JP7194615B2 - 作業機械 - Google Patents

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Description

本発明は、オペレータの状況を監視する作業機械に関する。
作業機械の異常や車体状態から得られる注意すべき情報などをオペレータに通知する従来技術として、例えば、特許文献1には、複数の移動体から、これら複数の移動体を管理する側に設けられた端末装置に対して情報を送信可能に、前記複数の移動体と前記端末装置とを通信手段によって接続し、前記複数の移動体から当該移動体の状態を示す情報を、前記端末装置に送信し、前記端末装置は、送信された情報に基づいて前記複数の移動体を管理するようにした移動体の管理装置において、自己の移動体の状態が異常値に達した場合に、異常値に達した異常状態を識別する異常状態識別データを出力する異常状態識別データ出力手段と、前記異常状態識別データを記憶する記憶手段と、自己の移動体で発生する異常状態の種類毎に、重要度を複数のレベルにランク付けして、一定レベル以上の異常状態識別データを、前記端末装置に送信すべき異常状態識別データとして設定する設定手段とを前記複数の移動体それぞれに設け、前記複数の移動体それぞれは、前記異常状態識別データ出力手段から出力される異常状態識別データが、前記設定手段で設定された一定レベル以上である場合に、その異常状態識別データを、自己の移動体から前記端末装置に送信するようにした移動体の管理装置が開示されている。
また、特許文献2には、機械の状態を監視して、監視により得られた機械状態の諸項目のデータを記憶するデータベースサーバ(21)と、前記データベースサーバ(21)に記憶された前記機械状態の諸項目のデータ中から選ばれた複数項目のデータの表示を、複数のクライアントのクライアントシステム(7、9、13)にオンラインで提供するクライアントサーバ(23、25)と、を備え、前記クライアントサーバ(23、25)は、第1種のクライアントのクライアントシステム(7)へ前記機械状態の第1組の複数項目のデータの表示をオンラインで提供する第1種クライアントサーバ(23)と、第2種のクライアントのクライアントシステム(9)へ前記機械状態の所定の第2組の複数項目のデータの表示をオンラインで提供する第2種クライアントサーバ(25)とを有し、前記第2組の複数項目は前記第1組の複数項目中の一部分である、機械状態管理システムが開示されている。
特開2003-040051号公報
特開2003-208217号公報
上記従来技術においては、作業機械の機体の異常が発生した場合や通知が必要な機体状態となった場合に、サービスマンディーラやクライアントを対象として通知を行っており、通知内容からのサービス対象選定や対応可否の判断精度をあげるために通知判定や通知の仕方を変更するなどして通知内容の精度を向上させている。
しかしながら、作業機械の異常などの確認や対応を最も早く行うことができるはずのオペレータへの通知が考慮されておらず、対応が遅れることによって、異常などによる影響範囲が拡大してしまうおそれがある。また、オペレータに作業機械などの異常が通知されたとしても、オペレータが通知に気付かなかったり、オペレータが通知の重要性を理解できずに対応の判断を後回しにしたりすることによっても同様に対応が遅れてしまうことが懸念される。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、作業機械の機体の異常が発生した場合や通知が必要な機体状態となった場合に、オペレータを含む対象への通知を適切に行うことができる作業機械を提供することを目的とする。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、作業機械を構成する車体の状態である車体状態を検出する車体状態検出装置と、前記車体状態検出装置の検出結果に基づいて、前記車体状態の異常を判定する判定コントローラと、前記判定コントローラの判定結果に基づいて、複数の通知対象のうちの少なくとも1つに異常の発生を通知する異常通知処理を行う情報コントローラとを備えた作業機械において、前記情報コントローラは、前記判定コントローラで判定される異常の種類ごとに、異常の発生時における通知対象及び通知方式と、通知対象及び通知方式の変更を判定する基準となる通知監視時間と、異常の発生から前記通知監視時間が経過した後の通知対象及び通知方式と、を予め定めた通知設定テーブルを有し、前記車体状態異常が生じ、前記通知監視時間が所定時間経過した場合には、前記作業機械を操作するオペレータへの通知レベルを引き上げ、さらに、通知対象が前記作業機械の周囲であるか車体であるかを判定し、判定された結果が車体の場合には、管理者へ通知を行い、判定された結果が周囲である場合には、前記作業機械の周囲に通知を行うものとする。
本発明によれば、作業機械の機体の異常が発生した場合や通知が必要な機体状態となった場合に、オペレータを含む対象への通知を適切に行うことができ、異常などによる影響範囲の拡大を抑制することができる。
作業機械の一例である油圧ショベルの外観を模式的に示す側面図である。 オペレータ通知監視システムの一例を示す概略図である。 情報コントローラの処理機能の一例を機能ブロックで示す概略図である。 サーバの処理機能の一例を機能ブロックで示す概略図である。 通知設定テーブルの一例を示す図である。 情報コントローラの通知判定部における通知判定監視処理の処理内容を示すフローチャートである。 通知分析処理の処理内容を示すフローチャートである。 モニタに表示されるオペレータへの通知内容の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。なお、本実施の形態では、作業機械の一例として油圧ショベルを示して説明するが、例えば、ダンプトラックやクレーンなどのように作業現場で稼動する他の作業機械にも本発明を適用することが可能である。
図1は、本発明の一実施の形態に係る作業機械の一例である油圧ショベルの外観を模式的に示す側面図であり、図2はオペレータ通知監視システムの一例を示す概略図である。また、図3及び図4は、情報コントローラの処理機能及びサーバの処理機能の一例をそれぞれ機能ブロックで示す概略図である。
図1において、油圧ショベル1は、垂直方向にそれぞれ回動する複数のフロント部材(ブーム6A、アーム6B、バケット6C)を連結して構成された多関節型のフロント作業機6(作業機)と、車体を構成する上部旋回体3及び下部走行体2(走行装置)とを備えており、上部旋回体3は下部走行体2に対して旋回可能に設けられている。上部旋回体3は、基部となる旋回フレーム31上に各部材を配置して構成されており、上部旋回体3を構成する旋回フレーム31が下部走行体2に対して旋回可能となっている。また、フロント作業機6のブーム6Aの基端は上部旋回体3の前部に垂直方向に回動可能に支持されており、アーム6Bの一端はブーム6Aの基端とは異なる端部(先端)に垂直方向に回動可能に支持されており、アーム6Bの他端にはバケット6Cが垂直方向に回動可能に支持されている。
下部走行体2は、左右一対のクローラフレーム11a(11b)にそれぞれ掛け回された一対のクローラ12a(12b)と、クローラ12a(12b)をそれぞれ駆動する走行油圧モータ13a(13b)(図示しない減速機構を含む)とを有しており、油圧ショベル1の走行装置を構成している。なお、図1において、下部走行体2の各構成については、左右一対の構成のうちの一方のみを図示して符号を付し、他方の構成については図中に括弧書きの符号のみを示して図示を省略する。
フロント部材6A~6C、及び下部走行体2は、油圧アクチュエータであるブームシリンダ16A、アームシリンダ16B、バケットシリンダ16C、及び左右の走行油圧モータ13a(13b)によりそれぞれ駆動される。また、上部旋回体3は油圧アクチュエータである旋回油圧モータ32により下部走行体2に対して旋回動作を行う。
上部旋回体3を構成する旋回フレーム31上には、原動機であるエンジン33と、エンジン33によって駆動される油圧ポンプ34と、油圧ポンプ34から吐出されてブームシリンダ16A、アームシリンダ16B、バケットシリンダ16C、旋回油圧モータ32及び左右の走行油圧モータ13a,13bなどの油圧アクチュエータに供給される作動油の方向及び流量を制御するコントロールバルブ35とが配置されており、油圧回路システムが構成されている。各油圧アクチュエータ16A~16C,32,13a,13bの動作制御は、それぞれの操作に対応した操作装置(図示せず)の操作に基づいて生成される制御指令で電磁弁(図示せず)を駆動して駆動信号を生成し、この駆動信号でコントロールバルブ35を駆動制御することにより行われる。
また、上部旋回体3を構成する旋回フレーム31上の前部であって、フロント作業機6のブーム6Aの基端の支持部の横側(本実施の形態では左側)には、オペレータが搭乗して油圧ショベル1の運転を行うための運転室4が配置されている。運転室4の上部には、作業現場における油圧ショベル1と外部との通信を行う通信端末107を構成する送受信アンテナ107aが配置されている。
また、上部旋回体3には、油圧ショベル1の周囲に種々の情報を通知するための車外ブザー115(図2参照)や回転灯116、油圧ショベル1の周囲の映像を撮影するカメラ117(例えば、後部カメラ)などが配置されている。
運転室4の内部には、フロント作業機6の駆動操作や下部走行体2の走行操作、上部旋回体3の旋回操作などを行う操作装置(図示せず)が配置されている。操作装置は、各油圧アクチュエータ16A~16C,32,13a,13bの操作に対応した複数の操作レバーなどにより構成されている。
また、運転室4の内部には、一部図示を省略するが、オペレータの身体を座席に拘束するためのシートベルト、油圧ショベル1の操作装置による動作の可否を切り換えるロックレバー、オペレータに種々の情報を報知するためのモニタ111及び車内ブザー112(図2参照)、運転室4内のオペレータの様子を撮影するためのカメラなどが配置されている。
図2~図4において、オペレータ通知監視システムは、油圧ショベル1、通信装置109、サーバ110、及び、メールシステム114から概略構成されている。
油圧ショベル1は、オペレータ通知監視システムに係る構成として、運転室4に設けられたモニタ111などの他に、送受信アンテナ107aを介した無線通信108によって油圧ショベル1の外部に設けられた通信装置109との通信を行う通信端末107と、油圧ショベル1を構成する各種の車体構成部品102と、車体状態検出装置としての車体構成部品102から得られる情報に基づいて車体状態の異常を判定する判定コントローラ104と、判定コントローラ104の判定結果及び予め定めた通知設定テーブルに基づいて異常通知処理を行う情報コントローラ103と、運転室4に設けられたモニタ111を制御するモニタコントローラ105とを有しており、これらの構成はCAN(Controller Area Network)などの車載ネットワーク106で相互に接続されている。
車体構成部品102は、カメラ117などのほか、図示しない温度センサ、作動油温センサ、比例弁の駆動センサ、ロックレバーの位置センサ、操作圧センサ、走行センサ、シートベルトセンサ、エンジン33の制御装置、運転室4内のカメラなどである。操作圧センサは、操作装置によるフロント作業機6の駆動操作や上部旋回体の旋回操作を検出するセンサである。走行センサは、操作装置による下部走行体2の走行操作を検出するセンサである。シートベルトセンサは、シートベルトがオペレータの身体を座席に拘束する状態となっているかどうか(装着状態)を検出するセンサである。比例弁の駆動センサは、各比例弁の駆動状態を検出するセンサである。ロックレバーの位置検出センサは、ロックレバーの位置が、操作装置による油圧ショベル1の動作を許容する位置(閉位置)であるのか、禁止する位置(開位置)であるのかを検出するセンサである。エンジン33の動作を制御する制御装置は、エンジン33の動作状態に係る情報を車載ネットワーク106に出力する。これらの車体構成部品102は、車体状態検出装置を構成している。
図3に示すように、情報コントローラ103は、通知判定部201、通知部202、送信部203、受信部204、テーブル読書き部205、通知設定テーブル206、及び通知記録部207を備えている。
テーブル読書き部205は、通知設定テーブル206を参照して読み出す処理や、通知設定テーブル206の追加や更新などの処理を行う。
通知判定部201は、判定コントローラ104からの車体状態の判定結果とテーブル読書き部205を介して読み出した通知設定テーブル206とに基づいて通知方式を判定する。
通知部202は、通知判定部201の判定結果に基づいて、モニタコントローラ105を介したモニタ111や車内ブザー112、車外ブザー115、回転灯116などへの通知指示を行う。また、通知部202は、通知判定部201の判定結果に基づいて、通信端末107を介したサーバ110への通知指示などを行う。
送信部203は、通信端末107を介した通信装置109への情報の送信を行い、受信部204は、通信端末107を介した通信装置109からの情報の受信を行う。
通知記録部207は、通知部202が通知した項目と通知した時間(発生継続時間)を定められた日数単位で記録し、定められた日数を経過したら、サーバ110へ通知記録を送信する。
図5は、通知設定テーブルの一例を示す図である。
図5に示すように、通知設定テーブル206には、判定コントローラ104で判定される異常の種類(項目)ごとに、異常の発生時における通知対象及び通知方式と、通知対象及び通知方式の変更を判定する基準となる通知監視時間と、異常の発生から通知監視時間が経過した後の通知対象及び通知方式とを予め定めている。
例えば、通知設定テーブル206には、判定コントローラ104で判定される異常の種類を示す項目(判定対象)ごとに、標準通知方式、通知監視時間、監視時間経過後の通知対象および通知方式が設定されている。
判定対象としては、例えば、作動油温やシートベルト状態、カメラ状態などがある。
標準通知方式の項目は、異常が判定された時における通知方式を設定するものであり、モニタ111に表示されるアイコンの色(例えば、黄色や赤など)や点き方(例えば、点灯や点滅、消灯など)などのほかに、車内ブザーの有無や鳴らし方(例えば、1連断続や連続など)が設定されている。
通知監視時間の項目は、通知対象及び通知方式の変更を判定する基準となる時間が設定されている。
通知監視時間経過後の通知対象の項目は、管理者やオペレータ、油圧ショベル1(車両)の周囲などのうち1つ以上が設定されている。また、通知監視時間経過後の通知方式の項目は、例えば、オペレータ用の項目と車両の周囲もしくは管理者用の項目とが設定されている。オペレータ用の項目では、上述のようなアイコンや車内ブザーについて設定されている。また、車両の周囲もしくは管理者用の項目では、回転灯の点灯や車外ブザーの有無、管理者へのメール送信の有無などが設定されている。
図4に示すように、サーバ110は、通知部302、送信部303、受信部304、テーブル読書き部305、通知設定テーブル306、メンテナンス設定テーブル307、及び通知分析部308を備えている。
テーブル読書き部305は、サーバ110に接続されたPC309などによる入力に基づいて、通知設定テーブル306やメンテナンス設定テーブル307を参照して読み出す処理や、通知設定テーブル306やメンテナンス設定テーブル307の追加や更新などの処理を行う。
通知部302は、通知設定テーブル306の情報を油圧ショベル1へ送信する処理と、メールシステム114へのメール送信指示とを行う。
メンテナンス設定テーブル307は、通知項目の発生回数と発生継続時間と、それに紐づく部品交換などのメンテナンス項目情報を格納する。
通知分析部308は、油圧ショベル1から送信されてくる通知記録情報をメンテナンス設定テーブル307の設定情報と照らし合わせ、該当項目あればメンテナンス情報の送信を通知部202へ指示する。
送信部203は、通信端末107を介した通信装置109への情報の送信を行い、受信部204は、通信端末107を介した通信装置109からの情報の受信を行う。
通知設定テーブル306には、油圧ショベル1の情報コントローラ103に設けられた通知設定テーブル206と同様のものが設定されている。
メールシステム114は、通信装置109を介して送信される情報を受信するためのシステムであり、例えば、作業現場やそこで稼動する油圧ショベル1を含む各種作業機械の管理を行う管理者へのメールを受信して、管理者がその内容を確認することができる。
通信装置109は、無線通信108によって油圧ショベル1やメールシステムとの通信を行うほか、通信線113を介してサーバ110との通信を行う。
図6は、情報コントローラの通知判定部における通知判定監視処理の処理内容を示すフローチャートである。
図6において、通知判定部201は、判定コントローラ104からの判定結果に基づいて、異常や注意動作が発生しているかどうかを判定し(ステップS401)、判定結果がNOの場合には、ステップS401の判定を繰り返す。
また、ステップS401の判定結果がYESの場合、すなわち、異常や注意動作が発生していると判定した場合には、通知設定テーブル206に設定されている標準通知方式に基づいてオペレータに対して通知を行う(ステップS402)。通知方式としては、例えば、モニタ111へのアイコンの表示や車内ブザー112の鳴動などがある。
図8は、モニタに表示されるオペレータへの通知内容の一例を示す図である。
図8に示すように、モニタ111に表示される改善要求には、異常や注意動作が発生していることをオペレータに報知するための警告アイコン111aや、異常や注意動作が発生している状態を改善するための動作をオペレータに要求するメッセージ111bなどが表示される。なお、図8においては、オペレータがシートベルトを装着していない状態(注意動作)が発生している場合の表示例を示している。
ステップS402においてオペレータへの通知を開始すると、続いて、異常や注意動作が解消したかどうかを判定し(ステップS403)、判定結果がYESの場合には、オペレータへの通知を終了し(ステップS404)、処理を終了する。
また、ステップS403での判定結果がNOの場合、すなわち、異常や注意動作が解消していない場合には、その判定対象の項目ごとに、通知監視時間がX秒(ここで、X秒とは通知設定テーブル206に設定されている時間である)経過したかどうかを判定し(ステップS405)、判定結果がNOの場合には、通常通知(標準通知方式での通知)を継続しつつ(ステップS409)、ステップS403の処理に戻る。
また、ステップS405での判定結果がYESの場合、すなわち、通知監視時間がX秒経過したと判定した場合には、通知設定テーブル206に通知監視時間経過後の通知方式(オペレータ用)として設定された通知方式に基づいて、オペレータへの通知レベルを引き上げることで(例えば、アイコンの色や点灯パターン、車内ブザー112の鳴動パターンを変更することで)通知方式が変更されたことをオペレータに認知させる。
続いて、通知の対象となっている異常や注意動作による影響を受けるとして通知設定テーブル206に設定されている通知対象が油圧ショベル1の周囲であるか車体であるかどうかを確認し(ステップS407)、判定結果が車体の場合には、メール送信などによってオーナー(管理者)へ通知を行い(ステップS408)、処理を終了する。また、ステップS407での判定結果が周囲である場合には、車外ブザー115や回転灯116などによって油圧ショベル1の周囲に通知を行い(ステップS410)、処理を終了する。
図7は、通知分析処理の処理内容を示すフローチャートである。
図7において、車体側(油圧ショベル1)では、通知項目数毎に通知が行われた回数と各通知の継続時間をあらかじめ定められた日数単位で記録し(ステップS501)、記録日数があらかじめ定めた日数(ここでは、Y日)を経過したかどうかを判定する(ステップS502)。
ステップS502での判定結果がNOの場合には、判定結果がYESになるまでステップS501,S502の処理を繰り返す。
また、ステップS502での判定結果がYESの場合、すなわち、記録日数が予め定めたY日経過した場合には、記録した通知記録をサーバ110へ送信する(ステップS503)。
サーバ110側では、車体側から送信されてきた通知記録とメンテナンス設定テーブル307とを照合し(ステップS504)、照合結果からメンテナンスが推奨されるかどうかを判定し(ステップS505)、判定結果がNOの場合には処理を終了する。
また、ステップS505での判定結果がYESの場合、すなわち、メンテナンスが推奨されると判定された場合には、サービスへ通知を行い(ステップS506)、処理を終了する。
サービスへの通知内容としては、例えば、車体での記録日数が10日間で毎日通知が発生している場合には、その項目に係る部品が故障している可能性があるので、部品交換が推奨されることを通知する。また、10日中5日通知が発生している場合には、その項目に係る部品はもうすぐ壊れる可能性があるので、部品点検が推奨されることを通知する。
以上のように構成した本実施の形態によれば、作業機械の機体の異常が発生した場合や通知が必要な機体状態となった場合に、オペレータを含む対象への通知を適切に行うことができ、異常などによる影響範囲の拡大を抑制することができる。
すなわち、標準通知方式での通知に加え、予め設定した通知監視時間経過後に通知対象や通知方式を変更するように構成したので、例えば、オペレータへの通知によっても対応がされなかった場合においても、通知の原因となっている異常や注意動作の影響を受ける他の対象へ通知することができ、改善のための対応を行うように誘導することができるので、異常や注意動作が改善される可能性を向上することができ、影響規模を抑制することができる。また、オペレータへの通知方式を変更して通知するので、オペレータの認識率を向上させることができる。
なお、本実施の形態においては、サーバ110に、メンテナンスの推奨確認を実施する通知分析部308を設けた場合を例示しているが、これに限られず、油圧ショベル1側に通知分析部を設けた構成としても良い。
次に上記の各実施の形態の特徴について説明する。
(1)上記の実施の形態では、作業機械(例えば、油圧ショベル1)を構成する車体の状態である車体状態を検出する車体状態検出装置(例えば、車体構成部品102)と、前記車体状態検出装置の検出結果に基づいて、前記車体状態の異常を判定する判定コントローラ104と、前記判定コントローラの判定結果に基づいて、複数の通知対象のうちの少なくとも1つに異常の発生を通知する異常通知処理を行う情報コントローラ103とを備えた作業機械において、前記情報コントローラは、前記判定コントローラで判定される異常の種類ごとに、異常の発生時における通知対象及び通知方式と、通知対象及び通知方式の変更を判定する基準となる通知監視時間と、異常の発生から前記通知監視時間が経過した後の通知対象及び通知方式と、を予め定めた通知設定テーブル206を有し、前記車体状態異常が生じ、前記通知監視時間が所定時間経過した場合には、前記作業機械を操作するオペレータへの通知レベルを引き上げ、さらに、通知対象が前記作業機械の周囲であるか車体であるかを判定し、判定された結果が車体の場合には、管理者へ通知を行い、判定された結果が周囲である場合には、前記作業機械の周囲に通知を行うものとした。
これにより、作業機械の機体の異常が発生した場合や通知が必要な機体状態となった場合に、オペレータを含む対象への通知を適切に行うことができ、異常などによる影響範囲の拡大を抑制することができる。
(3)また、上記の実施の形態では、(1)の作業機械(例えば、油圧ショベル1)において、通知対象をオペレータとする通知方式は車内ブザー112であり、通知対象を前記作業機械の周囲とする通知方式は車外ブザー115と回転灯116の少なくとも一方であり、通知対象を管理者とする通知方式は電子メールであるものとした。
(4)また、上記の実施の形態では、(1)の作業機械(例えば、油圧ショベル1)において、車体の外部に設置されたサーバ110との通信を行う通信端末107をさらに備え、前記情報コントローラ103は、前記サーバに設定された通知設定テーブル306を前記通信端末を介して取得し、前記情報コントローラが有する通知設定テーブル206に上書きして変更可能であるものとした。
<付記>
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内の様々な変形例や組み合わせが含まれる。また、本発明は、上記の実施の形態で説明した全ての構成を備えるものに限定されず、その構成の一部を削除したものも含まれる。また、上記の各構成、機能等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。
1…油圧ショベル、2…下部走行体、3…上部旋回体、4…運転室、6…フロント作業機、6A…ブーム、6B…アーム、6C…バケット、11a,11b…クローラフレーム、12a,12b…クローラ、13a,13b…走行油圧モータ、16A…ブームシリンダ、16B…アームシリンダ、16C…バケットシリンダ、31…旋回フレーム、32…旋回油圧モータ、34…油圧ポンプ、35…コントロールバルブ、102…車体構成部品、103…情報コントローラ、104…判定コントローラ、105…モニタコントローラ、106…車載ネットワーク、107…通信端末、107a…送受信アンテナ、108…無線通信、109…通信装置、110…サーバ、111…モニタ、111a…警告アイコン、111b…メッセージ、112…車内ブザー、113…通信線、114…メールシステム、115…車外ブザー、116…回転灯、117…カメラ、201…通知判定部、202…通知部、203…送信部、204…受信部、205…テーブル読書き部、206…通知設定テーブル、207…通知記録部、302…通知部、303…送信部、304…受信部、305…テーブル読書き部、306…通知設定テーブル、307…メンテナンス設定テーブル、308…通知分析部、309…PC

Claims (3)

  1. 作業機械を構成する車体の状態である車体状態を検出する車体状態検出装置と、
    前記車体状態検出装置の検出結果に基づいて、前記車体状態の異常を判定する判定コントローラと、
    前記判定コントローラの判定結果に基づいて、複数の通知対象のうちの少なくとも1つに異常の発生を通知する異常通知処理を行う情報コントローラとを備えた作業機械において、
    前記情報コントローラは、
    前記判定コントローラで判定される異常の種類ごとに、異常の発生時における通知対象及び通知方式と、通知対象及び通知方式の変更を判定する基準となる通知監視時間と、異常の発生から前記通知監視時間が経過した後の通知対象及び通知方式と、を予め定めた通知設定テーブルを有し、
    前記車体状態異常が生じ、前記通知監視時間が所定時間経過した場合には、前記作業機械を操作するオペレータへの通知レベルを引き上げ、
    さらに、通知対象が前記作業機械の周囲であるか車体であるかを判定し、判定された結果が車体の場合には、管理者へ通知を行い、判定された結果が周囲である場合には、前記作業機械の周囲に通知を行うことを特徴とする作業機械。
  2. 請求項記載の作業機械において、
    通知対象をオペレータとする通知方式は車内ブザーであり、通知対象を前記作業機械の周囲とする通知方式は車外ブザーと回転灯の少なくとも一方であり、通知対象を管理者とする通知方式は電子メールであることを特徴とする作業機械。
  3. 請求項1記載の作業機械において、
    車体の外部に設置されたサーバとの通信を行う通信端末をさらに備え、
    前記情報コントローラは、前記サーバに設定された通知設定テーブルを前記通信端末を介して取得し、前記情報コントローラが有する通知設定テーブルに上書きして変更可能であることを特徴とする作業機械。
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