JP7173353B2 - ジスアゾ顔料、顔料組成物、及び印刷インキ - Google Patents

ジスアゾ顔料、顔料組成物、及び印刷インキ Download PDF

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Description

本発明は、ジスアゾ顔料、当該ジスアゾ顔料を含む顔料組成物、当該顔料組成物を含む印刷インキに関する。
オフセット印刷やグラビア印刷などのプロセスインキにおいてイエローインキは、マゼンタ、シアンとともに重要である。このようなイエローインキに使用される黄色顔料としては、着色力、透明性、色相、彩度などに優れるジスアゾ顔料が多く使用されている。
ジスアゾ顔料は、原料の残留物や分解生成物として有害となり得る化学物質を含む場合があり、用途によっては安全性の懸念があるため規制対象となっている。特に食品包装分野では、これらの有害な化学物質が包材を通過したり、裏移りなどにより包材から食品等の内容物に移行することが懸念されている。
上記の有害となり得る化学物質の一つに、第一級芳香族アミン(PAA)が挙げられる。PAAを削減するジスアゾ顔料の合成法としては、下記特許文献1に記載の方法が知られている。特許文献1では、アゾ顔料スラリー中の残留PAAを誘導体化、カプセル化することによりPAA含有量を低減している。
特表2019-502799号公報
上記のように、ジスアゾ顔料の原料残留物や分解生成物として有害となり得る化学物質の一つであるPAAを削減する方法は知られているが、それ以外の有害となり得る化学物質を同時に削減する方法は知られていない。本発明の課題は、特に食品包装などの分野において有害な規制物質となり得る化学物質の含有量を低減し、安全性の高いジスアゾ顔料を提供することである。
本発明者らは、ジスアゾ顔料において有害な規制物質となり得る化学物質が生成するメカニズムを検討した結果、ジスアゾ顔料の合成過程における処方を工夫することにより、有害な複数の化学物質を低減できることを見出し、本発明を完成させた。
即ち本発明は、
『項1. ポリ塩化ビフェニル(PCB)含有量が15ppm未満、且つ第一級芳香族アミン(PAA)含有量が700ppm未満であるジスアゾ顔料。
項2. C.I.ピグメントイエロー83、C.I.ピグメントイエロー13、及びC.I.ピグメントイエロー14からなる群より選ばれる少なくとも1つである項1に記載のジスアゾ顔料。
項3. 項1又は2に記載のジスアゾ顔料と、炭素数8以上のアルキル基を有するポリ(オキシエチレン)アルキルエステル、及び/又は、炭素数8以上のアルキル基を有するアルキルアミンとを含む顔料組成物。
項4. 前記アルキルアミンが、オクタデシルアミン又はN,N-ジメチルオクタデシルアミンである項3に記載の顔料組成物。
項5. 項3又は4に記載の顔料組成物を含む印刷インキ。』
に関する。
本発明によって、有害な規制物質となり得る化学物質の含有量が非常に少ないジスアゾ顔料を得ることができる。よって、本発明のジスアゾ顔料は、食品包装フィルムなどの分野に使用される印刷インキに特に有用である。
以下、本発明を詳細に説明する。
<ジスアゾ顔料>
本発明のジスアゾ顔料は、PCB含有量が15ppm未満(好ましくは13ppm未満、より好ましくは10ppm未満、さらに好ましくは8ppm未満)、且つPAA含有量が700ppm未満(好ましくは650ppm未満、より好ましくは600ppm未満、さらに好ましくは500ppm未満)である。PCB含有量は、ガスクロマトグラフィー質量分析法(GC/MS)で分子量を検出することにより測定することができる。また、PAA含有量は、RESOLUTION AP(89)1に準じて分析を行うことにより測定することができる。
本発明のジスアゾ顔料としては、例えば、C.I.ピグメントイエロー12、13、14、17、55、81、83、87、124、126、152が挙げられる。なかでもジスアゾ顔料としては、C.I.ピグメントイエロー83、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14のいずれか1種を含むことが好ましい。これらのジスアゾ顔料は、単独で用いることも、2種以上を併用することもできる。本発明のジスアゾ顔料は、上述のとおり印刷インキに特に有用であるが、印刷インキ以外の用途、例えば塗料、プラスチック着色用途にも用いることができる。
<顔料組成物>
本発明の顔料組成物は、上記ジスアゾ顔料と、炭素数8以上のアルキル基を有するアルキルアミン、及び/又は、炭素数8以上のアルキル基を有するポリ(オキシエチレン)アルキルエステル(POEアルキルエステル)とを含む。本発明の顔料組成物は、上記アルキルアミンと上記POEアルキルエステルのうちいずれか一方を含有するが、上記アルキルアミンと上記POEアルキルエステルの両方を含有することが好ましい。
上記アルキルアミンにおけるアルキル基の炭素数は8以上であるが、好ましくは炭素数10~30、より好ましくは炭素数12~20である。炭素数が上記範囲であると、十分な疎水性が得られるため、ジスアゾ顔料の合成過程においてカップラーの分散性をより向上することができると考えられる。アルキルアミンは、第1級アミン、第2級アミン、第3級アミンのいずれでもよい。また、アルキルアミンは、直鎖であっても分岐鎖を有していてもよいが、十分な疎水性を得る観点から炭素数は8以上の直鎖を有することが好ましい。
アルキルアミンとしては、例えば、オクチルアミン、ノニルアミン、デシルアミン、ウンデシルアミン、ドデシルアミン、トリデシルアミン、テトラデシルアミン、ペンタデシルアミン、ヘキサデシルアミン、ヘプタデシルアミン、オクタデシルアミン、ノナデシルアミン、イコシルアミン、エイコシルアミン、ヘンイコシルアミン、ドコシルアミン、トリコシルアミン、テトラコシルアミン、N,N-ジメチルオクタデシルアミンが挙げられる。なかでもアルキルアミンとしては、入手が容易であり、カップラーの分散性向上効果が高いことからオクタデシルアミン、N,N-ジメチルオクタデシルアミンが好ましい。
アルキルアミンにおけるHLB値は0.4~8.0、好ましくは0.6~6.0、より好ましくは1.0~5.0である。HLB値が上記範囲であると、良好なカップラーの分散性を得ることができる。
なお、HLB値とは、界面活性剤の分野で使用されている分子の親水性部分と疎水性部分のバランス(hydrophile-lipophile balance)を表するものであり、0から20までの値を有し、HLB値の大きいものほど親水性が高いと言える。本発明では、特に指定のない限りグリフィンの式により定義されるHLB値を用いることとする(以下も同様である)。
このようなアルキルアミンとしては、市販品を用いることができ、例えば、製品名:リポミン18D(ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ社製)などを使用することができる。これらのアルキルアミンは、単独で用いることも、2種以上を併用することもできる。
上記アルキルアミンは少量であっても、カップラーの分散性を向上することができると考えられ、結果としてPCBとPAAの発生を抑制することができ、その含有量は問わない。
上記POEアルキルエステルは、親水性のポリオキシエチレン(POE)基と疎水性のアルキル基とを有する両親媒性の非イオン界面活性剤である。POEアルキルエステルは、POEの重合度やアルキル鎖数が異なる2種以上の化合物を含む混合物であってもよい。
上記POEアルキルエステルにおけるアルキル基は、炭素数8以上であるが、炭素数10~30が好ましく、炭素数12~20がより好ましい。炭素数が上記範囲であると、十分な疎水性が得られるためジスアゾ顔料の合成過程においてカップラーの分散性を向上することができると考えられる。また、POEアルキルエステルにおけるPOEの重合度は、2~30が好ましい。
POEアルキルエステルとしては、例えば、ポリエチレングリコールリシノール酸エステル(PEGリシノール酸エステル)、ポリエチレングリコールリシノール酸エステルトリグリセリド(PEGリシノール酸エステルトリグリセリド)、ポリエチレングリコールモノステアリン酸エステル、ポリエチレングリコールモノオレイン酸エステル、ポリエチレングリコールモノイソステアリン酸エステル、ポリエチレングリコールジラウリン酸エステル、ポリエチレングリコールジステアリン酸エステル、ポリエチレングリコールジオレイン酸エステル、ポリエチレングリコールジイソステアリン酸エステルが挙げられる。
POEアルキルエステルにおけるHLB値は、11.0~16.0、好ましくは12.0~15.0、より好ましくは12.5~14.5である。HLB値が上記範囲であると、良好なカップラーの分散性を得ることができる。
このようなPOEアルキルエステルとしては、市販品を用いることができ、例えば、製品名:DISPERBYK-192(ビック・ケミー社製)、EL-40(JIANGSU HAI’AN PETROCHEMICAL社製)などを使用することができる。これらのポリ(オキシエチレン)アルキルエステルは、単独で用いることも、2種以上を併用することもできる。
POEアルキルエステルの含有量は、ジスアゾ顔料100質量部に対して、例えば0.5~10.0質量部、好ましくは1.0~8.0質量部、より好ましくは1.5~6.0質量部である。含有量が上記範囲であると、ジスアゾ顔料合成時のカップラーの分散性を向上することができると考えられ、結果としてPCBとPAAの発生を抑制することができる。
本発明の顔料組成物は、上記ジスアゾ顔料以外の顔料を含んでもよい。ジスアゾ顔料以外の黄色顔料(特にアゾ系黄色顔料)としては、例えばC.I.ピグメントイエロー1、3、10、65、74、93、94、95、97、98、109、110、151、154、155、167、及び180を含んでいてもよい。また、インキとしたときの色相にあわせて、橙、紅、紫、青、緑、白顔料、及び体質顔料などの黄色以外の顔料を含んでいてもよい。
本発明の顔料組成物には、必要に応じて顔料誘導体(シナジスト)を用いてもよい。このような顔料誘導体としては、前記有機顔料を骨格としてなり、前記顔料の骨格に置換基を付加した顔料誘導体が挙げられる。具体的には、アゾ系顔料誘導体、ジスアゾ系顔料誘導体、アゾメチン系顔料誘導体、アントラキノン系顔料誘導体、キノフタロン系顔料誘導体、ベンズイミダゾロン系顔料誘導体、イソインドリン系顔料誘導体、キナクリドン系顔料誘導体、ペリノン系顔料誘導体を使用することができる。誘導体部としては、水酸基、カルボン酸基、スルホン酸基、等がある。これら顔料誘導体は、異なる種類のものを二種以上併用することも出来る。
本発明のジスアゾ顔料及びこれを含む顔料組成物は、特にこの製造方法に限定されないが、テトラゾ成分とカップラー成分とを、上記アルキルアミンとPOEアルキルエステルの存在下で、常法に従ってカップリング反応をすることによりジスアゾ顔料を合成することにより得られる。なお、ジスアゾ顔料を合成後の顔料組成物には、アルキルアミンとPOEアルキルエステルが残存するが、必要に応じて洗浄などを行うことにより、これらの残存物を除去することができる。
ジスアゾ顔料が例えばC.I.ピグメントイエロー14である場合は、テトラゾ成分として3,3’-ジクロロベンジジンのテトラゾニウム塩を、カップラー成分として2’-メチルアセトアセトアニリドを用い、上記アルキルアミンとPOEアルキルエステルの存在下でカップリング反応をすることにより顔料組成物が得られる。また、ジスアゾ顔料が例えばC.I.ピグメントイエロー83である場合は、テトラゾ成分として3,3’-ジクロロベンジジンのテトラゾニウム塩を、カップラー成分として4’-クロロ-2’,5’-ジメトキシアセトアセトアニリドを用い、上記アルキルアミンとポリ(オキシエチレン)アルキルエステルの存在下でカップリング反応をすることにより顔料組成物が得られる。上記以外のジスアゾ顔料である場合も、同様にして合成することにより顔料組成物が得られる。
上記カップリング反応は、例えば以下の方法で行うことができる。
3,3′-ジクロロベンジジン二塩酸塩を水に加え、さらに塩酸と亜硝酸ソーダを加えて、テトラゾ化することによりテトラゾ成分の水溶液を準備する。また、カップラーとなる化合物を水中に分散させ、水酸化ナトリウム水溶液などを加え溶解させることにより、カップラー成分の水溶液を準備する。次に、別途準備したカップリング反応用の容器に水を加え、アルキルアミンとPOEアルキルエステルを加えて水に溶解させる。その後、テトラゾ成分の水溶液を容器に加え、さらにカップラー成分の水溶液を滴下することによりカップリング反応を行う。
必要に応じて、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの水溶液を加え、テトラゾ成分とカップラー成分の水溶液のpHを調製してもよい。また水溶液の態様ではなく、粉末の状態で、テトラゾ成分とカップラー成分を添加してもよい。本発明の顔料組成物は、上記の順で加えることが好ましいが、添加の順序は特に限定されない。
<印刷インキ>
本発明の印刷インキは、上記本発明の顔料組成物、さらに顔料を分散・安定化させるための樹脂や分散媒である溶剤、その他に印刷インキとして必要な添加剤を含むものである。本発明の印刷インキは、凸版(フレキソ)インキ,凹版(グラビア)インキ,平版(オフセット)インキのいずれであってもよい。また、本発明の印刷インキは、光硬化性化合物や光重合開始剤を加えた活性エネルギー線硬化型インキであってもよい。
本発明の印刷インキは、上記以外に、必要に応じて一般的に使用される、有機又は無機フィラー、溶剤、樹脂、ロジン化合物、重合禁止剤、増感剤、帯電防止剤、消泡剤、界面活性剤、粘度調整剤、耐光安定剤、耐候安定剤、耐熱安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、レベリング剤、可塑剤、顔料分散剤、ワックス等の添加剤を含んでもよい。また、本発明の印刷インキは、必要に応じて、植物油または植物油由来脂肪酸エステルを含んでもよい。
本発明の印刷インキは、常法に従い、例えば本発明の顔料組成物に上記樹脂、溶剤、添加剤などを添加し、混練することにより得られる。本発明の印刷インキは、本発明の効果を損なわない限り、その成分の添加順序に制限はなく、例えば、溶剤にジスアゾ顔料などの顔料を加えて混練し、その後、樹脂や添加剤を順次加えて分散させることで製造することができる。
以下、実施例及び比較例を用いて本発明を更に詳細に説明する。以下の実施例及び比較例の方法でC.I.ピグメントイエロー83(Y83)及びそれを含む顔料組成物、C.I.ピグメントイエロー13(Y13)及びそれを含む顔料組成物、C.I.ピグメントイエロー14(Y14)及びそれを含む顔料組成物を得た。得られた顔料組成物について、下記の方法で残存しているPOEアルキルエステル及びアルキルアミンの定量分析を行った。また、下記PAA及びPCBの定量分析方法に従いそれぞれの含有量分析を行った(表1における( )内は合成時の添加量)。これらの結果を表1に示す。なお、下記記載における「%」は「質量%」である。
[実施例1]
21.8gの3、3’-ジクロロベンジジンに相当する3、3’-ジクロロベンジジン二塩酸塩(=DCBH)、32.4gの37%塩酸、31.4gの40%亜硝酸ナトリウムを使用して常法によりテトラゾ化を行い、7.6gの10%スルファミン酸を加えることにより、5℃のテトラゾニウム水溶液を調製した。
一方、49.9gの4’-クロロ-2’,5’-ジメトキシアセトアセトアニリド(=AA254A)を48.0gの25%水酸化ナトリウム水溶液、400.0gの水に溶解させ、液量を500mLに調整し、20℃のカップラー水溶液を調製した。
また、撹拌機を有する反応容器に0.6g(添加量:0.8%)のオクタデシルアミン、5.3gの酢酸、80℃の水を100g加え、分散液を調製した。また、PEGリシノール酸エステル2.2g(添加量:3.1%)を80℃の水100gに溶解させ、上記分散液に添加した後、液量を800mLに調製した。この分散液に前記カップラー水溶液の一部を添加してpH5.5、20℃に調整し、緩衝液を調製した。
緩衝液が調製された反応容器内に、テトラゾニウム水溶液を3時間かけて定量供給した。この間、反応容器内のpHが5.4~5.6となるようにカップラー水溶液も反応容器内に供給した。なお、カップラー水溶液をすべて供給し終えた後は、希釈した水酸化ナトリウム水溶液を供給した。
すべてのテトラゾニウム水溶液を添加した後、水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH11.0に調整し、90℃まで加熱した。90℃で40分熟成を行った後、70℃まで冷却した。塩酸を加えてpH6.5に調整し、10分間攪拌後、濾過、洗浄、乾燥を行い、Y83を含む顔料組成物を得た。
[実施例2]
PEGリシノール酸エステルの量を3.3g(添加量:4.7%)にしたこと以外は実施例1と同様にしてY83を合成し、顔料組成物を得た。
[実施例3]
PEGリシノール酸エステルの代わりにPEGリシノール酸エステルトリグリセリドを3.3g(添加量:4.7%)用いたこと以外は実施例1と同様にしてY83を合成し、顔料組成物を得た。
[実施例4]
25.0gの3、3’-ジクロロベンジジンに相当するDCBH、34.7gの37%塩酸、36.8gの40%亜硝酸ナトリウムを使用して常法によりテトラゾ化を行い、5℃のテトラゾニウム水溶液を調製した。
一方、撹拌機を有する反応容器に57.0gのAA254A、42.0gの25%水酸化ナトリウム水溶液、400.0gの水を加え、20℃のカップラー水溶液を調製した。
また、4.9g(添加量:6.0%)のオクタデシルアミン、39.3gの酢酸、80℃の水を100g加え、分散液を調製した。また、PEGリシノール酸エステルトリグリセリド1.6g(添加量:2.0%)を80℃の水100gに溶解させ、上記分散液に添加した。この分散液を前記カップラー水溶液に30分かけて定量供給し、カップラーを析出させた。水酸化ナトリウム水溶液を添加してpH6.0、20℃に調整し、カップラー分散液を調製した。
カップラー分散液が調製された反応容器内に、テトラゾニウム水溶液を3時間かけて定量供給した。
すべてのテトラゾニウム水溶液を添加した後、水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH6.0に調整し、80℃まで加熱した。80℃で1時間熟成を行った後、70℃まで冷却し、濾過、洗浄、乾燥を行い、Y83を含む顔料組成物を得た。
[実施例5]
25.0gの3、3’-ジクロロベンジジンに相当するDCBH、32.4gの37%塩酸、35.8gの40%亜硝酸ナトリウムを使用して常法によりテトラゾ化を行い、5℃のテトラゾニウム水溶液を調製した。
一方、43.0gの2’,4’-ジメチルアセトアセトアニリド(=AAMX)を50.2gの25%水酸化ナトリウム水溶液、200.0gの水に溶解させ、液量を300mLに調整し、20℃のカップラー水溶液を調製した。
また、撹拌機を有する反応容器に4.1g(添加量:6.0%)のN,N-ジメチルオクタデシルアミン、3.7gの酢酸、80℃の水を100g加え、分散液を調製した。また、PEGリシノール酸エステルトリグリセリド1.4g(添加量:2.0%)を80℃の水100gに溶解させ、上記分散液に添加した後、液量を500mLに調製した。この分散液に前記カップラー水溶液の一部を添加してpH5.0に調製した。さらに、塩酸を添加してpH4.0、10℃に調整し、緩衝液を調製した。
緩衝液が調製された反応容器内に、テトラゾニウム水溶液を3時間かけて定量供給した。この間、反応容器内のpHが3.9~4.1となるようにカップラー水溶液も反応容器内に供給した。なお、カップラー水溶液をすべて供給し終えた後は、希釈した水酸化ナトリウム水溶液を供給した。
すべてのテトラゾニウム水溶液を添加した後、水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH6.0に調整し、80℃まで加熱した。80℃で2時間30分熟成を行った後、70℃まで冷却し、濾過、洗浄、乾燥を行い、Y13を含む顔料組成物を得た。
[実施例6]
25.0gの3、3’-ジクロロベンジジンに相当するDCBH、32.4gの37%塩酸、35.8gの40%亜硝酸ナトリウムを使用して常法によりテトラゾ化を行い、5℃のテトラゾニウム水溶液を調製した。
一方、40.0gの2’-メチルアセトアセトアニリド(=AAOT)を50.0gの25%水酸化ナトリウム水溶液、200.0gの水に溶解させた後、液量を300mLに調整し、20℃のカップラー水溶液を調製した。
また、撹拌機を有する反応容器に3.9g(添加量:6.0%)のオクタデシルアミン、3.7gの酢酸、80℃の水を100g加え、分散液を調製した。また、PEGリシノール酸エステル1.3g(添加量:2.0%)を80℃の水100gに溶解させ、上記分散液に添加した後、液量を500mLに調製した。この分散液に前記カップラー水溶液の一部を添加してpH5.0に調製した。さらに、塩酸を添加してpH4.0、3℃に調整し、緩衝液を調製した。
緩衝液が調製された反応容器内に、テトラゾニウム水溶液を3時間かけて定量供給した。この間、反応容器内のpHが3.9~4.1となるようにカップラー水溶液も反応容器内に供給した。なお、カップラー水溶液をすべて供給し終えた後は、希釈した水酸化ナトリウム水溶液を供給した。
すべてのテトラゾニウム水溶液を添加した後、水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH6.0に調整し、80℃まで加熱した。80℃で2時間30分熟成を行った後、70℃まで冷却し、濾過、洗浄、乾燥を行い、Y14を含む顔料組成物を得た。
[比較例1]
PEGリシノール酸エステル及びオクタデシルアミンを添加しなかったこと以外は実施例1と同様にしてY83を合成し、顔料組成物を得た。
[比較例2]
オクタデシルアミンを添加しなかったこと以外は実施例1と同様にしてY83を合成し、顔料組成物を得た。
[比較例3]
PEGリシノール酸エステルを添加しなかったこと以外は実施例1と同様にしてY83を合成し、顔料組成物を得た。
[比較例4]
オクタデシルアミン、PEGリシノール酸エステルトリグリセリドを添加しなかったこと以外は実施例4と同様にしてY83を合成し、顔料組成物を得た。
[比較例5]
N,N-ジメチルオクタデシルアミン、PEGリシノール酸エステルトリグリセリドを添加しなかったこと以外は実施例5と同様にしてY13を合成し、顔料組成物を得た。
[比較例6]
オクタデシルアミン、PEGリシノール酸エステルを添加しなかったこと以外は実施例6と同様にしてY14を合成し、顔料組成物を得た。
[アルキルアミンの定量分析方法]
実施例または比較例で得られた顔料組成物を、N-メチルピロリドンに溶解させ、溶液を濾過し、サンプル溶液を作製する。サンプル溶液を液体クロマトグラフィー質量分析法(LC/MS)で分子量を検出することにより、アルキルアミンを定量した。
[POEアルキルエステルの定量分析方法]
実施例または比較例で得られた顔料組成物を、メタノールに分散させ、分散液を濾過し、サンプル溶液を作製する。サンプル溶液をNMR測定することにより、POEアルキルエステルを定量した。
[PCB定量分析方法]
実施例または比較例で得られた顔料組成物を、イソオクタン、濃硫酸に分散させ、分散液を濾過後に無水炭酸ナトリウムで脱水し、サンプル溶液を作製する。サンプル溶液をガスクロマトグラフィー質量分析法(GC/MS)で分子量を検出することにより、PCBを定量した。
[PAA定量分析方法]
RESOLUTION AP(89)1に準じて分析を行った。
Figure 0007173353000001

※-は添加なし、( )内は添加量
上記表1から分かるとおり、シスアゾ顔料において、PCB含有量15ppm未満、且つPAA含有量700ppm未満に低減することができる。なお、POEアルキルエステルやアルキルアミンにおいて、合成時に添加した量のすべてが合成後の組成物中に残存していない理由は、合成後の濾過・洗浄時に流出している、又は顔料内部に吸着していて検出されていないからであると推測される。

Claims (4)

  1. C.I.ピグメントイエロー83、C.I.ピグメントイエロー13、及びC.I.ピグメントイエロー14からなる群より選ばれる少なくとも1つであり、ポリ塩化ビフェニル含有量が15ppm未満、且つ第一級芳香族アミン含有量が700ppm未満であるジスアゾ顔料。
  2. 請求項に記載のジスアゾ顔料と、炭素数8以上のアルキル基を有するポリ(オキシエチレン)アルキルエステル、及び/又は、炭素数8以上のアルキル基を有するアルキルアミンとを含む顔料組成物。
  3. 前記アルキルアミンが、オクタデシルアミン又はN,N-ジメチルオクタデシルアミンである請求項に記載の顔料組成物。
  4. 請求項2又は3に記載の顔料組成物を含む印刷インキ。
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