JP7163491B2 - 密封装置 - Google Patents

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Description

本発明は、サイドリップを備える密封装置に関する。
従来、相対的に回転する軸とハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置が知られている。デファレンシャル装置、ハブベアリング、及び変速機等に用いられる密封装置においては、軸に対して摺動自在に設けられるシールリップの他に、軸に固定された環状部材の端面に対して摺動自在に設けられるサイドリップが備えられた技術が知られている。図4を参照して、従来例に係る密封装置について説明する。図4は従来例に係る密封装置の模式的断面図である。
従来例に係る密封装置800は、軸に対して摺動自在に設けられるシールリップ810及びダストリップ820と、軸に固定された環状部材の端面に対して摺動自在に設けられるサイドリップ830とを備えている。サイドリップ830は、ダストや泥水が装置内に侵入してしまうことを防止する役割を担っている。そして、このサイドリップ830の摺動面には潤滑剤(グリス)が塗布される。これにより、ダストや泥水が装置内に侵入してしまうことを効果的に抑制することができる。
しかしながら、上記のように構成される従来例に係る密封装置800においては、経時的に潤滑剤が消耗してしまうため、サイドリップ830の摩耗が促進され、かつ異音が発生してしまうおそれがある。
国際公開第2017/051920号 実開平5-8136号公報 特開2016-44687号公報 特開2004-263797号公報
本発明の目的は、潤滑剤の消耗を抑制することのできる密封装置を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
本発明の密封装置は、
相対的に回転する軸とハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置において、
前記軸に対して摺動自在に設けられるシールリップと、
前記軸に固定された環状部材の端面に対して摺動自在に設けられるサイドリップと、
を備え、
前記サイドリップの摺動面となる内周面には潤滑剤が塗布された状態で用いられる密封装置であって、
前記サイドリップの摺動面には、該サイドリップの先端から離れた位置に複数の環状溝が隣接するように設けられ、かつ隣り合う環状溝の間の環状突起となる部分は、いずれも、その幅方向の中心が最も突出し、当該中心から離れるにつれて突出量が減り、かつ幅方向の中心に対して両側が対称形状となるように構成されると共に、
前記サイドリップの摺動面のうち前記複数の環状溝が設けられている領域よりも先端側の部分は、前記環状部材の端面に対して平面状に接触するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、サイドリップの摺動面に複数の環状溝が設けられているため、これら複数の環状溝に潤滑剤を保持することができる。また、隣り合う環状溝の間の環状突起となる部分は、いずれも、その幅方向の中心が最も突出し、当該中心から離れるにつれて突出量が減るように構成されるため、環状溝間での潤滑剤の移動が許容される。従って、一部の環状溝において、潤滑剤が不足してしまうことを抑制することができる。また、隣り合う環状溝の間の環状突起となる部分は、いずれも、幅方向の中心に対して両側が対称形状となるように構成されるため、環状溝間で潤滑剤が移動する際に、移動する方向の偏りを抑制することができる。この構成によって、一部の環状溝において、潤滑剤が不足してしまうことをより一層抑制することができる。更に、サイドリップの摺動面のうち複数の環状溝が設けられている領域よりも先端側の部分は、環状部材の端面に対して平面状に接触するように構成されている。従って、この接触部分に泥水等が入り込んでしまうことが抑制され、潤滑剤が外部に流出してしまうことを抑制することができる。
そして、外力が作用されていない状態において、前記サイドリップの摺動面のうち前記複数の環状溝が設けられている領域を除く部分は、円錐面により構成されているとよい。
以上説明したように、本発明によれば、潤滑剤の消耗を抑制することができる。
図1は本発明の実施例に係る密封装置の模式的断面図である。 図2は本発明の実施例に係る密封構造の模式的断面図である。 図3は本発明の実施例に係るサイドリップについての説明図である。 図4は従来例に係る密封装置の模式的断面図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。なお、本発明に係る密封装置は、デファレンシャル装置、ハブベアリング、及び変速機等に適用される。
(実施例)
図1~図3を参照して、本発明の実施例に係る密封装置について説明する。図1は本発明の実施例に係る密封装置の模式的断面図である。なお、図1においては、密封装置の中心軸線を含む面で密封装置を切断した断面図を示している。図2は本発明の実施例に係る密封構造の模式的断面図である。なお、図2においては、密封装置及び軸の中心軸線を含む面で密封装置等を切断した断面図を示している。図3は本発明の実施例に係るサイドリップについての説明図である。
<密封構造>
特に、図2を参照して、本実施例に係る密封構造について説明する。本実施例に係る密封構造は、相対的に回転する軸500及びハウジング600と、これらの軸500とハウジング600との間の環状隙間を封止する密封装置10とから構成される。密封装置10によって、軸500とハウジング600との間の環状隙間が隔てられることで、密封対象側(O)の密封対象流体(油など)が外部(A)に漏出してしまうことを抑制し、かつ、外部(A)から密封対象側(O)にダストや泥水が侵入してしまうことを抑制することができる。また、本実施例においては、軸500には、軸500と共に回転する環状部材700が固定されている。なお、本実施例に係る密封装置(密封構造)がデファレンシャル装置に適用される場合には、環状部材700はデフレクタに相当する。
<密封装置>
本実施例に係る密封装置10について、より詳細に説明する。本実施例に係る密封装置10は、第1密封装置構成部品100と第2密封装置構成部品200とを備えている。第1密封装置構成部品100は、金属などにより構成される第1補強環110と、第1補強環110に一体的に設けられる弾性体(例えば、ゴム)製のシール本体120とを備えている。第1補強環110は、ハウジング600の軸孔610の内周面に嵌合により固定される円筒部111と、円筒部111の一端側から径方向内側に向かって伸びる胴体部112とを備えている。この胴体部112の径方向内側にシール本体120が一体的に設けられている。
シール本体120は、シールリップ(メインリップ)121と、ダストリップ122とを一体に備えている。シールリップ121は、補強環110における胴体部112の先端付近から径方向内側かつ密封対象側(O)に向かって伸び、軸500に対して摺動自在に設けられている。また、シールリップ121の外周面側には、シールリップ121を径方向内側に押圧するガータスプリング130が設けられている。
ダストリップ122は、補強環110における胴体部112の先端付近から径方向内側かつ密封対象側(O)とは反対側(外部(A)側)に向かって伸び、軸500に対して摺動自在に設けられる。このダストリップ122は、主として、ダストや泥水がシールリップ121側に侵入してしまうことを抑制する役割を担っている。
第2密封装置構成部品200は、金属などにより構成される第2補強環210と、第2補強環210に一体的に設けられる弾性体(例えば、ゴム)製のサイドリップ220とを備えている。第2補強環210は、第1補強環110における円筒部111の内周面に嵌合される円筒部211と、円筒部211の一端側から径方向内側に向かって伸びる内向きフランジ部212とを備えている。この内向きフランジ部212の径方向内側の先端付近にサイドリップ220が一体的に設けられている。サイドリップ220は、この内向きフランジ部212の先端付近から径方向外側かつ密封対象側(O)とは反対側(外部(A)側)に向かって伸び、環状部材700の端面710に対して摺動自在に設けられる。このサイドリップ220は、ダストや泥水が装置内(密封対象側(O))に侵入してしまうことを防止する役割を担っている。そして、このサイドリップ220の摺動面には潤滑剤(グリス)Gが塗布される。これにより、ダストや泥水が装置内に侵入してしまうことを効果的に抑制することができる。
<サイドリップ>
特に、図1及び図3を参照して、サイドリップ220について、より詳細に説明する。なお、図1においては、図中丸で囲った部分(サイドリップ220の先端付近の部分)を拡大した断面図をV1に示している。また、図3においては、サイドリップ220が環状部材700の端面710に対して接触した状態の拡大断面図と、サイドリップ220における端面710に対する接触位置と接触面圧の関係図を示している。また、図3においては、サイドリップ220と端面710との接触部分の一部を更に拡大した断面図をV2に示し、接触面圧の様子を拡大した図をV3に示している。
本実施例に係るサイドリップ220の摺動面には、サイドリップ220の先端から離れた位置に複数の環状溝222が隣接するように設けられている。そして、これらの隣り合う環状溝222の間の環状突起223となる部分は、いずれも、その幅方向の中心が最も突出し、当該中心から離れるにつれて突出量が減り、かつ幅方向の中心に対して両側が対称形状となるように構成されている(図3中のV2の拡大図参照)。なお、本実施例では、環状突起223の断面(密封装置10の中心軸線を含む面で切断した断面)の外形は円弧形状となっているが、当該外形を三角形状としたり、楕円弧形状としたりしてもよい。また、サイドリップ220の摺動面のうち複数の環状溝222が設けられている領域よりも先端側の部分221は、環状部材700の端面710に対して平面状に接触するように構成されている。
すなわち、本実施例においては、外力が作用されていない状態において、サイドリップ220の摺動面のうち複数の環状溝222が設けられている領域を除く部分は、円錐面(いわゆるテーパ面)により構成されている。つまり、上記の先端側の部分221と、複数の環状溝222が設けられている領域よりもサイドリップ220の根元側のうち摺動面となる部分は、いずれも円錐面により構成されている。より具体的には、同一の仮想の円錐面上に、上記の先端側の部分221と、複数の環状溝222が設けられている領域よりもサイドリップ220の根元側のうち摺動面となる部分が位置するように構成されている。また、上記の複数の環状突起223の先端のいずれも、上記の仮想の円錐面上に位置するように構成されている。言い換えると、本実施例に係るサイドリップ220は、内周面が円錐面で構成されるサイドリップ220の内周面(以下、「内周基準面」と称する)に対して、上記複数の環状溝222(内周基準面よりも凹んだ環状溝222)を形成した構成であると言うことができる。ただし、本発明はそのような構成に限定されることはない。例えば、サイドリップの先端が屈曲するように構成される場合にも、本発明は適用可能である(例えば、上記の特許文献1参照)。また、サイドリップ220の内周基準面が円錐面ではない場合にも本発明は含まれる。例えば、中心軸線を含む面でサイドリップを切断した場合の内周基準面の形状が、円錐面の場合のように直線になるのではなく、滑らかな曲線となるような場合も、本発明に含まれる。なお、上記の通り、複数の環状溝222については、内周基準面よりも凹むように構成されている。そして、上記の実施例の場合には、隣り合う環状溝222の間の環状突起223の先端は内周基準面(仮想の円錐面)上に位置する場合を示したが、本発明においては、環状突起の先端は内周基準面(上記実施例の場合には仮想の円錐面であるが、上記の通り、円錐面ではない傾斜面でもよい)よりも外側に位置していてもよいし、内側に位置していてもよい。
<本実施例に係る密封装置の優れた点>
本実施例に係る密封装置10によれば、サイドリップ220の摺動面に複数の環状溝222が設けられているため、これら複数の環状溝222に潤滑剤を保持することができる。また、隣り合う環状溝222の間の環状突起223となる部分は、いずれも、その幅方向の中心が最も突出し、当該中心から離れるにつれて突出量が減るように構成されるため、環状溝222間での潤滑剤の移動が許容される。従って、一部の環状溝222において、潤滑剤が不足してしまうことを抑制することができる。
また、隣り合う環状溝222の間の環状突起223となる部分は、いずれも、幅方向の中心に対して両側が対称形状となるように構成される(図3中、V2参照)。これにより、接触面圧についても、面圧分布を左右均等(最も面圧が高くなる位置を中心にして左右均等)にすることができる(図3中、V3参照)。これにより、環状溝222間で潤滑剤が移動する際に、移動する方向の偏りを抑制することができる。この点について、より詳しく説明する。例えば、軸500と共に環状部材700が回転したり、軸500の軸方向への振動等によって、サイドリップ220と環状部材700の端面710との押圧力が変化したりする動作に伴って、動作中においては、環状溝222間を潤滑剤が移動する挙動が生じる。このとき、環状突起223による面圧分布が左右非対称の場合、面圧勾配が小さい斜面では潤滑剤は乗り越える方向に移動し易く、面圧勾配が大きい斜面では潤滑剤は乗り越える方向に移動し難くなる。その結果、潤滑剤は環状突起223に対して一定の方向に移動してしまうため、一部の環状溝222において、潤滑剤が不足してしまうおそれがある。これに対し、本実施例においては、上記の通り、環状突起223による面圧分布は左右均等であるため、潤滑剤の移動方向の偏りが抑制される。従って、一部の環状溝222において、潤滑剤が不足してしまうことをより一層抑制することができる。
更に、本実施例においては、サイドリップ220の摺動面のうち複数の環状溝222が設けられている領域よりも先端側の部分221は、環状部材700の端面710に対して平面状に接触するように構成されている。従って、この接触部分に泥水等が入り込んでしまうことが抑制され、潤滑剤が外部に流出してしまうことを抑制することができる。
以上のように、本実施例に係る密封装置10によれば、潤滑剤の消耗を抑制することができる。これにより、サイドリップ220の摩耗が抑制されるため、異音発生を抑制することができ、また、密封装置10の耐久性を向上させることが可能となる。
(その他)
本発明の密封装置は、シールリップとサイドリップとを備える各種密封装置に適用可能である。従って、例えば、一つの補強環に対して、シールリップとサイドリップとを一体に備えるシール本体が一体的に設けられている密封装置にも、本発明は適用可能である。
10 密封装置
100 第1密封装置構成部品
110 第1補強環
111 円筒部
112 胴体部
120 シール本体
121 シールリップ
122 ダストリップ
130 ガータスプリング
200 第2密封装置構成部品
210 第2補強環
211 円筒部
212 内向きフランジ部
220 サイドリップ
221 先端側の部分
222 環状溝
223 環状突起
500 軸
600 ハウジング
610 軸孔
700 環状部材
710 端面

Claims (3)

  1. 相対的に回転する軸とハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置において、
    前記軸に対して摺動自在に設けられるシールリップと、
    前記軸に固定された環状部材の端面に対して摺動自在に設けられるサイドリップと、
    を備え、
    前記サイドリップの摺動面となる内周面には潤滑剤が塗布された状態で用いられる密封装置であって、
    前記サイドリップの摺動面には、該サイドリップの先端から離れた位置に複数の環状溝が隣接するように設けられ、かつ隣り合う環状溝の間の環状突起となる部分は、いずれも、その幅方向の中心が最も突出し、当該中心から離れるにつれて突出量が減り、かつ幅方向の中心に対して両側が対称形状となるように構成されると共に、
    前記サイドリップの摺動面のうち前記複数の環状溝が設けられている領域よりも先端側の部分は、前記環状部材の端面に対して平面状に接触するように構成されていることを特徴とする密封装置。
  2. 外力が作用されていない状態において、前記サイドリップの摺動面のうち前記複数の環状溝が設けられている領域を除く部分は、円錐面により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の密封装置。
  3. 相対的に回転する軸とハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置において、
    前記軸に対して摺動自在に設けられるシールリップと、
    前記軸に固定された環状部材の端面に対して摺動自在に設けられるサイドリップと、
    を備え、
    前記サイドリップの摺動面には潤滑剤が塗布された状態で用いられる密封装置であって、
    前記サイドリップの摺動面には、該サイドリップの先端から離れた位置に複数の環状溝が隣接するように設けられ、かつ隣り合う環状溝の間の環状突起となる部分は、いずれも、その幅方向の中心が最も突出し、当該中心から離れるにつれて突出量が減り、かつ幅方向の中心に対して両側が対称形状となるように構成されると共に、
    前記サイドリップの摺動面のうち前記複数の環状溝が設けられている領域よりも先端側の部分は、前記環状部材の端面に対して平面状に接触するように構成されており、
    外力が作用されていない状態において、前記サイドリップの摺動面のうち前記複数の環状溝が設けられている領域を除く部分は、円錐面により構成されていることを特徴とする密封装置。
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