JP7154700B2 - エアゾール容器用吐出具 - Google Patents

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Description

本発明は、エアゾール容器用吐出具に関する。
従来、内容物とともに加圧ガスを収容しておき、ステムを押し下げることで内容物を当該ステムから外部に吐出させるようにしたエアゾール容器が知られている。このようなエアゾール容器としては、1つの容器内に一の内容物を収容するとともに1本のステムを有するシングルタイプのもの、シングルタイプの容器を左右に並べて1組とした二連タイプのものの他、1つの容器内に2種類の内容物を別個に収容するとともにそれぞれの内容物に対応した2本のステムを備えたタイプのものがあるが、何れのタイプのものも、内容物を吐出させる操作を容易にするために、吐出具を装着して使用されるのが一般的である。
エアゾール用スパウトとも呼ばれるエアゾール容器用吐出具としては、ステムに着脱自在に取り付けられるノズルと、エアゾール容器のマウンティングカップに固定されてマウンティングカップを包囲する固定部を備えるとともにノズルの少なくとも一部を覆うカバーと、を有し、カバーに設けられた押下げレバーを押下げ操作することにより、ノズルとともにステムを押し下げて内容物をノズルから外部に向けて吐出させることができるようにしたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2015-009837号公報
しかし、上記従来のエアゾール容器用吐出具では、押下げ操作を受ける押下げレバーの操作部がカバーの固定部の直上に位置する構成であるので、押下げレバーの押下げ操作に要する操作力が大きいという問題点があった。特に、このような所要の押下げ操作力が大きいと、ステムの十分な押下げ量が得られず、例えば内容物が染毛剤である場合などにおいては2本のステムから吐出される第1剤と第2剤との吐出バランスを確保し難い惧れがある。
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、押下げレバーに対する所要の押下げ操作力を低減することができるエアゾール容器用吐出具を提供することにある。
本発明の一態様に係るエアゾール容器用吐出具は、
エアゾール容器のステムに取り付けられるノズルと、
前記ノズルの少なくとも一部を覆うカバーと、を有し、
前記ノズルは、内容物の吐出口を前端に備えた吐出筒を有し、
前記カバーは、
前記エアゾール容器のマウンティングカップに固定されて前記マウンティングカップを包囲する固定部と、
前記マウンティングカップより後方で前記固定部から少なくとも後方に延在するとともに下方から指掛け可能な指掛け部と、
前記指掛け部の直上に配置される操作部を備えるとともに、前記操作部に対する押下げ操作により、前記ステムより前方に位置するヒンジを中心に回動することで前記ノズルを押下げる押下げレバーと、を有し、
前記押下げレバーは、前記操作部が前記指掛け部の直上に配置される閉位置と前記押下げレバーが前記ノズルの直上から離れる開位置との間で回動可能であり、
前記ノズルは、前記カバーと別体に形成され、前記押下げレバーが前記開位置にあるときに前記カバーから取り出し可能であり、
前記カバーは、前記固定部から上方に延在するとともに前記ノズルの両側方の一部を覆う一対の側方カバー部を有し、
前記一対の側方カバー部は、それぞれ、上方及び側方に開放する切欠き部を有し、
前記ノズルは、前記一対の側方カバー部の前記切欠き部に配置される一対の摘み部を有する
本発明に係るエアゾール容器用吐出具は、
前記指掛け部が、
前記固定部から後方に延在する後方延在部と、
前記後方延在部の後部から下方に延在する下方延在部と、を有してもよい。
本発明に係るエアゾール容器用吐出具は、前記ノズルが、前記接続筒と前記吐出筒との間に設けられるとともに前記内容物の流路を開閉可能なベース部を有してもよい。
本発明に係るエアゾール容器用吐出具は、前記押下げレバーの押下げを阻止するロック位置に配置可能なストッパをさらに有してもよく、
前記ストッパが、前記指掛け部と前記操作部とに挟まれることで前記押下げレバーの押下げを阻止するストッパ本体部を有してもよい。
本発明に係るエアゾール容器用吐出具は、前記ストッパが、前記ロック位置において前記ストッパ本体部から前記ノズルの直下と前記固定部の直上とを通って前方に延在するロッドを有してもよい。
本発明に係るエアゾール容器用吐出具は、前記ストッパが、前記ストッパ本体部から延在する塗布体を有してもよい。
本発明に係るエアゾール容器用吐出具は、
前記カバーが、
前記マウンティングカップに固定される固定盤と、
前記固定盤に固定されるカバー本体部材と、
前記カバー本体部材に前記ヒンジを介して取り付けられる押下げレバー部材と、を有してもよい。
本発明に係るエアゾール容器用吐出具は、
前記カバーが、
前記マウンティングカップに固定されるカバー本体部材と、
前記カバー本体部材に前記ヒンジを介して取り付けられる押下げレバー部材と、を有してもよい。
本発明に係るエアゾール容器用吐出具は、前記エアゾール容器が、2本の前記ステムを有してもよい。
本発明によれば、押下げレバーに対する所要の押下げ操作力を低減することができるエアゾール容器用吐出具を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るエアゾール容器用吐出具をエアゾール容器に装着した状態で示す側面視での断面図である。 図1に示すエアゾール容器用吐出具のエアゾール容器に装着された状態における側面図である。 図1に示すエアゾール容器用吐出具の上面図である。 図1に示すエアゾール容器用吐出具のエアゾール容器に装着された状態における正面視での半断面図である。 図1に示すエアゾール容器用吐出具のエアゾール容器に装着された状態における背面図である。 図1に示すノズルを示す図であって、(a)は側面図、(b)は上面図、(c)は正面図である。 図1に示すノズルを成形時の状態で示す図であって、(a)は側面図、(b)は上面図である。 図1に示すストッパを示す図であって、(a)は上面図、(b)は側面図である。 図1に示す状態からストッパを取り外し、押下げレバーを押下げ操作したときの状態を示す断面図である。 (a)は、図1に示す状態から内容物を吐出した後にノズルの洗浄のためにノズルをカバーから取り出すときの状態を示す側面図であり、(b)は、カバーから取り出したノズルを開いて内部の流路を洗浄するときの状態を示す側面図である。 (a)は、本発明の第1実施形態に係るエアゾール容器用吐出具の変形例をエアゾール容器に装着した状態で示す側面図であり、(b)は、(a)に示すストッパの上面図である。 本発明の第2実施形態に係るエアゾール容器用吐出具をエアゾール容器に装着した状態で示す側面視での断面図である。 図12に示すエアゾール容器用吐出具のエアゾール容器に装着された状態における側面図である。 図12に示すエアゾール容器用吐出具のエアゾール容器に装着された状態における正面視での半断面図である。 図12に示すエアゾール容器用吐出具のエアゾール容器に装着された状態における背面図である。 図12に示す状態からストッパを取り外し、押下げレバーを押下げ操作したときの状態を示す断面図である。 図12に示す状態から内容物を吐出した後にノズルの洗浄のためにノズルをカバーから取り出すときの状態を示す側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るエアゾール容器用吐出具について詳細に例示説明する。なお、本明細書、特許請求の範囲及び要約書においては、「前方」とは、ノズルの吐出口が向けられる側(図1における左側)を意味し、「後方」とは、「前方」の反対側を意味し、「側方」とは、前方側から見た場合(正面視)における左右両側を意味し、「上方」とは、エアゾール容器に対してノズルが位置する側(図1における上側)を意味し、「下方」とは、「上方」の反対側を意味するものとする。
図1において、符号1は、本発明の第1実施形態に係るエアゾール容器用吐出具(以下、単に「吐出具」と称す場合もある)を示し、符号2は、吐出具1が取り付けられるエアゾール容器(以下、単に「容器」と称す場合もある)を示す。吐出具1は、固定盤10、カバー本体部材20、押下げレバー部材30、ノズル40及びストッパ50を有している。本実施形態では、固定盤10、カバー本体部材20及び押下げレバー部材30でカバー60が構成されている。固定盤10、カバー本体部材20、押下げレバー部材30、ノズル40及びストッパ50は、それぞれ、例えば、合成樹脂材料による射出成形で形成することができるが、材料及び製法はこれに限られない。
容器2は、例えば金属製や合成樹脂製となる有底筒状の容器本体2aの口部に、金属製のマウンティングカップ2bを、その巻締め部2cにおいて巻き締めして固着したものであり、その内部には2種類の内容物が別個に収容されている。図3に示すように、容器2は、それぞれマウンティングカップ2bの上面視にて略D字形状となる上面から上方に向けて突出する2本のステム2dを備えている。これらの2本のステム2dは、それぞれ容器本体2aの対応する内容物の収容空間に連通しており、容器本体2aに向けて押し下げられると内容物を吐出する。
固定盤10は、図1に示すように、中央部に2本のステム2dを露出させる開口11を有する天壁12を備えている。天壁12の外縁に一体に設けられた内側環状壁13は、マウンティングカップ2bの略D字形状の突起部分の外周面に対応する形状(上面視で略D字形状)となっている。内側環状壁13は、マウンティングカップ2bの突起部分に適合することで、マウンティングカップ2bに対する固定盤10の回転を規制している。なお、マウンティングカップ2bの突起部分の形状は上面視で略D字形状以外の非円形状であってもよく、内側環状壁13の形状もマウンティングカップ2bの突起部分の形状に合わせて変更することができる。
内側環状壁13の下端には径方向外側に向けて延在する上部フランジ14が一体に設けられている。上部フランジ14の下面は、巻締め部2cの上面に当接している。また、上部フランジ14の下面には、巻締め部2cに全周に亘って接する内部環状壁14aが一体に設けられている。内部環状壁14aの内面には係止爪14bが周方向に向けて間欠状に設けられており、係止爪14bがマウンティングカップ2bの巻締め部2cの下端縁部分にアンダーカット係合することで、固定盤10はマウンティングカップ2bに固定されている。なお、係止爪14bは、巻締め部2cの全周に亘って延びる環状の形態としてもよい。
内側環状壁13の外周面には、内側環状壁13の両側方及び後方において上部フランジ14の上面から内側環状壁13の上端まで延在する長方形状の板状をなす縦リブ15が周方向に間隔を空けて複数設けられている。上部フランジ14の外縁には、下方に向けて延在する外側環状壁14cが一体に設けられており、外側環状壁14cの下端からは径方向外側に向けて延在する下部フランジ16が一体に設けられている。下部フランジ16の外縁には、下方に向けて延在する円筒状の外壁17が一体に設けられている。
図2及び図4に示すように、固定盤10の外壁17の外周面における右側部分には、径方向外側に向けて下方に傾斜する上面を有する水平方向に延在する上面視円弧状の係止凸部18が設けられている。係止凸部18の下面は水平に延在している。係止凸部18は、固定盤10の外壁17の左側にも同様にして設けられている。
図1に示すように、固定盤10の外壁17及び下部フランジ16における周方向の適宜の部分には、上下方向に延在する切り欠き19が設けられている。なお、切り欠き19は、周方向に間隔を空けて複数箇所に設けられてもよい。
カバー本体部材20は、図1に示すように、固定盤10に取り付けられている。カバー本体部材20は、外周壁部21、一対の側方カバー部22及び指掛け部23を有している。
外周壁部21は固定盤10に固定された筒状の部分であり、容器2の胴部と同等の径寸法を有しており、外壁17の外側を覆っている。図2及び図4に示すように、外周壁部21の両側部には、それぞれ外周壁部21の一部がU字状のスリット(不図示)により区画されることで径方向に弾性変形によって変位可能な弾性板片21aが設けられている。図2においては一方のみを示すが、それぞれの弾性板片21aには、水平方向に延在するスリット状の係止孔21bが設けられている。
カバー本体部材20は、それぞれの弾性板片21aの下部が固定盤10の外壁17の対応する係止凸部18の上面に押し付けられ、径方向外側に弾性変形して乗り越え、係止孔21bが係止凸部18の下面にアンダーカット係合することにより、固定盤10に固定されている。本実施形態では、カバー本体部材20は、このように固定盤10に一端取り付けられた後は固定盤10から容易に取り外されないように構成されている。しかし、カバー本体部材20は、固定盤10に着脱可能に取り付けられるように構成されてもよい。
図1に示すように、外周壁部21の内周面には、固定盤10の切り欠き19に挿入される上下方向に延在する縦リブ21cが設けられている。また、外周壁部21の上部における前側部分及び後側部分には、それぞれ、径方向内側に水平に延在する上壁部21dが一体に連ねて設けられている。上壁部21dは、固定盤10の天壁12の上面に当接することで固定盤10に対するカバー本体部材20の下降を規制することができる。
図2~図3に示すように、一対の側方カバー部22は、それぞれ外周壁部21の上方に左右両側に分けて一体に連ねて設けられている。ノズル40は、これら一対の側方カバー部22により、その左右の両側方の一部が覆われている。一対の側方カバー部22は、それぞれ、上方及び側方に開放する側面視で凹形状の切欠き部22aを有している。図4に示すように、一対の側方カバー部22は、それぞれ、外周壁部21と略同径の円弧状の外周壁22bと、外周壁22bの左右方向内側で上下方向に延在する内壁22cと、外周壁22b及び内壁22cの凹形状部分を含む上端縁同士を一体に連ねる頂壁22dと、外周壁22b及び内壁22cの前端縁同士を一体に連結する前壁22eと、を有する中空の形態を有している。内壁22cの下端部は、固定盤10の縦リブ15の上面に当接することで固定盤10に対するカバー本体部材20の下降を規制することができる。図2~図3に示すように、一対の側方カバー部22のそれぞれの後端縁部には、その全高に亘る部分から後方に延在する縦リブ状の縦壁22fが一体に連ねられて設けられている。
図1~図4に示すように、一対の側方カバー部22の前壁22eの下端部における左右方向内側部分には、それぞれ、ヒンジ70の軸受け壁71が一体に連ねて設けられている。一対の軸受け壁71は、それぞれ、左右方向に垂直な板状をなしており、左右方向に延在する側面視で円形の貫通孔で構成される軸受け部72を有している。なお、軸受け部72は貫通孔で構成されるものに限られず、例えば凹部で構成されてもよい。
図1~図3及び図5に示すように、カバー本体部材20の外周壁部21の上部における後側部分には、下方から指掛け可能な指掛け部23が一体に連ねて設けられている。指掛け部23は、外周壁部21の上部における後側部分から後方に延在する後方延在部24と、後方延在部24の後部から下方に延在する下方延在部25と、で構成されている。
図3に示すように、後方延在部24は、一対の側壁24aとこれらの下端部同士を一体に連ねる底壁24bとで構成される後面視U字状をなす本体部24cと、本体部24cと外周壁部21の上部における後部とを一体に連ねる前端壁部24dと、で構成されている。前端壁部24dは、外周壁部21の上部における後部から後方に向けて水平に延在する板状をなしており、後方側の上壁部21dの上面に面一に連なる上面を有している。前端壁部24dの左右両側端部には、一対の側方カバー部22の縦壁22fの下端部が一体に連なっている。本体部24cの一対の側壁24aの上面は、前端壁部24dの上面に面一に連なっている。その一方、本体部24cの底壁24bの上面における前端縁部と、前端壁部24dの上面における後端縁部との間には、図1に示すように、前後方向に対して垂直な段差面24eが形成されている。後面視U字状をなす本体部24cは、その前後方向中間部において左右方向の幅が後方に向けて徐々に減少している。
図3に示すように、後方延在部24の本体部24cの後端部において、底壁24bは後方に開放する上面視凹形状の切欠き部を形成している。また、図5に示すように、当該本体部24cの後端部には、当該切欠き部と面一な内面を有する上面視U字形状をなす下方延在部25の本体部25aが一体に連ねて設けられている。下方延在部25の本体部25aは、一対の側壁25bとこれらの前端部同士を一体に連ねる底壁25cとで構成されており、上下方向に亘って同一の左右方向幅を有している。下方延在部25の本体部25aの下端部には、一対の側壁25bと同一の前後方向幅を有するとともに一対の側壁25b同士を一体に連ねる下端壁部25dが一体に連ねて設けられている。このように、下方延在部25は、本体部25aと下端壁部25dとで構成されている。
指掛け部23は、本実施形態では左右対称の形状を有しているが、このような形状に限られない。また、指掛け部23は、本実施形態では後方延在部24と下方延在部25とで構成されているが、このような形状に限られない。
図1に示すように、押下げレバー部材30は、一対の側方カバー部22の間においてヒンジ70から一対の側方カバー部22の上部まで延在する一対の前壁部31を有している。一対の前壁部31の下端部には、それぞれ、左右方向外側に向けて突出するとともに軸受け壁71の軸受け部72に挿入される軸体73が一体に連ねて設けられている。この軸体73と軸受け壁71の軸受け部72とで、ステム2dより前方に位置するヒンジ70が構成されている。押下げレバー部材30は、ヒンジ70を中心として後端部を上下方向に旋回させるように回動することができる。
図1~図4に示すように、一対の前壁部31の上端部には、一対の側方カバー部22の間において後方に延在する上壁32が一体に連ねて設けられている。上壁32の両側部には、それぞれ、一対の側方カバー部22の切欠き部22aを上方から覆う庇部33が一体に連ねて設けられている。上壁32の下面には、一対の押圧用突起34が左右方向に並べて設けられている。上壁32の後部には、指掛け部23の直上に配置される押下げ操作を受ける部分である操作部35が設けられている。操作部35は、上方に開放する凹形状をなしており、押下げ操作を与える指の形状に適合している。
上壁32の両側部における庇部33と操作部35との間の部分には、それぞれ、一対の側方カバー部22の縦壁22fの後端部と係合可能な係合凸部36が設けられている。一対の係合凸部36は、それぞれ、押下げレバー部材30を操作部35が指掛け部23の直上に配置される閉位置(図2参照)と押下げレバー部材30がノズル40の直上から離れる開位置(図10参照)との間でヒンジ70を中心として回動させるときに、縦壁22fの後端部を押下げレバー部材30の弾性変形によって乗り越えることができる。
ノズル40は、図4に示すように、一対の接続筒41を有し、これらの接続筒41は対応するステム2dに嵌合されて接続されている。それぞれの接続筒41が対応するステム2dに接続されることで、ノズル40は容器2のステム2dに着脱可能に取り付けられている。
図6~図7に示すように、接続筒41の上方にはベース部42が一体に設けられている。ベース部42は略楕円形状の箱状となっており、その内部に区画される流路(ベース部内流路)42aを開閉可能に構成されている。ベース部42の底壁には、それぞれの接続筒41に対応した一対の入口孔42bが設けられ、この入口孔42bを通してステム2dから吐出された内容物がベース部内流路42aに流入することができるようになっている。なお、ベース部内流路42aの左右方向の中央部には隔壁42cが設けられ、それぞれのステム2dから流入した2種類の内容物はベース部内流路42aをそれぞれ通過するようになっている。
ベース部42の前方側には吐出筒43が一体に設けられている。吐出筒43は断面が横長のトラック形状となる筒状に形成されており、その内側空間は左右方向の中央部に設けられた隔壁43bによって隔てられるとともにベース部内流路42aに連通されている。吐出筒43の前端は吐出口43aとなっており、それぞれのステム2dからベース部内流路42aに流入した2種類の内容物は、吐出口43aから外部にそれぞれ吐出され、混合される。
ベース部42は、上部ベース部44と下部ベース部45とで構成されている。下部ベース部45の上面には環状のシール筒45aが一体に設けられており、このシール筒45aが上部ベース部44の開口の内周縁に嵌合することでベース部内流路42aを閉塞することができる。なお、下部ベース部45の下面に上記の一対の接続筒41及び一対の入口孔42bが設けられる一方、上部ベース部44の前面に上記の吐出筒43が設けられている。上部ベース部44の上面には、一対の被押圧用突起44aが左右方向に並べて設けられている。一対の被押圧用突起44aは、それぞれ押下げレバー部材30の押圧用突起34からの押圧を受けることができる。
下部ベース部45の下部には、枠体46が一体に連ねて設けられている。枠体46は、下部ベース部45の下部における外周面に全周に亘って一体に連なるとともに水平に延在する底板46aと、底板46aの外周縁部に沿って立設された立板46bと、で構成されている。枠体46の後方部分には、上部ベース部44の後方部分に一体に連なるヒンジ47が一体に連ねて設けられている。枠体46の前方部分には、上部ベース部44の前方部分に設けられた係止片44bと係合可能な係止凸部46cが設けられている。したがって、ベース部42は、係止片44bと係止凸部46cとの係合を解除させ、ヒンジ47を弾性変形させることで、上部ベース部44と下部ベース部45とを分離させてベース部内流路42aを開放することができるようになっている。ベース部内流路42aを外部に開放させることで、使用後に、ノズル40の内部すなわちベース部内流路42a、吐出筒43の内部及び入口孔42bを容易に洗浄することができる。
枠体46の両側部には、それぞれ、摘み部48が一体に連ねて設けられている。一対の摘み部48は、それぞれ、枠体46から上方に延在する縦壁48aと、縦壁48aの上部から左右方向外側に延在する横壁48bと、で構成されている。一対の摘み部48の横壁48bは、図2~図4に示すように、一対の側方カバー部22の切欠き部22aに配置されるようになっている。
図4に示すように、ノズル40の両側面には、それぞれ上下方向に延びる凸リブ状の被案内部49が一体に設けられている。一対の被案内部49は、それぞれ、摘み部48の縦壁48aの上端部から枠体46の立板46bの上下方向中間部まで延在している。一方、一対の側方カバー部22の内壁22cには、それぞれ上下方向に延びる凹溝状の案内部22gが設けられており、ノズル40の被案内部49は、それぞれ対応する案内部22gに係合している。案内部22gの溝幅は被案内部49の幅よりも僅かに広くなっており、案内部22gに係合する被案内部49は案内部22gに案内されて上下方向に滑らかに移動することができる。これにより、ノズル40は、上下方向に延びる凸リブ状の被案内部49が凹溝状の案内部22gにより案内されて、前後方向にブレを生じることなく、上下方向に真っ直ぐに移動することができる。
なお、本実施形態では、ノズル40に凸リブ状の被案内部49を設け、一対の側方カバー部22の内壁22cに凹溝状の案内部22gを設けてこれらを係合させるようにしているが、これに限らず、ノズル40に凹溝状の被案内部49を設け、一対の側方カバー部22の内壁22cに上下方向に延びる凸リブ状の案内部22gを設けてこれらを係合させるようにしてもよい。
図1に示すように、ストッパ50は、押下げレバー部材30の押下げを阻止するロック位置に配置することができる。ストッパ50は、ストッパ50がロック位置にあるときに指掛け部23と操作部35とに挟まれることで押下げレバー部材30の押下げを阻止するストッパ本体部51を有している。図8(a)~(b)に示すように、ストッパ本体部51は、ストッパ50がロック位置にあるときに左右方向に対して垂直な板状をなし、上面が操作部35の下面に接する一方、下面が指掛け部23の上面に接するようになっている。
図1に示すように、ストッパ本体部51の前面における下端部よりやや上方の部分には、ストッパ50がロック位置にあるときに、外周壁部21の後方部分及び後方側の上壁部21dの直上と、ノズル40の一対の接続筒41の間の部分の直下と、外周壁部21の前方部分及び前方側の上壁部21dの直上と、を通って前方に延在するロッド52が一体に連ねて設けられている。ロッド52の後端部とストッパ本体部51の下面との間には、指掛け部23の段差面24eと同等の高さの段部51aが形成されており、ストッパ50がロック位置にあるときに、ストッパ本体部51の段部51aが指掛け部23の段差面24eに接し、ロッド52の下面が外周壁部21の後方部分及び後方側の上壁部21dの上面と外周壁部21の前方部分及び前方側の上壁部21dの上面とに接し、ロッド52の上面がノズル40の下面に接するようになっている。したがって、ストッパ50は、ストッパ本体部51が指掛け部23と操作部35とに挟まれることに加えて、ロッド52がノズル40とカバー60とに挟まれることによっても、押下げレバー部材30の押下げを阻止することができる。また、ロッド52は、ストッパ50がロック位置にあるときに左右方向に扁平な形状を有しており、これにより、ロッド52がノズル40とカバー60とに挟まれた際にストッパ本体部51が左右方向に傾斜するようなストッパ50の回転が生じることを阻止してストッパ機能を確保することができる。
ストッパ50は、ストッパ50がロック位置にある吐出具1のロック状態からストッパ本体部51を摘んで後方に引くことにより、カバー60から引き抜かれ、吐出具1を押下げレバー部材30の押下げが許容されるロック解除状態にすることができる。ロッド52の下面には、ストッパ50がロック位置にあるときに後方側の上壁部21dの前面と係合することでストッパ50の後退を規制する係止突起52aが設けられている。
ストッパ本体部51の後面には、後方に延在する内容物の塗布体53が一体に連ねて設けられている。塗布体53は、複数(本例では4本)の櫛歯で構成されている。
なお、吐出具1は、ストッパ50を備えない構成であってもよい。
図1に示すように、カバー60は、本実施形態では固定盤10、外周壁部21及び上壁部21dで構成されている部分であって、容器2のマウンティングカップ2bに固定されてマウンティングカップ2bを包囲する固定部61を有している。また、カバー60は、本実施形態では押下げレバー部材30で構成されている部分であって、指掛け部23の直上に配置される操作部35を備えるとともに、操作部35に対する押下げ操作により、ステム2dより前方に位置するヒンジ70を中心に回動することでノズル40を押下げる押下げレバー62を有している。
上記構成の吐出具1によれば、図1に示すロック状態からストッパ50を引き抜いてロック解除状態にした後に、指掛け部23に例えば人指し指を掛けながらその直上に位置する操作部35を例えば親指で押下げることで、指掛け部23と操作部35を挟み込む安定した小さな力による操作により、図9に示すように、押下げレバー62を所期した押下げ位置まで確実に押下げることができる。押下げレバー62が押下げ操作されると、押下げレバー62に設けられた押圧用突起34によりノズル40の被押圧用突起44aが下方に向けて押圧されてノズル40は下方に押し下げられる。ノズル40が下方に向けて押し下げられると、一対のステム2dが容器2の内部に向けて押し下げられ、それぞれのステム2dから内容物が吐出される。それぞれのステム2dから吐出された2種類の内容物は、ノズル40のベース部内流路42aを介して吐出筒43に流入し、吐出口43aから外部にそれぞれ吐出され、混合される。
また、本実施形態では、指掛け部23が後方延在部24と下方延在部25とを有しているので、押下げレバー62を押し下げる際に、後方延在部24に指を掛けるだけでなく下方延在部25にも指を掛けることができるため、容易かつ安定した押下げ操作を可能にすることができる。
本実施形態では、押下げレバー62が閉位置と開位置との間で回動可能であり、ノズル40がカバー60と別体に形成され、押下げレバー62が開位置にあるときにカバー60から取り出し可能であるので、図10(a)に示すように、使用後の洗浄時にノズル40のみを取り外して容易に洗浄することができる。
また、本実施形態では、ノズル40は、一対の側方カバー部22の切欠き部22aに配置される一対の摘み部48を有しているので、上記洗浄時に摘み部48を摘まむことで容易にノズル40を取り外すことができる。
また、本実施形態では、ノズル40は、接続筒41と吐出筒43との間に設けられるとともに内容物の流路を開閉可能なベース部42を有しているので、ノズル40を取り外した後に、図10(b)に示すように、ベース部42を開くことで内部の流路を容易に洗浄することができる。
本実施形態では、吐出具1が、図1に示すように、指掛け部23と操作部35とに挟まれることで押下げレバー62の押下げを阻止するストッパ本体部51を備えるストッパ50を有しているので、ストッパ50をロック位置に配置することで確実に押下げレバー62の押下げを阻止することができる。
また、本実施形態では、ストッパ50がロック位置においてストッパ本体部51からノズル40の直下と固定部61の直上とを通って前方に延在するロッド52を有しているので、ロッド52がノズル40と固定部61とに挟まれることによっても押下げレバー62の押下げを阻止することができるため、より確実な押下げレバー62のロックが可能になる。
また、本実施形態では、ストッパ50がストッパ本体部51から延在する塗布体53を有しているので、ストッパ50を引き抜いた後、ロッド52を把持して塗布体53で内容物を塗布することができる。特に内容物が染毛剤である場合には、ストッパ50を部分染め用のブラシとして活用することができる。
本実施形態では、カバー60が固定盤10、カバー本体部材20及び押下げレバー部材と、を有しているので、少ない部品点数でカバー60を構成することができる。また、固定盤10を介した取り付け構造としたことで、複雑な形状であることから取り付け作業が難しいカバー本体部材20を小さな力で容易に取り付けることが可能になる。
2本のステム2dを有する容器2では、それぞれのステム2dから吐出される2種類の内容物を混合して使用される場合が多いが、本実施形態ではこのような2本のステム2dを有する容器2に用いられた場合にも、上述のように、指掛け部23と操作部35を挟み込む安定した小さな力による操作により、押下げレバー62を所期した押下げ位置まで確実に押下げて、2本のステム2dから吐出される内容物の良好な吐出バランスを実現することができる。
なお、吐出具1は、図11(a)~(b)に示す変形例のように、ストッパ50’が塗布体53(図8(a)~(b)参照)を有さない構成としてもよい。このような構成によれば、ストッパ本体部51’の前後方向幅を拡大することが可能となるので、ストッパ50’をロック位置に配置する際やロック位置から引き抜く際などに把持部となるストッパ本体部51’の面積を確保し易くすることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るエアゾール容器用吐出具について、図12~図17を用いて例示説明する。図12に示すように、本実施形態に係るエアゾール容器用吐出具1’は、第1実施形態の場合と比較すると、カバー60’が固定盤10(図1参照)を有していない点で構成が異なっており、その他の点では同様の構成となっている。なお、第1実施形態の場合と同様の構成については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施形態では、カバー60’は、容器2のマウンティングカップ2bに固定されるカバー本体部材20’と、カバー本体部材20’にヒンジ70を介して取り付けられる押下げレバー部材30と、を有している。
図12~図15に示すように、カバー本体部材20’は、外周壁部21’、上壁部21d、固定壁部26、側方カバー部22及び指掛け部23を有している。外周壁部21’は、第1実施形態における外周壁部21と比較すると、弾性板片21a、係止孔21b及び縦リブ21cを有していない点で構成が異なるが、その他の点では同様の構成となっている。
固定壁部26は、外周壁部21’の内周面、上壁部21の下面、及び一対の側方カバー部22の内壁22cの下面に一体に連ねて設けられており、マウンティングカップ2bに取り付けられるようになっている。固定壁部26は、マウンティングカップ2bの上面視略D字形状の突起部分の外周面とマウンティングカップ2bの上面とに適合してマウンティングカップ2bに対する下方及び回転方向へのカバー本体部材20’の移動を規制する複数の規制リブ26aを有している。また、固定壁部26は、巻締め部2cに全周に亘って接する内部筒壁26bを有している。内部筒壁26bの内面には係止爪26cが周方向に向けて間欠状に設けられており、係止爪26cがマウンティングカップ2bの巻締め部2cの下端縁部分にアンダーカット係合することで、カバー本体部材20’はマウンティングカップ2bに固定されている。なお、係止爪26cは、巻締め部2cの全周に亘って延びる環状の形態としてもよい。
このように、本実施形態では、カバー本体部材20’の外周壁部21’、上壁部21d及び固定壁部26で、容器2のマウンティングカップ2bに固定されてマウンティングカップ2bを包囲する固定部61’が構成されている。
上記構成の吐出具1’によれば、第1実施形態の場合と同様に、図12に示すロック状態からストッパ50を引き抜いてロック解除状態にした後に、指掛け部23と操作部35を挟み込む安定した小さな力による操作により、図16に示すように、押下げレバー62を所期した押下げ位置まで確実に押下げ、2本のステム2dから2種類の内容物をバランス良くノズル40を通じて吐出し、混合することができる。また、使用後には図17に示すように、押下げレバー62を開位置に回動させてノズル40のみを取り出し、容易に洗浄することもできる。
また、本実施形態では、カバー60’がカバー本体部材20’と押下げレバー部材30とを有しているので、少ない部品点数でカバー60’を構成することができる。また、カバー本体部材20’を直接マウンティングカップ2bに取り付ける構造としたことで、部品点数の効果的な低減を可能にすることができる。
前述した本実施形態は、本発明の実施形態の一例にすぎず、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
前記の実施形態では、本発明を、2本のステムを有する容器に装着される吐出具に適用した場合を示したが、例えばシングルタイプの容器や二連式タイプの容器に装着される吐出具に本発明を適用してもよい。
1、1’ エアゾール容器用吐出具
2 エアゾール容器
2a 容器本体
2b マウンティングカップ
2c 巻締め部
2d ステム
10 固定盤
11 開口
12 天壁
13 内側環状壁
14 上部フランジ
14a 内部環状壁
14b 係止爪
14c 外側環状壁
15 縦リブ
16 下部フランジ
17 外壁
18 係止凸部
19 切り欠き
20、20’ カバー本体部材
21、21’ 外周壁部
21a 弾性板片
21b 係止孔
21c 縦リブ
21d 上壁部
22 側方カバー部
22a 切欠き部
22b 外周壁
22c 内壁
22d 頂壁
22e 前壁
22f 縦壁
22g 案内部
23 指掛け部
24 後方延在部
24a 側壁
24b 底壁
24c 本体部
24d 前端壁部
24e 段差面
25 下方延在部
25a 本体部
25b 側壁
25c 底壁
25d 下端壁部
26 固定壁部
26a 規制リブ
26b 内部筒壁
26c 係止爪
30 押下げレバー部材
31 前壁部
32 上壁
33 庇部
34 押圧用突起
35 操作部
36 係合凸部
40 ノズル
41 接続筒
42 ベース部
42a ベース部内流路
42b 入口孔
42c 隔壁
43 吐出筒
43a 吐出口
43b 隔壁
44 上部ベース部
44a 被押圧用突起
44b 係止片
45 下部ベース部
45a シール筒
46 枠体
46a 底板
46b 立板
46c 係止凸部
47 ヒンジ
48 摘み部
48a 縦壁
48b 横壁
49 被案内部
50、50’ ストッパ
51、51’ ストッパ本体部
51a 段部
52 ロッド
52a 係止突起
53 塗布体
60、60’ カバー
61、61’ 固定部
62 押下げレバー
70 ヒンジ
71 軸受け壁
72 軸受け部
73 軸体

Claims (9)

  1. エアゾール容器のステムに取り付けられるノズルと、
    前記ノズルの少なくとも一部を覆うカバーと、を有し、
    前記ノズルは、内容物の吐出口を前端に備えた吐出筒を有し、
    前記カバーは、
    前記エアゾール容器のマウンティングカップに固定されて前記マウンティングカップを包囲する固定部と、
    前記マウンティングカップより後方で前記固定部から少なくとも後方に延在するとともに下方から指掛け可能な指掛け部と、
    前記指掛け部の直上に配置される操作部を備えるとともに、前記操作部に対する押下げ操作により、前記ステムより前方に位置するヒンジを中心に回動することで前記ノズルを押下げる押下げレバーと、を有し、
    前記押下げレバーは、前記操作部が前記指掛け部の直上に配置される閉位置と前記押下げレバーが前記ノズルの直上から離れる開位置との間で回動可能であり、
    前記ノズルは、前記カバーと別体に形成され、前記押下げレバーが前記開位置にあるときに前記カバーから取り出し可能であり、
    前記カバーは、前記固定部から上方に延在するとともに前記ノズルの両側方の一部を覆う一対の側方カバー部を有し、
    前記一対の側方カバー部は、それぞれ、上方及び側方に開放する切欠き部を有し、
    前記ノズルは、前記一対の側方カバー部の前記切欠き部に配置される一対の摘み部を有する、
    エアゾール容器用吐出具。
  2. 前記指掛け部は、
    前記固定部から後方に延在する後方延在部と、
    前記後方延在部の後部から下方に延在する下方延在部と、を有する、
    請求項1に記載のエアゾール容器用吐出具。
  3. 前記ノズルは、前記ステムに取り付けられる接続筒と前記吐出筒との間に設けられるとともに前記内容物の流路を開閉可能なベース部を有する、
    請求項1又は2に記載のエアゾール容器用吐出具。
  4. 前記押下げレバーの押下げを阻止するロック位置に配置可能なストッパをさらに有し、
    前記ストッパは、前記指掛け部と前記操作部とに挟まれることで前記押下げレバーの押下げを阻止するストッパ本体部を有する、
    請求項1~の何れか一項に記載のエアゾール容器用吐出具。
  5. 前記ストッパは、前記ロック位置において前記ストッパ本体部から前記ノズルの直下と前記固定部の直上とを通って前方に延在するロッドを有する、
    請求項に記載のエアゾール容器用吐出具。
  6. 前記ストッパは、前記ストッパ本体部から延在する塗布体を有する、
    請求項4又は5に記載のエアゾール容器用吐出具。
  7. 前記カバーは、
    前記マウンティングカップに固定される固定盤と、
    前記固定盤に固定されるカバー本体部材と、
    前記カバー本体部材に前記ヒンジを介して取り付けられる押下げレバー部材と、を有する、
    請求項1~の何れか一項に記載のエアゾール容器用吐出具。
  8. 前記カバーは、
    前記マウンティングカップに固定されるカバー本体部材と、
    前記カバー本体部材に前記ヒンジを介して取り付けられる押下げレバー部材と、を有する、
    請求項1~の何れか一項に記載のエアゾール容器用吐出具。
  9. 前記エアゾール容器は、2本の前記ステムを有する、
    請求項1~の何れか一項に記載のエアゾール容器用吐出具。
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