JP6092003B2 - エアゾール用スパウト - Google Patents

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Description

本発明は、ステムを有するエアゾール容器に用いられるエアゾール用スパウトに関する。
液化ガスあるいは圧縮ガス等の加圧媒体を利用して内容物をステムから放出させるエアゾール容器は、毛染め剤や整髪剤等の化粧分野を始め、医療分野や食品分野等でも用いられている。このようなエアゾール容器に用いられるスパウトとしては、単一のエアゾール容器に装着されて1種類の内容物を吐出させるものの他、2つのエアゾール缶を並べた2連缶タイプのエアゾール容器に装着されて2種類の内容物を同時に吐出させるものなど、種々のものが知られている。
このようなエアゾール容器に収容される内容物には、空気に触れたり別の種類の内容物と混合されたりすることで固化するものがあり、このような内容物を吐出させると、ノズル部の内部に当該内容物が残留してノズル部が目詰まりすることがある。そのため、スパウトをエアゾール容器に着脱自在の構成とし、内容物の吐出後に、スパウトをエアゾール容器から取り外して、そのノズル部の内部を水等で洗浄することができるようにされている。
また、スパウトの残留内容物の洗浄を容易にするために、スパウトの内容物が通る本体内連通路の内部に除去具を設け、この除去具により本体内連通路内の内容物を引き出して除去するようにしたものも知られている(例えば特許文献1)。
特開2008−237693号公報
しかしながら、水による洗浄のみではノズルの内部に残留した内容物を容易に除去することができず、また、上記特許文献1の除去具では、本体内連通路内の内容物を除去することはできるが、本体内連通路から各吐出口に延びる部分に残留する内容物を直接除去することができないので、ノズル部の内部を十分に洗浄することはできないという問題点があった。
本発明は、このような点を解決することを課題とするものであり、その目的は、内容物の吐出後に、ノズル部の内部を容易に洗浄することができるエアゾール用スパウトを提供することにある。
本発明のエアゾール用スパウトは、ステムを有するエアゾール容器に用いられるエアゾール用スパウトであって、筒状に形成されたノズル部と前記ステムに接続される連結部とを備え、前記ステムからの内容物を前記ノズル部の内側に設けた通路を通して吐出口から吐出するスパウト本体を有し、前記ノズル部は両端が開口し、前記通路の前記連結部との連結部分に対して前記吐出口とは反対側の部分はプランジャーにより閉塞されており、前記プランジャーは前記ノズル部の前記吐出口とは反対側の操作側端部から突出する操作片を備え、該操作片の操作により前記吐出口に向けて前記通路内を移動自在であり、該操作片は前記プランジャーの移動方向に対して屈曲可能に形成されていることを特徴とする。
本発明は、上記構成において、前記操作片がヒンジを有し、該ヒンジにおいて屈曲可能であるのが好ましい。
本発明は、上記構成において、前記操作片が前記エアゾール容器の側に向けて屈曲するのが好ましい。
本発明は、上記構成において、前記操作片の屈曲した部分が前記エアゾール容器の外周面に沿って配置されるのが好ましい。
本発明は、上記構成において、前記操作片は、前記プランジャーが前記吐出口に達しても前記ノズル部の前記操作側端部から突出する長さに形成されているのが好ましい。
本発明は、上記構成において、前記ノズル部を押し下げる押下げレバーを備え、前記ノズル部を覆って前記エアゾール容器に装着されるカバー部材を備えているのが好ましい。
本発明では、内容物の吐出後にノズル部の内部を洗浄する際、操作片の操作によりノズル部の内部に配置したプランジャーを吐出口に向けて押し込んで、ノズル部の通路内に残留した内容物を吐出口から押し出すことができるので、ノズル部の内部の洗浄作業を容易にすることができる。また、ノズル部の操作側端部から突出する操作片はプランジャーの移動方向に対して屈曲可能であるので、洗浄時におけるプランジャーのストロークを確保しつつ、洗浄時以外では操作片を邪魔にならない配置としてこのエアゾール用スパウトが装着されたエアゾール容器をコンパクトにすることができるとともに、そのデザイン性を高めることができる。
本発明の一実施の形態であるエアゾール用スパウトが用いられたエアゾール容器の要部を半断面で示す正面図である。 図1に示すエアゾール容器の要部を半断面で示す平面図である。 図2におけるA−A線に沿う断面図である。 図3に示すエアゾール容器の内容物の吐出状態の断面図である。 (a)は図1に示すスパウト本体の平面図であり、(b)は同図(a)に示すB−B線に沿う断面図であり、(c)は同図(a)に示すスパウト本体の要部を半断面で示す正面図である。 (a)は操作片を真っ直ぐな状態としたときのエアゾール用スパウトの断面図であり、(b)はプランジャーを吐出口まで押し込んだ状態のエアゾール用スパウトの断面図である。 本発明の他の実施の形態であるエアゾール用スパウトが用いられたエアゾール容器の要部を半断面で示す正面図である。 図7に示すエアゾール容器の平面図である。 図7におけるC−C線に沿う断面図である。 図9に示すエアゾール容器の内容物の吐出状態の断面図である。 (a)は操作片を真っ直ぐな姿勢としたときのエアゾール用スパウトの断面図であり、(b)はプランジャーを吐出口まで押し込んだ状態のエアゾール用スパウトの断面図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に例示説明する。
図1に示すエアゾール容器1は、2液タイプの毛染め剤や整髪剤等の内容物を収容するために用いられるものであり、2つのエアゾール缶2を有している。各エアゾール缶2は、それぞれ有底円筒状に形成された金属製の缶本体2aの上端に蓋体2bを巻き締め固定した構成となっており、一方のエアゾール缶2には第1の内容物が収容され、他方のエアゾール缶2には第1の内容物とは異なる第2の内容物が収容されている。また、各エアゾール缶2には、それぞれ内容物とともに液化ガスあるいは圧縮ガスが収容されている。各エアゾール缶2はその蓋体2bの上面にステム2cを有し、ステム2cが缶本体2aの内部に向けて押し下げられると、図示しない弁体が開かれて、ガスの圧力により内容物がステム2cから放出される。これらのエアゾール缶2は互いに並列に並べて配置され、蓋体2bの部分において連結具3により互いに連結されている。なお、各エアゾール缶2の缶本体2aの部分をフィルム等でラッピングして束ねるようにしてもよい。このように、本実施の形態では、エアゾール容器1は二連缶タイプに構成され、各エアゾール缶2に設けられた2つのステム2cを有している。
本発明の一実施の形態であるエアゾール用スパウト10は、このようなエアゾール容器1に装着され、各エアゾール缶2から内容物を吐出させるために用いられる。このエアゾール用スパウト10はカバー部材11とスパウト本体12とを有している。
カバー部材11は樹脂製となっており、図2に示すように、平面視でC字形状となる外周壁11aを有する。図1に示すように、外周壁11aには係合孔11bが設けられ、この係合孔11bが連結具3の外周面に設けられた係止爪3aにアンダーカット係合することにより、カバー部材11はエアゾール容器1に着脱自在に装着される。外周壁11aの内側には内側壁11cと底壁11dとで区画された収容室13が設けられ、2つのエアゾール缶2の配列方向に垂直且つ各ステム2cの突出方向に垂直な方向を向く外周壁11aの前面側には収容室13に連なる開口11eが設けられている。また、底壁11dには一対の貫通孔11fが設けられ、これらの貫通孔11fから各エアゾール缶2のステム2cが収容室13内に突出している。
カバー部材11には、その天壁11gの一部が切り欠かれて押下げレバー14が一体に設けられている。図2、図3に示すよう、押下げレバー14は2つのエアゾール缶2の配列方向と平行に延びるヒンジ15により天壁11gに一体に連結され、このヒンジ15を中心としてステム2cに接近・離反する方向に回動することができる。
なお、エアゾール容器1およびエアゾール用スパウト10は左右対称の構成であるので、図1〜図3においては、その要部の一方側のみを半断面として示すが、他方側も同様の構成である。
スパウト本体12は樹脂製となっており、図1〜3および図5に示すように、ノズル部16と連結部17とを有している。ノズル部16は2本のエアゾール缶2の配列方向に向けて延びる細長い開口を有する筒状に形成され、軸方向の両端が開口するとともに、その断面形状は軸方向で一様となっている。また、ノズル部16の内側は通路16aとなっており、この通路16aの一端つまりノズル部16の先端は吐出口16bとなっている。ノズル部16はカバー部材11の収容室13内に配置され、これによりスパウト本体12はカバー部材11により覆われている。
ノズル部16には2つの連結部17が一体に設けられている。これらの連結部17はノズル部16の外周面の軸方向の中間部分から下方に向けて突出しており、一方の連結部17はカバー部材11の底壁11dに設けられた一方の貫通孔11fに挿通されて一方のエアゾール缶2のステム2cに接続され、他方の連結部17はカバー部材11の低壁11dに設けられた他方の貫通孔11fに挿通されて他方のエアゾール缶2のステム2cに接続される。これらの連結部17はそれぞれ円筒状に形成され、その内側に設けられた連結路17aがノズル部16の通路16aに接続(連通)されている。また、各連結部17の先端部における外周面にはそれぞれ抜止め突起17bが設けられ、抜止め突起17bが貫通孔11fの開口縁に係合することにより、スパウト本体12はカバー部材11に保持されている。これにより、カバー部材11とスパウト本体12とをエアゾール容器1から一体に取り外すことができる。
ノズル部16の内部つまり通路16aにはプランジャー20が配置されている。このプランジャー20は例えば樹脂材料によりノズル部16の通路16aに整合した形状に形成され、その外周が全周に亘ってノズル部16の内周面に摺動可能に接している。なお、プランジャー20はその外周面に断面半円形の凸部が一体に設けられた形状となっており、この凸部においてノズル部16の内周面に接触する。プランジャー20は、ノズル部16の通路16aの連結部17との連結部分つまり通路16aに連結路17aが接続(開口)する部分に対して吐出口16bとは反対側の部分に配置され、通路16aを介して連結部17の連結路17aを吐出口16bに連通させるとともに、通路16aの連結部17との連結部分に対して吐出口16bとは反対側の部分を閉塞している。なお、図3に示すように、通路16aの内面には環状の規制突起21が設けられ、この規制突起21により、プランジャー20はその前面が連結路17aの開口に隣接する閉塞位置(図1に示す位置)から、吐出口16bから離れる方向への移動が規制されている。
プランジャー20には、これを押し引き操作するための操作片22が設けられている。操作片22はプランジャー20と同等の幅を有する平板状に形成され、プランジャー20の吐出口16bの側を向く前面とは反対側の背面に一体に設けられている。なお、図示する場合では、操作片22をプランジャー20と一体に形成するようにしているが、操作片22をプランジャー20とは別体に形成し、プランジャー20に固定する構成とすることもできる。操作片22は、そのプランジャー20の背面からの突出寸法がノズル部16の通路16aの一端から他端までの長さよりも長くされており、図3に示すように、プランジャー20が閉塞位置にあるときにはノズル部16の吐出口16bが設けられる端部とは反対側となる操作側端部からその大部分が外部に突出するとともに、プランジャー20がノズル部16の内部を吐出口16bまで移動しても、操作片22の先端がノズル部16の操作側端部から外部に把持できる程度に突出するようにされている。
また、操作片22はプランジャー20の移動方向つまり通路16aの軸方向に対して屈曲することができる構成とされている。本実施の形態においては、操作片22はプランジャー20から延びる基部22aとヒンジ22bを介して基部22aに連結される把持部22cとで構成されている。ヒンジ22bは基部22aと把持部22cとの間を薄肉として形成されており、通路16aの軸方向に対して垂直且つエアゾール缶2の軸方向に垂直な方向に延びている。図3に示すように、プランジャー20が閉塞位置にあるときには、操作片22の把持部22cはヒンジ22bを中心として基部22aに対してエアゾール容器1の側に向けて下方に回動することができ、これにより、操作片22は下方に向けて屈曲した形状とされる。このとき、操作片22の屈曲した部分つまり把持部22cは基部22aに対して直角の姿勢となり、カバー部材11の外周面つまりエアゾール容器1の外周面に沿って配置される。
操作片22の基部22aには補強のためのリブ22dが設けられている。図5(a)、(b)に示すように、このリブ22dの把持部22cの側を向く面には係止突起23が設けられ、操作片22の把持部22cが基部22aと平行な姿勢になると、把持部22cの一部が基部22aと重なるとともに把持部22cの先端が係止突起23に係合して、操作片22は把持部22cが基部22aと平行な姿勢となった真っ直ぐな状態に維持される。操作片22は、真っ直ぐな状態とされることにより通路16a内に挿通可能となる。したがって、操作片22を通路16a内に向けて押し込み操作してプランジャー20を閉塞位置から吐出口16bに向けて通路16a内を移動させることができる。プランジャー20が吐出口16bまで移動しても、操作片22の把持部22cはノズル部16の操作側端部から外部に突出するので、プランジャー20の吐出口16bまでの押し込み操作と閉塞位置にまで引き戻す操作とを、把持部22cを把持して容易に行うことができる。
ノズル部16の上面には、それぞれ連結部17との連結部分の上方に位置して突出片24が一体に設けられ、これらの突出片24の湾曲した上端が押下げレバー14の下面に形成された押下げ片14aに対向している。
図4に示すように、カバー部材11に設けられた押下げレバー14が下方つまりエアゾール容器1の側に向けて押し下げられると、ヒンジ15を中心として回動する押下げレバー14によりスパウト本体12が下方に向けて押し下げられる。スパウト本体12がエアゾール容器1の側に向けて下方に押し下げられると、各ステム2cが対応するエアゾール缶2の内部に向けて押し込まれ、一方のステム2cからの内容物が一方の連結部17を介してノズル部16の通路16aに供給されるとともに、他方のステム2cからの内容物が他方の連結部17を介してノズル部16の通路16aに供給され、これらの内容物がノズル部16の内部で混合されつつ通路16aを通して吐出口16bから外部に吐出される。このように、カバー部材11の押下げレバー14を押下げ操作することにより、ノズル部16の吐出口16bから混合された内容物を吐出することができる。
一方、内容物の吐出後には、エアゾール用スパウト10をエアゾール容器1から取り外して、そのノズル部16を洗浄することができる。ノズル部16の洗浄に際しては、図6(a)に示すように、把持部22cを引き起こして操作片22を真っ直ぐな状態とし、把持部22cを把持して操作片22を通路16aの内部に向けて押し込むことにより、プランジャー20を図6(a)に示す閉塞位置から図6(b)に示す吐出口16bに達する位置にまで移動させて、通路16a内に残留した内容物を吐出口16bから押し出して通路16aから除去することができる。また、操作片22を押し引きしてプランジャー20を通路16a内で往復動させることにより、通路16a内の残留した内容物を効果的に取り除くことができる。このように、操作片22の操作によりノズル部16の通路16a内でプランジャー20を移動させることにより、ノズル部16の洗浄作業を容易に行うことができる。
また、上述のように、操作片22はプランジャー20の移動方向に対して屈曲可能であるので、操作片22を通路16aよりも長く形成して洗浄時におけるプランジャー20のストロークを確保しつつ、洗浄時以外では、操作片22を屈曲させてその把持部22cをエアゾール容器1の外周面に沿って配置させ、つまり操作片22を邪魔にならない配置としてこのエアゾール用スパウト10が装着されたエアゾール容器1をコンパクトにすることができる。また、操作片22を邪魔にならない配置として、このエアゾール容器1のデザイン性を高めることもできる。
次に、図7〜図11に基づいて、本発明の他の実施の形態であるエアゾール用スパウトについて説明する。なお、図7〜図11においては前述する部材に対応する部材には同一の符号を付してある。
図7に示す本発明の他の実施の形態のエアゾール用スパウト30は、1つのエアゾール缶に2つのステムを設け、各ステムに対応した2種類の内容物を当該エアゾール缶に別個に収容するようにしたタイプのエアゾール容器31に用いられるものである。
このエアゾール容器31は、例えば金属製とされる有底円筒状の缶本体31aの上端にマウンティングカップ31bの外縁を巻き締め固定した構成となっている。マウンティングカップ31bの上面には平面視でトラック状となる突起部31cが設けられ、この突起部31cから2つのステム31dが突出している。各ステム31dは缶本体31aに別個に収容されたそれぞれの内容物に対応しており、一方のステム31dが缶本体31aの内部に向けて押し下げられると、ガスの圧力により一方の内容物がステム31dから放出され、他方のステム31dが缶本体31aの内部に向けて押し下げられると、ガスの圧力により他方の内容物がステム31dから放出される。なお、突起部31cの平面視での形状はトラック状に限らず、楕円形状や長方形状であってもよい。
このエアゾール容器31には固定盤32が固定される。固定盤32はマウンティングカップ31bの巻き締め部31eの外周面に係合する円筒状の中段部33を有し、この中段部33に設けられた係止突起33aが巻き締め部31eに係合してマウンティングカップ31bに固定されている。また、中段部33の上方には上段部34が一体に設けられている。この上段部34はマウンティングカップ31bの突起部31cに対応した断面トラック形状の筒状に形成されており、この上段部34が突起部31cに係合することにより、固定盤32がマウンティングカップ31bに対する装着方向が所定の向きに規定される。さらに、中段部33には、缶本体31aよりも僅かに小径の円筒状に形成された下段部35が一体に設けられている。下段部35の外周面には係止爪35aが一体に設けられ、カバー部材11は、その外周壁11aに設けられた係合孔11bが下段部35の係止爪35aに係合することにより、固定盤32に着脱自在に固定される。このように、この実施の形態においては、カバー部材11は固定盤32を介してエアゾール容器31に着脱自在に固定される。なお、本実施の形態では、図8に示すように、缶本体31aが有底の円筒状に形成されるのに合わせて、カバー部材11も平面視で円形に形成される。
また、図9、図10に示すように、カバー部材11の外周壁11aのノズル部16が突出する開口11eが設けられる前面とは反対側を向く背面には、収容室13から下方に向けて延びる収容溝36が設けられ、操作片22の基部22aに対して垂直に屈曲した把持部22cはこの収容溝36の内部に収容されている。収容溝36の下端と把持部22cの先端との間には隙間が設けられ、図10に示すように、内容物を吐出するためにスパウト本体12が押し下げられても、把持部22cの先端が収容溝36の下端に当接しないようにされている。
そして、このような構成のエアゾール用スパウト30も、内容物の吐出後に、固定盤32つまりエアゾール容器31から取り外して洗浄することができるとともに、図11に示すように、洗浄時に、操作片22の把持部22cを収容溝36から引き起こして操作片22を真っ直ぐな状態とし、これを操作することでノズル部16の通路16a内に残留した内容物をプランジャー20により吐出口16bから押し出して、その洗浄を容易にすることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態においては、エアゾール用スパウト10,30はカバー部材11を有した構成とされているが、これに限らず、カバー部材11が設けられず、スパウト本体12を直接押し下げて内容物を吐出させる構成のものとすることもできる。
また、前記実施の形態においては、操作片22のヒンジ22bは薄肉の構成とされているが、これに限らず、例えば基部22aと把持部22cとをピン部材や断面円形の凹凸等で連結する構成とすることもできる。
さらに、操作片22はプランジャー20の移動方向に対して屈曲可能な構成であれば、ヒンジ22b以外の構成により屈曲するものとすることもできる。
さらに、操作片22の屈曲方向は、エアゾール容器1に向けた下方に限らず、例えば上方や側方に向けて屈曲させるなど、任意の方向とすることができる。
さらに、本発明のエアゾール用スパウトは、2つのステムを有するエアゾール容器に限らず、1つのステムのみを有するシングルタイプのものにも適用することができる。
1 エアゾール容器
2 エアゾール缶
2a 缶本体
2b 蓋体
2c ステム
3 連結具
3a 係止爪
10 エアゾール用スパウト
11 カバー部材
11a 外周壁
11b 係合孔
11c 内側壁
11d 底壁
11e 開口
11f 貫通孔
11g 天壁
12 スパウト本体
13 収容室
14 押下げレバー
14a 押下げ片
15 ヒンジ
16 ノズル部
16a 通路
16b 吐出口
17 連結部
17a 連結路
17b 抜止め突起
20 プランジャー
21 規制突起
22 操作片
22a 基部
22b ヒンジ
22c 把持部
22d リブ
23 係止突起
24 突出片
30 エアゾール用スパウト
31 エアゾール容器
31a 缶本体
31b マウンティングカップ
31c 突起部
31d ステム
31e 巻き締め部
32 固定盤
33 中段部
33a 係止突起
34 上段部
35 下段部
35a 係止爪
36 収容溝

Claims (6)

  1. ステムを有するエアゾール容器に用いられるエアゾール用スパウトであって、
    筒状に形成されたノズル部と前記ステムに接続される連結部とを備え、前記ステムからの内容物を前記ノズル部の内側に設けた通路を通して吐出口から吐出するスパウト本体を有し、
    前記ノズル部は両端が開口し、前記通路の前記連結部との連結部分に対して前記吐出口とは反対側の部分はプランジャーにより閉塞されており、
    前記プランジャーは前記ノズル部の前記吐出口とは反対側の操作側端部から突出する操作片を備え、該操作片の操作により前記吐出口に向けて前記通路内を移動自在であり、
    該操作片は前記プランジャーの移動方向に対して屈曲可能に形成されていることを特徴とするエアゾール用スパウト。
  2. 前記操作片がヒンジを有し、該ヒンジにおいて屈曲可能である請求項1に記載のエアゾール用スパウト。
  3. 前記操作片が前記エアゾール容器の側に向けて屈曲する請求項1または2に記載のエアゾール用スパウト。
  4. 前記操作片の屈曲した部分が前記エアゾール容器の外周面に沿って配置される請求項3に記載のエアゾール用スパウト。
  5. 前記操作片は、前記プランジャーが前記吐出口に達しても前記ノズル部の前記操作側端部から突出する長さに形成されている請求項1〜4の何れか1項に記載のエアゾール用スパウト。
  6. 前記ノズル部を押し下げる押下げレバーを備え、前記ノズル部を覆って前記エアゾール容器に装着されるカバー部材を備えている請求項1〜5の何れか1項に記載のエアゾール用スパウト。
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