JP7170769B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本開示は、空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤ、特にトラックやバスなどに装着される重荷重用空気入りタイヤには、特許文献1に記載される通り、耐偏摩耗性能が求められる。また、駆動輪である後輪に装着可能なタイヤには、トラクション性能が求められる。操舵輪である前輪に装着可能なタイヤには、耐横滑り性能が求められる。
特開2019-108122号公報
本開示は、トラクション性能、耐偏摩耗性能及び耐横滑り性能を確保した空気入りタイヤを提供する。
本開示の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延びる陸を備え、前記陸は、複数の軸スリットと、タイヤ周方向に並ぶ複数の第1ブロックと、を有し、前記複数の軸スリットの各々は、タイヤ軸方向の両側の陸端のうち少なくともいずれかの陸端に開口し、前記複数の第1ブロックの各々は、タイヤ周方向の第1側に配置される第1ブロック端と、タイヤ周方向の前記第1側とは反対の第2側に配置される第2ブロック端と、タイヤ周方向に延び且つ前記第1ブロック端及び前記第2ブロック端の両方に開口する周スリットと、タイヤ周方向に延び且つ前記第1ブロック端に開口し且つ前記陸内で閉塞する第1周サイプと、タイヤ周方向に延び且つ前記第2ブロック端に開口し且つ前記陸内で閉塞する第2周サイプと、を有し、前記複数の軸スリットの各々は、前記第1ブロック端に開口する前記周スリットと前記軸スリットとの交点である第1交差部と、前記第2ブロック端に開口する前記周スリットと前記軸スリットとの交点である第2交差部と、を有し、同一の前記軸スリットにおける前記第1交差部と前記第2交差部とは、互いにタイヤ軸方向の位置が異なり、前記周スリットは、それぞれ、前記第1側に隣接する前記第1ブロックの前記第2周サイプに対して前記軸スリットを挟んで対面し、前記第2側に隣接する前記第1ブロックの前記第1周サイプに対して前記軸スリットを挟んで対面している。
本開示の空気入りタイヤのトレッド面の一例を示す展開図。 第1実施形態のセンター陸を示す拡大展開図。 第1実施形態のセンター陸を示す拡大展開図。 第1実施形態のセンター陸を示す拡大展開図。 第1実施形態のトレッド面を斜め上から見た立体斜視図。 図1及び図4に示す各部位の断面図。 第1実施形態の第1変形例のトレッド面の一例を示す展開図。 第1実施形態の第2変形例のトレッド面の一例を示す展開図。 第1実施形態の第3変形例のトレッド面の一例を示す展開図。 第1実施形態の第4変形例のトレッド面の一例を示す展開図。
[第1実施形態]
以下、本開示の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、第1実施形態の空気入りタイヤPT(以下、単に「タイヤPT」ともいう)が備えるトレッド面Trの展開図である。図2~図4は、図1に示すセンター陸1の一部拡大図である。図5は、第1実施形態の空気入りタイヤのトレッド面を斜め上から見た立体斜視図である。図6は、図1に示すA1-A1部位、図4に示すA2-A2部位、A3-A3部位及びA4-A4部位の断面図である。図1~図5の上下方向がタイヤ周方向CDに相当し、図1~図5の左右方向がタイヤ軸方向ADに相当する。図は、タイヤの新品時のトレッドの形状を示す。図1及び図5に示すように、空気入りタイヤPTは、タイヤ周方向CDに延びる複数の陸1,2,3を有する。第1実施形態のタイヤPTは、トラックやバスなどに装着される重荷重用タイヤである。もちろん、これに限定されず、本明細書のタイヤは、小型トラック用タイヤにも適用可能である。ただし、乗用車用タイヤには適用できない。JATMAであれば、小型トラック用タイヤとは「B章:小型トラック用」に記載のタイヤであり、重荷重用タイヤとは「C章:トラック及びバス用」や「D章:建設車両用」に記載のタイヤである。
タイヤPTのトレッド面Tr(路面に接地する接地面)には、タイヤ周方向CDに連続して延在する3本の主溝61,62,61が設けられている。第1実施形態では、主溝が3本であるが、これに限定されない。主溝は3本以上にすることが可能である。第1実施形態では、タイヤ軸方向ADの最も外側にあるショルダー主溝61と、ショルダー主溝61のタイヤ軸方向ADの内側に配置され且つタイヤ赤道面TEに最も近いセンター主溝62と、を有する。また、主溝は、特に限定されないが、例えば、接地端LE,LE間の距離(タイヤ軸方向ADの寸法)の3%以上の溝幅を有している、という構成でもよい。また、主溝は、特に限定されないが、例えば、7.0mm以上の溝幅を有している、という構成でもよい。また、主溝は、特に限定されないが、例えば、タイヤ周方向CDに連続し、トレッド面Tr内で溝深さが一番深く、溝内には、摩耗による使用限界を示すTWI(トレッドウェアインジケータ)が設けられている、という構成でもよい。
本明細書において、スリットは、主溝よりも幅が狭く、サイプよりも幅が広い溝を意味する。スリットは、後述する軸スリット40及び周スリット41を含む。サイプは、幅が1.5mm以下の溝を意味する。サイプは、後述する第1周サイプ42及び第2周サイプ43を含む。
接地端LEは、トレッド面Tr(接地面)のタイヤ軸方向ADの最も外側の端である。トレッド面Tr(接地面)は、正規リムにリム組みし、正規内圧を充填した状態でタイヤを平坦な路面に垂直に置き、正規荷重を加えたときの路面に接地する面を意味する。正規リムは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤごとに定めるリムである。JATMAであれば標準リム、TRA、又はETRTOであれば「Measuring Rim」となる。
正規内圧は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤごとに定めている空気圧である。JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の最大値、ETRTOであれば「INFLATION PRESSURE」である。
正規荷重は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤごとに定めている荷重である。JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば上記の表に記載の最大値、ETRTOであれば「LOAD CAPACITY」である。
<ショルダー陸3>
図1及び図5に示すように、タイヤPTは、トレッド面Trのタイヤ軸方向ADの両端部に、タイヤ周方向CDに延びるショルダー陸3を有する。ショルダー陸3は、ショルダー主溝61と、接地端LEとに区画される。ショルダー陸3は、タイヤ周方向CDに連続して延びている。ショルダー陸3は、タイヤ軸方向ADに延び且つショルダー主溝61と接地端LEとに開口し且つショルダー陸3を分断する溝を有さない。
<センター陸1,2>
図1及び図5に示すように、タイヤPTは、一対のショルダー主溝61,61の間に、少なくとも1つのセンター陸1,2を有する。センター陸1,2は、タイヤ赤道面TEに最も近い陸である。第1実施形態のセンター陸1,2は、センター主溝62とショルダー主溝61とに区画されている。センター陸1,2は、それぞれ、タイヤ周方向CDに延びる。第1実施形態においてセンター陸1は、タイヤ赤道面TEよりもタイヤ軸方向ADの第3側AD3(図中にて左側)に配置されている。センター陸2は、タイヤ赤道面TEよりもタイヤ軸方向ADの第3側AD3とは反対の第4側AD4(図中にて右側)に配置されている。以降、センター陸1を第1陸と表記する場合があり、センター陸2を第2陸と表記する場合がある。センター陸2(第2陸)は、センター1(第1陸)と同一形状であり、センター陸1をタイヤ軸方向ADにスライド移動させ且つタイヤ周方向CDの位置を異ならせた陸である。主にセンター陸1について説明し、センター陸2についての詳細な説明を省略する。
<軸スリット40>
図1、図2及び図5に示すように、センター陸1は、複数の軸スリット40と、タイヤ周方向CDに並ぶ複数の第1ブロックB1(図2参照)と、を有する。軸スリット40は、タイヤ軸方向ADの両側の陸端4a,4bのうち少なくともいずれかの陸端に開口していればよい。これにより、軸スリット40が両サイドの主溝61,62の少なくともいずれかに開口するので、トラクション性能を確保可能となる。第1実施形態における軸スリット40は、それぞれ、タイヤ軸方向ADの第3側AD3の陸端4aに開口し且つタイヤ軸方向ADの第4側AD4の陸端4bに開口している。これにより、複数の軸スリット40は、センター陸1を複数の第1ブロックB1(図2参照)に区画している。軸スリット40は、主溝61,62のいずれよりも浅い。これにより、センター陸1の陸剛性を確保し、耐摩耗性能及び耐偏摩耗性能を確保している。具体的には、図6に示すように、軸スリット40のタイヤ径方向RDの深さD2は、主溝61,62の深さD1の10%以上且つ40%以下である。深さとは、タイヤ径方向RDの深さを意味するが、以降、タイヤ径方向RDの表記を省略する。
<第1ブロックB1、第1ブロック端4c、第2ブロック端>
図2に示すように、センター陸1の複数の第1ブロックB1は、それぞれ、第1ブロック端4cと、第2ブロック端4dと、タイヤ周方向CDに延びる周スリット41と、タイヤ周方向CDに延びる第1周サイプ42と、タイヤ周方向CDに延びる第2周サイプ43と、を有する。第1ブロック端4cは、第1ブロックB1のタイヤ周方向の第1側CD1に配置される。第2ブロック端4dは、第1ブロックB1のタイヤ周方向の第2側CD2に配置される。タイヤ周方向の第2側CD2は、タイヤ周方向の第1側CD1の反対側である。第1ブロック端4cは軸スリット40により形成される。第2ブロック端4dは、軸スリット40により形成される。
<周スリット41>
図1、図2及び図5に示すように、周スリット41は、第1ブロック端4cと第2ブロック端4dの両端に開口する。第1実施形態において周スリット41は、タイヤ周方向CD及びタイヤ軸方向ADの両方向に対して傾斜し、平面視(タイヤ径方向に平行な視線で見た場合)で直線状に形成されている。周スリット41は、主溝61,62よりも浅い。これにより、センター陸1の陸剛性を確保し、耐摩耗性能及び耐偏摩耗性能を確保している。具体的には、図6に示すように、周スリット41の深さD2は、主溝61,62の深さD1の10%以上且つ40%以下である。第1実施形態において、周スリット41の深さD2は、軸スリット40の深さD2と同じであるが、これに限定されない。
<第1交差部44、第2交差部45>
図2及び図3に示すように、複数の軸スリット40は、それぞれ、互いにタイヤ軸方向ADの位置が異なる第1交差部44及び第2交差部45を有する。第1交差部44は、第1ブロック端4cにおける周スリット41の開口と軸スリット40との交点である。第1交差部44は、第2交差部45よりもタイヤ軸方向ADの第4側AD4(図中右側)に配置されている。第2交差部45は、第1ブロック端4cに対面する第2ブロック端4dにおける周スリット41の開口と軸スリット40の交点である。これにより、軸スリット40を挟んでタイヤ周方向CDの第1側CD1に配置される周スリット41の開口と、タイヤ周方向CDの第2側CD2に配置される周スリット41の開口とが、タイヤ軸方向ADにずれて配置される。各々の周スリット41がタイヤ周方向CDに連続して接続されることを避け、陸剛性を向上可能となる。
<第1周サイプ42、第2周サイプ43>
図1、図2、図3及び図5に示すように、第1周サイプ42は、第1ブロック端4cに開口し且つ陸内で閉塞する。すなわち、第1周サイプ42は、一端が第1ブロック端4cに開口するが、他端が軸スリット40、周スリット41及び主溝61,62のいずれにも開口しない。第2周サイプ43は、第2ブロック端4dに開口し且つ陸内で閉塞する。すなわち、第2周サイプ43は、一端が第2ブロック端4dに開口するが、他端が軸スリット40、周スリット41及び主溝61,62のいずれにも開口しない。第1実施形態において第1周サイプ42及び第2周サイプ43は、平面視で直線状であるが、波形状であってもよい。第1周サイプ42と第2周サイプ43は繋がっていない。第1周サイプ42及び第2周サイプ43が平面視で直線状であれば、波形状である場合に比べてサイプが開きやすくなり、より耐横滑り性能を向上可能となる。第1周サイプ42及び第2周サイプ43が平面視で波形状であれば、直線状である場合に比べて、陸(第1ブロックB1)の動きが抑えられ、耐偏摩耗性能を向上可能となる。
図3に示すように、第1周サイプ42のタイヤ周方向CDの長さL42は、周スリット41のタイヤ周方向CDの長さL41の20%以上且つ50%以下であることが好ましい。第2周サイプ43のタイヤ周方向CDの長さL43は、周スリット41のタイヤ周方向CDの長さL41の20%以上且つ50%以下であることが好ましい。第1ブロックB1の剛性を確保して、耐摩耗性能及び耐偏摩耗性能を向上させるためである。
図6に示すように、第1周サイプ42及び第2周サイプ43の深さD3は、主溝61,62の深さD1の10%以上且つ50%以下であることが好ましい。これにより、ブロック剛性を確保して耐摩耗性能及び耐偏摩耗性能を向上可能となる。第1実施形態では、第1周サイプ42及び第2周サイプ43の深さD3は、軸スリット40及び周スリット41の深さD2と同じであるが、これに限定されない。
<周サイプと周スリットの位置関係>
図3に示すように、第1ブロックB11,B12,B13が、タイヤ周方向CDの第1側CD1から第2側CD2に向けて並んでいる。第1ブロックB12の周スリット41は、第1側CD1に隣接する第1ブロックB11の第2周サイプ43に対して軸スリット40を挟んで対面している。また、第1ブロックB12の周スリット41は、第2側CD2に隣接する第1ブロックB13の第1周サイプ42に対して軸スリット40を挟んで対面している。
ここで、「対面する」とは、周サイプ42,43の中心線の延長線V1が軸スリット40に入ること、としてもよい。また、「対面する」とは、周サイプ42,43及び軸スリット40の開口端を通り且つタイヤ周方向CDに平行な仮想線V2を引いた場合に、周サイプ42又は43の開口と軸スリット40の開口とが少なくとも部分的に互いに重なること、としてもよい。
図2に示すように、第1実施形態では、第1ブロックB1の各々において、第1周サイプ42が周スリット41のタイヤ軸方向ADの第3側AD3(図中左側)に配置され、第2周サイプ43が周スリット41のタイヤ軸方向ADの第4側AD4(図中右側)に配置される。各々の第1ブロックB1において、第1周サイプ42及び第2周サイプ43が、周スリット41をタイヤ軸方向ADの両側から挟む位置に配置される。これにより、1つの第1ブロックB1内での剛性バランスが良くなり、耐偏摩耗性能が向上する。
図2に示すように、軸スリット40は、タイヤ軸方向AD及びタイヤ周方向CDの両方向に対して傾斜している。軸スリット40は、第1交差部44及び第2交差部45で屈曲しており、2つの屈曲点(第1交差部44及び第2交差部45)を有する。軸スリット40のうち屈曲点同士の間の部位、及び、屈曲点から陸端までの部位はそれぞれ直線状に形成されている。これにより、軸スリット40は、3つの直線状部位と、隣接する2つの直線状部位を接続する2つの屈曲点(44,45)と、を有する。このように、軸スリット40が屈曲点を有することで、軸スリット40にタイヤ周方向CDに延びる成分を持たせることができ、耐横滑り性能を確保可能となる。一方、軸スリット40により第1ブロックB1が動きやすくなるが、屈曲点を設けることで、第1ブロックB1の過度な動きを抑制できる。その結果、耐偏摩耗性能を向上可能となる。
図2に示すように、軸スリット40の屈曲点である第1交差部44において、第2周サイプ43が軸スリット40に開口し、周スリット41が軸スリット40に開口している。また、軸スリット40の屈曲点である第2交差部45において、第1周サイプ42が軸スリット40に開口し、周スリット41が軸スリット40に開口している。これにより、軸スリット40の屈曲点に、周スリット41及び周サイプ42,43が開口することで、周スリット41及び周サイプ42,43を効果的に開かせることが可能となり、トラクション性能及び耐横滑り性能を向上可能となる。
図3に示すように、第1周サイプ42は、平面視で第1ブロック端4cが凸形状(山)となる第2交差部45で軸スリット40に開口している。これにより、第1周サイプ42と軸スリット40の間に形成される2つの陸の角部(第1角部)のうちのいずれかの角部に鋭角θ1が生じやすい。一方、第1周サイプ42に対面する周スリット41は、平面視で第2ブロック端4dが凹形状(谷)となる第2交差部45で軸スリット40に開口している。これにより、周スリット41と軸スリット40の間に形成される2つの陸の角部(第2角部)のうちのいずれかの角部に鈍角θ2が生じやすくなる。第1角部及び第2角部には偏摩耗が生じやすいが、周サイプ42,43よりも溝幅の大きい周スリット41が形成する陸の方が動きやすいため、第1角部よりも第2角部の方が、偏摩耗が生じやすい。よって、ブロック端が凸形状となる交差部において周スリット41が軸スリット40に開口する構成(図8)に比べて、ブロック端が凹形状となる交差部において周スリット41が軸スリットに開口する構成の方が、周スリット41と軸スリット40の間の角部が鈍角になりやすいので、耐偏摩耗性能を向上可能となる。
第1交差部44でも同様のことがいえる。具体的には、第2周サイプ43は、平面視で第2ブロック端4dが凸形状となる第1交差部44で軸スリット40に開口している。第2周サイプ43に対面する周スリット41は、平面視で第1ブロック端4cが凹形状となる第1交差部44で軸スリット40に開口している。なお、2つの第2角部の角度の合計は、前記2つの第2角部に対面する2つの第1角部の角度の合計よりも大きい、としてもよい。
<センター陸1(第1陸)とセンター陸2(第2陸)との関係>
図1に示すように、センター陸1(第1陸)とセンター陸2(第2陸)は、タイヤ周方向CDの位置が異なっている。具体的には、第2陸(2)の軸スリット40と、第1陸(1)の軸スリット40とは、タイヤ軸方向ADに見て(タイヤ軸方向ADに平行な視線で見て)、互いに重なっていない。すなわち、第2陸(2)の軸スリット40と、第1陸(1)の軸スリット40とを、タイヤ赤道面TEを投影面としてタイヤ軸方向ADに平行に投影した場合に、第2陸(2)の軸スリット40と、第1陸(1)の軸スリット40とは互いに重ならない。
また、第1陸(1)の第1周サイプ42及び第2周サイプ43と、第2陸(2)の軸スリット40とは、タイヤ軸方向ADに見て、互いに重ならない。
これにより、路面に接地する範囲内にトラクション要素(第1周サイプ42、第2周サイプ43、軸スリット40)が分散して出現するため、タイヤ転動時にトラクション性能及び耐横滑り性能を発揮可能となる。
<底サイプ46>
図4~図6に示すように、周スリット41及び軸スリット40は、それぞれ、スリット底面の一部に開口する底サイプ46を有する。図4において底サイプ46をハッチングで示している。これにより、スリット40,41のみを形成した構成に比べて、底サイプ46によりブロック剛性を確保しつつ、摩耗中期のトラクション性能及び耐横滑り性能を向上可能となる。図6に示すように、スリット40,41と底サイプ46を足した最大の深さD4は、主溝61,62の深さD1の40%以上且つ90%以下であることが好ましい。これにより、摩耗中期のトラクション性能及び耐横滑り性能を向上可能となる。なお、図5に示すように、周スリット41の底サイプ46は、サイプ長さ方向の中央部に最も浅い浅底部46aが設けられ、浅底部46aのサイプ長さ方向の両側に最も深い深底部46bが設けられる形状であるが、これに限定されない。軸スリット40の底サイプ46の深さは端部を除き一定である。
図4及び図5に示すように、複数の軸スリット40の各々は、第4側AD4(図中右側)の陸端4bから第1交差部44までの第1部位40aと、第1交差部44から第2交差部45までの第2部位40bと、第2交差部45から第3側AD3(図中左側)の陸端4aまでの第3部位40cと、を有する。底サイプ46は、第1部位40a及び第3部位40cに形成される。その一方、底サイプ46は、第2部位40bに形成されていない。底サイプ46を有する第1部位40a、第3部位40c及び周スリット41が、平面視でZ字状に配置されている。これにより、センター陸1のタイヤ軸方向ADの中央部である第2部位40bに底サイプ46を形成しないことで、陸剛性を高めて耐摩耗性能及び耐偏摩耗性能を向上可能となる。また、底サイプ46がZ字状を形成するように配置されることで、底サイプ46によるトラクション性能と耐横滑り性能を確保可能となる。また、軸スリット40で区分される2つの第1ブロックB11,B12が第2部位40bでタイヤ周方向CDに接続され、第1ブロックB11,B12を結合した疑似的な第2ブロックB2が形成されるので、ブロックが疑似的にタイヤ周方向CDに長くなり、センター陸1のタイヤ周方向剛性(前後剛性)を確保でき、耐偏摩耗性能を向上可能となる。
軸スリット40の第1部位40a又は第3部位40cに配置される底サイプ46は、一端が主溝61又は主溝62に開口しており、他端が陸内で閉塞している。周スリット41に配置される底サイプ46は、陸内で閉塞している。
周スリット41に形成された底サイプ46のタイヤ周方向CDの長さは、周スリット41のタイヤ周方向CDの長さL41の80%以上且つ100%以下であることが好ましい。
軸スリット40に形成された底サイプ46のタイヤ軸方向ADの合計長さは、軸スリット40のタイヤ軸方向ADの長さの50%以上且つ70%以下であることが好ましい。第1部位40aに形成された底サイプ46のタイヤ軸方向ADの長さは、第1部位40aのタイヤ軸方向ADの長さの70%以上且つ90%以下であることが好ましい。第3部位40cに形成された底サイプ46のタイヤ軸方向ADの長さは、第3部位40cのタイヤ軸方向ADの長さの70%以上且つ90%以下であることが好ましい。
図4に示すように、センター陸1は、軸スリット40でタイヤ周方向CDに区分される複数の第1ブロックB1(B11,B12)と、前記底サイプを有する前記第1部位、前記第3部位及び前記周スリット41でタイヤ周方向CDに区分される複数の第2ブロックB2と、を有する。第2ブロックB2のタイヤ周方向CDの長さLB2は、第1ブロックB1のタイヤ周方向CDの長さLB1よりも長い。これにより、センター陸1のタイヤ周方向剛性(前後剛性)を確保でき、耐偏摩耗性能を向上可能となる。
[変形例]
(1)図7は、第1実施形態の第1変形例のトレッド面を示す。図7に示すように、軸スリット40は平面視で直線状であり、屈曲部を有さず屈曲していなくてもよい。また、図1~6に示す第1実施形態において軸スリット40は、3つの直線状部位と2つの屈曲点を有し、直線状部位が屈曲点で接続されているが、直線状部位が曲線状でもよい。図7の第1変形例において底サイプ46の配置は、図1~6に示す第1実施形態と同じである。
(2)図3に示す第1実施形態では、軸スリット40が交差部44,45で屈曲しており、平面視で凹形状(谷)となる交差部44,45において周スリット41が軸スリット40に開口しているが、これに限定されない。例えば、図8に示すようにしてもよい。図8は、第1実施形態の第2変形例のトレッド面を示す。図8に示すように、平面視で凸形状(山)となる交差部44,45において周スリット41が軸スリット40に開口し、平面視で凹形状(谷)となる交差部44,45において周サイプ42,43が軸スリット40に開口する、としてもよい。この構成により、軸スリット40の屈曲点に、周スリット41及び周サイプ42,43が開口することで、周スリット41及び周サイプ42,43を効果的に開かせることが可能となり、トラクション性能及び耐横滑り性能を向上可能となる。しかし、図8に示すように、周スリット41と軸スリット40との間に形成される2つの陸の角部の角度が鋭角θ1となることが多くなり、図3に示す構成に比べて、耐偏摩耗性能が若干低下する。
なお、図8の第2変形例において底サイプ46の配置は、図示されていないが、図1~6に示す第1実施形態と同じである。
(3)図1~5に示す第1実施形態では、複数の軸スリット40の各々が、タイヤ軸方向ADの両側の陸端4a,4bの双方に開口しているが、これに限定されない。例えば、図9に示すようにしてもよい。図9は、第1実施形態の第3変形例のトレッド面を示す。図9に示すように、複数の軸スリット40の各々が、タイヤ軸方向ADの両側の陸端4a,4bのうちのいずれかの一方の陸端のみに開口している。図9に示す例では、軸スリット40は、タイヤ軸方向ADの第3側AD3の陸端4aに開口し且つ第4側AD4の陸端4bから離れて陸内で閉塞する第1軸スリットと、第4側AD4の陸端4bに開口し且つ第3側AD3の陸端4aから離れて陸内で閉塞する第2軸スリットと、を含む。図9に示すように、第1軸スリットと第2軸スリットはタイヤ周方向CDに沿って交互に配置される。この場合、軸スリット40のタイヤ軸方向の長さは、センター陸1(陸)のタイヤ軸方向ADの長さの60%以上であることが好ましい。これにより、複数の軸スリット40が、陸をタイヤ周方向CDに複数の疑似的な第1ブロックB1に区分する。
(4)第1実施形態において周スリット41は、タイヤ周方向CD及びタイヤ軸方向ADの両方向に対して傾斜しているが、これに限定されない。例えば、図10に示すように、周スリット41がタイヤ周方向CDに平行であってもよい。図10は、第1実施形態の第4変形例のトレッド面を示す。
また、第1実施形態において、各々の第1ブロックにおいて、周スリット41は第1周サイプ42と第2周サイプ43によってタイヤ軸方向ADの両側から挟まれていたが、これに限定されない。例えば、図10に示すように、各々の第1ブロックにおいて、第1周サイプ42及び第2周サイプ43は、周スリット41のタイヤ軸方向ADの一方のみに配置されていてもよい。
(5)第1実施形態では、センター陸1,2は、タイヤ赤道面TEを挟んで複数(2つ)設けられているが、1つでもよい。
(6)図1~10に示す実施形態のタイヤPTが、タイヤ赤道面TE上の点を中心とする左右点対称なトレッドパターンを有している。しかし、これに限定されない。例えば、タイヤPTは、タイヤ赤道面TEを中心とする左右線対称なトレッドパターンもしくは左右非対称なトレッドパターン、又は、タイヤ回転方向が指定された方向性トレッドパターンを有していても構わない。
以上、図1~6に示す第1実施形態及び図7~10に示す変形例のように、空気入りタイヤPTは、タイヤ周方向CDに延びる陸1,2を備え、陸1,2は、複数の軸スリット40と、タイヤ周方向CDに並ぶ複数の第1ブロックB1と、を有し、複数の軸スリット40の各々は、タイヤ軸方向ADの両側の陸端4a,4bのうち少なくともいずれかの陸端に開口し、複数の第1ブロックB1の各々は、タイヤ周方向CDの第1側CD1に配置される第1ブロック端4cと、タイヤ周方向CDの第1側CD1とは反対の第2側CD2に配置される第2ブロック端4dと、タイヤ周方向CDに延び且つ第1ブロック端4c及び第2ブロック端4dの両方に開口する周スリット41と、タイヤ周方向CDに延び且つ第1ブロック端4cに開口し且つ陸内で閉塞する第1周サイプ42と、タイヤ周方向CDに延び且つ第2ブロック端4dに開口し且つ陸内で閉塞する第2周サイプ43と、を有し、複数の軸スリット40の各々は、第1ブロック端4cに開口する周スリット41と軸スリット40との交点である第1交差部44と、第2ブロック端4dに開口する周スリット41と軸スリット40との交点である第2交差部45と、を有し、同一の軸スリット40における第1交差部44と第2交差部45とは、互いにタイヤ軸方向ADの位置が異なり、周スリット41は、それぞれ、第1側CD1に隣接する第1ブロックの第2周サイプ43に対して軸スリット40を挟んで対面し、第2側CD2に隣接する第1ブロックの第1周サイプ42に対して軸スリット40を挟んで対面している、としてもよい。
この構成によれば、陸端に開口する軸スリット40によってトラクション性能を確保し、タイヤ周方向CDに延びる周スリット41及び周サイプ42,43によってタイヤ軸方向ADの横力に対抗する耐横滑り性能を向上可能となる。また、複数の第1ブロックB1にわたって周スリット41と周サイプ42,43がタイヤ周方向に交互に配置されることになり、周スリット41の開口位置が異なることで周スリット41がタイヤ周方向CDに連続して接続されることを避けているので、ブロックの剛性バランスを確保でき、耐偏摩耗性能を向上可能となる。
図1~9に示す実施形態のように、第1ブロックB1の各々において、第1周サイプ42が周スリット41のタイヤ軸方向ADの第3側AD3に配置されており、第2周サイプ43が周スリット41のタイヤ軸方向ADの第3側AD3とは反対の第4側AD4に配置されている、としてもよい。
この構成によれば、第1周サイプ42及び第2周サイプ43が、周スリット41をタイヤ軸方向ADの両側から挟む位置に配置されるので、一つのブロック内での剛性バランスをよくし、耐偏摩耗性能を更に向上可能となる。
図1~10に示す実施形態のように、第1周サイプ42及び第2周サイプ43のタイヤ周方向CDの長さL42,L43は、周スリット41のタイヤ周方向CDの長さの20%以上且つ50%以下である、としてもよい。
この構成によれば、ブロック剛性を確保して、耐摩耗性能及び耐偏摩耗性能を向上可能となる。
図1~10に示す実施形態のように、周スリット41及び軸スリット40は、それぞれ、スリット底面の一部に開口する底サイプ46を有する、としてもよい。
この構成によれば、ブロック剛性を確保しつつ、摩耗中期のトラクション性能及び耐横滑り性能を向上可能となる。
図1~8に示す実施形態のように、複数の軸スリット40の各々は、タイヤ軸方向ADの第3側AD3の陸端4aと、タイヤ軸方向ADの第3側AD3とは反対の第4側AD4の陸端4bとの両方の陸端4a,4bに開口しており、複数の軸スリット40の各々において第1交差部44は第2交差部45よりも第4側AD4に配置されており、複数の軸スリット40の各々は、第4側AD4の陸端4bから第1交差部44までの第1部位40aと、第1交差部44から第2交差部45までの第2部位40bと、第2交差部45から第3側AD3の陸端4aまでの第3部位40cと、を有し、底サイプ46は、第1部位40a及び第3部位40cに形成され、第2部位40bには形成されていない、としてもよい。
この構成によれば、第2部位40bは、陸のタイヤ軸方向中央部であり、その部分の剛性を高めて、耐摩耗性能及び耐偏摩耗性能を向上させる。さらに、底サイプ46を有する第1部位40a、第3部位40c及び周スリット41が平面視Z字状に配置されていることによって、周サイプ42,43によるトラクション要素と耐横滑り性能を残しながら、軸スリット40で区分される第1ブロックB1が第2部位40bによりタイヤ周方向CDに接続され、第1ブロックB1がタイヤ周方向CDに長くなるので、陸の前後剛性(タイヤ周方向CDの剛性)を確保でき耐偏摩耗性能を向上可能となる。
図4に示す実施形態のように、陸1は、複数の第2ブロックB2を有し、複数の第1ブロックB1の各々は、軸スリット40によってタイヤ周方向CDに区分され、複数の第2ブロックB2の各々は、底サイプ46を有する第1部位40a、第3部位40c及び周スリット41でタイヤ周方向CDに区分されており、第2ブロックB2のタイヤ周方向CDの長さLB2は、第1ブロックB1のタイヤ周方向CDの長さよりも長い、としてもよい。
この構成によれば、陸の前後剛性(タイヤ周方向CDの剛性)を確保でき耐偏摩耗性能を更に向上可能となる。
図1~6、8~10に示す実施形態のように、複数の軸スリット40の各々は、第1交差部44および第2交差部45において屈曲しており、第1周サイプ42は第2交差部45において軸スリット40に開口し、第2周サイプ43は第1交差部44において軸スリット40に開口する、としてもよい。
この構成によれば、軸スリット40の屈曲点44,45に、周サイプ42,43、周スリット41を開口させることで、効果的に溝(周サイプ42,43、周スリット41)が開き、トラクション性や耐横滑り性を向上させることができる。
図1~6,9,10に示す実施形態のように、第1周サイプ42及び第2周サイプ43は、平面視でブロック端が凸形状となる交差部44,45において軸スリット40に開口し、周スリット41は、平面視でブロック端が凹形状となる交差部44,45において軸スリット40に開口している、としてもよい。
この構成によれば、周スリット41と軸スリット40の角部の角度を鈍角θ2にでき、平面視でブロック端が山となる交差部に周スリット41が開口する構成(図8)に比べて、角部の耐偏摩性能を向上可能となる。
図1~8,10に示す実施形態のように、複数の軸スリット40の各々は、タイヤ軸方向ADの両側の陸端4a,4bに開口している、としてもよい。
この構成によれば、軸スリット40によりトラクション性能を確保可能となる。
図1又は5に示す実施形態のように、陸1,2は、タイヤ赤道面TEよりもタイヤ軸方向ADの第3側AD3に配置される第1陸1と、タイヤ赤道面TEよりもタイヤ軸方向ADの第3側AD3とは反対の第4側AD4に配置される第2陸2と、を含み、第1陸1の第1周サイプ42及び第2周サイプ43と、第2陸2の軸スリット40とは、タイヤ軸方向ADに見て、互いに重なっていない、としてもよい。
この構成によれば、第1陸1の周サイプ42,43と第2陸2の軸スリット40がタイヤ周方向CDに分散して配置され、タイヤ転動時に第1陸1の周サイプ42,43と第2陸2の軸スリット40の少なくともいずれかが接地面内に出現しやすくなるので、効果的にトラクション性能及び耐横滑り性能を発揮可能となる。
以上、本開示の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上記の各実施形態で採用している構造を他の任意の実施形態に採用することは可能である。各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
上記の各実施形態で採用している構造を他の任意の実施形態に採用することは可能である。
1,2…センター陸(陸)、4a,4b…陸端、4c…第1ブロック端、4d…第2ブロック端、40…軸スリット、40a…第1部位、40b…第2部位、40c…第3部位、41…周スリット、42…第1周サイプ、43…第2周サイプ、44…第1交差部、45…第2交差部、AD…タイヤ軸方向、AD3…第3側、AD4…第4側、B1…第1ブロック、B2…第2ブロック、CD…タイヤ周方向、CD1…第1側、CD2…第2側。

Claims (10)

  1. タイヤ周方向に延びる陸を備え、
    前記陸は、複数の軸スリットと、タイヤ周方向に並ぶ複数の第1ブロックと、を有し、
    前記複数の軸スリットの各々は、タイヤ軸方向の両側の陸端のうち少なくともいずれかの陸端に開口し、
    前記複数の第1ブロックの各々は、タイヤ周方向の第1側に配置される第1ブロック端と、タイヤ周方向の前記第1側とは反対の第2側に配置される第2ブロック端と、タイヤ周方向に延び且つ前記第1ブロック端及び前記第2ブロック端の両方に開口する周スリットと、タイヤ周方向に延び且つ前記第1ブロック端に開口し且つ前記陸内で閉塞する第1周サイプと、タイヤ周方向に延び且つ前記第2ブロック端に開口し且つ前記陸内で閉塞する第2周サイプと、を有し、
    前記複数の軸スリットの各々は、前記第1ブロック端に開口する前記周スリットと前記軸スリットとの交点である第1交差部と、前記第2ブロック端に開口する前記周スリットと前記軸スリットとの交点である第2交差部と、を有し、
    同一の前記軸スリットにおける前記第1交差部と前記第2交差部とは、互いにタイヤ軸方向の位置が異なり、
    前記周スリットは、それぞれ、前記第1側に隣接する前記第1ブロックの前記第2周サイプに対して前記軸スリットを挟んで対面し、前記第2側に隣接する前記第1ブロックの前記第1周サイプに対して前記軸スリットを挟んで対面している、空気入りタイヤ。
  2. 前記第1ブロックの各々において、前記第1周サイプが前記周スリットのタイヤ軸方向の第3側に配置されており、前記第2周サイプが前記周スリットのタイヤ軸方向の前記第3側とは反対の第4側に配置されている、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記第1周サイプ及び前記第2周サイプのタイヤ周方向の長さは、前記周スリットのタイヤ周方向の長さの20%以上且つ50%以下である、請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記周スリット及び前記軸スリットは、それぞれ、スリット底面の一部に開口する底サイプを有する、請求項1~3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記複数の軸スリットの各々は、タイヤ軸方向の第3側の陸端と、タイヤ軸方向の前記第3側とは反対の第4側の陸端との両方の陸端に開口しており、
    前記複数の軸スリットの各々において前記第1交差部は前記第2交差部よりも前記第4側に配置されており、
    前記複数の軸スリットの各々は、前記第4側の陸端から前記第1交差部までの第1部位と、前記第1交差部から前記第2交差部までの第2部位と、前記第2交差部から前記第3側の陸端までの第3部位と、を有し、
    前記底サイプは、前記第1部位及び前記第3部位に形成され、前記第2部位には形成されていない、請求項4に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記陸は、複数の第2ブロックを有し、
    前記複数の第1ブロックの各々は、前記軸スリットによってタイヤ周方向に区分され、
    前記複数の第2ブロックの各々は、前記底サイプを有する前記第1部位、前記第3部位及び前記周スリットでタイヤ周方向に区分されており、
    前記第2ブロックのタイヤ周方向の長さは、前記第1ブロックのタイヤ周方向の長さよりも長い、請求項5に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記複数の軸スリットの各々は、前記第1交差部および前記第2交差部において屈曲しており、前記第1周サイプは前記第2交差部において前記軸スリットに開口し、前記第2周サイプは前記第1交差部において前記軸スリットに開口する、請求項1~6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記第1周サイプ及び前記第2周サイプは、平面視でブロック端が凸形状となる交差部において前記軸スリットに開口し、前記周スリットは、平面視でブロック端が凹形状となる交差部において前記軸スリットに開口している、請求項7に記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記複数の軸スリットの各々は、タイヤ軸方向の両側の陸端に開口している、請求項1~8のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記陸は、タイヤ赤道面よりもタイヤ軸方向の第3側に配置される第1陸と、前記タイヤ赤道面よりもタイヤ軸方向の前記第3側とは反対の第4側に配置される第2陸とを含み、
    前記第1陸の前記第1周サイプ及び前記第2周サイプと、前記第2陸の前記軸スリットとは、タイヤ軸方向に見て、互いに重なっていない、請求項1~9のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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