JP6715596B2 - 空間構成用構造体 - Google Patents

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Description

この発明は、室内や室外に設置される空間構成用構造体に関するものである。
オフィスや展示ホール等の屋内、あるいは屋外において、各種の展示や打ち合わせ、飲食等を行うための空間を形成するため、床面上に立設した複数の支柱と、これら支柱の上端部同士を連結するよう設けた梁材と、を備えた空間構成用構造体が用いられている(例えば、特許文献1〜3参照)。
このような空間構成用構造体は、平面視した状態で、構造体の角部に配置された支柱と、互いに隣接する支柱間に設けられた梁材とに囲まれた内部空間を、その外側の外部空間から感覚的に仕切る。これにより、従来の空間構成用構造体は、仕切パネルや壁等を用いることなく、開放感のある内部空間を提供することができるとされている。
特許第4684405号公報 特許第5600010号公報 特表2002−527129号公報
従来技術にあっては、空間構成用構造体によって形成される内部空間の大きさは、空間構成用構造体の平面形状によって決まる。すなわち、内部空間を大きくするには、互いに隣接する支柱の間に設けられる梁材を長くすることにより、支柱間の間隔を広げる必要がある。
しかしながら、支柱や梁材等の部材の長さは、空間構成用構造体を設置する場所までの部材の運搬手段によって制限されることがある。例えば、空間構成用構造体を設置するフロアまでのエレベータや出入口の内部寸法、部材を運搬するトラックの荷台の大きさ等によって制限される。このように、特に梁材の長さには制限があるため、空間構成用構造体の内部空間の大きさにも制限があるのが現状である。もちろん、複数の梁材の端部同士を接続することも可能ではあるが、その場合、部材点数増加や組立の手間がかかるため、コスト上昇に繋がる。
また、空間構成用構造体の内部空間に対して使用者が出入りするには、互いに隣接する柱の間を通ることになる。互いに隣接する柱の間には、上方に梁材が設けられている。このため、この梁材により、空間構成用構造体によって形成される内部空間の開放感が損なわれてしまう。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みたものであって、より大きな内部空間を、より低コストで形成することができ、開放感をさらに向上することのできる空間構成用構造体の提供を課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明の空間構成用構造体は、空間から内部空間を形成するための空間構成用構造体であって、前記空間と前記内部空間との境界に配置された複数の支柱と、複数の前記支柱にそれぞれ連結された複数の梁部材と、を備え、前記複数の支柱のうち一つの前記支柱と、前記複数の梁部材のうち前記一つの支柱に基端部を介して片持ちで連結された一つの前記梁部材と、で1組の柱梁ユニットが構成され、一の前記柱梁ユニットを構成する前記梁部材の先端部他の前記柱梁ユニットを構成する前記梁部材の基端部と先端部との間に連結され、複数組の前記柱梁ユニットの組み合わせのみで前記内部空間を形成していることを特徴としている。
本発明によれば、空間と内部空間との境界に配置された支柱に対して基端部が連結された梁部材は、その先端部が、他の梁部材の基端部と先端部との間に連結されている。これにより、支柱同士を一本の梁部材で連結する従来技術と比較して、互いに隣接する支柱同士の間隔をより広くすることができる。したがって、従来技術と比較してより大きな空間構成用構造体を形成することが可能となる。
また、空間構成用構造体において互いに隣接する柱同士を直線的に結ぶ梁部材が存在しないこととなるので、開放的な空間を形成することができる。
また、梁部材同士の連結位置を変更することで、同一の部材を使用しながら、空間構成用構造体の大きさを所望に変更することができる。
また、このような柱梁ユニットを複数組み合わせることで、空間構成用構造体をシステマティックかつ効率的に形成することができる。
また、複数組の前記柱梁ユニットの前記梁部材が互いに連結されることで、平面視多角形状の内周フレーム部が形成されていてもよい。
本発明によれば、空間構成用構造体に平面視で多角形状の内周フレーム部が形成されることで、空間構成用構造体が強固なものとなる。
また、一の前記梁部材において他の前記梁部材の先端部が連結される連結位置の前記一の梁部材の先端部からの寸法は、複数組の前記柱梁ユニット間で統一されていてもよい。
また、前記梁部材の側面には、前記梁部材の先端部と基端部とを結ぶ長手方向に連続する溝が形成され、一の前記梁部材の先端部は、他の前記梁部材の前記溝に対して、前記溝に沿って移動可能に連結されてもよい。
本発明によれば、一の梁部材と他の梁部材との連結位置を移動させることができるので、同じ長さの梁部材を用いつつ、様々な大きさ、レイアウトの空間構成用構造体を形成することが可能となる。
本発明によれば、空間と内部空間との境界に配置された支柱に対して基端部が連結された梁部材は、その先端部が、他の梁部材の基端部と先端部との間に連結されている。これにより、支柱同士を一本の梁部材で連結する従来技術と比較して、互いに隣接する支柱同士の間隔をより広くすることができる。したがって、従来技術と比較してより大きな空間構成用構造体を形成することが可能となる。
また、空間構成用構造体において互いに隣接する柱同士を直線的に結ぶ梁部材が存在しないこととなるので、開放的な空間を形成することができる。
また、梁部材同士の連結位置を変更することで、同一の部材を使用しながら、空間構成用構造体の大きさを所望に変更することができる。
本発明に係る空間構成用構造体の一実施形態を示す斜視図である。 梁部材同士の連結構造の一例を示す斜視展開図である。 空間構成用構造体の使用例を示す斜視図である。 空間構成用構造体の比較例を示す斜視図である。 本実施形態の変形例としての空間構成用構造体を示す斜視図である。 本実施形態の変形例としての空間構成用構造体を示す斜視図である。 本実施形態の変形例としての空間構成用構造体を示す斜視図である。 本実施形態の変形例としての空間構成用構造体を示す斜視図である。 本実施形態の変形例としての空間構成用構造体を示す斜視図である。 本実施形態の変形例としての空間構成用構造体を示す斜視図である。 本実施形態の変形例としての空間構成用構造体を示す斜視図である。 本実施形態の変形例としての空間構成用構造体を示す斜視図である。 本実施形態の変形例としての空間構成用構造体を示す斜視図である。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る空間構成用構造体の一例を示す斜視図である。
図1に示すように、空間構成用構造体10は、複数組(この実施形態では、例えば4組)の柱梁ユニット11を組み合わせることで構成されている。
各柱梁ユニット11は、支柱12と、梁部材13と、を備えている。
支柱12は、下端部12aが床面上に接地され、下端部12aから上端部12bに向かって上下方向に延びるよう設けられる。
梁部材13は、その一端側の基端部13aが支柱12の上端部12bに、例えばボルト等によって連結されている。これにより、柱梁ユニット11は、略L字状をなしている。
支柱12および梁部材13は、金属製、樹脂製、木製等、いかなる材料から形成されていてもよい。また、図1において、支柱12および梁部材13は、直線状に延びる杆体からなるものとしている。しかし、これに限らず、支柱12および梁部材13は、中空の管状や板状であってもよい。
各柱梁ユニット11は、支柱12の下端部12aを床面上に接地させた状態で、梁部材13が、他の柱梁ユニット11の梁部材13に対し、平面視した状態で所定の角度(本実施形態では90°)で交差する方向に延びるように配置される。各柱梁ユニット11の梁部材13は、他端側の先端部13bが、他の柱梁ユニット11の梁部材13の側面13sに連結されている。梁部材13の先端部13bの連結位置Pは、他の柱梁ユニット11の梁部材13の基端部13aと先端部13bとの間となっている。
本実施形態では、支柱12および梁部材13の長さは、空間構成用構造体10を構成する複数の柱梁ユニット11においてそれぞれ同一となっている。
また、本実施形態では、各柱梁ユニット11の梁部材13の先端部13bは、他の柱梁ユニット11の梁部材13への連結位置Pが統一されている。すなわち、空間構成用構造体10を構成する複数の柱梁ユニット11間で、各梁部材13において他の梁部材13の先端部13bが連結される連結位置Pは、先端部13bからの寸法L1が統一されている。
このようにすると、空間構成用構造体10には、平面視した状態で、複数の柱梁ユニット11の梁部材13同士が正多角形状(本実施形態では正方形状)に組まれた内周フレーム部15が形成される。
図2は、梁部材同士の連結構造の一例を示す斜視展開図である。
図2に示すように、各梁部材13の先端部13bは、他の梁部材13の側面13sに対して、例えば以下のようにして連結されている。
各梁部材13の側面13sには、梁部材13の基端部13aと先端部13bとを結ぶ長手方向に連続する2本の溝16が形成されている。溝16は、梁部材13の側面13sに形成されたスリット16aと、スリット16aに対し、梁部材13の幅方向内方に連続して形成された溝条部16bと、により形成されている。
各梁部材13の先端部13bには、先端面13tを覆うプレート部材17が、雄ネジ18によって装着されている。
プレート部材17には、梁部材13の上面に形成された凹部13cに臨む位置に、梁部材13の先端面13tから離間するにしたがって斜め下方に延びる貫通孔17hが形成されている。また、プレート部材17には、下端面から上方に向かって延びる雌ネジ孔17nが形成されている。
このように先端面13tにプレート部材17を装着した梁部材13と、側面13sに溝16が形成された他の梁部材13とは、ジョイント金具20を介して連結される。
ジョイント金具20は、梁部材13の側面13sに沿うよう配置される。ジョイント金具20には、溝16に対応する位置にネジ挿通孔20hが形成されている。溝16の溝条部16b内には、ジョイント金具20に対向する位置に、それぞれ板状の係止プレート21が挿入配置される。各係止プレート21には、その板厚方向に貫通する雌ネジ孔21hが形成されている。ジョイント金具20は、それぞれのネジ挿通孔20hに、ビス22を挿通させ、スリット16aを通して溝条部16b内の係止プレート21の雌ネジ孔21hにねじ込むことで、梁部材13の側面13sに対して設置される。係止プレート21は、溝16内を溝16に沿って移動可能となっている。
ジョイント金具20には、その上部に、梁部材13の側面13sに近づくにしたがって斜め下方に延びる雌ネジ孔20nが形成されている。
さらに、ジョイント金具20には、その下部に、梁部材13の側面13sから離間する方向に延びる受け部20uが形成されている。受け部20uには、上下方向に貫通する貫通孔20kが形成されている。
このように梁部材13の側面13sに固定したジョイント金具20に対し、梁部材13の先端面13tに装着されたプレート部材17を突き当てる。このとき、ジョイント金具20の受け部20u上にプレート部材17を載置する。この状態で、受け部20uに形成された貫通孔20kを通して、プレート部材17の雌ネジ孔17nにボルト23をねじ込む。これとともに、梁部材13の凹部13cから、プレート部材17の貫通孔17hを通して、ジョイント金具20の雌ネジ孔20nにボルト24を斜め下方に向かってねじ込む。これによって、ジョイント金具20とプレート部材17とが連結される。このとき、一の梁部材13の先端部13bは、他の梁部材13の側面13sの溝16に対して、溝16に沿って移動可能に連結される。
このような空間構成用構造体10を設置するには、所定本数の各柱梁ユニット11を、所定の設置位置まで搬入する。このとき、各柱梁ユニット11は、支柱12と梁部材13とを連結せずに別々の状態とされる。これにより、支柱12、梁部材13の長さが、搬入経路上のエレベータや開口部の内部寸法以内であれば、搬入を容易に行うことができる。
設置場所においては、各柱梁ユニット11を構成する支柱12と梁部材13とを、ボルト等によって一体に連結する。
次いで、一の柱梁ユニット11の梁部材13の先端部13bにプレート部材17を装着し、他の柱梁ユニット11の梁部材13の側面13sに、ジョイント金具20を介してボルト等で連結する。所定本数の柱梁ユニット11同士を、同様にして連結していくことで、図1に示すような空間構成用構造体10を組み立てることができる。
図3は、空間構成用構造体の使用例を示す斜視図である。
図3に示すように、このようにして組み立てられた空間構成用構造体10は、複数の支柱12によって周囲を囲まれ、上方に複数の梁部材13が設けられた内部空間Sを形成する。内部空間Sは、境界に配置された複数の支柱12によって、外部空間から感覚的に仕切られる。内部空間Sには、例えばテーブル100やチェア101等が配置される。これにより、内部空間Sは、例えば展示や打ち合わせ、飲食等の様々な用途に使用可能とされる。
ここで、図4は、本実施形態の空間構成用構造体10(図1参照)と大きさを比較するため、空間構成用構造体10の梁部材13(図1参照)と同じ長さの梁部材の両端部をそれぞれ支柱に連結した空間構成用構造体の比較例を示す斜視図である。
図4に示すように、比較例に係る空間構成用構造体1では、互いに隣接する比較用支柱2の間に、本実施形態に係る空間構成用構造体10の梁部材13(図3参照)と同じ長さL0の比較用梁部材3の両端部を連結する。このとき、比較用支柱2の間隔A0は、比較用梁部材3と同じ長さL0となる。
これに対し、図3に示すように、本実施形態に係る空間構成用構造体10は、平面視した状態で、互いに隣接する支柱12、12の間隔A1が、梁部材13の長さL0よりも大きくなる。より詳しくは、平面視すると、梁部材13の先端部13bと他の梁部材13との連結位置Pと、互いに隣接する支柱12とが直角三角形の頂点に対応する位置に配置されている。互いに隣接する支柱12、12同士を結ぶ仮想線Kは、直角三角形の斜辺となる。斜辺となる仮想線Kの長さは、隣辺となる梁部材13の長さL0よりも長くなる。
したがって、本実施形態における空間構成用構造体10は、内部空間Sが広くなる。
また、空間構成用構造体10において、互いに隣接する支柱12の上端部同士を直線的に結ぶ部分(図3中に仮想線Kで図示)には、梁部材13が存在しない。
本実施形態の空間構成用構造体10において、一の梁部材13は、基端部13aが一の支柱12に連結され、先端部13bが、他の支柱12に基端部13aが連結された他の梁部材13に連結されている。これにより、比較用支柱2同士を一本の比較用梁部材3で直接連結する場合(図4の比較例参照)と比較して、空間構成用構造体10の外周部において互いに隣接する支柱12同士の間隔A1をより広くすることができる。したがって、同じ長さの梁部材13を用いながら、支柱12同士を梁部材13で直接連結する構成に比較し、より広い空間構成用構造体10を形成することが可能となる。その結果、所定の設置位置までの搬送経路上にあるエレベータや開口部等の寸法によって、梁部材13の長さが制限されたとしても、より大きな内部空間を形成することが可能となる。
また、空間構成用構造体10の外周部において互いに隣接する支柱12同士を直線的に結ぶ梁部材13が存在しないので、開放感をさらに向上することが可能となる。
また、空間構成用構造体10は、支柱12と梁部材13とからなる柱梁ユニット11を複数組み合わせて形成されているので、空間構成用構造体10をシステマティックかつ効率的に形成することができる。
また、空間構成用構造体10の内周部に、複数の梁部材13の先端部13b側が互いに連結されることで、平面視四角形状の内周フレーム部15が形成されている。これにより、空間構成用構造体10が強固なものとなる。
また、梁部材13の先端部13bと、他の梁部材13との連結位置Pの下方は、支柱12が存在しない無柱部とされている。これによって、空間構成用構造体10の内部空間Sが、より一層開放的となる。
また、梁部材13の側面13sに溝16が形成され、梁部材13の先端部13bは、他の梁部材13の側面13sに設けられた溝16の任意の位置に連結可能とされている。これにより、同じ長さの梁部材13を用いつつ、様々な大きさ、レイアウトの空間構成用構造体10を形成することが可能となる。
(実施形態の変形例)
次に、上記実施形態の各変形例を示す。
上記実施形態で示したような構成では、支柱12と梁部材13とを用いることで、様々な構成の空間構成用構造体を構成することができる。
図5から図13は、それぞれ本発明の実施形態の変形例としての空間構成用構造体を示す斜視図である。
図5および図6に示すように、一の柱梁ユニット11を構成する梁部材13の先端部13bと、他の柱梁ユニット11の梁部材13の側面13sとの連結位置Pは、梁部材13の基端部13aと基端部13aとの間であれば、図1とは異なる様々な位置とすることができる。これらの変形例の場合、梁部材13の長さを変更することなく、連結位置Pを変更するのみで、空間構成用構造体10の大きさを容易に変更することができる。
また、上記実施形態では、各柱梁ユニット11において、柱梁ユニット11の梁部材13に対する連結位置Pが統一され、これにより、正四角形状の内周フレーム部15が形成されていた。
これに対し、図7に示すように、複数の柱梁ユニット11において、柱梁ユニット11の梁部材13の連結位置Pを異ならせ、内周フレーム部15を、例えば平面視長方形状となるように空間構成用構造体10を形成することもできる。
さらに、上記実施形態では、空間構成用構造体10を構成する全ての柱梁ユニット11の梁部材13の先端部を、他の梁部材13の側面13sに連結するようにしたが、これに限らない。
図8に示すように、一部(図8の例では互いに対向する2つ)の柱梁ユニット11Aにおいては、梁部材13Cの先端部13bを他の柱梁ユニット11Bの梁部材13Dに連結し、他の一部(図8の例では、残る2つ)の柱梁ユニット11Bにおいては、梁部材13Dの先端部13bを他の柱梁ユニット11Aの支柱12に連結するようにしてもよい。
また、上記実施形態および各変形例では、空間構成用構造体10を、4組の柱梁ユニット11から形成したが、これに限らない。
例えば、図9に示すように、3組の柱梁ユニット11から空間構成用構造体10Bを形成し、三角形状の内周フレーム部15Bを構成するようにしても良い。
また、図10に示すように、5組の柱梁ユニット11から空間構成用構造体10Cを形成し、五角形状の内周フレーム部15Cを構成するようにしても良い。
これ以外にも、6組以上であるn組の柱梁ユニット11から形成すれば、n角形の内周フレーム部を備えた空間構成用構造体を形成することができる。
このように、4組を除く3組または5組以上の柱梁ユニット11から空間構成用構造体を形成する場合、一の柱梁ユニット11を構成する梁部材13の先端部13bは、他の柱梁ユニット11の梁部材13の側面13sに対し、斜めに交差して連結される。その場合、図2に示したようなジョイント金具20は、梁部材13の先端部13bと他の梁部材13の側面13sとの交差角度に応じ、平面視三角形状の断面形状に形成されていればよい。
また、図11に示すように、中間部に支柱30を有する長尺の梁部材25と、その両端部25a、25aにそれぞれ2組ずつ設けられた柱梁ユニット11と、により空間構成用構造体10Dを構成することもできる。具体的には、長尺の梁部材25の両端部25a、25aのそれぞれにおいて、図9に示した空間構成用構造体10Bと同様にして、梁部材25の端部25aと、他の2つの柱梁ユニット11の梁部材13の先端部13bとを、それぞれ、他の梁部材13の側面13sと梁部材25の側面25sとに交差させて連結するようにしてもよい。このようにすると、梁部材25の両端部25a、25aに、それぞれ三角形状の内周フレーム部15Dが形成される。
図12に示すように、梁部材26は、両端部26a,26bにそれぞれ支柱27を有する門型に形成されている。空間構成用構造体10Eは、梁部材26に対して、柱梁ユニット11の梁部材13の先端部13bを、梁部材26の端部26a,26b間の側面26sに連結するようにして構成されてもよい。このようにして、平面視T字状の空間構成用構造体10が形成される。
このように、空間構成用構造体10Eにおいて、一の梁部材13の先端部13bを他の梁部材26の側面26sに連結するようにしてもよい。また、このような構成において、柱梁ユニット11の支柱12と、その両側の支柱27、27との間隔A2は、平面視した状態で、梁部材13の長さL0よりも大きくなる。また、互いに隣接する支柱12と支柱27の上端部同士を直線的に結ぶ部分(図12中において仮想線Kで図示)には、梁部材13が存在しない。
また、図13に示すように、空間構成用構造体10Fを構成する一部の梁部材29の長さL2を、他の柱梁ユニット11の梁部材13の長さL0よりも長くするようにしてもよい。図13の例では、4本の梁部材29が互いに平行となるよう配置されている。これら柱梁ユニット11は、梁部材13の先端部13bを、梁部材29に交差させて連結することで、3つの矩形状の内周フレーム部15を構成している。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の各実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、一の梁部材13の先端部13bと他の梁部材13の側面13sとを、プレート部材17およびジョイント金具20を介して連結するようにしたが、これに限らない。梁部材13の先端部13bを、他の梁部材13の側面13sに対して所定の交差する方向から連結することができるのであれば、いかなる連結構造としてもよい。
例えば、一の梁部材13の先端部13bと、他の梁部材13の側面13sとにそれぞれ沿うプレート部を有したL字状またはV字状の金具により、一の梁部材13の先端部13bと他の梁部材13の側面13sとを、所定の交差角度に拘束した状態で互いに連結してもよい。
また、ジョイント金具20として、例えば、一の梁部材13の先端部13bの先端面13tと、他の梁部材13の側面13sとにそれぞれ沿うプレート部同士を、ヒンジを介して回動自在に連結した、いわゆるヒンジ金具を用いてもよい。
また、上記実施形態では、一の梁部材13の側面13sに沿って溝16を形成し、この溝16に沿った任意の位置に他の梁部材13の先端部13bを連結するようにしたが、これに限らない。梁部材13の側面13sに、梁部材13の長手方向に間隔を空けて複数のネジ孔を形成しておき、これらのネジ孔を利用して梁部材13の先端部13bを所望の位置で連結するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、一の梁部材13の先端部13bを、他の梁部材13の側面13sに連結するようにしたが、これに限らない。例えば、一の梁部材13の先端部13bを、他の梁部材13の上面や下面に連結するようにしてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
10、10B、10C、10D、10E、10F 空間構成用構造体
11、11A、11B 柱梁ユニット
12、27、30 支柱
13、13C、13D25、26、29 梁部材
13a 基端部
13b 先端部
13s 側面
15、15B、15C、15D 内周フレーム部
16 溝
17 プレート部材
20 ジョイント金具

Claims (4)

  1. 空間から内部空間を形成するための空間構成用構造体であって、
    前記空間と前記内部空間との境界に配置された複数の支柱と、
    複数の前記支柱にそれぞれ連結された複数の梁部材と、を備え、
    前記複数の支柱のうち一つの前記支柱と、前記複数の梁部材のうち前記一つの支柱に基端部を介して片持ちで連結された一つの前記梁部材と、で1組の柱梁ユニットが構成され、
    一の前記柱梁ユニットを構成する前記梁部材の先端部他の前記柱梁ユニットを構成する前記梁部材の基端部と先端部との間に連結され、複数組の前記柱梁ユニットの組み合わせのみで前記内部空間を形成していることを特徴とする空間構成用構造体。
  2. 複数組の前記柱梁ユニットの前記梁部材が互いに連結されることで、平面視多角形状の内周フレーム部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の空間構成用構造体。
  3. 一の前記梁部材において他の前記梁部材の先端部が連結される連結位置の前記一の梁部材の先端部からの寸法は、複数組の前記柱梁ユニット間で統一されていることを特徴とする請求項1または2に記載の空間構成用構造体。
  4. 前記梁部材の側面には、前記梁部材の先端部と基端部とを結ぶ長手方向に連続する溝が形成され、
    一の前記梁部材の先端部は、他の前記梁部材の前記溝に対して、前記溝に沿って移動可能に連結されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の空間構成用構造体。
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