブビュー動作モードであって、フレームレートが高温時用の15fpsで動作中であるか否かを判定する(ステップS160)。肯定的であれば(ステップS160:Yes)、ライブビュー動作のフレームレートを通常の30fpsに設定し直す(ステップS162)。さらに、ファンモータ183の駆動による空冷ファン63による冷却動作中であるか否かを判定し(ステップS164)、冷却動作中であれば(ステップS164:Yes)、ファンモータ183への電力供給を停止させ冷却動作を停止させる(ステップS166)。そして、ステップS170に移行させる。
また、検出温度が所定温度T1より大きく所定温度T2以下の場合には、不感域であり、制御状態を変更することなくそのままステップS170に移行する。
ステップS170では、レリーズSW53が操作されたか否かを判定する。レリーズSW53が操作された場合には(ステッフS170:Yes)、AE(自動露光)、AF(自動焦点)等の撮影準備動作を行い(ステップS172)、引き続き、撮影動作を実行する(ステップS174)。レリーズSW53が操作されなければ(ステップS170:No)、ステップS176に移行する。ステップS176では、パワーSWがOFFされたか否かを判定し、パワーSWがOFFされた場合には(ステップS176:Yes)システムの停止動作を実行する(ステップS178)。パワーSWがOFFされない場合には(ステップS176:No)、ステップS110に戻る。
したがって、時間的な温度変化を示す図7を参照すれば、まず、検出温度が所定温度T2に達する時間t1以前であれば、ライブビュー動作は通常の30fpsなるフレームレートで実行される。そして、所定温度T2に達した時間t1にあっては、ステップS124の処理に従い、ライブビュー動作のフレームレートは通常の30fpsから1/2の15fpsに変更される。このように、このような温度状況下では、ライブビュー動作のフレームレートを通常の半分に低減させることで、撮像素子21やIC回路等の動作を遅くすることができ、バッテリ162の消費電力を抑制しつつ撮像素子21等の発熱が抑制される。
その後、検出温度がT3〜T4なる段階に達する時間t2になると、ステップS132〜S138の処理に従い、ライブビュー動作を停止させるともに、熱電素子30の起電力によってファンモータ183を駆動し空冷ファン63を動作させて冷却動作が実行される。このようなライブビュー動作の停止により、バッテリ162の消費電力が抑制される。この際、液晶モニタ12におけるライブビュー動作は停止されるが、ライブビュー動作を含む撮影動作を禁止して熱電素子30を駆動源として用いた冷却動作中である旨が液晶モニタ12に表示されるので、ユーザに不安感を与えることはない。
また、ファンモータ183の駆動に熱電素子30を電源として用いるので、バッテリ162の消費電力の抑制に寄与する。ここで、熱電素子30を電源として用いる際には、ファンモータ183の駆動により空冷ファン63を動作させることでカメラ本体1内に形成された流路中を冷却風が流れる。この冷却風は、カメラ本体1内において隙間33部分も流れ、撮像素子支持板22を効率よく冷却する。撮像素子支持板22は、熱電素子30の低温側である放熱部30b側に熱結合させて設けられており、撮像素子支持板22の冷却に伴い、放熱部30bも効率よく冷却されることとなる。よって、熱電素子30にあっては、撮像素子21の発熱に伴い高温となる受熱部30a側と効率よく冷却される放熱部30b側との間の温度差が大きくなり、ファンモータ183を駆動させるために十分な起電力を発生させることができる。これにより、熱電素子30を電源としてファンモータ183を確実に駆動させて空冷ファン63による冷却動作を効率よく確実に行わせることができる。
その後、検出温度が所定温度T3以下になる時間t3では、ライブビュー動作のフレームレートを15fpsとして温度上昇を抑制するとともに、ステップS154,S156の処理に従い、ファンモータ183の駆動電源をバッテリ162側に切換える。前述のファンモータ183の駆動により検出温度がある程度下がると、熱電素子30が発生する起電力が低下するため、ファンモータ183の駆動電源をバッテリ162に切換えて冷却動作を続行させることで、冷却効果の低下が抑制される。その後、検出温度が低下し、時間t4〜t5で示すように、所定温度T2以下となっても所定温度T1よりも高ければ、制御状態は変化しない。このような不感域を設定することにより、動作切換えによる不安定動作をなくすことができる。
そして、時間t5に示すように、検出温度が所定温度T1以下となれば、ファンモータ183の駆動が停止され、ライブビュー動作のフレームレートも通常の30fpsに戻される。その後、時間t6に示すように、検出温度が再び所定温度T2に達すると、前述したようなフレームレートの変更等の動作制御が実行される。
また、時間t7に示すように、途中で、検出温度が所定温度T4を超えるような状況になると、ステップS144,S178の処理に従い、電源がオフされ、安全性が確保される。
(実施の形態2)
ついで、図8〜図10を参照して本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態2は、実施の形態1に対して、撮像素子に対する放熱板構造が異なるとともに、放熱板に対する冷却手段の駆動源としてファンモータ263に代えて圧電ポンプを用いる点で異なり、さらに、撮像素子を含む撮像部が手ブレ補正機構によってXY平面内で可動的に設けられている点で異なる。図8は、本実施の形態2の冷却式撮像モジュールを構成する撮像部の光軸を含む縦断側面図であり、図9は、本実施の形態2の冷却式撮像モジュールを構成する放熱部の断面図であり、図10は、手ブレ補正機構を示す正面図である。
本実施の形態2の冷却式撮像モジュールは、撮像部260と放熱部290とからなり、手ブレ補正機構300を有する一眼レフレックスデジタルカメラに適用される。したがって、撮像部260がカメラ構造体(図示せず;カメラ構造体4に相当)によって光軸に直交するXY平面上を変位可能な状態で支持され、撮影時に手ブレ補正機構300により手ブレ状態に対応してXY平面上を駆動される。放熱部290は、カメラ構造体に対して固定支持される。
ここで、手ブレ補正機構300について図10を参照して説明する。手ブレ補正機構300は、基台310と、基台310に対して変位可能に支持される第1移動枠311と、この第1移動枠311に対して変位可能に支持される第2移動枠331と、この第2移動枠331に支持され撮像素子262を有して構成される撮像素子ユニット350と、基台310に固設され第1移動枠311と第2移動枠331と撮像素子ユニット350とを組立てた状態の組立てユニットをY方向に変位させるための駆動源および駆動機構からなる第1駆動機構部314と、基台310に固設され第2移動枠331、撮像素子ユニット350をX方向に変位させるための駆動源および駆動機構からなる第2駆動機構部334とによって主に構成されている。
基台310は、略中央部分に開口部窓310xを有する枠状部材である。第1駆動機構部314は、基台310の所定部位にねじによって固設され第1移動枠311を駆動するための第1モータ315と、この第1モータ315の回転軸上に固設される第1ピニオン316と、この第1ピニオン316に噛合する第1歯車317と、この第1歯車317と同軸上に軸支され第1モータ315により駆動される第1リードスクリュー318と、この第1リードスクリュー318に噛合して第1リードスクリュー318の回転によりY方向に沿って変位する第1ナット319等によって構成されている。基台310の所定部位に第1駆動機構部314の各構成部材が配設された状態において、その外側からは、これらの構成部材を覆うように第1駆動部押え板320がねじ止めされている。
なお、第1ナット319は、その略中央部分に第1リードスクリュー318に噛合する雌ねじ部が形成されているとともに、外周縁部の一部には、第1移動枠311の所定の係合部位に係合することで、第1リードスクリュー318の回転に伴って第1ナット319自体が回転するのを規制する回転規制部を有する。また、第1リードスクリュー318は、図10中に断面で示す破枠部Aのように、その一端部は、第1駆動部押え板320に対して回動自在に軸支され、他端部は、基台310の固定部310aにおいて回動自在に軸支されている。
したがって、この構成により、第1モータ315が駆動されると、第1ピニオン316が回動し、これに噛合する第1歯車317を介して第1リードスクリュー318が同方向に回動する。第1リードスクリュー318が回動するのに伴って、第1ナット319は、図10中のY方向に移動するようになっている。
ここで、手ブレ補正機構300が組み立てられた状態においては、図10に示すように、第1駆動機構部314の第1ナット319は、第1移動枠311の第1係合部311cの内側部分に当接し係合するように配設されている。第1係合部311cには、第1係合部311cと第1ナット319との当接を確保しながら第1リードスクリュー318が干渉しないようにするための、断面が略U字形状の第1切欠部が形成されている。なお、第1ナット319と第1係合部311cとが係合する位置は、手ブレ補正機構300を正面側から見たときに、後述する第1付勢ばね313と第1位置決め用ガイド軸312との間の領域となるように設定されている。また、第1駆動機構部314の近傍には、第1移動枠311の移動を検知する第1位置検出センサが基台310の所定位置に対して固設されている。
また、第2駆動機構部334は、基本的には、上述の第1駆動機構部314と同様の構成からなり、基台310の所定部位にねじによって固設され第2移動枠331を駆動するための第2モータ335と、この第2モータ335の回転軸上に固設される第2ピニオン336と、この第2ピニオン336に噛合する第2歯車337と、この第2歯車337と同軸上に軸支され第2モータ335により駆動される第2リードスクリュー338と、この第2リードスクリュー338に噛合して第2リードスクリュー338の回転によりX方向に沿って変位する第2ナット339等によって構成されている。基台310の所定部位に第2駆動機構部334の各構成部材が配設された状態において、その外側からは、これらの構成部材を覆うように第2駆動部押え板340がねじ止めされている。
なお、第2ナット339は、その略中央部分に第2リードスクリュー338に噛合する雌ねじ部が形成されているとともに、外周縁部の一部には、基台310の所定の係合部位に係合することで、第2リードスクリュー338の回転に伴って第2ナット339自体が回転するのを規制する回転規制部を有する。また、第2リードスクリュー338は、図10中に断面で示す破枠部Bのように、その一端部は、第2駆動部押え板340に対して回動自在に軸支され、他端部は、基台310の固定部310nにおいて回動自在に軸支されている。
したがって、この構成により、第2モータ335が駆動されると、第2ピニオン336が回動し、これに噛合する第2歯車337を介して第2リードスクリュー338が同方向に回動する。第2リードスクリュー338が回動するのに伴って、第2ナット339は、図10中のX方向に移動するようになっている。
ここで、手ブレ補正機構300が組み立てられた状態においては、図10に示すように、第2駆動機構部334の第2ナット339は、第2移動枠331と一体に配設される係合部材(図示せず)の第2係合部331cの内側部分に当接し係合するように配設されている。第2係合部331cには、第2係合部331cと第2ナット339との当接を確保しながら第2リードスクリュー338が干渉しないようにするための、断面が略U字形状の第2切欠部が形成されている。なお、第2ナット339と第2係合部331cとは、第1駆動機構部314が配置される領域をY方向へと延長した領域の近傍に配置されている。また、第2駆動機構部334の近傍には、第2移動枠331の移動を検知する第2位置検出センサが基台310の所定位置に対して固設されている。
第1移動枠311は、略中央部分に開口窓311xを有する枠状部材である。この第1移動枠311は、基台310に対して第1位置決め用ガイド軸312と、第1移動枠311をY方向に沿ってガイドし第1移動枠311の第1位置決め用ガイド軸312回りの回動を規制する第1回転止め用ガイド軸322とを介してY方向に沿って変位可能に支持されている。また、第1移動枠311と基台310との間には、緊縮性のコイルばね等からなり、第1移動枠311を矢印Y1方向に付勢する第1付勢ばね313が懸架されている。また、第1回転止め用ガイド軸322上には、伸長性のコイルばね等からなり、第1移動枠311を矢印Y2方向に付勢するとともに、撮像素子262の受光面に平行な面内で第1移動枠311を回転付勢する第1回転付勢ばね323が配設されている。このように第1付勢ばね313および第1回転付勢ばね323による付勢方向Y1,Y2を略同方向とし、第1位置決め用ガイド軸312に対して第1付勢ばね313および第1回転付勢ばね323をともに第1回転止め用ガイド軸322側に配することで、第1移動枠311に対し撮像素子262の受光面に平行な面内で同じ方向へと回転付勢することができ、ガイド軸とその嵌合部との間のガタを効率的に一方に寄せることができる。
第2移動枠331は、略中央部分に開口窓331xを有する枠状部材である。この第2移動枠331は、第1移動枠311に対して第2位置決め用ガイド軸332と、第1移動枠311に設けられ第2移動枠331をX方向に沿ってガイドし第2移動枠331の第2位置決め用ガイド軸332回りの回動を規制する第2回転止め用ガイド軸342とを介してX方向に沿って変位可能に支持されている。また、第2移動枠331と基台310との間には、緊縮性のコイルばね等からなり、第2移動枠331を矢印X1方向に付勢する第2付勢ばね333が懸架されている。また、第2回転止め用ガイド軸342上には、伸長性のコイルばね等からなり、第2移動枠331を矢印X2方向に付勢するとともに、撮像素子262の受光面に平行な面内で第2移動枠331を回転付勢する第2回転付勢ばね343が配設されている。
このような構成において、例えば電子カメラが起動し使用可能状態にあり、手ブレ補正機構300が作動し得る状態にあるときに、例えば撮像動作等を実行させるためにレリーズSW53等が操作されると、その指示信号がシステムコントローラに伝達され、システムコントローラは、AF動作やAE動作等の所定の動作を実行させるべく、所定の制御動作を開始する。この制御において、手ブレ補正制御信号が生ずると、これに応じて、第1モータ305および第2モータ335が駆動される。
ここで、第1モータ315の駆動力は第1ピニオン316を回動させ、第1ピニオン316は第1歯車317を介して第1リードスクリュー318を回動させる。このとき、第1リードスクリュー318に螺合する第1ナット319は、回転止めされているので、第1リードスクリュー318の回転に伴い第1ナット319はY方向に移動する。第1ナット319は、第1移動枠311の第1係合部311cが当接しており、両者の当接状態は、第1付勢ばね313の付勢力により常に維持されている。よって、第1ナット319が矢印Y1方向に向けて移動すると、第1移動枠311は、矢印Y1方向に移動する。また、第1ナット319が矢印Y1の方向とは反対方向に向けて移動すると、第1移動枠311は、矢印Y1方向とは反対方向に移動する。このようにして、第1モータ315が駆動制御されることにより、第1移動枠311は、Y方向に沿って移動制御される。
一方、第2モータ335の駆動力は第2ピニオン336を回動させ、第2ピニオン336は第2歯車337を介して第2リードスクリュー338を回動させる。このとき、第2リードスクリュー338に螺合する第2ナット339は、回転止めされているので、第2リードスクリュー338の回転に伴い第2ナット339はX方向に移動する。第2ナット339は、第2移動枠331の第2係合部3331cが当接しており、両者の当接状態は、第2付勢ばね333の付勢力により常に維持されている。よって、第2ナット339が矢印X1方向に向けて移動すると、第2移動枠331は、矢印X1方向に移動する。また、第2ナット339が矢印X1の方向とは反対方向に向けて移動すると、第2移動枠331は、矢印X1方向とは反対方向に移動する。このようにして、第2モータ335が駆動制御されることにより、第2移動枠331は、X方向に沿って移動制御される。
本実施の形態2の冷却式撮像モジュールの撮像部260は、図8に示すように、カメラ構造体に対してXY平面上を移動可能に支持される第2移動枠331と、第2移動枠331の後面に固着される撮像素子支持板266と、第2移動枠331に撮像素子支持板266を介して固着される基板押え板271と、絶縁シート267を介して撮像素子支持板266の前面側に接着固定される撮像素子262と、撮像素子262や該撮像素子262の背面側に絶縁シート267を介して受熱部側が熱結合された、熱電素子30と同様な構造からなる熱電素子272、該熱電素子272の位置を避けて撮像素子262の背面側近傍に配設された温度センサ273等が実装され、基板押え板271に保持される中央開口部を有する接続FPC268と、撮像素子262の撮像面側に保護ガラス支持用押え板265を介して第2移動枠231に支持される保護ガラス263と、撮像素子支持板266および基板押え板271の背面側に固着される伝熱板275,276と、伝熱板275,276に挟持される複数本(例えば、5本)の棒状ヒートパイプ(蒸発部)274と、伝熱板276の背面側に固着される放熱板277と、さらに、ヒートパイプ(蒸発部)274の蒸気送出側S1に接続されるベローズ接続管283と、該接続管283に接続される可撓性合成樹脂管282、および、ヒートパイプ(蒸発部)274への作動液流入側S2に接続されるベローズ接続管285と、該接続管285に接続される可撓性合成樹脂管284とからなる。
第2移動枠331は、球状黒鉛と非結晶(ガラス)繊維やカーボン繊維が充填されたPPS樹脂からなる。また、基板押え板271は、薄いアルミニウム板またはステンレス鋼板からなる。接続FPC268は、基板押え板271によって振れ防止状態で補強されて保持されている。撮像素子支持板266は、金属板または熱伝導率の高いフィラー(例えば、炭素繊維)やセラミックなどが混入したABS樹脂やポリカーボネート樹脂材料からなり、中央部に絶縁シート267を装着する開口部が設けられている。
ヒートパイプ274は、棒状以外、平型形状であってもよい。ヒートパイプ274の複数本の一方の蒸気送出側は、単一の管にまとめられ、ベローズ接続管283に接続される。さらに、ベローズ接続管283は、蒸気送出側S1の気相流体流路用可撓性合成樹脂管282に接続される。また、作動液流入側S2の液相流体流路用可撓性合成樹脂管284は、ベローズ接続管285を経た後、複数本に分岐され、ヒートパイプ274の作動液流入側に接続される。可撓性合成樹脂管282,284は、ヒートパイプ274の直径を2mmとすると、接続FPC268よりやや狭い幅15mm×高さ3mmのサイズを有し、接続FPC268と一体の状態で保持される可撓性樹脂ケーブルを構成し、放熱部290側に接続される。
伝熱板275,276は、酸化アルミニウム(Al)、または、熱伝導率の高いフィラー(例えば、炭素繊維)やセラミックなどが混入したABS樹脂やポリカーボネート樹脂材料、あるいは、球状黒鉛と非結晶(ガラス)繊維やカーボン繊維が充填されたPPS樹脂からなる。この伝熱板275,276にはY方向に沿って形成されるヒートパイプ外径に合わせた形状の溝部が設けられている。この溝部によりヒートパイプを挟み込み、面接触した状態で熱伝導性の高い接着剤で接合される。さらに、伝熱板275側は、基板押え板271の背面部に熱伝導性の高い接着剤で接合される。
放熱板277は、アルミニウム材、または、熱伝導率の高いフィラー(例えば、炭素繊維)やセラミックなどが混入したABS樹脂やポリカーボネート樹脂材料からなり、伝熱板276の背面側に密着して配される。これにより、放熱板277は、伝熱板275,276を介して熱電素子272の放熱部側に熱結合されている。放熱板277の中央部に2枚の金属板278,279で囲まれた熱媒体室が設けられている。この熱媒体室には、シリコングリース281が注入され、さらに、伝熱フィン278a,279aが配されている。この放熱板277は、伝熱板276に熱伝導性の高い両面接着剤で接合される。蒸気撮像素子支持板266、基板押え板271、伝熱板275,276、放熱板277は、ビス286によって締結され、一体化される。
接続FPC268は、U字状に折り曲げられて形成され、伝熱板275,276の前方位置であって、撮像素子262の後方位置に熱電素子272、温度センサ273が実装されている。この接続FPC268は、可撓性合成樹脂管282,284に積層され、一体状態の可撓性樹脂ケーブルとして放熱部290側に導かれ、プリント基板支持台293に配されるメインプリント基板に接続される。
一方、本実施の形態2の冷却式撮像モジュールの放熱部290は、図9に示すように、カメラ構造体により固定支持されるプリント基板支持台293と、プリント基板支持台293上に固着される制御回路(CPU)やTG(タイミングジェネレータ)ICが実装されているプリント基板299と、このプリント基板299に実装される圧電ポンプ用駆動ICチップ291と、プリント基板299に絶縁シート292を介して装着される伝熱ブロック体296と、伝熱ブロック体296に取付けられて圧電素子298により駆動される圧電ポンプ297とを有する。
伝熱ブロック体296は、例えば、多孔質金属材料などの金属からなり、外部に伝熱用フィン296aが配され、さらに、伝熱ブロック体296の放熱性を改善するために伝熱ブロック体296とプリント基板支持台293との間が金属箔296dで連結されている。そして、伝熱ブロック体296には、蒸気流入側S1にヒートパイプ(凝縮部)296bと、作動液送出側S2に作動液送出部296cが配されている。
圧電ポンプ297は、本実施の形態2における冷却手段の駆動源を構成するもので、作動液が循環する流速を所定速度に保ち、可撓性合成樹脂管282,284内における熱の淀みを少なくするために伝熱ブロック体296に配されている。圧電ポンプ297を駆動するための圧電素子298は、熱電素子272またはバッテリ(バッテリ162に相当)を駆動電源として駆動される。なお、圧電ポンプ297と伝熱ブロック体296のヒートパイプ(凝縮部)296bとの間、および、圧電ポンプ297と伝熱ブロック体296の作動液送出部296cとの間にはそれぞれ逆止弁が配されている。
伝熱ブロック体296のヒートパイプ(凝縮部)296bは、撮像部260の蒸気送出側S1の可撓性合成樹脂管282に接続されている。伝熱ブロック体296の作動液送出部296cは、撮像部260の作動液流入側S2の可撓性合成樹脂管284に接続されている。
このような構成の撮像部260と放熱部290とからなる冷却式撮像モジュールにおいては、撮像部260にて撮像素子262の発生する熱が伝熱板275,276を介してヒートパイプ(蒸発部)274に伝わり、その熱により作動液が蒸発し、蒸気に変態する。なお、発生した熱の一部は、放熱板277により外部に放出される。
上記蒸気は、ヒートパイプ(蒸発部)274から送出され、可撓性合成樹脂管282を通過して放熱部290の伝熱ブロック体296のヒートパイプ(凝縮部)296bに到達する。蒸気は、ここで冷却され、凝縮して作動液に戻る。その作動液は、圧電ポンプ297により淀むことなく強制的にヒートパイプ(凝縮部)296bから作動液送出部296cへ送られる。そして、作動液は、可撓性合成樹脂管284を経て再度、撮像部260のヒートパイプ(蒸発部)274に戻され、吸放熱のサイクルが繰り返される。この吸放熱動作によって撮像素子262が冷却される。
なお、撮像部260にて第2移動枠331とともに基板押え板271が手ブレ補正機構300による手ブレ補正動作時にXY平面に沿って移動した場合、撮像部260と放熱部290とを接続する管部材であって、ベローズ接続管283,285を介して接続されている可撓性合成樹脂管282,284が柔軟に変形することにより、第2移動枠331および基板押え板271の移動を妨げることはない。
本実施の形態2における温度センサ273の検出温度に基づく動作制御例も、実施の形態1の図6に示したフローチャートの場合と同様に実行される。すなわち、図7に示したようなT1〜T4なる複数段階の所定温度を参照して動作制御が行われる。
したがって、時間的な温度変化を示す図7を参照して説明すれば、まず、検出温度が所定温度T2に達する時間t1以前であれば、ライブビュー動作は通常の30fpsなるフレームレートで実行される。そして、そして、所定温度T2に達した時間t1にあっては、ライブビュー動作のフレームレートは通常の30fpsから1/2の15fpsに変更される。このように、このような温度状況下では、ライブビュー動作のフレームレートを通常の半分に低減させることで、撮像素子262やIC回路等の動作を遅くすることができ、バッテリの消費電力を抑制しつつ撮像素子262等の発熱が抑制される。
その後、検出温度がT3〜T4なる段階に達する時間t2になると、ライブビュー動作を停止させるともに、熱電素子272の起電力によって圧電素子298を駆動し圧電ポンプ297を動作させて冷却動作が実行される。このようなライブビュー動作の停止により、バッテリの消費電力が抑制される。この際、液晶モニタにおけるライブビュー動作は停止されるが、ライブビュー動作を含む撮影動作を禁止して熱電素子272を駆動源として用いた冷却動作中である旨が液晶モニタに表示されるので、ユーザに不安感を与えることはない。
また、圧電素子298の駆動に熱電素子272を電源として用いるので、バッテリの消費電力の抑制に寄与する。ここで、熱電素子272を電源として用いる際には、圧電素子298の駆動により圧電ポンプ297を動作させることで放熱板277を効率よく冷却する。放熱板277は、熱電素子272の低温側である放熱部側に熱結合させて設けられており、放熱板277の冷却に伴い、熱電素子272の放熱部も効率よく冷却されることとなる。よって、熱電素子272にあっては、撮像素子262の発熱に伴い高温となる受熱部側と効率よく冷却される放熱部側との間の温度差が大きくなり、圧電素子298を駆動させるために十分な起電力を発生させることができる。これにより、熱電素子272を電源として圧電素子298を確実に駆動させて圧電ポンプ297による冷却動作を効率よく確実に行わせることができる。
その後、検出温度が所定温度T3以下になる時間t3では、ライブビュー動作のフレームレートを15fpsとして温度上昇を抑制するとともに、圧電素子298の駆動電源をバッテリ側に切換える。前述の圧電ポンプ298の駆動により検出温度がある程度下がると、熱電素子272が発生する起電力が低下するため、圧電素子298の駆動電源をバッテリに切換えて冷却動作を続行させることで、冷却効果の低下が抑制される。その後、検出温度が低下し、時間t4〜t5で示すように、所定温度T2以下となっても所定温度T1よりも高ければ、制御状態は変化しない。このような不感域を設定することにより、動作切換えによる不安定動作をなくすことができる。
そして、時間t5に示すように、検出温度が所定温度T1以下となれば、圧電素子298の駆動が停止され、ライブビュー動作のフレームレートも通常の30fpsに戻される。その後、時間t6に示すように、検出温度が再び所定温度T2に達すると、前述したようなフレームレートの変更等の動作制御が実行される。
また、時間t7に示すように、途中で、検出温度が所定温度T4を超えるような状況になると、電源がオフされ、カメラ内部の熱発生源がなくなる。
(実施の形態3)
ついで、図11を参照して本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態3は、実施の形態1に対して、撮像素子に対する放熱板構造が異なるとともに、放熱板に対する冷却手段の駆動源としてファンモータ263に代えて圧電ポンプを用いる点で異なる。図11は、本実施の形態3のミラー/撮像素子ユニット周りの構成例を示す水平断面図である。
本実施の形態3のミラー/撮像素子ユニット400は、一眼レフレックスデジタルカメラに適用され、カメラボディ(図示せず)のフレーム本体に支持されるユニットであって、撮影レンズ(図示せず)が交換自在に装着可能なボディ側マウント422と、このボディ側マウント422が装着される前フレーム420と、ミラーボックス401と、このミラーボックス401内に収納される回動自在なクイックリターンミラー402と、撮像素子460と、水冷ヒートパイプ454と、ゼーベック効果を利用した熱電素子451と、圧電ポンプ455と、サイドフレーム430L,430Rの背面に固着される放熱板としての後フレーム440とからなる。
前フレーム420は、中央開口部を有し、その前面側にボディ側マウント422が固着され、後面側中央にミラーボックス401が固着され、後面部がフレーム本体のサイドフレーム430L,430Rに支持される。
後フレーム440は、ステンレス金属板またはアルミニウム板からなり、ミラーボックス401の後端部を跨いで配され、サイドフレーム430L,430Rに対して支柱438c,438aを挟んで固着されている。この支柱438a,438cは、撮像素子460で発生した熱が後フレーム440からサイドフレーム430L,430Rへの熱伝達を遮断するための断熱部材となる。また、後フレーム440には、放熱効果を向上させるための放熱用フィン440aが外方に配されている。そして、後フレーム440に形成された多数の挿通孔のうちの所定の挿通孔を利用して、サイドフレーム430L,430Rに後フレーム440がねじ止めされている。
上述のように、前フレーム420と、サイドフレーム430L,430Rと、後フレーム440とが順次固定され、これら3つの部材が一体化されて、カメラの外形形状に合わせた中空のボックス形状のフレーム本体が構成される。
なお、右側のサイドフレーム430Rは、左側のサイドフレーム430Lよりも薄く形成されているため、その厚さ不足を補うように断熱部材を用いた支柱438aがサイドフレーム430Rの背面から後方に延びており、支柱438aおよびサイドフレーム430Lに立設された支柱438cの先端のねじ孔にビスが螺合され、後フレーム440が固着される。支柱438aと平行に延びる長い支柱438bは、後フレーム440の背後の回路基板470をサイドフレーム430Lの先端に形成された鍔部に挿入してサイドフレーム430Rに固定するために使用される。
ミラーボックス401は、中央開口部を有したボックス形状に形成され、前面フランジ部にて前フレーム420に取付けられる。中央開口部の内部に回動可能なクイックリターンミラー402が配され、開口部上方にスクリーン(図示せず)が配置されている。また、後方部に撮像素子支持板480を介して撮像素子460が固着される。この撮像素子460の近傍には、撮像素子460の近傍の温度を検出する温度センサ(図示せず)が配されている。
さらに、撮像素子460の背面と後フレーム440の前面との間にシリコンゴム等からなる熱伝導性シート452,453を介して熱電素子451が密着状態で接合して配置される。熱電素子451は、熱電素子30と同様にゼーベック効果を利用するもので、撮像素子460の背面側に受熱部側が熱結合され、後フレーム440の前面側に放熱部側が熱結合されている。そして、熱電素子451の側壁と後フレーム440の対向する側面突起部440bとの間にシリコンゲル剤456を介在させる。なお、このシリコンゲル剤456は、カメラボディを誤って落下したときなどの衝撃による熱電素子451の破損を防止するためのものである。
また、撮像素子支持板480は、挿通孔に挿通するビスをミラーボックス401の背面のねじ孔に螺着することによりミラーボックス401に取付けられている。
また、ストッパとしての位置決めピンがミラーボックス401の背面に形成され、撮像素子支持板480の挿通孔、後フレーム440の挿通孔に挿通されている。後フレーム440の位置決め孔に対しては、十分な隙間を残して位置決めピンが挿通され、いわゆる、スキマハメの状態にあり、ミラーボックス401は、後フレーム440に直接固定されていない。位置決めピンと後フレーム440の位置決め孔との嵌合は、ミラーボックス401の位置決めピンの直径寸法誤差とミラーボックス401におけるその位置寸法誤差および後フレーム440の位置決め孔の外径寸法誤差と後フレーム440の位置決め孔の位置寸法誤差を考慮してもなお、位置決めピンと位置決め孔との間に隙間があるように設定されている。そして、フレーム本体が大きく変形すれば、この片側隙間が詰まって、それ以上の変形を防ぐことができ、大きな変形が防止される。
撮像素子460は、ミラーボックス41の背面開口に配され、撮像素子支持板480の前面に接着固定され、フレーム本体に囲まれるように配置されている。また、撮像素子460は、その上下に、光軸O方向に延出した一対の複数のリード(接続端子)462を有する。撮像素子460のリード462は、撮像素子支持板480の長孔(逃げ孔)、後フレーム440の円形の逃げ孔、回路基板470の長孔(逃げ孔)を遊嵌状態で挿通し、さらに、回路基板470上のフレキシブルプリント基板490に挿着されて、撮像素子460と回路基板470とが一対のフレキシブルプリント基板490によって電気的に接続されている。なお、一対のフレキシブルプリント基板490は、いずれも、撮像素子460のリード462が挿入可能な周囲に導電パターンを有する複数の挿入孔を有するとともに、導電パターンと電気的に接続されていて回路基板470上の接続パターンと接続される複数の接続パターンを有している。
後フレーム440の上面には、圧電ポンプ455と、この圧電ポンプ455に接続され、ミラーボックス401の撮像素子装着位置の外周部を2回巻回する水冷ヒートパイプ454が設けられている。ここに、水冷ヒートパイプ454と圧電ポンプ455とにより後フレーム440を冷却する冷却手段が構成されている。熱電素子451による熱起電力により圧電ポンプ455を駆動し、この圧電ポンプ455により水冷ヒートパイプ454内の流体を循環させ、撮像素子460を冷却する(水冷方式)。すなわち、この水冷方式により後フレーム440を冷却することで、撮像素子460を冷却する。同時に、撮像素子460と後フレーム440との間に温度差を生じさせ、熱電素子451の熱起電力の変換効率を高めている。
本実施の形態3における温度センサ(図示せず)の検出温度に基づく動作制御例も、実施の形態1の図6に示したフローチャートの場合と同様に実行される。すなわち、図7に示したようなT1〜T4なる複数段階の所定温度を参照して動作制御が行われる。
したがって、時間的な温度変化を示す図7を参照して説明すれば、まず、検出温度が所定温度T2に達する時間t1以前であれば、ライブビュー動作は通常の30fpsなるフレームレートで実行される。そして、そして、所定温度T2に達した時間t1にあっては、ライブビュー動作のフレームレートは通常の30fpsから1/2の15fpsに変更される。このように、このような温度状況下では、ライブビュー動作のフレームレートを通常の半分に低減させることで、撮像素子460やIC回路等の動作を遅くすることができ、バッテリの消費電力を抑制しつつ撮像素子460等の発熱が抑制される。
その後、検出温度がT3〜T4なる段階に達する時間t2になると、ライブビュー動作を停止させるともに、熱電素子451の熱起電力によって圧電ポンプ455を駆動し水冷ヒートパイプ454内の流体を循環させる冷却動作が実行される。このようなライブビュー動作の停止により、バッテリの消費電力が抑制される。この際、液晶モニタにおけるライブビュー動作は停止されるが、ライブビュー動作を含む撮影動作を禁止して熱電素子451を駆動源として用いた冷却動作中である旨が液晶モニタに表示されるので、ユーザに不安感を与えることはない。
また、圧電ポンプ455の駆動に熱電素子451を電源として用いるので、バッテリの消費電力の抑制に寄与する。ここで、熱電素子451を電源として用いる際には、圧電ポンプ455の駆動により水冷ヒートパイプ454内の流体を循環させることで後フレーム440を効率よく冷却する。後フレーム440は、熱電素子451の低温側である放熱部側に熱結合させて設けられており、後フレーム440の冷却に伴い、熱電素子451の放熱部も効率よく冷却されることとなる。よって、熱電素子451にあっては、撮像素子460の発熱に伴い高温となる受熱部側と効率よく冷却される放熱部側との間の温度差が大きくなり、圧電ポンプ455を駆動させるために十分な起電力を発生させることができる。これにより、熱電素子451を電源として圧電ポンプ455を確実に駆動させて水冷ヒートパイプ454による冷却動作を効率よく確実に行わせることができる。
その後、検出温度が所定温度T3以下になる時間t3では、ライブビュー動作のフレームレートを15fpsとして温度上昇を抑制するとともに、圧電ポンプ455の駆動電源をバッテリ側に切換える。前述の圧電ポンプ455の駆動により検出温度がある程度下がると、熱電素子451が発生する起電力が低下するため、圧電ポンプ455の駆動電源をバッテリに切換えて冷却動作を続行させることで、冷却効果の低下が抑制される。その後、検出温度が低下し、時間t4〜t5で示すように、所定温度T2以下となっても所定温度T1よりも高ければ、制御状態は変化しない。このような不感域を設定することにより、動作切換えによる不安定動作をなくすことができる。
そして、時間t5に示すように、検出温度が所定温度T1以下となれば、圧電ポンプ455の駆動が停止され、ライブビュー動作のフレームレートも通常の30fpsに戻される。その後、時間t6に示すように、検出温度が再び所定温度T2に達すると、前述したようなフレームレートの変更等の動作制御が実行される。
また、時間t7に示すように、途中で、検出温度が所定温度T4を超えるような状況になると、電源がオフされ、安全性が確保される。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変形が可能である。例えば、上述の実施の形態1〜3は、電子カメラとしてレンズ交換可能な一眼レフレックス式デジタルカメラへの適用例で説明したが、このようなカメラに限らず、例えばコンパクト型のデジタルカメラ等であっても同様に適用することができる。
本発明の実施の形態1の電子カメラの内部構成例を示す中央縦断側面図である。 図1の撮像素子付近を拡大して示す中央縦断側面図である。 熱電素子の原理的構成例を示す構造図である。 電子カメラを示す外観斜視図である。 実施の形態1の電子カメラの電装制御系の概略構成例を示すブロック図である。 実施の形態1の動作制御例を示す概略フローチャートである。 検出温度の変化例を示す説明図である。 本発明の実施の形態2の冷却式撮像モジュールを構成する撮像部の光軸を含む縦断側面図である。 実施の形態2の冷却式撮像モジュールを構成する放熱部の断面図である。 手ブレ補正機構を示す正面図である。 本発明の実施の形態3のミラー/撮像素子ユニット周りの構成例を示す水平断面図である。
符号の説明
12 液晶モニタ
14 撮影レンズ
21 撮像素子
22 撮像素子支持板
28 絶縁シート
30 熱電素子
30a 受熱部
30b 放熱部
31,32 熱伝導シート
34 温度センサ
63 空冷ファン
151 CPU
162 バッテリ
183 ファンモータ
262 撮像素子
267 絶縁シート
272 熱電素子
273 温度センサ
277 放熱板
297 圧電ポンプ
298 圧電素子
440 後フレーム
451 熱電素子
455 圧電ポンプ
460 撮像素子

Claims (6)

  1. 撮影レンズの光軸上に該光軸と直交するように配設されて、前記撮影レンズによる被写体像が結像される撮像素子と、
    前記撮像素子により撮像された画像のライブビュー表示や各種情報の表示をする表示装置と、
    前記撮像素子、前記表示装置、その他の内蔵回路に駆動電力を供給するバッテリと、
    受熱部が絶縁シートを介して前記撮像素子と熱結合するよう該撮像素子の背面側に配設されて、前記受熱部と放熱部との間の温度差に応じた起電力を発生する熱電素子と、
    前記撮像素子の背面側に配設されて、前記熱電素子の前記放熱部側と熱結合する放熱板と、
    前記放熱板を冷却する冷却手段と、
    前記撮像素子の近傍の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段により検出された検出温度がT3〜T4(ただし、T3<T4)なる所定温度間の場合には、前記表示装置によるライブビュー動作を停止させるとともに、前記熱電素子の起電力によって前記冷却手段を駆動させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする電子カメラ。
  2. 前記制御手段は、前記温度検出手段により検出された検出温度がT2〜T3(ただし、T2<T3)なる所定温度間の場合には、前記表示装置によるライブビュー動作のフレームレートを下げることを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  3. 前記冷却手段は、前記放熱板を通る冷却風を発生させる空冷ファンを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の電子カメラ。
  4. 前記冷却手段は、前記放熱板に対して、伝熱により蒸発した蒸気を冷却して作動液として循環させるポンプを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の電子カメラ。
  5. 前記制御手段は、前記温度検出手段により検出された検出温度がT4以上の場合には、電源をオフさせることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の電子カメラ。
  6. 前記熱電素子は、両面に熱伝導シートを有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の電子カメラ。
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