JP7177250B2 - 音響障害防止等装置 - Google Patents

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Description

本発明は、音響障害を防止し、または、音質の改善を行う(以下、「音響障害防止等」という。)ための音響障害防止等装置に関する。さらに詳しくは、空間等に配置される音響拡散体を含む音響障害防止等装置に関する。
例えばコンサートホールや音楽スタジオ等では、フラッターエコー、ロングパスエコー、音響集中等の音響障害を防止する必要がある。また、例えば、音楽ジャンル、ミュージシャンの嗜好に合わせて音質の改善が行われる場合がある。これら音響障害の防止または音質の改善を行うために、多重反射の防止、音の拡散などを個別に調整する手法として、特許文献1記載の音響拡散パネル等、様々な音響拡散体が提案されている。同音響拡散パネルでは、回動部分を設けてパネルの角度を変更可能とすることで、音の吸収及び反射方向を現場で個別に調整している。
特開2006-300995号公報
かかる従来の実情に鑑みて、本発明は、空間に設置するだけで、音響障害を防止し、または、音質を改善することの可能な音響障害防止等装置を提供することを目的とする。
連結体を介して接合してある音響拡散体を設け、この音響拡散体を施設に設置する設置部を備えている構成において、前記音響拡散体の片側を囲む第一枠体を前記設置部として備え、前記第一枠体は前記音響拡散体の周囲を囲む矩形を呈し、前記音響拡散体は、前記ユニットを基準軸周りで渦巻状に配置した第一ユニット群と、前記基準軸とは異なる他の基準軸周りで配置したユニットよりなる第二ユニット群とを備え、前記第一枠体の矩形の隅部に前記第二ユニット群を配置してあることにある。
同特徴によれば、例えば図2に示すように、複数の音響拡散のためのユニットU(n)、U(n-1)を近接配置し、しかも、それらが互いの向きを異ならせてある。そして、これらユニットを相互に接合し、及び/又は、連結体を介して接合して音響拡散体を構成するので、音響拡散体はユニットが効率的に密集して異なる向きの面を多数有することとなる。この音響拡散体は設置部を介して施設に設置される。したがって、例えば図1に示すように、音響障害防止等装置Oを空間の一部に設置しても、音は周囲に散乱反射され、音響障害の防止、または、音質の改善が効率的に行われることとなる。
ここで、前記音響拡散体の片側を囲む第一枠体を前記設置部として備える。先の構成によれば、ユニットは相互に接合し、及び/又は、連結体を介して接合して音響拡散体をなすので、構造的に脆弱になりやすいが、同構成によれば、音響拡散体の片側を囲む第一枠体を前記設置部として設けるので、壁などに安定して設置することができる。
ところで、枠体を設ける場合において、前記第一枠体は前記音響拡散体の周囲を囲む矩形を呈し、前記音響拡散体は、前記ユニットを基準軸周りで渦巻状に配置した第一ユニット群と、前記基準軸とは異なる他の基準軸周りで配置したユニットよりなる第二ユニット群とを備え、前記枠体の矩形の隅部に前記第二ユニット群を配置する。矩形の枠体の隅部に第二ユニット群を配置することで、第一ユニット群の渦巻状の配置における音響障害の防止効果を向上させることができる。
また、上記に加え、前記音響拡散体他方の片側も囲む第二枠体を備え、これら第一、第二枠体は互いに連結されると共にこれらのうち一方の枠体側で壁に掛けることを可能としてもよい。同構成によれば、第一枠体は例えば壁に掛けられるので、これに連結される第二枠体は音響拡散体他方の片側も囲むので、音響拡散体が接触などによる破損から保護され、しかも、中央は解放されているため、音響障害の防止効果は維持される。さらに、前記両枠体の前面及び背面並びに両枠体の間が解放されることで、音響拡散体に当たった音が両枠体の間からも周辺に放散される。
一方、枠体は、上記と異なり、前記音響拡散体の周囲を囲む第三枠体を前記設置部として備え、第三枠体の下部で設備に載置し、または、第三枠体の上部で設備から吊すことの可能な構成としてもよい。同構成によれば、第三枠体で音響拡散体を保護しながら、第三枠体の両側から音響障害防止効果を得ることができる。
ここで、複数の音響障害防止等装置を隣接配置し、前記他の基準軸は隣接する音響障害防止等装置に共通して用いられ、前記第二ユニット群はユニットをこの他の基準軸周りで渦巻状に配置し、隣接する音響障害防止等装置にそれぞれ分割して支持されるようにしてもよい。
また、前記第一、第二ユニット群は互いに別部材で構成されていてもよい。別部材であれば、違う樹脂で作成することもできる。前記第一枠体及び第二枠体のうち最前面となる枠体は前後に2分割形成され、前方分割体が後方分割体とは異なる色彩としてもよく、前に見える第二枠体を例えば木質状とすることもできる。
一方、枠体に変え、前記設置部として設備に設置する設置台を備え、この設置台の周部及び上部に前記ユニットを配置して前記音響拡散体を構成してもよい。同構成によれば、設置台の周部及び上部に前記ユニットが配置されているので、床置きすれば部屋の周囲上下に対する音響障害防止効果を発揮し、天井から吊り下げても同じである。壁から突き出しても良い。
上述の前記音響拡散体は3Dプリンターにより作成するとよい。
上記各構成において、前記各ユニットは表面に小面を有し、前記各ユニットは、相互の角度がnα(nは自然数)となるように配置され、これらの小面の間または空間を囲む素面及びこれらの小面の間の反射で音響障害が防止されるようにするとよい。
φ=(1+sqrt(5))/2
α=360°*1/(1+φ)
この構成は、例えば、図1~10に、その効果は図11に示されている。同構成によれば、各ユニットは、相互の角度がnα(nは自然数)となるように配置されている。すなわち、いわゆる黄金比(1:φ)で規定された角α(「黄金角」と呼ばれる)の自然数n倍の角度nαにより各ユニット間の角度が規定される。これらの規定による角度は黄金角(黄金比)の性格上、回転を繰り返しても同一の角度が現れない。したがって、空間に同装置が設置されると複数の小面は平行等になることがなく、多重反射でのフラッターエコー等の音響障害の発生を有効に防止することができる。
同構成において、前記各ユニット相互の角度を規定する各ユニット相互の回転は、ワールド座標系における各ユニットの公転、及び/または、各ユニットの姿勢を規定するローカル座標系における各ユニットの自転を含むものである。
前記各音響拡散体における各ユニットがワールド座標系において変位を伴い繰り返し生成されたものであり、各ユニット間の距離L、または、各ユニットとワールド座標系の基準軸若しくはワールド座標系の原点との距離Lが等倍、任意の倍率、または、nφ倍(nは自然数)で規定してもよい。
特に、各ユニット間距離Lまたは各ユニットと基準軸等との距離Lをnφ倍とすることで、各ユニット間の距離の規則性に伴う音響障害を防止することができる。また、距離が順次拡大することで、各ユニット同士の重なり等を防止することができる。
前記各音響拡散体における各ユニットが等倍、任意の倍率、または、nφ倍(nは自然数)で拡大するものとしてもよい。
上記距離の拡大に伴い各ユニットも拡大させることで、各ユニット同士の干渉も防ぐことができ、nφ倍で各ユニットが拡大することにより、各ユニットの大きさの規則性に伴う問題を解消することができる。
前記各ユニットは多面体または曲面体として設計することができる。多面体の場合、各多面体の各面が起点となってさらに多方向へ音響散乱が進行する。
上記各構成において、前記各ユニットは基準軸またはこれに平行な軸周りで相互に相対回転し、前記ユニットをなす要素面のうちこの基準軸方向視の要素面の向きが互いに異なるように前記基準軸に対して互いに異なる角度に回転配置されたユニットを有してもよい。同構成によれば、例えば図12に示すように、基準軸であるYw軸に沿って入射した音は、基準軸方向視の要素面Ceの向きが互いに異なるように前記基準軸Ywに対して互いに異なる角度に回転配置されているため、同要素面を介して基準軸の周囲に(例えば、Xw,Zw方向成分をもって)散乱反射されることとなる。したがって、前記設置部が前記基準軸を目的となる音源側に配向するものであれば、音響障害防止等装置を効率よく配置することができる。
上記本発明に係る音響障害防止等装置の特徴によれば、空間の一部に設置するだけで、音響障害を効率的に防止しうるに至った。
本発明の他の目的、構成及び効果については、以下の発明の実施の形態の項から明らかになるであろう。
空間に設置される音響拡散体の例を示す立体図である。 音響拡散体の一例を示す立体図である。 音響拡散体を構成するユニットの配置例を示す平面図である(公転及び自転がα毎、スケールがφ倍、及び、中心(ワールド座標の原点Ow)からの距離Lがφ倍)。 音響拡散体を構成するユニットの配置の他の例を示す平面図である(公転及び自転がα毎、スケール及び中心(ワールド座標の原点Ow)からの距離Lが同一)。 音響拡散体を構成するユニットの配置の他の例を示す平面図である(公転α毎、自転無し、スケール及び中心(ワールド座標の原点Ow)からの距離Lが同一)。 音響拡散体を構成するユニットの配置の他の例を示す平面図である(公転がα毎、自転が2α毎、スケールがφ倍、及び、中心(ワールド座標の原点Ow)からの距離Lがφ倍)。 音響拡散体を構成するユニットの配置の他の例を示す平面図である(ワールド座標系での公転が無、自転がα毎、直線移動Lが同一、及び、スケールが同一)。 音響拡散体を構成するユニットの配置の他の例を示す平面図である(ワールド座標系での公転が無、自転がα毎、直線移動Lがφ倍、及び、スケールが同一)。 立体形状に複数の成長中心点が存在している状態での各成長中心点に図5の成長規則を当て嵌めた例を示し、(a)は各頂点が成長中心点である正20面体、(b)は(a)の各頂点が成長中心点とした音響拡散体を示す図である。 音響拡散体を構成するユニットの配置の他の例を示す立体図であって、(a)は公転が無しかつ中心軸からユニットのローカル座標原点等までの距離ゼロの場合、(b)は中心軸からの距離が同一で公転が角α毎、(c)は(b)にさらに中心軸からの距離がnφ倍、(d)は(a)に加えて各ユニットがローカル座標軸のすべてで角α毎に回転している場合である。 図2等の手法による音響拡散体を設けた部屋と、通常の部屋との音響拡散の違いを示す比較例であり、図2等の手法による音響拡散体を設けた部屋の場合である。 図2等の手法による音響拡散体を設けた部屋と、通常の部屋との音響拡散の違いを示す比較例であり、通常の手法による音響拡散体を設けた部屋の場合である。 音響拡散体に第一枠体のみを設けた音響障害防止等装置を示す前方斜視図である。 音響拡散体に第一枠体のみを設けた音響障害防止等装置を示す後方斜視図である。 音響拡散体に第一枠体のみを設けた音響障害防止等装置における第一枠体前面に嵌合する第一外枠の斜視図である。 音響拡散体に第一、第二枠体を設けた音響障害防止等装置を示し、(a)は前方斜視図、(b)は後方斜視図である。 音響拡散体に第一、第二枠体を設けると共に円弧状のユニットを含む第二ユニット群を備えた音響障害防止等装置を示し、(a)は前方斜視図、(b)は後方斜視図である。 (a)は図13に用いられる第二枠体の裏面側の斜視図、(b)は図13、図14に共通に用いられる第一枠体及び音響拡散体の表面側の斜視図、(c)は図14に用いられる第二枠体の裏面側の斜視図、図(d)は第二ユニット郡を示す斜視図である。 図14の平面図である。 図14の正面図である。 図14の右側面図である。 図14の左側面図である。 図14の底面図である。 図14の背面図である。 図14の斜視図である。 図14の音響拡散体を仮想線で示した平面図である。 図14の音響拡散体を仮想線で示した正面図である。 図14の音響拡散体を仮想線で示した右側面図である。 図14の音響拡散体を仮想線で示した左側面図である。 図14の音響拡散体を仮想線で示した底面図である。 図14の音響拡散体を仮想線で示した背面図である。 図14の音響拡散体を仮想線で示した斜視図である。 第二枠体を別部材として組み合わせる例を示し、(a)は共通で用いられる第二枠体、(b)は第一ユニット群のみを備えた部品、(c)は第一、第二ユニット群の双方を設けた部品を示す斜視図である。 ラジオブース等に設けられる音響障害防止等装置を示す斜視図である。 多面体頂点に拡散体ユニットを配置した音響障害防止等装置を示し、(a)は例えば床に置いた状態の斜視図、(b)は底面方向視図である。 壁面等の穴に差し込む音響障害防止等装置を示し、(a)は前方斜視図、(b)は後方斜視図である。 中央部に前後に貫通する取り付け具貫通用の孔を設けた音響障害防止等装置を示し、(a)は前方斜視図、(b)は後方斜視図である。 背面に取り付け部を設けた音響障害防止等装置を示し、(a)は前方斜視図、(b)は後方斜視図である。 第二ユニット群の配置例を示し、1の渦巻を分割して4隅に配置する例である。 第二ユニット群の配置例を示し、隣接する音響障害防止等装置間で渦巻を分割する例である。 第二ユニット群の配置例を示し、各隅に基準軸を設けて渦巻を形成、一部を利用する例である。 第二ユニット群の配置例を示し、渦巻の基準軸を変位させる例である。
次に、適宜添付図面を参照しながら、本発明をさらに詳しく説明する。
本発明の音響障害防止等装置は、例えば、図1,2,9,10,12~22に示すような形状を呈し、その設計原理は図3~8、効果は図11に示されている。
図1には複数の音響障害防止等装置O(O1~O4)が柱Pに取り付けられている。図2は各音響障害防止等装置Oを拡大表示したもので、複数のユニットUを含む音響拡散体Dと、この音響拡散体Dを一側で保持するフレームFとを備えている。音響拡散体Dでは、ワールド座標系のYw軸を基準軸とし、直方体である各ユニットUが公転している。また、あるユニットUnと一つ前に生成されるユニットU(n-1)を比較してわかるように、各ユニットUは、基準軸等(基準軸Yw及びワールド座標原点Owの双方を含む。)からの距離を拡大させると共に寸法も拡大し、ローカル座標の各軸周りで自転している。各ユニットUは相互に連結されて上記音響拡散体Dをなし、フレームF上に固定されている。各ユニットUの表面は要素面Ce、Ceであり、これらの各ユニットUの要素面Ceの集合を小面Csと称する。
各ユニットの近接の程度は、音響障害防止等装置全体の大きさによって変わり、周囲への音響散乱の効率を考慮して適宜定めればよい。上記実施形態では、矩形のフレームFを用いたが、フレームの形状は音響拡散体に合わせて決めればよく、矩形のほか、円形、楕円形、多角形など様々な形をとりうる。また、縦横が統一された寸法の矩形、正三角形、正六角形等であれば、後述のように複数個を並べて配置することもできる。
図3~図6では、各ユニットUとして正八面体を用いた例を示す。正八面体の残りの2頂点は、軸Yw上の紙面手前側及び奥側に位置している。これらの2頂点と各図に表示されている4頂点との間の辺は表示を省略する。各ユニットUlのローカル座標系はXl,Yl,Zlにて、ローカル座標原点またはユニット生成点はGlにて表示する(ユニットU1では、X1,Y1,Z1,G1となる)。
図3は、音響拡散体を構成するユニットUの配置例を示す平面図である。この例では、ワールド基準軸Yw周りの公転及び各ユニット基準軸Yl周りの自転がα毎であり、各ユニットのスケールがφ倍、及び、各ユニットの中心からの距離Lがφ倍に拡大している例である。
図4では、ワールド基準軸Yw周りの公転及び各ユニット基準軸Yl周りの自転がα毎である。しかし、各ユニットのスケールは同一であり、各ユニットの中心からの距離Lは固定で拡大していない例である。図5は図4の状態から各ユニット基準軸Yl周りの自転を無くしたものである。図6は図3の状態に各ユニット基準軸Yl周りの自転を2αとしたものである。
これらの各図を比較すると理解されるように、各ユニットの中心からの距離Lがφ倍に拡大すると、ユニット配置上のユニット相互の干渉が防がれ、各ユニットのスケールがφ倍に拡大されると、ユニットを合理的に拡大配置することができる。これらのφ倍の拡大は、寸法相互の比率によるフラッターエコー等を防止することで音響障害の防止に役立つ。
各αの公転及び自転は、音響の反射面に対する平行な辺が現れないという点において、上記図1~3での説明と同様の効果ができる。さらに図5のように自転がない場合でも、各ユニットの要素面Ceが現れる位置が黄金比を利用した角度αで決定され、これらの頂点から位相差の異なる反射音が生成されるため、結果的に同様の効果を得ることができる。なお、以下の各実施形態では、上記実施形態と同様の部材には同一の符号を附してある。
図7,8では各ユニットUが直方体であり、公転はせずにローカル座標軸周りでの自転のみを行う例である。両図では、各ユニットがワールド基準軸Zwに平行なローカル基準軸周りでαごとに回転している。図7の例では、各ユニットは距離LずつYw軸方向に変移し、図8の例では、各ユニットは距離Lのφ倍ずつYw軸方向に変移している。図8の例で見られるように、2つのユニットが重なり合う場合は2つのユニットを結合して作成すればよく、上記のすべての例において同様である。
図9は、立体形状に複数の成長中心点が存在している状態での各成長中心点に図5の成長規則を当て嵌めた例を示す。図9(a)は各頂点が成長中心点である正20面体、同図(b)は(a)の各頂点が成長中心点とした音響拡散体を示す。同例にみられるように、各音響拡散体の成長中心は複数を任意の位置に設けることができる。
図10は、音響拡散体を構成するユニットの配置の他の例を示す立体図であり、軸は図に表記しないが、上述の規則に従い、図示省略するZw軸方向に一定ピッチで直方体形状のユニットが直線変移し、スケールは同一である例を示す。同図(a)~(c)はいずれもZw軸に平行な自転軸周りにおいて角αで自転しており、(a)は公転せず、かつ、Zwから各ユニットのローカル座標原点O1またはユニット生成点Gまでの距離Lがゼロの場合である。同図(b)はZwからO1等までの距離Lが一定で角度αで公転する場合である。同図(c)は(b)に加えさらにZwからO1等までの距離Lが拡大する場合である。(d)は(a)に加えて各ユニットがローカル座標軸Xl,Yl,Zl軸のすべてで角α毎に回転している場合である。
図11A,11Bの比較で本手法の効果を確認した。図11Aは、図1~10の手法により設計した音響拡散体を空間に配置し、音響拡散体の正面から多数の小球を音響拡散体に衝突させて反射する様子を表す。小球は散乱しており、音響障害の防止される様子が伺える。一方、図11Bは平行な面のみの凹凸で構成された音響拡散体を用いて同様の試験を行ったものである。ボールは平行に反射され、フラッターエコー等の音響障害の発生が予想される。
上記音響障害防止等装置Oは、型を用いた成形の他、3Dプリンター、3Dルーターなどで直接制作してもよい。材料としては、例えば、ABS,ASA、ナイロン、アクリル、ポリプロピレン、ポリカーボネイト、PLA(ポリ乳酸)、及び、これらの樹脂にカーボンファイバまたはグラスファイバの混入されたもの、石膏、並びに、金属材料、木等を用いることができる。以下に、3Dプリンター等で作成しやすい構成を複数例示する(もちろん、他の手法で制作しても構わない。)。
図12A~12Cは図2の形態であり、さらに詳述する。直方体の相似形である第一ユニットUaは、複数が相互の入り組みによる連結、及び、格子状に形成された連結体Sを介して連結され、第一ユニット群G1としての音響拡散体Dを構成する。なお、本実施形態では、第一ユニットUaのうち渦巻の外周部分は立方体を、渦巻の内周部分は直方体を利用しており、以下のパターンにみられるように異なる形状の立方体を組み合わせても良い。
各ユニットU(Ua)は、上述の公転や自転により、基準軸Ywまたはこれに平行な軸周りで相互に相対回転し、ユニットをなす要素面Ceのうちこの基準軸Yw方向視の要素面Ceの向きが互いに異なるように、基準軸Ywに対して互いに異なる角度に回転配置されて音響拡散体Dを構成する。また、この例では、中央から渦巻状に配置されるとともに、各ユニットUのサイズも順次拡大している。以下の実施形態の表記もこの基準軸Ywに対して各ユニットUが同様の配置をとることを基本とする。音響拡散体Dに正面解放窓Hfから入射した音は、上記構成と要素面Ceにより散乱する。
図12Cは、第一枠体f1の一部をなす第一外枠f1aであり、全体が矩形を呈し、対角の二か所に係止部f14を有している。一方、図12A,12Bのうち第一内枠f1bは、第一枠体f1の一部をなし、第一内枠f1bの前方に第一外枠f1aが嵌合され、接着等で固定されて、第一枠f1がフレームFとして形成される。第一外枠f1aと第一内枠f1bとは違う材料または同材料で色の違う材料でそれぞれ構成でき、例えば、第一外枠f1aを木質調の樹脂や色に設定することで、額縁のような意匠効果を付与できる。これら、第一外枠f1a及び第一内枠f1bの外形形状は矩形のほか、上述の様々な形態をとり得る。
図13は図2、12の形態に対し、フレームFとして、第二枠体f2及び連結枠fjを設けたものである。上述の音響拡散体DはユニットUが入り組んで構成されるため、脆弱になりやすく、したがって、人等がぶつかって壊れないように、正面側に第二枠体f2を設けて音響拡散体を保護している。また、音響拡散体Dに入射した音を、正面側のみならず、上下側面及び背面にも反射・透過しうるために、側面解放窓Hs及び背面解放窓Hbを形成してある。
ところで、上記の如く渦巻状にユニットUを配置すると、上記フレームFの4か所の隅部に空間が形成される。図14の例では、この隅部に第二ユニット群G2を設けて、音響障害防止効果を向上されたものである。第二ユニットUbは球状(円弧状)の曲面を有し、複数が連結体Sでそれぞれ連結されて、第二ユニット群G2をなす。第二ユニット群G2の公転軸は先の基準軸Ywに平行な軸を各隅部近傍に設定してその周りで上述の規則に従い配置してある。同図では、4つの脚部Fsが設けられており、図13~17も同様であるが、床置きも可能となっている。
図13,14の実施形態は図15に示す各部品を組み替えることでそれぞれ構成が可能である。図15(a),(b)の部品E1,E2を用いた場合は、連結枠fjの先端に形成した嵌入孔f10に第一枠体f1に形成した突起f11を嵌合させることで、図13の形態が完成する。一方、図15(b)(c)(d)の部品E2,E3,E4を用いた場合は、第二枠体f2に形成した嵌入孔f12に先の第二ユニット群G2を支持する補助枠fsに形成した突起f13嵌合させ、連結枠fjの先端に形成した嵌入孔f10に第一枠体f1に形成した突起f11を嵌合させることで、図14の形態が完成する。なお、各部品は例えば異なる色の樹脂を用いて3Dプリンター等で形成した場合は、色の組み合わせのバリエーションを得られることとなる。
図14の形態の6面図と斜視図を図16A~図16Gに示す。また、図17A~図17Gには図16A~図16Gの音響拡散体Dを破線で描き、先のフレームについての部分意匠を示す。当図面は、破線と実践を入れ替えて解釈することで、音響拡散体のみを表現する部分意匠も含むものである。
図18には、音響障害防止等装置Oを作成するにあたり、上述とは異なる分割形成の例を示す。同図(a)では、第二枠体f2が部品E7として形成され、共通で用いられる。図18(b)の部品E8を用いた場合は、第二枠体f2に形成した嵌入孔f15に連結枠fjに形成した突起f16嵌合させることで、音響拡散体として第一ユニットUaのみを含む形態が完成する。一方、図18(c)の部品E9を用いた場合は、第二枠体f2に形成した嵌入孔f15に連結枠fjに形成した突起f17を嵌合させることで、音響拡散体として第一ユニットUaに加え第二ユニットUbを含む形態が完成する。この実施形態でも、各部品E7~9はそれぞれが3Dプリンター等で形成され、部品E7のみ例えば木質色で形成し他の部品は異なる色とすることで、額に入っているような意匠効果を付与できる。
図19の音響障害防止等装置Oは、第三枠体f3をフレームとして用いる場合を示す。正面解放窓Hf側と背面解放窓Hb側とは音響拡散体Dの現れ方がほぼ近似した形状となるように構成してあり、双方向からの音響障害防止効果を発揮する。例えば、人が正面解放窓Hf側と背面解放窓Hb側との双方に居るような場所に配置され、フレームFの下面でテーブルや床に配置されるほか、フレームFの矢印Q1で示す上面や矢印Q2で示す側面上方を利用して吊り下げ固定(2か所以上)してもよい。
図20に示す音響障害防止等装置Oは、図9に示す多角形の頂点を成長起点とし、上記基準軸Ywを放射状にそれぞれ配置し、渦巻状に上記規則で形状の異なる第一~第三ユニットUa~Ucを配置したものである。設置台f4の上に形成され、中央の基準軸Ywを例示する。テーブルや床の上に設置台f4を用いて載置する他、この設置台f4を例えば軸Xw,Zwの面を壁面に沿わせて鉛直方向に配向するように横向けに配置し、壁に取り付けてもよい。さらに、例えば、設置台f4の底を上に配向し、軸Xw,Zwの面を天井面に沿わせて、天井から吊り下げてもよい。
図21に示す音響障害防止等装置Oは、裏側に突出させた軸f5を用いて壁、床、天井等に形成した穴に差し込んで固定する。図22に示す音響障害防止等装置Oは、取付枠f6に形成した貫通孔f6aにボルトBのほか釘、ネジ等を貫通させて、図21の例と同様に固定する。基準軸Ywに沿って軸f5または貫通孔f6aが形成されている。
図23に示す音響障害防止等装置Oは、音響拡散体Dの裏側に設けた枠部f7aの3か所から貫通孔f7cを有する取付部f7bを突出させて取付枠f7を形成する。利用にあたっては、取付部f7bの貫通孔f7cに紐を通して壁に吊り下げ、または、3箇所の取付部f7bそれぞれに紐を掛けて天井からバランスをとって吊り下げてもよい。3か所以上の取付部f7bを設けることで、基準軸Ywの向きを調整することにより、音響障害をより効果的に防止することが可能となる。
最後に、図24A~24Dを参照しながら、上述した第二ユニット群G2の配置例を説明する。なお、各図で符号G1,G2で示すユニット群は、各ユニットの渦巻状に配置される配置軌跡のみ示し、各ユニットの表示は省略する。また、各例で渦巻を形成する中心となる基準軸は紙面直交方向に配置されているものとする。図24Aは第二ユニット群G2を構成する渦巻のうち、1の渦巻を分割して4隅に配置する例である。各小第二ユニット群G2a~dは結合されると1つの渦巻を形成する。図24Bは隣接する音響障害防止等装置間で渦巻を分割する例である。複数の音響障害防止等装置O1~4を並べて配置し、各境界部分に渦巻を配置し、これを各境界部分で分割して各小第二ユニット群G2a~dをそれぞれの装置に配分してある。図24Cでは各隅に基準軸を設けて4つの渦巻を形成し、フレームF内で区画される部分を各小第二ユニット群G2a~dとして装置に取り込む。図24Dに示すように、渦巻の基準軸を紙面方向に沿って変位させてもよい。
上記各ユニットUは、多面体の他、メビウスの帯など曲面を用いたものでもよく、板状のものでもよい。上記第一~第三ユニットにそれぞれ所属する各ユニットは相互に異なる形状のほか、相互に相似の形状でもよい。上記公転または自転により、音の散乱方向に対する小面の角度が変更されることが望ましいが、各小面や角部での音響散乱が発生するため、各ユニットの形状と音の散乱方向の関係性は問われないものである。
上記黄金比は、貴金属比の一態様である。したがって、上記各実施形態において、黄金比及び黄金角に替えて、黄金比以外の他の貴金属比のような無理数比及び同比で規定された角を用いても構わない。
上記実施形態はそれぞれ組み合わせて実施することが可能であり、上記φ倍の代わりにnφ倍や任意倍率を用いても良い。寸法または角度のいずれかに上記nφまたはnαが用いられれば、音響障害が防止される。
本発明は、例えば、コンサートホール、音楽教室、音楽スタジオ、DJブース、体育館、野外音楽施設等に設置し、音響障害を防止し、または、音質の改善を行うための装置及びその設計方法として利用することができる。
Cs:小面、Ce:要素面、D:音響拡散体、F:フレーム、Fs:脚部、G1:第一ユニット群、G2:第二ユニット群、G3:第三ユニット群、f1:第一枠体、f1a:第一外枠、f1b:第一内枠、f2:第二枠体、f3:第三枠体、f4:設置台、f5:軸、f6:取付枠、f6a:貫通孔、f7:取付枠、f7a:枠部、f7b:取付部、f7c:貫通孔、f14:係止部、f10:嵌入孔、f11:突起、f12:嵌入孔、f13:突起、f15:嵌入孔、f16:突起、f17:突起、fj:連結枠、fs:補助枠、Hf:正面解放窓、Hb:背面解放窓、Hs:側面解放窓、P:柱、O:音響障害防止等装置、O,O1,O2…:音響障害防止等装置、S:連結体、U,U0,1,2…:ユニット、Ua:第一ユニット、Ub:第二ユニット、Uc:第三ユニット

Claims (14)

  1. 互いに略相似形または合同である複数の音響拡散のためのユニットを互いの向きを異ならせて近接配置し、これらユニットを相互に接合し、及び/又は、連結体を介して接合してある音響拡散体を設け、この音響拡散体を施設に設置する設置部を備えている、音響障害を防止し、または、音質の改善を行うための音響障害防止等装置であって、
    前記音響拡散体の片側を囲む第一枠体を前記設置部として備え、
    前記第一枠体は前記音響拡散体の周囲を囲む矩形を呈し、前記音響拡散体は、前記ユニットを基準軸周りで渦巻状に配置した第一ユニット群と、前記基準軸とは異なる他の基準軸周りで配置したユニットよりなる第二ユニット群とを備え、前記第一枠体の矩形の隅部に前記第二ユニット群を配置してある音響障害防止等装置。
  2. 前記音響拡散体他方の片側も囲む第二枠体を備え、これら第一、第二枠体は互いに連結されると共にこれらのうち一方の枠体側で壁に掛けることの可能な請求項1記載の音響障害防止等装置。
  3. 前記両枠体の前面及び背面並びに両枠体の間が解放されている請求項2記載の音響障害防止等装置。
  4. 複数の音響障害防止等装置を隣接配置するものであり、前記他の基準軸は隣接する音響障害防止等装置に共通して用いられ、前記第二ユニット群はユニットをこの他の基準軸周りで渦巻状に配置し、隣接する音響障害防止等装置にそれぞれ分割して支持されるものである請求項1~3のいずれかに記載の音響障害防止等装置。
  5. 前記第一、第二ユニット群は互いに別部材で構成されている請求項1~4のいずれかに記載の音響障害防止等装置。
  6. 前記第一枠体及び第二枠体のうち最前面となる枠体は前後に2分割形成され、前方分割体が後方分割体とは異なる色彩である請求項2~5のいずれかに記載の音響障害防止等装置。
  7. 前記設置部として設備に設置する設置台を備え、この設置台の周部及び上部に前記ユニットを配置して前記音響拡散体を構成してある請求項1記載の音響障害防止等装置。
  8. 前記音響拡散体は3Dプリンターにより作成されるものである請求項1~7のいずれかに記載の音響障害防止等装置。
  9. 前記各ユニットは表面に小面を有し、
    前記各ユニットは、相互の角度がnα(nは自然数)となるように配置され、
    これらの小面の間または空間を囲む素面及びこれらの小面の間の反射で音響障害が防止される請求項1~8のいずれかに記載の音響障害防止等装置。
    φ=(1+sqrt(5))/2
    α=360°*1/(1+φ)
  10. 前記各ユニット相互の角度を規定する各ユニット相互の回転は、ワールド座標系における各ユニットの公転、及び/または、各ユニットの姿勢を規定するローカル座標系における各ユニットの自転を含むものである請求項9に記載の音響障害防止等装置。
  11. 前記各音響拡散体における各ユニットがワールド座標系において変位を伴い繰り返し生成されたものであり、各ユニット間の距離L、または、各ユニットとワールド座標系の基準軸若しくはワールド座標系の原点との距離Lが等倍、任意の倍率、または、nφ倍(nは自然数)で規定される請求項9または10に記載の音響障害防止等装置。
  12. 前記各音響拡散体における各ユニットが等倍、任意の倍率、または、nφ倍(nは自然数)で拡大するものである請求項9~11のいずれかに記載の音響障害防止等装置。
  13. 前記各ユニットは基準軸またはこれに平行な軸周りで相互に相対回転し、前記ユニットをなす要素面のうちこの基準軸方向視の要素面の向きが互いに異なるように、前記基準軸に対して互いに異なる角度に回転配置されたユニットを有する請求項1~12のいずれかに記載の音響障害防止等装置。
  14. 前記設置部が前記基準軸を目的となる音源側に配向するものである請求項13記載の音響障害防止等装置。
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