JPH0764565A - 音響調整パネル - Google Patents

音響調整パネル

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JPH0764565A
JPH0764565A JP6134556A JP13455694A JPH0764565A JP H0764565 A JPH0764565 A JP H0764565A JP 6134556 A JP6134556 A JP 6134556A JP 13455694 A JP13455694 A JP 13455694A JP H0764565 A JPH0764565 A JP H0764565A
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JP
Japan
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sound
plate
sound absorbing
panel
box body
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JP6134556A
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English (en)
Inventor
武彦 ▲吉▼田
Takehiko Yoshida
Mitsumasa Yasuda
光勝 安田
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YASUDA KENSETSU KK
Toyo Denshoku KK
Original Assignee
YASUDA KENSETSU KK
Toyo Denshoku KK
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 音楽室や談話室等の壁面に使用する音響調
整パネルを提供する。 【構 成】 多数の小孔4が開口された有孔板製の箱体
1の内部に繊維集合体からなる吸音材3を充填し、更に
前記箱体1の表面に短繊維を植毛2してなる音響調整パ
ネル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は公開堂や音楽堂や音楽室
のように主として音楽を鑑賞する室や談話室のように会
話を主体とする室の音響効果を高めるために使用する響
調整パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】談話室や音響室には多数の人が同時に会
話したり、異なる音を同時に発する関係で会話や複数の
音が不明瞭になり易く、これを防止するために適度な吸
音が必要であることからその室内には吸音材料が設けら
れている。そして通常の吸音材料としてはガラス繊維等
の繊維集合体が使用されている。
【0003】また、広い空間を有する講堂等の片隅にピ
アノやスピーカー等の発音源を置いてこれから発する音
を室内全体、特に後方にまで伝播ないし拡散させるため
に音に指向性を持たせる必要がある。更に談話室のよう
に一つの室内に多数のテーブルを近接配置して個々に談
話させる場合には、会話がそのテーブル毎に独立したも
のであるのが良い。
【0004】ところで吸音材料としてガラス繊維等を使
用する場合には、これをそのままの形態で使用すること
ができないので、その表面の保護とデザイン的機能を与
える必要がある。この表面保護層としては金属板に多数
の小孔を開口した多孔板や格子構造のもの、更にはスリ
ット構造のものや通気性のあるクロス等が使用されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】吸音材料の表面構造と
して多孔板を設けた音響調整材料は音響的には比較的有
効なものであるが、壁面や仕切壁面に多数の小孔が直接
に開口されていることから、これをそのまま壁面等に使
用するとこの小孔が露出することになり、音響実験室的
な感じを与え、意匠上の問題から談話室や音響室等への
適用は好ましくない。
【0006】また、格子構造のものやスリット構造の板
材を表面材料とする音響調整パネルは、その表面材料の
形状と構造とによって意匠的にかなり優れたものを提供
することが可能である。しかし、この構造の音響調整材
料は表面材料が比較的高価であるために使用場所が限定
されることになる。一方、吸音材料の表面に通気性のあ
るクロスを設けた音響調整材料の場合には他の表面材料
の場合に比較して安価であるが、全体が柔軟であるため
に、これを壁面に設けた場合に耐圧性に欠ける上に耐久
性にも問題がある。そして表面が破損し易く、更に壁面
に凹凸が発生して見栄えが悪く意匠性にも欠ける欠点が
ある。更にまた、表面材料であるクロスが常時室内の空
気に接触している関係で汚れが付き易い欠点があり、こ
の汚れは簡単に除去することができないためにクロスを
しばしば張り替える必要がある。
【0007】通常は音楽室として使用されない講堂等を
利用してピアノなどの楽器を演奏する場合には音響効果
が悪い場合が多く、入場者の席の前部と後部とでは音量
にかなりの差があるが、通常はこのような音響的な問題
を無視して演奏される場合が多い。前記のようにいずれ
のタイプの音響調整材料も一長一短があるが、現在はそ
のままで音響室や談話室の壁面材料として使用せざるを
得ない状況にする。そこで本発明は、壁面や天井面に取
付けることでき、そして比較的安価に提供できる吸音材
料である音響調整パネルを提供することを目的とするも
のである。
【0008】本発明の別の目的は、所定の方向に音を反
射指向させることができる音響調整パネルを提供するも
のである。更に本発明の別の目的は、1つの空間を音響
的に仕切って音響的な障害を防止する音響調整パネルを
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の構成は次の通りである。 1)多数の小孔が開口された有孔板製の箱体の内部に繊
維集合体からなる吸音材を充填し、更に前記箱体の表面
に短繊維を植毛してなる音響調整パネル。 2)多数の小孔が開口された有孔板からなる表面板と背
面板とを間隔をあけて配置し、これらの板の間に繊維集
合体を設け、更に前記表面板と背面板の表面に短繊維を
植毛してなる音響調整パネル。
【0010】3)多数の小孔が開口された有孔板製の箱
体の内部に繊維集合体からなる吸音材を充填し、更に前
記箱体の表面に短繊維を植毛してなる音響調整パネルを
壁面に取付けてなる音響室。 4)多数の小孔が開口された有孔板際の箱体の内部にプ
ラスターボードを設け、更に前記箱体の表面に短繊維を
植毛してなる音響調整パネル。
【0011】5)箱体の下部にキャスターを設けて移動
可能に形成した音響調整パネル。有孔板は、アルミ板や
鉄板等の金属板からなる加工性に富んだ有孔板金属板製
多孔板を使用することができる。 箱体は、後述の実施例に示すように正面とこの正面から
連続した側面の4面からなる所定の長さの背面板がない
箱状のものを基本形として使用するが、長手方向の側面
(端面)が省略された断面がコ字形の樋状の長尺のもの
で、必要に応じて所定の長さに切断して使用する構造の
ものであっても良く、長手方向の端面の有無は本発明に
おいてはそれほ重要な条件ではない。
【0012】別の箱体は、正面板と背面板とを有するも
のや、更に周囲に枠体を設けたものを使用することがで
きる。この箱体は内部に収容する繊維構造物を保護し、
形を付与する役目をすると共に高音域の特性を改善する
ためのものである。有孔板製の箱体の表面に短繊維を接
着剤を介して静電植毛しており、この植毛によりクロス
を表面材料とする音響調整パネルと同様な質感を与える
上に、充分な表面強度を保持し、更に汚れた場合にはこ
れを簡単に清掃することができる特徴を有している。
【0013】箱体は多数の小孔が開口されているために
所定の周波数の音を透過させてこれを内部の吸音材であ
る繊維集合体で吸収すると共に、表面の短繊維の植毛に
よって高音域の吸音特性を保証することができる。更
に、全体としてパネル状であるために施工が極めて容易
である上に、デザイン的にも優れている。
【0014】
【作 用】植毛した箱体によって高音域の吸音特性を改
善すると共に、この箱体を透過した音を内部に設けた繊
維集合体で吸音して最適な音場を形成することができ
る。有孔板製の箱体の表面に短繊維が植毛されているた
めにクロスを表面材料とする音響調整パネルと同様な質
感を与え、更に充分な表面強度を持つために壁材や仕切
壁材として利用することができる。
【0015】
【実 施 例】次に、図面を参照して本発明の実施例を
説明する。図1は本発明の実施例に係る音響調整パネル
の構造を説明するためにその一部を破断した斜視図であ
り、図2はその断面図である。音響調整パネルPは、表
面板を形成し、背面が開口されている有孔板製の箱体1
と、この箱体1の表面に形成された植毛部2と、この箱
体1の内部に収容された吸音材3とから構成されてい
る。
【0016】この箱体1はアルミニウム板やステンレス
板、あるいは薄い鉄板、その他の板状の建材の多孔板を
使用して製作されており、表面板1aとこの表面板1a
を側方に折曲状(金属板の場合には折り曲げる。非金属
板の場合には各面の板材を接着剤などを使用して接合す
ることになる。)に形成された側面板1bと、更にこの
側面板1bを表面板1aの背後に突出するように折曲状
に形成された枠部板1cとで構成され、全体は裏面に開
口部1dを持つ箱形に形成している。
【0017】箱体1を成形する表面板1aには多数の小
孔4が開口されているが、この実施例においては小孔を
多数開口したパンチングメタルを使用している関係で他
の面にも同様な小孔4が一面に開口されている。この小
孔4はパネルPの表面に到達する音を箱体1の内部に透
過させるためのものである。本発明のパネルPは、500
〜8000Hzの比較的中・高音域の音を吸音することを主
体とするものであり、壁面パネルとして簡単に固定でき
る寸法とすると施工し易い。少なくとも表面板として使
用する有孔板に開口する小孔としては1.5 φ〜4φと
し、1.5 φ〜2φの小孔を規則的に開口した多孔板が使
用される。また、開口率として22%〜40%とし、30%前
後が最適である。
【0018】また、壁面パネルとして多数枚のものを平
行して(通常は縦方向に)取付ける場合のことを考慮し
てパネルの片側面の長手方向に凹溝を他側面に前記凹溝
に嵌合する凸条をそれぞれ形成したもの、あるいは片側
面にスリバチ状の凹部を形成し、他側面に前記凹部に嵌
合する山形の凸部を形成しておき、パネルP同志の位置
決めと嵌合を容易にできるようにすると良い。
【0019】箱体1は長尺のものを製作し、これを使用
する室に合わせて切断する方法が通常行なわれるので、
上下の両端は図1のようにカットした面が表れる場合が
多いが、予めその室に合わせて製作されたものにおいて
は上下に側面板1bを有する箱状に形成するのが良い。
パネルPの背面の開口部1dは吸音材3を充填するため
と、壁面に取付けるためのものであって、枠部板1cに
よって繊維状の吸音材3の端部を保持し、この開口部1
dから僅かに膨出して固定する壁面に密着するようにな
っている。
【0020】音響室や談話室等の容易に使用される場合
のパネルPの大きさは、一般には幅が 300〜1,000 mm
で長さが 300〜2,000 mm、厚さは20〜300 mm程度で
あるが、部屋の大きさ、デザインによって自由に製作す
ることができる。箱体1は多孔板、即ち金属板製の有孔
板によって製作されるが、少なくとも表面板1aには植
毛部2が静電植毛によって形成されていることが必要で
ある。この表面板1aに設けた小孔4の開口率を必要以
上に大きくすると高音域特性を劣化させるが、この植毛
部2によって高音域の吸音特性を保証して前記吸音特性
が劣化しないようにしている。
【0021】植毛部2は、アクリル酸エステル、ポリウ
レタン、酢酸ビニル又はこれらの共重合体等の接着剤2
bを介して、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリアク
リル系等の合成繊維や、レーヨンのようなセルロース再
生繊維、アセテートのようなセルローズ半再生繊維、あ
るいは絹,ウール,綿のような天然繊維、更には炭素繊
維などからなる短繊維2aが使用され、電着によって少
なくとも箱体1の表面に直立して固定される。しかし、
通常のパネルPの場合には箱体1の全表面に植毛を施す
のが良い。
【0022】植毛部2は、前記のように高音域における
吸音特性の劣化を防止する上で重要な要件であるが、更
に箱体1に設けた小孔4を周囲から覆ってこの小孔4を
目立たなくする意匠的な役目もしている。一般にその短
繊維2aの太さは 0.5〜20d程度で、長さは 0.3〜5m
m程度のものが使用される。この短繊維2aの付着密度
は絨毯を貼った状態となるように密である方が良い。
【0023】この繊維集合体からなる吸音層3の厚さ
は、音響調整パネルPを使用する室と吸音する音の特性
によって変化するが、通常の用途には25〜50mm程度
で、繊維集合体としてガラス繊維からなるウエブを使用
するのが良い。図3は表面板1aの背後に空間部5を形
成したものであって、この吸音パネル構造は、小孔4の
孔径、孔のピッチ及び背後の空気層の厚さなどを適当に
設計することにより中低温域での音を効率よく吸収する
ことができる。
【0024】要するに、吸収する周波数帯域及び吸音率
をある程度の精度で計算し、設計することができるので
ある。従って、この実施例の音響調整パネルは音楽ホー
ル、スタジオ等、音響設計を必要とする部屋にもすべて
利用することができる。図4は談話室等の室Rの壁Wの
表面に本発明に係る音響調整パネルPを設けた様子の説
明図であって、予め使用する室Rの壁面形状に合わせて
平面に使用するパネルPと角面に使用するパネルP’等
を形成しておくと施工が容易となる上にその室の壁面材
料として優れた美観を得ることができる。
【0025】図5は両面吸音パネル11の要部を示す断
面図で、断面がコ形の枠体7の両面に表面板6,6aを
設けた箱体1Aを形成し、その内部にガラス繊維の集合
体からなる吸音材3bを充填して板状の吸音体を構成す
る。そしてこの吸音体を断面が四角形の型材(アルミ合
金製)8の内部に位置させ、断面が四角形の型材からな
る縁止め部材9を両面に当ててボルト10で固定して組
立てたものである。
【0026】このように構成された両面吸音パネル11
は衝立状に形成されて両面より音を受けるようにしてお
り、この衝立状の吸音パネル11を複数枚使用して一つ
の室内を所定の大きさの室ないし空間に仕切ってその内
部を談話室の一つとし、背面を他の談話室の壁面として
使用することができるものである。図6は反射パネル1
2の要部の断面を示すもので、多孔板を箱状に成形した
表面板13aと裏面板13bとで箱体を形成し、この表
面板13aの内面に接してプラスターボード14を配置
し、その背後を木製や金具製等の枠体15で支持し、更
にこの枠体15の裏面に局部的に支持板16を設け、ま
た、前記プラスターボード14の背後には空間13cを
形成している。
【0027】前記支持板16には取付穴16aが開口さ
れており、壁面等の支持体に取付けた金具17を前記取
付穴16aに挿入して壁面等に沿ってこの反射パネル1
2を着脱自在に取付けることができるようにしたもので
ある。この反射パネル12は例えばピアノ等の楽器の周
囲の音を閉鎖する面に衝立として立て、この反射パネル
12を立てていない側に音を導くようにしたもので、前
記反射パネル12で音を反射させて他方よりピアノの音
を大きくして聴衆側に向けることができるものである。
【0028】また、吸音パネルと反射パネルを市松模様
や縞模様に組合わせて壁面に取付けることによって適度
に音を拡散して室内の響きを一様にすることができる。
この両パネルの組合わせの形状と面積は発音源と室内の
広さや響き等から計算して決定するのが良い。図7と図
8とは可動式の音響調整パネル20を示すもので、図1
〜図3、あるいは図5のような断面構造の吸音パネル、
あるいは図6に示す反射パネルを所定の大きさの衝立状
に構成し、その下部にキャスター21を設け、更にこれ
らのパネル20の間をヒンジ22で連結したものであ
る。
【0029】この構造の音響調整パネル20によれば、
折り畳んだ状態で収納位置に収納したり、例えばピアノ
を置かれている場所まで移動し、そしてこのピアノの周
囲に拡開して音場を調整する必要がある位置に固定す
る。このように音響調整パネル20を使用した区画内に
おいてピアノ演奏をすれば音響効果の悪い場所でも秀れ
た音響効果を得ることができる。
【0030】本発明に係る音響調整パネルPは、軽量の
板材ないし軽量の壁面材料、あるいは天井材、そして移
動可能な衝立状の板として簡単に使用でき、優れた吸音
特性あるいは反射特性による音響調整効果を得ることが
できる。
【0031】
【発明の効果】
A)本発明に係る音響調整パネルは、多数の小孔が開口
された有孔板製の箱体の内部に繊維集合体からなる吸音
材を充填し、更に前記箱体の表面に短繊維を植毛して構
成されている。従って、意匠的にはクロス仕上げと同様
な質感でありながら、必要とする壁面や天井面、更には
衝立に使用して所定の音響を調整することができる。
【0032】また、箱体に設けた多数の小孔の開口率に
よって高音域の吸音率を劣化させる可能性があるが、植
毛部によってその高音域の吸音特性を保証し、この小孔
を透過した音は繊維状の吸音材3によって吸音されて優
れた吸音特性を発揮することができる。箱体がパンチン
グメタルの状態では壁面あるいは天井材として違和感が
あるために表面材として使用し難いが、植毛部によって
小孔が隠されるためにクロス的な外観を得ることができ
る。
【0033】部屋の用途や、内装仕様に応じて予め大き
さと特性とを有する音響調整パネルを製作することがで
きるために、所定の室内音響特性を容易に実現すること
ができる。箱体の表面に形成した植毛部は、静電植毛に
よって加工されているために短繊維の植毛強度が充分で
あり、この植毛部が汚れた場合には内装用クリーナ等で
簡単に清掃することができる。
【0034】更に、植毛部の短繊維の太さ、長さ、色及
び模様等によって音響調整パネルの機能と共に装飾壁板
としての機能を持たせ、近代的な音響室を効率的に形成
することができる。 B)多数の小孔が開口れた有孔板からなる表面板と背面
板とを間隔をあけて配置し、これらの板の間に繊維集合
体を設け、更に前記表面板と背面板の表面に短繊維を植
毛してなる音響調整パネルの場合は、両面吸音効果を得
ることができるために、室内を複数に仕切り、多数の小
室の音響を調整することができる。
【0035】C)多数の小孔が開口された有孔板製の箱
体の内部に繊維集合体からなる吸音材を充填し、更に前
記箱体の表面に短繊維を植毛してなる音響調整パネルを
使用して壁面の表面材とすることによって優れた音響室
を簡単に形成することができる。 D)多数の小孔が開口された有孔板際の箱体の内部にプ
ラスターボードを設け、前記箱体の表面に短繊維を植毛
してなる音響調整パネルは音を所定の方向に反射させる
パネルとして有効であり、例えば音を所定の方向に導く
用途に効果的に利用することができる。
【0036】E)箱体ないしは板状にした音響調整パネ
ルの下部にキャスターを設け、更にこのパネル同志をヒ
ンジによって連結することによって折り畳みと拡開を簡
単に行うことができ、室内を仕切って複数の小室を形成
したり、屏風のようにたてかけて所定の方向に音を導く
ように使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る音響調整パネルの内部構
造を示す斜視図である。
【図2】同音響調整パネルの横断面図である。
【図3】他の実施例に係る音響調整パネルの横断面図で
ある。
【図4】本発明に係る音響調整パネルを施工した室内を
断面して示す斜視図である。
【図5】両面使用の音響調整パネルの要部を示す断面図
である。
【図6】反射パネル型の音響調整パネルの要部を断面図
である。
【図7】連続した移動型の音響調整パネルの斜視図であ
る。
【図8】連続した移動型の音響調整パネルの正面図であ
る。
【符合の説明】
P 音響調整パネル 1,1A 箱体 1a 表面
板 1b 側面板 1c 枠部板 1d 開口部 2
植毛部 3 吸音材 4 小孔 5 空間部 6,6a
表面板 7 枠体 8 型材 9 縁止め部材 11 両面吸音パネル 12 反射パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G10K 15/00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の小孔が開口された有孔板製の箱体
    の内部に繊維集合体からなる吸音材を充填し、更に前記
    箱体の表面に短繊維を植毛してなる音響調整パネル。
  2. 【請求項2】 多数の小孔が開口された有孔板からなる
    表面板と背面板とを間隔をあけて配置し、これらの板の
    間に繊維集合体を設け、更に前記表面板と背面板の表面
    に短繊維を植毛してなる音響調整パネル。
  3. 【請求項3】 多数の小孔が開口された有孔板製の箱体
    の内部に繊維集合体からなる吸音材を充填し、更に前記
    箱体の表面に短繊維を植毛してなる音響調整パネルを壁
    面に取付けてなる音響室。
  4. 【請求項4】 多数の小孔が開口された有孔板製の箱体
    の内部にプラスターボードを設け、前記箱体の表面に短
    繊維を植毛してなる音響調整パネル。
  5. 【請求項5】 箱体の下部にキャスターを設けて移動可
    能に形成した音響調整パネル。
JP6134556A 1993-06-16 1994-06-16 音響調整パネル Pending JPH0764565A (ja)

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JP6134556A JPH0764565A (ja) 1993-06-16 1994-06-16 音響調整パネル

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JP5-32405 1993-06-16
JP3240593 1993-06-16
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