JP7172727B2 - 自動運転フォークリフト - Google Patents
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Description
図1及び図2を用いて本発明を実施するための自動運転フォークリフト10の全体構成を説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る自動運転フォークリフト10の側面図である。図2は、サイドシフト装置30の詳細構成を説明する図である。
図3は、制御装置40と油圧回路の構成を説明する図である。制御装置40(例えばCPUを備えた装置)は、搬入空間認識手段40Aと、荷物ユニット搬入手段40Bと、荷物ユニット幅寄せ実行手段40Cと、荷物ユニット幅寄せ停止手段40Dと、フォーク抜取手段40Eと、記憶手段44と、を備えている。なお、記憶手段44は、荷物ユニット、搬入空間等の情報が予め記憶されている。
図4~図6を用いて、自動運転フォークリフト10が荷物ユニットの搬入空間への搬入する様子を説明する。
図7~図14を用いて、第1の実施形態の自動運転フォークリフトによる搬入空間への荷物ユニットの搬入及び載置について説明する。図14は、第1の実施形態の荷物ユニットの搬入動作の説明をするフローチャートである。
ステップS010において、制御装置40は、荷物ユニットを搬入する搬入空間を認識して、ステップS020へ処理を進める。
ステップS020において、制御装置40は、走行装置12を制御して車体11(図1参照)を前方に移動させて、持ち上げている荷物ユニット20A(20)を搬入空間(搬入区画A1~A4)に差し込み、ステップS030へ処理を進める。
以下、図7~図9、図13を用いて、荷物ユニット幅寄せ実行手段40Cの制御における、シフト作動油圧力の上昇状態に応じた荷物ユニットと隣接物体との接触状態の判定について説明する。
図10は、図9におけるX-X方向から見た断面図である。荷物ユニット20A(20)のパレット脚部26RA2、26LA2の載置面56に対向する底面と載置面56との間に第2所定距離L2の隙間を設けた状態で差し込まれている。
第2の実施形態の自動運転フォークリフトは、第1の実施形態の自動運転フォークリフトに対して荷物ユニット幅寄せ停止手段40Dの代わりに荷物ユニット幅寄せ停止手段40Daを有している点で相違する。以下、図15の相違するステップについて詳細に説明する。
上記第1の実施形態及び第2の実施形態の例において、荷物ユニットとしてパレットを含んでいる例で説明したが、パレットを含まない場合でも上述した効果を得ることができる。図16は、荷物ユニット(荷物ユニット20B)が荷物(箱型)である場合の説明の図である。図5の荷物ユニット20Aが、パレット21Aを含んでいるのに対して、パレットの代わりに荷物21B自体がパレットとしての機能を有している。
●[本願の効果]
11 車体
12 走行装置
14 駆動輪(前輪)
16 操舵輪(後輪)
18 搬入場所検出手段
19 サイドシフト量検出手段
20、20A 荷物ユニット
20B、20C 荷物ユニット
21A パレット
22A パレット底面
24A、24B、24C フォーク差込開口部
26RA1、26RA2 パレット脚部
26LA1、26LA2 パレット脚部
26C 開口側面
26LC 左側面
26RC 右側面
30 サイドシフト装置
32 リフトブラケット
33 シフトシリンダ
33A ロッド
33B サイドシフト圧力検出手段
33C リリーフ弁
34A、34B シフターバー
35、35R、35L 連結部材
37 シフター
40 制御装置
40A 搬入空間認識手段
40B 荷物ユニット搬入手段
40C 荷物ユニット幅寄せ実行手段
40D、40Da 荷物ユニット幅寄せ停止手段
40E フォーク抜取手段
44 記憶手段
50 搬入棚
52 隣接物体
56 載置面
A1、A2、A3、A4 搬入区画(搬入空間)
60、60R、60L フォーク
62、62R、62L 載置部
64、64R、64L 立ち上がり部
70 昇降装置
72 チルトシリンダ
80 荷役制御部
81 荷役モータ(電動モータ)
82 油圧ポンプ
83 オイルパン
MK1、MK21~MK28 標識
AR1 幅寄せ区間
AR2 接触区間
AR3 フォーク滑り区間
AR4 フォーク接触区間
AR5 フォーク離間区間
Claims (6)
- 車体と、
前記車体を走行させる走行装置と、
前記車体の前方に配置されたフォークと、
前記車体に対して前記フォークを上下方向に昇降させる昇降装置と、
前記車体に対して前記フォークを左右方向にスライドさせるサイドシフト装置と、
少なくとも前記サイドシフト装置への作動油を供給する油圧ポンプと、
前記走行装置と前記昇降装置と前記サイドシフト装置と前記油圧ポンプを制御する制御装置と、を有する自動運転フォークリフトであって、
前記サイドシフト装置内の作動油の圧力であるシフト作動油圧力を検出するサイドシフト圧力検出手段と、
前記フォークと前記昇降装置を用いて持ち上げた荷物ユニットを搬入するべき空間である搬入空間を検出する搬入場所検出手段と、
を備え、
前記搬入空間には、前記自動運転フォークリフトから見て右又は左に、前記搬入空間に隣接する物体である隣接物体が有り、
前記制御装置は、
前記搬入場所検出手段を用いて、持ち上げている前記荷物ユニットを搬入するべき前記搬入空間を認識する、搬入空間認識手段と、
前記走行装置を制御して前記車体を前方に移動させて、持ち上げている前記荷物ユニットを前記搬入空間に差し込む、荷物ユニット搬入手段と、
前記サイドシフト装置を制御して、前記搬入空間に差し込んだ前記荷物ユニットを、前記フォークとともに前記隣接物体に近づく方向である隣接物体接近方向に移動させながら前記シフト作動油圧力を検出し、検出した前記シフト作動油圧力の上昇状態に応じて、前記荷物ユニットと前記隣接物体との接触状態を判定し、判定の際、前記シフト作動油圧力が予め設定した所定圧力に達した場合に前記荷物ユニットと前記隣接物体とが接触したと判定することで、前記フォークとともに前記荷物ユニットを前記隣接物体接近方向に移動させて前記荷物ユニットを前記隣接物体に接触させた後、前記荷物ユニットに対して前記フォークを前記隣接物体接近方向に滑らせて、前記隣接物体接近方向において前記フォークを前記荷物ユニットの一部に突き当て、前記シフト作動油圧力が予め設定した前記所定圧力に達するまで前記フォークとともに前記荷物ユニットを前記隣接物体接近方向に押し付ける、荷物ユニット幅寄せ実行手段と、
を有する、
自動運転フォークリフト。 - 車体と、
前記車体を走行させる走行装置と、
前記車体の前方に配置されたフォークと、
前記車体に対して前記フォークを上下方向に昇降させる昇降装置と、
前記車体に対して前記フォークを左右方向にスライドさせるサイドシフト装置と、
少なくとも前記サイドシフト装置への作動油を供給する油圧ポンプと、
前記走行装置と前記昇降装置と前記サイドシフト装置と前記油圧ポンプを制御する制御装置と、を有する自動運転フォークリフトであって、
前記サイドシフト装置内の作動油の圧力であるシフト作動油圧力を検出するサイドシフト圧力検出手段と、
前記フォークと前記昇降装置を用いて持ち上げた荷物ユニットを搬入するべき空間である搬入空間を検出する搬入場所検出手段と、
を備え、
前記搬入空間には、前記自動運転フォークリフトから見て右又は左に、前記搬入空間に隣接する物体である隣接物体が有り、
前記制御装置は、
前記搬入場所検出手段を用いて、持ち上げている前記荷物ユニットを搬入するべき前記搬入空間を認識する、搬入空間認識手段と、
前記走行装置を制御して前記車体を前方に移動させて、持ち上げている前記荷物ユニットを前記搬入空間に差し込む、荷物ユニット搬入手段と、
前記サイドシフト装置を制御して、前記搬入空間に差し込んだ前記荷物ユニットを、前記フォークとともに前記隣接物体に近づく方向に移動させながら前記シフト作動油圧力を検出し、検出した前記シフト作動油圧力の上昇状態に応じて、前記荷物ユニットと前記隣接物体との接触状態を判定する、荷物ユニット幅寄せ実行手段と、
を有し、
前記サイドシフト装置には、前記サイドシフト装置内の作動油の圧力をリリーフ圧以下に制限するリリーフ弁が設けられており、
前記制御装置は、
前記荷物ユニット幅寄せ実行手段にて前記荷物ユニットを移動させながら検出している前記シフト作動油圧力が、前記リリーフ圧に達した場合、前記荷物ユニットが前記隣接物体に接触していると判定して前記サイドシフト装置の動作を停止させる、荷物ユニット幅寄せ停止手段を有する、
自動運転フォークリフト。 - 車体と、
前記車体を走行させる走行装置と、
前記車体の前方に配置されたフォークと、
前記車体に対して前記フォークを上下方向に昇降させる昇降装置と、
前記車体に対して前記フォークを左右方向にスライドさせるサイドシフト装置と、
少なくとも前記サイドシフト装置への作動油を供給する油圧ポンプと、
前記走行装置と前記昇降装置と前記サイドシフト装置と前記油圧ポンプを制御する制御装置と、を有する自動運転フォークリフトであって、
前記サイドシフト装置内の作動油の圧力であるシフト作動油圧力を検出するサイドシフト圧力検出手段と、
前記フォークと前記昇降装置を用いて持ち上げた荷物ユニットを搬入するべき空間である搬入空間を検出する搬入場所検出手段と、
を備え、
前記搬入空間には、前記自動運転フォークリフトから見て右又は左に、前記搬入空間に隣接する物体である隣接物体が有り、
前記制御装置は、
前記搬入場所検出手段を用いて、持ち上げている前記荷物ユニットを搬入するべき前記搬入空間を認識する、搬入空間認識手段と、
前記走行装置を制御して前記車体を前方に移動させて、持ち上げている前記荷物ユニットを前記搬入空間に差し込む、荷物ユニット搬入手段と、
前記サイドシフト装置を制御して、前記搬入空間に差し込んだ前記荷物ユニットを、前記フォークとともに前記隣接物体に近づく方向に移動させながら前記シフト作動油圧力を検出し、検出した前記シフト作動油圧力の上昇状態に応じて、前記荷物ユニットと前記隣接物体との接触状態を判定する、荷物ユニット幅寄せ実行手段と、
を有し、
前記サイドシフト装置には、前記サイドシフト装置内の作動油の圧力をリリーフ圧以下に制限するリリーフ弁が設けられており、
前記制御装置は、
前記荷物ユニット幅寄せ実行手段にて前記荷物ユニットを移動させながら検出している前記シフト作動油圧力の上昇を検出した時点から、所定時間又は所定距離だけ前記荷物ユニットの移動を継続した後に前記サイドシフト装置の動作を停止する微小サイド移動動作を、前記シフト作動油圧力が前記リリーフ圧に達するまで繰り返し、
前記シフト作動油圧力が前記リリーフ圧に達した場合、前記荷物ユニットが前記隣接物体に接触していると判定する、荷物ユニット幅寄せ停止手段を有する、
自動運転フォークリフト。 - 請求項2又は3に記載の自動運転フォークリフトであって、
前記荷物ユニットは、
荷物を載置可能あるいは収容可能なパレット、又は、前記パレット及び荷物、又は、荷物、である、
自動運転フォークリフト。 - 請求項4に記載の自動運転フォークリフトであって、
前記荷物ユニットが前記パレットを含む場合、
前記パレットには、前記フォークを差し込むことが可能なフォーク差込開口部が形成されており、
前記フォーク差込開口部は、上方は前記パレットの底面であるパレット底面、左右は前記パレット底面の左右に設けられた脚部であるパレット脚部、に囲まれており、
前記制御装置は、
前記荷物ユニット幅寄せ停止手段にて前記シフト作動油圧力が前記リリーフ圧に達した後、前記昇降装置を制御して前記フォークを下方に移動させて前記荷物ユニットを前記隣接物体に接触させたまま前記搬入空間内に載置して前記フォークを前記パレット底面から離間させ、前記サイドシフト装置を制御して前記フォークを前記隣接物体とは反対の方向に移動させて前記フォークを前記パレット脚部から離間させ、前記走行装置を制御して前記車体を後方に移動させて前記フォークを前記荷物ユニットから抜き取る、フォーク抜取手段を有する、
自動運転フォークリフト。 - 請求項4に記載の自動運転フォークリフトであって、
前記荷物ユニットは荷物であって、前記荷物には、前記フォークを差し込むことが可能なフォーク差込開口部が設けられており、
前記フォーク差込開口部は、上方は前記フォーク差込開口部の上面である開口上面、左右は前記フォーク差込開口部の左側面及び右側面である開口側面に囲まれており、
前記制御装置は、
前記荷物ユニット幅寄せ停止手段にて前記シフト作動油圧力が前記リリーフ圧に達した後、前記昇降装置を制御して前記フォークを下方に移動させて前記荷物ユニットを前記隣接物体に接触させたまま前記搬入空間内に載置して前記フォークを前記開口上面から離間させ、前記サイドシフト装置を制御して前記フォークを前記隣接物体とは反対の方向に移動させて前記フォークを前記開口側面から離間させ、前記走行装置を制御して前記車体を後方に移動させて前記フォークを前記荷物ユニットから抜き取る、フォーク抜取手段を有する、
自動運転フォークリフト。
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