JP2005129694A - 電子機器 - Google Patents

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正樹 折橋
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和彦 鈴木
Motohisa Haga
元久 羽賀
Yoshiki Ito
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Abstract

【課題】 良好な放熱性能を確保しつつ筐体内への塵埃の侵入の防止を図る。
【解決手段】 筐体5の内部空間6aとは隔離された放熱室13を有すると共に放熱室に外気を取り込む取込口11と取り込んだ外気を放熱室から放出する放熱口12とが形成された放熱部10と、一端部17aが内部空間に配置された回路基板14又は電子部品15、15、・・・に取り付けられ他端部17bが放熱室に配置されて電子部品に発生した熱を放熱室に伝導するヒートコンダクター17と、放熱室に配置されると共にヒートコンダクターによって伝導された電子部品に発生した熱を放熱室の外部へ放出する冷却ファン18とを設けた。
【選択図】 図3

Description

本発明は電子機器についての技術分野に関する。詳しくは、電子部品に発生した熱を筐体の内部空間と隔離された放熱室から放出し、良好な放熱性能を確保しつつ筐体内への塵埃の侵入の防止を図る技術分野に関する。
ビデオカメラ、デジタルカメラ、携帯電話、音響機器等の各種の電子機器は、その筐体の内部に回路基板が配置されている。
回路基板には、発熱体となる各種の電子部品が搭載されており、電子機器にあっては、これらの電子部品に発生した熱を放出して筐体内の温度上昇を抑制する必要がある。
特に、電子集積回路のような発熱体の消費電力は、高性能化及び高機能化の進行により増大する傾向にあり、発熱量が増加する中で一層の放熱対策が必要とされている。
また、近年の電子機器の小型化に伴う筐体の小型化や回路基板の高密度実装化により、電子部品に発生する熱を放出するための十分な放熱スペースを確保し難い状況にあり、このような状況においては、放熱対策の重要性が一層増している。
このような電子機器の小型化の状況にあっては、容積の大きなヒートシンク等を配置することが困難であり、良好な放熱対策が施されていない場合には、筐体の内部に配置された電子部品の性能の悪化等を来たすおそれがある。
従来の電子機器にあっては、例えば、筐体に、その内部に連通する通風孔入口と通風孔出口を形成し、冷却用の空気を通風孔入口から筐体の内部へ流入させると共に電子部品に発生した熱を通風孔出口から筐体の外部へ放出する手段が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003―174276号公報
ところが、上記した従来の電子機器にあっては、筐体の内部に連通する通風孔入口と通風孔出口が形成されているため、これらの通風孔入口と通風孔出口から塵埃が筐体の内部へ侵入し易いという問題がある。
筐体の内部への塵埃の侵入は、電子部品や筐体の内部に配置された他の部品の性能の劣化を引き起こす要因となり、電子機器の性能に悪影響を及ぼすという不具合が発生する。
また、上記した従来の電子機器は、自然対流による放熱を行っているため、電子機器の小型化の要求の高まりや発熱量が増加する状況においては、十分な放熱性能が確保されないおそれもある。
さらに、上記した従来の電子機器は、通風孔出口を上方に位置させて使用することにより放熱性能を向上させているが、携帯機器等の上下の向きが変わってしまうような電子機器には適用することができない。
そこで、本発明電子機器は、上記した問題点を克服し、良好な放熱性能を確保しつつ筐体内への塵埃の侵入の防止を図ることを課題とする。
本発明電子機器は、上記した課題を解決するために、筐体の内部空間とは隔離された放熱室を有すると共に放熱室に外気を取り込む取込口と取り込んだ外気を放熱室から放出する放熱口とが形成された放熱部と、一端部が内部空間に配置された回路基板又は電子部品に取り付けられ他端部が放熱室に配置されて電子部品に発生した熱を放熱室に伝導するヒートコンダクターと、放熱室に配置されると共にヒートコンダクターによって伝導された電子部品に発生した熱を放熱室の外部へ放出する冷却ファンとを設けたものである。
従って、本発明電子機器にあっては、筐体の内部空間とは隔離された放熱室に電子部品に発生した熱が伝導されて外部へ放出される。
本発明電子機器は、筐体の内部空間に発熱体となる電子部品が搭載された回路基板が配置された電子機器であって、筐体の内部空間とは隔離された放熱室を有すると共に放熱室に外気を取り込む取込口と取り込んだ外気を放熱室から放出する放熱口とが形成された放熱部と、一端部が回路基板又は電子部品に取り付けられ他端部が放熱室に配置されて電子部品に発生した熱を放熱室に伝導するヒートコンダクターと、放熱室に配置されると共にヒートコンダクターによって伝導された電子部品に発生した熱を放熱室の外部へ放出する冷却ファンとを備えたことを特徴とする。
従って、筐体の内部空間の温度上昇が抑制され、内部空間が高温となるのを防止することができる。
また、放熱室と筐体の内部空間とが隔離されているため、塵埃の内部空間への侵入が防止され、筐体の内部空間に配置される各部の性能の劣化を防止することができる。
請求項2に記載した発明にあっては、上記ヒートコンダクターを筐体の内部空間と放熱室とを隔離する隔壁の少なくとも一部として用いたので、内部空間と放熱室とを仕切るための専用の隔壁部を筐体に形成する必要がなく、筐体の製造が容易となり、電子機器の製造コストの低減を図ることができる。
請求項3に記載した発明にあっては、上記冷却ファンを保持枠と該保持枠の内側で回転自在に支持された羽根とによって構成し、保持枠を高熱伝導性材料によって形成しヒートコンダクターの上記他端部に取り付けたので、ヒートコンダクターによって伝導された熱が冷却ファンの保持枠に伝導され、冷却ファンによって電子部品に発生した熱を効率的に外部へ放出することができる。
請求項4に記載した発明にあっては、上記放熱室に放熱フィンを配置し、該放熱フィンをヒートコンダクターの上記他端部に取り付けたので、放熱量が大きくなり、放熱性能の向上を図ることができる。
請求項5に記載した発明にあっては、上記筐体の外面と放熱部の外面とを同一平面上に位置させたので、放熱部が筐体から外方へ突出されず、電子機器の小型化を図ることができる。
以下に、本発明電子機器の最良の形態を添付図面に従って説明する。尚、以下に示した最良の形態は、本発明電子機器をビデオカメラに適用したものである。尚、本発明の適用範囲はビデオカメラに限られることはなく、本発明は、例えば、電子カメラ、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、ディスクプレーヤー等の音響機器等の筐体の内部に回路基板が配置された各種の電子機器に広く適用することができる。
電子機器1は、本体部2と撮像部3と映像表示部4とを備え(図1及び図2参照)、筐体5の内外に所要の各部が配置されて成る。筐体5は、本体部2の筐体となる本体用筐体6と撮像部3の筐体となる撮像用筐体7と映像表示部4の筐体となるパネル用筐体8とから成る。
本体部2の前面には集音部2aが設けられ(図2参照)、本体部2の後面にはバッテリー9が取り付けられている(図1及び図2参照)。
本体用筐体6を形成する一方の側壁部の後端部には、側方へ向けて突出された第1の放熱部10が設けられている。第1の放熱部10は、例えば、箱状に形成され、その側面部10aに外気を取り込むための取込口11が形成され、後面部10bに取り込んだ外気を放出するための放熱口12が形成されている。第1の放熱部10の内部空間は第1の第1の放熱室13として形成されている。
本体用筐体6の内部空間6aには、図3に示すように、主面が左右方向を向くようにして前後に長い第1の回路基板14が配置され、該第1の回路基板14には発熱体となる各種の電子部品15、15、・・・が搭載されている。
電子部品15、15、・・・には放熱スペーサー16を挟んで第1のヒートコンダクター17の一端部(前端部)17aが接続されている。放熱スペーサー16は、例えば、シリコーンゴムやアクリル系ゴムを基材としてアルミナ等の高熱伝導性フィラーが含有されることにより形成されている。
このように放熱スペーサー16を挟んで電子部品15、15、・・・と第1のヒートコンダクター17とを接続することにより、電子部品15、15、・・・と放熱スペーサー16、放熱スペーサー16と第1のヒートコンダクター17の密着性が高いため、電子部品15、15、・・・からの第1のヒートコンダクター17への熱伝導性の向上を図ることができる。
第1のヒートコンダクター17は、例えば、前後に長い平板状に形成され、主面が左右方向を向くように配置されている。第1のヒートコンダクター17は、例えば、銅、アルミニウム等の金属材料や窒化アルミニウム、炭化珪素、窒化珪素等のセラミックスやグラファイトシート等の熱伝導率の高い材料によって形成されている。第1のヒートコンダクター17としては、例えば、内部が減圧されて冷却水や冷却用のエタノール等が封入されたヒートパイプを用いることもできる。
第1のヒートコンダクター17の他端部(後端部)17bは本体用筐体6の内部空間6aと第1の放熱部10の内部空間とを仕切る隔壁部として機能する。即ち、第1のヒートコンダクター17の他端部17bによって第1の放熱部10の内部空間6a側の開口が閉塞され、本体用筐体6の内部空間6aと第1の放熱部10の内部空間である第1の放熱室13とが隔離されている。
従って、本体用筐体6の内部空間6aと第1の放熱部10の第1の放熱室13とを仕切るための専用の隔壁部を本体用筐体6に形成する必要がなく、本体用筐体6の製造が容易となり、電子機器1の製造コストの低減を図ることができる。
第1のヒートコンダクター17の他端部17bの第1の放熱部10側の面は、第1の放熱室13に熱を放出するための放熱面17cとして形成され、該放熱面17cに第1の冷却ファン18が取り付けられている。従って、第1の冷却ファン18は第1の放熱室13に配置されている。
第1の冷却ファン18は、例えば、軸流ファンであり、外形が矩形状に形成された保持枠19と該保持枠19の内側で回転自在に支持された羽根20とを有し、保持枠19の側面19aが第1のヒートコンダクター17に接した状態で取り付けられている。第1の冷却ファン18としては、例えば、保持枠19が15mm角で厚みが9mmのタイプが用いられる。
第1の冷却ファン18の保持枠19は、例えば、カーボンファイバーやアルミナ等のセラミックス等の高熱伝導性フィラー含有の樹脂材料等又はアルミニウム等の金属材料の熱伝導率の高い材料によって形成されている。
撮像部3は前後に長い筒状に形成され、前面に撮像レンズ21が設けられ(図2参照)、後面にファインダー部22が設けられている(図1参照)。撮像部3の内部には、図4に示すように、各種のレンズによって構成されたレンズブロック23と撮像素子として用いられたCCD(電荷結合素子)24とが配置され、CCD24はCCD搭載用の第2の回路基板25に搭載されている。CCD24も電子部品15、15、・・・と同様に電子機器1の駆動時に発熱する発熱体となる。
撮像部3の後端部には第2の放熱部26が設けられている(図1及び図2参照)。第2の放熱部26は撮像部3の内側に開口された箱状に形成され、その側面部26aに外気を取り込むための取込口27、27が形成され、後面部26bに取り込んだ外気を放出するための放熱口28が形成されている。
第2の放熱部26の内部空間は第2の放熱室29として形成されている。第2の放熱部26は撮像部3の側面部3aから側方へ突出されておらず、第2の放熱部26の側面部26aと撮像部3の側面部3aとは同一平面上に位置されている。
第2の回路基板25には第2のヒートコンダクター30の一端部(前端部)30aが接続されている(図4参照)。第2のヒートコンダクター30は第1のヒートコンダクター17と同様に、例えば、前後に長い平板状に形成され、主面が左右方向を向くように配置され、例えば、銅、アルミニウム等の金属材料や窒化アルミニウム、炭化珪素、窒化珪素等のセラミックスやグラファイトシート等の熱伝導率の高い材料によって形成されている。第2のヒートコンダクター30としても第1のヒートコンダクター17と同様に、例えば、内部が減圧されて冷却水や冷却用のエタノール等が封入されたヒートパイプを用いることもできる。
第2のヒートコンダクター30の他端部(後端部)30bは撮像用筐体7の内部空間7aと第2の放熱部26の内部空間である第2の放熱室29とを仕切る隔壁部として機能する。即ち、第2のヒートコンダクター30の他端部30bによって第2の放熱部26の内部空間7a側の開口が閉塞され、撮像用筐体7の内部空間7aと第2の放熱室29とが隔離されている。
従って、撮像用筐体7の内部空間7aと第2の放熱部26の第2の放熱室29とを仕切るための専用の隔壁部を撮像用筐体7に形成する必要がなく、撮像用筐体7の製造が容易となり、電子機器1の製造コストの低減を図ることができる。
第2のヒートコンダクター30の他端部30bの第2の放熱部26側の面は、第2の放熱室29に熱を放出するための放熱面30cとして形成され、該放熱面30cに第2の冷却ファン31が取り付けられている。従って、第2の冷却ファン31は第2の放熱室29に配置されている。
第2の冷却ファン31は、例えば、遠心ファンであり、外形が矩形状に形成された保持枠32と該保持枠32の内部で回転自在に支持された羽根33とを有し、保持枠32の背面32a、即ち、羽根33の回転軸方向に位置する面が第2のヒートコンダクター30に接した状態で取り付けられている。保持枠32の側面32bには排気孔32cが形成されている。第2の冷却ファン31としては、例えば、保持枠32が15mm角で厚みが5mmのタイプが用いられる。
第2の冷却ファン31の保持枠32は第1の冷却ファン18の保持枠19と同様に、例えば、カーボンファイバーやアルミナ等のセラミックス等の高熱伝導性フィラー含有の樹脂材料等又はアルミニウム等の金属材料の熱伝導率の高い材料によって形成されている。
映像表示部4はヒンジ34を介して本体部2に連結されており、本体部2に対して開閉可能及び回転可能とされている。映像表示部4はパネル用筐体8に液晶パネル等の表示パネル35が保持されて成る。
上記のように構成された電子機器1において、その駆動時には電子部品15、15、・・・やCCD24に熱が発生する。
電子部品15、15、・・・に発生した熱は、放熱スペーサー16及び第1のヒートコンダクター17によって第1の放熱室13に伝導される。このとき第1の冷却ファン18の駆動により取込口11から外気が取り込まれ、第1の放熱室13に伝導された熱が第1の冷却ファン18によって放熱口12から放出される。
従って、本体用筐体6の内部空間6aの温度上昇が抑制され、内部空間6aが高温となるのを防止することができる。また、第1の放熱室13と本体用筐体6の内部空間6aとが隔離されているため、塵埃の内部空間6aへの侵入が防止され、本体用筐体6の内部空間6aに配置される各部の性能の劣化を防止することができる。
また、第1の冷却ファン18は高熱伝導性材料によって形成された保持枠19が第1のヒートコンダクター17に接続されているため、第1のヒートコンダクター17によって伝導された熱が保持枠19に伝導され、第1の冷却ファン18によって電子部品15、15、・・・に発生した熱を効率的に外部へ放出することができる。
一方、CCD24に発生した熱は、第2のヒートコンダクター30によって第2の放熱室29に伝導される。このとき第2の冷却ファン31の駆動により取込口27、27から外気が取り込まれ、第2の放熱室29に伝導された熱が第2の冷却ファン31によって放熱口28から放出される。
従って、撮像用筐体7の内部空間7aの温度上昇が抑制され、内部空間7aが高温となるのを防止することができる。また、第2の放熱室29と撮像用筐体7の内部空間7aとが隔離されているため、塵埃の内部空間7aへの侵入が防止され、撮像用筐体7の内部空間7aに配置される各部の性能の劣化を防止することができる。
また、第2の冷却ファン31は高熱伝導性材料によって形成された保持枠32が第2のヒートコンダクター30に接続されているため、第2のヒートコンダクター30によって伝導された熱が保持枠32に伝導され、第2の冷却ファン31によってCCD24に発生した熱を効率的に外部へ放出することができる。特に、CCD24に発生した熱を効率的に外部へ放出することにより、熱ノイズによる画像の質の低下を防止することができる。
尚、上記のように、平板状の第1のヒートコンダクター17及び第2のヒートコンダクター30を用いることにより、これらの内部空間6a、7aにおける配置スペースが小さくて済み、電子機器1の大型化を回避することができる。
上記には、電子部品15、15、・・・に発生した熱を放出する第1の冷却ファン18として軸流ファンを用いた例を示したが、第2の冷却ファン31と同様に、第1の冷却ファン18として遠心ファンを用い、その背面を第1のヒートコンダクター17の他端部17bに取り付けて放熱するようにしてもよい。
また、上記には、CCD24に発生した熱を放出する第2の冷却ファン31として遠心ファンを用いた例を示したが、第1の冷却ファン18と同様に、第2の冷却ファン31として軸流ファンを用い、その側面を第2のヒートコンダクター30の他端部30bに取り付けて放熱するようにしてもよい。
尚、一般に、軸流ファンはモーター軸の軸方向に平行な空気流を発生し、羽根の径の全体の範囲から筒状に空気流を発生するために遠心ファンに比して大きな風量を発生する。従って、軸流ファンと遠心ファンの選択は、電子機器1の大きさや必要な風量を考慮した上で任意に決定すればよい。
また、遠心ファンは第2の冷却ファン31に用いた場合のように、背面をヒートコンダクターに取り付けて使用することができるため(図4参照)、軸流ファンを第1の冷却ファン18に用い側面をヒートコンダクターに取り付けた場合(図3参照)と比較して、放熱部の側方への突出量が少なくて済み、電子機器1の小型化を図るために有利である。
さらに、上記には、第1の冷却ファン18を配置するための第1の放熱室13を形成するために、本体用筐体6から側方へ突出された第1の放熱部10を設けた例を示したが、第2の放熱部26と同様に、第1の放熱部10を本体用筐体6から突出しないように設けることも可能である。
第1の放熱部10を本体用筐体6から突出しないようにする方法としては、例えば、図5に示すように、第1の回路基板14の配置スペースに余裕がある場合には、本体用筐体6の内部空間6aに配置される第1の回路基板14の位置を変更し、第1の放熱部10を内側に引き込んだ位置に設ける方法がある。
また、第1の放熱部10を本体用筐体6から突出しないようにする別の方法としては、例えば、図6に示すように、第1のヒートコンダクター17の一部を屈曲させて第1の放熱部10を内側に引き込んだ位置に設ける方法がある。
このように第1の放熱部10を本体用筐体6から突出しないように構成することにより、電子機器1の小型化を図ることができる。
以下に、冷却ファン等の放熱手段の各配置例を示す。これらの配置例は、第1の放熱室13に配置する放熱手段及び第2の放熱室29に配置する放熱手段の何れにも適用することができるが、以下には、第1の放熱室13に配置する放熱手段のみについて説明し、第2の放熱室29に配置する放熱手段については第1の放熱室13に配置する放熱手段の説明に代えて省略する。
尚、以下の説明において、上記した構成と同様の構成については上記した説明における同様の符号を付すことにより詳細な説明は省略する。
先ず、第1の配置例について説明する(図7参照)。
第1の配置例は、第1の冷却ファン18として軸流ファンを用い、第1の冷却ファン18を第1のヒートコンダクター17から離隔した状態で配置した例である。第1の冷却ファン18は羽根20の回転軸方向が第1のヒートコンダクター17の放熱面17cに対して直交する方向となるように配置されている。
第1の配置例において、電子部品15、15、・・・に発生し第1のヒートコンダクター17によって伝導された熱は、放熱面17cから第1の放熱室13に放出され、第1の冷却ファン18によって放熱口12から外部へ放出される。
この場合には、第1の冷却ファン18を第1のヒートコンダクター17に取り付けて熱を保持枠19に伝導させる必要がないため、第1の冷却ファン18の保持枠19の材料選択の余地が広く、例えば、安価な樹脂材料等によって形成することができる。
次に、第2の配置例について説明する(図8参照)。
第2の配置例は、第1の冷却ファン18として軸流ファンを用い、第1の冷却ファン18を第1のヒートコンダクター17から離隔した状態で配置し、第1のヒートコンダクター17の先端部に放熱フィン36を取り付けた例である。第1の冷却ファン18は羽根20の回転軸方向が第1のヒートコンダクター17の放熱面17cに対して直交する方向となるように配置されている。
第2の配置例において、電子部品15、15、・・・に発生し第1のヒートコンダクター17によって伝導された熱は、放熱面17c及び放熱フィン36から第1の放熱室13に放出され、第1の冷却ファン18によって放熱口12から外部へ放出される。
この場合には、第1の冷却ファン18を第1のヒートコンダクター17に取り付けて熱を保持枠19に伝導させる必要がないため、第1の冷却ファン18の保持枠19の材料選択の余地が広く、例えば、安価な樹脂材料等によって形成することができる。また、第2の配置例にあっては、放熱フィン36により放熱量が大きくなり、放熱性能の向上を図ることができる。さらに、放熱フィン36を第1のヒートコンダクター17の先端部に取り付けることにより、放熱フィン36が放熱口12の近傍に位置されるため、放熱効率の向上を図ることができる。
尚、放熱フィンを図7に示した第1の配置例における第1のヒートコンダクター17の放熱面17cの第1の冷却ファン18に対向する位置に取り付けるようにしてもよい。このように放熱フィンを放熱面17cの第1の冷却ファン18に対向する位置に取り付けた場合には、取込口11、11から取り込まれ第1の冷却ファン18から吹き出された外気が放熱フィンに向かい、冷却効率が向上する。
次に、第3の配置例について説明する(図9参照)。
第3の配置例は、第1の冷却ファン18として軸流ファンを用い、第1の冷却ファン18の保持枠19の側面19aを第1のヒートコンダクター17の他端部17bに取り付け、第1のヒートコンダクター17の先端部に放熱フィン36を取り付けた例である。
第3の配置例において、電子部品15、15、・・・に発生し第1のヒートコンダクター17によって伝導された熱は、放熱面17c、第1の冷却ファン18の保持枠19及び放熱フィン36から第1の放熱室13に放出され、第1の冷却ファン18によって放熱口12から外部へ放出される。
第3の配置例にあっては、放熱フィン36により放熱量が大きくなり、放熱性能の向上を図ることができる。また、第1のヒートコンダクター17によって伝導された熱が保持枠19に伝導されるため、電子部品15、15、・・・に発生した熱を第1の冷却ファン18によって効率的に外部へ放出することができる。さらに、放熱フィン36を第1のヒートコンダクター17の先端部に取り付けることにより、放熱フィン36が放熱口12の近傍に位置されるため、放熱効率の向上を図ることができる。
次に、第4の配置例について説明する(図10参照)。
第4の配置例は、第1の冷却ファン18として遠心ファンを用い、第1の冷却ファン18の背面を第1のヒートコンダクター17の他端部17bに取り付け、第1のヒートコンダクター17の先端部に放熱フィン36を取り付けた例である。
第4の配置例において、電子部品15、15、・・・に発生し第1のヒートコンダクター17によって伝導された熱は、第1の冷却ファン18の保持枠19及び放熱フィン36から第1の放熱室13に放出され、第1の冷却ファン18によって放熱口12から外部へ放出される。
第4の配置例にあっては、放熱フィン36により放熱量が大きくなり、放熱性能の向上を図ることができる。また、第1のヒートコンダクター17によって伝導された熱が保持枠19に伝導されるため、電子部品15、15、・・・に発生した熱を第1の冷却ファン18によって効率的に外部へ放出することができる。さらに、放熱フィン36を第1のヒートコンダクター17の先端部に取り付けることにより、放熱フィン36が放熱口12の近傍に位置されるため、放熱効率の向上を図ることができる。
尚、上記には、第1の冷却ファン18とは別体の放熱フィン36を用いた例を示したが、図11に示すように、第1の冷却ファン18と放熱フィン36に代えて、放熱フィン37が一体に設けられた冷却ファン38を用いることも可能である。このような冷却ファン38を用いた場合には、放熱フィン37が一体に形成されているため、部品点数の削減による電子機器1の製造コストの低減を図ることができる。また、冷却ファンと放熱フィンとが別体である場合に比し、配置スペースを小さくすることができ、電子機器1の小型化に寄与する。
また、上記各配置例に示した第1の放熱部10は、図5又は図6に示したような方法によって、本体用筐体6から突出しないように設けることが可能である。
さらに、上記した何れの例においても、第1の放熱室13及び第2の放熱室29への塵埃の侵入を防止するために、取込口11、27、27、放熱口12、28に、例えば、防塵フィルターを設けてもよい。
図12は、電子部品の温度と室温との温度差を各例について測定した結果を示すグラフ図である。
図中、縦軸は、電子部品の温度と室温との温度差を示す。横軸の「A」は冷却ファンがなく自然対流による放熱の場合、「B」は軸流ファンをヒートコンダクターに取り付けた場合(図3に示す構成の場合)、「C」は軸流ファンをヒートコンダクターと離隔して配置した場合(図7に示す構成の場合)、「D」は遠心ファンをヒートコンダクターに取り付けた場合(図4に示す構成を本体用筐体に適用した場合)、「E」は遠心ファンをヒートコンダクターに取り付け放熱フィンを用いた場合(図10に示す構成の場合)を示している。
本発明の構成は「B」、「C」、「D」及び「E」であり、従来の構成である冷却ファンを用いなかった「A」に比し、「B」、「C」、「D」、「E」の何れの場合においても、本発明により少なくとも5°Cの温度抑制効果が見られた。
上記した最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
図2乃至図12と共に本発明の最良の形態を示すものであり、本図は、電子機器の斜視図である。 図1とは別の角度から見た状態を示す電子機器の斜視図である。 本体部の内部構成を示す拡大断面図である。 撮像部の内部構成を示す拡大断面図である。 第1の放熱部を本体用筐体から突出しないようにする構成を示す拡大断面図である。 第1の放熱部を本体用筐体から突出しないようにする別の構成を示す拡大断面図である。 放熱手段の第1の配置例を示す拡大断面図である。 放熱手段の第2の配置例を示す拡大断面図である。 放熱手段の第3の配置例を示す拡大断面図である。 放熱手段の第4の配置例を示す拡大断面図である。 放熱フィンが一体に設けられた冷却ファンを示す概念図である。 電子部品の温度と室温との温度差を測定した結果を示すグラフ図である。
符号の説明
1…電子機器、5…筐体、6a…内部空間、7a…内部空間、10…第1の放熱部、11…取込口、12…放熱口、13…第1の放熱室、14…第1の回路基板、15…電子部品、17…第1のヒートコンダクター、18…第1の冷却ファン、19…保持枠、20…羽根、24…CCD(電子部品)、25…第2の回路基板、26…第2の放熱部、27…取込口、28…放熱口、29…第2の放熱室、30…第2のヒートコンダクター、31…第2の冷却ファン、32…保持枠、33…羽根、36…放熱フィン、37…放熱フィン、38…冷却ファン

Claims (5)

  1. 筐体の内部空間に発熱体となる電子部品が搭載された回路基板が配置された電子機器であって、
    筐体の内部空間とは隔離された放熱室を有すると共に放熱室に外気を取り込む取込口と取り込んだ外気を放熱室から放出する放熱口とが形成された放熱部と、
    一端部が回路基板又は電子部品に取り付けられ他端部が放熱室に配置されて電子部品に発生した熱を放熱室に伝導するヒートコンダクターと、
    放熱室に配置されると共にヒートコンダクターによって伝導された電子部品に発生した熱を放熱室の外部へ放出する冷却ファンとを備えた
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 上記ヒートコンダクターを筐体の内部空間と放熱室とを隔離する隔壁の少なくとも一部として用いた
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 上記冷却ファンは保持枠と該保持枠の内側で回転自在に支持された羽根とを有し、
    保持枠を高熱伝導性材料によって形成しヒートコンダクターの上記他端部に取り付けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 上記放熱室に放熱フィンを配置し、
    該放熱フィンをヒートコンダクターの上記他端部に取り付けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  5. 上記筐体の外面と放熱部の外面とを同一平面上に位置させた
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
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