JP7192698B2 - セカンドタスク実施支援装置及びセカンドタスク実施支援プログラム - Google Patents

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Description

この明細書による開示は、セカンドタスク実施支援装置及びセカンドタスク実施支援プログラムに関する。
特許文献1には、経路探索装置において、視聴要求に基づいたコンテンツを満了まで視聴してから目的地に到達する経路が検索される。
特開2007-78587号公報
さて、近年、車両が運転タスクの実施主体となる自動運転機能を搭載した車両が急速に普及しようとしている。こうした車両において、自動運転状態におけるドライバのセカンドタスクの実施が許容されることがある。ところが、特許文献1の装置では、目的地までの行程において、視聴要求に基づいたコンテンツが満了まで再生され続けるので、ドライバがセカンドタスクとして楽しむには好ましくない場合がある。
自動運転状態において、適切なセカンドタスクを選択して実施することで、ドライバがセカンドタスクをより楽しむことができる。しかしながら、ドライバにはセカンドタスクが実施可能な条件が分かり難いため、ドライバが自分だけで適切なセカンドタスクを採択するのは困難である。したがって、ドライバが適切なセカンドタスクを採択し、実施できるように、支援することが求められる。
この明細書の開示による目的のひとつは、ドライバにとって適切なセカンドタスクを、容易に採択し、実施可能とするセカンドタスク実施支援装置及びセカンドタスク実施支援プログラムを提供することにある。
ここに開示された態様のひとつは、ユーザインターフェース(20)と連携し、車両(1)が運転タスクの実施主体となる自動運転状態におけるドライバのセカンドタスクの実施を、支援するセカンドタスク実施支援装置であって、
車両の目的地までの行程において、セカンドタスクが実施可能な時間として予測されるタスク可能時間内にて完結可能なセカンドタスクを、セカンドタスクデータベース(61)から抽出するセカンドタスク抽出部(63)と、
セカンドタスク抽出部が抽出したセカンドタスクを、ユーザインターフェースを通じて提案するセカンドタスク提案部(64)と、を備え、
セカンドタスク提案部は、タスク可能時間が複数の細切れの時間帯(TZ)に分割されている場合に、各細切れの時間帯毎に、別々のセカンドタスクを提案する。
また、開示された態様の他のひとつは、ユーザインターフェース(20)と連携し、車両(1)が運転タスクの実施主体となる自動運転状態におけるドライバのセカンドタスクの実施を、支援するセカンドタスク実施支援装置であって、
車両の目的地までの行程において、セカンドタスクが実施可能な時間として予測されるタスク可能時間内にて完結可能なセカンドタスクを、セカンドタスクデータベース(61)から抽出するセカンドタスク抽出部(63)と、
セカンドタスク抽出部が抽出したセカンドタスクを、ユーザインターフェースを通じて提案するセカンドタスク提案部(64)と、を備え、
セカンドタスク抽出部は、
車両が走行する道路の交通情報及び天候情報のうち少なくとも1つの情報を用いて自動運転状態が中断される中断リスクを算出し、
中断リスクが大きい程、中断の影響が少ないという特性が紐付けられたセカンドタスクの抽出を優先する。
また、開示された態様の他のひとつは、ユーザインターフェース(20)と連携し、車両(1)が運転タスクの実施主体となる自動運転状態におけるドライバのセカンドタスクの実施を、支援するセカンドタスク実施支援装置であって、
車両の目的地までの行程において、セカンドタスクが実施可能な時間として予測されるタスク可能時間内にて完結可能なセカンドタスクを、セカンドタスクデータベース(61)から抽出するセカンドタスク抽出部(63)と、
セカンドタスク抽出部が抽出したセカンドタスクを、ユーザインターフェースを通じて提案するセカンドタスク提案部(64)と、
コンテンツを鑑賞するセカンドタスクにて鑑賞対象となるコンテンツの再生をタスク可能時間に応じて制御するコンテンツ制御部(66)と、を備える。
また、開示された態様の他のひとつは、ユーザインターフェース(20)と連携し、車両(1)が運転タスクの実施主体となる自動運転状態におけるドライバのセカンドタスクの実施を、支援するセカンドタスク実施支援装置であって、
車両の目的地までの行程において、セカンドタスクが実施可能な時間として予測されるタスク可能時間内にて完結可能なセカンドタスクを、セカンドタスクデータベース(61)から抽出するセカンドタスク抽出部(63)と、
セカンドタスク抽出部が抽出したセカンドタスクを、ユーザインターフェースを通じて提案するセカンドタスク提案部(64)と、を備え、
セカンドタスク抽出部は、目的地までの行程を複数把握し、各行程に対して、適切に実施可能なセカンドタスクを抽出し、
セカンドタスク提案部は、各行程と、各行程におけるタスク可能時間と、各行程におけるタスク可能時間内で適切に実施可能なセカンドタスクと、を提案することによって、セカンドタスクの提案と共に、行程をドライバに選択させる。
また、開示された態様の他のひとつは、ユーザインターフェース(20)と連携し、車両(1)が運転タスクの実施主体となる自動運転状態におけるドライバのセカンドタスクの実施を、支援するセカンドタスク実施支援プログラムであって、
少なくとも1つの処理部(11)に、
車両の目的地までの行程において、セカンドタスクが実施可能な時間として予測されるタスク可能時間内にて完結可能なセカンドタスクを、セカンドタスクデータベース(61)から抽出する処理(S104,S202)と、
抽出されたセカンドタスクを、ユーザインターフェースを通じて提案し、タスク可能時間が複数の細切れの時間帯(TZ)に分割されている場合には、各細切れの時間帯毎に、別々のセカンドタスクを提案する処理(S105,S203)と、を実行させる。
また、開示された態様の他のひとつは、ユーザインターフェース(20)と連携し、車両(1)が運転タスクの実施主体となる自動運転状態におけるドライバのセカンドタスクの実施を、支援するセカンドタスク実施支援プログラムであって、
少なくとも1つの処理部(11)に、
車両の目的地までの行程において、セカンドタスクが実施可能な時間として予測されるタスク可能時間内にて完結可能なセカンドタスクを、セカンドタスクデータベース(61)から抽出する処理(S104,S202)と、
抽出されたセカンドタスクを、ユーザインターフェースを通じて提案する処理(S105,S203)と、を実行させ、
セカンドタスクを抽出する処理では、
車両が走行する道路の交通情報及び天候情報のうち少なくとも1つの情報を用いて自動運転状態が中断される中断リスクを算出し、
中断リスクが大きい程、中断の影響が少ないという特性が紐付けられたセカンドタスクの抽出を優先する。
また、開示された態様の他のひとつは、ユーザインターフェース(20)と連携し、車両(1)が運転タスクの実施主体となる自動運転状態におけるドライバのセカンドタスクの実施を、支援するセカンドタスク実施支援プログラムであって、
少なくとも1つの処理部(11)に、
車両の目的地までの行程において、セカンドタスクが実施可能な時間として予測されるタスク可能時間内にて完結可能なセカンドタスクを、セカンドタスクデータベース(61)から抽出する処理(S104,S202)と、
抽出されたセカンドタスクを、ユーザインターフェースを通じて提案する処理(S105,S203)と、
コンテンツを鑑賞するセカンドタスクにて鑑賞対象となるコンテンツの再生をタスク可能時間に応じて制御する処理と、を実行させる。
また、開示された態様の他のひとつは、ユーザインターフェース(20)と連携し、車両(1)が運転タスクの実施主体となる自動運転状態におけるドライバのセカンドタスクの実施を、支援するセカンドタスク実施支援プログラムであって、
少なくとも1つの処理部(11)に、
車両の目的地までの行程において、セカンドタスクが実施可能な時間として予測されるタスク可能時間内にて完結可能なセカンドタスクを、セカンドタスクデータベース(61)から抽出する処理(S104,S202)と、
抽出されたセカンドタスクを、ユーザインターフェースを通じて提案する処理(S105,S203)と、を実行させ、
セカンドタスクを抽出する処理では、目的地までの行程を複数把握し、各行程に対して、適切に実施可能なセカンドタスクを抽出し、
セカンドタスクを提案する処理では、各行程と、各行程におけるタスク可能時間と、各行程におけるタスク可能時間内で適切に実施可能なセカンドタスクと、を提案することによって、セカンドタスクの提案と共に、行程をドライバに選択させる。
これらの態様によると、ユーザインターフェースを通じてドライバに提案されるセカンドタスクは、セカンドタスクが実施可能な時間として予測されるタスク可能時間内にて適切に実施可能なセカンドタスクである。タスク可能時間に応じたセカンドタスクが提案されるので、セカンドタスクの実施可能な条件及び当該条件に該当するタスク可能時間を正確に理解して予測することが、ドライバ自身により困難であっても、ドライバは適切なセカンドタスクを容易に採択することができる。時間が最適化されたセカンドタスクを採択し、実施することで、ドライバは、目的地までの行程における時間を有効に使用することができる。
なお、括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。
第1実施形態のHCUを含む車載ネットワークの全体像を示す図である。 第1実施形態のHCUの概略的な構成を示す図である。 第1実施形態の目的地までの行程におけるタスク可能時間及びコンテンツを模式的に示す図である。 第1実施形態の行程プランの提案画面を示す図である。 第1実施形態のセカンドタスクの提案画面を示す図である。 第1実施形態のHCUによる処理を示すフローチャートである。 第1実施形態のHCUによる処理を示すフローチャートである。 第2実施形態の行程プラン及びセカンドタスクの提案画面を示す図である。 第2実施形態のHCUによる処理を示すフローチャートである。 第3実施形態の目的地までの行程におけるタスク可能時間及びコンテンツを模式的に示す図である。 第3実施形態のHCUによる処理を示すフローチャートである。
以下、複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第1実施形態)
図1に示すように、本開示の第1実施形態による表示制御装置は、HCU(Human Machine Interface)100となっている。HCU100は、情報提示機器31等と共に、情報提示システムを構成している。HCU100は、情報提示機器31を制御し、情報提示機能及びセカンドタスク実施支援機能等を複合的に実現する電子制御装置である。HCU100は、車両1に用いられ、例えば車両1に搭載されている。HCU100は、車両1に搭載された車載ネットワークの通信バス99に通信可能に接続されている。HCU100は、車載ネットワークに設けられた複数のノードのうちの1つである。車載ネットワークの通信バス99には、例えば操作デバイス21、DCM(Data Communication Module)41、ロケータ42、周辺監視センサ43、車両制御アクチエータ44、及び自動運転ECU(Autonomous Driving Electric Control Unit)51がそれぞれノードとして接続されている。
操作デバイス21は、ドライバ等の乗員によるユーザ操作を受け付ける意思入力部である。操作デバイス21には、運転操作を実行するためのステアリングホイール、アクセルペダル、及びブレーキペダル等の運転操作デバイス22が含まれる。運転操作デバイス22に対してユーザ操作がなされると、ユーザ操作の情報が自動運転ECU51等へ提供される。
また操作デバイス21には、非運転操作デバイス23が含まれる。非運転操作デバイス23は、自動運転機能、冷暖房機能、目的地までの行程設定機能、セカンドタスク実施支援機能等について、起動及び停止の切り替え、並びに設定変更を行なう。これらのユーザ操作を実行するための非運転操作デバイス23としては、例えばステアリングホイールのスポーク部に設けられたステアスイッチ、ステアリングコラム部に設けられた操作レバー、情報提示機器31のディスプレイ32と一体的に設けられたタッチパネル、ドライバステータスモニタ等の撮影モジュールを用いてユーザ操作としてのジェスチャを検出するジェスチャ操作装置等が挙げられる。非運転操作デバイス23に対してユーザ操作が実行されると、ユーザ操作の情報が自動運転ECU51、HCU100等へ提供される。操作デバイス21は、情報提示機器31等と共に、車両1のユーザインターフェース20を構成している。
DCM41は、車両1に搭載される通信モジュールである。DCM41は、LTE(Long Trem Evolution)及び5G等の通信規格に沿った無線通信により車両1と周囲の基地局との間で電波を送受信する。DCM41の搭載により、車両1は、インターネットに接続されたコネクテッドカーとなる。DCM41は、クラウド上に設けられたプローブサーバから、各種のデータを取得する。各種のデータとしては、車両1が走行する道路の最新の地図データ、交通情報(例えば現在の交通量、予測される交通量、工事による交通規制等の道路状況)のデータ、天候情報(例えば現在の天候、予測される天候)のデータ、情報提示機器31に再生させるコンテンツの再生データ等が挙げられる。
ロケータ42は、複数の取得情報を組み合わせる複合測位により、車両1の高精度な位置情報を生成する。ロケータ42は、例えば複数車線のうちで、車両1が走行する車線を特定可能である。ロケータ42は、複数の人工衛星から送信された測位信号を受信するGNSS受信機、慣性センサ、上述の地図データが記憶された地図データベース、これらから取得されたデータを組み合わせて車両1の位置情報を生成するロケータECUを含む構成である。
周辺監視センサ43は、車両1の周辺環境を監視する自律センサである。周辺監視センサ43は、車両1の周囲の検出範囲から、歩行者、サイクリスト、人間以外の動物、及び他車両等の移動物体、さらに路上の落下物、ガードレール、縁石、道路標識、走行区画線等の路面標示、及び道路脇の構造物等の静止物体等を検出可能である。周辺監視センサ43は、車両1の周囲の物体を検出した検出情報を、通信バス99を通じて、自動運転ECU51及びHCU100等に提供する。
周辺監視センサ43は、物体検出のための検出構成として、フロントカメラ及びミリ波レーダを有している。フロントカメラは、車両1の前方範囲を撮影した撮像データ、及び撮像データの解析結果の少なくとも一方を、検出情報として出力する。ミリ波レーダは、例えば車両1の前後の各バンパーに互いに間隔を空けて複数配置されている。ミリ波レーダは、ミリ波又は準ミリ波を、車両1の前方範囲、前側方範囲、後方範囲及び後側方範囲等へ向けて照射する。ミリ波レーダは、移動物体及び静止物体等で反射された反射波を受信する処理により、検出情報を生成する。なお、ライダ及びソナー等の検出構成が、周辺監視センサ43に含まれていてもよい。
車両制御アクチエータ44は、運転操作を実施するための車両操舵装置、車両駆動装置、車両制動装置を含む構成である。運転操作には、車両操舵、車両駆動及び車両制動が含まれる。車両操舵装置は、車両1の例えば前輪に与える操舵角を制御する装置である。車両駆動装置は、車両1の動力源から提供された動力を用いて、車両1の例えば前輪を駆動する装置である。車両制動装置は、摩擦制動、回生制動等の制動方法にて、車両1の例えば前輪を制動する装置である。
自動運転ECU51は、自動運転機能及び高度運転支援機能等を複合的に実現する電子制御装置である。自動運転ECU51は、HCU100等と共に、車両制御システムを構成している。自動運転ECU51は、周辺監視センサ43から取得する検出情報に基づき、車両1の周辺環境を認識可能となっている。また自動運転ECU51は、車両制御アクチエータ44を制御可能となっている。自動運転ECU51の搭載により、車両1は、運転タスクの少なくとも一部をドライバより代行可能となっている。運転タスクには、運転操作及び周辺監視が含まれる。こうして本実施形態の車両1は、米国自動車技術会が規定する自動運転レベルにおいて、レベル3の自動運転を行なうことが可能となっている。
自動運転ECU51は、プロセッサ、RAM(Random Access Memory)、記憶部、入手力インターフェース、及びこれらを接続するバス等を備えたコンピュータを主体として含む構成である。自動運転ECU51は、記憶部に記憶されたプログラムをプロセッサによって実行することにより、自動運転及び高度運転支援を実現する複数の機能部を有する。具体的に図2に示すように、自動運転ECU51は、自動運転状態管理部52及び行程策定部53を有する。
自動運転状態管理部52は、ロケータ42から取得した車両1の位置情報、周辺監視センサ43から取得した検出情報、DCM41を通じて取得された交通情報及び天候情報、さらには非運転操作デバイス23による自動運転機能の設定情報、運転操作デバイス22へ入力されたユーザ操作の情報等に基づき、自動運転の状態を管理する。特に本実施形態では、自動運転状態管理部52は、車両制御状態としての自動運転レベルを管理し、適時切り替える。本実施形態において自動運転レベルは、0以上3以下の整数である離散的な数値をとる。自動運転レベルは、数値が高くなるに従って、自動運転ECU51(実質的には車両1)の運転タスクの実施権限が大きな範囲となることを意味する。自動運転状態管理部52が切り替える自動運転レベルは、米国自動車技術会が規定する自動運転レベルに準じている。
例えば自動運転レベルがレベル0の場合では、運転タスクの全てについてドライバが実施主体となる。自動運転レベルがレベル1の場合では、運転タスクのうち、車両操舵か、車両駆動及び車両制動かのいずれか一方の実施主体が車両1であり、その他の運転タスクの全ての実施主体がドライバとなる。自動運転レベルがレベル2の場合では、車両操舵、車両駆動及び車両制動の運転操作の実施主体が車両1であるが、ドライバは、周辺監視の実施主体となると共に、車両1による運転操作の実施状況を監視し、当該運転操作に常に介入できるよう、ステアリングホイールを握る等の運転操作デバイス22を即時操作可能な状態を保つ必要がある。
自動運転レベルがレベル3の場合では、車両操舵、車両駆動、車両制動及び周辺監視の全ての運転タスクの実施主体が車両1となり、車両1側の自動運転ECU51がこれら運転タスクを実施する。このとき、ドライバは、自動運転ECU51による運転タスクの実施状況を監視することなく、セカンドタスクを実施することができる。
ここでセカンドタスクとは、運転タスクを一次的なタスクとした場合の運転以外のタスクを示す二次的なタスクであり、セカンダリータスク、セカンダリーアクティビティ、アザーアクティビティとも称される。セカンドタスクは、コンテンツの鑑賞、コンピュータゲーム、電子メールの閲覧及び送信作業、ウェブサイトの閲覧、携帯電話又はスマートフォンの操作、食事、メイク(化粧)、読書等の様々な種類のタスクを含む概念である。
自動運転状態管理部52は、こうした自動運転レベルを適時切り替える。自動運転レベルがレベル0の場合では、自動運転ECU51は、運転操作デバイス22のユーザ操作の情報を取得し、当該ユーザ操作に忠実な動作量及び動作タイミングにて車両制御アクチエータ44が作動するように、当該車両制御アクチエータ44を制御する。自動運転レベルがレベル3の場合では、自動運転ECU51は、行程策定部53が策定した走行予定ラインに沿って車両1を走行させるための車両制御アクチエータ44の動作を計算し、計算した動作を実現するように、車両制御アクチエータ44を制御する。自動運転レベルがレベル1又は2の場合では、レベル0の制御とレベル3の制御との中間的な制御が実施される。
自動運転が可能な自動運転可能区間を、車両1が走行する場合に、自動運転状態管理部52は、自動運転レベルの上限をレベル3とし、各種条件に応じて自動運転レベルを設定する。逆に、非自動運転可能区間であって、自動運転に制限がある自動運転制限区間を、車両1が走行する場合に、自動運転状態管理部52は、自動運転レベルの上限をレベル2以下に設定する。
自動運転可能区間及び自動運転制限区間は、車両1が走行する国及び地域の道路交通法、条例により区分される場合もあれば、車両1が走行する道路のインフラ整備状態、道路形状等を原因とした技術的な制約に基づき区分される場合もある。例えば、高速道路が自動運転可能区間に該当し、一般道が自動運転制限区間に該当することがある。自動運転可能区間及び自動運転制限区間の区分は、例えば上述の地図データに紐付けられて、地図データベース内の情報として記憶媒体に記憶されている。
車両1が自動運転可能区間を走行している場合であっても、自動運転状態管理部52が自動運転レベルをレベル2以下に引き下げる場合がある。例えば、自動運転状態管理部52は、自動運転機能が機能限界へ到達した場合又は機能限界への到達が予測される場合に、突発的に、自動運転レベルをレベル2以下に引き下げる。機能限界への到達としては、周辺環境において自動運転ECU51が想定外とする事象の発生、悪天候による周辺監視センサ43の機能不全等による自動運転機能の動作継続困難等が挙げられる。また例えば、自動運転状態管理部52は、ドライバによる自動運転機能の設定変更操作に応じて、自動運転レベルをレベル2以下に引き下げる。
また、本実施形態では、自動運転可能区間において自動運転レベルがレベル3に設定される追加的な条件として、車両1の速度が所定の許容速度(例えば30km/h)未満であることの条件が課され、例えば渋滞中等の低速走行時に、セカンドタスクを実施することができるようになっている。逆に、交通の流れに従って、車両1の速度が所定の許容速度以上となるように車両1が走行することが求められる場合には、自動運転可能区間においても自動運転レベルが例えば通常レベル2に設定される。さらに、上述のように突発的に自動運転レベルがレベル1以下に引き下げられることがある。
行程策定部53は、ドライバがユーザ操作により設定した目的地までの、車両1の行程を策定する。行程策定部53が策定する行程には、概略的な行程と、現在走行中の道路における詳細な行程とが含まれる。概略的な行程は、主として出発前に策定される。概略的な行程には、車両1の目的地までの経路、出発時刻及び予測される予測到着時刻、さらには出発時刻から予測到着時刻までの間の予測運転時間、レベル2以上の自動運転可能な時間として予測される予測自動運転時間等が含まれる。予測運転時間は、地図データから得られる経路における道のり、経路における各道路の制限速度の情報、交通情報及び天候情報に基づき、概算的に算出可能である。予測自動運転時間は、運転時間のうち自動運転可能区間を通過するために要する予測時間として、算出可能である。
概略的な行程について、行程策定部53は、車両1の目的地までの経路として、車両1が目的地へ到達するために走行する道路を概略的に特定する。この経路は、1つに特定されてもよく、複数特定されてもよい。現在が行程の出発前である場合、行程策定部53は、特定された経路に対して、交通情報及び天候情報を考慮して、最適な出発時刻を算出する。最適な出発時刻は、1つであるとは限らず、大抵の場合、複数算出される。最適な出発時刻には、予測到着時刻を最も早くするための出発時刻、出発時刻から到着時刻までの予測運転時間に対する予測自動運転時間の割合を最大にする出発時刻、予測運転時間を最小にする出発時刻、予測自動運転時間の割合と予測運転時間の長さとのバランスが最適化された出発時刻、予測自動運転時間の時間帯又はレベル3の時間帯が細切れに分割され難い出発時刻等が含まれる。
複数の最適な出発時刻に個別に対応した行程プランに対して、互いに同じ経路が設定されていてもよく、互いに異なる経路が設定されていてもよい。こうした導出された複数の行程は、後に詳述するHCU100及びユーザインターフェース20を通じた意思確認を経て、1つに絞り込まれる。1つに絞り込まれた行程プランに基づき、自動運転状態管理部52が設定した自動運転レベルに応じた車両制御アクチエータ44の制御、すなわち運転タスクの実施が図られることとなる。
詳細な行程には、車両1の予定走行ライン、車両1の速度プラン等が含まれる。詳細な行程は、自動運転機能の作動時に、車両1が現在走行している道路に対して都度設定され、周辺環境に応じて修正される。行程策定部53は、予定走行ラインとして、車両1が現在走行している道路において、複数の車線のうち車両1を走行させる車線、車両1が車線変更する場合の車線変更の軌跡等を特定する。車両1の予定走行ラインは、周辺監視センサ43からの検出情報、ロケータ42からの位置情報等に基づいて、特定される。予定走行ラインの特定に伴って、行程策定部53は、予定走行ラインを走行する際の加減速等の詳細な速度プランを特定する。
次に、情報提示システムに含まれる情報提示機器31及びHCU100の各詳細を、順に説明する。
情報提示機器31は、ドライバへ向けて情報を提示する機器である。図1に示すように、情報提示機器31は、ディスプレイ32及びスピーカ33を含む構成である。ディスプレイ32は、例えばインスツルメントパネルに設置されている。ディスプレイ32は、グラフィックメータ(Graphic Meter)、ヘッドアップディスプレイ(Head Up Display;HUD)、及びセンターインフォメーションディスプレイ(Center Information Display;CID)等の要素を含む、ディスプレイ群を主体とした構成である。ディスプレイ32は、画面32aに画像を表示可能となっている。
スピーカ33は、例えばインスツルメントパネルにおけるディスプレイ32の画面32aの近傍、ドアパネル、リヤクォーターパネル等に配置されている。スピーカ33は、入力された電気信号を、ボイスコイル及び振動板を用いて物理信号に変換することにより、音を吹鳴可能となっている。スピーカ33は、ディスプレイ全体に対して共通に1つ又は複数設けられた構成であってもよく、ディスプレイ32を構成する各要素と個別に対をなすように設けられた構成であってもよい。
HCU100は、自動運転ECU51及びユーザインターフェース20と連携して、ドライバ等の乗員へ向けた情報提示を、統合的に制御する電子制御装置である。HCU100は、処理部11、RAM12、記憶部13、入出力インターフェース14、及びこれらを接続するバス等を備えたコンピュータを主体として含む構成である。処理部11は、RAM12と結合された演算処理のためのハードウェアである。処理部11は、CPU(Central Processing Unit)及びGPU(Graphic Processing Unit)等の演算コアを少なくとも1つ含む構成である。処理部11は、FPGA(Field-Programmable Gate Array)及び他の専用機能を備えたIPコア等をさらに含む構成であってもよい。RAM12は、映像生成のためのビデオRAMを含む構成であってもよい。処理部11は、RAM12へのアクセスにより、後述する各機能部の機能を実現するための種々の処理を実行する。記憶部13は、例えば半導体メモリ等の不揮発性の記憶媒体を含む構成である。記憶部13には、処理部11によって実行される種々のプログラム(例えばセカンドタスク実施支援プログラム)、セカンドタスクデータベース(以下、セカンドタスクDB)61等が格納されている。
図2に示すセカンドタスクDB61は、各種のセカンドタスクのリストと、各セカンドタスクの所要時間であるタスク所要時間とが紐付けられて構成されたデータベースである。セカンドタスクのリストには、鑑賞対象となるコンテンツのリストが含まれる。コンテンツには、例えば映画、テレビ番組(録画されたものを含む)、インターネット配信の動画、オーディオブック等のマルチメディア系コンテンツが挙げられる。コンテンツのリストには、記憶部13に記憶済みのコンテンツ、及びDCM41を通じて外部サーバから例えばストリーミング、プログレッシブダウンロード、一括ダウンロード等によりダウンロード可能なコンテンツのうち、一方又は両方が列挙されている。
セカンドタスクのリストには、コンテンツのリスト以外にも、電子メールの閲覧及び送信作業、食事等のドライバが実施可能なセカンドタスクのリストが含まれてよい。
セカンドタスクDB61は、リスト上のセカンドタスクと、そのセカンドタスクの特性の情報とがさらに紐付けられて構成されていることが好ましい。セカンドタスクの特性としては、タスク所要時間のばらつき特性、すぐに中断し易いか否かの中断対応特性等が挙げられる。セカンドタスクの特性には、鑑賞対象のコンテンツの特性が含まれる。鑑賞対象のコンテンツの特性としては、アクション、ホラー、バラエティ、スポーツ等のコンテンツのジャンル、コンテンツの出演者等が挙げられる。
HCU100は、記憶部13に記憶されたプログラムを処理部11によって実行することで、複数の機能部を有する。具体的に、HCU100は、行程把握部62、セカンドタスク抽出部63、情報提示生成部64、操作情報取得部65及びコンテンツ制御部66を有する。
行程把握部62は、車両1の目的地までの行程を把握する。本実施形態では、自動運転ECU51の行程策定部53が行程プランを生成するので、行程把握部62は、自動運転ECU51において生成された行程プランの情報を取得することによって、当該行程を把握することができる。したがって、本実施形態の行程把握部62は、行程情報取得部として機能している。行程把握部62が把握した行程の情報は、セカンドタスク抽出部63及び情報提示生成部64に提供される。
セカンドタスク抽出部63は、行程把握部62が把握した行程プランにおいて、セカンドタスクが実施可能な時間として予測されるタスク可能時間内にて、適切に実施可能なセカンドタスクを抽出する。ここで、適切に実施可能なセカンドタスクとは、タスク可能時間の殆どを有効に使い切り、かつ、タスク可能時間内に区切良く完結可能なセカンドタスクを意味する。タスク可能時間の殆どとは、例えばタスク可能時間の90%以上であるが、80%以上等の臨界値を有していてもよい。臨海値は、例えば75%以上100%未満の範囲に予め設定される。
セカンドタスク抽出部63は、時間把握機能、セカンドタスク検索機能及び中断リスク把握機能を有する。時間把握機能は、タスク可能時間を把握する機能である。セカンドタスク抽出部63は、予測自動運転時間のうちセカンドタスクが実施可能な時間を算出することにより、把握する。本実施形態では、自動運転レベルのレベル2以上を対象とする予測自動運転時間のうち、セカンドタスクを実施可能とする自動運転レベルのレベル3の設定は、車両1の速度が許容速度未満である場合であることが規定されている。したがって、セカンドタスク抽出部63は、行程策定部53が策定した概略的な行程プランの情報から、自動運転可能区間を走行するのに要すると予測される予測自動運転時間のうちで、車両1が許容速度未満で走行すると見込まれる時間を、タスク可能時間として算出する。
タスク可能時間の予測は、交通情報及び天候情報のうち少なくとも1つの情報を考慮して、予測されていることとなる。図3に示すように、タスク可能時間は、行程においてひとまとまりの時間帯TZとなる可能性もあれば、複数の細切れの時間帯TZ1,TZ2に分割されている可能性もある。
また、セカンドタスク抽出部63は、車両1の出発後の目的地への行程中においても、交通状況の変化、天候状況の変化に応じて、適宜、セカンドタスクが実施可能な時間を再計算する。再計算の結果は、コンテンツ制御部66による処理に用いられる。
セカンドタスク検索機能は、セカンドタスクを検索する機能である。セカンドタスク抽出部63は、セカンドタスクDB61にアクセスし、セカンドタスクDB61に登録された多数のセカンドタスクの中から、最適なセカンドタスクを検索する。具体的に、セカンドタスク抽出部63は、タスク所要時間がタスク可能時間以下の時間であり、かつ、所定の誤差時間未満の差(詳細に、上述の臨海値に基づく差)を有するセカンドタスクを検索する。セカンドタスクがタスク所要時間に基づいて検索され、セカンドタスクの数が絞り込まれたとしても、提案する数としては多過ぎる場合がある。このため、セカンドタスク抽出部63は、中断リスク、ドライバの嗜好等を考慮して、提案するセカンドタスクの数を絞り込む。
中断リスクは、中断リスク把握機能を用いて把握される。セカンドタスク抽出部63は、交通情報及び天候情報のうち少なくとも1つの情報を考慮して、中断リスクを算出する。中断リスクは、当初の予測通りにタスク可能時間の予測済の時間帯(以下、予測済時間帯)TZ1,TZ2が設定できず、実際の走行時に、予測済時間帯TZ1,TZ2が中断されてしまうリスクである。例えば天候が雪の場合では、突発的な交通事故が発生し易いため、当該交通事故に対応して自動運転レベルがレベル3からレベル2以下に引き下げられると共に、セカンドタスクが実施できなく可能性が高まるため、中断リスクが高くなる。また例えば、経路の周辺で大規模な催事が開催され、交通量の予測精度が低下している場合には、予想外に渋滞が解消し、許容未満の速度での走行時間が短くなる結果、セカンドタスクが実施できなくなる可能性がある。
セカンドタスク抽出部63は、中断リスクが大きな程、中断の影響が少ないセカンドタスクを優先的に抽出する傾向を有する。中断の影響が少ないセカンドタスクは、例えばセカンドタスクDBに記憶された中断対応特性を用いて把握可能である。中断の影響が少ないセカンドタスクとしては、例えばセカンドタスクがコンテンツの鑑賞の場合、バラエティ番組、録画されたスポーツ番組等のコンテンツ鑑賞が該当する。
本実施形態のセカンドタスク抽出部63は、このような抽出を、予測済時間帯TZ1,TZ2毎に処理する。したがって、タスク可能時間が複数の時間帯TZ1,TZ2に分割されている場合、分割された各時間帯TZ1,TZ2に対して抽出処理を実行する。各時間帯TZ1,TZ2に対して抽出された1つ又は複数のセカンドタスクの情報は、情報提示生成部64へ提供される。
情報提示生成部64は、情報提示機器31に情報提示させる情報提示内容を、生成する。情報提示生成部64は、ディスプレイ32による表示を制御すると共に、スピーカ33による吹鳴音を制御する。情報提示生成部64は、ディスプレイ32の各要素及びスピーカ33に、情報提示内容を割り当てる。これと共に、情報提示生成部64は、ディスプレイ32に逐次表示させる映像データを生成し、映像データを構成する個々のフレーム画像に描画する。情報提示生成部64は、映像データと連携し、スピーカ33に逐次吹鳴させる音データを生成する。情報提示生成部64は、行程プラン提案機能及びセカンドタスク提案機能を有する。
行程プラン提案機能は、自動運転ECU51が生成し、行程把握部62によって把握された複数の行程プランをドライバの選択により1つに確定させるべく、これら行程プランをドライバに提案する機能である。情報提示生成部64は、ディスプレイ32に表示する表示物(表示コンテンツともいう)として、図4に示すように、プラン提案表示物D1A及び地図表示物D1Bを生成する。
プラン提案表示物D1Aは、行程把握部62が把握した複数の行程プランを列挙して表示する。プラン提案表示物D1Aは、各行程プランの題目と、各行程プランにおける経路の距離(道のり)と、予測自動運転時間と、出発時刻及び予測到着時刻とを、表組みして表示する。地図表示物D1Bは、プラン提案表示物D1Aに付随する表示物であって、行程プランに対応する地図上の経路を表示する。生成されたプラン提案表示物D1A及び地図表示物D1Bを含む映像データは、電気信号としてディスプレイ32に出力され、割り当てられた画面32aに表示される。
セカンドタスク提案機能は、ドライバの選択により確定した行程プランに対して、セカンドタスクが抽出したセカンドタスクを提案する機能である。情報提示生成部64は、ディスプレイ32に表示する表示物として、図5に示すように、タスク可能時間表示物D2A及びセカンドタスク提案表示物D2Bを生成する。
タスク可能時間表示物D2Aは、行程中のタスク可能時間を表示する。タスク可能時間表示物D2Aは、行程矢印画像IM1とタスク可能時間表示画像IM2とを含む。行程矢印画像IM1は、行程を模式的に図案化した画像であり、タスク可能時間に該当する1つ又は複数の予測済時間帯TZ1,TZ2と、タスク可能時間に該当しない時間帯とを区別して表示する。この区別は、例えば色分けの態様によるが、線の太さを異ならせる等の他の態様であってもよく、複数の態様を組み合わせてもよい。タスク可能時間表示画像IM2は、タスク可能時間を、予測済時間帯TZ1,TZ2毎に、その予測済時間帯TZ1,TZ2の開始から終了までの時間として数値化して表示する。
セカンドタスク提案表示物D2Bは、タスク可能時間表示物D2Aに付随する表示物であって、提案対象のセカンドタスクを表示する。セカンドタスク提案表示物D2Bは、タスク可能時間表示物D2Aにおいて図案化された予測済時間帯TZ1,TZ2毎に、複数の提案対象のセカンドタスクの要旨を列挙して表示する。例えば、提案対象のセカンドタスクが情報提示機器31により再生されるコンテンツの鑑賞であれば、コンテンツの要旨は、そのコンテンツを象徴するイラスト又は映像、及びそのコンテンツのタイトルの文字表記により構成される。生成されたタスク可能時間表示物D2A及びセカンドタスク提案表示物D2Bを含む映像データは、電気信号としてディスプレイ32に出力され、割り当てられた画面32aに表示される。
情報提示生成部64による提案処理は、典型的には、目的地への行程の出発前に実行される。情報提示生成部64は、上述の提案に係る映像データをディスプレイ32に表示させると、提案に対するドライバのユーザ操作の入力が確認されるまで、提案画面を維持して待機する。
操作情報取得部65は、上述の提案に対するドライバのユーザ操作(例えばセカンドタスク提案表示物D2Bへのタッチ操作)の情報を、操作デバイス21(例えばタッチパネル)から取得する。取得したユーザ操作の情報は、コンテンツ制御部66等に提供される。
コンテンツ制御部66は、セカンドタスクにて鑑賞対象となるコンテンツの再生を制御する。コンテンツ制御部66は、コンテンツ予約機能及びコンテンツ再生機能を有する。
コンテンツ予約機能は、情報提示生成部64によるセカンドタスクの提案に対するコンテンツの予約を受け付け、当該コンテンツの再生を予約する機能である。コンテンツ制御部66は、ドライバが鑑賞対象のコンテンツを予約するユーザ操作の情報が操作情報取得部65を通じて把握された場合に、当該コンテンツの予約処理を実行する。具体的にコンテンツ制御部66は、図3に示すように、予約された当該コンテンツに対応する予測済時間帯TZ1,TZ2に、当該コンテンツが再生されるように、予約設定を行なう。
コンテンツ再生機能は、予約設定に応じて、目的地への行程中にコンテンツを、ディスプレイ32及びスピーカ33を用いて再生する機能である。コンテンツ制御部66は、目的地への行程中、セカンドタスクが実施可能な状態であるか否かを逐次判断し、予約されたコンテンツを、セカンドタスクが実施可能になった時間帯TZに再生する。
詳述すると、コンテンツ制御部66は、予約されたコンテンツを、これに対応する予測済時間帯TZ1,TZ2に相当するセカンドタスクが実施可能な時間帯TZが発生したと判定した場合に、再生開始する。当然に、予測済時間帯TZ1,TZ2の予測時の開始タイミングに対して、実際の車両走行時には、セカンドタスクが実施可能な時間帯TZの開始タイミングが多少前後することが有り得る。このため、コンテンツ制御部66は、セカンドタスクが実施可能な時間帯TZの開始タイミングが予測時の開始タイミングに対して所定の誤差時間以内である場合に、セカンドタスクが実施可能な時間帯TZが予測済時間帯TZ1,TZ2であると判定する。
コンテンツ制御部66は、上述のように、目的地への行程中、セカンドタスク抽出部63が再計算したタスク可能時間及びセカンドタスクが実施可能な時間帯TZの変化を取得する。例えば目的地への行程中、予測済時間帯TZ1,TZ2に対応する区間よりも前の区間にて、突発的に渋滞が発生することがある。そうすると、予測済時間帯TZ1,TZ2よりも前に、セカンドタスクが実施可能な時間帯TZであって、当該予測済時間帯TZ1,TZ2とは分離された時間帯(以下、突発時間帯)TZ3が追加で発生することがある。コンテンツ制御部66は、目的地への行程において、予測済時間帯TZ1又はTZ2よりも前に突発時間帯TZ3が発生した場合に、突発時間帯TZ3の直後の予測済時間帯TZ1に対して予約されたコンテンツを、当該突発時間帯TZ3に前倒しして再生開始する。
また例えば、目的地への行程中、予測済時間帯TZ1,TZ2に対応する区間よりも後の区間にて、突発的に渋滞が発生することがある。そうすると、予測済時間帯TZ1,TZ2よりも前に、セカンドタスクが実施可能な時間帯であって、当該予測済時間帯TZ1,TZ2とは分離された突発時間帯TZ4が追加で発生することがある。目的地への行程において、予測済時間帯TZ2よりも後に突発時間帯TZ4が発生した場合では、セカンドタスク抽出部63が当該突発時間帯TZ4の時間内で適切に実施可能な追加のセカンドタスクを抽出する。追加のセカンドタスクについても、当該突発時間帯TZ4の発生が予測された時点で、出発前と同様に、ユーザインターフェース20を通じてドライバへの提案及び意思確認がなされる。
次に、記憶部13に記憶され、処理部11に実行されるセカンドタスク実施支援プログラムに基づき、セカンドタスクの実施を支援する方法を、図6,7のフローチャートを用いて説明する。図6では、目的地への出発前に、セカンドタスクを提案し、ドライバの意思を確認する方法を中心に説明する。図7では、出発後、目的地への行程中に、状況変化に対応する方法を中心に説明する。
図6のフローチャートの各ステップに基づく一連の処理は、ドライバ等の乗員が非運転操作デバイス23を用いて目的地を設定した後、実行される。
S101では、行程把握部62は、自動運転ECU51が生成した複数の行程の情報を取得することで、提案する行程を把握する。S101の処理後、S102へ移る。
S102では、情報提示生成部64は、行程把握部62から複数の行程プランの情報を取得し、当該複数の行程プランの情報に基づき、複数の行程をドライバへ提案する映像データを生成する。生成した映像データがディスプレイ32の画面32aに表示され(図4も参照)、ドライバのユーザ操作を待機する状態となる。S102の処理後、S103へ移る。
S103では、操作情報取得部65は、ドライバのユーザ操作により、複数の行程プランから1つの行程プランを選択する意思が示されたか否かを判定する。S103にて肯定判定が下されると、S104へ移る。S103にて否定判定が下されると、ドライバのユーザ操作を待機する状態を継続し、所定時間後に再びS103の判定を実行する。
S104では、セカンドタスク抽出部63は、選択された行程プランにおけるタスク可能時間を算出し、当該タスク可能時間に基づき、提案するセカンドタスクを抽出する。S104の処理後、S105へ移る。
S105では、情報提示生成部64は、セカンドタスク抽出部63から取得した提案対象のセカンドタスクの情報に基づき、セカンドタスクを提案する映像データを生成する。生成した映像データがディスプレイ32の画面32aに表示され(図5も参照)、ドライバのユーザ操作を待機する状態となる。S105の処理後、S106へ移る。
S106では、操作情報取得部65は、ドライバのユーザ操作により、提案したセカンドタスクがコンテンツの鑑賞である場合において、鑑賞対象の特定のコンテンツを予約する意思が示されたか否かを判定する。S106にて肯定判定が下されると、S107へ移る。S106にて否定判定が下されると、S108へ移る。
S107では、コンテンツ制御部66が、コンテンツを予約し、予約されたコンテンツの再生の制御を開始する。S107を以って一連の処理を終了する。
S108では、コンテンツ制御部66は、ドライバがコンテンツの鑑賞以外のセカンドタスクを実施する又はセカンドタスク自体を実施しないとみなし、コンテンツの再生を実施しないことを決定する。S108を以って一連の処理を終了する。
図7のフローチャートの各ステップに基づく一連の処理は、出発後、目的地への行程中に、交通状況の変化又は天候状況の変化が生じた場合に実施される。
S111では、セカンドタスク抽出部63は、交通状況の変化又は天候状況の変化に対応して、タスク可能時間及びこの時間を構成する時間帯TZを再計算する。S111の処理後、S112へ移る。
S112では、コンテンツ制御部66は、セカンドタスク抽出部63の再計算において、突発的な突発時間帯TZ3,TZ4が生じたか否かを判定する。S112にて肯定判定が下されると、S113へ移る。
S113では、コンテンツ制御部66は、突発時間帯TZ3,TZ4が出発前に予測された予測済時間帯TZ1又はTZ2よりも前か否かを判定する。S113にて肯定判定が下されると、S114へ移る。S113にて否定判定が下されると、S115へ移る。なお、図3のように複数の突発時間帯TZ3,TZ4が発生した場合には、各突発時間帯TZ3に対応した以降の処理を実施した後、TZ4を対象とした以降の処理を実施することができる。
S114では、コンテンツ制御部66は、突発時間帯TZ3の直後の予測済時間帯TZ1を対象として予約されたコンテンツを、突発時間帯TZ3に前倒しして再生開始する。S114を以って一連の処理を終了する。
S115では、突発時間帯TZ4が予測済時間帯TZ1及びTZ2よりも後であるため、セカンドタスク抽出部63は、突発時間帯TZ4の時間内で適切に実施可能な追加のセカンドタスクを抽出し、情報提示生成部64が情報提示機器31を用いて当該追加のコンテンツを提案する。S115を以って一連の処理を終了する。
S116では、突発時間帯TZ3,TZ4が発生していないため、コンテンツ制御部66は、予測済時間帯TZ1,TZ2を対象として予約されたコンテンツを、当該予測済時間帯TZ1,TZ2に再生することを決定する。S116を以って一連の処理を終了する。
なお、第1実施形態では、HCU100が、ユーザインターフェース20と連携し、車両1が運転タスクの実施主体となる自動運転状態におけるドライバのセカンドタスクの実施を、支援する「セカンドタスク実施支援装置」に相当する。また、情報提示生成部64が、セカンドタスクを、ユーザインターフェース20を通じて提案する「セカンドタスク提案部」に相当する。
(作用効果)
以上説明した第1実施形態の作用効果を以下に改めて説明する。
第1実施形態によると、ユーザインターフェース20を通じてドライバに提案されるセカンドタスクは、セカンドタスクが実施可能な時間として予測されるタスク可能時間内にて適切に実施可能なセカンドタスクである。タスク可能時間に応じたセカンドタスクが提案されるので、セカンドタスクの実施可能な条件及び当該条件に該当するタスク可能時間を正確に理解して予測することが、ドライバ自身により困難であっても、ドライバは適切なセカンドタスクを容易に採択することができる。時間が最適化されたセカンドタスクを採択し、実施することで、ドライバは、目的地までの行程における時間を有効に使用することができる。
また、第1実施形態によると、タスク可能時間が複数の細切れの時間帯TZ1,TZ2に分割されている場合に、各細切れの時間帯毎に、別々のセカンドタスクが提案される。ドライバが1つのセカンドタスクを複数の時間帯TZ1,TZ2に跨って実施することが抑制される。したがって、ドライバはセカンドタスクを区切良く実施可能となり、ドライバに与える煩わしさやもどかしさを低減することができる。
また、第1実施形態によると、タスク可能時間に対して所定の誤差時間未満の差を有するタスク所要時間のセカンドタスクが検索され、検索されたセカンドタスクのうち少なくとも一部が提案対象のセカンドタスクとして抽出される。検索においては、各種のセカンドタスクと、その所要時間であるタスク所要時間とが紐付けられたセカンドタスクDB61が用いられる。DB61へのアクセスにより容易にセカンドタスクの所要時間を取得することができるので、コンピュータのリソースを有効に利用してより適切なセカンドタスクを提案することができる。
また、第1実施形態によると、自動運転状態が中断される中断リスクが大きな程、中断の影響の少ないセカンドタスクが抽出される。ドライバが提案に応じて中断の影響の少ないセカンドタスクを実施することで、もしも自動運転状態が突発的に中断されてしまったとしても、ドライバに与える煩わしさやもどかしさを軽減することができる。
また、第1実施形態によると、コンテンツを鑑賞するセカンドタスクにて鑑賞対象となるコンテンツの再生がタスク可能時間に応じて制御される。コンテンツの再生がタスク可能時間に連携した制御となることにより、提案されたコンテンツの再生開始時刻を、別途、タスク可能時間の時間帯に合わせて設定する等のドライバの手間を省くことができる。したがって、ドライバは、セカンドタスクを容易に実施することができる。
また、第1実施形態によると、提案されたコンテンツをドライバが予約すると、予約されたコンテンツは、セカンドタスクが実際に実施可能になった時間帯に、再生される。実際の時間に合わせて予約されたコンテンツが再生されるので、予測時の時間に対する実際の時間にずれが生じたとしても、手動運転状態又はドライバに周辺監視義務がある状態で、コンテンツが再生されてしまう事態の発生を抑制することができる。
また、第1実施形態によると、コンテンツが予約された後、予約時点で予測されていた時間帯としての予測済時間帯TZ1,TZ2の前に、突発的にセカンドタスクが実施可能になった別の時間帯としての突発時間帯TZ3が発生した場合に、予約されたコンテンツが突発時間帯TZ3に前倒しして再生開始される。ドライバが鑑賞したいと考えているコンテンツを逸早く提供することができるので、ドライバのセカンドタスク実施時の満足度を高めることができる。
また、第1実施形態によると、車両1が走行する道路の交通情報及び天候情報のうち少なくとも1つの情報を考慮して、タスク可能時間が予測される。交通情報、天候情報等のタスク可能時間を変化させる動的要因を予測に含めることで、タスク可能時間の予測精度が高まる。延いては、提案するセカンドタスクの所要時間がタスク可能時間内に収まる可能性、及びタスク可能時間に余りが発生する可能性を、低減することができる。以上により、ドライバは、目的地までの行程における時間を有効に使用することができる。
(第2実施形態)
図8,9に示すように、第2実施形態は第1実施形態の変形例である。第2実施形態について、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第2実施形態のセカンドタスク抽出部63は、自動運転ECU51が生成し、1つに確定される前の複数の行程プランの情報を、行程把握部62を通じて取得し、各行程プランそれぞれに対して、適切に実施可能なセカンドタスクを抽出する。すなわち、セカンドタスク抽出部63は、各行程プラン毎にタスク可能時間を算出する。そして、各行程プランに個別に対応するタスク可能時間内にて、適切に実施可能なセカンドタスクを抽出する。
第2実施形態の情報提示生成部64は、一括提案機能を有する。一括提案機能は、複数の行程プランから1つの最適な行程プランを、適切に実施可能なセカンドタスクを考慮した上で、ドライバに選択させるべく、行程プランとセカンドタスクとを一括して提案する機能である。情報提示生成部64は、ディスプレイ32に表示する表示物として、一括提案表示物D3を生成する。
一括提案表示物D3は、複数の行程プランを列挙して表示する。一括提案表示物D3は、各行程プランの題目と、各行程プランに対する予測運転時間と、各行程プランに対する予測手動運転時間と、各行程プランに対応する自動運転時間のうちレベル2となる予測時間と、各行程プランに対応するタスク可能時間と、各行程プランに対応するタスク可能時間内にて適切に実施可能なセカンドタスクとを、表組みして表示する。図8では、予測運転時間が「所要時間」と、予測手動運転時間が「手動時間」と、レベル2となる予測時間が「レベル2時間」と、タスク可能時間が「レベル3時間」と、それぞれ表示されている。生成された一括提案表示物D3を含む映像データは、電気信号としてディスプレイ32に出力され、割り当てられた画面32aに表示される。
なお、第2実施形態においてセカンドタスク抽出部63は、タスク可能時間が複数の細切れの時間帯に分割されている場合であっても、各時間帯の通算のタスク可能時間内で適切に実施可能なセカンドタスクを抽出する。情報提示生成部64も、通算のタスク可能時間と、これに対応したセカンドタスクとを、提案する。
次に、記憶部13に記憶され、処理部11に実行されるセカンドタスク実施支援プログラムに基づき、セカンドタスクの実施を支援する方法を、図9のフローチャートを用いて説明する。図9では、目的地への出発前に、セカンドタスクを提案し、ドライバの意思を確認する方法を中心に説明する。
S201は、第1実施形態のS101と同様である。S201の処理後、S202へ移る。
S202では、セカンドタスク抽出部63は、複数の行程プランにおけるタスク可能時間を算出し、当該タスク可能時間に基づき、各行程プラン毎に提案するセカンドタスクを抽出する。S202の処理後、S203へ移る。
S203では、情報提示生成部64は、行程把握部62から取得した複数の行程プランの情報、及びセカンドタスク抽出部63から取得した提案対象のセカンドタスクの情報に基づき、複数の行程プランと各行程プランに対応するセカンドタスクとを一括して提案する映像データを生成する。S203の処理後、S204へ移る。
S204~S206は、第1実施形態のS106~S108と同様である。S205又はS206を以って一連の処理を終了する。
以上説明した第2実施形態によると、目的地までの複数の行程と、各行程におけるタスク可能時間と、各行程におけるタスク可能時間内で適切に実施可能なセカンドタスクとが、一括して提案される。こうした一括提案により、ドライバは、実施したいセカンドタスクに合わせて、複数の行程から1つの行程を選択することが可能となる。したがって、セカンドタスクを優先した行程の選択という、今までにない、新たな行程の選択方法を提供することが可能となる。
(第3実施形態)
図10,11に示すように、第3実施形態は第1実施形態の変形例である。第3実施形態について、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第3実施形態のコンテンツ制御部66は、第1実施形態と同様に、目的地への行程中、セカンドタスク抽出部63が再計算したタスク可能時間及びセカンドタスクが実施可能な時間帯TZの変化を取得する。ただし、図10に示すように、コンテンツ制御部66は、予測済時間帯TZ1よりも前に突発時間帯TZ3が発生した場合に、突発時間帯TZ3の長さに応じて、予測済時間帯TZ1に対して予約されたコンテンツを、当該突発時間帯TZ3に前倒しして再生するかどうかを決定する。
詳細に、コンテンツ制御部66は、突発時間帯TZ3の長さが予測済時間帯TZ1以上に長い時間であるか否かを判定する。突発時間帯TZ3の長さが予測済時間帯TZ1以上に長い時間である場合、コンテンツ制御部66は、予測済時間帯TZ1に対して予約されたコンテンツを、当該突発時間帯TZ3に前倒しして再生開始する。
突発時間帯TZ3の長さが予測済時間帯TZ1未満に短い時間である場合、コンテンツ制御部66は、予測済時間帯TZ1に対して予約されたコンテンツを、予定通り予測済時間帯TZ1に再生する。突発時間帯TZ3に対しては、セカンドタスク抽出部63が当該突発時間帯TZ3の時間内で適切に実施可能な追加のセカンドタスクを抽出する。追加のセカンドタスクについても、当該突発時間帯TZ3の発生が予測された時点で、出発前と同様に、ユーザインターフェース20を通じてドライバへの提案及び意思確認がなされる。
次に、記憶部13に記憶され、処理部11に実行されるセカンドタスク実施支援プログラムに基づき、セカンドタスクの実施を支援する方法を、図11のフローチャートを用いて説明する。図11では、出発後、目的地への行程中に、状況変化に対応する方法を中心に説明する。
S311~S313は、第1実施形態のS111~S113と同様である。S312にて否定判定が下されると、S317へ移る。また、S313にて肯定判定が下されると、S314へ移る。S313にて否定判定が下されると、S314へ移る。
S314では、コンテンツ制御部66は、突発時間帯TZ3,TZ4の長さが予測済時間帯以上に長い時間であるか否かを判定する。S314にて肯定判定が下されると、S315へ移る。S316にて否定判定が下されると、S316へ移る。
S315では、コンテンツ制御部66は、予測済時間帯TZ1を対象として予約されたコンテンツを、突発時間帯TZ3に前倒しして再生開始する。S315を以って一連の処理を終了する。
S316では、突発時間帯TZ3,TZ4が予測済時間帯TZ1よりも後であるか、突発時間帯TZ3が短い時間である。このため、セカンドタスク抽出部63は、突発時間帯TZ3,TZ4の時間内で適切に実施可能な追加のセカンドタスクを抽出し、情報提示生成部64が情報提示機器31を用いて当該追加のコンテンツを提案する。S316を以って一連の処理を終了する。
S317では、突発時間帯TZ3が発生していないため、コンテンツ制御部66は、予測済時間帯TZ1を対象として予約されたコンテンツを、当該予測済時間帯TZ1に再生することを決定する。S317を以って一連の処理を終了する。
以上説明した第3実施形態によると、コンテンツが予約された後、予約時点で予測されていた予測済時間帯TZ1の前に、突発的にセカンドタスクが実施可能になった突発時間帯TZ3が発生した場合に、突発時間帯TZ3の長さに応じて、予約されたコンテンツを突発時間帯TZ3に前倒しして再生開始するかどうかが決定される。突発時間帯TZ3の長さにより、前倒しした場合に1つのコンテンツの再生が複数の時間帯に分断されてしまうか否かを判別できるので、コンテンツの分断可否等に応じた柔軟な再生の制御を実施することができる。
また、第3実施形態によると、予測済時間帯TZ1の前に突発時間帯TZ3が発生し、かつ、突発時間帯TZ3が予測済時間帯TZ1以上に長い時間である場合に、予約されたコンテンツが突発時間帯TZ3に前倒しして再生開始される。コンテンツの再生が複数の時間帯に分断されてしまうことを抑制しつつ、ドライバが鑑賞したいと考えているコンテンツを逸早く提供することができるので、ドライバのセカンドタスク実施時の満足度を高めることができる。
また、第3実施形態によると、予測済時間帯TZ1の前に突発時間帯TZ3が発生し、かつ、突発時間帯TZ3が予測済時間帯TZ1未満の短い時間である場合に、予約されたコンテンツとは別の、突発時間帯TZ3の時間内で適切に実施可能なセカンドタスクが提案される。ドライバは、提案されたセカンドタスクを採択し、実施することで、突発的に生じた時間帯でさえも有効に使用することができる。
(他の実施形態)
以上、複数の実施形態について説明したが、本開示は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
具体的に第1実施形態に関する変形例1としては、セカンドタスク抽出部63は、第2実施形態のように、行程プランが1つに確定される前に、各行程プランそれぞれに対して、適切に実施可能なセカンドタスクを抽出してもよい。そして、情報提示生成部64は、図4の提案画面を表示し、ドライバによる1つの行程プランを選択するユーザ操作が確認されると、選択された行程プランに対応して事前に抽出したセカンドタスクを、図5の提案画面によって提案してもよい。
第2実施形態に関する変形例2としては、一括提案表示物D3は、各行程プランの題目と、各行程プランに対応するタスク可能時間と、各行程プランに対応するタスク可能時間内にて適切に実施可能なセカンドタスクとを、表示していれば、他の時間等を表示していなくてもよい。
第3実施形態に関する変形例3としては、コンテンツ制御部66は、突発時間帯TZ3の長さが予測済時間帯TZ1以上に長い時間であるか否かを判定する代わりに、突発時間帯TZ3の長さが繰上げ判断対象のセカンドタスクのタスク所要時間以上に長い時間であるか否かを判定してもよい。
変形例4としては、図3,5,8の提案画面は、提案の要旨が維持される範囲において、表示レイアウト等を適宜変更することができる。例えば、図3,8の提案画面では、複数の行程プランを表組みして表示する代わりに、各行程プランをアイコン状に並べて表示することが可能である。
変形例5としては、自動運転ECU51は、車両1が自動運転可能区間を走行している場合に、自動運転機能の機能限界への到達等の突発的な原因が生じない限り、車両1の速度に関わらず、自動運転状態管理部52が自動運転レベルをレベル3に設定する仕様になっていてもよい。
変形例6としては、自動運転レベルがレベル3の場合であっても、追加的な条件が満たされなければ、ドライバがセカンドタスクを実施できない、すなわちタスク可能時間が加算されないようにしてもよい。追加的な条件としては、例えばドライバへの運転交代の可能性が所定値よりも低い状況であること等が挙げられる。
変形例7としては、自動運転ECU51にてタスク可能時間が算出され、HCU100のセカンドタスク抽出部63は、自動運転ECU51から取得されたタスク可能時間を用いて、提案するセカンドタスクを抽出するようにしてもよい。
変形例8としては、HCU100及び自動運転ECU51によって提供されていた各機能は、ソフトウェア及びそれを実行するハードウェア、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、あるいはそれらの複合的な組み合わせによっても提供可能である。さらに、こうした機能がハードウェアとしての電子回路によって提供される場合、各機能は、多数の論理回路を含むデジタル回路、又はアナログ回路によっても提供可能である。
変形例9としては、上述の情報提示制御を実現可能なプログラム等を記憶する記憶媒体の形態も、適宜変更されてもよい。例えば記憶媒体は、回路基板上に設けられた構成に限定されず、メモリカード等の形態で提供され、スロット部に挿入されて、HCU100又は自動運転ECU51の制御回路に電気的に接続される構成であってもよい。さらに、記憶媒体は、HCU100又は自動運転ECU51へのプログラムのコピー基となる光学ディスク及びハードディスク等であってもよい。
変形例10としては、自動運転ECU51の行程策定部53のうち少なくとも一部の機能(例えば概略的な行程を策定する機能)が、HCU100にて実現されていてもよい。また、自動運転ECU51とHCU100とが1つの電子制御装置に統合され、当該電子制御装置が「セカンドタスク実施支援装置」に相当していてもよい。
変形例11としては、HCU100は、コンテンツ制御部66を備えていなくてもよい。HCU100とは別の、HCU100と通信可能に接続されたオーディオ装置が設けられ、当該オーディオ装置がコンテンツ制御部66の機能を実現していてもよい。
変形例12としては、セカンドタスク実施支援装置は、車両1に搭載されていなくてもよい。例えば、セカンドタスク実施支援装置がHCU100である場合に、HCU100が車両1に搭載されず、車両1の外に固定配置されている場合又は他車両に搭載されている場合には、インターネット、路車間通信、車車間通信等の通信によって、情報提示機器31が遠隔制御されてもよい。
また、セカンドタスク実施支援装置は、スマートフォン等の携帯端末の制御装置であってもよい。携帯端末は、当該制御装置と、ディスプレイ等のユーザインターフェースを一体的に形成していてよい。携帯端末による行程プランの提案及びセカンドタスクの提案のうち少なくとも一方は、車両1内で実施される必要はなく、ドライバが車両1に乗車する前に、例えば自宅、高速道路のサービスエリア等のドライバが立ち寄った場所において実施されてもよい。
変形例13としては、車両1は、米国自動車技術会が規定する自動運転レベルにおいて、レベル4の自動運転を行なうことが可能となっていてもよい。この場合においても、自動運転可能区間と、そうでない区間が存在し得るので、自動運転可能区間を走行するのに要すると予測される予測自動運転時間を、タスク可能時間とし、当該タスク可能時間で適切に実施可能なセカンドタスクを提案することは、有効である。
変形例14としては、車両1は、一般的な自家用の情報者に限定されず、レンタカー用の車両、有人タクシー用の車両、ライドシェア用の車両、貨物車両及びバス等であってもよい。
変形例15としては、運転操作デバイス22は、車両制御アクチエータ44と直接的に連結されることにより、自動運転レベルがレベル0の場合等に、自動運転ECU51を介さずにドライバが直接的に車両制御アクチエータ44を操作できるようになっていてもよい。
変形例16としては、車両1は、それぞれの国及び地域の道路交通法に応じて最適化されてよい。さらにセカンドタスク実施支援装置が把握するタスク可能時間、並びにセカンドタスク実施支援装置が抽出し、提案するセカンドタスクは、それぞれの国及び地域の道路交通法に応じて最適化されてよい。
本開示に記載の制御部及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサを構成する専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の装置及びその手法は、専用ハードウエア論理回路により、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の装置及びその手法は、コンピュータプログラムを実行するプロセッサと一つ以上のハードウエア論理回路との組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
1:車両、11:処理部、20:ユーザインターフェース、63:セカンドタスク抽出部、64:セカンドタスク提案部(情報提示生成部)、100:HCU

Claims (18)

  1. ユーザインターフェース(20)と連携し、車両(1)が運転タスクの実施主体となる自動運転状態におけるドライバのセカンドタスクの実施を、支援するセカンドタスク実施支援装置であって、
    前記車両の目的地までの行程において、前記セカンドタスクが実施可能な時間として予測されるタスク可能時間内にて完結可能な前記セカンドタスクを、セカンドタスクデータベース(61)から抽出するセカンドタスク抽出部(63)と、
    前記セカンドタスク抽出部が抽出した前記セカンドタスクを、前記ユーザインターフェースを通じて提案するセカンドタスク提案部(64)と、を備え、
    前記セカンドタスク提案部は、前記タスク可能時間が複数の細切れの時間帯(TZ)に分割されている場合に、各前記細切れの時間帯毎に、別々の前記セカンドタスクを提案するセカンドタスク実施支援装置。
  2. 前記セカンドタスク抽出部は、
    前記車両が走行する道路の交通情報及び天候情報のうち少なくとも1つの情報を用いて前記自動運転状態が中断される中断リスクを算出し、
    前記中断リスクが大きい程、中断の影響が少ないという特性が紐付けられた前記セカンドタスクの抽出を優先する請求項1に記載のセカンドタスク実施支援装置。
  3. ユーザインターフェース(20)と連携し、車両(1)が運転タスクの実施主体となる自動運転状態におけるドライバのセカンドタスクの実施を、支援するセカンドタスク実施支援装置であって、
    前記車両の目的地までの行程において、前記セカンドタスクが実施可能な時間として予測されるタスク可能時間内にて完結可能な前記セカンドタスクを、セカンドタスクデータベース(61)から抽出するセカンドタスク抽出部(63)と、
    前記セカンドタスク抽出部が抽出した前記セカンドタスクを、前記ユーザインターフェースを通じて提案するセカンドタスク提案部(64)と、を備え、
    前記セカンドタスク抽出部は、
    前記車両が走行する道路の交通情報及び天候情報のうち少なくとも1つの情報を用いて前記自動運転状態が中断される中断リスクを算出し、
    前記中断リスクが大きい程、中断の影響が少ないという特性が紐付けられた前記セカンドタスクの抽出を優先するセカンドタスク実施支援装置。
  4. コンテンツを鑑賞する前記セカンドタスクにて鑑賞対象となる前記コンテンツの再生を前記タスク可能時間に応じて制御するコンテンツ制御部(66)をさらに備える請求項1からのいずれか1項に記載のセカンドタスク実施支援装置。
  5. ユーザインターフェース(20)と連携し、車両(1)が運転タスクの実施主体となる自動運転状態におけるドライバのセカンドタスクの実施を、支援するセカンドタスク実施支援装置であって、
    前記車両の目的地までの行程において、前記セカンドタスクが実施可能な時間として予測されるタスク可能時間内にて完結可能な前記セカンドタスクを、セカンドタスクデータベース(61)から抽出するセカンドタスク抽出部(63)と、
    前記セカンドタスク抽出部が抽出した前記セカンドタスクを、前記ユーザインターフェースを通じて提案するセカンドタスク提案部(64)と、
    コンテンツを鑑賞する前記セカンドタスクにて鑑賞対象となる前記コンテンツの再生を前記タスク可能時間に応じて制御するコンテンツ制御部(66)と、を備えるセカンドタスク実施支援装置。
  6. 前記コンテンツ制御部は、前記セカンドタスク提案部が提案した前記コンテンツを予約するユーザ操作を把握すると、予約された前記コンテンツを前記セカンドタスクが実際に実施可能になった時間帯に、再生する請求項又はに記載のセカンドタスク実施支援装置。
  7. 前記コンテンツ制御部は、前記コンテンツが予約された後、予約時点で予測されていた前記時間帯としての予測済時間帯(TZ1,TZ2)の前に、突発的に前記セカンドタスクが実施可能になった別の前記時間帯としての突発時間帯(TZ3)が発生した場合に、予約された前記コンテンツを前記突発時間帯に前倒しして再生開始する請求項に記載のセカンドタスク実施支援装置。
  8. 前記コンテンツ制御部は、前記コンテンツが予約された後、予約時点で予測されていた前記時間帯としての予測済時間帯の前に、突発的に前記セカンドタスクが実施可能になった別の前記時間帯としての突発時間帯が発生した場合に、前記突発時間帯の長さに応じて、予約された前記コンテンツを前記突発時間帯に前倒しして再生開始するかどうかを決定する請求項に記載のセカンドタスク実施支援装置。
  9. 前記コンテンツ制御部は、前記予測済時間帯の前に前記突発時間帯が発生し、かつ、前記突発時間帯が前記予測済時間帯以上に長い時間である場合に、予約された前記コンテンツを前記突発時間帯に前倒しして再生開始する請求項に記載のセカンドタスク実施支援装置。
  10. 前記コンテンツ制御部は、前記予測済時間帯の前に前記突発時間帯が発生し、かつ、前記突発時間帯が前記予測済時間帯未満の短い時間である場合に、予約された前記コンテンツとは別の、前記突発時間帯の時間内で適切に実施可能な前記セカンドタスクを提案する請求項又はに記載のセカンドタスク実施支援装置。
  11. 前記セカンドタスク抽出部は、前記目的地までの前記行程を複数把握し、各前記行程に対して、適切に実施可能な前記セカンドタスクを抽出し、
    前記セカンドタスク提案部は、各前記行程と、各前記行程における前記タスク可能時間と、各前記行程における前記タスク可能時間内で適切に実施可能な前記セカンドタスクと、を提案することによって、前記セカンドタスクの提案と共に、前記行程を前記ドライバに選択させる請求項1から10のいずれか1項に記載のセカンドタスク実施支援装置。
  12. ユーザインターフェース(20)と連携し、車両(1)が運転タスクの実施主体となる自動運転状態におけるドライバのセカンドタスクの実施を、支援するセカンドタスク実施支援装置であって、
    前記車両の目的地までの行程において、前記セカンドタスクが実施可能な時間として予測されるタスク可能時間内にて完結可能な前記セカンドタスクを、セカンドタスクデータベース(61)から抽出するセカンドタスク抽出部(63)と、
    前記セカンドタスク抽出部が抽出した前記セカンドタスクを、前記ユーザインターフェースを通じて提案するセカンドタスク提案部(64)と、を備え、
    前記セカンドタスク抽出部は、前記目的地までの前記行程を複数把握し、各前記行程に対して、適切に実施可能な前記セカンドタスクを抽出し、
    前記セカンドタスク提案部は、各前記行程と、各前記行程における前記タスク可能時間と、各前記行程における前記タスク可能時間内で適切に実施可能な前記セカンドタスクと、を提案することによって、前記セカンドタスクの提案と共に、前記行程を前記ドライバに選択させるセカンドタスク実施支援装置。
  13. 前記セカンドタスク抽出部は、各種の前記セカンドタスクと、その所要時間であるタスク所要時間とが紐付けられたセカンドタスクデータベース(61)にアクセスし、前記タスク可能時間に対して所定の誤差時間未満の差を有する前記タスク所要時間の前記セカンドタスクを検索し、検索された前記セカンドタスクのうち少なくとも一部を抽出する請求項1から12のいずれか1項に記載のセカンドタスク実施支援装置。
  14. 前記セカンドタスク抽出部は、前記車両が走行する道路の交通情報及び天候情報のうち少なくとも1つの情報を考慮して、前記タスク可能時間を予測する請求項1から13のいずれか1項に記載のセカンドタスク実施支援装置。
  15. ユーザインターフェース(20)と連携し、車両(1)が運転タスクの実施主体となる自動運転状態におけるドライバのセカンドタスクの実施を、支援するセカンドタスク実施支援プログラムであって、
    少なくとも1つの処理部(11)に、
    前記車両の目的地までの行程において、前記セカンドタスクが実施可能な時間として予測されるタスク可能時間内にて完結可能な前記セカンドタスクを、セカンドタスクデータベース(61)から抽出する処理(S104,S202)と、
    抽出された前記セカンドタスクを、前記ユーザインターフェースを通じて提案し、前記タスク可能時間が複数の細切れの時間帯(TZ)に分割されている場合には、各前記細切れの時間帯毎に、別々の前記セカンドタスクを提案する処理(S105,S203)と、を実行させるセカンドタスク実施支援プログラム。
  16. ユーザインターフェース(20)と連携し、車両(1)が運転タスクの実施主体となる自動運転状態におけるドライバのセカンドタスクの実施を、支援するセカンドタスク実施支援プログラムであって、
    少なくとも1つの処理部(11)に、
    前記車両の目的地までの行程において、前記セカンドタスクが実施可能な時間として予測されるタスク可能時間内にて完結可能な前記セカンドタスクを、セカンドタスクデータベース(61)から抽出する処理(S104,S202)と、
    抽出された前記セカンドタスクを、前記ユーザインターフェースを通じて提案する処理(S105,S203)と、を実行させ、
    前記セカンドタスクを抽出する処理では、
    前記車両が走行する道路の交通情報及び天候情報のうち少なくとも1つの情報を用いて前記自動運転状態が中断される中断リスクを算出し、
    前記中断リスクが大きい程、中断の影響が少ないという特性が紐付けられた前記セカンドタスクの抽出を優先するセカンドタスク実施支援プログラム。
  17. ユーザインターフェース(20)と連携し、車両(1)が運転タスクの実施主体となる自動運転状態におけるドライバのセカンドタスクの実施を、支援するセカンドタスク実施支援プログラムであって、
    少なくとも1つの処理部(11)に、
    前記車両の目的地までの行程において、前記セカンドタスクが実施可能な時間として予測されるタスク可能時間内にて完結可能な前記セカンドタスクを、セカンドタスクデータベース(61)から抽出する処理(S104,S202)と、
    抽出された前記セカンドタスクを、前記ユーザインターフェースを通じて提案する処理(S105,S203)と、
    コンテンツを鑑賞する前記セカンドタスクにて鑑賞対象となる前記コンテンツの再生を前記タスク可能時間に応じて制御する処理と、を実行させるセカンドタスク実施支援プログラム。
  18. ユーザインターフェース(20)と連携し、車両(1)が運転タスクの実施主体となる自動運転状態におけるドライバのセカンドタスクの実施を、支援するセカンドタスク実施支援プログラムであって、
    少なくとも1つの処理部(11)に、
    前記車両の目的地までの行程において、前記セカンドタスクが実施可能な時間として予測されるタスク可能時間内にて完結可能な前記セカンドタスクを、セカンドタスクデータベース(61)から抽出する処理(S104,S202)と、
    抽出された前記セカンドタスクを、前記ユーザインターフェースを通じて提案する処理(S105,S203)と、を実行させ、
    前記セカンドタスクを抽出する処理では、前記目的地までの前記行程を複数把握し、各前記行程に対して、適切に実施可能な前記セカンドタスクを抽出し、
    前記セカンドタスクを提案する処理では、各前記行程と、各前記行程における前記タスク可能時間と、各前記行程における前記タスク可能時間内で適切に実施可能な前記セカンドタスクと、を提案することによって、前記セカンドタスクの提案と共に、前記行程を前記ドライバに選択させるセカンドタスク実施支援プログラム。
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