JP2016140557A - 遊技場用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】想定範囲外の出玉となる所謂誤爆に対応した遊技場用システムを提供する。
【解決手段】管理装置は、想定外の出玉となる誤爆が発生した場合における誤爆情報を特定し、その誤爆情報により遊技情報を補正することで遊技情報を管理する。これにより、誤爆があった場合を考慮した上での遊技情報を把握できるようになり、誤爆が発生することを考慮した上でシミュレート等を行うことが可能となる。
【選択図】図7

Description

本発明は遊技場用システムに関する。
遊技場を運営する場合、遊技機を調整することで利益を得るが、その調整度合いに応じてどのような粗利等になるかを例えば特許文献1のようにシミュレートした上で、遊技機の調整を行っている。
特開2013−22243号公報
このようなシミュレートを行った場合、実際の遊技機の粗利等は遊技場全体ではある程度収束するものの、ときには遊技場全体の粗利益等がシミュレート値と大きく異なる等の影響を及ぼす所謂誤爆(遊技機がスロットマシンであれば1万枚等の常軌を逸した出玉があること)が発生する場合があり、このような誤爆を従来の遊技場用システムでは管理対象としていなかったため、シミュレーションの精度が落ちること等があり、誤爆に関連した遊技情報を管理対象としたり、シミュレート対象としたりする遊技場用システムが切望されている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、想定範囲外の出玉となる所謂誤爆に対応した遊技場用システムを提供することにある。
請求項1の発明によれば、誤爆込情報を特定した上で遊技情報を管理するので、誤爆があった場合を考慮した上での遊技情報を把握できるようになり、誤爆が発生することを考慮した上でシミュレート等を行うことが可能となる。
第1実施形態における遊技場用システムの全体構成を概略的に示す図 遊技機のリールの展開図 遊技機に設定されている内部当選役の役構成を示す図 遊技機の有効ラインを示す図 遊技機に設定されている内部当選テーブルを乱数の数で示す図 設定情報を示す図 遊技機単位遊技集計を示す図 設定値別集計を示す図 シミュレーションを示す図 営業計画を示す図 営業計画(通常)を示す図 営業計画(全体)を示す図 営業計画の変形例を示す図 誤爆入力の変形例を示す図 第2実施形態におけるパチンコ機の正面図 素データ一覧を示す図 遊技情報集計を示す図 スペック情報を示す図 基準情報を示す図
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について図1〜図14を参照して説明する。
図1は、遊技場用システムの全体構成を概略的に示している。遊技場には、遊技機(スロットマシン)1に対応して遊技装置2及び情報表示装置3が設置されている。2台の遊技機1、2台の遊技装置2及び情報表示装置3は1台の中継装置4に接続されており、中継装置4はLAN5を介して管理装置6(基礎情報特定手段、誤爆情報設定手段、誤爆込情報特定手段、誤爆判定手段、管理手段、シミュレート手段、期間シミュレート手段、理論情報特定手段)に接続されている。管理装置6は、遊技場内の例えば管理室に設置されており、キーボード7、モニタ8やプリンタ(図示せず)等が組み合わされて構成されている。LAN5には景品交換処理を行うPOS等の周辺機器(図示せず)が管理装置6と通信可能に接続されている。
尚、図1では省略しているが、数百台の遊技機1が管理装置6の管理対象となる。本実施形態では遊技機1がスロットマシンであることから、遊技価値(遊技媒体)はメダルである。遊技機1がパチンコ機であれば、遊技価値はパチンコ玉である。尚、以下において、メダルを玉とし、遊技価値の総称として表記する場合がある。
遊技機1は、表示窓9、スタートレバー10、ストップ釦11〜13、表示ランプ部14、液晶表示部15、メダル投入口16、BET釦17、受皿18等を備えている。遊技者は、表示窓9を通じて内部に設けられたリールの図柄を視認可能となっている。各図柄は、図2に示すように、左リール19、中リール20及び右リール21の円周面に描かれており、各リール19〜21が停止した状態では、表示窓9の上段、中段及び下段に対応して停止表示される。即ち、遊技機1には、各リール19〜21それぞれについて3図柄ずつ、合計9図柄分の図柄表示領域が形成されている。
遊技機1は、遊技者によってメダル投入口16からメダル(遊技価値)が投入された状態、或いはBET釦17を操作することでクレジットメダル(遊技価値)が投入された状態でスタートレバー10が操作されると(ゲームが開始されると)、内部抽選を実行すると共にリール19〜21の変動を開始させ、ストップ釦11〜13が操作されることによって所謂引込制御(予め規定された引込範囲、例えば4図柄までにある図柄を後述する有効ライン上に引込んで停止表示させる制御)によってリール19〜21の変動を停止する。
図3は、遊技機1に設定されている内部当選役の役構成を示している。遊技機1には、所謂ボーナス役としてのBB(ビッグボーナス。有利状態)役及びRB(レギュラーボーナス。有利状態)役、所謂小役としての5枚役A〜F、7枚役、2枚役、1枚役A、1枚役B、及びリプレイ役が設定されている。
遊技機1には、図4に示すように、合計4本(表示窓9の上段及び中段に対応した横方向に1本ずつの2本と斜め方向の2本の合計4本)の有効ラインが設けられており、遊技者によってストップ釦11〜13が操作されて有効ラインのうちいずれかの有効ライン上に内部当選役に対応する図柄が揃ったとき、即ち、有効ライン上に停止表示された図柄の組合せが内部当選役に対応する図柄の組合せと一致したときに入賞となる。入賞となった場合には、特別状態であるBB状態やRB状態(ボーナス)やリプレイ等の発生、或いは対応する枚数のメダルの払出(遊技価値の付与)が行われて1ゲームが終了する。尚、BB状態は345枚、RB状態は110枚を超えるメダルの払出により終了する。また、1ゲーム当たりのメダルの投入枚数(最大ベット数)は、通常状態では3枚、ボーナス中は2枚に設定されている。
遊技機1は、ゲーム開始時の内部抽選において、0〜65535の間で発生する乱数のうち1つを抽出し、抽出した乱数と図示しない抽選テーブルとを照合することにより内部当選したか否かを判定している。
図5は、遊技機1に設定されている内部当選テーブルに割り振られている乱数の数を役に対応して示している。この場合、乱数の数は、遊技機1の遊技状態に対応して設定されている。即ち、通常状態及びRT状態では、BB役及びRB役に対して64個、2種類の5枚役が同時に内部当選(以下、同時当選)する5枚役A+5枚役B〜Fにそれぞれ1952個、5枚役が単独で内部当選(以下、単独当選)する5枚役Aに0個、7枚役に1312個、2枚役に656個、1枚役A及び1枚役Bにそれぞれ4096個の乱数が割り振られている。さらに、通常状態では、リプレイ役に8978個、ハズレに36510個の乱数が割り振られている一方、RT状態では、リプレイ役に45487個、ハズレに1個の乱数が割り振られている。つまり、RT状態では、通常状態と比べてリプレイ役の入賞確率が大幅に高められている。また、BBまたはRB状態では、5枚役Aに65535個の乱数が割り振られ、ハズレに1個の乱数が割り振られている。このような割り振りの結果、5枚役Aには、単独当選する場合と、5枚役B〜Fのいずれか1つと同時当選する場合との全部で6通りが設定されており、5枚役Aが単独当選するのはボーナス中のみである。
遊技機1は、遊技状態として、上述した通常状態、RT状態(以下、RT)及びBB・RB状態に加えてART状態(以下、ART。有利状態)へも移行可能となっている。ARTへは、通常状態において2枚役が内部当選した場合の一定確率(例えば30%)で成立するART条件が成立した場合に移行する。また、ボーナスやART等の特別状態が発生(初期化条件が成立)することなく連続して行ったゲーム数(ハマリゲーム数)が天井ゲーム数(本実施形態では1530ゲーム)に達した場合にもART条件(天井条件)が成立する。この場合は通常のART条件が成立した場合よりも後述するARTのゲーム数の抽選や継続抽選等が遊技者に有利になる等、通常のARTよりも遊技者にとって有利な条件でARTが発生する。尚、本実施形態では特別状態の内、ARTのみを対象として天井特典の対象としているが、ボーナス等を対象としても勿論良い。また、天井特定の対象となる場合も含め、特別状態としてARTではなくRT状態、或いはAT状態等の他の特別状態を採用しても勿論良い。
ARTは後述するAT役を入賞させるための報知を行うAT状態(以下、AT)と、リプレイ役の内部当選率が通常状態よりも向上するRTとが複合した特別状態であり、ART中またはRT中に終了役(1枚役Aまたは1枚役B)が入賞した場合には、ARTまたはRTを終了して通常状態へ移行する。AT役とは、5枚役Aが中リール20の中段に停止して3本の有効ラインが同時に入賞して15枚のメダルが払い出される役のことである。
AT中はAT役を入賞させるためのストップ釦11〜13の操作順序を遊技機1の液晶表示部15にて報知する。即ち、1ゲームの払出枚数が15枚であるAT役の入賞操作(AT役入賞操作)を補助する報知(AT役報知)を行い、遊技者がその報知通り操作すればAT役が入賞し、操作しなければ後述するAT役操作報知で説明するようにAT役でない一般役(5枚)が入賞する。
一方、AT中は1枚役A及び1枚役Bのいずれが内部当選したかを報知する。即ち、終了役の入賞操作を回避するための報知(終了役報知)を行い、遊技者がその報知通り操作すれば終了役の入賞を回避できる。ATはART発生時等に抽選されるゲーム数を行うまで継続し、終了すればATを終了してRTへと移行する。ATが行われないRTでは終了役報知が行われないため、遊技者は終了役の入賞を回避できず、ATが終了するとほどなくRTも終了することになる。
抽選により決定されるATのゲーム数は設定値により変更可能である。即ち、設定値は6段階あり、周知の設定変更操作により変更可能で、いずれかを設定することにより遊技価値の付与率を調整可能である。設定変更を行った場合、或いは設定値の再設定(打直し)やRAMクリア等の所定の初期化操作を行った場合にも初期化条件が成立する。尚、実施形態上は、設定値6の平均継続数が70ゲーム(以下、G)で遊技者にとって最も有利であり、設定値1が40Gで遊技者にとって最も不利となる様に設定値に応じて段階的に遊技者の有利度が異なっている。また、ART中においても所謂上乗せ抽選を行っており、その当選に応じて継続G数が加算されることもある。
ARTには連続性があり、ART中に抽選させる継続抽選に当選するとARTが継続するが、その間に準備期間(7G)が設定される。即ち、ARTが連荘する場合はその準備期間分、通常状態またはAT状態となり、一時的にART状態が解消される。また、ART中においてもボーナス(有利状態)の抽選を行っており、当選した場合はARTを中断してボーナスを発生させ、その後、準備期間となってからARTを再開する。尚、準備期間はART中ではないので、対応する状態信号の出力や、ART報知用のランプを備えた遊技機ではその点灯は行われない。
上述したように、5枚役Aは、単独当選する場合と、5枚役B〜Fのいずれか1つと同時当選する場合との全部で6通りあり、いずれの場合も5枚役Aのみが入賞する。但し、5枚役B〜Fのいずれか1つと同時当選した場合は、その組み合わせと押し順に応じて入賞役であるベル図柄が中リール20の上段か中段に停止するように制御されるので、上段に停止した場合(有効ライン1本で入賞)には5枚(一般役)、中段に停止した場合(有効ライン3本で入賞)には15枚のメダルが払い出される。
具体的には、以下の押し順の場合にベル図柄が中段で停止し、その他の押し順の場合に上段で停止する。尚、以下の説明では、左は左リール19、中は中リール20、右は右リール21を示している。
・5枚役A+5枚役Bが同時当選……中リール20を最初に停止(中→左→右または中→右→左)の順に停止
・5枚役A+5枚役Cが同時当選……左→中→右の順に停止
・5枚役A+5枚役Dが同時当選……左→右→中の順に停止
・5枚役A+5枚役Eが同時当選……右→中→左の順に停止
・5枚役A+5枚役Fが同時当選……右→左→中の順に停止
以上のように、AT役操作報知では、操作するストップ釦11〜13の押し順をゲーム開始時に報知するので、遊技者は、その報知に従ってストップ釦11〜13を押すことにより15枚のメダルを確実に獲得することができる。
尚、ボーナスゲーム中における5枚役Aの単独当選時は、押し順に関わらずベル図柄が中リール20の中段に停止(引込制御可能な場合)して15枚のメダルが払い出される。
遊技機1からは遊技者による遊技に従って以下に示す遊技信号が出力される。
・アウト信号=遊技機1から出力。開始操作に応じベット状態のメダルを消費したとしてベット状態のメダル数(3枚)分がパルス出力されるので、アウト信号数×1がアウト(消費価値、使用媒体数)となる。尚、リプレイ時にも対応分を出力。
・セーフ信号=遊技機1から出力。メダルが1枚付与(払出)される毎に1パルス出力されるので、セーフ信号数×1がセーフ(入賞付与価値、払出媒体数)となる。尚、リプレイ役入賞時にも、そのゲームに使用されたメダル分を出力。
・BBまたはRB信号=遊技機1から出力。対応するボーナス状態(BB、RB)中にレベル出力されるので、信号入力期間をボーナス状態として特定。
・売上信号=貸出装置から出力。後述する通りシリアル通信にて売上額や売上メダルを特定するが、貸出メダル5枚(100円相当)毎に1パルス出力される信号としても良く、その場合、売上信号数×100が売上額、売上信号×5を売上メダル(対価付与価値)とする等して売上情報を特定。
尚、ARTの特定は上記のBB信号のようなARTを特定可能なART信号にて特定しても良いし、その信号が出力されない遊技機の場合にはART時に点灯するランプの点灯を光センサにより検知した検知信号により特定したり、単位期間(例えば10ゲーム)における小役の入賞状況や差数やセーフ等の遊技情報と予め設定される基準値とを比較することにより特定したりする等、周知の特定方法のいずれを採用しても良い。
遊技装置2は、CPU、ROM、RAM、I/Oを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部(いずれも図示せず)により動作する。遊技装置2は、貨幣が投入される貨幣投入口22、メダルを貸し出すための貸出釦23、図示しないICカードが挿入されるカード挿入口24、ICカードを発行するための発行釦25、払出操作用の払出釦26、この払出釦26の押下に応じてメダルを遊技機1の受皿18に払出す払出ノズル27等を備えている。
遊技装置2は、貨幣を受け付け(貨幣受付処理)すると、遊技装置2に入金額が残高に加算して表示され、残高がある状態で遊技者が貸出釦23を押下(貸出操作、付与操作)すると払出単位(例えば1000円)分の貸出メダル(対価付与価値)を払出ノズル27から払い出し(対価付与処理)、その対価分を残高から減算する。尚、貨幣は複数回分の対価付与処理の対応分を受付可能である(例えば1万円まで)。
遊技装置2は、遊技者が獲得したメダルを受付可能で、受け付けた場合には持玉として管理し、その持玉を対価とした払戻処理(価値付与処理)を行った場合はその対価分(払い戻したメダルと同数)を持玉から減算する。そして、残高や持玉が残存する状態で遊技者が発行釦25を押し下げすると(発行操作を受け付けると)、残高や持玉を特定可能なICカードを発行する。尚、カード挿入口24にてICカードを受け付けた場合は、そのICカードにより特定される残高や持玉を引継ぐ(情報を記憶してICカードの情報を消去する)。
遊技装置2は中継装置4とのシリアル通信により貨幣受付処理や対価付与処理、価値付与処理、残高、持玉、貸出メダル、払戻数、入金額や計数玉数や、貸出の対価となる売上額、及びICカードの受付や発行処理等の各種情報を特定可能であるが、これらをパルス信号(例えば入金1000円毎に1パルス、売上100円毎に1パルス等)にて特定しても良い。
情報表示装置3は、データ表示部28、複数の操作スイッチ部29等を備えている。データ表示部28は、遊技機1から入力される信号に基づき集計した遊技情報等、各種の情報を表示する。複数の操作スイッチ部29は、データ表示部28の表示内容を切替えたり、遊技者が遊技場の従業員を呼出したりするため等に操作される。
管理装置6は、CPU、ROM、RAM、I/Oを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部、遊技機1や遊技装置2や呼出ランプユニット3との間で各種信号や各種情報を送受信する送受信部等(いずれも図示せず)を備え、遊技機側から出力された遊技信号を受信すると、遊技機1の遊技情報(アウト、セーフ、差数、出率、BB回数、RB回数等)を集計したり売上情報を算出したりする。
尚、特に例示しないが、台番に対応付けて機種別等により遊技機をグループ分けする所謂機種設定等の周知の設定も行っている。
管理装置6は、管理者の操作入力により各種設定情報を設定可能であり、設定された情報を送信することで遊技装置2等にも設定可能である。
さて、大当りやART等の抽選の当選確率(以下、大当り確率)は設定値に対応して設定されていることから、設定値毎に適正範囲の出玉が想定される。しかしながら、大当り等の抽選はゲーム毎に独立して行われ、過去の抽選結果の影響を受けないことから、遊技機1によっては、設定値に対応した確率よりも常軌を逸した極めて高い確率で大当り等となったり、常軌を逸した極端に低い確率で大当り等となる所謂誤爆が発生したりすることがある。この場合、設定値に対応した確率よりも極めて高い確率で大当り等となる誤爆が発生した場合は遊技者の大幅な利益となり、設定値に対応した確率よりも極めて低い確率で大当り等となる誤爆が発生した場合は遊技者の大幅な不利益となる。
このような誤爆は確率は極めて低いものの一定の確率で発生するものと予測されることから、誤爆となる遊技情報(以下、誤爆情報)を予め収集し、後述するように遊技情報をシミュレートする際に使用することで、シミュレートの精度を高めることが可能となる。
このような事情から、管理装置6は、誤爆が発生した誤爆機を特定する機能を備えている。
図6は管理装置6にて操作入力により設定可能であり、情報送信することで遊技装置2等にも設定される設定情報であり、誤爆機を特定するための設定情報である。設定情報として次の各項目が設定されている。
・設定値=遊技機1に設定される上述した遊技機設定値。
・−誤爆基準=遊技者が常軌を逸する程、出玉を得られた旨を示す−誤爆(遊技価値が後述する基礎情報と比較して特別に多く付与される状態)が発生した旨を特定するための差数(アウト−セーフ)に対する基準値(基準情報)で、この基準値に達しない(以下または未満の)差数となった場合に−誤爆を特定する。
・+誤爆基準=遊技者が常軌を逸する程、出玉を得られなかった旨を示す+誤爆(遊技価値が基礎情報と比較して特別に少なく付与される状態)が発生した旨を特定するための差数に対する基準値(基準情報)で、この基準値に達する(以上または超過の)差数となった場合に+誤爆を特定する。
要するに、誤爆としては、設定値で想定される出玉よりも沢山出た「−誤爆」(遊技者が想定範囲外に利益となる誤爆)と、出玉がほとんど出なかった「+誤爆」(遊技者が想定範囲外に不利益となる誤爆)とがあり、それらの違いを−(遊技場側から見て不利益)と+(遊技場側から見て利益)で表しているのである。この場合、誤爆は想定外のものなので、−誤爆は大当りの発生確率が小さな設定値(特に設定値=1)の場合に発生し、+誤爆は大当りの発生確率が高い設定値(特に設定値=6)の場合に発生するのが通常である。
尚、図6では設定値別に基準値を設定しているが、全設定値を1つの共通の基準値としたり、全てを異なる基準値を設定したりする等、どのような設定方法を採用しても良い。また、機種別に設定しても良いし、更に対象としては差数以外に大当り数や粗利等他のどのような遊技情報を対象としても良い。また、営業日終日を対象とした遊技情報に対する基準値を設定しているが、例えば、大当りが発生してから通常状態へと戻るまでの期間等、対象期間としてはどのような期間を対象としても良い。
管理装置6は、遊技機単位で遊技情報を集計して図6に基づき誤爆機を特定し、特定した誤爆機の遊技情報を他と区別して集計している。
図7は遊技機単位での遊技情報集計例であり、次の各項目が設定されている。
・設定値=管理装置6にて入力された遊技機設定値
・アウト=アウト信号に基づく遊技機1にて消費された遊技価値(消費価値)
・セーフ=セーフ信号に基づく遊技機1の入賞により遊技機1が払い出した遊技価値(入賞付与価値)
・B.B、ART=B.B、ART信号に基づいた各特別遊技状態発生回数
・ARTG=ART中のゲーム数。尚、ゲーム数は最大ベット数分のアウト(例えば3)を特定した場合や、アウト信号間の経過期間が基準期間(例えば3秒)以上となった場合、或いは別途出力されるゲーム信号を入力した場合等に特定する等、周知のどの様な遊技信号により特定する方法を採用しても良い。
・差数=遊技価値の差引(アウト−セーフ)
・出率=払出率(セーフ÷アウト)
・売上額=遊技装置2からの売上信号に基づく、遊技機1に対応する遊技装置2にて貸し出した遊技価値(対価付与価値)の貸出料金(対価)
・粗利=遊技による遊技場側の利益(売上額−(売上額÷貸単価−差数)×交換単価)
尚、貸単価=20円、交換単価=16円で演算
・補(台番)=誤爆特定された遊技機(誤爆機、図7では605、606番台)について、誤爆がなかった場合の基準値(後述する図8の対応する設定値に応じた遊技情報)にて代用される遊技情報
・通常=誤爆機を除いた遊技機(通常遊技機)を対象とした遊技情報集計
・誤爆補全=全ての遊技機1で誤爆が発生しなかった場合の集計値
・誤爆補−=−誤爆が発生しなかった場合の集計値
・誤爆補+=+誤爆が発生しなかった場合の集計値
・誤爆差*=全体と対応する誤爆補*との差分
例えば誤爆補−では−誤爆が発生した606番台は補606の値を集計対象とし、他の遊技機1はそのまま集計値を採用する等、対象となる誤爆が発生しなかった場合は補(台番)の値を集計対象としている。
図7は機種A(台番601〜608の8台)の遊技機単位の1営業日における遊技情報集計例を示しており、−誤爆特定された遊技機(−誤爆機、606番台)、と+誤爆特定された遊技機(+誤爆機、605番台)とを識別可能に出力(図7では605番台を左斜線、606番台を右斜線で示しているが、実際には異なる背景色で表示)している。尚、図8以降においても識別可能な出力を斜線で示す。
図7の「全体」により誤爆機を含む全ての遊技機1を対象とした遊技情報を把握でき「、誤爆補全」等により誤爆がなかったと仮定した場合の遊技情報を把握でき、「誤爆差全」等により誤爆があったことにより機種全体でどの程度の影響が生じているのかを把握可能となる。
ここで、「平均」は遊技機1台当りの平均値、「合計」は機種全体の合計値であり、「出率」等では「平均」はレコード平均値、「合計」は合計値(アウト及びセーフ)を演算した結果を示している。
尚、図7では機種Aのみの遊技情報の集計を示しているが、管理装置6は、機種毎の設定値に応じた誤爆の発生確率である誤爆率、及び誤爆した場合の遊技情報である誤爆情報を−誤爆及び+誤爆に対応して集計することで、図8の集計を全機種分行うようになっている。
管理装置6は、以上のように集計した全ての機種毎の集計結果を設定値により区別した上で誤爆機の遊技情報を区別して管理している。この場合、誤爆としては出玉が沢山出た「−誤爆」と出玉がほとんど出なかった「+誤爆」とを区別して集計している。また、誤爆率は極めて小さいことから、誤爆情報の精度を高めるために集計期間を200日としている。
図8に示す例では機種A(台数=8台)を対象として、設定値単位での遊技情報の集計例(集計期間(200日)における1日の平均)を示しており、図7同様に通常は通常遊技機、−誤爆は−誤爆特定された遊技機(−誤爆機)、+誤爆は+誤爆特定された遊技機(+誤爆機)をそれぞれ集計対象として遊技情報集計を行っている。即ち、誤爆判定による判定結果に応じて設定値により区分して基礎情報を特定している。ここで、設定値別の集計として「全体」を対象とした集計を行っていないが、集計しても勿論良い。
「台数」は集計期間(200日)における1日の平均対象台数(対応する遊技機1の延べ台数÷集計期間の日数)を示しており、平均対象台数となる台数を全て合計すると機種Aの総台数である「8」となる。「誤爆率」は全体の台数(対応する設定値の通常、−誤爆機、+誤爆機の総数)に対する対応する誤爆機数の割合を示しており、他の遊技情報は遊技機1台毎1日単位の平均を示している。尚、合計値等の他の集計方法を採用しても良いし、集計期間等は1営業日等、任意に変更可能とする。
図7の補(台番)にて示したように図8の集計値は他の遊技情報集計における基準値(基礎情報(通常に対応)、誤爆情報(−誤爆、+誤爆等に対応))として採用している(設定値別の情報だけでなく、総平均等も含む)が、別途、操作入力等により設定したり、外部からの情報入力により設定する等基準値としてはどのような設定値を採用したりしても良い。
管理装置6は、図8の機種Aの設定値別集計に基づいて機種Aの目標情報(例えば粗利)が目標値(例えば5000の近似値)となるような設定値の組み合わせをシミュレートすると共に、そのシミュレート結果に対して誤爆機が発生した場合にどのような遊技情報となるかもシミュレートする。
図9はシミュレーション例を示しており、入力項目として、「誤爆種」、「誤爆数」、「設定値*」が設定されている。
図9に示す例は、機種A(台数=8台)を対象として、目標となる遊技情報である目標情報(遊技機1の平均粗利。遊技機グループの遊技情報)が、目標値(5000)に近似する値である目標近似値(±100、即ち4900〜5100。目標となる条件)の値となる遊技機1に設定する設定値の配分(組み合わせ)をシミュレートした例である。設定値別に設定すべき台数がシミュレートされており、アウト等のシミュレート値については、各設定値に対応する基準値(図9では図8の通常の集計値を採用)が各設定値を設定した場合に得られるとして、その場合における平均値をシミュレート値として特定し、差数や粗利についてはそのシミュレート値を演算した値を示している。
シミュレート方法としては、設定値の組み合わせを全て抽出し、その抽出した組み合わせにより得られる目標情報の演算結果が目標近似値となる組み合わせを抽出し、目標値に近似する順にソートしている。図9に示す例では、上記条件ではNO.1からNO.9までの9パターンが条件を満たす組み合わせとなり抽出されている。尚、図9のシミュレート方法は周知であるので、その説明は省略する。
上記のシミュレート値は誤爆種が「無」を対象とした場合、即ち、誤爆機がない場合の処理であるが、誤爆種が「−」では−誤爆機が誤爆数分発生した場合、「+」では+誤爆機が誤爆数分発生した場合のシミュレート値(遊技機グループの誤爆込情報)を演算している。
「−」では誤爆数分の遊技機1が−誤爆機となった場合を想定しているが、図9では最も設定値の高い(遊技者にとって有利な)遊技機1が−誤爆機となった場合、即ち、NO.1であれば設定値6、NO.3であれば設定値5等の遊技機1が−誤爆機となった場合を想定しており、当該−誤爆機のシミュレート値として−誤爆機の基準値(図8の総平均の−誤爆の集計値)を採用して他のシミュレート値を特定しており、同様に「+」では誤爆数分の遊技機1が+誤爆機となった場合を想定し、最も設定値の低い(遊技者にとって不利な)遊技機1が+誤爆機となった場合、即ち、NO.1であれば設定値1の遊技機1が+誤爆機となった場合を想定しており、そのシミュレート値として+誤爆機の基準値(図8の総平均の+誤爆の集計値)を採用して他シミュレート値を特定している。即ち、基礎情報となる通常の集計値の少なくとも一部を誤爆情報となる誤爆の集計値へと置き換えて(補正して)、設定値の配分により得られる遊技機グループの誤爆込情報を特定している。
誤爆数分の対応する誤爆があった場合に従来と同様の「無」にてシミュレートされた遊技機1の内のいずれか(誤爆数分)を誤爆機として特定した上でのシミュレート値であり、誤爆が発生した場合のシミュレート値を演算している。このようなシミュレートにより、誤爆による影響度を考慮した上でのシミュレートが可能となる。
ここで、誤爆機に対応する基準値としては全設定の共通値としたが、設定値に対応する誤爆の場合の基準値(図8の設定値6の−誤爆等)を採用しても良い。
管理装置6は所定の期間(例えば今月)を対象として一部(例えば月初から本日までのような営業した期間)を実際に得た遊技情報集計とし、他(例えば明日から月末までのような営業を迎えていない期間)をシミュレート値とする所謂営業計画を特定可能であり、遊技情報集計を固定値としてシミュレート値を変更することで対象期間の目標情報が目標値となる遊技情報をシミュレート可能であり、この場合にも誤爆情報を考慮して特定する。
即ち、実際に得た遊技情報集計では誤爆機と、それ以外の通常遊技機と、全体との遊技情報をそれぞれ管理する一方、シミュレート対象期間では予想される誤爆機とその誤爆情報とを設定した上で、その設定した誤爆が発生した場合に、どのような遊技情報とすれば目標情報が目標値となるかをシミュレートしている。
図10は営業計画例を示しており、所定の計画期間(1月)を対象とした遊技情報の集計値、及び計画値を示す。「実績」は遊技場が営業を行い、既に得た遊技情報である旨を示し、「想定」は今後営業する期間(想定期間)におけるシミュレートした遊技情報である旨を示している。図10では1月13日までの営業を終え、1月14日からの遊技情報についてはシミュレート値として1月分の遊技情報の計画値を示している。
ここで、「通常」は通常遊技機を対象とした遊技情報を示し、「全体」は誤爆機を含む遊技場全体の遊技情報、即ち、図8における「全体」の対象となる遊技機1を対象とした遊技情報を示している。
「誤爆情報」は「−数」にて−誤爆機数、「+数」にて+誤爆数をそれぞれ示し、「誤爆粗利」では誤爆機の粗利合計を示し、「誤爆差」では誤爆機が誤爆しなかった場合、即ち、「通常」の遊技情報を得た場合との差分を示している。尚、図10では基準値として該当日における「通常」の粗利を採用しているが、図7や図9のように図8の対応する設定値に応じた集計値や集計済みの集計値を基準値としても良い。
尚、遊技場全体で誤爆数(−数、+数)を入力した場合に、図8で予め設定される機種別の誤爆率に基づき誤爆数を特定して機種別に振り分けた上で機種別に誤爆情報を特定し、その合計を図10の誤爆情報として特定している。ここで、誤爆率は誤爆数÷設置台数により示され、+と−をそれぞれ設定する。設定する際、過去の所定期間の集計結果により特定した誤爆率を設定対象としても良い。また、図10を機種単位で行うようにしてもよい(例えば機種Aのみを対象)。
図10では「実績」分の遊技情報を固定値とした上で、「想定」を対象として営業日単位で誤爆機数を設定した上で、図8の「総平均」の「−誤爆」または「+誤爆」の粗利を乗じて誤爆粗利を特定し、「全体」の「全期間」における合計粗利が6千万となるような遊技情報をシミュレートしている。図10によれば、誤爆機の発生を考慮した上で遊技情報の営業計画を立てられるようになる。
図11は図10の内、「通常」について省略した遊技情報を含めた遊技情報の計画値を示しており、次の各項目が設定されている。
・「玉単価」=アウトに対する売上額の割合であり、売上額÷アウトを示す遊技情報
・「割数」=売上額(売上玉)に対する遊技場側の損益額(損失玉)の割合で、所謂営業割数であり、売上額÷損益額を示す遊技情報
ここで、損益額とは売上玉+セーフ−アウトを示す損失玉に貸単価を乗じた値を示している。尚、以下も含め「玉」とは説明上の都合上、遊技価値を示す概念とし、メダル等の所謂玉以外の遊技価値も含めた概念として説明している。
・「合計粗利」=遊技場全体の粗利合計であり、その他は図7等にて説明した通りである。
ここで、「実績」では図7同様に通常遊技機を対象とした集計値を示しており、図11では省略しているが、図10の誤爆情報も同様に誤爆機として特定された遊技機1を対象として遊技情報を集計している。
・「想定」=シミュレート値を示しており、「粗利」や「割数」は「アウト」「出率またはセーフ」、「玉単価または売上額または売上玉」(以下、基情報)が特定されれば演算にて特定できる遊技情報であるので、基情報を設定することで他の遊技情報をシミュレートしている。
図11ではアウトと玉単価とを基準値として図8の「総平均」の「通常」から特定される値を採用した上で出率を調整する方法にてシミュレート値を特定しているが複数の遊技情報を調整したり、他の遊技情報を調整対象としても勿論良い。
尚、図11は従来と同様の方法を採用しているので、これ以上の詳細な説明は省略する。また、図11及び後述する図12は操作等により出力可能な出力を省略する一方で図10の「通常」、「全体」の詳細情報を表示している遊技情報であるが、図10を表示している状態で所定の操作入力を受け付けること等により図11や図12の遊技情報を表示可能である。
図12は営業計画(全体)であり、図10の内、「全体」について省略した遊技情報を含めた遊技情報の計画値を示している。尚、「台数」は対象となる遊技機数である。
「実績」については図11同様に誤爆機を含む遊技場全体の遊技機1を対象とした集計値であり、「想定」は図10の遊技情報にて誤爆情報として入力した想定値を考慮した上でのシミュレート値となる。ここでは図8の「総平均」を基準値として採用しており、以下で「−基準*」は「−誤爆」、「+基準*」は「+誤爆」に示す対応する遊技情報を示す。
「アウト」と「売上額」は(図11の値(アウトまたは売上額))×(台数−「−数」−「+数」)+「−数」×「−基準アウト(または売上額)」+「+数」×「+基準アウト(売上額)」)÷台数にて示され、玉単価は図11の通りである。
合計粗利(第1誤爆込情報)は図11の合計粗利(基礎演算情報)と誤爆粗利(誤爆演算情報)との合計値であり、粗利は合計粗利を台数にて除した値である。即ち、基礎情報となる合計粗利と誤爆情報となる誤爆粗利とを合計することで、基礎情報の一部を誤爆情報へと置き換えて(補正して)誤爆込情報を特定している。
「出率(第2誤爆込情報)」は1−玉単価÷貸単価+玉単価÷交換単価−粗利÷(アウト×交換単価)にて示される。尚、これは図11等の粗利(基礎演算情報)と出率や玉単価やアウト、或いは売上額やセーフ等(基礎構成情報)の(演算式上の)関係から導かれる値を示しており、他も同様であるが例示した以外の演算式を採用しても勿論良い。ここで、アウトと売上額は誤爆機分を考慮して誤爆情報へと置き換えたが置き換えずに誤爆粗利との演算結果によりセーフや出率を補正しても良い。
「セーフ」は「アウト」×出率を示し、「割数」は図11の通りである。このようにして、設定された誤爆情報を考慮したシミュレートを可能とし、図10〜図12では図12の合計粗利の全体が目標値である6千万となるように出率を含む他の遊技情報をシミュレートしている。
図13は図10の誤爆率に応じた変形例であり、想定期間の誤爆情報を図8等の誤爆率に基づき特定している。
即ち、図8では−誤爆と+誤爆との誤爆率の総平均が1.1%と1.4%であるので、図10の場合、「想定」の対象期間が18日、いずれの営業日の台数も500台であるので、残りの延べ営業台数(延べ遊技機数)は18日×500台=9000台である。これを誤爆率にて乗ずると−誤爆は99台、+誤爆は126台(想定期間における誤爆機数)となるので、図13では、この台数を残りの営業日(18日)に割り振り、図10同様に、図8の「総平均」の「−誤爆」または「+誤爆」の粗利(1誤爆機当りに期待される誤爆が発生した場合における遊技情報)を乗じて誤爆粗利(想定期間における誤爆情報)を特定している。
図13では想定の期間(18日)は一律の遊技情報としてその平均値を示し、集計にてその合計等を示しているが、図10同様に営業日単位で区切って割り振る様にしても良いし、上述した通り平日や土日、或いはイベント日等を区別して誤爆情報を設定してシミュレートしても良い。また、図10〜13の対象を機種別等、遊技機グループとして、その遊技機グループ別の集計結果を合計することにより遊技場全体の遊技情報をシミュレートしても良い。
更に基準値や誤爆率は集計値や操作入力値を設定すれば良いが、例えば複数の遊技場を対象として図8の様な集計を行い、その集計値を基準値として設定しても良い。この場合、複数の遊技場の遊技情報を集計するサーバを公衆回線を等通じて遊技場の管理装置6と通信可能として、遊技情報を受信または送信する構成とすれば良い。
尚、図10〜12では「想定」におけるアウトや売上等を全ての営業日にて同一の基準値としたが、別々の値としたり、平日と土日とに分けて設定したりする等、周知のどの様な方法を採用しても良い。
図14は誤爆情報の入力(誤爆入力)方法の変形例である。遊技場の遊技機1のレイアウトに対応付けて遊技機1の台番とその設定値とを示しており、遊技島側から通路側に向かって台番、変更後の設定値、変更前の設定値を示しており、管理装置6に遊技機1に設定する設定値を入力するための画面を示している。
図14では、島のレイアウトに対応した入力画面にて誤爆機となることが予想される遊技機1を選択した上で誤爆情報を入力している。
即ち、台番の周辺の対応箇所を選択すると図14に示すように入力POPが表示され、遊技機1に設定する設定値と誤爆情報(誤爆入力)とを入力する。
図14では731番台を対象として入力POPが表示されており、その入力POPにて設定値1を設定し、誤爆情報として−10000枚の差数が想定される旨を示している。尚、図10では誤爆情報として粗利を対象としていたが、図14のように差数を対象としてもアウトや売上等に基づき粗利を特定できるので、この入力された差数より粗利を特定して図10の誤爆情報としても良いし、粗利を入力して差数等の他の遊技情報をシミュレートしても良い。このように演算式上の関係を維持すればどのような遊技情報入力してシミュレートしても良い。
図14では652番台にて誤爆情報を入力済みであり、誤爆入力した場合は、□にて識別出力されると共に、入力した誤爆数が表示される。ここで、図14では台番を指定して誤爆入力しているが、図9や図10のように台番を指定せず台数等を入力して誤爆入力しても良い。また、台番を指定して入力する場合、必ずしもレイアウト上で入力する必要はなく、例えば図7のような集計結果にて台番に対応する箇所を選択して入力したり、台番単位&営業日単位で遊技情報を履歴表示する場合に、対応する台番を選択した上で入力したりしても良い。
図14の場合は、入力した設定値について図9のようなシミュレートを行うことで誤爆入力を考慮したシミュレート値を特定可能となる。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
管理装置6は、想定外の出玉となる誤爆が発生した場合における誤爆情報を特定し、その誤爆情報により遊技情報を補正することで遊技情報を管理するので、誤爆があった場合を考慮した上での遊技情報を把握できるようになり、誤爆が発生することを考慮した上でシミュレート等を行うことが可能となる。
誤爆を特定して誤爆情報を管理するので、誤爆判定結果に応じて遊技情報を区分して管理することで、誤爆が発生した際にどのような遊技情報となるのか等の誤爆の影響度を把握可能となる。
設定値を割り振るシミュレートを行う場合に、誤爆が発生しない基礎情報の一部を誤爆が発生した場合の誤爆情報へと置き換えて誤爆込情報をシミュレートするので、遊技機設定値の配分をシミュレートする場合に、誤爆が発生した場合の遊技情報を把握可能となる。
図11の営業計画(通常)の「想定」にて、基礎情報の一部を入力した誤爆情報へと置き換えて対象期間の総粗利を特定するので、誤爆が発生することを考慮した上で想定期間におけるシミュレートが可能となり、例えば営業計画等を誤爆が発生することを考慮した上でシミュレートできるようになる。
図13のように誤爆率により営業期間における残期間の誤爆込情報を特定するので、誤爆率により示される誤爆頻度に基づいて想定期間におけるシミュレートが可能となる。
図12のように粗利を誤爆情報との差し引きにより特定すると共に、その粗利と、粗利と出玉や玉単価との演算式から導かれる誤爆込の出率等を求めるので、基礎構成情報と基礎演算情報との関係が、合計粗利と出率との間で成立するように誤爆込情報が特定されるため、例えば合計粗利が目標値となるようにシミュレートを行った場合等に、出率について基礎情報を誤爆情報により置き換えずにどのような値となるかを把握可能となる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について図15〜図19を参照して説明する。この第2実施形態ではパチンコ遊技機を対象として、誤爆が遊技情報の一部(所謂大当りの大連荘)にて発生すると仮定した上で、遊技情報を補正、或いはシミュレートした理論値を特定することを特徴とする。
図15は遊技機を示している。遊技機31は、遊技盤面32に玉を発射する発射装置を構成する操作ハンドル33、上部受皿34、下部受皿35を有すると共に、遊技盤面32に、液晶表示部36、普図入賞口37、第1始動口38、第2始動口39、大入賞口40を有する。第1始動口38は入賞率が変動しない入賞口(所謂ヘソ入賞口)、第2始動口39は入賞率が変動する入賞口(所謂電チュー)で、各始動口38,39への入賞(始動入賞)に応じて大当り抽選を行い、抽選結果を液晶表示部36にて行う図柄変動にて報知し、その変動結果に応じて大当り(有利状態)となる。
図柄変動中に始動入賞した場合には所定の保留上限値(例えば各4つ)まで図柄変動を累積的に保留し、図柄変動終了後に保留している図柄変動を開始する。尚、保留している図柄変動数(保留数)が上限値である状態で始動入賞した場合、図柄変動は保留されない。
大当り確率は1/260で、大当りがその後に確変状態(確変)となる大当り(確変大当り)となる割合である確変率は(通常状態、確変状態共に)66.6%である。大当りが発生すると対応するラウンド(R)分だけ大入賞口40を開放する。尚、1Rの上限入賞数は9個、上限開放期間は30秒であり、上限入賞数または上限開放期間のいずれかが満たされた場合に1Rを終了する。
対応するラウンドも大当り抽選と同様に抽選され、その振分率は第1始動口38に入賞した場合は2Rが10%で4Rが45%で15Rが45%であるが、第2始動口39の場合は4Rが10%で15Rが90%となり、入賞に応じた図柄変動の保留消化優先順位は第1始動口38よりも第2始動口39の方が高く設定されている。
確変中は大当り確率が1/74に向上すると共に、第2始動口39への入賞率が高くなる時短状態(時短)になる。尚、確変は次回大当りまで継続する為、大当り後に大当りでも確変でもない状態である通常遊技状態(通常状態)となる大当り(通常大当り)が発生するまで継続し、その後は所定数(例えば100回)の図柄変動を行うまで時短状態となる。
第2始動口39は、普図入賞口37への入賞に応じて変動する普通図柄(普図)が当りとなった場合に入賞率の高い開放状態となる。この場合、普図1回の変動期間は通常状態では30秒であり時短状態では3秒となる。また、開放期間は通常状態では0.3秒であり時短状態では5秒となる。即ち、時短状態では通常状態と比較して普図変動期間が短くなる一方、開放期間は長くなることで第2始動口39の入賞率が高くなる有利状態を発生させる。以上は機種Bを例にして説明したが、例示した値は例えば機種Cであればラウンドの振分が異なる等、機種に応じて様々な値となる。
遊技機31からは遊技に伴って次の遊技信号が出力される。
・アウト信号=消費玉を回収するアウトBOXから出力される消費価値(アウト)を特定可能な信号(稼動信号)。消費(使用、打込、回収)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定。尚、遊技機31から出力される信号でも良い。
・セーフ信号=遊技機31から出力される入賞付与価値(セーフ)を特定可能な信号。払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。また、玉を実際に払出した際に出力される実セーフ信号と、入賞に応じて払出が予約された場合に出力される入賞セーフ信号とがあるが、入賞から出力までのタイムラグを極力省くため後者を採用することが望ましい。
・スタート信号=遊技機31から出力される始動入賞により変動(作動)する液晶表示部(役物)36におけるスタート処理(図柄変動、役物作動、単位遊技)、及びスタート(スタート処理数)を特定可能な信号。図柄変動確定時に出力されるので信号入力に応じてスタート処理を特定する。尚、始動口38,39に入賞したことを示す信号としても良い。
・大当り信号=遊技機31から出力される大当り期間を特定可能な信号。大当り中にレベル出力される状態信号なので大当り信号入力中を大当り中として特定する。
・特別状態信号=遊技機31から出力される特別状態(甘中、有利状態)を特定可能な信号。第2始動口39の入賞率が向上する特別状態中(時短中)にレベル出力される状態信号なので、特別状態信号入力中を特別状態中として特定する。尚、大当り確率が向上する確変中にレベル出力される状態信号(確変信号)であっても良い。また、大当り信号と特別状態信号のいずれも入力していない期間を通常状態として特定する。
図16は機種Bの素データ例を示しており、次の各項目が設定されている。尚、「平均」は機種Bを対象とした遊技機平均である。
・アウト=アウト信号により特定される遊技機31にて消費された遊技玉数(消費価値)
・セーフ=セーフ信号により特定される遊技機31への入賞に応じて付与された遊技玉数(入賞付与価値)
・スタート=スタート信号により特定される遊技機31における役物の作動回数。尚、以下も含め「甘中」とは時短などの特別状態期間に対応した遊技情報を示す。
・売上玉=売上信号により特定される対応する貸出機にて貨幣価値を対価として付与された遊技玉数で、売上額÷貸単価により求める(貸出玉数、対価付与価値)
・大当り数=大当り信号により特定される大当り数。「通常」は通常時に発生した大当り数で所謂「初当たり」数。「特定」はT1Yに対して設定される基準範囲(例えば1000〜2000)内のT1Yとなった大当りである特定大当りの発生回数
・Tアウト〈Tセーフ〉=大当り中、及び甘中のアウト〈セーフ〉
・T1アウト〈T1セーフ〉=大当り中のアウト〈セーフ〉
・特T1アウト〈特T1セーフ〉=特定大当りのみを対象とした大当り中のアウト〈セーフ〉
尚、本実施形態では第1実施形態も含め、説明の都合上、所謂貯玉に基づく再プレイシステムのない遊技場を前提としているが、再プレイシステムのある遊技場であれば、売上玉に再プレイ玉を含めて演算することが望ましい。この場合、遊技者が当該営業日に獲得した獲得玉(持玉)を貸出機の払出ノズルから払い戻す再プレイ玉は売上玉に含める必要はない。
図17は、図16の素データを集計した遊技情報集計例(機種B)であり、次の各項目が設定されている。尚、「平均」は機種Bを対象とした遊技機平均(図9の「合計」の対応値)である。
・ベース=状態(通常時、甘中)別の出率で、「通常」はBセーフ÷BO、「甘中」はBセーフA÷BOA。以下も含め通常中のアウトであるBOはアウト−Tアウト、通常中のセーフであるBセーフはセーフ−Tセーフである。甘中のアウトであるBOAをTアウト−T1アウト、甘中のセーフであるBセーフAをTセーフ−T1セーフにて特定しているが、BO、Bセーフ、BOA、BセーフAを素データとして求めても良い。尚、以下では通常中のベースを単にベース、甘中のベースをBAとも言う。
・平均S=状態別のアウトに対する図柄変動数の割合で、「通常」は通常スタート÷BO、「甘中」は甘中スタート÷BOA。尚、以下では通常中の平均SをS、甘中の平均SをSAとも言う。
・T1Y=平均大当り中出玉数で、(T1セーフ−T1アウト)÷合計大当り数。尚、合計大当り数=通常大当り数+甘中大当り数
・T1O=平均大当り中アウトで、T1アウト÷合計大当り数
・特T1Y=特定大当りを対象としたT1Yで、(特T1セーフ−特T1アウト)÷特定大当り数
・特T1O=特定大当りを対象としたT1Oで、特T1アウト÷特定大当り数
・出率=アウトに対するセーフの割合(払出率)で、セーフ÷アウト
・Bサ=通常時の差玉数で、BO−Bセーフ
・客滞率=売上玉に対するBサの割合で、Bサ÷売上玉
・玉単価=アウト1当りの売上額で、売上玉×貸単価÷アウト
・粗利=遊技に応じた遊技場側の営業利益で、売上額−獲得玉×貸単価×原価率。尚、獲得玉(獲得価値)=売上玉+セーフ−アウト、売上額=売上玉×貸単価、貸単価=4円、原価率=75%にて演算
・玉粗利=アウト1当りの粗利で、粗利÷アウト
・割数=実際の売上額(売上玉)に対する遊技場側の損益額(損失玉)の割合。尚、獲得玉÷売上玉
図18は遊技機31のスペック等を示すスペック情報で、理論値を特定するためのものである。TS〜アタッカ係数は機種別に設定する必要があり、貸単価と原価率とは遊技場における各機種に対応したレート情報を設定することになる。
尚、以下に示す理論値(理論情報)とは、大当り等の有利状態の抽選が偏らずに有利状態が発生した場合における理論値を示しており、有利状態は抽選により発生の有無が特定されるため、図7の様な抽選により偏りが生ずる実績情報と必ずしも近似する値にはならない。
また、第1実施形態では交換単価、第2実施形態では原価率にて交換レートを特定しているが、定義に示す様に交換単価=貸単価×原価率となるので、いずれを採用しても良い。
図19では誤爆入力として大当りの誤爆連荘数となる誤爆継続数を入力し、その誤爆継続数分の大連荘が発生した場合の理論値がどのような値となるかを誤爆込理論値として示している。つまり、誤爆情報として誤爆継続数(誤爆となる大当りの継続数)を設定した上で、図18の機種Bの平均に示される遊技情報を対象とした理論値を演算しており、誤爆がない場合の通常理論値と、誤爆があった場合の誤爆込理論値とを特定している。
基データ(基礎情報)は誤爆継続数以外は図18の集計結果を示しているが、任意の値を設定しても良い。通常理論値は誤爆機とならず、更に抽選が偏らずに有利状態が発生した場合における遊技情報(理論情報)を示している。通常理論値は従来技術であるため、詳細な説明は図19の演算式等に示した内容のみの説明とする。尚、誤爆込理論値も含み演算式は単なる例示であり、例示した演算式にて示される概念の値を特定すればどのような特定方法を採用しても良い。
誤爆込理論値は誤爆継続数分の大当り、所謂大連荘が発生した場合における理論値を示している。図19では演算例1にて大連荘が発生しない場合、演算例2〜4にて異なる継続数にて大連荘が発生した場合の演算例を示している。
演算例1は誤爆継続数が0であるため、通常理論値と同様の演算値が誤爆込理論値として特定されている。ここで、通常理論値は大当りが発生する迄と大当りが発生してから特別状態を経て通常状態と戻るまでのワンサイクルを対象としているのに対して、誤爆込理論値は元データのアウト分の遊技を行った場合の理論値を示しているため、玉粗利等の割合を示す理論値は同値となり、獲得玉等は異なる値となるが、総アウトの代わりにアウトを採用して対象期間を同じにすれば同一値となる。
演算例2〜4は異なる誤爆継続数を想定した大連荘が発生した場合の理論値となるが、誤爆継続数分の大当りが発生する迄と誤爆継続が終了する迄との合計値を誤爆総アウト、誤爆総セーフとして特定し、アウト(稼動情報、基礎稼動情報)から誤爆総アウト(誤爆稼動情報)を減算することで誤爆以外の期間(非誤爆期間)の誤爆外アウト(非誤爆稼動情報)を特定し、その誤爆外アウトに理論値の出率(比率理論情報)を乗じて誤爆外セーフ(非誤爆情報)を特定して、誤爆と誤爆外との両者をそれぞれ合計した遊技情報に基づき誤爆込理論値(理論情報に対応した誤爆込情報)を特定している。即ち、誤爆継続数分の大連荘が発生した場合における誤爆情報に対応する基礎情報の一部を、基礎情報となる通常理論値から求められる理論値から差し引くことで、基礎情報の一部を誤爆情報へと置き換えて(補正して)誤爆込情報を特定しており、誤爆を考慮した上で理論値を特定している。
このようにして誤爆継続数が発生した場合、即ち誤爆機となった場合の想定値をシミュレートすることで誤爆による影響度を把握できる。
図19のような理論値の特定は図18のように集計した遊技情報だけでなく任意の入力値を基データとして特定しても良いので、実際の遊技情報を補正するだけでなく、図9のようなシミュレートや図10〜12のような営業計画を行う上での想定値として活用できる。
このような実施形態によれば、図19のように基データの一部を誤爆情報に置き換えた上で理論値を求めるようにしたので、有利状態についての抽選が偏らなかった場合の理論値を演算する場合に、誤爆が発生した場合にどのような理論値となるのかを把握可能となる。
尚、図19では誤爆継続数を誤爆情報の対象としたが、大連荘分のアウトやセーフ(総TOや総Tセーフ)、或いはその差引に対応する総TYを誤爆情報の対象とする等、誤爆状況を特定可能な想定値であればどのような遊技情報を誤爆情報の設定対象としても良い。
図19では大連荘が発生するまでのBO等の遊技情報分を含めて誤爆総アウト等を特定したが、それらを含めず大連荘分のみを対象として誤爆総アウト等を特定して誤爆込理論値を特定しても良い。
第1実施形態ではスロットマシンを対象として遊技機単位で誤爆情報を特定し、第2実施形態ではパチンコ遊技機を対象として遊技情報の一部を誤爆情報として特定することを例示したが、パチンコ遊技機で遊技機単位で誤爆情報を特定し、スロットマシンにて遊技情報の一部を誤爆情報として特定しても良い。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
基準値との比較等として「超過」と「以上」とのいずれを採用しても良い。また、「未満」と「以下」とを含め、達しているとの表現は正負の符号が同一の基準値に対してその絶対値が「超過」或いは「以上」になるとの概念となる。
図6等の設定情報は予め設定されていれば遊技場管理者が任意に設定しても、管理装置6の製造メーカにて設定しても、外部(例えばチェーン店本部等)の管理サーバからダウンロードして設定しても良いし、実績値をそのまま設定しても良く、例えば誤爆基準を過去3カ月間の内、上位100件等の平均値や最低値を−誤爆基準とする等しても良い。
例示した全ての遊技情報は遊技信号により直接的に特定しても演算式等を利用して間接的に特定しても良い。
管理装置6における遊技機設定値の特定(設定)は管理者による操作入力により特定すれば良いが、遊技機からの遊技機設定値を特定可能な遊技信号や前日のシミュレート結果により特定する等、どのような設定方法を採用しても良い。
遊技機グループとして機種を例示したが、例えば遊技機島単位やレート単位、或いは遊技場全体の遊技機を1グループとする等、任意の遊技機グループを対象としても良い。
設定値別に図8等の遊技情報を管理することを例示したが、設定値を設定しない遊技機等もあるので、必ずしも設定値別に遊技情報を管理する必要はない。
対象となる遊技機は、スロットマシンやパチンコ遊技機等が例示出来るが、例示した以外の遊技機を対象としても勿論良い。この場合、遊技媒体を排出せずデータ上のポイントを遊技に応じて更新する所謂封入式の遊技機等も想定できるため、玉やメダル等の遊技媒体や上記ポイントを包含する遊技価値という表現を適宜使用した。
遊技場管理者向けの情報表示を例示したが、誤爆情報等は遊技機の性能を示すため遊技者も把握したい遊技情報であるため、遊技装置2や情報表示装置3等にて遊技者向けに表示しても良い。また、遊技者向けの表示を行う場合に、各台に対応した情報表示装置3だけでなく島端等により複数の遊技機に対応した情報表示装置3にて表示しても良い。
管理装置6が行う処理の一部を遊技装置2、中継装置4、或いは情報表示装置3等にて行っても良い。また、例示した構成を適宜設定に応じて採用するか否かを変更したりしても良いし、変形例を含む例示した構成をどのように組合わせても良いし、適宜構成を除外しても良い。
図面中、1は遊技機、6は管理装置(基礎情報特定手段、誤爆情報設定手段、誤爆込情報特定手段、誤爆判定手段、管理手段、シミュレート手段、期間シミュレート手段、理論情報特定手段)、31は遊技機である。

Claims (7)

  1. 遊技価値を使用した遊技により遊技者にとって有利な状態である有利状態を発生可能であり、当該有利状態が発生した場合に遊技価値を付与するように構成された遊技機の遊技情報を管理する遊技場用システムであって、
    遊技機側から出力される遊技信号、操作入力、或いは外部からの情報入力により、基礎となる遊技情報である基礎情報を特定する基礎情報特定手段と、
    遊技機側から出力される遊技信号、操作入力、或いは外部からの情報入力により、前記有利状態によって付与される遊技価値が、前記基礎情報と比較して特別に多く付与される−誤爆、及び特別に少なく付与される+誤爆の少なくとも一方の誤爆が発生した場合における遊技情報である誤爆情報を設定する誤爆情報設定手段と、
    前記基礎情報を前記誤爆情報により補正することで、基礎情報が得られる遊技条件にて前記誤爆が発生した場合に想定される遊技情報である誤爆込情報を特定する誤爆込情報特定手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  2. 遊技機側から出力される遊技信号により遊技情報を特定し、当該特定した遊技情報と、その遊技情報に対して予め設定される基準情報とを比較することにより、前記誤爆が発生したか否かを判定する誤爆判定手段と、
    遊技機側から出力される遊技信号により遊技情報を特定し、当該特定した遊技情報を前記誤爆判定手段による判定結果に応じて区分して管理する管理手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技場用システム。
  3. 遊技情報をシミュレートするシミュレート手段を備え、
    前記遊技機は、当該遊技機に対して複数設けられる遊技機設定値のいずれかを設定することにより遊技価値の付与率を調整可能であり、
    前記基礎情報特定手段は、前記遊技機設定値により区分して前記基礎情報を特定し、
    前記シミュレート手段は、遊技機に対して前記遊技機設定値のいずれかを設定した場合に、当該設定された遊技機設定値に対応する前記基礎情報が得られると仮定して、複数の遊技機により構成される遊技機グループの遊技情報が目標となる条件を満たす当該遊技機グループにおける前記遊技機設定値の配分をシミュレートし、
    前記誤爆込情報特定手段は、前記基礎情報の少なくとも一部を前記誤爆情報に置き換えることで、前記シミュレート手段によりシミュレートされた遊技機設定値の配分により得られる遊技機グループの誤爆込情報を特定することを特徴とする請求項2に記載の遊技場用システム。
  4. 遊技場において営業を迎えていない期間である想定期間における遊技情報をシミュレートする期間シミュレート手段を備え、
    前記基礎情報特定手段は、営業日単位で前記基礎情報を特定し、
    前記期間シミュレート手段は、前記想定期間における遊技情報として前記基礎情報を特定し、
    前記誤爆込情報特定手段は、前記期間シミュレート手段により特定対象となる前記基礎情報の少なくとも一部を前記誤爆情報へと置き換えることで、前記想定期間における前記誤爆込情報を特定することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の遊技場用システム。
  5. 前記誤爆情報設定手段は、遊技場に設置される遊技機の内、前記誤爆が発生した遊技機である誤爆機が発生する割合を示す誤爆率を予め設定し、当該誤爆率と前記想定期間における延べ遊技機数とにより特定される当該想定期間における誤爆機数、及び予め設定される1誤爆機当りに期待される誤爆が発生した場合における遊技情報により、当該想定期間における誤爆情報を設定することを特徴とする請求項4に記載の遊技場用システム。
  6. 前記基礎情報は、複数種類の遊技情報により構成される基礎構成情報と、当該基礎構成情報を所定の演算式により演算することで特定される基礎演算情報とを含み、
    前記誤爆情報は、前記基礎演算情報に対応する誤爆演算情報を含み、
    前記誤爆込情報は、前記基礎演算情報の少なくとも一部を前記誤爆演算情報に置き換えることにより特定される前記基礎演算情報に対応する第1誤爆込情報、及び前記基礎構成情報と前記基礎演算情報との関係が前記第1誤爆込情報との間で成立する前記基礎演算情報に対応する第2誤爆込情報を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の遊技場用システム。
  7. 前記遊技機の内、所定の抽選に当選した場合に有利状態を発生させる遊技機を対象として、前記基礎情報と、前記遊技機における抽選の抽選確率を含むスペックを示すスペック情報とにより、当該抽選が偏らずに前記有利状態が発生した場合における理論上の遊技情報である理論情報を特定する理論情報特定手段と、を備え、
    前記基礎情報は、遊技機における稼動の多寡を示す稼動情報である基礎稼動情報を含み、
    前記理論情報は、前記稼動情報に対する所定の遊技情報の比率を示す比率理論情報を含み、
    前記誤爆情報は、対応する前記稼動情報である誤爆稼動情報を特定可能であり、
    前記誤爆情報特定手段は、前記基礎稼動情報と、前記誤爆情報により特定される前記誤爆稼動情報とを差し引きすることにより特定される前記誤爆情報に対応した誤爆が発生していない期間である非誤爆期間における前記稼動情報である非誤爆稼動情報、及び前記比率理論情報により特定される前記非誤爆期間における遊技情報である非誤爆情報、並びに前記誤爆情報により前記理論情報に対応した前記誤爆情報を特定することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の遊技場用システム。
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