JPH05186200A - フォークリフトの荷取制御装置 - Google Patents

フォークリフトの荷取制御装置

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JPH05186200A
JPH05186200A JP587092A JP587092A JPH05186200A JP H05186200 A JPH05186200 A JP H05186200A JP 587092 A JP587092 A JP 587092A JP 587092 A JP587092 A JP 587092A JP H05186200 A JPH05186200 A JP H05186200A
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JP
Japan
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fork
pallet
forklift
cpu
load
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Application number
JP587092A
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English (en)
Inventor
Shingo Yamada
慎吾 山田
Eisaku Takinami
栄作 滝波
Seiji Nakajima
聖二 中島
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05186200A publication Critical patent/JPH05186200A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フォークリフトの荷取制御装置に関し、荷取り
の際に、フォークがいつもパレットに対して左右にずれ
ることなく挿入されて荷取りできるようにフォークの位
置を補正することを目的とする。 【構成】フォーク11を左右方向に移動させるサイドシ
フトシリンダ12と、フォーク11の所定位置に装着さ
れ、パレットPとパレットP内に差し込まれたフォーク
11との相対位置を検出する位置センサ14a,14b
と、前記位置センサ14a,14bの検出信号に基づい
てパレットPに対するフォーク11の偏位を検出し、サ
イドシフトシリンダ12を介してパレットPに対するフ
ォーク11の偏位を補正するようにフォーク11を移動
させるマイクロコンピュータCとを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は荷物を搬送するためのフ
ォークリフトの荷取制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、無人フォークリフトは工場又は倉
庫内の各所に設けられた各ステーション間を結ぶ誘導線
に沿って走行することにより荷物の搬送を行っている。
この誘導線の各所には荷物の位置及び荷役動作などの運
行情報を無人フォークリフトに知らせるマークプレート
が配設されている。フォークリフトはこのマークプレー
トに記録された運行情報をセンサから読み込むことによ
り荷役作業を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、無人フォー
クリフトに荷物の位置を知らせる運行情報はステーショ
ンに載置された荷物が所定位置に正しく置かれた状態で
あるとの前提のもとに作成されている。従って、フォー
クリフトは荷物を載せたパレットとフォークとの左右方
向のずれを認知する機能を有していなかった。
【0004】従って、荷物を載せたパレットは必ずしも
荷取り場所の所定位置に載置されているとは限らず、所
定位置からずれて載置されていたときには、片寄って荷
取られる。この状態で荷置き位置まで搬送されてパレッ
トが荷置きされる場合に、パレットは荷置きすべき所定
位置からずれた位置に荷置きされる。そのため、荷役作
業を繰り返すうちに段積みされる荷物のずれは増々大き
くなり、不安定な段積みとなる。このため、安全を考慮
して段数を制限せざるを得なく、荷置きスペースを効果
的に活用できないという現状がある。
【0005】また、例えば荷物が重量物であった場合、
荷物が荷ずれのためフォークの片側に片寄って荷取られ
たときには、荷の重量により無人フォークリフトの重心
が偏った状態で荷を搬送することとなり、無人フォーク
リフトは不安定な走行を余儀なくされる問題もある。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は荷取りの際に、フォーク
がいつもパレットに対して左右にずれることなく挿入さ
れて荷取りできるフォークリフトの荷取制御装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、フォークを左右方向に移動させるフォーク
移動手段と、フォークの所定位置に装着され、パレット
とパレット内に差し込まれたフォークとの相対位置を検
出する位置センサと、前記位置センサの検出信号に基づ
いてパレットに対するフォークの偏位を検出し、フォー
ク移動手段を介してパレットに対するフォークの偏位を
補正するようにフォークを移動させる移動制御手段とを
備えたことをその要旨とする。
【0008】
【作用】従って、上記発明の構成によれば、フォークリ
フトのフォークがパレット内に差し込まれたときに、フ
ォークの所定位置に装着された位置センサにより、パレ
ットとパレット内に差し込まれたフォークとの相対位置
が検出される。この検出信号に基づいて移動制御手段は
パレットに対するフォークの偏位を検出する。そして、
移動制御手段は移動手段を作動させてフォークをパレッ
ト内の中央位置に移動させる。
【0009】
【実施例】
[第一実施例]以下、本発明をサイドシフト式無人フォ
−クリフトに具体化した第一実施例を図1〜図7に従っ
て説明する。
【0010】図2は無人搬送システムを示す概略図であ
って、同図に示すように、荷物が保管されている各ステ
ーションS間の路面上には、誘導信号が流れる電磁誘導
線Lが敷設されて無人フォークリフト1の走行経路を形
成している。前記電磁誘導線L上の各ステーションSの
手前には前記無人フォークリフト1に運行情報を指示す
るためのマークプレート2が配置されている。
【0011】同マークプレート2は鉄板等からなるマー
クを種々の配置パターンで配置することによって、各運
行情報を提供できるようになっており、無人フォークリ
フト1は前記マークプレート2の運行情報を公知の方法
で読み取るようになっている。なお、本実施例では前記
マークプレート2の指示する運行情報としては、無人フ
ォークリフト1を一時停止させた後、荷取り、荷置き等
の荷役動作を実行させるための運行情報である。
【0012】図1は無人フォークリフト1の側面を示
し、同フォークリフト1前側の下面左右一対のレッグ部
7間の中央位置には前記電磁誘導線Lを検出するための
ピックアップコイル3が配設され、また、同じくフォー
クリフト1の下面には前記マークプレート2を検出する
マークプレートセンサ4が装着されている。そして、フ
ォークリフト1の前部に設けたマスト5は、リーチシリ
ンダ6の伸縮動作に伴い水平方向に延びる一対のレッグ
部7に沿って、前後に移動するようになっている。な
お、マスト5の前後の移動範囲は前記リーチシリンダ6
の側部に設けられた2個のリミットスイッチM1、M2
によって規定されている。
【0013】前記マスト5はアウタマスト5aとインナ
マスト5bとから構成され、リフトシリンダ8の伸縮運
動に伴いインナマスト5bが昇降するようになってい
る。そして、インナマスト5bの内側に回動可能に軸着
されたチェーンホイール(図示せず)に掛装されたチェ
ーン(図示せず)には、リフトブラケット9及びロード
ブラケット10を介して左右一対のフォーク11(図1
において左側のみ図示)が吊下支持されている。前記フ
ォーク11はインナマスト5bの昇降に伴い巻回又は、
巻き戻しされるチェーンによってリフトブラケット9及
びロードブラケット10と共に昇降するようになってい
る。
【0014】図3はフォーク11のサイドシフト機構を
示す斜視図であり、リフトブラケット9とロードブラケ
ット10はフォーク移動手段としてのサイドシフトシリ
ンダ12を介して連結され、サイドシフトシリンダ12
の伸縮運動に伴い、フォーク11がリフトブラケット9
に対して横方向に水平移動することができるようになっ
ている。
【0015】図1、図3、図4に示すように前記フォー
ク11の後端部にはフォーク11がパレットPへの差し
込みを完了したことを検知するレバースイッチ13が配
設されている。また、前記フォーク11の左右外側のそ
れぞれの側面にはフォーク11とパレットPの相対位置
を検出するための発光ダイオード及びホトトランジスタ
などを備えたオン/オフセンサからなる位置センサ14
a,14bがそれぞれ埋設されている。即ち、位置セン
サ14a,14bはフォーク11がパレットPに挿入さ
れたときにパレットPの差し込み穴P1内壁面と対向す
るようなフォーク11側面に装着され、左側のフォーク
11の左側面に位置センサ14aが、右側のフォーク1
1の右側面に位置センサ14bがそれぞれ装着されてい
る。そして、図4、図5に示すように、前記位置センサ
14a,14bはフォーク11の長手方向に垂直な左右
外側方向へ検出エリアA(図中に2点鎖線で示す)を有
し、この検出エリアAは適宜に設定エリアを調整できる
ようになっている。
【0016】図4に示すように、前記検出エリアAはフ
ォーク11の中心線FLがパレットPの中心線PLに一
致したときに、位置センサ14a,14bはパレットP
内の左右内壁面を検知してオン動作するように設定され
ている。
【0017】また、図5に示すように、検出エリアAは
フォーク11がずれてパレットPに挿入されたとき、つ
まり、フォーク11の中心線FLがパレットPの中心線
PLに対してずれていたときには位置センサ14a,1
4bのうち位置センサ14bのみがパレットP内の右内
壁面を検知してオン動作するようになっている。
【0018】また、図1において、前記インナマスト5
b内側に回動可能に軸着されたチェーンホイールにはロ
ータリエンコーダ15が連結され、同ロータリエンコー
ダ15は前記チェーンの巻回又は、巻き戻し量、即ちチ
ェーンホイールの回動量に対応するパルスを出力して前
記フォーク11の揚高位置を検出するようになってい
る。さらに、リフトブラケット9両側にはフォーク11
を傾動作させるためのティルトシリンダ16が配設さ
れ、同ティルトシリンダ16はインナマスト5bに設け
られている。。
【0019】前記無人フォークリフト1のボディ内には
前記各シリンダ6,8,12,16を駆動制御する油圧
制御回路が配管され、各シリンダ6,8,12,16を
伸長動作又は収縮動作させる電磁制御弁Vが設けられて
いると共に、各シリンダ6,8,12,16に作動油を
供給する荷役用ポンプ17及び同荷役用ポンプ17を回
転駆動させる荷役用モータ18が配設されている。
【0020】さらに、フォークリフト1のボディ内に
は、駆動輪Dの操舵駆動及び回転駆動を行うステアリン
グモータ19及び走行用モータ20とこれらを制御する
マイクロコンピュータCが配設され、同無人フォークリ
フト1は前記駆動輪Dの正逆転によって前後進し、各ス
テーションSに載置された荷物を運搬するようになって
いる。
【0021】次に、上記のように構成した無人フォーク
リフトの電気的構成を図6に従って説明する。移動制御
手段としてのマイクロコンピュータCは中央処理装置
(以下CPUという)21と制御プログラムを予め記憶
したROM22及びCPU21の演算結果等を一時記憶
するRAM23とから構成されており、CPU21はR
OM22に記憶されている制御プログラムに従って無人
フォークリフト1の走行処理動作及び荷役処理動作を実
行するようになっている。
【0022】前記CPU21はピックアップコイル3か
らの検出信号を入力し、誘導線Lに対するフォークリフ
ト1の偏位を演算する。また、CPU21はマークプレ
ートセンサ4と接続され、同マークプレートセンサ4が
検出した前記マークプレート2の配置パターンに基づい
てマークプレート2の運行情報を判断するようになって
いる。
【0023】さらに、CPU21はロータリエンコーダ
15と接続され、同ロータリエンコーダ15からのパル
スを入力し、そのパルスに基づいてその時のフォーク1
1の揚高位置を演算する。
【0024】CPU21は前記レバースイッチ13がオ
ン動作した時点で位置センサ14a,14bからの検出
信号を入力し、その検出信号に基づいてそれぞれの位置
センサ14a,14bがパレットPのそれぞれの内壁面
を検知したかどうかを判断する。即ち、CPU21はパ
レットPに対するフォーク11の偏位を判断する。
【0025】前記CPU21は駆動回路24を介してス
テアリングモータ19と接続され、前記誘導線Lに対す
るフォークリフト1の偏位に基づいてステアリングモー
タ19を駆動制御するようになっている。CPU21は
駆動回路25を介して走行用モータ20と接続され、前
記マークプレート2の配置パターンに基づいて判断した
その時の運行情報に基づいて走行用モータ20を駆動制
御するようになっている。CPU21は駆動回路26を
介して荷役用モータ18と接続されていて、荷役用ポン
プ17を回転駆動させるようになっている。
【0026】また、CPU21は駆動回路27を介して
前記電磁制御弁Vと接続されていて、前記リーチシリン
ダ6、リフトシリンダ8、サイドシフトシリンダ12及
びティルトシリンダ16を伸縮動作させるようになって
いる。例えば、サイドシフトシリンダ12においてはC
PU21は前記位置センサ14a,14bのどちらか一
方のみがパレットPの内壁面を検知したと判断したと
き、サイドシフトシリンダ12を伸長又は収縮動作させ
て両位置センサ14a,14bが共にパレットPの内壁
面を検知する位置までフォークをサイドシフトさせる。
そして、CPU21は両位置センサ14a,14bが共
にパレットPの内壁面を検知したと判断したとき、サイ
ドシフトシリンダ12の伸長動作又は収縮動作を停止さ
せてリフトシリンダ8の伸長動作を開始させ、フォーク
11を上昇して荷取り動作にはいるようになっている。
【0027】続いて、上記のように構成した無人フォー
クリフトの荷取り動作における作用を図7に示すCPU
の動作を示すフローチャート図に従って説明する。今、
荷物を搭載しない無人フォークリフト1がその荷取りス
テーションSの手前に配設されたマークプレート2を検
知して荷取りする荷物Wの前方で停止した状態であっ
て、フォーク11を荷物Wが載置されたパレットPの差
し込み穴P1の位置する高さまで上昇させる。この状態
から、CPU21はステップ101においてリーチシリ
ンダ6を伸長動作させ、フォーク11をパレットPの差
し込み穴P1に挿入させる。パレットP端部がフォーク
11の後端部に設置されたレバースイッチ13を押すと
(ステップ102)、CPU21はフォーク11の差し
込み動作が完了したと判断してリーチシリンダ6を停止
させる(ステップ103)。
【0028】そして、位置センサ14a,14bはパレ
ットPの差し込み穴P1内でパレットPの左右内壁面を
検出してCPU21に検出信号を出力する(ステッ11
04,106)。このとき、パレットPがフォークリフ
ト1に対して真正面に置かれている場合(この時、フォ
ーク11もフォークリフト1に対して真正面に配置され
ている)には、位置センサ14a,14bは共にパレッ
トPの内壁面を検知した検知信号をCPU21に出力す
る。この検知信号に基づいてCPU21は図4に示すよ
うにフォーク11の中心線FLとパレットPの中心線P
Lとが一致したと判断して荷取り動作を開始する。即
ち、CPU21はリフトシリンダ8の伸長動作を開始さ
せてフォーク11を上昇させる(ステップ108)。C
PU21はロータリエンコーダ15から出力されたパル
スのカウント値が目標揚高パルス数に達したか否かを判
断し(ステップ109)、目標揚高パルス数に達したと
きにはフォーク11の上昇を停止させる(ステップ11
0)。その後、CPU21は機台中央復帰処理に移る
(ステップ111)。このとき、荷物Wを載置したパレ
ットPはフォーク11の中央にすでに搭載されているた
め、サイドシフトシリンダ12を駆動することはない。
そして、CPU21は荷取り作業が終了したと判断し
て、走行用モータ20を駆動させフォーク11に搭載し
た荷物Wを荷置き位置まで搬送する。
【0029】反対に、図5に示すようにパレットPが何
らかの原因で左右方向に偏位した状態で置かれている場
合には、位置センサ14a,14bのうち一方のみがパ
レットPの内壁面を検知(この場合、右側の位置センサ
14bのみの検知)し、この検知信号をCPU21に出
力する。この検知信号に基づいてCPU21はフォーク
11の中心線FLがパレットPの中心線PLに対して右
側に偏位していて一致していないと判断する(ステップ
104,106)。従って、CPU21は位置センサ1
4aがパレットPの内壁面を検知するようにフォーク1
1をサイドシフトシリンダ12によりサイドシフトさせ
る。つまり、フォーク11の中心線FLとパレットPの
中心線PLとを一致させる(ステップ107)。
【0030】そして、フォーク11の中心線FLとパレ
ットPの中心線PLとが一致すると、位置センサ14
a,14bが共にパレットPの内壁面を検知して検知信
号をCPU21に出力する(ステップ104,10
6)。CPU21はこの検知信号に基づいてサイドシフ
トシリンダ12を駆動停止させる。次に、リフトシリン
ダ8の伸長動作を開始させてフォーク11を上昇させる
(ステップ108)。CPU21はロータリエンコーダ
15から出力されたパルスのカウント値が目標揚高パル
ス数に達したか否かを判断し(ステップ109)、目標
揚高パルス数に達したときにはフォーク11の上昇を停
止させる(ステップ110)。その後、CPU21は機
台中央復帰処理に移りフォーク11の中心線FLとフォ
ークリフト1の機台中心線(図示せず)とが一致するま
でフォーク11をサイドシフトさせる(ステップ11
1)。そして、機台中央復帰処理が完了すると、CPU
21は荷取り作業が終了したと判断して、走行用モータ
20を駆動させフォーク11に搭載した荷物Wを荷置き
位置まで搬送する。
【0031】以上詳述したように本実施例では、位置セ
ンサ14a,14bをフォーク11の外側側面に1個ず
つ装着し、パレットP内の左右内壁面を検知させてい
る。この検出信号に基づいてCPU21はフォーク11
の中心線FLとパレットPの中心線PLとを一致させる
ようにフォーク11をサイドシフトさせ、フォーク11
が荷物Wを最も安定した状態で持ち上げられるようにし
ている。そして、フォーク11を上昇させて荷物Wを持
ち上げた後、CPU21はフォーク11の中心線FLが
無人フォークリフト1の機台中心に一致するまでフォー
ク11をサイドシフトにより復帰させるようになってい
る。
【0032】従って、荷物Wは常に無人フォークリフト
1の真正面に位置して荷取られるため、重量物を片寄っ
て荷取ったときのようにフォークリフト11体の重心が
偏ることがないのでより安定した搬送が可能となる。し
かも、荷物Wは常に無人フォークリフト11真正面に位
置して荷取られることから、荷取り場所において荷の位
置精度を確保するための地上設備を必要としないととも
に、荷置き精度の向上に伴って多段積みが可能となり荷
置きスペースを有効に活用することができる。 [第二実施例]次に、本発明の第二実施例について説明
する。尚、本実施例は前記実施例がマイクロコンピュー
タCを用いたソフトウェア制御であったのに対しコンピ
ュータを用いないハードウェアで制御した点が異なるの
でその点についてのみ図8に従って説明する。
【0033】位置センサ14aからの検出信号はアンド
回路30に入力されると共に、ノット回路31を経てア
ンド回路32に入力される。位置センサ14bからの検
出信号は前記両アンド回路30,32に入力される。前
記アンド回路32は位置センサ14aがオフ、位置セン
サ14bがオンのとき、即ちフォーク11の中心線FL
がパレットPの中心線PLに対して右側に偏位している
とき、Lレベルの出力信号を出力する。また、アンド回
路32は位置センサ14aがオン、位置センサ14bが
オフのとき、即ちフォーク11の中心線FLがパレット
Pの中心線PLに対して左側に偏位しているとき、Hレ
ベルの出力信号を出力する。従って、アンド回路32は
パレットPに対してフォーク11が右側に偏位している
ときにはLレベル、パレットPに対してフォーク11が
左側に偏位しているときにはHレベルとなる方向信号を
出力する。
【0034】一方、アンド回路30は両位置センサ14
a,14bが共にオンしたとき、即ちフォーク11の中
心線FLとパレットPの中心線PLとが一致したときH
レベルの信号を出力する。また、アンド回路30は両位
置センサ14a,14bの少なくともいずれか一方がオ
ンしなかったとき、即ちフォーク11の中心線FLがパ
レットPの中心線PLに対して左右どちらかの方向に偏
位していて一致していないとき、Lレベルの出力信号を
出力する。そして、同アンド回路30の出力信号はノッ
ト回路33を介してコントロール信号としてアナログス
イッチ34に出力する。
【0035】アナログスイッチ34は前記コントロール
信号に基づいて指令電圧発生回路35からの駆動指令信
号を次段の駆動回路36に供給又は遮断するようになっ
ている。コントロール信号がLレベルのとき(パレット
Pに対してフォーク11が左右に偏位していないと
き)、駆動指令信号を遮断する。コントロール信号がH
レベルのとき(パレットPに対してフォーク11が左右
に偏位しているとき)、駆動指令信号を供給する。尚、
指令電圧発生回路35から出力される駆動指令信号はサ
イドシフトシリンダ用の電磁制御弁Vを開閉駆動する信
号である。
【0036】駆動回路36は前記方向信号と駆動指令信
号とに基づいて電磁制御弁Vを開閉制御してサイドシフ
トシリンダ12を作動制御する。パレットPに対してフ
ォーク11が右側に偏位しているとき、駆動回路36は
Lレベルの方向信号と駆動指令信号(Hレベルのコント
ロール信号に基づいて)とを入力し、サイドシフトシリ
ンダ12を作動させてフォーク11を左方向にシフトさ
せるべく電磁制御弁Vを駆動制御する。反対に、パレッ
トPに対してフォーク11が左側に偏位しているとき、
駆動回路36はHレベルの方向信号と駆動指令信号(H
レベルのコントロール信号に基づいて)とを入力し、サ
イドシフトシリンダ12を作動させてフォーク11を右
方向にシフトさせるべく電磁制御弁Vを駆動制御する。
尚、パレットPに対してフォーク11が左右に偏位して
いないとき、駆動回路36はコントロール信号はLレベ
ルとなって駆動指令信号を入力しないので、電磁制御弁
Vを停止制御してサイドシフトシリンダ12を不作動状
態に保持している。
【0037】このように本別実施例では、マイクロコン
ピュータCを用いることなく前記実施例と同様に常にパ
レットPの中央でフォーク11を差し込み確実に荷物を
荷取ることができる。
【0038】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば、次
のように構成することもできる。 (1)上記実施例ではフォーク11の外側面に各々1個
の位置センサ14a,14bを装着したが、図9、図1
0に示すようにフォークの外側面に各々2個の位置セン
サ14c,14d,14e,14fを装着した構成にし
てもよい。
【0039】この構成によれば、図9に示すようにフォ
ーク11のパレットPに対する左右方向のズレを検出す
るばかりではなく、図10に示すようにフォーク11が
パレットPに対してある角度をもって差し込まれた場合
に斜め方向のズレをも検出することができる。この場
合、フォーク移動手段として無人フォークリフト1を駆
動輪Dにてスピン操舵させることによりフォーク11を
パレットPの中央に移動させることができる。
【0040】(2)上記実施例ではフォーク11の外側
面に各々1個の位置センサ14a,14bを装着した
が、図11に示すようにパレットPの中心に補強材を備
えたタイプのパレットPにおいて、フォーク11の内側
面に各々1個の位置センサ14g,14hを装着しても
よい。この場合、フォークの内側面に装着された位置セ
ンサ14g,14hとパレットPの中心に設置された補
強材との相対位置を検出して位置補正を行える。
【0041】(3)上記実施例では位置センサ14a,
14bを検知エリアAを有したオン/オフセンサを使用
したが、距離センサを使用してズレ量を検出してもよ
い。この構成にすれば、図12に示すように、フォーク
11の一方の外側面に距離センサからなる位置センサ1
4iを1個装着するだけで同様の効果が得られる。
【0042】(4)上記実施例ではCPU21としてデ
ジタル信号にて回路を形成したがアナログ信号にて回路
を形成しても構わない。 (5)上記実施例ではフォーク移動手段としてサイドシ
フト機構を用いたが、サイドシフト機構を有しない無人
フォークリフト1においては、移動手段を駆動輪Dとそ
の駆動輪Dを駆動する走行用モータ20とステアリング
機構等で構成してもよい。
【0043】(6)上記実施例ではフォーク11上昇後
にフォーク11を機台中心まで移動復帰させたが、フォ
ーク11の移動復帰はフォーク11下降後又は搬送後の
荷置きに至るまでのいつ行っても構わない。
【0044】(7)上記実施例では無人フォークリフト
1に応用したが、有人フォークリフトに応用してもよ
い。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、荷
取りの際に、フォークがいつもパレットに対して左右に
ずれることなく挿入されて荷取りできるようにフォーク
の位置を補正できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した実施例の無人フォークリフ
トを示す側面図である。
【図2】無人搬送システムの概略を示す平面図である。
【図3】本発明を具体化した実施例の無人フォークリフ
トのサイドシフト機構を示す斜視図である。
【図4】本発明を具体化した実施例のフォークがパレッ
ト内の中央に挿入されたときの部分上断面図である。
【図5】本発明を具体化した実施例のフォークがパレッ
ト内にずれて挿入されたときの部分上断面図である。
【図6】無人フォークリフトの電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】荷取りにおけるCPUの動作を示すフローチャ
ート図である。
【図8】位置センサからCPU内のコントローラへの信
号伝達を示す論理回路図である。
【図9】本発明を具体化した別実施例においてフォーク
の外側側面に各々2個の位置センサを装着したフォーク
がパレット内の中央に挿入されたときの部分上断面図で
ある。
【図10】本発明を具体化した別実施例においてフォー
クの外側側面に各々2個の位置センサを装着したフォー
クがパレット内に斜めに挿入されたときの部分上断面図
である。
【図11】本発明を具体化した別実施例においてフォー
クの内側側面に各々1個の位置センサを装着したフォー
クがパレット内の中央に挿入されたときの部分上断面図
である。
【図12】本発明を具体化した別実施例において1個の
距離センサを位置センサとして装着したフォークがパレ
ット内の中央に挿入されたときの部分上断面図である。
【符号の説明】
1…フォークリフト、11…フォーク、12…フォーク
移動手段としてのサイドシフトシリンダ、14a,14
b,14c,14d,14e,14f,14g,14
h,14i…位置センサ、C…移動制御手段としてのマ
イクロコンピュータ、W…荷物、P…パレット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷取り場所に載置された荷物を載せたパ
    レットにフォークを差し込んだ後、前記フォークを上昇
    させて前記荷物を荷取るフォークリフトにおいて、 フォークを左右方向に移動させるフォーク移動手段と、 フォークの所定位置に装着され、パレットとパレット内
    に差し込まれたフォークとの相対位置を検出する位置セ
    ンサと、 前記位置センサの検出信号に基づいてパレットに対する
    フォークの偏位を検出し、フォーク移動手段を介してパ
    レットに対するフォークの偏位を補正するようにフォー
    クを移動させる移動制御手段とを備えたフォークリフト
    の荷取制御装置。
JP587092A 1992-01-16 1992-01-16 フォークリフトの荷取制御装置 Pending JPH05186200A (ja)

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