JP7435432B2 - フォークリフト - Google Patents
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Description
本開示は、フォークリフトに関する。
特許文献1に開示のフォークリフトは、荷役装置と、操作部と、を備える。荷役装置は、荷役動作を行う。荷役装置は、フォークを備える。操作部は、フォークリフトを操作する操作者に操作される。操作部の操作によって、フォークの上下方向の位置、及びフォークの傾きを調整することができる。荷取り作業や荷置き作業を行う際には、操作者が操作部を操作することでフォークと荷役対象との位置合わせを行う。フォークと荷役対象との位置合わせを行った後に、フォークを荷役対象に近付けることで、荷取り作業や荷置き作業が行われる。
操作者がフォークと荷役対象との位置合わせを行った場合であっても、フォークと荷役対象との間には、ずれが生じている場合がある。フォークリフトは、操作者による位置合わせのずれが小さくなるように制御を行う補助機能を備えている場合がある。しかしながら、この補助機能により、操作者の操作が制限されるおそれがある。例えば、操作者が操作部を操作することでフォークと荷役対象との位置合わせを行っている際に、フォークと荷役対象とのずれが生じていない位置で制御装置がフォークを停止させる場合がある。この場合、操作者が操作部を操作しているにも関わらず、制御装置がフォークを停止させてしまう。このため、フォークリフトの操作性の低下を招くおそれがある。
上記課題を解決するフォークリフトは、フォークを有する荷役装置と、ティルト動作、リフト動作、及びサイドシフト動作の少なくとも1つを含む荷役動作を前記荷役装置に行わせるように構成された制御装置と、前記荷役動作を前記荷役装置に行わせる際に操作される操作部であって操作者によって操作される操作部が操作されているか否かを示す情報を取得する取得部と、を備え、前記制御装置は、前記操作者による前記フォークと荷役対象との位置合わせのずれを小さくするように前記荷役装置の制御を行うことで、前記操作者の補助を行う補助部と、前記操作部が操作されている場合、当該操作部の操作により前記荷役装置が行う前記荷役動作と同一の前記荷役動作に対する前記補助部による前記補助を禁止する禁止部と、を備える。
操作部の操作による荷役動作が行われている場合、当該荷役動作と同一の荷役動作に対する補助が禁止される。このため、操作者が操作部を操作している場合に、当該操作部による荷役動作が補助部による補助によって制限されることが抑制される。操作者の操作が制御装置によって制限されないため、操作者の違和感が軽減されるとともに、フォークリフトの操作性の低下を抑制できる。
上記フォークリフトについて、前記荷役動作は、前記リフト動作を含み、前記操作部は、前記リフト動作に対応するリフト操作部を含み、前記補助部は、前記フォークと前記荷役対象との上下方向に対する相対的な位置ずれが小さくなるように前記補助を行うように構成されたリフト補助部を含み、前記禁止部は、前記リフト操作部の操作により前記リフト動作が行われている場合、前記リフト補助部による前記補助を禁止するリフト禁止部を含んでいてもよい。
上記フォークリフトについて、前記荷役動作は、前記ティルト動作を含み、前記操作部は、前記ティルト動作に対応するティルト操作部を含み、前記補助部は、前記フォークと前記荷役対象との前後方向に対する相対的な傾きのずれが小さくなるように前記補助を行うように構成されたティルト補助部を含み、前記禁止部は、前記ティルト操作部の操作により前記ティルト動作が行われている場合、前記ティルト補助部による前記補助を禁止するティルト禁止部を含んでいてもよい。
上記フォークリフトについて、前記荷役動作は、前記サイドシフト動作を含み、前記操作部は、前記サイドシフト動作に対応するサイドシフト操作部を含み、前記補助部は、前記フォークと前記荷役対象との左右方向に対する相対的な位置ずれが小さくなるように前記補助を行うように構成されたサイドシフト補助部を含み、前記禁止部は、前記サイドシフト操作部の操作により前記サイドシフト動作が行われている場合、前記サイドシフト補助部による前記補助を禁止するサイドシフト禁止部を含んでいてもよい。
上記フォークリフトについて、前記補助部は、前記フォークが前記荷役対象に近付く過程で前記補助を行ってもよい。
フォークを荷役対象に近付ける段階では、操作者がフォークと荷役対象との位置合わせを終えていると想定される。補助部は、操作者がフォークと荷役対象との位置合わせを終えた後に、この位置合わせにより生じたずれを小さくする。位置合わせを終えていないにも関わらず補助が行われることを抑制できる。
フォークを荷役対象に近付ける段階では、操作者がフォークと荷役対象との位置合わせを終えていると想定される。補助部は、操作者がフォークと荷役対象との位置合わせを終えた後に、この位置合わせにより生じたずれを小さくする。位置合わせを終えていないにも関わらず補助が行われることを抑制できる。
本発明によれば、操作性の低下を抑制できる。
(第1実施形態)
フォークリフトの第1実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、フォークリフト10は、車体11と、リーチレグ12と、前輪13と、後輪14と、荷役装置21と、操作部34と、を備える。
フォークリフトの第1実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、フォークリフト10は、車体11と、リーチレグ12と、前輪13と、後輪14と、荷役装置21と、操作部34と、を備える。
本実施形態のフォークリフト10は、リーチ式のフォークリフトである。フォークリフト10は、カウンタ式のフォークリフトであってもよい。フォークリフト10は、フォークリフト10に搭乗した操作者によって手動で動作するものであってもよいし、自動での動作と手動での動作を切り替えられるものであってもよい。即ち、フォークリフト10は、操作者による手動での動作が可能なものであればよい。以下の説明において、前後左右上下とはフォークリフト10を基準にした前後左右上下である。前後方向は、フォークリフト10の進行方向ともいえる。左右方向は、フォークリフト10の車幅方向ともいえる。上下方向はフォークリフト10の高さ方向ともいえる。
リーチレグ12は、左右方向に互いに離間して2つ設けられている。リーチレグ12は、車体11から前方に延びている。
前輪13は、各リーチレグ12に1つずつ設けられている。後輪14は、車体11に設けられている。後輪14は、操舵輪である。後輪14は、駆動輪である。
前輪13は、各リーチレグ12に1つずつ設けられている。後輪14は、車体11に設けられている。後輪14は、操舵輪である。後輪14は、駆動輪である。
荷役装置21は、車体11の前方に設けられている。荷役装置21は、マスト22と、リフトブラケット25と、フォーク26と、リフトシリンダ31と、ティルトシリンダ32と、リーチシリンダ33と、を備える。
マスト22は、多段式のマストである。マスト22は、アウタマスト23と、インナマスト24と、を備える。インナマスト24は、アウタマスト23に対して昇降可能に設けられている。
リフトブラケット25は、インナマスト24に固定されている。フォーク26は、リフトブラケット25に固定されている。フォーク26は、左右方向に互いに離間して2つ設けられている。リフトブラケット25は、フォーク26をインナマスト24に固定するための部材である。
リフトシリンダ31は、油圧シリンダである。リフトブラケット25は、リフトシリンダ31への作動油の給排によって昇降する。フォーク26は、リフトブラケット25とともに昇降する。
ティルトシリンダ32は、油圧シリンダである。リフトブラケット25は、ティルトシリンダ32への作動油の給排によって前後方向に傾動する。傾動は、リフトブラケット25を前方に傾動させる前傾、及びリフトブラケット25を後方に傾動させる後傾を含む。フォーク26は、リフトブラケット25とともに傾動する。
リーチシリンダ33は、油圧シリンダである。マスト22は、リーチシリンダ33への作動油の給排によって前後方向に移動する。フォーク26は、マスト22とともに前後方向に移動する。以下、リーチシリンダ33によってフォーク26を前進させることをリーチアウト動作という。
操作部34は、リフト操作部35と、ティルト操作部36と、リーチ操作部37と、を含む。
リフト操作部35は、操作者によって操作される。本実施形態のリフト操作部35はレバーである。リフト操作部35は、中立位置から前傾又は後傾する。リフト操作部35は、フォーク26を昇降させるときに操作者によって操作される。
リフト操作部35は、操作者によって操作される。本実施形態のリフト操作部35はレバーである。リフト操作部35は、中立位置から前傾又は後傾する。リフト操作部35は、フォーク26を昇降させるときに操作者によって操作される。
ティルト操作部36は、操作者によって操作される。本実施形態のティルト操作部36はレバーである。ティルト操作部36は、中立位置から前傾又は後傾する。ティルト操作部36は、フォーク26を傾動させるときに操作者によって操作される。
リーチ操作部37は、操作者によって操作される。本実施形態のリーチ操作部37はレバーである。リーチ操作部37は、中立位置から前傾又は後傾する。リーチ操作部37は、フォーク26を前後方向に移動させるときに操作者によって操作される。
図3に示すように、フォークリフト10は、リフトセンサ41と、ティルトセンサ42と、リーチセンサ43と、駆動機構44と、油圧機構45と、検出部46と、カメラ51と、画像処理装置52と、制御装置61と、を備える。
リフトセンサ41は、リフト操作部35の操作量を検出する。リフトセンサ41は、リフト操作部35の操作量に応じた電気信号を出力する。リフトセンサ41によってリフト操作部35の操作量が検出されていれば、リフト操作部35が操作されているといえる。リフトセンサ41によってリフト操作部35の操作量が検出されていなければ、リフト操作部35が操作されていないといえる。リフトセンサ41の検出結果は、リフト操作部35が操作されているか否かを示す情報といえる。
ティルトセンサ42は、ティルト操作部36の操作量を検出する。ティルトセンサ42は、ティルト操作部36の操作量に応じた電気信号を出力する。ティルトセンサ42によってティルト操作部36の操作量が検出されていれば、ティルト操作部36が操作されているといえる。ティルトセンサ42によってティルト操作部36の操作量が検出されていなければ、ティルト操作部36が操作されていないといえる。ティルトセンサ42の検出結果は、ティルト操作部36が操作されているか否かを示す情報といえる。
リーチセンサ43は、リーチ操作部37の操作量を検出する。リーチセンサ43は、リーチ操作部37の操作量に応じた電気信号を出力する。リーチセンサ43によってリーチ操作部37の操作量が検出されていれば、リーチ操作部37が操作されているといえる。リーチセンサ43によってリーチ操作部37の操作量が検出されていなければ、リーチ操作部37が操作されていないといえる。リーチセンサ43の検出結果は、リーチ操作部37が操作されているか否かを示す情報といえる。
駆動機構44は、フォークリフト10を走行動作させるための部材である。駆動機構44は、後輪14を駆動させるための駆動源及び後輪14を操舵するための操舵機構を含む。駆動源をモータとするフォークリフトであれば、駆動機構44はモータドライバを含む。駆動源をエンジンとするフォークリフトであれば、駆動機構44は燃料噴射装置を含む。
油圧機構45は、油圧機器への作動油の給排を制御するための部材である。油圧機器は、リフトシリンダ31、ティルトシリンダ32、及びリーチシリンダ33を含む。油圧機構45は、作動油を吐出するポンプ、及び油圧機器への作動油の給排を制御するコントロールバルブを含む。
検出部46は、フォーク26の位置及び傾きを検出するために設けられている。検出部46は、ティルト角センサ47と、揚高センサ48と、リーチ量センサ49と、を含む。
ティルト角センサ47は、ティルト角を検出する。ティルト角とは、フォーク26の傾動角度である。フォーク26の傾動角度は、例えば、フォーク26が傾動していない状態を0°とした場合の角度である。ティルト角センサ47は、ティルト角に応じた電気信号を制御装置61に出力する。制御装置61は、ティルト角センサ47からの電気信号によりティルト角を認識可能である。
ティルト角センサ47は、ティルト角を検出する。ティルト角とは、フォーク26の傾動角度である。フォーク26の傾動角度は、例えば、フォーク26が傾動していない状態を0°とした場合の角度である。ティルト角センサ47は、ティルト角に応じた電気信号を制御装置61に出力する。制御装置61は、ティルト角センサ47からの電気信号によりティルト角を認識可能である。
揚高センサ48は、揚高を検出する。揚高は、路面からフォーク26までの高さである。揚高センサ48は、揚高に応じた電気信号を制御装置61に出力する。制御装置61は、揚高センサ48からの電気信号により揚高を認識可能である。
リーチ量センサ49は、リーチ量を検出する。リーチ量とは、フォーク26が最も車体11に近い状態を0とした場合のフォーク26の前進量である。即ち、リーチ量とは、リーチアウト動作によりフォーク26が前進している距離である。リーチ量センサ49は、リーチ量に応じた電気信号を制御装置61に出力する。制御装置61は、リーチ量センサ49からの電気信号によりリーチ量を認識可能である。
カメラ51は、RGBカメラである。カメラ51は、CCDイメージセンサ又はCMOSイメージセンサ等の撮像素子を備える。カメラ51は、赤、緑及び青の3色のカラー信号で構成された画像データを出力する。
カメラ51は、フォーク26とともに昇降し、かつ、フォーク26とともに傾動する箇所に取り付けられている。本実施形態において、カメラ51は、リフトブラケット25に取り付けられている。カメラ51の左右方向の位置は、例えば、2つのフォーク26同士の中心位置である。
カメラ51は、前方を向いて配置されている。カメラ51は、撮像範囲にフォーク26の前方が映りこむように配置されている。撮像範囲は、カメラ51の水平画角と垂直画角によって定まる。
画像処理装置52は、プロセッサ53と、記憶部54と、を備える。プロセッサ53としては、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、又はDSP(Digital Signal Processor)が用いられる。記憶部54は、RAM(Random access memory)及びROM(Read Only Memory)を含む。記憶部54は、処理をプロセッサに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。記憶部54、即ち、コンピュータ可読媒体は、汎用または専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。画像処理装置52は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェア回路によって構成されていてもよい。処理回路である画像処理装置52は、コンピュータプログラムに従って動作する1つ以上のプロセッサ、ASICやFPGA等の1つ以上のハードウェア回路、或いは、それらの組み合わせを含み得る。
画像処理装置52は、カメラ51の撮像によって得られた画像データから荷役対象の位置、及び荷役対象の傾きを検出する。荷役対象は、フォーク26に積載されるパレット、及びパレットが置かれる対象となる荷置き場を含む。
画像処理装置52は、画像データからカメラ座標系での荷役対象の座標及び傾きを導出する。カメラ座標系の座標をカメラ座標とする。荷役対象のカメラ座標の導出手法は任意である。
画像処理装置52は、画像データ中の荷役対象の写り方から荷役対象のカメラ座標及び傾きを導出してもよい。カメラ51と荷役対象との相対位置と荷役対象の写り方には相関があるため、この相関を用いて荷役対象のカメラ座標及び傾きを導出するようにしてもよい。
画像処理装置52は、AR(Augmented Reality)マーカーを用いて荷役対象のカメラ座標及び傾きを導出してもよい。荷役対象にARマーカーが設けられている場合、カメラ51によってARマーカーが撮像されることでARマーカーのカメラ座標を導出することができる。画像処理装置52は、ARマーカーの座標をパレットの座標とみなしてもよいし、ARマーカーと荷役対象の位置関係から荷役対象のカメラ座標を導出してもよい。
画像処理装置52は、時間変化に伴うカメラ51の位置、及び姿勢の変化からカメラ座標及び傾きを導出してもよい。この場合、フォークリフト10は、カメラ51の位置及び姿勢を検出するセンサを備える。画像処理装置52は、異なる2つの時刻である第1時刻及び第2時刻でのカメラ51の位置及び姿勢をセンサから取得する。画像処理装置52は、第1時刻及び第2時刻でのカメラ51の位置及び姿勢の変化を導出する。画像処理装置52は、第1時刻及び第2時刻での画像に写る同一特徴点の画像上での座標の変化と、第1時刻及び第2時刻でのカメラ51の位置及び姿勢の変化とを用いて三角測量により特徴点のカメラ座標を導出する。即ち、画像処理装置52は、第1時刻でのカメラ51と第2時刻でのカメラ51とを1つのステレオカメラとみなしてカメラ座標を導出する。特徴点とは、荷役対象のエッジなど、荷役対象の境目として認識可能な部分である。特徴点の抽出アルゴリズムとしては、例えば、SIFT(Scale-Invariant Feature Transform)、又はSURF(Speeded Up Robust Features)を挙げることができる。画像処理装置52は、特徴点のカメラ座標から、荷役対象のカメラ座標及び傾きを導出する。
画像処理装置52は、荷役対象のカメラ座標を導出すると、カメラ座標をワールド座標系の座標に変換する。ワールド座標系は3軸直交座標系である。ワールド座標系のX軸は左右方向に延びる軸である。ワールド座標系のY軸は前後方向に延びる軸である。ワールド座標系のZ軸は上下方向に延びる軸である。ワールド座標系の原点は、フォークリフト10との位置関係が一定であればよく、例えば、2つの前輪13同士の間の中心位置を原点とすることができる。ワールド座標系の座標をワールド座標とする。画像処理装置52は、ワールド座標系の原点とカメラ座標系の原点とのずれ、及びワールド座標系の座標軸とカメラ座標系の座標軸とのずれに基づき、カメラ座標をワールド座標に変換する。リフトブラケット25の位置、及び傾きによってカメラ座標系の原点、及び座標軸の傾きは変化する。このため、画像処理装置52は、制御装置61からティルト角、揚高、及びリーチ量を取得し、これに基づき、カメラ座標をワールド座標に変換する。これにより、画像処理装置52は、荷役対象のワールド座標、及び傾きを導出することができる。なお、荷役対象の傾きとは、ワールド座標系の座標軸に対する荷役対象のずれ角である。図2には、ワールド座標系のX軸を矢印X、Y軸を矢印Y、Z軸を矢印Zで示している。以下の説明において、X座標とはワールド座標系でのX座標であり、Z座標とはワールド座標系でのZ座標である。
図3に示すように、制御装置61は、プロセッサ62と、記憶部63と、を備える。制御装置61のハードウェア構成は、例えば、画像処理装置52と同一である。
制御装置61は、走行動作に関する制御を行う。制御装置61は、駆動機構44を制御することでフォークリフト10を走行させる。
制御装置61は、走行動作に関する制御を行う。制御装置61は、駆動機構44を制御することでフォークリフト10を走行させる。
制御装置61は、荷役動作に関する制御を行う。制御装置61は、油圧機構45を制御することで荷役装置21に荷役動作を行わせる。制御装置61は、リフトセンサ41、ティルトセンサ42、及びリーチセンサ43の検出結果を取得する。制御装置61は、リフトセンサ41、ティルトセンサ42、及びリーチセンサ43の検出結果に応じて荷役装置21に荷役動作を行わせる。これにより、制御装置61は、操作者の操作に応じた荷役動作を荷役装置21に行わせることができる。制御装置61は、ティルトセンサ42、リフトセンサ41、及びリーチセンサ43の検出結果を取得することで、リフト操作部35、ティルト操作部36、及びリーチ操作部37のそれぞれが操作されているか否かを判定できる。制御装置61は、取得部として機能しているといえる。本実施形態の荷役動作は、フォーク26を昇降させるリフト動作、フォーク26を傾動させるティルト動作、及びフォーク26を前後方向に移動させるリーチ動作を含む。リフト操作部35は、リフト動作に対応している。ティルト操作部36は、ティルト動作に対応している。リーチ操作部37は、リーチ動作に対応している。
フォークリフト10によって荷役作業を行う際には、操作者がフォーク26と荷役対象との位置合わせを行う。荷役作業は、荷置き作業及び荷取り作業を含む。荷置き作業とは、フォーク26に積載されたパレットを荷置き場に置くことである。荷取り作業とは、荷置き場に置かれたパレットをフォーク26に積載することである。
フォーク26と荷役対象との位置合わせを行う際、操作者は、リフト操作部35を操作することでフォーク26と荷役対象との上下方向の位置を合わせる。操作者は、ティルト操作部36を操作することでフォーク26と荷役対象との傾きを合わせる。この状態でリーチ操作部37を操作してフォーク26を荷役対象に近付けていくことで、荷置き作業又は荷取り作業が行われる。パレットの荷取りを例に挙げて説明すると、操作者はフォーク26とパレットの差込孔との上下方向の位置、及びフォーク26とパレットとの傾きを合わせた上でフォーク26を差込孔に差し込んでいく。
制御装置61は、補助制御を行うことで、操作者によるフォークリフト10の操作の補助を行う。補助制御は、操作者の操作によるフォーク26と荷役対象との位置合わせのずれを自動で小さくする制御である。補助制御は、リフト動作を補助するリフト補助制御と、ティルト動作を補助するティルト補助制御と、を含む。以下では、一例として、フォーク26にパレットを積載する荷取り作業を行う際の補助制御について説明を行う。補助制御が行われるタイミングは任意である。例えば、フォークリフト10が起動状態の場合、常に補助制御が行われるようにしてもよいし、予め定められた条件が成立した場合に補助制御が行われるようにしてもよい。予め定められた条件としては、例えば、荷役動作が開始されることである。
以下、リフト補助制御について説明する。
リフト補助制御は、例えば、リフト動作の開始を条件として開始される。制御装置61は、リフトセンサ41によってリフト操作部35の操作量が検出されていればリフト動作を開始する。制御装置61は、これに伴いリフト補助制御を開始する。リフト補助制御は、所定の制御周期で繰り返し行われる。
リフト補助制御は、例えば、リフト動作の開始を条件として開始される。制御装置61は、リフトセンサ41によってリフト操作部35の操作量が検出されていればリフト動作を開始する。制御装置61は、これに伴いリフト補助制御を開始する。リフト補助制御は、所定の制御周期で繰り返し行われる。
図4に示すように、ステップS1において、制御装置61は、パレットのワールド座標を取得する。パレットのワールド座標は画像処理装置52から取得することができる。
次に、ステップS2において、制御装置61は、フォーク26とパレットとの位置ずれが生じているか否かを判定する。リフト補助制御において、フォーク26とパレットとの位置ずれとは、フォーク26とパレットとの上下方向に対する相対的な位置ずれである。詳細にいえば、フォーク26とパレットとの上下方向に対する相対的な位置ずれとは、フォーク26の上下方向の中心位置と、パレットの差込孔における上下方向の中心位置との上下方向に対するずれである。リーチ動作によりフォーク26をパレットに向けて移動させた際に、フォーク26が差込孔に差し込まれる状態は位置ずれが生じていない状態といえる。
次に、ステップS2において、制御装置61は、フォーク26とパレットとの位置ずれが生じているか否かを判定する。リフト補助制御において、フォーク26とパレットとの位置ずれとは、フォーク26とパレットとの上下方向に対する相対的な位置ずれである。詳細にいえば、フォーク26とパレットとの上下方向に対する相対的な位置ずれとは、フォーク26の上下方向の中心位置と、パレットの差込孔における上下方向の中心位置との上下方向に対するずれである。リーチ動作によりフォーク26をパレットに向けて移動させた際に、フォーク26が差込孔に差し込まれる状態は位置ずれが生じていない状態といえる。
フォーク26とパレットとの位置ずれが生じているか否かは、フォーク26のワールド座標と、パレットのワールド座標とに基づいて判定することができる。ワールド座標系の原点とフォーク26との位置関係は揚高、ティルト角及びリーチ量によって定まる。従って、制御装置61は、揚高、ティルト角及びリーチ量からフォーク26のワールド座標を導出することができる。制御装置61は、フォーク26のZ座標とパレットの差込孔のZ座標との差をフォーク26とパレットとの位置ずれ量とみなす。制御装置61は、フォーク26とパレットとの位置ずれ量が閾値未満であれば位置ずれが生じていないと判定する。制御装置61は、フォーク26とパレットとの位置ずれ量が閾値以上であれば位置ずれが生じていると判定する。ステップS2の判定結果が否定の場合、制御装置61はリフト補助制御を終了する。ステップS2の判定結果が肯定の場合、制御装置61は、ステップS3の処理を行う。
ステップS3において、制御装置61は、リフト動作中か否かを判定する。言い換えれば、制御装置61は、リフト動作が停止されたか否かを判定する。制御装置61は、リフトセンサ41によってリフト操作部35の操作量が検出されていればリフト動作中であると判定する。制御装置61は、リフトセンサ41によってリフト操作部35の操作量が検出されていなければリフト動作中ではないと判定する。ステップS3の判定結果が肯定の場合、制御装置61はステップS11の処理を行う。ステップS3の判定結果が否定の場合、制御装置61はステップS4の処理を行う。
ステップS4において、制御装置61は、リーチアウト動作を開始するか否かを判定する。制御装置61は、リーチ操作部37によってリーチアウト動作が指示されていれば、リーチアウト動作を開始する。ステップS4の判定結果が否定の場合、制御装置61はリフト補助制御を終了する。ステップS4の判定結果が肯定の場合、制御装置61はステップS5の処理を行う。
ステップS5において、制御装置61は、リフト動作の補助を行う。リフト動作の補助とは、制御装置61がフォーク26とパレットとの上下方向に対する相対的な位置ずれを小さくするように荷役装置21の制御を行うことである。制御装置61は、リーチアウト動作中に、位置ずれを小さくするように制御を行う。リーチアウト動作中は、フォーク26がパレットに近付く。制御装置61は、フォーク26がパレットに近付く過程でリフト動作の補助を行うといえる。制御装置61は、油圧機構45を制御することでフォーク26を昇降させる。例えば、制御装置61は、フォーク26とパレットとの位置ずれ量が閾値未満になるようにフォーク26を昇降させる。制御装置61は、フォーク26とパレットとの位置ずれ量が閾値未満になると、フォーク26の昇降を停止する。ステップS5の処理を行うことで、制御装置61は、補助部及びリフト補助部を備えているといえる。
ステップS11において、制御装置61は、リフト動作の補助を禁止する。即ち、リフト動作中には、フォーク26とパレットとの位置ずれを小さくするように制御装置61による補助が行われることが禁止される。リフト動作の補助では、フォーク26とパレットとの位置ずれ量が閾値未満になると、フォーク26の昇降が停止する。リフト動作の補助が禁止されることで、リフト動作中に自動でフォーク26が停止することが抑制されている。ステップS11の処理を行うことで、制御装置61は、禁止部及びリフト禁止部を備えているといえる。
以下、ティルト補助制御について説明する。
ティルト補助制御は、例えば、ティルト動作の開始を条件として開始される。制御装置61は、ティルトセンサ42によってティルト操作部36の操作量が検出されていればティルト動作を開始する。制御装置61は、これに伴いティルト補助制御を開始する。ティルト補助制御は、所定の制御周期で繰り返し行われる。
ティルト補助制御は、例えば、ティルト動作の開始を条件として開始される。制御装置61は、ティルトセンサ42によってティルト操作部36の操作量が検出されていればティルト動作を開始する。制御装置61は、これに伴いティルト補助制御を開始する。ティルト補助制御は、所定の制御周期で繰り返し行われる。
図5に示すように、ステップS21において、制御装置61は、パレットの傾きを取得する。パレットの傾きは画像処理装置52から取得することができる。
次に、ステップS22において、制御装置61は、フォーク26とパレットとの傾きのずれが生じているか否かを判定する。フォーク26とパレットとの傾きのずれとは、フォーク26とパレットとの前後方向に対する相対的な傾きのずれである。
次に、ステップS22において、制御装置61は、フォーク26とパレットとの傾きのずれが生じているか否かを判定する。フォーク26とパレットとの傾きのずれとは、フォーク26とパレットとの前後方向に対する相対的な傾きのずれである。
フォーク26とパレットとの傾きのずれが生じているか否かは、フォーク26の傾きと、パレットの傾きに基づいて判定することができる。フォーク26の傾きとは、ティルト角である。パレットの傾きは、ワールド座標系のY軸に対するパレットの傾きである。ティルト角は、ワールド座標系のY軸に対する傾きを表すため、ティルト角とワールド座標系のY軸に対するパレットの傾きとの差は、フォーク26とパレットとの前後方向に対する相対的な傾きのずれといえる。制御装置61は、フォーク26の傾きとパレットの傾きとの差をフォーク26とパレットとの角度ずれ量とみなす。制御装置61は、フォーク26とパレットとの角度ずれ量が閾値未満であれば傾きのずれが生じていないと判定する。制御装置61は、フォーク26とパレットとの角度ずれ量が閾値以上であれば傾きのずれが生じていると判定する。ステップS22の判定結果が否定の場合、制御装置61はティルト補助制御を終了する。ステップS22の判定結果が肯定の場合、制御装置61は、ステップS23の処理を行う。
ステップS23において、制御装置61は、ティルト動作中か否かを判定する。言い換えれば、制御装置61は、ティルト動作が停止されたか否かを判定する。制御装置61は、ティルトセンサ42によってティルト操作部36の操作量が検出されていればティルト動作中であると判定する。制御装置61は、ティルトセンサ42によってティルト操作部36の操作量が検出されていなければティルト動作中ではないと判定する。ステップS23の判定結果が肯定の場合、制御装置61はステップS31の処理を行う。ステップS23の判定結果が否定の場合、制御装置61はステップS24の処理を行う。
ステップS24は、ステップS4と同様の処理である。ステップS24の判定結果が否定の場合、制御装置61はティルト補助制御を終了する。ステップS24の判定結果が肯定の場合、制御装置61はステップS25の処理を行う。
ステップS25において、制御装置61は、ティルト動作の補助を行う。ティルト動作の補助とは、制御装置61がフォーク26とパレットとの傾きのずれを小さくするように荷役装置21の制御を行うことである。制御装置61は、リーチアウト動作中に、傾きのずれを小さくするように制御を行う。リーチアウト動作中は、フォーク26がパレットに近付く。制御装置61は、フォーク26がパレットに近付く過程でティルト動作の補助を行うといえる。制御装置61は、油圧機構45を制御することでフォーク26を傾動させる。これにより、制御装置61は、フォーク26とパレットとの傾きのずれを小さくする。例えば、制御装置61は、フォーク26とパレットとの角度ずれ量が閾値未満になるようにフォーク26を傾動させる。制御装置61は、フォーク26とパレットとの角度ずれ量が閾値未満になると、フォーク26の傾動を停止する。ステップS25の処理を行うことで、制御装置61は、補助部及びティルト補助部を備えているといえる。
ステップS31において、制御装置61は、ティルト動作の補助を禁止する。即ち、ティルト動作中には、フォーク26とパレットとの傾きのずれを小さくするように制御装置61による補助が行われることが禁止される。ティルト動作の補助では、フォーク26とパレットとの角度ずれ量が閾値未満になると、フォーク26の傾動が停止する。ティルト動作の補助が禁止されることで、ティルト動作中に自動でフォーク26が停止することが抑制されている。ステップS31の処理を行うことで、制御装置61は、禁止部及びティルト禁止部を備えているといえる。
上記したように、制御装置61は、リフト操作部35によるリフト動作を行っている場合にはリフト動作の補助を禁止し、ティルト操作部36によるティルト動作を行っている場合にはティルト動作の補助を禁止している。制御装置61は、操作部34が操作されている場合、当該操作部34の操作により荷役装置21が行う荷役動作と同一の荷役動作に対する補助を禁止しているといえる。
第1実施形態の作用について説明する。
図6に示すように、棚Rに置かれたパレットPを荷取りする場合を例に挙げて説明を行う。棚Rは、複数の棚板Bを備える。棚板Bは、上下方向に互いに離間して設けられている。棚板Bには、パレットPが配置されている。複数のパレットPは、上下方向に互いに離間して3つ配置されている。パレットPは、差込孔Hを備える。パレットPには荷Wが積まれている。
図6に示すように、棚Rに置かれたパレットPを荷取りする場合を例に挙げて説明を行う。棚Rは、複数の棚板Bを備える。棚板Bは、上下方向に互いに離間して設けられている。棚板Bには、パレットPが配置されている。複数のパレットPは、上下方向に互いに離間して3つ配置されている。パレットPは、差込孔Hを備える。パレットPには荷Wが積まれている。
3つのパレットPのうち最も上方に位置するパレットPとフォーク26との上下方向の位置合わせを行う場合、操作者はリフト操作部35を操作することでフォーク26を上昇させる。リフト動作中には、制御装置61によるリフト動作の補助が禁止されている。このため、操作者によるリフト操作部35の操作によってフォーク26の上下方向の位置は定まる。図6に示す状態では、操作者の操作では、フォーク26とパレットPとの間に上下方向に対する位置ずれが生じている。操作者は、この状態でリーチ操作部37を操作することでリーチアウト動作を開始する。
図7に示すように、リーチアウト動作が開始されることで制御装置61はリフト動作の補助を行う。図7に示す例では、図6に示す状態から、フォーク26を所定量A1上昇させている。これにより、フォーク26とパレットPとの上下方向の位置ずれが小さくなる。操作者がリフト操作部35の操作を終えた時点でフォーク26とパレットPとの上下方向の位置ずれが生じている場合であっても、リーチアウト動作中に位置ずれが解消される。
3つのパレットPのうち最も上方に位置するパレットPとフォーク26との傾きを合わせる場合、操作者はティルト操作部36を操作することでフォーク26を傾動させる。図8に示す状態では、操作者の操作による操作では、フォーク26とパレットPとの間に傾きのずれが生じている。操作者は、この状態でリーチ操作部37を操作することでリーチアウト動作を開始する。
図9に示すように、リーチアウト動作が開始されることで制御装置61はティルト動作の補助を行う。図9に示す例では、図8に示す状態からフォーク26を所定角度θ1後傾させている。これにより、フォーク26とパレットPとの傾きのずれが小さくなる。操作者がティルト操作部36の操作を終えた時点でフォーク26とパレットPとの傾きのずれが生じている場合であっても、リーチアウト動作中に傾きのずれが解消される。
第1実施形態の効果について説明する。
(1-1)操作部34の操作による荷役動作が行われている場合、当該荷役動作と同一の荷役動作に対する補助が禁止される。操作者が操作部34を操作している場合に、当該操作部34による荷役動作が制御装置61によって制限されることが抑制される。例えば、操作者がリフト操作部35を操作しているにも関わらず自動でリフト動作が停止したり、操作者がティルト操作部36を操作しているにも関わらず自動でティルト動作が停止することが抑制される。操作者の操作が制御装置61によって制限されないため、操作者の違和感が軽減されるとともに、フォークリフト10の操作性の低下を抑制できる。
(1-1)操作部34の操作による荷役動作が行われている場合、当該荷役動作と同一の荷役動作に対する補助が禁止される。操作者が操作部34を操作している場合に、当該操作部34による荷役動作が制御装置61によって制限されることが抑制される。例えば、操作者がリフト操作部35を操作しているにも関わらず自動でリフト動作が停止したり、操作者がティルト操作部36を操作しているにも関わらず自動でティルト動作が停止することが抑制される。操作者の操作が制御装置61によって制限されないため、操作者の違和感が軽減されるとともに、フォークリフト10の操作性の低下を抑制できる。
(1-2)制御装置61は、リフト操作部35の操作によりリフト動作を行っている場合には、リフト動作の補助を行わない。リフト操作部35の操作によるリフト動作が制御装置61の補助によって制限されることが抑制される。
(1-3)制御装置61は、ティルト操作部36の操作によりティルト動作を行っている場合には、ティルト動作の補助を行わない。ティルト操作部36の操作によるティルト動作が制御装置61の補助によって制限されることが抑制される。
(1-4)制御装置61は、フォーク26が荷役対象に近付く過程でフォーク26と荷役対象との位置合わせのずれが小さくなるように油圧機構45を制御する。フォーク26を荷役対象に近付ける段階では、操作者がフォーク26と荷役対象との位置合わせを終えていると想定される。操作者がフォーク26と荷役対象との位置合わせを終えた後に、この位置合わせにより生じたずれを小さくすることで、位置合わせを終えていないにも関わらず制御装置61による補助が行われることを抑制できる。
(第2実施形態)
フォークリフトの第2実施形態について説明する。以下の説明では、第1実施形態と同様の箇所についての説明を省略し、第1実施形態との相違点について説明する。
フォークリフトの第2実施形態について説明する。以下の説明では、第1実施形態と同様の箇所についての説明を省略し、第1実施形態との相違点について説明する。
図10に示すように、荷役装置21は、サイドシフト装置80を備える。サイドシフト装置80は、フォーク26を左右方向に移動させるものである。本実施形態のサイドシフト装置80は、2つのフォーク26同士の間隔を維持した状態で、2つのフォーク26の両方を左右方向に移動させるものである。
サイドシフト装置80は、リフトブラケット25に取り付けられている。リフトブラケット25は、2つのフィンガーバー71,72を備える。2つのフィンガーバー71,72は、上下方向に間隔を空けて設けられている。
サイドシフト装置80は、シフター81と、シフトシリンダ86と、を備える。
シフター81は、2つのフィンガーバー71,72に対して左右に移動可能に設けられている。シフター81は、2つのシフターバー82,83と、2つのシフターバー82,83を連結する2つの連結部材84,85と、を備える。2つのシフターバー82,83は、上下方向に間隔を空けて設けられている。2つの連結部材84,85は、左右方向に間隔を空けて設けられている。連結部材84,85は、シフターバー82,83の端部同士を連結している。シフターバー82,83には、フォーク26が連結されている。
シフター81は、2つのフィンガーバー71,72に対して左右に移動可能に設けられている。シフター81は、2つのシフターバー82,83と、2つのシフターバー82,83を連結する2つの連結部材84,85と、を備える。2つのシフターバー82,83は、上下方向に間隔を空けて設けられている。2つの連結部材84,85は、左右方向に間隔を空けて設けられている。連結部材84,85は、シフターバー82,83の端部同士を連結している。シフターバー82,83には、フォーク26が連結されている。
シフトシリンダ86は、油圧シリンダである。シフトシリンダ86への作動油の給排によってシフター81は左右方向に移動する。シフター81とともにフォーク26も左右方向に移動する。
図11に示すように、操作部34は、サイドシフト操作部38を含む。フォークリフト10は、サイドシフトセンサ90を備える。検出部46は、シフト量センサ91を含む。
サイドシフト操作部38は、操作者によって操作される。本実施形態のサイドシフト操作部38はレバーである。サイドシフト操作部38は、中立位置から前傾又は後傾する。サイドシフト操作部38は、フォーク26を左右方向に移動させる際に操作される。
サイドシフト操作部38は、操作者によって操作される。本実施形態のサイドシフト操作部38はレバーである。サイドシフト操作部38は、中立位置から前傾又は後傾する。サイドシフト操作部38は、フォーク26を左右方向に移動させる際に操作される。
サイドシフトセンサ90は、サイドシフト操作部38の操作量を検出する。サイドシフトセンサ90は、サイドシフト操作部38の操作量に応じた電気信号を出力する。サイドシフトセンサ90によってサイドシフト操作部38の操作量が検出されていれば、サイドシフト操作部38が操作されているといえる。サイドシフトセンサ90によってサイドシフト操作部38の操作量が検出されていなければ、サイドシフト操作部38が操作されていないといえる。サイドシフトセンサ90の検出結果は、サイドシフト操作部38が操作されているか否かを示す情報といえる。
シフト量センサ91は、シフト量を検出する。シフト量とは、サイドシフト装置80によりフォーク26が左右方向に移動している量である。シフト量は、例えば、2つのフォーク26同士の中心位置と、リフトブラケット25の左右方向の中心位置とが一致している状態を基準とした場合の基準からの移動量である。
制御装置61は、サイドシフトセンサ90の検出結果に応じて荷役装置21にサイドシフト動作を行わせる。第2実施形態の荷役動作は、フォーク26を左右方向に移動させるサイドシフト動作を含む。サイドシフト操作部38は、サイドシフト動作に対応している。
制御装置61は、補助制御として、サイドシフト動作を補助するサイドシフト補助制御を行う。以下、サイドシフト補助制御について説明する。第1実施形態と同様に、一例として、フォーク26にパレットを積載する荷取り作業を行う際のサイドシフト補助制御について説明を行う。
サイドシフト補助制御は、例えば、サイドシフト動作の開始を条件として開始される。制御装置61は、サイドシフトセンサ90によってサイドシフト操作部38の操作量が検出されていればサイドシフト動作を開始する。制御装置61は、これに伴いサイドシフト補助制御を開始する。サイドシフト補助制御は、所定の制御周期で繰り返し行われる。
図12に示すように、ステップS41において、制御装置61は、パレットのワールド座標を取得する。パレットのワールド座標は画像処理装置52から取得することができる。
次に、ステップS42において、制御装置61は、フォーク26とパレットとの位置ずれが生じているか否かを判定する。サイドシフト補助制御において、フォーク26とパレットとの位置ずれとは、フォーク26とパレットとの左右方向に対する相対的な位置ずれである。詳細にいえば、2つのフォーク26同士の中心位置とパレットの左右方向の中心位置との左右方向に対するずれがフォーク26とパレットとの左右方向に対する相対的な位置ずれである。
フォーク26とパレットとの位置ずれが生じているか否かは、2つのフォーク26同士の中心位置を示すX座標と、パレットのX座標とに基づいて判定することができる。2つのフォーク26同士の中心位置を示すX座標は、ワールド座標系の原点と一致している。パレットのX座標から、パレットの左右方向の中心位置を示すX座標は導出可能である。制御装置61は、2つのフォーク26同士の中心位置を示すX座標と、パレットの左右方向の中心位置を示すX座標との差をフォーク26とパレットとの位置ずれ量とみなす。制御装置61は、フォーク26とパレットとの位置ずれ量が閾値未満であれば位置ずれが生じていないと判定する。制御装置61は、フォーク26とパレットとの位置ずれ量が閾値以上であれば位置ずれが生じていると判定する。ステップS42の判定結果が否定の場合、制御装置61はサイドシフト補助制御を終了する。ステップS42の判定結果が肯定の場合、制御装置61は、ステップS43の処理を行う。
ステップS43において、制御装置61は、サイドシフト動作中か否かを判定する。言い換えれば、制御装置61は、サイドシフト動作が停止されたか否かを判定する。制御装置61は、サイドシフトセンサ90によってサイドシフト操作部38の操作量が検出されていればサイドシフト動作中であると判定する。制御装置61は、サイドシフトセンサ90によってサイドシフト操作部38の操作量が検出されていなければサイドシフト動作中ではないと判定する。ステップS43の判定結果が肯定の場合、制御装置61はステップS51の処理を行う。ステップS43の判定結果が否定の場合、制御装置61はステップS44の処理を行う。
ステップS44は、ステップS4と同様の処理である。ステップS44の判定結果が否定の場合、制御装置61はサイドシフト補助制御を終了する。ステップS44の判定結果が肯定の場合、制御装置61はステップS45の処理を行う。
ステップS45において、制御装置61は、サイドシフト動作の補助を行う。サイドシフト動作の補助とは、制御装置61がフォーク26とパレットとの左右方向の位置ずれを小さくするように荷役装置21の制御を行うことである。制御装置61は、リーチアウト動作中に、位置ずれを小さくするように制御を行う。制御装置61は、油圧機構45を制御することでフォーク26を左右方向に移動させる。例えば、制御装置61は、フォーク26とパレットとの位置ずれ量が閾値未満になるようにフォーク26を左右方向に移動させる。制御装置61は、フォーク26とパレットとの位置ずれ量が閾値未満になると、フォーク26の左右方向への移動を停止する。ステップS45の処理を行うことで、制御装置61は、補助部及びサイドシフト補助部を備えているといえる。
ステップS51において、制御装置61は、サイドシフト動作の補助を禁止する。即ち、サイドシフト動作中には、フォーク26とパレットとの位置ずれを小さくするように制御装置61による補助が行われることが禁止される。サイドシフト動作の補助では、フォーク26とパレットとの位置ずれ量が閾値未満になると、フォーク26の左右方向への移動が停止する。サイドシフト動作の補助を禁止することで、サイドシフト動作中に自動でフォーク26が停止することが抑制されている。ステップS51の処理を行うことで、制御装置61は、禁止部及びサイドシフト禁止部を備えているといえる。
第2実施形態の作用について説明する。
図13に示すように、パレットPの荷取りを行う際には、フォーク26とパレットPとが互いに向かい合うようにフォークリフト10を移動させる。フォーク26とパレットPとの間に左右方向に対する相対的な位置ずれが生じている場合、操作者はサイドシフト操作部38を操作することでフォーク26を左右方向に移動させる。サイドシフト動作中には、制御装置61によるサイドシフト動作の補助が禁止されている。このため、操作者によるサイドシフト操作部38の操作によってフォーク26の左右方向の位置は定まる。図13に示す状態では、操作者の操作では、フォーク26とパレットPとの間に左右方向に対する位置ずれが生じている。操作者は、この状態でリーチ操作部37を操作することでリーチアウト動作を開始する。
図13に示すように、パレットPの荷取りを行う際には、フォーク26とパレットPとが互いに向かい合うようにフォークリフト10を移動させる。フォーク26とパレットPとの間に左右方向に対する相対的な位置ずれが生じている場合、操作者はサイドシフト操作部38を操作することでフォーク26を左右方向に移動させる。サイドシフト動作中には、制御装置61によるサイドシフト動作の補助が禁止されている。このため、操作者によるサイドシフト操作部38の操作によってフォーク26の左右方向の位置は定まる。図13に示す状態では、操作者の操作では、フォーク26とパレットPとの間に左右方向に対する位置ずれが生じている。操作者は、この状態でリーチ操作部37を操作することでリーチアウト動作を開始する。
図14に示すように、リーチアウト動作が開始されることで制御装置61はサイドシフト動作の補助を行う。図14に示す例では、図13に示す状態から、フォーク26を所定量A2右方に移動させている。これにより、フォーク26とパレットPとの左右方向の位置ずれが小さくなる。操作者がサイドシフト操作部38の操作を終えた時点でフォーク26とパレットPとの左右方向の位置ずれが生じている場合であっても、リーチアウト動作中に位置ずれが解消される。
第2実施形態の効果について説明する。第2実施形態では、第1実施形態の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
(2-1)制御装置61は、サイドシフト操作部38の操作によりサイドシフト動作を行っている場合には、サイドシフト動作の補助を行わない。サイドシフト操作部38の操作によるサイドシフト動作が制御装置61の補助によって制限されることが抑制される。
(2-1)制御装置61は、サイドシフト操作部38の操作によりサイドシフト動作を行っている場合には、サイドシフト動作の補助を行わない。サイドシフト操作部38の操作によるサイドシフト動作が制御装置61の補助によって制限されることが抑制される。
各実施形態は、以下のように変更して実施することができる。実施形態及び以下の変形例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
○各実施形態において、制御装置61によるリフト動作の補助は、リフト動作中に禁止されていればよく、リーチアウト動作中とは異なるタイミングで行われてもよい。例えば、ステップS4の判定を省略して、ステップS3の判定が否定になったタイミングで制御装置61によるリフト動作の補助が行われてもよい。制御装置61によるリフト動作の補助は、ティルト動作中、又はサイドシフト動作中に行われてもよい。
○各実施形態において、制御装置61によるリフト動作の補助は、リフト動作中に禁止されていればよく、リーチアウト動作中とは異なるタイミングで行われてもよい。例えば、ステップS4の判定を省略して、ステップS3の判定が否定になったタイミングで制御装置61によるリフト動作の補助が行われてもよい。制御装置61によるリフト動作の補助は、ティルト動作中、又はサイドシフト動作中に行われてもよい。
○各実施形態において、制御装置61によるティルト動作の補助は、ティルト動作中に禁止されていればよく、リーチアウト動作中とは異なるタイミングで行われてもよい。例えば、ステップS24の判定を省略して、ステップS23の判定が否定になったタイミングで制御装置61によるティルト動作の補助が行われてもよい。制御装置61によるティルト動作の補助は、リフト動作中、又はサイドシフト動作中に行われてもよい。
○第2実施形態において、制御装置61によるサイドシフト動作の補助は、サイドシフト動作中に禁止されていればよく、リーチアウト動作中とは異なるタイミングで行われてもよい。例えば、ステップS44の判定を省略して、ステップS43の判定が否定になったタイミングで制御装置61によるサイドシフト動作の補助が行われてもよい。制御装置61によるサイドシフト動作の補助は、リフト動作中、又はティルト動作中に行われてもよい。
○第1実施形態において、制御装置61は、補助制御としてティルト補助制御及びリフト補助制御のうちいずれかを行ってもよい。第2実施形態において、制御装置61は、補助制御としてサイドシフト補助制御のみを行ってもよい。即ち、制御装置61は、ティルト補助制御、リフト補助制御及びサイドシフト補助制御のうち少なくとも1つを行えばよい。
○各実施形態において、荷役対象は、荷置き場であってもよい。荷役対象が荷置き場であっても、荷置き場のワールド座標及び傾きから、フォーク26と荷役対象とのずれを導出することができる。従って、荷役対象がパレットの場合と同様に、制御装置61は、荷役動作の補助を行うことができる。
○各実施形態において、フォークリフト10は、遠隔操作されるものであってもよい。この場合、操作者は、フォークリフト10から離れた遠隔地でフォークリフト10の操作を行う。操作者は、遠隔地に設けられた操作端末を操作する。操作端末としては、専用の装置を用いることもできるし、タブレット端末などの携帯通信端末を用いることもできる。操作端末は、フォークリフト10を操作する操作部と、操作部の操作量を検出する操作量検出部と、通信装置と、を備える。操作部は、レバー等の物理的な部材であってもよいし、操作部として機能するシンボルをタッチパネルに表示したものであってもよい。操作端末が、操作部として機能するシンボルをタッチパネルに表示する場合、タッチパネルの操作によってフォークリフト10の荷役動作が行われる。例えば、タッチパネル上での操作者のタップ操作やスライド操作によってフォークリフト10の荷役動作が行われる。この場合、操作量はタップ回数やスライド量であり、タッチパネルが操作量検出部として機能する。通信装置は、予め定められたフォーマットでデータを生成し、このデータをフォークリフト10に送信するものである。通信装置は、操作部の操作量等、操作部が操作されているか否かを制御装置61が判定できる情報を送信する。
フォークリフト10は、車載通信装置を備える。車載通信装置は、通信装置から送信されたデータを受信して制御装置61に出力する。制御装置61は、通信装置から送信されたデータに従いフォークリフト10を動作させる。制御装置61は、操作部の操作に応じて荷役装置21の制御を行う。制御装置61は、通信装置から送信されたデータから、操作部が操作されているか否かを判定する。この場合。車載通信装置が取得部として機能しているといえる。制御装置61は、操作部が操作されている場合、当該操作部の操作により荷役装置21が行う荷役動作と同一の荷役動作に対する補助を禁止する。
○各実施形態において、フォークリフト10がカウンタ式の場合、リーチアウト動作に代えて、フォークリフト10を前進させることで荷取り又は荷置きを行ってもよい。制御装置61は、フォークリフト10の前進中に荷役動作の補助を行ってもよい。この場合であっても、フォーク26が荷役対象に近付く過程で荷役動作の補助が行われるといえる。
○各実施形態において、フォークリフト10は、カメラ51に代えて、ToF(Time of Flight)カメラ、LIDAR(Laser Imaging Detection and Ranging)、ミリ波レーダー又はステレオカメラを備えていてもよい。ToFカメラ、LIDAR、ミリ波レーダー及びステレオカメラは、ワールド座標系における3次元座標を計測することができる装置である。これらの装置を用いた場合であっても、荷役対象のワールド座標と傾きとを導出することができる。従って、実施形態と同様の制御を行うことができる。
○各実施形態において、フォークリフト10は、カメラ51によって撮像中の映像が写る表示部を備えていてもよい。
○第2実施形態において、サイドシフト装置80は、2つのフォーク26の間隔が変化する装置であってもよい。
○第2実施形態において、サイドシフト装置80は、2つのフォーク26の間隔が変化する装置であってもよい。
○各実施形態において、制御装置61が画像処理装置52として機能してもよい。即ち、制御装置61と画像処理装置52とは、同一の装置であってもよい。
P…荷役対象としてのパレット、10…フォークリフト、21…荷役装置、26…フォーク、34…操作部、35…リフト操作部、36…ティルト操作部、38…サイドシフト操作部、61…取得部、補助部、禁止部、リフト補助部、リフト禁止部、ティルト補助部、ティルト禁止部、サイドシフト補助部、及びサイドシフト禁止部としての制御装置。
Claims (5)
- フォークを有する荷役装置と、
ティルト動作、リフト動作、及びサイドシフト動作の少なくとも1つを含む荷役動作を前記荷役装置に行わせるように構成された制御装置と、
前記荷役動作を前記荷役装置に行わせる際に操作される操作部であって操作者によって操作される操作部が操作されているか否かを示す情報を取得する取得部と、を備え、
前記制御装置は、
前記操作者による前記フォークと荷役対象との位置合わせのずれを小さくするように前記荷役装置の制御を行うことで、前記操作者の補助を行う補助部と、
前記操作部が操作されている場合、当該操作部の操作により前記荷役装置が行う前記荷役動作と同一の前記荷役動作に対する前記補助部による前記補助を禁止する禁止部と、を備えるフォークリフト。 - 前記荷役動作は、前記リフト動作を含み、
前記操作部は、前記リフト動作に対応するリフト操作部を含み、
前記補助部は、前記フォークと前記荷役対象との上下方向に対する相対的な位置ずれが小さくなるように前記補助を行うように構成されたリフト補助部を含み、
前記禁止部は、前記リフト操作部の操作により前記リフト動作が行われている場合、前記リフト補助部による前記補助を禁止するリフト禁止部を含む請求項1に記載のフォークリフト。 - 前記荷役動作は、前記ティルト動作を含み、
前記操作部は、前記ティルト動作に対応するティルト操作部を含み、
前記補助部は、前記フォークと前記荷役対象との前後方向に対する相対的な傾きのずれが小さくなるように前記補助を行うように構成されたティルト補助部を含み、
前記禁止部は、前記ティルト操作部の操作により前記ティルト動作が行われている場合、前記ティルト補助部による前記補助を禁止するティルト禁止部を含む請求項1又は請求項2に記載のフォークリフト。 - 前記荷役動作は、前記サイドシフト動作を含み、
前記操作部は、前記サイドシフト動作に対応するサイドシフト操作部を含み、
前記補助部は、前記フォークと前記荷役対象との左右方向に対する相対的な位置ずれが小さくなるように前記補助を行うように構成されたサイドシフト補助部を含み、
前記禁止部は、前記サイドシフト操作部の操作により前記サイドシフト動作が行われている場合、前記サイドシフト補助部による前記補助を禁止するサイドシフト禁止部を含む請求項1~請求項3のうちいずれか一項に記載のフォークリフト。 - 前記補助部は、前記フォークが前記荷役対象に近付く過程で前記補助を行う請求項1~請求項4のうちいずれか一項に記載のフォークリフト。
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