JP2008277664A - 撮像素子モジュールおよび電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影レンズユニットなどの電子機器に組み込まれ、撮像素子の熱をヒートパイプを用いて効率がよく冷却し、また、組み立てが簡単でコンパクト化も可能な撮像モジュールを提供する。
【解決手段】撮影レンズユニット1に組み込まれる撮像素子モジュール3は、接続FPC31に実装され、かつ、XY平面上を移動可能な撮像素子支持板15に支持される撮像素子13とと、撮像素子13の非撮像面側近傍に配される吸熱用ヒートパイプ16と、上記吸熱用ヒートパイプ16と撮像モジュール支持体11側の放熱用ヒートパイプ17とを接続するため伸縮接続管18とを備えており、上記撮像素子支持板15は、熱伝導性の高い材料で形成され、上記撮像素子側上面にヒートパイプ固着凹部15cが形成され、該凹部に上記吸熱用ヒートパイプ16が固着され、吸熱用ヒートパイプ16が配される近傍に開放空間凹部15bが形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像素子冷却用のヒートパイプを備えた撮像素子モジュール、該撮像素子モジュールを用いた撮影レンズユニットおよび電子機器に関する。
従来の電子機器、例えば、撮像素子一体型レンズ交換式カメラやカメラヘッドなどに撮像素子や制御回路(CPU)を配備する場合、防塵性を持たせた上、さらに、カメラヘッド等に放熱構造を備える必要がある。しかしながら撮像素子や制御回路(CPU)などの電子部品を防塵構造とすると、撮像素子や制御回路(CPU)などで発生した熱を外部へ放熱するのが困難となる。この熱対策を怠ると撮像素子やCPUの温度が上昇して雑音レベルが上がり、画質の劣化を引き起してしまう。この熱対策として撮像素子、CPU、ICドライバなどの熱発生源と伝熱部材とを結合させた構造が従来から提案されている。
例えば、特許文献1に開示されているカメラにおいては、電源回路部や撮像回路部等が実装されるプリント基板に上記回路部を覆う状態で熱伝導性のよい接触片を配し、上記接触片を介して上記回路部で発生した熱を外部に逃がす構造を採用している。
また、特許文献2に開示された電子機器は、撮像モジュールに組み込まれた撮像素子の冷却をウィック構造部材を適用し、熱発生源である撮像素子側にウィックの蒸発部を接合し、機器の筐体側にウィックの凝縮部を接続したものであり、ウィック内の媒体の相変化を利用して撮像素子の冷却が行われる。この電子機器においては、上記ウィックの蒸発部と凝縮部との間を柔軟性や可撓性に富む材料のチューブで連結し、上記撮像素子の熱は、該チューブを通して機器筐体側に熱伝達されて外部へと放熱される。
非特許文献1には、金型やパソコンなどの冷却用として用いられるウィック(毛細管現象発生手段)を適用したヒートパイプの構造について記載されている。図15は、該ヒートパイプの断面図であって、ヒートパイプ201は、外周が銅製パイプ202で覆われ、一方部が吸熱部201a、他方部が放熱部201bとなる。内部には、毛細管作用をする構造のウイック部203と、ウイック部203内部に蒸気通路205が配されている。蒸気通路205の吸熱部201a側は、気化部204となり、蒸気通路205の放熱部201b側は、凝縮部204となる。
特開2004−248100号公報 特開2004−190979号公報 ヒートパイプのカタログ(日本金型産業株式会社)
しかし、特許文献1に開示されたカメラでは、十分な冷却効果を得るためには広い放熱面積をもつ接触片を多数配置する必要があって、構造が複雑化し、大型化を招く。
また、特許文献2に開示された電子機器では、上記ウィックの蒸発部と凝縮部との間が比較的に長いチューブで連結されている。従って、撮像モジュールの組み立てが複雑になり、同時に小型化も困難になる可能もある。また、撮像素子上にヒートパイプの蒸発部を接合しているが、撮像素子内の絶縁シートとヒートパイプの蒸発部とが離間しており、十分な熱冷却を行うことができない。また、撮像素子に近接した位置に吸熱用ヒートパイプを配置しており、ヒートパイプの厚みだけ、筐体の厚みが増加し、小型化の妨げとなる。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、撮像装置などの電子機器において、撮像素子の熱源で発生した熱をヒートパイプを用いて効率がよく冷却し、また、該ヒートパイプがFPC等に干渉しないように配置され、組み立てが容易で装置のコンパクト化も可能な撮像モジュールおよび撮像モジュールを用いた電子機器を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載に記載の撮像素子モジュールは、撮像素子と、上記撮像素子の非撮像面側近傍に配される吸熱用ヒートパイプと、上記吸熱用ヒートパイプを接続するための伸縮可能な伸縮接続管とを備えた撮像素子モジュールにおいて、さらに、熱伝導性の高い材料で形成され、上記撮像素子を支持する撮像素子支持板を備えており、該撮像素子支持板には上記撮像素子側上面に凹部が形成され、該凹部に上記吸熱用ヒートパイプが固着され、さらに、上記吸熱用ヒートパイプが配される近傍に開放空間凹部が形成されている。
本発明の請求項2に記載の撮像素子モジュールは、請求項1に記載の撮像素子モジュールにおいて、上記撮像素子支持板には、AFEIC素子を配置した。
本発明の請求項3の撮像素子モジュールは、請求項1に記載の撮像素子モジュールにおいて、上記撮像素子支持板には、上記撮像素子に被写体像を結像させるための撮影レンズ部および、または上記撮像素子が実装されるプリント基板を位置決めするための位置決め手段が設けられている。
本発明の請求項4に記載の撮像素子モジュールは、請求項1に記載の撮像素子モジュールにおいて、上記吸熱用ヒートパイプは、上記撮像素子のリード端子列に平行に配置されている。
本発明の請求項5に記載の撮像素子モジュールは、請求項4に記載の撮像素子モジュールにおいて、上記吸熱用ヒートパイプは、複数本である。
本発明の請求項6に記載の撮像モジュールは、請求項4に記載の撮像素子モジュールにおいて、上記伸縮接続管の一方に上記吸熱用ヒートパイプを接続し、他方に放熱用ヒートパイプを接続する。
本発明の請求項7に記載の撮像素子モジュールは、撮像素子と、上記撮像素子の非撮像面側近傍に配され、吸熱部と放熱部とを有するヒートパイプと、上記ヒートパイプを接続する伸縮可能な接続管を備えた撮像素子モジュールにおいて、さらに、熱伝導性の高い材料で形成され、上記撮像素子を支持する撮像素子支持板と、上記ヒートパイプの放熱部を位置決めするためのヒートパイプ位置決め手段とを備えており、上記撮像素子支持板に上記撮像素子側上面に上記ヒートパイプが固着される凹部と、上記ヒートパイプが配される近傍に開放空間凹部とが形成されており、上記ヒートパイプ位置決め手段と上記撮像素子モジュールが組み込まれる装置側のシールド板とが熱結合状態で接続されている。
本発明の請求項8に記載の撮像素子モジュールは、請求項7に記載の撮像素子モジュールにおいて、上記ヒートパイプは、上記撮像素子のリード端子列に平行に配置されている。
本発明の請求項9に記載の撮像素子モジュールは、請求項7に記載の撮像素子モジュールにおいて、上記ヒートパイプは、複数本である。
本発明の請求項10に記載の撮像素子モジュールは、請求項7に記載の撮像素子モジュールにおいて、上記ヒートパイプ位置決め手段と上記シールド板との熱結合部分には、上記ヒートパイプの放熱部を支持する支持板および、またはプリント基板上のグランド線を配置する。
本発明の請求項11に記載の撮像素子モジュールは、撮像素子に対して被写体像を結像させるための撮影レンズと、該撮影レンズを支持する地板と、請求項1、または、7に記載の撮像素子モジュールとを備えている。
本発明の請求項12に記載の電子機器は、請求項11に記載の撮影レンズユニットと、画像再生可能な画面表示部とを備えている。
本発明の請求項13に記載の撮像素子モジュールは、撮像素子と、上記撮像素子の非撮像面側近傍に配され、吸熱部と放熱部とを有するヒートパイプとを備えた撮像素子モジュールにおいて、さらに、熱伝導性の高い材料で形成され、上記撮像素子を支持する撮像素子支持板と、上記ヒートパイプの放熱部を位置決めするためのヒートパイプ位置決め手段とを備えており、上記撮像素子支持板に上記撮像素子側上面に上記ヒートパイプが固着される凹部と、上記ヒートパイプが配される近傍に開放空間凹部とが形成されており、上記ヒートパイプ位置決め手段と上記撮像素子モジュールが組み込まれる装置側のシールド板とが熱結合状態で接続されている。
本発明の請求項14に記載の電子機器は、交換可能な撮影レンズと、シールド板を有する画像再生可能な画面表示部と、請求項1、または、7に記載の撮像素子モジュールとを備えている。
本発明によれば、撮像装置などの電子機器において、撮像素子の熱源で発生した熱をヒートパイプを用いて効率がよく冷却し、また、該ヒートパイプがFPC等に干渉しないように配置され、組み立てが容易でコンパクト化も可能な撮像モジュールおよび撮像モジュールを用いた電子機器を提供することができる。
以下、図を用いて本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第一実施形態の撮像モジュールを内蔵する撮影レンズユニットの光軸に沿った断面図である。図2は、図1のA矢視図であって、上記撮像モジュールの撮像素子部を背面側から見た図を示す。図3は、図2の撮像モジュールに適用される伸縮接続管の拡大断面図である。
なお、以下の説明において、撮影レンズ光軸(以下、光軸と記載する)を図中、Oで示し、該光軸の被写体側を上方側(または前方側)とし、結像側(撮像素子側)を下方側(または後方側、背面側)とする。また、上記光軸と直交する平面を2次元のXY平面とし、該XY平面上の互いに直交する二つの方向をX,Y方向とする。
本発明の第一実施形態の撮影レンズユニット1は、デジタルカメラ等の電子機器に内蔵される撮影レンズユニットであって、図1に示すようにレンズ鏡枠部2と撮像素子を有する撮像モジュール3とからなり、撮影時に上記撮像素子を手ぶれに対応させて移動させる手ぶれ撮影防止機能を有し、さらに、上記撮像素子の冷却を内蔵ヒートパイプにより行うものである。
レンズ鏡枠部2は、カメラ本体等に固定され、各構成部材を直接、または、間接的に支持し、下記の第三群レンズ枠7の背面側に配され、開口部4aを有する地板4と、レンズ光軸に沿って配される構成部材として、第一群レンズ5aを保持する第一群レンズ枠5と、第二群レンズ6aを保持する第二群レンズ枠6と、第三群レンズ7aを保持する第三群レンズ枠7と、スムーズ/フォーカス駆動アクチュエータ8と、撮像モジュール3と、手ぶれ検出センサ(図示せず)からなる。
第一群レンズ枠5は、地板に対して固定支持されている。第二群レンズ枠6は、ズーミング時にスムーズ/フォーカス駆動アクチュエータ8のズーム駆動部8aによりレンズ光軸に沿って進退駆動される。また、第三群レンズ枠7は、ズーミング時にスムーズ/フォーカス駆動アクチュエータ8のフォーカス駆動部8bによりレンズ光軸に沿って進退駆動される。
スムーズ/フォーカス駆動アクチュエータ8は、モータ部からなるズーム駆動部8aと、電磁コイル部からなるフォーカス駆動部8bとを有している。
撮像モジュール3は、地板4の背面側に取り付けられる冷却式撮像モジュールであって、固定枠である撮像モジュール支持体11と、撮像モジュール用プリント基板12と、レンズ光軸に直交するXY平面に沿って移動可能に支持される撮像素子支持板15と、撮像素子支持板15に固定支持されるCCD、または、CMOS等からなる撮像素子13と、撮像素子13が実装される接続用フレキシブルプリント基板(以下、接続FPCと記載する)31と、撮像素子支持板15側に固着支持される吸熱用ヒートパイプ(以下、吸熱ヒートパイプと記載する)16と、撮像モジュール支持体11側に固着支持される放熱用ヒートパイプ(以下、放熱ヒートパイプと記載する)17と、吸熱ヒートパイプ16と放熱ヒートパイプ17とを連接する伸縮接続管であるベローズ型接続管18と、撮像素子支持板15をXY平面に沿って移動可能に支持する支持板支持機構部と、撮像素子支持板15を上記XY平面に沿って駆動するための支持板電磁駆動部とを備えている。
撮像モジュール支持体11は、リング形状の部材であって、熱伝導性の高い金属や合成樹脂であるステンレス材、アルミニウム材や繊維入りの合成樹脂、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂やPC(ポリカーボネイト)樹脂からなる。そして、放熱ヒートパイプ17が挿入接着される取り付け孔11aを有し、地板4の背面側に取り付けられる。
この撮像モジュール支持体11のリング内周表面には潜熱蓄熱剤を含有したシートであって、球状黒鉛にガラス繊維やカーボン繊維が充填された合成樹脂、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂やPC(ポリカーボネイト)樹脂からなる蓄熱シート38が接着剤により接合されている。上記潜熱蓄熱剤は、例えば、撮像素子の使用限界温度以下である60°〜80°Cで相変化して融解、凝固可能なものであって、有機系であれば、パラフィンやワックスが適用可能である。撮像モジュール支持体11の内周表面に蓄熱シート38を接合することによって撮像素子近傍の温度上昇を一次的に抑えることができる。従って、CPUによる撮像素子の異常温度上昇検出の頻度が低減され、ユーザの利便性が改善される。
なお、撮像モジュール支持体11が球状黒鉛にガラス繊維やカーボン繊維が充填された合成樹脂、例えば、PPS樹脂やPC樹脂である場合は、撮像モジュール支持体11の内部に上記潜熱蓄熱剤を含有したシート39(図1に二点鎖線で示す)を内部にインサート成型により埋め込んでもよい。
撮像モジュール用プリント基板12は、撮像モジュール支持体11の下面にビス29によってXY平面に沿った姿勢で固着されている。プリント基板12の上面側に上記撮像素子支持板支持機構部を介して撮像素子支持板15が支持されている。プリント基板12の背面側にはCPU27やTG(タイミングジェネレータ)回路を有し、撮像素子から出力された画像信号に対して保持および利得制御回路を含むAFE(アナログ・フロント・エンド回路)IC(以下,AFEICと記載する)28等が実装されている。
なお、CPU27やAFEIC28の熱は、プリント基板12を介して撮像モジュール支持体11側に伝わるので上記CPU等の温度上昇が抑えられる。
撮像素子13は、撮像面側である上面側に保護ガラス13aが固着され、非撮像面側である下面側に絶縁シート14が接着されており、接続FPC31に実装された状態で撮像素子支持板15の上面に固定支持されている。
絶縁シート14は、所定寸法の極めて薄い厚みを有するシートであり、赤外線カットフィルタをコーティングしたものや赤外線カットフィルタや白色塗装シート(放射率0.1〜0.6以下)を接合したものを適用する。撮像素子13から放射された赤外線が対向する後述するヒートパイプ吸熱部の表面で反射して、再び、撮像素子13に吸収されると、撮像素子13が再温度上昇することになるが、例えば、白色塗装シートを接合した絶縁シートを適用すると、上記赤外線が白色塗装シート等で反射され、上記撮像素子13の再温度上昇が防止される。
撮像素子支持板15は、アルミニウム板、あるいは、ステンレス鋼板で形成され、撮像素子13側の絶縁シート14に対向する開口部15aと、該開口部下方に配される開放凹部15bと、吸熱ヒートパイプ16の両端がが取り付けられるヒートパイプ固着凹部15cと、撮影レンズの光軸に対して撮像素子13の位置を決めるための位置決め穴15d,15eと有している。
上記開放凹部15bは、撮像モジュール3の外部に対して開放された凹部であり、撮像素子13からの熱が撮像素子支持板15内部での滞るのを防止する。また、ヒートパイプ固着凹部15cは、ヒートパイプの幅よりやや広い幅であって、ヒートパイプよりやや深い溝からなり、その断面は、半円形状、U字形状、多角形状、矩形形状、楕円形状等の形状を有する。
なお、撮像素子支持板15の材料として熱伝導率の高い素材であって、炭素繊維などのフィラーを混入させたPC(ポリカボネート)樹脂やPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂を適用してもよい。上記PPS樹脂には、球状黒鉛と非結晶(ガラス)繊維やカーボン繊維が充填された樹脂の成型品を適用する。このPPS樹脂を撮像素子支持板15に適用すると、後述する吸熱ヒートパイプ16と圧着接合が可能であり、PPS樹脂と該ヒートパイプ間の接着剤介在による熱伝導の低下が阻止できる。
吸熱ヒートパイプ16は、図2に示すように4本のヒートパイプからなり、前記非特許文献1に記載されるヒートパイプ(図15)の吸熱部が適用可能であり、棒状、かつ、円形断面を有する銅製パイプ材からなるコンテナ部と、該パイプ材内に沿って配される毛細管作用をする構造をもつウイック部と、該ウイック内部に形成される気化部を有する蒸気通路部とからなる。上記ウイック内に純水、メタノール、アンモニア水、または、公知の潜熱蓄熱材や高温度(例えば、59°C)で発色開始および記憶可能な可逆熱変色性顔料を内包したマイクロカプセルの分散液等の作動流体である作動液が封入されている。この吸熱ヒートパイプ16は、撮像素子支持板15に設けられるヒートパイプ固着凹部15cに接着された状態で開口部15aを跨ぎ、撮像素子13のリード端子13bの配列方向(X方向)に沿い、かつ、所定の隙間(Y方向)で配置される(図2)。上記コンテナ部の外表面はサンド加工等により微細な凹凸面(ナシ地面)になっており、さらに、黒色塗装が施されており、高放射率の表面になっている。なお、ヒートパイプ外径(コンテナの外径)が1〜2mmであるものを適用する。上記ウイック部は、細いワイヤを網状に編み込んだ細網部分やメッシュなどからなる。
放熱ヒートパイプ17は、1本のヒートパイプからなり、吸熱ヒートパイプ16と同様に棒状、かつ、円形断面を有する銅製パイプ材からなるコンテナ部と、該パイプ材内に沿って配され、上記作動液が通る毛細管構造を有するウイック部と、該ウイック内部に形成される凝縮部をもつ蒸気通路部とからなる。放熱ヒートパイプ17は、撮像モジュール支持体11に設けられるヒートパイプ装着孔11aに挿入され、接着固定される。
吸熱ヒートパイプ16と放熱ヒートパイプ17とは、ベローズ型接続管18を介してに互いに連接接続されている。
ベローズ型接続管18は、伸縮性、可撓性を有する接続管であって、図3に示すように複数の吸熱ヒートパイプ16が接合される連通部36aを有する可塑性の集合管部36と、放熱ヒートパイプ17と集合管部36とを連結する伸縮可能な可撓性連通管35、コイルバネ37とからなる
連通管35および集合管部36には、その内部35a,36aに蒸気通路が配され、その周囲に毛細管作用をする構造をもつウイック部が配されている。
コイルバネ37は、連通管35の外周部に設けられる螺旋溝35bに装着され、連通管35を弾性変形可能な状態に保持する。
ベローズ型接続管18の放熱ヒートパイプ17側は、撮像モジュール支持体11に支持され、放熱ヒートパイプ17の支持具17aを介して固定支持されている。吸熱ヒートパイプ16が撮像素子支持板15と共に撮像モジュール支持体11に対してXY平面に沿って移動した場合、ベローズ型接続管18が弾性変形し、吸熱ヒートパイプ16に大きな力を与えることなく、また、上記撮像素子支持板電磁駆動部の負荷抵抗も少ない状態を維持できる。ベローズ型接続管18の接続部は、接続FPC31のU字折り曲げ部の配置位置と反対側に位置している。
上記支持板支持機構部は、撮像素子支持板15の下面部と撮像モジュール用プリント基板12の上面部の間に摺動板を介して挟持した状態で配されるすくなくとも4つの鋼製のベアリングボール23と、該ベアリングボール23を保持するリテーナ部材24とからなる。撮像素子支持板15はベアリングボール23を介してプリント基板12に対してXY平面に沿って移動可能に支持される。
撮像素子支持板15のすくなくとも一対の永久磁石とプリント基板側の上記磁性材との間で、4つのベアリングボール23に磁気的な押圧力(磁気吸引力)が作用する。この押圧力が作用すると、ベアリングボール23が撮像素子支持板15とプリント基板12とに押し付けられる。この結果、撮像素子支持板15とプリント基板12とはベアリングボール23を介在して押圧され、がた付きが除去される。
上記支持板電磁駆動部は、X方向駆動部とY方向駆動部とからなり、該XおよびY方向駆動部はそれぞれプリント基板12の上面に実装されるX,Y駆動用プリントコイル25,28と、撮像素子支持板15の下面に固着され、上記プリントコイル25,28に対向した状態で厚さ方向に磁化された異極対向で2つが結合した永久磁石27,30とからなる。該プリントコイル25,28には、それぞれの中央部にXY位置検出用ホール素子26,29が配されている。さらに、プリントコイルの25,28上面には磁性材が貼り付けられている。
永久磁石27は、N極とS極がプリント基板の延在方向(X方向)に並ぶように分極着磁されている。また、永久磁石30は、N極とS極がプリント基板の延在方向と直交する方向(Y方向)に並ぶように分極着磁されている。Y軸駆動用ブリントコイル28は横長の長方形をしており、その長辺が永久磁石27の各磁極に対向するように配置されている。同様にX軸駆動用プリントコイル25は横長の長方形をしており、その長辺が永久磁石30の各磁極に対向するように配置されている。
また、撮像素子支持板15とプリント基板12の間には、撮像素子13からの出力信号をプリント基板側に伝達するための接続FPC31が接続されている。
撮像素子13を支持する撮像素子支持板15の位置制御を行うCPU(図示せず)は、プリント基板12上に実装され、撮像素子支持板15の水平方向であるX軸方向の移動と、撮像素子支持板15の鉛直方向であるY軸方向の移動を制御する。このCPUは、図示されていない手ぶれ検出センサから入力される角速度に基づいて、撮像素子支持板15を所望位置へ位置制御を行う。撮像素子支持板15に配置された異極接合された永久磁石27,30の磁束内に鉛直方向のX,Y軸駆動用ブリントコイル25,28に通電され、撮像素子支持板15が移動すると位置検出用ホール素子26,29により位置検出が行われる。上記X,Y軸駆動用プリントコイル25,28の通電が遮断されると撮像素子支持板15は永久磁石27,30と上記磁性材との磁気バランスで初期位置に戻る。このように撮影レンズユニット1が振動したときに、可動の撮像素子支持板15上の撮像素子13が2次元方向に移動して撮像素子13の撮像面における画像の振れを補正することができる。
上述した構成を有する撮影レンズユニット1において、撮影動作中の撮像素子13は、動作電流により加熱され、動作温度が上昇するが、撮像素子13の熱は、撮像素子下方の撮像素子支持板15に固着されている吸熱ヒートパイプ16側に放射および伝熱により吸収される。吸熱ヒートパイプ16内の上記作動液は、上記熱により蒸発し、その蒸気は、蒸気通路を通って放熱ヒートパイプ17側に流入する。該蒸気の熱は、放熱ヒートパイプ17側が固着されている撮像モジュール支持体11に放熱され、作動液に凝縮する。その作動液は、上記ウイック部を通って、再度、吸熱ヒートパイプ16側に戻され、吸熱動作が行われる。この吸熱、放熱が繰り返され、撮像素子13の温度上昇が抑えられる。
一方、撮影レンズユニット1の撮影動作中に上記手ぶれ検出センサにより手ぶれが検出された場合、上記支持板電磁駆動部によって上記支持板支持機構部で支持される撮像素子支持板15がXY平面に沿って手ぶれ量に応じて駆動される。この駆動状態においてもベローズ型接続管18の弾性変形によって吸熱ヒートパイプ16は、大きな力を受けることなく、同時に撮像素子支持板15は、上記支持板電磁駆動部により抵抗の増加が少ない状態で駆動される。
本実施形態の上述した撮影レンズユニット1に内蔵される撮像モジュール3によれば、構成が簡単であって、上述した吸熱、放熱ヒートパイプ16,17を備えたことによって撮像素子13の温度上昇を抑え、同時に、手ぶれ補正動作時における撮像素子支持板15を駆動する電磁駆動部の負荷増大を抑えることができる。また、ベローズ型接続管18の接続部が接続FPC31のU字折り曲げ部の配置位置と反対側に位置しており、組み立て作業が容易である。
なお、上述の実施形態においては、リテーナ付きベアリングボール23を挟持した状態で撮像素子支持板15とプリント基板12との間に磁気吸引力を作用させた支持手段を適用した。その支持手段に替えてプリント基板上の磁性材を使用せず、撮像素子支持板側に軸受けを形成し、プリント基板側にガイド軸を設け、さらに、撮像素子支持板とプリント基板との間に一軸方向に移動可能な中間部材を配置し、該中間部材の移動方向に対して直交する方向に撮像素子支持板を移動させる構成のメタル軸受け支持手段を適用してもよい。
また、本実施形態では1組の永久磁石27,30を適用したが、それぞれの永久磁石が対角線に位置するように4つの永久磁石とそれに対向するプリント基板上に4つの駆動用プリントコイルとを適用し、X軸、Y軸駆動用ブリントコイルの対向する延長線上で各駆動用プリントコイルの裏面位置にそれぞれ磁性片を配置した電磁駆動部を採用することも可能である。または、磁性片をX軸またはY軸駆動用プリントコイルによって囲まれるように配置することも可能である。
本実施形態では駆動プリントコイルと永久磁石はN極とS極に跨るように磁性片とをプリント基板に配置し、永久磁石を撮像素子支持板側に配置したが、逆に、駆動プリントコイルと磁性材を撮像素子支持側に配置し、永久磁石をプリント基板側に配置してもよい。
永久磁石をプリント基板側に配置してもよい。このように配置すると、可動コイル型の駆動機構となるので撮像素子を二次元方向に駆動する駆動線やサーボ用信号線をFPC基板に形成し、リード線の本数を削減し、可動の撮像素子の移動の妨げを防止し、組み立て時の配線の引き回しを簡略化することができる。
また、上述の実施形態では撮像モジュール3が可動の撮像素子支持板15を適用する手ぶれ防止機能を有するものであったが、これに限らず、上記撮像素子支持板が固定支持される撮像モジュールに対しても吸熱、放熱ヒートパイプ接続用として上述したベローズ型接続管18を適用することにより組み立て、修理作業等が容易な撮像モジュールを提供することができる。
次に本発明の第二実施形態の撮像モジュール内蔵する撮像装置である一眼レフデジタルカメラについて図4〜6を用いて説明する。
図4は、本実施形態の一眼レフデジタルカメラの要部を示す光軸に沿った断面図である。図5は、図4のデジタルカメラに内蔵される撮像モジュールの光軸に沿った断面図である。図6は、図5のB矢視図であって、撮像モジュールを前面側から見た図を示す。
本実施形態の一眼レフデジタルカメラ41は、交換式撮影レンズ43が着脱可能なデジタルカメラであり、図4に示すように下記の各構成部材を収容する前カバー(図示せず),中カバー42c,後カバー42aからなるカメラ外装42と、上記交換式レンズ43が着脱されるボディ側マウントを有しており、さらに、中央開口部の後方に光軸上に沿って配置される構成部材として、メインミラー44およびAF用サブミラー48と、メインミラー44の後方に配されるフォーカルプレーン式シャッタ(図示せず)および撮像モジュール51と、さらに、カメラ外装42の上方に固定支持され、ファインダ装置を構成する部材としてフォーカシングスクリーン45と、ペンタプリズム46と、接眼レンズ47と、カメラ外装42の背面側のモニタ表示窓の内方であって撮像モジュール51の後面部に近接して配される液晶モニタ装置12と、カメラ外装42の下方にAF測距ユニット49とが設けられている。交換式撮影レンズ43には撮影レンズ光学系43aが配されている。
撮像モジュール51は、冷却式撮像モジュールであって、図5に示すようにレンズ光軸に直交するXY平面に沿って配される撮像素子支持板55と、撮像素子支持板55に固定支持される撮像素子53と、撮像素子支持板55が固着され、かつ、撮像素子53が実装されるプリント基板56と、撮像素子53背面側に配される接続FPC67(図6)と、撮像素子支持板55とプリント基板56との間にU字状に折れ曲がって配されるヒートパイプ58とを有している。
液晶モニタ装置12は、後カバー42aに設けられる液晶モニタ窓部42bの内側に収納されており、画像表示用LCD62と、LCD用バックライト63と、LCD62およびバックライト63とを覆い、後カバー42a内面に密着する金属製のシールド板64とからなる。このシールド板64のバックライト側外表面に後述するようにプリント基板56側のヒートパイプ支持部材59が圧接される。なお、シールド板64には熱伝導性のよい金属製材料、例えば、SUS材やアルミニウム材等が適用される。
撮像素子53は、撮像面側である前面側に保護ガラス(図示せず)が固着され、非撮像面側である背面側に絶縁シート54が接着されており、撮像素子支持板55の前面に固定支持された状態でリード端子53aを介してプリント基板56に接続されている。
絶縁シート54は、所定寸法の極めて薄い厚みを有するシートであり、赤外線カットフィルタをコーティングしたものや赤外線カットフィルタや白色塗装シート(放射率0.1〜0.6以下)を接合したものを適用する。撮像素子53から放射された赤外線が対向する後述するヒートパイプ吸熱部の表面で反射して、再び撮像素子53に吸収されると、撮像素子53が再温度上昇することになるが、例えば、白色塗装シートを接合した絶縁シートを適用すると、上記赤外線が白色塗装シート等で反射され、上記撮像素子53の再温度上昇が防止される。
撮像素子支持板55は、アルミニウム板、あるいは、ステンレス鋼板で形成され、撮像素子53側の絶縁シート54に対向する開口部55aと、該開口部後側に配され、段部で形成される開放凹部55bと、対向するヒートパイプ58の吸熱部58aが挿入され、固着されるヒートパイプ固着凹部55cとを有している。上記開放凹部55bは、撮像モジュール51の外部に対して開放された凹部であり、撮像素子53からの熱が撮像素子支持板55内部で滞るのを防止する。また、ヒートパイプ固着凹部55cは、ヒートパイプの幅よりやや広い幅であって、ヒートパイプよりやや深い溝からなり、その断面は、半円形状、U字形状、多角形状、矩形形状、楕円形状からなる。
なお、撮像素子支持板55の材料は、熱伝導率の高い素材であって、上記アルミニウム板、あるいは、ステンレス鋼板でもよく、それ以外に炭素繊維などのフィラーを混入させたPC(ポリカボネート)樹脂やPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂を適用してもよい。上記PPS樹脂には、球状黒鉛と非結晶(ガラス)繊維やカーボン繊維が充填された成型品を適用する。上記PPS樹脂を撮像素子支持板55に適用すると、ヒートパイプ58と圧着接合が可能であり、PPS樹脂と該ヒートパイプ間の接着剤介在による熱伝導の低下が阻止できる。
ヒートパイプ58は、図6に示すように複数対(例えば、3対)のヒートパイプからなり、前記非特許文献1に記載されるヒートパイプ(図15)が適用可能であり、棒状、かつ、円形断面を有する銅製パイプ材からなるコンテナ部と、該パイプ材内に沿って配される毛細管作用をする構造をもつウイック部と、該ウイック内部に形成される気化部を有する蒸気通路部とからなり、一方が吸熱部58aであり、他方が放熱部となる。上記ウイック内に純水、メタノール、アンモニア水、または、公知の潜熱蓄熱材や高温度(例えば、59°C)で発色開始および記憶可能な可逆熱変色性顔料を内包したマイクロカプセルの分散液等の作動流体である作動液が封入されている。なお、ヒートパイプ外径(コンテナの外径)が1〜2mmであるものを適用する。上記ウイック部は、細いワイヤを網状に編み込んだ細網部分やメッシュなどからなる。
そして、ヒートパイプ58は、吸熱部58a側が撮像素子支持板55に設けられるヒートパイプ固着凹部55cに接着された状態で対となるヒートパイプ吸熱部58aの先端部がX方向に沿って対向した状態で撮像素子支持板55の開口部55aに露呈した状態で配される。なお、上記X方向は、撮像素子53のリード端子53aの配列方向と一致しており、ヒートパイプ58は、リード端子53aを跨いだ状態で所定の隙間(Y方向)で配置される(図2)。また、吸熱部58aのコンテナ部の外表面は、サンド加工等により微細な凹凸面(ナシ地面)になっており、さらに、黒色塗装が施されており、高放射率の表面になっている。
プリント基板56は、撮像素子支持板55の背面に密着した状態で位置決めピン57により位置決めされた状態で固定支持されている。また、プリント基板56の背面側には、液晶モニタ装置12が配置されており、液晶モニタ装置12のシールド板64が止め金65,66を介して係止、または、ビス止めされて位置決めして支持されている。プリント基板56には、撮像素子53の他にCPU,AFEICやリード線61aを有する温度センサ61が実装されているが、上記温度センサ61により撮像モジュール51および液晶モニタ装置12の温度が検出され、異常温度上昇時に警告することができるようになっている。
そして、上述したヒートパイプ58は、U字状に折り曲げられた状態で撮像素子支持板55の下方に配されるプリント基板56の切り欠き56aおよび開口56bを挿通後、ヒートパイプ放熱部58bがプリント基板56の背面にヒートパイプ位置決め手段であって、かつ、熱結合手段である熱伝導性のよいパイプ支持部材59により支持されている。
パイプ支持部材59は、伝熱ゴムシート等からなり、ヒートパイプ放熱部58bを保持した状態でプリント基板56と液晶モニタ装置12のシールド板64との間に密着した熱結合状態で挟持されている。
シールド板64は、後カバー42aに対して金属板(SUS材など)製の板バネを介した熱結合状態で接触している。また、後カバー42aと中カバー42cとの接合部も熱結合状態にあり、シールド板の熱は、後カバー42aと中カバー42cを介して外部に放熱される。
上述した構成を有するデジタルカメラ41の撮像モジュール51において、撮影動作中の撮像素子53は、動作電流により加熱され、動作温度が上昇するが、撮像素子53の熱は、撮像素子下方の撮像素子支持板55に固着されているヒートパイプ58の吸熱部58aにて放射および伝熱により吸収される。ヒートパイプ吸熱部58a内の作動流体は、吸収熱により蒸発し、その蒸気は、蒸気通路を通ってヒートパイプ放熱部58bに流入する。該蒸気の熱は、パイプ支持部材59を介して液晶モニタ装置12のシールド板64に伝達されて放熱され、作動液に凝縮する。凝縮した作動液は、上記ウイック部を通って、再度、吸熱部58a側に戻され、吸熱動作が行われる。この吸熱、放熱が繰り返され、撮像素子53の温度上昇が抑えられる。同時に、液晶モニタ装置12のシールド板64を介してプリント基板56に実装されるCPUやAFEICの熱、さらに、LCD62およびバックライト63の熱も外部に放熱される。
本実施形態の上述したデジタルカメラ41に内蔵される撮像モジュール51によれば、構成が簡単であって、U字状のヒートパイプ58を備え、撮像素子支持板55側のヒートパイプ吸熱部58aで吸熱し、放熱性のよい液晶モニタ装置12のシールド板64に圧接するヒートパイプ放熱部58bで放熱することによって撮像素子53の温度上昇を抑えることができる。液晶モニタ装置12のシールド板64は、プリント基板に実装されるCPU等、さらに、LCD62およびバックライト63の放熱にも寄与しており、効果的な放熱を行うことができる。また、液晶モニタ装置12のシールド板64とプリント基板56とが近接して配置することにより撮像モジュールの厚みが薄くなり、コンパクト化が可能になる。
また、U字状のヒートパイプ58の延在方向と接続FPC67の延在方向を互いに直交する方向としたことにより互いに干渉することがなく、上記ヒートパイプと上記FPCの配置、および、組み立て作業も容易となる。
なお、本実施形態のカメラ41において、ヒートパイプ放熱部58bが装着されるプリント基板56とシールド板64の間のスペースに上記作動液を環流させるための圧電ポンプを配置する構成を採用することも可能である。
次に本発明の第三の実施形態の撮像モジュールについて図7,8を用いて説明する。◎ 図7は、本実施形態の撮像モジュールの光軸に沿った断面図である。図8は、図7のC矢視図であって、図7の撮像モジュールの撮像素子部を背面側から見た図を示す。
本実施形態の撮像モジュール71は、電子機器であるデジタルカメラの撮影レンズユニットに適用される冷却式撮像モジュールであり、上記デジタルカメラは、例えば、図4に示した一眼レフデジタルカメラであってもよい。この撮像モジュール71は、図7に示すようにレンズ光軸に直交するXY平面に沿って配される撮像素子支持板75と、撮像素子支持板75に固定支持される撮像素子72と、撮像素子支持板75が固着され、かつ、撮像素子72が実装されるプリント基板76と、プリント基板76の背面に密着したシリコンゴムシート等からなる熱伝導ゴムシート86と、撮像素子支持板75に配される複数(4本)のヒートパイプ77とを有している。
液晶モニタ装置81は、上記デジタルカメラに内蔵されるモニタ装置であって、カメラ後カバー88に設けられる液晶モニタ窓部89の内側に配置されている。この液晶モニタ装置81は、画像表示用LCD82と、LCD用バックライト83と、上記LCDおよびバックライトとを覆い、後カバー88内面に密着する金属製のシールド板84とからなる。シールド板84のバックライト側外表面には後述するように撮像モジュール71の背面側に配される熱結合部材である熱伝導ゴムシート86が密着状態で配置されている。
撮像素子72は、撮像面側である前面側に保護ガラス73が固着され、非撮像面側である背面側に絶縁シート74が接着されており、撮像素子支持板75の前面に固定支持され、リード端子72aを介してプリント基板76に接続されている。
絶縁シート74は、所定寸法の極めて薄い厚みを有するシートであり、赤外線カットフィルタをコーティングしたものや赤外線カットフィルタや白色塗装シート(放射率0.1〜0.6以下)を接合したものを適用する。撮像素子72から放射された赤外線が対向する後述するヒートパイプ吸熱部の表面で反射して、再び撮像素子72に吸収されると、撮像素子72が再温度上昇することになるが、例えば、白色塗装シートを接合した絶縁シートを適用すると、上記赤外線が白色塗装シート等で反射され、上記撮像素子72の再温度上昇が防止される。
撮像素子支持板75は、アルミニウム板、あるいは、ステンレス鋼板で形成され、撮像素子72側の絶縁シート74に対向する開口部75aと、該開口部後側に配され、段部で形成される開放凹部75bと、対向するヒートパイプ77の端部の放熱部77bが挿入され、取り付けられるヒートパイプ固着凹部75cとを有している。また、撮像素子支持板75には光軸方向(XY直交方向)に沿った状態で熱結合部材、かつ、パイプ位置決め部材である位置決め片78がヒートパイプ77の一端側の放熱部77bに当接して固着されている。
上記開放凹部75bは、撮像モジュール71の外部に対して開放された凹部であり、撮像素子72からの熱が撮像素子支持板75内部で滞るのを防止する。また、ヒートパイプ固着凹部75cは、ヒートパイプの幅よりやや広い幅であって、ヒートパイプよりやや深い溝からなり、その断面は、半円形状、U字形状、多角形状、矩形形状、楕円形状からなる。また、撮像素子支持板75には、撮影レンズの光軸と撮像素子72との相対位置を位置決めするための位置決め穴75eが設けられている。
なお、撮像素子支持板75の材料として熱伝導率の高い素材であって、上記アルミニウム板、あるいは、ステンレス鋼板以外に炭素繊維などのフィラーを混入させたポリカボネートやPPS樹脂を適用してもよい。上記PPS樹脂には、球状黒鉛と非結晶(ガラス)繊維やカーボン繊維が充填されたポリフェニレンサルファイド樹脂の成型品を適用する。上記PPS樹脂を撮像素子支持板75に適用すると、ヒートパイプ77と圧着接合が可能であり、PPS樹脂と該ヒートパイプ間の接着剤介在による熱伝導の低下が阻止できる。
プリント基板76は、撮像素子支持板75の背面に密着した状態でピン孔75dに嵌入する位置決めピン79により位置決めされた状態で固定支持されている。また、プリント基板76の背面側には、液晶モニタ装置81が配置されており、液晶モニタ装置81のシールド板84が止め金85を介してビス止めされて位置決めされている。なお、プリント基板76には撮像素子72の他にCPU,AFEIC等も実装されている。
熱伝導ゴムシート86は、プリント基板76の背面、特にグランドパターン部76aと液晶モニタ装置81のシールド板84の外表面との間に熱結合状態で密着挟持されて保持されている。なお、熱伝導ゴムシート86内にリード線87aを有する温度センサ87が収納されており、撮像モジュール71および液晶モニタ装置81の温度を検出して異常温度上昇時に警告することができるようになっている。
ヒートパイプ77は、図8に示すように複数本(4本)のヒートパイプからなり、前記非特許文献1に記載されるヒートパイプ(図15)が適用可能であって、棒状、かつ、円形断面を有する銅製パイプ材からなるコンテナ部と、該パイプ材内に沿って配される毛細管作用をする構造をもつウイック部と、該ウイック内部に形成される気化部を有する蒸気通路部とを有しており、両端部の一方の吸熱部77a、他方の放熱部77bとなる。上記ウイック内には純水、メタノール、アンモニア水、または、公知の潜熱蓄熱材や高温度(例えば、59°C)で発色開始および記憶可能な可逆熱変色性顔料を内包したマイクロカプセルの分散液等の作動流体である作動液が封入されている。なお、ヒートパイプ外径(コンテナの外径)が1〜2mmであるものを適用する。上記ウイック部は、細いワイヤを網状に編み込んだ細網部分やメッシュなどからなる。
そして、ヒートパイプ77は、両端の放熱部77b側が撮像素子支持板75に設けられるヒートパイプ固着凹部75cに接着された状態でX方向に沿って支持される。ヒートパイプ中央部の吸熱部77aは、撮像素子支持板75の開口部75aに露呈した状態で配される。なお、上記X方向は、撮像素子72のリード端子72aの配列方向と一致しており、ヒートパイプ吸熱部77aは、リード端子72aを跨いだ状態で所定の隙間(Y方向)で配置される(図8)。なお、吸熱部77aのコンテナ部の外表面は、サンド加工等により微細な凹凸面(ナシ地面)になっており、さらに、黒色塗装が施されており、高放射率の表面になっている。
一端が撮像素子支持板75の下方に固着された基板位置決め片78がヒートパイプ77を構成する放熱部のうち、大半部分を占める一端側の放熱部77bと当接してヒートパイプ77の光軸方向を位置決めし、支持している。
また、基板位置決め片78の他端側は、プリント基板76を挿通し、プリント基板76の背面上に配される銅箔からなるグランドパターン部76aに熱結合状態で接触している。前述したように熱伝導ゴムシート86がプリント基板76のグランドパターン部76aおよび液晶モニタ装置81のシールド板84の外表面との間に熱結合状態で密着挟持されているので、ヒートパイプ77の放熱部77bからの熱は、基板位置決め片78と熱伝導ゴムシート86を介して効率よく速やかにシールド板84側に伝達される。
上述した構成を有する撮像モジュール71において、撮影動作中の撮像素子72は、動作電流により加熱され、動作温度が上昇するが、撮像素子72の熱は、撮像素子下方の撮像素子支持板75に固着されているヒートパイプ77の吸熱部77aにて放射および伝熱により吸収される。ヒートパイプ吸熱部77a内の作動流体は、吸収熱により蒸発し、その蒸気は、蒸気通路を通ってヒートパイプ放熱部77bに移動する。該蒸気の熱は、撮像素子支持板75を経てプリント基板76、および、基板位置決め片78とグランドパターン部76a、さらに、熱伝導性のよい熱伝導ゴムシート86を経て液晶モニタ装置81のシールド板84に伝達されて放熱され、作動液に凝縮する。この作動液は、上記ウイック部を通って、再度、吸熱部77a側に戻され、吸熱動作が行われる。この吸熱、放熱が繰り返され、撮像素子72の温度上昇が抑えられる。同時にプリント基板76に実装されている上記CPUやAFEICの熱も熱伝導ゴムシート86を経て液晶モニタ装置81のシールド板84に伝達されて放熱される。同時に液晶モニタ装置81のシールド板84を介してLCD82およびバックライト83の熱、さらに、プリント基板76上に実装されるCPUやAFEICのからの熱も外部に放熱される。
本実施形態の撮像モジュール71によれば、構成が簡単であって、撮像素子支持板75側のヒートパイプ吸熱部77aで吸熱し、その熱は、撮像素子支持板75の他にヒートパイプ放熱部77bに熱結合される基板位置決め片78とグランドパターン部76aと熱伝導ゴムシート86を経て放熱性のよい液晶モニタ装置81のシールド板84に効率よく伝達される。同時にプリント基板76に実装されている上記CPU,AFEIC等の熱も熱伝導ゴムシート86を経てシールド板84に伝達される。従って、撮像モジュール71および上記CPU等の十分な冷却が図られる。同時に液晶モニタ装置81のシールド板84は、LCD82およびバックライト83やCPU等の放熱にも寄与しており、効果的な放熱がなされる。また、液晶モニタ装置81のシールド板84とプリント基板76とが近接して配置することにより撮像モジュールの厚みが薄くなり、コンパクト化が可能になる。
次に本発明の第四の実施形態の撮像モジュールについて図9〜12を用いて説明する。
図9は、本実施形態の撮像モジュールの光軸に沿った断面図である。図10は、図9のD−D断面図であって、図9の撮像モジュールにおけるヒートパイプ固着部の断面を示す。図11は、図9の撮像モジュールに適用される可撓接続管の斜視図である。図12は、図11のE−E断面図である。
本実施形態の撮像モジュール91は、デジタルカメラ等の電子機器の本体内に内蔵される冷却式撮像モジュールであり、上記デジタルカメラは、図4に示した一眼レフデジタルカメラであってもよく、撮影時に上記撮像素子をぶれに対応させて移動させる手ぶれ撮影防止機能を有し、さらに、内蔵ヒートパイプにより撮像素子の冷却が行われる。
この撮像モジュール91は、図9に示すように上記カメラ本体に固定支持される固定枠101と、固定枠101に対してXY平面上のX方向に移動可能に支持される中間枠99と、中間枠99に対してXY平面上のY方向に移動可能に支持される撮像素子支持板97と、撮像素子支持板97に支持されるAFEIC106、プリント基板からなる撮像素子基板95、撮像素子92および接続FPC96と、撮像素子支持板97に保持される吸熱ヒートパイプ121と、固定枠101に保持される放熱ヒートパイプ122と、吸熱ヒートパイプ121と放熱ヒートパイプ122とを連接する可撓接続管125と、中間枠99および撮像素子支持板97を駆動するための電磁駆動部とを有している。
撮像素子支持板97は、吸熱ヒートパイプ121が保持されることから熱伝導性の高い材料、例えば、アルミニウム板、あるいは、ステンレス鋼板、あるいは、熱を伝えやすい物質である炭素繊維などのフィラーを混入させたPC(ポリカボネート)樹脂やPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂により形成されている。
撮像素子基板95の上面側に絶縁シート94を挟んだ状態で撮像素子92が実装され、該撮像素子基板95の下側にAFEIC106が一体化された状態で配されている。そして、AFEIC106は、その下面側に熱伝導性シート107が接着された状態で撮像素子支持板97に接着固定されている。
なお、撮像素子基板95は、撮像素子支持板97に対して位置決めピン129aにより所定間隔をあけて位置決めされている。また、撮像素子基板95には接続FPC96が接続されており、この接続FPC96は、X方向右側でU字状態に折り曲げられて下方側の固定枠101上の電気制御回路部に接続されている。
中間枠99は、凹形状を有した枠部材であって、固定枠101のXY平面上にリテーナ105に保持された状態のベアリングボール104を挟持した状態で支持されており、固定枠101に対してX方向に沿って移動可能に支持される。
撮像素子支持板97は、中間枠99のX方向側面上でリテーナ103に保持された状態のベアリングボール102を挟持した状態で支持されており、中間枠99に対してY方向に沿って移動可能に支持される。従って、撮像素子支持板97は、固定枠101に対してXY平面上を移動可能に支持される。
上記電磁駆動部は、中間枠99をX方向に駆動するためのX方向駆動部と、撮像素子支持板97をY方向に駆動するためのY方向駆動部とからなる。
X方向駆動部は、中間枠99の下面に実装される2つのX方向駆動用プリントコイル112と、該プリントコイル112の中央部に配されるX位置検出用ホール素子113と、プリントコイルの112上面に貼り付けられる磁性材と、プリントコイル112と対向した状態で固定枠101の上面に配される2つの永久磁石114とからなる。
Y方向駆動部は、撮像素子支持板97の下面に実装されるY方向駆動用プリントコイル108と、該プリントコイル108の中央部に配されるY位置検出用ホール素子109と、プリントコイルの108の上面に貼り付けられる磁性材と、プリントコイル108と対向した状態で中間枠99の上面側に配される永久磁石110とからなる。
さらに、固定枠101の上面には永久磁石111が中間枠99側の永久磁石110と対向した状態で配されており、上記永久磁石間の吸引力により中間枠99と固定枠101の間のがた付きがベアリングボール104を介在した状態で除去される。
固定枠101には上記電磁駆動部を制御して撮像素子92を支持する撮像素子支持板97の位置制御を行うCPU(図示せず)および上記電磁駆動部の駆動回路、さらに、手ぶれを検出する手ぶれ検出センサ等が実装される電気制御基板が配されている。
上記CPUにより上記手ぶれ検出センサから入力される角速度に基づいて上記電磁駆動部の各プリントコイルに流がす電流を制御して、中間枠99および撮像素子支持板97を手ぶれを打ち消す方向に移動させ、手ぶれ補正が行われる。
吸熱ヒートパイプ121は、図10に示すように2本のヒートパイプからなり、前記非特許文献1に記載されるヒートパイプの吸熱部が適用可能であって、棒状、かつ、円形断面を有する銅製パイプ材からなるコンテナ部と、該パイプ材内に沿って配される毛細管作用をする構造をもつウイック部と、該ウイック内部に形成される気化部を有する蒸気通路部とからなる。上記ウイック部内に純水、メタノール、アンモニア水、または、公知の潜熱蓄熱材や高温度(例えば、59°C)で発色開始および記憶可能な可逆熱変色性顔料を内包したマイクロカプセルの分散液等の作動流体である作動液が封入されている。上記ウイック部は、細いワイヤを網状に編み込んだ細網部分やメッシュなどからなる。
吸熱ヒートパイプ121は、撮像素子支持板97に設けられるヒートパイプ固着凹部97cに接着された状態で固着される(図10)。ヒートパイプ固着凹部97cは、ヒートパイプの幅よりやや広い幅であって、ヒートパイプよりやや深い溝からなり、その断面は、半円形状、U字形状、多角形状、矩形形状、楕円形状からなる。ヒートパイプ固着凹部97cの上面には蓋97aが装着され、固着されている。
放熱ヒートパイプ122は、吸熱ヒートパイプ121と同様に棒状、かつ、円形断面を有する銅製パイプ材からなるコンテナ部と、該パイプ材内に沿って配され、上記作動液が通る毛細管構造を有するウイック部と、該ウイック内部に形成される凝縮部をもつ蒸気通路部とからなる。この放熱ヒートパイプ122は、熱伝導性の高い材料からなる固定枠101に設けられるヒートパイプ装着孔に挿入され、接着固定される。
吸熱ヒートパイプ121と放熱ヒートパイプ122とは撮像素子支持板97の左方にて可撓接続管125により接続されている。なお、吸熱ヒートパイプ121側は2本のヒートパイプが連結管123にて連結結合され、さらに、連結管124を介して可撓接続管125に接続される。なお、連結管123は、撮像素子支持板97に位置決めピン129bで位置決め固着されたヒートパイプ支持片98に支持されている
可撓接続管125は、湾曲形状(U字状)の可撓性を有する樹脂製接続管であって、図11,12に示すように吸熱ヒートパイプ16が連結された連結管123,124側と放熱ヒートパイプ122側がそれぞれ接合される可撓連通管126と、該連通管126に沿ってその両サイドに配される2本の可撓ワイヤ127,128と、可撓連通管126および可撓ワイヤ127,128を覆って成形される変形可能な合成樹脂材料とからなる。可撓連通管126の内部は、ヒートパイプと同様に中央部に蒸気通路が配され、その周囲に毛細管作用をする構造をもつウイック部が配されている。この可撓接続管125は、前述した接続FPC96と対向した状態でU字状に折り曲げられ、ヒートパイプ支持片98と固定枠101の間のX方向左側に配置されており、可撓接続管125の両端部は、相対移動可能な状態で支持される。
上記手ぶれ補正動作時に吸熱ヒートパイプ121が撮像素子支持板97と共にXY平面に沿って移動した場合、可撓接続管125が弾性変形することによって、吸熱ヒートパイプ121や連結管123、および放熱ヒートパイプ122に大きな力を与えることなく、また、上記X方向駆動部およびY方向駆動部に対する負荷も少ない状態を維持できる。
上述した構成を有する撮像モジュール91において、撮影動作中の撮像素子92およびAFEIC106は、動作電流により加熱され、動作温度が上昇するが、その熱は、撮像素子支持板97に伝達され、該支持板に固着されている吸熱ヒートパイプ121に吸収される。吸熱ヒートパイプ121内の上記作動流体は、上記熱により蒸発し、その蒸気は、蒸気通路を通って放熱ヒートパイプ122側に流入する。該蒸気の熱は、放熱ヒートパイプ122側で固定枠101により吸熱され(放熱)、作動液に凝縮される。その作動液は、上記ヒートパイプのウイック部を通って、再度、吸熱ヒートパイプ121側に戻され、吸熱動作が行われる。この吸熱、放熱が繰り返され、撮像素子92およびAFEIC106の温度上昇が抑えられる。
一方、撮像モジュール91による撮影動作中に上記手ぶれ検出センサにより手ぶれ状態が検出された場合、上記電磁駆動部により撮像素子支持板97がXY平面に沿って手ぶれ量に応じて駆動される。そのような駆動状態においても可撓接続管125の変形によって吸熱ヒートパイプ121および放熱ヒートパイプ122は、ともに大きな力を受けることなく、同時に上記電磁板駆動部による撮像素子支持板97の手ぶれ補正のための駆動も負荷抵抗の少ない状態で行われる。
本実施形態の上述した撮像モジュール91によれば、構成が簡単であって、上述した撮像素子,AFEICの支持板側に吸熱ヒートパイプ121を配し、熱容量が大きく、熱伝達性のよい固定枠側に放熱ヒートパイプ122を備えたことによって撮像素子,AFEICの温度上昇を効果的に抑え、同時に、手ぶれ補正動作時における撮像素子支持板97を駆動する電磁駆動部の負荷増大もヒートパイプ間に可撓接続管125を配することによって抑えることができる。
なお、本実施形態に適用したプリントコイルを用いた電磁駆動部に替えて、例えば、送り用ナット、送りねじ、ステップモータを撮像素子支持板97、中間枠99および固定枠101に設けることにより撮像素子支持板97をXY平面に沿って移動させる駆動構造を採用することも可能である。
次に本発明の第五の実施形態の撮像装置について図13,14を用いて説明する。
図13は、本発明の第五実施形態の電気機器である撮像装置のデジタルカメラの構成を示す配置図である。図14は、図13のデジタルカメラを構成する撮像モジュールの側面図である。
本実施形態のデジタルカメラ131は、本装置に内蔵される撮像モジュールやCPU等のICチップの温度上昇を抑えるために上述したヒートパイプを適用し、かつ、ヒートパイプで吸熱した熱をカメラ外装体および液晶表示部のシールド板を介して外部に放熱する構造を有している。
上記デジタルカメラ131は、図13に示すように制御回路ユニット132と、撮像モ素子ジュール133と、液晶表示ユニット134と、電源部を含むカメラ外装前カバーユニット135と、カメラ外装後カバーユニット136と、撮影レンズユニット(図示せず)とを有している。
撮像素子モジュール133は、非撮像面側に接着される絶縁シート153を有し、撮像素子152を封入した撮像素子パッケージ151と、絶縁シート153を介して撮像素子パッケージ151を支持する撮像素子支持板154と、撮像素子支持板154の下部に絶縁シート155aを介して支持される撮像プリント基板155と、撮像素子支持板154に取り付けられる吸熱ヒートパイプ156およびベローズ接続管157と、撮像プリント基板155と制御回路ユニット132の制御回路基板141とを接続するための接続FPC158とからなる。
撮像素子支持板154は、折り曲げ部を有し、該折り曲げ部にてカメラ側本体(図示せず)に固定される。上記折り曲げ部には断熱シート154cが貼り付けられている。さらに、上記折り曲げ部に上記撮影レンズユニットのための位置決め穴154bとカメラ側本体との位置決め穴154aが設けられている。また、撮像素子支持板154には、ヒートパイプ固着凹部が設けられており、該凹部に複数本(4本)の吸熱ヒートパイプ156が固着される。
吸熱ヒートパイプ156は、前述した第一の実施形態の撮像モジュールで適用した吸熱ヒートパイプ16と同様の構造を有する。
ベローズ接続管157は、可撓性を有する接続管であり、撮像プリント基板155の上面に支持されており、吸熱ヒートパイプ156が接続される。ベローズ接続管157にて4本の吸熱ヒートパイプ156は、2本ずつに分けられ、2本の可撓チューブ159,160にそれぞれ接続される。可撓チューブ159,160内には、上記ヒートパイプと同様にウィック部と蒸気通路が配されている。
接続FPC158は、2本の可撓チューブ159,160とともに屈曲可能な状態で制御回路基板141側に接続される。
制御回路ユニット132は、上記カメラ本体に固定支持される制御回路基板141と、制御回路基板141に実装されるCPU,AFEIC,ASIC等のICチップ142と、ICチップ142上にシリコンゴム等からなる熱伝導性シート143を介して接着固定される複数本(3本)の吸熱ヒートパイプ144とを有し、さらに、上記可撓チューブ159,160の端部が接続される管継ぎ手145と、制御回路基板141上で管継ぎ手145に接続される可撓チューブ159A,160Aと、該可撓チューブ159A,160Aを位置決めするためのチューブ止め部材146,147,148と、吸熱ヒートパイプ144に連結して接続される可撓チューブ161と有している。チューブ止め部材146,147,148には制御回路基板141に対する位置決めピン146a,147a,148aが設けられている。可撓チューブ159A,160Aおよび161の内部には上記ヒートパイプと同様にウィック部と蒸気通路が配されている。
液晶表示ユニット134は、バックライトを含むLCD171と該LDC171を覆うシールド板172と、放熱ヒートパイプ165とからなる。
シールド板172は、金属板で形成され、カメラ外装カバーに対して熱結合状態で支持される。
放熱ヒートパイプ165は、前述した第1の実施形態にて適用した放熱ヒートパイプ17と同様の構造を有している。この放熱ヒートパイプ165の一方は、撮像素子支持板154側の吸熱ヒートパイプ156の一方側に接続されている可撓チューブ159Aに可撓性をもつベローズ接続管162を介して接続され、他方は、シールド板172の外表面に熱結合状態で固着されている。
電源部を含むカメラ外装前カバーユニット135は、カメラ外装前カバー178と、カメラ外装前カバー178の内部に配され、電源用電池173を収納する電池ボックス174と、電池ボックス174に接触して配され、電源用電池173が接続される電源回路基板176と、電源回路基板176の裏面に接触して配される熱伝導性の高い接触片175と、該接触片175とカメラ外装前カバー178との間に介在し、双方に熱結合状態で圧接して配される金属板、または、線材からなるバネ体177と、放熱ヒートパイプ166とからなる。
放熱ヒートパイプ166は、前述した第1の実施形態にて適用した放熱ヒートパイプ17と同様の構造を有している。この放熱ヒートパイプ166の一方は、撮像素子支持板154側の吸熱ヒートパイプ156の一方側に接続されている可撓チューブ160Aに対して可撓性をもつベローズ接続管163を介して接続され、他方は、接触片175に熱結合状態で固着されている。
カメラ外装後カバーユニット136は、カメラ外装後カバー182と、カメラ外装後カバー182に金属板、または、線材からなるバネ体183を介して熱結合状態で接触する熱伝導性の高い接触片181と、放熱ヒートパイプ167とからなる。
放熱ヒートパイプ167も前述した第1の実施形態にて適用した放熱ヒートパイプ17と同様の構造を有している。この放熱ヒートパイプ167の一方は、吸熱ヒートパイプ144側の可撓チューブ161が接続されているベローズ接続管164に接続され、他方は、接触片181に熱結合状態で接着されている。
上述した構成を有する本実施形態のデジタルカメラにおいて、撮影動作中の撮像素子152を収納する撮像素子パッケージ151、CPU,AFEIC,ASIC等のICチップ142、さらに、電源用電池173を収納する電池ボックス174が動作電流により加熱され、温度が上昇する。
撮像素子パッケージ151の熱は、撮像素子支持板154に装着されている吸熱ヒートパイプ156に吸収される。
吸熱ヒートパイプ156に吸収された撮像素子の熱によりウイック部内の作動流体が蒸発し、その蒸気は、蒸気通路を通って可撓チューブ159、または、160および可撓チューブ159A、または、160Aを経て液晶表示ユニット134側の放熱ヒートパイプ165、または、カメラ外装前カバーユニット135側の放熱ヒートパイプ166に到達する。
放熱ヒートパイプ165に達した蒸気の熱は、液晶表示ユニット134のシールド板172を介して外部に放熱され、作動液に凝縮する。その作動液は、上記ウイック部を通って、再度、吸熱ヒートパイプ156側に戻され、吸熱動作が行われる。なお、シールド板172を介してLCD171の熱も同時に外部に放熱される。
一方、放熱ヒートパイプ166に達した蒸気の熱は、カメラ外装前カバーユニット135の接触片175からバネ体177を介してカメラ外装前カバー178に伝達され、外部に放熱され、作動液に凝縮する。凝縮した作動液は、上記ウイック部を通って、再度、吸熱ヒートパイプ156側に戻され、吸熱動作が行われる。なお、電源回路基板176の電源回路の熱も同様に接触片175からバネ体177を介してカメラ外装前カバー178に伝達され、外部に放熱される。
また、ICチップ142の熱は、熱伝導性シート143を介して吸熱ヒートパイプ144に吸収される。吸熱ヒートパイプ156に吸収されたICチップの熱によりウイック部内の作動流体が蒸発し、その蒸気は、蒸気通路を通って可撓チューブ161を経て放熱ヒートパイプ167に達する。上記放熱ヒートパイプ167に達した蒸気の熱は、接触片181からバネ体183を介してカメラ外装後カバー182に伝達され、外部に放熱される。作動液に凝縮する。凝縮した作動液は、上記ウイック部を通って、再度、吸熱ヒートパイプ144側に戻され、吸熱動作が行われる。
上述した吸熱、放熱が繰り返され、撮像素子パッケージ151およびICチップ142の発熱が抑えられる。同時に液晶表示ユニット134や電源回路基板176の放熱も行われ、それらの温度上昇も抑えられる。
本実施形態の上述したデジタルカメラ131によれば、構成が簡単であって、撮像素子パッケージ151や制御回路基板に実装された各ICチップ142からの熱をそれぞれに装着されたヒートパイプによって液晶表示ユニットのシールド板172やカメラ外装前,後カバー178,182に伝導し、それぞれの部材から外部に効率よく放熱することができる。
また、カメラの組み立てに際して撮像モジュール133と制御回路ユニット132と液晶表示ユニット134とカメラ外装前,後カバーユニット135,136との間を可撓チューブによって連結した構成を採用したことにより上記組み立て作業時における位置規制が少なく組み立てが容易になる。
なお、前述した本発明の実施形態において、例えば、図1の放熱ヒートパイプ17および図11に示した放熱ヒートパイプ122を図5の示したヒートパイプ放熱部58bに置き換え、上記放熱ヒートパイプ17および放熱ヒートパイプ122をパイプ支持部材59を介して液晶表示装置のシールド板64に熱結合させる構成も提案することができる。
この発明は、上記各実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記各実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
本発明の撮像モジュールによれば、撮像ユニットなどの電子機器において、撮像素子の熱源で発生した熱をヒートパイプを用いて効率がよく冷却し、また、組み立てが簡単でコンパクト化も可能な撮像モジュールとして利用することができる。
本発明の第一実施形態の撮像モジュールを内蔵する撮影レンズユニットの光軸に沿った断面図である。 図1のA矢視図であって、上記撮像モジュールの撮像素子部を背面側から見た図を示す。 図2の撮像モジュールに適用される伸縮接続管の拡大断面図である。 本発明の第二の実施形態の一眼レフデジタルカメラの要部を示す光軸に沿った断面図である。 図4のカメラに内蔵される撮像モジュールの光軸に沿った断面図である。 図5のB矢視図であって、撮像モジュールを前面側から見た図を示す。 本発明の第三の実施形態の撮像モジュールの光軸に沿った断面図である。 図7のC矢視図であって、図7の撮像モジュールの撮像素子部を背面側から見た図を示す。 本発明の第四の実施形態の撮像モジュールの光軸に沿った断面図である。 図9のD−D断面図であって、図9の撮像モジュールにおけるヒートパイプ固着部の断面を示す。 図9の撮像モジュールに適用される可撓接続管の斜視図である。 図11のE−E断面図である。 本発明の第五実施形態の電気機器である撮像装置のデジタルカメラの構成を示す配置図である。 図13のデジタルカメラを構成する撮像モジュールの側面図である。 非特許文献1に記載されているヒートパイプの断面図である。
符号の説明
12,56,76,155…プリント基板
13,53,72,152…撮像素子
13b,72a…リード端子
15,55,75,97,154
…撮像素子支持板
15b,55b,75b…開放凹部(開放空間凹部)
15c,55c,75c,97c
…ヒートパイプ固着凹部(凹部)
16,121,156
…吸熱ヒートパイプ(吸熱用ヒートパイプ)
17,122,165,166,167
…放熱ヒートパイプ(放熱用ヒートパイプ)
18,157,162,163,164
…ベローズ型接続管(伸縮接続管)
28,106…AFEIC
31,67…接続FPC(フレキシブルプリント基板)
43 …交換式撮影レンズ(撮影レンズユニット)
52,81,134…液晶表示ユニット(画面表示部)
58a,77a
…ヒートパイプ吸熱部(吸熱用ヒートパイプ)
58b,77b
…ヒートパイプ放熱部(放熱用ヒートパイプ)
59 …パイプ支持部材(支持板)
64,81,172…シールド板
76a…グランドパターン部(グランド線)
78 …位置決め片(ヒートパイプ位置決め手段)
79 …位置決めピン(プリント基板位置決め手段)
125…可撓接続管
X,Y…2次元方向

Claims (14)

  1. 撮像素子と、上記撮像素子の非撮像面側近傍に配される吸熱用ヒートパイプと、上記吸熱用ヒートパイプを接続するための伸縮可能な伸縮接続管とを備えた撮像素子モジュールにおいて、
    熱伝導性の高い材料で形成され、上記撮像素子を支持する撮像素子支持板を備えており、該撮像素子支持板には上記撮像素子側上面に凹部が形成され、該凹部に上記吸熱用ヒートパイプが固着され、さらに、上記吸熱用ヒートパイプが配される近傍に開放空間凹部が形成されていることを特徴とする撮像素子モジュール。
  2. 上記撮像素子支持板には、AFEIC素子を配置したことを特徴する請求項1に記載の撮像素子モジュール。
  3. 上記撮像素子支持板には、上記撮像素子に被写体像を結像させるための撮影レンズ部および、または上記撮像素子が実装されるプリント基板を位置決めするための位置決め手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の撮像素子モジュール。
  4. 上記吸熱用ヒートパイプは、上記撮像素子のリード端子列に平行に配置されていることを特徴とする請求項1記載の撮像素子モジュール。
  5. 上記吸熱用ヒートパイプは、複数本であることを特徴とする請求項4に記載の撮像素子モジュール。
  6. 上記伸縮接続管の一方に上記吸熱用ヒートパイプを接続し、他方に放熱用ヒートパイプを接続したことを特徴とする請求項4記載の撮像素子モジュール。
  7. 撮像素子と、上記撮像素子の非撮像面側近傍に配され、吸熱部と放熱部とを有するヒートパイプと、上記ヒートパイプを接続する伸縮可能な接続管を備えたを備えた撮像素子モジュールにおいて、
    熱伝導性の高い材料で形成され、上記撮像素子を支持する撮像素子支持板と、上記ヒートパイプの放熱部を位置決めするためのヒートパイプ位置決め手段とを備えており、上記撮像素子支持板に上記撮像素子側上面に上記ヒートパイプが固着される凹部と、上記ヒートパイプが配される近傍に開放空間凹部とが形成されており、上記ヒートパイプ位置決め手段と上記撮像素子モジュールが組み込まれる装置側のシールド板とが熱結合状態で接続されていることを特徴とする撮像素子モジュール。
  8. 上記ヒートパイプは、上記撮像素子のリード端子列に平行に配置されることを特徴とする請求項7記載の撮像素子モジュール。
  9. 上記ヒートパイプは、複数本であることを特徴とする請求項7記載の撮像素子モジュール
  10. 上記ヒートパイプ位置決め手段と上記シールド板との熱結合部分には、上記ヒートパイプの放熱部を支持する支持板および、またはプリント基板上のグランド線を配置することを特徴とする請求項7記載の撮像素子モジュール。
  11. 撮像素子に対して被写体像を結像させるための撮影レンズと、
    該撮影レンズを支持する地板と、
    請求項1、または、7に記載の撮像素子モジュールと、
    を備えたことを特徴とする撮影レンズユニット
  12. 請求項11に記載の撮影レンズユニットと、
    画像再生可能な画面表示部と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  13. 撮像素子と、上記撮像素子の非撮像面側近傍に配され、吸熱部と放熱部とを有するヒートパイプとを備えた撮像素子モジュールにおいて、
    熱伝導性の高い材料で形成され、上記撮像素子を支持する撮像素子支持板と、
    上記ヒートパイプの放熱部を位置決めするためのヒートパイプ位置決め手段と、
    を備えており、上記撮像素子支持板に上記撮像素子側上面に上記ヒートパイプが固着される凹部と、上記ヒートパイプが配される近傍に開放空間凹部とが形成されており、上記ヒートパイプ位置決め手段と上記撮像素子モジュールが組み込まれる装置側のシールド板とが熱結合状態で接続されている。
  14. 交換可能な撮影レンズと、
    シールド板を有する画像再生可能な画面表示部と、
    請求項1、または、7に記載の撮像素子モジュールと、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
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GB2487752A (en) * 2011-02-02 2012-08-08 Thales Holdings Uk Plc Thermal management of an infra-red sensor using heat pipes
US9680028B2 (en) 2011-10-14 2017-06-13 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device

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