JPH10285441A - ビデオカメラの放熱装置 - Google Patents

ビデオカメラの放熱装置

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JPH10285441A
JPH10285441A JP9086548A JP8654897A JPH10285441A JP H10285441 A JPH10285441 A JP H10285441A JP 9086548 A JP9086548 A JP 9086548A JP 8654897 A JP8654897 A JP 8654897A JP H10285441 A JPH10285441 A JP H10285441A
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JP
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air
body case
camera body
front panel
video camera
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JP9086548A
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Yasuyuki Baba
康行 馬場
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラ本体ケース内を高効率に強制空冷する
こと。 【解決手段】 レンズ6がレンズマウント7を介して外
側に取り付けられるカメラ本体ケース2のフロントパネ
ル3に空気吸入口31を設け、カメラ本体ケース2のリ
アパネル4に空気排出用ファン33及び空気排出口32
を設けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メディカル用、公
営競技場用、天候観測用、セキュリテー用として広範囲
の分野に使用することができ、特に、定位置に取り付け
て使用するCCDビデオカメラ等に適用するのに最適な
ビデオカメラの放熱装置の技術分野に属するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、上記の使用目的で、定位置に
取り付けて使用されるビデオカメラの最も多くは、CC
Dビデオカメラである。そして、このCCDビデオカメ
ラも他の電子機器と同様に小型化実現のための部品の小
型化、高密度実装化が進んでいる。特に、ハイビジョン
対応のCCDビデオカメラ等にあっては、CCDの画素
数の増大や駆動周波が高くなることに伴い、CCD自体
も発熱するようになり、カメラ本体ケース内の単位体積
当りの熱密度が著しく高くなる傾向にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のCCD
ビデオカメラでは、カメラ本体ケース内の放熱のための
特別な対策が殆んど講じられておらず、カメラ本体ケー
スの発熱部品から発生する輻射熱をカメラ本体ケースに
伝導させて外部へ放熱しているに過ぎなかった。従っ
て、従来はカメラ本体ケース内の放熱効率が低く、その
内部に熱がこもり易いために、CCDが温度上昇して、
画質が劣化する等の問題を発生していた。
【0004】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、カメラ本体ケース内を高効率に強
制空冷することができるようにしたビデオカメラの放熱
装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のビデオカメラの放熱装置は、レンズがレン
ズマウントを介して外側に取り付けられるカメラ本体ケ
ースのフロントパネルに空気吸入口を設け、カメラ本体
ケースのリアパネルに空気排出用ファン及び空気排出口
を設けたものである。
【0006】上記のように構成された本発明のビデオカ
メラの放熱装置は、カメラ本体ケースのリアパネルに設
けた空気排出用ファンを作動させることにより、フロン
トパネルに設けた空気吸入口からカメラ本体ケース内に
冷たい外気を強制的に吸入し、カメラ本体内で温められ
た空気をリアパネルに設けた空気排出口から強制的に排
出するようにして、カメラ本体ケース内を強制的に空冷
することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したビデオカ
メラの放熱装置の実施の形態を図を参照して説明する。
【0008】まず、図1〜図4に示すように、このビデ
オカメラは、ハイビジョン対応用の3板式のCCDビデ
オカメラ1であり、ほぼ長方体形状に構成され、内部が
空洞であるカメラ本体ケース2の長手方向にはフロント
パネル3とリアパネル4がネジ止め等にて一体に固着さ
れていて、左右一対のサイドパネル5は脱着式に構成さ
れている。そして、フロントパネル3の外側にはレンズ
6がレンズマウント7を介して脱着可能に取り付けら
れ、リアパネル4の外側には電源ケーブルや信号ケーブ
ル等が脱着可能に接続される複数のコネクター8が取り
付けられている。そして、カメラ本体ケース2の上下両
面2a、2bには、このCCDビデオカメラ1を搭載用
の三脚台やカメラブラケットに脱着可能に取り付けるた
めの上下一対の三脚ネジ9が取り付けられている。な
お、カメラ本体ケース2、フロントパネル3、リアパネ
ル4、両サイドパネル5はアルミダイキャスト等の軽量
で、熱伝導率の高い材料で構成されている。
【0009】そして、カメラ本体ケース2の内部で、フ
ロントパネル3の内側には撮像装置である3板式のCC
D撮像装置10が内蔵されていて、このCCD撮像装置
10は、レンズ6の光軸F上に配置されたプリズム11
と、そのプリズム11の3方に分岐された光軸f1 、f
2 、f3 上に配置された固体撮像素子であるR、G、B
用の3つのCCD12、その3つのCCD12に付設さ
れたプリント基板である3つのBI基板(画素制御用基
板)13と、これらの側部にレンズ6の光軸Fと平行
で、垂直に配置されたDR基板(CCD駆動用基板)1
4とによって構成されている。そして、カメラ本体ケー
ス2の内部で、CCD撮像装置10とリアパネル4との
間の空間が基板収納部15に構成されていて、この基板
収納部15内には、複数のプリント基板であるMB基板
(中継用基板)16、PR基板(画像処理用基板)1
7、IE基板(画像処理のデジタル系基板)18、TG
基板(信号制御用基板)19、CN基板(コネクター基
板)20等が収納されている。
【0010】ところで、本発明は、カメラ本体ケース2
の内部を強制空冷するための放熱装置を設置するもので
あり、カメラ本体ケース2の内部を強制空冷するための
には、空気吸入口や空気排出口をカメラ本体ケース2に
形成しなければならない。しかし、この種CCDビデオ
カメラ1は三角台やカメラブラケットによって屋内外の
定位置に取り付けられる関係で、カメラ本体ケース2の
フロントパネル3とリアパネル4を除く上下両面2a、
2b及び左右両側面2c、2dには屋内外の壁面や各種
機器その他の障害物が近接されることが考えられる。従
って、これら上下両面2a、2b及び左右両側面2c、
2dに空気吸入口や空気排出口を設けた場合には、障害
物によってその空気吸入口や空気排出口が不用意に塞が
れる恐れがあり、これら上下両面2a、2b及び左右両
側面2c、2dは空気吸入口や空気排出口の設置場所と
しては好ましくない。一方、フロントパネル3の外側に
はレンズ6が取り付けられ、リアパネル4には電源ケー
ブルや信号ケーブル等が接続されるので、これらフロン
トパネル3やリアパネル4の前後両側には上記の障害物
が近接されることが少ないと考えられる。そこで、本発
明は、この理由に基づき、カメラ本体ケース2の内部を
高効率に強制空冷することができる放熱装置を実現した
ものである。
【0011】即ち、まず、フロントパネル3のレンズマ
ウント7の上下2箇所に空気吸入口31を形成し、リア
パネル4の複数のコネクター8を避けたコーナ部分に空
気排出口9を形成し、そのリアパネル4の空気排出口9
の内側に空気排出用ファン33を設置している。そこ
で、空気排出用ファン33を作動させると冷たい外気が
外部の障害物等に殆んど邪魔されることなく、上下2箇
所の空気吸入口31からカメラ本体ケース2内に矢印A
で示すようにスムーズに吸入され、この冷たい外気はC
CD撮像装置10の3つのCCD12やBI基板13、
DR基板14の周囲を通り、引き続きカメラ本体ケース
2内の基板収納部15に収納されている複数の基板16
〜20間を光軸F方向に沿って進む。そして、カメラ本
体ケース2の内部で温められた空気は空気排出口32か
ら外部の障害物等に殆んど邪魔されることなく外部へス
ムーズに排出される。従って、カメラ本体ケース2の内
部を高効率に強制空冷することができて、3つのCCD
12やBI基板13、DR基板14或いは複数の基板1
6〜20に高密度実装されているIC21等の発熱部品
を高効率に冷却し、これらの温度上昇を未然に防止する
ことができる。
【0012】そして、この放熱装置では、カメラ本体ケ
ース2内のほぼ中央部に沿ってフロントパネル3からリ
アパネル4に至る空気流通用空洞部34を形成し、基板
収納部15では、複数の基板16〜20をその空気流通
用空洞部34の周囲に光軸Fとほぼ平行状に配置してい
る。即ち、上部水平部22aと左右一対の側部垂直部2
2b、22cとによってほぼ下向きのコ字状に形成され
た板金等からなる基板シャーシ22が基板収納部15内
に設置されていて、その基板シャーシ22の上部水平部
にMB基板16が光軸Fと平行で、かつ、水平に取り付
けられ、一方の側部垂直部22bにPR基板17及びI
E基板18が間隔を隔てて光軸Fと平行で、かつ、垂直
に取り付けられ、他方の側部垂直部22cにTG基板1
9が光軸Fと平行で、かつ、垂直に取り付けられてい
る。そして、これらPR基板17、IE基板18、TG
基板19等は、これらの上端で複数のコネクター23に
よってMB基板16の左右両端に電気的に接続されてい
る。なお、CN基板20はリアパネル4の内側に光軸F
と直交する状態で取り付けられていて、このCN基板2
0とMB基板16とはハーネス等によって電気的に接続
されている。
【0013】そして、MB基板16の下面に下向きに実
装された発熱部品であるケミカルコンデンサー等の複数
のコンデンサー24や基板シャーシ22の両側部垂直部
22b、22cの下端部間に水平に配置された発熱部品
であるD−Dコンバータ等の変圧器25が空気流通用空
洞部34内の中央側に突出されている。そして、一方の
側部の最も内側に配置されているIE基板18の内側に
高密度実装された発熱部品である複数のICが一方の側
部垂直部22bの外側に固着された放熱用弾性部材であ
って、かつ、絶縁部材である複数の放熱ゴム26に圧着
されていて、その一方の側部垂直部22bの内側に固着
された光軸Fと平行なヒートシンク27が空気流通用空
洞部34内の中央側に突出されている。従って、IE基
板18の複数のIC21は放熱ゴム26、板金である基
板シャーシ22を介してヒートシンク27に熱的に接続
されている。そして、最も外側に配置されているPR基
板17とTG基板19の外側に高密度実装されている発
熱部品である複数のIC21に両サイドパネル5の内側
に固着された複数の放熱ゴム26が、両側から圧着され
て、これらのIC28が両サイドパネル5に熱的に接続
されている。なお、変圧器25は放熱用弾性部材であっ
て、かつ、絶縁部材である放熱シート28によってカメ
ラ本体ケース2内の底部上に載置されていて、この変圧
器25もカメラ本体ケース2に熱的に接続されている。
また、複数の基板14、16〜20相互間やこれらとカ
メラ本体ケース2の両サイドパネル5を含む内壁間には
光軸Fと平行な複数の隙間29が形成されている。
【0014】従って、空気排出用ファン33の作動によ
ってカメラ本体ケース2内を強制空冷すべく、冷たい外
気を空気流通用空洞部34に沿って矢印A方向に流通さ
せる際に、この空気は複数の基板16〜20間や基板シ
ャーシ22間或いはカメラ本体ケース2や両サイドパネ
ル5等の内壁間に形成されている複数の隙間29に沿っ
てスムーズに流通することができる。従って、複数の基
板14、16〜20、IC21、基板シャーシ22、コ
ンデンサー24、変圧器25、放熱ゴム26、放熱用ヒ
ートシンク27の表面を冷たい外気によって高効率に強
制空冷することができると共に、冷たい外気によって外
側から冷却されているカメラ本体ケース2や両サイドパ
ネル5等を内側からも強制空冷することができる。そし
て、IE基板18に高密度実装されている複数のIC2
1の熱は複数の放熱ゴム26を介して基板シャーシ22
に伝導されて、ヒートシンク27によって極めて高効率
に強制空冷される。また、PR基板17やTG基板19
には高密度実装されている複数のIC21や変圧器25
の熱は複数の放熱ゴム26や放熱シート28を介して両
サイドパネル5やカメラ本体ケース2の底部に伝導され
て、これらカメラ本体ケース2や両サイドパネル5によ
って高効率に放熱される。
【0015】次に、脱着式の両サイドパネル5をカメラ
本体ケース2の左右両側面にネジ止めする際、図6に示
すように、各サイドパネル5の4隅を4本の止ネジ38
によって横側方からネジ止めする方法では、止ネジ38
の使用本数が多くなる上に、組立工数も多くなり、コス
ト高になる。また、止ネジ38の緩み方向がそのままサ
イドパネル5の脱落方向となるために、止ネジ38に緩
みが生じると、サイドパネル5がカメラ本体ケース2か
ら脱落し易くなる等の不都合がある。
【0016】そこで、本発明では、図4及び図5に示す
ように、両サイドパネル5の上下方向の一端である下端
5aのほぼ中央部を係止爪36によってカメラ本体ケー
ス2の係止溝43内に上方から差し込んで係止し、その
係止爪36を回転中心にして、両サイドパネル5の上端
5b側を内側(カメラ本体ケース2の中心側)に回転さ
せて、その水平に折り曲げられた上下方向の他端である
上端5bの光軸F方向における2箇所を2本の垂直な止
ネジ38によって上方からネジ止めするようにしてい
る。この結果、両サイドパネル5をカメラ本体ケース2
に取り付ける止ネジ38の使用本数が少なくなる上に、
組立工数も削減することができて、低コスト化を実現で
きる。しかも、止ネジ38の緩み方向(上下方向)がサ
イドパネル5の脱落方向(水平方向)に対して直交する
ことから、止ネジ38が多少緩んでも、サイドパネル5
がカメラ本体ケース2から容易に脱落せず、安全性も高
くなる。また、両サイドパネル5を係止爪36を中心と
して内側に回転させた後に、その両サイドパネル5を止
ネジ38によってカメラ本体ケース2にネシ止めするの
で、これら両サイドパネル5の内側に固着されている複
数の放熱ゴム26をPR基板17やTG基板19の外側
に高密度実装されている複数のIC21に外側から無理
なく圧着することができて、これらのICがこれらの基
板17、19から不用意に脱落される危険が全くない。
【0017】次に、図7〜図11に示すように、フロン
トパネル3のレンズマウント7の上下に形成された上下
一対の空気吸入口31の外側には、内周がレンズマウン
ト7の外周に沿って円弧状に弯曲された凹所である上下
一対のフィルター収納部39が形成されていて、この上
下一対のフィルター収納部39内には、そのフィルター
収納部39の形状に沿わせた形状の上下一対の防塵用エ
アフィルター40が脱着可能に収納されている。なお、
このエアフィルター40はウレタンフォーム等で構成さ
れている。そして、内周がレンズマウント7の外周に沿
って円弧状に弯曲された脱着可能な上下一対のフィルタ
ーカバー41によって上下一対のエアフィルター40の
前面が覆われている。
【0018】即ち、上下一対のフィルターカバー41の
レンズマウント7側の端部である内周端41aの周方向
の両端に一体に形成された一対の係止爪42をフロント
パネル3の上下一対のフィルター収納部39の内周側に
形成された一対の係止溝41aに脱着可能に差し込んで
係止し、上下一対のフィルターカバー41のレンズマウ
ント7とは反対側の端部である外周端41bの中央部を
それぞれ1本の止ネジ44によって光軸Fに対して直角
な上下方向からフロントパネル3に脱着可能にネジ止め
している。この際、止ネジ44には皿ネジが使用されて
いて、1本の止ネジ44によってフィルターカバー41
を前後、左右の位置決めを行うことができる。そして、
これら一対のフィルターカバー41はカメラ本体ケース
2及びフロントパネル3、リアパネル4及び両サイドパ
ネル5と同様にアルミダイキャスト等によって形成され
ていて、これらには安全規格を満足する空気吸込用の複
数のスリット41cが形成されている。そして、これら
上下一対のフィルターカバー41はこのCCDビデオカ
メラ1に外観的な強い印象を与えることができるいわゆ
る顔になっていて、デザイン性及び高い審美性を表現し
ており、CCDビデオカメラ1の品質を向上させてい
る。従って、これら上下一対のフィルターカバー41の
形状を変えることによって、CCDビデオカメラ1の外
観的な印象をさまざまに変化させることができる。
【0019】ところで、フロントパネル3の上下2箇所
の空気吸入口31を形成した場合には、前述した強制空
冷時に、特に、吸入した冷たい外気が3つのCCD12
やBI基板13等を空冷し易くなる。その際、上下一対
の空気吸入口31にそれぞれエアフィルター40を脱着
可能に取り付けておくことにより、その空気吸入口31
からカメラ本体ケース2の内部に外気に混って侵入しよ
うとする塵埃をこれらのエアフィルター40で吸着、除
去することができて、カメラ本体ケース2内に塵埃が侵
入して堆積されることを未然に防止することができる。
【0020】しかも、上下一対のフィルターカバー41
は、それぞれ光軸Fに対して直角な1本の止ネジ44に
よってフロントパネル3にネジ止めされていて、レンズ
6がこれらの止ネジ44の脱着操作の障害に全くならな
い。従って、これらのネジ44の脱着操作を容易に行え
るので、これらのフィルターカバー41も簡単に脱着す
ることができ、上下一対のエアフィルター40の交換を
簡単に行える。なお、これらのエアフィルター40は交
換だけでなく、洗って簡単に再使用することも可能であ
る。
【0021】次に、図12は空気吸入口31、エアフィ
ルター40及びフィルターカバー41をフロントパネル
3のレンズマウント7の左右両側に設置したものを示し
ており、前述した強制空冷時に、レンズマウント7の左
右両側から冷たい外気をカメラ本体ケース2内に吸入す
る場合には、特に、3つのCCD12やDR基板14を
空冷し易くなる。また、図13は、空気吸入口31、エ
アフィルター40及びフィルターカバー41をフロント
パネル3のレンズマウント7のほぼ全周に形成したもの
であり、前述した強制空冷時におけるカメラ本体ケース
2内への冷たい外気の吸入量を増大し、強制空冷効果を
向上させることができる。なお、図3に示すように、リ
アパネル4の空気排出口32にも安全規格を満足する防
塵ネット45等の防塵手段が取り付けられている。
【0022】以上、本発明の実施の形態に付き述べた
が、本発明は上記した実施の形態に限定されることな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能で
ある。例えば、本発明はCCDビデオカメラに限定され
ることなく、携帯用やスタジオ用等の各種のビデオカメ
ラに適用可能である。
【0023】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のビデオ
カメラの放熱装置は、次のような効果を奏する。
【0024】請求項1は、カメラ本体ケースのリアパネ
ルに設けた空気排出用ファンを作動させることにより、
フロントパネルに設けた空気吸入口からカメラ本体ケー
ス内に冷たい外気を強制的に吸入し、カメラ本体内で温
められた空気をリアパネルに設けた空気排出口から強制
的に排出するようにして、カメラ本体ケース内を強制的
に空冷することができるようにしたので、ビデオカメラ
の上下や左右両側に外部障害物があっても、空気吸入口
や空気排出口が塞がれる危険が少なく、カメラ本体ケー
ス内の強制空冷を安全、かつ、確実に行える。従って、
カメラ本体ケース内のCCDやIC等の発熱部品の温度
上昇を未然に防ぐことができて、CCDの温度上昇に伴
う画質の劣化等を未然に防止することができ、高品質の
画像を撮影することができる。
【0025】請求項2は、カメラ本体ケース内のほぼ中
央部に沿ってフロントパネルからリアパネルに至る空気
流通用空洞部を形成し、その空気流通用空洞部の周りに
複数のプリント基板をレンズの光軸とほぼ平行に配置し
たので、特に、複数のプリント基板に高密度実装されて
いるIC等の発熱部品を高効率に強制空冷することがで
きる。
【0026】請求項3は、最も内側に位置する少なくと
も1つのプリント基板をヒートシンクに熱的に接続した
もので、そのプリント基板に高密度実装されているIC
等の発熱部品をヒートシンクによって高効率に強制空冷
することができる。
【0027】請求項4は、フロントパネルのレンズマウ
ントの上下に空気吸入口を形成したので、CCDやBI
基板等を高効率に強制空冷することができる。
【0028】請求項5は、フロントパネルのレンズマウ
ントの左右に空気吸入口を形成したので、CCDやDR
基板等を高効率に強制空冷することができる。
【0029】請求項6は、サイドパネルの一端をカメラ
本体ケースに係止爪によって係止し、他端を止ネジによ
ってカメラ本体ケースにネジ止めするようにしたので、
そのサイドパネルを少数の止ネジによってカメラ本体ケ
ースに脱着可能に取り付けることができて、部品点数、
組立工数を削減して、低コスト化を図ることができる。
しかも、そのサイドパネルの内側に固着した放熱用弾性
部材を内部プリント基板の発熱部品に安全に圧着させる
ことができる上に、その圧着によって発熱部品の熱をサ
イドパネルに伝導して、冷たい外気に高効率に放熱する
ことができる。従って、発熱部品をカメラ本体ケースの
内部と外部の両方で高効率に放熱することができる。
【0030】請求項7は、フロントパネルの空気吸入口
に防塵用エアフィルターを脱着可能なフィルターカバー
を介して脱着可能に取り付けたので、外気に混っている
塵埃がカメラ本体ケース内に侵入して堆積されることを
未然に防止できる上に、エアフィルターの交換や洗浄等
を簡単に行える。
【0031】請求項8は、フィルターカバーのレンズマ
ウント側の端部をフロントパネルに係止爪で係止し、そ
のフィルターカバーのレンズマウント側とは反対側の端
部をレンズの光軸と直交する方向から止ネジによってフ
ロントパネルに脱着可能にネジ止めしたので、止ネジの
脱着操作を容易に行えて、フィルターカバーの脱着を簡
単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したCCDビデオカメラの概要を
説明する透視斜視図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】カメラ本体ケースの内部を透視状で表わした縦
断面側面図である。
【図4】カメラ本体ケースの内部を透視状で表わした横
断面側面図である。
【図5】サイドカバーの脱着構造を説明する斜視図であ
る。
【図6】サイドカバーの他の脱着構造を説明する斜視図
である。
【図7】空気吸入口、エアフィルター及びフィルターカ
バーを説明する要部の拡大断面図である。
【図8】図7のエアフィルター及びフィルターカバーの
分解斜視図である。
【図9】図8のフィルターカバーの上下高さの最小部分
での断面図である。
【図10】図8のフィルターカバーの上下高さの最大部
分での断面図である。
【図11】フロントパネルのレンズマウントの上下にフ
ィルターカバーを取り付けた正面図である。
【図12】フロントパネルのレンズマウントの左右にフ
ィルターカバーを取り付けた正面図である。
【図13】フロントパネルのレンズマウントのほぼ全周
にフィルターカバーを取り付けた正面図である。
【符号の説明】
1はビデオカメラであるCCDビデオカメラ、2は本体
ケース、3はフロントパネル、4はリアパネル、5はサ
イドパネル、6はレンズ、7はレンズマウント、10は
撮像装置であるCCD撮像装置、12は発熱部品である
CCD、13〜20はプリント基板、21は発熱部品で
あるIC、22は基板シャーシ、26は放熱用弾性部材
である放熱ゴム、27はヒートシンク、31は空気吸入
口、32は空気排出口、33は空気排出用ファン、34
は空気流通用空洞、36は係止爪、38は止ネジ、40
はエアフィルター、41はフィルターカバー、42は係
止爪、44は止ネジである。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レンズがレンズマウントを介してフロント
    パネルの外側に取り付けられ、内部に撮像装置や複数の
    プリント基板が収納されたカメラ本体ケースと、 上記フロントパネルに設けられた空気吸入口と、 上記カメラ本体ケースのリアパネルに設けられた空気排
    出用ファン及び空気排出口とを備えたことを特徴とする
    ビデオカメラの放熱装置。
  2. 【請求項2】上記カメラ本体ケース内のほぼ中央部に沿
    って上記フロントパネルからリアパネルに至る空気流通
    用空洞部を形成し、 その空気流通用空洞部の周りに複数のプリント基板を上
    記レンズの光軸とほぼ平行に配置したことを特徴とする
    請求項1記載のビデオカメラの放熱装置。
  3. 【請求項3】上記複数のプリント基板のうちの上記最も
    内側に位置する少なくとも1つのプリント基板に実装さ
    れた放熱部品を放熱するヒートシンクを上記空気流通用
    空洞部内にレンズの光軸とほぼ平行に配置したことを特
    徴とする請求項2記載のビデオカメラの放熱装置。
  4. 【請求項4】上記フロントパネルのレンズマウントの上
    下に上記空気吸入口を形成したことを特徴とする請求項
    1又は請求項2又は請求項3記載のビデオカメラの放熱
    装置。
  5. 【請求項5】上記フロントパネルのレンズマウントの左
    右に上記空気吸入口を形成したことを特徴とする請求項
    1又は請求項2又は請求項3記載のビデオカメラの放熱
    装置。
  6. 【請求項6】上記カメラ本体ケースのサイドパネルの上
    下方向の一端をカメラ本体に係止する係止爪と、 上記サイドパネルの上下方向の他端をカメラ本体に固定
    する止ネジと、 上記サイドパネルの内側に固着されて、上記カメラ本体
    ケースの内部のプリント基板の発熱部品に圧着される放
    熱用弾性部材とを備えたことを特徴とする請求項1又は
    請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5記載の
    ビデオカメラの放熱装置。
  7. 【請求項7】上記フロントパネルの空気吸入口に防塵用
    エアフィルターを脱着自在のフィルターカバーを介して
    脱着可能に取り付けたことを特徴とする請求項1又は請
    求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求
    項6記載のビデオカメラの放熱装置。
  8. 【請求項8】上記フィルターカバーの上記レンズマウン
    ト側の端部を上記フロントパネルに係止する係止爪と、 上記脱着カバーの上記レンズマウント側とは反対側の端
    部を上記フロントパネルに上記レンズの光軸に対して直
    交する方向から脱着可能に固定する止ネジとを備えたこ
    とを特徴とする請求項7記載のビデオカメラの放熱装
    置。
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