JP2006276670A - 音響反射ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】視聴覚室や一般家庭における映画再生・音楽再生・楽器演奏・会話などの様々な音源に対して適切な音響条件とすることができる音響反射ユニットを提供する。
【解決手段】音響反射ユニット1に、音響反射特性の異なる2種類の反射部材2,3を両面に設けた音響反射板4を設ける。反射部材2は板状部材、反射部材3は可撓性面材であり、複数の板状部材に1枚の可撓性面材が接着することによって、複数の音響反射板4が連結された構造とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、音響反射ユニットに関する。
従来から、音響効果を高める目的で室内や舞台上に設置する音響反射ユニットとして、種々の形状及び機構を有する音響反射ユニットが提案されている。
例えば、多目的ホールの舞台上で使用される比較的大型な音響反射ユニットとして、複数の音響反射板がフレームに保持された状態で舞台の正面、側面、天井に設置され、それぞれの音響反射板を舞台の上下方向又は左右方向に折り畳むことができる音響反射ユニットが提案されている(特許文献1)。また、上記と同様に音楽会などのステージ上に設置され、ワイヤ及び巻上機により側面の音響反射板の格納と展開とが可能とされた音響反射ユニットが提案されている(特許文献2)。
一方、比較的小型な音響反射ユニットとして、一般家庭の室内でテレビジョン受像の視聴者の後方に設置するための脚部を備えた音響反射板が提案されている(特許文献3)。また、少人数の演奏会などで劇場の舞台に設置され、固定反射板の背面に下端側が連繋されて昇降可能とされた可動反射板と、音響反射板を移動可能とするキャスターとを備えた音響反射ユニットが提案されている(特許文献4、特許文献5)。
特開平11−137866号公報 特開2002−306861号公報 特開平06−178379号公報 特開2003−144777号公報 特開2003−144778号公報
しかしながら、上記の比較的大型な音響反射ユニットは、機構が複雑で高価であり、また、折り畳んだ状態でも大きく重量があって運搬・収納に不便なため、視聴覚室や一般家庭のAVルームなどの使用には適さないという問題があった。
また、上記の比較的小型な音響反射板は、軽量で持ち運びやキャスターによる移動が可能であるが、設置場所に固定しないため、音響反射板の下端部に設けた脚部やキャスターだけでは設置状態が不安定であり、地震や衝突に弱いという問題があった。一方、設置状態の安定のために高さ寸法を小さくすると、十分な音響効果を得ることができなかった。また、移動のためのキャスターや蝶番を備えた音響反射板においては、僅かなガタによりビリツキなどの異音を発しやすかった。更に、蝶番には音響反射板の反りにより負担がかかるため、破損しやすいという問題もあった。
また、従来の音響反射ユニットでは、比較的大型又は比較的小型な音響反射ユニットのいずれにおいても、音響反射板の増減又は設置角度の変更は可能であるが、その他の音響条件の調整は不可能であり、視聴覚室や一般家庭における映画再生・音楽再生・楽器演奏・会話などの様々な音源に対して適切な音響条件とすることができなかった。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、視聴覚室や一般家庭における映画再生・音楽再生・楽器演奏・会話などの様々な音源に対して適切な音響条件とすることができる音響反射ユニットを提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、音響反射ユニットであって、音響反射特性の異なる第1の反射部材及び第2の反射部材を両面に設けた音響反射板を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の音響反射ユニットであって、前記第1の反射部材は可撓性面材から成ると共に前記第2の反射部材は板状部材から成り、1つの前記第1の反射部材に複数の前記第2の反射部材が接着されることによって、複数の前記音響反射板が連結されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の音響反射ユニットであって、前記第1の反射部材は繊維質面材又は多孔質面材から成り、前記第2の反射部材は木材から成ることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の音響反射ユニットであって、連結された前記音響反射板が互いの角部が干渉することなく270°まで展開できるように前記角部が面取り加工されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の音響反射ユニットであって、前記可撓性面材の端部に補強部材が前記可撓性面材から前記板状部材まで貫通する固定手段によって固定されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項2〜請求項5のいずれか一項に記載の音響反射ユニットであって、前記音響反射板に取り付けられ、先端を天井に圧接させることにより前記音響反射板を支持する天井圧接棒を備えた固定ユニットが設けられたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の音響反射ユニットであって、前記音響反射板の上端部付近に矩形の切り欠き部が形成されており、前記固定ユニットは前記切り欠き部に収納可能に取り付けられていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の音響反射ユニットであって、前記固定ユニットは前記音響反射板の側面に取り付けられ、複数の前記固定ユニットに形成された挿通孔に1つの前記天井圧接棒が挿通されることにより、前記複数の前記音響反射板が連結されていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1に記載の音響反射ユニットであって、前記音響反射板は複数の補強桟が等間隔とならないように架設された枠を備え、前記枠の両面に前記第1の反射部材及び第2の反射部材が貼り合わされたことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の音響反射ユニットであって、前記音響反射板の前記枠及び前記補強桟によって分割された空間に繊維質又は多孔質の吸音材が挿入されていることを特徴とする。
本発明によれば、視聴覚室や一般家庭における映画再生・音楽再生・楽器演奏・会話などの様々な音源に対して適切な音響条件とすることができる音響反射板を提供することができる。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について、図1〜図10を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る音響反射ユニット1は、1枚の反射部材3に2つの反射部材2が接着されることによって、2つの音響反射板4が連結された構造となっている。
ここで、図2に示すように、音響反射板4を構成する反射部材2は厚さ30mm程度の木材などの板材によって形成されている。一方、反射部材3は厚さ8mm程度のカーペットなどの繊維質面材又は多孔質面材によって形成されている。すなわち、反射部材2は比較的反射率が高く、反射部材3は比較的反射率が低い材料によって形成されている。このように、本実施形態に係る音響反射板4は、性質の異なる2つの反射部材2,3を貼り合せることによって構成されている。
また、図3は音響反射板4の他の構成例である。図3において、音響反射板4は木材などの板材によって構成されており、反射部材2は厚さ寸法40mm程度の表面が平滑な板状とされている。一方、反射部材3は一辺の長さ寸法50mm程度、高さ寸法10mm程度の四角すいを配列した形状とされている。すなわち、反射部材2は比較的音響拡散性が低く、反射部材3は比較的音響拡散性が高い構造とされており、音響反射板4は性質の異なる2つの反射部材2,3を貼り合せることによって構成されている。なお、この場合は1枚の音響反射板4のみをもって音響反射ユニット1としてもよく、複数の音響反射板4を蝶番などによって連結するか、部分的に可撓性面材を貼り付けて連結してもよい。
次に、図1に示すように、反射部材3の表面であって2つの反射部材2の近接する側部に対応する位置には板状の補強部材5が上下方向に延在しており、ビス6によって固定されている。また、反射部材3の表面であって反射部材2の他の側部に対応する位置には、断面形状L字状の補強部材7が上下方向に延在しており、反射部材3の端部を覆った状態でビス6によって固定されている。なお、補強部材7の形状は補強部材5の形状と同様に板状としてもよい。
また、2つの反射部材2の間隔は17mm程度とされている。これにより、図4に示すように、反射部材3によって2つの反射部材2を連結した状態で音響反射ユニット1を折り畳むことができるようになっている。
また、図1に示すように、隣り合う反射部材2の対向する側面角部は2つの面が20mm程度ずつ切り取られるように面取り加工されている。これにより、図5に示すように、隣り合う反射部材2の角部が互いに干渉することなく、音響反射ユニット1を270°まで開くことができるようになっている。
図5のように、音響反射ユニット1を270°開いた状態では、反射部材2が内側に位置する。また、図6のように、音響反射ユニット1を90°開いた状態では、反射部材3が内側に位置し、図5の音響反射ユニット1の反射部材2と反射部材3とを入れ替えたのと同様の構成になる。
このように、音響反射ユニット1の音響反射板4は、反射部材2,3を両面に備え、2つの反射部材2が成す角度を任意に調整することができる。これにより、図7〜図10に示すように4通りの態様で設置することができるようになっている。すなわち、図7は音響反射ユニット1を270°開いた状態であり、図8は90°開いた状態である。また、図9は図7に示す音響反射ユニット1の反射部材2,3の位置を逆にした状態であり、図10も同様に図8に示す音響反射ユニット1の反射部材2,3の位置を逆にした状態を示すものである。このように、本実施形態に係る音響反射ユニット1は、反射部材2,3のいずれを面にした場合でも、90°又は270°開いた状態で安定して設置することができるようになっている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態の音響反射板4は、音響反射特性の異なる反射部材2,3を両面に備えているため、音響反射ユニット1を裏表反転させて設置するのみで、音響反射ユニット1の音響反射特性を変化させることができる。
また、反射部材2,3にそれぞれ音響反射率の高い部材と音響反射率の低い部材を用いることによって、残響時間や音量を変化させることができる。また、反射部材2,3にそれぞれ低音反射率の高い部材と高音反射率の高い部材を用いれば、残響周波数を変化させることもできる。更に、反射部材2,3にそれぞれ音響拡散性の高い形状の部材と音響拡散性の低い形状の部材を用いれば、反射音の分布を変化させることもできる。
例えば、室内でサラウンドスピーカを使用して映画の視聴を行う場合は、視聴者の横又は後方に設置されたスピーカの再生音を生かすため、後方に設置した音響反射ユニット1における前方に設置されたスピーカの再生音の反射を抑えるように、音響反射板4の反射部材2又は反射部材3として音響反射率の低い部材を用いることができる。また、楽器の生演奏を行う場合は、残響を残した音響を得るために、音響反射率の高い部材を用いることができる。また、比較的狭い部屋で視聴者と音響反射板4との距離が近い場合は、特定の反射音のみが視聴者に届くことがないように、音響拡散性の高い形状の部材を用いることも可能である。
更に、音響反射板4を多数使用することによって上記の作用を増大させることができるのみならず、音響反射特性の異なる反射部材を備えた多種類の音響反射板4を用いることによって、残響時間・残響周波数・反射音の分布を同時に調整することもできる。
また、本実施形態に係る音響反射ユニット1は、2つの音響反射板4が重なるように折り畳むことにより、容易に運搬・格納することができる。また、隣り合う音響反射板4の成す角度が90°となるように展開することによって、音響反射ユニット1を安定した状態で設置することができる。また、音響反射ユニット1を裏表反転させる際は、隣り合う音響反射板4の成す角度を90°から270°に展開して設置することによって、反射部材2及び反射部材3を入れ替えたのと全く同様の音響効果を得ることができる。
また、反射部材2の表面に1枚の反射部材3を接着して複数の音響反射板4を連結する構造とすれば、蝶番によって連結する場合と比較して応力の集中がなく、耐久性に優れている。また、反射部材3として繊維質面材又は多孔質面材などの可撓性面材を使用することにより、音響反射板4が数mm反った場合でも音響反射板4の連結状態が破損することはなく、また、木質材や剛材と比較して振動の内部損失が大きいことから、音響や振動による不要共振音を低減することができる。また、蝶番のように展開時の旋廻のための隙間を必要としないことから、隣り合う音響反射板4の隙間による異音の発生もない。
また、1枚の反射部材3で複数の反射部材2を連結するため、反射部材3は一体であることから部品が少なく、製造工程が容易で安価に製造することが可能となる。また、音響反射板4の連結部分において反射部材3の継ぎ目がないため美観に優れ、反射部材3を反射部材2の全面に貼り付けることから連結部分の強度が確保される。更に、隣り合う音響反射板4の隙間に渡される反射部材3の幅を必要最小限の大きさとすることにより、音響反射ユニット1を90°展開した際の可撓性面材の撓みによる連結部分のぐらつきが抑えられる。また、隣り合う音響反射板4の対向する側面を面取り加工することから、270°展開した際に面取り加工した部分が相互に密着し、音響反射ユニット1の設置状態の安定性が保たれる。
更に、反射部材3の端部を挟んだ状態で補強部材5を反射部材2に固定することによって、音響反射ユニット1を折り畳む際に剥離しやすい反射部材3の端部の接着強度が補強され、音響反射板4の連結部分の耐久性が増す。
以上のように本実施形態によれば、音響反射ユニット1を裏表反転させて設置するのみで、容易に音響反射特性を変化させることができる。また、反射部材2,3として用いる部材の音響反射特性をそれぞれ選択することによって、多様な音響効果を得ることが可能となる。更に、音響反射板4を多数使用することによって上記の作用を増大させることができるのみならず、音響反射特性の異なる反射部材を備えた多種類の音響反射板4を用いることによって、残響時間・残響周波数・反射音の分布を同時に調整することも可能である。
また、本実施形態では、反射部材3は一体で部品が少ないため、製造工程が容易で、安価に製造できる。また、反射部材3は反射部材2の全面に貼り付けることから、連結部分の強度が確保され、音響反射板4の連結部分において反射部材3の継ぎ目がなく美観に優れた音響反射ユニット1を得ることができる。更に、補強部材5によって反射部材3の端部の接着強度が補強されることから、音響反射板4の連結部分の耐久性が増すと共に、美観に優れた音響反射ユニット1を得ることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図11〜図16を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、第1の実施形態と異なる構成部分について説明する。
図11に示すように、本実施形態の音響反射ユニット1においては、反射部材3の表面であって2つの反射部材2の両側部に対応する位置に、板状の補強部材5が固定されている。
また、反射部材2の上端部中央付近には矩形の切り欠き部8が形成されており、切り欠き部8には固定ユニット9が取り付けられている。
反射部材2に形成された切り欠き部8には、図12に示すように固定ユニット9が備える断面形状コ字状の保持金具12が固定されている。この保持金具12は厚さ寸法4mm程度のアルミニウム板によって形成されており、上面及び底面に径10.1mm程度の圧接棒挿通孔13が形成されている。また、図13に示すように、側面にはねじ挿通孔14が形成されており、ねじ挿通孔14を貫通するねじ(図示略)を反射部材2の切り欠き部8に形成されたねじ穴(図示略)に螺合することによって切り欠き部8に固定されている。また、図13に示すように、保持金具12の側面上部付近の両端部には、2つの係止孔15が形成されている。
更に、図12及び図13に示すように、保持金具12の内側には、厚さ寸法2mm程度のステンレス鋼によって形成され、中心部付近に径10.3mm程度の圧接棒挿通孔17が形成されたストッパー16が設けられている。図13に示すように、ストッパー16の一辺の両端部には係止片18が形成されており、2つの係止片18は保持金具12の側面に形成された係止孔15にそれぞれ係止されることにより、ストッパー16が保持金具12の上面又は底面に対して±30°程度傾斜可能となるように固定されている。
図12及び図13に示すように、保持金具12の圧接棒挿通孔13及びストッパー16の圧接棒挿通孔17には、ゴムなどの弾性体により形成されたカバー10によって先端が覆われた天井圧接棒11が挿通されている。この天井圧接棒11は、ステンレス鋼により形成された径10mm程度の棒又はパイプによって構成されている。
ここで、天井圧接棒11の径は10mm程度であるのに対し、保持金具12に形成された2つの圧接棒挿通孔13の径はいずれも10.1mm程度とされている。これにより、固定ユニット9を反射部材2に固定した状態で、天井圧接棒11を上下方向に摺動することができるようになっている。
また、ストッパー16に形成された圧接棒挿通孔17の径は10.3mm程度であり、保持金具12の圧接棒挿通孔13の径よりやや大きく形成されている。これにより、天井圧接棒11がストッパー16の圧接棒挿通孔17に挿通された状態で、圧接棒挿通孔17の側面を天井圧接棒11の上下方向に対して±15°程度傾けることができるようになっている。
更に、図12及び図13に示すように、保持金具12の上面とストッパー16との間には、内径10.5mm程度のばね部材19が天井圧接棒11に巻き付いた状態で取り付けられており、ばね部材19はストッパー16を常に下方に付勢する状態となっている。したがって、ストッパー16は圧接棒挿通孔17の側面が15°程度傾いた状態で下方に付勢されることから、圧接棒挿通孔17の側面が天井圧接棒11を圧接する状態となる。このような構造により、天井圧接棒11はストッパー16によって所定の位置で固定されるようになっている。
なお、本実施形態に係るばね部材19の付勢力は、ばねを手指で伸縮することが出来る程度とされている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態に係る音響反射ユニット1を運搬又は格納する際には、図11の右側の音響反射板4に示すように、固定ユニット9を反射部材2の切り欠き部8に収納しておく。これにより、固定ユニット9の破損を防止することができる。
また、音響反射ユニット1の使用時には、所望の設置場所において、隣り合う音響反射板4を90°展開した状態で設置する。そして、固定ユニット9の天井圧接棒11を下方から上方に摺動させる。この際、天井圧接棒11を上方に移動させると、ストッパー16が僅かに持ち上がるため、ストッパー16の圧接棒挿通孔17の側面と天井圧接棒11の抉りが解消されて、天井圧接棒11は容易に上方に持ち上がる。そして、カバー10の上面を設置場所の天井に押し付けた状態で天井圧接棒11を離すと、ストッパー16の位置が元に戻り、再び圧接棒挿通孔17の側面が天井圧接棒11を圧接する状態となって、天井圧接棒11はその位置で固定される。このように、音響反射ユニット1は固定ユニット9によって設置場所の上方の天井に固定される。これにより、音響反射ユニット1が倒れることはなく、安定した状態で設置することができる。
そして、再び音響反射ユニット1を運搬又は格納する際は、固定ユニット9のストッパー16を持ち上げる。これにより、ストッパー16の圧接棒挿通孔17の側面と天井圧接棒11の抉りが解消されて、天井圧接棒11を容易に引き下げることができる。そして、固定ユニット9を反射部材2の切り欠き部8に収納した状態で運搬又は格納することにより、固定ユニット9の破損を防止することができる。
なお、図14に示すように、固定ユニット9は、反射部材2に切り欠き部8を形成せずに音響反射板4の側面上部付近に取り付ける構造としてもよい。
また、図15に示すように、固定ユニット9は複数の音響反射ユニット1を連結する機能を兼ねることもできる。
この場合は、図15に示すように、2つの保持金具12の側面を2つの音響反射ユニット1の隣り合う側面にそれぞれねじ止めして固定する。そして、図16に示すように、2つの保持金具12の圧接棒挿通孔13が上面及び底面においてそれぞれ重なるように組み合わせた上で、この圧接棒挿通孔13に天井圧接棒11を挿通することにより、2つの音響反射ユニット1を連結することができる。また、このような構造によれば、複数の音響反射ユニットを密着させた状態で収納することが可能となる。
以上のように本実施形態によれば、移動や設置場所の変更が容易で地震や衝突による転倒を防止することができ、安全性・操作性に優れた音響反射ユニット1を得ることができる。また、収納スペースが小さく、運搬時や重ねて収納しても損傷の恐れが少なく、美観にも優れた音響反射ユニット1を得ることができる。また、1つの固定ユニット9が複数の音響反射ユニット1を連結する機能を兼ねることにより、操作性及び美観に優れ、安価な音響反射ユニット1を得ることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について図17及び図18を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、第1の実施形態と異なる構成部分について説明する。
図17に示すように、本実施形態に係る音響反射板4は枠20を備えており、枠20には2本の補強桟21が等間隔とならないように架設されている。この枠20及び補強桟21は、環境条件による変形の少ない木質集成材などによって構成されている。また、枠20及び補強桟21の両面には、音響反射特性の異なる反射部材2及び反射部材3がそれぞれ接着されている。このように、本実施形態では、反射部材2及び反射部材3が補強桟21によってそれぞれ3つの異なる面積に分割された構造となっている。
また、図18は本実施形態に係る音響反射板4の他の構成例である。図18に示す音響反射板4では、枠20の上下方向に斜めに補強桟22が架設されており、また、その補強桟22と横方向に交差する5本の補強桟23が等間隔とならないように架設されている。このように、枠20の中は面積の異なる12個の空間に分割されている。そして、その分割された12個の空間には、各空間の形状に合わせて加工された繊維状又は多孔質の吸音材24が挿入されている。その上で、図17の場合と同様に、枠20及び補強桟21の両面に音響反射特性の異なる反射部材2及び反射部材3(図示略)がそれぞれ接着されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図17又は図18の音響反射ユニット1において、補強桟21又は補強桟22,23により分割された空間の面積における反射部材2,3の共振周波数は、単純化すれば、下記の共振周波数の一般式(1)によって表すことができる。
Figure 2006276670
そして、補強桟21又は補強桟22,23により分割された面積における反射部材2,3の共振周波数は、例えば、分割された面積が大きいほど上記式(1)の支持スティフネスSが小さくなり、逆に振動系の等価質量Mが大きくなることから、共振周波数foは小さくなる。
したがって、図17又は図18に示すように、反射部材2,3を複数の異なる面積に分割することにより、共振周波数foの値を分散することができる。このように、一つの音響反射ユニット1において共振周波数foの値を分散することにより、共振を低減することが可能となる。
以上のように本実施形態によれば、共振周波数foの値を分散することにより、共振によるエネルギー損失で特定の周波数の音が吸音されるのを抑え、音響反射の周波数特性が比較的平坦で、軽量かつ安価な音響反射ユニット1を得ることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について図19〜図22を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、第1の実施形態と異なる構成部分について説明する。
図19に示すように、本実施形態に係る音響反射ユニット1が備える一方の音響反射板4の中央付近には開口部25が形成されており、開口部25の周辺には樹脂成形されたフレーム26が設けられている。また、開口部25の内部にはスピーカ装置27が備えられている。
図20に示すように、音響反射板4の開口部25に設けられたフレーム26の上下内側面には回転軸28が固定されている。一方、スピーカ装置27は樹脂成形された筐体29を備えており、筐体29は、上下の側面に形成された挿通孔(図示略)に回転軸28が挿通されることにより、音響反射板4と水平となる位置において半固定されると共に、回転軸28を軸として手で180°回転できるように、弾性体リング30を介してフレーム26に取り付けられている。
筐体29の内部には振動板31や磁気回路32などからなるスピーカユニット33が備えられており、振動板31には電圧を印加する端子34が接続されている。また、図21に示すように、筐体29のうちスピーカユニット33が露出する側の開口部には円形状の開口部が形成された木材質のバッフル35が設けられており、バッフル35の開口部を覆うようにカバー36が取り付けられている。
なお、図22に示すように、音響反射ユニット1が備える他方の音響反射板4に開口部25を形成してスピーカ装置27を取り付ける構造とすることもできる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態に係る音響反射ユニット1は、第1の実施形態と同様に効果的に音響を反射させる機能を果たすと共に、スピーカ装置27を備えることから、サラウンドスピーカとしての機能を果たすこともできる。
また、スピーカ装置27は音響反射板4の開口部25において手で180°回転可能できることから、音響反射板4のうち反射部材2又は反射部材3どちらの面を室内側に向けて設置しても、必要に応じてスピーカ装置27を180°回転させることにより、スピーカ装置27を室内側に向けて使用することができる。
なお、本実施形態の図19のように、音響反射板4のうち反射部材2が室内側に向いていたのを、図22のように反射部材3が室内側に向くように設置してスピーカ装置27を180°回転させると、スピーカ装置27を備えた音響反射板4の位置が左右逆になる。この場合、一般的に音響反射ユニット1は室内に左右対称の一組を設置することによって使用されることから、左右の音響反射ユニット1を入れ替えて設置すればスピーカ装置27の位置が左右逆になることなく使用することができる。
以上のように本実施形態によれば、音響反射ユニット1が音響反射板4と共にスピーカ装置27を備えることから、比較的狭いスペースに音響反射板4と共にサラウンドスピーカを設置したい場合に、設置場所のスペースの有効利用を図ることができる。また、スピーカ装置27を180°回転できることから、音響反射板4のいずれの面を使用したい場合でも容易にスピーカ装置27を利用することができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について図23〜図25を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、第1の実施形態と異なる構成部分について説明する。
図23に示すように、本実施形態に係る音響反射ユニット1は、それぞれの音響反射板4の上端部及び下部付近に照明装置37,38を備えている。
図24に示すように、照明装置37は、音響反射板4の上端部に設置された電球39及びソケット40を、透明樹脂などによって成形された断面形状コ字状のカバー41が覆うことによって構成されている。カバー41は、その端部が音響反射板4の上端部に形成された係合部42に係合されることによって取り付けられている。また、カバー41の一側面には電球39のスイッチ43が設けられている。
また、照明装置38は、音響反射板4の下部付近に形成された開口部44の内側の上面に設置された電球45及びソケット46を、透明樹脂などによって成形された板状のカバー47が音響反射板4の両面から覆うことによって構成されている。カバー47は、その端部が音響反射板4の開口部44に形成された係合部48に係合されることによって取り付けられている。また、カバー47の一側面には電球45のスイッチ49が設けられている。
更に、照明装置37の配線50は反射部材2及び反射部材3の間から開口部44に通され、照明装置38の配線51と共に音響反射板4に形成された配線用孔52に通されて、音響反射板4の外部においてプラグ53に接続されている。
なお、照明装置37としては電球45及びソケット46以外の公知の照明装置を使用することも可能である。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態に係る音響反射ユニット1は、第1の実施形態と同様に効果的に音響を反射させる機能を果たすと共に、音響反射板4の上端部及び下部付近に照明装置37,38を備えることから、必要に応じて照明装置37,38のスイッチ43,49をONとすることにより、室内を照明する機能を兼ねることができる。また、図25に示すように、音響反射ユニットを裏表逆にした場合も同様の作用が得られる。
以上のように本実施形態によれば、音響反射ユニット1を設置するのみで、設置工事や取り付けスペースを別途要することなく間接照明を得ることが可能となる。この間接照明は、音響反射ユニット1の設置によって既存の照明装置による照明が遮られた場合の補助照明として、また、プロジェクター装置による視聴などのため室内の照明を消した際の安全照明として特に有効に利用することができる。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態について図26〜図29を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、第1の実施形態と異なる構成部分について説明する。
図26に示すように、本実施形態に係る音響反射ユニット1は、それぞれの音響反射板4の下端中央部付近に、音響反射ユニット1の移動を可能とするキャスターユニット54を備えている。
図27に示すように、音響反射板4の下端部には開口部55が形成されており、更に開口部55の内側の上面中央部にはストッパー収納孔56が形成されている。また、ストッパー収納孔56の側面には先端にストッパー57が形成された軸58を上下方向に摺動可能かつ水平方向に90°回転可能に支持する摺動回転軸受け59が固定されると共に、下端部に凹状切欠きが形成された係止板60が固定されている。また、軸58の長さ寸法はストッパー収納孔56に収納可能な大きさとされている。
また、軸58のうちストッパー57が形成されていない方の端部付近にはキャスター支持板61が取り付けられており、キャスター支持板61の両端下部には自在キャスター62が取り付けられている。また、キャスター支持板61の長さ寸法は、キャスター支持板61を音響反射板4と水平にした状態で開口部55に収納可能な大きさとされている。更に、キャスター支持板61の幅寸法は凹状切欠きに嵌合可能な大きさとされている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態に係る音響反射ユニット1は、音響反射ユニット1の設置場所又は収納場所においては、図28に示すようにキャスターユニット54及び自在キャスター62を開口部55及びストッパー収納孔56に収納することができる。
また、音響反射ユニット1の運搬時においては、音響反射板4を持ち上げることによって、軸58が摺動回転軸受け59の内部で下方に摺動され、ストッパー57が摺動回転軸受け59の上面に支持されるまで移動することにより、キャスター支持板61が開口部55の外部に引き出される。そして、図29に示すように、キャスター支持板61が引き出された状態で90°回転させて、キャスター支持板61を係止板60の凹状切欠きに嵌合させた状態で音響反射板4を下に降ろすことにより、キャスター支持板61は音響反射板4に対して90°回転した状態で固定される。これにより、キャスター支持板61が回転することなく、自在キャスター62を利用して音響反射ユニット1を容易に運搬することが可能となる。
更に、音響反射ユニット1を設置又は格納する際は、再び音響反射板4を持ち上げてキャスター支持板61を係止板60の凹状切欠きから外し、キャスター支持板61を90°回転させた状態で音響反射板4を降ろすことにより、キャスター支持板61及び自在キャスター62を開口部55に収納することができる。
以上のように本実施形態によれば、キャスターユニット54によって音響反射ユニット1を安全かつ容易に運搬することが可能であり、設置場所ではキャスター支持板61及び自在キャスター62を収納することにより安定した状態で設置することができると共に、収納場所においても同様に支持板61及び自在キャスター62を収納することにより、収納スペースをとることなく音響反射ユニット1を収納することが可能となる。
(第7の実施形態)
次に、本発明の第7の実施形態について図30〜図32を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、第1の実施形態と異なる構成部分について説明する。
図30に示すように、本実施形態に係る音響反射ユニット1は、反射部材2,3と異なる音響反射特性を有する着脱式表面材63を備えている。また、音響反射板4の片面又は両面の四隅には係止受部品64が取り付けられており、着脱式表面材63の四隅には係止用部品65が取り付けられている。
本実施形態の係止受部品64及び係止用部品65としては、係止部品として公知のものを使用することが可能であり、例えば、図31に示すように、略立方体で一側面に略球状の凹部66が形成されると共に凹部66の側面に係合用切欠き67が形成され、凹部66と反対側の側面に固定用のビス68が取り付けられた係止受部品64と、基板上に略球状の凸部69が形成され、凸部69と反対側の基板上に固定用のビス68が取り付けられた係止用部品65を使用することができる。また、図32に示すように、マジックテープ(登録商標)を係止受部品64及び係止用部品65として使用することも可能である。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態に係る音響反射ユニット1は、音響反射板4の片面又は両面の四隅に係止受部品64を備えると共に、着脱式表面材63の四隅に係止用部品65を備えることによって、音響反射板4に対して着脱式表面材63が着脱自在となっている。これにより、着脱式表面材63を取り付けるのみで、音響反射ユニット1を交換することなく、反射部材2,3と異なる音響効果を得ることができる。
なお、着脱式表面材63は音響反射板4の片面に取り付けることも可能であり、両面に取り付けることも可能である。また、本実施形態では音響反射板4の全面に着脱式表面材63を取り付ける構造としたが、音響反射板4の一部に着脱式表面材63を取り付ける構造としてもよい。
以上のように本実施形態によれば、音響反射板4の片面又は両面に着脱式表面材63を取り付けるのみで、3種類以上の多様な音響反射特性を有する音響反射ユニット1とすることができる。これにより、室内音場の様々な調整を容易に行うことが可能となる。
以上詳細に説明したように本発明の音響反射ユニットによれば、視聴覚室や一般家庭における映画再生・音楽再生・楽器演奏・会話などの様々な音源に対して適切な音響条件とすることができる音響反射板を提供することができる。
第1の実施形態に係る音響反射ユニットを180°開いた状態を示す上面図である。 第1の実施形態に係る音響反射板の部分斜視図である。 第1の実施形態に係る音響反射板の他の構成を示す部分斜視図である。 第1の実施形態に係る音響反射ユニットを閉じた状態を示す上面図である。 第1の実施形態に係る音響反射ユニットを270°開いた状態を示す上面図である。 第1の実施形態に係る音響反射ユニットを90°開いた状態を示す上面図である。 第1の実施形態に係る音響反射ユニットの設置例を示す斜視図である。 第1の実施形態に係る音響反射ユニットの他の設置例を示す斜視図である。 第1の実施形態に係る他の音響反射ユニットの設置例を示す斜視図である。 第1の実施形態に係る他の音響反射ユニットの他の設置例を示す斜視図である。 第2の実施形態に係る音響反射ユニットの構成を示す斜視図である。 第2の実施形態に係る固定ユニットの構成を示す側面図である。 第2の実施形態に係る固定ユニットの構成を示す正面図である。 第2の実施形態に係る音響反射ユニットの他の構成を示す斜視図である。 第2の実施形態に係る音響反射ユニットの他の構成を示す斜視図である。 第2の実施形態に係る固定ユニットの他の構成を示す側面図である。 第3の実施形態に係る音響反射ユニットの構成を示す分解斜視図である。 第3の実施形態に係る音響反射ユニットの他の構成を示す正面図である。 第4の実施形態に係る音響反射ユニットの構成を示す斜視図である。 第4の実施形態に係る音響反射板の構成を示す側面断面図である。 第4の実施形態に係る音響反射ユニットが備えるスピーカ装置の構造を示す正面図である。 第4の実施形態に係る音響反射ユニットの他の構成を示す斜視図である。 第5の実施形態に係る音響反射ユニットの構成を示す斜視図である。 第5の実施形態に係る音響反射板の構成を示す側面断面図である。 第5の実施形態に係る音響反射ユニットを裏返した状態を示す斜視図である。 第6の実施形態に係る音響反射ユニットの構成を示す斜視図である。 第6の実施形態に係る音響反射板が備えるキャスターのストッパーの構成を示す正面断面図である。 第6の実施形態に係る音響反射板が備えるキャスターの格納時のストッパーを示す側面断面図である。 第6の実施形態に係る音響反射板が備えるキャスターの使用時のストッパーを示す側面断面図である。 第7の実施形態に係る音響反射ユニットの構成を示す斜視図である。 第7の実施形態に係る音響反射ユニットが備える係止部品の構成を示す側面図である。 第7の実施形態に係る音響反射ユニットが備える他の係止部品の構成を示す側面図である。
符号の説明
1 音響反射ユニット
2,3 反射部材
4 音響反射板
8 切り欠き部
9 固定ユニット
10 カバー
11 天井圧接棒
12 保持金具
13 圧接棒挿通孔
14 ねじ挿通孔
16 ストッパー
17 圧接棒挿通孔
18 係止片
19 ばね部材
20 枠
21 補強桟
22,23 補強桟
24 吸音材
25 開口部
26 フレーム
27 スピーカ装置
28 回転軸
29 筐体
33 スピーカユニット
35 バッフル
36 カバー
37,38 照明装置
39 電球
41 カバー
43 スイッチ
44 開口部
45 電球
47 カバー
49 スイッチ
54 キャスターユニット
55 開口部
56 ストッパー収納孔
57 ストッパー
58 軸
60 係止板
61 キャスター支持板
62 自在キャスター
63 着脱式表面材
64 係止受部品
65 係止用部品

Claims (10)

  1. 音響反射特性の異なる第1の反射部材及び第2の反射部材を両面に設けた音響反射板を備えることを特徴とする音響反射ユニット。
  2. 前記第1の反射部材は可撓性面材から成ると共に前記第2の反射部材は板状部材から成り、1つの前記第1の反射部材に複数の前記第2の反射部材が接着されることによって、複数の前記音響反射板が連結されていることを特徴とする請求項1に記載の音響反射ユニット。
  3. 前記第1の反射部材は繊維質面材又は多孔質面材から成り、前記第2の反射部材は木材から成ることを特徴とする請求項2に記載の音響反射ユニット。
  4. 連結された前記音響反射板が互いの角部が干渉することなく270°まで展開できるように前記角部が面取り加工されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の音響反射ユニット。
  5. 前記可撓性面材の端部に補強部材が前記可撓性面材から前記板状部材まで貫通する固定手段によって固定されていることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の音響反射ユニット。
  6. 前記音響反射板に取り付けられ、先端を天井に圧接させることにより前記音響反射板を支持する天井圧接棒を備えた固定ユニットが設けられたことを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれか一項に記載の音響反射ユニット。
  7. 前記音響反射板の上端部付近に矩形の切り欠き部が形成されており、前記固定ユニットは前記切り欠き部に収納可能に取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載の音響反射ユニット。
  8. 前記固定ユニットは前記音響反射板の側面に取り付けられ、複数の前記固定ユニットに形成された挿通孔に1つの前記天井圧接棒が挿通されることにより、前記複数の前記音響反射板が連結されていることを特徴とする請求項6に記載の音響反射ユニット。
  9. 前記音響反射板は複数の補強桟が等間隔とならないように架設された枠を備え、前記枠の両面に前記第1の反射部材及び第2の反射部材が貼り合わされたことを特徴とする請求項1に記載の音響反射ユニット。
  10. 前記音響反射板の前記枠及び前記補強桟によって分割された空間に繊維質又は多孔質の吸音材が挿入されていることを特徴とする請求項9に記載の音響反射ユニット。
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