JP7266769B2 - 音声出力ユニット、サウンドマスキング設備、 - Google Patents

音声出力ユニット、サウンドマスキング設備、 Download PDF

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Description

本発明は、オフィスやその他の空間の音環境を改善し、または所望の音場を作出するための音声出力ユニットに関する。
オフィス等のフロアを複数の室または区域に区画することはしばしば行われている。そのような場合において、隣接する室または区域間で物音や話し声が漏れ伝わると、それがうるさく感じられたり、プライバシーまたは情報セキュリティの防護に差し障ったりする。この問題を緩和ないし解消するために、マスキング効果を応用したサウンドマスキング設備が考案されている。
下記特許文献1には、フロアの天井または天井裏に設置したスピーカからピンクノイズやホワイトノイズ等のマスキング音を放音し、隣室の物音や話し声をマスキングするシステムが開示されている。だが、重量のあるスピーカを天井に直接固定しなければならず、施工に手間がかかる。
しかも、近時では、インターネット等の電気通信回線を介して複数の遠隔地を結び、双方向に音声及び画像を送受信してテレビ会議(ビデオ会議)を行うことが増えてきている。テレビ会議に使用する集音マイクは、天板付家具即ちデーブルまたはデスク等の天板上に載置することが通常である。フロアの天井からマスキング音を放射するシステムでは、そのマスキング音がマイクに入力されてテレビ会議の相手方に届いてしまい、本来相手方によく聞こえて欲しい此方の音声が聞き取りにくくなる不都合が生じる。
上述の問題を解消し得るものが、下記特許文献2に開示されているデスク型サウンドマスキング設備である。これは、デスクの天板下に懸吊支持される幕板にスピーカを設置したものであり、スピーカから放音されるマスキング音はデスクの下肢空間を伝搬してユーザの耳に届けられる一方、天板に遮られることから天板上に載置された集音マイクには直接入力はされない。
このデスク型サウンドマスキング設備は優れて有用であるが、マスキング音が直立する幕板の面の向く水平軸方向に向かい、マスキング音の指向性がやや強い。加えて、マスキング音が直接音としてユーザの耳に聞こえ、ユーザがその音の発生源であるスピーカの存在に気づくことがある。
特開2008-233672号公報 特許第6045268号公報
本発明は、ユーザが所在する空間内にある什器または自立した構造物に対して任意に着脱でき、自然な音場を作出することが可能な音声出力ユニットを提供しようとするものである。
本発明では、什器または自立した構造物に対して着脱可能な音声出力ユニットであって、前記什器または構造物に固定されるブラケットと、前記ブラケットに係合して当該ブラケットに保持される蓋体と、音声を放音するスピーカを内包し、その一方側を前記蓋体に組み付けることができ、反転させてその他方側を蓋体に組み付けることもできるユニット本体と、前記ユニット本体の前記蓋体に組み付けられない側に組み付けられる底体とを具備する音声出力ユニットを構成した。
加えて、前記ユニット本体における一方側を向いた前記スピーカと正対するように配置され、スピーカからが放音される音声を反射させて当該スピーカの指向する方向とは異なる方向に音声を伝播させる反射体を具備し、前記ユニット本体とともに前記反射体が反転するものとすれば、反射体を介してユーザが所在する空間にマスキング音を拡散させより自然な音場を作出することができる。
前記反射体は、前記ユニット本体の一方側を前記蓋体に組み付けたときには前記蓋体に支持させ、ユニット本体の他方側を蓋体に組み付けたときには前記底体に支持させることが考えられる。
より具体的には、前記蓋体と前記底体とのうち一方にボルトを挿入する軸孔が設けられ、他方に同ボルトと螺合するナット孔が設けられており、前記蓋体と前記底体とで前記ユニット本体を挟持した状態で、前記軸孔に挿入したボルトを前記ナット孔に螺合させることにより、蓋体、ユニット本体及び底体が結合されるものとする。
前記蓋体に設けられる前記軸孔または前記ナット孔が前記什器または構造物により被覆されるようにすれば、美観、格調が損なわれない。
加えて、前記底体に設けられる前記ナット孔または前記軸孔を隠蔽する化粧カバーが底体に装着されるものであれば、美観、格調を一層高めることができる。
しかして、前記ブラケットと前記蓋体とのうち一方を他方の内側に収めた状態で、他方を一方に対し相対的に水平または略水平にスライドさせることを通じて、ブラケットに設けられた係合部に蓋体に設けられた被係合部が係合し両者が上下に重なり合って密接する係合位置と、係合部から被係合部が離脱して両者が上下に重なり合わない離脱位置とを選択的にとり得るものであり、前記他方が前記一方に対しスライドして前記離脱位置から前記係合位置へと至ったとき、一方に設けられた当たり面と他方に設けられた被当たり面とが衝突し、他方が一方に対しそのスライド方向に沿ってそれ以上奥方に変位することができなくなり、前記係合位置において、前記他方に形成された雌ねじ孔に止めねじが、前記一方の当たり面が向く側とは反対側から、他方が一方に対しスライドする方向と対向または略対向する方向に沿ってねじ入れられ、その止めねじの端部が前記一方に当接することで、前記他方が一方に対し前記係合位置から前記離脱位置へと向かう方向にスライドすることが制止されるものとすれば、什器または構造物に取り付けた音声出力ユニットのがたつきを効果的に抑制できる。
本発明によれば、ユーザが所在する空間内にある什器または自立した構造物に対して任意に着脱でき、自然な音場を作出することが可能な音声出力ユニットを具現することができる。
本発明の一実施形態の音声出力ユニットを用いたサウンドマスキング設備を示す側面図。 同実施形態の音声出力ユニットの側断面図。 同実施形態の音声出力ユニットを用いたサウンドマスキング設備を示す側面図。 同実施形態の音声出力ユニットの側断面図。 同実施形態の音声出力ユニットの分解斜視図。 同実施形態の音声出力ユニットの平面図。 同実施形態の音声出力ユニットのA-A線側断面図。 同実施形態の音声出力ユニットの要部を拡大して示すB-B線側断面図。 同実施形態の音声出力ユニットの要部を拡大して示すB-B線側断面図。 同実施形態の音声出力ユニットの要部を拡大して示すC-C線側断面図。
本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。図1ないし図4に、本実施形態の音声出力ユニット2を用いてなるサウンドマスキング設備を示す。本実施形態のサウンドマスキング設備は、什器でありかつ自立した構造体である天板付家具1の天板11の直下の下肢空間に、サウンドマスキング用の音声Sを出力する音声出力ユニット2を設置することで構成される。
天板付家具1は、既知の会議用テーブルやデスク等と同様、床面0に接地する脚12が天板11を床面0から浮上した位置に支持しているものである。天板付家具1が会議用テーブルである場合、床面0から天板11の下面111までの高さは、通常、650mmないし700mm程度である。また、天板11の奥行寸法は、880mmないし1600mm程度である。
本実施形態における音声出力ユニット2は、サウンドマスキング用の音声Sを放音するスピーカ21と、スピーカ21から放音される音声Sを反射させる反射体22とを備える。スピーカ21は、例えば、振動体であるボイスコイルの振動を振動板に伝達し空気を震えさせる既知のダイナミックスピーカである。スピーカ21が出力する音声Sは、典型的には、他人の会話や、作業に伴って発生する物音、各種機器の作動音等をマスキングする効果のある音である。好適なマスキング音Sとして、可聴域にてパワーが周波数に反比例する傾向を有したピンクノイズ、パワーが周波数の二乗に反比例する傾向を有したブラウンノイズ、パワーが周波数によらず略均一なホワイトノイズ等を挙げることができる。尤も、マスキング音Sとして、鳥の囀りのような自然音若しくは環境音、またはバックグラウンドミュージック等を出力してもよい。マスキング音Sとなるノイズに、自然音、環境音またはバックグラウンドミュージックを重畳しても構わない。
反射体22は、その側面221が錐体状または切頭錐体状(若しくは、錐台状)をなす、薄肉のまたは稠密な部材である。特に、本実施形態では、反射体22の形状を円錐状または切頭円錐状としているが、角錐状または切頭角錐状としてもよい。反射体22は、硬質樹脂成形品として作製することができる。反射体22は、先細りの先端側をスピーカ21の振動板に向けて配置する。この錐体状または切頭錐体状をなす反射体22の軸の向きは、図2に一点鎖線で表しているスピーカ21の主軸(正面軸または中心軸)Aと平行または略平行にし、さらには両者の軸Aを可能な限り一致させることが好ましい。
図1及び図2に示すように、音声出力ユニット2は、スピーカ21から鉛直下方に向けてマスキング音Sを放音し、鉛直軸に沿ってこれと相対する反射体22の外側面221にマスキング音Sを当てて、鉛直軸及び水平軸に対して傾斜した斜め上方に向けて反射させる態様で使用することができる。この場合、スピーカ21の振動板を下方に向け、その直下に反射体22を配置した姿勢が維持されるように、音声出力ユニット2を天板付家具1の天板11の下面111に取り付ける。反射体22の基端部即ち下端部の外径は約50mmに設定し、反射体22の高さは約10mmないし約20mmの間に設定し、天板11の下面111から反射体22の下端部までの距離は約40mmないし約50mmの間に設定する。また、反射体22の外側面である錐面221と水平軸とがなす鋭角の角度θは、約28°ないし約40°の間に設定する。無論、これらの寸法値はあくまでも一例であり、これ以外の値をとることを妨げるものではない。
スピーカ21の指向性の主軸Aの方向は、スピーカ21から最も強い音波Sの成分(音圧または音量)が放射される方向を意味する。従って、図1及び図2に二点鎖線の矢印の仮想線Sで模式的に表しているように、スピーカ21から放音されたマスキング音Sは、主として主軸Aと平行な方向である鉛直下方に進行し、まず反射体22の外側面221に当たる。そして、その外側面221が反射面となり、マスキング音Sは天板11の下面111に向かって斜め上方に反射される。さらに、マスキング音Sは天板11の下面111に当たって斜め下方に反射され、今度は床面0に当たる。このように天板11の下面111及び床面0に当たって反射したマスキング音Sが、天板11の外周縁よりも外方に至り、ユーザの耳元へと届く。
加えて、反射体22は錐体状または切頭錐体状をなしており、しかもその軸がスピーカ21の主軸Aと略合致している。故に、スピーカ21から反射体22に向かって放音されたマスキング音Sは、反射体22の外側面221に当たって反射するときに、反射体22の軸と直交する前後左右の四方、反射体22の軸を中心とした周囲360°に、平面視において放射状に拡散することとなる。結果、ユーザが所在する空間の広範囲に万遍なくマスキング音Sを送り届けることができる。
あるいは、図3及び図4に示すように、音声出力ユニット2のスピーカ21及び反射体22の上下関係を、図1及び図2に示す態様とは真逆に反転してもよい。図3及び図4に示す態様では、スピーカ21から鉛直上方に向けてマスキング音Sを放音し、鉛直軸に沿ってこれと相対する反射体22の外側面221にマスキング音Sを当てて、鉛直軸及び水平軸に対して傾斜した斜め下方に向けて反射させる。この場合には、スピーカ21の振動板を上方に向け、その直上に反射体22を配置した姿勢が維持されるように、音声出力ユニット2を天板付家具1の天板11の下面111に取り付ける。
図3及び図4に二点鎖線の矢印の仮想線Sで模式的に表しているように、スピーカ21から放音されたマスキング音Sは、主としてスピーカ21の指向性の主軸Aと平行な方向である鉛直上方に進行し、まず反射体22の外側面221に当たる。そして、その外側面221が反射面となり、マスキング音Sは床面0に向かって斜め下方に反射される。さらに、マスキング音Sは床面0に当たって斜め上方に反射される。このマスキング音Sの少なくとも一部は、再度天板11の下面111に当たることなく、天板11の外周縁よりも外方に至り、ユーザの耳元へと届く。
反射体22は錐体状または切頭錐体状をなし、しかもその軸がスピーカ21の主軸Aと略合致している。故に、スピーカ21から反射体22に向かって放音されたマスキング音Sは、反射体22の外側面221に当たって反射するときに、反射体22の軸と直交する前後左右の四方、反射体22の軸を中心とした周囲360°に、平面視において放射状に拡散することとなる。結果、ユーザが所在する空間の広範囲に万遍なくマスキング音Sを送り届けることができる。
音声出力ユニット2のスピーカ21には、当該スピーカ21を介して出力する音声Sを再生するための図示しない音響再生装置、例えばオーディオ機器やパーソナルコンピュータ等を接続する。
音声出力ユニット2は、一基の天板付家具1に対して一個設置してもよいし、複数個設置してもよい。天板付家具1が幅寸法の長尺な大形の天板11を有する会議用テーブルである場合、音声出力ユニット2を当該天板1の幅方向に沿って複数個設置することも好ましい。
以降、本実施形態の音声出力ユニット2の取付構造に関して補記する。図5ないし図10に示すように、本音声出力ユニット2は、天板付家具1の天板1の下面に固定するブラケット24と、ブラケット24に係合して当該ブラケット24により保持される蓋体23と、スピーカ21を内包しており蓋体23に組み付けることのできるユニット本体20と、ユニット本体20に組み付けることのできる底体26とを具備する。
音声出力ユニット2のユニット本体20は、ケーシング25内にスピーカ21の主軸Aを鉛直方向に向けて収容したものである。ケーシング25は、上下寸法が比較的大きい第一ケーシング要素251と、上下寸法が比較的小さい第二ケーシング要素252とを有する。これらケーシング要素251、252は何れも、硬質樹脂成形品として作製することができる。第一ケーシング要素251と第二ケーシング要素252とは、鉛直方向に沿って互いに隣接する。第一ケーシング要素251、第二ケーシング要素252はともに、その外周壁2510、2520が平断面視略正方形状をなし、内部が中空であり、鉛直上方及び下方に開放している。スピーカ21及びアンプその他の電気回路等は、第一ケーシング要素251に支持させており、第一ケーシング要素251の内部に収まっている。具体的には、スピーカ21のフレームを、第一ケーシング要素251における、第二ケーシング要素252の内部に面した隔壁2511に固定している。第二ケーシング要素252における、第一ケーシング要素251に臨む側の開口縁2521は、内側方に向かって屈曲している。第一ケーシング要素251の隔壁2511から第二ケーシング要素252の側に向けて突出した突起2512は、その第二ケーシング要素252の開口縁2521の内周に係合し、第一ケーシング要素251及びスピーカ21等を第二ケーシング要素252に対して位置決めする。
第一ケーシング要素251の隔壁2511には、スピーカ21の振動板が発生させる音波Sを通過させる窓2513を開設している。窓2513の平面視形状は、スピーカ21の振動板の平面視形状に相似する。反射体22は、第二ケーシング要素252の内部に収まり、スピーカ21と正対している。スピーカ21が出力する音声Sは、第二ケーシング要素252の内部に伝播し、反射体22に当たって反射した後、第二ケーシング要素252の外周壁2520を透過して、または第一ケーシング要素251と第二ケーシング要素252との継目その他の隙間を通じて、ケーシング25の外部に放出される。その音声Sは、回折を伴って広範な領域に拡散し、広い音場を形成する。第二ケーシング要素252の外周壁2520の厚みは、第一ケーシング要素251の外周壁2510の厚みと比較して顕著に薄い。なお、第二ケーシング要素252の外周壁2520に、音声Sを通過させることのできる貫通した孔2522またはスリット等を穿ってもよい。
第一ケーシング要素251の外周壁2510は、第二ケーシング要素252の側に向かうにつれて、僅かにではあるが外寸が狭まってゆくような切頭錐体(四角錐)状をなす。同様に、第二ケーシング要素252の外周壁2520もまた、第一ケーシング要素251側に向かって外寸が狭まるような切頭錐体状をなしている。この形状は、反射体22に当たって反射した後第二ケーシング要素252の外周壁2520を透過した音声Sが、第一ケーシング要素251の外周壁2510に干渉されて減衰することを抑制ないし回避することを企図したものである。
蓋体23及び底体26は、ケーシング25とともに音声出力ユニット2の筐体を形作る。蓋体23及び底体26はそれぞれ、第一ケーシング要素251及び第二ケーシング要素252を一体化したケーシング25の上端側及び下端側の開口を閉塞する。蓋体23及び底体26は何れも、硬質樹脂成形品として作製することができる。蓋体23及び底体26の四方の隅角部位には、鉛直方向に沿ってケーシング25の内部に向かって伸長した筒状体231、261を成形している。蓋体23に設けた筒状体231の内の軸孔232は、蓋体23を貫通して当該蓋体23の頂面に開口する。蓋体23の頂面における軸孔232に連接する箇所には、座繰り穴233を形成してある。底体26に設けた筒状体261の内は、雌ねじ溝を形成したナット孔262となっている。
他方、ユニット本体20のケーシング25の一部をなす第一ケーシング要素251の隔壁2511の四方の隅角部位にも、鉛直方向に沿って第二ケーシング要素252から離反する方向に伸長した筒状体2514を成形している。隔壁2511に設けた筒状体2514の内の軸孔は2515は、隔壁2511を貫通して当該隔壁2511の頂面に開口している。
図7に示すように、蓋体23の筒状体231、第一ケーシング要素251の筒状体2514及び底体26の筒状体261は、鉛直方向に沿って同軸上に並び連なる。蓋体23及び底体26をユニット本体20に組み付けるにあたっては、蓋体23の側からボルト27の軸部を筒状体231、2514の内の軸孔232、2515に挿入し、そのボルト27に形成した雄ねじ溝を底体26の筒状体251の内のナット孔262の雌ねじ溝に螺合させて緊締する。ボルト27の頭部は、蓋体23の頂面の座繰り穴233に収まる。これにより、蓋体23及び底体26がユニット本体20の第一ケーシング要素251及び第二ケーシング要素252を上下から挟み付け、蓋体23、ユニット本体20及び底体26を一体的に結合することができる。
既に述べた通り、本実施形態の音声出力ユニット2は、図1及び図2に示したようにスピーカ21を鉛直下方に向けてその直下に反射体22を配置した態様で使用することができ、図3及び図4に示したようにスピーカ21を鉛直上方に向けてその直上に反射体22を配置した態様で使用することもできる。前者の場合と後者の場合とでは、スピーカ21を内包するユニット本体20及び反射体22の上下が真逆になるが、蓋体23及び底体26の上下関係は変化しない。前者の場合には、ユニット本体20におけるスピーカ21が指向する側とは反対側、即ち上方にある第一ケーシング要素251の側に蓋体23を組み付けるとともに、ユニット本体20におけるスピーカ21が指向する側、即ち下方にある第二ケーシング要素252の側に底体26を組み付ける。このとき、開放している第二ケーシング要素252の外周壁2520の端縁部を、底体26の上向面に形成した凹溝263に差し入れる。また、反射体22を、底体26の上向面に載置して支持させる。底体26には、その上向面側に開口する係合孔264及び切欠265を形成しており、反射体22から突出した係合爪222及び係止片223をそれぞれ係合孔264及び切欠265に挿入して係合せしめ、反射体22を底体26に対して脱離しないように保定する。
後者の場合には、ユニット本体20における上方にある第二ケーシング要素252側に蓋体23を組み付け、下方にある第一ケーシング要素251側に底体26を組み付ける。このときには、第二ケーシング要素252の外周壁2520の端縁部を、蓋体23の上向面に形成した凹溝234に差し入れる。また、反射体22を、蓋体23の下向面に係留して支持させる。蓋体23には、その下向面側に開口する係合孔235及び切欠236を形成しており、反射体22から突出した係合爪222及び係止片223をそれぞれ係合孔235及び切欠236に挿入して係合せしめ、反射体22を蓋体23に対して脱落しないように保定する。
底体26は、音声出力ユニット2の筐体の底部に位置する。この底体26に形成しているナット孔262や係合孔264、また底体26を型で成形する際に不可避的に生ずる孔等を隠蔽するべく、底体26の下向面に化粧カバー28を装着する。化粧カバー28は、例えば硬質樹脂成形品として作製することができる。底体26には、その下向面側に開口する係合孔266及び切欠267を形成しており、化粧カバー28から突出した係合爪281及び係止片282をそれぞれ係合孔266及び切欠267に挿入して係合せしめることにより、化粧カバー28を底体26に対して脱落しないように保定する。化粧カバー28が、底体26の係合孔266及び切欠267を隠蔽することは言うまでもない。
蓋体23は、音声出力ユニット2の筐体の頂部に位置する。その蓋体23を天板付家具1の天板11の下面111に固定したブラケット24に係合せしめることにより、本音声出力ユニット2の筐体をブラケット24に吊持させ、ひいては天板付家具1の天板11に支持させる。
ブラケット24は、外寸が蓋体23よりも小さく、蓋体23の外周部において上方に突出する縁枠237に包囲された内側に収まる平板な部材である。ブラケット24もまた、例えば硬質樹脂成形品として作製することができる。ブラケット24は、ねじ(特に、皿ねじ)やリベットその他の止着具を用いて天板11の下面111に固着する。尤も、ブラケット24を接着剤を使用して天板11の下面に接着しても構わない。
音声出力ユニット2を天板付家具1に取り付ける際には、蓋体23をブラケット24に対し下方より臨ませ、筐体を持ち上げて蓋体23の縁枠237の内側にブラケット24を収めるようにして、図6及び図8及びに示す離脱位置に位置付ける。ブラケット24の外周面の一部をなす前後方向を向いた被摺動面241は、蓋体23の縁枠237の内周面の一部をなす前後方向を向いた摺動面2371に当接する。ブラケット24には係合部242を設けており、蓋体23には当該係合部242に係合する被係合部238を設けている。音声出力ユニット2の筐体がブラケット24に対して離脱位置にあるときには、非係合部238が係合部242から偏倚しており、被係合部238と係合部242とは上下に重なり合わず、互いに衝突しない。
しかる後、音声出力ユニット2の筐体を、ブラケット24及び天板11に対し相対的に、左右方向に沿って(図6、図8ないし図10における左方から右方に)水平または略水平にスライドさせ、以て図9及び図10に示す係合位置に変位させる。さすれば、蓋体23に設けている被係合部238とブラケット24に設けている係合部242とが上下に重なり合い、被係合部238が係合部242に係合して下方から支持される、つまりは音声出力ユニット2の筐体が天板11に固着したブラケット24に支持される。図8及び図9に示しているように、係合部242は、その先端側、換言すれば音声出力ユニット2の筐体をブラケット24に対し相対的にスライドさせる方向とは反対側に向かって、上下の厚みが薄くなるようなくさび状に成形してある。従って、音声出力ユニット2の筐体を離脱位置から係合位置へとスライドさせる過程で、蓋体23に設けた被係合部238がブラケット24に設けた係合部242に乗り上げて密接する。ブラケット24の被摺動面241及び蓋体23の縁枠237の摺動面2371は、互いに摺動して音声出力ユニット2の筐体のブラケット24に対するスライド移動を案内する。
音声出力ユニット2の筐体を係合位置に位置付けたとき、ブラケット24の外周面の一部をなす左右方向を向いた当たり面243と、縁枠237の内周面の一部をなす左右方向を向いた被当たり面239に衝突、当接する。そして、音声出力ユニット2の筐体が、ブラケット24及び天板11に対し、それ以上奥方に変位することができなくなる。
その上で、係合位置にある音声ユニット2の筐体を移動不能に固定するべく、図10に示すように、止めねじとして機能するいもねじ29を、蓋体23に形成している雌ねじ孔230にねじ込み、その端部をブラケット24の外周面における左右方向を向く面に突き当てる。いもねじ29は、例えば六角穴付き止めねじであり、六角棒スパナ(レンチ)を使用してその締緩作業を行うものである。無論、止めねじ29として、十字穴付きいもねじやすりわり付きいもねじ等採用しても構わない。雌ねじ孔230は、ブラケット24の当たり面243及び蓋体23の被当たり面239が当接する側とは反対側に位置する。いもねじ29は、音声出力ユニット2の筐体が離脱位置から係合位置へと変位する方向と対向または略対向する方向に沿って(図10における右方から左方に)ねじ入れる。雌ねじ孔230に螺合しブラケット24に突き当たるいもねじ29は、雌ねじ孔230から外側方に突出せず、蓋体23により隠蔽されて目立たない。
なお、音声出力ユニット2を天板付家具1の天板11の下面11に取り付けたとき、ボルト27の頭部は蓋体23の座繰り穴233に収まっており、かつその座繰り穴233に天板11が覆い被さるため、ボルト27が表出することはない。
音声出力ユニット2の筐体を天板付家具1の天板11から取り外すためには、いもねじ29を雌ねじ孔230から脱離させ、筐体を係合位置から離脱位置へとスライドさせればよい。筐体を天板付家具1の天板11から取り外し、さらにボルト27を脱離させて筐体を蓋体23、ユニット本体20及び底体26に分解すれば、スピーカ21及び反射体22の天地を逆さにする操作が可能となる。スピーカ21及び反射体22の天地は、音場の効果がより大きくなる向きに設定する。
本実施形態では、床面0に接地する脚12により天板11が床面0から浮上した位置に支持される天板付家具1と、この天板付家具1の天板11の直下に設置されサウンドマスキング用の音声Sを出力する音声出力ユニット2とを具備するサウンドマスキング設備であって、前記音声出力ユニット2が、サウンドマスキング用の音声Sを放音するスピーカ21と、スピーカ21から放音される音声Sを鉛直軸及び水平軸に対して傾斜した方向に反射させて天板11の下面111または床面0に当てる反射体22とを備えているサウンドマスキング設備を構成した。
本実施形態によれば、天板付家具1の天板11上に載置されるテレビ会議用の集音マイクにマスキング音Sが直接入力されることを回避しつつ、ユーザが所在する空間にマスキング音Sを拡散させてより自然な音場を作出することができる。ユーザの耳に聞こえるマスキング音Sは、反射体22の側面221、天板11の下面111及び床面0で反射した間接音であり、反射を経ずにユーザの耳に直に届く直接音ではないため、マスキング音Sの発生源であるスピーカ21の存在が明らかになりにくい。
前記スピーカ21が、下方に向けてサウンドマスキング用の音声Sを放音し、前記反射体22が、鉛直軸及び水平軸に対して傾斜した側面221を有する錐体状または切頭錐体状をなし、その側面221を反射面としてスピーカ21から放音される音声Sを反射させるものとしており、音声出力ユニット2を小形化しながらも、前後左右の広い範囲にマスキング音Sを供給することが可能となっている。
図1に示しているように、前記スピーカ21から前記反射体22に向けて放音され、反射体22の側面221に当たって反射する音声Sの向かう先を示す仮想線が、天板11の下面111と交わるならば、反射体22の側面221及び天板11の下面111で反射したマスキング音Sをユーザの耳に届けることができる。
さらに、天板11の下面111に当たって反射する音声Sの向かう先を示す仮想線と床面0とが交わる。これにより、マスキング音声Sを床面0で反射させより一層効果的にユーザの耳に届けることができる。なお、天板11の寸法が大きい場合、仮想線Sと床面0とが交わる位置が天板11の直下にあることがある。
図3に示しているように、前記スピーカ21から前記反射体22に向けて放音され、反射体22の側面221に当たって反射する音声Sの向かう先を示す仮想線が、床面0と交わるならば、反射体22の側面221及び床面0で反射したマスキング音Sをユーザの耳に届けることができる。
さらに、床面0に当たって反射する音声Sの向かう先を示す仮想線は、天板11の下面111と交わらずに天板11の外周縁よりも外方に至る。これにより、床面0で反射したマスキング音声Sをより一層効果的にユーザの耳に届けることができる。
本実施形態における音声出力ユニット2は、サウンドマスキング用の音声Sを放音するスピーカ21と、スピーカ21から放音される音声Sを鉛直軸及び水平軸に対して傾斜した方向に反射させて天板付家具1の天板11の下面111または床面0に当てる反射体22と、スピーカ21及び反射体22を支持するとともに天板付家具1における天板11の下面111または天板11の直下の所定箇所に取り付けられる筐体とを備え、これらスピーカ21、反射体22及び筐体を一体化してなるものである。この音声出力ユニット2は、既製の天板付家具1その他の什器、または自立した構造体に後付けしてサウンドマスキング機能を付与するべく用いることが可能である。
本音声出力ユニット2は、什器1または構造物に固定されるブラケット24と、前記ブラケット24に係合して当該ブラケット24に保持される蓋体23と、音声Sを放音するスピーカ21を内包し、その一方側を前記蓋体23に組み付けることができ、反転させてその他方側を蓋体23に組み付けることもできるユニット本体20と、前記ユニット本体20の前記蓋体23に組み付けられない側に組み付けられる底体26とを具備する。
加えて、本音声出力ユニット2は、前記ユニット本体20における一方側を向いた前記スピーカ21と正対するように配置され、スピーカ21からが放音される音声Sを反射させて当該スピーカ21の指向する方向Aとは異なる方向に音声Sを伝播させる反射体22を具備し、前記ユニット本体20とともに前記反射体22が反転する。この音声出力ユニット2は、什器1または構造物に対して脱着でき、ユーザの任意に応じて、スピーカ21が音声Sを放音する方向、そして反射体22が音声Sを反射させて拡散する方向を容易に変更することが可能である。反射体22は、前記ユニット本体20の一方側を前記蓋体23に組み付けたときに前記蓋体23に支持させることができ、ユニット本体20の他方側を蓋体23に組み付けたときには前記底体26に支持させることができる。
本音声出力ユニット2は、前記蓋体23と前記底体26とのうちの一方である蓋体23にボルト27を挿入する軸孔232が設けられ、他方である底体26に同ボルト27と螺合するナット孔262が設けられており、前記蓋体23と前記底体26とで前記ユニット本体20を挟持した状態で、前記軸孔232に挿入したボルト27を前記ナット孔262に螺合させることにより、蓋体23、ユニット本体20及び底体26が結合されるものである。
前記蓋体23に設けられる前記軸孔232は、前記什器1または構造物により被覆される。並びに、前記底体26に設けられる前記ナット孔262を隠蔽する化粧カバー28が、底体26に装着される。従って、ボルト27、軸孔232及びナット孔262が表出せず、音声出力ユニット2を取り付けた什器1の美観、格調が損なわれない。
しかして、前記ブラケット24と前記蓋体23とのうちの一方であるブラケット24を他方である蓋体23の内側に収めた状態で、蓋体23をブラケット24に対し相対的に水平または略水平にスライドさせることを通じて、ブラケット24に設けられた係合部242に蓋体23に設けられた被係合部238が係合し両者が上下に重なり合って密接する係合位置と、係合部242から被係合部238が離脱して両者が上下に重なり合わない離脱位置とを選択的にとり得るものであり、前記蓋体23が前記ブラケット24に対しスライドして前記離脱位置から前記係合位置へと至ったとき、ブラケット24に設けられた当たり面243と蓋体23に設けられた被当たり面239とが衝突し、蓋体23がブラケット24に対しそのスライド方向に沿ってそれ以上奥方に変位することができなくなり、前記係合位置において、前記蓋体23に形成された雌ねじ孔230に止めねじ29が、前記ブラケット24の当たり面243が向く側とは反対側から、蓋体23がブラケット24に対しスライドする方向と対向または略対向する方向に沿ってねじ入れられ、その止めねじ29の端部が前記ブラケット24に当接することで、前記蓋体23がブラケット24に対し前記係合位置から前記離脱位置へと向かう方向にスライドすることが制止される構造としている。これにより、音声出力ユニット2の筐体をブラケット24及び什器1に対してがたつきなく固定することが可能となっている。
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。上記実施形態では、蓋体23に軸孔232及び座繰り穴233を設け、底体26にナット孔262を設けて、蓋体23の側から底体26に向けて(上方から下方に)ボルト27を螺入するようにしていた。これに対し、底体26に軸孔及び座繰り穴を設け、蓋体23にナット孔を設けて、底体26の側から蓋体23に向けて(下方から上方に)ボルトを螺入する構造とすることも当然に可能である。この場合、ちょうどボルト27、座繰り穴233及び軸孔232、並びにナット孔262が、図6に示しているものとは上下反転する様相を呈する。そして、この場合にも、軸孔及びボルトの頭部を化粧カバー28により被覆することができ、ナット孔を什器である天板付家具1の天板11により被覆することができる。
上記実施形態では、蓋体23の縁枠237の内側にブラケット24が収まり、蓋体23に形成した雌ねじ孔230に螺入した止めねじ29をブラケット24に突き当てていたが、これらの内外関係を真逆にしてもよい。即ち、ブラケット24の内側に蓋体23が収まり、ブラケット24に形成した雌ねじ孔に螺入した止めねじを蓋体23に突き当てる構造とすることも許される。
音声出力ユニット2を取り付ける対象となる什器または構造物は、天板付家具1に限定されない。例えば、パーティションまたは間仕切壁の上端部等に、音声出力ユニット2を取り付けて運用することも可能である。これにより、パーティションまたは間仕切壁に仕切られた区画内にサウンドマスキング用の音声Sを伝搬させ、好適な相談ブース等を構築することが可能である。パーティションまたは間仕切壁の上面に音声出力ユニット2を取り付ける場合、ブラケット24をその上面に固定した上で音声出力ユニット2の筐体の蓋体23をブラケット24に係合させることとなる。つまるところ、ブラケット24を含む音声出力ユニット2全体の天地が、図1ないし図10に示す態様と真逆となる。
また、上記実施形態では、錐体状または切頭錐体状をなす反射体22の外側面221を反射面として、スピーカ21から放音されるマスキング音Sを反射させていた。これに対し、錐体状または切頭錐体状をなし内部が中空の反射体の内側面(例えば、円錐状または切頭円錐状の内周面、換言すれば擂鉢状の内周面)を反射面として、マスキング音Sを反射させることも可能である。この場合における反射体は、拡開する基端側、つまりは錐体の底にあたる部位が開口している。その上で、当該反射体を、その基端側をスピーカ21の振動板に向けて配置する。反射体の軸の向きは、スピーカ21の主軸Aと平行または略平行にし、さらには両者の軸Aを可能な限り一致させることが好ましい。
反射体は、スピーカ21から放音されるサウンドマスキング用の音声Sを反射する傾斜した側面を有するものであればよく、必ずしも錐体状または切頭錐体状をなしている必要はない。また、反射体が有する反射面は、湾曲面であってもよいし、平坦面であってもよい。
上記実施形態では、音声出力ユニット2が、スピーカ21から放音されるサウンドマスキング用の音声Sを鉛直軸及び水平軸に対して傾斜した方向に反射させる反射体22を備えていた。だが、反射体の反射面の向く方向が、鉛直軸に対して殆どまたは全く傾いていない(即ち、反射面が水平面ないし略水平面である)音声出力ユニットを構成することもできる。
さらに、反射体22は、音声出力ユニット2における必須の構成要素ではない。
その他、各部の具体的構成は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明は、ユーザの所在する空間にサウンドマスキング用の音場を構築するために利用できる。
0…床面
1…什器または構造体(天板付家具)
2…音声出力ユニット
20…ユニット本体
21…スピーカ
22…反射体
221…側面(反射面)
23…蓋体
24…ブラケット
26…底体
S…サウンドマスキング用の音声を示す仮想線

Claims (7)

  1. 什器または自立した構造物に対して着脱可能な音声出力ユニットであって、
    前記什器または構造物に固定されるブラケットと、
    前記ブラケットに係合して当該ブラケットに保持される蓋体と、
    音声を放音するスピーカを内包し、その一方側を前記蓋体に組み付けることができ、反転させてその他方側を蓋体に組み付けることもできるユニット本体と、
    前記ユニット本体の前記蓋体に組み付けられない側に組み付けられる底体と
    前記ユニット本体における一方側を向いた前記スピーカと正対するように配置され、スピーカからが放音される音声を反射させて当該スピーカの指向する方向とは異なる方向に音声を伝播させる反射体とを具備し、
    前記ユニット本体とともに前記反射体が反転する音声出力ユニット。
  2. 前記ユニット本体の一方側を前記蓋体に組み付けたときに前記反射体を前記蓋体に支持させることができ、ユニット本体の他方側を蓋体に組み付けたときに反射体を前記底体に支持させることができる請求項記載の音声出力ユニット。
  3. 什器または自立した構造物に対して着脱可能な音声出力ユニットであって、
    前記什器または構造物に固定されるブラケットと、
    前記ブラケットに係合して当該ブラケットに保持される蓋体と、
    音声を放音するスピーカを内包し、その一方側を前記蓋体に組み付けることができ、反転させてその他方側を蓋体に組み付けることもできるユニット本体と、
    前記ユニット本体の前記蓋体に組み付けられない側に組み付けられる底体とを具備し、
    前記蓋体と前記底体とのうち一方にボルトを挿入する軸孔が設けられ、他方に同ボルトと螺合するナット孔が設けられており、
    前記蓋体と前記底体とで前記ユニット本体を挟持した状態で、前記軸孔に挿入したボルトを前記ナット孔に螺合させることにより、蓋体、ユニット本体及び底体が結合される音声出力ユニット。
  4. 前記蓋体に設けられる前記軸孔または前記ナット孔が前記什器または構造物により被覆される請求項記載の音声出力ユニット。
  5. 前記底体に設けられる前記ナット孔または前記軸孔を隠蔽する化粧カバーが底体に装着される請求項または記載の音声出力ユニット。
  6. 什器または自立した構造物に対して着脱可能な音声出力ユニットであって、
    前記什器または構造物に固定されるブラケットと、
    前記ブラケットに係合して当該ブラケットに保持される蓋体と、
    音声を放音するスピーカを内包し、その一方側を前記蓋体に組み付けることができ、反転させてその他方側を蓋体に組み付けることもできるユニット本体と、
    前記ユニット本体の前記蓋体に組み付けられない側に組み付けられる底体とを具備し、
    前記ブラケットと前記蓋体とのうち一方を他方の内側に収めた状態で、他方を一方に対し相対的に水平または略水平にスライドさせることを通じて、ブラケットに設けられた係合部に蓋体に設けられた被係合部が係合し両者が上下に重なり合って密接する係合位置と、係合部から被係合部が離脱して両者が上下に重なり合わない離脱位置とを選択的にとり得るものであり、
    前記他方が前記一方に対しスライドして前記離脱位置から前記係合位置へと至ったとき、一方に設けられた当たり面と他方に設けられた被当たり面とが衝突し、他方が一方に対しそのスライド方向に沿ってそれ以上奥方に変位することができなくなり、
    前記係合位置において、前記他方に形成された雌ねじ孔に止めねじが、前記一方の当たり面が向く側とは反対側から、他方が一方に対しスライドする方向と対向または略対向する方向に沿ってねじ入れられ、
    その止めねじの端部が前記一方に当接することで、前記他方が一方に対し前記係合位置から前記離脱位置へと向かう方向にスライドすることが制止される音声出力ユニット。
  7. 什器または自立した構造物と、当該什器または構造物に対して着脱可能な請求項1、2、3、4、5または6記載の音声出力ユニットとを包含するサウンドマスキング設備。
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