JP2017069500A - 電子機器の放熱構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子機器の冷却効率の向上を実現する。【解決手段】櫛歯形状のフィン形状を持つ2つのダクト部品を、一方の部品のフィン形状が他方の部品のフィン形状の間に入り込む形態に互いに対向するように配置した放熱構造において、側壁部分と前記フィン形状によって囲まれる領域にリブ形状を形成し、前記リブ形状により前記側壁部分とフィン形状に囲まれた断面積を小さくする。【選択図】図43

Description

本発明は、電子機器の放熱構造に関する。
一般的に、小型化と高機能化した電子機器が市場から要望されるに伴い、消費電力の増大を招き、外装温度の高温化および内部電気素子の保証温度を超えることによる熱暴走などが近年問題となっている。そのためダクトと放熱フィンを用いた放熱構造が提案されている(特許文献1)。
特開2015−126128号公報
特許文献1の電子機器の放熱構造では、複数の基板上の熱源を冷却するために複数のフィン形状を持つヒートシンク兼ダクトをお互いのフィン同士が交互になるように組み合わせることにより、省スペースでかつ狭ピッチの放熱構造を構成している。しかしながら、成形性の問題でダクトの一番外側のフィンの箇所においては、フィンとダクト側壁との空間が大きくなってしまうという問題があり、ダクト内流速分布で一番外側の隙間で早い流速が発生してしまい、放熱効率が低下してしまうという問題があった。
このような課題を鑑みて、本発明は、電子機器の放熱構造に係り、冷却効率の向上を実現することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る電子機器の放熱構造は、
櫛歯形状のフィン形状を持つ2つのダクト部品を、一方の部品のフィン形状が他方の部品のフィン形状の間に入り込む形態に互いに対向するように配置した放熱構造において、側壁部分と前記フィン形状によって囲まれる領域にリブ形状を形成し、前記リブ形状により前記側壁部分とフィン形状に囲まれた断面積を小さくするを特徴とする。
また、本発明に係る電子機器の放熱構造の他の特徴とするところは、前記リブ形状は前記ダクト部品に複数形成されており、前記フィン形状の排気側端近傍と吸気側端近傍に少なくとも配置してあることを特徴とする。
本発明によれば、電子機器の放熱構造に係り、冷却効率の向上を実現することができる。
デジタルビデオカメラの外観斜視図である。 デジタルビデオカメラの斜視図である。 カメラ本体100の正面図である。 カメラ本体100の右側面図である。 カメラ本体100の左側面図である。 壁215に接する状態でカメラ本体100を使用している様子を上面から見た図である。 カメラ本体100における吸気カバー231、排気カバー241の分解斜視図である。 カメラ本体100の分解斜視図である。 正面カバーユニット251の斜視図である。 右カバーユニット252の斜視図である。 背面カバーユニット254の斜視図である。 左カバーユニット253の斜視図である。 図12の反対側から見た左カバーユニット253の斜視図である。 カード基板ユニット261の斜視図である。 図14と別方向から見たカード基板ユニット261の斜視図である。 メインユニット250の後方左上から見た斜視図である。 メインユニット250の前方右上から見た斜視図である。 メイン基板400の斜視図である。 図18の反対側から見たメイン基板400の斜視図である。 サブ基板401の斜視図である。 図20の反対側から見たサブ基板401の斜視図である。 ネットワーク基板402の斜視図である。 映像圧縮回路基板403の斜視図である。 電源基板404の斜視図である。 ファンダクトユニット301の右上後方より見た斜視図である。 ファンダクトユニット301の左上前方より見た斜視図である。 ファンダクトユニット301の左側面図である。 ファンダクトユニット301の上面図である。 ファン300の斜視図である。 図29の反対側から見たファン300の斜視図である。 ファンゴム306の斜視図である。 ファンゴム306にファン300を組み込んだ状態をファン300の吸込側から見た図である。 ファンゴム306にファン300を組み込んだ状態をファン300の吐出側から見た図である。 ダクトR302の斜視図である。 ダクトR302の側面図である。 ダクトL303の斜視図である。 ダクトL303の側面図である。 ダクトLリア304の斜視図である。 ダクトLリア304の側面図である。 ファンダクトユニット301の分解斜視図である。 ファンダクトユニット301の側面図である。 図41におけるA−A断面の断面図である。 図41におけるB−B断面の断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
<第1の実施形態>
図1は本発明の電子機器の第1の実施形態であるデジタルビデオカメラの外観斜視図、図2は図1に示すデジタルビデオカメラのカメラ本体100からレンズ鏡筒101、ハンドル部102、ショルダーユニット部103及びビューファインダ部104を取り外した状態を示す斜視図である。なお、本実施の形態においては、被写体側から見た方向で上下左右とし、被写体側を正面と定義し説明を行う。
本実施形態のデジタルビデオカメラは、図2に示すように、カメラ本体100に対して、交換式のレンズ装置であるレンズ鏡筒101、ハンドル部102、ショルダーユニット部103及びビューファインダ部104がそれぞれ着脱可能に装着される。レンズ鏡筒101、及びビューファインダ部104は、それぞれ接続手段を有し、カメラ本体100に装着された状態で、カメラ本体100と電気的に接続される。
図3はカメラ本体100の正面図、図4はカメラ本体100の右側面図、図5はカメラ本体100の左側面図である。
図3に示すように、カメラ本体100には、CMOSセンサやCCDセンサ等の撮像素子200、及び撮影ボタン201等が設けられる。図4に示すように、カメラ本体100には、電源ボタン202、操作ボタン類203、操作ダイヤル204、表示部205が設けられている。図5に示すように、カメラ本体100には、カード蓋210、外部入出力端子類220、撮影ボタン206、吸気口230と排気口240が設けられており、後述するカードスロット501の開口部は、カード蓋210によって覆われた状態(閉状態)で示されている。
カメラ本体100は後述するファン300の駆動によって外部の空気をカメラ本体100の前方に設けられた吸気口230から吸入し、ファン300の駆動によって生じた気流をカメラ本体100の後方に設けられた排気口240から排出する。
本実施形態のデジタルビデオカメラにおいては、撮影者はショルダーユニット部103を自分の右肩に乗せて撮影を行う。そのため撮影者の顔はカメラ本体100の右側面に隣接することになるが、カメラ本体100の排気口240がカメラ本体100の左側面にあるために、カメラ本体100からの排気風が撮影者の顔にあたらず、不快感を与えることはない。
また、図6は壁215に接する状態でカメラ本体100を使用している場合にその上面から見た図である。カメラ本体100は吸気口230や排気口240に対して、カード蓋210や外部入出力端子類220が本体の外側に突出しているため、壁215で吸気口230や排気口240を塞ぐことはない。そのため図6中の矢印のような吸排気の空気流れを塞ぐことはなく、カメラ本体100の冷却を十分に行うことができる。
図7はカメラ本体100の吸気口230の吸気カバー231、排気口240の排気カバー241の分解図である。
吸気カバー231、排気カバー241はそれぞれビス232で左カバー500に固定されており、吸気カバー231の内側には吸気フィルター232が組み込まれている。吸気の際、カメラ本体100は空気と一緒にゴミも吸い込もうとするが、オープンセル構造のウレタンフォームで構成された吸気フィルター232によりゴミが本体内部に侵入することを防止することができる。吸気フィルター232は、厚みのあるフィルターであり、吸気カバー231の吸気口230から吸気した空気に対して高い粉塵捕集率を得ることができる。また排気カバー241の内側には吸気フィルター232と同じ材質で構成された排気フィルター242が組み込まれおり、排気カバー241の排気口240からゴミが本体内部に侵入することを防止している。
図8はカメラ本体100の内部構造を説明するための分解斜視図である。
図8に示すように、カメラ本体100は、後述するメインユニット250を囲うように正面カバーユニット251、右カバーユニット252、左カバーユニット253、背面カバーユニット254、上面カバーユニット255及び底面カバーユニット256により外装を形成している。上面カバーユニット255や底面カバーユニット256には、複数のねじ穴257が設けられており、カメラ本体100に対して外部機器やアクセサリー等を取り付けることが可能である。
図9は正面カバーユニット251の斜視図であり、図9を用いて正面カバーユニット251を説明する。
図9に示すように、正面カバーユニット251には、撮像素子200を実装しているセンサー基板258やレンズ鏡筒101を固定するためのマウント部品208が設けられている。
撮像素子200はCMOSやCCDを使用しているため、素子自体が発する熱によってノイズ等が増え、画質が低下するという問題がある。また、センサー基板258上の回路も発熱して撮像素子200に熱を供給するため、撮像素子200及びセンサー基板258周辺の熱を放熱する必要があり、センサー放熱板259をセンサー基板258にビスで固定して放熱を行っている。
図10は右カバーユニット252の斜視図であり、図10を用いて右カバーユニット252を説明する。
図10に示すように、右カバーユニット252には、前述の表示部205に撮影設定や撮影中の画像を表示したり、電源ボタン202、操作ボタン類203、および操作ダイヤル204等のスイッチの入力内容に応じて、カメラ本体100の設定を制御したりする制御IC(不図示)が実装された表示制御基板260が設けられている。表示制御基板260はメインユニット250に含まれる後述のメイン基板400と細線同軸等で接続されている。
図11は背面カバーユニット254の斜視図であり、図11を用いて背面カバーユニット254を説明する。
背面カバーユニット254はバッテリー端子225が設けられており、不図示のバッテリーから電源を供給することでカメラ本体100を動かすことができる。
図12は左カバーユニット253の斜視図であり図13は図12の反対側から見た左カバーユニット253の斜視図である。図12、図13を用いて左カバーユニット253を説明する。
図12に示す通り、左カバーユニット253には、外部入出力端子類220として音声出力端子221や音声入力端子222があり、メインユニット250に含まれる後述の信号制御基板262やサブ基板401に接続されている。音声出力端子221や音声入力端子222はカメラ本体100にケーブルを差したときに、カメラ本体100に対して斜め後ろ方向に出すことができるようになっており、撮影時にケーブルが邪魔になることがないようになっている。外部入出力端子類220の内側には基板等を配置する必要があるため、左カバーユニット253の内側スペースを多く必要とする。
また左カバーユニット253には映像を記録するための記録メディアを収納する後述するカード基板ユニット261のカード蓋210が設けられている。記録メディアの抜き差しがしやすいように、カメラ本体100に対して記録メディアは横方から挿入する形態をとっている。
図13に示すように、左カバーユニット253には信号制御基板262やカード基板ユニット261等が配置されており、後述するメイン基板400やサブ基板401にワイヤーハーネス等で接続され映像や音声信号の通信を行う。
図14はカード基板ユニット261の斜視図であり図15は図14と別方向から見たカード基板ユニット261の斜視図である。図14、図15を用いてカード基板ユニット261を説明する。
図14に示すように、カード基板ユニット261には後述の映像圧縮回路基板403と電気的に接続される。また、映像を記録メディアに記録するためのカード基板263が2つと、カメラ本体100の撮影時等の設定保存ファイルを保存するための保存用カード基板264の合わせて3つ基板が設けられている。高解像度、高フレームレートの映像を記録する場合には、記録メディア内のICが発熱するため記録メディアを冷却する必要があり、カード基板263に不図示の放熱ゴムを利用して放熱板268に放熱している。また3枚の基板と放熱板268は金属製のカード基板ベース265に位置決めされており、ビスにより固定されている。また図15に示すように、カード基板ベース265にはカード冷却ファン266が設けられており、カード冷却ファン266の排気風をカード基板ベース265や放熱板268に当てることにより放熱を行っている。また放熱板268に貼り付けられたカード放熱ゴム267により、底面カバーユニット256へ熱を放熱している。
図16はカメラ本体100の後方右上から見たメインユニット250の斜視図であり、図17はカメラ本体100の前方右上から見たメインユニット250の斜視図である。
メインユニット250は、ファンダクトユニット301、メイン基板400、サブ基板401、ネットワーク基板402、映像圧縮回路基板403、電源基板404、メイン基板放熱板410、サブ基板放熱板411を有する。メイン基板放熱板410やサブ基板放熱板411は熱伝導性に優れた銅やアルミニウム等の材料の板金であり、それぞれメイン基板400やサブ基板401に実装された部品の放熱を行っている。
カメラ本体100内で消費電力の多い基板を、順に並べてみると、メイン基板400、サブ基板401、映像圧縮回路基板403、電源基板404である。ファンダクトユニット301に、これらの発熱を伴う複数の基板を固定して伝熱させることにより、上記の基板を一度に冷却することが可能となっている。
メイン基板400、サブ基板401、ネットワーク基板402および映像圧縮回路基板403間は通信速度が速いことが要求されるため、それぞれの基板間の接続に細線同軸ワイヤー等を用いている。
図18から図24を用いて、メイン基板400、サブ基板401、ネットワーク基板402、映像圧縮回路基板403、及び電源基板404について説明する。
図18はメイン基板400の斜視図であり、ファンダクトユニット301に取り付けられている面を示している。図19は図18の反対側の斜視図である。図20はサブ基板401の斜視図であり、ファンダクトユニット301に取り付けられている面を示している。図21は図20の反対側の斜視図である。図22はネットワーク基板402の斜視図である。図23は映像圧縮回路基板403の斜視図であり、図24は電源基板404の斜視図である。
図18、図19を用いて、メイン基板400の説明を行う。
メイン基板400はすべての電子デバイスと電気的に接続されるため、多くのICが実装されカメラ本体100内で最も面積が大きい基板である。図18で示すように、メイン基板はセンサー基板258からの信号を処理するためのフロントエンドIC 600や、映像に対して色調整などの処理を行うための映像処理IC 602、これらのIC用に使用されているメモリ603などが実装されている。フロントエンドIC 600、映像処理IC 602、メモリ603は消費電力が大きく、非常に発熱するICであるので、ファンダクトユニット301側に実装をされており、不図示の放熱ゴムを利用してICの熱をファンダクトユニット301に伝熱している。図19側にはフロントエンドIC 600や映像処理IC 602へ電源を供給するための回路部品604が実装されており、それらは図16で示したメイン基板放熱板410により放熱を行っている。
図20、図21を用いて、サブ基板401の説明を行う。
図20に示すように、サブ基板401は、メイン基板400の映像処理IC 602から映像データを受け取って、各外部入出力に最適な映像フォーマットの変換を行うバックエンドIC 611やフォーマット変換IC 612などが実装される。バックエンドIC 611やフォーマット変換IC 612もファンダクトユニット301側に実装されており、不図示の放熱ゴムを利用してICの熱をファンダクトユニット301に伝熱している。図21側にはバックエンドIC 611やフォーマット変換IC 612へ電源を供給するための回路部品613が実装されており、それらは図17で示したサブ基板放熱板411により、放熱されている。
図22を用いて、ネットワーク基板402の説明を行う。ネットワーク基板402には、WIFIなどの無線を制御する通信用IC 621が実装されており、カメラ本体100内で撮影した映像を外部機器へ伝送することができる。
図23を用いて、映像圧縮回路基板403の説明を行う。図23に示すように、映像圧縮回路基板403には、メイン基板400の映像処理IC 602から映像データを受け取って、記録メディアカードに高解像度、高フレームレートで映像を書き込むための映像圧縮IC 631が実装されている。
図24を用いて、電源基板404の説明を行う。
電源基板404は、前述のメイン基板400、サブ基板401、ネットワーク基板402、映像圧縮回路基板403、及びカメラ本体100内の電気デバイスに電源を供給している。カメラ本体100全体の消費電力はとても大きいので、電源基板404には背が高いコンデンサ641やコイル642などの大きな部品が実装されている。メイン基板400と電源基板404は図24で示すBtoBコネクタ643で接続されており、そのBtoBコネクタ643のピン数の多くを使用して多くの電源を供給している。
図25はファンダクトユニット301の右上後方より見た斜視図であり、図26はファンダクトユニット301の左上前方から見た斜視図である。また図27はファンダクトユニット301の側面図であり、図28 はファンダクトユニット301の上面図である。
ファンダクトユニット301はダクトR 302、ダクトL 303、及びダクトLリア304がビス305により固定されている。ファンダクトユニット301の内部には、小型の軸流ファンであるファン300をファンゴム306に組み込んだものを縦に2個並べて配置している。小型の軸流ファンを採用することでファンダクトユニット301を小型にすることができ、カメラ本体100の小型化を行っている。ファン300をファンゴム306に組み込むことで、ファン300の回転時に発生する振動を低減している。
図28において、ファンダクトユニット301は点線で示すように吸気部325、冷却部326、排気部327に大きく分けることができる。吸気部325はカメラ本体100の左カバーユニット253に設けられた吸気口230とつながっており、カメラ本体100の外部からの空気を冷却部326に送出する。冷却部326では後述のダクトRフィン331とダクトLフィン341により空気と熱交換を行う。これにより、ファンダクトユニット301を冷却することにより、メイン基板400とサブ基板401等に実装されたICを冷却することができる。排気部327はカメラ本体100の左カバーユニット253に設けられた排気口240とつながっており、熱交換により温められた空気をカメラ本体100に排出を行う。吸気部325と冷却部326が略直角につながっており、冷却部326と排気部327が鈍角につながっており、ファンダクトユニット301は略コの字の形状になっている。
また図28において、WdはダクトR 302とダクトL 303の合わせた幅、Wfはファン300の幅を指している。本発明のファンダクトユニット301は、ファン300を冷却部326と排気部327の接続部近傍部に配置することで、Wd<Wfという関係が可能になっている。この結果、ファンダクトユニット301の薄型化を可能にしており、ひいては本体の薄型化を可能にしている。またファンダクトユニット301を略コの字形状にすることで、冷却部326の外側には面積の大きなメイン基板400を配置することができ、冷却部326の内側には面積の小さなサブ基板401を配置することができる。冷却部326の外側のダクトRフィン331は風の流れる方向に長くすることが可能となり、メイン基板400を効果的に冷却することができる。さらにファンダクトユニット301を略コの字形状にすることで内側の部分にスペース307を作ることができる。カード基板ユニット261や外部入出力端子類220は奥行方向が大きくカメラ本体100の幅方向のスペースを多く必要としていた。しかしカード基板ユニット261をファンダクトユニット301を略コの字形状の内側の部分であるスペース307に配置することで、カメラ本体100の幅方向の薄型化が可能となり、本体の小型化を行っている。
また図26に示すように、ファンダクトユニット301は略コの字形状とすることで、カメラ本体100の吸気口230と排気口240を左カバーユニット253に配置することが可能となっている。
ダクトR 302、ダクトL 303、ダクトLリア304はアルミニウムやマグネシウムなどの金属で作られており、ファンゴム306はシリコン等の弾性体の材料で成形されている。以降、それぞれの部品について詳しく説明する。
図29及び図30はファン300の説明図である。図29はファン300の斜視図であり、図30は図29とは反対側から見たファン300の斜視図である。
ファン300の外装は、プラスチック製樹脂のフレーム310で構成される。ファン300は、メイン基板400と電気的に接続するためのファンワイヤー312とファン基板(不図示)を有している。ファン300の内部には、ファン基板を経由して電気的に接続されているモータ部(不図示)が保持されており、羽根313を回転させることにより圧力差を生み出し空気を送っている。また、羽根313には磁石(不図示)、ファン基板にはホール素子(不図示)が備えられ、羽根313の回転数を検知しフィードバック制御する手段を備えている。以上の構成により、ファン300は、空気を吸込側から吸気し、吐出側から排出する機能を持ち、かつ回転数を制御可能となっている。一般的に軸流ファンは、羽根313を低速回転することでも十分大きな風量を得ることができる。羽根313を低速で回転させることで風切り音やモーター音などの騒音ノイズも抑えることができるので、本実施系のようなデジタルビデオカメラには最適である。
図31、図32、図33を用いてファンゴム306の説明を行う。
図31はファンゴム306の斜視図である。
図31に示すように、ファンゴム306には外側リブ321と内側リブ322が設けられており、シリコンゴムなどのゴム部材で作成されている。ファンゴム306の内側の4隅には内側リブ322が設けられている。また切欠き部323が設けられており、後に詳細な説明を行う。
図32はファンゴム306にファン300を組み込んだ状態をファン300の吸込側から見た図であり、図33はファンゴム306にファン300を組み込んだ状態をファン300の吐出側から見た図である。
ファンゴム306は、ファン300の吸込側や吐出側の開口を覆うことがないように、内側リブ322で挟むようにファン300を保持する。この際、ファン300のファンワイヤー312が切欠き部323から出るようにすることで、ファン300の外形とファンゴム306の内径の大きさを隙間なく組み立てることができる。
次に図34、図35を用いて、ダクトR 302を説明する。
図34はダクトR 302の斜視図であり、図35はダクトR 302の側面図である。
図34に示すように、ダクトR 302には、メイン基板400と電源基板404をビスで固定するための、メイン基板固定部332や電源基板固定部333を有する。またメイン基板400に実装されるフロントエンドIC 600、映像処理IC 602やメモリ603に対応する位置にダクトR凸部334を有する。そしてダクトR凸部334の大きさは、ダクトR凸部334に貼られる不図示の放熱ゴムとほぼ同等となっており、これによりフロントエンドIC 600、映像処理IC 602、メモリ603の発熱を、放熱ゴムを介してダクトR凸部334に伝えることが可能となる。
図35に示すように、ダクトR 302の内側には、放熱面積を拡大するために所定間隔で並設させた複数のダクトRフィン331や、ファン300を組み込んだファンゴム306を保持するためのファンゴム保持リブ335が設けられている。
またダクトRフィン331の両端にあたる位置において、ダクトR上部壁336とダクトR下部壁337のそれぞれからダクトRリブ338が設けられている。ダクトRリブ338の設置目的については、後ほど詳しく説明を行う。
図36、図37を用いてダクトL 303を説明する。
図36はダクトL 303の斜視図であり、図37はダクトL 303の側面図である。
図36に示すように、ダクトL 303には、サブ基板401やサブ基板放熱板411をビスで固定するためのサブ基板固定部342を有する。またサブ基板401に実装されるバックエンドIC 611、フォーマット変換IC 612等に対応する位置にダクトL凸部344を有する。そしてダクトL凸部344の大きさは、ダクトL凸部344に貼られる放熱ゴムとほぼ同等となっており、これによりバックエンドIC 611やフォーマット変換IC 612の発熱は放熱ゴムを介してダクトL凸部344に伝えることが可能となる。またダクトLリア304を固定するための、ダクトL固定部345を備える。
図37に示すように、ダクトL 303の内側には、放熱面積を拡大するために所定間隔で並設させた複数のダクトLフィン341、また略中央にダクトLフィン341と並列する分離壁343を有する。ダクトR 302とダクトL 303が組み合わされた時に、分離壁343により内部の空間を2つに分割される。ダクトL 303のダクトL上部壁345、ダクトL下部壁346がそれぞれ、ダクトR 302のダクトR上部壁336、ダクトR下部壁337と合わさることにより、ファンダクトユニット301の隙間をなくし、ゴミの侵入や雨水の侵入による基板の破壊を防ぐことができる。
図38、図39を用いてダクトLリア304を説明する。
図38はダクトLリア304の斜視図であり、図39はダクトLリア304の側面図である。
図38に示すように、ダクトLリア304には、映像圧縮回路基板403をビスで固定するための映像圧縮回路基板固定部353を有する。また映像圧縮回路基板403に実装される映像圧縮IC 631に対応する位置に放熱平面部355を有する。映像圧縮IC 631の発熱は不図示の放熱ゴムを介して放熱平面部355に伝えることが可能となる。
図39に示すように、ダクトLリア304には、放熱面積を拡大するための複数のダクトLリアフィン351、ファン300を組み込んだファンゴム306を保持するためのファン組み込み部352が2つ設けられている。また分離壁343と同様の役割を果たす分離壁354が設けられており、ダクトR 302とダクトLリア304が組み合わされた時に、内部の空間を2つに分割する。このことにより一方のファン300からの排気風が他方のファン300に吸い込まれることを防ぎ、ダクトRフィン331やダクトLフィン341によって熱せられた空気をカメラ本体100の外部に確実に排気することができる。
図40を用いてファンダクトユニット301の全体構成について詳しく説明を行う。
図40はファンダクトユニット301の分解斜視図である。
図40に示すように、ファン組み込み部352にファンゴム306の外側リブ321が当接するように組み込むことによりファン300を保持している。このようにすることでファン300の羽根313が回転することで発生する振動がカメラ本体100に影響しないようにしている。また同時に外側リブ321はダクトR 302にも当接しており、ファンダクトユニット301内での空気の逆流を防ぐ効果もある。
図41はファンダクトユニット301の側面図である。また図42は図41におけるA−A断面の断面図であり、図43は図41におけるB−B断面の断面図である。B断面の箇所は図35内の右側のダクトRリブ338の位置に相当する箇所である。
図42に示すように、本発明のファンダクトユニット301は、ダクトR 302のダクトRフィン331とダクトL 303のダクトLフィン341は互いのフィンの先端が相手のフィンの間に入るような形態をとっている。ファン300により吸い込まれる空気はダクトRフィン331とダクトLフィン341の隙間を通ることにより、ダクトR 302とダクトL 303を冷却することができる。
ダクトR 302のダクトR上部壁336とダクトL 303のダクトLフィン341で囲まれたダクト上部空間361やダクトR 302のダクトR下部壁337とダクトL 303のダクトLフィン341で囲まれたダクト下部空間362は、他のダクトRフィン331とダクトLフィン341の空間よりも広くなる。
しかしながら図43に示すように、本発明ではダクトR 302にダクトRリブ338を設けることによって、ダクト上部空間361やダクト下部空間362の空間を一時的に小さくすることにより、ダクト上部空間361やダクト下部空間362を流れる空気は流れにくくなり、その結果ファンダクトユニット301の中央部の空気の流速が速くなる。ダクトRリブ338は図35に示すようにフィン331の排気側端付近と吸気側端付近に設けることで、ダクト上部空間361やダクト下部空間362を通過する空気の流速を遅くする状況を安定的に保てる。この結果、ダクトRリブ338そのため基板中央部に実装されたフロントエンドIC600やバックエンドIC611等の部品の放熱効果が高まっている。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
100 カメラ本体、101 レンズ鏡筒、102 ハンドル部、
103 ショルダーユニット部、104 ビューファインダ部、200 撮像素子、
201 撮影ボタン、202 電源ボタン、203 操作ボタン類、
204 操作ダイヤル、205 表示部、206 撮影ボタン、208 マウント部品、
210 カード蓋、215 壁、220 外部入出力端子類、221 音声出力端子、
222 音声入力端子、225 バッテリー端子、230 吸気口、
231 吸気カバー、232 吸気フィルター、232 ビス、240 排気口、
241 排気カバー、242 排気フィルター、250 メインユニット、
251 正面カバーユニット、252 右カバーユニット、253 左カバーユニット、
254 背面カバーユニット、255 上面カバーユニット、
256 底面カバーユニット、257 ねじ穴、258 センサー基板、
259 センサー放熱板、260 表示制御基板、261 カード基板ユニット、
262 信号制御基板、263 カード基板、264 保存用カード基板、
265 カード基板ベース、266 カード冷却ファン、267 カード放熱ゴム、268 放熱板、300 ファン、301 ファンダクトユニット、302 ダクトR、
303 ダクトL、304 ダクトLリア、305 ビス、306 ファンゴム、
307 スペース、310 フレーム、311 貫通穴、312 ファンワイヤー、
313 羽根、321 外側リブ、322 内側リブ、323 切欠き部、
325 吸気部、326 冷却部、327 排気部、331 ダクトRフィン、
332 メイン基板固定部、333 電源基板固定部、334 ダクトR凸部、
335 ファンゴム保持リブ、336 ダクトR上部壁、337 ダクトR下部壁、338 ダクトRリブ、341 ダクトLフィン、342 サブ基板固定部、
343 分離壁、344 ダクトL凸部、345 ダクトL上部壁、
346 ダクトL下部壁、351 ダクトLリアフィン、352 ファン組み込み部
、353 映像圧縮回路基板固定部、354 分離壁、355 放熱平面部、
361 ダクト上部空間、362 ダクト下部空間、400 メイン基板、
401 サブ基板、402 ネットワーク基板、403 映像圧縮回路基板、
404 電源基板、410 メイン基板放熱板、411 サブ基板放熱板、
500 左カバー、501 カードスロット、600 フロントエンドIC、
602 映像処理IC、603 メモリ、604 回路部品、
611 バックエンドIC、612 フォーマット変換IC、613 回路部品、
621 通信用IC、631 映像圧縮IC、641 コンデンサ、642 コイル、
643 BtoBコネクタ

Claims (2)

  1. 櫛歯形状のフィン形状を持つ2つのダクト部品を、
    一方の部品のフィン形状が他方の部品のフィン形状の間に入り込む形態に互いに対向するように配置した放熱構造において、
    側壁部分と前記フィン形状によって囲まれる領域にリブ形状を形成し、
    前記リブ形状により前記側壁部分とフィン形状に囲まれた断面積を小さくすることを特徴とする電子機器の放熱構造。
  2. 前記リブ形状は前記ダクト部品に複数形成されており、前記フィン形状の排気側端近傍と吸気側端近傍に少なくとも配置してあることを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の電子機器の放熱構造。
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