JP7188919B2 - 遊技情報表示装置 - Google Patents

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本発明は、遊技情報表示装置に関する。
従来、例えば特許文献1に記載されているように、大当たり確率の設定値が高いのか低いのかを遊技者が推測するための情報を表示する遊技情報表示装置が知られている。
特許第4379950号公報
遊技者は遊技情報表示装置に表示された情報を参照してその遊技機の大当たり確率設定値を推測しながら遊技を行うようにしており、それが遊技を行う上での1つの醍醐味となっている。
しかしながら、設定値を推測するためには各設定値における遊技性能を予め理解しておく必要があり、それが特に初級遊技者にとっては容易なことではないため、誰しもが設定値の推測行為を楽しめるわけではないという事情があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、初級遊技者であっても容易に設定値を推測することができる情報を表示可能な遊技情報表示装置を提供することにある。
請求項1の発明によれば、実際の遊技情報と、各設定値に対応した理論上の遊技情報とが一緒にグラフ形式で表示されるため、遊技者は現時点の遊技結果が何れの設定値の理論値に近似しているのかを容易に認識することができ、初級遊技者であっても設定値の推測を楽しむことが可能となる。
一実施形態における遊技場用管理システムの全体構成を示す概略図 遊技機の正面図 遊技機の電気的構成を示す機能ブロック図 遊技機による通常状態での演出用画面を示す図 確変時短状態での演出用画面を示す図 遊技情報表示装置の正面図 遊技情報表示装置の電気的構成を示す機能ブロック図 パチンコ遊技機の遊技性・スペックを示す図 大当たりの内訳を示す図 設定値推測画面を示す図 設定と理論値と実データとの関係を示す図
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、遊技場用管理システムの全体構成を示す概略図である。遊技場内には多数の遊技機(パチンコ遊技機、スロットマシン)1が設置されており、各遊技機1に1対1で対応する周辺機器として、貸出装置2及び遊技情報表示装置3が設置されている。これら遊技機1、貸出装置2及び遊技情報表示装置3は、中継装置4を介して管理装置5と接続されている。この場合、2台の遊技機1、2台の貸出装置2及び2台の遊技情報表示装置3は、1台の中継装置4で中継されている。
管理装置5は、遊技場内の例えば事務室等に設置されており、遊技場の管理者が操作するキーボード6、モニタ7、図示しないプリンタ等を備えて構成されている。管理装置5は、遊技機1、貸出装置2、遊技情報表示装置3等の遊技機側との間で各種信号を送受信する。管理装置5は、遊技機側からの信号に基づいて遊技機1を含む遊技場内に設置される全ての機器(遊技機1、貸出装置2、遊技情報表示装置3など)の稼動状況を管理する。尚、遊技場内には、図1に示すパチンコ機に加えて図示しないスロットマシンも含めて例えば数百台の遊技機が設置されており、それぞれ管理装置5の管理対象の対象となっている。
遊技機1は、図2に示すように、発射ハンドル8、スピーカ9、装飾ランプ部10を有すると共に、遊技盤面11に、液晶表示部12、スルー式の普図(普通図柄)始動口13、特図(特別図柄)1始動口14、可変式の特図2始動口15(電動役物)、特図1表示部16、特図2表示部17、普図表示部18、大入賞口19、アウト口20、上部受皿21、下部受皿22を有する。尚、遊技盤面11には多数の釘が植設されているが、図2では省略している。
図3は、遊技機1の電気的構成を示す機能ブロック図である。遊技機1は、主制御部23、特図1表示部16、特図2表示部17、普図表示部18、演出制御部24、AMP25、表示制御部26、液晶表示部12、払出制御部27、払出機構部28、設定値操作部29、電源回路部30、特図1入賞センサ31、特図2入賞センサ32、普図入賞センサ33、大入賞センサ34、特図2始動口SLD(ソレノイド)35、大入賞口SLD36等を有する。尚、図3では貸出装置2や管理装置5との間で各種信号や各種情報を送受信するI/F部の図示を省略している。
主制御部23は、CPU23a、ROM23b、RAM23c、I/O23dを有するマイクロコンピュータにより構成されており、ROM23bに記憶している制御プログラム(乱数発生部37、乱数抽出部38等)を実行することにより、玉の打ち込みや入賞等に応じて遊技機1の動作を制御する。
特図1入賞センサ31、特図2入賞センサ32、普図入賞センサ33及び大入賞センサ34は、特図1始動口14、特図2始動口15、普図始動口13及び大入賞口19への入賞をそれぞれ検知すると、対応した入賞検知信号を主制御部23に出力する。
特図2始動口SLD35は、主制御部23から開放指令信号を入力すると、特図2始動口15を開放する。特図2始動口15の電動役物の開放時間は、時短状態、確変時短状態で3秒、通常状態で0.2秒である。特図2始動口15は電動役物が開放したときに限り入賞可能な構造となっている。大入賞口SLD36は、主制御部23から開放指令信号を入力すると、大入賞口19を開放する。
特図1表示部16は、主制御部23から表示指令信号を入力すると、特図1の図柄変動を行う。特図2表示部17は、主制御部23から表示指令信号を入力すると、特図2の図柄変動を行う。普図表示部18は、主制御部23から表示指令信号を入力すると、普図の図柄変動を行う。
演出制御部24は、主制御部23から演出指令信号を入力すると、AMP25を介してスピーカ9から演出音を出力させたり、装飾ランプ部10を演出表示させたり、表示制御部26を介して液晶表示部12を演出表示させたりする。液晶表示部12は、主制御部23から表示指令信号を入力すると、例えば大当たり回数や特図抽選回数等の各種遊技データを表示する。払出制御部27は、主制御部23から払出指令信号を入力すると、払出機構部28による払い出しを行う。
設定値操作部29は、特図の抽選確率を設定するための複数段階の設定値を選択するもので、本実施形態では設定値1~3を選択可能である。電源回路部30は、主制御部23を含めた遊技機1全体に動作電源を供給する。
ここで、ゲームの流れについて説明する。
初期状態は通常状態であり、通常状態において大当たりに当選したときは、大当たり図柄の表示後に大当たり状態へ移行する。確変大当たりのときは大当たり状態終了後に確変時短状態へ移行する。非確変大当たりのときは大当たり状態終了後に時短状態へ移行する。
確変時短状態は次の大当たりが当選するまで継続し、時短状態は図柄変動を最長7回実行するまで継続し、その後は通常状態へ移行する。通常状態、確変時短状態、時短状態で普図始動口13へ入賞すると、予め決定された時間にわたって普図を変動表示した後、当選時は「○」、非当選時は「×」を普図表示部18に表示する。普図の変動時間は通常状態で60秒、確定時短状態及び時短状態で2秒に設定されている。
液晶表示部12では、特図1表示部16及び特図2表示部17の図柄変動と同期して演出用画面を表示する。
図4は通常状態での演出用画面を示している。演出用画面には演出用の図柄が変動表示されている。演出用の図柄は特図1及び特図2対応図柄であり、3桁のアラビア数字である。確変大当たり図柄は111、333、555、777、999であり、非確変大当たり図柄は000、222、444、666、888である。演出画面の右下隅部には保留玉数が表示されており、2桁の左側の数字が特図1に対応し、右側の数字が特図2に対応している。
一方、図5は確変時短状態での演出画面を示している。演出画面には確変時短状態であることを示す「確変中!」が表示される。
遊技機1は次のように動作する。
特図1始動口14へ入賞(抽選開始条件が成立)すると、乱数発生部37により発生した乱数の一つを乱数抽出部38で抽選する特図1抽選を実行すると共に、特図1の図柄変動を開始する。普図始動口13へ入賞すると、乱数発生部37により発生した乱数の一つを乱数抽出部38で抽選する普図抽選を実行すると共に、普図表示部18により普図の図柄変動を開始する。
普図抽選に当選すると、普図表示部18に当選図柄を表示すると共に特図2始動口15の電動役物を開放して特図2始動口15への入賞確率を高める。特図2始動口15へ入賞すると、乱数発生部37により発生した乱数の一つを乱数抽出部38で抽選する特図2抽選を実行すると共に、特図2の図柄変動を開始する。
遊技機1の遊技状態として、通常状態、大当たり状態(確変/非確変)、確率時短状態(以下、確変状態)、時短状態があり、上述した特図1抽選または特図2抽選に当選するとラウンド数だけ大当たり状態を発生する。大当たり状態では、特図1表示部16又は特図2表示部17に当選図柄を表示すると共に、大入賞口19をラウンド数分開放し、ラウンド数分の開放が終了(終了条件が成立)すると大当たり状態を終了する。1回の大入賞口19の開放時間は最大30秒で10個入賞すると閉鎖する。
遊技機1は現在の遊技状態をRAM23cに記憶しており、CPU23aがROM23bに記憶されたプログラムを実行する場合にRAM23cに現在の遊技状態を記憶することで遊技状態を遷移するようになっている。
遊技機側からは遊技の実行に応じて以下の遊技信号(遊技情報)が中継装置4に送信される。
・遊技媒体消費信号:遊技で消費された遊技媒体の数を示す信号
・遊技媒体付与信号:入賞により付与された遊技媒体の数を示す信号
・図柄変動信号:実行された図柄変動の数を示す信号
・大当たり信号:大当たり状態であることを示す信号
・確変信号:確変時短状態であることを示す信号
・時短信号:時短状態であることを示す信号
これらの遊技信号は、機種によって異なるのが一般的である。
貸出装置2は、図2に示すように、現在の運用状態(正常状態、エラー状態等)を示す状態表示部39、紙幣が投入される紙幣投入口40、遊技者からの操作入力を受け付けると共に入金残高や持玉数などのデータを表示するタッチパネル式の液晶表示部41、1単位分(500円相当)の玉を払い出すための払出ボタン42、払出された玉が通過する払出ノズル43、従業員が携帯して操作する図示しない従業員リモコンからの信号を受信(受光)するリモコン受光部44、図示しない一般カード又は会員カードが挿入されるカード挿入口45、遊技機1の下部受皿22の下方に位置する計数受皿46等を有する。
遊技機1の上部受皿21には貸出ボタン47及び返却ボタン48が設けられており、貸出装置2は、貸出ボタン47に対する操作に応じて貸出処理を実行し、返却ボタン48に対する操作に応じてカード発行処理を実行する。具体的には、貸出装置2は、入金残高の範囲内で玉(遊技媒体)の貸出処理を行うと共に、遊技機1の下部受皿22から払い出される玉(遊技価値)を受け入れて持玉として計数する計数処理を行い、入金残高及び持玉数(計数玉数)を一般カード又は会員カードに記録(会員カードの場合は入金残高のみ記録し、持玉数は管理装置5に記憶)して発行する。
一般カードを受け付けたときは、入金残高及び持玉数を表示すると共にそれらの範囲内で貸出・返却処理を行う。会員カードを受け付けたときは、入金残高を表示すると共に暗証番号の認証を条件として管理装置5に記憶されている持玉数・貯玉数を表示し、それらの範囲内で貸出・返却処理を行う。
貸出装置2は、管理装置5とのオンライン状態では以下のように動作する。
(1)カードの未挿入状態で紙幣投入口40に入金があったときは、カードストック部に収納している一般カードをカードリーダライタ(何れも図示せず)へ繰り出して入金金額(1000円単位)を記憶すると共に、入金金額(入金残高)を液晶表示部41に表示した後、1度数(500円)に相当する数の玉を遊技機1内部の払出機構から自動的に払い出す。
このとき、遊技機1から貸出装置2に1度数分の玉を払い出したことを示す信号が送信されるので、液晶表示部41に表示されている入金残高から1度数に相当する金額(500円)を減額すると共に売上信号を送信する。この売上信号は1度数の玉の払い出し毎に1パルスが送信されるので、管理装置5は、1パルスを500円分の売上額として特定する。
(2)遊技機1に設けられた貸出ボタン47の操作に応じて入金残高の範囲内で1度数(500円)に相当する数の玉を遊技機1内部の払出機構から払い出すと共に入金残高を更新する。
(3)遊技機1の下部受皿22から落下した玉を計数受皿46で受け、図示しない計数部にて玉数を計数することにより持玉数を更新して液晶表示部41に表示する。
(4)払出ボタン42の操作に応じて計数玉数(持玉数)又は貯玉数(会員の場合)の範囲内で1度数ずつ払い出す。
(5)遊技機1に設けられた返却ボタン48に対する操作(返却操作)に応じて入金残高及び持玉数をカード挿入口45に挿入されている一般カードに記録して発行する。会員カードが挿入されている場合は、入金残高を会員カードに記録すると共に持玉数を管理装置5に送信してから会員カードを発行する。カードを発行する場合は、発行情報を管理装置5に送信し、管理装置5側にも記憶する。
尚、カード挿入口45に一般カードも会員カードも挿入されていない場合は、カードストック部にストックしている一般カードをカードリーダライタに繰出(セット)して入金残高及び持玉数を記録して発行する。また、一般カードの挿入状態で入金残高及び持玉数とも零となった場合は、カードリーダライタにセットされた一般カードをカードストック部に回収する。一方、会員カードは、入金残高及び持玉数・貯玉数が零となってもそのまま保持する。
(6)一般カードがカード挿入口45に挿入された場合は、一般カードに記録されている入金残高及び持玉数をカードリーダライタにより読み出して液晶表示部41に表示する。会員カードが挿入された場合は、会員カードに記録されている入金残高を読み出して液晶表示部41に表示すると共に暗証番号の認証を条件として管理装置5の会員口座に記憶されている貯玉数(当日貯玉数・前日貯玉数)を表示する。
当日貯玉数とは当日貯玉された貯玉数であり、前日貯玉数とは前日までの貯玉数である。営業終了後は、当日貯玉数は前日貯玉数に合算して記憶される。遊技者による払出ボタン42に対する操作(払戻操作)に応じて持玉数又は貯玉数の範囲内で1度数分の玉を払出ノズル43から払い出すと共に、持玉数又は貯玉数を更新する。
(7)従業員リモコンからの指令をリモコン受光部44で受信(受光)し、指令内容に応じた各種処理(エラー解除等)を実行する。
(8)従業員による操作に応じて当日中におけるカードの発行履歴を読み出して液晶表示部41に表示可能である。
遊技情報表示装置3は、遊技機1からの稼動情報を中継装置4経由で受信して各種の遊技情報を作成して表示したり、管理装置5から受信した各種の情報を表示したりする。
遊技情報表示装置3は、図6に示すように、ランプ部49、液晶表示部50(グラフ表示手段)、従業員を呼び出すための呼出ボタン51、液晶表示部50に表示される遊技情報の種類等を切り替えるための操作ボタン群52、従業員リモコンからの信号を受信(受光)するリモコン受光部53等を有している。液晶表示部50は、操作ボタン群52の操作に応じて各種の遊技情報を表示可能である。
図6では、液晶表示部50による基本遊技情報画面の一例を示しており、以下の遊技情報を表示している。
・大当たり回数(当日、前日、前々日)
・初当たり回数(当日、前日、前々日)=通常状態での大当たり回数
・大当たり内訳(超=10R、小=6R、1R)
・スタート回数(直近大当たり終了時からの図柄変動回数、当日の累計図柄変動回数を切替表示)
・大当たり間スタート回数の棒グラフ(直近7回分)
・過去最高玉数(当該機種における1営業日の過去最大差玉数)
図7は、遊技情報表示装置3の電気的構成を示す機能ブロック図である。遊技情報表示装置3は、CPU54a、ROM54b、RAM54c及びI/O54dを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部54(実遊技情報作成手段、理論遊技情報作成手段、グラフ表示手段)、当該制御部54と接続された周辺部を有する。周辺部としては、ランプ部49、液晶表示部50、呼出ボタン51、操作ボタン群52、リモコン受光部53、中継装置4との間で各種信号や各種情報を送受信する送受信部55が設けられている。制御部54は、ROM54b等に記憶されているコンピュータプログラムに基づいて遊技情報表示装置3の動作全体を制御する。
遊技者は、図6に示す基本遊技情報画面を確認することで従来と同様に基本的な遊技情報を確認することができる。
ところで、遊技者は、遊技機1に設定された設定値を推測しながら遊技を楽しんでいるものの、初級遊技者にとっては容易なことではないため、誰しもが設定値の推測行為を楽しめるわけではないという事情がある。
このような事情から、遊技情報表示装置3に設定値推測機能を持たせた。この設定値推測機能を発揮させるために、管理装置5は、各遊技情報表示装置3に対して例えば営業開始時に遊技機1のスペック情報を含む種の動作設定情報を送信するので、遊技情報表示装置3は動作設定情報を記憶する。
図8は、動作設定情報としてのパチンコ遊技機の大当たり抽選確率・出玉率の理論値を示している。特図2始動口15が閉鎖して特図1始動口14のみへの入賞が有効な通常状態(大当たり確率(低)、第1確率状態)の場合は、設定値が大きくなるほど大当たり確率(第1確率)は高くなる。特図2始動口15が始動して特図1始動口14への入賞に加えて特図2始動口15への入賞が有効となる普図当選状態(大当たり確率(高)、第2確率状態)の場合は、同様に設定値が大きくなるほど大当たり確率(第2確率)は高くなる。
尚、図9は大当たりの内訳を示すもので、特図1と特図2に対応した理論的な遊技情報を示している。
さて、遊技者は、遊技機1の設定値を推測したい場合は、遊技情報表示装置3に対して表示切替操作により設定値推測画面を表示する。
遊技情報表示装置3は、遊技者の表示切替操作に応じて、基本遊技情報画面から設定値推測画面に切り替える。設定値推測画面では、設定値推測情報として、設定値に応じて理論上差が生じる複数種類の遊技情報を算出して表示する。
図10は設定値推測画面を示しており、レーダーチャート51が表示される。このレーダーチャート51は、実際に算出した各遊技情報の値(以下、実データ(実遊技情報))をレーダーチャート51の各項目の軸上に表示する。項目としては、以下に示す出玉率を含む理論遊技情報が設定されている。
・大当たり確率(低)=通常状態及び時短状態の大当たり確率
・大当たり確率(高)=確変時短状態の大当たり確率
・TY=初当たりから通常状態へ移行するまでの差玉数(払出玉数-投入玉数)
・継続率=初当たりから通常状態へ復帰するまでの合計大当たり回数/初当たり回数
・継続回数=初当たりから通常状態へ復帰するまでの平均大当たり回数
・出玉率=払出玉数/投入玉数
レーダーチャート51の表示例としては、図8に示す大当たり確率(低)の場合は、理論上は設定1が1/319.7、設定2が1/284.9、設定3が1/232.4である。この例では、設定1~3に対応した数値の間隔は不均一であるが、レーダーチャート51では、軸上の設定1~3が等間隔となるように修正して表し、その軸上に実データを示すようにしている。
具体的には、図11に示すように、実データが設定1に対応する理論値と設定2に対応する理論値との中間であった場合は、設定1に対応した理論値と設定2に対応した理論値との間を均等に分割し、対応する値となる位置に実データを示すようにしている。これは、設定値を推測しようとする遊技者にとっては、理論値と実データの詳細な値を把握する必要はなく、両者の大小関係が把握できればよいからである。
遊技者は、遊技情報表示装置3に表示されたレーダーチャート51により現在の設定値を推測する。図10に示す例では、大当たり確率(低)の実データが設定1をやや上回る程度で、継続率は設定2に近く、大当たり確率(高)、TY、継続回数、出玉率が設定3に近いことから、設定値は3の可能性が高いと推測することができる。特に出玉率に関しては、遊技期間が長くなるほど理論値と実データとが近似することから、遊技者にとっては遊技期間が長いほど設定値の推測の信頼性を高めることができる。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
遊技情報表示装置3は、実データと各設定値に対応した理論上の遊技情報とを一緒にレーダーチャート形式で表示するので、遊技者は現時点の遊技結果が何れの設定値の理論値に近似しているのかを容易に認識することができ、初級遊技者であっても設定値の推測を楽しむことが可能となる。
遊技機1が設定値により大当たり確率(低)及び大当たり確率(高)の2つの大当たり確率が規定される構成であっても、それらに対応した実際の大当たり確率と各設定値に対応した理論上の大当たり確率とを一緒にレーダーチャート形式で表示するので、単に実際の大当たり確率と設定値に対応した理論上の大当たり確率とを一緒に表示する構成に比較して、多角的に設定値を推測することが可能となり、推測の信頼性を高めることができる。
レーダーチャート51に表示する遊技情報として、実際の出玉率と設定値に対応した理論上の出玉率を含むようにしたので、遊技期間が長くなるほど信頼性が高くなる出玉率の理論値と実データとの大小関係に基づいて推測の信頼性を一層高めることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張したり、各変形例を上記実施形態と組み合せたり、各変形例を組み合わせることができる。
本実施形態のパチンコ遊技機の遊技性及びスペックは一例であって、様々な遊技性及びスペックの遊技機に本発明を適用することができる。
設定値を1~3の3段階としたが、これに限定されるものではなく、規則で定められた範囲内で設定値の段階数を設計することができる。
遊技機としては、パチンコ遊技機、スロットマシンの他にアレンジボール遊技機、じゃん球遊技機などが例示できる。
遊技情報表示装置3において表示する遊技情報の種類は本実施形態に限定されず、様々な種類の遊技情報を表示することが可能である。
表示する遊技情報の数も本実施形態に限定されず、幾つでもよい。
設定値推測情報も同様に、設定値に応じて差の生じる遊技情報であればどのような遊技情報を採用してもよい。
予め作成された複数の遊技情報の中から遊技者が任意に選択した遊技情報を表示してもよい。
遊技者自身が任意に作成した計算式により算出される遊技情報を表示可能としてもよい。
レーダーチャートして設定値1~設定値3が等間隔となるように変形したスケールで表したが、変形することなく実際のスケールで表すようにしてもよい。
設定値推測情報をレーダーチャート形式で表示するようにしたが、表示形式は本実施形態に限定されず、棒グラフ形式や折れ線グラフ形式など他の形式で表示することも可能である。
設定値推測情報を複数の営業日にわたって記憶しておき、遊技者の操作に応じて前日以前の設定値推測情報を読み出して表示できるようにしてもよい。
遊技情報表示装置3で表示する遊技情報は、遊技情報表示装置3の制御部54が算出してもよいし、中継装置4あるいは管理装置5が算出したものを遊技情報表示装置3が受信するようにしてもよい。
遊技情報の種類に応じて算出する主体が異なるようにしてもよい。
遊技情報表示装置3をパチンコ遊技機の上方に設置したが、側方に設置してもよい。
図面中、1は遊技機、3は遊技情報表示装置、50は液晶表示部(グラフ表示手段)、54は制御部(実遊技情報作成手段、理論遊技情報作成手段、グラフ表示手段)である。

Claims (3)

  1. 遊技動作の実行に関わる抽選確率を規定するための複数段階の設定値が設けられ、それら複数段階の設定値の中から遊技場側が任意に何れか1つの設定値を選択することが可能な遊技機に付設される遊技情報表示装置において、
    遊技機から出力される各種の遊技信号に基づいて、遊技機が実行した遊技動作の結果に関する各種の実遊技情報を作成する実遊技情報作成手段と、
    遊技動作が前記設定値により規定された通りの抽選確率で実行されたと仮定した場合に発生する理論上の遊技結果に関する各種の理論遊技情報を、前記複数段階の設定値毎に対応して作成する理論遊技情報作成手段と、
    前記各種の実遊技情報と、前記理論遊技情報作成手段により前記複数段階の設定値毎に対応して作成された前記各種の理論遊技情報とを所定のグラフ形式で一緒に表示するグラフ表示手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技情報表示装置。

  2. 前記遊技機は、遊技動作として、大当たり状態の抽選動作、大当たり状態、大当たりの抽選確率が第1確率に設定される第1確率状態、及び大当たりの抽選確率が前記第1確率よりも高い第2確率に設定される第2確率状態を発生可能であり、前記複数段階の設定値毎に対応して前記第1確率と前記第2確率とがそれぞれ規定され、
    前記実遊技情報作成手段は、前記第1確率状態で実行された前記抽選動作において実際に大当たり状態が当選した確率と、前記第2確率状態で実行された前記抽選動作において実際に大当たり状態が当選した確率とを含む実遊技情報を作成し、
    前記理論遊技情報作成手段は、前記複数段階の設定値毎に対応して規定された前記第1確率と前記第2確率とを含む理論遊技情報を作成することを特徴とする請求項1に記載の遊技情報表示装置。
  3. 前記実遊技情報作成手段は、実際に遊技機に投入された遊技媒体数に対して、実際に遊技機から付与された遊技媒体数の割合を示す出玉率を含む実遊技情報を作成し、
    前記理論遊技情報作成手段は、遊技動作が前記設定値により規定された通りの抽選確率で実行されたと仮定した場合において、遊技機に投入される遊技媒体数に対して遊技機から付与される遊技媒体数の割合を示す出玉率を含む理論遊技情報を作成することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技情報表示装置。
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